JPH08232180A - 撚線機のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法 - Google Patents
撚線機のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法Info
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- JPH08232180A JPH08232180A JP3543895A JP3543895A JPH08232180A JP H08232180 A JPH08232180 A JP H08232180A JP 3543895 A JP3543895 A JP 3543895A JP 3543895 A JP3543895 A JP 3543895A JP H08232180 A JPH08232180 A JP H08232180A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B7/00—Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
- D07B7/02—Machine details; Auxiliary devices
- D07B7/025—Preforming the wires or strands prior to closing
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D07—ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
- D07B—ROPES OR CABLES IN GENERAL
- D07B3/00—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material
- D07B3/08—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position
- D07B3/10—General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position with provision for imparting more than one complete twist to the ropes or cables for each revolution of the take-up reel or of the guide member
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 素線のくせ付けにあたって素線の張力を、素
線の表面状態に拘らず小さな値でかつ一定の値に保持
し、また、装置の耐久性を高める。 【構成】 千鳥足状に配された3本のピン28、30、
32がそれぞれ、全素線10に対して共通化され、それ
らピン28、30、32に、平面的に平行に引き揃えら
れた状態で全素線10が共に噛み合い通過して、素線1
0にくせ付けが行われる。くせ付けされた素線10は集
合され、そして、撚り合わされ、スチールコード12が
得られる。各ピン28、30、32はそれぞれ、回転自
在に支持され、素線10がピン28、30、32に噛み
合い通過する際に、回転し、素線10との間には動的摩
擦抵抗が発生しない。
線の表面状態に拘らず小さな値でかつ一定の値に保持
し、また、装置の耐久性を高める。 【構成】 千鳥足状に配された3本のピン28、30、
32がそれぞれ、全素線10に対して共通化され、それ
らピン28、30、32に、平面的に平行に引き揃えら
れた状態で全素線10が共に噛み合い通過して、素線1
0にくせ付けが行われる。くせ付けされた素線10は集
合され、そして、撚り合わされ、スチールコード12が
得られる。各ピン28、30、32はそれぞれ、回転自
在に支持され、素線10がピン28、30、32に噛み
合い通過する際に、回転し、素線10との間には動的摩
擦抵抗が発生しない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】複数の金属素線等の素線を撚り合
わせてスチールコードやワイヤーロープ等の撚線を製造
する撚線機に用いられ、複数の素線を撚り合わせる前に
予め素線にくせ付けを行うプレフォーミング装置に関す
る。
わせてスチールコードやワイヤーロープ等の撚線を製造
する撚線機に用いられ、複数の素線を撚り合わせる前に
予め素線にくせ付けを行うプレフォーミング装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スチールコードは複数の金属製の素線を
撚り合わせて製造される。この撚り合わせのための撚線
機としては、バンチャータイプの撚線機又はチューブラ
ータイプの撚線機がある。いずれのタイプの撚線機にお
いても素線の撚り合わせの前に素線に所定のくせ付けを
施す。このくせ付装置、すなわち、プレフォーミング装
置では、図3に示すように、目板100に、円周に沿っ
て所定間隔をおき、複数の通過孔102が形成され、各
通過孔102にそれぞれ素線104を通過させることに
より、素線104が、円筒面上をその軸方向へ平行に引
き揃えられる。目板100には、素線104出口側に、
各素線104で囲まれるように基台106が突設され、
基台106は多角形柱状とされて、各素線104に対応
して位置する各側面108にはそれぞれ、3本づつピン
110が突設固定される。3本のピン110は、基台1
06の突出先端に向けて千鳥足状に配置され、対応する
各素線104が、3本のピン110に噛み合って通過し
(ジグザグ状態に方向を変えて通過し)、素線104の
くせ付けが行なわれる。
撚り合わせて製造される。この撚り合わせのための撚線
機としては、バンチャータイプの撚線機又はチューブラ
ータイプの撚線機がある。いずれのタイプの撚線機にお
いても素線の撚り合わせの前に素線に所定のくせ付けを
施す。このくせ付装置、すなわち、プレフォーミング装
置では、図3に示すように、目板100に、円周に沿っ
て所定間隔をおき、複数の通過孔102が形成され、各
通過孔102にそれぞれ素線104を通過させることに
より、素線104が、円筒面上をその軸方向へ平行に引
き揃えられる。目板100には、素線104出口側に、
各素線104で囲まれるように基台106が突設され、
基台106は多角形柱状とされて、各素線104に対応
して位置する各側面108にはそれぞれ、3本づつピン
110が突設固定される。3本のピン110は、基台1
06の突出先端に向けて千鳥足状に配置され、対応する
各素線104が、3本のピン110に噛み合って通過し
(ジグザグ状態に方向を変えて通過し)、素線104の
くせ付けが行なわれる。
【0003】くせ付けされた各素線104は、基台10
6の突出先端外方へ設けた集合部112で集合され、集
合された素線104は、集合部112を撚り開始端とし
て、例えば、図4に示すように、バンチャータイプの撚
線機ではフライヤ114で撚り合わされる。フライヤ1
14は、集合部112の延長線上的に両端を位置させた
弓なり形状とされ、両端に渡って所定間隔をおき、複数
のフライヤガイド116を備える。それらガイド116
に、集合された素線104を通過させ、フライヤの両端
を結ぶような線回りにフライヤを回転させることによ
り、集合された素線104を捻って撚り合わせることが
でき、スチールコード118が得られ、ロール120に
巻き取られる。フライヤ114が回転して得る形状は、
スチールコード118を縄跳び状に回転させたときに形
成される回転放物線形(図4では、フライヤ114が下
側に位置した状態を点線で示す)とされる。
6の突出先端外方へ設けた集合部112で集合され、集
合された素線104は、集合部112を撚り開始端とし
て、例えば、図4に示すように、バンチャータイプの撚
線機ではフライヤ114で撚り合わされる。フライヤ1
14は、集合部112の延長線上的に両端を位置させた
弓なり形状とされ、両端に渡って所定間隔をおき、複数
のフライヤガイド116を備える。それらガイド116
に、集合された素線104を通過させ、フライヤの両端
を結ぶような線回りにフライヤを回転させることによ
り、集合された素線104を捻って撚り合わせることが
でき、スチールコード118が得られ、ロール120に
巻き取られる。フライヤ114が回転して得る形状は、
スチールコード118を縄跳び状に回転させたときに形
成される回転放物線形(図4では、フライヤ114が下
側に位置した状態を点線で示す)とされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、素線104
のくせ付けは、撚り合わされたスチールコード118の
素線104の形状を形成するとともに、スチールコード
118の特性、例えばスチールコード118のトーショ
ン、真直性又はスチールコード118に張力を付加した
ときのスチールコード118の伸び等のコード性能に影
響を与える。素線104のくせ付けは、スチールコード
118を構成する各素線104間で均一であり、同時
に、素線104の長さ方向で均一であることが求められ
る。そのためピン110の配置等は精密な管理が要求さ
れる。
のくせ付けは、撚り合わされたスチールコード118の
素線104の形状を形成するとともに、スチールコード
118の特性、例えばスチールコード118のトーショ
ン、真直性又はスチールコード118に張力を付加した
ときのスチールコード118の伸び等のコード性能に影
響を与える。素線104のくせ付けは、スチールコード
118を構成する各素線104間で均一であり、同時
に、素線104の長さ方向で均一であることが求められ
る。そのためピン110の配置等は精密な管理が要求さ
れる。
【0005】素線104のくせ付けについて詳説すれ
ば、千鳥足状に配置された3本のピン104間に素線を
噛み合わせて通過させることで、素線104に曲げ応力
と引っ張り応力とを付加して、塑性加工を行う。素線1
04に与える曲げ応力はピン110の曲率とピン110
の配置とによって決定され、これは、ピン110と基台
106との製造において適正に得られる。
ば、千鳥足状に配置された3本のピン104間に素線を
噛み合わせて通過させることで、素線104に曲げ応力
と引っ張り応力とを付加して、塑性加工を行う。素線1
04に与える曲げ応力はピン110の曲率とピン110
の配置とによって決定され、これは、ピン110と基台
106との製造において適正に得られる。
【0006】一方、素線104に与える引っ張り応力
は、ピン110が非回転のためにピン110に対する素
線104の動的な摩擦抵抗で決定され、その摩擦抵抗
は、ピン110と素線104とのそれぞれの表面状態で
決定される。ピン110の表面状態はピン110の製造
過程での表面仕上げによって調整することができるが、
素線104の表面状態は適正な制御が困難である。すな
わち、撚り合わせに供される金属素線104は、通常真
歪みで2以上に伸線加工されたものであり、表面は過酷
な加工を経ている。また、伸線された素線104には伸
線に用いた潤滑剤が残留するため伸線条件によって素線
104の表面状態が変化する。
は、ピン110が非回転のためにピン110に対する素
線104の動的な摩擦抵抗で決定され、その摩擦抵抗
は、ピン110と素線104とのそれぞれの表面状態で
決定される。ピン110の表面状態はピン110の製造
過程での表面仕上げによって調整することができるが、
素線104の表面状態は適正な制御が困難である。すな
わち、撚り合わせに供される金属素線104は、通常真
歪みで2以上に伸線加工されたものであり、表面は過酷
な加工を経ている。また、伸線された素線104には伸
線に用いた潤滑剤が残留するため伸線条件によって素線
104の表面状態が変化する。
【0007】伸線条件は、ダイスや潤滑剤等で決定され
るが、現状では解明できない現象があるために伸線後の
素線104の表面状態を伸線条件によって制御すること
は困難である。更には、伸線された素線104の表面は
その後に大気中に放置された場合、その環境によっても
変化するため、素線104の表面状態を制御することは
更に困難になる。
るが、現状では解明できない現象があるために伸線後の
素線104の表面状態を伸線条件によって制御すること
は困難である。更には、伸線された素線104の表面は
その後に大気中に放置された場合、その環境によっても
変化するため、素線104の表面状態を制御することは
更に困難になる。
【0008】ここで、素線104のくせ付けにより素線
104に与える引張り応力は低い値でかつ一定の値に保
つことが望ましい。大きな引張り応力は、撚線時、素線
104の破断をもたらす可能性を高め、引張り応力の変
化は、素線104のくせ付けに影響を与えるのみなら
ず、集合部112での素線104の張力の変化を招き、
撚り合わされたスチールコード118の形状に影響を与
える。
104に与える引張り応力は低い値でかつ一定の値に保
つことが望ましい。大きな引張り応力は、撚線時、素線
104の破断をもたらす可能性を高め、引張り応力の変
化は、素線104のくせ付けに影響を与えるのみなら
ず、集合部112での素線104の張力の変化を招き、
撚り合わされたスチールコード118の形状に影響を与
える。
【0009】すなわち、集合部112での素線104の
張力(スチールコード118の張力)が一定であるとフ
ライヤガイド116を通過する素線104(スチールコ
ード118)は一定の回転放物線形状を形成し、フライ
ヤガイド116の中央部を通過してフライヤガイド11
6と接触しない。これに対して、集合部112でのスチ
ールコード118の張力が変化するとスチールコード1
18が描く回転放物線形が変化する。集合部でのスチー
ルコード118の張力が高くなると、回転放物線形が小
さくなってスチールコード118がフライヤガイドと接
触し、逆に、集合部でのスチールコード118の張力が
小さくなると、回転放物線形が大きくなってスチールコ
ード118がフライヤガイド114と接触する。スチー
ルコード118のフライヤガイド116との接触は、フ
ライヤガイド116を通過して撚り合わされたスチール
コード118の真直性及びトーションに影響を与え、ス
チールコード118を波打った形状とする原因となる。
張力(スチールコード118の張力)が一定であるとフ
ライヤガイド116を通過する素線104(スチールコ
ード118)は一定の回転放物線形状を形成し、フライ
ヤガイド116の中央部を通過してフライヤガイド11
6と接触しない。これに対して、集合部112でのスチ
ールコード118の張力が変化するとスチールコード1
18が描く回転放物線形が変化する。集合部でのスチー
ルコード118の張力が高くなると、回転放物線形が小
さくなってスチールコード118がフライヤガイドと接
触し、逆に、集合部でのスチールコード118の張力が
小さくなると、回転放物線形が大きくなってスチールコ
ード118がフライヤガイド114と接触する。スチー
ルコード118のフライヤガイド116との接触は、フ
ライヤガイド116を通過して撚り合わされたスチール
コード118の真直性及びトーションに影響を与え、ス
チールコード118を波打った形状とする原因となる。
【0010】ところが、上述したように、素線104は
表面状態の制御が困難であるため、素線104とピン1
10との間の摩擦抵抗を小さな値にかつ一定の値に管理
することは容易でなく、従って、くせ付けにより素線1
04に与える引っ張り応力を小さな値にかつ一定の値に
管理することは容易でない。
表面状態の制御が困難であるため、素線104とピン1
10との間の摩擦抵抗を小さな値にかつ一定の値に管理
することは容易でなく、従って、くせ付けにより素線1
04に与える引っ張り応力を小さな値にかつ一定の値に
管理することは容易でない。
【0011】素線104のピン110に対する摩擦抵抗
を低減するのに、予め、素線104表面にオイルを塗布
することが考えられるが、オイルを塗布する工程が別途
に必要となる。
を低減するのに、予め、素線104表面にオイルを塗布
することが考えられるが、オイルを塗布する工程が別途
に必要となる。
【0012】また、ピン110と素線104との間の摩
擦抵抗を低減するのに、ピン110を基台106に固定
するのでなくてベアリングを用いて回転自在にピン11
0を支持することが考えられる。しかし、スチールコー
ド118がラジアルタイヤのタイヤコードである場合、
例えば、素線104は直径が0.1〜0.4mmと細
く、ピン110も直径が1.5〜5.0mmと細く、そ
して、ピン110が設けられる基台106は幅(側面1
0の幅)が7〜15mmと狭い。ピン110が素線10
4に与える応力に耐え得るようなベアリングをそのよう
に狭い基台に設けることは容易でない。
擦抵抗を低減するのに、ピン110を基台106に固定
するのでなくてベアリングを用いて回転自在にピン11
0を支持することが考えられる。しかし、スチールコー
ド118がラジアルタイヤのタイヤコードである場合、
例えば、素線104は直径が0.1〜0.4mmと細
く、ピン110も直径が1.5〜5.0mmと細く、そ
して、ピン110が設けられる基台106は幅(側面1
0の幅)が7〜15mmと狭い。ピン110が素線10
4に与える応力に耐え得るようなベアリングをそのよう
に狭い基台に設けることは容易でない。
【0013】本発明は、上記事実に鑑み、くせ付けにあ
たって素線の張力を、素線の表面状態に拘らず小さな値
でかつ一定の値に保持し、また、耐久性を高める撚線機
のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法
を提供することを目的とする。
たって素線の張力を、素線の表面状態に拘らず小さな値
でかつ一定の値に保持し、また、耐久性を高める撚線機
のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明の撚線機のプレフォーミング
装置は、複数の素線を撚り合わせて撚線を製造する撚線
機に用いられ、素線を撚り合わせる前に素線にくせ付け
を行うプレフォーミング装置において、複数の素線を平
面的に平行に引き揃えて通過させる目板と、それぞれの
軸方向が素線間方向とされてそれぞれが全素線に渡り、
平面的に平行に引き揃えられた全素線を共に噛み合い通
過させて素線のくせ付けを行うべく素線の通過方向に沿
って千鳥足状に配置される複数のピンと、各ピンをそれ
らの軸方向線回りに回転自在に支持する支持手段と、前
記素線を撚り合わせるために、くせ付けされた素線を集
合させる集合部と、を備えた構成を特徴とする。
に、請求項1に係る本発明の撚線機のプレフォーミング
装置は、複数の素線を撚り合わせて撚線を製造する撚線
機に用いられ、素線を撚り合わせる前に素線にくせ付け
を行うプレフォーミング装置において、複数の素線を平
面的に平行に引き揃えて通過させる目板と、それぞれの
軸方向が素線間方向とされてそれぞれが全素線に渡り、
平面的に平行に引き揃えられた全素線を共に噛み合い通
過させて素線のくせ付けを行うべく素線の通過方向に沿
って千鳥足状に配置される複数のピンと、各ピンをそれ
らの軸方向線回りに回転自在に支持する支持手段と、前
記素線を撚り合わせるために、くせ付けされた素線を集
合させる集合部と、を備えた構成を特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために、請求項2に係
る本発明の撚線機のプレフォーミング方法は、複数の素
線を撚り合わせて撚線を製造する撚線機に用いられ、素
線を撚り合わせる前に素線にくせ付けを行うプレフォー
ミング方法において、複数の素線を平面的に平行に引き
揃えて通過させ、この状態で、それぞれの軸方向が素線
間方向とされてそれぞれが全素線に渡るとともにそれぞ
れが軸方向線回りに回転自在とされて素線の通過方向に
沿って千鳥足状に配置される複数のピンに、全素線を共
に噛み合い通過させて素線のくせ付けを行い、前記素線
を撚り合わせるために、くせ付けされた素線を集合させ
る、ことを特徴とする。
る本発明の撚線機のプレフォーミング方法は、複数の素
線を撚り合わせて撚線を製造する撚線機に用いられ、素
線を撚り合わせる前に素線にくせ付けを行うプレフォー
ミング方法において、複数の素線を平面的に平行に引き
揃えて通過させ、この状態で、それぞれの軸方向が素線
間方向とされてそれぞれが全素線に渡るとともにそれぞ
れが軸方向線回りに回転自在とされて素線の通過方向に
沿って千鳥足状に配置される複数のピンに、全素線を共
に噛み合い通過させて素線のくせ付けを行い、前記素線
を撚り合わせるために、くせ付けされた素線を集合させ
る、ことを特徴とする。
【0016】なお、上記撚線機のプレフォーミング装
置、撚線機のプレフォーミング方法において、ピンの個
数は、例えば、3個が可能である。
置、撚線機のプレフォーミング方法において、ピンの個
数は、例えば、3個が可能である。
【0017】
【作用】上記構成によれば、平面的に平行に引き揃えら
れた状態で、全素線が共に、複数の千鳥足状に配された
ピンに噛み合い通過して、素線にくせ付けが行われる。
れた状態で、全素線が共に、複数の千鳥足状に配された
ピンに噛み合い通過して、素線にくせ付けが行われる。
【0018】くせ付けされた素線は集合され、そして、
撚り合わされ、撚線が得られる。各ピンは、例えば、ベ
アリングで回転自在に支持され、素線がピンに噛み合い
通過する際に、回転し、ピンと素線との間には動的摩擦
抵抗が発生せず、素線の表面状態に拘らず、くせ付けに
より素線に与える引張り張力を低い値にかつ一定に保つ
ことができる。これにより、撚線の特性、例えば、トー
ション、真直性等に優れる。更に、ピンの摩耗による損
傷が低減され、耐久性が向上される。
撚り合わされ、撚線が得られる。各ピンは、例えば、ベ
アリングで回転自在に支持され、素線がピンに噛み合い
通過する際に、回転し、ピンと素線との間には動的摩擦
抵抗が発生せず、素線の表面状態に拘らず、くせ付けに
より素線に与える引張り張力を低い値にかつ一定に保つ
ことができる。これにより、撚線の特性、例えば、トー
ション、真直性等に優れる。更に、ピンの摩耗による損
傷が低減され、耐久性が向上される。
【0019】また、ピンに全素線を共に噛み合い通過さ
せるので、すなわち、全素線にピンを共通化したので、
素線毎にピンを配置するのに比して、ピンを回転自在に
支持する支持手段の取り付けスペースを十分に確保し
て、ピンが素線に与える応力に十分に耐え得る支持手段
の取り付けが容易化される。全素線にピンを共通化する
ことによれば更に、装置自体が簡略化され、ピンの配置
調整の作業も簡略化されるとともに、全素線に対して同
一のくせ付けを付与することが容易となる。
せるので、すなわち、全素線にピンを共通化したので、
素線毎にピンを配置するのに比して、ピンを回転自在に
支持する支持手段の取り付けスペースを十分に確保し
て、ピンが素線に与える応力に十分に耐え得る支持手段
の取り付けが容易化される。全素線にピンを共通化する
ことによれば更に、装置自体が簡略化され、ピンの配置
調整の作業も簡略化されるとともに、全素線に対して同
一のくせ付けを付与することが容易となる。
【0020】更に、全素線にピンを共通化したので、ピ
ンを両端支持することも容易であり、支持手段に掛かる
負荷を低減することができ、装置の耐久性が高められ
る。
ンを両端支持することも容易であり、支持手段に掛かる
負荷を低減することができ、装置の耐久性が高められ
る。
【0021】
【実施例】以下、本発明の撚線機のプレフォーミング装
置及びそのプレフォーミング方法についてその一実施例
を、図1及び図2に基づき説明する。
置及びそのプレフォーミング方法についてその一実施例
を、図1及び図2に基づき説明する。
【0022】図1に示すように、素線10は、素材が高
炭素鋼製の金属素線で、線径が0.225mmとされ
る。撚線としてのスチールコード12は、素線10を1
×5構造に撚合わせて得られ、撚り合わせピッチが9.
5mmである。撚線機は、図1で図示を省略するが、図
4に示すフライヤ114と同様のフライヤ114を用い
たバンチャータイプのものであり、素線10の巻き出し
がフライヤの外にある。
炭素鋼製の金属素線で、線径が0.225mmとされ
る。撚線としてのスチールコード12は、素線10を1
×5構造に撚合わせて得られ、撚り合わせピッチが9.
5mmである。撚線機は、図1で図示を省略するが、図
4に示すフライヤ114と同様のフライヤ114を用い
たバンチャータイプのものであり、素線10の巻き出し
がフライヤの外にある。
【0023】プレフォーミング装置では、第1目板1
4、第2目板16(第1目板14と第2目板とが請求項
1の目板をなす)が離間して対向配置され、各目板1
4、16には、素線10の本数(本実施例では、5本の
素線10)に相当する個数の通過孔18、20が直線上
に沿って所定間隔をおいて形成されている。素線10供
給側にある一方の第1目板14から他方の第2目板16
へ、それら通過孔18、20にそれぞれ素線10を通過
させることにより、複数の素線10が平面的に平行に引
き揃えられる。第2目板16の素線10出口側には、第
3目板22が配置され、第3目板22には、素線10の
本数に相当する個数の通過孔24が円周上に所定間隔を
おいて配置され、その通過孔24に、第2目板16の通
過孔20を通過した素線10が通過する。第3目板22
の素線10出口側には、集合部26が設けられ、第3目
板22の通過孔24を通過した素線10が集合部26を
通過することにより、素線10が集合される。集合部2
6の素線10出口側には、上述のフライヤ114が設け
られ、フライヤ114の回転により素線10が撚り合わ
されて、スチールコード12が得られ、スチールコード
12はロール120に巻き取られる(図4を参照)。
4、第2目板16(第1目板14と第2目板とが請求項
1の目板をなす)が離間して対向配置され、各目板1
4、16には、素線10の本数(本実施例では、5本の
素線10)に相当する個数の通過孔18、20が直線上
に沿って所定間隔をおいて形成されている。素線10供
給側にある一方の第1目板14から他方の第2目板16
へ、それら通過孔18、20にそれぞれ素線10を通過
させることにより、複数の素線10が平面的に平行に引
き揃えられる。第2目板16の素線10出口側には、第
3目板22が配置され、第3目板22には、素線10の
本数に相当する個数の通過孔24が円周上に所定間隔を
おいて配置され、その通過孔24に、第2目板16の通
過孔20を通過した素線10が通過する。第3目板22
の素線10出口側には、集合部26が設けられ、第3目
板22の通過孔24を通過した素線10が集合部26を
通過することにより、素線10が集合される。集合部2
6の素線10出口側には、上述のフライヤ114が設け
られ、フライヤ114の回転により素線10が撚り合わ
されて、スチールコード12が得られ、スチールコード
12はロール120に巻き取られる(図4を参照)。
【0024】第1目板14と第2目板16との間には、
3本のピン28が設けられる。各ピン28、30、32
は、軸方向が素線10の素線10間方向とされて全素線
10に渡う長さとされ、直径が4mmで長さが60mm
の円柱形状とされる。ピン28、30、32の材質はタ
ングステンと炭素とを主成分とする燃結超硬合金製であ
る。ピン28、30、32のそれぞれの両端は、図示し
ない架台に支持手段としてのベアリング34を介して取
り付けられ、各ピン28、30、32はこれらの軸方向
線回りに回転自在とされる。図4に示すように、3本の
ピン28、30、32は、これらの軸方向から見て、第
1目板14から第2目板16に向けて(素線10の通過
方向に沿って)千鳥足状に配置され、隣接するピンは、
水平方向の軸線間隔Sが8mmとされ、高さ方向の軸線
間隔Hが6mmとされる。最も第2目板16側にあるピ
ン32の軸線と集合部とは、図1に示すように、水平方
向での間隔Lが70mmとされる。全素線10は共に、
3本のピン28、30、32に噛み合わされて通過し、
素線10のくせ付けが行われる。
3本のピン28が設けられる。各ピン28、30、32
は、軸方向が素線10の素線10間方向とされて全素線
10に渡う長さとされ、直径が4mmで長さが60mm
の円柱形状とされる。ピン28、30、32の材質はタ
ングステンと炭素とを主成分とする燃結超硬合金製であ
る。ピン28、30、32のそれぞれの両端は、図示し
ない架台に支持手段としてのベアリング34を介して取
り付けられ、各ピン28、30、32はこれらの軸方向
線回りに回転自在とされる。図4に示すように、3本の
ピン28、30、32は、これらの軸方向から見て、第
1目板14から第2目板16に向けて(素線10の通過
方向に沿って)千鳥足状に配置され、隣接するピンは、
水平方向の軸線間隔Sが8mmとされ、高さ方向の軸線
間隔Hが6mmとされる。最も第2目板16側にあるピ
ン32の軸線と集合部とは、図1に示すように、水平方
向での間隔Lが70mmとされる。全素線10は共に、
3本のピン28、30、32に噛み合わされて通過し、
素線10のくせ付けが行われる。
【0025】上記構成によれば、平面的に平行に引き揃
えられた状態で、全素線10が共に、複数の千鳥足状に
配されたピン28、30、32に噛み合い通過して、素
線10にくせ付けが行われる。
えられた状態で、全素線10が共に、複数の千鳥足状に
配されたピン28、30、32に噛み合い通過して、素
線10にくせ付けが行われる。
【0026】くせ付けされた素線10は集合され、そし
て、撚り合わされ、スチールコード12が得られる。
て、撚り合わされ、スチールコード12が得られる。
【0027】各ピン28、30、32は、回転自在に支
持され、素線10がピン28、30、32に噛み合い通
過する際に、回転し、ピン28、30、32と素線10
との間には動的摩擦抵抗が発生せず、素線10の表面状
態に拘らず、くせ付けにより素線10に与える引張り張
力を低い値にかつ一定に保つことができる。更に、ピン
28、30、32の摩耗による損傷が低減され、耐久性
が向上される。
持され、素線10がピン28、30、32に噛み合い通
過する際に、回転し、ピン28、30、32と素線10
との間には動的摩擦抵抗が発生せず、素線10の表面状
態に拘らず、くせ付けにより素線10に与える引張り張
力を低い値にかつ一定に保つことができる。更に、ピン
28、30、32の摩耗による損傷が低減され、耐久性
が向上される。
【0028】また、ピン28、30、32に全素線10
を共に噛み合い通過させるので、すなわち、全素線10
にピン28、30、32を共通化したので、素線毎にピ
ンを配置するのに比して、ピン28、30、32を回転
自在に支持するベアリング34の取り付けスペースを十
分に確保して、ピン28、30、32が素線10に与え
る応力に十分に耐え得るベアリング34の取り付けが容
易化される。全素線10にピン28、30、32を共通
化することによれば更に、装置自体が簡略化され、ピン
28、30、32の配置調整の作業も簡略化されるとと
もに、全素線10に対して同一のくせ付けを付与するこ
とが容易となる。
を共に噛み合い通過させるので、すなわち、全素線10
にピン28、30、32を共通化したので、素線毎にピ
ンを配置するのに比して、ピン28、30、32を回転
自在に支持するベアリング34の取り付けスペースを十
分に確保して、ピン28、30、32が素線10に与え
る応力に十分に耐え得るベアリング34の取り付けが容
易化される。全素線10にピン28、30、32を共通
化することによれば更に、装置自体が簡略化され、ピン
28、30、32の配置調整の作業も簡略化されるとと
もに、全素線10に対して同一のくせ付けを付与するこ
とが容易となる。
【0029】更に、全素線10にピン28、30、32
を共通化したので、ピン28、30、32を両端支持す
ることも容易であり、ベアリング34に掛かる負荷を低
減することができ、装置の耐久性が高められる。
を共通化したので、ピン28、30、32を両端支持す
ることも容易であり、ベアリング34に掛かる負荷を低
減することができ、装置の耐久性が高められる。
【0030】上記作用効果を確認するために、本実施例
のプレフォーミング装置、従来例のプレフォーミング装
置、比較例のプレフォーミング装置について、以下の比
較評価を行った。
のプレフォーミング装置、従来例のプレフォーミング装
置、比較例のプレフォーミング装置について、以下の比
較評価を行った。
【0031】従来例のプレフォーミング装置は、図3に
示すものであり、集合部112と、最も集合部112側
のピン110との間隔Lを、70mmとしてある。
示すものであり、集合部112と、最も集合部112側
のピン110との間隔Lを、70mmとしてある。
【0032】比較例のプレフォーミング装置では、従来
例のプレフォーミング装置において、ピン110の基台
106への設置を固定でなくてベアリングを介して設置
してピン110を回転可能としたものを比較例1とし、
従来例のプレフォーミング装置において、素線104に
予めオイルを塗布したものを比較例2とした。
例のプレフォーミング装置において、ピン110の基台
106への設置を固定でなくてベアリングを介して設置
してピン110を回転可能としたものを比較例1とし、
従来例のプレフォーミング装置において、素線104に
予めオイルを塗布したものを比較例2とした。
【0033】そして、素線104、素線10としては、
同じ素材で同じ径の素線を用い、かつ、ピン110、ピ
ン28、30、32に対する摩擦抵抗(動的摩擦抵抗)
が大きい素線と、小さい素線との2種の素線を用意し
た。
同じ素材で同じ径の素線を用い、かつ、ピン110、ピ
ン28、30、32に対する摩擦抵抗(動的摩擦抵抗)
が大きい素線と、小さい素線との2種の素線を用意し
た。
【0034】また、本実施例、従来例、比較例1、比較
例2共に、撚線機としては、図4に示すフライヤ114
を用いたバンチャータイプの撚線機を用い、同数本の素
線を同様に撚り合わせてスチールコード118、12を
得るものとする。
例2共に、撚線機としては、図4に示すフライヤ114
を用いたバンチャータイプの撚線機を用い、同数本の素
線を同様に撚り合わせてスチールコード118、12を
得るものとする。
【0035】評価項目と評価方法は以下の通りである。 評価項目:プレフォーミング装置の耐久性 評価方法:ベアリング(本実施例のベアリング34、比
較例1のベアリング)又はピン(本実施例のピン28、
30、32、比較例1のピン110、従来例のピン11
0、比較例2のピン110)が破損するまでに撚り合わ
せを行うことができた時間を測定し、従来例のプレフォ
ーミング装置について測定された時間を100とし、そ
れを基準として、本実施例、比較例1、比較例2につい
て評価した。 評価項目:ピン110、ピン28、30、32を通過
した後の(ないし、集合部112、12での)素線10
4、10(スチールコード118、12)の張力) 評価方法:3点プーリ式の張力測定装置を用いて測定
し、従来例のプレフォーミング装置で、ピン110に対
する摩擦抵抗の小さい素線のくせ付けを行ったときに測
定された張力を100とし、それを基準として、本実施
例、比較例1、比較例2について評価した。 評価項目:撚り合わされたスチールコードの品質(コ
ード性能) 1.トーション 2.真直性 評価方法 1.トーションについては、リール120に巻き取られ
たスチールコード118、12の端部を拘束して、スチ
ールコード118、12をリール120から5m引き出
し、引き出し端部の拘束を開放したときのスチールコー
ド118、12の回転数で評価した。ここで、ピン11
0、ピン28、30、32との摩擦抵抗が低い素線を用
いて撚合わせたときにトーションが0になるように、ピ
ン110、ピン28、30、32の配置等を設定した上
でそれと同一の設定下でピン110、ピン28、30、
32との摩擦抵抗が高い素線で撚合わせたときのトーシ
ョンを測定し、そのトーションの値で、本実施例、従来
例、比較例1、比較例2について評価した。トーション
の値が低いものが良く、高いものが悪い。
較例1のベアリング)又はピン(本実施例のピン28、
30、32、比較例1のピン110、従来例のピン11
0、比較例2のピン110)が破損するまでに撚り合わ
せを行うことができた時間を測定し、従来例のプレフォ
ーミング装置について測定された時間を100とし、そ
れを基準として、本実施例、比較例1、比較例2につい
て評価した。 評価項目:ピン110、ピン28、30、32を通過
した後の(ないし、集合部112、12での)素線10
4、10(スチールコード118、12)の張力) 評価方法:3点プーリ式の張力測定装置を用いて測定
し、従来例のプレフォーミング装置で、ピン110に対
する摩擦抵抗の小さい素線のくせ付けを行ったときに測
定された張力を100とし、それを基準として、本実施
例、比較例1、比較例2について評価した。 評価項目:撚り合わされたスチールコードの品質(コ
ード性能) 1.トーション 2.真直性 評価方法 1.トーションについては、リール120に巻き取られ
たスチールコード118、12の端部を拘束して、スチ
ールコード118、12をリール120から5m引き出
し、引き出し端部の拘束を開放したときのスチールコー
ド118、12の回転数で評価した。ここで、ピン11
0、ピン28、30、32との摩擦抵抗が低い素線を用
いて撚合わせたときにトーションが0になるように、ピ
ン110、ピン28、30、32の配置等を設定した上
でそれと同一の設定下でピン110、ピン28、30、
32との摩擦抵抗が高い素線で撚合わせたときのトーシ
ョンを測定し、そのトーションの値で、本実施例、従来
例、比較例1、比較例2について評価した。トーション
の値が低いものが良く、高いものが悪い。
【0036】2.真直性については、撚り合わせられた
スチールコード118、12を拘束せずに放置したとき
のスチールコード118、12の形状を目視観察で評価
し、フライヤガイド116と接触することにより発生す
る波長が20〜60mmのときに波高が1〜5mmの連
続する波形状が観察されるものを真直性不良(表1では
×で示す)とし、そうでないものを真直性良(表1では
○で示す)とした。
スチールコード118、12を拘束せずに放置したとき
のスチールコード118、12の形状を目視観察で評価
し、フライヤガイド116と接触することにより発生す
る波長が20〜60mmのときに波高が1〜5mmの連
続する波形状が観察されるものを真直性不良(表1では
×で示す)とし、そうでないものを真直性良(表1では
○で示す)とした。
【0037】上記各評価を表1に示す。
【0038】
【表1】 なお、比較例1は、スチールコード118を3000m
撚り合わせた時点でベアリングが破損し、従来例、本実
施例に比して、耐久性がすこぶる劣り、実用性に欠け
る。従って、素線の張力(スチールコードの張力)、コ
ード性能については評価をするに値せず、表1には−で
示してある。
撚り合わせた時点でベアリングが破損し、従来例、本実
施例に比して、耐久性がすこぶる劣り、実用性に欠け
る。従って、素線の張力(スチールコードの張力)、コ
ード性能については評価をするに値せず、表1には−で
示してある。
【0039】表1に示す評価によれば、本実施例のプレ
フォーミング装置では、表面摩擦抵抗の異なる線材に対
しても(ピン28、30、32に対する摩擦抵抗(動的
摩擦抵抗)が大きい素線と、小さい素線とのいずれの素
線であっても)、くせ付けにあたって素線に付与される
張力、すなわち、ピン28、30、32を通過した後の
集合部26でのスチールコード12の張力は低い値で一
定し、真直性、トーション共に優れる。また、本実施例
のプレフォーミング装置の耐久性も従来例、比較例1、
比較例2に比して向上されたことが判る。
フォーミング装置では、表面摩擦抵抗の異なる線材に対
しても(ピン28、30、32に対する摩擦抵抗(動的
摩擦抵抗)が大きい素線と、小さい素線とのいずれの素
線であっても)、くせ付けにあたって素線に付与される
張力、すなわち、ピン28、30、32を通過した後の
集合部26でのスチールコード12の張力は低い値で一
定し、真直性、トーション共に優れる。また、本実施例
のプレフォーミング装置の耐久性も従来例、比較例1、
比較例2に比して向上されたことが判る。
【0040】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく種々の変更が可能である。例えば、素線の材質、本
数、径、また、ピンの材質、その径、その本数、配置状
態(間隔S、H、L)等は、上記実施例に限定されるこ
とがない。例えば、撚線の種類に応じて、ピンの径やピ
ンの配置を適宜に選択することができ、また、ピンの本
数も3本に限定されず、例えば、2から6本の範囲で、
あるいは、それ以上の本数が可能である。
なく種々の変更が可能である。例えば、素線の材質、本
数、径、また、ピンの材質、その径、その本数、配置状
態(間隔S、H、L)等は、上記実施例に限定されるこ
とがない。例えば、撚線の種類に応じて、ピンの径やピ
ンの配置を適宜に選択することができ、また、ピンの本
数も3本に限定されず、例えば、2から6本の範囲で、
あるいは、それ以上の本数が可能である。
【0041】更に、支持手段としては、ローラやボール
型のベアリングに限らず、ピンを回転自在に支持できれ
ば、他の支持手段も可能である。例えば、軸受と軸との
摩擦抵抗が低い材質の組合せからなるものを採用するこ
ともできる。
型のベアリングに限らず、ピンを回転自在に支持できれ
ば、他の支持手段も可能である。例えば、軸受と軸との
摩擦抵抗が低い材質の組合せからなるものを採用するこ
ともできる。
【0042】また、上記実施例では、フライヤを用いて
素線の巻き出しがフライヤ外部となるバンチャータイプ
の撚線機に用いられてプレフォーミング装置自体は回転
しないプレフォーミング装置について説明したが、本発
明に係るプレフォーミング装置は、そのような撚線機に
限定されず、また、チューブラータイプの撚線機でも適
用可能である。
素線の巻き出しがフライヤ外部となるバンチャータイプ
の撚線機に用いられてプレフォーミング装置自体は回転
しないプレフォーミング装置について説明したが、本発
明に係るプレフォーミング装置は、そのような撚線機に
限定されず、また、チューブラータイプの撚線機でも適
用可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明の撚線機のプレフォーミング装置
及びそのプレフォーミング方法によれば、くせ付けにあ
たって素線の張力を、素線の表面状態に拘らず小さな値
でかつ一定の値に保持し、また、耐久性を高めることが
できる。
及びそのプレフォーミング方法によれば、くせ付けにあ
たって素線の張力を、素線の表面状態に拘らず小さな値
でかつ一定の値に保持し、また、耐久性を高めることが
できる。
【図1】本発明に係るプレフォーミング装置の一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本実施例のピンの配置状態を示し、ピンの軸方
向から見た図である。
向から見た図である。
【図3】従来例のプレフォーミング装置を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】従来例のプレフォーミング装置をフライヤと共
に示す図である。
に示す図である。
10 素線 12 スチールコード(撚線) 14 第1目板(目板) 16 第2目板(目板) 26 集合部 28、30、32 ピン 118 フライヤ(バンチャータイプの撚線機)
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の素線を撚り合わせて撚線を製造す
る撚線機に用いられ、素線を撚り合わせる前に素線にく
せ付けを行うプレフォーミング装置において、 複数の素線を平面的に平行に引き揃えて通過させる目板
と、 それぞれの軸方向が素線間方向とされてそれぞれが全素
線に渡り、平面的に平行に引き揃えられた全素線を共に
噛み合い通過させて素線のくせ付けを行うべく素線の通
過方向に沿って千鳥足状に配置される複数のピンと、 各ピンをそれらの軸方向線回りに回転自在に支持する支
持手段と、 前記素線を撚り合わせるために、くせ付けされた素線を
集合させる集合部と、 を備えたことを特徴とする撚線機のプレフォーミング装
置。 - 【請求項2】 複数の素線を撚り合わせて撚線を製造す
る撚線機に用いられ、素線を撚り合わせる前に素線にく
せ付けを行うプレフォーミング方法において、 複数の素線を平面的に平行に引き揃えて通過させ、 この状態で、それぞれの軸方向が素線間方向とされてそ
れぞれが全素線に渡るとともにそれぞれが軸方向線回り
に回転自在とされて素線の通過方向に沿って千鳥足状に
配置される複数のピンに、全素線を共に噛み合い通過さ
せて素線のくせ付けを行い、 前記素線を撚り合わせるために、くせ付けされた素線を
集合させる、 ことを特徴とする撚線機のプレフォーミング方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543895A JPH08232180A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 撚線機のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543895A JPH08232180A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 撚線機のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232180A true JPH08232180A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=12441860
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3543895A Pending JPH08232180A (ja) | 1995-02-23 | 1995-02-23 | 撚線機のプレフォーミング装置及びそのプレフォーミング方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232180A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5531320B1 (ja) * | 2014-02-11 | 2014-06-25 | 株式会社シーエフワイヤーロープ | 型付け器、ロープ製造装置及びロープ製造方法 |
-
1995
- 1995-02-23 JP JP3543895A patent/JPH08232180A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5531320B1 (ja) * | 2014-02-11 | 2014-06-25 | 株式会社シーエフワイヤーロープ | 型付け器、ロープ製造装置及びロープ製造方法 |
| WO2015122297A1 (ja) * | 2014-02-11 | 2015-08-20 | 株式会社シーエフワイヤーロープ | 型付け器、ロープ製造装置、ロープ製造方法及びロープ |
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