JPH08234665A - 透明粘着ラベル及び熱転写リボン一体型透明粘着ラベル - Google Patents

透明粘着ラベル及び熱転写リボン一体型透明粘着ラベル

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JPH08234665A
JPH08234665A JP7060088A JP6008895A JPH08234665A JP H08234665 A JPH08234665 A JP H08234665A JP 7060088 A JP7060088 A JP 7060088A JP 6008895 A JP6008895 A JP 6008895A JP H08234665 A JPH08234665 A JP H08234665A
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JP7060088A
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Masafumi Hayashi
雅史 林
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明性、接着性(離型紙と粘着層、粘着層と
被着体)、経済性に優れた透明粘着ラベルと、印字が容
易な熱転写シート一体型透明粘着ラベルを提供する。 【構成】 粘着ラベル(1)は、透明基材(2)の片面
に粘着層(3)、剥離紙(4)が積層された粘着ラベル
で、剥離紙の離型面のベック平滑度が10000秒以上
で、且つ粘着層の厚みが5〜20μmとする。また、熱
転写シート一体型透明粘着ラベルは、透明粘着ラベルの
透明基材の表面側に仮接着層(9)を介して、熱転写リ
ボン(6)を仮接着した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性に優れた粘着ラ
ベルに関し、特にサーマルプリンタ、ワードプロセッ
サ、サーマルプロッタ等により粘着ラベルに熱転写方式
で印字記録したのち、被着体に貼着するのに適した、熱
転写シートと一体となった一体型粘着ラベル、及びその
中間製品として、あるいは貼着するオーバーコート用支
持体としても使用できる透明粘着ラベルに関する。その
印字記録したラベルの具体的な用途としては、窓ガラス
に貼る表示物、自動車に貼るステッカー、横断幕に追加
表示するラベル等が挙げられる。
【0002】
【従来の技術】通常、一般の透明粘着ラベルは、被着体
に貼り付けたときの接着力の点からその粘着層の厚みは
20〜40μmとすることが多い。また近年、熱転写方
式による小型のプリンタを用いて、粘着ラベルにも文字
情報や名前、絵柄等を印字して種々の被着体に貼る付け
ることができるようになってきた。これらは事務機器、
ラベル印字器として各種市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粘着層
の厚みは経済性を考慮すれば薄い方が良いのは当然であ
るが、粘着層の厚みが20μm以下である場合、離型紙
の平滑性が高ければ特に問題ないが、低い場合その凹凸
にあわせて粘着層が固定化されるため、剥がした時に粘
着層表面がマット化されてしまう。その結果、透明粘着
ラベルを離型紙から剥がして次の種々の被着体に貼着す
る場合、透明性を重視する利用方法、例えば、窓ガラス
に貼る、ポスター等の上に別情報を表示する場合など
は、透明粘着ラベルの粘着層面がマット化されることに
より曇りが生じ(ヘイズ値が大きくなる)、その結果、
視認性が低下する。このように粘着層の厚みが薄い場
合、光学的性能が低下する他に、離型紙との接着力が弱
くなり過ぎて、保存時に離型紙が剥がれたり、浮いたり
するという経時安定性の問題や、ラベルをラベラー等の
機械で取り扱う時に離型紙が浮いたりする機械適性の問
題も発生する。また、現在市販されている各種感熱転写
記録プリンタには、熱転写リボンの搬送系を備えたタイ
プのものだけでなく、リボンの搬送系を持たない感熱発
色紙専用のプリンタもある。後者のプリンタでは、感熱
発色紙であるために、長期保存性、印字物の耐候性が劣
り、これらが要求される用途には使用できない。
【0004】そこで、本発明の目的は、以上のごとき欠
点を解決し、透明性に優れ且つ経済性、経時的安定性等
に優れた透明粘着ラベルを提供すると共に、この透明粘
着ラベルを使用して感熱発色紙専用プリンタによる耐候
性に優れた印字も容易にできる熱転写リボン一体型透明
粘着ラベルを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の透明粘着ラベル
の請求項1の発明は、上記課題を解決し目的を達成する
ために、透明基材の片面に粘着層、剥離紙が順に積層さ
れた透明粘着ラベルにおいて、剥離紙の離型面のベック
平滑度が10000秒以上で、且つ粘着層の厚みが5〜
20μmである構成とする。また、請求項2の発明は、
請求項1の透明粘着ラベルに対して、
【0006】Ha=Ht−Hb=≦10 但し、Ha=〔粘着層のヘイズ値〕 Ht=〔透明基材と粘着層とのヘイズ値〕 Hb=〔透明基材のヘイズ値〕
【0007】を満たす構成とする。また、請求項3の発
明は、請求項1又は2の透明粘着ラベルに対して、透明
基材のヘイズ値を5以下とする構成とする。
【0008】また、請求項4の熱転写リボン一体型透明
粘着ラベルは、請求項1〜3のいずれか1項の透明粘着
ラベルに対して、該透明粘着ラベルの透明基材の粘着層
形成面の反対面に仮接着層を介して、熱転写リボンがそ
のインキ層面で仮接着されている構成とする。また、請
求項5の発明は、請求項4の熱転写リボン一体型透明粘
着ラベルに対して、熱転写リボンの剥離時に非印字部の
仮接着層、インキ層、又は仮接着層とインキ層が透明粘
着ラベル側に移行するのを防止する地汚れ防止層を、仮
接着層と透明粘着ラベルの透明基材との間に介在させた
構成とする。また、請求項6の発明は、請求項5の熱転
写リボン一体型透明粘着ラベルに対して、地汚れ防止層
をシリコーン変性アクリル樹脂を主成分にした構成とす
る。また、請求項7の発明は、請求項5又は6の熱転写
リボン一体型透明粘着ラベルに対して、地汚れ防止層の
主成分の樹脂のガラス転移温度を50〜100℃とした
構成とする。
【0009】以下、図面を参照しながら本発明を詳述す
る。図1は本発明の透明粘着ラベルの一実施例を示す縦
断面図である。図1の如く、本発明の透明粘着ラベル1
は、少なくとも透明基材2と粘着層3と剥離紙4とから
構成される。また、図2は本発明の熱転写リボン一体型
透明粘着ラベルの一実施例を示す縦断面図である。図2
の如く、本発明の熱転写リボン一体型透明粘着ラベル5
は、図1の様な構成の透明粘着ラベル1に対して、その
透明基材2の表面側(非粘着層面)に仮接着層9を介し
て、少なくとも、リボン基材7とインキ層8とから構成
される熱転写リボン6をインキ層側で(仮)接着するよ
うに積層し、印字後は、印字部ではインキ層8は仮接着
層9と共に透明粘着ラベル1側に転写し、非印字部では
仮接着層9と透明粘着ラベル1との界面で剥離するよう
に、仮接着した構成である。また、図3は、図2の構成
において、透明基材2と仮接着層9との間に、地汚れ防
止層10を設けた別の構成の例である。なお、同図の構
成は、非印字部では地汚れ防止層は透明基材側に施し、
仮接着層は熱転写リボン側に施してから積層して構成し
たものである。そして、熱転写リボンの剥離の際は、非
印字部では、仮接着層9と地汚れ防止層10との界面で
剥離する。
【0010】先ず、透明粘着ラベルの構成材料から説明
する。
【0011】透明基材2としては、透明な樹脂からな
る、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエス
テル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等からなるフ
ィルム又はシートが挙げられる。中でも、強度、ヘイズ
等の点で、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。透
明基材の厚みは、用途により適宜選択されるが、通常は
25〜150μm程度とする。また、透明でヘイズが小
さければ、用途によっては着色透明でも良い。また、透
明基材の粘着層面や地汚れ防止層面は、火炎処理、コロ
ナ放電処理、紫外線処理、プライマー処理、アンカー層
等の公知の易接着処理がされていてもよい。
【0012】本発明では、特に透明基材のヘイズを5以
下とすることが、良好な透明性を得るために好ましい。
へイズが5を超えると、透明基材自身が曇っているた
め、本発明が生かされず、多種多様な被着体に貼っても
下地が見えにくい。
【0013】粘着層3としては、従来公知の透明な粘着
剤が使用できる。これらの粘着剤には、例えば、アクリ
ル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等が挙
げられる。また、皮膜強度を高めるために、イソシアネ
ート等を用いた硬化型の粘着剤を用いてもよい。また、
粘着層の形成は、従来公知のグラビアコート、グラビア
リバースコート、ロールコート等の塗布手段により行
う。特に、透明粘着ラベル貼着時に良好な透明性を得る
ためには粘着層のヘイズ値が低い程よい。この為、粘着
層のヘイズとして、透明基材と粘着層との積層状態での
ヘイズ値から透明基材のヘイズ値を差し引いた値で定義
すれば、粘着層のヘイズ値を10以下とするとことが好
ましい。なお、透明基材と粘着層との積層状態とは離型
紙を剥離した後の状態であり、下記するように、離型紙
離型面の凹凸が大きければ、粘着層表面の凹凸も大きく
なりヘイズ値も大きくなる。
【0014】剥離紙4としては、その離型面のベック平
滑度が10000秒以上のものであれば、樹脂フィル
ム、紙、含浸紙等の複合体等、基材の材質や透明性は問
わないが、樹脂フィルムは平滑度を得やすい点で好まし
い。ベック平滑度を10000秒以上とすることで、透
明性の点から粘着層を薄くしても適度な離型紙と粘着層
との接着力の維持と、離型紙を剥離した後の粘着層表面
を平滑にできるのでラベルを被着体に貼着したときの実
用的な接着力を実現できる。また、離型紙の離型面は、
ポリエチレンやシリコーン樹脂等を形成する公知の離型
処理が施されたもので良。ポリエチレンは押し出しラミ
ネート方式により表面を覆うことができ。また、シリコ
ーン処理は溶液に溶解又は分散したシリコーン樹脂を必
要に応じてバインダーと共に、塗工法により塗工形成す
ることが一般的である。離型紙の基材としては、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等の樹脂からなるフィルムが挙げられる。厚
みは、通常25〜250μm程度である。また、樹脂フ
ィルム以外に、例えば上質紙等の紙にポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂を
溶融押出塗工法等により塗工したものに、さらにシリコ
ーン樹脂等で離型処理したもの等でも、所望の平滑度を
得ることができる。なお、剥離紙は透明なものでも構わ
ないが、白色或いは有色のものを用いれば、熱転写リボ
ン一体型透明粘着ラベルとした時に、印字後の印字品質
を事前チェックしたり、離型紙が判別し易いので剥がす
時の簡便さ等の点でも適している。なお、離型紙の積層
方法は、粘着層を透明基材又は地汚れ防止処理を施した
透明基材に塗布形成した後にラミネートする方法以外に
も、離型紙の離型面に粘着層を塗布形成した後に透明基
材をラミネートする方法でも良い。後者の場合、離型紙
が離型処理されているため、離型紙を剥離するとは粘着
層は透明基材側に移行する。
【0015】以上の本発明の透明粘着ラベルに、仮接着
層を介して熱転写リボン6をラミネートして仮接着させ
れば、図2に例示する様な熱転写一体型透明粘着ラベル
5が得られる。
【0016】仮接着層9は、熱転写記録後に熱転写リボ
ンを剥離すると、非印字部の仮接着層は熱転写リボン側
に移行するのが好ましい。従って、仮接着層は、熱転写
リボンのインキ層とは接着するが、透明ラベル側に対し
ては容易に剥離する程度の適度の仮接着性を発現しなけ
ればならない。このような仮接着層を樹脂層から構成す
る場合は、例えば、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂が
使用できる。また、インキ層との仮接着性及び透明基材
との密着性を適度にバランスさせる為に、カルナバワッ
クス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス、マ
イクロクリスタリンワックス等のワックス類や、ポリエ
ステル樹脂、アクリル樹脂、ゴム等の樹脂類などの添加
剤を適宜混合しても良い。仮接着層の形成は、熱転写リ
ボンのインキ層上に施してもよいが、透明ラベル側に施
す場合には、上記の樹脂等からなる塗液を、従来公知の
グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコー
ト、エアコート、ナイフコート等の塗布手段により透明
基材(の粘着層面と反対面=表側面)上に形成する。厚
みは、0.001〜10μm程度あれば充分である。
【0017】また、図3に示す他の実施例の様に、熱転
写リボン一体型透明粘着ラベル5において、透明粘着ラ
ベル1の粘着層3と反対面(すなわち、透明基材の仮接
着層9形成側面)に形成し、非印字部の仮接着層9(及
び当該層に伴うインキ層8)の透明粘着ラベル1側への
移行を防止すると共に、印字部のインキ層8の透明粘着
ラベル1側への転写性を高めた地汚れ防止層10を、透
明基材2と仮接着層9との間に設けてもよい。この結
果、非印字部において、不要なインク層8が透明粘着ラ
ベル側に転写されて地汚れが発生することを防止でき
る。
【0018】地汚れ防止層10としては、シリコーン変
性アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート、メタクリ
ル酸エチル−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)
等のアクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂等の
樹脂類を主成分として構成することが好ましい。特に、
シリコーン変性アクリル樹脂が仮接着層と相溶しにくい
ため、インキ層の移行防止性に優れる。また、上記主成
分とする樹脂のガラス転移温度を50〜100℃の範囲
とすることで、インク層の転移性が向上する。すなわ
ち、ガラス転移温度が50℃未満では、製品の保存時に
地汚れを起こし易い。しかし、ガラス転移温度が100
℃を超えると、プリンタのサーマルヘッドの熱エネルギ
ーで軟化しにくいため、インク層の転写性を阻害する。
【0019】地汚れ防止層の形成は、仮接着層の形成に
先立ち、透明基材上に、仮接着層の形成で挙げた各種塗
布手段によって行えば良い。なお、地汚れ防止層の厚み
は、0.1〜5μm程度であれば充分である。
【0020】熱転写リボン6は従来公知の熱溶融型のリ
ボンを使用できる。このような熱転写リボン6は、図2
のように、少なくとも、リボン基材7と、熱溶融性のイ
ンキ層8とから構成される。
【0021】リボン基材5としては、好ましくはポリエ
チレンテレフタレート等のポリエステルが使用される
が、これ以外にも、酢酸セルロース、ポリカーボネー
ト、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の厚
さ2〜25μm程度のフィルム類や、グラシン紙等の紙
類、或いはこれらの複合体等である。なおリボン基材の
透明性は問わない。
【0022】インキ層8としては、ワッスク成分等から
なるバインダーとカーボンブラック等の顔料、染料等の
種々の色の着色剤、必要に応じ各種添加剤等から構成さ
れる。ワックス成分としては、例えば、マイクロクリス
タリンワックス、エステルワッスク、カルナバワック
ス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックス等の公
知のワックス類が、また、適宜、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、石油樹
脂、ロジン系樹脂等の熱可塑性樹脂も併用する。インキ
層の形成は、インキ層を形成するバインダー、着色剤等
からなる組成物を溶液、分散液又は溶融液としたものに
より、適宜ホットメルトコート、グラビアコート、リバ
ースロールコート等の塗工手段により、厚み1〜20μ
m程度、好ましくは2〜10μm程度に形成する。
【0023】また、本発明で使用し得る熱転写リボン
は、リボン基材上に、インキ層を設けただけの構成でも
構わないが、より好ましくは、リボン基材のインキ層の
反対面に滑性及び耐熱性を付与した背面層を設け、さら
にインキ層とリボン基材との間には、印字物の光沢を防
止するマット層を設けてもよい。また、必要に応じイン
キ層は、2層、3層構成としても良い。従って、例え
ば、背面層/リボン基材/マット層/インキ層/インキ
層、なる構成である。なお、背面層には、例えば、メラ
ミン樹脂、シリコーン樹脂、フッソ樹脂等の熱硬化性樹
脂、熱可塑性樹脂等に、適宜、充填剤、滑剤、帯電防止
剤等を添加したものが使用される。マット層には、例え
ば、ポリエステル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂等の熱可塑
性樹脂、熱硬化性樹脂に、シリカ、アルミナ等の無機微
粒子や有機微粒子を添加したものが使用される。
【0024】必要に応じ地汚れ防止層を施した前記透明
粘着ラベルに、熱転写リボンを仮接着層を介して積層し
て仮接着させて、熱転写リボン一体型透明粘着ラベルと
するには、例えば、熱転写リボンのインキ層上に前記塗
布手段で仮接着層塗液を塗布し、熱及び圧力により透明
粘着ラベルにドライラミネートするのが一般的である
が、特に限定されない。例えば、仮接着層を透明粘着ラ
ベル側に形成しておいてもよい。一方、地汚れ防止層の
形成は透明粘着ラベル側に設けるのが一般的である。
【0025】なお、以上説明した、本発明の透明粘着ラ
ベル及び、熱転写リボン一体型透明粘着ラベルの形態
は、連続帯状のリボン状の他、枚葉のシート状であって
もよい。
【0026】
【作用】本発明の透明粘着ラベル及び熱転写リボン一体
型透明粘着ラベルによれば、20μm以下の粘着層厚み
でも、離型紙の離型面が高平滑であるために、離型紙が
適度の接着力で粘着層に接着保持され、また、離型紙を
剥離した後の粘着層表面も高平滑となるので、ラベルを
被着体に貼着時に良好な粘着層と被着体との接着力が得
られる。また、粘着層のヘイズ、さらに基材のヘイズを
特定のヘイズ値以下とすることで、さらに優れた透明性
が得られる。また、仮接着層を介して透明粘着ラベルを
熱転写リボンと一体化することで、熱転写印字が容易に
行える。また、透明基材と仮接着層間に介在させる地汚
れ防止層により、非印字部での不要なインキ層の透明粘
着ラベル側への転移を防止できる。また、地汚れ防止層
の主成分を、シリコーン変性アクリル樹脂とすること
で、優れた地汚れ防止性が発現する。また、地汚れ防止
層の主成分の樹脂のガラス転移温度を50〜100℃の
範囲とすることで、優れた地汚れ防止性が発現する。
【0027】
【実施例】次に実施例及び比較例にて本発明の透明粘着
ラベル及び熱転写リボン一体型透明粘着ラベルを更に具
体的に説明する。なお、文中「部」とあるのは重量基準
である。
【0028】《実施例1》厚さ50μmの透明なポリエ
チレンテレフタレートフィルムを透明基材とし、その片
面に下記の組成の粘着層塗液をグラビアコータで塗布し
厚さ10μmの粘着層を得た。さらにその上に、片面を
シリコーンで離型処理した白色の厚み38μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルムを貼り合わせ、透明な本
発明の透明粘着ラベルを得た。
【0029】粘着層塗液 アクリル酸−2−エチルヘキシル系自己架橋型粘着剤 20部 溶剤(トルエン+イソプロピルアルコール) 80部
【0030】《実施例2》上質紙の片面にポリエチレン
を10g/m2 になるように溶融押出し塗工し、さらに
その上に下記組成の離型層塗液によりシリコーン離型処
理をしたものを剥離紙として用いた以外は実施例1と同
様にして、透明な本発明の透明粘着ラベルを得た。
【0031】離型層塗液 アミノ変性シリコーン 5部 溶剤(トルエン+メチルエチルケトン) 80部
【0032】《実施例3》以下の方法により熱転写リボ
ンを形成し、そのインキ層上に、さらに、下記する組成
の仮接着層塗液をグラビアダイレクト法で塗工し、仮接
着層が塗工された熱転写リボンの仮接着層面を実施例1
の透明粘着ラベルの透明基材面に重ねて40℃、3kg
/cm2 の条件でラミネート加工して仮接着し、本発明
の熱転写リボン一体型透明粘着ラベルを得た。
【0033】熱転写リボン 透明基材として6μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルムを用い、その片面に下記インキ層塗液をグラビア
ダイレクト方式で塗工し厚み3μmのインキ層を得て熱
転写リボンとした。
【0034】インキ層塗液 マイクロクリスタリンワックス 15部 エチレン−酢酸ビニル共重合体 15部 カルナバワックス 20部 パラフィンワックス 40部 着色剤(フタロシアニンブルー) 10部
【0035】仮接着層塗液 アクリル酸エステル系樹脂エマルション 10部 溶剤(イソプロピルアルコール+水) 90部
【0036】《実施例4》実施例3において、熱転写リ
ボンと積層する透明粘着ラベルとして、透明粘着ラベル
の透明基材に厚さ0.5μmの地汚れ防止層を、下記組
成の地汚れ防止層塗液をグラビアダイレクト法にて塗工
して形成したものを用いた以外は実施例3と同様にして
本発明の熱転写リボン一体型透明粘着ラベルを得た。
【0037】地汚れ防止層塗液 シリコーン変性アクリル樹脂 5部 ポリエステル樹脂 50部 メチルエチルケトン 22.5部 トルエン 22.5部
【0038】《比較例1》粘着層を25μm厚とした他
は、実施例1と同様にしてを透明粘着ラベルを得た。
【0039】《比較例2》粘着層を4μm厚とした他
は、実施例1と同様にしてを透明粘着ラベルを得た。
【0040】《比較例3》粘着層を15μm厚とし、剥
離紙を片面シリコーン離型処理した、グラシン紙とした
他は、実施例1と同様にしてを透明粘着ラベルを得た。
【0041】《性能評価》上記の実施例及び比較例の各
種性能の評価結果を表1に示す。透明粘着ラベルの離型
紙を剥がす時、及び、透明粘着ラベルを被着体(ベック
平滑度40〜50秒のPPC用紙)に貼着後、該被着体
から剥がす時の接着力を90°剥離力で評価し、文字情
報は印字された文字を目視観察評価し、粘着層のヘイズ
は、透明基材+粘着層のヘイズから、透明基材のヘイズ
(実施例及び比較例で用いた透明基材のヘイズは2.0
である)を差し引いて求めた。実施例3の熱転写リボン
一体型透明粘着ラベルでは、印字後、先ず、熱転写リボ
ンのリボン基材を剥離すると、インキ層が仮接着層と共
に透明ラベルの透明基材面に転写され、非印字部では仮
接着層と透明ラベル間で剥離し、通常の透明粘着ラベル
の形態となる。また、積層された熱転写リボンの印字評
価は、市販のサーマルプリンタを使用した。
【0042】印字条件 印字エネルギー:0.2mJ/dot サーマルヘッド:300dpi
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明の透明粘着ラベルは、特定のベッ
ク平滑度の離型面を有する剥離紙と、特定の厚みの粘着
層とする為に、離型紙と粘着層との適度な接着性、ラベ
ルを被着体に貼着した時の粘着層と被着体との実用的な
接着性、また、透明性に優れる。さらに、粘着層のヘイ
ズを特定の値以下とすることで、貼着時に被着体表面の
模様等が曇らず、透明性が良い。さらに、透明基材のヘ
イズを特定の値以下とすることで、貼着時の被着体表面
の模様等の曇りは更に低減し、透明性が良い。そして、
以上の透明粘着ラベルは、下記する優れた熱転写一体型
透明粘着ラベルを与え得る中間製品として、また、塗装
によらずに平易な貼着処理で被着体にオーバーコート層
を与える。透明基材が着色透明であれば、着色オーバー
コート層を与える。
【0045】また、本発明の熱転写リボン一体型透明粘
着ラベルでは、熱転写リボンと透明粘着ラベルが仮接着
されて一体となった構成であるので、熱転写リボンの搬
送系を備えていない熱転写プリンタにおいても熱転写印
字ができる。しかも、搬送中に離型紙が浮いたり剥がれ
たりしにくい。また、このような熱転写リボン搬送系を
持たないプリンタでは、感熱転写紙を用いるために、耐
候性、保存安定性に劣っていたが、本発明の一体型ラベ
ルでは耐候性、保存安定性にも優れる。特に、地汚れ防
止層により、保存安定性、及び印字時の地汚れも効果的
に防止でき、高品位の印字ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透明粘着ラベルの一実施例を示す縦断
面図。
【図2】本発明の熱転写リボン一体型透明粘着ラベルの
一実施例を示す縦断面図。
【図3】本発明の熱転写リボン一体型透明粘着ラベルの
他の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 透明粘着ラベル 2 透明基材 3 粘着層 4 剥離紙 5 熱転写リボン一体型透明粘着ラベル 6 熱転写リボン 7 リボン基材 8 インキ層 9 仮接着層 10 地汚れ防止層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JJT C09J 7/02 JKW JKW JLD JLD G09F 3/02 F G09F 3/02 7416−2H B41M 5/26 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材の片面に粘着層、剥離紙が順に
    積層された透明粘着ラベルにおいて、剥離紙の離型面の
    ベック平滑度が10000秒以上で、且つ粘着層の厚み
    が5〜20μmであることを特徴とする透明粘着ラベ
    ル。
  2. 【請求項2】 透明基材と粘着層とによるヘイズ値から
    透明基材のヘイズ値を差し引いた値とする粘着層のヘイ
    ズ値が、10以下であることを特徴とする請求項1記載
    の透明粘着ラベル。
  3. 【請求項3】 透明基材のヘイズ値が5以下であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の透明粘着ラベル。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項記載の透明
    粘着ラベルに対して、該透明粘着ラベルの透明基材の粘
    着層形成面の反対面に仮接着層を介して、熱転写リボン
    がそのインキ層面で仮接着されていることを特徴とする
    熱転写リボン一体型透明粘着ラベル。
  5. 【請求項5】 熱転写リボンの剥離時に非印字部の仮接
    着層又は仮接着層とインキ層が透明粘着ラベル側に移行
    するのを防止する地汚れ防止層を、仮接着層と透明粘着
    ラベルの透明基材との間に介在させたことを特徴とする
    請求項4記載の熱転写リボン一体型透明粘着ラベル。
  6. 【請求項6】 地汚れ防止層がシリコーン変性アクリル
    樹脂を主成分とすることを特徴とする請求項5記載の熱
    転写リボン一体型透明粘着ラベル。
  7. 【請求項7】 地汚れ防止層の主成分の樹脂がガラス転
    移温度が50〜100℃であることを特徴とする請求項
    5又は6記載の熱転写リボン一体型透明粘着ラベル。
JP7060088A 1995-02-24 1995-02-24 透明粘着ラベル及び熱転写リボン一体型透明粘着ラベル Pending JPH08234665A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2016102816A (ja) * 2014-11-27 2016-06-02 シヤチハタ株式会社 ラベル印字用シート構造
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