JPH08226511A - 時計の回転伝達機構及び携帯時計 - Google Patents
時計の回転伝達機構及び携帯時計Info
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- JPH08226511A JPH08226511A JP3102595A JP3102595A JPH08226511A JP H08226511 A JPH08226511 A JP H08226511A JP 3102595 A JP3102595 A JP 3102595A JP 3102595 A JP3102595 A JP 3102595A JP H08226511 A JPH08226511 A JP H08226511A
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Landscapes
- Electromechanical Clocks (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】時計に搭載した回転錘の回転伝達において、ト
ルク変動、伝達ロスが小さくでき、増速比が大きくと
れ、専用の衝撃吸収機構が不要な回転伝達機構を提供す
ること。 【構成】回転錘12の回転運動を中間車14に伝達する
のに、磁石50、51による磁気結合を用いる機構を採
用する。回転錘12に連動する回転錘車13の回転運動
は磁石50、51を介して中間車14の中間車端部14
aに伝達される。この回転力は発電ロータ15に伝えら
れたのち発電コイル17にて電流が生じ二次電池1に充
電される。また、回転錘車13と中間車端部14aとで
磁気遮蔽機構を構成し、ステップモータのロータ5、ス
テータ4、コイルブロック3などへの磁気的な影響を抑
止する。
ルク変動、伝達ロスが小さくでき、増速比が大きくと
れ、専用の衝撃吸収機構が不要な回転伝達機構を提供す
ること。 【構成】回転錘12の回転運動を中間車14に伝達する
のに、磁石50、51による磁気結合を用いる機構を採
用する。回転錘12に連動する回転錘車13の回転運動
は磁石50、51を介して中間車14の中間車端部14
aに伝達される。この回転力は発電ロータ15に伝えら
れたのち発電コイル17にて電流が生じ二次電池1に充
電される。また、回転錘車13と中間車端部14aとで
磁気遮蔽機構を構成し、ステップモータのロータ5、ス
テータ4、コイルブロック3などへの磁気的な影響を抑
止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時計における回転力の
伝達機構に関し、特に磁気力を用いた伝達機構に関する
ものである。
伝達機構に関し、特に磁気力を用いた伝達機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】時計に用いられる回転伝達機構はそのほ
とんどが歯車どうしのかみ合いである。例として、特開
昭52−82478号公報記載のステップモータを搭載
した一般の水晶時計をベースに腕の動きで発電する発電
機構を搭載した時計について、図7の発電機構部断面図
に沿って説明する。
とんどが歯車どうしのかみ合いである。例として、特開
昭52−82478号公報記載のステップモータを搭載
した一般の水晶時計をベースに腕の動きで発電する発電
機構を搭載した時計について、図7の発電機構部断面図
に沿って説明する。
【0003】図7において、12は時計の姿勢変化によ
り回転する片重りの回転錘であって、連動する回転錘車
33とともに、回転軸であるところのボールベアリング
21の内輪21aに止めねじ22で固定されている。中
間車34はかな部34aが回転錘車33と噛み合い、歯
車部34bが永久磁石15bを持つ発電ロータ15のか
な部15aと噛み合い、回転を伝達している。回転錘1
2の回転は発電ロータ15へ約100倍に増速されてい
る。中間車34の歯車部34bは本体部34dとガタで
案内され、押さえばね23によりばね力を持って固定さ
れている。発電ロータ15の回転によって磁束が発電ス
テータ16を介して発電コイル17を鎖交し発電する。
そして、発電電流は二次電源に充電される。発電ステー
タ16と発電コイル17は止めねじ18により時計体の
ベースとなる地板19に固定されている。また、中間車
34と発電ロータ15は、上下のほぞ部をそれぞれ回転
錘受20に固定された軸受部材20a、20bと、地板
19に固定された軸受部材19a、19bにより、軸支
されている。ボールべリング21の外輪21bは、回転
錘受20にカシメ固定され、回転錘受20は他の部分で
地板19とねじ固定されている。
り回転する片重りの回転錘であって、連動する回転錘車
33とともに、回転軸であるところのボールベアリング
21の内輪21aに止めねじ22で固定されている。中
間車34はかな部34aが回転錘車33と噛み合い、歯
車部34bが永久磁石15bを持つ発電ロータ15のか
な部15aと噛み合い、回転を伝達している。回転錘1
2の回転は発電ロータ15へ約100倍に増速されてい
る。中間車34の歯車部34bは本体部34dとガタで
案内され、押さえばね23によりばね力を持って固定さ
れている。発電ロータ15の回転によって磁束が発電ス
テータ16を介して発電コイル17を鎖交し発電する。
そして、発電電流は二次電源に充電される。発電ステー
タ16と発電コイル17は止めねじ18により時計体の
ベースとなる地板19に固定されている。また、中間車
34と発電ロータ15は、上下のほぞ部をそれぞれ回転
錘受20に固定された軸受部材20a、20bと、地板
19に固定された軸受部材19a、19bにより、軸支
されている。ボールべリング21の外輪21bは、回転
錘受20にカシメ固定され、回転錘受20は他の部分で
地板19とねじ固定されている。
【0004】また、磁石を使った一般的な回転伝達機構
として特開昭61−153048号公報が提案されてい
る。これは、主動軸と従動軸に設けられた円板状の磁性
体の間に断面円形の磁石を吸着させ、その磁力で回転伝
達させるものである。狙いとしては、従来ベルトドライ
ブやリムドライブで駆動していたプレーヤーの回転テー
ブル等を、磁石で置き換えることにより、トルク変動が
少なく小型でかつ大きな減速比の確保を可能にすること
である。
として特開昭61−153048号公報が提案されてい
る。これは、主動軸と従動軸に設けられた円板状の磁性
体の間に断面円形の磁石を吸着させ、その磁力で回転伝
達させるものである。狙いとしては、従来ベルトドライ
ブやリムドライブで駆動していたプレーヤーの回転テー
ブル等を、磁石で置き換えることにより、トルク変動が
少なく小型でかつ大きな減速比の確保を可能にすること
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した回転伝達機構
のうち、特開昭52−82478号公報に記載されてい
るような発電輪列に関しては次のような課題がある。
のうち、特開昭52−82478号公報に記載されてい
るような発電輪列に関しては次のような課題がある。
【0006】携帯時計においては、発電性能を確保する
ために、回転錘12の回転を発電ロータ15まで約10
0倍に増速する必要がある。これを2段の噛み合いで行
うには、1段当たり10倍近くの大きな増速比が必要と
なる。そのためには、かなの歯数をできるだけ少なくす
ることが、小型化のポイントとなる。しかし、歯車とか
なの場合、かなの歯数は噛み合いの関係から一般的に6
枚以上必要になる。かつ、回転錘12の力を伝達するた
めには、その力に耐えるだけの歯形強度が必要であり、
小型化には限界がある。さらに前述の場合、中間車34
のかな部34aが別体になっており、軸部34cを本体
部分に打ち込んであるので、かなの歯底径がその分だけ
大きくなり、歯形全体も大きくなってしまう。
ために、回転錘12の回転を発電ロータ15まで約10
0倍に増速する必要がある。これを2段の噛み合いで行
うには、1段当たり10倍近くの大きな増速比が必要と
なる。そのためには、かなの歯数をできるだけ少なくす
ることが、小型化のポイントとなる。しかし、歯車とか
なの場合、かなの歯数は噛み合いの関係から一般的に6
枚以上必要になる。かつ、回転錘12の力を伝達するた
めには、その力に耐えるだけの歯形強度が必要であり、
小型化には限界がある。さらに前述の場合、中間車34
のかな部34aが別体になっており、軸部34cを本体
部分に打ち込んであるので、かなの歯底径がその分だけ
大きくなり、歯形全体も大きくなってしまう。
【0007】伝達性能に関しても歯車とかなの噛み合い
の場合、必ずトルク変動が発生してしまい伝達効率の低
下となる。特に増速比が大きなかみ合いの場合、この変
動が大きくなるとともに、中心距離のばらつきにも弱く
なる。
の場合、必ずトルク変動が発生してしまい伝達効率の低
下となる。特に増速比が大きなかみ合いの場合、この変
動が大きくなるとともに、中心距離のばらつきにも弱く
なる。
【0008】また、回転錘12が急激に回転したとき
に、伝達輪列が慣性などにより回転に追従できず輪列の
一部が破損しないように、中間車34には衝撃吸収用の
スリップ機構を設ける必要があり、コスト、スペース面
で不利になっている。
に、伝達輪列が慣性などにより回転に追従できず輪列の
一部が破損しないように、中間車34には衝撃吸収用の
スリップ機構を設ける必要があり、コスト、スペース面
で不利になっている。
【0009】次に、特開昭61−153048号公報に
記載されているような磁石を使った方式に関しては、伝
達機構として前述の利点を持っているが、大型機器への
利用が一般的であり携帯時計のような小型機器へ使用す
るという提案はされていない。なぜならば、現在主流の
携帯用クオーツ時計のモータは、他の磁界により性能が
影響される特性を持っているからである。すなわち、モ
ータのような磁気力を用いた部材の近傍に磁石を用いた
機構を設置するということは、この磁石の磁力によりモ
ータの動作に悪影響を及ぼすことになり、時計としての
機能を阻害するからである。このため、従来は携帯時計
のような小型の時計に磁石を用いた伝達機構を採用する
ことは不適とされていた。
記載されているような磁石を使った方式に関しては、伝
達機構として前述の利点を持っているが、大型機器への
利用が一般的であり携帯時計のような小型機器へ使用す
るという提案はされていない。なぜならば、現在主流の
携帯用クオーツ時計のモータは、他の磁界により性能が
影響される特性を持っているからである。すなわち、モ
ータのような磁気力を用いた部材の近傍に磁石を用いた
機構を設置するということは、この磁石の磁力によりモ
ータの動作に悪影響を及ぼすことになり、時計としての
機能を阻害するからである。このため、従来は携帯時計
のような小型の時計に磁石を用いた伝達機構を採用する
ことは不適とされていた。
【0010】また、時刻を刻むにはモータの回転角を正
確に伝える必要があり、そのためには歯車での伝達が最
適であると、当然のごとく考えられていた。
確に伝える必要があり、そのためには歯車での伝達が最
適であると、当然のごとく考えられていた。
【0011】そこで、本発明は従来時計には不適とされ
ていた磁石を採用することで、小型でありながら大きな
増速比を確保でき、トルク変動の少ない回転伝達を可能
にし、かつ衝撃吸収機構を兼ね備えると共に、磁気力を
利用するモータなどの他の部材に対して磁気的に悪影響
を及ぼすことのない時計の回転伝達機構を提供すること
を目的とする。
ていた磁石を採用することで、小型でありながら大きな
増速比を確保でき、トルク変動の少ない回転伝達を可能
にし、かつ衝撃吸収機構を兼ね備えると共に、磁気力を
利用するモータなどの他の部材に対して磁気的に悪影響
を及ぼすことのない時計の回転伝達機構を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の時計の回転伝達
機構は、磁性体で形成された円筒部を持つ第1、第2の
2つの回転部材と、少なくとも1個の円筒形磁石を有
し、この円筒形磁石を両方の回転部材の円筒部外周と磁
力により吸着させ、円筒形磁石の吸着力により一方の回
転部材の回転を他方の回転部材に伝達すると共に、磁気
力を用いる他の部材に対する円筒形磁石の磁力による影
響を抑止する磁気遮蔽機構を有することを特徴とする。
機構は、磁性体で形成された円筒部を持つ第1、第2の
2つの回転部材と、少なくとも1個の円筒形磁石を有
し、この円筒形磁石を両方の回転部材の円筒部外周と磁
力により吸着させ、円筒形磁石の吸着力により一方の回
転部材の回転を他方の回転部材に伝達すると共に、磁気
力を用いる他の部材に対する円筒形磁石の磁力による影
響を抑止する磁気遮蔽機構を有することを特徴とする。
【0013】この場合、回転部材を円筒部どうしが重な
らないように支持部材で軸支すると共に、2つの円筒形
磁石を用い、1つめの円筒形磁石を両方の回転部材の円
筒部外周と一方の側で磁力により吸着させ、2つめの円
筒形磁石を他方の側で吸着させ、この吸着力により第1
の回転部材の両方向回転を第2の回転部材に伝達するご
とく構成することが望ましい。
らないように支持部材で軸支すると共に、2つの円筒形
磁石を用い、1つめの円筒形磁石を両方の回転部材の円
筒部外周と一方の側で磁力により吸着させ、2つめの円
筒形磁石を他方の側で吸着させ、この吸着力により第1
の回転部材の両方向回転を第2の回転部材に伝達するご
とく構成することが望ましい。
【0014】あるいは、第2の回転部材に円筒形磁石を
有し、第1の回転部材の円筒部外周と第2の回転部材の
円筒形磁石外周を接触させて支持部材で軸支し、第1の
回転部材の円筒部と第2の回転部材の磁石の磁力による
吸着力により第1の回転部材の回転運動を第2の回転部
材に伝達するごとく構成することが望ましい。
有し、第1の回転部材の円筒部外周と第2の回転部材の
円筒形磁石外周を接触させて支持部材で軸支し、第1の
回転部材の円筒部と第2の回転部材の磁石の磁力による
吸着力により第1の回転部材の回転運動を第2の回転部
材に伝達するごとく構成することが望ましい。
【0015】また、このような時計の回転伝達機構を、
重心と回転中心が偏心した回転錘の回転を伝達する伝達
機構として搭載して携帯時計を構成することが好まし
い。
重心と回転中心が偏心した回転錘の回転を伝達する伝達
機構として搭載して携帯時計を構成することが好まし
い。
【0016】
【作用】本発明の時計の伝達機構は、磁石を用いて回転
力を伝達すると共に、磁気力を用いる他の部材(特にス
テップモータ)へ磁気的な影響を及ぼさないように構成
したものである。すなわち、請求項1記載の発明のよう
に、2つの回転部材(第1の回転部材、第2の回転部
材)との間を少なくとも1個の円筒形の回転可能な磁石
を介して動力結合(回転力の伝達のための結合)すると
共に、この磁石の有する磁気力が磁気力を用いる他の機
構に影響しないような磁気遮蔽機構を備えたものであ
る。ここでいう磁気遮蔽機構は、磁気力を用いる他の部
材の動作に悪影響を及ぼさない程度の遮蔽性が必要であ
り、必ずしも磁気的に密閉させる必要はない。この磁石
と磁気力を用いる他の機構との間の距離をできるだけ確
保することがもっとも望ましい磁気遮蔽の方法である
が、本発明者らの実験によれば、携帯時計のような小型
の機器の場合は磁気遮蔽のための十分な距離を確保する
ことが難しいことが判明した。そこで、磁石の周囲に物
理的な磁気遮蔽機構を設けることで上記課題の解決を図
ったものである。また、磁石を用いた回転伝達機構とし
たので、歯車同士のかみあいで生じるような数々の不具
合も改善することができるものである。
力を伝達すると共に、磁気力を用いる他の部材(特にス
テップモータ)へ磁気的な影響を及ぼさないように構成
したものである。すなわち、請求項1記載の発明のよう
に、2つの回転部材(第1の回転部材、第2の回転部
材)との間を少なくとも1個の円筒形の回転可能な磁石
を介して動力結合(回転力の伝達のための結合)すると
共に、この磁石の有する磁気力が磁気力を用いる他の機
構に影響しないような磁気遮蔽機構を備えたものであ
る。ここでいう磁気遮蔽機構は、磁気力を用いる他の部
材の動作に悪影響を及ぼさない程度の遮蔽性が必要であ
り、必ずしも磁気的に密閉させる必要はない。この磁石
と磁気力を用いる他の機構との間の距離をできるだけ確
保することがもっとも望ましい磁気遮蔽の方法である
が、本発明者らの実験によれば、携帯時計のような小型
の機器の場合は磁気遮蔽のための十分な距離を確保する
ことが難しいことが判明した。そこで、磁石の周囲に物
理的な磁気遮蔽機構を設けることで上記課題の解決を図
ったものである。また、磁石を用いた回転伝達機構とし
たので、歯車同士のかみあいで生じるような数々の不具
合も改善することができるものである。
【0017】請求項2、3記載の発明は、上述した回転
力伝達用の円筒形磁石の好ましい形態について述べたも
のである。
力伝達用の円筒形磁石の好ましい形態について述べたも
のである。
【0018】請求項2記載の発明は、第1、第2の2つ
の磁石を用いて、第1の回転部材の一方向の回転だけで
はなく、両方向の回転運動についても効果的に第2の回
転部材に伝達しようとするものである。すなわち、磁石
が第2の回転部材に引きつけられる方向と、第1の回転
部材が回転する方向とが合致する場合に、回転力が有効
に伝達しやすいので、第1の回転部材のそれぞれの回転
方向に対応して磁石を2つ配置することで、効果的な回
転力の伝達を図ったものである。
の磁石を用いて、第1の回転部材の一方向の回転だけで
はなく、両方向の回転運動についても効果的に第2の回
転部材に伝達しようとするものである。すなわち、磁石
が第2の回転部材に引きつけられる方向と、第1の回転
部材が回転する方向とが合致する場合に、回転力が有効
に伝達しやすいので、第1の回転部材のそれぞれの回転
方向に対応して磁石を2つ配置することで、効果的な回
転力の伝達を図ったものである。
【0019】請求項3記載の発明は、第2の回転部材に
磁石を組み込むように配置したものである。この場合
は、第1の回転部材と第2の回転部材との間のスペース
を減らすことができると共に、部品点数の削減にもつな
がるものである。また、第1の回転部材の回転方向によ
らず安定して回転力を伝達することが可能となるので、
1個の磁石を用いればよい。
磁石を組み込むように配置したものである。この場合
は、第1の回転部材と第2の回転部材との間のスペース
を減らすことができると共に、部品点数の削減にもつな
がるものである。また、第1の回転部材の回転方向によ
らず安定して回転力を伝達することが可能となるので、
1個の磁石を用いればよい。
【0020】請求項4記載の発明は、上述した回転伝達
機構を、携帯時計における回転錘の回転伝達に適用した
ものである。この回転錘は、携帯時計を駆動するための
電力を得るための発電機構のエネルギー源として活用す
るものであって、その回転方向は任意であると共に、不
規則でかつ突発的な回転運動を行うことを特徴としてい
る。さらに、十分な発電電力を得るために、回転錘の回
転運動をかなりの比率で増速させることも特徴としてい
る。本発明は、通常用いられる歯車による回転伝達機構
が有する回転伝達における固有の欠点(歯形形状の小型
化が困難、トルク変動、衝撃吸収用スリップ機構が必
要)を一挙に解決するものであって、特殊な回転運動を
行う回転錘の回転力の伝達に対しては特に好適な機構で
ある。
機構を、携帯時計における回転錘の回転伝達に適用した
ものである。この回転錘は、携帯時計を駆動するための
電力を得るための発電機構のエネルギー源として活用す
るものであって、その回転方向は任意であると共に、不
規則でかつ突発的な回転運動を行うことを特徴としてい
る。さらに、十分な発電電力を得るために、回転錘の回
転運動をかなりの比率で増速させることも特徴としてい
る。本発明は、通常用いられる歯車による回転伝達機構
が有する回転伝達における固有の欠点(歯形形状の小型
化が困難、トルク変動、衝撃吸収用スリップ機構が必
要)を一挙に解決するものであって、特殊な回転運動を
行う回転錘の回転力の伝達に対しては特に好適な機構で
ある。
【0021】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0022】〔実施例1〕図1は本発明の第1実施例を
示す平面図、図2はその断面図、図3、図4はその要部
断面図を示している。まず、本発明の回転伝達機構を用
いた携帯時計の主要部の全体的な構成について説明す
る。
示す平面図、図2はその断面図、図3、図4はその要部
断面図を示している。まず、本発明の回転伝達機構を用
いた携帯時計の主要部の全体的な構成について説明す
る。
【0023】図1、図2において、1は充電可能な二次
電源(大容量のコンデンサ)、2は外部操作部材である
巻真、3はステップモータを構成するコイルブロック、
4はステータ、5はロータ、6は五番車、7は秒針を取
り付ける四番車、8は三番車、9は日の裏車、10は小
鉄車、11はつづみ車を示す。以上が時計の針を駆動す
るための主要な構成部材である。
電源(大容量のコンデンサ)、2は外部操作部材である
巻真、3はステップモータを構成するコイルブロック、
4はステータ、5はロータ、6は五番車、7は秒針を取
り付ける四番車、8は三番車、9は日の裏車、10は小
鉄車、11はつづみ車を示す。以上が時計の針を駆動す
るための主要な構成部材である。
【0024】次に、二次電源1に対して発電した電力を
供給するための発電機構の構成について説明する。この
発電機構の部品として、12は時計の姿勢変化により回
転する重心と回転中心が偏心した片重りの回転錘、13
は回転錘12の回転に連動する磁性体よりなる回転錘
車、50、51は該回転錘車12の外周と磁力によって
吸着する円筒形の磁石、14は同じく磁石50、51と
磁性体よりなる端部14aと磁力によって吸着する中間
車を示す。中間車14は歯車部14bを持ち、永久磁石
15bを持つ発電ロータ15のかな部15aと噛み合っ
ている。16は発電ステータ、17は発電コイルを示
し、止めねじ18により時計体のベースとなる地板19
に固定されている。中間車14と発電ロータ15は、上
下のほぞ部をそれぞれ回転錘受20に固定された軸受部
材20a、20bと、地板19に固定された軸受部材1
9a、19bからなる支持部材により軸支されている。
回転錘12と回転錘車13は、支持部材であるボールベ
アリング21の内輪21aに案内され、止めねじ22に
より固定されている。又、ボールべリング21の外輪2
1bは、回転錘受20にカシメ固定され、回転錘受20
は他の部分で地板19とねじ固定されている。
供給するための発電機構の構成について説明する。この
発電機構の部品として、12は時計の姿勢変化により回
転する重心と回転中心が偏心した片重りの回転錘、13
は回転錘12の回転に連動する磁性体よりなる回転錘
車、50、51は該回転錘車12の外周と磁力によって
吸着する円筒形の磁石、14は同じく磁石50、51と
磁性体よりなる端部14aと磁力によって吸着する中間
車を示す。中間車14は歯車部14bを持ち、永久磁石
15bを持つ発電ロータ15のかな部15aと噛み合っ
ている。16は発電ステータ、17は発電コイルを示
し、止めねじ18により時計体のベースとなる地板19
に固定されている。中間車14と発電ロータ15は、上
下のほぞ部をそれぞれ回転錘受20に固定された軸受部
材20a、20bと、地板19に固定された軸受部材1
9a、19bからなる支持部材により軸支されている。
回転錘12と回転錘車13は、支持部材であるボールベ
アリング21の内輪21aに案内され、止めねじ22に
より固定されている。又、ボールべリング21の外輪2
1bは、回転錘受20にカシメ固定され、回転錘受20
は他の部分で地板19とねじ固定されている。
【0025】次に、時計部の動作について説明する。コ
イルブロック3には、図示しない回路から毎秒ごとにス
テップモータ駆動信号が出力され、それにともないロー
タ5は180°ごと回転する。その回転は五番車6を介
して1/30に減速され秒車であるところの四番車7に
伝えられる。さらにその回転は三番車を介して1/60
に減速され分車(図示せず)へ、さらに日の裏車9を介
して1/12に減速され時車(図示せず)へ伝達され
る。
イルブロック3には、図示しない回路から毎秒ごとにス
テップモータ駆動信号が出力され、それにともないロー
タ5は180°ごと回転する。その回転は五番車6を介
して1/30に減速され秒車であるところの四番車7に
伝えられる。さらにその回転は三番車を介して1/60
に減速され分車(図示せず)へ、さらに日の裏車9を介
して1/12に減速され時車(図示せず)へ伝達され
る。
【0026】一方、発電機構の動作に関しては、まず携
帯時計をはめている腕が動くと回転錘12が回転し、そ
れに連動して回転錘車13が回転する。その回転は磁力
によって吸着している磁石50、51を介して中間車1
4及び発電ロータ15へ伝達される。この輪列は増速輪
列になっており、回転錘12が1回転すると、発電ロー
タ15は約100回転する。すると、発電ロータ15の
磁石15bから発生する磁束が発電ステータ16を経由
して発電コイル17に流れ込み、電磁誘導作用によりコ
イルに発電電流が発生する。これを、ダイオードなどで
整流し二次電源1へ充電する。これを電源として時計駆
動回路を動かし、前述したステップモータを駆動してい
る。次に回転錘車13から中間車14へ磁石50、51
を介して回転伝達する部分に関し、図3に沿って詳細に
説明する。
帯時計をはめている腕が動くと回転錘12が回転し、そ
れに連動して回転錘車13が回転する。その回転は磁力
によって吸着している磁石50、51を介して中間車1
4及び発電ロータ15へ伝達される。この輪列は増速輪
列になっており、回転錘12が1回転すると、発電ロー
タ15は約100回転する。すると、発電ロータ15の
磁石15bから発生する磁束が発電ステータ16を経由
して発電コイル17に流れ込み、電磁誘導作用によりコ
イルに発電電流が発生する。これを、ダイオードなどで
整流し二次電源1へ充電する。これを電源として時計駆
動回路を動かし、前述したステップモータを駆動してい
る。次に回転錘車13から中間車14へ磁石50、51
を介して回転伝達する部分に関し、図3に沿って詳細に
説明する。
【0027】円筒形の磁石50、51は上下方向に着磁
されているので、磁石から発する磁束は矢印方向に閉じ
ている。回転錘車13と中間車端部14aは磁石厚みと
ほぼ同じかそれ以上の厚みになっているので、磁石から
の磁束のほとんどが他へ漏れないようになっている。す
なわち、これらの回転錘車13と中間車端部14aとで
磁気遮蔽機構を構成している。この磁気遮蔽機構によっ
て、特にステップモータの回転駆動に対する悪影響を抑
止することができる。なお、回転錘車13は、すべてが
磁性体で構成されていなくとも、磁石50、51との吸
着部のみが磁性体になっていても問題ない。
されているので、磁石から発する磁束は矢印方向に閉じ
ている。回転錘車13と中間車端部14aは磁石厚みと
ほぼ同じかそれ以上の厚みになっているので、磁石から
の磁束のほとんどが他へ漏れないようになっている。す
なわち、これらの回転錘車13と中間車端部14aとで
磁気遮蔽機構を構成している。この磁気遮蔽機構によっ
て、特にステップモータの回転駆動に対する悪影響を抑
止することができる。なお、回転錘車13は、すべてが
磁性体で構成されていなくとも、磁石50、51との吸
着部のみが磁性体になっていても問題ない。
【0028】増速比率は回転錘車13の外径と中間車端
部14aの外径比率で決定される。従来の図7に示す例
では、歯車の噛み合いであるので中間車のかな34aの
外径はある程度大きくなってしまうが、本例では歯形が
ないので径を細くすることができる。これにより、従来
より大きな増速比をとることが可能となる。
部14aの外径比率で決定される。従来の図7に示す例
では、歯車の噛み合いであるので中間車のかな34aの
外径はある程度大きくなってしまうが、本例では歯形が
ないので径を細くすることができる。これにより、従来
より大きな増速比をとることが可能となる。
【0029】これにより、中間車14の上ほぞ径14c
を小さくすることができ、軸受損失を減少させることが
できる。又、かながある場合には本体と別体にしなくて
はならなかったが、本例では中間車本体と一体化するこ
ともでき、コスト、偏心の点で有利になる。
を小さくすることができ、軸受損失を減少させることが
できる。又、かながある場合には本体と別体にしなくて
はならなかったが、本例では中間車本体と一体化するこ
ともでき、コスト、偏心の点で有利になる。
【0030】磁石が50、51と2個使用している理由
は回転錘12の回転方向に影響されずに確実に回転伝達
するためである。すなわち、回転錘12が左回転(図1
に示す矢印方向)するときには、磁石50は中間車14
側に寄せられるので、中間車14に確実に力が伝達され
る。逆に磁石51は中間車14から離れる方向に力がか
かるので、場合によって力が伝わらないときが起きる。
そして、回転錘12がこれと逆方向に回転するときは磁
石51が有効に働く。この発電機構は回転錘12がどち
らに回転しても発電するシステムであるため、磁石を両
側に設けることが有効である。但し、それらは回転時の
負荷により決定される事項なので、負荷の少ないとき、
又は片側の回転伝達のみで発電量が満足される場合に
は、一方の磁石でも良い。
は回転錘12の回転方向に影響されずに確実に回転伝達
するためである。すなわち、回転錘12が左回転(図1
に示す矢印方向)するときには、磁石50は中間車14
側に寄せられるので、中間車14に確実に力が伝達され
る。逆に磁石51は中間車14から離れる方向に力がか
かるので、場合によって力が伝わらないときが起きる。
そして、回転錘12がこれと逆方向に回転するときは磁
石51が有効に働く。この発電機構は回転錘12がどち
らに回転しても発電するシステムであるため、磁石を両
側に設けることが有効である。但し、それらは回転時の
負荷により決定される事項なので、負荷の少ないとき、
又は片側の回転伝達のみで発電量が満足される場合に
は、一方の磁石でも良い。
【0031】磁石50、51の周辺には、図4のように
磁石50、51が中間車14の中間車端部14aと回転
錘車13から離れる方向を若干のスキマを持って規制す
るような突起部52、53が設けられている。これは、
非磁性であるならば回転錘受20と一体であっても、別
体であっても問題ない。この役割は、衝撃時における磁
石の位置規制である。本例の場合、磁石の位置はその吸
着力のみで決定されている。従って、時計を落下するな
どの衝撃が加わったときには、磁石がそれぞれの車から
離れて機能を果たさなくなる可能性がある。しかるに、
突起部52、53がある場合には、磁石は突起部で位置
規制されることになり、その後吸着力により当初の位置
に復帰することができる。尚、突起部52、53と回転
錘車13とのスキマA及び中間車14とのスキマBは、
磁石50、51の径より小さく設定している。又、上下
方向については図2に示すように、下側は回転錘受2
0、上側は回転錘体12aで規制されている。尚、それ
ぞれは非磁性部材により形成されている。
磁石50、51が中間車14の中間車端部14aと回転
錘車13から離れる方向を若干のスキマを持って規制す
るような突起部52、53が設けられている。これは、
非磁性であるならば回転錘受20と一体であっても、別
体であっても問題ない。この役割は、衝撃時における磁
石の位置規制である。本例の場合、磁石の位置はその吸
着力のみで決定されている。従って、時計を落下するな
どの衝撃が加わったときには、磁石がそれぞれの車から
離れて機能を果たさなくなる可能性がある。しかるに、
突起部52、53がある場合には、磁石は突起部で位置
規制されることになり、その後吸着力により当初の位置
に復帰することができる。尚、突起部52、53と回転
錘車13とのスキマA及び中間車14とのスキマBは、
磁石50、51の径より小さく設定している。又、上下
方向については図2に示すように、下側は回転錘受2
0、上側は回転錘体12aで規制されている。尚、それ
ぞれは非磁性部材により形成されている。
【0032】回転伝達は吸着力で行っているので、時計
を落下するなどの衝撃が加わった時にはそれぞれがスベ
リ、衝撃力を逃がすことができる。従来例の図7は、そ
のために中間車34の歯車34bを押さえばね23で押
さえるような特殊構造をとらなくてはならなかったが、
本例ではそれが必要なくなり、構造、スペース、コスト
面で有利となる。
を落下するなどの衝撃が加わった時にはそれぞれがスベ
リ、衝撃力を逃がすことができる。従来例の図7は、そ
のために中間車34の歯車34bを押さえばね23で押
さえるような特殊構造をとらなくてはならなかったが、
本例ではそれが必要なくなり、構造、スペース、コスト
面で有利となる。
【0033】〔実施例2〕次に、本発明の他の実施例を
図5に沿って説明する。前述した実施例1では、回転錘
車13と中間車14の間に別体の磁石を設けていたが、
本実施例の場合は中間車そのものに磁石を設けることを
特徴としている。図5は、本発明の第2の実施例を示す
回転伝達機構の主要部断面図であって、実施例1の図3
に相当するものである。
図5に沿って説明する。前述した実施例1では、回転錘
車13と中間車14の間に別体の磁石を設けていたが、
本実施例の場合は中間車そのものに磁石を設けることを
特徴としている。図5は、本発明の第2の実施例を示す
回転伝達機構の主要部断面図であって、実施例1の図3
に相当するものである。
【0034】図において、40は円筒形の磁石で、非磁
性材よりなる磁石座45の軸部に径方向を案内されると
ともに、接着などで固着され、該磁石座45は中間車1
4に固着されている。該磁石40は上下方向に着磁さ
れ、磁性体よりなる回転錘車13と吸着している。その
他の構成については、実施例1と同様である。
性材よりなる磁石座45の軸部に径方向を案内されると
ともに、接着などで固着され、該磁石座45は中間車1
4に固着されている。該磁石40は上下方向に着磁さ
れ、磁性体よりなる回転錘車13と吸着している。その
他の構成については、実施例1と同様である。
【0035】本実施例2では中間車に直接磁石が設けら
れていいるので、部品点数の削減及び省スペースの点で
有利である。
れていいるので、部品点数の削減及び省スペースの点で
有利である。
【0036】発電機の負荷トルクに関しては、前述した
実施例1は磁石50、51によって、多少なりとも中間
車14が回転錘車13側に引き寄せられ、それが中間車
の軸受負荷となっていたが、本実施例では中間車46が
回転錘車13と直接当たり位置が決まっているので、一
層軸受ロスが低減されている。
実施例1は磁石50、51によって、多少なりとも中間
車14が回転錘車13側に引き寄せられ、それが中間車
の軸受負荷となっていたが、本実施例では中間車46が
回転錘車13と直接当たり位置が決まっているので、一
層軸受ロスが低減されている。
【0037】中間車14の上ほぞの案内は回転錘受20
に設けられ、図6のように、回転錘車13との距離が変
動可能な長穴20cで行われている。これにより、部品
のバラツキがあっても、確実に回転錘車13と中間車の
磁石40が吸着できる。または、軸受部と中間車14の
ガタを大きくして、バラツキに対応することもできる。
但し、次段の発電ロータ15との噛合量バラツキは、円
形穴に比べ大きくなるという欠点もあるので、注意する
必要がある。
に設けられ、図6のように、回転錘車13との距離が変
動可能な長穴20cで行われている。これにより、部品
のバラツキがあっても、確実に回転錘車13と中間車の
磁石40が吸着できる。または、軸受部と中間車14の
ガタを大きくして、バラツキに対応することもできる。
但し、次段の発電ロータ15との噛合量バラツキは、円
形穴に比べ大きくなるという欠点もあるので、注意する
必要がある。
【0038】実施例1及び実施例2では、磁石外形を相
手部品に直接接触させているが、摩擦係数を増加するた
めに、外周をゴムで覆ったり、磁石上下を磁性体で挟み
磁気経路を形成させても良い。
手部品に直接接触させているが、摩擦係数を増加するた
めに、外周をゴムで覆ったり、磁石上下を磁性体で挟み
磁気経路を形成させても良い。
【0039】また、上述した実施例1では2つの磁石を
用いたが、さらに磁石の数を増加させることも可能であ
る。例えば、磁石50、51に対して別の磁石を重ね合
わせてもよい。これにより、回転伝達の信頼性をより一
層向上させることができる。また、実施例2では1つの
磁石を用いた例で説明したが、これも同様に磁石の数を
増やしても良い。
用いたが、さらに磁石の数を増加させることも可能であ
る。例えば、磁石50、51に対して別の磁石を重ね合
わせてもよい。これにより、回転伝達の信頼性をより一
層向上させることができる。また、実施例2では1つの
磁石を用いた例で説明したが、これも同様に磁石の数を
増やしても良い。
【0040】又、上述した実施例では電磁誘導発電の構
造をもとに説明したが、これに限定されることはなく、
圧電素子をたたいて発電する発電システムの伝達輪列
や、ぜんまいを巻き上げるための伝達輪列などに使用し
ても良い。
造をもとに説明したが、これに限定されることはなく、
圧電素子をたたいて発電する発電システムの伝達輪列
や、ぜんまいを巻き上げるための伝達輪列などに使用し
ても良い。
【0041】
【発明の効果】本発明は上記の構成により、次のような
効果が得られるものである。
効果が得られるものである。
【0042】請求項1、2、3記載の発明によれば、従
来の歯車による回転伝達に比べ、かなの外径が規制され
ないので、大きな減速もしくは増速比をとることがで
き、サイズの小型化に適している。また、輪列の円筒形
部外周と磁石外周の転がりで伝達されているので、歯車
に比べ伝達ロスが少なく、トルク変動の少ない回転伝達
が可能である。しかも、磁気力を用いる他の部材に対し
ても磁気的な悪影響を及ぼすことがない。
来の歯車による回転伝達に比べ、かなの外径が規制され
ないので、大きな減速もしくは増速比をとることがで
き、サイズの小型化に適している。また、輪列の円筒形
部外周と磁石外周の転がりで伝達されているので、歯車
に比べ伝達ロスが少なく、トルク変動の少ない回転伝達
が可能である。しかも、磁気力を用いる他の部材に対し
ても磁気的な悪影響を及ぼすことがない。
【0043】このうち、請求項2記載の発明によれば、
第1の回転部材の回転方向によらず安定して回転力を伝
達することができる。また、請求項3記載の発明によれ
ば、より一層小型化を図ることができると共に、部品点
数を削減することができる。
第1の回転部材の回転方向によらず安定して回転力を伝
達することができる。また、請求項3記載の発明によれ
ば、より一層小型化を図ることができると共に、部品点
数を削減することができる。
【0044】そして、請求項4記載の発明のように、回
転錘を持つ時計の伝達機構に採用すれば回転錘からの入
力エネルギーを効率よく使うことができ、巻き上げ性能
(発電性能)の良い携帯時計に仕上げることができる。
また、回転錘の急激な動作に対し、スリップして逃げる
ことができ、特に専用の機構をとらなくても、時計部品
への衝撃をやわらげることができる。
転錘を持つ時計の伝達機構に採用すれば回転錘からの入
力エネルギーを効率よく使うことができ、巻き上げ性能
(発電性能)の良い携帯時計に仕上げることができる。
また、回転錘の急激な動作に対し、スリップして逃げる
ことができ、特に専用の機構をとらなくても、時計部品
への衝撃をやわらげることができる。
【図1】本発明の実施例1を示す平面図。
【図2】図1の部分断面図。
【図3】図1における輪列と磁石の接触部を示す要部断
面図。
面図。
【図4】図1における磁石の案内部を示す要部平面図。
【図5】本発明の実施例2を示す要部断面図。
【図6】図5の中間車軸受部を示す要部平面図。
【図7】従来の時計の伝達機構の一例である発電機構部
を示す断面図。
を示す断面図。
1.二次電源 2.巻真 3.コイルブロック 4.ステータ 5.ロータ 6.五番車 7.四番車 8.三番車 9.日の裏車 10.小鉄車 11.つづみ車 12.回転錘 13.33.回転錘車 14.34.中間車 14a.中間車端部 14b.歯車部 14c.上ほぞ径 15.発電ロータ 16.発電ステータ 17.発電コイル 18.22.止めねじ 19.地板 20.回転錘受 21.ボールベアリング 23.押さえばね 30.輪列受 40.50.51.磁石 45.磁石座 52.53.突起部
Claims (4)
- 【請求項1】 磁性体で形成された円筒部を持つ第1、
第2の回転部材と、少なくとも1個の円筒形磁石を有
し、該円筒形磁石を前記第1及び第2の回転部材の円筒
部外周と磁力により吸着させ、前記円筒形磁石の吸着力
により前記第1の回転部材の回転を前記第2の回転部材
に伝達すると共に、磁気力を用いる他の部材に対する前
記円筒形磁石の磁力による影響を抑止する磁気遮蔽機構
を有することを特徴とする時計の回転伝達機構。 - 【請求項2】 前記回転部材を円筒部どうしが重ならな
いように支持部材で軸支すると共に、第1、第2の円筒
形磁石を有し、かつ、前記第1の円筒形磁石を第1及び
第2の回転部材の円筒部外周と一方の側で磁力により吸
着させ、前記第2の円筒形磁石を他方の側で吸着させ、
該吸着力により前記第1の回転部材の両方向回転を前記
第2の回転部材に伝達するごとく構成したことを特徴と
する請求項1記載の時計の回転伝達機構。 - 【請求項3】 前記第2の回転部材に前記円筒形磁石を
有し、前記第1の回転部材の円筒部外周と前記第2の回
転部材の円筒形磁石外周を接触させて支持部材で軸支
し、前記第1の回転部材の円筒部と第2の回転部材の磁
石の磁力による吸着力により前記第1の回転部材の回転
運動を前記第2の回転部材に伝達するごとく構成したこ
とを特徴とする請求項1記載の時計の回転伝達機構。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の時計の
回転伝達機構を、重心と回転中心が偏心した回転錘の回
転を伝達する伝達機構として搭載したことを特徴とする
携帯時計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102595A JPH08226511A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 時計の回転伝達機構及び携帯時計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3102595A JPH08226511A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 時計の回転伝達機構及び携帯時計 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08226511A true JPH08226511A (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=12319986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3102595A Pending JPH08226511A (ja) | 1995-02-20 | 1995-02-20 | 時計の回転伝達機構及び携帯時計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08226511A (ja) |
-
1995
- 1995-02-20 JP JP3102595A patent/JPH08226511A/ja active Pending
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