JPH08238354A - パチンコ機の発射装置 - Google Patents

パチンコ機の発射装置

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JPH08238354A
JPH08238354A JP3147696A JP3147696A JPH08238354A JP H08238354 A JPH08238354 A JP H08238354A JP 3147696 A JP3147696 A JP 3147696A JP 3147696 A JP3147696 A JP 3147696A JP H08238354 A JPH08238354 A JP H08238354A
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Kenkichi Nakajima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ球の打球力を安定させる。 【解決手段】 杵先13の軸線l1 を杵先13と係止球との
衝突点を通り、かつ、発射バンド16と係止球との接平面
sに平行または交差させ、この交差位置を発射バンド16
と係止球との接点よりも他端部29寄りに構成すること
で、軸線l1 が係止球と杵先13との衝突点を通るため、
杵先13の先端部端面の中央部位に係止球を衝突させるこ
とができ、これにより杵先13の周縁部位が係止球に衝突
することを抑止し、杵先13の変形を抑制することによっ
て杵先13の原形状から、たわみ状態への変位量と、たわ
み状態から原形状への変位量とを減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機に投入し
た遊技用のパチンコ球を遊技盤に打ち出すために使用す
るパチンコ機の発射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ遊技は遊技の性質上、遊技盤の
特定箇所を狙打ちすることがあり、所望打球力を得るこ
とはパチンコ遊技を楽しむための重要な要素のひとつで
ある。ところでパチンコ機には上皿から投入されたパチ
ンコ球(以下、単に投入球という)を発射するために発
射手段を備えており、発射手段が投入球を遊技盤に打ち
出す周期は一般に、 0.6秒間すなわち一分間当り約 100
発程度に定めている。
【0003】パチンコ機の発射手段には安定した打球力
を得るために発射バンドの断面をM字形状に形成した
り、杵先を円錐台型のコイルスプリングにより構成する
など、様々な工夫を施すことにより安定した打球力を得
るようにしている。
【0004】つぎにパチンコ機の発射手段の従来例を図
について説明する。図25および図26は従来のパチンコ機
の発射装置を示しており、この発射手段は電動式パチン
コ機1の下方に配置されている。
【0005】2はこのパチンコ機1を図示を省略した遊
技場の所定位置に取り付けるための外枠である。
【0006】3は機構枠で、機構枠3は発射手段、賞品
球払出装置(図示省略)などの各機構部などを裏面側に
設け、内部に遊技盤4を着脱可能に収容するためのもの
である。5は機構枠3を取り付ける扉枠、6は扉枠5に
開閉可能に取り付けられたガラス枠、7は投入球供給装
置である。
【0007】扉枠5は外枠2に対して開閉可能に取り付
けてあり、扉枠5には賞品球補給装置から賞品球補給樋
(ともに図示省略)を介して補給される賞品球を一時的
に貯溜する上タンク8が設けてある。
【0008】機構枠3には遊技盤4が錠9の操作によっ
て着脱可能に設けてある。遊技盤4には外れ球を流入さ
せるアウト孔10、後述する発射手段11によって発射され
たパチンコ球(以下、発射球という)を遊技盤4に誘導
する誘導バンド12のほか、入賞孔、障害釘、電動装飾機
器および電動入賞装置などが設けてある(ともに図示省
略)。
【0009】13は投入球を遊技盤4に打ち出すための杵
先である。この杵先13は弾性を有する合成樹脂およびポ
リウレタンなどから形成されており、基端部が角柱形状
に先端部が円錐台形状に形成されている。
【0010】投入球供給装置7は上皿14から投入した投
入球を1分間に 100個の割合で1個づつ、供給口15から
発射バンド16に供給するためのものである。
【0011】なお、17は、発射バンド16を機構枠3に固
定するための基準プレート、18はファール球の回収口
で、ファール球は回収口18から図示を省略したファール
球通路を経て下皿19に還元される。
【0012】賞品球は上記賞品球払出装置から払出箱20
を経て、払出箱(図27参照)20の開口部から下皿19に払
出される。21は機構枠3の前面(遊技者)側に設けた効
果音用のスピーカ、22は基準プレート17に払出箱20を取
り付けるための取付片である。
【0013】基準プレート17の裏面側に突設した突部24
は機構枠3に係合するボスである。23は係合孔であり、
係合孔23は発射手段11の固定板49のボス64′, 64′と係
合する。パチンコ機の発射装置は発射手段11と発射バン
ド16とを主構成とする。
【0014】発射手段11は投入球供給装置7から供給さ
れた投入球を発射するためのもので、発射バンド16は下
方に突出する湾曲状に形成されたレールからなるもので
ある。発射手段11はハンドル装置25、モータ26および打
球杆27から構成されている。
【0015】ハンドル装置25は操作部位を扉枠5の前面
側に突設させ、ハンドル装置25には図示を省略したスイ
ッチが内蔵してある。このスイッチは発射手段11を起動
するためのもので、スイッチの接点(図示省略)が閉鎖
されたとき、モータ26が駆動されてモータ26の回転軸は
回転される。
【0016】モータ26は固定板49に取り付けられてお
り、固定板49のボス64′と基準プレート17の係合孔23と
を介して、扉枠5に一体に取りつけられている。
【0017】モータ26の回転軸には図示を省略したカム
が取り付けてあり、このカムはモータ26の起動時に打球
杆27に摺接して、打球杆27を発射バンド16から遠ざける
方向いいかえれば図30中、基端部を支点として仮想線部
に示すように時計方向に回動させる。
【0018】なお扉枠5と機構枠3とは図示を省略した
係合手段によって位置決めされており、遊技盤4も係合
手段(図示省略)によって機構枠3に位置決めされてい
る。このようにして扉枠5および発射手段11は上記係合
手段を介して取り付けられている。
【0019】打球杆27は先端部に杵先13を取り付け基端
部を固定盤49に対して回動自在に取り付けている。打球
杆27には図示を省略したスプリングが取り付けてあり、
このスプリングは図30中、基端部を支点として反時計方
向に回動させる力を打球杆27に付勢している。
【0020】発射バンド16は遊技盤4の下方部に位置
し、基材としての合成樹脂に磁性を備えていないステン
レス鋼素材をインサート成形することによって、下方に
突出する湾曲形状に形成されている。
【0021】発射バンド16は投入球を打球発射させるた
め、一端部28に設けた発射手段11に誘導し、また発射球
を他端部29から出射して誘導バンド12に誘導するもので
ある。
【0022】発射バンド16は断面がM字(図28および図
29参照)形状に形成されている。これにより投入球は発
射バンド16によって2点支持されながら一端部28側また
は他端部29側に誘導される。この2点支持は投入球に対
する発射バンド16の摩擦係数を低減させている。
【0023】発射バンド16は一端部28を他端部29より下
方に傾斜させて止めビス31で固定し、この傾斜角度はお
よそ10度に調整してある。これにより投入球は通常時に
他端部29から一端部28側に流下する。また31は発射バン
ド16を基準プレート17に固定するための止めビス、32は
位置出孔である。位置出孔32は発射バンド16を基準プレ
ート17に突設した突部(図示省略)に係合することによ
って位置出しを行うためのものである。
【0024】一端部28には上記傾斜によって誘導された
投入球が係止される係止部材33を設けている。係止部材
33は合成樹脂製の係止部材で、係止部材33は発射バンド
16の一端部28に設けられている。
【0025】係止部材33には耳状部35が一体に形成さ
れ、耳状部35に穿設したビス孔36に止めビス31を挿通さ
せることにより、基準プレート17に係止部材33をビス止
めしている。
【0026】37は位置出用の係合孔で、係合孔37は基準
プレート17に突設した突部(図示省略)に係合する。係
止部材33には係止面38が形成されており、係止面38は発
射バンド16の上記傾斜によって一端部28側に流下した投
入球を図30に示すように1点で支持するものである。
【0027】このとき一端部28に流下した投入球は係止
面38のほかに上述したように2点で支持されているの
で、この投入球は発射バンド16と係止面38とによって所
定位置に3点で支持され、一定姿勢に保持すなわち係止
されることになる。このような一端部28に係止された投
入球を以下、「係止球」ということにする。
【0028】また打球杆27は上記スプリングによって付
勢されたときに係止球と杵先13の先端部とが衝突するよ
うに各構成要素を配置している。このためハンドル装置
25が操作されると、打球杆27は上記カムの摺接と上記ス
プリングの弾性力とに基いて、係止球を杵先13により周
期的に1球づつ打ち出す。
【0029】そして打ち出された係止球は発射バンド16
から誘導バンド12を経て遊技盤4に導かれる。なお打球
杆27の上記動作と投入球供給装置7の動作とは両者のタ
イミングを同期させている。
【0030】ところで上記構成の従来のパチンコ機の発
射装置は杵先13と係止球との相対位置は固定されてお
り、両者の衝突時点において杵先13の軸線l(エル)1と発
射バンド16の軸線l(エル)2とを平行かつ杵先13の軸線l
(エル)1を係止球の中心oより上側に配置したものがあ
る(図30および特開昭61−293486号参照)。
【0031】このように配置することにより杵先13は係
止球に図30中、反時計方向の回転いいかえれば発射バン
ド16および誘導バンド12によって形成された経路に対し
て、順方向の回転を付与することになる。このため発射
バンド16および誘導バンド12と発射球とが円滑に摺接す
るようなる。
【0032】他の従来例としては図32に示すように杵先
13を円錐台形状に形成されたコイルスプリング39によっ
て構成し、軸線l(エル)1を係止球の中心oより上側に配
置したものがある。そして杵先13は先端部を傾斜させて
いるので、係止球の中心oより上側に杵先13の先端部端
面を衝突させる。
【0033】これにより上述した従来例と同様に発射バ
ンド16および誘導バンド12によって形成された経路に対
して、順方向の回転を付与することになる。
【0034】しかしながら上述したような従来のパチン
コ機の発射装置にあっては、杵先13の軸線l(エル)1が係
止球の中心oより上側または下側に配置され、杵先13の
先端部は円錐台形状であるため、杵先13は先端部端面の
中央部位を係止球に衝突させることができない。
【0035】いいかえれば衝突時における杵先13の軸線
l(エル)1は係止球の中心oからずれているために、先端
部端面の周縁部位が係止球に当接する。
【0036】しかも杵先13は弾性を有する合成樹脂また
はコイルスプリングで構成されていることから、杵先13
と係止球とが衝突したとき、杵先13はたとえば図31に示
すように形状をたわませることになる。
【0037】この衝突によって係止球を打ち出したのち
杵先13はその弾性力によって原形状に復帰しようとする
が、係止球との衝突後およそ 0.6秒間が経過すると、つ
ぎに供給される係止球を打ち出すため杵先13は形状をふ
たたびたわませることになる。
【0038】これにより杵先13は係止球が遊技盤4に打
ち出される周期で上記変形と復帰とを繰り返し、この周
期で振動していることになることから、杵先13と係止球
との相対位置が常時微妙に変動する。
【0039】また発射バンド16は基準プレート17に止め
ビス31で固定されているので、発射バンド16の位置を変
位させることはできない。このため杵先13と係止球との
当りの状態を調節することにより、上記たわみを抑制す
ることはできない。
【0040】このため打球力を安定させることが困難に
なり、所望打球力を得ることができず遊技者は上述した
狙打ちを行うことができない。
【0041】このような場合、遊技中に遊技者に有利な
権利が生じたとしてもこの権利を有効に行使できないこ
とになるので、遊技意欲が減退するという問題を発生さ
せていた。
【0042】そこで、本発明は杵先13の変形を抑制する
パチンコ機の発射装置の提供を目的としている。
【0043】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、杵先13の軸線l(エル)1は杵先13と係止球と
の衝突点を通りかつ発射バンド16と係止球との接平面s
に平行または交差し該交差位置は発射バンド16と係止球
との接点より他端部29寄りである構成としている。
【0044】係止部材33が発射バンド16の一端部28に形
成され、発射バンド16の他端部29を発射バンド16の回動
中心とするとともに一端部28には杵先13に対する回動位
置を固定するための固定手段34を設け、一端部28には係
止球の中心線と杵先13との相対位置を表示する表示手段
30を設けた構成としている。
【0045】発射手段11には先端部に杵先13を設け基端
部が回動自在に支持された打球杆27を設けた構成として
いる。
【0046】発射手段11は杵先13を直線状に起動するプ
ランジャ83を設けた直進ソレノイド80からなる構成とし
ている。
【0047】本発明は上記のように構成したので、軸線
l(エル)1が係止球と杵先13との衝突点を通るため、杵先
13の先端部端面の中央部位に係止球を衝突させることが
でき、杵先13の周縁部位が係止球に衝突することはなく
なる。
【0048】このことから杵先13の変形は抑制され杵先
13の原形状からたわみ状態への変位量とたわみ状態から
原形状への変位量とを減少させることができる。
【0049】また杵先13の軸線l(エル)1が発射バンド16
と係止球との接平面sに平行または交差し該交差位置は
発射バンド16と係止球との接点より他端部29寄りである
ために、係止球が発射バンド16から離れる方向に打ち出
されることを防止する。
【0050】発射バンド16の他端部29を中心として一端
部28側を上下に回動することによって、一端部28いいか
えれば係止球と杵先13との相対位置を変位させることが
できる。
【0051】表示手段30はこのような操作の際に上記相
対位置を確認することができ、固定手段34は発射バンド
16を所望位置に固定することができる。
【0052】また係止部材33が発射バンド16の一端部28
に形成されているので、他端部29を回動中心としたとき
に係止部材33は一端部28とともに回動される。
【0053】発射手段11に打球杆27を設けた場合、打球
杆27を回動させて係止球に杵先13を衝突させることによ
り係止球は遊技盤4に打ち出される。
【0054】発射手段11を直進ソレノイド80で構成した
場合、プランジャ83が直進ソレノイド80の励磁または解
磁に基いて杵先13を係止球に衝突させ、係止球は遊技盤
4に打ち出される。
【0055】
【実施の形態】つぎに本考案の一実施の形態を図面に基
いて詳細に説明する。なお図25ないし図31に示した部材
と同じものには同符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0056】図1は打球杆27と係止球との相対位置を示
しており、本考案に係るパチンコ機の発射装置の要部構
成を表わしている。
【0057】本発射装置にあっては杵先13の軸線l(エ
ル)1が杵先13と係止球との衝突点を通り、かつ発射バン
ド16と係止球との接平面sに平行または交差し、該交差
位置は発射バンド16と係止球との接点より他端部29寄り
である構成としている。
【0058】なお本実施の形態では軸線l(エル)1が発射
バンド16と係止球との接平面sに平行な場合を説明する
ことにする。
【0059】杵先13は円錐台形状に形成され図2および
図3に示すように凹所40に取り付けられ、先端面は軸線
l(エル)1に直交している。
【0060】凹所40は打球杆27の先端部に位置し、杵先
13の基端部を嵌合させうる形状に設けられている。41は
凹所40の底部に突設された取付突部41、42は取付突部41
に穿設された切欠、43は杵先13の基端部端面から先端部
端面にかけて穿設された取付溝43である。
【0061】取付溝43は杵先13の基端部を凹所40に嵌合
させたときに取付突部41を嵌挿入可能な形状に形成して
いる。
【0062】取付溝43に嵌挿入された取付突部41は切欠
42によって杵先13を内側から係止するので、杵先13を軸
線l(エル)1を中心に回動させることなく打球杆27の先端
部に固定することができる。
【0063】図4ないし図7は本発射装置を上記構成と
するための発射バンド16と表示手段30と固定手段34とを
示している。図4に示すように発射バンド16は下方に突
出する湾曲形状に設けてあり(図10参照)、一端部28に
は係止部材33を一体に形成している。
【0064】発射バンド16の他端部29は基準プレート17
に止めビス31で一点支持いいかえれば他端部29を発射バ
ンド16の回動中心としている。114 は基準プレート17に
形成された係合突部で、係合突部114 は遊技盤4に形成
された係合凹部115 に係合することにより両者4,17の
相対位置を決定する。
【0065】表示手段30は一端部28に位置し係止球の中
心線と杵先13との相対位置を表示するためのもので、透
光性を有する素材たとえばアクリル樹脂板からなる。表
示手段30は係止部材33の手前すなわち遊技者側の端面に
ビス止めされ、発射バンド16と係止球との接平面sに平
行な直線が表示されている。
【0066】この直線は図6および図7に示すように、
係止球の最下部からパチンコ球の半径 (5.5mm)に相当す
る分だけ上方に位置している。このため表示手段30を透
して係止球を目視することができ、係止球の中心を通る
接平面sに平行な直線を確認することができる。
【0067】また杵先13の外側面にはその中心線すなわ
ち軸線l(エル)1が表示されている。このような表示(目
印)は杵先13の成形時に凹部または突部として設けても
よいし、杵先13を成形したのちに印刷によって設けても
よい。
【0068】固定手段34は発射バンド16の杵先13に対す
る回動位置を固定するためのもので、一端部28に位置す
る長孔103,104 と止めビス31,31とからなる。長孔103
は発射バンド16の基材に穿設され、長孔104 は耳状部35
に穿設されており、両長孔103,104 はともに内部に止め
ビス31,31が移動自在な形状に形成されている。
【0069】このため両長孔103,104 内の止めビス31,
31を緩めることによって、他端部29を中心として発射バ
ンド16の一端部28を回動することができる。そしてこの
発射バンド16の回動角度は両長孔103,104 に依存する。
【0070】なお誘導バンド12の先端部12′は他端部29
の接平面sの延長方向より下方に配置してある。105 は
係合部材で、係合部材105 は基準プレート17の図示を省
略した係合溝に係合することによって一端部28の位置を
仮決めする際に使用するものである。
【0071】16aは折曲げ片部で、折曲げ片部16aは図
24に示すように発射バンド16を樹脂部材16′にインサー
トするためのものである。
【0072】また16bは樹脂部材で、樹脂部材16bは発
射バンド16のM字形状をなす溝部を覆うためのものであ
り、係止球の上記2点支持が可能な範囲内の高さに設け
てある。16cは小孔で、小孔16cは樹脂成形時に使用す
るためのものである。
【0073】図8は発射手段11と発射バンド16の一端部
28とを示しており、ハンドル装置25、モータ26、打球杆
27および図9に示した打球力調整機構44を主構成とす
る。
【0074】また図8では係止部材の図示が省略されて
いる。ハンドル装置25は回動盤45、グリップ部本体46お
よびキャップ部47を主構成とする。回動盤45は円盤状に
形成され、グリップ部本体46およびキャップ部47によっ
て前後から保持されている。
【0075】回動盤45は合成樹脂などからなり、回動盤
45の表面には導電性が良好な材料によりめっき加工を施
している。グリップ部本体46の一側部には円筒状の支柱
部48を設けている。
【0076】他方、グリップ部本体46の他側部すなわち
回動盤45に臨ませる部位は皿状に形成し、グリップ部本
体46とともに回動盤45を図示を省略した回動機構によっ
て、所定角度の範囲内で回動自在に保持している。
【0077】回動盤45は図示を省略したタッチ回路に接
続してあり、このタッチ回路は遊技者がハンドル装置を
操作しているか否かを静電容量の変化量に基いて検知
し、この検知信号をモータ26のドライバ回路(図示省
略)に入力することによってモータ26の駆動を可能にす
る。
【0078】49はパチンコ機1の裏側に配置された固定
板で、固定板49はモータ26、打球杆27および打球力調整
機構44などを固定するためのものである。固定板49には
支軸50が回動自在に取り付けてあり、支軸50には打球杆
27の基端部が固定されている。
【0079】これにより打球杆27の動作時において、打
球杆27の先端部に取り付けられた杵先13の軌跡は、杵先
13の先端部端面と衝突する係止球の点(以下、単に「衝
突点」という)を通り、支軸50の回動軸を中心とする連
続した弧を描くことになる。また上記衝突点によって描
かれた軌跡は以下、「衝突軌跡」といい、「衝突軌跡」
の形状、すなわち弧を、以下、単に「弧」という。
【0080】51は打球力調整機構44のケースで、ケース
51の中央部には調整軸52が植設され、調整軸52にはコイ
ルスプリング53が同軸に配設されている(図9参照)。
54はアーム部材で、アーム部材54は調整軸52の基部に同
軸かつベアリング55を介して回動自在に支持されてい
る。
【0081】これによりアーム部材54はコイルスプリン
グ53に対して同軸かつ固定板49に対して回動自在に設け
られたことになる。アーム部材54は半径方向に伸びるア
ーム部56を有しており、アーム部56にはピン57と作動ピ
ン112 とが植設してある。
【0082】作動ピン112 は投入球供給装置7から供給
される投入球を発射位置へ送り出す図示を省略した球送
り部材を起動させるもの(作動ピン)である。
【0083】また打球杆27の中間部にはピン58が植設し
てあり、ピン57とピン58とは連杆59の両端に枢着されて
いる。60は打球杆27の中間部に突設した摺接軸で、摺接
軸60はピン58より杵先13寄りに位置している。
【0084】またモータ26の回転軸61にはカム62が固着
してあり、モータ26の起動に基いて、カム62が図8中、
反時計方向に回転されると、摺接軸60とカム62とが摺接
することによって、打球杆27を駆動するようになってい
る。
【0085】63はモータ26を固定板49に固定するための
基板で、64は基板63をビス止めするための固定ボスであ
る。位置決めボス64′は基準プレート17の係合孔23に係
合する。
【0086】65は打球力調整機構44に設けられたばね力
調整板、66はばね力調整板65のばね受部で、ばね受部66
は調整軸52の先端部側に回動自在かつ摺動自在に支持さ
れており、ばね受部66にはアーム部67が回動自在に支持
されている。
【0087】また、ばね受部66とアーム部67との互いに
対向する面にはラチェット歯68,69が互いに係合可能に
刻設してある。各ラチェット歯68,69は夫々円周方向に
所定のピッチで多数形成してあり、ばね受部66とアーム
部67とはコイルスプリング70によって、ラチェット歯6
8,69が互いに噛み合う方向に付勢されている。
【0088】アーム部67には爪片71が軸72を介して回動
自在に支持されており、爪片71にはワイヤ73の一端が連
結してある。ワイヤ73の他端はガイドプーリ74を介し
て、ハンドル装置25に設けられ巻取プーリ75に巻回して
ある。
【0089】巻取プーリ75は図示を省略した巻取ロッド
の先端に固着してあり、この巻取ロッドの基端はハンド
ル装置25の前記回動機構を介して回動盤45に取り付けて
ある。
【0090】そして回動盤45が回動されると、巻取プー
リ75は上記巻取ロッドを介して回動され、ワイヤ73を他
端側から巻取プーリ75に巻回し、アーム部67を図8中、
時計方向に回動させる。
【0091】76はワイヤ73がガイドプーリ74から離脱す
ることを防止するためのガイド、77は回動盤45によるア
ーム部67の牽引力を補強するためのスプリングで、スプ
リング77はアーム部56に植設された軸113 に連結され
る。
【0092】78はアーム部67の回動角度を制限するため
のストッパである。また回動盤45にはワイヤ73を介した
アーム部67の牽引を良好にするため、外周部に指当部79
を突設している。
【0093】すなわち遊技者は指当部79に指を係止させ
ることによりコイルスプリング53の張力によって原位置
に復帰しようとする回動盤45が任意の回動角度に容易に
保持される。
【0094】このような発射手段11を使用するときには
遊技者は指当部79に指を係止させながら回動盤45を操作
すると、ワイヤ73を介してばね力調整板65は図8中、時
計方向に回動され、コイルスプリング53が巻方向にねじ
られる。
【0095】また回動盤45の回動と同時に上記モータス
イッチがONになり、モータ26が起動してカム62を回転
させる。
【0096】このため打球杆27は摺接軸60とカム62の係
合によって、矢印に示す方向に一定量回動されるので、
コイルスプリング53には反発エネルギーが蓄えらる。こ
の反発エネルギーはばね力調整板65の回動量によって調
節される。
【0097】やがてカム62は回転軸61の回転によって摺
接軸60から外れ、これにより打球杆27がコイルスプリン
グ53の上記反発エネルギーによって原位置に復帰すると
き、上記作動ピン112 によって投入球供給装置7の図示
を省略した球送り部材を起動させることにより投入球を
発射位置に送り出す。
【0098】このとき杵先13は一端部28に待機している
遊技球を打ち出すので、遊技球は発射バンド16および誘
導バンド(図4および図26参照)12を経て遊技盤4に誘
導される。
【0099】このようにしてコイルスプリング53がねじ
られた場合、ぜんまいばねのように巻き芯部近傍が互い
にこすれあうことはないため、摩擦による打球力のばら
つきを生じさせることがない。
【0100】なお上述したように回動盤45を適宜回動さ
せ、ワイヤ73を介してコイルスプリング70に蓄えられる
反発エネルギー量を調節すれば、回動盤45の回動角度に
応じて遊技盤4に打ち出される遊技球の打球力を調節す
ることができる。
【0101】また上述したラチェット歯68,69車の噛み
合い位置を変化させることによって、上記遊技球の打球
力の初期設定値を変化させることができる。
【0102】このように構成された本発明のパチンコ機
の発射装置を使用するときには、発射バンド16の他端部
29を中心にして一端部28を回動させる。
【0103】この発射バンド16の回動範囲は長孔103,10
4 の長軸内でなされ、この回動に伴って係止部材33は発
射バンド16の一端部28とともに回動されるので、係止球
と杵先13との相対位置を変位させることができる。
【0104】そして杵先13に表示された直線と表示手段
30に表示された直線とを目視することによって、上記相
対位置の変位を目視によって確認できることなる。この
とき杵先13に表示された直線と表示手段30に表示された
直線とを同一直線上に配置することが容易になされる。
【0105】こののち固定手段34を操作して他端部29側
を止めビス31でビス止めすることにより上記相対位置が
決定される。また一端部28は固定手段31によってビス止
めしてもよい。
【0106】ついで遊技者がハンドル装置25を操作する
とモータ26は起動され、これと同時に投入球供給装置7
に設けられた上記球送り部材がアーム部56の作動ピン11
2 により起動され、発射毎に投入球を発射バンド16に供
給する。
【0107】発射バンド16に供給された投入球は発射バ
ンド16の前記傾斜によって一端部28に誘導されて係止部
材33に係止される。
【0108】さらに打球杆27はカム62によって打球杆27
を回動させて係止球に杵先13を衝突させる。この衝突時
に杵先13の軸線l(エル)1は、杵先13と係止球との衝突点
を通りかつ発射バンド16と係止球との接平面sに平行に
設けられることになる。
【0109】これにより杵先13の先端部端面の中央部位
に係止球を打球杆27を回動させて係止球に杵先13を衝突
させることにより係止球は遊技盤4に打ち出される。こ
のことから、杵先13の周縁部位が係止球に衝突すること
がなく、杵先13の変形すなわちたわみは抑制され杵先13
の原形状からたわみ状態への変位量とたわみ状態から原
形状への変位量とを減少させることができる。
【0110】このことから係止球に対する衝突に起因し
て杵先13に生じる振動の振幅を減少させることができ
る。また上記衝突に基いた杵先13の運動エネルギーを係
止球の中心oに付与することができると同時に杵先13の
変形は抑制されるため、杵先13の運動エネルギーが係止
球に確実に伝達される。
【0111】ついで係止球は発射バンド16に沿って発射
され、この係止球は発射バンド16または誘導バンド12に
対する摩擦力によって、順方向すなわち図1中、反時計
方向に漸次回転されながら遊技盤4に導かれる。
【0112】なお杵先13の軸線l(エル)1が発射バンド16
と係止球との接平面sに平行であるために、係止球が発
射バンド16から離れる方向に打ち出されることはない。
なお軸線l(エル)1は図1に示すように弧である衝突軌跡
の接線に一致し、この接線tの法線は接平面sに直交す
る。
【0113】本実施の形態では図10に示すように発射バ
ンド16を下方に突出する湾曲形状に設けた場合を説明し
たが、これに限定されるものではなく図11に示すように
発射バンド16の全体を直線形状に形成したり、図12に示
すように一端部28のみを直線形状に形成し、他端部29側
の他部を図10と同様、下方に突出する湾曲形状の発射バ
ンド16に形成してもよい。
【0114】図11および図12に示すように、少なくとも
一端部28が直線形状に形成された発射バンド16の場合、
発射バンド16の直線部位の延長線と、衝突時における杵
先13の軸線l(エル)1とを平行に設ければよい。このよう
に設けることによってることにより、上述した実施の形
態と同様に杵先13の先端部端面の中央部位に係止球を衝
突させることができ、杵先13の運動エネルギーを係止球
の中心oに付与することによって杵先13のたわみが抑制
される。
【0115】つぎに杵先13の軸線l(エル)1および接平面
sを交差するように設けた場合を図13に基いて以下に説
明する。なお図13中、固定手段34の図示は省略してあ
る。本実施の形態では発射バンド16を全部または一端部
28の近傍のみが直線形状に形成されている。
【0116】まず、表示手段30の取り付け位置を調節す
ることにより表示手段30に表示されている直線を傾斜さ
せる。この傾斜方向は図13に示すように他端部29側が一
端部28側より下位になるように設ける。
【0117】しかるのち杵先13に表示された直線と表示
手段30に表示された直線とを目視することによって両者
を同一直線上に配置する。これと同時に固定手段34を操
作すなわち他端部29側を止めビス31でビス止めして杵先
13と係止球との相対位置を決定すれば、接平面sと軸線
l(エル)1とを交差させることが容易になされ、該交差位
置は発射バンド16と係止球との接点より他端部29寄りで
交差する構成となる。
【0118】しかるのち上記と同様に杵先13を係止球に
衝突させると、この衝突時に軸線l(エル)1は杵先13と係
止球との衝突点を通るので、杵先13の先端部端面の中央
部位が係止球に衝突する。
【0119】このことから杵先13の周縁部位が係止球に
衝突することはなく、杵先13の変形が抑制されることか
ら係止球に対する衝突に起因して杵先13に生じる振動の
振幅を減少させることができる。
【0120】また上記衝突に基いた杵先13の運動エネル
ギーを係止球の中心oに付与することができることから
杵先13の運動エネルギーが係止球に確実に伝達される。
【0121】ところで接平面sと軸線l(エル)1とは交差
しており、該交差位置は発射バンド16と係止球との接点
より他端部29寄りにあるので、杵先13の衝突点は図13に
示すように係止球の中心より上側に位置することにな
る。
【0122】このため係止球が発射バンド16から離れる
方向に打ち出されることはない。ここで接平面sと軸線
l(エル)1との交差位置が他端部29寄りにない場合、たと
えば図14に示すように発射手段11側である場合、係止球
は発射バンド16から離れる方向に打ち出されることにな
る。
【0123】また上記交差位置が発射バンド16と係止球
との接点を通る場合、係止球は杵先13によって接平面s
に対し垂直に衝突する。このため係止球には良好な打球
力が付与されない。
【0124】すなわち接平面sと軸線l(エル)1とを平行
または交差させ、この交差位置が発射バンド16と係止球
との接点より他端部29寄りに設けることによって、係止
球は発射バンド16から離れる方向に打ち出されることを
防止することができる。
【0125】さらにまた上記交差位置は係止球が誘導バ
ンド12および発射バンド16に沿う位置にあり、誘導バン
ド12および発射バンド16に沿っていない位置にある場合
には発射手段11から係止球に良好な打球力が付与されな
いことになり、良好な打ち出しはなされない。
【0126】以上説明した実施の形態は発射手段11に設
けられた杵先13の衝突軌跡が弧の場合を説明したが、つ
ぎに衝突軌跡が直線である場合を図15に基いて以下に説
明する。
【0127】図15は発射手段11として直進ソレノイド80
を設けたものを示し、表示手段30および固定手段34は図
示を省略している。直進ソレノイド80はソレノイド枠体
81内にコイル82、コイル82と同軸に配置されたプランジ
ャ83を備え、コイル82とプランジャ83との間にはコイル
枠84が介装してある。
【0128】そしてプランジャ83は両端間をコイル枠84
に対して摺動自在に挿通させ、プランジャ83の先端部に
は杵先13を同軸に固定している。なおこの杵先13は先端
部端面を軸線l(エル)1に直交させている。
【0129】プランジャ83は両端をソレノイド枠体81か
ら突出させており、プランジャ83の両端は軸受85,86に
よって支持され、プランジャ83の一端には杵先13を、他
端にはゴムなどの弾性を有する素材からなるストッパ87
をプランジャ83と同軸に固着してある。
【0130】軸受86は少なくともプランジャ83に対して
当接する部位を、磁性体からなる耐摩耗用のコーティン
グ処理を施している。88は固定鉄芯で、この固定鉄芯88
と杵先13との間には弾性を有する合成樹脂からなるスト
ッパ89が介装されている。
【0131】ストッパ89と杵先13とは間隙gだけ隔てて
配置してある。90は抜止溝で、抜止溝90はストッパ89を
係止させる。
【0132】91はコイルばねからなる復帰スプリング
で、復帰スプリング91はストッパ87とソレノイド枠体81
との間に介装され、一端をストッパ87に穿設された係止
孔(図示省略)に係止させ、他端をソレノイド枠体81に
穿設された位置決孔92に係止させている。
【0133】なお復帰スプリング91は直進ソレノイド80
の解磁時に図15中、右方向に吸引されたプランジャ(仮
想線部参照)83を、その弾性力によって同図中、左方向
に摺動させるが、ストッパ89はソレノイド枠体81に衝突
して、プランジャ83を原位置に復帰させる。
【0134】このとき上記衝突に起因した衝撃はストッ
パ89の弾性によって吸収され、抜止溝90はストッパ89が
プランジャ83からずれることを防止する。また間隙gは
このような衝撃に起因してストッパ89がソレノイド枠体
81に押圧された場合においても、杵先13およびストッパ
89が当接しないように定めている。
【0135】93はプランジャ83に形成された回転防止
溝、94は回転防止溝93に対して摺動可能に係合する位置
決突部で、位置決突部94は回転防止溝93に係合すること
によって、プランジャ83が回転することを防止する。
【0136】また95はソレノイドドライバで、ソレノイ
ドドライバ95はハンドル装置25が操作されたときにパル
ス信号を直進ソレノイド80に入力する。これにより直進
ソレノイド80は励磁と解磁とを交互に繰り返し、この繰
り返しは一分間に 100回程度の周期でなされ、この周期
は投入球供給装置7の動作と同期している。
【0137】本実施の形態では発射バンド16を下方に突
出する湾曲形状に設け、上述したように直進ソレノイド
80が励磁および解磁されたときに杵先13の衝突点は直線
の衝突軌跡を描き、衝突軌跡は杵先13(プランジャ83)
の軸線l(エル)1に一致する。
【0138】また直進ソレノイド80と係止球との相対位
置を上述した他の実施の形態と同様に表示手段30および
固定手段34に基いて、軸線l(エル)1が杵先13と係止球と
の衝突点を通りかつ発射バンド16と係止球との接平面s
に平行に設けている。これにより杵先13は先端部端面の
中央部位を係止球に衝突させることができる。
【0139】このように構成された本実施の形態におけ
るパチンコ機の発射装置を使用するときには遊技者がハ
ンドル装置25を操作すると、投入球供給装置7が起動さ
れて投入球は発射バンド16に供給され、係止部材33によ
って一端部28に係止される。
【0140】これとほぼ同時に直進ソレノイド80が励磁
されプランジャ83が杵先13を係止球に衝突させるため、
係止球は遊技盤4に打ち出される。このとき係止球を杵
先13の先端部端面の中央部位に衝突させ、杵先13の周縁
部位が係止球に衝突することはない。
【0141】これにより杵先13の変形は抑制されるた
め、杵先13の原形状から変形状態への変位量と、変形状
態から原形状への変位量とが減少する。このことから係
止球に対する衝突に起因して杵先13に生じる振動の振幅
を減少させることができる。
【0142】また上記衝突によって杵先13の運動エネル
ギーを係止球の中心oに付与することができると同時に
杵先13の変形は抑制される。このため杵先13の変形状態
および原形状間の変位量は減少することから、杵先13の
運動エネルギーが係止球に確実に伝達される。
【0143】そして係止球は発射バンド16に沿って発射
され、この係止球は発射バンド16または誘導バンド12に
対する摩擦力によって、順方向すなわち図1中、反時計
方向に漸次回転されながら遊技盤4に導かれる。
【0144】このように本実施の形態では発射バンド16
を下方に突出する湾曲形状に設け、直線の衝突軌跡すな
わち軸線l(エル)1を接平面sに平行に設けた場合を説明
したが、図17に示す軸線l(エル)1と接平面sとを、図5
に示す表示手段30および固定手段34に基いて交差するよ
うに設けてもよい。
【0145】このように衝突軌跡を直線にして発射バン
ド16を下方に突出する湾曲形状に設けた例を説明したが
これに限定されるものではなく、発射バンド16の全てま
たは一端部28近傍のみを直線形状に設けてもよい(図11
および図12参照)。
【0146】ところで上述した各実施の形態は杵先13を
円錐台形状に形成し、先端部端面および基端部端面を軸
線l(エル)1に対して垂直すなわち先端部端面および基端
部端面を平行に設けたもの説明したが、これに限定され
るものではない。
【0147】たとえば、先端部端面および基端部端面を
平行に設けるのではなく、先端部端面を基端部端面に対
して傾斜、いいかえれば、先端部端面を軸線l(エル)1に
対して垂直に設けるのではなく、図18および図19に示す
ように傾斜させてもよい。
【0148】このように先端部端面を傾斜させることに
よって、発射手段11が他の部材によって配置不能な場
合、先端部端面の中央部位を係止球に衝突させる配置が
容易になる。
【0149】これにより、杵先13の周縁部位が係止球に
衝突することはないことから、係止球に対する衝突に起
因して杵先13に生じる振動の振幅を減少させることがで
きる。
【0150】また図20および図21は杵先13を打球杆27に
取り付ける別の例を示している。打球杆27の先端部には
取付部96が形成されており、取付部96には杵先13の基端
部を収容するための収容孔97を備え、外周部には収容孔
97に収容された軸線l(エル)1を中心としてねじ溝98が形
成されている。
【0151】99はキャップで、キャップ99にはねじ溝98
に係合する係合溝100 と、杵先13を挿通するための挿通
孔101 とが形成されている。キャップ99はねじ溝98に係
合することによって、係止球との衝突に起因した杵先13
の変形を抑制する。102 は補強用リブである。
【0152】なお杵先13の基部側には切欠溝13′が穿設
されており、取付部96に突設された図示を省略した突部
に切欠溝13′を係合させることにより杵先13の回動が防
止される。
【0153】図22ないし図24は上述した発射バンド16の
他の実施の形態を示している。106,106 はスライド溝、
また107 は調節部材である。スライド溝106,106 は耳状
部35の裏側すなわち基準プレート17側に形成され、深さ
を一様に設けている。
【0154】これに対して調節部材107 はスライド溝10
6,106 に摺動可能に係合するスライド突部108,108 が一
側部に突設され、断面はコの字形状に形成されている。
【0155】調節部材107 はスライド突部108,108 にテ
ーパ加工を施しており、スライド突部108,108 をスライ
ド溝106,106 に摺動させることによって、一端部28を固
定手段34の止めビス31の軸線方向に変位させることがで
きる。
【0156】109,109 は調節部材107 および一端部28を
基準プレート17に共締めするための逃げ孔で、逃げ孔10
9,109 は内部に止めビス31を移動自在に設けている。
【0157】110 はコイルスプリング111 を装着する装
着孔で、装着孔110 は発射バンド16の他端部29にビス孔
36と同軸に穿設されている。
【0158】これによりコイルスプリング111 をビス孔
36に装着した状態で、コイルスプリング111 およびビス
孔36に止めビス31を挿通させれば、コイルスプリング11
1 の弾性力が基準プレート17および他端部29に付勢され
る。
【0159】このように構成された発射バンド16は上述
した係止球と杵先13との相対位置の調節時に、他端部29
を回動中心として上下方向を定めて一端部28を止めビス
31,31により仮締めする。
【0160】こののち調節部材107 をスライド溝106,10
6 に摺動させることによって、パチンコ機1の奥行方向
の微調節を一端部28について行うことができる。またこ
のときコイルスプリング111 の弾性力が基準プレート17
および他端部29に付勢されているので、他端部29側の同
様な微調節を止めビス31の操作によって行うこともでき
る。しかるのち調節部材107 および一端部28を基準プレ
ート17に共締め固定する。
【0161】本発明は以上のように構成したものなの
で、係止球は杵先の先端部端面の中央部位に衝突し杵先
の先端部端面の周縁部位に衝突することがないことか
ら、従来打球時に生じていた杵先の変形が抑制される。
【0162】このため係止球を遊技盤に打ち出されると
きに生じる杵先の振動を抑制できることから、杵先と係
止球との相対位置が安定し発射精度が向上する。したが
って、パチンコ遊技中には所望打球力を得ることがで
き、狙打ちが容易になるので、有利者に有利な権利を有
効に行使できるなどの理由から、遊技意欲を増大させる
ことができる。
【0163】発射バンドは他端部を回動中心とするとと
もに表示手段および固定手段を設けたので、係止球と杵
先との相対位置の調節を容易にでき、このような調節の
作業性低下を防止することができる。
【0164】また杵先の上記変形の抑制は衝突点の衝突
軌跡が弧または直線であることや、発射バンドの一端部
における形状が湾曲していたり直線であることに依存す
ることはないため、汎用性が拡大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図2】図1の打球杆を示した一部断面図である。
【図3】図2の打球杆の一部を示した側面図である。
【図4】図1の発射バンドを示した正面図である。
【図5】図4の発射バンドを示した斜視図である。
【図6】図5の発射バンドの一部を示した斜視図であ
る。
【図7】図6の正面図である。
【図8】図1の打球杆を駆動する装置の斜視図である。
【図9】図8に示した打球力調整機構の断面図である。
【図10】図4に示した発射バンドの断面図である。
【図11】図10と異る形状の発射バンドを示した断面図で
ある。
【図12】図11と異る形状の発射バンドを示した断面図で
ある。
【図13】図1と異る実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図14】図13と異る実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図15】図14と異る実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図16】図15の直進ソレノイドの側面図である。
【図17】図15と異る実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図18】図17と異る実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図19】図18と異る実施の形態の要部構成を示した正面
図である。
【図20】図19の打球杆および杵先と異る実施の形態を示
した斜視図である。
【図21】図20の一部拡大図である。
【図22】図4と異る実施の形態の要部を示した斜視図で
ある。
【図23】図22に示した発射バンドの平面図である。
【図24】図23に示した発射バンドの一部断面図である。
【図25】従来例の正面図である。
【図26】図25に示した装置を設けたパチンコ機の斜視図
である。
【図27】図25に示した装置の背面図である。
【図28】図25に示した発射バンドの一部断面図である。
【図29】図25に示した発射バンドの斜視図である。
【図30】図25に示した装置の一部拡大図である。
【図31】図30に示した杵先の一部拡大図である。
【図32】図30に示した杵先と異る従来例の正面図であ
る。
【符号の説明】
1…パチンコ機 4…遊技盤 11…発射手段 12…誘導バンド 13…杵先 16…発射バンド 27…打球杆 28…一端部 29…他端部 30…表示手段 33…係止部材 34…固定手段 80…直進ソレノイド 83…プランジャ l1 …杵先の軸線 l2 …発射バンドの軸線 s…接平面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の上部にパチンコ球を誘導するた
    めの誘導バンドと、該誘導バンドに向けてパチンコ球を
    発射するための発射手段と、該発射手段および誘導バン
    ド間にありパチンコ球を係止部材とともに係止するため
    の前記発射手段側の一端部を前記誘導バンド側の他端部
    より下方に傾斜させた発射バンドとを有し、前記発射手
    段に設けられた杵先を前記発射バンドの一端部に係止さ
    れた係止球に衝突させることによってパチンコ球を打ち
    出すパチンコ機の発射装置において、 前記杵先の軸線は前記杵先と係止球との衝突点を通りか
    つ前記発射バンドと係止球との接平面に平行または交差
    し該交差位置は前記発射バンドと係止球との接点より他
    端部寄りであることを特徴とするパチンコ機の発射装
    置。
  2. 【請求項2】 発射バンドの他端部を前記発射バンドの
    回動中心とするとともに一端部には杵先に対する回動位
    置を固定するための固定手段を設け、該一端部には係止
    球の中心線と杵先との相対位置を表示する表示手段を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機の発
    射装置。
  3. 【請求項3】 発射手段には先端部に杵先を設け基端部
    が回動自在に支持された打球杆を設けたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のパチンコ機の発射装
    置。
  4. 【請求項4】 発射手段は杵先を直線状に起動するプラ
    ンジャを設けた直進ソレノイドからなることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載のパチンコ機の発射装
    置。
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