JPH08234464A - 背面露光感光体及びその製造方法 - Google Patents
背面露光感光体及びその製造方法Info
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- JPH08234464A JPH08234464A JP6493195A JP6493195A JPH08234464A JP H08234464 A JPH08234464 A JP H08234464A JP 6493195 A JP6493195 A JP 6493195A JP 6493195 A JP6493195 A JP 6493195A JP H08234464 A JPH08234464 A JP H08234464A
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- Japan
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- substrate
- polymethylpentene
- exposure
- film
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 背面露光感光体の透明基体をポリメチルペン
テンとし、例えば内型と少なくとも2枚の外型を用いて
円筒状に成型し、2枚の外型間のパーティングラインを
研磨して除き、クロロホルム溶媒で平滑化する。基体に
ITO膜等の透明電極を形成し、クロロホルム溶媒を用
いて光キャリア発生層を成膜し、次いでキャリア輸送層
を成膜する。 【効果】 ポリメチルペンテンは筒状に成形できてうね
りがなく、透明度が高い。またポリメチルペンテンはク
ロロホルム溶媒に耐えるため、任意の感光体膜を成膜で
きる。
テンとし、例えば内型と少なくとも2枚の外型を用いて
円筒状に成型し、2枚の外型間のパーティングラインを
研磨して除き、クロロホルム溶媒で平滑化する。基体に
ITO膜等の透明電極を形成し、クロロホルム溶媒を用
いて光キャリア発生層を成膜し、次いでキャリア輸送層
を成膜する。 【効果】 ポリメチルペンテンは筒状に成形できてうね
りがなく、透明度が高い。またポリメチルペンテンはク
ロロホルム溶媒に耐えるため、任意の感光体膜を成膜で
きる。
Description
【0001】
【発明の利用分野】この発明は、背面露光感光体とその
製造方法に関する。
製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】感光体の内部にLEDヘッド等の露光ヘッ
ドを収容し、背面から露光するようにした背面露光感光
体は周知である。従来、背面露光感光体の透明基体には
ガラスが検討されてきたが、ガラスは高価であり、かつ
形状精度が低いため印画品質に欠ける。形状精度に欠け
るのは、ガラス基体の断面が真円からずれるため真円度
が低いことと、ガラス基体にはうねりが有り、軸方向に
沿って表面が直線からずれていることとのためである。
真円度を向上させうねりを除くには、ガラス基体の表面
を研磨することになるが、ガラスの研磨は極めて難し
く、研磨に長時間を要すると共に、加工コストを増加さ
せる。
ドを収容し、背面から露光するようにした背面露光感光
体は周知である。従来、背面露光感光体の透明基体には
ガラスが検討されてきたが、ガラスは高価であり、かつ
形状精度が低いため印画品質に欠ける。形状精度に欠け
るのは、ガラス基体の断面が真円からずれるため真円度
が低いことと、ガラス基体にはうねりが有り、軸方向に
沿って表面が直線からずれていることとのためである。
真円度を向上させうねりを除くには、ガラス基体の表面
を研磨することになるが、ガラスの研磨は極めて難し
く、研磨に長時間を要すると共に、加工コストを増加さ
せる。
【0003】発明者はこのような問題を解決するため、
ガラスに代わる透明基体材料を検討した。しかしほとん
どのプラスチックが感光体膜の成膜工程で使用するクロ
ロホルム溶媒に侵され、使用できなかった。例えばアク
リル樹脂はクロロホルムに侵され、耐薬品性の高いポリ
カーボネートでもクロロホルムに侵され、”ゼオネック
ス”(日本ゼオン株式会社製、”ゼオネックス”は商品
名)やアペル(三井石油化学工業株式会社製、”アペ
ル”は商品名)等のプラスチックもクロロホルムに侵さ
れ、使用できなかった。
ガラスに代わる透明基体材料を検討した。しかしほとん
どのプラスチックが感光体膜の成膜工程で使用するクロ
ロホルム溶媒に侵され、使用できなかった。例えばアク
リル樹脂はクロロホルムに侵され、耐薬品性の高いポリ
カーボネートでもクロロホルムに侵され、”ゼオネック
ス”(日本ゼオン株式会社製、”ゼオネックス”は商品
名)やアペル(三井石油化学工業株式会社製、”アペ
ル”は商品名)等のプラスチックもクロロホルムに侵さ
れ、使用できなかった。
【0004】
【発明の課題】この発明の基本的課題は、 1) 円筒状等の任意の形状に成形でき、 2) 円筒状に成形した場合、真円度が高くうねりが少な
いため、高品位の画像を得ることができ、 3) 透明度が高いため背面露光が容易で、 4) 離型性が高いため成形が容易で、 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるた
め、任意の感光体膜を成膜できる、 背面露光感光体を提供すること(請求項1,2)と、そ
の製造方法を提供することにある(請求項3,4)。請
求項2での追加の課題は、基体からの型抜きを容易にす
ることにある。請求項4での追加の課題は、パーティン
グラインの除去方法を提供することにある。
いため、高品位の画像を得ることができ、 3) 透明度が高いため背面露光が容易で、 4) 離型性が高いため成形が容易で、 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるた
め、任意の感光体膜を成膜できる、 背面露光感光体を提供すること(請求項1,2)と、そ
の製造方法を提供することにある(請求項3,4)。請
求項2での追加の課題は、基体からの型抜きを容易にす
ることにある。請求項4での追加の課題は、パーティン
グラインの除去方法を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】この発明は、露光ヘッドをその内部に収
容して背面から露光するための、透明基体と透明電極と
感光体膜とを備えた背面露光感光体において、前記透明
基体をポリメチルペンテンで構成したことを特徴とす
る。ここにポリメチルペンテンは図3の右上に示した化
学式を有するポリマーで、例えばプロピレンを2量化し
て4−メチルペンテン−1とし、この4−メチルペンテ
ン−1を重合させて製造する。ポリメチルペンテンの特
徴は、以下の点に有る。 1) 円筒等の任意の形状に成形でき、またシート状にも
成形できる。 2) 円筒状に成形した場合、真円度が高くうねりが少な
いため、高品位の画像を得ることができる。 3) 透明度が高い。 4) 離型性が高いため成形が容易である。 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるの
で、任意の感光体膜を成膜できる。
容して背面から露光するための、透明基体と透明電極と
感光体膜とを備えた背面露光感光体において、前記透明
基体をポリメチルペンテンで構成したことを特徴とす
る。ここにポリメチルペンテンは図3の右上に示した化
学式を有するポリマーで、例えばプロピレンを2量化し
て4−メチルペンテン−1とし、この4−メチルペンテ
ン−1を重合させて製造する。ポリメチルペンテンの特
徴は、以下の点に有る。 1) 円筒等の任意の形状に成形でき、またシート状にも
成形できる。 2) 円筒状に成形した場合、真円度が高くうねりが少な
いため、高品位の画像を得ることができる。 3) 透明度が高い。 4) 離型性が高いため成形が容易である。 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるの
で、任意の感光体膜を成膜できる。
【0006】ポリメチルペンテン基体は好ましくは筒状
に成形するが、従来のOPC感光体と同様にシート状等
にしても良い。ポリメチルペンテン基体を筒状に成形す
る場合、例えば内型と外型とを用い、射出成形等により
基体を成形する。型抜きを容易にするため、好ましくは
円筒状の基体の外表面あるいは内表面にテーパーを設
け、基体の外表面あるいは内表面を基体の中心軸に対し
て直線状に傾斜させる。内型を例えば右に抜く場合、基
体の内径を左側で小さく右側で大きくし、この間内表面
に直線状のテーパーを設ける。また外型を例えば左側に
抜く場合、基体の外径を右側で大きく左側で小さくし、
外表面に沿ったテーパーを設ける。テーパーは好ましく
は内表面と外表面の双方に設け、基体の肉厚を軸方向に
一定とする。また好ましくは、紙送り機構や現像器等と
感光体との位置決めを容易にするため、基体の外表面に
はテーパーを設けず、テーパーの無い円筒状とし、内表
面にのみテーパーを設けて内型の型抜きを容易にする。
なお外型を基体の軸方向に垂直にではなく、部分的にで
も基体の軸方向に沿って抜けば、基体の一端に感光体の
回転駆動用のギア部を一体に成形することもできる。
に成形するが、従来のOPC感光体と同様にシート状等
にしても良い。ポリメチルペンテン基体を筒状に成形す
る場合、例えば内型と外型とを用い、射出成形等により
基体を成形する。型抜きを容易にするため、好ましくは
円筒状の基体の外表面あるいは内表面にテーパーを設
け、基体の外表面あるいは内表面を基体の中心軸に対し
て直線状に傾斜させる。内型を例えば右に抜く場合、基
体の内径を左側で小さく右側で大きくし、この間内表面
に直線状のテーパーを設ける。また外型を例えば左側に
抜く場合、基体の外径を右側で大きく左側で小さくし、
外表面に沿ったテーパーを設ける。テーパーは好ましく
は内表面と外表面の双方に設け、基体の肉厚を軸方向に
一定とする。また好ましくは、紙送り機構や現像器等と
感光体との位置決めを容易にするため、基体の外表面に
はテーパーを設けず、テーパーの無い円筒状とし、内表
面にのみテーパーを設けて内型の型抜きを容易にする。
なお外型を基体の軸方向に垂直にではなく、部分的にで
も基体の軸方向に沿って抜けば、基体の一端に感光体の
回転駆動用のギア部を一体に成形することもできる。
【0007】この発明の背面露光感光体を円筒状に成形
する場合、例えば内型と少なくとも2枚の外型とを用い
て、ポリメチルペンテンからなる透明な円筒状の基体を
成形し、該ポリメチルペンテン基体の外表面に透明電極
を形成した後、少なくともその一部の工程にハロゲン化
炭化水素系溶媒を用いて感光体膜を成膜する。ここにハ
ロゲン化炭化水素系溶媒としては、実施例に示すクロロ
ホルム(CHCl3)の他に、例えば各種フレオン等の
ハロン系溶媒が有り、これらの溶媒は溶解力が高く、ア
クリル樹脂は当然のこと、ポリカーボネート樹脂等の耐
薬品性の高い樹脂をも侵してしまう。しかしながらポリ
メチルペンテンは例外的にクロロホルム等に耐え、感光
体膜の成膜にクロロホルム溶媒を用いることができる。
このため任意の感光体膜を用いることができ、印画品質
を向上させることができる。
する場合、例えば内型と少なくとも2枚の外型とを用い
て、ポリメチルペンテンからなる透明な円筒状の基体を
成形し、該ポリメチルペンテン基体の外表面に透明電極
を形成した後、少なくともその一部の工程にハロゲン化
炭化水素系溶媒を用いて感光体膜を成膜する。ここにハ
ロゲン化炭化水素系溶媒としては、実施例に示すクロロ
ホルム(CHCl3)の他に、例えば各種フレオン等の
ハロン系溶媒が有り、これらの溶媒は溶解力が高く、ア
クリル樹脂は当然のこと、ポリカーボネート樹脂等の耐
薬品性の高い樹脂をも侵してしまう。しかしながらポリ
メチルペンテンは例外的にクロロホルム等に耐え、感光
体膜の成膜にクロロホルム溶媒を用いることができる。
このため任意の感光体膜を用いることができ、印画品質
を向上させることができる。
【0008】ここで成形型に内型と少なくとも2枚の外
型を用いると、2枚の外型の境界で基体に段差(パーテ
ィングライン)が生じる。パーティングラインは2枚の
外型を精密に位置合わせすることが困難なため生じ、基
体の形状精度を低下させて、印画品質を低下させる。パ
ーティングラインを除くには例えば外型を一枚型とし、
この場合、基体の外表面にテーパーを設けて外型の型抜
きを容易にすることが好ましい。あるいはまた外型を少
なくとも2枚の型で構成し、基体の外表面に生じたパー
ティングラインを透明電極の形成前に研磨して除き、次
いで基体外表面を溶媒で侵食して平滑化することが好ま
しい。この溶媒には感光体膜の成膜に用いた溶媒、例え
ばクロロホルム、の他に、基体に対して侵食性の有る溶
媒を用いる。
型を用いると、2枚の外型の境界で基体に段差(パーテ
ィングライン)が生じる。パーティングラインは2枚の
外型を精密に位置合わせすることが困難なため生じ、基
体の形状精度を低下させて、印画品質を低下させる。パ
ーティングラインを除くには例えば外型を一枚型とし、
この場合、基体の外表面にテーパーを設けて外型の型抜
きを容易にすることが好ましい。あるいはまた外型を少
なくとも2枚の型で構成し、基体の外表面に生じたパー
ティングラインを透明電極の形成前に研磨して除き、次
いで基体外表面を溶媒で侵食して平滑化することが好ま
しい。この溶媒には感光体膜の成膜に用いた溶媒、例え
ばクロロホルム、の他に、基体に対して侵食性の有る溶
媒を用いる。
【0009】
【発明の作用】この発明では、背面露光感光体の透明基
体にポリメチルペンテンを用いる。ポリメチルペンテン
は前記のように、 1) 円筒等の任意の形状に成形でき、 2) 円筒状に成形した場合に真円度が高くうねりが少な
いため、高品位の画像を得ることができ、 3) 透明度が高く、 4) 離型性が高いため成形が容易で、 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるの
で、任意の感光体膜を用いることができる。
体にポリメチルペンテンを用いる。ポリメチルペンテン
は前記のように、 1) 円筒等の任意の形状に成形でき、 2) 円筒状に成形した場合に真円度が高くうねりが少な
いため、高品位の画像を得ることができ、 3) 透明度が高く、 4) 離型性が高いため成形が容易で、 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるの
で、任意の感光体膜を用いることができる。
【0010】基体を円筒状にする場合、基体の外表面あ
るいは内表面、もしくはその双方に、テーパーを設けれ
ば、容易に型抜きができる。ここで外表面にテーパーを
設けて外型を1枚型にすれば、外表面へのパーティング
ラインの発生を防止できる。さらに外表面と内表面の双
方にテーパーを設け、かつ基体の肉厚を一定にすれば、
内型の型抜きも容易で、肉厚が一定なため内表面への露
光ヘッドの距離をスペースコロ等で一定にすれば高品位
の印画品質が得られる。また基体の外表面にはテーパー
を設けず、テーパーの無い円筒状とし、内表面にのみテ
ーパーを設ければ、紙送り機構や現像器等と感光体との
位置決めが容易になり、かつ内型の型抜きが容易にな
る。なお透明基体の一端にギア部を基体と一体に成形す
れば、感光体の駆動用のギア部を成形と同時に設けるこ
ともできる。
るいは内表面、もしくはその双方に、テーパーを設けれ
ば、容易に型抜きができる。ここで外表面にテーパーを
設けて外型を1枚型にすれば、外表面へのパーティング
ラインの発生を防止できる。さらに外表面と内表面の双
方にテーパーを設け、かつ基体の肉厚を一定にすれば、
内型の型抜きも容易で、肉厚が一定なため内表面への露
光ヘッドの距離をスペースコロ等で一定にすれば高品位
の印画品質が得られる。また基体の外表面にはテーパー
を設けず、テーパーの無い円筒状とし、内表面にのみテ
ーパーを設ければ、紙送り機構や現像器等と感光体との
位置決めが容易になり、かつ内型の型抜きが容易にな
る。なお透明基体の一端にギア部を基体と一体に成形す
れば、感光体の駆動用のギア部を成形と同時に設けるこ
ともできる。
【0011】ポリメチルペンテンは耐薬品性が高いの
で、クロロホルム等のハロン系溶媒に耐え、従って任意
の感光体膜を成膜できる。さらに、外型を2枚型等の分
割型とした際に外型の境界に生じるパーティングライン
を研磨で除き、研磨で生じた粗れをクロロホルム等のポ
リメチルペンテンへの侵食性のある溶剤で除けば、パー
ティングラインによる画像品位の低下を防止できる。ク
ロロホルムはポリメチルペンテンを僅かに溶解し、基体
自体を変形あるいは膨潤させずに、表面を平滑化するこ
とができる。
で、クロロホルム等のハロン系溶媒に耐え、従って任意
の感光体膜を成膜できる。さらに、外型を2枚型等の分
割型とした際に外型の境界に生じるパーティングライン
を研磨で除き、研磨で生じた粗れをクロロホルム等のポ
リメチルペンテンへの侵食性のある溶剤で除けば、パー
ティングラインによる画像品位の低下を防止できる。ク
ロロホルムはポリメチルペンテンを僅かに溶解し、基体
自体を変形あるいは膨潤させずに、表面を平滑化するこ
とができる。
【0012】
【実施例】図1〜図4に最初の実施例を示し、図1に背
面露光感光体の使用状態を示す。図1において、2は実
施例の背面露光感光体で、4はポリメチルペンテンから
なる透明基体で、透明度を保つためフィラー等の無機物
は添加していない。ポリメチルペンテンは図3の右上に
示した化学式を持ち、プロピレンを2量化させて4−メ
チルペンテン−1とし、これを重合させて得ることがで
きる。ポリメチルペンテンはペレット状のものを入手で
き、(例えば三井石油化学工業株式会社製の”TP
X”,”TPX”は登録商標)、射出成形等により円筒
状の基体4に成形する。ポリメチルペンテンは耐薬品性
が高く、クロロホルム等のハロン系溶媒にも耐え、例え
ばクロロホルムでの溶解速度は、常温で1時間当たり1
00μm程度に過ぎない。ポリメチルポペンテンは実施
例に示す円筒状の他にシート状にも成形できるが、円筒
状に成形することが特に好ましく、小径で真円度が高く
うねりがない円筒状の基体4を得ることができる。6は
ITO膜(In−Snの酸化物膜)等の透明電極で、8
は感光体膜で、光キャリア発生層とキャリア輸送層の少
なくとも2層からなり、ポリメチルペンテン基体4の耐
薬品性が高いため、材質に制限はない。
面露光感光体の使用状態を示す。図1において、2は実
施例の背面露光感光体で、4はポリメチルペンテンから
なる透明基体で、透明度を保つためフィラー等の無機物
は添加していない。ポリメチルペンテンは図3の右上に
示した化学式を持ち、プロピレンを2量化させて4−メ
チルペンテン−1とし、これを重合させて得ることがで
きる。ポリメチルペンテンはペレット状のものを入手で
き、(例えば三井石油化学工業株式会社製の”TP
X”,”TPX”は登録商標)、射出成形等により円筒
状の基体4に成形する。ポリメチルペンテンは耐薬品性
が高く、クロロホルム等のハロン系溶媒にも耐え、例え
ばクロロホルムでの溶解速度は、常温で1時間当たり1
00μm程度に過ぎない。ポリメチルポペンテンは実施
例に示す円筒状の他にシート状にも成形できるが、円筒
状に成形することが特に好ましく、小径で真円度が高く
うねりがない円筒状の基体4を得ることができる。6は
ITO膜(In−Snの酸化物膜)等の透明電極で、8
は感光体膜で、光キャリア発生層とキャリア輸送層の少
なくとも2層からなり、ポリメチルペンテン基体4の耐
薬品性が高いため、材質に制限はない。
【0013】ポリメチルペンテン基体4の内部には、L
EDヘッド等の露光ヘッド10を設け、12はそのレン
ズで、感光体膜8に光を結像させて露光する。14は現
像器で、例えば露光位置の付近に配置して露光と現像と
をほぼ同時に行い、16は転写ローラである。
EDヘッド等の露光ヘッド10を設け、12はそのレン
ズで、感光体膜8に光を結像させて露光する。14は現
像器で、例えば露光位置の付近に配置して露光と現像と
をほぼ同時に行い、16は転写ローラである。
【0014】感光体2の製造方法を、図2,図3により
説明する。例えば内型と外型の2種の金型を用いて、基
体4を射出成形する。ポリメチルペンテンは任意の形状
に成形でき、また離型性が高いので、成形後の形状精度
が高い。基体4を円筒状に成形した場合、後述のパーテ
ィングラインの問題を除いて形状精度は高く、真円への
修正やうねりの除去無しで使用できる。得られた基体4
に例えば活性反応蒸着でITOの透明電極6を例えば厚
さ0.1μmに成膜し、次いで感光体膜8を成膜する。
説明する。例えば内型と外型の2種の金型を用いて、基
体4を射出成形する。ポリメチルペンテンは任意の形状
に成形でき、また離型性が高いので、成形後の形状精度
が高い。基体4を円筒状に成形した場合、後述のパーテ
ィングラインの問題を除いて形状精度は高く、真円への
修正やうねりの除去無しで使用できる。得られた基体4
に例えば活性反応蒸着でITOの透明電極6を例えば厚
さ0.1μmに成膜し、次いで感光体膜8を成膜する。
【0015】感光体膜8の成膜は例えば図2のようにし
て行い、20は感光体膜の材料液を充した含浸槽であ
る。光キャリア発生層の成膜では、含浸槽20に例えば
有効性分のチタニルフタロシアニンとバインダーのポリ
ビニルブチラールとをクロロホルム溶媒に分散させた液
を充し、透明電極6の成膜後の基体4を浸し、例えば引
き上げ速度約140mm/分で引き上げ、減圧下に50
〜60℃程度で乾燥して、1〜3μm程度の厚さに成膜
する。光キャリア発生層の材料は任意であるが、この発
明ではチタニルフタロシアニン系等の、クロロホルム溶
媒を必要とするものも使用でき、材料に制限が無い。次
に、例えば4−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフェ
ニルヒドラゾンとポリシリコンとバインダーのビスフェ
ノールAポリマーのトルエン溶液に基体4を浸し、例え
ば60mm/分程度の速度で引き上げて、減圧下に10
0℃程度で乾燥し、例えば20μm厚程度のキャリア発
生層を成膜して、感光体膜8を完成する。感光体膜8の
材料や成膜法は任意で、含浸の他に塗布等を用いても良
い。クロロホルム溶媒はチタニルフタロシアニンを分散
させるために必要で、溶解力の低いアセトンやトルエン
等ではチタニルフタロシアニンは分散しない。なおクロ
ロホルムに変えて、他のハロン系溶媒を用いても良い。
ポリメチルペンテン基体4は溶解力の高いクロロホルム
に耐えるので、ほぼ任意の感光体膜を用いることが出来
る。
て行い、20は感光体膜の材料液を充した含浸槽であ
る。光キャリア発生層の成膜では、含浸槽20に例えば
有効性分のチタニルフタロシアニンとバインダーのポリ
ビニルブチラールとをクロロホルム溶媒に分散させた液
を充し、透明電極6の成膜後の基体4を浸し、例えば引
き上げ速度約140mm/分で引き上げ、減圧下に50
〜60℃程度で乾燥して、1〜3μm程度の厚さに成膜
する。光キャリア発生層の材料は任意であるが、この発
明ではチタニルフタロシアニン系等の、クロロホルム溶
媒を必要とするものも使用でき、材料に制限が無い。次
に、例えば4−ジエチルアミノベンズアルデヒドジフェ
ニルヒドラゾンとポリシリコンとバインダーのビスフェ
ノールAポリマーのトルエン溶液に基体4を浸し、例え
ば60mm/分程度の速度で引き上げて、減圧下に10
0℃程度で乾燥し、例えば20μm厚程度のキャリア発
生層を成膜して、感光体膜8を完成する。感光体膜8の
材料や成膜法は任意で、含浸の他に塗布等を用いても良
い。クロロホルム溶媒はチタニルフタロシアニンを分散
させるために必要で、溶解力の低いアセトンやトルエン
等ではチタニルフタロシアニンは分散しない。なおクロ
ロホルムに変えて、他のハロン系溶媒を用いても良い。
ポリメチルペンテン基体4は溶解力の高いクロロホルム
に耐えるので、ほぼ任意の感光体膜を用いることが出来
る。
【0016】発明者は、透明基体4の材料としてポリメ
チルペンテン以外のものも検討したが、アクリル樹脂,
ポリカーボネート樹脂,ゼオネックス樹脂(日本ゼオン
株式会社製,”ゼオネックス”は商品名),アペル樹脂
(三井石油化学工業株式会社製,”アペル”は商品名)
等、ポリメチルペンテン以外の樹脂は全て、光キャリア
発生層の成膜でクロロホルム溶媒に侵され使用できなか
った。またポリメチルペンテンのクロロホルムによる侵
食速度は、常温で100μm/時程度で、光キャリア発
生層の成膜時のクロロホルム溶媒との接触時間は、引き
上げ速度が140mm/分であるため、基体4の長さを
20cmとして2〜3分程度で、侵食量は少ない。次に
ポリメチルペンテンは透明度が高く、例えば波長600
nmでの透過率は、透明度の高いポリメチルメタアクリ
レートよりも高い。そしてポリメチルメタアクリレート
はクロロホルムに侵されるため、使用できなかった。
チルペンテン以外のものも検討したが、アクリル樹脂,
ポリカーボネート樹脂,ゼオネックス樹脂(日本ゼオン
株式会社製,”ゼオネックス”は商品名),アペル樹脂
(三井石油化学工業株式会社製,”アペル”は商品名)
等、ポリメチルペンテン以外の樹脂は全て、光キャリア
発生層の成膜でクロロホルム溶媒に侵され使用できなか
った。またポリメチルペンテンのクロロホルムによる侵
食速度は、常温で100μm/時程度で、光キャリア発
生層の成膜時のクロロホルム溶媒との接触時間は、引き
上げ速度が140mm/分であるため、基体4の長さを
20cmとして2〜3分程度で、侵食量は少ない。次に
ポリメチルペンテンは透明度が高く、例えば波長600
nmでの透過率は、透明度の高いポリメチルメタアクリ
レートよりも高い。そしてポリメチルメタアクリレート
はクロロホルムに侵されるため、使用できなかった。
【0017】図4により、パーティングラインの問題を
説明する。22が下側の外型,24が上型の外型とし、
外側の金型に2枚型を用い、26が内側の金型とする。
そしてこれらの隙間にポリメチルペンテンを射出成形
し、内型26を軸方向に抜き、外型22,24を上下に
抜いて、基体4を取り出す。外型22,24を厳密に位
置合わせすることは不可能なので、外型22,24のず
れのため、10μm程度の段差が外型22,24の合わ
せ目に生じる。これがパーティングライン28,28で
ある。10μm程度のパーティングライン28,28で
も印画品質に悪影響を及ぼすため、パーティングライン
28,28の部分を機械加工で研磨し、これによって生
じる表面の粗れを溶媒で粗れ部を溶解して取り除く。溶
媒にはクロロホルムの他に各種のハロンや、トルエン等
のポリメチルペンテンに対して弱い溶解力のある溶媒を
用い、光キャリア発生層の成膜と溶媒を共通にするた
め、クロロホルム溶媒が好ましい。また実施例では基体
4をクロロホルムを充した含浸槽20に浸すが、含浸槽
20を用いずクロロホルムを吹き付けて表面を平滑化さ
せても良い。
説明する。22が下側の外型,24が上型の外型とし、
外側の金型に2枚型を用い、26が内側の金型とする。
そしてこれらの隙間にポリメチルペンテンを射出成形
し、内型26を軸方向に抜き、外型22,24を上下に
抜いて、基体4を取り出す。外型22,24を厳密に位
置合わせすることは不可能なので、外型22,24のず
れのため、10μm程度の段差が外型22,24の合わ
せ目に生じる。これがパーティングライン28,28で
ある。10μm程度のパーティングライン28,28で
も印画品質に悪影響を及ぼすため、パーティングライン
28,28の部分を機械加工で研磨し、これによって生
じる表面の粗れを溶媒で粗れ部を溶解して取り除く。溶
媒にはクロロホルムの他に各種のハロンや、トルエン等
のポリメチルペンテンに対して弱い溶解力のある溶媒を
用い、光キャリア発生層の成膜と溶媒を共通にするた
め、クロロホルム溶媒が好ましい。また実施例では基体
4をクロロホルムを充した含浸槽20に浸すが、含浸槽
20を用いずクロロホルムを吹き付けて表面を平滑化さ
せても良い。
【0018】
【実施例2】図5に第2の実施例を示す。なお実施例2
〜4において、特に指摘した点以外は図1〜図4の実施
例と同様に実施すれば良い。図において、30は外型
で、ここでは1枚型とするが、2枚型22,24を用い
ても良く、34は新たなポリメチルペンテン透明基体
で、その一端にギア部36を一体成形し、ギア部を別途
に形成して嵌め合わせる必要をなくす。そしてこの結
果、基体4に対するギア部の取付誤差による画像品位の
低下が解消し、かつ感光体の製造工程数と部品数とが減
少する。
〜4において、特に指摘した点以外は図1〜図4の実施
例と同様に実施すれば良い。図において、30は外型
で、ここでは1枚型とするが、2枚型22,24を用い
ても良く、34は新たなポリメチルペンテン透明基体
で、その一端にギア部36を一体成形し、ギア部を別途
に形成して嵌め合わせる必要をなくす。そしてこの結
果、基体4に対するギア部の取付誤差による画像品位の
低下が解消し、かつ感光体の製造工程数と部品数とが減
少する。
【0019】1枚型30は例えば図の左側に抜き、内型
26はギア部36の右側面を封止するので、外型30と
反対側の右側に抜く。1枚型30を用いる場合にはパー
ティングラインは生じず、研磨やクロロホルムによる平
滑化は不要である。外型を2枚型22,24で形成する
場合、ギア部36に対応する窪みを型22,24に設
け、かつ型22,24を一旦図の左側に移動させてギア
部36から外した後に、例えば図の上下、あるいはその
まま最後まで左に移動させて、型抜きする。2枚型2
2,24を用いる場合には、実施例1と同様にして基体
34の外表面を研磨してパーティングラインを除き、ク
ロロホルム等で侵食させて、研磨後の表面を平滑化す
る。
26はギア部36の右側面を封止するので、外型30と
反対側の右側に抜く。1枚型30を用いる場合にはパー
ティングラインは生じず、研磨やクロロホルムによる平
滑化は不要である。外型を2枚型22,24で形成する
場合、ギア部36に対応する窪みを型22,24に設
け、かつ型22,24を一旦図の左側に移動させてギア
部36から外した後に、例えば図の上下、あるいはその
まま最後まで左に移動させて、型抜きする。2枚型2
2,24を用いる場合には、実施例1と同様にして基体
34の外表面を研磨してパーティングラインを除き、ク
ロロホルム等で侵食させて、研磨後の表面を平滑化す
る。
【0020】
【実施例3】図1〜図4の実施例では、基体4の研磨と
クロロホルム等での平滑化処理が必要である。この問題
に対しては、基体の外表面にテーパーを設けて外型30
の型抜きを容易にし、最初からパーティングラインが生
じないようにすれば良い。このような例を図6に示す。
図において、42は新たな背面露光感光体で、44は外
表面と内表面の双方にテーパーを設けたポリメチルペン
テン透明基体で、46,46は一対のスペースコロであ
る。スペースコロ46,46で定まるLEDヘッド10
と基体44の内表面との距離tl,trは一定である。ま
た基体44は、テーパーを設けた他は、図5の基体34
と同様で、基体44の肉厚は一定である。そしてテーパ
ーは例えばその傾きを1/300程度とし、基体44の
長さを300mmとして、基体44の右端は左端に比べ
半径が1mm程度大きくなる。このようにすれば1枚型
30と内型26とを容易に抜くことができ、2枚型2
2,24の境目でのパーティングラインは発生せず、か
つギア部36の形成もさらに容易になる。
クロロホルム等での平滑化処理が必要である。この問題
に対しては、基体の外表面にテーパーを設けて外型30
の型抜きを容易にし、最初からパーティングラインが生
じないようにすれば良い。このような例を図6に示す。
図において、42は新たな背面露光感光体で、44は外
表面と内表面の双方にテーパーを設けたポリメチルペン
テン透明基体で、46,46は一対のスペースコロであ
る。スペースコロ46,46で定まるLEDヘッド10
と基体44の内表面との距離tl,trは一定である。ま
た基体44は、テーパーを設けた他は、図5の基体34
と同様で、基体44の肉厚は一定である。そしてテーパ
ーは例えばその傾きを1/300程度とし、基体44の
長さを300mmとして、基体44の右端は左端に比べ
半径が1mm程度大きくなる。このようにすれば1枚型
30と内型26とを容易に抜くことができ、2枚型2
2,24の境目でのパーティングラインは発生せず、か
つギア部36の形成もさらに容易になる。
【0021】感光体42の径がテーパー方向に変化する
ので、LEDヘッド10と感光体膜8との距離を一定に
する必要が生じる。そこで実施例ではスペースコロ4
6,46をLEDヘッド10に設け、基体44の内表面
とLEDヘッド10との間隔を一定にする。例えば図の
ように、ヘッド10の左端での基体44の内表面とヘッ
ド10との間隔tlを、右端での間隔trと同じにすれ
ば、テーパーが直線状で、かつ基体44の肉厚が一定で
あるため、基体44の内表面とLEDヘッド10との間
隔は一定になる。従って基体44にテーパーを設けて
も、露光性能には影響しない。
ので、LEDヘッド10と感光体膜8との距離を一定に
する必要が生じる。そこで実施例ではスペースコロ4
6,46をLEDヘッド10に設け、基体44の内表面
とLEDヘッド10との間隔を一定にする。例えば図の
ように、ヘッド10の左端での基体44の内表面とヘッ
ド10との間隔tlを、右端での間隔trと同じにすれ
ば、テーパーが直線状で、かつ基体44の肉厚が一定で
あるため、基体44の内表面とLEDヘッド10との間
隔は一定になる。従って基体44にテーパーを設けて
も、露光性能には影響しない。
【0022】
【実施例4】基体の内表面にのみテーパーを設け内型2
6の型抜きを容易にすると共に、外型には2枚型22,
24を用い、外表面のパーティングラインを研磨とクロ
ロホルム等の溶媒での平滑化で除くようにした実施例を
図7に示す。図において、52は新たな背面露光感光体
で、54は内表面にのみテーパーを設けたポリメチルペ
ンテン透明基体で、56,58は一対のスペースコロで
ある。感光体52は、基体54にテーパーを設けた他は
図1の感光体2と同様で、基体54の肉厚は図の左から
右へ向けて増加し、内径は図の左から右へ向けて減少す
る。また基体54の外径は一定である。内表面のテーパ
ーの傾きを前記と同様に1/300とすると、基体54
の長さを300mmとして、図のヘッド10の右端と左
端の基体54の厚さの差tは約1mmとなる。ポリメチ
ルペンテンの屈折率nは1.463で、基体54の厚さ
がtだけ増すと、ヘッド10と基体54の内表面との距
離を、 △t=((n−1)/n)×t だけ増す必要が生じる。そこでスペースコロ58側での
ヘッド10と基体54の内表面との距離を、スペースコ
ロ56側での距離よりも△t(実施例では0.316m
m)だけ増せば、完全な円筒の基体と同じ露光性能が得
られる。実施例4では、スペースコロ56,58を用い
て、ヘッド10と基体54の内表面との間隔を変え、基
体54の肉厚変動の効果を補償する。そして基体54の
外表面は完全な円筒であるので、紙送りや現像等が容易
になる。
6の型抜きを容易にすると共に、外型には2枚型22,
24を用い、外表面のパーティングラインを研磨とクロ
ロホルム等の溶媒での平滑化で除くようにした実施例を
図7に示す。図において、52は新たな背面露光感光体
で、54は内表面にのみテーパーを設けたポリメチルペ
ンテン透明基体で、56,58は一対のスペースコロで
ある。感光体52は、基体54にテーパーを設けた他は
図1の感光体2と同様で、基体54の肉厚は図の左から
右へ向けて増加し、内径は図の左から右へ向けて減少す
る。また基体54の外径は一定である。内表面のテーパ
ーの傾きを前記と同様に1/300とすると、基体54
の長さを300mmとして、図のヘッド10の右端と左
端の基体54の厚さの差tは約1mmとなる。ポリメチ
ルペンテンの屈折率nは1.463で、基体54の厚さ
がtだけ増すと、ヘッド10と基体54の内表面との距
離を、 △t=((n−1)/n)×t だけ増す必要が生じる。そこでスペースコロ58側での
ヘッド10と基体54の内表面との距離を、スペースコ
ロ56側での距離よりも△t(実施例では0.316m
m)だけ増せば、完全な円筒の基体と同じ露光性能が得
られる。実施例4では、スペースコロ56,58を用い
て、ヘッド10と基体54の内表面との間隔を変え、基
体54の肉厚変動の効果を補償する。そして基体54の
外表面は完全な円筒であるので、紙送りや現像等が容易
になる。
【0023】
【発明の効果】この発明では、 1) 円筒状等の任意の形状に成形でき、 2) 円筒状に成形した場合に真円度が高く、うねりが少
ないため、高品位の画像を得ることができ、 3) 透明度が高く、 4) 離型性が高いため成形が容易で、 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるた
め、任意の感光体膜を成膜できる、背面露光感光体が得
られる(請求項1〜4)。また請求項2ではテーパーを
用いて基体からの型抜きを容易にする。さらに請求項4
では研磨と溶媒による平滑化とを用いてパーティングラ
インを除去するので、2枚型等の通常の外型を用いて透
明基体を成形できる。
ないため、高品位の画像を得ることができ、 3) 透明度が高く、 4) 離型性が高いため成形が容易で、 5) クロロホルム等の溶解力の高い溶媒にも耐えるた
め、任意の感光体膜を成膜できる、背面露光感光体が得
られる(請求項1〜4)。また請求項2ではテーパーを
用いて基体からの型抜きを容易にする。さらに請求項4
では研磨と溶媒による平滑化とを用いてパーティングラ
インを除去するので、2枚型等の通常の外型を用いて透
明基体を成形できる。
【図1】 実施例の背面露光感光体の使用状態を示す
図
図
【図2】 実施例でのディップコーティング工程を示
す図
す図
【図3】 実施例の背面露光感光体の製造工程図
【図4】 実施例でのパーティングラインの発生機構
を示す図
を示す図
【図5】 第2の実施例での背面露光感光体を示す図
【図6】 第3の実施例での背面露光感光体を示す断
面図
面図
【図7】 第4の実施例の背面露光感光体を示す図
2 背面露光感光体 30
外型 4 透明基体 34
透明基体 6 透明電極 36
ギア部 8 感光体膜 42,52
背面露光感光体 10 LEDヘッド 44,54
透明基体 12 レンズ 46,5
6,58 スペースコロ 14 現像器 16 転写ローラ 20 含浸槽 22,24 外型 26 内型 28 パーティングライン
外型 4 透明基体 34
透明基体 6 透明電極 36
ギア部 8 感光体膜 42,52
背面露光感光体 10 LEDヘッド 44,54
透明基体 12 レンズ 46,5
6,58 スペースコロ 14 現像器 16 転写ローラ 20 含浸槽 22,24 外型 26 内型 28 パーティングライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福留 正人 滋賀蒲生郡蒲生町川合10番1号 京セラ株 式会社滋賀蒲生工場内 (72)発明者 富山 明俊 滋賀蒲生郡蒲生町川合10番1号 京セラ株 式会社滋賀蒲生工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 露光ヘッドをその内部に収容して背面か
ら露光するための、透明基体と透明電極と感光体膜とを
備えた背面露光感光体において、 前記透明基体をポリメチルペンテンで構成したことを特
徴とする、背面露光感光体。 - 【請求項2】 前記ポリメチルペンテン基体を円筒状と
し、かつその内表面もしくは外表面の少なくとも一方
に、基体の軸方向に沿ったテーパーを設けたことを特徴
とする、請求項1の背面露光感光体。 - 【請求項3】 露光ヘッドをその内部に収容して背面か
ら露光するための、透明基体と透明電極と感光体膜とを
備えた背面露光感光体の製造方法において、 内型と外型とを用いて、ポリメチルペンテンからなる透
明な円筒状の基体を成形し、該ポリメチルペンテン基体
の外表面に透明電極を形成した後、少なくともその一部
の工程にハロゲン化炭化水素系溶媒を用いて感光体膜を
成膜することを特徴とする、背面露光感光体の製造方
法。 - 【請求項4】 前記外型を少なくとも2枚の型で構成
し、前記透明電極の形成前に前記基体の外表面を研磨
し、次いで基体外表面を溶媒で侵食させて平滑化するこ
とを特徴とする、請求項3の背面露光感光体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6493195A JPH08234464A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 背面露光感光体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6493195A JPH08234464A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 背面露光感光体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08234464A true JPH08234464A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=13272281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6493195A Pending JPH08234464A (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 背面露光感光体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08234464A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11242346A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Mita Ind Co Ltd | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置 |
| WO2005071480A1 (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-04 | Bridgestone Corporation | 表示媒体用白色粒子及びそれを用いた情報表示装置 |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP6493195A patent/JPH08234464A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11242346A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Mita Ind Co Ltd | 静電潜像担持体及びそれを用いた画像形成装置 |
| WO2005071480A1 (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-04 | Bridgestone Corporation | 表示媒体用白色粒子及びそれを用いた情報表示装置 |
| JPWO2005071480A1 (ja) * | 2004-01-27 | 2007-09-06 | 株式会社ブリヂストン | 表示媒体用白色粒子及びそれを用いた情報表示装置 |
| US7639417B2 (en) | 2004-01-27 | 2009-12-29 | Bridgestone Corporation | White color particles for display media and information display device utilizing them |
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