JPH08232981A - 車両用クラッチ機構のパワーアシスト装置 - Google Patents
車両用クラッチ機構のパワーアシスト装置Info
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- JPH08232981A JPH08232981A JP7037233A JP3723395A JPH08232981A JP H08232981 A JPH08232981 A JP H08232981A JP 7037233 A JP7037233 A JP 7037233A JP 3723395 A JP3723395 A JP 3723395A JP H08232981 A JPH08232981 A JP H08232981A
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- Japan
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- clutch
- sub
- disc
- engine
- driving force
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】クラッチレバーの操作性を改善し、軽い操作フ
ィーリングでクラッチ機構の断続操作を行える車両用ク
ラッチ機構のパワーアシスト装置を提供する。 【構成】クラッチハウジング56のクラッチディスク5
8に、クラッチプレート60をスプリング62を介して
クラッチプレッシャディスク61によって圧接させるこ
とによりエンジン3の回転駆動力をトランスミッション
機構41に伝達する一方、クラッチレバー15等の初動
クラッチ操作部材の操作によりクラッチケーブル63を
介してクラッチプレート60をクラッチディスク58か
ら引き離すことによりエンジン3の回転駆動力を断絶す
るクラッチ機構14において、サブクラッチ装置55
と、このサブクラッチ装置55の回転駆動力を利用して
上記クラッチプレッシャディスク61をクラッチを断つ
方向にシフトさせるシフト機構73と、このシフト機構
を作動操作可能なクラッチ操作系50とを備えた。
ィーリングでクラッチ機構の断続操作を行える車両用ク
ラッチ機構のパワーアシスト装置を提供する。 【構成】クラッチハウジング56のクラッチディスク5
8に、クラッチプレート60をスプリング62を介して
クラッチプレッシャディスク61によって圧接させるこ
とによりエンジン3の回転駆動力をトランスミッション
機構41に伝達する一方、クラッチレバー15等の初動
クラッチ操作部材の操作によりクラッチケーブル63を
介してクラッチプレート60をクラッチディスク58か
ら引き離すことによりエンジン3の回転駆動力を断絶す
るクラッチ機構14において、サブクラッチ装置55
と、このサブクラッチ装置55の回転駆動力を利用して
上記クラッチプレッシャディスク61をクラッチを断つ
方向にシフトさせるシフト機構73と、このシフト機構
を作動操作可能なクラッチ操作系50とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車や自動車の
クラッチ機構に備えられる車両用クラッチ機構のパワー
アシスト装置に関する。
クラッチ機構に備えられる車両用クラッチ機構のパワー
アシスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車や自動二輪車には、発進時や変速
時などにエンジンの回転駆動力をトランスミッション機
構以下の駆動系に伝達する動力伝達系に駆動トルクの伝
達を断続する装置であるクラッチ機構を備えている。
時などにエンジンの回転駆動力をトランスミッション機
構以下の駆動系に伝達する動力伝達系に駆動トルクの伝
達を断続する装置であるクラッチ機構を備えている。
【0003】このクラッチ機構は、エンジン側に接続さ
れたクラッチディスクと、トランスミッション機構側に
接続されるクラッチプレートとをスプリングによって常
時圧接させることによりエンジンの回転駆動力をトラン
スミッション機構に伝達する一方、クラッチディスクと
クラッチプレートとを引き離すことによりエンジンの回
転駆動力を断絶している。
れたクラッチディスクと、トランスミッション機構側に
接続されるクラッチプレートとをスプリングによって常
時圧接させることによりエンジンの回転駆動力をトラン
スミッション機構に伝達する一方、クラッチディスクと
クラッチプレートとを引き離すことによりエンジンの回
転駆動力を断絶している。
【0004】クラッチディスクとクラッチプレートとを
引き離す操作は、例えば自動車においてはクラッチペダ
ルの踏込操作、また自動二輪車においてはクラッチレバ
ーの手動操作により操作ケーブルを介して行っている。
その際、クラッチペダルやクラッチレバーはてこの原理
が採用され、ペダル比やレバー比を大きく取ることで、
操作力を軽減させて操作フィーリングを向上させるよう
になっている。
引き離す操作は、例えば自動車においてはクラッチペダ
ルの踏込操作、また自動二輪車においてはクラッチレバ
ーの手動操作により操作ケーブルを介して行っている。
その際、クラッチペダルやクラッチレバーはてこの原理
が採用され、ペダル比やレバー比を大きく取ることで、
操作力を軽減させて操作フィーリングを向上させるよう
になっている。
【0005】また、自動車や自動二輪車には、クラッチ
機構の断続操作を、軽い操作フィーリングで行うように
した油圧式クラッチ機構がある。この油圧式クラッチ機
構では、エンジンインテークマニホールドの負圧力やオ
イルポンプで発生した油圧を利用してクラッチ機構の断
続操作が行われるため、クラッチペダルやクラッチレバ
ーの操作力が軽減されていた。
機構の断続操作を、軽い操作フィーリングで行うように
した油圧式クラッチ機構がある。この油圧式クラッチ機
構では、エンジンインテークマニホールドの負圧力やオ
イルポンプで発生した油圧を利用してクラッチ機構の断
続操作が行われるため、クラッチペダルやクラッチレバ
ーの操作力が軽減されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
油圧式クラッチ機構は、操作ケーブルを介してクラッチ
操作力が伝達される操作ケーブル採用のクラッチ機構に
は対応できないのみならず、既存の自動車や自動二輪車
の従来機種に、この油圧式クラッチ機構を後付けること
が困難である。油圧式クラッチ機構を従来機種に後付け
するためには、多数の関連部品の作り直しが必要とな
り、多くの手間と時間を要し、コストアップとなる。
油圧式クラッチ機構は、操作ケーブルを介してクラッチ
操作力が伝達される操作ケーブル採用のクラッチ機構に
は対応できないのみならず、既存の自動車や自動二輪車
の従来機種に、この油圧式クラッチ機構を後付けること
が困難である。油圧式クラッチ機構を従来機種に後付け
するためには、多数の関連部品の作り直しが必要とな
り、多くの手間と時間を要し、コストアップとなる。
【0007】また、操作ケーブルを採用したクラッチ機
構では、クラッチペダルやクラッチレバーの操作力をペ
ダル比やレバー比を大きく取ることで軽減させている
が、クラッチペダルやクラッチレバーの操作力を大幅に
低減させることはできない。特に自動二輪車において
は、最近のエンジンの高出力化に伴い、クラッチディス
クとクラッチプレートとを圧接させるスプリングの力が
大きくなり、益々クラッチ機構の操作フィーリングが重
くなってきている。
構では、クラッチペダルやクラッチレバーの操作力をペ
ダル比やレバー比を大きく取ることで軽減させている
が、クラッチペダルやクラッチレバーの操作力を大幅に
低減させることはできない。特に自動二輪車において
は、最近のエンジンの高出力化に伴い、クラッチディス
クとクラッチプレートとを圧接させるスプリングの力が
大きくなり、益々クラッチ機構の操作フィーリングが重
くなってきている。
【0008】そして、カーブや坂道の多い山道などの走
行や、交通量が激しく常に渋滞している町中の走行で
は、変速操作を頻繁に行わなければならず、その都度ク
ラッチ機構レバーのレバー操作が必要となる。
行や、交通量が激しく常に渋滞している町中の走行で
は、変速操作を頻繁に行わなければならず、その都度ク
ラッチ機構レバーのレバー操作が必要となる。
【0009】しかし、クラッチ機構レバーのレバー操作
を頻繁に行う場合、クラッチ機構操作力をレバー比のみ
では充分に軽減できないため、操作フィーリングが悪
く、手動操作の負担が大きく、快適な走行を楽しむこと
が困難であった。
を頻繁に行う場合、クラッチ機構操作力をレバー比のみ
では充分に軽減できないため、操作フィーリングが悪
く、手動操作の負担が大きく、快適な走行を楽しむこと
が困難であった。
【0010】さらにまた、クラッチ機構の切れが悪い場
合は、クラッチ機構の作動量を増加させればよいのだ
が、ライダの力および手の大きさには限度があり、クラ
ッチ機構の作動量を自由に大きくすることは困難であっ
た。
合は、クラッチ機構の作動量を増加させればよいのだ
が、ライダの力および手の大きさには限度があり、クラ
ッチ機構の作動量を自由に大きくすることは困難であっ
た。
【0011】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、クラッチペダルやクラッチレバーの操作性を改
善し、軽い操作フィーリングでクラッチ機構の断続操作
を確実に行うことができる車両用クラッチ機構のパワー
アシスト装置を提供することを目的とする。
もので、クラッチペダルやクラッチレバーの操作性を改
善し、軽い操作フィーリングでクラッチ機構の断続操作
を確実に行うことができる車両用クラッチ機構のパワー
アシスト装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車両用クラ
ッチ機構のパワーアシスト装置は、上述した課題を解決
するために、請求項1に記載したように、エンジン側に
接続されたクラッチハウジングのクラッチディスクに、
トランスミッション機構側に接続されたクラッチプレー
トをスプリングを介してクラッチプレッシャディスクに
よって常時圧接させることにより上記エンジンの回転駆
動力を上記トランスミッション機構に伝達する一方、ク
ラッチレバー等の初動クラッチ操作部材の手動操作によ
りクラッチケーブルを介して上記クラッチプレートを上
記クラッチディスクから引き離すことにより上記エンジ
ンの回転駆動力を断絶するようにした車両用クラッチ機
構において、上記クラッチハウジングと回転一体に作動
連結するサブクラッチ装置と、このサブクラッチ装置の
回転駆動力を利用して上記クラッチプレッシャディスク
をクラッチを断つ方向にシフトさせるシフト機構と、こ
のシフト機構を作動操作可能なクラッチ操作系とを備え
たものである。
ッチ機構のパワーアシスト装置は、上述した課題を解決
するために、請求項1に記載したように、エンジン側に
接続されたクラッチハウジングのクラッチディスクに、
トランスミッション機構側に接続されたクラッチプレー
トをスプリングを介してクラッチプレッシャディスクに
よって常時圧接させることにより上記エンジンの回転駆
動力を上記トランスミッション機構に伝達する一方、ク
ラッチレバー等の初動クラッチ操作部材の手動操作によ
りクラッチケーブルを介して上記クラッチプレートを上
記クラッチディスクから引き離すことにより上記エンジ
ンの回転駆動力を断絶するようにした車両用クラッチ機
構において、上記クラッチハウジングと回転一体に作動
連結するサブクラッチ装置と、このサブクラッチ装置の
回転駆動力を利用して上記クラッチプレッシャディスク
をクラッチを断つ方向にシフトさせるシフト機構と、こ
のシフト機構を作動操作可能なクラッチ操作系とを備え
たものである。
【0013】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記サブクラッチ装置は、上
記クラッチハウジングに作動連結されて一体に回転し、
かつその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブ
ディスクと、上記クラッチプレッシャディスクに作動連
結され、かつその回転軸方向に進退自在なサブクラッチ
ドリブンディスクとを摩擦材を介して回転軸方向に対向
して配置して構成したものである。
求項2に記載したように、上記サブクラッチ装置は、上
記クラッチハウジングに作動連結されて一体に回転し、
かつその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブ
ディスクと、上記クラッチプレッシャディスクに作動連
結され、かつその回転軸方向に進退自在なサブクラッチ
ドリブンディスクとを摩擦材を介して回転軸方向に対向
して配置して構成したものである。
【0014】
【作用】上記の構成を有する本発明においては、クラッ
チハウジングに作動連結されて一体に回転し、かつその
回転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブディスク
およびクラッチプレッシャディスクに作動連結され、か
つその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドリブンデ
ィスクを摩擦材を介して回転軸方向に対向して配置して
構成したサブクラッチ装置と、このサブクラッチ装置の
回転駆動力を利用して上記クラッチプレッシャディスク
をクラッチを断つ方向にシフトさせるシフト機構と、こ
のシフト機構を作動操作可能なクラッチ操作系とを備え
たため、初動クラッチ操作部材の操作に必要な力は上記
サブクラッチドライブディスクを移動させる力だけでよ
く、よって、上記初動クラッチ操作部材の操作の負担が
小さくなり、軽い操作フィーリングでクラッチ機構の断
続操作を確実に行うことができる。
チハウジングに作動連結されて一体に回転し、かつその
回転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブディスク
およびクラッチプレッシャディスクに作動連結され、か
つその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドリブンデ
ィスクを摩擦材を介して回転軸方向に対向して配置して
構成したサブクラッチ装置と、このサブクラッチ装置の
回転駆動力を利用して上記クラッチプレッシャディスク
をクラッチを断つ方向にシフトさせるシフト機構と、こ
のシフト機構を作動操作可能なクラッチ操作系とを備え
たため、初動クラッチ操作部材の操作に必要な力は上記
サブクラッチドライブディスクを移動させる力だけでよ
く、よって、上記初動クラッチ操作部材の操作の負担が
小さくなり、軽い操作フィーリングでクラッチ機構の断
続操作を確実に行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0016】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。
一例を示す左側面図である。
【0017】図1において、この自動二輪車は1車体フ
レーム2を有し、この車体フレーム2の前方側下部にエ
ンジン3が搭載される。このエンジン3の上方には燃料
タンク4が配置され、燃料タンク4の後方に運転シート
5が設置される。
レーム2を有し、この車体フレーム2の前方側下部にエ
ンジン3が搭載される。このエンジン3の上方には燃料
タンク4が配置され、燃料タンク4の後方に運転シート
5が設置される。
【0018】車体フレーム2の前方にはヘッドパイプ6
が設けられ、このヘッドパイプ6にはステアリング機構
7が設けられる。このステアリング機構7には、前輪8
を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク9が
備えられる。フロントフォーク9は、アッパーブラケッ
ト10aとロアーブラケット10bとによって前輪8を
挟み込むように平行に固定される一方、フロントフォー
ク9の上端側にはハンドルバー11が、フロントフォー
ク9の下側にはフロントフェンダ12などが取付けられ
る。そして、ステアリング機構7はヘッドパイプ6に左
右回動自在に枢着され、ハンドルバー11の回動操作に
よりにより前輪8が左右に操舵されるようになってい
る。
が設けられ、このヘッドパイプ6にはステアリング機構
7が設けられる。このステアリング機構7には、前輪8
を回動自在に支持する左右一対のフロントフォーク9が
備えられる。フロントフォーク9は、アッパーブラケッ
ト10aとロアーブラケット10bとによって前輪8を
挟み込むように平行に固定される一方、フロントフォー
ク9の上端側にはハンドルバー11が、フロントフォー
ク9の下側にはフロントフェンダ12などが取付けられ
る。そして、ステアリング機構7はヘッドパイプ6に左
右回動自在に枢着され、ハンドルバー11の回動操作に
よりにより前輪8が左右に操舵されるようになってい
る。
【0019】ハンドルバー11の右端側には前輪8に設
けられたブレーキ装置13を操作する図示しないブレー
キレバーが設けられる。また、ハンドルバー11の左端
側には後述するクラッチ機構14の初動クラッチ操作部
材としてのクラッチレバー15が設けられる。
けられたブレーキ装置13を操作する図示しないブレー
キレバーが設けられる。また、ハンドルバー11の左端
側には後述するクラッチ機構14の初動クラッチ操作部
材としてのクラッチレバー15が設けられる。
【0020】一方、車体フレーム2の中央下部の左右両
側にはピボットブラケット16が設けられ、両ピボット
ブラケット16間に架設されたピボット軸17にスイン
グアーム18の基端部がピボット軸17廻りにスイング
自在に枢着される。このスイングアーム18の後端部側
にはリヤショックアブソーバ19の下端部が、車体フレ
ーム2にはリヤショックアブソーバ19の上端部がそれ
ぞれ軸着され、スイングアーム18の後端に後輪20が
回動自在に軸支される。
側にはピボットブラケット16が設けられ、両ピボット
ブラケット16間に架設されたピボット軸17にスイン
グアーム18の基端部がピボット軸17廻りにスイング
自在に枢着される。このスイングアーム18の後端部側
にはリヤショックアブソーバ19の下端部が、車体フレ
ーム2にはリヤショックアブソーバ19の上端部がそれ
ぞれ軸着され、スイングアーム18の後端に後輪20が
回動自在に軸支される。
【0021】図2は、エンジン3の概略縦断面図であ
る。図1および図2に示すように、エンジン3は主にシ
リンダヘッド21と、シリンダブロック22と、クラン
クケース23とから構成され、シリンダヘッド21に
は、カムシャフト24や吸排気バルブ25等から構成さ
れる動弁機構26が設けられる。なお、シリンダヘッド
21の上部はシリンダヘッドカバー27により塞がれ
る。
る。図1および図2に示すように、エンジン3は主にシ
リンダヘッド21と、シリンダブロック22と、クラン
クケース23とから構成され、シリンダヘッド21に
は、カムシャフト24や吸排気バルブ25等から構成さ
れる動弁機構26が設けられる。なお、シリンダヘッド
21の上部はシリンダヘッドカバー27により塞がれ
る。
【0022】シリンダブロック22の前側にはエンジン
排気系を構成するエキゾーストパイプ28が設けられ、
このエキゾーストパイプ28の下流側にマフラ29が接
続される。また、シリンダブロック22の後側にはエン
ジン吸気系を構成するキャブレタ30が吸気管31を介
して接続され、キャブレタ30の上流側にはエアクリー
ナ32が配置される。さらに、エンジン3前方にはエン
ジン冷却系を構成するラジエター33が配置される。
排気系を構成するエキゾーストパイプ28が設けられ、
このエキゾーストパイプ28の下流側にマフラ29が接
続される。また、シリンダブロック22の後側にはエン
ジン吸気系を構成するキャブレタ30が吸気管31を介
して接続され、キャブレタ30の上流側にはエアクリー
ナ32が配置される。さらに、エンジン3前方にはエン
ジン冷却系を構成するラジエター33が配置される。
【0023】シリンダブロック22の内部にはシリンダ
34が形成され、このシリンダ34内をピストン35が
往復摺動する。シリンダ34のシリンダヘッド21とピ
ストン35との間の空間には燃焼室36が形成され、そ
の中央部には外方から点火プラグ37がねじ結合され
る。ピストン35は、コンロッド38を介してクランク
シャフト39に連結されると共に、クランクシャフト3
9はクランクケース23内に回転自在に支持され、ピス
トン35の往復ストロークを回転運動に変換する。
34が形成され、このシリンダ34内をピストン35が
往復摺動する。シリンダ34のシリンダヘッド21とピ
ストン35との間の空間には燃焼室36が形成され、そ
の中央部には外方から点火プラグ37がねじ結合され
る。ピストン35は、コンロッド38を介してクランク
シャフト39に連結されると共に、クランクシャフト3
9はクランクケース23内に回転自在に支持され、ピス
トン35の往復ストロークを回転運動に変換する。
【0024】図3は、図2のIII −III 線に沿う断面図
である。図2および図3に示すように、クランクケース
23の後ろ半分はミッション室40となっており、この
ミッション室40内部にはトランスミッション機構41
が配置される。トランスミッション機構41は、クラン
クシャフト39と平行に配置されたカウンターシャフ4
2とドライブシャフト43とを備え、両シャフト42,
43はそれぞれのギヤ列44,45で作動連結される。
である。図2および図3に示すように、クランクケース
23の後ろ半分はミッション室40となっており、この
ミッション室40内部にはトランスミッション機構41
が配置される。トランスミッション機構41は、クラン
クシャフト39と平行に配置されたカウンターシャフ4
2とドライブシャフト43とを備え、両シャフト42,
43はそれぞれのギヤ列44,45で作動連結される。
【0025】また、ドライブシャフト43の一端はミッ
ション室40外に突出し、この突出部43aにドライブ
スプロケット46が設けられ、図1に示す後輪20のド
リブンスプロケット47との間にドライブチェーン48
が巻装される。
ション室40外に突出し、この突出部43aにドライブ
スプロケット46が設けられ、図1に示す後輪20のド
リブンスプロケット47との間にドライブチェーン48
が巻装される。
【0026】ところで、カウンターシャフ42にはクラ
ッチ機構14が設けられる。このクラッチ機構14は、
例えばプッシュロッド式の湿式多板コイルスプリング式
クラッチであり、カウンターシャフ42の一端、例えば
車両の進行方向右側に設けられたクラッチ本体49とカ
ウンターシャフ42の他端に設けられたクラッチ操作系
50とに大別される。
ッチ機構14が設けられる。このクラッチ機構14は、
例えばプッシュロッド式の湿式多板コイルスプリング式
クラッチであり、カウンターシャフ42の一端、例えば
車両の進行方向右側に設けられたクラッチ本体49とカ
ウンターシャフ42の他端に設けられたクラッチ操作系
50とに大別される。
【0027】図4は、クラッチ本体49の拡大平断面図
である。図3および図4に示すように、クラッチ本体4
9は、複数のプッシュロッド51,52、複数のクラッ
チプッシュピース53,54、サブクラッチ装置55、
クラッチハウジング56、パワークラッチドライブプレ
ート57、クラッチディスク58、クラッチリリースハ
ブ59、クラッチプレート60、クラッチプレッシャデ
ィスク61およびスプリング62等から構成される。ま
た、クラッチ操作系50は、前記クラッチレバー15、
クラッチケーブル63およびクラッチレリーズ64等で
構成される。
である。図3および図4に示すように、クラッチ本体4
9は、複数のプッシュロッド51,52、複数のクラッ
チプッシュピース53,54、サブクラッチ装置55、
クラッチハウジング56、パワークラッチドライブプレ
ート57、クラッチディスク58、クラッチリリースハ
ブ59、クラッチプレート60、クラッチプレッシャデ
ィスク61およびスプリング62等から構成される。ま
た、クラッチ操作系50は、前記クラッチレバー15、
クラッチケーブル63およびクラッチレリーズ64等で
構成される。
【0028】カウンターシャフ42はその内部42aが
中空の円筒状のものであり、シャフト内部42aには、
その両端部が球面形状に成形されたドリブンプッシュロ
ッド51が軸方向に進退自在に配置される。
中空の円筒状のものであり、シャフト内部42aには、
その両端部が球面形状に成形されたドリブンプッシュロ
ッド51が軸方向に進退自在に配置される。
【0029】カウンターシャフ42のクラッチ本体49
側端部の開口部には、その中央部外周面に外周フランジ
53aが形成された第1クラッチプッシュピース53の
一端が軸方向に進退自在に装着され、また、カウンター
シャフ42の他端側開口部には、その両端部が球面形状
に成形されたドライブプッシュロッド52の一端が軸方
向に進退自在に装着される。
側端部の開口部には、その中央部外周面に外周フランジ
53aが形成された第1クラッチプッシュピース53の
一端が軸方向に進退自在に装着され、また、カウンター
シャフ42の他端側開口部には、その両端部が球面形状
に成形されたドライブプッシュロッド52の一端が軸方
向に進退自在に装着される。
【0030】第1クラッチプッシュピース53の他端は
円盤状のサブクラッチドリブンディスク65の軸孔65
aに軸方向に進退自在に接合される。このサブクラッチ
ドリブンディスク65の第1クラッチプッシュピース5
3側外周面には外周フランジ65bが形成され、この外
周フランジ65bは、摩擦材66を介して第1クラッチ
プッシュピース53に回転自在に軸着されたサブクラッ
チドライブディスク67に摩擦接触可能に係合し、これ
らのサブクラッチドリブンディスク65、摩擦材66お
よびサブクラッチドライブディスク67でサブクラッチ
装置55を構成する。
円盤状のサブクラッチドリブンディスク65の軸孔65
aに軸方向に進退自在に接合される。このサブクラッチ
ドリブンディスク65の第1クラッチプッシュピース5
3側外周面には外周フランジ65bが形成され、この外
周フランジ65bは、摩擦材66を介して第1クラッチ
プッシュピース53に回転自在に軸着されたサブクラッ
チドライブディスク67に摩擦接触可能に係合し、これ
らのサブクラッチドリブンディスク65、摩擦材66お
よびサブクラッチドライブディスク67でサブクラッチ
装置55を構成する。
【0031】一方、クラッチハウジング56は、ドーナ
ツ状の底板56aと、この底板56aの外周縁からカウ
ンターシャフ42と平行に延びる周壁56bとを一体に
有する有底円筒状のもので、底板56aにプライマリー
ドリブンギヤ68がダンパ69を介してリベット70で
固着される。なお、プライマリードリブンギヤ68は、
クランクシャフト39に設けられたプライマリードライ
ブギヤ71に作動連結され、カウンターシャフ42に回
転自在に軸着される。
ツ状の底板56aと、この底板56aの外周縁からカウ
ンターシャフ42と平行に延びる周壁56bとを一体に
有する有底円筒状のもので、底板56aにプライマリー
ドリブンギヤ68がダンパ69を介してリベット70で
固着される。なお、プライマリードリブンギヤ68は、
クランクシャフト39に設けられたプライマリードライ
ブギヤ71に作動連結され、カウンターシャフ42に回
転自在に軸着される。
【0032】また、クラッチハウジング56には、ドー
ナツ状の底板57aと、この底板57aの外周縁からク
ラッチハウジング周壁56bの縁部に向かって延びる周
壁57bとを有するパワークラッチドライブプレート5
7がクラッチハウジング56と回転一体に固着される。
さらに、クラッチハウジング56の周壁56b内面には
複数枚のクラッチディスク58の外周縁部が嵌合され、
クラッチディスク58はクラッチハウジング56と一体
に回転する。
ナツ状の底板57aと、この底板57aの外周縁からク
ラッチハウジング周壁56bの縁部に向かって延びる周
壁57bとを有するパワークラッチドライブプレート5
7がクラッチハウジング56と回転一体に固着される。
さらに、クラッチハウジング56の周壁56b内面には
複数枚のクラッチディスク58の外周縁部が嵌合され、
クラッチディスク58はクラッチハウジング56と一体
に回転する。
【0033】クラッチリリースハブ59は、クラッチハ
ウジング56同様ドーナツ状の底板59aと、この底板
59aの外周縁からカウンターシャフ42と平行に延び
るスリーブ状の周壁59bとを2分割可能に一体に固定
した有底円筒状のもので、底板59aがカウンターシャ
フ42にスプライン嵌合されると共に、スリーブ状の周
壁59bの外周部には複数枚のクラッチプレート60の
内周縁部がスプライン嵌合され、クラッチプレート60
はクラッチリリースハブ59と一体に回転する。そし
て、クラッチディスク58とクラッチプレート60とは
交互に重ね合うように配置され、クラッチプレート60
は円筒状のクラッチプレッシャディスク61を介して例
えばコイルスプリング62の力で常時クラッチディスク
58に圧接される。
ウジング56同様ドーナツ状の底板59aと、この底板
59aの外周縁からカウンターシャフ42と平行に延び
るスリーブ状の周壁59bとを2分割可能に一体に固定
した有底円筒状のもので、底板59aがカウンターシャ
フ42にスプライン嵌合されると共に、スリーブ状の周
壁59bの外周部には複数枚のクラッチプレート60の
内周縁部がスプライン嵌合され、クラッチプレート60
はクラッチリリースハブ59と一体に回転する。そし
て、クラッチディスク58とクラッチプレート60とは
交互に重ね合うように配置され、クラッチプレート60
は円筒状のクラッチプレッシャディスク61を介して例
えばコイルスプリング62の力で常時クラッチディスク
58に圧接される。
【0034】サブクラッチドリブンディスク65の外周
には第2クラッチプッシュピース54が配置される。第
2クラッチプッシュピース54は、円筒状のもので、そ
の外周面にはパワークラッチドライブプレート57の底
板57a内周縁が軸方向進退自在にスプライン嵌合され
ると共に、第2クラッチプッシュピースの54内周面に
はサブクラッチドライブディスク67の外周面が軸方向
進退自在にスプライン嵌合される。また、第2クラッチ
プッシュピース54の外周面および内周面にはそれぞれ
外周フランジ54aおよび内周フランジ54bが一体ま
たは一体的に別体にて設けられる。
には第2クラッチプッシュピース54が配置される。第
2クラッチプッシュピース54は、円筒状のもので、そ
の外周面にはパワークラッチドライブプレート57の底
板57a内周縁が軸方向進退自在にスプライン嵌合され
ると共に、第2クラッチプッシュピースの54内周面に
はサブクラッチドライブディスク67の外周面が軸方向
進退自在にスプライン嵌合される。また、第2クラッチ
プッシュピース54の外周面および内周面にはそれぞれ
外周フランジ54aおよび内周フランジ54bが一体ま
たは一体的に別体にて設けられる。
【0035】第2クラッチプッシュピース54の外周フ
ランジ54aにはクラッチプレッシャディスク61が、
その内周面に形成された内周フランジ61aおよびスラ
ストベアリング72aを介して圧接される。また、第2
クラッチプッシュピース54の内周フランジ54bはス
ラストベアリング72bを介してサブクラッチドリブン
ディスク65の外周フランジ65bに圧接される。さら
に、サブクラッチドリブンディスク65は、第1クラッ
チプッシュピース53に回転自在に軸着されたサブクラ
ッチドライブディスク67に摩擦材66を介して圧接さ
れる。そして、サブクラッチドライブディスク67は、
スラストベアリング72cを介して第1クラッチプッシ
ュピース53の外周フランジ53aに圧接される。
ランジ54aにはクラッチプレッシャディスク61が、
その内周面に形成された内周フランジ61aおよびスラ
ストベアリング72aを介して圧接される。また、第2
クラッチプッシュピース54の内周フランジ54bはス
ラストベアリング72bを介してサブクラッチドリブン
ディスク65の外周フランジ65bに圧接される。さら
に、サブクラッチドリブンディスク65は、第1クラッ
チプッシュピース53に回転自在に軸着されたサブクラ
ッチドライブディスク67に摩擦材66を介して圧接さ
れる。そして、サブクラッチドライブディスク67は、
スラストベアリング72cを介して第1クラッチプッシ
ュピース53の外周フランジ53aに圧接される。
【0036】一方、サブクラッチドリブンディスク65
にはカムロッド65cが図の右方に突設され、その先端
にはシフト機構73が配置される。このシフト機構73
は、例えばカムロッド65c先端部にボルト74等で固
着された回動カム部73aと、クラッチ本体49をクラ
ンクケース23外方から覆うクラッチカバー75に取付
けられた固定カム部73bとから構成される。両カム部
73a,73bの間にはカムロッド65cの軸方向に対
して斜めに形成されたカム孔73cが形成され、このカ
ム孔73c内にボールカム73dが配置される。このシ
フト機構73は、サブクラッチドリブンディスク65が
回転するに伴ってこのサブクラッチドリブンディスク6
5を軸方向にシフトさせるものである。
にはカムロッド65cが図の右方に突設され、その先端
にはシフト機構73が配置される。このシフト機構73
は、例えばカムロッド65c先端部にボルト74等で固
着された回動カム部73aと、クラッチ本体49をクラ
ンクケース23外方から覆うクラッチカバー75に取付
けられた固定カム部73bとから構成される。両カム部
73a,73bの間にはカムロッド65cの軸方向に対
して斜めに形成されたカム孔73cが形成され、このカ
ム孔73c内にボールカム73dが配置される。このシ
フト機構73は、サブクラッチドリブンディスク65が
回転するに伴ってこのサブクラッチドリブンディスク6
5を軸方向にシフトさせるものである。
【0037】ところで、図3に示すように、前記ドライ
ブプッシュロッド52の他端にはクラッチ操作系50の
クラッチレリーズ64が取付けられる。クラッチレリー
ズ64にはレリーズアーム76が設けられ、このレリー
ズアーム76に前記クラッチレバー15がクラッチケー
ブル63を介して接続される。そして、クラッチレバー
15を握ることによりクラッチケーブル63が引っ張ら
れてレリーズアーム76を介してクラッチレリーズ64
が回転する。クラッチレリーズ64は回転することによ
り螺旋64a上を摺動し、ドライブプッシュロッド52
を図の右方に移動させる。
ブプッシュロッド52の他端にはクラッチ操作系50の
クラッチレリーズ64が取付けられる。クラッチレリー
ズ64にはレリーズアーム76が設けられ、このレリー
ズアーム76に前記クラッチレバー15がクラッチケー
ブル63を介して接続される。そして、クラッチレバー
15を握ることによりクラッチケーブル63が引っ張ら
れてレリーズアーム76を介してクラッチレリーズ64
が回転する。クラッチレリーズ64は回転することによ
り螺旋64a上を摺動し、ドライブプッシュロッド52
を図の右方に移動させる。
【0038】次に、本実施例の作用について説明する。
【0039】エンジン3の回転中は、クランクシャフト
39、プライマリードライブギヤ71、プライマリード
リブンギヤ68を介してクラッチハウジング56が常時
回転している。クラッチハウジング56に設けられたク
ラッチディスク58には、クラッチリリースハブ59に
設けられたクラッチプレート60がスプリング62のば
ね力で常時圧接されているため、クラッチハウジング5
6とクラッチリリースハブ59とは一体となって回転
し、カウンターシャフ42を回転させることにより、常
時クランクシャフト39からの動力をトランスミッショ
ン機構41に伝える。
39、プライマリードライブギヤ71、プライマリード
リブンギヤ68を介してクラッチハウジング56が常時
回転している。クラッチハウジング56に設けられたク
ラッチディスク58には、クラッチリリースハブ59に
設けられたクラッチプレート60がスプリング62のば
ね力で常時圧接されているため、クラッチハウジング5
6とクラッチリリースハブ59とは一体となって回転
し、カウンターシャフ42を回転させることにより、常
時クランクシャフト39からの動力をトランスミッショ
ン機構41に伝える。
【0040】ところで、エンジン3の回転中は、クラッ
チハウジング56と回転一体に固着されているパワーク
ラッチドライブプレート57もクラッチハウジング56
と同様に常時回転してる。また、パワークラッチドライ
ブプレート57の底板57a内周縁にスプライン嵌合さ
れた第2クラッチプッシュピース54も同様に常時回転
してる。さらに、第2クラッチプッシュピース54の内
周面にスプライン嵌合されたサブクラッチドライブディ
スク67も同様に常時回転してる。
チハウジング56と回転一体に固着されているパワーク
ラッチドライブプレート57もクラッチハウジング56
と同様に常時回転してる。また、パワークラッチドライ
ブプレート57の底板57a内周縁にスプライン嵌合さ
れた第2クラッチプッシュピース54も同様に常時回転
してる。さらに、第2クラッチプッシュピース54の内
周面にスプライン嵌合されたサブクラッチドライブディ
スク67も同様に常時回転してる。
【0041】ここで、動力を断絶するためにクラッチレ
バー15を握ると、上述したようにドライブプッシュロ
ッド52が図の右方に移動し、ドリブンプッシュロッド
51を介して第1クラッチプッシュピース53を図の右
方に移動させる。第1クラッチプッシュピース53が右
方に移動すると、スラストベアリング72cを介して第
1クラッチプッシュピース53の外周フランジ53aに
圧接されている回転中のサブクラッチドライブディスク
67が図の右方に移動し、摩擦材66を介してエンジン
3の回転駆動力をサブクラッチドリブンディスク65に
伝える。
バー15を握ると、上述したようにドライブプッシュロ
ッド52が図の右方に移動し、ドリブンプッシュロッド
51を介して第1クラッチプッシュピース53を図の右
方に移動させる。第1クラッチプッシュピース53が右
方に移動すると、スラストベアリング72cを介して第
1クラッチプッシュピース53の外周フランジ53aに
圧接されている回転中のサブクラッチドライブディスク
67が図の右方に移動し、摩擦材66を介してエンジン
3の回転駆動力をサブクラッチドリブンディスク65に
伝える。
【0042】サブクラッチドリブンディスク65が回転
すると、シフト機構73のカム作用によりサブクラッチ
ドリブンディスク65は図の右方にシフトする。サブク
ラッチドリブンディスク65が右方にシフトすることに
より第2クラッチプッシュピース54を介してクラッチ
プレッシャディスク61がスプリング62に抗して図の
右方に移動し、クラッチプレート60がクラッチディス
ク58から引き離されてエンジン3からの回転駆動力が
断絶される。
すると、シフト機構73のカム作用によりサブクラッチ
ドリブンディスク65は図の右方にシフトする。サブク
ラッチドリブンディスク65が右方にシフトすることに
より第2クラッチプッシュピース54を介してクラッチ
プレッシャディスク61がスプリング62に抗して図の
右方に移動し、クラッチプレート60がクラッチディス
ク58から引き離されてエンジン3からの回転駆動力が
断絶される。
【0043】本発明によれば、クラッチプレート60を
クラッチディスク58から引き離す力はサブクラッチ装
置55を介してエンジン3の回転駆動力から得ているた
め、クラッチレバー15の操作に必要な力は第1クラッ
チプッシュピース53およびサブクラッチドライブディ
スク67を移動させる力だけでよい。よって、エンジン
3の高出力化に伴い、クラッチプレート60をクラッチ
ディスク58に圧接させるスプリング62の力が大きく
なっても、クラッチレバー15の手動操作の負担が大き
くなることはなく、軽い操作フィーリングでクラッチ機
構14の断続操作を確実に行うことができる。
クラッチディスク58から引き離す力はサブクラッチ装
置55を介してエンジン3の回転駆動力から得ているた
め、クラッチレバー15の操作に必要な力は第1クラッ
チプッシュピース53およびサブクラッチドライブディ
スク67を移動させる力だけでよい。よって、エンジン
3の高出力化に伴い、クラッチプレート60をクラッチ
ディスク58に圧接させるスプリング62の力が大きく
なっても、クラッチレバー15の手動操作の負担が大き
くなることはなく、軽い操作フィーリングでクラッチ機
構14の断続操作を確実に行うことができる。
【0044】また、エンジン3の回転駆動力によってク
ラッチ機構14の断続操作を行うため、油圧式クラッチ
機構のように別の動力源を必要としない。
ラッチ機構14の断続操作を行うため、油圧式クラッチ
機構のように別の動力源を必要としない。
【0045】さらに、従来のクラッチ機構の多くの部材
を共用または流用できるため、少ない変更で従来機種に
容易に組み込むことができる。
を共用または流用できるため、少ない変更で従来機種に
容易に組み込むことができる。
【0046】なお、上記実施例では、このクラッチのパ
ワーアシスト装置を自動二輪車1に適用した例を示した
が、自動三輪車や四輪自動車にも適用できる。
ワーアシスト装置を自動二輪車1に適用した例を示した
が、自動三輪車や四輪自動車にも適用できる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用クラッチ機構のパワーアシスト装置によれば、クラッ
チハウジングに作動連結されて一体に回転し、かつその
回転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブディスク
およびクラッチプレッシャディスクに作動連結され、か
つその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドリブンデ
ィスクを摩擦材を介して回転軸方向に対向して配置して
構成したサブクラッチ装置と、このサブクラッチ装置の
回転駆動力を利用して上記クラッチプレッシャディスク
をクラッチを断つ方向にシフトさせるシフト機構と、こ
のシフト機構を作動操作可能なクラッチ操作系とを備え
たため、初動クラッチ操作部材の操作に必要な力は上記
サブクラッチドライブディスクを移動させる力だけでよ
く、よって、上記初動クラッチ操作部材の操作の負担が
小さくなり、軽い操作フィーリングでクラッチ機構の断
続操作を確実に行うことができる。
用クラッチ機構のパワーアシスト装置によれば、クラッ
チハウジングに作動連結されて一体に回転し、かつその
回転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブディスク
およびクラッチプレッシャディスクに作動連結され、か
つその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドリブンデ
ィスクを摩擦材を介して回転軸方向に対向して配置して
構成したサブクラッチ装置と、このサブクラッチ装置の
回転駆動力を利用して上記クラッチプレッシャディスク
をクラッチを断つ方向にシフトさせるシフト機構と、こ
のシフト機構を作動操作可能なクラッチ操作系とを備え
たため、初動クラッチ操作部材の操作に必要な力は上記
サブクラッチドライブディスクを移動させる力だけでよ
く、よって、上記初動クラッチ操作部材の操作の負担が
小さくなり、軽い操作フィーリングでクラッチ機構の断
続操作を確実に行うことができる。
【図1】本発明に係る車両用クラッチ機構のパワーアシ
スト装置の一実施例を示す自動二輪車の左側面図。
スト装置の一実施例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】エンジンの概略縦断面図。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図。
【図4】クラッチ本体の拡大平断面図。
1 自動二輪車 3 エンジン 14 クラッチ機構 15 クラッチレバー(初動クラッチ操作部材) 23 クランクケース 39 クランクシャフト 40 ミッション室 41 トランスミッション機構 42 カウンターシャフ 43 ドライブシャフト 49 クラッチ本体 50 クラッチ操作系 51 ドリブンプッシュロッド 52 ドライブプッシュロッド 53 第1クラッチプッシュピース 54 第2クラッチプッシュピース 55 サブクラッチ装置 56 クラッチハウジング 57 パワークラッチドライブプレート 58 クラッチディスク 59 クラッチリリースハブ 60 クラッチプレート 61 クラッチプレッシャディスク 62 スプリング 63 クラッチケーブル 64 クラッチレリーズ 65 サブクラッチドリブンディスク 66 摩擦材 67 サブクラッチドライブディスク 73 シフト機構
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン側に接続されたクラッチハウジ
ングのクラッチディスクに、トランスミッション機構側
に接続されたクラッチプレートをスプリングを介してク
ラッチプレッシャディスクによって常時圧接させること
により上記エンジンの回転駆動力を上記トランスミッシ
ョン機構に伝達する一方、クラッチレバー等の初動クラ
ッチ操作部材の手動操作によりクラッチケーブルを介し
て上記クラッチプレートを上記クラッチディスクから引
き離すことにより上記エンジンの回転駆動力を断絶する
ようにした車両用クラッチ機構において、上記クラッチ
ハウジングと回転一体に作動連結するサブクラッチ装置
と、このサブクラッチ装置の回転駆動力を利用して上記
クラッチプレッシャディスクをクラッチを断つ方向にシ
フトさせるシフト機構と、このシフト機構を作動操作可
能なクラッチ操作系とを備えたことを特徴とする車両用
クラッチ機構のパワーアシスト装置。 - 【請求項2】 上記サブクラッチ装置は、上記クラッチ
ハウジングに作動連結されて一体に回転し、かつその回
転軸方向に進退自在なサブクラッチドライブディスク
と、上記クラッチプレッシャディスクに作動連結され、
かつその回転軸方向に進退自在なサブクラッチドリブン
ディスクとを摩擦材を介して回転軸方向に対向して配置
して構成した請求項1記載の車両用クラッチ機構のパワ
ーアシスト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03723395A JP3381442B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 車両用クラッチ機構のパワーアシスト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03723395A JP3381442B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 車両用クラッチ機構のパワーアシスト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08232981A true JPH08232981A (ja) | 1996-09-10 |
| JP3381442B2 JP3381442B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=12491897
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03723395A Expired - Fee Related JP3381442B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 車両用クラッチ機構のパワーアシスト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3381442B2 (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7150348B2 (en) * | 2003-10-07 | 2006-12-19 | Magneti Marelli Powertrain Usa Llc | Ergonomic clutch actuator |
| JP2007239808A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Kojiro Harada | オートバイのリターン式変速装置と連動する油圧式クラッチ装置 |
| JP2008064237A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 騎乗型車輌のクラッチ装置及び該クラッチ装置を備えた騎乗型車輌 |
| EP2175153A3 (en) * | 2008-10-10 | 2011-03-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch |
| EP2123927A4 (en) * | 2007-02-20 | 2011-08-03 | Yamaha Motor Co Ltd | DRY COUPLING, TRANSMISSION ELEMENT AND TRANSMISSION ELEMENT AS A PART OF THE DRY COUPLING AND TWO-WHEELED MOTOR VEHICLE WITH DRY COUPLING |
| US8087504B2 (en) | 2007-11-21 | 2012-01-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch and vehicle equipped with the same |
| US8113329B2 (en) | 2007-11-21 | 2012-02-14 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch and vehicle equipped with the same |
| EP2169247A3 (en) * | 2008-09-30 | 2013-01-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Multiple disc clutch |
| EP2093445A3 (en) * | 2008-02-25 | 2013-04-10 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch |
| CN116292671A (zh) * | 2023-04-23 | 2023-06-23 | 浙江春风动力股份有限公司 | 摩托车 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP03723395A patent/JP3381442B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7150348B2 (en) * | 2003-10-07 | 2006-12-19 | Magneti Marelli Powertrain Usa Llc | Ergonomic clutch actuator |
| JP2007239808A (ja) * | 2006-03-07 | 2007-09-20 | Kojiro Harada | オートバイのリターン式変速装置と連動する油圧式クラッチ装置 |
| JP2008064237A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 騎乗型車輌のクラッチ装置及び該クラッチ装置を備えた騎乗型車輌 |
| EP2123927A4 (en) * | 2007-02-20 | 2011-08-03 | Yamaha Motor Co Ltd | DRY COUPLING, TRANSMISSION ELEMENT AND TRANSMISSION ELEMENT AS A PART OF THE DRY COUPLING AND TWO-WHEELED MOTOR VEHICLE WITH DRY COUPLING |
| US8215439B2 (en) | 2007-02-20 | 2012-07-10 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Dry clutch, and motorcycle equipped with the same |
| EP2063141A3 (en) * | 2007-11-21 | 2013-04-10 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Vehicle with friction clutch |
| US8087504B2 (en) | 2007-11-21 | 2012-01-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch and vehicle equipped with the same |
| US8113329B2 (en) | 2007-11-21 | 2012-02-14 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch and vehicle equipped with the same |
| EP2063142A3 (en) * | 2007-11-21 | 2013-04-10 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch |
| EP2093445A3 (en) * | 2008-02-25 | 2013-04-10 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch |
| EP2169247A3 (en) * | 2008-09-30 | 2013-01-09 | Honda Motor Co., Ltd. | Multiple disc clutch |
| US8151926B2 (en) | 2008-10-10 | 2012-04-10 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch and vehicle equipped with the same |
| EP2175153A3 (en) * | 2008-10-10 | 2011-03-30 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Friction clutch |
| CN116292671A (zh) * | 2023-04-23 | 2023-06-23 | 浙江春风动力股份有限公司 | 摩托车 |
| CN116292671B (zh) * | 2023-04-23 | 2023-08-11 | 浙江春风动力股份有限公司 | 摩托车 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3381442B2 (ja) | 2003-02-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |