JPH08236351A - 変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置 - Google Patents
変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置Info
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- JPH08236351A JPH08236351A JP3957395A JP3957395A JPH08236351A JP H08236351 A JPH08236351 A JP H08236351A JP 3957395 A JP3957395 A JP 3957395A JP 3957395 A JP3957395 A JP 3957395A JP H08236351 A JPH08236351 A JP H08236351A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 供試機器の巻線に高電圧を発生することな
く、小容量の電源設備で残留磁束を消去することができ
る変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置を提供
する。 【構成】 静止誘導機器などの供試機器3には、低電圧
の交流と直流の両方を同時に供給することができる交直
重畳電源1、あるいは低電圧の交流と直流を交互に供給
することができる交直切換電源2が直列に接続されてい
る。また、前記静止誘導機器などの供試機器3には、前
記交直重畳電源1または交直切換電源2によって励磁さ
れた励磁電流の波形を周波数分析するための周波数分析
装置5が直列に接続されている。
く、小容量の電源設備で残留磁束を消去することができ
る変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置を提供
する。 【構成】 静止誘導機器などの供試機器3には、低電圧
の交流と直流の両方を同時に供給することができる交直
重畳電源1、あるいは低電圧の交流と直流を交互に供給
することができる交直切換電源2が直列に接続されてい
る。また、前記静止誘導機器などの供試機器3には、前
記交直重畳電源1または交直切換電源2によって励磁さ
れた励磁電流の波形を周波数分析するための周波数分析
装置5が直列に接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変流器の鉄心に残留し
た磁気を、変流器の運転前に減磁する変流器鉄心の残留
磁束の消去方法及び減磁装置に関するものである。
た磁気を、変流器の運転前に減磁する変流器鉄心の残留
磁束の消去方法及び減磁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】巻線と鉄心からなる静止誘導機器などの
変流器に、直流または交流の電圧を印加し、巻線に電流
を流してから遮断すると、変流器の鉄心には残留磁束が
残る。この様に変流器の鉄心に直流磁気が残留した場
合、例えば、最高磁束密度の80%の直流磁気が残留し
た状態で事故電流が通電されたとすると、その変流器は
単純にいって過電流領域性能の20%しか実力を発揮し
ない。
変流器に、直流または交流の電圧を印加し、巻線に電流
を流してから遮断すると、変流器の鉄心には残留磁束が
残る。この様に変流器の鉄心に直流磁気が残留した場
合、例えば、最高磁束密度の80%の直流磁気が残留し
た状態で事故電流が通電されたとすると、その変流器は
単純にいって過電流領域性能の20%しか実力を発揮し
ない。
【0003】したがって、残留した直流磁気は、変流器
の運転前に減磁する必要があり、もし、減磁されていな
い場合には、保護継電器などの誤動作及び誤不動作の原
因となる恐れがある。
の運転前に減磁する必要があり、もし、減磁されていな
い場合には、保護継電器などの誤動作及び誤不動作の原
因となる恐れがある。
【0004】そこで、従来、上記残留磁束を減磁して零
にするために、図9に示した様な装置が用いられてい
る。すなわち、静止誘導機器などの供試機器13には、
計器用変成器14が並列に接続され、また交流電源12
が直列に接続されている。なお、前記計器用変成器14
には、交流電圧計15が並列に接続され、また、励磁電
流波形を測定するオシロスコープ17が、静止誘導機器
などの供試機器13及び交流電源12と直列に接続され
ている。
にするために、図9に示した様な装置が用いられてい
る。すなわち、静止誘導機器などの供試機器13には、
計器用変成器14が並列に接続され、また交流電源12
が直列に接続されている。なお、前記計器用変成器14
には、交流電圧計15が並列に接続され、また、励磁電
流波形を測定するオシロスコープ17が、静止誘導機器
などの供試機器13及び交流電源12と直列に接続され
ている。
【0005】そして、この様な減磁装置においては、静
止誘導機器などの供試機器13に接続された交流電源1
2により、供試機器13の鉄心が十分飽和するまで所定
の電圧(定格電圧の約1.1倍程度)を加えて、図10
に示した様な交番磁界を発生させ、その電圧を徐々に小
さくして減磁する方法(交流電圧法)が一般的であっ
た。
止誘導機器などの供試機器13に接続された交流電源1
2により、供試機器13の鉄心が十分飽和するまで所定
の電圧(定格電圧の約1.1倍程度)を加えて、図10
に示した様な交番磁界を発生させ、その電圧を徐々に小
さくして減磁する方法(交流電圧法)が一般的であっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な従来の変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁
装置には、以下に述べる様な欠点があった。すなわち、
上述した方法では、一般的に大容量の交流電源設備を必
要とするため、現地など大容量の電源設備がないような
ところでは残留磁束を消去することができなかった。ま
た、前記飽和電圧が数千ボルトとなる場合があり、供試
機器の巻線に高電圧が発生するため、絶縁上も問題があ
った。
た様な従来の変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁
装置には、以下に述べる様な欠点があった。すなわち、
上述した方法では、一般的に大容量の交流電源設備を必
要とするため、現地など大容量の電源設備がないような
ところでは残留磁束を消去することができなかった。ま
た、前記飽和電圧が数千ボルトとなる場合があり、供試
機器の巻線に高電圧が発生するため、絶縁上も問題があ
った。
【0007】本発明は、上述した様な従来技術の問題点
を解消するために提案されたもので、その目的は、供試
機器の巻線に高電圧を発生することなく、小容量の電源
設備で残留磁束を消去することができる変流器鉄心の残
留磁束の消去方法及び減磁装置を提供することにある。
を解消するために提案されたもので、その目的は、供試
機器の巻線に高電圧を発生することなく、小容量の電源
設備で残留磁束を消去することができる変流器鉄心の残
留磁束の消去方法及び減磁装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の変流器鉄
心の残留磁束の消去方法は、低電圧の交流と直流両方の
電源を交互にあるいは同時に用いて、変流器の交流電流
波形の+側と−側を周波数分析装置により周波数分析
し、各周波数における交流電流の絶対値が等しくなるよ
うに、前記直流電源を調整することを特徴とするもので
ある。
心の残留磁束の消去方法は、低電圧の交流と直流両方の
電源を交互にあるいは同時に用いて、変流器の交流電流
波形の+側と−側を周波数分析装置により周波数分析
し、各周波数における交流電流の絶対値が等しくなるよ
うに、前記直流電源を調整することを特徴とするもので
ある。
【0009】また、請求項2記載の変流器鉄心の残留磁
束の消去方法は、低電圧の交流と直流両方の電源を交互
にあるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形を周波
数分析し、偶数調波を含まず奇数調波だけとなるように
直流電源を調整することを特徴とするものである。
束の消去方法は、低電圧の交流と直流両方の電源を交互
にあるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形を周波
数分析し、偶数調波を含まず奇数調波だけとなるように
直流電源を調整することを特徴とするものである。
【0010】さらに、請求項3記載の変流器鉄心の残留
磁束の消去方法は、低電圧の交流と直流両方の電源を交
互にあるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形の+
側と−側のピーク値の絶対値が等しくなるように、直流
電源を調整することを特徴とするものである。
磁束の消去方法は、低電圧の交流と直流両方の電源を交
互にあるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形の+
側と−側のピーク値の絶対値が等しくなるように、直流
電源を調整することを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4記載の変流器鉄心の残留磁
束の減磁装置は、極性切換器を介して、交流電源と直流
電源を並列に接続した交直切換電源に、周波数分析装置
を直列に接続したことを特徴とするものである。
束の減磁装置は、極性切換器を介して、交流電源と直流
電源を並列に接続した交直切換電源に、周波数分析装置
を直列に接続したことを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の変流器鉄心の残留磁束の減
磁装置は、交流電源と直流電源を並列に接続した交直重
畳電源に、周波数分析装置を直列に接続したことを特徴
とするものである。
磁装置は、交流電源と直流電源を並列に接続した交直重
畳電源に、周波数分析装置を直列に接続したことを特徴
とするものである。
【0013】請求項6記載の変流器鉄心の残留磁束の減
磁装置は、極性切換器を介して、交流電源と直流電源を
並列に接続した交直切換電源に、残留磁気検出器を直列
に接続したことを特徴とするものである。
磁装置は、極性切換器を介して、交流電源と直流電源を
並列に接続した交直切換電源に、残留磁気検出器を直列
に接続したことを特徴とするものである。
【0014】請求項7記載の変流器鉄心の残留磁束の減
磁装置は、交流電源と直流電源を並列に接続した交直重
畳電源に、残留磁気検出器を直列に接続したことを特徴
とするものである。
磁装置は、交流電源と直流電源を並列に接続した交直重
畳電源に、残留磁気検出器を直列に接続したことを特徴
とするものである。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項6または請
求項7記載の変流器鉄心の残留磁束の減磁装置におい
て、前記残留磁気検出器が、変流器の鉄心の減磁を検出
するための分流器と、閉磁路鉄心および磁束密度を直流
電圧に変換するホール素子にて構成されることを特徴と
するものである。
求項7記載の変流器鉄心の残留磁束の減磁装置におい
て、前記残留磁気検出器が、変流器の鉄心の減磁を検出
するための分流器と、閉磁路鉄心および磁束密度を直流
電圧に変換するホール素子にて構成されることを特徴と
するものである。
【0016】
【作用】請求項1乃至請求項3に記載の発明によれば、
小容量の電源設備で、供試機器に高電圧を発生させるこ
となく残留磁束零点を検出して、残留磁束を消去するこ
とができる変流器鉄心の残留磁束の消去方法を提供する
ことができる。
小容量の電源設備で、供試機器に高電圧を発生させるこ
となく残留磁束零点を検出して、残留磁束を消去するこ
とができる変流器鉄心の残留磁束の消去方法を提供する
ことができる。
【0017】また、請求項4乃至請求項8に記載の発明
によれば、小容量の電源設備で、供試機器に高電圧を発
生させることなく残留磁束零点を検出して、残留磁束を
消去することができる変流器鉄心の残留磁束の減磁装置
を提供することができる。
によれば、小容量の電源設備で、供試機器に高電圧を発
生させることなく残留磁束零点を検出して、残留磁束を
消去することができる変流器鉄心の残留磁束の減磁装置
を提供することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して具体的
に説明する。
に説明する。
【0019】[A.変流器鉄心の残留磁束の消去方法] [1.第1実施例]本実施例においては、図1に示した
様に、静止誘導機器などの供試機器3には、低電圧の交
流と直流の両方を同時に供給することができる交直重畳
電源1、あるいは低電圧の交流と直流を交互に供給する
ことができる交直切換電源2が直列に接続されている。
また、前記静止誘導機器などの供試機器3には、前記交
直重畳電源1または交直切換電源2によって励磁された
励磁電流の波形を周波数分析するための周波数分析装置
5が直列に接続されている。なお、図2は、静止誘導機
器の等価回路を示したものである。すなわち、巻線抵抗
6とインダクタンス7が直列に接続された回路と等価で
ある。
様に、静止誘導機器などの供試機器3には、低電圧の交
流と直流の両方を同時に供給することができる交直重畳
電源1、あるいは低電圧の交流と直流を交互に供給する
ことができる交直切換電源2が直列に接続されている。
また、前記静止誘導機器などの供試機器3には、前記交
直重畳電源1または交直切換電源2によって励磁された
励磁電流の波形を周波数分析するための周波数分析装置
5が直列に接続されている。なお、図2は、静止誘導機
器の等価回路を示したものである。すなわち、巻線抵抗
6とインダクタンス7が直列に接続された回路と等価で
ある。
【0020】以下に、本実施例の変流器鉄心の残留磁束
の消去方法について説明する。すなわち、静止誘導機器
などの供試機器3に残留磁束が残っている場合には、そ
のB−H曲線は図3の実線9で示したようになる。この
時、上述した様に、図9に示す様な交流電源12を用い
て供試機器13を励磁すると、オシロスコープ17で観
測される励磁電流波形は、図4に示した様に、+側と−
側とで非対称な波形となり、それぞれのピーク値の絶対
値も異なる。
の消去方法について説明する。すなわち、静止誘導機器
などの供試機器3に残留磁束が残っている場合には、そ
のB−H曲線は図3の実線9で示したようになる。この
時、上述した様に、図9に示す様な交流電源12を用い
て供試機器13を励磁すると、オシロスコープ17で観
測される励磁電流波形は、図4に示した様に、+側と−
側とで非対称な波形となり、それぞれのピーク値の絶対
値も異なる。
【0021】そこで、この様な残留磁束が残っている状
態の供試機器3を、図1に示した様な低電圧の交流と直
流の両方を同時にあるいは交互に供給できる交直重畳電
源1または交直切換電源2で励磁し、流れる励磁電流の
波形を周波数分析装置5で周波数分析する。すると、直
流電圧が0で交流電圧のみの励磁では、図4に示したと
同様の非対称電流が流れ、+側と−側の周波数成分には
差異がある。続いて、直流電流をピーク値の高い側の極
性に合わせて少しずつ供給することにより、その+側と
−側の周波数成分が等しくなる点があり、ここが残留磁
束零点である。なお、この時の電流波形は、図5に示し
た様に、+側と−側とで対称な波形となる。
態の供試機器3を、図1に示した様な低電圧の交流と直
流の両方を同時にあるいは交互に供給できる交直重畳電
源1または交直切換電源2で励磁し、流れる励磁電流の
波形を周波数分析装置5で周波数分析する。すると、直
流電圧が0で交流電圧のみの励磁では、図4に示したと
同様の非対称電流が流れ、+側と−側の周波数成分には
差異がある。続いて、直流電流をピーク値の高い側の極
性に合わせて少しずつ供給することにより、その+側と
−側の周波数成分が等しくなる点があり、ここが残留磁
束零点である。なお、この時の電流波形は、図5に示し
た様に、+側と−側とで対称な波形となる。
【0022】[2.第2実施例]本実施例の構成は上記
第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。な
お、残留磁束零点の検出方法が上記第1実施例と異なっ
ている。すなわち、本実施例においても、直流電圧が0
で交流電圧のみの励磁では、図4に示したと同様の非対
称電流が流れるが、1周期分の周波数分析の結果には、
電源の周波数の奇数、偶数倍の調波が存在している。こ
こで、上記第1実施例と同様に直流電流を少しずつ供給
すると、偶数倍調波が0になる点がある。ここが残留磁
束零点である。これは、測定した交流電流波形の周波数
分析結果に、電源周波数の2倍、4倍、6倍…等の偶数
倍調波が含まれないと、+側と−側の波形が対称である
ことを利用したものである。
第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。な
お、残留磁束零点の検出方法が上記第1実施例と異なっ
ている。すなわち、本実施例においても、直流電圧が0
で交流電圧のみの励磁では、図4に示したと同様の非対
称電流が流れるが、1周期分の周波数分析の結果には、
電源の周波数の奇数、偶数倍の調波が存在している。こ
こで、上記第1実施例と同様に直流電流を少しずつ供給
すると、偶数倍調波が0になる点がある。ここが残留磁
束零点である。これは、測定した交流電流波形の周波数
分析結果に、電源周波数の2倍、4倍、6倍…等の偶数
倍調波が含まれないと、+側と−側の波形が対称である
ことを利用したものである。
【0023】[3.第3実施例]本実施例の構成も上記
第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。な
お、残留磁束零点の検出方法が上記第1実施例と異なっ
ている。すなわち、本実施例においても、直流電圧が0
で交流電圧のみの励磁では、図4に示したと同様の非対
称電流が流れるが、この電流波形の+側と−側のピーク
値の絶対値が等しくなるように直流電流をコントロール
することにより、残留磁束を消去することができる。こ
れは、電流波形の+側と−側のピーク値の絶対値が等し
くなる点が、残留磁束零点であることを利用したもので
ある。
第1実施例と同様であるので、その説明は省略する。な
お、残留磁束零点の検出方法が上記第1実施例と異なっ
ている。すなわち、本実施例においても、直流電圧が0
で交流電圧のみの励磁では、図4に示したと同様の非対
称電流が流れるが、この電流波形の+側と−側のピーク
値の絶対値が等しくなるように直流電流をコントロール
することにより、残留磁束を消去することができる。こ
れは、電流波形の+側と−側のピーク値の絶対値が等し
くなる点が、残留磁束零点であることを利用したもので
ある。
【0024】[B.変流器鉄心の減磁装置] [1.第1実施例]本実施例の変流器鉄心の減磁装置
は、図6に示した様に構成されている。すなわち、交流
電源21に、極性切換器22を介して直流電流発生器2
3が並列に接続され、さらに、変流器巻線25及び変流
器鉄心26を有する変流器と、残留磁気検出器24に直
列に接続されている。なお、前記残留磁気検出器24
は、閉磁路鉄心の一部にホール素子を装着して構成され
ている。すなわち、図8に示した様に、通電主回路31
には分流器32が接続され、この分流器32には、残留
磁気検出鉄心の励磁巻線33により残留磁気検出鉄心3
4が並列に接続されている。また、前記残留磁気検出鉄
心34には、その一部にホール素子35が装着されてい
る。さらに、このホール素子35には、ホール素子制御
電流電源36及び直流増幅器37が接続されている。
は、図6に示した様に構成されている。すなわち、交流
電源21に、極性切換器22を介して直流電流発生器2
3が並列に接続され、さらに、変流器巻線25及び変流
器鉄心26を有する変流器と、残留磁気検出器24に直
列に接続されている。なお、前記残留磁気検出器24
は、閉磁路鉄心の一部にホール素子を装着して構成され
ている。すなわち、図8に示した様に、通電主回路31
には分流器32が接続され、この分流器32には、残留
磁気検出鉄心の励磁巻線33により残留磁気検出鉄心3
4が並列に接続されている。また、前記残留磁気検出鉄
心34には、その一部にホール素子35が装着されてい
る。さらに、このホール素子35には、ホール素子制御
電流電源36及び直流増幅器37が接続されている。
【0025】この様な構成を有する本実施例の変流器鉄
心の減磁装置は、以下に述べる様に作用する。すなわ
ち、前記減磁装置の出力端子を変流器の一次巻線または
二次巻線へ接続し、図7に示した様なヒステリシスを描
くように、直流電流発生器23の正極性出力電流を鉄心
が飽和するA点まで増加させた後、電流を減少してB点
で遮断する。続いて、極性を反転し、再び負極性出力電
流を鉄心が飽和するC点まで増加させて遮断する。な
お、この間、閉磁路鉄心の一部にホール素子を装着した
残留磁気検出器24は、正または負の最高出力電圧を示
しながら、絶対量は異なるが変流器鉄心のヒステリシス
と同一な軌跡を辿っている。
心の減磁装置は、以下に述べる様に作用する。すなわ
ち、前記減磁装置の出力端子を変流器の一次巻線または
二次巻線へ接続し、図7に示した様なヒステリシスを描
くように、直流電流発生器23の正極性出力電流を鉄心
が飽和するA点まで増加させた後、電流を減少してB点
で遮断する。続いて、極性を反転し、再び負極性出力電
流を鉄心が飽和するC点まで増加させて遮断する。な
お、この間、閉磁路鉄心の一部にホール素子を装着した
残留磁気検出器24は、正または負の最高出力電圧を示
しながら、絶対量は異なるが変流器鉄心のヒステリシス
と同一な軌跡を辿っている。
【0026】ここまでの操作で、変流器鉄心の磁気は、
図7に示したヒステリシスのD点に停止していることか
ら、最初と同じ正極性の電流を暫増させ、残留磁気検出
器24の出力電圧が零点を指示した時点、すなわち図7
のE点で電源を遮断する。
図7に示したヒステリシスのD点に停止していることか
ら、最初と同じ正極性の電流を暫増させ、残留磁気検出
器24の出力電圧が零点を指示した時点、すなわち図7
のE点で電源を遮断する。
【0027】以上の操作により、磁束密度が約0(GA
USS)にて電源が遮断されたことから、起磁力は0点
にもどり、残留磁気は減磁される。また、前記残留磁気
検出器24をセンサーとして、一連の操作を自動化する
ことにより、直流電流発生器23へ出力電流を設定して
装置を駆動させるだけで、残留磁気は減磁され、操作が
より容易なものとなる。
USS)にて電源が遮断されたことから、起磁力は0点
にもどり、残留磁気は減磁される。また、前記残留磁気
検出器24をセンサーとして、一連の操作を自動化する
ことにより、直流電流発生器23へ出力電流を設定して
装置を駆動させるだけで、残留磁気は減磁され、操作が
より容易なものとなる。
【0028】この様に、本実施例の変流器鉄心の残留磁
束の減磁装置は、減磁させる変流器と直列に、ホール素
子を用いた残留磁気検出器を接続することにより、直接
測定することが困難な変流器鉄心の残留磁気の量的な大
きさとは無関係に、強制的に直流励磁によるヒステリシ
スループを起動させ、磁束密度0(GAUSS)の点を
検出することができる。
束の減磁装置は、減磁させる変流器と直列に、ホール素
子を用いた残留磁気検出器を接続することにより、直接
測定することが困難な変流器鉄心の残留磁気の量的な大
きさとは無関係に、強制的に直流励磁によるヒステリシ
スループを起動させ、磁束密度0(GAUSS)の点を
検出することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、供
試機器の巻線に高電圧を発生することなく、小容量の電
源設備で残留磁束を消去することができる変流器鉄心の
残留磁束の消去方法及び減磁装置を提供することができ
る。
試機器の巻線に高電圧を発生することなく、小容量の電
源設備で残留磁束を消去することができる変流器鉄心の
残留磁束の消去方法及び減磁装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である変流器鉄心の残留磁
束の消去方法の一実施例を示す回路図
束の消去方法の一実施例を示す回路図
【図2】静止誘導機器の等価回路を示す図
【図3】代表的な磁化特性を示す特性図
【図4】供試機器に残留磁束がある状態における電流波
形の例を示す特性図
形の例を示す特性図
【図5】供試機器に残留磁束がない状態における電流波
形の例を示す特性図
形の例を示す特性図
【図6】本発明の第2実施例である変流器鉄心の残留磁
束の減磁装置の一実施例を示す回路図
束の減磁装置の一実施例を示す回路図
【図7】変流器残留磁気の減磁ヒステリシスを示す図
【図8】本発明の第2実施例に用いられる残留磁気検出
器の回路図
器の回路図
【図9】従来の変流器鉄心の残留磁束の消去方法の一例
を示す回路図
を示す回路図
【図10】交流による残留磁気の減磁メカニズムの説明
図
図
1…交直重畳電源 2…交直切換電源 3…静止誘導機器 4…電流測定用抵抗 5…周波数分析装置 6…静止誘導機器の巻線抵抗 7…静止誘導機器のインダクタンス 8…一般的なB−H曲線 9…供試機器に残留磁束が残っている時のB−H曲線 12…大容量交流電源 13…供試機器 14…計器用変成器 15…交流電圧計 16…電流測定用抵抗 17…オシロスコープ 21…交流電源 22…極性切換器 23…直流発生器 24…残留磁気検出器 31…通電主回路 32…分流器 33…残留磁気検出鉄心の励磁巻線 34…残留磁気検出鉄心 35…ホール素子 36…ホール素子制御電流電源 37…直流増幅器 A点…正極性電流の通電による変流器鉄心の最高磁束密
度点 B点…正極性電流が遮断されたことで発生した残留磁束
密度点 C点…負極性電流の通電による変流器鉄心の最高磁束密
度点 D点…負極性電流が遮断されたことで発生した残留磁束
密度点 E点…残留磁束密度0(GAUSS)点
度点 B点…正極性電流が遮断されたことで発生した残留磁束
密度点 C点…負極性電流の通電による変流器鉄心の最高磁束密
度点 D点…負極性電流が遮断されたことで発生した残留磁束
密度点 E点…残留磁束密度0(GAUSS)点
Claims (8)
- 【請求項1】 低電圧の交流と直流両方の電源を交互に
あるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形の+側と
−側を周波数分析装置により周波数分析し、各周波数に
おける交流電流の絶対値が等しくなるように、前記直流
電源を調整することを特徴とする変流器鉄心の残留磁束
の消去方法。 - 【請求項2】 低電圧の交流と直流両方の電源を交互に
あるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形を周波数
分析し、偶数調波を含まず奇数調波だけとなるように直
流電源を調整することを特徴とする変流器鉄心の残留磁
束の消去方法。 - 【請求項3】 低電圧の交流と直流両方の電源を交互に
あるいは同時に用いて、変流器の交流電流波形の+側と
−側のピーク値の絶対値が等しくなるように、直流電源
を調整することを特徴とする変流器鉄心の残留磁束の消
去方法。 - 【請求項4】 極性切換器を介して、交流電源と直流電
源を並列に接続した交直切換電源に、周波数分析装置を
直列に接続したことを特徴とする変流器鉄心の残留磁束
の減磁装置。 - 【請求項5】 交流電源と直流電源を並列に接続した交
直重畳電源に、周波数分析装置を直列に接続したことを
特徴とする変流器鉄心の残留磁束の減磁装置。 - 【請求項6】 極性切換器を介して、交流電源と直流電
源を並列に接続した交直切換電源に、残留磁気検出器を
直列に接続したことを特徴とする変流器鉄心の残留磁束
の減磁装置。 - 【請求項7】 交流電源と直流電源を並列に接続した交
直重畳電源に、残留磁気検出器を直列に接続したことを
特徴とする変流器鉄心の残留磁束の減磁装置。 - 【請求項8】 前記残留磁気検出器が、変流器の鉄心の
減磁を検出するための分流器と、閉磁路鉄心および磁束
密度を直流電圧に変換するホール素子にて構成されるこ
とを特徴とする請求項6または請求項7記載の変流器鉄
心の残留磁束の減磁装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3957395A JPH08236351A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3957395A JPH08236351A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08236351A true JPH08236351A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=12556832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3957395A Pending JPH08236351A (ja) | 1995-02-28 | 1995-02-28 | 変流器鉄心の残留磁束の消去方法及び減磁装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08236351A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011216630A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Takaoka Electric Mfg Co Ltd | 変圧器鉄心の残留磁束密度制御方法およびその装置 |
| CN103177846A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-06-26 | 北京北方车辆集团有限公司 | 用于超大尺寸工件的退磁装置 |
| US8914557B2 (en) | 2005-12-16 | 2014-12-16 | Microsoft Corporation | Optimizing write and wear performance for a memory |
| CN112068050A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-11 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种变压器剩磁量化评估与消除方法 |
-
1995
- 1995-02-28 JP JP3957395A patent/JPH08236351A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8914557B2 (en) | 2005-12-16 | 2014-12-16 | Microsoft Corporation | Optimizing write and wear performance for a memory |
| JP2011216630A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Takaoka Electric Mfg Co Ltd | 変圧器鉄心の残留磁束密度制御方法およびその装置 |
| CN103177846A (zh) * | 2013-04-03 | 2013-06-26 | 北京北方车辆集团有限公司 | 用于超大尺寸工件的退磁装置 |
| CN112068050A (zh) * | 2020-09-10 | 2020-12-11 | 云南电网有限责任公司电力科学研究院 | 一种变压器剩磁量化评估与消除方法 |
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