JPH08232394A - 軽量構造材 - Google Patents
軽量構造材Info
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- JPH08232394A JPH08232394A JP6702195A JP6702195A JPH08232394A JP H08232394 A JPH08232394 A JP H08232394A JP 6702195 A JP6702195 A JP 6702195A JP 6702195 A JP6702195 A JP 6702195A JP H08232394 A JPH08232394 A JP H08232394A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で高強度を可能とし、建築物・建造物の
全体重量を大巾に減じ、軽量の高層建築物を可能とし、
又施工・運送・移動が容易に出来、更に耐震性・遮音性
と断熱性に優れた軽量構造材を提供する。 【構成】 上下一対の鋼製平板1a,1b間に薄い鋼板
をハット状に連続繰り返し折曲したコア材2を取付け、
又平板1a,1bの外周に側板3を周設し、平板1a,
1bと側板3で密閉された空間内に硬質発泡ウレタン樹
脂4を注入し、更に平板1aの上にALC板8を、下方
の平板1bにはせっこうボード9とALC板10とを取
付け、更に側板3にはスタットボルト6a,コッタ片
7,連続部材6bを取付ける。
全体重量を大巾に減じ、軽量の高層建築物を可能とし、
又施工・運送・移動が容易に出来、更に耐震性・遮音性
と断熱性に優れた軽量構造材を提供する。 【構成】 上下一対の鋼製平板1a,1b間に薄い鋼板
をハット状に連続繰り返し折曲したコア材2を取付け、
又平板1a,1bの外周に側板3を周設し、平板1a,
1bと側板3で密閉された空間内に硬質発泡ウレタン樹
脂4を注入し、更に平板1aの上にALC板8を、下方
の平板1bにはせっこうボード9とALC板10とを取
付け、更に側板3にはスタットボルト6a,コッタ片
7,連続部材6bを取付ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物・建造物の床材
・壁板等の高い強度で広い面積を必要とする部所の建築
材として使用される軽量構造材に関する。特に鉄骨・鉄
筋を使ったコンクリート建築物に有用な構造材である。
・壁板等の高い強度で広い面積を必要とする部所の建築
材として使用される軽量構造材に関する。特に鉄骨・鉄
筋を使ったコンクリート建築物に有用な構造材である。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリートを使った鉄骨・鉄筋
コンクリート建築物では、躯体を形成する床・壁部分は
コンクリート中に鉄骨・鉄筋を入れて強度を高めたもの
を使用している。このコンクリート建築物では、床(ス
ラブ)部にコンクリートを厚く打設するため、床(スラ
ブ)部だけの重量だけでも大きな重量となり、そのため
躯体全体の強度を高めねばならずコンクリート建築物自
体がきわめて大きな重量となるものであった。又その重
量の為超高層のコンクリート建築物の建設が難しく、又
工事費も高いものとなり、耐震性においても問題があっ
た。又コンクリート打設は現場打ちであるので、その広
い型枠構築に手間のかかるもので、施工作業効率が良い
といえるものでなかった。
コンクリート建築物では、躯体を形成する床・壁部分は
コンクリート中に鉄骨・鉄筋を入れて強度を高めたもの
を使用している。このコンクリート建築物では、床(ス
ラブ)部にコンクリートを厚く打設するため、床(スラ
ブ)部だけの重量だけでも大きな重量となり、そのため
躯体全体の強度を高めねばならずコンクリート建築物自
体がきわめて大きな重量となるものであった。又その重
量の為超高層のコンクリート建築物の建設が難しく、又
工事費も高いものとなり、耐震性においても問題があっ
た。又コンクリート打設は現場打ちであるので、その広
い型枠構築に手間のかかるもので、施工作業効率が良い
といえるものでなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は従来のこれらの問題点を解消し、軽量で高強
度を可能とし、建築物・建造物の全体重量を大巾に減
じ、軽量の高層建築物を可能とし、又施工・運送・移動
が容易に出来、更に耐震性・遮音性と断熱性に優れた軽
量構造材を提供することにある。
する課題は従来のこれらの問題点を解消し、軽量で高強
度を可能とし、建築物・建造物の全体重量を大巾に減
じ、軽量の高層建築物を可能とし、又施工・運送・移動
が容易に出来、更に耐震性・遮音性と断熱性に優れた軽
量構造材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 上下一対の強度がある平板間に軽量の強度増強用
コア材を固設し、又一対の平板の外周縁間に側板を周設
して平板間空間を密閉し、同密閉空間に硬質発泡樹脂を
封止し、更に平板の表面に耐火板を取付けたことを特徴
とする軽量構造材 2) 上下の平板の少なくとも下方側平板が鋼板である
前記1)記載の軽量構造材 3) 強度補強用コア材が薄い鋼板をハット状に連続繰
り返し折曲した部材である前記1)又は2)記載の軽量
構造材 4) 上方の平板に取付けた耐火材がALC板で、下方
の平板に取付けた耐火材が石膏ボードとALC板の積層
体である前記1)〜3)何れか記載の軽量構造材 5) 側板にコンクリートに埋設される連結部材を突設
させた前記1)〜4)何れか記載の軽量構造材 6) 連結部材が側板に螺着されたスタッドボルトであ
る前記5)記載の軽量構造材 7) 連結部材がコッタ片である前記5)記載の軽量構
造材 にある。
発明の構成は、 1) 上下一対の強度がある平板間に軽量の強度増強用
コア材を固設し、又一対の平板の外周縁間に側板を周設
して平板間空間を密閉し、同密閉空間に硬質発泡樹脂を
封止し、更に平板の表面に耐火板を取付けたことを特徴
とする軽量構造材 2) 上下の平板の少なくとも下方側平板が鋼板である
前記1)記載の軽量構造材 3) 強度補強用コア材が薄い鋼板をハット状に連続繰
り返し折曲した部材である前記1)又は2)記載の軽量
構造材 4) 上方の平板に取付けた耐火材がALC板で、下方
の平板に取付けた耐火材が石膏ボードとALC板の積層
体である前記1)〜3)何れか記載の軽量構造材 5) 側板にコンクリートに埋設される連結部材を突設
させた前記1)〜4)何れか記載の軽量構造材 6) 連結部材が側板に螺着されたスタッドボルトであ
る前記5)記載の軽量構造材 7) 連結部材がコッタ片である前記5)記載の軽量構
造材 にある。
【0005】本発明の平板としては、強度のある広い面
積の板材・構造材であればよく、薄くて軽量であって高
強度のものが望ましい。平材としては鋼板・コンクリー
ト板・アルミ板等の非鉄金属板、強化繊維板、軽量気泡
コンクリート板であるALC板等及びこれらの複合材が
使用される。本発明のコア材としては、ハット状,波
状,ハニカム状に金属板を折曲させた軽量補強構造体、
多孔質の高強度部材等があり、圧縮・引張・曲げに対し
て充分な強度を与える軽量部材が使用される。本発明の
耐火板としては、石膏・セメント・珪土・アルミナ等の
材料を使う軽量気泡コンクリート板であるALC板(オ
ートクレーブ ライトウェイト コンクリート板),石
膏ボード,珪酸カルシウム板、又は金属板が使える。A
LC板としては、シポレックス(商標名),ヘーベル
(商標名),ディロックス(商標名),イトン(商標
名)が市販され、使用できる。
積の板材・構造材であればよく、薄くて軽量であって高
強度のものが望ましい。平材としては鋼板・コンクリー
ト板・アルミ板等の非鉄金属板、強化繊維板、軽量気泡
コンクリート板であるALC板等及びこれらの複合材が
使用される。本発明のコア材としては、ハット状,波
状,ハニカム状に金属板を折曲させた軽量補強構造体、
多孔質の高強度部材等があり、圧縮・引張・曲げに対し
て充分な強度を与える軽量部材が使用される。本発明の
耐火板としては、石膏・セメント・珪土・アルミナ等の
材料を使う軽量気泡コンクリート板であるALC板(オ
ートクレーブ ライトウェイト コンクリート板),石
膏ボード,珪酸カルシウム板、又は金属板が使える。A
LC板としては、シポレックス(商標名),ヘーベル
(商標名),ディロックス(商標名),イトン(商標
名)が市販され、使用できる。
【0006】
【作用】本発明では、平板間にコア材を入れることで圧
縮・曲げ・引張強度を高めるとともに、その周縁を側板
で密閉し、その密閉空間に硬質発泡樹脂を封止したこと
によって更に高い圧縮強度・曲げ強度・引張強度を得る
ことができる。又同時に遮音性と断熱性をきわめて良好
にできる。平板の表面に耐火板を取付けることで、内側
の平板・コア材・硬質発泡樹脂を熱・火から保護し、耐
火性を高め、建築材として使用できるようにした。特
に、平板を薄い鋼板とする場合、コア材を薄い鋼板をハ
ット状に連続繰り返し折曲した部材とする場合は、軽量
でありながら高い強度を得ることが出来る。更に、側板
に連結部材を突設させたものでは、軽量構造材同士又は
梁・柱部分にコンクリートを流し込んでコンクリート梁
・柱・連結部分を形成するときに、連結部材がコンクリ
ート内に埋設して強固に軽量構造材を連結・固設でき
る。スタットボルトが側板に螺着されるものでは、保管
・運送・施工途中ではスタットボルトを外せば、突起部
分がなくなり、保管・運送・移動の支障にならないよう
にできる。施工の途中でスタッドボルトをねじ込んでコ
ンクリートに埋設させるようにすることで連結部材とし
て機能させる。特に耐火材をALC板,石膏ボードとA
LC板との積層体とすることで、軽量で強度と耐火性を
兼ねられるようにできる。
縮・曲げ・引張強度を高めるとともに、その周縁を側板
で密閉し、その密閉空間に硬質発泡樹脂を封止したこと
によって更に高い圧縮強度・曲げ強度・引張強度を得る
ことができる。又同時に遮音性と断熱性をきわめて良好
にできる。平板の表面に耐火板を取付けることで、内側
の平板・コア材・硬質発泡樹脂を熱・火から保護し、耐
火性を高め、建築材として使用できるようにした。特
に、平板を薄い鋼板とする場合、コア材を薄い鋼板をハ
ット状に連続繰り返し折曲した部材とする場合は、軽量
でありながら高い強度を得ることが出来る。更に、側板
に連結部材を突設させたものでは、軽量構造材同士又は
梁・柱部分にコンクリートを流し込んでコンクリート梁
・柱・連結部分を形成するときに、連結部材がコンクリ
ート内に埋設して強固に軽量構造材を連結・固設でき
る。スタットボルトが側板に螺着されるものでは、保管
・運送・施工途中ではスタットボルトを外せば、突起部
分がなくなり、保管・運送・移動の支障にならないよう
にできる。施工の途中でスタッドボルトをねじ込んでコ
ンクリートに埋設させるようにすることで連結部材とし
て機能させる。特に耐火材をALC板,石膏ボードとA
LC板との積層体とすることで、軽量で強度と耐火性を
兼ねられるようにできる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜11に示す実施例は、平板として1ミリ厚みの鋼
板を上下に使用し、強度補強用コア材は0.8ミリの薄
い鋼板を山高130ミリのハット状に連続繰り返し折曲
した部材であり、封止する硬質発泡樹脂として30倍発
泡のウレタン樹脂を使用し、側板にコンクリートに埋設
される連結部材となるスタットボルトとコッタ片を取付
け、耐火材として上方平板にはALC板を、下方の平板
にはせっこうボードとALC板の積層体を使った床版用
の軽量構造材である。図1は実施例の斜視図、図2は実
施例の連結部材を示す拡大斜視図、図3は図1のA−A
断面図、図4は実施例の使用状態を示す説明図、図5〜
図9は実施例を使った床版の施工の工程図、図10は実
施例同士の接続状態を示す断面図、図11は実施例の荷
重変位試験結果の荷重変位関係図である。
図1〜11に示す実施例は、平板として1ミリ厚みの鋼
板を上下に使用し、強度補強用コア材は0.8ミリの薄
い鋼板を山高130ミリのハット状に連続繰り返し折曲
した部材であり、封止する硬質発泡樹脂として30倍発
泡のウレタン樹脂を使用し、側板にコンクリートに埋設
される連結部材となるスタットボルトとコッタ片を取付
け、耐火材として上方平板にはALC板を、下方の平板
にはせっこうボードとALC板の積層体を使った床版用
の軽量構造材である。図1は実施例の斜視図、図2は実
施例の連結部材を示す拡大斜視図、図3は図1のA−A
断面図、図4は実施例の使用状態を示す説明図、図5〜
図9は実施例を使った床版の施工の工程図、図10は実
施例同士の接続状態を示す断面図、図11は実施例の荷
重変位試験結果の荷重変位関係図である。
【0008】図中1aは1mm厚みの鋼板を使った上側
平板、1bは1mm厚みの鋼板を使った下側平板、2は
0.8mm厚みの薄い鋼板を山高130ミリのハット状
に繰り返し折曲した強度補強用コア材、3は平板1a,
1b間の外周に熔接した鋼製側板、4は上下の平板1
a,1bと側板3とで囲まれる密閉空間に充填される3
0倍発泡の硬質発泡ウレタン樹脂、5は側板3に設けた
硬質発泡ウレタン樹脂の注入孔、6aは側板3に螺着し
た連結部材であるスタットボルト、6bは側板3に突設
させたL字状連結部材、6cはL字状連結部材6bの隣
接同士間に配装した鉄筋、7は側板3に突設した連結部
材であるコッタ片、8は上側平板1aの表面に付着させ
た50mm厚みのALC板、8aはALC板8の内部に
封入されたメッシュ、9は下位の平板1b表面に取付け
た12.5ミリのせっこうボード、10は同せっこうボ
ードの下に積層させた50mm厚みのALC板、11は
コア材2と平板1bとせっこうボード9とALC板10
とを連結するALC釘、12はALC板8と上側平板1
aとコア材2とを連結するALC釘、13は実施例の軽
量構造材である。又、図中20はコンクリート建造物の
コンクリート梁、21は同コンクリート梁の型枠、22
は同型枠内の鉄筋、23は型枠1の支持脚である。
平板、1bは1mm厚みの鋼板を使った下側平板、2は
0.8mm厚みの薄い鋼板を山高130ミリのハット状
に繰り返し折曲した強度補強用コア材、3は平板1a,
1b間の外周に熔接した鋼製側板、4は上下の平板1
a,1bと側板3とで囲まれる密閉空間に充填される3
0倍発泡の硬質発泡ウレタン樹脂、5は側板3に設けた
硬質発泡ウレタン樹脂の注入孔、6aは側板3に螺着し
た連結部材であるスタットボルト、6bは側板3に突設
させたL字状連結部材、6cはL字状連結部材6bの隣
接同士間に配装した鉄筋、7は側板3に突設した連結部
材であるコッタ片、8は上側平板1aの表面に付着させ
た50mm厚みのALC板、8aはALC板8の内部に
封入されたメッシュ、9は下位の平板1b表面に取付け
た12.5ミリのせっこうボード、10は同せっこうボ
ードの下に積層させた50mm厚みのALC板、11は
コア材2と平板1bとせっこうボード9とALC板10
とを連結するALC釘、12はALC板8と上側平板1
aとコア材2とを連結するALC釘、13は実施例の軽
量構造材である。又、図中20はコンクリート建造物の
コンクリート梁、21は同コンクリート梁の型枠、22
は同型枠内の鉄筋、23は型枠1の支持脚である。
【0009】本実施例の軽量構造材13は鋼製の平板1
a,1b間にハット状に繰り返し折曲したコア材2を置
き、スポット熔接で平板1a,1bとコア材2の水平部
分とを連結し、又外周に断面C形の鋼製側板3を熔接で
固着し、内部に密閉空間を形成する。次に、平板1a,
1bをプレス機で押えながら、側板3の注入孔5から3
0倍発泡の硬質発泡ウレタン樹脂4を注入し、内部で大
きく発泡させる。内部の2トン/m2程の発泡圧によっ
て平板1a,1bが膨れて変形しないようにプレス機に
よって同じ圧力で加圧する。硬質発泡ウレタン樹脂4が
発泡して硬化すると、平板1a,1b間に軽量でありな
がらきわめて高い強度の硬質発泡ウレタン樹脂4の硬化
体が形成される。又硬質発泡ウレタン樹脂4と平板1
a,1bとは強固に接着する。その後、平板1aの上方
にはALC板8をALC釘12を使って固着する。又下
方の平板1bにはせっこうボード9とALC板10とを
積層させ、ALC釘11によって一体化する。
a,1b間にハット状に繰り返し折曲したコア材2を置
き、スポット熔接で平板1a,1bとコア材2の水平部
分とを連結し、又外周に断面C形の鋼製側板3を熔接で
固着し、内部に密閉空間を形成する。次に、平板1a,
1bをプレス機で押えながら、側板3の注入孔5から3
0倍発泡の硬質発泡ウレタン樹脂4を注入し、内部で大
きく発泡させる。内部の2トン/m2程の発泡圧によっ
て平板1a,1bが膨れて変形しないようにプレス機に
よって同じ圧力で加圧する。硬質発泡ウレタン樹脂4が
発泡して硬化すると、平板1a,1b間に軽量でありな
がらきわめて高い強度の硬質発泡ウレタン樹脂4の硬化
体が形成される。又硬質発泡ウレタン樹脂4と平板1
a,1bとは強固に接着する。その後、平板1aの上方
にはALC板8をALC釘12を使って固着する。又下
方の平板1bにはせっこうボード9とALC板10とを
積層させ、ALC釘11によって一体化する。
【0010】本実施例の軽量構造材13と同実施例で上
側の鋼製平板1aを使わずに上側をALC板8のみとし
た対照材1と、実施例で上下の鋼製平板1a,1bを使
わずにALC板8,せっこうボード9,ALC板10の
みとした構造の対照材2と、上記実施例で硬質発泡ウレ
タン樹脂4を注入しない構造の対照材3と、対照材1で
硬質発泡ウレタン樹脂4を注入しない構造の対照材4
と、対照材2で硬質発泡ウレタン樹脂4を注入しない構
造の対照材5とを、建築基準法上の標準積載荷重試験の
試験をした結果、下記図11の荷重変位関係図となっ
た。図11から分るように、強度は硬質発泡ウレタン樹
脂4を注入した実施例,下側だけ平板1bを使った対照
材1,上下とも平板1a,1bを使わない対照材2の順
に強度が優れている。即ち、鋼製の平板1a,1bを使
用する程、強度が向上することが分る。又、硬質発泡ウ
レタン樹脂4を注入しない構造の対照材3,4,5は、
これを注入した実施例,対照材1,2に比べ半分以下の
強度であり、硬質発泡ウレタン樹脂4の効率が著しいこ
とが分る。本実施例の寸法は、2.3m×3.9m×24
cmであり、その重量は85kg/m2であり、実施例
と同じ強度を有する鉄筋コンクリートの重量は360k
g/m2に相当することから、重量比強度は、85/3
60で約1/4となり、1/4の重量で鉄筋コンクリー
トと同等の強度となるものであり、実施例はきわめて軽
量でありながら鉄筋コンクリート強度を有しうるものと
なっている。建築基準法上の設計許容歪みδ10.3ミ
リでの標準積載荷重は、住宅180kg/m2,学校2
40kg/m2,事務所300kg/m2,百貨店360
kg/m2,駐車場550kg/m2とされているが、実
施例,対照材1,対照材2はいずれもこれを超えた値と
なっている。更に、本実施例の遮音性能は、床衝撃音レ
ベル測定した結果、L−45の遮音等級に相当し、きわ
めて良好な遮音性能のものとなった。本実施例の断熱効
果も、コンクリートの約76倍程度のもとなり、きわめ
て断熱性がよいことが分った。これらは耐火材と硬質発
泡ウレタン樹脂4によるものと推定される。本実施例の
軽量構造材を床版又は壁板として使用すれば、建造物の
躯体重量を従来の鉄筋・鉄骨のコンクリート構造物のも
のに対し、1/2〜1/3程度に大巾に低減でき、又軽
量となることから更に高層の築造物を可能としている。
側の鋼製平板1aを使わずに上側をALC板8のみとし
た対照材1と、実施例で上下の鋼製平板1a,1bを使
わずにALC板8,せっこうボード9,ALC板10の
みとした構造の対照材2と、上記実施例で硬質発泡ウレ
タン樹脂4を注入しない構造の対照材3と、対照材1で
硬質発泡ウレタン樹脂4を注入しない構造の対照材4
と、対照材2で硬質発泡ウレタン樹脂4を注入しない構
造の対照材5とを、建築基準法上の標準積載荷重試験の
試験をした結果、下記図11の荷重変位関係図となっ
た。図11から分るように、強度は硬質発泡ウレタン樹
脂4を注入した実施例,下側だけ平板1bを使った対照
材1,上下とも平板1a,1bを使わない対照材2の順
に強度が優れている。即ち、鋼製の平板1a,1bを使
用する程、強度が向上することが分る。又、硬質発泡ウ
レタン樹脂4を注入しない構造の対照材3,4,5は、
これを注入した実施例,対照材1,2に比べ半分以下の
強度であり、硬質発泡ウレタン樹脂4の効率が著しいこ
とが分る。本実施例の寸法は、2.3m×3.9m×24
cmであり、その重量は85kg/m2であり、実施例
と同じ強度を有する鉄筋コンクリートの重量は360k
g/m2に相当することから、重量比強度は、85/3
60で約1/4となり、1/4の重量で鉄筋コンクリー
トと同等の強度となるものであり、実施例はきわめて軽
量でありながら鉄筋コンクリート強度を有しうるものと
なっている。建築基準法上の設計許容歪みδ10.3ミ
リでの標準積載荷重は、住宅180kg/m2,学校2
40kg/m2,事務所300kg/m2,百貨店360
kg/m2,駐車場550kg/m2とされているが、実
施例,対照材1,対照材2はいずれもこれを超えた値と
なっている。更に、本実施例の遮音性能は、床衝撃音レ
ベル測定した結果、L−45の遮音等級に相当し、きわ
めて良好な遮音性能のものとなった。本実施例の断熱効
果も、コンクリートの約76倍程度のもとなり、きわめ
て断熱性がよいことが分った。これらは耐火材と硬質発
泡ウレタン樹脂4によるものと推定される。本実施例の
軽量構造材を床版又は壁板として使用すれば、建造物の
躯体重量を従来の鉄筋・鉄骨のコンクリート構造物のも
のに対し、1/2〜1/3程度に大巾に低減でき、又軽
量となることから更に高層の築造物を可能としている。
【0011】本実施例の軽量構造材をコンクリート構造
体の床版として使用した施工工程を図5〜9に示してい
る。又図10に実施例同士の接続状態を示している。本
実施例の外周にはスタットボルト6a、コッタ片7、L
字状連結部材6b等を突設させているので、実施例の軽
量構造と躯体梁部分、柱部分との接合も図5〜9の工程
によって簡単に且つ強固になされる。まず、躯体のコン
クリート梁20となる型枠21を支持脚23で支持させ
(図5参照)、型枠21間に本実施例のスタットボルト
6を外した軽量構造材13を懸架し(図6参照)、この
型枠21内に梁筋となる鉄筋22を配筋し、又スタット
ボルト6aを側板3に螺着して取付ける(図7参照)。
その後にコンクリートを型枠21内に流し込んで、コン
クリートに埋設されたスタットボルト6a、コッタ片7
を介してコンクリート梁20と実施例の軽量構造材とを
強固に連結する(図4,8,9参照)。又、実施例の軽
量構造材13同士は、図10に示すようにその側板3に
突設されたL字状連結部材6bを上下に対向させ、その
間の空間に鉄筋6cを挿入し、その間にコンクリート6
dを流し込んで連結させる。これによって、実施例の軽
量構造材同士を一列に並べて連接して広い面積の床版を
可能とする。コンクリート梁20のコンクリート硬化後
に型枠21を取り外して軽量構造材による床版が完成す
る。
体の床版として使用した施工工程を図5〜9に示してい
る。又図10に実施例同士の接続状態を示している。本
実施例の外周にはスタットボルト6a、コッタ片7、L
字状連結部材6b等を突設させているので、実施例の軽
量構造と躯体梁部分、柱部分との接合も図5〜9の工程
によって簡単に且つ強固になされる。まず、躯体のコン
クリート梁20となる型枠21を支持脚23で支持させ
(図5参照)、型枠21間に本実施例のスタットボルト
6を外した軽量構造材13を懸架し(図6参照)、この
型枠21内に梁筋となる鉄筋22を配筋し、又スタット
ボルト6aを側板3に螺着して取付ける(図7参照)。
その後にコンクリートを型枠21内に流し込んで、コン
クリートに埋設されたスタットボルト6a、コッタ片7
を介してコンクリート梁20と実施例の軽量構造材とを
強固に連結する(図4,8,9参照)。又、実施例の軽
量構造材13同士は、図10に示すようにその側板3に
突設されたL字状連結部材6bを上下に対向させ、その
間の空間に鉄筋6cを挿入し、その間にコンクリート6
dを流し込んで連結させる。これによって、実施例の軽
量構造材同士を一列に並べて連接して広い面積の床版を
可能とする。コンクリート梁20のコンクリート硬化後
に型枠21を取り外して軽量構造材による床版が完成す
る。
【0012】
【発明の効果】以上の様に、本発明の軽量構造材は、上
下一対の平板間にコア材と硬質発泡樹脂を封入したこと
によって軽量でありながら、大巾に曲げ・圧縮・引張の
強度を高め、重量当りの比強度を鉄筋・鉄骨コンクリー
トのものに比べ大巾に高めることができる。これによっ
て、コンクリート建築物等の建造物の重量を1/2〜1
/3程度に大巾に低減でき、耐震性に優れたより高層の
建造物を可能とする。又コンクリートの現場打ち作業が
大巾に減り、しかも本発明の軽量構造材は軽量になるの
で、運送・保管・施工が容易となり、施工の作業性が大
巾に改善される。又コア材が薄い鋼板をハット状に連続
繰り返し折曲した部材を使用すれば、簡単な構造で高い
補強効果を安価に達成できる。又側板にスダットボル
ト、コッタ片の様にコンクリート埋設の連結部材を突設
させるものは、軽量構造材の連結・支持を容易且つ強固
なものとすることができる。特にスタットボルトを側板
に螺着するものは、側面から突出するスタットボルトを
運送・保管・施工中に外せるので、その取り扱いが容易
で安全にすることができる。
下一対の平板間にコア材と硬質発泡樹脂を封入したこと
によって軽量でありながら、大巾に曲げ・圧縮・引張の
強度を高め、重量当りの比強度を鉄筋・鉄骨コンクリー
トのものに比べ大巾に高めることができる。これによっ
て、コンクリート建築物等の建造物の重量を1/2〜1
/3程度に大巾に低減でき、耐震性に優れたより高層の
建造物を可能とする。又コンクリートの現場打ち作業が
大巾に減り、しかも本発明の軽量構造材は軽量になるの
で、運送・保管・施工が容易となり、施工の作業性が大
巾に改善される。又コア材が薄い鋼板をハット状に連続
繰り返し折曲した部材を使用すれば、簡単な構造で高い
補強効果を安価に達成できる。又側板にスダットボル
ト、コッタ片の様にコンクリート埋設の連結部材を突設
させるものは、軽量構造材の連結・支持を容易且つ強固
なものとすることができる。特にスタットボルトを側板
に螺着するものは、側面から突出するスタットボルトを
運送・保管・施工中に外せるので、その取り扱いが容易
で安全にすることができる。
【図1】実施例の斜視図である。
【図2】実施例の連結部材を示す拡大斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】実施例の使用状態を示す説明図である。
【図5】実施例を使った床版の施工の工程図である。
【図6】実施例を使った床版の施工の工程図である。
【図7】実施例を使った床版の施工の工程図である。
【図8】実施例を使った床版の施工の工程図である。
【図9】実施例を使った床版の施工の工程図である。
【図10】実施例同士の接続状態を示す断面図である。
【図11】実施例の荷重変位試験結果の荷重変位関係図
である。
である。
1a 平板 1b 平板 2 コア材 3 側板 4 軟質発泡ウレタン樹脂 5 注入孔 6a スタットボルト 6b L字状連結部材 6c 鉄筋 6d コンクリート 7 コッタ片 8 ALC板 9 せっこうボード 10 ALC板 11 ALC釘 12 ALC釘 13 軽量構造材 20 コンクリート梁 21 型枠 22 鉄筋 23 支持脚
Claims (7)
- 【請求項1】 上下一対の強度がある平板間に軽量の強
度増強用コア材を固設し、又一対の平板の外周縁間に側
板を周設して平板間空間を密閉し、同密閉空間に硬質発
泡樹脂を封止し、更に平板の表面に耐火板を取付けたこ
とを特徴とする軽量構造材。 - 【請求項2】 上下の平板の少なくとも下方側平板が鋼
板である請求項1記載の軽量構造材。 - 【請求項3】 強度補強用コア材が薄い鋼板をハット状
に連続繰り返し折曲した部材である請求項1又は2記載
の軽量構造材。 - 【請求項4】 上方の平板に取付けた耐火材がALC板
で、下方の平板に取付けた耐火材が石膏ボードとALC
板の積層体である請求項1〜3何れか記載の軽量構造
材。 - 【請求項5】 側板にコンクリートに埋設される連結部
材を突設させた請求項1〜4何れか記載の軽量構造材。 - 【請求項6】 連結部材が側板に螺着されたスタッドボ
ルトである請求項5記載の軽量構造材。 - 【請求項7】 連結部材がコッタ片である請求項5記載
の軽量構造材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6702195A JPH08232394A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 軽量構造材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6702195A JPH08232394A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 軽量構造材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232394A true JPH08232394A (ja) | 1996-09-10 |
Family
ID=13332836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6702195A Pending JPH08232394A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 軽量構造材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08232394A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002040876A1 (de) * | 2000-11-14 | 2002-05-23 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur verbindung von verbundelementen |
| WO2014106367A1 (zh) * | 2013-01-07 | 2014-07-10 | Zhang Jianzhong | 一种预制板及其固定安装结构 |
| WO2016060352A1 (ko) * | 2014-10-14 | 2016-04-21 | 고려대학교 산학협력단 | 내화 합성 패널 |
| CN113026980A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-06-25 | 福建金启点实业有限公司 | 一种防火钢结构厂房及施工方法 |
| WO2023238931A1 (ja) * | 2022-06-10 | 2023-12-14 | 東ソー株式会社 | 充填構造物、充填構造物用ポリウレタンフォーム形成性組成物、充填構造物用ポリウレタンフォーム、及び充填構造物の製造方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP6702195A patent/JPH08232394A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002040876A1 (de) * | 2000-11-14 | 2002-05-23 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur verbindung von verbundelementen |
| WO2014106367A1 (zh) * | 2013-01-07 | 2014-07-10 | Zhang Jianzhong | 一种预制板及其固定安装结构 |
| WO2016060352A1 (ko) * | 2014-10-14 | 2016-04-21 | 고려대학교 산학협력단 | 내화 합성 패널 |
| CN113026980A (zh) * | 2020-10-29 | 2021-06-25 | 福建金启点实业有限公司 | 一种防火钢结构厂房及施工方法 |
| WO2023238931A1 (ja) * | 2022-06-10 | 2023-12-14 | 東ソー株式会社 | 充填構造物、充填構造物用ポリウレタンフォーム形成性組成物、充填構造物用ポリウレタンフォーム、及び充填構造物の製造方法 |
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