JPH082278A - 4輪駆動車の駆動力制御装置 - Google Patents
4輪駆動車の駆動力制御装置Info
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- JPH082278A JPH082278A JP13604494A JP13604494A JPH082278A JP H082278 A JPH082278 A JP H082278A JP 13604494 A JP13604494 A JP 13604494A JP 13604494 A JP13604494 A JP 13604494A JP H082278 A JPH082278 A JP H082278A
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims abstract description 14
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000009365 direct transmission Effects 0.000 description 1
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- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】旋回状態を確実に検出することができる4輪駆
動車の駆動力制御装置を得る。 【構成】各4輪の車輪速度をそれぞれ検出する車輪速セ
ンサを備え、前輪外側輪と後輪内側輪との速度差△N
R,△NLを算出する(ステップ100,150)。そ
して、速度差△NR,△NLがタイトコーナブレーキが
発生する旋回半径での速度差に応じた判定値N1以上で
かつ最小回転半径での速度差に応じた判定値N2未満の
ときには、大舵角での旋回状態と判断する(ステップ1
10,120,160,170)。大舵角での旋回状態
と判断した、差動制限クラッチを制御して伝達トルクを
減少させ(ステップ130)、タイトコーナブレーキ現
象の発生を防止する。
動車の駆動力制御装置を得る。 【構成】各4輪の車輪速度をそれぞれ検出する車輪速セ
ンサを備え、前輪外側輪と後輪内側輪との速度差△N
R,△NLを算出する(ステップ100,150)。そ
して、速度差△NR,△NLがタイトコーナブレーキが
発生する旋回半径での速度差に応じた判定値N1以上で
かつ最小回転半径での速度差に応じた判定値N2未満の
ときには、大舵角での旋回状態と判断する(ステップ1
10,120,160,170)。大舵角での旋回状態
と判断した、差動制限クラッチを制御して伝達トルクを
減少させ(ステップ130)、タイトコーナブレーキ現
象の発生を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4輪駆動走行時の旋回
の際に生ずるタイトコーナブレーキの現象を回避する4
輪駆動車の駆動力制御装置に関するものである。
の際に生ずるタイトコーナブレーキの現象を回避する4
輪駆動車の駆動力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、4輪駆動車において、センタ
デフを備えたものでは、ぬかるみや雪道等において1輪
がスリップした場合には、その車輪だけが回転し、走行
できなくなる場合がある。このセンタデフによる前後輪
の速度の差動を制限する差動制限手段を設けたものが知
られているが、旋回時に差動を制限すると、タイトコー
ナブレーキ現象が生じる。
デフを備えたものでは、ぬかるみや雪道等において1輪
がスリップした場合には、その車輪だけが回転し、走行
できなくなる場合がある。このセンタデフによる前後輪
の速度の差動を制限する差動制限手段を設けたものが知
られているが、旋回時に差動を制限すると、タイトコー
ナブレーキ現象が生じる。
【0003】このタイトコーナブレーキ現象を回避する
ものとしては、特公平3−51605号公報にあるよう
に、操舵輪の操舵角度を操舵角度検出センサにより検出
して、操舵角度が所定値以上となったときには、差動制
限手段による差動の制限を解除する方向に制御するもの
が知られている。しかし、操舵角度検出センサにより検
出された操舵角度は、実際の車両の旋回状態と異なる場
合があり、差動制限手段による解除が適切に行われない
場合があった。これを解決するものとして、特公平5−
37849号公報にあるように、前輪又は後輪の左右輪
の回転数の差を検出して、この回転数の差が所定値以上
であるときには、差動制限手段により2輪駆動に切り換
えるようにしたものが知られている。
ものとしては、特公平3−51605号公報にあるよう
に、操舵輪の操舵角度を操舵角度検出センサにより検出
して、操舵角度が所定値以上となったときには、差動制
限手段による差動の制限を解除する方向に制御するもの
が知られている。しかし、操舵角度検出センサにより検
出された操舵角度は、実際の車両の旋回状態と異なる場
合があり、差動制限手段による解除が適切に行われない
場合があった。これを解決するものとして、特公平5−
37849号公報にあるように、前輪又は後輪の左右輪
の回転数の差を検出して、この回転数の差が所定値以上
であるときには、差動制限手段により2輪駆動に切り換
えるようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た従来のものでは、旋回状態での左右輪の速度差は小さ
く、直進状態と旋回状態の区別が付け難く、タイトコー
ナブレーキを回避しようとすると、僅かな速度差が生じ
たときに差動制限手段による差動の制限を解除する方向
に制御せざるを得ず、これにより、直進状態でスリップ
が生じたにもかかわらず、差動の制限を解除する方向に
制御してしまい、1輪がスリップしてぬかるみや雪道で
走行が困難になってしまう場合があるという問題があっ
た。
た従来のものでは、旋回状態での左右輪の速度差は小さ
く、直進状態と旋回状態の区別が付け難く、タイトコー
ナブレーキを回避しようとすると、僅かな速度差が生じ
たときに差動制限手段による差動の制限を解除する方向
に制御せざるを得ず、これにより、直進状態でスリップ
が生じたにもかかわらず、差動の制限を解除する方向に
制御してしまい、1輪がスリップしてぬかるみや雪道で
走行が困難になってしまう場合があるという問題があっ
た。
【0005】そこで本発明は上記の課題を解決すること
を目的とし、旋回状態を確実に検出することができる4
輪駆動車の駆動力制御装置を提供することにある。
を目的とし、旋回状態を確実に検出することができる4
輪駆動車の駆動力制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、内燃機関M1からの出力を前後輪の一
方に直接伝達すると共に前後輪の他方へは伝達トルクを
変更可能な差動制限手段M2を介して伝達する4輪駆動
車の駆動力制御装置において、各4輪の車輪速度をそれ
ぞれ検出する速度検出手段M3と、前輪外側輪と後輪内
側輪との速度差を算出する速度差算出手段M4と、前記
速度差がタイトコーナブレーキが発生する旋回半径での
速度差より大きくかつ最小回転半径での速度差よりも小
さいときには、大舵角での旋回状態と判断する判断手段
M5と、該判断手段M5により大舵角での旋回状態と判
断されたときには、前記差動制限手段M2を制御して伝
達トルクを減少させる差動制限制御手段M6を備えたこ
とを特徴とする4輪駆動車の駆動力制御装置の構成がそ
れである。
く、本発明は課題を解決するための手段として次の構成
を取った。即ち、内燃機関M1からの出力を前後輪の一
方に直接伝達すると共に前後輪の他方へは伝達トルクを
変更可能な差動制限手段M2を介して伝達する4輪駆動
車の駆動力制御装置において、各4輪の車輪速度をそれ
ぞれ検出する速度検出手段M3と、前輪外側輪と後輪内
側輪との速度差を算出する速度差算出手段M4と、前記
速度差がタイトコーナブレーキが発生する旋回半径での
速度差より大きくかつ最小回転半径での速度差よりも小
さいときには、大舵角での旋回状態と判断する判断手段
M5と、該判断手段M5により大舵角での旋回状態と判
断されたときには、前記差動制限手段M2を制御して伝
達トルクを減少させる差動制限制御手段M6を備えたこ
とを特徴とする4輪駆動車の駆動力制御装置の構成がそ
れである。
【0007】また、前記差動制限制御手段M6は、前記
速度差算出手段M4により算出された速度差に応じて前
記差動制限手段M2の伝達トルクを変更する構成として
もよく、あるいは、前記判断手段M5が、大舵角での旋
回状態以外と判断したときには、前記差動制限制御手段
M6は、前記差動制限手段M2を制御して伝達トルクを
前記前輪に伝達する構成としてもよい。
速度差算出手段M4により算出された速度差に応じて前
記差動制限手段M2の伝達トルクを変更する構成として
もよく、あるいは、前記判断手段M5が、大舵角での旋
回状態以外と判断したときには、前記差動制限制御手段
M6は、前記差動制限手段M2を制御して伝達トルクを
前記前輪に伝達する構成としてもよい。
【0008】
【作用】前記構成を有する4輪駆動車の駆動力制御装置
は、各速度検出手段M4が各4輪の車輪速度を検出し、
速度差算出手段M4が前輪外側輪と後輪内側輪との速度
差を算出する。そして、判断手段M5が速度差がタイト
コーナブレーキが発生する旋回半径での速度差より大き
くかつ最小回転半径での速度差よりも小さいときには、
大舵角での旋回状態と判断する。更に、差動制限制御手
段M6が判断手段M5により大舵角での旋回状態と判断
されたときには、差動制限手段M2を制御して伝達トル
クを減少させ、タイトコーナブレーキ現象の発生を防止
する。
は、各速度検出手段M4が各4輪の車輪速度を検出し、
速度差算出手段M4が前輪外側輪と後輪内側輪との速度
差を算出する。そして、判断手段M5が速度差がタイト
コーナブレーキが発生する旋回半径での速度差より大き
くかつ最小回転半径での速度差よりも小さいときには、
大舵角での旋回状態と判断する。更に、差動制限制御手
段M6が判断手段M5により大舵角での旋回状態と判断
されたときには、差動制限手段M2を制御して伝達トル
クを減少させ、タイトコーナブレーキ現象の発生を防止
する。
【0009】また、差動制限制御手段M6が、速度差算
出手段M4により算出された速度差に応じて差動制限手
段M2の伝達トルクを変更すると、回転半径に応じた差
動制限を実施できる。更に、判断手段M5が、大舵角で
の旋回状態以外と判断したときに、差動制限制御手段M
6が、差動制限手段M2を制御して伝達トルクを前輪に
伝達すると、旋回時以外には差動制限を実施できる。
出手段M4により算出された速度差に応じて差動制限手
段M2の伝達トルクを変更すると、回転半径に応じた差
動制限を実施できる。更に、判断手段M5が、大舵角で
の旋回状態以外と判断したときに、差動制限制御手段M
6が、差動制限手段M2を制御して伝達トルクを前輪に
伝達すると、旋回時以外には差動制限を実施できる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。図2は本発明の一実施例である4輪駆動車の
駆動力制御装置の概略構成図である。1は内燃機関で、
内燃機関1の出力はトランスミッション2、出力軸3を
介してトランスファ4に伝達され、トランスファ4から
の出力はフロント駆動軸6、フロントデフ8、フロント
車軸10,12を介して左右前輪14FL,14FRに
伝達されるように構成されている。またトランスファ4
からの出力はリヤ駆動軸16、リヤデフ18、リヤ車軸
20,22を介して左右後輪14RL,14RRに伝達
されるように構成されている。
説明する。図2は本発明の一実施例である4輪駆動車の
駆動力制御装置の概略構成図である。1は内燃機関で、
内燃機関1の出力はトランスミッション2、出力軸3を
介してトランスファ4に伝達され、トランスファ4から
の出力はフロント駆動軸6、フロントデフ8、フロント
車軸10,12を介して左右前輪14FL,14FRに
伝達されるように構成されている。またトランスファ4
からの出力はリヤ駆動軸16、リヤデフ18、リヤ車軸
20,22を介して左右後輪14RL,14RRに伝達
されるように構成されている。
【0011】トランスファ4内には、フロント駆動軸6
とリヤ駆動軸16との回転差を吸収するセンタデフ26
が設けられている。更に、トランスファ4内には、油圧
供給源に接続された制御バルブ28を介して供給される
油圧の作用によりセンタデフ26による差動を制限する
差動制限クラッチ30が設けられている。
とリヤ駆動軸16との回転差を吸収するセンタデフ26
が設けられている。更に、トランスファ4内には、油圧
供給源に接続された制御バルブ28を介して供給される
油圧の作用によりセンタデフ26による差動を制限する
差動制限クラッチ30が設けられている。
【0012】制御バルブ28は、入力される電流の大小
に応じて差動制限クラッチ30に供給する油圧の高低を
変更できるものである。また、差動制限クラッチ30
は、本実施例では、供給される油圧が高いときには図示
しない複数のクラッチ板が摩擦係合して、出力軸3の回
転をフロント駆動軸6とリヤ駆動軸16とに直接伝達
し、供給される油圧が低いときには、クラッチ板が離れ
る構成のものである。しかも、供給される油圧の高低に
よりクラッチ板の結合度を変更し、出力軸3からフロン
ト駆動軸6とリヤ駆動軸16とに伝達されるトルクを変
更できる構成のものである。
に応じて差動制限クラッチ30に供給する油圧の高低を
変更できるものである。また、差動制限クラッチ30
は、本実施例では、供給される油圧が高いときには図示
しない複数のクラッチ板が摩擦係合して、出力軸3の回
転をフロント駆動軸6とリヤ駆動軸16とに直接伝達
し、供給される油圧が低いときには、クラッチ板が離れ
る構成のものである。しかも、供給される油圧の高低に
よりクラッチ板の結合度を変更し、出力軸3からフロン
ト駆動軸6とリヤ駆動軸16とに伝達されるトルクを変
更できる構成のものである。
【0013】一方、各車輪14FL,14FR,14R
L,14RRに対応して、それぞれの車輪14FL,1
4FR,14RL,14RRの車輪速度を検出する車輪
速センサ32FL,32FR,32RL,32RRが設
けられている。各車輪速センサ32FL,32FR,3
2RL,32RRは、電子制御回路50に接続されてお
り、電子制御回路50は、周知のCPU52、ROM5
4、RAM56等を中心に論理演算回路として構成さ
れ、外部と入出力を行う入出力回路58がコモンバス6
0を介して相互に接続されている。
L,14RRに対応して、それぞれの車輪14FL,1
4FR,14RL,14RRの車輪速度を検出する車輪
速センサ32FL,32FR,32RL,32RRが設
けられている。各車輪速センサ32FL,32FR,3
2RL,32RRは、電子制御回路50に接続されてお
り、電子制御回路50は、周知のCPU52、ROM5
4、RAM56等を中心に論理演算回路として構成さ
れ、外部と入出力を行う入出力回路58がコモンバス6
0を介して相互に接続されている。
【0014】CPU52は、車輪速センサ32FL,3
2FR,32RL,32RRからの入力信号を入出力回
路58を介して入力し、これらの信号及びROM54、
RAM56内のデータや予め記憶された制御プログラム
に基づいてCPU52は、入出力回路58を介して制御
バルブ28に信号を出力する。
2FR,32RL,32RRからの入力信号を入出力回
路58を介して入力し、これらの信号及びROM54、
RAM56内のデータや予め記憶された制御プログラム
に基づいてCPU52は、入出力回路58を介して制御
バルブ28に信号を出力する。
【0015】次に、前述した電子制御回路50において
行われる差動制限制御処理について、図3のフローチャ
ートと共に説明する。まず、走行中の左前輪14FLの
車輪速センサ32FLから出力される車輪速度NFLと
右後輪14RRの車輪速センサ32RRから出力される
車輪速度NRRとの差から速度差△NR(=NFL−N
RR)を算出する(ステップ100)。次に、この速度
差△NRが、第1判定値N1未満であるか否かを判断す
る(ステップ110)。この第1判定値N1は、予め求
められたタイトコーナブレーキが発生する旋回半径での
前輪外側輪と後輪内側輪との速度差である。
行われる差動制限制御処理について、図3のフローチャ
ートと共に説明する。まず、走行中の左前輪14FLの
車輪速センサ32FLから出力される車輪速度NFLと
右後輪14RRの車輪速センサ32RRから出力される
車輪速度NRRとの差から速度差△NR(=NFL−N
RR)を算出する(ステップ100)。次に、この速度
差△NRが、第1判定値N1未満であるか否かを判断す
る(ステップ110)。この第1判定値N1は、予め求
められたタイトコーナブレーキが発生する旋回半径での
前輪外側輪と後輪内側輪との速度差である。
【0016】速度差△NRが、第1判定値N1以上であ
るときには、速度差△NRが第2判定値N2未満か否か
を判断する(ステップ120)。第2判定値N2は、予
め求められた車両の最小回転半径における前輪外側輪と
後輪内側輪の速度差である。例えば、図5に示すよう
に、一定の速度で旋回中のときには、フロント駆動軸6
の速度を一定とすると、リヤ駆動軸16の速度はそれよ
りも小さく、また、前輪外側輪の車輪速度が最も大き
く、次に後輪外側輪が大きく、後輪内側輪の車輪速度が
最も小さい。
るときには、速度差△NRが第2判定値N2未満か否か
を判断する(ステップ120)。第2判定値N2は、予
め求められた車両の最小回転半径における前輪外側輪と
後輪内側輪の速度差である。例えば、図5に示すよう
に、一定の速度で旋回中のときには、フロント駆動軸6
の速度を一定とすると、リヤ駆動軸16の速度はそれよ
りも小さく、また、前輪外側輪の車輪速度が最も大き
く、次に後輪外側輪が大きく、後輪内側輪の車輪速度が
最も小さい。
【0017】従って、図4に示すように、右旋回中のと
きには、前輪外側輪である左前輪14FLの車輪速度N
FLが最も大きく、後輪内側輪である右後輪14RRの
車輪速度NRRが最も小さい。よって、右旋回中のとき
には、各車輪14FL,14FR,14RL,14RR
の車輪速度の差は、左前輪14FLの車輪速度NFLと
右後輪14RRの車輪速度NRRとの速度差△NRが最
も大きくなる。
きには、前輪外側輪である左前輪14FLの車輪速度N
FLが最も大きく、後輪内側輪である右後輪14RRの
車輪速度NRRが最も小さい。よって、右旋回中のとき
には、各車輪14FL,14FR,14RL,14RR
の車輪速度の差は、左前輪14FLの車輪速度NFLと
右後輪14RRの車輪速度NRRとの速度差△NRが最
も大きくなる。
【0018】速度差△NRが第1判定値N1以上で第2
判定値N2未満であるときには、タイトコーナブレーキ
現象が発生する大舵角での右旋回状態であると判断し
(ステップ110,120)、差動制限を抑制する(ス
テップ130)。差動制限の抑制は、制御バルブ28を
制御して差動制限クラッチ30に供給されている油圧を
減少させて、差動制限クラッチ30による差動制限を解
除する方向に制御する。また、速度差△NRが大きいほ
ど油圧を大きく減少させて、図6に示すように、差動制
限クラッチ30の結合度を変更する。
判定値N2未満であるときには、タイトコーナブレーキ
現象が発生する大舵角での右旋回状態であると判断し
(ステップ110,120)、差動制限を抑制する(ス
テップ130)。差動制限の抑制は、制御バルブ28を
制御して差動制限クラッチ30に供給されている油圧を
減少させて、差動制限クラッチ30による差動制限を解
除する方向に制御する。また、速度差△NRが大きいほ
ど油圧を大きく減少させて、図6に示すように、差動制
限クラッチ30の結合度を変更する。
【0019】そして、速度差△NRが第2判定値N2以
上であるときには(ステップ120)、ぬかるみや雪道
等を走行中のようなスリップ状態であると判断して、差
動制限を実施する(ステップ140)。差動制限は、制
御バルブ28を制御して差動制限クラッチ30に供給さ
れている油圧を高くし、差動制限クラッチ30を接続し
て、出力軸3の出力をフロント駆動軸6及びリヤ駆動軸
16に直接伝達して、差動制限を実施する。
上であるときには(ステップ120)、ぬかるみや雪道
等を走行中のようなスリップ状態であると判断して、差
動制限を実施する(ステップ140)。差動制限は、制
御バルブ28を制御して差動制限クラッチ30に供給さ
れている油圧を高くし、差動制限クラッチ30を接続し
て、出力軸3の出力をフロント駆動軸6及びリヤ駆動軸
16に直接伝達して、差動制限を実施する。
【0020】一方、速度差△NRが第1判定値N1未満
であるときには(ステップ110)、大きな右旋回中か
直進中、あるいは左旋回中であると判断し、右前輪14
FRの車輪速センサ32FRから出力される車輪速度N
FRと左後輪14RLの車輪速センサ32RLから出力
される車輪速度NRLとの差から速度差△NL(=NF
R−NRL)を算出する(ステップ150)。
であるときには(ステップ110)、大きな右旋回中か
直進中、あるいは左旋回中であると判断し、右前輪14
FRの車輪速センサ32FRから出力される車輪速度N
FRと左後輪14RLの車輪速センサ32RLから出力
される車輪速度NRLとの差から速度差△NL(=NF
R−NRL)を算出する(ステップ150)。
【0021】左旋回中において、前輪外側輪に該当する
のは右前輪14FRであり、後輪内側輪に該当するのは
左後輪14RLである。左旋回中には、これらの車輪1
4FR,14RLの車輪速度の差が最も大きくなる。次
に、速度差△NLが前記第1判定値N1未満か否かを判
断し(ステップ160)、第1判定値N1未満であると
きには、直進中であるかタイトコーナーブレーキ現象が
発生しない大きな半径での左旋回中であると判断して、
差動制限を実施する(ステップ140)。これにより、
出力軸3の出力がフロント駆動軸6及びリヤ駆動軸16
に直接伝達されて、1輪のみが空転するような状態を防
止することができる。
のは右前輪14FRであり、後輪内側輪に該当するのは
左後輪14RLである。左旋回中には、これらの車輪1
4FR,14RLの車輪速度の差が最も大きくなる。次
に、速度差△NLが前記第1判定値N1未満か否かを判
断し(ステップ160)、第1判定値N1未満であると
きには、直進中であるかタイトコーナーブレーキ現象が
発生しない大きな半径での左旋回中であると判断して、
差動制限を実施する(ステップ140)。これにより、
出力軸3の出力がフロント駆動軸6及びリヤ駆動軸16
に直接伝達されて、1輪のみが空転するような状態を防
止することができる。
【0022】また、速度差△NLが第1判定値N1以上
で第2判定値N2未満であるときには、タイトコーナブ
レーキ現象が発生する大舵角での左旋回状態であると判
断し(ステップ160,170)、差動制限を抑制する
(ステップ130)。よって、センタデフ26によりフ
ロント駆動軸6とリヤ駆動軸16との回転差が吸収され
て、タイトコーナブレーキ現象が発生することなく、旋
回することができる。
で第2判定値N2未満であるときには、タイトコーナブ
レーキ現象が発生する大舵角での左旋回状態であると判
断し(ステップ160,170)、差動制限を抑制する
(ステップ130)。よって、センタデフ26によりフ
ロント駆動軸6とリヤ駆動軸16との回転差が吸収され
て、タイトコーナブレーキ現象が発生することなく、旋
回することができる。
【0023】一方、速度差△NLが第2判定値N2以上
であるときには(ステップ170)、ぬかるみや雪道等
を走行中のようなスリップ状態であると判断して、差動
制限を実施する(ステップ140)。これにより、出力
軸3の出力がフロント駆動軸6及びリヤ駆動軸16に直
接伝達される。
であるときには(ステップ170)、ぬかるみや雪道等
を走行中のようなスリップ状態であると判断して、差動
制限を実施する(ステップ140)。これにより、出力
軸3の出力がフロント駆動軸6及びリヤ駆動軸16に直
接伝達される。
【0024】このように、本実施例の4輪駆動車の駆動
力制御装置は、前記ステップ100により算出した速度
差△NR及びステップ150の処理により算出した速度
差△NLを算出することにより、操舵角度等を検出する
ことなく、大舵角での旋回状態を判断できるので、車両
の実際の旋回状態に応じた判断ができる。また、旋回時
には、前輪外側輪と後輪内側輪との速度差△NR,△N
Lが最も大きくなるので、確実に旋回中であることを判
断できる。
力制御装置は、前記ステップ100により算出した速度
差△NR及びステップ150の処理により算出した速度
差△NLを算出することにより、操舵角度等を検出する
ことなく、大舵角での旋回状態を判断できるので、車両
の実際の旋回状態に応じた判断ができる。また、旋回時
には、前輪外側輪と後輪内側輪との速度差△NR,△N
Lが最も大きくなるので、確実に旋回中であることを判
断できる。
【0025】そして、速度差△NR,△NLが第1判定
値N1以上で第2判定値N2未満であるときには、タイ
トコーナブレーキ現象が発生する大舵角での旋回状態で
あると判断し、差動制限を抑制する。よって、センタデ
フ26によりフロント駆動軸6とリヤ駆動軸16との回
転差が吸収されて、タイトコーナブレーキ現象が発生す
ることなく、旋回することができる。
値N1以上で第2判定値N2未満であるときには、タイ
トコーナブレーキ現象が発生する大舵角での旋回状態で
あると判断し、差動制限を抑制する。よって、センタデ
フ26によりフロント駆動軸6とリヤ駆動軸16との回
転差が吸収されて、タイトコーナブレーキ現象が発生す
ることなく、旋回することができる。
【0026】また、速度差△NR,△NLの大小に応じ
て、差動制限クラッチ30の結合度を変更することによ
り、回転半径に応じた差動制限を実施することができ、
タイトコーナーブレーキ現象の発生を防止しながら、な
おかつ、前輪14FL,14FRにも駆動力を伝達し
て、1輪のみがスリップして走行できなくなるような運
転状態を回避できる。
て、差動制限クラッチ30の結合度を変更することによ
り、回転半径に応じた差動制限を実施することができ、
タイトコーナーブレーキ現象の発生を防止しながら、な
おかつ、前輪14FL,14FRにも駆動力を伝達し
て、1輪のみがスリップして走行できなくなるような運
転状態を回避できる。
【0027】更に、大舵角での旋回状態以外のときに
は、差動制限を実施して、直進状態での良好な駆動力を
得ることができ、1輪のみがスリップして走行できなく
なるような運転状態を回避できる。尚、ステップ10
0,150の処理の実行が速度差算出手段M4として働
き、ステップ110,120,160,170の処理の
実行が判断手段M5として働き、ステップ130,14
0の処理の実行が差動制限制御手段M6として働く。
は、差動制限を実施して、直進状態での良好な駆動力を
得ることができ、1輪のみがスリップして走行できなく
なるような運転状態を回避できる。尚、ステップ10
0,150の処理の実行が速度差算出手段M4として働
き、ステップ110,120,160,170の処理の
実行が判断手段M5として働き、ステップ130,14
0の処理の実行が差動制限制御手段M6として働く。
【0028】以上本発明はこの様な実施例に何等限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々なる態様で実施し得る。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の4輪駆動車
の駆動力制御装置は、旋回時に、前輪外側輪と後輪内側
輪との速度差が最も大きくなり、この速度差に基づいて
旋回状態を判断するので、タイトコーナブレーキ現象が
発生する大舵角での旋回を確実に検出できると共に、差
動制限を抑制するので、タイトコーナブレーキ現象の発
生を防止することができるという効果を奏する。
の駆動力制御装置は、旋回時に、前輪外側輪と後輪内側
輪との速度差が最も大きくなり、この速度差に基づいて
旋回状態を判断するので、タイトコーナブレーキ現象が
発生する大舵角での旋回を確実に検出できると共に、差
動制限を抑制するので、タイトコーナブレーキ現象の発
生を防止することができるという効果を奏する。
【0030】また、速度差の大小に応じて、伝達トルク
を変更することにより、回転半径に応じた差動制限を実
施することができ、タイトコーナーブレーキ現象の発生
を防止しながら、なおかつ、前輪にも駆動力を伝達し
て、1輪のみがスリップして走行できなくなるような運
転状態を回避できる。
を変更することにより、回転半径に応じた差動制限を実
施することができ、タイトコーナーブレーキ現象の発生
を防止しながら、なおかつ、前輪にも駆動力を伝達し
て、1輪のみがスリップして走行できなくなるような運
転状態を回避できる。
【0031】更に、大舵角での旋回状態以外のときに
は、差動制限を実施して、直進状態での良好な駆動力を
得ることができ、1輪のみがスリップして走行できなく
なるような運転状態を回避できる。
は、差動制限を実施して、直進状態での良好な駆動力を
得ることができ、1輪のみがスリップして走行できなく
なるような運転状態を回避できる。
【図1】本発明の4輪駆動車の駆動力制御装置の基本的
構成を例示するブロック図である。
構成を例示するブロック図である。
【図2】本実施例の4輪駆動車の駆動力制御装置の概略
構成図である。
構成図である。
【図3】本実施例の電子制御回路において行われる差動
制限制御処理の一例を示すフローチャートである。
制限制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】車両の右旋回時の状態を示す説明図である。
【図5】旋回時の各車輪の速度を示すグラフである。
【図6】本実施例の速度差と結合度との関係を示すグラ
フである。
フである。
M1,1…内燃機関 M2…差動制限手段 M
3…速度検出手段 M4…速度差算出手段 M5…判断手段 M
6…差動制限制御手段 4…トランスファ 6…フロント駆動軸 8
…フロントデフ 14FL…左前輪 14FR…右前輪 1
4RL…左後輪 14RR…右後輪 16…リヤ駆動軸 1
8…リヤデフ 26…センタデフ 30…差動制限クラッチ 5
0…電子制御回路
3…速度検出手段 M4…速度差算出手段 M5…判断手段 M
6…差動制限制御手段 4…トランスファ 6…フロント駆動軸 8
…フロントデフ 14FL…左前輪 14FR…右前輪 1
4RL…左後輪 14RR…右後輪 16…リヤ駆動軸 1
8…リヤデフ 26…センタデフ 30…差動制限クラッチ 5
0…電子制御回路
Claims (3)
- 【請求項1】 内燃機関からの出力を前後輪の一方に直
接伝達すると共に前後輪の他方へは伝達トルクを変更可
能な差動制限手段を介して伝達する4輪駆動車の駆動力
制御装置において、 各4輪の車輪速度をそれぞれ検出する速度検出手段と、 前輪外側輪と後輪内側輪との速度差を算出する速度差算
出手段と、 前記速度差がタイトコーナブレーキが発生する旋回半径
での速度差より大きくかつ最小回転半径での速度差より
も小さいときには、大舵角での旋回状態と判断する判断
手段と、 該判断手段により大舵角での旋回状態と判断されたとき
には、前記差動制限手段を制御して伝達トルクを減少さ
せる差動制限制御手段を備えたことを特徴とする4輪駆
動車の駆動力制御装置。 - 【請求項2】 前記差動制限制御手段は、前記速度差算
出手段により算出された速度差に応じて前記差動制限手
段の伝達トルクを変更することを特徴とする請求項1記
載の4輪駆動車の駆動力制御装置。 - 【請求項3】 前記判断手段が、大舵角での旋回状態以
外と判断したときには、前記差動制限制御手段は、前記
差動制限手段を制御して伝達トルクを前記前輪に伝達す
ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の4輪駆
動車の駆動力制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13604494A JPH082278A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 4輪駆動車の駆動力制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13604494A JPH082278A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 4輪駆動車の駆動力制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082278A true JPH082278A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15165869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13604494A Pending JPH082278A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 4輪駆動車の駆動力制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082278A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1127726A2 (en) | 2000-02-28 | 2001-08-29 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Drive-force distribution controller and control method for a four-wheel-drive vehicle |
| US6553303B2 (en) | 2000-06-29 | 2003-04-22 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Driving force distribution control system and vehicle having the driving force distribution control system |
| WO2003091056A1 (en) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Drive force transmission equipment |
| JP2007131193A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Suzuki Motor Corp | 車両の駆動力配分制御装置 |
| EP2106953A1 (en) | 2008-03-31 | 2009-10-07 | Jtekt Corporation | Drive force transmission apparatus, control method of drive force transmission apparatus, and limited slip differential |
| JP2016159741A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | マツダ株式会社 | 四輪駆動車の制御装置 |
| JP2017043209A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 富士重工業株式会社 | 車両の駆動力制御装置 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13604494A patent/JPH082278A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1127726A2 (en) | 2000-02-28 | 2001-08-29 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Drive-force distribution controller and control method for a four-wheel-drive vehicle |
| US6575261B2 (en) | 2000-02-28 | 2003-06-10 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Drive-force distribution controller |
| US6553303B2 (en) | 2000-06-29 | 2003-04-22 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Driving force distribution control system and vehicle having the driving force distribution control system |
| WO2003091056A1 (en) * | 2002-04-26 | 2003-11-06 | Toyoda Koki Kabushiki Kaisha | Drive force transmission equipment |
| US7258185B2 (en) | 2002-04-26 | 2007-08-21 | Jtekt Corporation | Drive power transmission equipment |
| JP2007131193A (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-31 | Suzuki Motor Corp | 車両の駆動力配分制御装置 |
| EP2106953A1 (en) | 2008-03-31 | 2009-10-07 | Jtekt Corporation | Drive force transmission apparatus, control method of drive force transmission apparatus, and limited slip differential |
| US8229640B2 (en) | 2008-03-31 | 2012-07-24 | Jtekt Corporation | Drive force transmission apparatus, control method of drive force transmission apparatus, and limited slip differential |
| JP2016159741A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | マツダ株式会社 | 四輪駆動車の制御装置 |
| JP2017043209A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 富士重工業株式会社 | 車両の駆動力制御装置 |
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