JPH08227645A - ハイブリッドスイッチ - Google Patents

ハイブリッドスイッチ

Info

Publication number
JPH08227645A
JPH08227645A JP3127795A JP3127795A JPH08227645A JP H08227645 A JPH08227645 A JP H08227645A JP 3127795 A JP3127795 A JP 3127795A JP 3127795 A JP3127795 A JP 3127795A JP H08227645 A JPH08227645 A JP H08227645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
circuit device
signal
electromagnetic contactor
closing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3127795A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3368706B2 (ja
Inventor
Junzo Tanaka
順造 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP03127795A priority Critical patent/JP3368706B2/ja
Publication of JPH08227645A publication Critical patent/JPH08227645A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3368706B2 publication Critical patent/JP3368706B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Relay Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】駆動信号が出力されるまでの遅延時間の短縮、
主接点のアークによる損耗の軽減、補助接点入力が不要
であり、また、主半導体スイッチ素子への負荷電流の通
流時間の短縮が可能なハイブリッドスイッチを提供す
る。 【構成】ハイブリッドスイッチ1は、従来例に対して、
制御回路装置2を用いると共に、整流・平滑回路装置3
1,電圧安定化回路装置82を有する電源回路装置3を
備えるようにしている。整流・平滑回路装置31は、外
部の操作電源91から直接入力された操作電圧Vcか
ら、十分な容量を持つコンデンサ等を用いて平滑化され
た直流電圧を出力し、電圧安定化回路装置82は、これ
を一定電圧値に安定化して、制御回路装置2に電源用と
して出力する。制御回路装置2は、その電源を電源回路
装置3から供給を受けると共に、操作指令用のスイッチ
92を介して入力された操作電圧Vcから、内部信号を
生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁接触器と,主半
導体スイッチ素子と,電磁接触器が有する主接点が開路
動作および閉路動作を行う際の短時間だけ主半導体スイ
ッチ素子をオンさせる駆動信号を主半導体スイッチ素子
に与える制御回路装置とを備えたハイブリッドスイッチ
に係わり、従来のハイブリッドスイッチが持っている諸
問題を解決する改良されたその構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁接触器と半導体スイッチ素子とを組
み合わせて、電磁接触器が有する主接点の損耗を軽減す
ることができるように構成されたハイブリッドスイッチ
が、頻繁に開閉動作が繰り返される用途に対して設置さ
れるスイッチ装置等として広く使用されている。この種
のハイブリッドスイッチが同じ出願人より特願平6−8
2137号により出願されている。以下に、この特願平
6−82137号によるハイブリッドスイッチの内容を
基にして、従来例のハイブリッドスイッチを説明する。
【0003】図10は、従来例のハイブリッドスイッチ
を周辺装置と共に一部ブロック化して示すその回路図で
あり、図11は、図10中に示した制御回路装置と半導
体スイッチ素子対を一部ブロック化すると共に一部省略
して示すその回路図である。図12は、図10,図11
に示したハイブリッドスイッチの正常時の動作を説明す
るための要部の波形図である。図13は、図10,図1
1に示したハイブリッドスイッチの異常時の動作を説明
するための要部の波形図で、(a)は補助接点に接触不
良が発生した場合の波形図であり、(b)は主接点に接
触不良が発生した場合の波形図である。
【0004】図10〜図12において、9は、電磁接触
器6と、主半導体スイッチ素子対7の群と、制御回路装
置8を備えるハイブリッドスイッチである。電磁接触器
6は、この事例の場合には3個の主接点611でなる主
接点部61と、常時は閉路されている補助接点62と、
操作コイル63とを備える、公知の電磁接触器である。
操作コイル63には、外部の操作電源91から操作指令
用のスイッチ92を介して、操作電圧Vcが供給され
る。主半導体スイッチ素子対7の群には、主接点611
の個数に対応させて3個の主半導体スイッチ素子対7
A,7B,7Cが備えられている。それぞれの主半導体
スイッチ素子対7(以降、主半導体スイッチ素子対7
A,7B,7Cを総称する場合には、このように言うこ
とがある。)は、主半導体スイッチ素子である主サイリ
スタ71,72を逆並列に接続して構成され、それぞれ
の主サイリスタ71,72の相互接続点は、対応するそ
れぞれの主接点611と電気的に並列に接続されてい
る。
【0005】制御回路装置8は、整流・平滑回路装置8
1と、電圧安定化回路装置82と、入力電圧検出回路装
置83と、判別回路装置84と、ワンショットパルス発
生回路装置85と、駆動回路装置86A,86B,86
Cとを備えている。また、制御回路装置8は、操作電圧
Vcを取り入れるための端子81a,81bと、補助接
点62に接続されている端子84a,84bを備えてい
る。整流・平滑回路装置81は、端子81a,81bに
入力された交流電圧である操作電圧Vcを、直流電気に
変換すると共に,脈動成分を平滑化するためのコンデン
サ等を備えており、その出力端から平滑化された直流電
圧を出力する。電圧安定化回路装置82は、整流・平滑
回路装置81から出力された直流電圧を入力し、この電
圧が操作電圧Vcの電圧値の変動に対応して変動する値
を持つので、これを安定化された一定値を持つ直流電圧
に変換して出力する。
【0006】入力電圧検出回路装置83は、電圧安定化
回路装置82から出力された直流電圧を入力し、この電
圧値が、ハイブリッドスイッチ9の動作に必要な電圧値
に到達している条件でハイレベル(以降、「H」と略称
することがある。)となり、規定値に到達していない場
合にはローレベル(以降、「L」と略称することがあ
る。)となる信号S83を出力する。この信号S83が、ハ
イブリッドスイッチ9における、操作コイル63に印加
される操作電圧Vcの印加タイミングに対応する信号で
ある。判別回路装置84は、端子84a,84bに接続
されており、補助接点62が閉路されているか開路され
ているかの接点の状態に対応して、「H」および「L」
となる信号S84を出力する。この信号S84が、ハイブリ
ッドスイッチ9における、電磁接触器6が有する補助接
点62の開閉タイミングに対応する信号である。
【0007】ワンショットパルス発生回路装置85は、
信号S83と信号S84とを入力してパルス出力S85を出力
する。このパルス出力S85は、信号S83が「H」であ
り,しかも信号S84が「H」から「L」に変化した条件
である場合に、信号S84が「H」から「L」に立下がっ
た時点において出力される時間幅ta を持つワンショッ
トパルスであり、また、信号S84が「L」であり,しか
も信号S83が「H」から「L」に変化した条件である場
合には、信号S83が「H」から「L」に立下がった時点
において出力される時間幅tb のワンショットパルスで
ある。
【0008】駆動回路装置86(以降、駆動回路装置8
6A,86B,86Cを総称する場合には、このように
言うことがある。)は、回路素子としてフォトカプラ8
7と、ダイオード881,882と、抵抗素子883〜
886と、コンデンサ887と、サージアブソーバ88
8を備えており、これ等の回路素子は、図11中に図示
するように相互に接続されている。フォトカプラ87
は、発光素子871とフォトトライアック872とを備
える公知の構成を持つ素子であり、フォトカプラ87
A,87B,87Cがそれぞれ備える発光素子871
は、電気的に互いに直列に接続され、この直列接続回路
にパルス出力S85が入力されている。これにより駆動回
路装置86は、パルス出力S85が「H」である場合に半
導体スイッチ素子対7に,これをオンさせる駆動信号で
ある点弧出力を与えると共に、サージアブソーバ88
8,抵抗素子886,コンデンサ887によって、半導
体スイッチ素子対7を過電圧などから保護している。
【0009】ハイブリッドスイッチ9は、前記した電磁
接触器6と半導体スイッチ素子対7とを電気的に並列に
接続しており、この事例の場合には3組が備えられた主
接点611と半導体スイッチ素子対7の並列接続体のそ
れぞれは、その一方の端部がハイブリッドスイッチ9の
入力端子R,S,Tに接続され、その他方の端部がハイ
ブリッドスイッチ9の出力端子U,V,Wに接続されて
いる。この入力端子R,S,Tは、例えば、図示しない
3相の主電源に接続され、この出力端子U,V,Wに
は、例えば、図示しない3相の負荷装置が接続される。
その場合には、ハイブリッドスイッチ9は、主電源から
負荷装置へ供給される交流電力の投入・遮断を、スイッ
チ92による指令に従って司ることになり、主電源が投
入されている期間には負荷装置への負荷電流Iを通流さ
せることになる。
【0010】そうして、電磁接触器6が持つ主接点61
1の投入・遮断を行う操作機構は、すでに公知のことで
あるのでその図示は省略したが、操作コイル63と組み
合わされた固定子鉄心,可動鉄心を有しており、主接点
611と補助接点62とがそれぞれに持つ可動接点は、
この可動鉄心の移動に対応して移動されるように構成さ
れている。操作コイル63に操作電圧Vcが印加される
と、可動鉄心は固定子鉄心に向けて移動を開始する。そ
の際、補助接点62は、主接点611が閉路され電磁接
触器6が投入状態となる前に、開路されるように構成さ
れている。また、操作コイル63への操作電圧Vcの供
給が停止されると、可動鉄心は固定子鉄心から離れるよ
うに移動を開始する。そうして、その際、補助接点62
は、主接点611が開路され電磁接触器6が遮断状態と
なった以降に、閉路されるように構成されている。
【0011】前記の如く構成された従来例のハイブリッ
ドスイッチ9の正常時の動作を図12を用いて説明す
る。スイッチ92による指令に従い操作電圧Vcが印加
されると、主接点611は時刻t3 で閉路されるが、信
号S84は、補助接点62の閉・開の状態に対応して
「H」および「L」となる信号であるので、時刻t3
りも前の時刻t2 で「H」から「L」に切り換わる。信
号S83は、操作電圧Vcが印加されると短時間に「L」
から「H」に切り換わる信号であるので、可動鉄心の移
動に要する時間だけ遅れる時刻t2 よりも前の時刻t1
で「H」に切り換わっている。これ等から、ワンショッ
トパルス発生回路装置85からは、時刻t2 において、
時刻t3 以降まで続く時間幅ta を持つパルス出力S85
が出力される。
【0012】このパルス出力S85を受けることで駆動回
路装置86から出力された点弧出力により、主半導体ス
イッチ素子対7が持つ主サイリスタ71,72はオン状
態になる。そうして、この時刻t2 においてハイブリッ
ドスイッチ9は投入状態となり、負荷電流Iは主サイリ
スタ71,72中を通流することで、その通流が開始さ
れる。やがて時刻t3 になると主接点611が閉路され
るので、負荷電流Iのほとんどは電気抵抗値の小さい主
接点611中を通流することとなり、時間幅t a 後に主
サイリスタ71,72がオフとなっても、負荷電流Iは
何ら変わることなくその通流を継続する。ハイブリッド
スイッチ9の投入動作時に、主サイリスタ71,72に
負荷電流Iが通流する時間幅taTは、時刻t2 から時刻
3 までのごく短い時間である。
【0013】また、スイッチ92による指令に従い操作
電圧Vcの供給が停止されると、主接点611は時刻t
5 で開路されるが、信号S84は、時刻t5 およびそれよ
り前では「L」状態を継続し、時刻t5 よりも遅れて
「L」から「H」に切り換わる。信号S83は、操作電圧
Vcの供給が停止されると短時間に「H」から「L」に
切り換わる信号であるので、可動鉄心の移動に要する時
間だけ遅れる時刻t5 よりも前の時刻t4 で「L」に切
り換わっている。これ等から、ワンショットパルス発生
回路装置85からは、時刻t4 において、時刻t5 以降
まで続く時間幅t b を持つパルス出力S85が出力され
る。このパルス出力S85を受けることで駆動回路装置8
6から出力された点弧出力により、主サイリスタ71,
72はこの時刻t4 において再びオン状態になる。
【0014】このために、時刻t5 になり主接点611
が開路されると、負荷電流Iは主サイリスタ71,72
中を通流することになる。時間幅tb 後である時刻t6
においてパルス出力S85が「L」となり、駆動回路装置
86からの点弧出力が停止されるので、交流電源の次の
零クロス点である時刻t7 において、主サイリスタ7
1,72がオフとなる。そうして、この時刻t7 におい
てハイブリッドスイッチ9は遮断状態となり、負荷電流
Iの負荷装置への供給は停止される。ハイブリッドスイ
ッチ9の遮断動作時に、主サイリスタ71,72に負荷
電流Iが通流する時間幅tbTは、時刻t5 から時刻t7
までのごく短い時間である。
【0015】ところで、電磁接触器6が単体で使用され
る場合には、周知のようにその投入および遮断時には、
主接点611が完全に閉路されない状態から主接点61
1に負荷電流Iの通流が開始され、また、主接点611
が完全に開路されきれていない状態においては負荷電流
Iの通流が継続されることから、主接点611の可動接
点と固定接点との間にはアークが発生する。従って、頻
繁に開閉が行われるなどの苛酷な条件で使用される電磁
接触器6においては、このアークが原因となる主接点6
11の損耗が激しくなることが問題になるのである。
【0016】これに対してハイブリッドスイッチ9は、
その投入および遮断動作時に前記のごとく動作するの
で、投入動作時の主接点611が閉路される以前の時刻
2 からの時間幅taTの間、および、遮断動作時の主接
点611が開路された以降の時刻t5 からの時間幅tbT
の間は、それぞれ主サイリスタ71,72がオンされ、
この時間幅の間は負荷電流Iは主サイリスタ71,72
に通流する。これにより、投入および遮断動作時のアー
クが原因となることによる主接点611の損耗は発生し
ないので、ハイブリッドスイッチ9では、その投入,遮
断が頻繁に行われても、あるいは、負荷装置がアークを
発生し易い誘導性負荷等の場合であっても、長期間の投
入,遮断動作を行うことが可能となるのである。しか
も、主サイリスタ71,72に負荷電流Iが通流される
時間は短時間であるので、主サイリスタ71,72には
小さな容量のサイリスタを用いることが可能なのであ
る。
【0017】しかしながら、このようなハイブリッドス
イッチ9であっても、主接点611や補助接点62に不
良状態が発生することは零では無い。次に図13を用い
て、主接点611,補助接点62に不良状態が発生した
場合のハイブリッドスイッチ9の動作について説明す
る。図13(a)に補助接点62が接触不良を起こした
場合の波形図を示してある。操作電圧Vcが印加される
ことで、時刻t10において信号S83が「L」から「H」
に切り換わったものとする。この補助接点62が接触不
良を起こしている場合には、操作電圧Vcの有無に係わ
らず、信号S84は「L」をキープし続ける。このために
ワンショットパルス発生回路装置85からは、パルス出
力S85は出力されず、従って、主サイリスタ71,72
はこの場合にはオン状態にはならない。そうして、主接
点611が閉路された時刻t11から、負荷電流Iが通流
を開始する。
【0018】また、この状態において操作電圧Vcの供
給が停止されて、時刻t12において信号S83が「H」か
ら「L」に切り換わったものとする。この場合には、信
号S 84は「L」であるので、ワンショットパルス発生回
路装置85からは時間幅tbを持つパルス出力S85が出
力される。これにより、時刻t12から時間幅tb の間、
駆動回路装置86から点弧出力が出力される。主サイリ
スタ71,72は、これにより時間幅tb の間オン状態
となり、時刻t13で主接点611が開路された以降、時
間幅tbTの間だけ負荷電流Iが通流されることになる。
従って、この場合においては、ハイブリッドスイッチ9
の遮断動作時に主サイリスタ71,72に負荷電流Iが
通流する時間幅tbTは、正常時における時間幅と同等で
ある。
【0019】また図13(b)には、主接点611が接
触不良を起こした場合の波形図を示してある。操作電圧
Vcが印加されることで、時刻t20において信号S83
「L」から「H」に切り換わったものとする。信号S84
は、図12による正常時の場合と同様に、時刻t20から
遅れた時刻t21において「H」から「L」に切り換わ
る。ワンショットパルス発生回路装置85には、正規の
信号S83,S84が入力されるので、ワンショットパルス
発生回路装置85は、時刻t21において時間幅t a を持
つパルス出力S85を出力し、主サイリスタ71,72は
オン状態になる。主接点611は閉路されないので、主
サイリスタ71,72は、時刻t21に負荷電流Iの通流
を開始し、時間幅ta 後である時刻t22においてパルス
出力S85が「L」となり、駆動回路装置86からの点弧
出力が停止されることで、交流電源の次の零クロス点で
ある時刻t23において、負荷電流Iの通流を停止する。
従って、この場合においては、ハイブリッドスイッチ9
の投入動作時に主サイリスタ71,72に負荷電流Iが
通流する時間幅taT2 は、正常時における負荷電流Iが
通流する時間幅taTよりも僅かではあるが長くなる。
【0020】また、この状態において操作電圧Vcの供
給が停止されて、時刻t24において信号S83が「H」か
ら「L」に切り換わったものとする。この場合には、信
号S 84は「L」であるので、ワンショットパルス発生回
路装置85からは時間幅tbを持つパルス出力S85が出
力される。これにより、時刻t24から時間幅tb の間、
駆動回路装置86から点弧出力が出力される。主サイリ
スタ71,72は、これによりオン状態となり、時刻t
25で駆動回路装置86からの点弧出力が停止された以降
の、交流電源の次の零クロス点である時刻t26におい
て、負荷電流Iの通流を停止する。従って、この場合に
おいては、ハイブリッドスイッチ9の遮断動作時に主サ
イリスタ71,72に負荷電流Iが通流する時間幅t
bT2 は、正常時における負荷電流Iが通流する時間幅t
bTよりも僅かではあるが長くなる。
【0021】前記のとおり、ハイブリッドスイッチ9で
は、主接点611や補助接点62に接触不良が発生した
としても、主接点611が不良であることによるハイブ
リッドスイッチとしての機能の低下は止むをえないが、
主サイリスタ71,72が過負荷によって損傷すること
は防止することができているのである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るハイブリッドスイッチにおいては、その投入および遮
断動作時に主接点611にアークの発生が無く、このた
めに、長期信頼性の高いスイッチ装置を得ることが出来
ている。しかしながら、まだ次記するような問題点が残
存している。すなわち、 制御回路装置8が備える入力電圧検出回路装置83か
ら出力される信号S83は、操作指令用のスイッチ92に
より投入指令が出された以降、速やかにスイッチ92の
指令に対応する「H」に切り換わることが要求される。
これは、ワンショットパルス発生回路装置85が持つ機
能から、補助接点62が開路される前に、従って、判別
回路装置84から出力される信号S84が「H」から
「L」に切り換えられる前に、「H」に切り換わってい
ることが必須のためである。ところが、操作電圧Vc
は、制御回路装置8に入力されると、整流・平滑回路装
置81,電圧安定化回路装置82とによって、直流に変
換され、続いてコンデンサ等によって平滑化された直流
電圧にされ、かつ、一定電圧値に安定化されている。
【0023】このために、信号S83にはコンデンサの容
量などに従う時定数によって定まる遅延時間が必ず存在
している。従来例のハイブリッドスイッチ9では、この
遅延時間を極力短い時間とするために、コンデンサ容量
値を平滑化に必要な下限値付近に設定している。しかし
ながら、このようにコンデンサ容量値に余裕を持ってい
ないと、操作電圧Vcの値の変動に対する余裕が減少し
てしまうことになる。ハイブリッドスイッチ9では、遅
延時間と操作電圧Vcの値の変動への対処とが、両立す
るようにコンデンサ容量値を設定しているので、遅延時
間と操作電圧Vcの値の変動の両者共にその余裕度が少
ないものであった。また、 制御回路装置8が備えるワンショットパルス発生回路
装置85からパルス出力S85が出力されていて、主接点
611がまだ閉路されていない場合には、駆動回路装置
86から主サイリスタ71,72に与えられる点弧出力
は、主接点611を構成している固定接点と可動接点と
の間の電圧、すなわち、主電源の電圧から直接に供給さ
れている。すなわち、例えば、入力端子R→ダイオード
881→抵抗素子885→フォトトライアック872→
抵抗素子884→出力端子Uの経路で電流が流れること
で、抵抗素子885とフォトトライアック872との直
列回路体で得られる電圧が、主サイリスタ71,72が
それぞれに持つ制御極であるゲート間に与えられる点弧
出力である。
【0024】この場合には、入力端子Rと出力端子U間
の電圧値、すなわち、主接点611の固定接点と可動接
点との間の電圧値は、かなり高い値となる。一方、主接
点611は、閉路状態になる場合には、可動接点が固定
接点といったん接触したとしてもまた離れてしまう、い
わゆるバウンスを数回程度起こしがちなものである。主
接点611がこのバウンスを起こすと、固定接点と可動
接点との間に加わっている電圧が高いので、固定接点と
可動接点との間にアークが発生し主接点611はこのア
ーク発生による損耗を受けて、ハイブリッドスイッチ9
の長期信頼性が損なわれることになっている。また、 制御回路装置8が備えるワンショットパルス発生回路
装置85は、信号S83と、信号S84とを必須としてい
る。このために、制御回路装置8では信号S84の元とな
る補助接点62からの入力を不可欠なものとしている。
しかしながら、ハイブリッドスイッチ9の用途の中に
は、ハイブリッドスイッチ9の外部に補助接点62の出
力を供給しなければならない場合がある。例えば、可逆
運転を行う電動機のインターロック用、電動機のブレー
キ制御用などである。こうした場合には、非標準ではあ
るが、複数の補助接点を備える電磁接触器を備えたハイ
ブリッドスイッチを準備する必要が有るのである。さら
にまた、 ハイブリッドスイッチ9が備える主半導体スイッチ素
子である主サイリスタ71,72には、主接点611の
開閉時の短時間しか負荷電流Iが通流させないので、主
サイリスタ71,72を小容量のもにで済ますことがで
きている。しかし、ハイブリッドスイッチ9をさらに頻
繁に開閉する用途に用いる場合等では、主サイリスタ7
1,72に負荷電流Iが通流する時間をさらに短縮する
ことが要求されるようになってきている。
【0025】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その第一の目的は、投入指令か
ら信号S83が出力されるまでの遅延時間を短縮すること
が可能なハイブリッドスイッチを提供することにあり、
その第二の目的は、主接点のアークによる損耗の一層の
軽減が可能なハイブリッドスイッチを提供することにあ
り、その第三の目的は、補助接点入力を不要とするハイ
ブリッドスイッチを提供することにあり、その第四の目
的は、主半導体スイッチ素子への負荷電流の通流時間の
一層の短縮が可能なハイブリッドスイッチを提供するこ
とにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】この発明では、前述の第
一の目的は、請求項1に記載したように、主接点と,補
助接点と,主接点および補助接点に開閉動作を行わさせ
る操作コイルとを有する電磁接触器と、電磁接触器が有
する主接点に対して互いに電気的に並列に接続される主
半導体スイッチ素子と、電磁接触器が有する主接点が開
路動作および閉路動作を行う際の短時間だけ主半導体ス
イッチ素子をオンさせる駆動信号を主半導体スイッチ素
子に与える制御回路装置とを備える装置であって、制御
回路装置は、少なくとも電磁接触器が有する操作コイル
に印加される操作電圧の印加タイミングに対応する信号
を入力し,この信号と電磁接触器が有する補助接点の開
閉タイミングに対応する信号とに基づいて主半導体スイ
ッチ素子に与える駆動信号を生成するものであるハイブ
リッドスイッチにおいて、電源回路装置を備え、この電
源回路装置は電磁接触器が有する操作コイルに操作電圧
を供給する操作電源から常時電力を供給され、操作電源
から供給された電力から制御回路装置に直流電力を供給
するものである構成とすること、により達成される。
【0027】また、前述の第二の目的は、請求項2に記
載したように、主接点と,補助接点と,主接点および補
助接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有する電
磁接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して互いに
電気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子対と、
電磁接触器が有する主接点が開路動作および閉路動作を
行う際の短時間だけ主半導体スイッチ素子対をオンさせ
る駆動信号を主半導体スイッチ素子対に与える制御回路
装置とを備える装置であって、主半導体スイッチ素子対
は、互いに電気的に逆並列に接続された半導体スイッチ
素子で構成され、制御回路装置は、少なくとも電磁接触
器が有する操作コイルに印加される操作電圧の印加タイ
ミングに対応する信号を入力し,この信号と電磁接触器
が有する補助接点の開閉タイミングに対応する信号とに
基づいて主半導体スイッチ素子に与える駆動信号を生成
するものであるハイブリッドスイッチにおいて、制御回
路装置が有し,主半導体スイッチ素子対を構成する主半
導体スイッチ素子が持つ制御極に向けて駆動信号を出力
する駆動回路部は、主半導体スイッチ素子対を構成する
それぞれの半導体スイッチ素子の,カソードと制御極と
の間に接続された抵抗素子と、この抵抗素子と電気的に
並列にしかも制御極側にカソードが配置されるように接
続されたダイオードと、それぞれのダイオードが持つカ
ソード側の間に抵抗素子を介して入力端子が接続された
整流回路部と、整流回路部の直流出力端子間に接続され
た補助半導体スイッチ素子と、整流回路部の直流出力端
子間に少なくとも抵抗素子を介して接続されたコンデン
サと、コンデンサと補助半導体スイッチ素子が有する制
御極との間に接続されたホトトランジスタと、ホトトラ
ンジスタに対して導通信号を光で与える発光素子とを備
え、発光素子は、制御回路装置において生成された主半
導体スイッチ素子に与える駆動信号に対応する信号によ
り,導通信号用の光を発光するものである構成とするこ
と、により達成される。
【0028】また、前述の第三の目的は、請求項3に記
載したように、主接点と,補助接点と,主接点および補
助接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有する電
磁接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して互いに
電気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子と、電
磁接触器が有する主接点が開路動作および閉路動作を行
う際の短時間だけ主半導体スイッチ素子をオンさせる駆
動信号を主半導体スイッチ素子に与える制御回路装置と
を備えるハイブリッドスイッチにおいて、制御回路装置
は、電磁接触器が有する操作コイルに印加される操作電
圧の,電磁接触器が有する主接点を閉路および開路させ
るタイミングに対応する信号を入力し、この信号の閉路
タイミングよりも遅れ,かつ,主接点が閉路されるタイ
ミングよりも前から,主接点が閉路された以降まで継続
して主半導体スイッチ素子を短時間だけオンさせ、ま
た、前記信号の閉路タイミングとほぼ同時のタイミング
から主半導体スイッチ素子を短時間だけオンさせる駆動
信号を生成するものである構成とすること、または、請
求項4に記載したように、制御回路装置は、遅延回路部
と、閉路時用のワンショットパルス発生回路部と、開路
時用のワンショットパルス発生回路部と、パルス合成回
路部とを持つワンショットパルス発生回路装置を備え、
遅延回路部は、電磁接触器が有する操作コイルに印加さ
れる操作電圧の,電磁接触器が有する主接点を閉路およ
び開路させるタイミングに対応する信号を入力し,この
信号の閉路タイミングよりも遅れ,かつ,主接点が閉路
されるタイミングよりも前にハイレベルとなり,この信
号の開路タイミングにおいてローレベルとなる信号を出
力する回路装置であり、閉路時用のワンショットパルス
発生回路部は、遅延回路部から出力された信号を入力
し,この信号がハイレベルに切り換わった時点でハイレ
ベルとなり,主接点が閉路された以降の短時間経過後に
ローレベルとなる閉路時用のワンショットパルスを出力
する回路装置であり、開路時用のワンショットパルス発
生回路部は、電磁接触器が有する操作コイルに印加され
る操作電圧の,電磁接触器が有する主接点を閉路および
開路させるタイミングに対応する信号を入力し,この信
号の開路タイミングにおいてハイレベルとなり,主接点
が開路された以降の短時間経過後にローレベルとなる開
路時用のワンショットパルスを出力する回路装置であ
り、パルス合成回路部は、閉路時用のワンショットパル
スと開路時用のワンショットパルスとを入力し,いずれ
かのワンショットパルスがハイレベルである期間におい
てハイレベルとなるパルスを出力する回路装置である構
成とすること、により達成される。
【0029】さらにまた、前述の第四の目的は、請求項
5に記載したように、主接点と,補助接点と,主接点お
よび補助接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有
する電磁接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して
互いに電気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子
と、電磁接触器が有する主接点が開路動作および閉路動
作を行う際の短時間だけ主半導体スイッチ素子をオンさ
せる駆動信号を主半導体スイッチ素子に与える制御回路
装置とを備え、制御回路装置は、少なくとも電磁接触器
が有する操作コイルに印加される操作電圧の印加タイミ
ングに対応する信号を入力し,この信号と電磁接触器が
有する補助接点の開閉タイミングに対応する信号とに基
づいて主半導体スイッチ素子に与える駆動信号を生成す
るものであるハイブリッドスイッチにおいて、制御回路
装置は、主半導体スイッチ素子の両主極間で得られる電
圧を入力し,この電圧の存在の有無に対応する信号を出
力する電圧監視回路装置を備え、この信号と,電磁接触
器が有する操作コイルに印加される操作電圧の印加タイ
ミングに対応する信号と,電磁接触器が有する補助接点
の開閉タイミングに対応する信号とに基づいて主半導体
スイッチ素子に与える駆動信号を生成するものである構
成とすること、により達成される。
【0030】
【作用】この発明においては、ハイブリッドスイッチに
おいて、(1)電源回路装置を備え、この電源回路装置
は電磁接触器が有する操作コイルに操作電圧を供給する
操作電源から常時電力を供給され、操作電源から供給さ
れた電力から制御回路装置に直流電力を供給するもので
ある構成とすることにより、操作電源の操作電圧Vc
は、前記したスイッチ92による投入指令が出されてい
ない期間においても、電源回路装置に加わることにな
る。電源回路装置は、平滑化に必要な十分な容量値を持
つコンデンサを設置したうえで、この操作電圧Vcを電
圧源として、制御回路装置に対して常時直流電力を供給
する。このために、この発明による制御回路装置では、
スイッチ92による投入指令が出されていない以前に所
要の電源を受け取って、スイッチ92による投入指令が
出されるのを待つ状態にすることができる。この結果、
操作指令用のスイッチ92により投入指令が出される
と、信号S83を短い遅れ時間において出力することが可
能となるのである。また、(2)制御回路装置が有し,
主半導体スイッチ素子対を構成する主半導体スイッチ素
子が持つ制御極に向けて駆動信号を出力する駆動回路部
は、主半導体スイッチ素子対を構成するそれぞれの半導
体スイッチ素子の,カソードと制御極との間に接続され
た抵抗素子と、この抵抗素子と電気的に並列にしかも制
御極側にカソードが配置されるように接続されたダイオ
ードと、それぞれのダイオードが持つカソード側の間に
抵抗素子を介して入力端子が接続された整流回路部と、
整流回路部の直流出力端子間に接続された補助半導体ス
イッチ素子と、整流回路部の直流出力端子間に少なくと
も抵抗素子を介して接続されたコンデンサと、コンデン
サと補助半導体スイッチ素子が有する制御極との間に接
続されたホトトランジスタと、ホトトランジスタに対し
て導通信号を光で与える発光素子とを備え、発光素子
は、制御回路装置において生成された主半導体スイッチ
素子に与える駆動信号に対応する信号により,導通信号
用の光を発光するものである構成とすることにより、前
記したスイッチ92による投入指令が出されていない期
間においては、主電源の電圧から、例えば、入力端子R
→ダイオード→ダイオードが持つカソード側に接続され
た抵抗素子→整流回路部の一方の入力端→整流回路部の
他方の入力端→ダイオードに並列に接続された抵抗素子
→出力端子Uの経路で電流が流れることになる。
【0031】そうして、スイッチ92による投入指令が
出されていない状態では、ホトトランジスタはオフされ
ているので、整流回路部の直流出力側の両端子間に接続
された補助半導体スイッチ素子もオフされている。この
結果前記の電流は、整流回路部の直流出力側の両端子間
に抵抗素子を介して接続されたコンデンサを充電するこ
とに主として費やされる。この状態でスイッチ92によ
る投入指令が出されて、従来例における信号S83に相当
する信号が出されると、ホトトランジスタがオンされ
て、コンデンサの充電電圧が、補助半導体スイッチ素子
の制御極に印加され、補助半導体スイッチ素子がオンさ
れる。補助半導体スイッチ素子がオンされると、整流回
路部の両出力端子間がほぼ短絡された状態となるので、
入力端子Rから整流回路部を経由して出力端子Uに至る
前記した経路で流れる電流の値が増大する。電流が増大
することにより、この電流によりダイオードが持つカソ
ード側に接続された抵抗素子に発生する電圧値も上昇す
る。この発明による場合には、この抵抗素子に発生する
電圧が主半導体スイッチ素子に対する点弧出力であるの
で、主半導体スイッチ素子はオンするのである。
【0032】そうして、この発明による場合には、コン
デンサの充電電圧は、補助半導体スイッチ素子の制御極
に印加されて,補助半導体スイッチ素子をオンするのに
十分である値であればよいので、たかだか1〔V〕程度
でよいものである。従って、ホトトランジスタがオフさ
れている期間における、例えば、入力端子Rと出力端子
Uとの間の電圧値は、従来例と比較して十分小さい値と
することが可能である。この結果、電磁接触器が持つ主
接点を閉路しようとする際に、主接点にバウンスが発生
したとしても、固定接点と可動接点との間にアークはほ
とんど発生しないのである。また、(3)制御回路装置
を、例えば、遅延回路部が、電磁接触器が有する操作コ
イルに印加される操作電圧の,電磁接触器が有する主接
点を閉路および開路させるタイミングに対応する信号を
入力し,この信号の閉路タイミングよりも遅れ,かつ,
主接点が閉路されるタイミングよりも前にハイレベルと
なり,この信号の開路タイミングにおいてローレベルと
なる信号を出力する回路装置であり、閉路時用のワンシ
ョットパルス発生回路部が、遅延回路部から出力された
信号を入力し,この信号がハイレベルに切り換わった時
点でハイレベルとなり,主接点が閉路された以降の短時
間経過後にローレベルとなる閉路時用のワンショットパ
ルスを出力する回路装置であり、開路時用のワンショッ
トパルス発生回路部が、電磁接触器が有する操作コイル
に印加される操作電圧の,電磁接触器が有する主接点を
閉路および開路させるタイミングに対応する信号を入力
し,この信号の開路タイミングにおいてハイレベルとな
り,主接点が開路された以降の短時間経過後にローレベ
ルとなる開路時用のワンショットパルスを出力する回路
装置であり、パルス合成回路部は、閉路時用のワンショ
ットパルスと開路時用のワンショットパルスとを入力
し,いずれかのワンショットパルスがハイレベルである
期間においてハイレベルとなるパルスを出力する回路装
置であるような、遅延回路部と、閉路時用のワンショッ
トパルス発生回路部と、開路時用のワンショットパルス
発生回路部と、パルス合成回路部とを持つワンショット
パルス発生回路装置を備えるなどして、電磁接触器が有
する操作コイルに印加される操作電圧の,電磁接触器が
有する主接点を閉路および開路させるタイミングに対応
する信号を入力し、この信号の閉路タイミングよりも遅
れ,かつ,主接点が閉路されるタイミングよりも前か
ら,主接点が閉路された以降まで継続して主半導体スイ
ッチ素子を短時間だけオンさせ、また、前記信号の閉路
タイミングとほぼ同時のタイミングから主半導体スイッ
チ素子を短時間だけオンさせる駆動信号を生成するもの
である構成とすることにより、制御回路装置は、電磁接
触器が有する補助接点間から得られる開閉タイミング信
号が入力されなくても、電磁接触器が有する補助接点の
開閉タイミングに対応する信号を、制御回路装置内で生
成することが可能となる。この結果、この発明によるハ
イブリッドスイッチでは、電磁接触器が有する補助接点
間から得られる開閉タイミング信号を不要とするこがで
きるのである。さらにまた、(4)制御回路装置を、主
半導体スイッチ素子の両主極間で得られる電圧を入力
し,この電圧の存在の有無に対応する信号を出力する電
圧監視回路装置を備え、この信号と,電磁接触器が有す
る操作コイルに印加される操作電圧の印加タイミングに
対応する信号と,電磁接触器が有する補助接点の開閉タ
イミングに対応する信号とに基づいて主半導体スイッチ
素子に与える駆動信号を生成するものである構成とする
ことにより、主半導体スイッチ素子に与える駆動信号を
生成するのに際し、従来例の場合に対して、電圧監視回
路装置から出力される信号に基づく情報が加えられるこ
とになる。主半導体スイッチ素子が主接点に並列に接続
されているので、この信号は、主接点の開閉状態の実際
を表す情報である。従って、この信号を合わせて用いる
ことで、主接点の実際の開閉状態に合致させて主半導体
スイッチ素子に与える駆動信号を生成できることにな
る。この結果、主半導体スイッチ素子のオン期間に冗長
を持たせることが不要になるので、主半導体スイッチ素
子のオン期間の短縮が可能となるのである。
【0033】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 実施例1;図1は、請求項1に対応するこの発明の一実
施例によるハイブリッドスイッチを周辺装置と共に一部
ブロック化して示すその回路図であり、図2は、図1中
に示した制御回路装置と半導体スイッチ素子対を一部ブ
ロック化すると共に一部省略して示すその回路図であ
る。図1,図2において、図10,図11に示した従来
例によるハイブリッドスイッチと同一部分には同じ符号
を付し、その説明を省略する。なお、図1,図2中に
は、図10,図11で付した符号については、代表的な
符号のみを記した。
【0034】図1,図2において、1は、図10,図1
1に示した従来例によるハイブリッドスイッチ9に対し
て、制御回路装置8に替えて制御回路装置2を用いると
共に、電源回路装置3を備えるようにしたハイブリッド
スイッチである。電源回路装置3は、整流・平滑回路装
置31と、電圧安定化回路装置82とを備えている。整
流・平滑回路装置31は、操作指令用のスイッチ92を
介さずに、外部の操作電源91から直接に操作電圧Vc
を入力している。そうしてこの交流電圧である操作電圧
Vcを、直流電気に変換すると共に,脈動成分を平滑化
するためのコンデンサ等を備えており、その出力端から
平滑化された直流電圧を、電圧安定化回路装置82に出
力する。整流・平滑回路装置31が従来例による整流・
平滑回路装置81と異なる点は、整流して得られた直流
電圧が持つ脈動成分を平滑化するためのコンデンサの容
量値を、制御回路装置2が必要とする十分な値としてい
ることにある。
【0035】制御回路装置2は、図11に示した従来例
による制御回路装置8に対して、整流・平滑回路装置8
1に替えて整流・平滑回路装置21を用いるようにする
と共に、電圧安定化回路装置82を削除している。制御
回路装置2が備える入力電圧検出回路装置83、判別回
路装置84、ワンショットパルス発生回路装置85は、
その直流電源を、制御回路装置2が備える端子2a.2
bから取り入れられた、電源回路装置3が備える電圧安
定化回路装置82から出力された直流出力電圧に依存し
ている。
【0036】また、整流・平滑回路装置21は、入力電
圧検出回路装置83に、入力電圧検出回路装置83が出
力する信号S83を「H」とするか、または「L」とする
かの出力する条件を与えるための、信号となる直流電圧
を供給する役目を果たす回路装置である。従って、整流
・平滑回路装置21は、従来例による整流・平滑回路装
置81と同様に、端子81a,81bに入力された交流
電圧である操作電圧Vcを、直流電気に変換すると共
に,脈動成分を平滑化するためのコンデンサ等を備えて
はいるが、そのコンデンサの容量値は、整流・平滑回路
装置81が備えているコンデンサの容量値よりも小さい
値で済むのである。そうして、制御回路装置2では、ス
イッチ92による投入指令が出されていない以前に所要
の電源を電源回路装置3から受け取って、スイッチ92
による投入指令が出されるのを待つ状態にすることがで
きるのである。この結果、操作指令用のスイッチ92に
より投入指令が出されると、信号S83を短い遅れ時間に
おいて出力することが可能となるのである。
【0037】図1,図2に示す実施例では前述の構成と
したので、整流・平滑回路装置21から出力される直流
電圧の、コンデンサの容量などに従う時定数によって定
まる遅延時間は極めて短い値になる。従って、入力電圧
検出回路装置83から出力される信号S83は、操作指令
用のスイッチ92により投入指令が出された以降、速や
かにスイッチ92の指令に対応する「H」に切り換わる
ことが可能になる。また、整流・平滑回路装置31が、
十分な容量値のコンデンサを備えているので、操作電圧
Vcの値の変動への対処を十分に行うことが可能であ
る。これ等により、従来例のハイブリッドスイッチ9と
は異なり、信号S83の遅延時間の短縮と、操作電圧Vc
の値の変動への対処の両立を達成することができるので
ある。
【0038】実施例2;図3は、請求項2に対応するこ
の発明の一実施例によるハイブリッドスイッチが備える
制御回路装置の要部を周辺装置と共に示すその回路図で
ある。図3において、図10,図11に示した従来例に
よるハイブリッドスイッチと同一部分には同じ符号を付
し、その説明を省略する。なお、図3中には、図10,
図11で付した符号については、代表的な符号のみを記
した。図3において、2Bは、図10,図11に示した
従来例によるハイブリッドスイッチ9が備える制御回路
装置8に対して、駆動回路装置86に替えて駆動回路装
置3を用いるようにした制御回路装置である。なお、図
3中には、従来例における駆動回路装置86Aに対応す
る駆動回路装置3だけを示している。
【0039】駆動回路装置3は、従来例における駆動回
路装置86に対して、フォトカプラ87に替えてフォト
カプラ31を用いると共に、回路素子として、全波整流
回路32と、補助半導体スイッチ素子である補助サイリ
スタ33と、半導体制御素子としてのバイポーラトラン
ジスタ34と、定電圧ダイオード35と、ダイオード3
6と、コンデンサ37と、抵抗素子381〜386を追
加して備えており、これ等の回路素子は、図3中に図示
するように相互に接続されている。フォトカプラ31
は、発光素子871とフォトトランジスタ311とを備
える公知の構成を持つ素子である。フォトカプラ31が
備える発光素子871には、従来例の制御回路装置8の
場合と同様に、パルス出力S85が入力されている。
【0040】図3に示す実施例では前述の構成としたの
で、駆動回路装置3は次記するように動作する。すなわ
ち、操作指令用のスイッチ92からの投入指令が出され
ていない場合には、パルス出力S85が「L」であるの
で、フォトトランジスタ311はオフとなっている。ま
た、主接点611は開路されているので、主半導体スイ
ッチ素子対7を構成している主サイリスタ71,72の
相互接続点には、主電源の電圧が印加されている。この
電圧によって駆動回路装置3には次の経路を主な経路と
して電流が流れる。すなわち、例えば、入力端子R→ダ
イオード881→抵抗素子885→全波整流回路32→
抵抗素子382〜385の直列回路と、抵抗素子386
とコンデンサ37の直列回路との、並列回路→全波整流
回路32→抵抗素子884→出力端子Uの経路である。
【0041】この電流の内、抵抗素子382〜385の
直列回路に通流する電流によって、抵抗素子385に電
圧が発生し、バイポーラトランジスタ34がオンされる
ので、補助サイリスタ33はオフされる。また、前記の
電流の内、抵抗素子386とコンデンサ37の直列回路
に通流する電流によってコンデンサ37は充電される。
コンデンサ37の充電電圧値が定電圧ダイオード35が
持つツェナー電圧値に到達すると、コンデンサ37への
充電は終了され、余分となった電流は、ダイオード36
を介して定電圧ダイオード35中を通流することにな
る。かくして、スイッチ92からの投入指令が出されて
いない場合には、コンデンサ37は、主電源の電圧によ
って、定電圧ダイオード35が持つツェナー電圧値とほ
ぼ等しい電圧値に充電されることになる。
【0042】この状態でスイッチ92からの投入指令が
出されて、パルス出力S85が「H」に切り換わると、こ
のパルス出力S85により発光素子871が発光するの
で、フォトトランジスタ311はオフからオンに切り換
わる。フォトトランジスタ311がオンすると、まず、
バイポーラトランジスタ34のベースの電位がコレクタ
の電位に接近するので、バイポーラトランジスタ34は
オフされる。また、コンデンサ37に充電されている電
圧が、コンデンサ37→ダイオード36→抵抗素子38
3→フォトトランジスタ311→補助サイリスタ33の
ゲートの経路で放電され、補助サイリスタ33がオンす
る。補助サイリスタ33がオンすると、全波整流回路3
2はほぼ短絡状態となる。この状態においては、主電源
の電圧から、例えば、入力端子R→ダイオード881→
抵抗素子885→補助サイリスタ33によって短絡され
た全波整流回路32→抵抗素子884→出力端子Uの経
路で電流が流れる。
【0043】この場合の電流値は、前記したスイッチ9
2からの投入指令が出されていない場合の電流値よりも
大きくなる。この大きな電流値によって抵抗素子885
と全波整流回路32との直列回路体で得られる電圧が、
主サイリスタ71,72がそれぞれに持つ制御極である
ゲート間に与えられる点弧出力であり、これにより、主
サイリスタ71,72はオンされる。
【0044】以上説明した制御回路装置2Bの動作によ
って、制御回路装置2Bの要部で得られる波形図は、従
来例の制御回路装置9の場合に図12で示したものと全
く同一である。そうして、この発明による場合には、作
用の項でも述べたように、コンデンサ37の充電電圧の
値は、たかだか1〔V〕程度でよいものであるので、従
って、ホトトランジスタ311がオフされている期間に
おける、例えば、入力端子Rと出力端子Uとの間の電圧
値は、従来例と比較して十分低い値とすることが可能で
ある。この結果、電磁接触器6が持つ主接点611を閉
路しようとする際に、主接点611にバウンスが発生し
たとしても、固定接点と可動接点との間にアークはほと
んど発生しないか、あるいは、アークが発生したとして
も極めて微弱なエネルギーを持つアークであるので、主
接点611にアークによる損耗はほとんど生じることが
無い。これにより、制御回路装置2Bを備えるハイブリ
ッドスイッチは、長期信頼性の向上を図ることが可能と
なるのである。
【0045】実施例3;図4は、請求項2に対応するこ
の発明の異なる実施例によるハイブリッドスイッチが備
える制御回路装置の要部を周辺装置と共に示すその回路
図である。図4において、図3に示した請求項2に対応
するこの発明の一実施例によるハイブリッドスイッチが
備える制御回路装置、および、図10,図11に示した
従来例によるハイブリッドスイッチと同一部分には同じ
符号を付し、その説明を省略する。なお、図4中には、
図3で付した符号、および、図10,図11で付した符
号については、代表的な符号のみを記した。図4におい
て、2Cは、図3に示したこの発明によるハイブリッド
スイッチが備える制御回路装置2Bに対して、駆動回路
装置3に替えて駆動回路装置3Aを用いるようにした制
御回路装置である。なお、図4中には、図3の場合と同
様に、従来例における駆動回路装置86Aに対応する駆
動回路装置3Aだけを示している。駆動回路装置3A
は、この発明による駆動回路装置3に対して、抵抗素子
386を削除すると共に、ダイオード36に対して並列
に接続される抵抗素子389を用いるようにしている。
【0046】図4に示す実施例では前述の構成としたの
で、駆動回路装置3Aの行う動作が前述の駆動回路装置
3の行う動作と異なることは、抵抗素子389に関連す
るところのみである。従って、抵抗素子389に関連す
るところ以外において駆動回路装置3Aが備える機能
は、前述の駆動回路装置3が備える機能と同一であるの
で、同一である機能についての説明は省略する。
【0047】ところで、操作指令用のスイッチ92から
の投入指令が出されていない場合の、主電源の電圧によ
って駆動回路装置3A中に通流する電流の主な経路を、
全波整流回路32以降について示すと次の通りである。
全波整流回路32→抵抗素子382→との並列回路
(ただし、抵抗素子383〜385の直列回路、抵
抗素子389とコンデンサ37の直列回路)→全波整流
回路32である。そうして、この回路構成によっても、
駆動回路装置3の場合と同様にコンデンサ37への充電
を実施できるのである。この経路を駆動回路装置3と比
較すると、駆動回路装置3Aの場合には、全波整流回路
32の一方の出力端に直接接続されている回路素子は、
抵抗素子382のみである。この全波整流回路32の一
方の出力端に直接接続されている回路素子は、主電源の
電圧の影響を受けることになるので、耐電圧値の高い、
従って高価な回路素子を使用する必要が有るのである。
駆動回路装置3Aの場合には、この高い耐電圧値の必要
となる回路素子を、この部位においては抵抗素子382
だけの1個で済ますことが可能となるのである。
【0048】実施例4;図5は、請求項3,4に対応す
るこの発明の一実施例によるハイブリッドスイッチが備
える制御回路装置の要部を一部ブロック化して示すその
回路図であり、図6は、図5中に示したワンショットパ
ルス発生回路装置を示すそのブロック回路図である。図
7は、図5,図6に示したワンショットパルス発生回路
装置の動作を説明するための要部の波形図である。図5
〜図7において、図10〜図12に示した従来例による
ハイブリッドスイッチと同一部分には同じ符号を付し、
その説明を省略する。なお、図5中には、図10〜図1
2で付した符号については、代表的な符号のみを記し
た。
【0049】図5〜図7において、4は、図10,図1
1に示した従来例によるハイブリッドスイッチ9が備え
る制御回路装置8に対して、判別回路装置84を削除す
ると共に、ワンショットパルス発生回路装置85に替え
てワンショットパルス発生回路装置41を用いるように
した制御回路装置である。従って制御回路装置4には、
端子84a,84bは備えられていない。
【0050】ワンショットパルス発生回路装置41は、
遅延回路部42と、閉路時用のワンショットパルス発生
回路部43と、開路時用のワンショットパルス発生回路
部44と、パルス合成回路部であるOR回路45とを備
えている。遅延回路部42は、電磁接触器6が有する操
作コイル63に印加される操作電圧Vcの,電磁接触器
6が有する主接点611を閉路および開路させるタイミ
ングに対応する信号である信号S83を入力している。そ
うして、信号S83による閉路タイミングよりも時間T0
遅れ、かつ、主接点611が閉路されるタイミングより
も前に「H」となり、信号S83による開路タイミングに
おいて「L」となる信号S42を出力する。閉路時用のワ
ンショットパルス発生回路部43は、信号S42を入力
し、信号S 42が「L」から「H」に切り換わった時点で
「H」となり、主接点611が閉路された以降にわたる
時間幅ta で「H」を継続し、これ以降は「L」となる
閉路時用のワンショットパルスであるパルス信号S43
出力する。
【0051】開路時用のワンショットパルス発生回路部
44は、信号S83を入力し、信号S 83による開路タイミ
ングにおいて「H」となり、主接点611が開路された
以降にわたる時間幅tb で「H」を継続し、これ以降は
「L」となる開路時用のワンショットパルスであるパル
ス信号S44を出力する。OR回路45は、パルス信号S
43,S44を入力し、両パルス信号に関する論理和演算を
実行し、その結果として、いずれかのワンショットパル
スが「H」である期間において「H」となるパルス出力
41を出力する。このパルス出力S41は、従来例による
ハイブリッドスイッチ9が備えるワンショットパルス発
生回路装置85から出力されるパルス出力S85と全く同
一の波形を備えている。
【0052】図5,図6に示す実施例では前述の構成と
したので、パルス出力S85と同一のパルス出力S41を得
るのにあたり、補助接点62からの入力を必要としな
い。これによって、制御回路装置4を備えたハイブリッ
ドスイッチでは、ハイブリッドスイッチの外部に補助接
点の出力を供給しなければならない場合には、ハイブリ
ッドスイッチが備える電磁接触器が持つ補助接点を自由
に使用することが可能となるのである。
【0053】実施例5;図8は、請求項5に対応するこ
の発明の一実施例によるハイブリッドスイッチが備える
制御回路装置の要部を周辺装置と共に一部ブロック化し
て示すその回路図であり、図9は、図8に示した制御回
路装置の動作を説明するための要部の波形図である。図
8,図9において、図10〜図12に示した従来例によ
るハイブリッドスイッチと同一部分には同じ符号を付
し、その説明を省略する。なお、図8中には、図10〜
図12で付した符号については、代表的な符号のみを記
した。
【0054】図8,図9において、5は、図10,図1
1に示した従来例によるハイブリッドスイッチ9が備え
る制御回路装置8に対して、ワンショットパルス発生回
路装置85に替えてワンショットパルス発生回路装置5
1を用いると共に、電圧監視回路装置52を備えるよう
にした制御回路装置である。電圧監視回路装置52は、
例えば、予め定められた値である閾値を有しており、主
半導体スイッチ素子対7(例えば、主半導体スイッチ素
子対7A)が持つ主半導体スイッチ素子である主サイリ
スタ71,72の両主極間で得られる電圧、すなわち、
主接点611の可動接点と固定接点間に加わっている電
圧を入力し、この電圧の値が前記の閾値を越えていると
「L」となり、閾値以下の値であると「H」となる信号
52を出力する回路装置である。
【0055】ワンショットパルス発生回路装置51は、
信号S52と、従来例の制御回路装置8においても得られ
ている信号S83,S84とを入力して、駆動回路装置86
が備えるフォトカプラ87に供給されるパルス出力S51
を出力する。パルス出力S51は、信号S83が「H」で信
号S84が「L」であり,しかも,信号S52が「L」から
「H」に立上がった時点において出力される時間幅ta5
を持つワンショットパルスであり、また、信号S83,S
84が共に「L」であり,しかも,信号S52が「H」から
「L」に立下がった時点において出力される時間幅tb5
のワンショットパルスである。
【0056】次に、図8,図9に示す実施例による制御
回路装置5を備えたハイブリッドスイッチの正常時の動
作を図9を用いて、従来例によるハイブリッドスイッチ
9の図12に示した正常時の動作と相異している内容を
主体に説明する。まず、制御回路装置5を備えたハイブ
リッドスイッチの投入動作時においては、信号S52は、
信号S52が生成された経緯から、主接点611と同一の
波形を備えることになり、時刻t3 で「L」から「H」
に立上がる。ワンショットパルス発生回路装置51から
出力される出力は、前記したワンショットパルス発生回
路装置51が持つ機能に従い、信号S83,S84および信
号S52の波形から、まず、時刻t3 において時間幅ta5
を持つパルス出力S51が出力される。
【0057】このパルス出力S51を受けることで駆動回
路装置86から出力された点弧出力により、主サイリス
タ71,72はオン状態になる。そうして、この時刻t
3 においてこのハイブリッドスイッチは投入状態とな
り、負荷電流Iは主サイリスタ71,72と主接点61
1とに並列に通流することで、その通流が開始される。
時間幅ta5が経過し、主サイリスタ71,72がオフす
ると、負荷電流Iは主接点611だけに通流すること
で、何ら変わることなくその通流を継続する。このハイ
ブリッドスイッチの投入動作時に、主サイリスタ71,
72に負荷電流Iが通流する可能性のある時間は、時間
幅ta5T =ta5のごく短い時間である。
【0058】また、このハイブリッドスイッチの遮断動
作時においては、信号S52は、時刻t5 で「H」から
「L」に立下がる。ワンショットパルス発生回路装置5
1から出力される出力は、信号S83,S84および信号S
52の波形から、まず、時刻t5において時間幅tb5を持
つパルス出力S51が出力される。このパルス出力S51
受けることで駆動回路装置86から出力された点弧出力
により、主サイリスタ71,72はこの時刻t5 におい
て再びオン状態になる。このために、時刻t5 において
主接点611は開路し始めているので、負荷電流Iは主
サイリスタ71,72中を通流することになる。時間幅
b5後である時刻t6 においてパルス出力S85が「L」
となり、駆動回路装置86からの点弧出力が停止される
ので、交流電源の次の零クロス点である時刻t7 におい
て、主サイリスタ71,72がオフとなる。そうして、
この時刻t7 においてこのハイブリッドスイッチは遮断
状態となり、負荷電流Iの負荷装置への供給は停止され
る。このハイブリッドスイッチの遮断動作時に、主サイ
リスタ71,72に負荷電流Iが通流する時間は、時刻
5 から時刻t7 までのごく短い時間である。
【0059】図8,図9に示す実施例では前述の構成と
したので、主サイリスタ71,72に与える駆動信号を
生成するのに際し、従来例によるハイブリッドスイッチ
9が備える制御回路装置8の場合に対して、電圧監視回
路装置52から出力される信号S52に基づく情報が加え
られることになる。主サイリスタ71,72が主接点6
11に並列に接続されているので、この信号S52は、主
接点611の開閉状態の実際を表す情報である。従っ
て、この信号S52を合わせて用いることで、主接点61
1の実際の開閉状態に合致させて主サイリスタ71,7
2に与える駆動信号を生成できることになる。この結
果、主サイリスタ71,72のオン期間に冗長を持たせ
ることが不要になるので、主サイリスタ71,72のオ
ン期間の短縮が可能となり、これにより、主サイリスタ
71,72の小容量化も可能になるのである。
【0060】また、このハイブリッドスイッチの投入動
作時に、主接点611が可動接点と固定接点との間でバ
ウンスを起こすことが有り得るが、いったん可動接点と
固定接点とが接触されて可動接点と固定接点との間の電
圧が降下すれば、電圧監視回路装置52から出力される
信号S52が「L」から「H」に立上がるので、主サイリ
スタ71,72がオンされる。これにより、主接点61
1が可動接点と固定接点との間でバウンスを起こしたと
しても、可動接点と固定接点間にはアークが発生しない
ので、主接点611は、バウンスによって生じるアーク
による損耗を低減することが可能なのである。そうして
このことが、主サイリスタ71,72のオン期間の短縮
が可能となった理由でもある。
【0061】実施例1〜実施例5における今までの説明
では、それぞれの実施例は単独で実施されるとしてきた
が、これに限定されるものではなく、例えば、適宜の2
あるいはそれ以上の複数の実施例による内容を組み合わ
せて実施してもよいものである。
【0062】
【発明の効果】この発明においては、前記の課題を解決
するための手段の項で述べた構成とすることにより、次
記する効果を奏する。 (1)課題を解決するための手段の項の第1項の構成と
することにより、ハイブリッドスイッチが備える制御回
路装置に常時電源を供給することが可能であるので、信
号S83の遅延時間の短縮と、操作電圧Vcの値の変動へ
の対処の両立を達成することができる。
【0063】(2)課題を解決するための手段の項の第
2項の構成とすることにより、ハイブリッドスイッチが
備える制御回路装置が持つフォトカプラがオフされてい
る期間における、ハイブリッドスイッチの入力端子と出
力端子との間の電圧値を、低い値とすることが可能であ
るので、ハイブリッドスイッチが備える電磁接触器が持
つ主接点を閉路しようとする際にバウンスが発生したと
しても、アークの発生を抑制できる。これにより、ハイ
ブリッドスイッチの長期信頼性を向上することが可能と
なる。
【0064】(3)課題を解決するための手段の項の第
3項,第4項の構成とすることにより、ハイブリッドス
イッチが備える電磁接触器が有する補助接点の開閉タイ
ミングに対応する信号を、制御回路装置内で生成するこ
とが可能となるので、電磁接触器が有する補助接点間か
ら得られる開閉タイミング信号は不要となる。これによ
り、ハイブリッドスイッチの外部に補助接点の出力を供
給しなければならない場合には、ハイブリッドスイッチ
が備える電磁接触器が持つ補助接点を自由に使用するこ
とが可能となる。
【0065】(4)課題を解決するための手段の項の第
5項の構成とすることにより、ハイブリッドスイッチが
備える電磁接触器が有する主接点の実際の開閉状態に合
致させて、ハイブリッドスイッチが備える主半導体スイ
ッチ素子をオンさせることが可能となる。これにより、
主半導体スイッチ素子のオン期間に冗長を持たせること
が不要になるので、主半導体スイッチ素子の小容量化が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に対応するこの発明の一実施例による
ハイブリッドスイッチを周辺装置と共に一部ブロック化
して示すその回路図
【図2】図1中に示した制御回路装置と半導体スイッチ
素子対を一部ブロック化すると共に一部省略して示すそ
の回路図
【図3】請求項2に対応するこの発明の一実施例による
ハイブリッドスイッチが備える制御回路装置の要部を周
辺装置と共に示すその回路図
【図4】請求項2に対応するこの発明の異なる実施例に
よるハイブリッドスイッチが備える制御回路装置の要部
を周辺装置と共に示すその回路図
【図5】請求項3,4に対応するこの発明の一実施例に
よるハイブリッドスイッチが備える制御回路装置の要部
を一部ブロック化して示すその回路図
【図6】図5中に示したワンショットパルス発生回路装
置を示すそのブロック回路図
【図7】図5,図6に示したワンショットパルス発生回
路装置の動作を説明するための要部の波形図
【図8】請求項5に対応するこの発明の一実施例による
ハイブリッドスイッチが備える制御回路装置の要部を周
辺装置と共に一部ブロック化して示すその回路図
【図9】図8に示した制御回路装置の動作を説明するた
めの要部の波形図
【図10】従来例のハイブリッドスイッチを周辺装置と
共に一部ブロック化して示すその回路図
【図11】図10中に示した制御回路装置と半導体スイ
ッチ素子対を一部ブロック化すると共に一部省略して示
すその回路図
【図12】図10,図11に示したハイブリッドスイッ
チの正常時の動作を説明するための要部の波形図
【図13】図10,図11に示したハイブリッドスイッ
チの異常時の動作を説明するための要部の波形図で、
(a)は補助接点に接触不良が発生した場合の波形図で
あり、(b)は主接点に接触不良が発生した場合の波形
【符号の説明】 1 ハイブリッドスイッチ 2 制御回路装置 3 電源回路装置 31 整流・平滑回路装置 82 電圧安定化回路装置 91 操作電源 92 スイッチ Vc 操作電圧

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主接点と,補助接点と,主接点および補助
    接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有する電磁
    接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して互いに電
    気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子と、電磁
    接触器が有する主接点が開路動作および閉路動作を行う
    際の短時間だけ主半導体スイッチ素子をオンさせる駆動
    信号を主半導体スイッチ素子に与える制御回路装置とを
    備える装置であって、制御回路装置は、少なくとも電磁
    接触器が有する操作コイルに印加される操作電圧の印加
    タイミングに対応する信号を入力し,この信号と電磁接
    触器が有する補助接点の開閉タイミングに対応する信号
    とに基づいて主半導体スイッチ素子に与える駆動信号を
    生成するものであるハイブリッドスイッチにおいて、 電源回路装置を備え、この電源回路装置は電磁接触器が
    有する操作コイルに操作電圧を供給する操作電源から常
    時電力を供給され、操作電源から供給された電力から制
    御回路装置に直流電力を供給するものであることを特徴
    とするハイブリッドスイッチ。
  2. 【請求項2】主接点と,補助接点と,主接点および補助
    接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有する電磁
    接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して互いに電
    気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子対と、電
    磁接触器が有する主接点が開路動作および閉路動作を行
    う際の短時間だけ主半導体スイッチ素子対をオンさせる
    駆動信号を主半導体スイッチ素子対に与える制御回路装
    置とを備える装置であって、主半導体スイッチ素子対
    は、互いに電気的に逆並列に接続された半導体スイッチ
    素子で構成され、制御回路装置は、少なくとも電磁接触
    器が有する操作コイルに印加される操作電圧の印加タイ
    ミングに対応する信号を入力し,この信号と電磁接触器
    が有する補助接点の開閉タイミングに対応する信号とに
    基づいて主半導体スイッチ素子に与える駆動信号を生成
    するものであるハイブリッドスイッチにおいて、 制御回路装置が有し,主半導体スイッチ素子対を構成す
    る主半導体スイッチ素子が持つ制御極に向けて駆動信号
    を出力する駆動回路部は、主半導体スイッチ素子対を構
    成するそれぞれの半導体スイッチ素子の,カソードと制
    御極との間に接続された抵抗素子と、この抵抗素子と電
    気的に並列にしかも制御極側にカソードが配置されるよ
    うに接続されたダイオードと、それぞれのダイオードが
    持つカソード側の間に抵抗素子を介して入力端子が接続
    された整流回路部と、整流回路部の直流出力端子間に接
    続された補助半導体スイッチ素子と、整流回路部の直流
    出力端子間に少なくとも抵抗素子を介して接続されたコ
    ンデンサと、コンデンサと補助半導体スイッチ素子が有
    する制御極との間に接続されたホトトランジスタと、ホ
    トトランジスタに対して導通信号を光で与える発光素子
    とを備え、発光素子は、制御回路装置において生成され
    た主半導体スイッチ素子に与える駆動信号に対応する信
    号により,導通信号用の光を発光するものであることを
    特徴とするハイブリッドスイッチ。
  3. 【請求項3】主接点と,補助接点と,主接点および補助
    接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有する電磁
    接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して互いに電
    気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子と、電磁
    接触器が有する主接点が開路動作および閉路動作を行う
    際の短時間だけ主半導体スイッチ素子をオンさせる駆動
    信号を主半導体スイッチ素子に与える制御回路装置とを
    備えるハイブリッドスイッチにおいて、 制御回路装置は、電磁接触器が有する操作コイルに印加
    される操作電圧の,電磁接触器が有する主接点を閉路お
    よび開路させるタイミングに対応する信号を入力し、こ
    の信号の閉路タイミングよりも遅れ,かつ,主接点が閉
    路されるタイミングよりも前から,主接点が閉路された
    以降まで継続して主半導体スイッチ素子を短時間だけオ
    ンさせ、また、前記信号の閉路タイミングとほぼ同時の
    タイミングから主半導体スイッチ素子を短時間だけオン
    させる駆動信号を生成するものであることを特徴とする
    ハイブリッドスイッチ。
  4. 【請求項4】請求項3に記載のハイブリッドスイッチに
    おいて、 制御回路装置は、遅延回路部と、閉路時用のワンショッ
    トパルス発生回路部と、開路時用のワンショットパルス
    発生回路部と、パルス合成回路部とを持つワンショット
    パルス発生回路装置を備え、遅延回路部は、電磁接触器
    が有する操作コイルに印加される操作電圧の,電磁接触
    器が有する主接点を閉路および開路させるタイミングに
    対応する信号を入力し,この信号の閉路タイミングより
    も遅れ,かつ,主接点が閉路されるタイミングよりも前
    にハイレベルとなり,この信号の開路タイミングにおい
    てローレベルとなる信号を出力する回路装置であり、閉
    路時用のワンショットパルス発生回路部は、遅延回路部
    から出力された信号を入力し,この信号がハイレベルに
    切り換わった時点でハイレベルとなり,主接点が閉路さ
    れた以降の短時間経過後にローレベルとなる閉路時用の
    ワンショットパルスを出力する回路装置であり、開路時
    用のワンショットパルス発生回路部は、電磁接触器が有
    する操作コイルに印加される操作電圧の,電磁接触器が
    有する主接点を閉路および開路させるタイミングに対応
    する信号を入力し,この信号の開路タイミングにおいて
    ハイレベルとなり,主接点が開路された以降の短時間経
    過後にローレベルとなる開路時用のワンショットパルス
    を出力する回路装置であり、パルス合成回路部は、閉路
    時用のワンショットパルスと開路時用のワンショットパ
    ルスとを入力し,いずれかのワンショットパルスがハイ
    レベルである期間においてハイレベルとなるパルス出力
    を出力する回路装置であることを特徴とするハイブリッ
    ドスイッチ。
  5. 【請求項5】主接点と,補助接点と,主接点および補助
    接点に開閉動作を行わさせる操作コイルとを有する電磁
    接触器と、電磁接触器が有する主接点に対して互いに電
    気的に並列に接続される主半導体スイッチ素子と、電磁
    接触器が有する主接点が開路動作および閉路動作を行う
    際の短時間だけ主半導体スイッチ素子をオンさせる駆動
    信号を主半導体スイッチ素子に与える制御回路装置とを
    備え、制御回路装置は、少なくとも電磁接触器が有する
    操作コイルに印加される操作電圧の印加タイミングに対
    応する信号を入力し,この信号と電磁接触器が有する補
    助接点の開閉タイミングに対応する信号とに基づいて主
    半導体スイッチ素子に与える駆動信号を生成するもので
    あるハイブリッドスイッチにおいて、 制御回路装置は、主半導体スイッチ素子の両主極間で得
    られる電圧を入力し,この電圧の存在の有無に対応する
    信号を出力する電圧監視回路装置を備え、この信号と,
    電磁接触器が有する操作コイルに印加される操作電圧の
    印加タイミングに対応する信号と,電磁接触器が有する
    補助接点の開閉タイミングに対応する信号とに基づいて
    主半導体スイッチ素子に与える駆動信号を生成するもの
    であることを特徴とするハイブリッドスイッチ。
JP03127795A 1995-02-21 1995-02-21 ハイブリッドスイッチ Expired - Fee Related JP3368706B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03127795A JP3368706B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 ハイブリッドスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03127795A JP3368706B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 ハイブリッドスイッチ

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002039870A Division JP2002304939A (ja) 2002-02-18 2002-02-18 ハイブリッドスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08227645A true JPH08227645A (ja) 1996-09-03
JP3368706B2 JP3368706B2 (ja) 2003-01-20

Family

ID=12326835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03127795A Expired - Fee Related JP3368706B2 (ja) 1995-02-21 1995-02-21 ハイブリッドスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3368706B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3368706B2 (ja) 2003-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050254268A1 (en) Control circuit for switched mode power supply unit
EP0594457A1 (en) Electric vehicle control device
JP2000197371A (ja) インバ―タ装置
JP2634306B2 (ja) インバータ装置の駆動回路
JP2010146527A (ja) 負荷制御装置
JP3559165B2 (ja) 漏電遮断器
JP3572408B2 (ja) 駆動信号制御の不足電圧ロックアウト回路
JP3680147B2 (ja) 電源装置
JPH08227645A (ja) ハイブリッドスイッチ
EP0192258A2 (en) Hybrid relay circuit having electromagnetic relay for switching AC power supply
JPH0576135A (ja) 無停電電源装置の突入電流抑制装置とその抑制方法
JPH10155272A (ja) 電源装置
JP2013109641A (ja) 2線式負荷制御装置
US20240162704A1 (en) Inrush current suppression circuit, converter system, and motor drive device
CN210222593U (zh) 一种无触点单相交流稳压器
JP2002304939A (ja) ハイブリッドスイッチ
JP2004158386A (ja) 誘導加熱調理器
JP3062707B2 (ja) 負荷駆動回路
JP3615052B2 (ja) 電源回路
JP2001309668A (ja) インバータ機器の制御装置
JPH08308242A (ja) 電圧形インバータの突入電流防止回路
JPH06141548A (ja) 突入電流抑制回路
CN121602297A (zh) 电源供应装置
JP3417171B2 (ja) 無接点開閉装置
JP2017228474A (ja) リレー制御装置および漏電安全装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees