JPH08238512A - 被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装置 - Google Patents
被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装置Info
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- JPH08238512A JPH08238512A JP7042911A JP4291195A JPH08238512A JP H08238512 A JPH08238512 A JP H08238512A JP 7042911 A JP7042911 A JP 7042911A JP 4291195 A JP4291195 A JP 4291195A JP H08238512 A JPH08238512 A JP H08238512A
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- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 3
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/007—Control for preventing or reducing vibration, chatter or chatter marks
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧延機間を走行する被圧延材の張力変動を上
記圧延機間で抑制して上記張力変動が一方の圧延機から
他方の圧延機へ伝達するのを防止することにより,上記
被圧延材のチャタリングを抑制し得る被圧延材の振動抑
制方法及び振動抑制装置の提供。 【構成】 振動抑制装置15では,圧延機1間を走行す
る被圧延材4を支持しこの被圧延材4の張力を制御する
制御ロール9が設けられている。制御ロール9はロード
セル20に支持され,このロードセル20はアクチュエ
ータ11により駆動される。制御装置12はロードセル
20により検出された張力の変動量を相殺するように,
アクチュエータ11を駆動させ上記制御ロール9による
押圧力を変化させることにより被圧延材4にかける張力
を制御して被圧延材4の振動を抑制する。これによっ
て,圧延機1間を伝播するチャタリングを防止する。
記圧延機間で抑制して上記張力変動が一方の圧延機から
他方の圧延機へ伝達するのを防止することにより,上記
被圧延材のチャタリングを抑制し得る被圧延材の振動抑
制方法及び振動抑制装置の提供。 【構成】 振動抑制装置15では,圧延機1間を走行す
る被圧延材4を支持しこの被圧延材4の張力を制御する
制御ロール9が設けられている。制御ロール9はロード
セル20に支持され,このロードセル20はアクチュエ
ータ11により駆動される。制御装置12はロードセル
20により検出された張力の変動量を相殺するように,
アクチュエータ11を駆動させ上記制御ロール9による
押圧力を変化させることにより被圧延材4にかける張力
を制御して被圧延材4の振動を抑制する。これによっ
て,圧延機1間を伝播するチャタリングを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,圧延機間を張力をかけ
られた状態で走行する被圧延材の振動抑制方法及び装置
に係り,特に上記被圧延材を高速圧延する際に発生する
振動(チャタリング)を抑制する振動抑制方法及び振動
抑制装置に関するものである。
られた状態で走行する被圧延材の振動抑制方法及び装置
に係り,特に上記被圧延材を高速圧延する際に発生する
振動(チャタリング)を抑制する振動抑制方法及び振動
抑制装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一基の圧延機においては,一対のワーク
ロールに対して,各ワークロールの背後に設けられたバ
ックアップロールを介して大きな圧下力が作用され,こ
れら一対のワークロールの間に被圧延材を挾接して通過
させることにより上記被圧延材の圧延が行われる。この
ような圧延機が上記被圧延材の走行方向に沿って複数基
配備されている。そして,上記被圧延材は,各圧延機に
より圧延されて順次薄板化される。上記圧延機間の被圧
延材は,各圧延機のワークロールの回転速度差により,
或いは圧延機間に設けられた押圧ロールによって展張さ
れ,所定の張力をかけられた状態で上記圧延機間を走行
する。このような圧延機において,圧延速度(被圧延材
の走行速度)がある程度速くなると,図7に示すよう
に,被圧延材にチャタリングと称される数10〜200
Hzの縦振動が発生し,被圧延材に板厚不良を生じる。
そのため,上記したようなチャタリングが生じた場合,
そのままでは圧延速度を低下せざるを得ず,操業上の不
利益を被ることになる。そこで,上記圧延速度を低下さ
せることなく上記振動を抑制する必要がある。
ロールに対して,各ワークロールの背後に設けられたバ
ックアップロールを介して大きな圧下力が作用され,こ
れら一対のワークロールの間に被圧延材を挾接して通過
させることにより上記被圧延材の圧延が行われる。この
ような圧延機が上記被圧延材の走行方向に沿って複数基
配備されている。そして,上記被圧延材は,各圧延機に
より圧延されて順次薄板化される。上記圧延機間の被圧
延材は,各圧延機のワークロールの回転速度差により,
或いは圧延機間に設けられた押圧ロールによって展張さ
れ,所定の張力をかけられた状態で上記圧延機間を走行
する。このような圧延機において,圧延速度(被圧延材
の走行速度)がある程度速くなると,図7に示すよう
に,被圧延材にチャタリングと称される数10〜200
Hzの縦振動が発生し,被圧延材に板厚不良を生じる。
そのため,上記したようなチャタリングが生じた場合,
そのままでは圧延速度を低下せざるを得ず,操業上の不
利益を被ることになる。そこで,上記圧延速度を低下さ
せることなく上記振動を抑制する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記圧延機
間を走行する被圧延材のチャタリングは,この被圧延材
にかかる張力の変動によって発生することが,桜井等に
より報告されている(桜井他,「薄板圧延時チャタリン
グ現象の振動解析」,日本機械学会,機械力学・計測制
御講演論文集(Vol.B,第281頁),199
1)。また,上記被圧延材のチャタリングは,ある圧延
機間の操業条件にのみ起因して発生するのではなく,上
記被圧延材の張力変動を介して複数基の圧延機に順次伝
播することにより,これら一連の圧延機全体に亘る被圧
延材に発生する。しかしながら,このような知見があっ
ても,これまで上記したような圧延機間の被圧延材に生
じたチャタリングを抑制する有用な手法が見い出されて
いなかった。そこで,本発明の目的は,ある圧延機間を
走行する被圧延材の張力変動を上記圧延機間で抑制して
上記張力変動が一方の圧延機から他方の圧延機に伝達す
るのを防止することにより,上記被圧延材のチャタリン
グを抑制し得る被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装
置を提供することである。
間を走行する被圧延材のチャタリングは,この被圧延材
にかかる張力の変動によって発生することが,桜井等に
より報告されている(桜井他,「薄板圧延時チャタリン
グ現象の振動解析」,日本機械学会,機械力学・計測制
御講演論文集(Vol.B,第281頁),199
1)。また,上記被圧延材のチャタリングは,ある圧延
機間の操業条件にのみ起因して発生するのではなく,上
記被圧延材の張力変動を介して複数基の圧延機に順次伝
播することにより,これら一連の圧延機全体に亘る被圧
延材に発生する。しかしながら,このような知見があっ
ても,これまで上記したような圧延機間の被圧延材に生
じたチャタリングを抑制する有用な手法が見い出されて
いなかった。そこで,本発明の目的は,ある圧延機間を
走行する被圧延材の張力変動を上記圧延機間で抑制して
上記張力変動が一方の圧延機から他方の圧延機に伝達す
るのを防止することにより,上記被圧延材のチャタリン
グを抑制し得る被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装
置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,第1の発明が採用する主たる手段は,その要旨とす
るところが,圧延機間を張力をかけられた状態で走行す
る被圧延材の振動抑制方法において,上記圧延機間に上
記被圧延材の張力を制御する制御ロールを備え,上記圧
延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検出し,上記
検出された張力の変動量を相殺する張力の変動補償量を
演算し,上記演算された張力の変動補償量に応じて上記
圧延機間の被圧延材への上記制御ロールによる押圧力を
変化させることにより,上記被圧延材にかける張力を制
御することを特徴とする被圧延材の振動抑制方法として
構成されている。また,上記目的を達成するために,第
2の発明は,圧延機間を張力をかけられた状態で走行す
る被圧延材の振動抑制装置において,上記圧延機間に配
備され上記被圧延材の張力を制御する制御ロールと,上
記圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検出する
張力変動量検出手段と,上記検出された張力の変動量を
相殺する張力の変動補償量を演算する補償量演算手段と
を具備し,上記演算された張力の変動補償量に応じて上
記圧延機間の被圧延材への上記制御ロールによる押圧力
を変化させることにより,上記被圧延材にかける張力を
制御する張力制御手段とを具備してなることを特徴とす
る被圧延材の振動抑制装置として構成されている。
に,第1の発明が採用する主たる手段は,その要旨とす
るところが,圧延機間を張力をかけられた状態で走行す
る被圧延材の振動抑制方法において,上記圧延機間に上
記被圧延材の張力を制御する制御ロールを備え,上記圧
延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検出し,上記
検出された張力の変動量を相殺する張力の変動補償量を
演算し,上記演算された張力の変動補償量に応じて上記
圧延機間の被圧延材への上記制御ロールによる押圧力を
変化させることにより,上記被圧延材にかける張力を制
御することを特徴とする被圧延材の振動抑制方法として
構成されている。また,上記目的を達成するために,第
2の発明は,圧延機間を張力をかけられた状態で走行す
る被圧延材の振動抑制装置において,上記圧延機間に配
備され上記被圧延材の張力を制御する制御ロールと,上
記圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検出する
張力変動量検出手段と,上記検出された張力の変動量を
相殺する張力の変動補償量を演算する補償量演算手段と
を具備し,上記演算された張力の変動補償量に応じて上
記圧延機間の被圧延材への上記制御ロールによる押圧力
を変化させることにより,上記被圧延材にかける張力を
制御する張力制御手段とを具備してなることを特徴とす
る被圧延材の振動抑制装置として構成されている。
【0005】
【作用】本発明に係る被圧延材の振動抑制方法において
は,先ず圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量が検
出され,続いて上記検出された張力の変動量を相殺する
張力の変動補償量が演算される。そして,上記演算され
た張力の変動補償量に応じて上記圧延機間の被圧延材に
かけられる張力が制御ロールを用いて上記被圧延材への
押圧力を変化させることにより制御される。従って,こ
の部位における被圧延材の振動が抑制されるため,一方
の圧延機から他方の圧延機へのチャタリングの伝達が防
止される。
は,先ず圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量が検
出され,続いて上記検出された張力の変動量を相殺する
張力の変動補償量が演算される。そして,上記演算され
た張力の変動補償量に応じて上記圧延機間の被圧延材に
かけられる張力が制御ロールを用いて上記被圧延材への
押圧力を変化させることにより制御される。従って,こ
の部位における被圧延材の振動が抑制されるため,一方
の圧延機から他方の圧延機へのチャタリングの伝達が防
止される。
【0006】
【実施例】以下添付図面を参照して,本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る一基の圧延機の概略
側断面を示す構成図,図2は二基の圧延機により順次圧
延される被圧延材の状態を示す状態説明図,図3は上記
圧延機間の被圧延材の振動を抑制する振動抑制装置の概
略構成を示す構成図,図4は圧延機間に配備された固定
ロール,制御ロール及び一方の圧延機のワークロールの
それぞれの位置関係を示す説明図,図5は上記振動抑制
装置により抑制された被圧延材の振動のシミュレーショ
ン結果を示すグラフ図,図6は上記振動抑制装置の変形
例を示す概略構成図である。
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の一実施例に係る一基の圧延機の概略
側断面を示す構成図,図2は二基の圧延機により順次圧
延される被圧延材の状態を示す状態説明図,図3は上記
圧延機間の被圧延材の振動を抑制する振動抑制装置の概
略構成を示す構成図,図4は圧延機間に配備された固定
ロール,制御ロール及び一方の圧延機のワークロールの
それぞれの位置関係を示す説明図,図5は上記振動抑制
装置により抑制された被圧延材の振動のシミュレーショ
ン結果を示すグラフ図,図6は上記振動抑制装置の変形
例を示す概略構成図である。
【0007】本実施例に係る一基の圧延機1は,図1に
示すように,被圧延材4を挾接して圧延し走行させる一
対のワークロール10と,これらのワークロール10の
背後に接して配備されそれぞれのワークロール10に被
圧延材4方向への圧下力を与える一対のバックアップロ
ール2と,これらを内部に収容するハウジング3とから
主としてなっている。更に,上記圧延機1は,被圧延材
4にかけられる圧下力をバックアップロール2に与える
ための圧下シリンダ5と,上記被圧延材にかけられた圧
下力を検出するロードセル6とを備えている。このよう
な圧延機1が,図2に示すように,複数基上記被圧延材
4の走行方向に沿って一定の間隔で配備されている。ま
た,上記圧延機1間の被圧延材の下方には,各圧延機1
の設置位置に対し固定した位置に配置されてその位置で
回動自在に上記走行する被圧延材4を支持する固定ロー
ル8と,この走行する被圧延材4の張力を検出する張力
測定用ロール7と,上記被圧延材4の張力を制御する制
御ロール9を備えこの制御ロール9による被圧延材4へ
の押圧力を制御することにより被圧延材4の張力を一定
に保持するための振動抑制装置15とが設けられてい
る。
示すように,被圧延材4を挾接して圧延し走行させる一
対のワークロール10と,これらのワークロール10の
背後に接して配備されそれぞれのワークロール10に被
圧延材4方向への圧下力を与える一対のバックアップロ
ール2と,これらを内部に収容するハウジング3とから
主としてなっている。更に,上記圧延機1は,被圧延材
4にかけられる圧下力をバックアップロール2に与える
ための圧下シリンダ5と,上記被圧延材にかけられた圧
下力を検出するロードセル6とを備えている。このよう
な圧延機1が,図2に示すように,複数基上記被圧延材
4の走行方向に沿って一定の間隔で配備されている。ま
た,上記圧延機1間の被圧延材の下方には,各圧延機1
の設置位置に対し固定した位置に配置されてその位置で
回動自在に上記走行する被圧延材4を支持する固定ロー
ル8と,この走行する被圧延材4の張力を検出する張力
測定用ロール7と,上記被圧延材4の張力を制御する制
御ロール9を備えこの制御ロール9による被圧延材4へ
の押圧力を制御することにより被圧延材4の張力を一定
に保持するための振動抑制装置15とが設けられてい
る。
【0008】上記振動抑制装置15では,図3に示すよ
うに,上記被圧延材4を押圧する制御ロール9がロード
セル20に回動自在に支持されている。更に,上記制御
ロール9及びロードセル20はアクチュエータ11の駆
動端に支持されている。従って,制御ロール9による被
圧延材4への押圧力Fはロードセル20により検出さ
れ,この検出された押圧力Fが制御装置12に入力され
る。そして,上記アクチュエータ11は制御装置12か
らの出力信号に基づいて駆動し,上記制御ロール9を上
下に移動させる。そこで,上記振動抑制装置15の制御
ロール9によって被圧延材4の張力を一定に保持する原
理につき,図4を併用して以下説明する。上記固定ロー
ル8,制御ロール9及び右側の圧延機1のワークロール
10の各作用位置の位置関係は図4に示す状態であると
する。このとき,固定ロール8からワークロール10ま
での被圧延材4の距離Lは次の(1)式により表され
る。 L=L1 ´+L2 ´ =√(L1 2+h2 )+√(L2 2+h2 ) ・・・(1)
うに,上記被圧延材4を押圧する制御ロール9がロード
セル20に回動自在に支持されている。更に,上記制御
ロール9及びロードセル20はアクチュエータ11の駆
動端に支持されている。従って,制御ロール9による被
圧延材4への押圧力Fはロードセル20により検出さ
れ,この検出された押圧力Fが制御装置12に入力され
る。そして,上記アクチュエータ11は制御装置12か
らの出力信号に基づいて駆動し,上記制御ロール9を上
下に移動させる。そこで,上記振動抑制装置15の制御
ロール9によって被圧延材4の張力を一定に保持する原
理につき,図4を併用して以下説明する。上記固定ロー
ル8,制御ロール9及び右側の圧延機1のワークロール
10の各作用位置の位置関係は図4に示す状態であると
する。このとき,固定ロール8からワークロール10ま
での被圧延材4の距離Lは次の(1)式により表され
る。 L=L1 ´+L2 ´ =√(L1 2+h2 )+√(L2 2+h2 ) ・・・(1)
【0009】このとき,ロードセル20により検出され
た制御ロール9の押圧力がFからF+△Fに変動した場
合,上記圧延機1間の被圧延材4にかかる張力の変動量
△Tは,(2)式に示すように変動する。 △T=△F/(h/L1 ´+h/L2 ´) ・・・(2) 一方,上記固定ロール8とワークロール10とを結ぶ線
L1 及びL2 の線上から制御ロール9までの距離hを,
上記アクチュエータ11を作動させることにより微小量
△h変動させることによって,上記圧延機1間の被圧延
材4にかかる張力の変動量△T1 は(3)式に示す通り
である。 △T1 =(EAh/L1 ´L2 ´)△h ・・・(3) ここで,E:縦弾性係数 A:被圧延材4の走行方向に直角の断面積 従って,上記制御装置12は,ロードセル20により検
出された被圧延材4への押圧力の変化量△Fに基づいて
上記被圧延材4にかかる張力の変動量△Tを(2)式か
ら演算する。即ち,上記ロードセル20及び制御装置1
2が上記圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検
出する張力変動量検出手段の一例である。
た制御ロール9の押圧力がFからF+△Fに変動した場
合,上記圧延機1間の被圧延材4にかかる張力の変動量
△Tは,(2)式に示すように変動する。 △T=△F/(h/L1 ´+h/L2 ´) ・・・(2) 一方,上記固定ロール8とワークロール10とを結ぶ線
L1 及びL2 の線上から制御ロール9までの距離hを,
上記アクチュエータ11を作動させることにより微小量
△h変動させることによって,上記圧延機1間の被圧延
材4にかかる張力の変動量△T1 は(3)式に示す通り
である。 △T1 =(EAh/L1 ´L2 ´)△h ・・・(3) ここで,E:縦弾性係数 A:被圧延材4の走行方向に直角の断面積 従って,上記制御装置12は,ロードセル20により検
出された被圧延材4への押圧力の変化量△Fに基づいて
上記被圧延材4にかかる張力の変動量△Tを(2)式か
ら演算する。即ち,上記ロードセル20及び制御装置1
2が上記圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検
出する張力変動量検出手段の一例である。
【0010】そして,上記被圧延材4の張力の変動量△
Tを相殺するためには,この変動量△Tの値を相殺する
ような(3)式の張力の変動量△T1 を演算すればよ
い。即ち,(3)式を用いて上記張力の変動量△Tを相
殺する張力の変動補償量△T1を演算する制御装置12
が補償量演算手段の一例である。そこで,上記ロードセ
ル20により検出された押圧力が△F変動した場合,こ
れによって生じる被圧延材4の張力変化を抑えるための
アクチュエータの移動量△hは,上記(2)式及び
(3)式から次の(4)式で求めることができる。 △h=(−1/(EA(L1 ´+L2 ´)))(L1 ´L2 ´/h)2 ×△F ・・・(4) このように被圧延材4にかかる押圧力の変化量△Fに基
づいてアクチュエータの駆動量△hを演算しこれに基づ
いてアクチュエータ11を作動させることにより,上記
被圧延材4にかける張力が制御される。即ち,上記制御
ロール9による被圧延材4への押圧力Fを変化させるこ
とにより,上記被圧延材へにかける張力を制御する制御
装置12が張力制御手段の一例である。
Tを相殺するためには,この変動量△Tの値を相殺する
ような(3)式の張力の変動量△T1 を演算すればよ
い。即ち,(3)式を用いて上記張力の変動量△Tを相
殺する張力の変動補償量△T1を演算する制御装置12
が補償量演算手段の一例である。そこで,上記ロードセ
ル20により検出された押圧力が△F変動した場合,こ
れによって生じる被圧延材4の張力変化を抑えるための
アクチュエータの移動量△hは,上記(2)式及び
(3)式から次の(4)式で求めることができる。 △h=(−1/(EA(L1 ´+L2 ´)))(L1 ´L2 ´/h)2 ×△F ・・・(4) このように被圧延材4にかかる押圧力の変化量△Fに基
づいてアクチュエータの駆動量△hを演算しこれに基づ
いてアクチュエータ11を作動させることにより,上記
被圧延材4にかける張力が制御される。即ち,上記制御
ロール9による被圧延材4への押圧力Fを変化させるこ
とにより,上記被圧延材へにかける張力を制御する制御
装置12が張力制御手段の一例である。
【0011】なお,上記したような圧延機1間の被圧延
材4におけるチャタリングは100Hz近傍で発生して
いる。そして,上記アクチュエータ11を駆動する際に
は,制御ロール9,ロードセル20及びアクチュエータ
11の各部において発生する制御遅れを考慮して駆動さ
せる必要がある。従って,上記制御装置12では,比例
補償制御に加えて,微分補償制御を行うことによって上
記した制御遅れのないより安定した制御を行うことがで
きるように構成されている。このように,本実施例によ
れば,被圧延材4にかかる張力の変動量△Tを相殺する
変動補償量△T1 に応じて上記圧延機1間の被圧延材4
にかける張力が上記制御ロール9を用いて被圧延材4へ
の押圧力Fを変化させることにより制御されるので,上
記被圧延材4の張力変動が抑制される。これによって上
記被圧延材4は図5に示すように,制御ロール9の位置
でチャタリングが抑制される。その結果,他の圧延機1
間における被圧延材4へのチャタリングの伝播を上記制
御ロール9の位置において断ち切ることができる。
材4におけるチャタリングは100Hz近傍で発生して
いる。そして,上記アクチュエータ11を駆動する際に
は,制御ロール9,ロードセル20及びアクチュエータ
11の各部において発生する制御遅れを考慮して駆動さ
せる必要がある。従って,上記制御装置12では,比例
補償制御に加えて,微分補償制御を行うことによって上
記した制御遅れのないより安定した制御を行うことがで
きるように構成されている。このように,本実施例によ
れば,被圧延材4にかかる張力の変動量△Tを相殺する
変動補償量△T1 に応じて上記圧延機1間の被圧延材4
にかける張力が上記制御ロール9を用いて被圧延材4へ
の押圧力Fを変化させることにより制御されるので,上
記被圧延材4の張力変動が抑制される。これによって上
記被圧延材4は図5に示すように,制御ロール9の位置
でチャタリングが抑制される。その結果,他の圧延機1
間における被圧延材4へのチャタリングの伝播を上記制
御ロール9の位置において断ち切ることができる。
【0012】なお,図2に示した構成において,ロード
セル20を廃止して上記制御ロール9をアクチュエータ
11の駆動端に直接回動自在に支持させた構成とし,上
記制御装置12において用いられる被圧延材4の張力の
変動量△Tとして上記張力測定用ロール7からの出力を
用いることも可能である。また,図6に示すように,図
2に示した制御ロール9の機能を張力測定用ロール7a
に持たせることによって,この張力測定用ロール7a に
よって上記被圧延材4の張力の変動を抑制する振動抑制
装置15a を用いることもできる。更に,上記制御装置
12においては,比例補償制御及び微分補償制御により
被圧延材4にかける張力を制御するようにしたが,その
とき用いられる制御ゲインとしては,必ずしも固定され
たものである必要はなく,各圧延機1と被圧延材4等よ
り構成される全体の系の変化に応じた最適なゲインを随
時演算しこのゲインを用いて上記被圧延材4にかける張
力を制御するようにしてもよい。
セル20を廃止して上記制御ロール9をアクチュエータ
11の駆動端に直接回動自在に支持させた構成とし,上
記制御装置12において用いられる被圧延材4の張力の
変動量△Tとして上記張力測定用ロール7からの出力を
用いることも可能である。また,図6に示すように,図
2に示した制御ロール9の機能を張力測定用ロール7a
に持たせることによって,この張力測定用ロール7a に
よって上記被圧延材4の張力の変動を抑制する振動抑制
装置15a を用いることもできる。更に,上記制御装置
12においては,比例補償制御及び微分補償制御により
被圧延材4にかける張力を制御するようにしたが,その
とき用いられる制御ゲインとしては,必ずしも固定され
たものである必要はなく,各圧延機1と被圧延材4等よ
り構成される全体の系の変化に応じた最適なゲインを随
時演算しこのゲインを用いて上記被圧延材4にかける張
力を制御するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば,圧延機間を張力をかけ
られた状態で走行する被圧延材の振動抑制方法におい
て,上記圧延機間に上記被圧延材の張力を制御する制御
ロールを備え,上記圧延機間の被圧延材にかかる張力の
変動量を検出し,上記検出された張力の変動量を相殺す
る張力の変動補償量を演算し,上記演算された張力の変
動補償量に応じて上記圧延機間の被圧延材への上記制御
ロールによる押圧力を変化させることにより,上記被圧
延材にかける張力を制御することを特徴とする被圧延材
の振動抑制方法が提供される。それにより,上記圧延機
間を走行する被圧延材の張力変動が,上記被圧延材への
上記制御ロールによる押圧力を変化させることにより,
上記圧延機間で抑制される。従って,上記被圧延材の張
力変動が一方の圧延機から他方の圧延機へ伝達すること
が防止される。その結果,圧延機から圧延機へと伝播す
る被圧延材のチャタリングを抑制することができる。
られた状態で走行する被圧延材の振動抑制方法におい
て,上記圧延機間に上記被圧延材の張力を制御する制御
ロールを備え,上記圧延機間の被圧延材にかかる張力の
変動量を検出し,上記検出された張力の変動量を相殺す
る張力の変動補償量を演算し,上記演算された張力の変
動補償量に応じて上記圧延機間の被圧延材への上記制御
ロールによる押圧力を変化させることにより,上記被圧
延材にかける張力を制御することを特徴とする被圧延材
の振動抑制方法が提供される。それにより,上記圧延機
間を走行する被圧延材の張力変動が,上記被圧延材への
上記制御ロールによる押圧力を変化させることにより,
上記圧延機間で抑制される。従って,上記被圧延材の張
力変動が一方の圧延機から他方の圧延機へ伝達すること
が防止される。その結果,圧延機から圧延機へと伝播す
る被圧延材のチャタリングを抑制することができる。
【図1】 本発明の一実施例に係る一基の圧延機の概略
側断面を示す構成図。
側断面を示す構成図。
【図2】 二基の圧延機により順次圧延される被圧延材
の状態を示す状態説明図。
の状態を示す状態説明図。
【図3】 上記圧延機間の被圧延材の振動を抑制する振
動抑制装置の概略構成を示す構成図。
動抑制装置の概略構成を示す構成図。
【図4】 圧延機間に配備された固定ロール,制御ロー
ル及び一方の圧延機のワークロールのそれぞれの位置関
係を示す説明図。
ル及び一方の圧延機のワークロールのそれぞれの位置関
係を示す説明図。
【図5】 上記振動抑制装置により抑制された被圧延材
の振動のシミュレーション結果を示すグラフ図。
の振動のシミュレーション結果を示すグラフ図。
【図6】 上記振動抑制装置の変形例を示す概略構成
図。
図。
【図7】 従来の圧延機間の被圧延材に張力変動が生じ
たことにより発生した被圧延材のチャタリングを示すグ
ラフ図。
たことにより発生した被圧延材のチャタリングを示すグ
ラフ図。
1…圧延機 4…被圧延材 7,7a …張力測定用ロール 9…制御ロール 10…ワークロール 11…アクチュエータ 12…制御装置 15,15a …振動抑制装置 20…ロードセル
Claims (2)
- 【請求項1】 圧延機間を張力をかけられた状態で走行
する被圧延材の振動抑制方法において,上記圧延機間に
上記被圧延材の張力を制御する制御ロールを備え,上記
圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検出し,上
記検出された張力の変動量を相殺する張力の変動補償量
を演算し,上記演算された張力の変動補償量に応じて上
記圧延機間の被圧延材への上記制御ロールによる押圧力
を変化させることにより,上記被圧延材にかける張力を
制御することを特徴とする被圧延材の振動抑制方法。 - 【請求項2】 圧延機間を張力をかけられた状態で走行
する被圧延材の振動抑制装置において,上記圧延機間に
配備され上記被圧延材の張力を制御する制御ロールと,
上記圧延機間の被圧延材にかかる張力の変動量を検出す
る張力変動量検出手段と,上記検出された張力の変動量
を相殺する張力の変動補償量を演算する補償量演算手段
とを具備し,上記演算された張力の変動補償量に応じて
上記圧延機間の被圧延材への上記制御ロールによる押圧
力を変化させることにより,上記被圧延材にかける張力
を制御する張力制御手段とを具備してなることを特徴と
する被圧延材の振動抑制装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7042911A JPH08238512A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7042911A JPH08238512A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08238512A true JPH08238512A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12649218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7042911A Pending JPH08238512A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | 被圧延材の振動抑制方法及び振動抑制装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08238512A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103521531A (zh) * | 2013-11-07 | 2014-01-22 | 天津理工大学 | 针对高速冷轧机第三倍频程颤振的故障诊断及反馈系统 |
| KR101482416B1 (ko) * | 2013-07-03 | 2015-01-13 | 주식회사 포스코 | 압연 채터링 저감 장치 |
| JP2017524537A (ja) * | 2014-07-15 | 2017-08-31 | ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. | 1/3オクターブのミル自励振動を減衰するプロセス |
| US10065225B2 (en) | 2014-07-25 | 2018-09-04 | Novelis Inc. | Rolling mill third octave chatter control by process damping |
| CN115647080A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-01-31 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种冷轧带钢长度补偿装置及方法 |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP7042911A patent/JPH08238512A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101482416B1 (ko) * | 2013-07-03 | 2015-01-13 | 주식회사 포스코 | 압연 채터링 저감 장치 |
| CN103521531A (zh) * | 2013-11-07 | 2014-01-22 | 天津理工大学 | 针对高速冷轧机第三倍频程颤振的故障诊断及反馈系统 |
| JP2017524537A (ja) * | 2014-07-15 | 2017-08-31 | ノベリス・インコーポレイテッドNovelis Inc. | 1/3オクターブのミル自励振動を減衰するプロセス |
| US10166584B2 (en) | 2014-07-15 | 2019-01-01 | Novelis Inc. | Process damping of self-excited third octave mill vibration |
| US10065225B2 (en) | 2014-07-25 | 2018-09-04 | Novelis Inc. | Rolling mill third octave chatter control by process damping |
| CN115647080A (zh) * | 2022-11-21 | 2023-01-31 | 中国重型机械研究院股份公司 | 一种冷轧带钢长度补偿装置及方法 |
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