JPH08235699A - テープローディング装置 - Google Patents

テープローディング装置

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JPH08235699A
JPH08235699A JP7036813A JP3681395A JPH08235699A JP H08235699 A JPH08235699 A JP H08235699A JP 7036813 A JP7036813 A JP 7036813A JP 3681395 A JP3681395 A JP 3681395A JP H08235699 A JPH08235699 A JP H08235699A
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guide
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stopper
convex
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Michiya Okamura
道也 岡村
Tsutomu Isaka
勉 井坂
Ikuo Mizuno
生雄 水野
Shoichi Ikeda
晶一 池田
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Mitsubishi Chemical Corp
MCC Advanced Moldings Co Ltd
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Yuka Denshi Co Ltd
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープカセットからテープを引出して、再生
装置のテープガイドドラムの位置に、正確に搬送して巻
き付けるローディング装置であって、テープを精度良く
ロック可能で、低コストで製造できるテープローディン
グ装置を提供すること。 【構成】 テープガイドを移動させることによって装填
されたテープカセットからテープを引出してテープガイ
ドドラムに巻き付け、ローディング完了時に上記テープ
ガイドの位置決めをするガイドストッパーを備えたテー
プローディング装置において、テープガイドとガイドス
トッパーとを、無機フィラー強化エンジニアリングプラ
スチック製の成形品によって構成したもの。 【効果】 テープガイドとガイドストッパーとを無機フ
ィラー強化エンジニアリングプラスチック製の成形品に
よって構成するので、二次加工が不要でコストダウンを
図ることができ、強度、寸法安定性、耐熱性、耐摩耗性
などが優れているので、耐久性を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープローディング装
置に関する。さらに詳しくは、再生装置、例えば、VT
R、R−DAT(回転式デジタル・オーディオ・テープ
レコーダー)などに装填されたテープカセットよりテー
プを引出して、再生装置のテープガイドドラムの所定の
位置に、正確に搬送して巻き付け、押し付けることがで
きるローディング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、従来のテープローディング装置の
構造を、図面に基づいて説明する。図5は、従来から知
られているヘリカルスキャン方式のVTRのガイドドラ
ム、およびローディング装置などを示す平面図であり、
図6は、VTRにカセットが装填され、かつ、ガイドレ
ールに案内されたテープガイドによって、テープTがカ
セットから引出されてガイドドラムに巻き付けられた状
態(ローディング完了時の状態)を示す平面図である。
【0003】図5において、1はシャーシであり、この
シャーシ1にはテープガイドドラム2が所定の傾斜角を
もって配置されている。このガイドドラム2は、シャー
シ1に固定された図示されていない下ドラムと、モータ
軸に固定された上ドラム2aとから構成される。なお、
上ドラム2aには、図示されていない回転ヘッドが固定
されている。
【0004】3、4はガイドレールであり、これらのガ
イドレール3、4はガイドドラム2を挟んで左右対称に
配置されている。また、ガイドレール3、4は、図5に
示すように、ほぼ前後方向に沿って形成されている。さ
らに、ガイドレール3、4は、VTRにテープカセット
Cが装填された場合、テープカセットC内のテープTを
ガイドドラム2方向に引出せるように配置されている。
テープカセットCには、図5の2点鎖線に示すように、
テープTをガイドする複数のポスト26が配置されてい
る。
【0005】5はガイドストッパーであり、このガイド
ストッパー5はガイドレール3、4の後側にそれぞれ配
置されている。また、ガイドストッパー5には、ガイド
ストッパー部6が形成されている。7、8はテープガイ
ドであり、これらのテープガイド7、8は、ガイドレー
ル3、4に案内されて前後方向に移動可能に構成されて
いる。図示した例では、テープガイド7はガイドドラム
2の左側に配置されており、テープガイド8は、ガイド
ドラム2の右側に配置されている。そして、テープガイ
ド7、8は、テープのローディング時とアンローディン
グ時に作動するように構成されている。
【0006】なお、テープガイド7、8は、図5に示す
ように、その後側に係入部7a、8aが形成されてい
る。この係入部7a、8aは、テープガイド7、8がガ
イドストッパー部6に当接する際に、ガイドストッパー
5の図示されていない係入部に係入して、テープガイド
7、8をガイドストッパー部6に係止する機能を果たす
ものである。
【0007】9、10はガイドピンであり、これらのガ
イドピン9、10はテープガイド7、8にそれぞれ一対
ずつ、左右対称の位置に配置されている。また、回転可
能に形成されたガイドピン9は、垂直方向に取付けられ
ている。ガイドピン10は、ローディング完了時におい
て、テープTがガイドドラム2の傾斜に対応するような
角度で固定されている。そして、テープガイド7、8
は、ガイドレール3、4に案内されて前側から後側に移
動させられ、ガイドストッパー5のガイドストッパー部
6に当接して停止する。この状態では、ガイドピン9、
10によってテープTがガイドドラム2に巻き付けられ
て押し付けられる。
【0008】シャーシ1には、図5に示すように、ガイ
ドレール3の左側のほぼ中央にガイドピン11が固定さ
れている。このガイドピン11には、図示されていない
レバーがガイドピン11を中心に回転可能に配置されて
いる。また、このレバーには、フルイレーズヘッド12
とテープスタビライザー13が固定されている。
【0009】さらに、図示されていないレバーには、常
に時計方向に付勢する付勢手段が配置されている。また
このレバーは、ローディングの途中またはアンローディ
ングの途中で、テープガイド7と当接するように配置さ
れている。つまり、図示されていないレバーは、図5に
示すように、常にそのフルイレーズヘッド12とテープ
スタビライザー13を、ガイドレール3上に位置させる
ように作動する。またこのレバーは、ローディングの途
中またはアンローディングの途中で、テープガイド7と
当接することによって、ガイドピン11を中心に反時計
方向に逃げるような構造とされている。
【0010】14はガイドピンであり、このガイドピン
14はテープカセットCがVTRに装填された状態で
は、テープカセットCより若干後側に位置するようにシ
ャーシ1に固定されている。15はテンションポストで
あり、このテンションポスト15はテンションレバー1
6に固定されている。テンションレバー16は、支軸1
6aを中心にして回転可能にシャーシ1に配置されてい
る。このテンションレバー16は、常に反時計方向に回
転するように付勢する図示されていない付勢手段が配置
されている。また、テンションレバー16は、通常はテ
ンションポスト15が、図5に示すように、ガイドレー
ル3の右側に位置するように構成されている。さらに、
テンションレバー16は、ローディング完了時におい
て、テンションポスト15がガイドピン11と14との
間に位置するように構成されている(図6の実線参
照)。
【0011】そして、テンションレバー16は、ローデ
ィングの完了時において、図5の実線に示す状態から反
時計方向に回転して、テンションポスト15が図6の実
線に示す状態で停止する。この停止した状態では、テン
ションポスト15によってテープTに一定のテンション
がかけられる。
【0012】シャーシ1には、図5に示すように、ガイ
ドレール4右側よりほぼ右方向に向かって順次コントロ
ール信号ヘッド17、ガイドピン18、キャプスタン1
9、ピンチローラ20が配置されている。なお、ピンチ
ローラ20は、ローディングの途中またはアンローディ
ングの途中で、テープTの引出しまたは引戻しを邪魔し
ないように、昇降可能に配置されている。また、ピンチ
ローラ20は、キャプスタン19に対して接近・離隔可
能に配置されている。
【0013】21はガイドポストであり、このガイドポ
スト21はガイドレバー22に固定されている。ガイド
レバー22は、支軸22aを中心にして回転可能にシャ
ーシ1に配置されている。ガイドレバー22は、常に反
時計方向に回転するように付勢する付勢手段が配置され
ている。また、ガイドレバー22は、テープカセットC
がVTRに装填された場合において、図5の実線に示す
ように、通常は、ガイドポスト21がカセットテープC
内に位置するように配置されている。さらに、ガイドレ
バー22は、ローディングの完了時において、ガイドポ
スト21がピンチロール20の右側に位置するように構
成されている(図6の実線参照)。そして、ガイドレバ
ー22は、ローディングが開始されると、図5の実線に
示す状態から反時計方向に回転して、ガイドポスト21
が図6の実線に示す状態で停止する。
【0014】テープカセットC(図5の2点鎖線参照)
をVTRに装填して、録画操作または再生操作を開始す
ると、テープガイド7、8がガイドレール3、4にガイ
ドされて移動する。この移動に伴って、ガイドピン9、
10がテープカセットC内のテープT(図5の2点鎖線
参照)を掴み、テープカセットCからテープTを引出
し、テープガイド7、8がガイドストッパー5のガイド
ストッパー部6に圧接して停止する。この停止状態で
は、図5に示すように、テープTがガイドピン9、10
によってガイドドラム2に巻き付けられて押し付けられ
る。また、テンションレバー16およびガイドレバー2
2が反時計方向に回転して、テンションポスト15およ
びガイドポスト21がテープTを所定の位置に搬送し
て、テープパス系が形成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のテー
プローディング装置においては、図7に示すように、ガ
イドレール3、4の前側から後側に移動させられたテー
プTを保持したテープガイド7は、ガイドストッパー5
のガイドストッパー部6に当接して停止する。ガイドス
トッパー5は、ガイドドラム2(図7では図示せず)を
固定するドラムベース40と連接して一体に形成されて
いる。ドラムベース40は、ネジ70によってシャーシ
1(図7では図示せず)に固定されている。
【0016】ガイドストッパー5には、図8に示すよう
に、テープガイド7(図7および図8では左側のテープ
ガイド7のみを示す)に形成された円柱状の基準部7b
と、これに当接する基準面5aが形成されている。ま
た、ガイドストッパー部6には、テープガイド7に形成
された円柱状の当接面7cと、これに当接する当接面6
aが形成されている。
【0017】そして、ローディングの完了時には、テー
プガイド7の当接面7cがガイドストッパー部6の当接
面6aに対して、一定力で押し付けられる(図7の2点
鎖線および図8の2点鎖線参照)と共に、テープガイド
7の基準部7bがガイドストッパー5の左側の基準面5
aに当接(図7の破線参照)してロックされている。こ
の際のロック精度は、基準面5aと基準部7b、および
当接面6aと当接面7cの当接状態、つまり、基準面5
aと当接面6aの中心の距離Lが大きく影響している。
そして、その精度は、テープガイド7(ガイドピン9、
10)の位置状態、つまりガイドピン9、10によるテ
ープTに対する影響(テープダメージ)と密接に関連す
るため、テープパス系において重要な要素である。な
お、テープガイド8に対するガイドストッパー5の構成
も、図7および図8の構成と同様である。
【0018】そのため、従来のテープローディング装置
においては、ドラムベース40を溶融金属を高圧で金型
に射出して鋳物を製造する、いわゆるダイキャスト法で
製造し、ガイドストッパー5の基準面5aを二次加工し
ていた。つまり、特殊刃物で基準面5aを仕上げてガイ
ドストッパー5の寸法L(図7参照)を合わせていた。
この場合には、ダイキャストの製造直後に、仕上げ作業
を行うと、熱の高低による膨脹・収縮に伴って、ガイド
ストッパー5の基準面5aが外側に湾曲(スプリングバ
ック)することがある。そのため、ドラムベース40を
放置して冷却した後仕上げ作業をしていたので、冷却時
間が必要となり、製造に長時間を要していた。また、仕
上げ加工用刃物の寿命などによって、製品の寸法Lがバ
ラツクことがあった。
【0019】さらに、ガイドストッパー5に対応するテ
ープガイド7の精度、つまり、ガイドストッパー5に対
する精度を保持するために、基準部7bおよび当接面7
cに二次加工を施していた。そのため、ガイドストッパ
ー5の基準面5a、当接面6aおよびテープガイド7の
基準部7b、当接面7cの二次加工にコストがかかり、
高価となるといった問題がある。
【0020】また、テープTの記録/再生が頻繁に行わ
れ、当接面同士が繰返し当接・摩擦するので、テープガ
イド7がガイドストッパー5に当接する箇所で、双方が
摩耗し形状が変形してしまい、テープガイド7が浮き上
がたりして、テープを精度良くロックできないという欠
点がある。
【0021】本発明は、次のことを目的とする。 1.再生装置、例えば、VTR、R−DATなどに装填
されたテープカセットCよりテープTを引出して、再生
装置のテープガイドドラムの所定の位置に、正確に搬送
して巻き付けるローディング装置であって、テープを精
度良くロック可能な、低コストのテープローディング装
置を提供する。 2.テープTの記録/再生が頻繁に行われ、当接面同士
が繰返し当接しあっても、摩耗しにくく変形しないテー
プガイドとガイドストッパーとを備えた、正確な記録と
再生ができるテープローディング装置を提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、テープガイドを移動させること
によって装填されたテープカセットよりテープを引出し
てテープガイドドラムに巻き付け、ローディング完了時
に上記テープガイドの位置決めをするガイドストッパー
を備えたテープローディング装置において、テープガイ
ドとガイドストッパーとを、無機フィラー強化エンジニ
アリングプラスチック製の成形品によって構成すること
を特徴とする。
【0023】
【作用】本発明の請求項1に記載のテープローディング
装置では、テープガイドとガイドストッパーとを、無機
フィラー強化エンジニアリングプラスチックの成形品に
よって構成したので、射出成形法で寸法精度に優れ、従
って、ロック精度の高いローディング装置とすることが
でき、従来のダイキャスト製造に較べて環境による影響
を受けにくく、二次加工も不要で、コストダウンを図る
ことができる。
【0024】また、本発明の請求項3ないし請求項8に
記載の要件を満たしたテープローディング装置では、テ
ープガイドとガイドストッパーとが正確に当接し、テー
プTの記録/再生が頻繁に行われても変形が生じること
がなく、正確な記録と再生が可能である。
【0025】以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の記載
例に限定されるものではない。図1は本発明の実施の一
例の要部を示す平面図であり、図2は図1のB−B部分
における縦断側面図であり、図3は延出部の上側面の一
例の斜視図、図4は延出部の上側面の他の例の斜視図で
ある。
【0026】41はテープガイド、42は延出部、43
は延出部の上側面、50はガイドローラー、51はガイ
ドピン、52はネジである。延出部42は、テープガイ
ド41の進行方向に舌片状に延在した構造とされてい
る。延出部42を延在させる方向は、図1では、上向に
延在した構造とされているが、上側に限られるものでは
なく、水平方向でも、下向方向であってもよい。延出部
上側面43には、凸状部44を形成する。凸状部44
は、(1) 複数の独立した凸状で構成してもよく(図3参
照)、(2) 丁字状の凸状で構成してもよい(図4参
照)。
【0027】凸状部44が、図3に示すように、複数の
独立した凸状で構成されている場合は、その内の1個
は、44aのように延出部42の先端中央部に設けた凸
状で、44bは延出部42の根元に設けた凸状である。
凸状44aは、延出部42を後記する嵌入部47の傾斜
部47bの傾斜に沿って嵌入部47に案内するように作
用し、凸状44bは延出部42が嵌入部47に嵌入を完
了する際に、その延出部42の高さ方向の位置決めをす
るように作用する。従って、凸状部44を複数の独立し
た凸状で構成する場合は、図3に示すように、延出部4
2を嵌入部47に案内する部分を、延出部42の先端中
央部分に、延出部42の高さ方向の位置決めする凸状4
4bを、延出部42の根元に設けるのが好ましい。な
お、延出部42を嵌入部47に案内する部分は、先端4
4cを図3に示すように切り欠いた構造とすると、好ま
しい。
【0028】延出部42を嵌入部47に嵌入させる場合
は、凸状部44の先端44cが嵌入部の傾斜部47bに
当接し、下向きに案内され、凸状部44が嵌入部47の
下向き面の凸状44bをに対応する部分と当接し、延出
部42の高さ方向の位置決めをする。延出部42の先端
中央部に設けた凸状44aと先端44cとは、反復使用
している間に嵌入部の対応部分と摩擦して変形するが、
凸状44bは摩擦少なく変形しないので、テープを正確
な位置に固定するという効果は損なわれない。
【0029】凸状44aは、山型、台形型、カマボコ型
などにすることができ、凸状44bは、円柱型の他、三
角柱、四角柱などの多角柱型、円錐型の他、三角錐、四
角錐などの多角錘型、裁頭柱型、裁頭錘型であってもよ
い。凸状の大きさは、高さ、大きさは、延出部42の大
きさに応じて、柱、錘の根元の直径または長径が0.5
〜4mmの範囲、高さは0.1〜3mmの範囲で選ぶことが
できる。
【0030】凸状部44が、図4に示すように、丁字状
の凸状で構成されている場合は、丁字の一の部分44e
は、延出部42の根元にテープガイド41の進行方向に
直角に配置し、丁の亅の部分44dは、延出部42の中
央に、テープガイド41の進行方向に平行に配置し、丁
字の一の部分44eは延出部42の根元に設けるのが好
ましい。丁の亅の部分44dは、延出部42の進行方向
を規制しするように作用し、丁字の一の部分44eは延
出部42が嵌入部47に嵌入を完了する際に、その延出
部42の高さ方向の位置決めをするように作用する。な
お、延出部42を嵌入部47に案内する部分は、先端4
4fを図4に示すように切り欠いた構造とするのが好ま
しい。丁字状の凸状は、図4に示すように台形型でも、
山型、カマボコ型台形であってもよい。丁字状の凸状の
幅および高さは、延出部42の大きさに応じて、0.1
〜3mmの範囲で選ぶことができる。
【0031】46はガイドストッパーであり、47は延
出部42を嵌入する嵌入部である。この嵌入部47は、
入口側47aは広口にされており、奥に向かって嵌入部
が狭まる傾斜部47b、47cが形成され、その奥には
袋状部47dが配置されている。傾斜部47bは、延出
部42を収納し、下方に押圧し、テープガイド41の先
端が浮上がるのを防止し、正確な位置に固定するように
作用する。傾斜部47cは、延出部42が袋状部47d
に入るときに、案内するように作用し、袋状部47dは
延出部42を正確な位置に停止するように作用する。
【0032】袋状部47dの下向き面には、延出部の上
側面43に設けた凸状部44と当接する当接部47eを
形成する。当接部47eは、延出部42の上側面43と
当接してたり、相互に嵌合したりして、延出部42を正
確な位置に固定するように作用をする。当接部47eの
構造は、(a) 平面状、(b) 凸状部44に対応した凸状、
(c) 凸状部44に対応した凹状、のいずれであってもよ
い。(a),(b),(c) のいずれの場合でも、袋状部47の入
口には、傾斜部47bを設ける。
【0033】延出部42の上側面の凸状部44と、袋状
部47dの下向きの当接部47eとの組合わせは、上記
に挙げた構造(1) 〜(2) のものと、上記に挙げた構造
(a) 〜(c) のものとを、適宜選択組合わせればよい。多
数の組合わせの中では、上記(1) と(b) との組合わせ、
(1) と(c) との組合わせ、(2) と(b) との組合わせ、
(2) と(c) との組合わせ、などが好適である。
【0034】本発明に係るテープローディング装置は、
テープガイド41とガイドストッパー46は、無機フィ
ラー強化エンジニアリングプラスチック製の成形品によ
って構成される。
【0035】本発明において、無機フィラー強化エンジ
ニアリングプラスチックとは、無機フィラーを配合した
エンジニアリングプラスチックが、1000kgf/cm2 以
上の曲げ強度と100℃以上の熱変形温度のほか、ハイ
レベルの耐衝撃性、耐摩擦・耐摩耗性、耐クリープ性、
良好な成形加工性などの性質を備えた樹脂を言う。無機
フィラー強化エンジニアリングプラスチック樹脂がこの
ような物性を備えていると、多数回反復使用しても、疲
労、摩耗、変形などが生じ難く、耐久性の優れた成形品
が得られるので、好ましい。
【0036】エンジニアリングプラスチックの例として
は、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネート、
変性ポリフェニレンオキサイド、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリスルホン、
ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンスルフィド、ポ
リアリレート、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリオキ
シベンゾイル系液晶ポリマー、ポリエステル系液晶ポリ
マー、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(AB
S樹脂)などが挙げられる。
【0037】無機フィラー強化エンジニアリングプラス
チックは、上記プラスチックに無機繊維、無機粉末など
を配合したものを言う。無機フィラーが繊維である場合
は、その具体例としては、ガラス繊維、炭素繊維、チタ
ン酸カリウム繊維、アルミニウム繊維、ステンレススチ
ール繊維、黄銅繊維、ホウ酸アルミニウム繊維などが挙
げられる。その直径は1〜20ミクロン、好ましくは3
〜10ミクロン、長さは0.01〜60mm、好ましくは
0.1〜30mmの範囲で、形態はチョップドストラン
ド、ロービング、ミルドファイバー、パウダーなどが挙
げられる。
【0038】無機フィラーが微粉末である場合には、そ
の具体例としては、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、硫酸バリウム、アルミナ、酸
化亜鉛、酸化チタン、黒鉛、二硫化モリブデン、カーボ
ンブラック、ガラスビーズ、ガラスパウダー、ミルドフ
ァイバー、中空ガラス、ゼオライト、ウォラストナイ
ト、珪藻土、マイカ、シリカ、タルク、ベントナイト、
モンモリロナイト、アスベストなどが挙げられる。その
直径が3〜200ミクロン、好ましくは3〜100ミク
ロンのものである。
【0039】前記プラスチックに無機フィラーを配合す
る場合、上記の無機繊維、無機粉末を、(1) それぞれ単
独、(2) 無機繊維、無機粉末の中でそれぞれ2種以上の
混合物、(3) 無機繊維、無機粉末の中から選びだしたも
の同士を組合わせた混合物、として配合してもよい。プ
ラスチックに対する無機フィラーの配合比率は、成形品
の形状、大きさ、成形方法などにより、プラスチックと
無機フィラーの合計量を100重量部とするとき、重量
比で95:5〜30:70の範囲で選ぶことができる。
無機フィラーの量が5重量部未満のときは、機械的強
度、寸法安定性、耐摩耗性などが優れず、70重量部を
越えるときは、成形性が劣り、成形品が脆くなるので、
いずれも好ましくない。上記範囲の配合比率の中で好ま
しい範囲は、90:10〜50:50の範囲である。
【0040】無機フィラー強化エンジニアリングプラス
チックは、強度、寸法安定性、耐熱性、耐摩耗性などに
優れており、テープ再生・記録装置を長時間稼働させ
て、装置内温度が上昇せても、熱膨張、熱変形すること
がなく、また、多数回使用しても摩耗することがなく、
好ましい。上記の無機フィラー強化エンジニアリングプ
ラスチックから、テープガイド41とガイドストッパー
46を成形するには、射出成形法によるのがよく、この
成形法によると、精密な成形品を能率良く製造すること
ができる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係るテープローディング装置
は、次の様な有利な効果を奏し、その産業上の利用価値
は極めて大である。 1.本発明に係るテープローディング装置のテープガイ
ドとガイドストッパーとが、無機フィラー強化エンジニ
アリングプラスチック製の成形品であるので、精密射出
成形法によって容易に製造することができ、二次加工も
不要で、コストダウンを図ることができる。 2.本発明に係るテープローディング装置のテープガイ
ドとガイドストッパーとが、無機フィラー強化エンジニ
アリングプラスチック製の成形品であるので、機械的強
度に優れており、耐摩擦・摩耗性に優れ、従って耐久性
にすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の要部を示す平面図を示す。
【図2】 図1のB−B部分における縦断側面図であ
る。
【図3】 延出部の上側面の一例の斜視図である。
【図4】 延出部の上側面の他の例の斜視図である。
【図5】 VTRの平面図を示す。
【図6】 VTRのローディング時の平面図を示す。
【図7】 従来例の平面図を示す。
【図8】 従来例のガイドストッパーの部分拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 テープガイドドラム 3、4 ガイドレール 5、46 ガイドストッパー 6 ガイドストッパー部 7、8、41 テープガイド 42 延出部 43 延出部上側面 44 延出部上側面の凸状部 44a、44d 延出部の中央部凸状 44b、44e 延出部の根元部凸状 44c、44f 中央部凸状先端切り欠き 47 嵌入部 47d 袋状部 47e 当接部 C テープカセット T テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坂 勉 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番1号 三菱化学株式会社筑波研究所内 (72)発明者 水野 生雄 三重県四日市市大治田三丁目3番17号 油 化電子株式会社四日市工場内 (72)発明者 池田 晶一 三重県四日市市大治田三丁目3番17号 油 化電子株式会社四日市工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープガイドを移動させることによって
    装填されたテープカセットよりテープを引出してテープ
    ガイドドラムに巻き付け、ローディング完了時に上記テ
    ープガイドの位置決めをするガイドストッパーを備えた
    テープローディング装置において、テープガイドとガイ
    ドストッパーとを、無機フィラー強化エンジニアリング
    プラスチック製の成形品によって構成してなることを特
    徴とするテープローディング装置。
  2. 【請求項2】 無機フィラー強化エンジニアリングプラ
    スチックが、曲げ強度が約1000kgf/cm2 以上、熱変
    形温度が100℃以上のものである請求項1に記載のテ
    ープローディング装置。
  3. 【請求項3】 テープガイドには、テープガイドの進行
    方向に舌片状に延在する延出部と、この延出部の上側面
    には凸状部が形成され、ガイドストッパーには、テープ
    ガイドの舌片状の延出部を嵌入する嵌入部が形成されて
    なり、この嵌入部の下向き面には延出部の上側面に設け
    られた凸状部を当接する当接部が形成されてなる、請求
    項1に記載のテープローディング装置。
  4. 【請求項4】 延出部の上側面には形成された凸状部
    が、複数の独立した凸状で構成される凸状部であること
    を特徴とする、請求項3に記載のテープローディング装
    置。
  5. 【請求項5】 延出部の上側面には形成された凸状部
    が、丁字状の凸状で構成される凸状部であることを特徴
    とする、請求項3に記載のテープローディング装置。
  6. 【請求項6】 嵌入部の下向き面に形成された当接部
    が、凸状部によって構成されていることを特徴とする、
    請求項3ないし請求項5いずれか1項に記載のテープロ
    ーディング装置。
  7. 【請求項7】 嵌入部の下向き面に形成された当接部
    が、凹状部によって構成されていることを特徴とする、
    請求項3ないし請求項5いずれか1項に記載のテープロ
    ーディング装置。
  8. 【請求項8】 嵌入部の下向き面に形成された接合部
    が、平面部によって構成されていることを特徴とする、
    請求項3ないし請求項5いずれか1項に記載のテープロ
    ーディング装置。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3005825U (ja) * 1994-01-17 1995-01-17 船井電機株式会社 磁気記録装置

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