JPH08230407A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH08230407A JPH08230407A JP7038710A JP3871095A JPH08230407A JP H08230407 A JPH08230407 A JP H08230407A JP 7038710 A JP7038710 A JP 7038710A JP 3871095 A JP3871095 A JP 3871095A JP H08230407 A JPH08230407 A JP H08230407A
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- Japan
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- weight
- rubber composition
- thin film
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 導電性を改善した空気入りタイヤを提供す
る。 【構成】 トレッド部1を構成するゴム組成物は、カー
ボンブラックの配合量がゴム成分100重量部に対して
50重量部以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下
であるとともに非カーボンブラック系補強剤を含有し、
サイドウォール部2を構成するゴム組成物は、カーボン
ブラックの配合量がゴム成分100重量部に対して40
重量部以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下であ
る空気入りタイヤであって、前記トレッド部1及びサイ
ドウォール部2に導電性薄膜3が敷設されていて、前記
導電性薄膜3を構成するゴム組成物は、カーボンブラッ
クの配合量がゴム成分100重量部に対して60重量部
以上で且つゴム組成物全体の35重量%以上である。
る。 【構成】 トレッド部1を構成するゴム組成物は、カー
ボンブラックの配合量がゴム成分100重量部に対して
50重量部以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下
であるとともに非カーボンブラック系補強剤を含有し、
サイドウォール部2を構成するゴム組成物は、カーボン
ブラックの配合量がゴム成分100重量部に対して40
重量部以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下であ
る空気入りタイヤであって、前記トレッド部1及びサイ
ドウォール部2に導電性薄膜3が敷設されていて、前記
導電性薄膜3を構成するゴム組成物は、カーボンブラッ
クの配合量がゴム成分100重量部に対して60重量部
以上で且つゴム組成物全体の35重量%以上である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤの導電性を低下
させることなく転がり抵抗を低減した自動車の空気入り
タイヤに関する。
させることなく転がり抵抗を低減した自動車の空気入り
タイヤに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
自動車に対する低燃費化の要請が高まっている。ここ
で、タイヤの性能、特にトレッドを構成するゴム材料の
転がり抵抗が燃費に大きく影響することから、転がり抵
抗の小さいトレッド用ゴム組成物の開発が進められてい
る。ゴム組成物の転がり抵抗を小さくするために、補強
剤たるカーボンブラックの配合量を少なくしたり、グレ
ードの低いカーボンブラックを用いるとともに、補強性
の低下を防止するために沈降シリカや無水シリカ、焼成
クレー、ハードクレー等の非カーボンブラック系の補強
剤を配合することが試みられている。
自動車に対する低燃費化の要請が高まっている。ここ
で、タイヤの性能、特にトレッドを構成するゴム材料の
転がり抵抗が燃費に大きく影響することから、転がり抵
抗の小さいトレッド用ゴム組成物の開発が進められてい
る。ゴム組成物の転がり抵抗を小さくするために、補強
剤たるカーボンブラックの配合量を少なくしたり、グレ
ードの低いカーボンブラックを用いるとともに、補強性
の低下を防止するために沈降シリカや無水シリカ、焼成
クレー、ハードクレー等の非カーボンブラック系の補強
剤を配合することが試みられている。
【0003】しかし、カーボンブラックは、補強剤とし
て作用するだけでなく、トレッドゴムの電気抵抗の低減
にも役立っているため、カーボンブラックの配合量やグ
レードを低減することは、トレッドひいてはタイヤの導
電性の低下という新たな問題を惹起することになった。
ここで、車体に蓄積された静電気は、タイヤリムからビ
ード部、サイドウォール部を経て、トレッド部に到る。
このため、トレッドゴム材料の導電性が悪いと、静電気
が地面に流れることができず、静電気が蓄積される。導
電性の低いタイヤを車に装着すると、車体に蓄積された
静電気により、マンホールの上などをタイヤが通過する
際に放電現象が起こったり、車両の電子機器に支障をき
たしたりする場合がある。また、ガソリン等の低沸点炭
化水素系燃料の給油の際に放電現象を起こすおそれもあ
り、危険である。
て作用するだけでなく、トレッドゴムの電気抵抗の低減
にも役立っているため、カーボンブラックの配合量やグ
レードを低減することは、トレッドひいてはタイヤの導
電性の低下という新たな問題を惹起することになった。
ここで、車体に蓄積された静電気は、タイヤリムからビ
ード部、サイドウォール部を経て、トレッド部に到る。
このため、トレッドゴム材料の導電性が悪いと、静電気
が地面に流れることができず、静電気が蓄積される。導
電性の低いタイヤを車に装着すると、車体に蓄積された
静電気により、マンホールの上などをタイヤが通過する
際に放電現象が起こったり、車両の電子機器に支障をき
たしたりする場合がある。また、ガソリン等の低沸点炭
化水素系燃料の給油の際に放電現象を起こすおそれもあ
り、危険である。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、導電性を改善
した空気入りタイヤを提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、導電性を改善
した空気入りタイヤを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の空気
入りタイヤは、図1に示すように、トレッド部1からサ
イドウォール部2を経て、ビードコア6の回りを内側か
ら外側に巻き上げられて係止されるカーカス層7を有す
る。該カーカス層7は、タイヤラジアル方向に平行に配
列された複数のコードからなる。カーカス層7の半径方
向外方にベルト層8が載置される。該ベルト層8は、2
以上の高弾性コードを平行に配列したプライからなる。
図1では、2プライからなる例を示しており、各プライ
のコードは、交差するように配置されている。
入りタイヤは、図1に示すように、トレッド部1からサ
イドウォール部2を経て、ビードコア6の回りを内側か
ら外側に巻き上げられて係止されるカーカス層7を有す
る。該カーカス層7は、タイヤラジアル方向に平行に配
列された複数のコードからなる。カーカス層7の半径方
向外方にベルト層8が載置される。該ベルト層8は、2
以上の高弾性コードを平行に配列したプライからなる。
図1では、2プライからなる例を示しており、各プライ
のコードは、交差するように配置されている。
【0006】トレッド部1及びサイドウォール部2の表
面には、導電性薄膜3が敷設されている。該導電性薄膜
3は、トレッド部1の溝4の表面も覆っている。また、
図1は右側半分のみを示しているが、左側半分も同様の
構造を有している。そして、トレッド部1を構成するゴ
ム組成物(トレッド用ゴム組成物)は、カーボンブラッ
クの配合量がゴム成分100重量部に対して50重量部
以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下である。ま
た、減量したカーボンブラックのかわりに非カーボンブ
ラック系補強剤が配合されている。ここで、非カーボン
ブラック系補強剤とは、沈降シリカや無水ケイ酸等のシ
リカ類、焼成クレーやハードクレー等のクレー類、炭酸
カルシウム等をいう。これらのうち、特にシリカ類が好
ましく用いられる。非カーボンブラック系補強剤の配合
量は、カーボンブラックの配合量やタイヤの種類等によ
り必要な強度に応じて適宜選択される。尚、トレッド用
ゴム組成物におけるゴム成分の種類は、特に限定され
ず、天然ゴム;ブタジエンゴム、SBR等のジエン系合
成ゴム;又はこれらの組合せを適宜用いることができ
る。また、ビス(トリエトキシシリルプロピル)−テト
ラスルフィドやγ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン等のシランカップリング剤を配合することが好まし
い。
面には、導電性薄膜3が敷設されている。該導電性薄膜
3は、トレッド部1の溝4の表面も覆っている。また、
図1は右側半分のみを示しているが、左側半分も同様の
構造を有している。そして、トレッド部1を構成するゴ
ム組成物(トレッド用ゴム組成物)は、カーボンブラッ
クの配合量がゴム成分100重量部に対して50重量部
以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下である。ま
た、減量したカーボンブラックのかわりに非カーボンブ
ラック系補強剤が配合されている。ここで、非カーボン
ブラック系補強剤とは、沈降シリカや無水ケイ酸等のシ
リカ類、焼成クレーやハードクレー等のクレー類、炭酸
カルシウム等をいう。これらのうち、特にシリカ類が好
ましく用いられる。非カーボンブラック系補強剤の配合
量は、カーボンブラックの配合量やタイヤの種類等によ
り必要な強度に応じて適宜選択される。尚、トレッド用
ゴム組成物におけるゴム成分の種類は、特に限定され
ず、天然ゴム;ブタジエンゴム、SBR等のジエン系合
成ゴム;又はこれらの組合せを適宜用いることができ
る。また、ビス(トリエトキシシリルプロピル)−テト
ラスルフィドやγ−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン等のシランカップリング剤を配合することが好まし
い。
【0007】上記サイドウォール部2を構成するゴム組
成物(サイドウォール用ゴム組成物)は、カーボンブラ
ックの配合量がゴム成分100重量部に対して40重量
部以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下である。
尚、サイドウォール用ゴム組成物におけるゴム成分の種
類は、特に限定されず、天然ゴム;ブタジエンゴム、S
BR等のジエン系合成ゴム;又はこれらの組合せを適宜
用いることができる。
成物(サイドウォール用ゴム組成物)は、カーボンブラ
ックの配合量がゴム成分100重量部に対して40重量
部以下で且つゴム組成物全体の25重量%以下である。
尚、サイドウォール用ゴム組成物におけるゴム成分の種
類は、特に限定されず、天然ゴム;ブタジエンゴム、S
BR等のジエン系合成ゴム;又はこれらの組合せを適宜
用いることができる。
【0008】上記導電性薄膜3を構成するゴム組成物
(導電性薄膜用ゴム組成物)は、カーボンブラックの配
合量がゴム成分100重量部に対して60重量部以上で
且つゴム組成物全体の35重量%以上である。尚、導電
性薄膜用ゴム組成物におけるゴム成分の種類は、特に限
定されず、天然ゴム;ブタジエンゴム、SBR等のジエ
ン系合成ゴム;又はこれらの組合せを適宜用いることが
できるが、耐候性や耐オゾン性を高めるために、ゴム成
分の25〜50重量%をEPDMとすることが好まし
い。
(導電性薄膜用ゴム組成物)は、カーボンブラックの配
合量がゴム成分100重量部に対して60重量部以上で
且つゴム組成物全体の35重量%以上である。尚、導電
性薄膜用ゴム組成物におけるゴム成分の種類は、特に限
定されず、天然ゴム;ブタジエンゴム、SBR等のジエ
ン系合成ゴム;又はこれらの組合せを適宜用いることが
できるが、耐候性や耐オゾン性を高めるために、ゴム成
分の25〜50重量%をEPDMとすることが好まし
い。
【0009】上記のような組成を有するゴム組成物で構
成されたトレッド部1及びサイドウォール部2を有する
タイヤは、カーボンブラックの配合量が少ないために、
転がり抵抗が小さく、低燃費化の要請に応えることがで
きる。一方、カーボンブラックの減量に伴う補強性の低
下は、シリカ等の非カーボンブラック系補強剤の配合に
より防止される。そして、カーボンブラックよりも導電
性に劣る非カーボンブラック系補強剤を配合したことに
よるトレッド部1及びサイドウォール部2の導電性の低
下は、導電性に優れた導電性薄膜3がトレッド部1及び
サイドウォール部2表面に敷設されていることにより防
止される。すなわち、タイヤリム5から、サイドウォー
ル部2表面に敷設された導電性薄膜3c、トレッド部1
表面に敷設された導電性薄膜3a,3bを通じて、車体
に蓄積された静電気が地面に流れることができるからで
ある。
成されたトレッド部1及びサイドウォール部2を有する
タイヤは、カーボンブラックの配合量が少ないために、
転がり抵抗が小さく、低燃費化の要請に応えることがで
きる。一方、カーボンブラックの減量に伴う補強性の低
下は、シリカ等の非カーボンブラック系補強剤の配合に
より防止される。そして、カーボンブラックよりも導電
性に劣る非カーボンブラック系補強剤を配合したことに
よるトレッド部1及びサイドウォール部2の導電性の低
下は、導電性に優れた導電性薄膜3がトレッド部1及び
サイドウォール部2表面に敷設されていることにより防
止される。すなわち、タイヤリム5から、サイドウォー
ル部2表面に敷設された導電性薄膜3c、トレッド部1
表面に敷設された導電性薄膜3a,3bを通じて、車体
に蓄積された静電気が地面に流れることができるからで
ある。
【0010】尚、導電性薄膜の厚みは0.2mm以下が
好ましく、特に0.1mm以下が好ましい。導電性薄膜
用ゴム組成物は、上記の通り、導電性に優れたカーボン
ブラックを大量に含んでいることから、一般のトレッド
ゴムに比べて転がり抵抗が大きい。このため、導電性薄
膜の厚みが0.2mmを超えると、転がり抵抗が大きく
なる。尚、トレッド部1の接地面に敷設された導電性薄
膜3aが摩耗した後も、トレッド溝4の部分に敷設され
た導電性薄膜3bは残存するので、タイヤリム5、サイ
ドウォール部2表面に敷設された導電性薄膜3c、トレ
ッド溝4の部分に敷設された導電性薄膜3bを通じて、
静電気を地面に流すことができる。
好ましく、特に0.1mm以下が好ましい。導電性薄膜
用ゴム組成物は、上記の通り、導電性に優れたカーボン
ブラックを大量に含んでいることから、一般のトレッド
ゴムに比べて転がり抵抗が大きい。このため、導電性薄
膜の厚みが0.2mmを超えると、転がり抵抗が大きく
なる。尚、トレッド部1の接地面に敷設された導電性薄
膜3aが摩耗した後も、トレッド溝4の部分に敷設され
た導電性薄膜3bは残存するので、タイヤリム5、サイ
ドウォール部2表面に敷設された導電性薄膜3c、トレ
ッド溝4の部分に敷設された導電性薄膜3bを通じて、
静電気を地面に流すことができる。
【0011】導電性薄膜をトレッド部1及びサイドウォ
ール部2に敷設する方法は、特に限定しない。例えば、
生タイヤのトレッド部及びサイドウォール部表面に、薄
膜用ゴム組成物で作成した未加硫のゴムシートを覆った
状態で加硫成形することにより設けることができる。但
し、このような方法では、厚みが0.1mm未満の未加
硫のゴムシートを作成することの困難さから、厚みが
0.1mm未満の導電性薄膜を形成できない。厚みが
0.1mm未満の導電性薄膜は、導電性薄膜用ゴム組成
物を有機溶剤に溶解させた薄膜用ゴム組成物溶液を、生
タイヤのトレッド表面に噴霧又は塗布した後、加硫成形
することにより、容易に得ることができる。
ール部2に敷設する方法は、特に限定しない。例えば、
生タイヤのトレッド部及びサイドウォール部表面に、薄
膜用ゴム組成物で作成した未加硫のゴムシートを覆った
状態で加硫成形することにより設けることができる。但
し、このような方法では、厚みが0.1mm未満の未加
硫のゴムシートを作成することの困難さから、厚みが
0.1mm未満の導電性薄膜を形成できない。厚みが
0.1mm未満の導電性薄膜は、導電性薄膜用ゴム組成
物を有機溶剤に溶解させた薄膜用ゴム組成物溶液を、生
タイヤのトレッド表面に噴霧又は塗布した後、加硫成形
することにより、容易に得ることができる。
【0012】尚、本発明の対象となる空気入りタイヤの
トレッドパターンは特に限定しないが、図2のように、
縦溝11だけでなく、終端がサイドウォール部2に到る
横溝12を有することが好ましい。ここで、横溝12
は、縦溝11に直交するものに限らず、縦溝11と交差
する溝であればよい。図2は、縦溝11に斜めに交差す
る横溝12を設けた例である。接地面からサイドウォー
ル部2に到る横溝12を設けることにより、導電性薄膜
が摩耗しても、トレッド溝4の部分に設けられた薄膜
が、走行中には接地して、サイドウォール部2からの静
電気を地面に逃がすことができるからである。
トレッドパターンは特に限定しないが、図2のように、
縦溝11だけでなく、終端がサイドウォール部2に到る
横溝12を有することが好ましい。ここで、横溝12
は、縦溝11に直交するものに限らず、縦溝11と交差
する溝であればよい。図2は、縦溝11に斜めに交差す
る横溝12を設けた例である。接地面からサイドウォー
ル部2に到る横溝12を設けることにより、導電性薄膜
が摩耗しても、トレッド溝4の部分に設けられた薄膜
が、走行中には接地して、サイドウォール部2からの静
電気を地面に逃がすことができるからである。
【0013】横溝12の溝深さは、縦溝11の溝深さと
の差が0〜1.6mm程度であることが好ましい。トレ
ッド部1に敷設された導電性薄膜につづいてトレッドゴ
ム自体の摩耗が進行すると横溝12が消失し得るので、
タイヤ交換時(縦溝11の溝深さが1.6mmにまで摩
耗した時点)まで、横溝12が残存する程度の溝深さを
確保しておくことが望ましいからである。
の差が0〜1.6mm程度であることが好ましい。トレ
ッド部1に敷設された導電性薄膜につづいてトレッドゴ
ム自体の摩耗が進行すると横溝12が消失し得るので、
タイヤ交換時(縦溝11の溝深さが1.6mmにまで摩
耗した時点)まで、横溝12が残存する程度の溝深さを
確保しておくことが望ましいからである。
【0014】
【実施例】以下に、本発明を具体的な実施例に基づいて
説明する。 〔トレッド用ゴム組成物の調製〕表1に示す組成(重量
部)を有する3種類のトレッド用ゴム組成物(A,B,
C)を配合した。表1中、s−SBRとしては、日本ゼ
オン製のNS−116(商品名)を用いた。これは、ス
チレン量20重量%、ビニル量63%の非油展ゴムであ
る。また、カーボンブラックとしては、昭和キャボット
社製のN351(商品名)を用いた。シリカとしては、
デグッサ社製のウルトラシルVN3、シランカップリン
グ剤としてはデグッサ社製のSi−69を用いた。
説明する。 〔トレッド用ゴム組成物の調製〕表1に示す組成(重量
部)を有する3種類のトレッド用ゴム組成物(A,B,
C)を配合した。表1中、s−SBRとしては、日本ゼ
オン製のNS−116(商品名)を用いた。これは、ス
チレン量20重量%、ビニル量63%の非油展ゴムであ
る。また、カーボンブラックとしては、昭和キャボット
社製のN351(商品名)を用いた。シリカとしては、
デグッサ社製のウルトラシルVN3、シランカップリン
グ剤としてはデグッサ社製のSi−69を用いた。
【0015】また、各種ゴム組成物について、tanδ
を測定し、その結果も併せて表1に示す。尚、tanδ
は、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて、
初期伸長10%で動歪み2%、測定温度70℃の条件で
測定した。
を測定し、その結果も併せて表1に示す。尚、tanδ
は、岩本製作所製の粘弾性スペクトロメータを用いて、
初期伸長10%で動歪み2%、測定温度70℃の条件で
測定した。
【0016】
【表1】
【0017】〔サイドウォール用ゴム組成物〕表2に示
す組成(重量部)を有する2種類のサイドウォール用ゴ
ム組成物(a,b)を配合した。表2中、ブタジエンゴ
ムとしては、宇部興産製のBR150Lを用いた。これ
は、98%がシス−ブタジエンのシス体高含有率のブタ
ジエンである。カーボンブラック(FEF)としては、
昭和キャボット製のN550を用いた。
す組成(重量部)を有する2種類のサイドウォール用ゴ
ム組成物(a,b)を配合した。表2中、ブタジエンゴ
ムとしては、宇部興産製のBR150Lを用いた。これ
は、98%がシス−ブタジエンのシス体高含有率のブタ
ジエンである。カーボンブラック(FEF)としては、
昭和キャボット製のN550を用いた。
【0018】また、各種ゴム組成物について、tanδ
を測定し、その結果も併せて表2に示す。
を測定し、その結果も併せて表2に示す。
【0019】
【表2】
【0020】〔薄膜用ゴム組成物の調製〕表3に示す配
合組成(重量部)を有する薄膜用ゴム組成物を調製し
た。EPDMとしては、住友化学社製のESPRENE
586を用いた。これは、プロピレン比率が20重量
%でヨウ素価36ENBである。ブタジエンゴムとして
は、宇部興産製のBR150Lを用いた。
合組成(重量部)を有する薄膜用ゴム組成物を調製し
た。EPDMとしては、住友化学社製のESPRENE
586を用いた。これは、プロピレン比率が20重量
%でヨウ素価36ENBである。ブタジエンゴムとして
は、宇部興産製のBR150Lを用いた。
【0021】また、各種ゴム組成物について、tanδ
を測定し、その結果も併せて表3に示す。
を測定し、その結果も併せて表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】〔薄膜の効果〕表1に示すトレッドゴムと
表2に示すサイドウォールゴムとを組み合わせてタイヤ
(195/65R15 PERFORMA 8000 TL)を作成し
た。このタイヤには、トレッド部からサイドウォール部
にかけて横溝が設けられている。作成したタイヤに、表
3に示す薄膜用ゴム組成物で構成される薄膜(0.2〜
0.1mm)をトレッド部及びサイドウォール部に敷設
したタイヤと薄膜を敷設していないタイヤを用意し、そ
れぞれについて、下記評価方法に基づいて、タイヤの電
気伝導度、転がり抵抗、耐オゾン性を評価した。評価結
果を表4に示す。 〔評価方法〕 転がり抵抗 内圧2.0kg/cm2 、荷重400kgfの条件で室
内台上試験機で測定した。
表2に示すサイドウォールゴムとを組み合わせてタイヤ
(195/65R15 PERFORMA 8000 TL)を作成し
た。このタイヤには、トレッド部からサイドウォール部
にかけて横溝が設けられている。作成したタイヤに、表
3に示す薄膜用ゴム組成物で構成される薄膜(0.2〜
0.1mm)をトレッド部及びサイドウォール部に敷設
したタイヤと薄膜を敷設していないタイヤを用意し、そ
れぞれについて、下記評価方法に基づいて、タイヤの電
気伝導度、転がり抵抗、耐オゾン性を評価した。評価結
果を表4に示す。 〔評価方法〕 転がり抵抗 内圧2.0kg/cm2 、荷重400kgfの条件で室
内台上試験機で測定した。
【0024】電気伝導度 タイヤを15×6.0JJのアルミホイールにくみつ
け、内圧を2.0kscとした。このタイヤを銅板上に
荷重400kgで押しつけ、銅板からホイールセンター
までの間に1000Vの電圧をかけて、メグオーム計で
伝導度を測定した。電気伝導度1.0MΩであれば、導
電性不良による問題は生じない。
け、内圧を2.0kscとした。このタイヤを銅板上に
荷重400kgで押しつけ、銅板からホイールセンター
までの間に1000Vの電圧をかけて、メグオーム計で
伝導度を測定した。電気伝導度1.0MΩであれば、導
電性不良による問題は生じない。
【0025】耐オゾン性 内圧を2.0kscに調整したタイヤを15×6.0J
Jのアルミホイールに装着した状態で、オゾン濃度50
pphm、雰囲気温度40℃のチャンバー中に設置し
た。 このような条件下で、約2週間放置後のサイドウォール
表面におけるクラックの発生の有無を目視で観察した。
Jのアルミホイールに装着した状態で、オゾン濃度50
pphm、雰囲気温度40℃のチャンバー中に設置し
た。 このような条件下で、約2週間放置後のサイドウォール
表面におけるクラックの発生の有無を目視で観察した。
【0026】
【表4】
【0027】表4からわかるように、EPDMを配合し
た導電性薄膜を敷設すると、タイヤの電気伝導度が下が
るとともに、耐オゾン性についても向上している(タイ
ヤNo.7〜12参照)。一方、トレッド用及びサイド
ウォール用ゴム組成物におけるカーボンブラックの配合
量が所定量以下でなければ、転がり抵抗が低減しない
(タイヤNo.7,11とタイヤNo.8〜10,12
参照)。
た導電性薄膜を敷設すると、タイヤの電気伝導度が下が
るとともに、耐オゾン性についても向上している(タイ
ヤNo.7〜12参照)。一方、トレッド用及びサイド
ウォール用ゴム組成物におけるカーボンブラックの配合
量が所定量以下でなければ、転がり抵抗が低減しない
(タイヤNo.7,11とタイヤNo.8〜10,12
参照)。
【0028】従って、カーボンブラックの配合量が所定
量以下のゴム組成物でトレッド及びサイドウォールが構
成され、且つ導電性薄膜を配設した空気入りタイヤは、
低転がり抵抗で、導電性に優れている。 〔横溝配設の効果〕次に、トレッド部に横溝を設けたこ
との効果について説明する。
量以下のゴム組成物でトレッド及びサイドウォールが構
成され、且つ導電性薄膜を配設した空気入りタイヤは、
低転がり抵抗で、導電性に優れている。 〔横溝配設の効果〕次に、トレッド部に横溝を設けたこ
との効果について説明する。
【0029】タイヤNo.7,12(ゴム組成について
は表1〜3を参照)、及びタイヤNo.7と横溝がない
こと以外は同等のタイヤ(タイヤNo.13)につい
て、タイヤ作成直後(初期)と接地面の薄膜が消失する
まで摩耗させた後(摩耗後)のタイヤについて、電気伝
導度、転がり抵抗、耐オゾン性を、上記評価方法に基づ
いて評価した。結果を表5に示す。尚、摩耗後の耐オゾ
ン性については、測定しなかった。
は表1〜3を参照)、及びタイヤNo.7と横溝がない
こと以外は同等のタイヤ(タイヤNo.13)につい
て、タイヤ作成直後(初期)と接地面の薄膜が消失する
まで摩耗させた後(摩耗後)のタイヤについて、電気伝
導度、転がり抵抗、耐オゾン性を、上記評価方法に基づ
いて評価した。結果を表5に示す。尚、摩耗後の耐オゾ
ン性については、測定しなかった。
【0030】
【表5】
【0031】表5からわかるように、横溝があるタイヤ
(No.7,12)では、摩耗後の電気伝導度は若干初
期よりも低下するものの、導電性が問題となる程ではな
いのに対し、横溝がないタイヤ(No.13)では、導
電性薄膜を設けないタイヤと同程度にまで電気伝導度が
低下し、導電性の問題が生じる。一方、転がり抵抗につ
いては、横溝の有無に拘らず、いずれも摩耗後は、初期
よりも若干小さくなる。従って、トレッド及びサイドウ
ォールを所定のゴム組成物で構成し、トレッド部及びサ
イドウォール部に導電性薄膜を敷設し、且つ横溝を設け
た空気入りタイヤでは、タイヤの新品状態から交換時ま
での間を通じて、導電性の問題を生じることなく、転が
り抵抗が低減される。
(No.7,12)では、摩耗後の電気伝導度は若干初
期よりも低下するものの、導電性が問題となる程ではな
いのに対し、横溝がないタイヤ(No.13)では、導
電性薄膜を設けないタイヤと同程度にまで電気伝導度が
低下し、導電性の問題が生じる。一方、転がり抵抗につ
いては、横溝の有無に拘らず、いずれも摩耗後は、初期
よりも若干小さくなる。従って、トレッド及びサイドウ
ォールを所定のゴム組成物で構成し、トレッド部及びサ
イドウォール部に導電性薄膜を敷設し、且つ横溝を設け
た空気入りタイヤでは、タイヤの新品状態から交換時ま
での間を通じて、導電性の問題を生じることなく、転が
り抵抗が低減される。
【0032】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤは、トレッド部
及びサイドウォール部をカーボンブラックの少ないゴム
組成物で構成して転がり抵抗を改善しているにも拘ら
ず、導電性の問題を生じない。また、EPDMを配合し
た導電性薄膜を用いた空気入りタイヤでは、耐オゾン
性、耐候性にも優れ、サイドウォールの外観低下の問題
も生じない。さらに、トレッド部からサイドウォール部
にかけて横溝を設けたタイヤでは、新品状態から交換時
までの間を通して、導電性の問題を生じることなく、転
がり抵抗が低減される。すなわち、省燃費性の要請に応
えることができる。
及びサイドウォール部をカーボンブラックの少ないゴム
組成物で構成して転がり抵抗を改善しているにも拘ら
ず、導電性の問題を生じない。また、EPDMを配合し
た導電性薄膜を用いた空気入りタイヤでは、耐オゾン
性、耐候性にも優れ、サイドウォールの外観低下の問題
も生じない。さらに、トレッド部からサイドウォール部
にかけて横溝を設けたタイヤでは、新品状態から交換時
までの間を通して、導電性の問題を生じることなく、転
がり抵抗が低減される。すなわち、省燃費性の要請に応
えることができる。
【図1】本発明に係る空気入りタイヤの赤道面右側の断
面図である。
面図である。
【図2】横溝を有する空気入りタイヤの一部断面斜視図
である。
である。
1 トレッド部 2 サイドウォール部 3 導電性薄膜 11 縦溝 12 横溝
Claims (5)
- 【請求項1】 トレッド部(1)を構成するゴム組成物
は、カーボンブラックの配合量がゴム成分100重量部
に対して50重量部以下で且つゴム組成物全体の25重
量%以下であるとともに非カーボンブラック系補強剤を
含有し、サイドウォール部(2)を構成するゴム組成物
は、カーボンブラックの配合量がゴム成分100重量部
に対して40重量部以下で且つゴム組成物全体の25重
量%以下である空気入りタイヤであって 前記トレッド部(1)及びサイドウォール部(2)に導
電性薄膜(3)が敷設されていて、 前記導電性薄膜(3)を構成するゴム組成物は、カーボ
ンブラックの配合量がゴム成分100重量部に対して6
0重量部以上で且つゴム組成物全体の35重量%以上で
あることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 タイヤの周方向に沿って設けられた縦溝
(11)と交差する横溝(12)が、該横溝(12)の
終端がサイドウォール部(2)に到るように設けられて
いることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項3】 前記導電性薄膜(3)を構成するゴム組
成物中のゴム成分の25〜50重量%がEPDMである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の空気入りタイ
ヤ。 - 【請求項4】 前記導電性薄膜(3)は、厚さ0.2m
m以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1つに記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項5】 前記非カーボンブラック系補強剤は、シ
リカであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
つに記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03871095A JP3514539B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03871095A JP3514539B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08230407A true JPH08230407A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3514539B2 JP3514539B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=12532883
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03871095A Expired - Fee Related JP3514539B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3514539B2 (ja) |
Cited By (15)
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|---|---|---|---|---|
| EP1834815A1 (en) | 2006-03-16 | 2007-09-19 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
| EP1844958A1 (en) | 2006-04-04 | 2007-10-17 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
| WO2008038462A1 (en) * | 2006-09-27 | 2008-04-03 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
| DE102008012841A1 (de) | 2007-03-06 | 2008-09-11 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Luftreifen und Verfahren zur Herstellung von derartigen Luftreifen |
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| DE112006004058T5 (de) | 2006-10-11 | 2009-08-20 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Luftreifen |
| DE112006004061T5 (de) | 2006-10-11 | 2009-08-20 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd., Osaka-shi | Luftreifen |
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| US10414906B2 (en) | 2014-10-06 | 2019-09-17 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Rubber composition and pneumatic tire |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP03871095A patent/JP3514539B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| DE112006004061B4 (de) | 2006-10-11 | 2021-07-29 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | Luftreifen |
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