JPH08239209A - フラーレン・不飽和化合物結合体とその製造方法 - Google Patents

フラーレン・不飽和化合物結合体とその製造方法

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JPH08239209A
JPH08239209A JP4197995A JP4197995A JPH08239209A JP H08239209 A JPH08239209 A JP H08239209A JP 4197995 A JP4197995 A JP 4197995A JP 4197995 A JP4197995 A JP 4197995A JP H08239209 A JPH08239209 A JP H08239209A
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fullerene
unsaturated compound
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styrene
compound
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JP4197995A
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Yoshitsugu Kojima
由継 小島
Takaaki Matsuoka
孝明 松岡
Norio Sato
紀夫 佐藤
Hideo Takahashi
秀郎 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フラーレン・不飽和化合物結合体を提供する。 【構成】フラーレンとこれと化学的に結合した不飽和化
合物とからなる。不飽和化合物としてビニル化合物が使
用でき、フラーレンをビニル化合物に溶解し、これを
0.01ギガパスカル以上の高圧下で加熱することによ
り、(フラーレン) n (−H2 C−CHR−)m (式中
Rは原子あるいは無機または有機の原子団を、m,nは
正の整数を表す)の重合体が得られる。フラーレンC60
とスチレンとの結合体の光リミッティング効果は、フラ
ーレンC60をスチレンに溶解した溶液より優れたもので
あった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なフラーレン・不
飽和化合物結合体とその製造方法に関し、詳しくは非線
形光学材料、電磁機能材料、半導体材料、光リミッター
用材料(入射光強度が強くなると透過率が低下する材
料)などに利用が検討されているフラーレンの誘導体に
関する。
【0002】
【従来の技術】光センサおよび人の目のような光感受性
材料を保護するために、フラーレン(C60,C70等と記
載されている)を用いた光リミッター(入射光強度が高
くなると透過率が低下し、飽和透過光強度に接近するシ
ステム)が検討されている(特開平5−307204号
公報)。ところが、フラーレンのみでは光リミッテング
効果は発現できず、有機溶媒あるいは樹脂中にフラーレ
ンを分子状態で分散させる必要がある。しかし、フラー
レンは有機溶媒、樹脂への溶解性が低いため飽和透過光
強度の低い光リミッタを形成することが困難である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられているフ
ラーレンは、その性質上成形性が十分でなく、また有機
溶媒、樹脂への溶解および分散性が不十分であり飽和透
過光強度を低くできないという不具合があった。本発明
は、上記の事情に鑑みてなされたもので成形性、溶媒な
どに対する溶解性が高いフラーレン誘導体を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】従来のフラーレンの成形
性が低いのは、その分子の形状が球状であって、分子間
でのからみあいがないためと考えられる。このフラーレ
ンに不飽和化合物を結合させるとフラーレンのπ電子共
役構造が変化し、従来のフラーレンにはない光リミッテ
ィング効果が期待できる。また、分子間でからみあいが
可能となれば成形性が向上し光リミッティング材料とし
て利用できる分野が拡がるという考えに基づいて検討し
て本発明を完成させた。
【0005】本発明のフラーレン・不飽和化合物結合体
は、フラーレンと該フラーレンに化学的に結合した不飽
和化合物とからなる。フラーレンは、特開平5−307
204号公報に開示されているように、C60、C76、C
84およびC94等として知られている化合物で、複数のベ
ンゼン環とその間を埋める炭素5員環とが組み合わされ
たサッカーボール状の球面構造の化合物である。本発明
ではかかる球面構造の化合物であるフラーレンを必須構
成要素として用いる。なお、フラーレンは例えばC60
して知られている炭素原子60個で形成されたもの等単
独で使用しても、また、複数の異なったフラーレンを混
合して使用してもよい。
【0006】不飽和化合物としてはビニル化合物のよう
に不飽和基をもつ化合物で、フラーレンと化学的に結合
できるものであれば使用できる。不飽和化合物は、フラ
ーレンと結合した結果、飽和していても良い。好ましい
不飽和化合物としてはビニル化合物である。特に高分子
を形成するビニルモノマーがよい。具体的にはスチレ
ン、メタクリル酸が好ましい。なお、製造過程でフラー
レンと不飽和化合物とは分子状態で共存する必要があ
る。このため不飽和化合物はフラーレンを溶解するもの
あるいはフラーレンと不飽和化合物とが同一の溶媒に溶
解し溶液を形成するものが好ましい。
【0007】フラーレン・不飽和化合物結合体は前記し
たフラーレンと不飽和化合物とが化学的に結合したもの
である。具体的には、フラーレンの6員環の不飽和結合
と不飽和化合物の不飽和結合とが付加重合したものであ
る。なお、1個のフラーレンに1個の不飽和化合物が付
加重合したものでも、1個のフラーレンに2個以上の不
飽和化合物が付加重合したものでもよい。2個以上の不
飽和化合物は1個のフラーレンの異なる6員環の不飽和
結合と結合したものでも、フラーレンに化合した1個の
不飽和化合物に他の不飽和化合物が次々と重合して重合
鎖を形成するものでも良い。また、2個以上のフラーレ
ンが、付加重合した不飽和化合物で架橋する構成を取る
ものでもよい。
【0008】一般式で示すと、(フラーレン)−RA
(フラーレン)−(RA n 、(フラーレン)−(CR
B C −CRD E −)n 、(フラーレン)m −(CR
B C −CRD E −)n 等である。ここでm、nは整
数、RA は原子団、RB 、R C 、RD 、RE は水素原
子、ハロゲン原子あるいはアルキル基、アルキル誘導体
基、フェニル基、フェニル誘導体基、カルボニル基、カ
ルボキシル基、アミノ基、ニトロ基、珪素原子を含む原
子団またはハロゲン原子を含む原子団である。
【0009】本発明のフラーレン・不飽和化合物結合体
の製造方法は、フラーレンと不飽和化合物とを混合し、
互いに分子状態で共存する溶液系とする混合工程と、該
溶液系に0.01ギガパスカル以上の高圧を作用させ、
該フラーレンと該不飽和化合物とを重合させてフラーレ
ン・不飽和化合物結合体を形成する反応工程と、からな
ることを特徴とする。
【0010】本製造方法の混合工程は、フラーレンと不
飽和化合物とを混合し、互いに分子状態で共存する溶液
系とするものである。溶液系とする具体的な手段は、不
飽和化合物そのものにフラーレンを溶解する手段と、フ
ラーレンおよび不飽和化合物が共に溶解する溶媒にフラ
ーレンおよび不飽和化合物を溶解させる手段である。な
お、乳化状態、すなわち、微小な粒滴状態でフラーレン
および不飽和化合物が互いに分子状態で共存するもので
もよい。
【0011】本製造方法の反応工程は、前記した溶液系
に0.01ギガパスカル以上の高圧を作用させ、フラー
レンと不飽和化合物とを重合させてフラーレン・不飽和
化合物結合体を形成する工程である。この反応工程で
は、フラーレンのの6員環の不飽和結合と不飽和化合物
の不飽和結合とが付加重合する。この反応により、前記
したフラーレン・不飽和化合物結合体が得られる。この
反応は、基本的に溶液反応であり、重合方法としての、
溶液重合、乳化重合を採用できる。
【0012】反応温度は高いほど反応が進み好ましい。
少なくとも不飽和化合物の融点以上の温度で反応させる
ことが必要である。また、反応を促進するため高圧下で
反応させる必要がある。具体的には0.01ギガパスカ
ル以上の高圧下で反応させる必要がある。前記した(フ
ラーレン)m −(CRB C −CRD E −)n で示さ
れる共重合体鎖を形成するビニル化合物としては、一般
式R−C=C−Rで表される化合物が利用できる。具体
的には、スチレンとその誘導体、酢酸ビニル、ビニルエ
−テル、アクリル酸およびその誘導体、メタクリル酸お
よびその誘導体、などのビニルモノマー、ビニル珪素系
化合物が挙げられ、なかでもスチレン、メタクリル酸の
利用が特に好ましい。
【0013】このフラーレンとビニル化合物の共重合体
の製造方法は、フラーレンとビニル化合物の混合物を高
圧下でフラーレの融点以上の温度に加熱することで形成
できる。この重合反応には、特に重合開始剤などの触媒
を必要とすることなく目的の生成物が得られる。ただ
し、もし有効な触媒があれば、これを使用することを妨
げるものではない。
【0014】この重合反応のプロセスにおける反応メカ
ニズムは必ずしも明確に解明されていないが、高圧下で
は体積の減少する方向に反応が促進され、開始剤を用い
ること無く反応が進行するとういう原理にしたがい以下
の現象がおこっていると考えられる。すなわち、高圧下
でそれぞれの分子にラジカルが生成する。生成したラジ
カルは異種分子間で反応して、コンパクトな構造の共重
合体が生成する。
【0015】この製造方法では、実際には、未重合のモ
ノマーや、共重合体のうち重合度の低いオリゴマーおよ
び重合度の高いポリマーの混合物が得られるので、必要
に応じて所定の重合度の共重合体を選択的に分取するこ
とができる。この反応はかなりの高圧処理をおこなうの
で、フラーレンを分散したビニル化合物に加圧するには
シリコンオイル、ケロシン、アルコール液、水その他の
常用され、また公知である各種の液状圧力媒体を用いる
のが望ましい。しかし、圧力媒体を用いること無く空気
中で加圧することも可能である。
【0016】加圧は0.01ギガパスカル以上でない
と、フラーレンを分散したビニル化合物は有効に重合し
ない。特に0.1ギガパスカル以上が重合の円滑な進行
上からより有効である。圧力の上限は技術的には実現可
能な限りにおいて特に存在しない。
【0017】
【作用】本発明のフラーレン・不飽和化合物結合体は、
球状構造の炭素高分子のフラーレンに、少なくとも1個
の不飽和化合物が結合して構成されている。このためフ
ラーレン・不飽和化合物結合体は、不飽和化合物の結合
によりフラーレンの表面性状が変化し、フラーレン同志
の凝集力が弱まり、溶媒への親和性が加わる。これによ
りフラーレン・不飽和化合物結合体は、溶媒に可溶ない
しは分散性が付与でき成形性を高めることができる。こ
の優れた成形性を活用し、本発明のフラーレン・不飽和
化合物結合体をフィルムや使用目的の応じて任意の形状
に成形することができる。例えば、光リミッテング素材
として利用することができるフィルムとすることができ
る。
【0018】また、本発明のフラーレン・不飽和化合物
結合体は他の樹脂中に溶解または分散しやすくなりアク
リル樹脂、その他の有機材料に添加分散させて複合材料
を形成できる。これにより、たとえば、本発明のフラー
レン・不飽和化合物結合体を紫外線吸収剤や可視光吸収
剤として利用することができる。加熱温度はフラーレン
の融点以上であればよく、たとえば、100℃以上であ
ればよい。また重合に要する時間に関しては特に限定は
ない。
【0019】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1)本実施例では、フラーレンとしてC60(米
国MER社製)を使用し、不飽和化合物としてスチレン
を用い表1に示す7種類のフラーレン・不飽和化合物結
合体を製造した。これらの製造は、まず混合工程とし
て、フラーレンC60の濃度が0.1重量%、0.2重量
%および0.5重量%となるように、それぞれ所定量の
フラーレンC60をスチレンに溶解し、3種類のスチレン
溶液を調製した。なお、得られた3種類のスチレン溶液
は紫色を呈し、フラーレンC60が分子状態で溶解してい
るのが確認された。
【0020】そして次に、反応工程として、各スチレン
溶液約1.3gを内径8.5mm、深さ23mmの可撓
性のフッ素樹脂製容器に充填し、シリコンオイルを圧力
媒体として用い、表1に示す0.11〜0.92ギガパ
スカルの圧力を加えるとともに、表1に示す100〜2
00℃の温度で5時間保持した。これにより7種類の橙
色で固体状の生成物を得た。反応前のスチレン溶液の色
が紫色より橙色に変化したことによりフラーレンC60
スチレンとが反応したことを知ることができる。
【0021】なお、反応工程で、反応温度100℃、加
圧力0.1ギガパスカル以下では、反応前後で色の変化
が見られたが固体状の生成物は得られなかった。表1の
7種類の反応生成物である各固体状の生成物をクロロホ
ルムで溶解処理し、溶解成分と不溶解成分に分けた。各
試料の不溶解成分の割合を表1にまとめて示す。
【0022】なお、フラーレンC60を含まないスチレン
100重量%のスチレンそのものを100℃、0.3〜
0.9ギガパスカルの加圧下で反応させて得た、ポリス
チレンはクロロホルムに完全に溶解し不溶解成分はなか
った。このポリスチレンの溶解試験から、表1に示すN
o.1からNo.5の5種類の生成物は、フラーレンC
60とスチレンとが重合および架橋しているものと考えら
れる。
【0023】
【表1】 各固体試料のクロロホルム溶解成分について、それぞれ
ゲル濾過クロマトグラフィーをおこなった。ゲルとして
はポリスチレンを、溶媒としてはクロロホルムを用い
た。表1のNo.3試料のクロロホルム溶解成分のクロ
マトグラムを図1に示す。なお、横軸に溶出時間、縦軸
は溶出される溶出成分の波長400nmの可視光吸光度
をとった。なお、波長400nmはフラーレンC60の吸
収波長で、スチレンおよびポリスチレンでは吸収されな
い波長である。また、参考までに、反応していない濃度
0.0001%W/V(溶液100mlあたりC60の重
量%が0.0001g)のフラーレンC60のクロロホル
ム溶液のクロマトグラムを図1に合わせて示す。
【0024】図1に示す、No.3試料のクロロホルム
溶解成分のクロマトグラムより、溶出時間15分に比較
的鋭いピークと溶出時間21分とに広いピークが見られ
る。しかし、未反応のフラーレンC60の溶出時間35.
8分の鋭いピークは、No.3試料のクロロホルム溶解
成分には見られない。そしてNo.3試料のクロロホル
ム溶解成分のピークの溶出時間が15分および21分と
未反応のフラーレンC 60の溶出時間35.8分よりいず
れも短時間であることを考慮すると、溶出時間15分お
よび21分のピークの成分は、フラーレンC60とスチレ
ンとが反応し、分子容積が増大しているため溶出時間が
早くなっているものと判断される。また、No.3試料
のクロロホルム溶解成分のクロマトグラフには、溶出時
間35.8分にピークが見られないことから、この溶解
成分には、未反応のフラーレンC 60が含まれていない、
すなわち、全てのフラーレンC60がスチレンと反応した
ものと判断される。
【0025】なお、表1に示すNo.3以外の試料のク
ロロホルム溶解成分も、図1に示すNo.3試料のクロ
ロホルム溶解成分のクロマトグラムとほぼ同じものであ
った。また、同一の条件で合成したスチレンの高圧重合
物においては、この波長領域におけるクロマトグラムは
得られなかった。この結果からC60とスチレンとは結合
して共重合体を生成していることがわかる。
【0026】次にこの実施例で得られたフラーレン・不
飽和化合物結合体の光リミッティング効果を表1のN
o.7試料の固体状生成物を用いて調べた。この試験は
固体状生成物を厚さ1mmの板状に切断し、この板状の
ものを試料とした。また、比較試料として、フラーレン
600.002gとポリスチレン1gをトルエンに溶解
し厚さ1mmの板状試料にキャスト成形した試料C1と、
フラーレンC600.002gを1gのトルエンに溶解
し、この溶液を厚さ1mmの石英セルにいれた試料C2と
を用いた。
【0027】試験は、CONTINUUM 製のパルスNd:YA
Gレーザから発生した第二高調波(532nm ,ビーム直
径:8mm、パルス幅:8n sec 、1パルスあたりの最大
エネルギー:400m J ,周波数:10Hz)を虹彩絞り
を用いて、直径1mm のビームに絞り、前記の各板状試
料に照射し、1パルス当たりの透過光強度をGENTEC製の
パワーメータ(PSV−3103)を用いて測定するこ
とにより行った。そしてQ−スイッチの遅れ時間を39
4〜424μsecにあげることで入射光強度を変化さ
せた。結果を表2に示す。
【0028】
【表2】 表2より、入射光強度が高くなると、実施例とC1、C
2の透過率は低下する。このような現象は光リミッティ
ング効果と呼ばれる。同一の入射光強度で比較すると、
実施例の透過率は比較試料C1,C2に比べて低下して
おり、光リミッティング効果は大きくなっている。この
結果からフラーレンC60・スチレン共重合体は溶媒、樹
脂に分散させなくても光ノイズから光デバイスを保護す
るための光リミッター用材料として利用できることを示
している。また、表2ではフラーレンC60のもともとの
使用濃度が同一であるので、実施例の付加重合体の光リ
ミッテング特性がフラーレンC60を分散させたものより
向上していることを示している。
【0029】(実施例2)フラーレンC60の濃度が0.
1重量%となるように所定量のフラーレンC60をメタク
リル酸に溶解し、メタクリル酸溶液を調整した。なお、
このメタクリル酸溶液は紫色を呈し、フラーレンが分子
状態で溶解しているのが確認された。そして次に、反応
工程としてメタクリル酸溶液約2gを内径8.5mm、
深さ40mmの可撓性のフッ素樹脂製容器に充填し、シ
リコーンオイルを圧力媒体として用い0.1ギガパスカ
ルの圧力を加えるとともに250℃の温度で5時間保持
した。これにより橙色に変化したことでフラーレンC60
とメタクリル酸が反応したことを知ることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明のフラーレン・不飽和化合物結合
体は、溶媒などに可溶となり容易にフィルムなどに成形
でき、光リミッテング材料として利用することができ
る。また、触媒などを必要とせず、高圧下の条件で容易
に製造することができる。また、フラーレンの同一使用
濃度において、従来の単にフラーレンを分散させた材料
よりも光リミッティング特性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のNo.3の試料を波長400nmの
可視光吸光度を用いて求めたGPCクロマトグラムであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 紀夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 高橋 秀郎 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラーレンと該フラーレンに化学的に結
    合した不飽和化合物とからなることを特徴とするフラー
    レン・不飽和化合物結合体。
  2. 【請求項2】 不飽和化合物はビニル化合物であり、フ
    ラーレンと以下の一般式で表される共重合体を形成して
    いる請求項1に記載のフラーレン・不飽和化合物結合体 (フラーレン)n (−H2 C−CHR−)m (式中Rは原子あるいは無機または有機の原子団を、
    m,nは正の整数を表す)。
  3. 【請求項3】 原子は水素原子、ハロゲン原子あるいは
    金属原子であり、原子団はアルキル基、アルキル誘導体
    基、フェニル基、フェニル誘導体基、カルボニル基、カ
    ルボキシル基、アミノ基、ニトロ基、珪素原子を含む原
    子団または、ハロゲン原子を含む原子団である請求項2
    に記載のフラーレン・不飽和化合物結合体。
  4. 【請求項4】 ビニル化合物はスチレンまたはメタクリ
    ル酸である請求項2記載のフラーレン・不飽和化合物結
    合体。
  5. 【請求項5】 フラーレンと不飽和化合物とを混合し、
    互いに分子状態で共存する溶液系とする混合工程と、該
    溶液系に0.01ギガパスカル以上の高圧を作用させ、
    該フラーレンと該不飽和化合物とを重合させてフラーレ
    ン・不飽和化合物結合体を形成する反応工程と、からな
    ることを特徴とするフラーレン・不飽和化合物結合体の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 不飽和化合物はビニル化合物である請求
    項5記載のフラーレン・不飽和化合物結合体の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 ビニル化合物は、スチレンまたはメタク
    リル酸である請求項6に記載のフラーレン・不飽和化合
    物結合体の製造方法。
  8. 【請求項8】 フラーレンはビニル化合物に溶解して溶
    液系を形成し、該ビニル化合物の融点以上の温度で重合
    させる請求項6に記載のフラーレン・不飽和化合物結合
    体の製造方法。
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