JPH0822754A - パッファ形ガス遮断器 - Google Patents
パッファ形ガス遮断器Info
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- JPH0822754A JPH0822754A JP6155088A JP15508894A JPH0822754A JP H0822754 A JPH0822754 A JP H0822754A JP 6155088 A JP6155088 A JP 6155088A JP 15508894 A JP15508894 A JP 15508894A JP H0822754 A JPH0822754 A JP H0822754A
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- puffer
- contactor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アークによって発生した熱ガスの排気効率お
よび冷却効率を向上し、接触子間の絶縁性能と、容器お
よび他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に確保する。 【構成】 固定接触子部1と可動接触子部2が対向配置
される。固定接触子部1は、固定アーク接触子3とその
周囲を覆う固定側支持部4を備える。固定アーク接触子
3の外周部における固定側支持部4の内側に、固定アー
ク接触子3の軸方向に伸びる複数の金属製の整流板21
が固定される。複数の整流板21は、固定アーク接触子
3を中心とする放射状に配置され、整流板21の内側端
部と固定アーク接触子3との間には、絶縁を保持可能な
一定の距離が設けられる。可動接触子部2は、可動アー
ク接触子6、パッファシリンダ7とパッファピストン8
からなり消弧性ガスを圧縮するパッファ室9、および圧
縮したガスをアーク14に吹き付ける絶縁ノズル10を
備える。
よび冷却効率を向上し、接触子間の絶縁性能と、容器お
よび他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に確保する。 【構成】 固定接触子部1と可動接触子部2が対向配置
される。固定接触子部1は、固定アーク接触子3とその
周囲を覆う固定側支持部4を備える。固定アーク接触子
3の外周部における固定側支持部4の内側に、固定アー
ク接触子3の軸方向に伸びる複数の金属製の整流板21
が固定される。複数の整流板21は、固定アーク接触子
3を中心とする放射状に配置され、整流板21の内側端
部と固定アーク接触子3との間には、絶縁を保持可能な
一定の距離が設けられる。可動接触子部2は、可動アー
ク接触子6、パッファシリンダ7とパッファピストン8
からなり消弧性ガスを圧縮するパッファ室9、および圧
縮したガスをアーク14に吹き付ける絶縁ノズル10を
備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力系統に使用される
ガス遮断器に係り、特に、接触子間に発生したアークに
ガスを吹き付けて消弧するパッファ形ガス遮断器に関す
る。
ガス遮断器に係り、特に、接触子間に発生したアークに
ガスを吹き付けて消弧するパッファ形ガス遮断器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パッファ形ガス遮断器は、消弧性ガスを
充填した容器内に接離可能な固定接触子および可動接触
子を備え、可動接触子側に設けられたパッファシリンダ
とパッファピストンからなるパッファ室を圧縮すること
によってアークを消弧する消弧室を有するガス遮断器で
ある。すなわち、このパッファ形ガス遮断器の消弧室
は、可動接触子の動作に連動させてパッファ室を圧縮す
ることによって消弧性ガスを圧縮してパッファシリンダ
と一体的に固着された絶縁ノズル部に導き、固定接触子
と可動接触子間に発生したアークに吹き付けて消弧する
ように構成されている。
充填した容器内に接離可能な固定接触子および可動接触
子を備え、可動接触子側に設けられたパッファシリンダ
とパッファピストンからなるパッファ室を圧縮すること
によってアークを消弧する消弧室を有するガス遮断器で
ある。すなわち、このパッファ形ガス遮断器の消弧室
は、可動接触子の動作に連動させてパッファ室を圧縮す
ることによって消弧性ガスを圧縮してパッファシリンダ
と一体的に固着された絶縁ノズル部に導き、固定接触子
と可動接触子間に発生したアークに吹き付けて消弧する
ように構成されている。
【0003】図6は、従来のパッファ形ガス遮断器の消
弧室を示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)は
固定接触子部の軸と直交方向の断面図である。この図6
の(A)に示すように、図示していない容器内には、S
F6 ガスなどの消弧性ガスが充填されており、固定接触
子部1と可動接触子部2が対向配置されている。このう
ち、固定接触子部1は、固定アーク接触子3、固定側支
持部4、および固定通電接触子5を備えている。また、
可動接触子部2は、可動アーク接触子6、パッファシリ
ンダ7、パッファピストン8、パッファ室9、絶縁ノズ
ル10、可動通電接触子11、および可動側支持部12
を備えている。以下には、このような部材を有する各接
触子部1,2の詳細について説明する。
弧室を示す図であり、(A)は軸方向断面図、(B)は
固定接触子部の軸と直交方向の断面図である。この図6
の(A)に示すように、図示していない容器内には、S
F6 ガスなどの消弧性ガスが充填されており、固定接触
子部1と可動接触子部2が対向配置されている。このう
ち、固定接触子部1は、固定アーク接触子3、固定側支
持部4、および固定通電接触子5を備えている。また、
可動接触子部2は、可動アーク接触子6、パッファシリ
ンダ7、パッファピストン8、パッファ室9、絶縁ノズ
ル10、可動通電接触子11、および可動側支持部12
を備えている。以下には、このような部材を有する各接
触子部1,2の詳細について説明する。
【0004】まず、図6の(A)と(B)に示すよう
に、固定接触子部1においては、棒状の固定アーク接触
子3の周囲を覆うようにして円筒状の固定側支持部4が
同軸状に配置され、固定アーク接触子3を支持してお
り、この固定側支持部4は、図示していない容器に固定
されている。そして、この固定側支持部4の先端に、固
定通電接触子5が配置され、固定側支持部4によって支
持されている。
に、固定接触子部1においては、棒状の固定アーク接触
子3の周囲を覆うようにして円筒状の固定側支持部4が
同軸状に配置され、固定アーク接触子3を支持してお
り、この固定側支持部4は、図示していない容器に固定
されている。そして、この固定側支持部4の先端に、固
定通電接触子5が配置され、固定側支持部4によって支
持されている。
【0005】一方、図6の(A)に示すように、可動接
触子部2においては、筒状の可動アーク接触子6が、固
定アーク接触子3と同軸状に対向配置されており、この
可動アーク接触子6の軸方向の移動によって固定・可動
アーク接触子3,6間が接離動作するようになってい
る。そして、この可動アーク接触子6の周囲には、パッ
ファシリンダ7とパッファピストン8が同軸状に配置さ
れており、これらの部材によってパッファ室9が形成さ
れている。また、パッファシリンダ7の先端部には、絶
縁ノズル10が可動アーク接触子6の前方に突出するよ
うにして同軸状に配置され、このパッファシリンダ7に
固定されている。そして、この絶縁ノズル10の内部
に、パッファ室9内のガスを固定・可動アーク接触子
3,6間に導くガス流路が形成されている。さらに、パ
ッファシリンダ7の先端部における絶縁ノズル10の周
囲には、可動通電接触子11が同軸状に配置されてお
り、固定通電接触子5と接離動作するようになってい
る。
触子部2においては、筒状の可動アーク接触子6が、固
定アーク接触子3と同軸状に対向配置されており、この
可動アーク接触子6の軸方向の移動によって固定・可動
アーク接触子3,6間が接離動作するようになってい
る。そして、この可動アーク接触子6の周囲には、パッ
ファシリンダ7とパッファピストン8が同軸状に配置さ
れており、これらの部材によってパッファ室9が形成さ
れている。また、パッファシリンダ7の先端部には、絶
縁ノズル10が可動アーク接触子6の前方に突出するよ
うにして同軸状に配置され、このパッファシリンダ7に
固定されている。そして、この絶縁ノズル10の内部
に、パッファ室9内のガスを固定・可動アーク接触子
3,6間に導くガス流路が形成されている。さらに、パ
ッファシリンダ7の先端部における絶縁ノズル10の周
囲には、可動通電接触子11が同軸状に配置されてお
り、固定通電接触子5と接離動作するようになってい
る。
【0006】また、パッファシリンダ7の周囲には、円
筒状の可動側支持部12が同軸状に配置され、パッファ
ピストン8とともに、図示していない容器に固定される
と同時に、絶縁部材13によって固定側支持部4と互い
に固定されている。そして、この可動側支持部12とパ
ッファピストン8とによって、可動接触子部6の他の部
材が、可動に支持されている。すなわち、可動アーク接
触子6、パッファシリンダ7、絶縁ノズル10、および
可動通電接触子11は、一体的に固定されており、可動
側支持部12とパッファピストン8に対して一体的に動
作するように構成されている。
筒状の可動側支持部12が同軸状に配置され、パッファ
ピストン8とともに、図示していない容器に固定される
と同時に、絶縁部材13によって固定側支持部4と互い
に固定されている。そして、この可動側支持部12とパ
ッファピストン8とによって、可動接触子部6の他の部
材が、可動に支持されている。すなわち、可動アーク接
触子6、パッファシリンダ7、絶縁ノズル10、および
可動通電接触子11は、一体的に固定されており、可動
側支持部12とパッファピストン8に対して一体的に動
作するように構成されている。
【0007】以上のような構成を有する図6のパッファ
形ガス遮断器において、電流の遮断動作は、次のように
して行われる。すなわち、電流の遮断動作時には、図6
の(A)に示すように、可動接触子部1の可動アーク接
触子6、パッファシリンダ7、絶縁ノズル10、および
可動通電接触子11が、固定接触子部2から離れる方向
に移動する。その結果、最初に可動通電接触子11が固
定通電接触子5から離れ、続いて、可動アーク接触子6
が固定アーク接触子3から離れ、この固定・可動アーク
接触子3,6間にアーク14が発生する。この場合、パ
ッファシリンダ7とパッファピストン8との間に形成さ
れるパッファ室9は、パッファシリンダ7の移動に伴い
圧縮されるため、このパッファ室9内の消弧性ガスが圧
縮されて絶縁ノズル10部に導かれ、このガスがアーク
14に吹き付けられてこれを消弧する。吹き付けられた
ガスはアーク14のエネルギーによって高温の熱ガス流
15となり、その多くは、固定アーク接触子3の先端部
からこれを支持する筒状の固定側支持部4内に導かれ、
さらにこの固定側支持部4内の空間を通して消弧室外の
容器内空間に排気される。
形ガス遮断器において、電流の遮断動作は、次のように
して行われる。すなわち、電流の遮断動作時には、図6
の(A)に示すように、可動接触子部1の可動アーク接
触子6、パッファシリンダ7、絶縁ノズル10、および
可動通電接触子11が、固定接触子部2から離れる方向
に移動する。その結果、最初に可動通電接触子11が固
定通電接触子5から離れ、続いて、可動アーク接触子6
が固定アーク接触子3から離れ、この固定・可動アーク
接触子3,6間にアーク14が発生する。この場合、パ
ッファシリンダ7とパッファピストン8との間に形成さ
れるパッファ室9は、パッファシリンダ7の移動に伴い
圧縮されるため、このパッファ室9内の消弧性ガスが圧
縮されて絶縁ノズル10部に導かれ、このガスがアーク
14に吹き付けられてこれを消弧する。吹き付けられた
ガスはアーク14のエネルギーによって高温の熱ガス流
15となり、その多くは、固定アーク接触子3の先端部
からこれを支持する筒状の固定側支持部4内に導かれ、
さらにこの固定側支持部4内の空間を通して消弧室外の
容器内空間に排気される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すような従来のパッファ形ガス遮断器には、次のよう
な問題点がある。すなわち、前述したように、電流の遮
断動作時には、アーク14によって加熱された熱ガス流
15が、固定アーク接触子3の先端部から固定側支持部
4内に導かれるが、この固定側支持部4内において、ガ
ス流路の断面積が急激に広がることになる。このような
断面積の急激な変化により、固定側支持部4内の空間の
固定アーク接触子3近傍では熱ガス流15が高速で流れ
る反面、固定側支持部4内の空間の固定アーク接触子3
から離れた外周側では熱ガス流15の流速が低下する。
そのため、この固定側支持部4内の空間の外周側では、
図6の(B)に示すように、熱ガス流15に回転を生じ
るなどしてその流れが乱れてしまい、澱みが生じ易くな
る。その結果、消弧室内における熱ガスの冷却が遅れ、
固定・可動アーク接触子3,6間の絶縁性能が低下して
しまう。そしてまた、このことから、ガスが高温状態で
固定側支持部4から外部に排気されるため、消弧室の周
囲を覆っている容器または同じ容器内の他相の消弧室と
の間で発弧、短絡が生じる危険性がある。
示すような従来のパッファ形ガス遮断器には、次のよう
な問題点がある。すなわち、前述したように、電流の遮
断動作時には、アーク14によって加熱された熱ガス流
15が、固定アーク接触子3の先端部から固定側支持部
4内に導かれるが、この固定側支持部4内において、ガ
ス流路の断面積が急激に広がることになる。このような
断面積の急激な変化により、固定側支持部4内の空間の
固定アーク接触子3近傍では熱ガス流15が高速で流れ
る反面、固定側支持部4内の空間の固定アーク接触子3
から離れた外周側では熱ガス流15の流速が低下する。
そのため、この固定側支持部4内の空間の外周側では、
図6の(B)に示すように、熱ガス流15に回転を生じ
るなどしてその流れが乱れてしまい、澱みが生じ易くな
る。その結果、消弧室内における熱ガスの冷却が遅れ、
固定・可動アーク接触子3,6間の絶縁性能が低下して
しまう。そしてまた、このことから、ガスが高温状態で
固定側支持部4から外部に排気されるため、消弧室の周
囲を覆っている容器または同じ容器内の他相の消弧室と
の間で発弧、短絡が生じる危険性がある。
【0009】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
アークによって発生した熱ガスの排気効率および冷却効
率が高く、接触子間の絶縁性能を十分に確保し、かつ、
容器および他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に確保
可能な、優れたパッファ形ガス遮断器を提供することで
ある。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
アークによって発生した熱ガスの排気効率および冷却効
率が高く、接触子間の絶縁性能を十分に確保し、かつ、
容器および他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に確保
可能な、優れたパッファ形ガス遮断器を提供することで
ある。
【0010】より具体的に、請求項1記載の発明の目的
は、固定接触子の外周部を流れる熱ガス流を整流するこ
とにより、アークによって発生した熱ガスの排気効率お
よび冷却効率を向上することである。請求項2記載の発
明の目的は、冷却効率をさらに向上することである。請
求項3記載の発明の目的は、整流板へのアークの移行を
防止して、整流板を可動接触子により近付け、排気効率
および冷却効率をさらに向上することである。請求項4
記載の発明の目的は、固定接触子の近傍を流れる熱ガス
流を整流することにより、この部分を流れる熱ガスの冷
却効率を向上することである。請求項5記載の発明の目
的は、熱ガス流に接触する整流板の表面積を大きくする
ことにより、冷却効率をさらに向上することである。
は、固定接触子の外周部を流れる熱ガス流を整流するこ
とにより、アークによって発生した熱ガスの排気効率お
よび冷却効率を向上することである。請求項2記載の発
明の目的は、冷却効率をさらに向上することである。請
求項3記載の発明の目的は、整流板へのアークの移行を
防止して、整流板を可動接触子により近付け、排気効率
および冷却効率をさらに向上することである。請求項4
記載の発明の目的は、固定接触子の近傍を流れる熱ガス
流を整流することにより、この部分を流れる熱ガスの冷
却効率を向上することである。請求項5記載の発明の目
的は、熱ガス流に接触する整流板の表面積を大きくする
ことにより、冷却効率をさらに向上することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のパッファ形ガス
遮断器は、まず、消弧性ガスを充填した容器内に接離可
能な固定接触子および可動接触子を備え、固定接触子と
可動接触子間に発生したアークに吹き付けて消弧する消
弧室を有する。この場合、可動接触子側には、パッファ
シリンダとパッファピストンからなるパッファ室が設け
られ、パッファシリンダには、パッファ室が一体的に固
着される。すなわち、電流の遮断動作時には、パッファ
室を圧縮することによって消弧性ガスを圧縮して絶縁ノ
ズル部に導き、固定接触子と可動接触子間に発生したア
ークに吹き付けて消弧するように構成される。
遮断器は、まず、消弧性ガスを充填した容器内に接離可
能な固定接触子および可動接触子を備え、固定接触子と
可動接触子間に発生したアークに吹き付けて消弧する消
弧室を有する。この場合、可動接触子側には、パッファ
シリンダとパッファピストンからなるパッファ室が設け
られ、パッファシリンダには、パッファ室が一体的に固
着される。すなわち、電流の遮断動作時には、パッファ
室を圧縮することによって消弧性ガスを圧縮して絶縁ノ
ズル部に導き、固定接触子と可動接触子間に発生したア
ークに吹き付けて消弧するように構成される。
【0012】そして、本発明のパッファ形ガス遮断器
は、以上のような基本的な構成に加えて、固定接触子の
外周部に整流板を設けたことを特徴としている。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、固定接触子の外周部に、こ
の固定接触子の軸方向に伸びる複数の整流板を、固定接
触子を中心とする放射状に配置し、この複数の整流板と
固定接触子との間に一定の距離を設けたことを特徴とし
ている。
は、以上のような基本的な構成に加えて、固定接触子の
外周部に整流板を設けたことを特徴としている。すなわ
ち、請求項1記載の発明は、固定接触子の外周部に、こ
の固定接触子の軸方向に伸びる複数の整流板を、固定接
触子を中心とする放射状に配置し、この複数の整流板と
固定接触子との間に一定の距離を設けたことを特徴とし
ている。
【0013】請求項2〜5記載の発明は、請求項1記載
の発明において、整流板をさらに次のように構成したこ
とを特徴としている。すなわち、請求項2記載の発明に
おいて、整流板は金属製である。また、請求項3記載の
発明において、金属製の整流板は、可動接触子側に対向
する部分の表面を覆う耐熱性の絶縁カバーを有する。そ
してまた、請求項4記載の発明において、整流板の可動
接触子と反対側の部分は、固定接触子の近接位置に突出
するかまたは固定接触子に接続される。さらに、請求項
5記載の発明において、整流板の径方向断面は、波形、
三角形状、または凹凸形状である。
の発明において、整流板をさらに次のように構成したこ
とを特徴としている。すなわち、請求項2記載の発明に
おいて、整流板は金属製である。また、請求項3記載の
発明において、金属製の整流板は、可動接触子側に対向
する部分の表面を覆う耐熱性の絶縁カバーを有する。そ
してまた、請求項4記載の発明において、整流板の可動
接触子と反対側の部分は、固定接触子の近接位置に突出
するかまたは固定接触子に接続される。さらに、請求項
5記載の発明において、整流板の径方向断面は、波形、
三角形状、または凹凸形状である。
【0014】
【作用】以上のような構成を有する本発明においては、
次のような作用が得られる。すなわち、請求項1記載の
発明によれば、電流の遮断動作時に固定・可動接触子間
にアークが発生し、このアークによって熱ガスが発生し
た場合に、固定接触子の外周部に流れる熱ガス流を、こ
の部分に設けた整流板によって整流でき、熱ガス流の回
転などに起因する乱れを抑制できる。その結果、この熱
ガス流を、軸方向に向かって乱れの少ない状態で流すこ
とができるため、消弧室内の熱ガスを効率よく排気でき
る。さらに、この排気過程において熱ガスを整流板によ
って効率よく冷却することができる。
次のような作用が得られる。すなわち、請求項1記載の
発明によれば、電流の遮断動作時に固定・可動接触子間
にアークが発生し、このアークによって熱ガスが発生し
た場合に、固定接触子の外周部に流れる熱ガス流を、こ
の部分に設けた整流板によって整流でき、熱ガス流の回
転などに起因する乱れを抑制できる。その結果、この熱
ガス流を、軸方向に向かって乱れの少ない状態で流すこ
とができるため、消弧室内の熱ガスを効率よく排気でき
る。さらに、この排気過程において熱ガスを整流板によ
って効率よく冷却することができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、整流板を金
属製としているため、熱ガスの冷却効率を向上できる。
また、請求項3記載の発明によれば、整流板の可動接触
子側の部分に耐熱性の絶縁カバーを設けているため、固
定・可動接触子間に発生したアークが固定接触子の軸方
向に沿って伸びてしまった場合でも、金属製の整流板に
アークが移行してしまうことはない。そしてまた、請求
項4記載の発明によれば、整流板の可動接触子と反対側
の部分を固定接触子に近付けているため、固定接触子の
近傍を流れる熱ガス流についても効率よく冷却すること
ができる。さらに、請求項5記載の発明によれば、整流
板の径方向断面を、波形、三角形状、または凹凸形状と
しているため、熱ガス流に接触する整流板の表面積を大
きくすることができる。その結果、熱ガスの冷却効率を
向上することができる。
属製としているため、熱ガスの冷却効率を向上できる。
また、請求項3記載の発明によれば、整流板の可動接触
子側の部分に耐熱性の絶縁カバーを設けているため、固
定・可動接触子間に発生したアークが固定接触子の軸方
向に沿って伸びてしまった場合でも、金属製の整流板に
アークが移行してしまうことはない。そしてまた、請求
項4記載の発明によれば、整流板の可動接触子と反対側
の部分を固定接触子に近付けているため、固定接触子の
近傍を流れる熱ガス流についても効率よく冷却すること
ができる。さらに、請求項5記載の発明によれば、整流
板の径方向断面を、波形、三角形状、または凹凸形状と
しているため、熱ガス流に接触する整流板の表面積を大
きくすることができる。その結果、熱ガスの冷却効率を
向上することができる。
【0016】
【実施例】以下には、本発明によるパッファ形ガス遮断
器の実施例を、図1〜図5を参照して具体的に説明す
る。 [1]第1実施例…図1、図2 図1および図2は、本発明によるパッファ形ガス遮断器
の第1実施例の消弧室を示す図であり、図1は遮断動作
状態、図2は投入状態をそれぞれ示している。また、図
1の(A)および図2は軸方向断面図、図1の(B)は
固定接触子部の軸と直交方向の断面図である。まず、図
1の(A)に示すように、図示していない容器内には、
SF6 ガスなどの消弧性ガスが充填されており、固定接
触子部1と可動接触子部2が対向配置されている。この
うち、固定接触子部1は、固定アーク接触子3、固定側
支持部4、固定通電接触子5、および整流板21を備え
ている。
器の実施例を、図1〜図5を参照して具体的に説明す
る。 [1]第1実施例…図1、図2 図1および図2は、本発明によるパッファ形ガス遮断器
の第1実施例の消弧室を示す図であり、図1は遮断動作
状態、図2は投入状態をそれぞれ示している。また、図
1の(A)および図2は軸方向断面図、図1の(B)は
固定接触子部の軸と直交方向の断面図である。まず、図
1の(A)に示すように、図示していない容器内には、
SF6 ガスなどの消弧性ガスが充填されており、固定接
触子部1と可動接触子部2が対向配置されている。この
うち、固定接触子部1は、固定アーク接触子3、固定側
支持部4、固定通電接触子5、および整流板21を備え
ている。
【0017】すなわち、図1の(A)と(B)に示すよ
うに、固定接触子部1においては、棒状の固定アーク接
触子3の周囲を覆うようにして円筒状の固定側支持部4
が同軸状に配置され、固定アーク接触子3を支持してお
り、この固定側支持部4は、図示していない容器に固定
されている。そして、この固定側支持部4の先端に、固
定通電接触子5が配置され、固定側支持部4によって支
持されている。これらの構成は、前述した図6の従来例
と同様であるが、さらに、本実施例においては、固定ア
ーク接触子3の外周部における固定側支持部4の内側
に、この固定アーク接触子3の軸方向に伸びる複数の金
属製の整流板21が固定されている。図1の(B)に示
すように、この複数の整流板21は、固定アーク接触子
3を中心とする放射状に配置され、かつ、この整流板2
1の内側端部と固定アーク接触子3との間には、絶縁を
十分に保持可能な一定の距離が設けられている。すなわ
ち、本実施例においては、固定アーク接触子3が、本発
明の固定接触子に相当する。なお、本実施例の可動接触
子部2の構成は、前述した図6の従来例と全く同様であ
るため、同一部分には同一符号を付し、説明を省略す
る。
うに、固定接触子部1においては、棒状の固定アーク接
触子3の周囲を覆うようにして円筒状の固定側支持部4
が同軸状に配置され、固定アーク接触子3を支持してお
り、この固定側支持部4は、図示していない容器に固定
されている。そして、この固定側支持部4の先端に、固
定通電接触子5が配置され、固定側支持部4によって支
持されている。これらの構成は、前述した図6の従来例
と同様であるが、さらに、本実施例においては、固定ア
ーク接触子3の外周部における固定側支持部4の内側
に、この固定アーク接触子3の軸方向に伸びる複数の金
属製の整流板21が固定されている。図1の(B)に示
すように、この複数の整流板21は、固定アーク接触子
3を中心とする放射状に配置され、かつ、この整流板2
1の内側端部と固定アーク接触子3との間には、絶縁を
十分に保持可能な一定の距離が設けられている。すなわ
ち、本実施例においては、固定アーク接触子3が、本発
明の固定接触子に相当する。なお、本実施例の可動接触
子部2の構成は、前述した図6の従来例と全く同様であ
るため、同一部分には同一符号を付し、説明を省略す
る。
【0018】以上のような構成を有する本実施例のパッ
ファ形ガス遮断器において、電流の遮断動作は、次のよ
うにして行われる。すなわち、図2に示すような投入状
態から、電流を遮断する場合には、図1の(A)に示す
ように、可動接触子部1の可動アーク接触子6、パッフ
ァシリンダ7、絶縁ノズル10、および可動通電接触子
11が、固定接触子部2から離れる方向に移動する。そ
の結果、最初に可動通電接触子11が固定通電接触子5
から離れ、続いて、可動アーク接触子6が固定アーク接
触子3から離れ、この固定・可動アーク接触子3,6間
にアーク14が発生する。この場合、パッファシリンダ
7とパッファピストン8との間に形成されるパッファ室
9は、パッファシリンダ7の移動に伴い圧縮されるた
め、このパッファ室9内の消弧性ガスが圧縮されて絶縁
ノズル10部に導かれ、このガスがアーク14に吹き付
けられてこれを消弧する。
ファ形ガス遮断器において、電流の遮断動作は、次のよ
うにして行われる。すなわち、図2に示すような投入状
態から、電流を遮断する場合には、図1の(A)に示す
ように、可動接触子部1の可動アーク接触子6、パッフ
ァシリンダ7、絶縁ノズル10、および可動通電接触子
11が、固定接触子部2から離れる方向に移動する。そ
の結果、最初に可動通電接触子11が固定通電接触子5
から離れ、続いて、可動アーク接触子6が固定アーク接
触子3から離れ、この固定・可動アーク接触子3,6間
にアーク14が発生する。この場合、パッファシリンダ
7とパッファピストン8との間に形成されるパッファ室
9は、パッファシリンダ7の移動に伴い圧縮されるた
め、このパッファ室9内の消弧性ガスが圧縮されて絶縁
ノズル10部に導かれ、このガスがアーク14に吹き付
けられてこれを消弧する。
【0019】アーク14に吹き付けられたガスはアーク
14のエネルギーによって高温の熱ガス流15となり、
その多くは、固定アーク接触子3の先端部からこれを支
持する筒状の固定側支持部4内に導かれる。この場合、
固定側支持部4内において、ガス流路の断面積が急激に
広がることになるため、固定側支持部4内の空間の固定
アーク接触子3近傍では熱ガス流15が高速で流れる反
面、固定側支持部4内の空間の固定アーク接触子3から
離れた外周側では熱ガス流15の流速が低下する。その
ため、前述したように、従来、この固定側支持部4内の
空間の外周側では、熱ガス流15に回転を生じるなどし
てその流れが乱れてしまい、澱みが生じ易いという問題
を生じている。
14のエネルギーによって高温の熱ガス流15となり、
その多くは、固定アーク接触子3の先端部からこれを支
持する筒状の固定側支持部4内に導かれる。この場合、
固定側支持部4内において、ガス流路の断面積が急激に
広がることになるため、固定側支持部4内の空間の固定
アーク接触子3近傍では熱ガス流15が高速で流れる反
面、固定側支持部4内の空間の固定アーク接触子3から
離れた外周側では熱ガス流15の流速が低下する。その
ため、前述したように、従来、この固定側支持部4内の
空間の外周側では、熱ガス流15に回転を生じるなどし
てその流れが乱れてしまい、澱みが生じ易いという問題
を生じている。
【0020】これに対して、本実施例においては、図1
の(B)に示すように、この固定側支持部4内の空間の
外周側に、固定アーク接触子3を中心軸として複数の整
流板21を放射状に配置しているため、この複数の整流
板21によって、この部分の熱ガス流15を整流でき、
熱ガス流15の回転などに起因する乱れを抑制できる。
その結果、この熱ガス流15を軸方向に向かって乱れの
少ない状態で流すことができるため、消弧室内の熱ガス
を消弧室外の容器内空間に効率よく排気できる。さら
に、この排気過程において熱ガスを整流板21によって
効率よく冷却することができる。特に、本実施例におい
ては、整流板21を金属製としているため、熱ガスの冷
却効率をさらに向上できる。
の(B)に示すように、この固定側支持部4内の空間の
外周側に、固定アーク接触子3を中心軸として複数の整
流板21を放射状に配置しているため、この複数の整流
板21によって、この部分の熱ガス流15を整流でき、
熱ガス流15の回転などに起因する乱れを抑制できる。
その結果、この熱ガス流15を軸方向に向かって乱れの
少ない状態で流すことができるため、消弧室内の熱ガス
を消弧室外の容器内空間に効率よく排気できる。さら
に、この排気過程において熱ガスを整流板21によって
効率よく冷却することができる。特に、本実施例におい
ては、整流板21を金属製としているため、熱ガスの冷
却効率をさらに向上できる。
【0021】以上説明したように、本実施例によれば、
固定側支持部4内の空間の外周側に、固定アーク接触子
3を中心軸として放射状に配置した複数の整流板21に
よって、固定アーク接触子3の外周部を流れる熱ガス流
を整流し、アーク14によって発生した熱ガスの排気効
率および冷却効率を向上できる。したがって、固定・可
動アーク接触子3,6間の絶縁性能を十分に確保し、か
つ、容器および他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に
確保することができるため、これらの部分の発弧、短絡
を防止することができる。 [2]第2実施例…図3 図3は、本発明によるパッファ形ガス遮断器の第2実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図である。この図3の(A)と(B)に示すように、
本実施例の複数の金属製の整流板21は、その可動接触
子部2側の端部の表面を覆う耐熱性の絶縁カバー22を
備えている。なお、これ以外の部分については、前記第
1実施例と全く同様に構成されている。
固定側支持部4内の空間の外周側に、固定アーク接触子
3を中心軸として放射状に配置した複数の整流板21に
よって、固定アーク接触子3の外周部を流れる熱ガス流
を整流し、アーク14によって発生した熱ガスの排気効
率および冷却効率を向上できる。したがって、固定・可
動アーク接触子3,6間の絶縁性能を十分に確保し、か
つ、容器および他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に
確保することができるため、これらの部分の発弧、短絡
を防止することができる。 [2]第2実施例…図3 図3は、本発明によるパッファ形ガス遮断器の第2実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図である。この図3の(A)と(B)に示すように、
本実施例の複数の金属製の整流板21は、その可動接触
子部2側の端部の表面を覆う耐熱性の絶縁カバー22を
備えている。なお、これ以外の部分については、前記第
1実施例と全く同様に構成されている。
【0022】以上のような構成を有する本実施例のパッ
ファ形ガス遮断器においては、整流板21によって前記
第1実施例と同様の整流作用が得られることに加えて、
さらに、次のような作用が得られる。すなわち、電流の
遮断動作時に固定アーク接触子3と可動アーク接触子6
との間で点弧するアーク14は、吹き付けられるガスに
よって固定アーク接触子3の軸方向に沿って長く伸びる
可能性がある。この場合に、金属製の整流板21が可動
接触子部2の近接位置に配置されていると、この金属製
の整流板21にアーク14が移行してしまう可能性があ
る。しかしながら、本実施例によれば、金属製の整流板
21の可動接触子部2側の端部に耐熱性の絶縁カバー2
2を設けているため、金属製の整流板21を可動接触子
部2の近接位置に配置した場合でも、金属製の整流板2
1にアーク14が移行してしまうことを確実に防止でき
る。
ファ形ガス遮断器においては、整流板21によって前記
第1実施例と同様の整流作用が得られることに加えて、
さらに、次のような作用が得られる。すなわち、電流の
遮断動作時に固定アーク接触子3と可動アーク接触子6
との間で点弧するアーク14は、吹き付けられるガスに
よって固定アーク接触子3の軸方向に沿って長く伸びる
可能性がある。この場合に、金属製の整流板21が可動
接触子部2の近接位置に配置されていると、この金属製
の整流板21にアーク14が移行してしまう可能性があ
る。しかしながら、本実施例によれば、金属製の整流板
21の可動接触子部2側の端部に耐熱性の絶縁カバー2
2を設けているため、金属製の整流板21を可動接触子
部2の近接位置に配置した場合でも、金属製の整流板2
1にアーク14が移行してしまうことを確実に防止でき
る。
【0023】以上のように、本実施例によれば、前記第
1実施例に比べて、金属製の整流板21を可動接触子部
2側により近付けて配置することができるため、それに
よって、熱ガスの排気効率および冷却効率をさらに向上
することができる。したがって、前記第1実施例に比べ
て、固定・可動アーク接触子3,6間の絶縁性能をより
向上し、かつ、容器および他相の消弧室との間の絶縁性
能をより向上することができるため、これらの部分の発
弧、短絡をより効果的に防止することができる。 [3]第3実施例…図4 図4は、本発明によるパッファ形ガス遮断器の第3実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図である。この図4の(A)と(B)に示すように、
本実施例の複数の金属製の整流板21の可動接触子部2
と反対側の端部には、固定アーク接触子3側に突出する
突出部21aが設けられており、この突出部21aは固
定アーク接触子3と接続されている。なお、これ以外の
部分については、前記第1実施例と全く同様に構成され
ている。
1実施例に比べて、金属製の整流板21を可動接触子部
2側により近付けて配置することができるため、それに
よって、熱ガスの排気効率および冷却効率をさらに向上
することができる。したがって、前記第1実施例に比べ
て、固定・可動アーク接触子3,6間の絶縁性能をより
向上し、かつ、容器および他相の消弧室との間の絶縁性
能をより向上することができるため、これらの部分の発
弧、短絡をより効果的に防止することができる。 [3]第3実施例…図4 図4は、本発明によるパッファ形ガス遮断器の第3実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図である。この図4の(A)と(B)に示すように、
本実施例の複数の金属製の整流板21の可動接触子部2
と反対側の端部には、固定アーク接触子3側に突出する
突出部21aが設けられており、この突出部21aは固
定アーク接触子3と接続されている。なお、これ以外の
部分については、前記第1実施例と全く同様に構成され
ている。
【0024】以上のような構成を有する本実施例のパッ
ファ形ガス遮断器においては、整流板21によって前記
第1実施例と同様の整流作用が得られることに加えて、
さらに、次のような作用が得られる。すなわち、整流板
21の可動接触子部2と反対側のガス流の下流側となる
端部に、固定アーク接触子3側に突出する突出部21a
を設けているため、この突出部21aによって、固定ア
ーク接触子3の近傍を流れる熱ガス流15についても効
率よく冷却することができる。
ファ形ガス遮断器においては、整流板21によって前記
第1実施例と同様の整流作用が得られることに加えて、
さらに、次のような作用が得られる。すなわち、整流板
21の可動接触子部2と反対側のガス流の下流側となる
端部に、固定アーク接触子3側に突出する突出部21a
を設けているため、この突出部21aによって、固定ア
ーク接触子3の近傍を流れる熱ガス流15についても効
率よく冷却することができる。
【0025】以上のように、本実施例によれば、前記第
1実施例に比べて、固定アーク接触子3から離れた外周
側を流れる熱ガス流15を効率よく冷却するだけでな
く、固定アーク接触子3の近傍を流れる熱ガス流15に
ついても効率よく冷却することができる。そのため、固
定アーク接触子3の外周部を流れる熱ガス流15の全体
の冷却効率を向上することができる。したがって、前記
第1実施例に比べて、固定・可動アーク接触子3,6間
の絶縁性能をより向上し、かつ、容器および他相の消弧
室との間の絶縁性能をより向上することができるため、
これらの部分の発弧、短絡をより効果的に防止すること
ができる。 [4]第4実施例…図5 図5は、本発明によるパッファ形ガス遮断器の第4実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図である。この図5の(B)に示すように、本実施例
の複数の金属製の整流板21の径方向断面は、波形とな
っている。なお、これ以外の部分については、前記第1
実施例と全く同様に構成されている。
1実施例に比べて、固定アーク接触子3から離れた外周
側を流れる熱ガス流15を効率よく冷却するだけでな
く、固定アーク接触子3の近傍を流れる熱ガス流15に
ついても効率よく冷却することができる。そのため、固
定アーク接触子3の外周部を流れる熱ガス流15の全体
の冷却効率を向上することができる。したがって、前記
第1実施例に比べて、固定・可動アーク接触子3,6間
の絶縁性能をより向上し、かつ、容器および他相の消弧
室との間の絶縁性能をより向上することができるため、
これらの部分の発弧、短絡をより効果的に防止すること
ができる。 [4]第4実施例…図5 図5は、本発明によるパッファ形ガス遮断器の第4実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図である。この図5の(B)に示すように、本実施例
の複数の金属製の整流板21の径方向断面は、波形とな
っている。なお、これ以外の部分については、前記第1
実施例と全く同様に構成されている。
【0026】以上のような構成を有する本実施例のパッ
ファ形ガス遮断器においては、整流板21によって前記
第1実施例と同様の整流作用が得られることに加えて、
さらに、次のような作用が得られる。すなわち、整流板
21の径方向断面が波形となっているため、前記第1実
施例のように整流板21を平板状に形成した場合に比べ
て、熱ガス流15に接触する整流板21の表面積が大き
くなっており、その分だけ冷却効率が向上している。
ファ形ガス遮断器においては、整流板21によって前記
第1実施例と同様の整流作用が得られることに加えて、
さらに、次のような作用が得られる。すなわち、整流板
21の径方向断面が波形となっているため、前記第1実
施例のように整流板21を平板状に形成した場合に比べ
て、熱ガス流15に接触する整流板21の表面積が大き
くなっており、その分だけ冷却効率が向上している。
【0027】以上のように、本実施例によれば、前記第
1実施例に比べて、熱ガス流15の冷却効率をさらに向
上することができる。したがって、前記第1実施例に比
べて、固定・可動アーク接触子3,6間の絶縁性能をよ
り向上し、かつ、容器および他相の消弧室との間の絶縁
性能をより向上することができるため、これらの部分の
発弧、短絡をより効果的に防止することができる。 [5]他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、他にも多種多様な変形例を実施可能である。例え
ば、前記実施例のうちの複数の実施例を適宜組み合わせ
ることなども可能である。また、整流板の具体的な形状
や材料、数などは適宜選択可能である。そしてまた、固
定接触子部や可動接触子部の具体的な構成も適宜選択可
能である。すなわち、本発明は、可動接触子側に設けた
パッファ室から、接触子間に発生したアークにガスを吹
き付けるように構成されたパッファ形ガス遮断器一般に
適用可能であり、同様に、優れた作用および効果を得ら
れるものである。
1実施例に比べて、熱ガス流15の冷却効率をさらに向
上することができる。したがって、前記第1実施例に比
べて、固定・可動アーク接触子3,6間の絶縁性能をよ
り向上し、かつ、容器および他相の消弧室との間の絶縁
性能をより向上することができるため、これらの部分の
発弧、短絡をより効果的に防止することができる。 [5]他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、他にも多種多様な変形例を実施可能である。例え
ば、前記実施例のうちの複数の実施例を適宜組み合わせ
ることなども可能である。また、整流板の具体的な形状
や材料、数などは適宜選択可能である。そしてまた、固
定接触子部や可動接触子部の具体的な構成も適宜選択可
能である。すなわち、本発明は、可動接触子側に設けた
パッファ室から、接触子間に発生したアークにガスを吹
き付けるように構成されたパッファ形ガス遮断器一般に
適用可能であり、同様に、優れた作用および効果を得ら
れるものである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固定接触子の外周部に整流板を設けることにより、アー
クによって発生した熱ガスの排気効率および冷却効率が
高く、接触子間の絶縁性能を十分に確保し、かつ、容器
および他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に確保可能
な、優れたパッファ形ガス遮断器を提供することができ
る。
固定接触子の外周部に整流板を設けることにより、アー
クによって発生した熱ガスの排気効率および冷却効率が
高く、接触子間の絶縁性能を十分に確保し、かつ、容器
および他相の消弧室との間の絶縁性能を十分に確保可能
な、優れたパッファ形ガス遮断器を提供することができ
る。
【図1】本発明によるパッファ形ガス遮断器の第1実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
【図2】図1の消弧室の投入状態を示す軸方向断面図。
【図3】本発明によるパッファ形ガス遮断器の第2実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
【図4】本発明によるパッファ形ガス遮断器の第3実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
【図5】本発明によるパッファ形ガス遮断器の第4実施
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
例の消弧室の遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸
方向断面図、(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断
面図。
【図6】従来のパッファ形ガス遮断器の一例の消弧室の
遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸方向断面図、
(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断面図。
遮断動作状態を示す図であり、(A)は軸方向断面図、
(B)は固定接触子部の軸と直交方向の断面図。
1…固定接触子部 2…可動接触子部 3…固定アーク接触子 4…固定側支持部 5…固定通電接触子 6…可動アーク接触子 7…パッファシリンダ 8…パッファピストン 9…パッファ室 10…絶縁ノズル 11…可動通電接触子 12…可動側支持部 13…絶縁部材 14…アーク 15…熱ガス流 21…整流板 21a…突出部 22…絶縁カバー
Claims (5)
- 【請求項1】 消弧性ガスを充填した容器内に接離可能
な固定接触子および可動接触子を備え、可動接触子側に
設けられたパッファシリンダとパッファピストンからな
るパッファ室を圧縮することによって消弧性ガスを圧縮
して前記パッファシリンダと一体的に固着された絶縁ノ
ズル部に導き、固定接触子と可動接触子間に発生したア
ークに吹き付けて消弧する消弧室を有するパッファ形ガ
ス遮断器において、 前記固定接触子の外周部に、この固定接触子の軸方向に
伸びる複数の整流板を、固定接触子を中心とする放射状
に配置し、この複数の整流板と固定接触子との間に一定
の距離を設けたことを特徴とするパッファ形ガス遮断
器。 - 【請求項2】 前記整流板は金属製であることを特徴と
する請求項1記載のパッファ形ガス遮断器。 - 【請求項3】 前記金属製の整流板は、その前記可動接
触子側に対向する部分の表面を覆う耐熱性の絶縁カバー
を有することを特徴とする請求項2記載のパッファ形ガ
ス遮断器。 - 【請求項4】 前記整流板の前記可動接触子と反対側の
部分は、固定接触子の近接位置に突出するかまたは固定
接触子に接続されたことを特徴とする請求項1記載のパ
ッファ形ガス遮断器。 - 【請求項5】 前記整流板の径方向断面は、波形、三角
形状、または凹凸形状であることを特徴とする請求項1
記載のパッファ形ガス遮断器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155088A JPH0822754A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | パッファ形ガス遮断器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6155088A JPH0822754A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | パッファ形ガス遮断器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0822754A true JPH0822754A (ja) | 1996-01-23 |
Family
ID=15598392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6155088A Pending JPH0822754A (ja) | 1994-07-07 | 1994-07-07 | パッファ形ガス遮断器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0822754A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022029718A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | 日新電機株式会社 | ガス遮断器 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP6155088A patent/JPH0822754A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2022029718A (ja) * | 2020-08-05 | 2022-02-18 | 日新電機株式会社 | ガス遮断器 |
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