JPH0823458B2 - 冷凍装置の運転制御装置 - Google Patents

冷凍装置の運転制御装置

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JPH0823458B2
JPH0823458B2 JP4212787A JP4212787A JPH0823458B2 JP H0823458 B2 JPH0823458 B2 JP H0823458B2 JP 4212787 A JP4212787 A JP 4212787A JP 4212787 A JP4212787 A JP 4212787A JP H0823458 B2 JPH0823458 B2 JP H0823458B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 産業上の利用分野 本発明はプレハブ低温庫等に設けられる冷凍装置の運
転制御装置に関する。
従来の技術 従来此種冷凍装置の運転制御装置としては例えば実開
昭58−188554号公報があり、この公報には、能力可変形
圧縮機をそれぞれ有する複数の冷凍サイクルと、前記各
圧縮機の駆動用モータを駆動するための1つのインバー
タ回路と、このインバータ回路から前記各駆動用モータ
への通電路または電源から各駆動用モータへの通電路を
選択的に形成する複数個のスイッチと、負荷の大きさに
応じて前記各スイッチの制御およびインバーダ回路の制
御を行なう制御部とを具備した冷凍サイクル装置が開示
されている。
発明が解決しようとする問題点 前記従来の技術における冷凍サイクル装置を、例えば
プレハブ式冷凍庫等に用いた場合には、冷凍サイクルに
よる冷却運転に伴ない、前記冷凍サイクルの一部を構成
する室内側熱交換器には着霜が発生する。そこでこの熱
交換器の除霜を行なうために、四方弁の冷媒流路を切り
換え、圧縮機から高温高圧のホットガス冷媒を熱交換器
へ流し、このホットガス冷媒の潜熱でもって除霜を行な
うホットガスデフロスト方式による除霜が開始される。
しかしながら、冷却運転時のインバータ回路からの駆動
電力が低い状態、即ち圧縮機の運転能力が低い状態のと
きに、冷却運転から除霜運転に切り換わったとすると、
圧縮機の運転能力が低い状態にて除霜運転が開始される
こととなり、熱交換器へ流れるホットガス冷媒の量は少
なく、圧縮機の運転能力の高いときに比べて、除霜時間
が長くなり、時間の長い分だけ高く庫内温度が上昇して
しまうという問題点があった。特に着霜の状態が熱交換
器全体にわたり一定でなく、着霜に強弱がある場合には
氷霜の溶けた部分と溶けきれない部分とができ、冷媒管
が直接空気と接触できる状態での除霜が長く継続される
と、庫内温度の上昇が著しくなってしまうという問題点
があった。また、除霜終了時に庫内温度が大きく上昇し
ているにもかかわらず、PID制御による駆動周波数制御
を行なうと、除霜運転開始直前の圧縮機の能力に比べ、
除霜終了後の圧縮機の能力の上昇が零或いは僅かなもの
となり、庫内温度を設定温度まで低下させ安定させるた
めのプルダウン運転時には、かなりの時間を要すること
になり、このため庫内に貯蔵されている商品が、長時間
悪条件下にさらされることとなって、商品の品質を害す
ることがあるという問題があった。
このため本考案は、除霜運転終了後は庫内温度と設定
温度との関係に基づいて、周波数信号を3つの区域に分
けて変化するように区分的周波数制御を行なう運転制御
装置を提供するものである。
[発明の構成] 問題点を解決するための手段 本発明の冷凍装置の運転制御装置は、夫々圧縮機・凝
縮器・蒸発器・流路切換弁等から構成された2系統の冷
凍サイクルと、流路切換弁の流路を切り換える切換信号
を出力するとともに庫内温度の変化に基づいて最低周波
数と最高周波数との間で増減される周波数信号を出力す
るコントローラと、該コントローラからの周波数信号を
入力して圧縮機へ供給する電力を増減させるインバータ
とを備え、コントローラは、除霜後にあって、庫内温度
が任意設定可能な設定温度より所定温度pだけ高い第1
設定温度より高いときには、最高周波数の周波数信号を
出力し、庫内温度が第1設定温度以下で設定温度より一
定温度q(<p)だけ高い第2設定温度より高いときに
は、除霜開始直前の運転周波数信号より設定周波数だけ
高い値の周波数信号を出力し、庫内温度が第2設定温度
以下のときには、PID制御による周波数信号を出力する
ものである。
作 用 任意設定可能な設定温度Sを決定することで、自動的
に第1設定温度(t1)及び第2設定温度(t2)が決まる
ようにし、これら2つの温度t1,t2にて、t1より高い温
度領域(第1領域)、t1以下でt2より高い温度領域(第
2領域)、t2以下の温度領域(第3領域)の3つの温度
領域に区分し、各領域毎にコントローラ(45)から出力
される周波数信号が異なるようにしている。即ち、第1
領域にあっては最高周波数の周波数信号、第2領域にあ
っては除霜開始直前の周波数より設定周波数ΔHzだけ高
い値の周波数信号、第3領域にあっては除霜開始直前と
同じ周波数の周波数信号を経てPID制御による周波数信
号を夫々出力させて、圧縮機(5A)(5B)の冷却能力を
決定している。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第5図を参照して説
明する。
(1)はプレハブ冷蔵庫で、このプレハブ冷蔵庫
(1)の一側壁には冷凍装置(2)が設けられている。
この冷凍装置(2)は庫外ユニット(3)と庫内ユニッ
ト(4)とからなり、庫外ユニット(3)は仕切板(3
B)により上部の熱交換室(3C)と下部の機械室(3D)
とに区画され、熱交換室(3C)には、冷凍サイクルの一
部を構成し、フィンを共通使用する第1,第2凝縮器(6
A)(6B)と、軸流型の凝縮器用送風機(7)等が配設
されている。又、機械室(3D)には、前記冷凍サイクル
の一部を構成する第1,第2圧縮機(5A)(5B)等が配設
されている。又、庫内ユニット(4)には冷凍サイクル
の一部を構成する第1,第2蒸発器(8A)(8B)及び第1,
第2蒸発器用送風機(9A)(9B)が配設され、夫々の送
風機(7)(9A)(9B)の運転により、矢印に示したよ
うに冷凍装置(2)に庫内及び庫外の空気は循環する。
尚、(4A)はドレンパン、(4B)はドレンパイプであ
る。
第3図及び第4図は、第1,第2冷凍サイクル(11)
(12)の冷媒回路であって、第3図は両冷凍サイクル
(11)(12)が、冷却運転を行なう場合の冷媒の流れを
示しており、第4図は第2冷凍サイクル(12)が冷却運
転、第1冷凍サイクル(11)が除霜運転を行なう場合の
冷媒の流れを示している。第1冷凍サイクル(11)は第
1圧縮機(5A)、第1流路切換弁としての第1四方弁
(13A)、第1凝縮器(6A)、第1蒸発器(8A)、及び
アキュムレータ(14)等を環状に配管接続したもので、
(15)(16)は夫々第1逆止弁及び第1キャピラリチュ
ーブ、(17)(18)は夫々第2逆止弁及び第2キャピラ
リチューブである。又、第2冷凍サイクル(12)は第1
冷凍サイクル(11)と同様に構成され、第2圧縮機(5
B)、第2流路切換弁としての第2四方弁(13B)、第2
凝縮器(6B)、第2蒸発器(8B)、及びアキュムレータ
(14)等を環状に配管接続したもので、さらに第1冷凍
サイクル(11)と同符号のものは同じ部品を示してい
る。
次に本発明の冷凍装置の運転制御装置の概略的回路構
成を説明する。(20)は3相交流電源、(21)は3相全
波整流器(以下ブリッジ回路という)、(22)(23)は
夫々平滑コンデンサ及びチョークコイル、(24)は後述
するコントローラ(45)からの周波数信号に基づいてブ
リッジ回路(21)を経た直流電力を交流電力に変換する
インバータである。ここでインバータ(24)は複数のト
ランジスタ及びダイオード等から構成されている。又、
(25S)(26S)は夫々インバータ(24)と第1,第2圧縮
機(5A)(5B)との間に設けられた第1,第2マグネット
スイッチである。
又、(31a)(31b)は3相交流電源(20)に接続され
た第1,第2電源ラインで、(32)は凝縮器用送風機
(7)に設けられたモータ、(25C)(26C)は夫々第1,
第2マグネットスイッチ(25S)(26S)と対をなす第1,
第2励磁コイル、(33)(34)は夫々第1,第2励磁コイ
ル(25C)(26C)への通電を制御する第1,第2圧縮機運
転用リレー(以下第1,第2リレーという)、(35)は第
1四方弁コイル、(36)は第1蒸発器用送風機(9A)に
設けられたモータ(以下第1モータという)、(37)は
第1冷凍サイクル(11)の除霜・冷却切換用リレー(以
下第3リレーという)で、第1四方弁コイル(35)は第
3リレー(37)の除霜側接点(37a)に接続され、第1
モータ(36)は第3リレー(37)の冷却側接点(37b)
に接続されている。又、(38)は第2四方弁コイル、
(39)は第2蒸発器用送風機(9B)に設けられたモータ
(以下第2モータという)、(41)は第2冷凍サイクル
(12)の除霜・冷却切換用リレー(以下第4リレーとい
う)で、第2四方弁コイル(38)及び第2モータ(39)
は夫々第4リレー(41)の除霜側接点(41a)及び冷却
側接点(41b)に接続されている。又、(42)はトライ
アック、(43)はこのトライアック(42)により通電が
制御される庫内空気加熱用の電熱線等のヒータである。
さらに、(45)はマイクロコンピュータにより構成さ
れたコントローラである。(46)は第1蒸発器(8A)そ
のもの或いは冷媒出口パイプ等の蒸発器近傍に配置され
る第1除霜終了温度検知素子例えば負特性の除霜用サー
ミスタ(以後第1センサという)、(47)は第2蒸発器
(8B)そのもの或いはその近傍に配置される第2除霜終
了温度検知素子例えば負特性の除霜用サーミスタ(以後
第2センサという)、(48)は空気吸込口(P)或いは
その近傍に配設される庫内温度検知素子例えば負特性の
庫内用サーミスタ(以下第3センサという)であり、夫
々のセンサ(46)(47)(48)はコントローラ(45)に
接続されている。第1リレー(33)、第2リレー(34)
は、コントローラ(45)からの制御信号に基づいてオン
オフし、第3リレー(37)、第4リレー(41)は、コン
トローラ(45)からの切換信号に基づいて接続端子が切
り換わる。また、トライアック(42)の導通角はコント
ローラ(45)からの導通角制御信号に基づいて増減す
る。尚、コントローラ(45)は第3センサ(48)から入
力した庫内温度信号に基づいて比例,積分,及び微分制
御即ちPID制御を行ない、このPID制御による周波数信号
をインバータ(24)へ出力する。ただし、このPID制御
による周波数信号は最高周波数例えば60Hzと最低周波数
例えば30Hzとの間で制御されるものである。そして、周
波数信号に基づいてインバータ(24)から第1圧縮機
(5A)及び第2圧縮機(5B)へ供給される電力は変化す
る。更に、コントローラ(45)は冷却運転開始後所定時
間毎例えば2時間毎に、第1蒸発器(8A)、第2蒸発器
(8B)のいずれか一方を除霜運転させるための除霜信号
を出力する。この際、一度除霜を行なった蒸発器は次回
は4時間後に除霜を行なうよう、交互に除霜を行なうも
のである。
次に上述の構成に基づく運転制御装置の動作について
説明する。
まず、電鍵投入後コントローラ(45)からの制御信号
及び切換信号により、第1,第2リレー(33),(34)が
共にオンしており、第3,第4リレー(37)(41)が共に
冷却側接点(37b)(41b)にあるものとして説明を始め
る。このとき、第1,第2励磁コイル(25C)(26C)は共
に通電され、第1,第2マグネットスイッチ(25S)(26
S)を共にオン状態となす。このため第1圧縮機(5A)
及び第2圧縮機(5B)が共に駆動準備状態となる。一
方、第3,第4リレー(37)(41)が冷却側接点(37b)
(41b)にあることから、第1,第2四方弁コイル(35)
(38)が非通電であり、第1,第2四方弁(13A)(13B)
はともに冷却用流路になっており、かつ第1,第2モータ
(38)(39)に共に通電され、第1,第2送風機(9A)
(9B)が共に運転状態となる。またトライアック(42)
は非導通でヒータ(43)への通電は行なわれない。ここ
で、コントローラ(45)は第3センサ(48)からの庫内
温度信号に基づいて、PID制御による周波数信号を出力
し、インバータ(24)を経て、第1,第2圧縮機(5A)
(5B)へ供給する電力を変化させる。そして第3図に実
線矢印にて示したように、冷媒が第1,第2冷凍サイクル
(11)(12)を循環して、第1蒸発器(8A)及び第2蒸
発器(8B)による庫内空気の冷却が行なわれる。
いま、コントローラ(45)がある周波数例えば40Hzの
周波数信号を出力し、両圧縮機(5A)(5B)が運転され
ているとして、冷却運転開始後コントローラ(45)に予
じめ設定されていた時間(例えば2時間)が経過すると
(第5図時刻T1参照)、いずれか一方の蒸発器例えば第
1蒸発器(8A)の除霜運転を開始すべく、コントローラ
(45)は第3リレー(37)へ切換信号を出力し、この第
3リレー(37)は除霜側接点(37a)に切り換わる。従
って、第1モータ(36)は非通電になり第1蒸発器用送
風機(9A)は停止し、同時に第1四方弁コイル(35)に
通電されて、第1四方弁(13A)の流路が除霜用流路に
切り換わり、第1圧縮機(5A)の運転により冷媒は第4
図点線矢印にて示したように第1冷凍サイクル(11)を
循環し、第1圧縮機(5A)から吐出した高温高圧のホッ
トガス冷媒が第1蒸発器(8A)へ流れ、氷霜と熱交換し
て除霜が行なわれる。一方、第3リレー(37)が除霜側
へ切り換わると同時に、コントローラ(45)は予じめ最
高周波数(本実施例では60Hz)より僅かに低く設定した
除霜運転周波数例えば50Hzの周波数信号をインバータ
(24)へ出力し、インバーダ(24)から50Hzの周波数に
対応した3相交流電力(以後電力という)が出力され、
この電力により両圧縮機(5A)(5B)が運転される。こ
のとき、第1四方弁(13A)の冷媒流路にて第1冷凍サ
イクル(11)はリバースホットガスデフロスト方式によ
る除霜運転を行ない、第2冷凍サイクル(12)は継続し
て冷却運転を行なう。尚、時刻T1にあってすぐに除霜運
転を開始させる例を示したが、時刻T1から僅かに遅れて
除霜運転を開始させるようにしてもよい。また、除霜運
転周波数を最高周波数より僅かに低く設定したが、最高
周波数に設定してもよく、要は最高周波数或いは最高周
波数に近い周波数であればよいものである。
そして、除霜運転の継続に伴ない第1蒸発器(8A)の
氷霜が次第に溶けると共に、この第1蒸発器(8A)から
の輻射熱により庫内温度は第2冷凍サイクル(12)が冷
却運転しているにもかかわらず次第に上昇する。そし
て、第1蒸発器(8A)の氷霜が溶け、第1蒸発器(8A)
の温度が上昇して除霜終了温度例えば4℃になったこと
を第1センサ(46)が感知すると(第5図時刻T2参
照)、コントローラ(45)は第1センサ(46)からの温
度信号に基づいて除霜を終了し冷却運転を開始させる信
号を出力して、第3リレー(37)を冷却側接点(37b)
へ切り換える。従って、第1四方弁コイル(35)は非通
電になり、第1四方弁(13A)は冷却用流路に切り換わ
り、第1圧縮機(5A)の運転により冷媒は第3図に実線
矢印にて示したように第1冷凍サイクル(11)を循環す
る。
一方、除霜運転に伴ない上昇する庫内温度が第3セン
サ(48)により感知されて、設定温度S(例えば−1
℃)より所定温度p(例えば1.5℃)だけ高い第1設定
温度(t1)(この例では0.5℃ということになる)より
庫内温度が高いとき(第5図時刻T2参照)には、コント
ローラ(45)はィンバータ(24)へ最高周波数(ここで
は60Hz)の周波数信号を出力し、この60Hzの周波数に対
応した電力をインバータ(24)が送出して両圧縮機(5
A)(5B)を最高出力運転させる。尚、除霜運転から冷
却運転へ移行するにあたり、第1蒸発器用送風機(9A)
の運転開始を、遅延手段例えばタイマーにより所定時間
(約1分程度)遅延させると、除霜時に庫内ユニット
(4)内に充満した暖気が、庫内へ吐出されることを防
止できる。
両圧縮機(5A)(5B)の最高出力による冷却運転の継
続により、庫内温度は僅かに上昇した後速やかに低下
し、庫内温度が第1設定温度(t1)以下になったことを
第3センサ(48)が感知すると(第5図時刻T3参照)、
コントローラ(45)は除霜開始直前の周波数信号(本例
では40Hz)より予じめ設定された周波数ΔHzだけ例えば
10Hzだけ高い値の周波数信号(50Hzということになる)
を出力する。尚、除霜開始直前の周波数信号が50Hz以上
である場合には、その周波数に10Hzをプラスした値が60
Hz以上となるが、周波数信号は最大で60Hzまでとなる。
そして、この周波数信号に基づいて、インバータ(24)
は先の電力を出力し、第1,第2圧縮機(5A)(5B)の運
転能力を低下させ、第1冷凍サイクル(11)及び第2冷
凍サイクル(12)の冷凍サイクル(12)の冷却能力を低
下させる。以後この冷却能力による冷却運転の継続で、
庫内温度が次第に低下し、設定温度Sより一定温度q
(pより小さい)(例えば0.5℃)だけ高い第2設定温
度(t2、本例では−0.5℃ということになる)以下にな
ったことを、第3センサ(48)が感知すると(第5図時
刻T4参照)、コントローラ(45)は除霜開始直前の周波
数信号(本例では40Hz)を出力する。そして、インバー
タ(24)が除霜開始前と同じ電力で第1,第2圧縮機(5
A)(5B)を駆動する。これ以後は、第3センサ(48)
からの庫内温度信号に基づいて、コントローラ(45)が
PID制御を行ない周波数信号を変化させる。このため庫
内温度は次第に低下し、やがて時刻T5にて設定温度Sと
なり、その後は設定温度Sを維持するようにPID制御が
継続される(以上はD1推移をする場合の説明である。) ところで、庫内の貯蔵物の両が多く潜熱が大きくなっ
て、除霜時における庫内温度の上昇が、ゆるやかなカー
ブを描き、第5図に点線で示したように変化する場合
(D2推移という)には、時刻T2にて除霜が終了した時点
で、庫内温度が第1設定温度(t1)と第2設定温度
(t2)との間にあり、コントローラ(45)は除霜開始直
前の周波数信号より10Hz高い50Hzの周波数信号を出力す
る。そして、この周波数信号に基づいて、インバータ
(24)は周波数50Hzに対応した電力を第1,第2圧縮機
(5A)(5B)へ供給する。又、除霜終了に伴ない第1四
方弁(13A)が冷却用流路に切り換わり、第1冷凍サイ
クル(11)へ実線矢印に示したように冷媒は循環し、第
2冷凍サイクル(12)と同じく冷却運転が行なわれる。
そして、冷却運転の継続により庫内温度が第2設定温度
(t2)まで低下したことを第3センサ(48)が感知する
と(第5図時刻T6参照)、コントローラ(45)は除霜開
始直前と同じ周波数信号(40Hz)を出力し、周波数信号
に対応してインバータ(24)が電力を供給する。この電
力に基づき第1,第2圧縮機(5A)(5B)の運転能力が変
化して、庫内温度は次第に低下して設定温度Sになり、
その後は設定温度を維持するようにPID制御が継続され
る。
そしてD1推移にしろD2推移にしろ、除霜が開始されて
から、予じめ設定された時間(2時間)が経過すると、
第2蒸発器(8B)の除霜運転を開始すべく、コントロー
ラ(45)は第4リレー(41)へ切換信号を出力し、第4
リレー(41)を冷却側接点(41b)から除霜側接点(41
a)へ切り換える。また、コントローラ(45)は除霜運
転周波数(50Hz)の信号を出力し、インバータ(24)は
この周波数に対応した電力を出力する。この電力により
両圧縮機(5A)(5B)が運転されるが、第4リレー(4
1)にて第2四方弁コイル(38)に通電が為され、第2
四方弁(13b)が除霜用流路に切り換わるため、第1冷
凍サイクル(11)は継続して冷却運転を行ない、第2冷
凍サイクル(12)は除霜運転を行なう。その後、第2冷
凍サイクル(12)は前述した第1冷凍サイクル(11)の
第1蒸発器(8A)の除霜運転から冷却運転への移行の場
合と同様な移行順序で、除霜から冷却へ移行し、更に庫
内温度を設定温度に素速く低下させかつ、設定温度に維
持するよう、コントローラ(45)からの周波数信号が変
化する。
また、第2蒸発器(8B)の除霜が開始されてから、2
時間が経過すると、再び第1蒸発器(8A)の除霜が為さ
れ、以後、時間の経過に伴ない交互に蒸発器の除霜運転
を行なって、長時間使用による冷却の低下を防止する。
以上のように、使用者の設定する設定温度Sより所定
温度pだけ高い第1設定温度(t1)と、設定温度Sより
一定温度qだけ(p>q)高い第2設定温度(t2)と
を、設定温度Sの設定に伴ないコントローラ(45)に記
憶させ、かつ、除霜直前の周波数信号を記憶させ、除霜
運転終了後は両蒸発器(5A)(5B)をともに冷却に使用
させるべく冷媒流路を切り換える信号をコントローラ
(45)が出力する。そして、除霜終了後プルダウン時の
庫内温度が、第1設定温度(t1)より高いときには、コ
ントローラ(45)は最高周波数の周波数信号を出力し
て、インバータ(24)を介して両圧縮機(5A)(5B)を
最高運転能力で作動させ、両冷凍サイクル(11)(12)
に最高の冷却能力を与えることにより、除霜運転終了後
の庫内温度上昇を僅かに抑えるとともに、庫内温度を速
やかに低下させることができる。一方、庫内温度が第1
設定温度(t1)以下で第2設定温度(t2)より高いとき
には、コントローラ(45)が予め設定された周波数ΔHz
だけ除霜開始直前の周波数より高い周波数信号を出力
し、インバータ(24)を介して両圧縮機(5A)(5B)を
除霜直前の能力より高い運転能力となして、庫内温度の
低下の度合いを除霜直前より大きくさせ、庫内温度をよ
り早く設定温度に低下させるようにしている。他方、庫
内温度が第2設定温度(t2)以下のときには、コントロ
ーラ(45)は除霜開始直前の周波数信号を出力し、以後
は庫内温度に基づいたPID制御による周波数信号を出力
するようにして、インバータ(24)を介した圧縮機の運
転能力を変化させることにより、第2設定温度(t2)か
ら設定温度Sまでの温度変化におけるオーバーシュート
現象を微少なものとして、所要電力の節約と、設定温度
維持が可能となる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は除霜運転に伴ない庫内
温度が上昇することから、2系統の冷凍サイクルを設
け、除霜時にあって一系統を冷却運転、他系統を除霜運
転させて、少しでも庫内温度の上昇の度合いを低いもの
としている。また、除霜後すぐに庫内温度に基づいたPI
D制御による冷却運転を行なうのではなく、任意設定可
能な設定温度より所定温度だけ高い第1設定温度より庫
内温度が高いときには、コントローラが最高周波数の周
波数信号を出力してインバータを経て両圧縮機の能力を
最高となし、両冷凍サイクルの冷却能力を最大にするた
め、庫内の急速冷却が行なえる。一方、庫内温度が第1
設定温度以下で第2設定温度より高いときには、コント
ローラが除霜開始直前の周波数より設定周波数だけ高い
周波数信号を出力して、インバータを経て両圧縮機の能
力を除霜直前の能力より高いものとするため、設定温度
と庫内温度の差で決まるPID制御の運転能力より大きく
することができ、庫内温度をより早く設定温度近くまで
低下させることができる。他方、庫内温度が第2設定温
度以下のときには、コントローラが除霜開始直前と同じ
周波数信号を出力し、以後庫内温度に基づいたPID制御
による周波数信号を出力して、両圧縮機の運転能力を適
宜させるため、設定温度に安定するまでのオーバーシュ
ート現象を微少なものとなすことができ、所要電力の節
約と、きめ細かな温度維持が可能となる。
【図面の簡単な説明】
各図は本発明の一実施例を示し、第1図は冷凍装置の運
転制御装置の概略電気回路図、第2図はプレハブ冷蔵庫
の概略縦断面図、第3図及び第4図は各冷凍サイクルの
冷媒回路図で、第3図は両者冷却運転の場合の冷媒の流
れを示し、第4図は一方が冷却運転、他方が除霜運転の
場合の冷媒の流れを示しており、第5図は除霜前・除霜
中・除霜後の庫内温度の変化並びに冷凍運転制御状態の
変化を示す推移図である。 (1)……プレハブ冷蔵庫、(2)……冷凍装置、(5
A)……第1圧縮機、(5B)……第2圧縮機、(8A)…
…第1蒸発器、(8B)……第2蒸発器、(11)……第1
冷凍サイクル、(12)……第2冷凍サイクル、(13A)
……第1四方弁、(13B)……第2四方弁、(24)……
インバータ、(33)……第1リレー、(34)……第2リ
レー、(37)……第3リレー、(41)……第4リレー、
(42)……トライアック、(45)……コントローラ、
(46)……第1センサ、(47)……第2センサ、(48)
……第3センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】夫々圧縮器・凝縮器・蒸発器・流路切換弁
    等から構成された2系統の冷凍サイクルと、前記流路切
    換弁の流路を切り換える切換信号を出力するとともに庫
    内温度の変化に基づいて最低周波数と最高周波数との間
    で増減される周波数信号を出力するコントローラと、該
    コントローラからの周波数信号を入力して前記圧縮機へ
    供給する電力を増減させるインバータとを備えた冷凍装
    置の運転制御装置において、前記コントローラは、除霜
    後にあって、庫内温度が任意設定可能な設定温度より所
    定温度pだけ高い第1設定温度より高いときには、最高
    周波数の周波数信号を出力し、庫内温度が第1設定温度
    以下で設定温度より一定温度q(<p)だけ高い第2設
    定温度より高いときには、除霜開始直前の運転周波数信
    号より設定周波数だけ高い値の周波数信号を出力し、庫
    内温度が第2設定温度以下のときには、PID制御による
    周波数信号を出力することを特徴とする冷凍装置の運転
    制御装置。
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