JPH08233717A - 被再生既設給水管の状態検知方法 - Google Patents

被再生既設給水管の状態検知方法

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JPH08233717A
JPH08233717A JP3666795A JP3666795A JPH08233717A JP H08233717 A JPH08233717 A JP H08233717A JP 3666795 A JP3666795 A JP 3666795A JP 3666795 A JP3666795 A JP 3666795A JP H08233717 A JPH08233717 A JP H08233717A
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勤 星川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設配管の更生において、配管の状態及び内
部状況を検知して、その後の研磨工程及びライニング工
程を適性に行うことを目的とする。 【構成】 既設配管内の水抜き工程後に行われる乾燥工
程で、乾燥したエアーを通気させると、配管内に錆こぶ
又はスケール等の障害物によって空気抵抗が生じ、その
空気抵抗は管径、長さ及び障害物の度合いとによって異
なることから、管径と空気抵抗、即ち通気による圧力の
値を知ることで配管の管径、長さ等の状態及び障害物の
度合いが概ね検知できる方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物内に配設されて
いる既設給水配管等のパイプにおいて、内部に発生した
錆こぶ、スケール等の障害物を除去し研掃した後に、適
宜の塗料を用いてパイプ内面をライニングして更生させ
る、所謂既設配管の更生工事を行う際に、既設配管の配
管状態と配管内部の汚れの状態とを検知する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、既設配管の管径、長さ及び分
岐点等の配管状態及び内部における状態、即ち錆こぶ、
スケール等の障害物を検知しようとする場合には、所謂
内視鏡のような光学的装置を用い、配管内部に先端から
順次挿入しながら目視により、その状態を確認して行く
ことが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配管内
において発生した錆こぶ及びスケール等の障害物の状態
が一定ではなく、複雑に突出した状態にあって、内視鏡
が挿通できない場合が多々あり、配管の全体に渡ってそ
の状態を知ることができないという問題点を有してい
る。
【0004】特に、複雑に分岐した支管の内部までは内
視鏡を挿通することができず、実質的に配管の管径、長
さ及び内部状況の検知ができないのが実情である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
するための具体的手段として、本発明は、既設給水配管
の再生処理に先立って、配管内の水抜き工程が終了した
後に、乾燥したエアーを送り込んで乾燥工程を行い、該
乾燥工程において被再生配管内の通気による圧力を検出
することによって配管及び内部状況を検知することを特
徴とする被再生既設給水配管の状態検知方法を提供する
ものであり、前記内部圧力の検出は、入口側と出口側の
圧力差によって行うこと;及び配管の分岐部で便宜上分
割したブロック毎に行うこと;そして、これら内部圧力
の検出は、乾燥工程中に予備研磨を行ってから遂行する
ことを含むものである。
【0006】
【作用】水抜き工程後の乾燥工程で、乾燥したエアーを
通気させると、配管内に錆こぶ又はスケール等の障害物
によって空気抵抗が生じ、その空気抵抗は管径、長さ及
び障害物の度合いとによって異なることから、露出して
いて目視できる管径と空気抵抗、即ち通気による圧力の
値で内部の管径、長さ及び障害物の度合いが概ね検知で
きるのである。
【0007】
【実施例】次に本発明を図示の実施例により更に詳しく
説明する。1は1つの家庭における既設配管の一例を示
す全体図であり、該既設配管1の引込側2、即ちメータ
ーの取付側から分岐して、多数の吐出部側、例えばトイ
レ用配管3、洗面用配管4、浴室用配管5等の各配管が
なされていると共に、台所用配管6及びベランダ用配管
7等が更に分岐して配管されている。
【0008】このような既設配管1において、管更生を
行う場合に、引込側の止水栓を締めてメーターを取り外
すと共に、吐出部側の各蛇口等を取り外し、配管内部の
水を適宜手段により除去し、内部を乾燥させる。
【0009】既設配管の内部乾燥において、自然乾燥は
配管の状態及び作業性の点から不可能であるので、乾燥
エアー(熱風)を配管内に強制的に送り込んで乾燥を行
う。この場合に、引込側2に対して各吐出部側から乾燥
エアーを一斉に吹き込むようにし、風圧によって内部に
残っている水を引込側から強制的に吹き出させると共
に、乾燥エアーの供給を続けることで内部を乾燥させ
る。
【0010】内部乾燥に使用される設備、即ち装置とし
ては、例えば図2に示した構成のものが使用できる。同
図において、10は例えばエアータンクであり、該エア
ータンク10には、手動によって開閉できる複数の空気
ヘッダー又は分配バルブ11が装備されると共に、適宜
のコンプレッサー12が接続され、該コンプレッサー1
2との間には切り換えによって経路が選択できるヒータ
ー又は加熱手段13が接続されていて、乾燥工程時には
エアータンク10の内部が乾燥空気によって所定の圧力
に加圧された状態になる。
【0011】エアータンク10に設けた複数の空気ヘッ
ダー又は分配バルブ11には、夫々エアー取り出しホー
ス14が接続され、該各ホース14から圧縮された熱風
又は乾燥エアーが取り出される。
【0012】これらの各エアー供給ホース14には、適
宜の位置に圧力検知装置15が取り付けられると共に、
各自由端部にカムロック式の継手16が設けられてお
り、該継手により既設配管の各吐出部側に取り付けられ
た例えば作業管等にワンタッチで接続できるようになっ
ている。
【0013】前記圧力検知装置15は、図3に示したよ
うに、例えば一纏めにした状態で、圧力をアナログ又は
デジタル表示できる表示部17と、チャート表示部18
とを有し、操作者がそれらの表示を見ながら対応する各
エアー供給ホース14から供給されるエアー圧の状態を
目視により確認することができる。
【0014】また、図4に示したように、エアー供給ホ
ース14の接続に係る接続部材、即ちカムロック継手1
9が使用できる。このカムロック継手19は、3箇所の
接続部19a,19b,19cを有し、接続部19aを
配管の吐出部側に取り付けた作業管20に接続し、接続
部19bに接続されるエアー供給ホース14は圧力検知
ホースとなり、更に、接続部19cに研磨用ホース21
を接続できるようにしたものである。
【0015】このカムロック継手19は、既設配管の吐
出部側だけでなく、引込側にも同様にして取り付けるこ
とができる。つまり、引込側に取り付けることによっ
て、エアー供給ホース14が圧力検知ホースとなり、研
磨用ホース21が集塵ホースとなるのである。そして、
圧力検知ホースには前記同様の圧力検知装置が設けら
れ、集塵ホースの自由端部には集塵機が接続されるので
ある。
【0016】更に、カムロック継手19は、図5に示し
たように、ライニング工程の際にも使用できる。この場
合には、作業管20の他に塗料の収納部となる所謂アプ
ローチ管22が接続され、そのアプローチ管22に対し
てカムロック継手19が接続され、そのカムロック継手
19に対しライニング用送気ホース23及び圧力検知用
ホース24が接続される。
【0017】いずれにしても、既設配管1の引込側及び
吐出部側に、更生作業に必要な種々の供給手段及び検出
手段が簡単にワンタッチで接続できるように、3個以上
の接続部を有するカムロック継手19が利用される。
【0018】このような設備又は手段を使用して、実際
に既設配管1の内部状況を検知する場合に、配管内部の
水を抜いた後に行われる乾燥工程で、図2に示したよう
な乾燥設備又は装置のエアー供給ホース14を、図1で
示した配管の各吐出部に対して接続し、引込側2だけは
開放状態にして置く。
【0019】また、引込側2において圧力検出が行われ
る場合には、前述した通りに同様の接続がなされ、圧力
検知ホース及び集塵ホースが接続され、圧力検知ホース
には圧力検出装置が設けられ、集塵ホースは略オープン
な状態で集塵機に連結させてある。
【0020】そして、エアータンク10においてエアー
供給ホース14が接続されている対応した空気ヘッダー
又は分配バルブ11を操作して、設定した圧力で加熱乾
燥したエアーが各吐出部側から一斉に配管1内に供給さ
れ、該配管内部を通過して引込側2から排気される。
【0021】このように加熱乾燥したエアーを所定時間
通過させることにより、配管内部に付着浸透して残って
いる水分が蒸発し、配管内部が一応乾燥した状態にな
る。このエアー供給において、各吐出部側のエアー供給
ホース14の圧力検知装置15の圧力を読み取る。
【0022】圧力検知装置15においては、空気ヘッダ
ー又は分配バルブ11から設定した圧力で供給したエア
ー圧が、管径と長さとによってどの程度の圧力になるか
を予め算出して一応の基準値を算出しておき、被処理対
象の配管に対して、その基準値との比較によって配管内
部の状況を検出するのである。
【0023】基準値の算出については、例えば被処理対
象の配管図に基づいて、モデル配管を組み、そのモデル
配管に前記同様に設定したエアー圧のエアーを供給し
て、供給側のエアー圧を測定することによって算出す
る。なお、モデル配管を組むことなく、例えば管径及び
長さ等から予め計算によって算出することもできる。
【0024】そして、読み取られた圧力は基準値と比較
して、配管内部の状態、即ち障害物の状態を判定する。
つまり、被処理対象の配管内部にある障害物の量によっ
て通気の抵抗値が変動することを利用して、基準値に対
する検出圧力の差が大きくなればなる程、錆こぶ等の障
害物が多いと判定できるのである。
【0025】なお、引込側2に圧力検知装置15が取り
付けられており、エアーを供給する側、即ち入口側の圧
力と、エアーを排出する側、即ち出口側の圧力とを検出
し、その圧力差によって配管内部の状態を判定すること
ができる。この場合でも圧力差が大きくなればなる程、
配管の長さが長いか、錆こぶ等の障害物が多いと判定で
きる。
【0026】前記基準値を算出して配管内部の状況を判
定する場合、例えば、ベランダ用配管7において検出し
た圧力と基準値とを比較して、その内部状況を判断し、
また台所用配管6及びその他の浴室用配管5、洗面用配
管4及びトイレ用配管3等についても、同様に検出した
圧力と基準値とを順次比較して、夫々の配管内部の状況
を判定するのである。
【0027】また、検出した圧力と基準値との差が大き
く、被処理配管の内部が錆こぶ等の障害物によって著し
く閉塞しているか、又は配管の状態が設計図と違ってい
るような場合が稀にある。例えば、トイレ用配管3の検
出した圧力が異常であると判断できるような場合には、
そのトイレ用配管3について予備研磨を行って見る。
【0028】つまり、トイレ用配管3にカムロック継手
19を使用し、研磨用ホース21を接続して乾燥から研
磨経路に切り換え、他の吐出部側は全部閉状態にする。
そして、研磨経路においては、砂等の研磨材を配管の吐
出側から圧縮エアーと共に吹き込んで、トイレ用配管3
から引込側2に至る配管の内部を予備的に研磨する。こ
の場合に、圧縮エアーに対して研磨材を連続して供給す
ると、目詰まりを起こす虞れがあるので、間欠的に所定
のタイミングをもって所要量の研磨材を供給した方が良
い。
【0029】この予備研磨を所定時間行うことによっ
て、トイレ用配管3から引込側2に至る配管の内面に突
出している錆こぶ等の障害物の一部又はほとんどが除去
され、通気の状態が良くなる。なお、この予備研磨の時
間は、乾燥工程の際の状況により、その都度決定され
る。
【0030】所定の時間に渡る予備研磨工程後に、トイ
レ用配管3に再度エアー供給ホース14を接続し、且つ
他の吐出側のエアー供給を開にして前記同様に一斉にエ
アーの供給を行って、各吐出側の圧力を検出し、トイレ
用配管3の検出圧力と基準値と比較して配管の内部状況
及び配管状況を判定する。
【0031】配管の位置状況の検出について説明する
と、図1において、洗面用配管4が例えばトイレ用配管
3及び浴室用配管5のグループからの標準的な分岐点A
ではなく、仮想線で示したように、引込側2に近い位置
A′で分岐されている場合に、標準的なA点の圧力>
A′の圧力となり、またトイレ用配管3の圧力との関係
からして引込側2に近い位置で接続されていることが解
る。
【0032】また、トイレ用配管3及び浴室用配管5の
グループの分岐点Bが標準的な配管位置ではなく、例え
ば引込側2から遠い位置B′に偏っていた場合に、検出
した圧力が、標準的なB点の圧力<B′の圧力となり、
その分岐点が偏っていることが解る。
【0033】更に、トイレ用配管3あるいは洗面用配管
4の立ち上がり管が、極めて稀ではあるが、標準よりも
細かったり太かったりすると、入口側の圧力が標準より
も著しく高くなったり低くなったりし、それによってそ
の配管状態が判断又は検出できるのである。
【0034】これらの配管状態の検出は、その後の研磨
工程及びライニング工程において、研磨材及び塗料の供
給量等に影響するものであり、例えば検出圧力が高い入
口側において、標準的な量の研磨材を供給したりする
と、所謂目詰まりを起こす等の不都合が生ずる場合があ
る。従って、研磨材の供給量または供給の仕方に工夫を
凝らすようにしなければならない。
【0035】なお、研磨工程後においても圧力検出を行
い、研磨前に検出した圧力と比較することによって、配
管状態をより一層明確に把握でき、その後のライニング
工程においてライニングに適した所要風量の設定及び塗
料の供給量等に役立てることができる。
【0036】いずれにしても、乾燥工程において、乾燥
エアーの供給による圧力、又は予備研磨後のエアー供給
圧を検出することにより、配管の状態と内部の錆こぶ、
スケール等の障害物の状況を検知することができ、それ
によって適正な研磨工程及びライニング工程を遂行する
ことができるのである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る被再
生既設給水配管の状態検知方法は、既設給水配管の再生
処理に先立って、配管内の水抜き工程が終了した後に、
乾燥したエアーを送り込んで乾燥工程を行い、該乾燥工
程において被再生配管内の通気による圧力を検出するこ
とによって配管及び内部状況を検知するようにしたこと
により、その検知に基づいて、その後の研磨工程及びラ
イニング工程における風量の設定、研磨材の供給手法と
量、及び塗料の供給量等が適性に行われるように設定す
ることができるという優れた効果を奏する。
【0038】また、前記内部圧力の検出は、入口側と出
口側の圧力差によって行うこと、及び配管の分岐部で便
宜上分割したブロック毎に行うことによって、正確に配
管状態及び内部の状況とが検知できるという優れた効果
を奏する。
【0039】更に、これら内部圧力の検出は、乾燥工程
中に予備研磨を行ってから遂行することにより、更に一
層正確に配管状態及び内部の状況とが検知できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被再生既設給水配管の状態検知方
法を実施する一例を示す既設配管の略示的説明図であ
る。
【図2】同実施例の検知方法に使用されるエアー供給装
置を略示的に示した説明図である。
【図3】同実施例の検知方法に使用される圧力検知装置
の一例を示す略示的正面図である。
【図4】同実施例の検知方法においてエアー供給ホース
の接続状態を示す略示的斜視図である。
【図5】同実施例の検知方法において、その後のライニ
ング工程時のエアー供給ホースの接続状態を示す略示的
斜視図である。
【符号の説明】
1 既設配管 2 引込側 3 トイレ用配管 4 洗面用配管 5 浴室用配管 6 台所用配管 7 ベランダ用配管 10 エアータンク 11 空気ヘッダー又は分配バルブ 12 コンプレッサー 13 加熱手段 14 エアー供給ホース 15 圧力検知装置 16 継手 17 デジタル表示部 18 チャート表示部 19 カムロック式継手 19a,19b,19c 接続部 20 作業管 21 研磨用ホース 22 アプローチ管 23 ライニング用送気ホース 24 圧力検知用ホース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設給水配管の再生処理に先立って、配
    管内の水抜き工程が終了した後に、乾燥したエアーを送
    り込んで乾燥工程を行い、該乾燥工程において被再生配
    管内の通気による圧力を検出することによって配管及び
    内部状況を検知することを特徴とする被再生既設給水配
    管の状態検知方法。
  2. 【請求項2】 内部圧力の検出は、入口側と出口側の圧
    力差によって行うことを特徴とする請求項1に記載の被
    再生既設給水配管の状態検知方法。
  3. 【請求項3】 内部圧力の検出は、配管の分岐部で便宜
    上分割したブロック毎に行うことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の被再生既設給水配管の状態検知方法。
  4. 【請求項4】 内部圧力の検出は、乾燥工程中に予備研
    磨を行ってから遂行することを特徴とする請求項1、2
    又は3に記載の被再生既設給水配管の状態検知方法。
JP3666795A 1995-02-24 1995-02-24 被再生既設給水管の状態検知方法 Expired - Lifetime JP2756421B2 (ja)

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