JPH08236821A - 超伝導アンチヒューズ - Google Patents

超伝導アンチヒューズ

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Publication number
JPH08236821A
JPH08236821A JP7038875A JP3887595A JPH08236821A JP H08236821 A JPH08236821 A JP H08236821A JP 7038875 A JP7038875 A JP 7038875A JP 3887595 A JP3887595 A JP 3887595A JP H08236821 A JPH08236821 A JP H08236821A
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JP
Japan
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superconducting
superconductor
antifuse
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voltage
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Withdrawn
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JP7038875A
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Inventor
Akira Yoshida
晃 吉田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductor Devices And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Containers, Films, And Cooling For Superconductive Devices (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】閾値以上の電圧を印加すると高抵抗状態或いは
絶縁状態から超伝導状態に変化する超伝導アンチヒュー
ズ関し、超伝導配線層を形成した後でその超伝導配線層
を高抵抗状態或いは絶縁状態から超伝導状態に変えるこ
とができる超伝導アンチヒューズを提供する。 【構成】基板1上に少なくとも2つの超伝導体層2,3
が、超伝導体層2,3間に閾値電圧以下の電圧を印加し
たとき超伝導体層2,3間が高抵抗状態にあり、閾値電
圧以上の電圧を印加したとき超伝導体層2,3同士が互
いに接触しうる間隔をおいて形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超伝導アンチヒューズ
に関し、より詳しくは、閾値以上の電圧を印加すると高
抵抗状態或いは絶縁状態から超伝導状態に変化する超伝
導アンチヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】超伝導配線層はたとえばジョセフソン論
理素子の配線として、或いは、マルチチップモジュール
(MMC)のチップ間配線として用いることができ、Si
などの基板上に形成されたNb,Pbなどの金属超伝導材料
やNbTi,NbSnなどの合金系超伝導材料の超伝導体層をパ
ターニングして形成される。
【0003】Nb膜の超伝導配線層は、液体Heなどで9K
以下に冷却することにより電気抵抗がゼロになり、極め
て高速で低損失の信号伝送線路を実現できる。このよう
な超伝導配線層をジョセフソン論理素子の配線や、マル
チチップモジュールのチップ間配線として用いると、論
理回路間の相互信号伝送線路を高速化でき消費電力を低
くすることができるので、コンピュータシステムの性能
を大幅に高めることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、閾値以上の電圧の印加により高抵抗状態或い
は絶縁状態から超伝導状態に変化するいわゆる超伝導ア
ンチヒューズは実現されていなかった。そのため、超伝
導回路に用いられる超伝導配線は、超伝導体層をパター
ニングする時点で決定されていなければならず、一旦基
板に回路パターンを作成した後で配線を接続することは
できない。従って、少量多品種等の場合には製品によっ
て配線接続をいちいち変える必要があり、工程管理が複
雑になるという問題があった。
【0005】本発明は、係る従来の問題点に鑑みて創作
されたもので、超伝導配線層を形成した後でその超伝導
配線層を高抵抗状態或いは絶縁状態から超伝導状態に変
えることができる超伝導アンチヒューズを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、基板上に少
なくとも2つの超伝導体層が、該超伝導体層間に閾値電
圧以下の電圧を印加したとき前記超伝導体層間が高抵抗
状態にあり、前記閾値電圧以上の電圧を印加したとき前
記超伝導体層同士が互いに接触しうる間隔をおいて形成
されていることを特徴とする超伝導アンチヒューズによ
って達成され、第2に、前記超伝導体層間の隙間内に冷
媒が介在していることを特徴とする第1の発明に記載の
超伝導アンチヒューズによって達成され、第3に、前記
基板は段差を有し、前記超伝導体層は前記段差を挟んで
上及び下の段の前記基板上にそれぞれ形成されているこ
とを特徴とする第1又は第2の発明に記載の超伝導アン
チヒューズによって達成され、第4に、前記超伝導体層
間の隙間の一部に絶縁膜、半導体膜又は常伝導体膜が介
在していることを特徴とする第1乃至第3の発明のいず
れかに記載の超伝導アンチヒューズによって達成され
る。
【0007】
【作用】本発明の超伝導アンチヒューズによれば、間隔
をおいて形成された超伝導体層間に閾値電圧以下の電圧
を印加したときに超伝導体層間が絶縁状態或いは高抵抗
状態にあり、それらの超伝導体層間に閾値電圧以上の電
圧を印加したとき超伝導体層同士が互いに接触しうる間
隔で超伝導体層が形成されている。
【0008】従って、この超伝導アンチヒューズを、冷
媒、例えば液体ヘリウムに浸漬して超伝導体層の臨界温
度以下に冷却して超伝導体層間に閾値電圧以下の電圧を
印加しても、超伝導体層間は絶縁状態或いは高抵抗状態
にある。このとき、超伝導アンチヒューズを液体ヘリウ
ムに曝してもよいし、超伝導アンチヒューズ全体をカバ
ーして液体ヘリウムに曝さないようにしてもよい。
【0009】一方、冷媒により冷却している状態で超伝
導体層間に閾値電圧以上の電圧を印加すると、隙間内の
雰囲気ガス或いはヘリウムは絶縁破壊を起こして超伝導
体層間に瞬間的に電流が流れる。この放電により超伝導
体層の対向部分が接触し、接触部が溶接される。また、
基板に形成された段差を挟んで上及び下の段の基板上に
それぞれ超伝導体層を形成しても、同じように機能させ
ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。本発明の実施例を具体的に説明する前に、
本発明の原理を説明する。 (本発明の原理の説明)図1(a),(b)は、本発明
の超伝導アンチヒューズの原理を模式的に表した斜視図
であり、同図(a)が初期の高抵抗状態を示し、同図
(b)が超伝導状態を示す。
【0011】図1(a)に示した超伝導アンチヒューズ
においては、第1と第2の超伝導体層25、26が隙間
を挟んで形成されている。しかも、隙間の一部に絶縁膜
27が挟まれている。この超伝導アンチヒューズを液体
ヘリウムなどに浸漬して超伝導体に超伝導が起こる臨界
温度以下に冷却する。絶縁膜27の厚さ、つまり第1と
第2の超伝導体層25,26間の間隔は、第1と第2の
超伝導体層25,26の間に閾値電圧以下の電圧を印加
したときに第1と第2の超伝導体層25,26間が高抵
抗状態になるように決められる。このとき、超伝導アン
チヒューズは液体ヘリウムに曝されるようになってい
る。従って、絶縁膜27が存在しているところを除いて
間隙内は液体ヘリウムで満たされる。
【0012】このとき、第1と第2の超伝導体層25,
26間の電圧が液体ヘリウムの絶縁破壊の閾値電圧を越
えると、第1と第2の超伝導体層25,26は間隙に満
たされた液体ヘリウムを介して放電し、瞬間的に電流が
流れる。この放電により、図1(b)に示すように、第
1と第2の超伝導体層25,26の対向部分が溶融して
接触し、その接触部分が溶接される。これにより第1と
第2の超伝導体層25,26間で導通がなされる。
【0013】したがって、上記の構成を、電圧の印加に
より絶縁状態から接続状態に変化する超伝導アンチヒュ
ーズとして機能させることができる。次に、図2
(a),(b)を参照しながら、別の構成の超伝導アン
チヒューズについて説明する。図2(a),(b)は、
本発明に係る超伝導アンチヒューズの初期状態とその接
続状態を模式的に表した断面図であり、同図(a)は高
抵抗状態を示し、同図(b)は超伝導状態を示す。
【0014】図2(a),(b)において、超伝導アン
チヒューズが配線の一部に形成されており、第1の超伝
導体層2は電圧を印加する端子5に接続され、第2の超
伝導体層3は接地端子6に接続されている。また、この
超伝導アンチヒューズは液体ヘリウムに浸漬され、4.
2Kに冷却されている。図2(a)において、第1と第
2の超伝導体層2,3は超伝導体になっているが、第1
の超伝導体層2と第2の超伝導体層3の間は高抵抗状態
にある。この第1と第2の超伝導体層2,3間の抵抗値
は、基板1の抵抗率、両超伝導体層間2,3の間隔や超
伝導体層2,3と基板1とのコンタクト抵抗によって決
まり、数100Ωから数GΩまで制御することができ
る。第1と第2の超伝導体層2,3間が、理想的な絶縁
状態のときは、第1と第2の超伝導体層2,3間に超伝
導電流は流れない。このときの超伝導電流と電圧の関係
は、図3のグラフの実線Cのようになる。このグラフで
は、横軸が線形目盛りで表した電圧を示し、縦軸が線形
目盛りで表した電流を示す。
【0015】図2(b)において、第1の超伝導体層2
と第2の超伝導体層3の間に絶縁破壊の閾値電圧以上の
電圧を印加すると、第1と第2の超伝導体層2,3間で
放電し、瞬間的に電流が流れる。これにより、第1と第
2の超伝導体層2,3の対向部分が溶融して接触し、溶
接される。この放電電圧は、超伝導体層2,3間の間隔
や、超伝導体層2,3間の間隙内を満たしている媒体に
よって決まる。その値は数V〜数十V位であり、たとえ
ば、その媒体が液体ヘリウムで、超伝導体層2,3の横
幅が2μm、スリット4幅が0.1μmのときは9V程
度である。
【0016】第1と第2の超伝導体層2,3が接続する
と、両超伝導体層2,3間には超伝導電流が流れるよう
になる。この接続による超伝導電流の臨界電流値は10
μAから数十mAで、超伝導配線には十分であり、図3
のグラフにおいて点線Dで示した特性となる。このよう
に、絶縁性基板1上にスリット4を挟んで2つの超伝導
体層2,3を配置することにより、通常は高抵抗状態
で、閾値電圧以上の電圧を印加したとき超伝導体層2,
3間が導通する超伝導アンチヒューズの機能を実現でき
る。 (超伝導素子の第1の実施例の説明)次に、図4
(a),(b)は、本発明の第1の実施例に係る超伝導
素子を示し、同図(a)は平面図、同図(b)は同図
(a)のI−I線断面図である。
【0017】図4(a),(b)において、絶縁性基板
1の表面に、超伝導体材料からなる幅5μmの帯状の第
1の超伝導体層2と第2の超伝導体層3をパターニング
することにより、幅約50nmの間隙(スリット)4を挟
んで第1の超伝導体層2と第2の超伝導体層3が形成さ
れている。なお、絶縁性基板1の材料として、絶縁体材
料、ドープされていない高抵抗の半導体材料、或いは絶
縁体基板上に形成された導電型不純物がドープされてい
ない半導体材料を使用できる。ここではSrTiO3を用い
た。
【0018】この基板1上に、超伝導体材料として厚さ
100nmのNb膜を堆積した後、パターニングし、帯状の
配線層を形成する。次に、Gaなどの収束イオンビーム
(FIB)によりその配線層をエッチングし、スリット
4を形成する。また別な方法として、Nb膜を堆積した
後、レジスト膜を形成し、電子ビーム露光・現像により
スリットを有する帯状のレジストマスクを形成する。続
いて、そのレジストマスクに基づいてCF4ガスを用いた
反応性イオンエッチングによりNb膜をエッチングし、ス
リット4を有する帯状の超伝導配線層を形成することも
できる。スリット4幅は、基板1の材料などの条件によ
り、100nm程度まで広くすることもできる。
【0019】このように、絶縁性基板1上にスリット4
を挟んだ2つの超伝導体層2,3を配置することによ
り、通常は高抵抗状態で、閾値電圧以上の電圧を印加す
ることにより超伝導体層2,3間が導通し、超伝導アン
チヒューズの機能を実現できる。臨界温度以下に冷却す
ることにより接続された超伝導配線層には超伝導電流が
流れる。 (第2の実施例の説明)次に、図5(a)〜(c)を参
照しながら本発明の第2の実施例に係る超伝導アンチヒ
ューズについて説明する。図5(a),(b)は、積層
型の超伝導アンチヒューズの各製造工程を示す断面図で
あり、図5(c)が超伝導アンチヒューズとしてほぼ完
成した断面図である。
【0020】まず、図5(a)に示すように、サファイ
ヤなどの絶縁体基板8上に、超伝導材料のNb膜からなる
第1の超伝導体層9、SiO2膜からなる絶縁体層10、Nb
膜からなる第2の超伝導体層11を、それぞれ100n
m、200nm、100nmの厚さに堆積する。続いて、フ
ォトリソグラフィ技術により第2の超伝導体層11上に
幅5μmの帯状のレジストマスク12を形成する。
【0021】次に、図5(b)に示すように、上記レジ
ストマスク12を用いて、絶縁体層10と第2の超伝導
体層11を連続してエッチングし、幅5μmの帯状のパ
ターン10,11を形成する。その後、レジストマスク
12を除去した後、帯状のパターン10,11を被覆す
る幅5μmの帯状のレジストマスク13を新たに形成す
る。
【0022】その後、図5(c)に示すように、上記レ
ジストマスク13により、第1の超伝導体層9をエッチ
ングし、帯状のパターン9を形成する。こうして、絶縁
体層10を挟んで第1の超伝導体層9と第2の超伝導体
層11を積層した超伝導アンチヒューズが完成する。こ
のように作製された超伝導アンチヒューズを液体ヘリウ
ム中に浸漬して4.2Kの温度に冷却する。このとき、
第1と第2の超伝導体層9,11間に印加する電圧が閾
値電圧以下では、超伝導体層9,11間は高抵抗状態に
あり、超伝導電流は流れない。第1と第2の超伝導体層
9,11間に閾値電圧以上の電圧を印加すると、第1と
第2の超伝導体層9,11の間隙4に満たされた液体ヘ
リウムを介して放電し、瞬間的に電流が流れる。これに
より、第1と第2の超伝導体層9,11が溶融して接触
し、この接触部が溶接される。第1と第2の超伝導体層
9,11に超伝導電流が流れるようになる。 (第3の実施例の説明)図6は、本発明の超伝導アンチ
ヒューズに係る第3の実施例を示す断面図である。絶縁
性基板17には高さhの段差が形成され、各段の上面に
第1の電極18と第2の電極19が形成されて、液体He
中に浸漬されている。
【0023】絶縁性基板17は、ドープされていないSr
TiO3からなる。基板17の段差は、レジストを塗布して
パターニングした後、Arイオンビームエッチングにより
深さ200nm程度除去することにより形成される。第1
と第2の電極18,19は、NbがEB蒸着法で100n
mの厚さに堆積される。蒸着による成膜は、膜の回り込
みが少ないため、絶縁性基板17の段差の側面にNbの膜
が形成されて電極18,19が短絡することはない。
【0024】このような構成の超伝導アンチヒューズに
おいて、第1の電極18と第2の電極19は絶縁性基板
17の段差hによって決まる間隔で配置され、両電極間
に印加される電圧が所定電圧以下のときは高抵抗状態で
ある。そして、所定電圧以上の電圧パルスを印加するこ
とによって、絶縁性基板17の段差部分において、He雰
囲気を介して第1と第2の電極18,19が放電して電
極18と19の近接部分が溶融して接続され、超伝導電
流が流れるようになる。 (第4の実施例に係る超伝導回路の説明)次に、図7
(a)〜(c)を参照しながら本発明の第4の実施例に
係る超伝導回路について説明する。図7(a)は、本発
明の超伝導回路の構成を模式的に示したものであり、同
図(b)はその部分拡大平面図、同図(c)は同図
(b)の線II-IIに沿った断面図である。
【0025】図7(a)に示すように、縦方向の超伝導
配線31a〜31dと横方向の超伝導配線32a〜32
dが交差してマトリクス状の超伝導配線層が形成されて
いる。各交差点において、超伝導アンチヒューズ33a
〜33pが縦方向の超伝導配線層と横方向の超伝導配線
層間に介在している。この超伝導アンチヒューズ33a
〜33pは、閾値電圧以上の電圧が印加されると高抵抗
状態から超伝導状態に変化する。
【0026】図7(a)の点線で囲んだ部分Aの拡大図
を図7(b)に示す。この図では、絶縁体基板34上に
縦方向の超伝導配線31dが形成され、その上に横方向
の超伝導配線32dが交差している。実際には、縦方向
の超伝導配線31dと横方向の超伝導配線32dとの間
には層間絶縁膜が介在しているが、図では省略してあ
る。横方向の超伝導体配線32dの一部として、点線の
円で囲んだ部分にスリットを有する超伝導アンチヒュー
ズ33pが形成され、コンタクト部35において縦方向
の超伝導体配線31dと接続されている。
【0027】図7(c)は、図7(b)のII−II線断面
図であり、絶縁体基板34の上に積層された層間絶縁膜
36の上に、横方向の超伝導配線32dとスリットを有
する超伝導アンチヒューズ33pが形成されている。層
間絶縁膜36は、ドープされていない半導体などからな
る。このような構成の超伝導回路において、縦方向の超
伝導配線31a〜31dと横方向の超伝導配線32a〜
32dから1組の配線層を選んで、超伝導アンチヒュー
ズ33a〜33pに閾値電圧以上の電圧を印加すること
により、交差点に接続された超伝導アンチヒューズ33
a〜33pを導通させることができる。
【0028】したがって、縦方向の配線層と横方向の配
線層を選択して超伝導アンチヒューズ33a〜33pの
うちの任意の超伝導アンチヒューズ33a〜33pを超
伝導状態にすることにより、縦方向の配線層と横方向の
配線層を接続して所望の超伝導回路を形成することがで
きる。これにより、途中で途切れた配線層パターンを作
製した後で、特定の配線層の配線層続を導通することが
可能になるので、ジョセフソンロジックゲートや低温動
作半導体ロジックゲートなどの配線層として利用するこ
とにより、FPGA(Field Programable Gate Arrey)
などのような適用性が広く低消費電力の高速論理回路が
構成できるようになる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明の超伝導アンチ
ヒューズによれば、間隙を挟む超伝導体層間に閾値電圧
以下の電圧を印加したときに超伝導体層間が絶縁状態或
いは高抵抗状態にあり、それらの超伝導体層間に閾値電
圧以上の電圧を印加したとき超伝導体層同士が互いに接
触しうる間隔で超伝導体層が形成されている。
【0030】従って、超伝導体層間に閾値電圧以上の電
圧を印加すると、間隙内の媒体は絶縁破壊を起こして放
電し、間隙を挟んだ超伝導体層同士が接触し、超伝導体
層間が導通する。また、基板に形成された段差を挟んで
上及び下の段の基板上にそれぞれ超伝導体層を形成して
も、同じように機能させることができる。
【0031】さらに、本発明の超伝導回路においては、
上記の超伝導アンチヒューズが形成された超伝導配線層
を有する。従って、導通させるべき超伝導配線層のみを
選択して導通させることができる。また、マトリックス
状に配置された超伝導配線層の交差点において、超伝導
配線層間に超伝導アンチヒューズを介在させている。従
って、接続すべき交差点を構成する縦方向と横方向の配
線層を選んで超伝導アンチヒューズの閾値電圧以上の電
圧を印加することにより超伝導アンチヒューズが導通
し、それらの超伝導配線層同士を接続することができ
る。
【0032】以上により、超伝導配線層パターンを形成
した後で所望の回路配線接続を形成することが出来る。
したがって、超伝導アンチヒューズが形成された配線層
をジョセフソンロジックゲートや低温動作半導体ロジッ
クゲートなどの配線層として利用することにより、FP
GA(Field Programable Gate Arrey)などのような適
用性が広く低消費電力の高速論理回路が構成できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超伝導アンチヒューズの原理を模式的
に示す斜視図であり、同図(a)は高抵抗状態を示し、
同図(b)は超伝導状態を示す。
【図2】本発明の別の構成の超伝導アンチヒューズの原
理を模式的に示す断面図であり、同図(a)は初期の高
抵抗状態を示し、同図(b)は超伝導状態を示す。
【図3】本発明の超伝導アンチヒューズの電圧と電流の
関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第1の実施例に係る超伝導アンチヒュ
ーズについて示し、同図(a)は平面図、同図(b)は
同図(a)のI−I線断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る超伝導アンチヒュ
ーズの構造およびその製造方法を示す断面図であり、同
図(a)〜(c)は各工程を示す。
【図6】本発明の第3の実施例に係る超伝導アンチヒュ
ーズの概略的な構造を示す断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例に係る超伝導回路を示
し、同図(a)は回路図、同図(b)は同図(a)に示
した回路の部分拡大平面図、同図(c)は同図(b)の
I−I線断面図である。
【符号の説明】
1、17 絶縁性基板 2、9、18 第1の超電導体層、 3、11、19 第2の超電導体層、 4 間隙(スリット)、 5、6 端子、 8、34 絶縁体基板、 10 絶縁体層、 12、13 レジストマスク、 36 層間絶縁膜、 31a〜31d 縦方向の超伝導配線、 32a〜32d 横方向の超伝導配線、 33a〜33p 超伝導アンチヒューズ、 35 コンタクト部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に少なくとも2つの超伝導体層
    が、該超伝導体層間に閾値電圧以下の電圧を印加したと
    き前記超伝導体層間が高抵抗状態にあり、前記閾値電圧
    以上の電圧を印加したとき前記超伝導体層同士が互いに
    接触しうる間隔をおいて形成されていることを特徴とす
    る超伝導アンチヒューズ。
  2. 【請求項2】 前記超伝導体層間の隙間に前記超伝導体
    層を冷却する冷媒が介在していることを特徴とする請求
    項1記載の超伝導アンチヒューズ。
  3. 【請求項3】 前記基板は段差を有し、前記超伝導体層
    は前記段差を挟んで上及び下の段の前記基板上にそれぞ
    れ形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の超伝導アンチヒューズ。
  4. 【請求項4】 前記超伝導体層間の隙間の一部に絶縁
    膜、半導体膜又は常伝導体膜が介在していることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の超伝導
    アンチヒューズ。
JP7038875A 1995-02-27 1995-02-27 超伝導アンチヒューズ Withdrawn JPH08236821A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US12408563B1 (en) * 2020-08-24 2025-09-02 Synopsys, Inc. Superconducting anti-fuse based field programmable gate array

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