JPH08232399A - 梁材及びこの梁材を用いた軸組構造 - Google Patents
梁材及びこの梁材を用いた軸組構造Info
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- JPH08232399A JPH08232399A JP4089095A JP4089095A JPH08232399A JP H08232399 A JPH08232399 A JP H08232399A JP 4089095 A JP4089095 A JP 4089095A JP 4089095 A JP4089095 A JP 4089095A JP H08232399 A JPH08232399 A JP H08232399A
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Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】要求される耐荷重や梁長に関係なく梁背を一定
にできる梁材を提供すると共に、このような梁材を用い
ることによって、よりユニット化を図りやすい軸組構造
を提供する。 【構成】梁材1の下面にはその全長にわたって溝部2が
逆向きに凹設されており、梁材1を逆にして溝部2に、
硬化後には木材より強度が高くなる、高強度材3として
のFRP樹脂4を入れる。FRP樹脂4の硬化後、不燃
材としての耐火石膏5をその上に充填し、梁材1の下面
と面一となるよう塞ぐ。耐火石膏5の厚みBは、梁材1
の不燃部位6に到達する程度としている。要求される耐
荷重が大きい場所や梁長の長い場所に用いられる梁材7
については、溝部2を幅Aより広い幅Cに形成し、梁背
Hを梁材1と同じとしながら強度を高め、梁材1、7の
上面及び下面までの高さを一定に組み上げる。
にできる梁材を提供すると共に、このような梁材を用い
ることによって、よりユニット化を図りやすい軸組構造
を提供する。 【構成】梁材1の下面にはその全長にわたって溝部2が
逆向きに凹設されており、梁材1を逆にして溝部2に、
硬化後には木材より強度が高くなる、高強度材3として
のFRP樹脂4を入れる。FRP樹脂4の硬化後、不燃
材としての耐火石膏5をその上に充填し、梁材1の下面
と面一となるよう塞ぐ。耐火石膏5の厚みBは、梁材1
の不燃部位6に到達する程度としている。要求される耐
荷重が大きい場所や梁長の長い場所に用いられる梁材7
については、溝部2を幅Aより広い幅Cに形成し、梁背
Hを梁材1と同じとしながら強度を高め、梁材1、7の
上面及び下面までの高さを一定に組み上げる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梁材及びこの梁材を用
いた軸組構造に関する。
いた軸組構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、従来の木造建築構造
では、柱と直交するように複数組み合わされる梁、桁、
胴差し(以下「梁材」と総称する)は、その受けるべく
荷重や梁長に応じて梁背の異なるものが使用される。従
って、梁背が異なる場合、梁下面までの高さ(以下「梁
下高」という)が場所によって異なるのが普通であっ
た。昨今、住宅建築費の削減を主目的に様々な木造建築
のユニット化が提案され、各部材寸法の標準化が求めら
れているが、上記のような梁下高の違いのため、梁下か
ら床までの間に設けられる様々な壁パネル、間柱などの
建材のサイズ種が増加することとなり、建材の種類減少
や設計、施工の単純化がいま一つ徹底できなかった。仮
に、梁背の異なるものを梁下高が一定になるように組み
上げたとしても、今度は梁の上面の高さが揃わなくなる
ため、屋根組みや二階ばり部分の寸法標準化が図りにく
くなるという不都合が起きてしまう。
では、柱と直交するように複数組み合わされる梁、桁、
胴差し(以下「梁材」と総称する)は、その受けるべく
荷重や梁長に応じて梁背の異なるものが使用される。従
って、梁背が異なる場合、梁下面までの高さ(以下「梁
下高」という)が場所によって異なるのが普通であっ
た。昨今、住宅建築費の削減を主目的に様々な木造建築
のユニット化が提案され、各部材寸法の標準化が求めら
れているが、上記のような梁下高の違いのため、梁下か
ら床までの間に設けられる様々な壁パネル、間柱などの
建材のサイズ種が増加することとなり、建材の種類減少
や設計、施工の単純化がいま一つ徹底できなかった。仮
に、梁背の異なるものを梁下高が一定になるように組み
上げたとしても、今度は梁の上面の高さが揃わなくなる
ため、屋根組みや二階ばり部分の寸法標準化が図りにく
くなるという不都合が起きてしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、要求される耐荷重や梁長に関係なく梁背を一定にで
きる梁材を提供すると共に、このような梁材を用いるこ
とによって、よりユニット化を図りやすい軸組構造を提
供することにある。
は、要求される耐荷重や梁長に関係なく梁背を一定にで
きる梁材を提供すると共に、このような梁材を用いるこ
とによって、よりユニット化を図りやすい軸組構造を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、木製の梁に木
材より強度の高い高強度材を長手方向にわたって組み合
わせた梁材であって、要求される耐荷重及び梁長に応じ
て上記高強度材の断面積を増減せしめて梁背を一定に形
成するものである。この高強度材として望ましくは、梁
下面に全長にわたる溝部を設け、この溝部内に樹脂材を
流し込んで硬化させたものを用い、その上に難燃材を施
して溝部を塞ぐようにする。
材より強度の高い高強度材を長手方向にわたって組み合
わせた梁材であって、要求される耐荷重及び梁長に応じ
て上記高強度材の断面積を増減せしめて梁背を一定に形
成するものである。この高強度材として望ましくは、梁
下面に全長にわたる溝部を設け、この溝部内に樹脂材を
流し込んで硬化させたものを用い、その上に難燃材を施
して溝部を塞ぐようにする。
【0005】また、上記のようになった梁材を用いて、
柱との接合位置を一定の高さに組み上げる軸組構造とし
ており、さらに望ましくは、ほぞとほぞ穴を用いる在来
軸組み工法の継ぎ手ではなく、高強度材をも共に支える
ようになった支持金具を柱側面と梁端面の間に介在させ
て柱と梁の軸組を行うようにするとよい。
柱との接合位置を一定の高さに組み上げる軸組構造とし
ており、さらに望ましくは、ほぞとほぞ穴を用いる在来
軸組み工法の継ぎ手ではなく、高強度材をも共に支える
ようになった支持金具を柱側面と梁端面の間に介在させ
て柱と梁の軸組を行うようにするとよい。
【0006】
【作用】本発明は、耐荷重が大きい又は梁長が長い場合
には、高強度材の断面積を大きいものとし、逆の場合に
は高強度材の断面積を小さくすることで、梁背を一定と
することができる。これにより、梁下高及び梁上面まで
の高さを揃えることができるので、様々な壁パネル、間
柱などのサイズ種を減らしやすくなり、各種建材の寸法
標準化を図ることができる。高強度材としては、梁材に
要求される曲げ応力、剪断応力、撓み応力などの一部又
は全部において木材より強度が高いものであれば適用可
能である。例えば、鉄材などを梁の下半分部位の適所に
張り合わせたり、梁の下面の幅方向中央部位に梁背の半
分程度の深さの溝を上向きに凹設しその内部に嵌め合わ
せ、鉄材の厚みを変えることによって断面積の調整を行
ってもよいが、硬化後には木材よりも強度が高くなる樹
脂を上向きに凹設される溝部に収めるようにして、溝幅
の拡縮によって断面積の調整を行うようにすると加工性
の点で非常に有利となる。なお、梁材として集成材を用
い溝部の形成を集成材の芯材の一部を除去するといった
方法により行ってもよい。ここで用いる樹脂としては、
熱硬化性でも熱可塑性でもよく、また各種長繊維、短繊
維を混入した強化タイプや、安定剤、硬化剤、添加型若
しくは反応形難燃剤などの各種配合剤を含んでもよい。
一例として挙げれば、FRP、ポリカーボネイト、ポリ
エーテルスルホン樹脂である。
には、高強度材の断面積を大きいものとし、逆の場合に
は高強度材の断面積を小さくすることで、梁背を一定と
することができる。これにより、梁下高及び梁上面まで
の高さを揃えることができるので、様々な壁パネル、間
柱などのサイズ種を減らしやすくなり、各種建材の寸法
標準化を図ることができる。高強度材としては、梁材に
要求される曲げ応力、剪断応力、撓み応力などの一部又
は全部において木材より強度が高いものであれば適用可
能である。例えば、鉄材などを梁の下半分部位の適所に
張り合わせたり、梁の下面の幅方向中央部位に梁背の半
分程度の深さの溝を上向きに凹設しその内部に嵌め合わ
せ、鉄材の厚みを変えることによって断面積の調整を行
ってもよいが、硬化後には木材よりも強度が高くなる樹
脂を上向きに凹設される溝部に収めるようにして、溝幅
の拡縮によって断面積の調整を行うようにすると加工性
の点で非常に有利となる。なお、梁材として集成材を用
い溝部の形成を集成材の芯材の一部を除去するといった
方法により行ってもよい。ここで用いる樹脂としては、
熱硬化性でも熱可塑性でもよく、また各種長繊維、短繊
維を混入した強化タイプや、安定剤、硬化剤、添加型若
しくは反応形難燃剤などの各種配合剤を含んでもよい。
一例として挙げれば、FRP、ポリカーボネイト、ポリ
エーテルスルホン樹脂である。
【0007】なお、火災時には1000℃以上の高温が
数十分も持続することを考慮すると、たとえ難燃性樹脂
を高強度材として用いるとしても、その耐熱性が問題と
なるところであるが、一定以上の厚みや太さのある木材
は、家屋が火災にあっても一定深さの表面部位のみが炭
化しこれが断熱材として機能するため、芯部木材自体の
可燃ガスが発生せず『不燃部位』として残る。本発明者
らは、梁内部の高強度材としての硬化後樹脂をこの不燃
部位に位置させれば熱的な不利を解消できるという点に
着眼し、樹脂を梁材に設けた溝部内、すなわち木材の不
燃部位に配置し、さらに焼失可能な表面部位近傍の溝部
を難燃材で塞ぐようにしたのである。なお、難燃材とし
ては、公知の耐火防火用の石膏・セメントを用いればよ
く、その厚みは、上記不燃部位から可燃ガスが発生しな
い程度に断熱性を保ち得る範囲内で、最少とすることが
望ましい。その理由は、難燃材の厚みが大きくなり過ぎ
ると高強度材としての硬化後樹脂が相対的に梁の上方向
に位置してしまい梁材全体の強度が下がってしまうから
である。
数十分も持続することを考慮すると、たとえ難燃性樹脂
を高強度材として用いるとしても、その耐熱性が問題と
なるところであるが、一定以上の厚みや太さのある木材
は、家屋が火災にあっても一定深さの表面部位のみが炭
化しこれが断熱材として機能するため、芯部木材自体の
可燃ガスが発生せず『不燃部位』として残る。本発明者
らは、梁内部の高強度材としての硬化後樹脂をこの不燃
部位に位置させれば熱的な不利を解消できるという点に
着眼し、樹脂を梁材に設けた溝部内、すなわち木材の不
燃部位に配置し、さらに焼失可能な表面部位近傍の溝部
を難燃材で塞ぐようにしたのである。なお、難燃材とし
ては、公知の耐火防火用の石膏・セメントを用いればよ
く、その厚みは、上記不燃部位から可燃ガスが発生しな
い程度に断熱性を保ち得る範囲内で、最少とすることが
望ましい。その理由は、難燃材の厚みが大きくなり過ぎ
ると高強度材としての硬化後樹脂が相対的に梁の上方向
に位置してしまい梁材全体の強度が下がってしまうから
である。
【0008】また、上記のようになった梁材を用いて、
柱との接合位置を一定の高さに組み上げるようにしてい
るので、梁を基準にしてその上側、下側に組まれる壁パ
ネル、間柱などの各種建材の特に上下サイズ種を揃えや
すく、住宅構造全体のユニット化に有利となる。さら
に、例えば梁の端面側面からピンやボルトを貫通させて
高強度材をも共に支えるようになった支持金具を柱側面
と梁端面の間に介在させて柱と梁の軸組を行うと、梁の
接合部位を同じ高さに組むのにより有利であるし、接合
の強度もより確実となる。その理由は、高強度材は、梁
材の中心部位の下側寄りに設けられることになるが、ほ
ぞなどの継ぎ手と梁や柱の側面から固定するタイプの止
め金具やかすがいとを併用した接合構造であると、高強
度材に対する直接的な支持が得にくく、梁材からの高強
度材の剥がれや抜けが発生しうるからである。
柱との接合位置を一定の高さに組み上げるようにしてい
るので、梁を基準にしてその上側、下側に組まれる壁パ
ネル、間柱などの各種建材の特に上下サイズ種を揃えや
すく、住宅構造全体のユニット化に有利となる。さら
に、例えば梁の端面側面からピンやボルトを貫通させて
高強度材をも共に支えるようになった支持金具を柱側面
と梁端面の間に介在させて柱と梁の軸組を行うと、梁の
接合部位を同じ高さに組むのにより有利であるし、接合
の強度もより確実となる。その理由は、高強度材は、梁
材の中心部位の下側寄りに設けられることになるが、ほ
ぞなどの継ぎ手と梁や柱の側面から固定するタイプの止
め金具やかすがいとを併用した接合構造であると、高強
度材に対する直接的な支持が得にくく、梁材からの高強
度材の剥がれや抜けが発生しうるからである。
【0009】
【実施例】次に図面を参考にして、本発明に係わる実施
例を説明する。なお、従来の例と共通する部分及び各実
施例間で共通する部分には同一の符合を付し、重複する
説明は省略する。
例を説明する。なお、従来の例と共通する部分及び各実
施例間で共通する部分には同一の符合を付し、重複する
説明は省略する。
【0010】図1に本発明に係る梁材1の断面を示す。
梁材1は、単木又は集成材でなる木製で、下面には梁材
1の全長にわたって溝部2が倒立して形成されている。
溝部2は梁材1の幅方向中心部に位置し、溝深さDは図
示では梁背Hの半分としている。
梁材1は、単木又は集成材でなる木製で、下面には梁材
1の全長にわたって溝部2が倒立して形成されている。
溝部2は梁材1の幅方向中心部に位置し、溝深さDは図
示では梁背Hの半分としている。
【0011】梁材1を逆にして溝部2に、硬化後には木
材より強度が高くなる、高強度材3としてのFRP樹脂
4を入れる。FRP樹脂4の硬化後、不燃材としての耐
火石膏5をその上に充填し、梁材1の下面と面一となる
よう塞ぐ。耐火石膏5の厚みBは、梁材1の不燃部位6
に到達する程度としている。なお、耐火石膏5の存在す
る部分の溝幅を高強度材3部分の幅Aよりやや広く成形
して樹脂4に対する断熱性の安全マージンをとるように
してもよい。図中の点線Xは、不燃部位6と燃焼して炭
化しうる表面部位との境界を示す仮想線である。
材より強度が高くなる、高強度材3としてのFRP樹脂
4を入れる。FRP樹脂4の硬化後、不燃材としての耐
火石膏5をその上に充填し、梁材1の下面と面一となる
よう塞ぐ。耐火石膏5の厚みBは、梁材1の不燃部位6
に到達する程度としている。なお、耐火石膏5の存在す
る部分の溝幅を高強度材3部分の幅Aよりやや広く成形
して樹脂4に対する断熱性の安全マージンをとるように
してもよい。図中の点線Xは、不燃部位6と燃焼して炭
化しうる表面部位との境界を示す仮想線である。
【0012】図2に示すように、要求される耐荷重が大
きい場所や梁長の長い場所に用いられる梁材7について
は、溝部2を幅Aより広い幅Cに形成し、梁背Hを梁材
1と同じとしながら強度を高めるようにしている。
きい場所や梁長の長い場所に用いられる梁材7について
は、溝部2を幅Aより広い幅Cに形成し、梁背Hを梁材
1と同じとしながら強度を高めるようにしている。
【0013】ここで、例えば、梁材1に対する曲げ応力
についてのみ考えると、図 1のように高強度材3が木材
としっかり結合している状態で配されている場合、溝幅
A、溝深さD(梁背Hの半分)、さらに、計算の簡単化
のために耐火石膏5を施さないものとすると共に、圧縮
/引張応力の中立境界も梁背上下中央から動かないもの
として、高強度材の引張応力の反力を梁材の上半分が負
担すると仮定すれば、梁材1の設計応力は、 M=1/6・fW ・WH2 +1/6(fK −fW )・A(1/2H)2 …(1) (但し、M:曲げモーメント、fW :木材の許容応力
度、fK :高強度材の許容応力度、W:梁幅、H:梁
背、A:溝幅)で求められる。
についてのみ考えると、図 1のように高強度材3が木材
としっかり結合している状態で配されている場合、溝幅
A、溝深さD(梁背Hの半分)、さらに、計算の簡単化
のために耐火石膏5を施さないものとすると共に、圧縮
/引張応力の中立境界も梁背上下中央から動かないもの
として、高強度材の引張応力の反力を梁材の上半分が負
担すると仮定すれば、梁材1の設計応力は、 M=1/6・fW ・WH2 +1/6(fK −fW )・A(1/2H)2 …(1) (但し、M:曲げモーメント、fW :木材の許容応力
度、fK :高強度材の許容応力度、W:梁幅、H:梁
背、A:溝幅)で求められる。
【0014】仮に、W=12cm、H=20cm、fW =1
20kg/cm 、fK =2000kg/cmとして梁長4mの梁
材の中央点に荷重Pが加わっているとすれば、M=20
0×200/400×Pであるから、式(1) に代入すれ
ば、Aが0cm、即ち高強度材3が存在しないときは、P
max =960(kg)、Aが0.5cmのときは、Pmax ≒1
116(kg)、Aが1cmのときは、Pmax ≒1273(kg)
であり、梁背Hを一定としたまま耐荷重を大きいものと
することができることが分かる。従って、高いPmax が
要求される部位と低いPmax でよい部位の梁材の梁背を
一定にできることとなる。
20kg/cm 、fK =2000kg/cmとして梁長4mの梁
材の中央点に荷重Pが加わっているとすれば、M=20
0×200/400×Pであるから、式(1) に代入すれ
ば、Aが0cm、即ち高強度材3が存在しないときは、P
max =960(kg)、Aが0.5cmのときは、Pmax ≒1
116(kg)、Aが1cmのときは、Pmax ≒1273(kg)
であり、梁背Hを一定としたまま耐荷重を大きいものと
することができることが分かる。従って、高いPmax が
要求される部位と低いPmax でよい部位の梁材の梁背を
一定にできることとなる。
【0015】なお、溝部2の幅A、Cの拡縮だけで、高
強度材の断面積増減を調整できないときは溝部2の深さ
Dをも調整する。図示したように柱8と梁材1、7の接
合位置の高さを一定に組み合わせると、梁1、7の上面
下面とも同一の高さに揃うこととなり、壁パネルや間柱
(図示せず)などのサイズ種を揃えやすくなる。
強度材の断面積増減を調整できないときは溝部2の深さ
Dをも調整する。図示したように柱8と梁材1、7の接
合位置の高さを一定に組み合わせると、梁1、7の上面
下面とも同一の高さに揃うこととなり、壁パネルや間柱
(図示せず)などのサイズ種を揃えやすくなる。
【0016】なお、柱8側面へ梁材1、7の端面を面接
合するにあたっては、図3に示すような支持金具9を用
いる。支持金具9は、柱8への取付面10の一対の縦辺
に差し込み面部11が直交するようそれぞれ曲折形成さ
れ、横断面略コの字状に形成されている。そして、両差
し込み面部11の下辺に梁端部下面を高強度材3と共に
載置して支える底板12が形成されている。差し込み面
部11には梁材1、7側面の貫通孔13に対応するよう
貫通孔14が設けられている。支持金具9を止めボルト
15にて固定せしめた後、梁材1、7のスリット溝16
を支持金具9の上方から差し込むと、底板12が梁材
1、7端部の下面及び高強度材3を支える。その後、ピ
ン17を貫通孔13から差し込み、高強度材3をも貫通
せしめた状態で接合される。
合するにあたっては、図3に示すような支持金具9を用
いる。支持金具9は、柱8への取付面10の一対の縦辺
に差し込み面部11が直交するようそれぞれ曲折形成さ
れ、横断面略コの字状に形成されている。そして、両差
し込み面部11の下辺に梁端部下面を高強度材3と共に
載置して支える底板12が形成されている。差し込み面
部11には梁材1、7側面の貫通孔13に対応するよう
貫通孔14が設けられている。支持金具9を止めボルト
15にて固定せしめた後、梁材1、7のスリット溝16
を支持金具9の上方から差し込むと、底板12が梁材
1、7端部の下面及び高強度材3を支える。その後、ピ
ン17を貫通孔13から差し込み、高強度材3をも貫通
せしめた状態で接合される。
【0017】実施例として特に図示をしないが、梁材
1、7の溝部2内に設けられる高強度材3として、鉄板
を用いることができる。この場合には、耐火石膏5にて
溝部2を塞ぐ必要はなく、梁長と同一長さと溝深さDの
幅を持つ長尺矩形の鉄板を溝部2に嵌合すればよい。
1、7の溝部2内に設けられる高強度材3として、鉄板
を用いることができる。この場合には、耐火石膏5にて
溝部2を塞ぐ必要はなく、梁長と同一長さと溝深さDの
幅を持つ長尺矩形の鉄板を溝部2に嵌合すればよい。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、梁材の内
部に高強度材を長手方向にわたって延在させ、耐荷重が
大きい又は梁長が長い場合には、高強度材の断面積を大
きいものとし、逆の場合には高強度材の断面積を小さく
することで、梁背を一定のものとしているので、これに
より、梁下高及び梁の上面の高さの揃った軸組構造とす
ることができる。従って、様々な壁パネル、間柱などの
サイズ種を減らしやすくなり、各種建材の寸法標準化を
図ることができるという効果がある。そして、硬化後に
は木材よりも強度が高くなる樹脂を高強度材として用い
た場合、上記のような梁材を加工性よく得ることができ
ると共に、硬化後の樹脂を梁材内部の不燃部位に配して
いるので樹脂の熱的不利をカバーすることができる。
部に高強度材を長手方向にわたって延在させ、耐荷重が
大きい又は梁長が長い場合には、高強度材の断面積を大
きいものとし、逆の場合には高強度材の断面積を小さく
することで、梁背を一定のものとしているので、これに
より、梁下高及び梁の上面の高さの揃った軸組構造とす
ることができる。従って、様々な壁パネル、間柱などの
サイズ種を減らしやすくなり、各種建材の寸法標準化を
図ることができるという効果がある。そして、硬化後に
は木材よりも強度が高くなる樹脂を高強度材として用い
た場合、上記のような梁材を加工性よく得ることができ
ると共に、硬化後の樹脂を梁材内部の不燃部位に配して
いるので樹脂の熱的不利をカバーすることができる。
【図1】本発明に係る梁材の実施例を示す断面図。
【図2】本発明に係る梁材を柱と組み合わせた斜視図。
【図3】柱と梁材との支持金具を用いた接合を詳細に説
明する分解斜視図。
明する分解斜視図。
【図4】従来の軸組構造を示す部分概略図。
1、7 梁材 2 溝部 3 高強度材 4 樹脂材 5 耐火石膏(難燃材) 8 柱 9 支持金具
フロントページの続き (71)出願人 595029842 橘 護 東京都町田市野津田町1392−1 (72)発明者 橋本 晋二 東京都八王子市宇津木町924番51
Claims (4)
- 【請求項1】 木製の梁に木材より強度の高い高強度材
を長手方向にわたって組み合わせた梁材であって、要求
される耐荷重及び梁長に応じて上記高強度材の断面積を
増減せしめて梁長に関わらず梁背を一定に形成した梁
材。 - 【請求項2】 梁下面には溝部を設け、この溝部内に樹
脂材を流し込んで硬化させて高強度材とし、さらにこの
高強度材上に難燃材を施して溝部を塞いでなる請求項1
記載の梁材。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載された梁材を用い
て、柱と梁材の接合位置を一定の高さに組み上げる軸組
構造。 - 【請求項4】 柱側面に梁端面を、支持金具を介在させ
て面接合させる軸組構造であって、この支持金具は高強
度材をも支えるようになった請求項3に記載の軸組構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7040890A JP2813149B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 梁材及びこの梁材を用いた軸組構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7040890A JP2813149B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 梁材及びこの梁材を用いた軸組構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232399A true JPH08232399A (ja) | 1996-09-10 |
| JP2813149B2 JP2813149B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=12593116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7040890A Expired - Fee Related JP2813149B2 (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 梁材及びこの梁材を用いた軸組構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2813149B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020133231A (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-31 | 藤田建設工業株式会社 | 木造建築構造体 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6033232U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-07 | 積水化学工業株式会社 | 樋集水器 |
| JPS6345442U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-26 | ||
| JPH01256650A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-13 | Misawa Homes Co Ltd | 構造用木材 |
| JPH04110803U (ja) * | 1991-01-22 | 1992-09-25 | 株式会社建築資料研究社 | 梁受金物 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP7040890A patent/JP2813149B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS6033232U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-07 | 積水化学工業株式会社 | 樋集水器 |
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|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2813149B2 (ja) | 1998-10-22 |
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