JPH082371B2 - 外科用マルチフィラメント縫合糸 - Google Patents
外科用マルチフィラメント縫合糸Info
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- JPH082371B2 JPH082371B2 JP62335284A JP33528487A JPH082371B2 JP H082371 B2 JPH082371 B2 JP H082371B2 JP 62335284 A JP62335284 A JP 62335284A JP 33528487 A JP33528487 A JP 33528487A JP H082371 B2 JPH082371 B2 JP H082371B2
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- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は外科用縫合糸、詳しくは適度な硬さを有し、
操作時の滑り性が優れた外科用マルチフィラメント縫合
糸に関するものである。
操作時の滑り性が優れた外科用マルチフィラメント縫合
糸に関するものである。
(従来の技術) 周知の通り、外科用としての編組糸や撚り糸等の形態
を有するマルチフィラメント縫合糸は、モノフィラメン
トに比べて遥かに柔軟であり、曲げ弾性率が低く、くり
返しの曲げに対応する強さに優れているが反面において
表面の平滑性に欠けるため、表面のコーティング処理が
必要となる。このコーティング処理は組織通過性の改善
や安全な結節回数の調整に役立つが、コーティング剤が
生体非吸収性である場合には、糸の表面から剥離したコ
ーティング剤が異物として体内に拡散する危険がともな
うため、コーティング剤の素材には細心の配慮が必要と
なる。近年、ポリカプロラクトン重合体が生体吸収性に
優れていることが知見され、例えば、特開昭60-46982号
公報、特開昭62-60557号公報にみられるように、マルチ
フィラメントを平均分子量が約15,000および約40,000で
ある高分子量ポリカプロラクトン重合体で被覆した縫合
糸あるいはマルチフィラメント縫合糸被覆用のポリカプ
ロラクトン重合体が提案されている。
を有するマルチフィラメント縫合糸は、モノフィラメン
トに比べて遥かに柔軟であり、曲げ弾性率が低く、くり
返しの曲げに対応する強さに優れているが反面において
表面の平滑性に欠けるため、表面のコーティング処理が
必要となる。このコーティング処理は組織通過性の改善
や安全な結節回数の調整に役立つが、コーティング剤が
生体非吸収性である場合には、糸の表面から剥離したコ
ーティング剤が異物として体内に拡散する危険がともな
うため、コーティング剤の素材には細心の配慮が必要と
なる。近年、ポリカプロラクトン重合体が生体吸収性に
優れていることが知見され、例えば、特開昭60-46982号
公報、特開昭62-60557号公報にみられるように、マルチ
フィラメントを平均分子量が約15,000および約40,000で
ある高分子量ポリカプロラクトン重合体で被覆した縫合
糸あるいはマルチフィラメント縫合糸被覆用のポリカプ
ロラクトン重合体が提案されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記のような分子量を有する高分子量ポ
リカプロラクトン重合体でもつて被覆されたマルチフィ
ラメント縫合糸は、マルチフィラメントの表面粗さが改
善されて組織への通過性が良好となり、さらに、結び目
特性、殊に、結び目を縫合糸に沿つて所定場所まで下方
にずらすといういわゆる「結び下ろし」性能が向上する
という利点が付加されるが、医師の術中操作される縫合
糸を、所定の位置、所定の方向に的確に位置させるため
には、モノフィラメント縫合糸のようにある程度の剛
性、即ち、適当な硬さが必要であり、上記した被覆縫合
糸はこの点において未だ充分満足すべきものではなかっ
た。
リカプロラクトン重合体でもつて被覆されたマルチフィ
ラメント縫合糸は、マルチフィラメントの表面粗さが改
善されて組織への通過性が良好となり、さらに、結び目
特性、殊に、結び目を縫合糸に沿つて所定場所まで下方
にずらすといういわゆる「結び下ろし」性能が向上する
という利点が付加されるが、医師の術中操作される縫合
糸を、所定の位置、所定の方向に的確に位置させるため
には、モノフィラメント縫合糸のようにある程度の剛
性、即ち、適当な硬さが必要であり、上記した被覆縫合
糸はこの点において未だ充分満足すべきものではなかっ
た。
本発明は被覆縫合糸の長所を損うことなくさらに適度
な硬さが付与されたマルチフィラメント縫合糸を提供す
ることを目的としてなされたものである。
な硬さが付与されたマルチフィラメント縫合糸を提供す
ることを目的としてなされたものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明によるマルチフィラメント縫合糸は、分子量の
異なる2種のポリカプロラクトン重合体でもつて被覆さ
れており、第1層目(内側層)は適度な硬さを具備させ
るべく、相対粘度1.5〜3.2のポリカプロラクトン重合体
で被覆(コーティング)され、さらに良好な「結び下
し」特性を付与させるために第2層目(表面層)に相対
粘度1.3〜1.5未満のポリカプロラクトン重合体が被覆さ
れていることを特徴としている。
異なる2種のポリカプロラクトン重合体でもつて被覆さ
れており、第1層目(内側層)は適度な硬さを具備させ
るべく、相対粘度1.5〜3.2のポリカプロラクトン重合体
で被覆(コーティング)され、さらに良好な「結び下
し」特性を付与させるために第2層目(表面層)に相対
粘度1.3〜1.5未満のポリカプロラクトン重合体が被覆さ
れていることを特徴としている。
ポリカプロラクトン重合体は低い分子量のものから高
い分子量のものまですべて亘り糸を滑らせる特質を有し
ているが、相対粘度1.3〜1.5未満の場合には滑り効果が
優れているが硬さ付与効果が乏しく、柔軟なマルチフィ
ラメントに適度な硬さを付与することはできないが、マ
ルチフィラメントを直接被覆する第1層に相対粘度1.5
〜3.2のポリカプロラクトン重合体を用いることによつ
てマルチフィラメントに適度な硬さが付与される。
い分子量のものまですべて亘り糸を滑らせる特質を有し
ているが、相対粘度1.3〜1.5未満の場合には滑り効果が
優れているが硬さ付与効果が乏しく、柔軟なマルチフィ
ラメントに適度な硬さを付与することはできないが、マ
ルチフィラメントを直接被覆する第1層に相対粘度1.5
〜3.2のポリカプロラクトン重合体を用いることによつ
てマルチフィラメントに適度な硬さが付与される。
本発明の縫合糸に用いられる熱可塑性ポリカプロラク
トン重合体は以下のようにして製造される。
トン重合体は以下のようにして製造される。
すなわち、ε−カプロラクトンモノマーなどのラクト
ンモノマーを活性水素基を有する開始剤および触媒の存
在下で開環付加重合させることにより得られる。
ンモノマーを活性水素基を有する開始剤および触媒の存
在下で開環付加重合させることにより得られる。
この反応に用いられる触媒としては有機スズ化合物、
有機チタン化合物、有機ハロゲン化スズ化合物などが一
般的であり、その使用量は出発原料に対して0.1〜5,000
ppm、好ましくは10〜100ppmである。反応温度は100〜23
0℃が適当であり、不活性ガス中で行うのがよい。
有機チタン化合物、有機ハロゲン化スズ化合物などが一
般的であり、その使用量は出発原料に対して0.1〜5,000
ppm、好ましくは10〜100ppmである。反応温度は100〜23
0℃が適当であり、不活性ガス中で行うのがよい。
反応温度は230℃以上にすることは好ましくない。と
いうのはポリカプロラクトンの解重合温度が約220〜230
℃であるため、これ以上の高温度で反応を行なうと重合
物が分解し、分子量が大きくならないからである。反対
に反応温度が100℃以下では反応速度が遅く、効率が悪
い。
いうのはポリカプロラクトンの解重合温度が約220〜230
℃であるため、これ以上の高温度で反応を行なうと重合
物が分解し、分子量が大きくならないからである。反対
に反応温度が100℃以下では反応速度が遅く、効率が悪
い。
この熱可塑性ポリカプロラクトン重合体は常温で液体
のものから固体状のもの迄種々の分子量(すなわち、相
対粘度)を有するものがあり、各種の用途に用いられて
いるが、本発明の縫合糸に用いられるポリカプロラクト
ン重合体は相対粘度1.5〜3,2のものと1.3〜1.5未満のも
のを2層に被覆する。
のものから固体状のもの迄種々の分子量(すなわち、相
対粘度)を有するものがあり、各種の用途に用いられて
いるが、本発明の縫合糸に用いられるポリカプロラクト
ン重合体は相対粘度1.5〜3,2のものと1.3〜1.5未満のも
のを2層に被覆する。
なお、相対粘度1.3〜3.2を有するポリカプロラクトン
重合体は各種の用途向けに市販されており、たとえば、
倍力操作物体(特開昭62-240692)、プラスチック粘土
(特開昭61-42679)、医療用ギプス(特開昭58-8104
2)、スプリント材、放射線照射用フェイスマスク、か
つらの型取材(特開昭60-215018)などに用いられてい
る。
重合体は各種の用途向けに市販されており、たとえば、
倍力操作物体(特開昭62-240692)、プラスチック粘土
(特開昭61-42679)、医療用ギプス(特開昭58-8104
2)、スプリント材、放射線照射用フェイスマスク、か
つらの型取材(特開昭60-215018)などに用いられてい
る。
相対粘土1.5〜3.2を有するポリカプロラクトン重合体
の具体的な例としては、ダイセル化学工業株式会社で製
造され、市販されているPCL-H4,H7などがある。また、
相対粘度1.3〜1.5未満を有するポリカプロラクトン重合
体も各種の用途向けに市販されており、一般的な樹脂の
改質剤などに用いられている。その具体的な例として
は、ダイセル化学工業株式会社で製造され、市販されて
いるPCL-H1などがある。したがつて、これら市販のもの
を購入して用いてもよい。なお、相対粘土はJIS規格
(K−6726)に準じ、溶剤:トルエン、濃度:1%、温
度:25±0.05℃で測定する。
の具体的な例としては、ダイセル化学工業株式会社で製
造され、市販されているPCL-H4,H7などがある。また、
相対粘度1.3〜1.5未満を有するポリカプロラクトン重合
体も各種の用途向けに市販されており、一般的な樹脂の
改質剤などに用いられている。その具体的な例として
は、ダイセル化学工業株式会社で製造され、市販されて
いるPCL-H1などがある。したがつて、これら市販のもの
を購入して用いてもよい。なお、相対粘土はJIS規格
(K−6726)に準じ、溶剤:トルエン、濃度:1%、温
度:25±0.05℃で測定する。
(実施例) 実施例1 相対粘度2.34の樹脂(平均分子量約70,000のポリカプ
ロラクトン重合体:ダイセル化学工業株式会社製PCL-H
7)1gを100mlのトルエンに溶解し、ポリエステルブレー
ド糸(USP3−0相当)をこの溶液に連続的に浸漬し、溶
剤を乾燥しながら巻き取つて第1層の被覆を行なつた。
次いで、この糸を、相対粘度1.40の樹脂(平均分子量約
20,000のポリカプロラクトン重合体:ダイセル化学工業
株式会社製PCL-H2)4gを100mlのトルエンに溶解した液
中に再度連続的に浸漬して乾燥し、第1層(内側層)が
相対粘度23.4のポリカプロラクトン重合体であり、第2
層(表面層)が相対粘度1.40のポリカプロラクトン重合
体である二重被覆のポリエステルブレード糸となした。
ロラクトン重合体:ダイセル化学工業株式会社製PCL-H
7)1gを100mlのトルエンに溶解し、ポリエステルブレー
ド糸(USP3−0相当)をこの溶液に連続的に浸漬し、溶
剤を乾燥しながら巻き取つて第1層の被覆を行なつた。
次いで、この糸を、相対粘度1.40の樹脂(平均分子量約
20,000のポリカプロラクトン重合体:ダイセル化学工業
株式会社製PCL-H2)4gを100mlのトルエンに溶解した液
中に再度連続的に浸漬して乾燥し、第1層(内側層)が
相対粘度23.4のポリカプロラクトン重合体であり、第2
層(表面層)が相対粘度1.40のポリカプロラクトン重合
体である二重被覆のポリエステルブレード糸となした。
実施例2 実施例1と同じ平均分子量約70,000のポリカプロラク
トン重合体1gを100mlのトルエンに溶解し、ポリグリコ
ール酸マルチフィラメント縫合糸(USP3−0相当、以下
PGA糸という)をこの溶液に連続的に浸漬し、溶剤を乾
燥しながら巻き取つて第1層の被覆を行なつた。次いで
この糸を平均分子量約20,000のポリカプロラクトン重合
体5gを100mlのトルエンに溶解した液中に再度連続的に
浸漬して乾燥し、上記実施例1同様の内外二重被覆のPG
A糸となした。
トン重合体1gを100mlのトルエンに溶解し、ポリグリコ
ール酸マルチフィラメント縫合糸(USP3−0相当、以下
PGA糸という)をこの溶液に連続的に浸漬し、溶剤を乾
燥しながら巻き取つて第1層の被覆を行なつた。次いで
この糸を平均分子量約20,000のポリカプロラクトン重合
体5gを100mlのトルエンに溶解した液中に再度連続的に
浸漬して乾燥し、上記実施例1同様の内外二重被覆のPG
A糸となした。
実施例3 相対粘度1.58の樹脂(平均分子量約40,000のポリカプ
ロラクトン重合体:ダイセル化学工業株式会社製PCL-H
4)2gを100mlのトルエンに溶解し、実施例2で用いたも
のと同じPGA糸をこの溶液に連続的に浸漬し、溶剤を乾
燥しながら巻き取つて第1層被覆を行なつた。次に、こ
の糸を実施例1で用いたものと同じ平均分子量約20,000
のポリカプロラクトン重合体を5gを100mlのトルエンに
溶解した液中に再度連続的に浸漬して乾燥し、内側が相
対粘度1.58、外側が相対粘度1.40のポリカプロラクトン
重合体で被覆されたPGA糸となした。
ロラクトン重合体:ダイセル化学工業株式会社製PCL-H
4)2gを100mlのトルエンに溶解し、実施例2で用いたも
のと同じPGA糸をこの溶液に連続的に浸漬し、溶剤を乾
燥しながら巻き取つて第1層被覆を行なつた。次に、こ
の糸を実施例1で用いたものと同じ平均分子量約20,000
のポリカプロラクトン重合体を5gを100mlのトルエンに
溶解した液中に再度連続的に浸漬して乾燥し、内側が相
対粘度1.58、外側が相対粘度1.40のポリカプロラクトン
重合体で被覆されたPGA糸となした。
比較例1 実施例1と同じ平均分子量約70,000のポリカプロラク
トン重合体1gと、ステアリン酸カルシウム2gとを100ml
のトルエンに分散し、この分散液を攪拌しながらシルク
ブレード糸(USP3−0相当)を該分散液中に連続的に浸
漬して乾燥し、被覆シルクプレード糸となした。
トン重合体1gと、ステアリン酸カルシウム2gとを100ml
のトルエンに分散し、この分散液を攪拌しながらシルク
ブレード糸(USP3−0相当)を該分散液中に連続的に浸
漬して乾燥し、被覆シルクプレード糸となした。
比較例2 実施例3と同じ平均分子量約40,000のポリカプロラク
トン重合体2gと、シリコーン0.2gとを100mlのトルエン
に溶解し、この溶液にシルクブレード糸(USP3−0相
当)を連続的に浸漬して乾燥し、巻取つて被覆シルクブ
レード糸となした。
トン重合体2gと、シリコーン0.2gとを100mlのトルエン
に溶解し、この溶液にシルクブレード糸(USP3−0相
当)を連続的に浸漬して乾燥し、巻取つて被覆シルクブ
レード糸となした。
比較例3 実施例3と同じ平均分子量約40,000のポリカプロラク
トン重合体2gを100mlのトルエンに溶解し、この溶液に
上記比較例と同じシルクブレード糸とを浸漬して乾燥
し、被覆シルクブレード糸となした。
トン重合体2gを100mlのトルエンに溶解し、この溶液に
上記比較例と同じシルクブレード糸とを浸漬して乾燥
し、被覆シルクブレード糸となした。
比較例4 実施例1と同じ平均分子量約70,000のポリカプロラク
トン重合体2gを100mlのトルエンに溶解し、この溶液に
シルクブレード糸(USP3−0相当)を連続的に浸漬して
乾燥し、ポリカプロラクト重合体でもつて被覆されたシ
ルクブレード糸となした。
トン重合体2gを100mlのトルエンに溶解し、この溶液に
シルクブレード糸(USP3−0相当)を連続的に浸漬して
乾燥し、ポリカプロラクト重合体でもつて被覆されたシ
ルクブレード糸となした。
比較例5 実施例1と同じ平均分子量約70,000のポリカプロラク
トン重合体4gを100mlのトルエンに溶解し、この溶液に
シルクブレード糸を浸漬し乾燥して上記同様にポリカプ
ロラクトン重合体でもつて被覆されたシクルブレード糸
となした。
トン重合体4gを100mlのトルエンに溶解し、この溶液に
シルクブレード糸を浸漬し乾燥して上記同様にポリカプ
ロラクトン重合体でもつて被覆されたシクルブレード糸
となした。
上記した実施例1〜3および比較例1〜5の各被覆縫
合糸の性能は次表の通りであつた。
合糸の性能は次表の通りであつた。
なお、各性能の値は5〜10回測定した平均値であり、
表中の比較例6はシルクブレードにビーズワックスとシ
リコンからなる被覆剤でコーティングされた市販品であ
る。
表中の比較例6はシルクブレードにビーズワックスとシ
リコンからなる被覆剤でコーティングされた市販品であ
る。
(発明の効果) 上表から理解できるように、相対粘度1.58のポリカプ
ロラクトン重合体をコーティングしてなる比較例3にお
いては、結節安全性や結び下し特性において優れている
が、カンチレバー法による測定値が140mlもあり、柔か
過ぎて取扱いにくく、また相対粘度2.34のポリカプロラ
クトン重合体をコーティングしてなる比較例5において
は、縫合糸の滑りが悪く硬過ぎるという不都合がみら
れ、手術中における縫いやすさ、結びやすさ、の点にお
いて満足すべきものではない。一方比較例6において
は、縫いやすさ、や結びやすさなど総合的な操作性が良
好であるが、コーティング剤の生体吸収性の点において
やゝ難点がある。しかしながら本発明のマルチフィラメ
ント縫合糸は、マルチフィラメント糸の外周が相対粘度
1.5〜3.2のポリカプロラクトン重合体によつて被覆さ
れ、さらにその表面が相対粘度1.3〜1.5未満のポリカプ
ロラクトン重合体でもつて被覆されてなるものであるか
ら、第1層の内側被覆層のポリカプロラクトン重合体は
マルチフィラメント糸に適度な硬さを付与して取扱いの
容易性を向上させ、第2層の表面を被覆しているポリカ
プロラクトン重合体は縫合糸に望ましい結節安全性や結
び下し特性を具備させ、操作性のよい理想的な外科用マ
ルチフィラメント縫合糸となる。
ロラクトン重合体をコーティングしてなる比較例3にお
いては、結節安全性や結び下し特性において優れている
が、カンチレバー法による測定値が140mlもあり、柔か
過ぎて取扱いにくく、また相対粘度2.34のポリカプロラ
クトン重合体をコーティングしてなる比較例5において
は、縫合糸の滑りが悪く硬過ぎるという不都合がみら
れ、手術中における縫いやすさ、結びやすさ、の点にお
いて満足すべきものではない。一方比較例6において
は、縫いやすさ、や結びやすさなど総合的な操作性が良
好であるが、コーティング剤の生体吸収性の点において
やゝ難点がある。しかしながら本発明のマルチフィラメ
ント縫合糸は、マルチフィラメント糸の外周が相対粘度
1.5〜3.2のポリカプロラクトン重合体によつて被覆さ
れ、さらにその表面が相対粘度1.3〜1.5未満のポリカプ
ロラクトン重合体でもつて被覆されてなるものであるか
ら、第1層の内側被覆層のポリカプロラクトン重合体は
マルチフィラメント糸に適度な硬さを付与して取扱いの
容易性を向上させ、第2層の表面を被覆しているポリカ
プロラクトン重合体は縫合糸に望ましい結節安全性や結
び下し特性を具備させ、操作性のよい理想的な外科用マ
ルチフィラメント縫合糸となる。
Claims (1)
- 【請求項1】マルチフィラメントからなる縫合糸の外周
が相対粘度1.5〜3.2のポリカプロラクトン重合体によつ
て被覆され、さらにその表面が相対粘度1.3〜1.5未満の
ポリカプロラクトン重合体によつて被覆されていること
を特徴とする外科用マルチフィラメント縫合糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62335284A JPH082371B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 外科用マルチフィラメント縫合糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62335284A JPH082371B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 外科用マルチフィラメント縫合糸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01175856A JPH01175856A (ja) | 1989-07-12 |
| JPH082371B2 true JPH082371B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=18286798
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62335284A Expired - Fee Related JPH082371B2 (ja) | 1987-12-30 | 1987-12-30 | 外科用マルチフィラメント縫合糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082371B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-30 JP JP62335284A patent/JPH082371B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01175856A (ja) | 1989-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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