JPH08229472A - 噴霧塗装装置 - Google Patents

噴霧塗装装置

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JPH08229472A
JPH08229472A JP8004445A JP444596A JPH08229472A JP H08229472 A JPH08229472 A JP H08229472A JP 8004445 A JP8004445 A JP 8004445A JP 444596 A JP444596 A JP 444596A JP H08229472 A JPH08229472 A JP H08229472A
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ceiling
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ドゥッペンターレル ベアート
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象物を塗装用粉末で噴霧塗装するための噴
霧塗装装置を提供する。 【解決手段】 該装置は、キャビン(4)を有し、キャ
ビンの床(12.2)は、キャビンの壁の内表面(4
0)を清掃するために該キャビンの壁の内表面(40)
にそって下降自在である。キャビンの天井の下表面(1
22)は、該キャビンの天井(12.2)が下降したと
きにそれ自身とキャビンの床(42)の間に狭い粉末吸
取り用隙間(126)を形成するようにキャビンの床
(34)の輪郭に適合した形状を有し、その中で吸取り
用空気が加速され、それによって、粉末粒子を粉末吸取
り用隙間(126)の表面から除去する効果を高めるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、対象物を塗装用粉末で噴
霧塗装するために、上はキャビンの天井の下表面によっ
て、側部はキャビン壁の内表面によって、また下は飛散
して対象物に付着しない塗装用粉末を収集する粉末収集
手段によって画定された塗装空間を形成するキャビンを
有する噴霧塗装装置に関する。対象物を塗装用粉末で噴
霧塗装するための本発明にもとづく噴霧塗装装置は、自
動塗装作業に適しているが、手動噴霧用ピストルを用い
た塗装にも利用することができる。
【0002】
【従来の技術】EP−B1−0200681によって、
全部がプラスチック製のキャビンが知られている。CH
−B−560558は、壁および屋根が二重壁構造で、
その内側に開口が形成されており、壁の中間の空間に引
き込まれた圧縮空気がキャビン内に流入してキャビンの
内表面から粉末を吹きはらうことができるキャビンを開
示している。AT−B−340021は、全部がプラス
チックで製造するされるキャビンおよびそれに用いられ
る好適なプラスチック材料を開示している。これらのキ
ャビンは、すべて、手動または自動ピストルによって噴
霧された粉末が静電荷電され、それによって粉末が塗装
する対象物に静電的に引きつけられる静電粉末噴霧塗装
を行なうものである。対象物上の粉末層は、キャビン内
ではなく、それに連なる塗料焼付け炉内で対象物の上で
溶融され、それによって対象物と恒常的に結合される。
CH−B−577346は、水平断面が円形のいわゆる
オメガ・キャビンにおいて、径方向中心に置かれた垂直
に移動可能な回転式噴霧盤が粉末をキャビンの壁の方向
へ噴霧するキャビンを開示している。塗装する対象物
は、キャビンの壁と噴霧盤の間で上から見てギリシャ文
字のオメガの形状にキャビンを通って搬送される。DE
−A−4131287は、角状のオメガ・キャビンを開
示している。
【0003】これら公知のキャビン内で飛散して対象物
に付着しない粉末は、大部分がキャビンの床に落下し、
また少量はキャビンの壁に付着する。このような対象物
に付着しない余分な粉末は、キャビンの床から吸い取ら
れ、粉末分離装置、とくにサイクロンおよび/またはフ
ィルター素子によって吸い取られる空気の流れから分離
され、ふるいに掛けられ、つづいて新しい粉末と混ぜら
れた後、噴霧装置に送られて再び噴霧される。塗料の交
換(ある種類の粉末から他の種類の粉末への交換)にあ
っては、キャビンの全内表面ばかりでなく、サイクロン
およびフィルター素子ならびに粉末導管も完全に清掃
し、最初用いていた粉末の粒子がその後に用いる粉末と
混ざり合わないようにしなければならない。わずかな粉
末粒子でも、対象物の塗装に欠陥を生じ、塗装が役立た
なくなるおそれがある。黒色または赤色の粉末から白色
の粉末への交換またはその逆の場合を考えただけでもそ
のことは理解されよう。塗装の対象物が家庭用品であっ
たり自動車の車体であったりする場合には、消費者がそ
のような塗装の欠陥に寛容であることは期待できない。
余剰の粉末の回収によってたしかに製造コストは下がる
が、さらに、塗料の交換にあたって多くの時間が必要と
なり、また、設備に長い休止時間が生じるのを避けよう
とすれば付加的な設備(例えば、交換可能な粉末分離装
置、ふるい装置、流体導管)が必要となるという問題が
生じる。したがって、多種類の塗料を用いた塗装すなわ
ち対象物に多様な塗料を塗装する必要がある場合には、
いわゆる余分な粉末の回収をともなう噴霧塗装作業は、
利益が上がらず、逆に損失を招くおそれがあることがわ
かる。「損失を招く」とは、余分な粉末が選別されて再
使用されずに廃棄物として投棄されることを意味する。
清掃は、厄介で時間を要するばかりでなく、粉末がキャ
ビン内およびその他の場所に堆積するおそれがある。こ
のような理由から、金属キャビンに比較して粉末粒子の
付着が強くなくまた量も少ないプラスチック・キャビン
が金属キャビンに代わって用いられるようになってい
る。粉末粒子は、主としてプラスチック材料で構成され
るが、セラミックまたは他の金属で構成される場合もあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決すべき課題は、良質な塗装を犠牲にすることなく塗
料の交換または粉末の交換に必要な時間および/または
付加的な設備に要する費用をさらに低減させることであ
る。 本発明にもとづけば、これらの課題は、キャビン
の天井または少なくともその外周縁部が、垂直のキャビ
ンの壁の内表面に添って少なくとも粉末収集手段の近く
まで下降できまた対象物の塗装が行なわれる出発点へ上
昇できるリフト体として形成されすこと、該リフト体を
保持して上に述べたように垂直方向に移動させる少なく
とも一つの昇降装置が配設されていること、および、該
リフト体がその垂直移動の間に対向するキャビンの壁の
内表面を清掃するための清掃手段を有することを特徴と
する噴霧塗装装置を提供することによって解決される。
上記の課題は、好ましくは、従属特許請求の範囲に記載
の発明によってよりよく解決される。 本発明にもとづ
く粉末塗装装置は、迅速塗料交換システムを構成するも
のである。好ましい一実施形態にあっては、該装置は、
キャビン、従属するふるい装置および粉末搬送装置を有
するサイクロン分離装置、ならびに、一または複数の噴
霧装置に塗装用粉末を供給するための特別の粉末容器ま
たはコンテナー(それに入れて塗装用粉末が粉末製造業
者から粉末利用者へ供給される容器)からなる粉末セン
ターで構成される。
【0005】同じ種類の粉末での作業を長期間つづけ、
その間に短期間だけ他の種類の粉末を使用する必要があ
るような場合には、該他の粉末を「損失を招く」粉末と
して廃棄物としてキャビンから除去し、長期間用に配設
された粉末回収装置に余剰粉末として供給しないことが
好ましい。これによって、そのような塗料の交換あるい
は粉末の交換のために粉末回収装置を清掃しなくてす
む。したって、キャビンのみを清掃すればよいことにな
る。キャビンの清掃中は、粉末回収装置の清掃をともな
うか否かにかかわらず、キャビンの内表面から除去され
た粉末が粉末回収装置の吸取り空気流とは別にキャビン
内で生成される吸取り空気流によって連続的に吸い取ら
れるようにすることがのぞましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、例として各種実
施形態を示す添付の図面にもとづいて説明する。図1か
ら図3までに示す対象物2を噴霧塗装するための手動お
よび自動両用式粉末塗装装置は、塗装空間6を形成する
キャビン4を有し、該空間内で対象物2が一または複数
の粉末装置8によって塗装される。キャビンの壁10お
よびキャビンの天井12.2は、水平断面図からわかる
ように、円形またはほぼ円形の全面が丸い形状を示し、
理論上はその径方向の中心に垂直なキャビン4の中心軸
16が通っている。この実施形態の図示しない変形例に
あっては、キャビン4は、水平断面図が完全な円形では
なく円形に近い楕円形を示すように構成される。キャビ
ンの壁10には、互いに径方向に対向する位置に垂直な
スリット状の通路開口18および19が形成されてお
り、これらによって、キャビンの壁10とキャビンの天
井12.2は、二つの同じ大きさの部分に分けられる。
キャビン4をこのように塗装空間の全長にわたって同じ
部分に分割することによって、キャビン4の製造と運送
が容易となる。通路開口18および19にはドアを配設
することができるし、また、変形例においては、通路開
口18および19がドアの中に形成される。塗装する対
象物2は、搬送装置22のフック23に掛けられ、該搬
送装置は、塗装の対象物を一方の通路開口18を通って
塗装空間6の径方向中央領域24へ搬入し、対象物2は
そこで塗装され、他方の通路開口19を通ってキャビン
4から搬出される。中央領域24は、水平断面図からわ
かるように、塗装空間6の半径の径方向内側75%の範
囲内にある領域である。
【0007】キャビンの壁10には、中心軸16の周り
で通路開口18および19に対して好ましくは90°ず
らして径方向に対向する位置に、周囲を囲まれた垂直方
向のスリット状の二つの噴霧開口26および28が形成
され、噴霧装置8は、これらの噴霧開口を通って伸びて
いる。一方の噴霧開口26の噴霧装置8の噴霧方向は、
好ましは他方の噴霧開口28の噴霧装置8の噴霧方向3
2と心合わせされて対向するものとされる。噴霧装置8
は、各噴霧開口26および28で、キャビン4の外側か
ら、建物の床39に立っている昇降架台(図示せず)上
に保持されている。自動制御式噴霧装置8の代わりに、
手動操作式噴霧装置あるいは噴霧ガンを使用することも
できる。キャビンの床34は、キャビンの壁10の壁内
表面40から落下する余剰粉末がこの壁の内表面40に
触れることなくキャビンの床34上に落下する余剰粉末
からキャビン4の外で分離できる構造に形成される。そ
のため、キャビンの床34は、外側収集手段34.1と
内側収集手段34.2に分割される。外側収集手段3
4.1は、壁の内表面40の全内周に添って比較的狭い
帯状に伸びている。内側収集手段34.2は、該外側収
集手段34.1に取り囲まれて直接それに接し、キャビ
ンの床34の外側収集手段の内側にある全領域を覆って
いる。両収集手段34.1および34.2は、その上に
落下してくる粉末が関係のない他の収集手段に到達して
そこの粉末と混ざり合うことのない構造に形成される。
内側収集手段34.32の上に落下する余剰粉末は、外
側収集手段34.1の余剰粉末と混ざり合うあるいはそ
れによって「汚染され」てはならない。それに対して、
内側収集手段34.2の余剰粉末の小部分が外側収集手
段34.1に到達しても問題とはならない(粉末の損失
分として処理される以外は)。図1および2に示す実施
形態にあっては、内側収集手段34.2が収集ホッパー
42を備え、その下向きの先端部には吸塵装置の粉末吸
取り導管44に接続されている。吸塵装置46の排気吸
取り導管48は、フィルター素子50の入口側に接続さ
れ、吸塵装置46の排気から残留粉末が濾過される。該
フィルター素子の出口側は、吸取りブロワー52に接続
されている。吸塵装置46によって粉末吸取り導管44
の粉末−空気流から分離された粉末は、吸塵装置の下端
からふるい機械54に達し、さらに粉末容器56内に落
下する。粉末容器56は、粉末製造業者から粉末利用者
へ供給される新鮮な粉末を入れた容器をそのまま利用し
てもよい。新鮮な粉末と、吸塵装置46およびふるい機
械54によって回収された余剰粉末は、粉末容器56か
ら粉末導管56を介して噴霧装置8へ送られる。収集ホ
ッパー42は、振動装置60によって振動させ、それに
よってその中を落下する粉末がホッパー先端部まで容易
に滑り落ちることができるようにすることもできる。直
径が最大のホッパー上縁部62は、横方向にその上の中
央領域を越え、外側収集手段34.1と直接境を接して
いる。
【0008】外側収集手段34.1は、吸気収集導管6
6を有し、該導管は、キャビンの壁10の下端に配置さ
れてキャビンの全周にわたって伸びている。吸気収集導
管66は、その上側に、その全長にわたって配分された
少なくとも一つの(スリット)または多数の吸取り開口
68を有し、該開口は、壁の内表面40と移行壁部70
の間に配置され、この両者と直接境を接している。吸気
収集導管66の上側、したがってその吸取り開口68
は、内側収集手段34.2のホッパー上縁部62より低
い高さのところに位置する。移行壁部70は、円錐形状
に下方に向かって外径が大きくなり、吸取り開口68と
ホッパー縁部62の間でのキャビンの床34のわずかな
高さの差とわずかな径方向の幅の差を埋める構造になっ
ている。したがって、壁の内表面40から落下する粉末
粒子は、直接吸取り開口68に達するかまたはまず移行
壁部70に達してそこから吸取り開口68内へ滑り落ち
る。移行壁部70が例えばゴムのような可橈性の材料で
形成される場合には、振動発生装置60の揺動がホッパ
ー42からキャビンの壁10へ伝わるのが妨げられる。
そのような揺動の伝達がのぞましい場合あるいは振動発
生装置60を使用しない場合には、移行壁部70は、堅
い材料、好ましくはプラスチック材料で形成される。他
の実施形態にもとづけば、移行壁部70は、例えば円筒
形などの他の形態を有するものとされるか、あるいは、
完全に取り払ってホッパー42のホッパー縁部62が吸
気収集導管66と直接境を接する構成とされる。
【0009】吸気収集導管66は、第二の粉末吸取り導
管74を介してフィルター素子50の入口側あるいは流
れの上流側に接続され、第二の吸気流によって余剰粉末
を分離できる構成となっている。フランジ素子によって
吸気導管66の第二の吸気流から濾過された余剰粉末お
よびフィルター素子50の中で吸塵装置46の排気吸収
導管48から分離された余剰粉末は、廃棄されて損失分
となる。吸取りブロワー52は、したがって、収集ホッ
パー42内で第一の吸気流を、また吸気収集導管66の
吸取り開口68内で第二の吸気流を生成する。粉末吸取
り導管44および74の両者であるいは少なくとも両者
の一方には、それを選択的に閉鎖するための止め部品7
4.2および/または74.3が配設されている。他の
実施形態にあっては、各吸気流を生成するために別々の
吸取りブロワー52が用いられる。これらの実施形態の
基礎にある考えは、噴霧されたが対象物2に付着しない
粉末は、a)キャビンの壁10の内表面40に到達しな
い第一の余剰粉末ととくに噴霧装置8によって噴霧され
て該内表面40に到達しその後に自らまたは清掃プロセ
スによって落下した第二の余剰粉末に分離し、b)第一
の余剰粉末と第二の余剰粉末を互いに別々にキャビン4
から除去するというものである。 収集手段34.1お
よび/または34.2は、余剰粉末を該当する該収集手
段によって吸い取る必要がある場合には吸取り導管44
および/または74を介して吸取り空気流に接続される
が、該当する余剰粉末を該当する収集手段34.1およ
び/または34.2によって収集する必要のない場合に
は吸取り空気流には接続されない。
【0010】キャビンの天井12.2は、垂直のキャビ
ンの壁の内表面40に添ってキャビン内をキャビンの床
34まで下降自在である。キャビン12.2の外周12
0は、キャビンの壁の内表面40に隣接しており、キャ
ビンの天井12.2がその最上端の出口位置(図1で実
線で示される)からその最下端の位置(図2で一点鎖線
で示される)まで下方へ移動する間にキャビンの壁の内
表面40を清掃するための清掃手段を備えている。キャ
ビンの天井12.2は、したがって、上下方向に移動自
在の一種の「リフト」となっている。下方移動の際に
は、その外周120にある清掃手段によって、キャビン
の壁の内表面40の全周囲がその全高にわたって自動的
に清掃される。キャビンの天井12.2は、さらに、そ
の下側が、キャビンの床の形状、少なくとも内側収集手
段34.2の形状に合った形をしており、塗装空間6内
にある天井の下表面122が収集ホッパー42と同様な
円錐台形に形成され、それによって、形状的にも寸法的
にも収集ホッパー42内に嵌まり込むように構成されて
いる点に特徴がある。粉末交換のための清掃過程では、
キャビンの天井12.2は、好ましくはキャビンの天井
の下表面122とホッパー上表面124の間にわずかな
隙間126が残されるまで下ろされる。この隙間126
は、以下では粉末吸取り用隙間と呼ぶが、流れのスロッ
トルとして作動する程度に狭く、それによって吸取りブ
ロワー52から下降したキャビンの天井12.2の下の
収集ホッパー52を通ってキャビンから吸い取られる空
気の流れが加速される。加速された空気の流れは、粉末
吸取り用隙間126の中を、下降したキャビンの天井1
2.2の下表面122およびホッパーの上を向いた内表
面124に付着した粉末を除去しながら移動し、それに
よってこれらの表面122および124を徹底的に清掃
する。
【0011】キャビンの天井12.2は、一または複数
の昇降架台によって保持されて上下に動かされる。図1
ないし3に示す実施形態にあっては、キャビンの天井1
2.2には支持装置130が配設され、該支持装置は、
キャビン4から通路開口18および19を通って外に伸
び、また該通路開口18および19の内部でキャビンの
天井12.2とともに垂直方向に移動することができ
る。支持装置130は、少なくとも一つのキャビンの外
の搬送装置22の移動路32に隣接して配置された昇降
装置134によって支持され、先に述べたようにして垂
直方向に動かされる。支持装置130は、垂直方向の案
内136の中を垂直に誘導することができ、したがっ
て、昇降装置134は、持ち上げる力を生成する必要は
あるが、キャビンの天井12.2とその支持装置130
のキャビン4の中心軸16に対して横向きに働く横方向
の力は受けない。昇降装置134は、搬送装置22と対
象物2の搬送路132に隣接して配置する必要があるた
め、必然的に通路開口18または19の隣りに配設され
る。図示の好まし実施形態にあっては、両通路開口18
および19のそれぞれに隣接して各一つの昇降装置13
4が配設されており、図3では、その第二の昇降装置1
34.2が図示されている。図示のように、横方向の力
を釣り合わさせるために、四つの昇降装置134、13
4.2、134.3、および134.4がキャビン4の
外側に配設されている。
【0012】図1、2、および3に示す実施形態にあっ
ては、キャビンの天井12.2は、二つのミラー対称形
の同じ半体に分割されており、これらは、通路開口18
および19に対して対称に、対象物2を有する搬送装置
22の移動路132に隣接して配設され、また支持装置
130によって相互に接続されている。支持装置130
は、キャビンの一方の天井半体12.2.1を支持して
対象物2の移動路132の方向の伸びる側材140とキ
ャビンの他方の天井半体12.2.2を支持してそれに
平行に配設された第二の側材142を有する。両側材1
40および142は、両端が、キャビン4の外部で横桁
144および146にそれぞれ接続している。これら両
横桁144および146は、キャビンの外部での粉末に
よる塗装が生じるのを避けるために配設されるもので、
対象物2を吊り下げたフック23がその上を越えて移動
できる高さに配置されている。図示しない実施形態にあ
っては、両横桁144および146はなく、各縦材14
0および142は、独自の昇降装置134(134.
2、134.3、134.4)によって支持されてい
る。このようにすれば、縦材140および142は、そ
れぞれのキャビンの天井半体12.2.1および12.
2.2のともに分離することができ、またそれらと同期
して下降および上昇鎖せることができる。
【0013】図示しない他の実施形態にあっては、キャ
ビンの天井の下表面122は、外側収集手段34.1の
それに対向する部分の形状、とくに吸気収集導管66お
よび移行壁部70のそれに対向する部分の形状に見合っ
た形にし、その間に粉末吸取り用隙間が形成され、その
部分での空気の加速によってその表面に付着する粉末が
除去され、吸気流によって運び去られる構成とされる。
図4は、キャビンの天井12.2の全周120にわたっ
て配設されたキャビンの壁の内表面40の清掃用清掃手
段を示す。これは、例えば以下に示す一または複数の手
段であり、それが、キャビンの壁の全内表面にわたって
配置され、また複数のこの種清掃手段を使用する場合に
は、それらを互いに上下に配置することも可能である。
すなわち、圧縮空気場合によっては電離された空気をキ
ャビンの壁の内表面40に吹き付けるための空気ノズル
150、粉末の粒子をキャビンの壁の内表面40から吸
い取るための吸気ノズル152、および、例えばブラシ
などの擦る部品154またはスポンジなどの拭く部品1
56である。これらは、図4に概略が示されている。拭
く部品156は、粉末をキャビンの壁の内表面40から
拭き払うための棒たわしあるいはビロードまたは他の織
物でつくられたものとすることができる。
【0014】図2には、このような清掃手段の例とし
て、部分156.1、156.2、156.3、15
6.4、156.5、および156.6の形状の拭き落
とし部品156が示されている。これらは、水平面内で
キャビンの壁の内表面40に環状に互いに接して配置さ
れており、スプリング158によって弾性的にキャビン
の壁の内表面40に押し付けられている。これらは、縦
材140および142によって支持されている。これら
の部分は、キャビンの壁の内表面を吹き払い、吸い取
り、および/または乾かしまたは湿らせて拭き払いまた
は擦り払うものとすることができる。スプリング158
の代わりに、例えば圧縮空気シリンダーなど他の弾性的
押付け部品を用いることもできる。 図示しない一実施
形態にあっては、清掃手段のみを備えたキャビンの天井
外周120は下降可能であるのに対して、この周囲12
0の径方向内側に配設されたキャビンの天井部分は下降
することができない。そのような構成でも、上述のもの
と同じように清掃することができる。ただ、この場合に
は、粉末吸取り用隙間126は形成されないので、吸気
流は、そのような隙間がなくともキャビンの床34の各
構成部分からすべての粉末粒子を吸い取るのに十分なも
のでなければならない。 図5および6は、本発明にも
とづくキャビン4.2を有する粉末塗装装置の他の一実
施形態の側面図および上面図を示す。該キャビン4.2
は、水平断面図がほぼ円形で、径方向垂直のキャビンの
中心軸16に対して対称に下方に向かって狭くなるホッ
パーの形状のキャビンの床42.2を有し、重力によっ
て下降する余剰粉末は、その上で径方向にキャビンの中
央部に向かって滑り落ち、下方のホッパー開口42.3
を通って例えばキャビン4.2の下に置かれた容器4.
3の中に落下する。キャビンの床42.2として機能す
る収集用ホッパーは、キャビンの全内側水平断面にわた
って伸びている。
【図面の簡単な説明】
【図1】対象物を塗装用粉末で噴霧塗装するための手動
および自動作業式噴霧塗装装置のキャビンの軸方向垂直
断面略図である。
【図2】図1の装置の主要部分を示す上面図である。
【図3】図1のキャビンの壁の拡大横断面図である。
【図4】キャビンの壁の内表面を清掃するための清掃手
段の異なる実施形態を示す垂直断面略図である。
【図5】本発明にもとづく噴霧塗装装置の水平断面図が
円形のキャビンの他の実施形態の側面図である。
【図6】図5の実施形態の上面図である。
【符号の説明】
2 対象物 4 キャビン 6 塗装空間 8 噴霧装置 10 壁 12 天井 26 噴霧開口 28 噴霧開口 34 床 42 収集ホッパー 46 吸塵装置 60 振動装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物を塗装用粉末で噴霧塗装するため
    に、上はキャビンの天井の下表面(122)によって、
    側部はキャビン壁の内表面(40)によって、また下は
    飛散して対象物(2)に付着しない塗装用粉末を収集す
    る粉末収集手段(34)によって画定された塗装空間
    (6)を形成するキャビン(4)有する噴霧塗装装置に
    おいて、該キャビンの天井(12.2)または少なくと
    もその外周縁部(120)が、垂直のキャビンの壁の内
    表面(40)に添って少なくとも粉末収集手段(34)
    の近くまで下降できまた対象物(2)の塗装が行なわれ
    る出発点へ上昇できるリフト体として形成されること、
    該リフト体(12.2)を保持して上に述べたように垂
    直方向に移動させる少なくとも一つの昇降装置(13
    4)が配設されていること、および、該リフト体(1
    2.2)がその垂直移動の間に対向するキャビンの壁の
    内表面(40)を清掃するための清掃手段(150、1
    52、154、156、156.1ないし156.6)
    を有することを特徴とする噴霧塗装装置。
  2. 【請求項2】 該少なくとも一つの昇降装置(134)
    は、キャビン(4)の外側に隣接して配置され、キャビ
    ンの壁の内表面(40)の内側にリフト体として形成さ
    れたキャビンの天井(12.2)またはキャビンの天井
    の部分(12.2.1、12.2 .2)に機能的に接
    続されていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧塗
    装装置。
  3. 【請求項3】 該少なくとも一つの昇降装置(134)
    は、キャビンの壁(4)の少なくとも一つの貫通開口
    (18、19)を通ってリフト体として形成されたキャ
    ビンの天井(12.2)またはキャビンの天井の部分
    (12.2.1、12.2 .2)に接続されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の噴霧塗装装置。
  4. 【請求項4】 キャビンの壁(4)の該貫通開口(1
    8、19)は、塗装する対象物(2)が搬送装置(2
    2)によってキャビンを通り抜けて搬送される貫通開口
    であること、および、該少なくとも一つの昇降装置(1
    34)は、キャビン(4)の外側に隣接しまた塗装する
    対象物(2)の移動路に隣接して配設されることを特徴
    とする請求項3に記載の噴霧塗装装置。
  5. 【請求項5】 内側収集手段(34.2;234)は、
    下向きに狭まった収集ホッパー(52;234)を備
    え、該ホッパーは、キャビンの床を形成しまた下方ホッ
    パー中央に粉末排出口(44)を備えることを特徴とす
    る先行するいずれかの請求項に記載の噴霧塗装装置
  6. 【請求項6】 下降可能な該キャビンの天井(12.
    2)の下向きの表面(122)は、粉末収集手段(3
    4.1、34.2)の表面構造に適合して、両者が互い
    に上下にまたは交差してぴったり合いまたキャビンの天
    井(12.2)またはその下降可能なキャビンの天井部
    分(12.2.1、12.2.2)が粉末収集手段(3
    4.1、34.2)の近くまで下降してきたときには両
    者の間に粉末吸取り用隙間(126)を形成するように
    構成されること、粉末収集手段(34.1、34.2)
    は、余剰粉末をキャビン(4)の外部へ吸い取る空気吸
    取り手段(66、42、44)を備え、キャビンの天井
    (12.2)またはキャビンの天井の部分(12.2.
    1、12.2.2)が下降しているときには、それによ
    って形成される粉末吸取り用隙間(126)内で吸取り
    用空気が相当程度に加速され、それによって粉末吸取り
    用隙間(126)の表面に付着する粉末をよく引き離し
    て吸い取ることことができることを特徴とする先行する
    いずれかの請求項に記載の噴霧塗装装置。
  7. 【請求項7】 該粉末収集手段(34)は、内側収集手
    段(34.2)と外側収集手段(34.1)に分割さ
    れ、両者は飛散して塗装する対象物(2)に付着しない
    粉末を相互にやりとりすることなく収集すること、外側
    収集手段(34.1)は、キャビンの全内周でをその壁
    の内表面(40)に隣接していて、該壁の内表面(4
    0)から落下する塗装噴霧をすべて受けとめるが、壁の
    内表面(40)に接触しない余剰粉末はまったくまたは
    その小部分しか外側収集手段(34.1)に達しないよ
    うな幅に形成されること、および、内側収集手段(3
    4.2)は、外側収集手段(34.1)の径方向内側に
    あるキャビン(4)の床領域全域にわたって伸びてお
    り、それによって余剰粉末の大部分を受けとめるがその
    落下領域の外側で壁の内表面(40)から落下する粉末
    は受けとめないことを特徴とする先行するいずれかの請
    求項に記載の噴霧塗装装置。
  8. 【請求項8】 該内側収集手段(34.2)は、それに
    よって受けとめられた余剰粉末をキャビン(4)から外
    部へ吸い取るために下流の第一の粉末吸取り装置(4
    4、46、48、50、52)に接続されていることを
    特徴とする請求項7に記載の噴霧塗装装置。
  9. 【請求項9】 該外側収集手段(34.1)は、それに
    よって受けとめられた余剰粉末をキャビン(4)から外
    部へ吸い取るために下流の第二の粉末吸取り装置(6
    6、68、74、50、52)に接続されていることを
    特徴とする請求項7に記載の噴霧塗装装置。
  10. 【請求項10】 内側収集手段(34.2)の該第一の
    粉末吸取り装置(44、46、48、50、52、5
    4、56)は、余剰粉末を回収および再利用するための
    粉末回収装置であることを特徴とする請求項8に記載の
    噴霧塗装装置。
  11. 【請求項11】 該内側収集手段(34.2)は、回収
    された余剰粉末をその再利用のために吸取り空気流から
    分離する下流(42、44)の第一の粉末分離器(4
    6)、好ましくは少なくとも一つのサイクロン、の吸取
    り口に接続されていること、該第一の粉末分離器(4
    6)の排出口は、残余の余剰粉末を吸取り空気流からふ
    るい分けるための下流(48)の第二の粉末分離器(5
    0)、好ましくは少なくとも一つのフィルター、の吸取
    り口に接続されていること、および、外側収集手段(3
    4.1)は、それによって受けとめられた余剰粉末を吸
    い取るために下流(66、68、74)の第二の粉末分
    離器(50)の吸取り口に接続されていることを特徴と
    する噴霧塗装装置。
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