JPH08239235A - 透明なガラス・セラミックおよび光ファイバ導波路 - Google Patents

透明なガラス・セラミックおよび光ファイバ導波路

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JPH08239235A
JPH08239235A JP7327891A JP32789195A JPH08239235A JP H08239235 A JPH08239235 A JP H08239235A JP 7327891 A JP7327891 A JP 7327891A JP 32789195 A JP32789195 A JP 32789195A JP H08239235 A JPH08239235 A JP H08239235A
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sio
ceramic
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Nicholas Francis Borrelli
フランシス ボレリ ニコラス
Lauren K Cornelius
ケイ コ−ネリウス ロ−レン
Mark A Newhouse
アンドリュウ ニュ−ハウス マ−ク
Paul A Tick
ア−サ− ティック ポ−ル
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Corning Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い光学的清澄性を有する透明なガラス・セ
ラミックスを得ること。 【解決手段】 高い光学的清澄性を有しかつ本質的に1
つのみの結晶相を含んだ2つのグル−プの透明なガラス
・セラミックであって、本質的に、カチオンパ−セント
で表わして、 SiO2 20-35 PbF2 19-23 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CaF2 19-34 または SiO2 20-35 PbF2 15-25 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CdF2 21-31 ZnF2 3-7 よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明なガラス・セラ
ミック物品に関する。さらに詳細には、本発明は増幅器
ファイバおよびレ−ザ・ファイバを製造するのに適した
特性を有するフッ化物を含有した透明なガラス・セラミ
ック物品に関する。
【0002】
【従来の技術】Mat. Res. Bull. 10, 243-246 (1975)に
掲載された"Verres FFluores au Tetrafluorure de Zir
conium. Properties Optiques d'un Verre Dope au Nd
3+"という論文において、M. PoulainおよびJ. Lucas
は、彼等の研究の対象であった新規の結晶性レ−ザ・ホ
スト材料ではなくて、800℃で溶融されたZrF4・BaF2・N
aF混合物で透明なガラスが作成されたことを最初に報告
した。このそれ以前に未知であったフッ化物をベ−スと
したガラス系が6ミクロン以上にわたる赤外線透明性を
有する唯一の実用可能なアモルファス材料であったがた
めに、彼等の発見は直ちに広範な注目を集めた。この望
ましい光学的特性はガラスの一酸化物組成に見出されか
つ今日までの大規模な研究と開発の主要な基礎となっ
た。
【0003】この分野の研究者たちは、このフッ化物が
広い範囲の赤外線透明性のために、シリカ・ファイバよ
りも損失の大きさが1〜2桁小さい光ファイバ導波路を
作成し得る可能性があることを認めた。さらに、低エネ
ルギ−・フォノン・スペクトルが、多くの希土類金属遷
移に対する比較的高い量子効率を生ずる。最後に、十分
な量の希土類金属イオンをもって組成された場合には、
これらのガラスは能動ファイバのための魅力のあるホス
トとなる約束を保持する。
【0004】フッ化物をベ−スにしたガラスのうちで潜
在的により有用なものの1つとしてZBLANと呼ばれる重
金属フッ化物ガラスの系があり、それらのガラスは実質
的にZrF4、BaF2、LaF3、AlF3、およびNaFよりなる。米
国特許第4674835号はモルパ−セントで表わされ
たZBLANの代表的な組成、 ZrF4 50-55 AlF3 2-4 BaF3 16-24 NaF 16-24 LaF3 3-5 を開示している。なお、この場合、各成分の和は100に
等しい。
【0005】不都合なことには、重金属フッ化物ガラス
はある望ましくない性質を有しており、そのために用途
が限定されていた。最も注目すべきは、重金属フッ化物
ガラスは失透に対する耐性が悪く、上記米国特許では、
ZBLANの結晶化の問題と、それから生ずる光散乱の問題
について論述されている。
【0006】ZBLANガラスの失透を非常に受けやすいと
いう性質のために、大きいプリフォ−ムを作成する際に
も問題ば生ずる。そのプリフォ−ムの作成時におけるコ
アとクラッドの間の境界面における結晶化が、ZBLAN光
ファイバを作成するための最も一般的に用いられている
方法において問題を生ずる。すなわち、重金属フッ化物
ガラスは、特に光ファイバの線引き時に、不均質な核形
成を非常に受けやすく、その核形成の結果、コアとクラ
ッドの境界面における結晶化が生ずる。このようにして
得られたファイバは、そのファイバ中の結晶による重大
な散乱損失を受ける。
【0007】コアとクラッドに屈折率の差を与えるため
に必要なイオンがガラス組成に添加された時に、このガ
ラスの失透が悪化する。例えば希土類金属イオンをさら
にド−ピングすることによっても、ガラスの安定性を低
下させる傾向がある。これの問題の結果として、ガラス
が失透化する傾向を低下させるベ−スのZBLAN組成に対
する添加物を見出すためおよびそれの化学的安定性を高
めるための研究が不断に行なわれている。その研究が失
透化をある程度改善したが、まだ完全には取除いていな
いので、ZBLANガラスが提示するのと同様の特性が得ら
れるが、失透化の問題が大幅に軽減される、最も好まし
くは完全に除去される他の組成領域が調査されている。
【0008】このような研究の1つの領域が、Applied
Physics Letters, 63 (24), 3268-3270, December 13,1
993に掲載された"New Transparent Vitroceramics Codo
pedwith Er3+ and Yb3+ for Efficient Frequency Upco
nversion"という論文においてY. WangおよびJ. Ohwaki
によって報告されている。その論文に記載された特定の
ビトロセラミック(ガラス・セラミックとも呼ばれてい
る)は一般的なフルオロアルミノシリケ−ト系内にベ−
ス組成を有しかつ本質的にモルパ−セントと表わされた
下記の成分、すなわち SiO2 30 CdF2 20 AlO1.5 15 YbF3 10 PbF2 25 ErF3 1 よりなっていた。この組成で作成されたガラスが470℃
で熱処理されてPbxCd1-xF 2で表わされるマイクロスリス
タライト(microcrystallites)を内部に生じたが、そ
れは本体の透明性を低下させなかったと上記論文の著者
は述べている。それらの著者は、Yb3+およびEr3+が前駆
体ガラスから優先的に分離して、熱処理によってマイク
ロクリタル中に溶解したものと考えている。マイクロク
リスタライトの寸法は約20nm(200オングストロム、002
μm)の範囲であるとその著者等は推定しており、その
寸法は非常に小さいので光散乱損失が最小となった。
(それらの材料についての本発明者等の調査では結晶の
寸法が非常に小さいだけでなく、結晶の粒子間の間隔も
非常に小さいことが明らかとなった。)上記著者等は彼
等の生成物のアップコンバ−ジョン効率は、前駆体ガラ
スおよび他のフッ化物を含有したガラスについて測定さ
れたものより約2〜10倍高かったと報告している。
【0009】Izvestiya Akademii Nauk SSSR, Neorgani
cheskie Materialy, Vol. 21, No,5, pages 702-705, M
ay 1985に掲載されたA.A. Kaminskii et al. の"Stimul
ated IR Emission of Nd3+ Ions in Nonstoichiometric
Cubic Fluorides"には、Ln 3+イオンによる固体無機材
料の誘導放出のエネルギ−特性、すなわち構造的に秩序
のある化合物に基づいた多中心無秩序結晶の成長を改善
し、活性体の濃度を増加させ、かつ/または上述のタイ
プの活性媒体に増感イオンを導入する3つの方法が記載
されている。その著者等は、MF2(ただしMはCa、Sr、お
よび/またはBaである)、トリフルオライドRF3(ただ
しRはYおよび/またはScである)、おYほびLnF3(ただ
しLnはLa、Ce、Nd、Gd、および/またはLuである)に基
づいて、Nd3+を伴うホタル石構造のM1-x(R,Ln)xF2+x
溶体を得るために、最初の2つの方法がすでに用いられ
たことを示した。この論文に記載されたこの著者等の研
究は、CdF2およびガドリニウムおよびルテシウムのトリ
フルオライドすなわちCd1-xLnxF2+xに基づいた無秩序ホ
タル石相における放射線スペクトルの赤外線領域のでNd
3+イオンの誘導放出分光学に関するものであった。ガラ
ス・セラミック物品または透明なガラス・セラミック物
品を作成するための熱処理に適した前駆体ガラス組成に
ついては、この著者等な何も述べていない。彼等は単結
晶を成長させるための従来のセラミック材料を取扱って
いた。
【0010】
【本発明が解決しようとする課題】上記著者等のこれら
の知見に基づいて、本発明者等は、それらのガラス・セ
ラミックスが上述のように透明であれば、増幅器および
/またはレ−ザ装置におけるホストとしても使用できる
であろうという仮説をたてた。それにもかかわらず、本
発明者等は、そのガラス・セラミック材料が1.3μm増幅
器装置に対する使用可能なホストとなるべきものであれ
ば、この種の装置のために設計される材料に慣例として
用いられるPrがYbに電子を容易に転移させ、その作用に
よって装置の効率が低下することになるから、組成から
Ybを除去しなければならないことを知った。
【0011】したがって、本発明の主たる目的は、上記
WangおよびOhwakiによって記述されたものようりも改良
されたガラス・セラミック材料を発明することである。
【0012】本発明の1つの具体的な目的は、Prをド−
プされた場合に、1.3μm増幅器におけるホストとして優
れた特性を提示するこの種のガラス・セラミック材料を
開発することである。
【0013】本発明の他の具体的な目的は、屈折率の低
いクラッドによって包囲された屈折率の高いコアとして
前記ガラス・セラミック材料を含む光ファイバ導波路を
開発することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】Wang外の組成からYbF3
除去された場合には、得られたガラスは、熱処理されて
も、透明な材料を生ずるための比較的均一な寸法を有
し、均質に分散され、非常に細かい粒子である結晶を生
成するために適切に本来の位置で結晶化しないことを、
本発明者等は、実験室における初期の研究で確認した。
すなわち、得られた材料は、ガラス・セラミック体の特
質である制御された結晶化を提示しなかった。その材料
をX線回折で調べたところ、前駆体ガラスが450〜500℃
の範囲内の温度に露呈された場合に結晶ピ−クが見られ
ず、またさらに熱処理しても透明なガラス・セラミック
体は生じなかった。このような現象が生じたことは、結
晶相の形成において、YbがWang外によって認識されてい
ない重要な役割を演じていることを示している。
【0015】さらに実験室での研究により、Wang外のガ
ラスにおけるものよりも高い濃度でのYF3とCdF2の組合
せ、あるいはYF3とZnF2の組合せによってYbF3を置換し
ても、Wang外のガラスの基本的な結晶化特性または結晶
相それ自体を変更しないことが明らかとなった。これら
2つの知見に基づいて、カチオン・パ−セントで表わさ
れた下記の2つの組成がベ−スガラスとして採用され
た。 ガラス I (A) ガラス II (B) SiO2 30 PbF2 22 SiO2 30 PbF2 17 AlO1.5 15 YF3 4 AlO1.5 15 YF3 4 CdF2 29 CdF2 29 ZnF2 5
【0016】光学的清澄性を有する透明なガラス・セラ
ミック材料を生ずるための本来の場所における適切な結
晶化を確保するためには、少なくとも3カチオン%のYF
3が存在していることが必要とされることが判った。両
方のベ−スガラス組成とも満足に機能したが、ZnF2を含
ませることによってガラスの溶融および結晶化特性があ
る程度改良されたので、ZnF2を含んだガラスのほうが好
ましい。ZnF2を含んだ組成では、CdF2の含有量は約21〜
31カチオン%の範囲であろう。ZnF2が存在しない場合に
は、CdF2は約19〜34カチオン%の間で変化するであろ
う。ZnF2を含有した組成では、PbF2の濃度は約15〜25カ
チオン%の範囲であるが、ZnF2が存在しない場合には、
PbF2の含有量は約19〜23カチオン%の間に保持されるで
あろう。
【0017】ベ−スガラスに対して添加および/または
置換がなされ得るかどうかを知るために、種々の組成変
動についてテストした。採用された一般的な手法はフッ
化物をフッ化物で、そして酸化物を酸化物で置換し、そ
れによって比較的一定のアニオン比を維持することより
なるものであった。下記の2つの基本的な基準を満足す
ることが要求された。 (1)ガラスが、ある程度の希土類金属のド−ピングを
受入れ得ることが最も好ましい本質的に1つの結晶相を
含むガラス・セラミックとなるように本来の場所で結晶
化すること、および(2)ガラス・セラミックが高い光
学的清澄性を提示すること。
【0018】これらの変動は、ガラスの結晶化特性に悪
影響を及ぼすことなしに、B2O3、GeO2、P2O5、そしてそ
れらより少ないTiO2が酸化物組成に置換され得ることを
示した。フッ化物組成領域にGaF3、HfF4、およびInF3
代入され得る。アルカリ金属およびアルカリ土金属の酸
化物およびフッ化物によって、ガラス溶融物が冷却する
につれて失透する。LaF3を含んだ組成は1200℃のような
高い温度でもよく溶融しなかった。他の希土類金属は種
々の効果を提示した。例えば、LuF3およびDyF3は11モル
%までの量で上記2つの基準を満足し、GdF3を含有した
組成は2つの結晶相でもって本来の場所で結晶化し、そ
してCeF3を含有した金属は冷却時に自然に失透した。最
後に、CdF2はある程度のCdSで置換され得る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者等は、実験室における研
究の結果、本来の場所で結晶化されて高い光学的清澄性
を提示しかつ痔疾的に1つの結晶相を含んだガラス・セ
ラミック材料となされ得る本質的にZnOを含まない前駆
体ガラスが、カチオンパ−セントで表わして、本質的
に、 SiO2 20-35 PbF2 19-23 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CaF2 19-34 よりなる組成で作成され得ることが判った。
【0020】前駆体ガラスが3-7カチオン%ZnF2を含ん
でいる場合には、高い光学的清澄性を提示しかつ本質的
に1つの結晶相を含んだガラス・セラミック材料が、カ
チオンパ−セントで表わして、本質的に、 SiO2 20-35 PbF2 15-25 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CdF2 21-31 ZnF2 3-7 よりなる組成で作成され得る。
【0021】「本質的に含まない」という表現は、ガラ
スがそれの化学的および/または物理的特性を変更させ
るのに十分なZnF2を含んでいあにことを意味する。ZnF2
が完全に存在しないほうが好ましいが、ガラスバッチ材
料(そのバッチ材料に添加されたコレットを含む)が不
純物としてそれを含むことがありうるから、それは必ず
しも可能ではない。
【0022】「本質的に1つの結晶相」という表現は、
ガラス・セラミックの化学的および/または物理的特
性、特にそれの光学的清澄性を変更させるのに十分な量
の第2の結晶相をガラス・セラミックが含んでいないこ
とを意味する。この場合にも、第2の結晶相が存在しな
いことが最も好ましい。希土類金属イオンがイットリウ
ムの置換物として含まれている場合には、それらが結晶
相に存在するであろう。
【0023】本明細書において、「本質的に〜よりな
る」という表現は、前駆体ガラスの特性および/または
最終のガラス・セラミックの特性に悪影響を及ぼさない
程度の少量の無機成分を含むことを許容することを意図
するものである。
【0024】上記の組成間隔の両方において、0-7%BO
1.5、0-12%GeO2、0-7%PO2.5、0-3%TiO2、0-7%Ga
F3、0-7%HfF4、0-7%InF3、0-11%LuF3、0-11%DyF3
0-3%CdCl2、および0-5%CdSよりなるグル−プから選択
された表示された配分で上記成分の全体で17カチオン%
までが存在しうる。
【0025】本発明のカラスについての示差走査熱分析
(DSC)測定は、殆どの組成の場合に、400℃近傍の
遷移温度および450℃以上での急激な結晶化ピ−クを示
した。前駆体ガラスをガラス・セラミックに変化するた
めに必要とされる熱処理は、DSC曲線から結晶化ピ−
クの位置をまず観察し、そしてガラスをそのピ−クの近
傍の温度に露呈した後で決定された。その露呈の長さ
は、ピ−ク結晶化温度に対して使用された温度に依存す
るが、結晶化はより高い温度でより迅速に発生すること
が知られている。したがって、露呈の期間は高温では数
分程度に短くてもよく、ピ−ク結晶化温度より低い温度
では何時間にもなりうるであろう。それにもかかわら
ず、均一で非常に細かい粒子の結晶を確保するために結
晶成長はより低い温度でより親密に制御され得るので、
ピ−ク結晶化温度より若干低い温度において、2〜8時
間の、望ましくは約4時間の熱処理が用いられた。
【0026】X線回折解析によって、それまで積極的に
識別されていなかった結晶相が存在することが示され
た。結晶構造は、M(1-x)(Y,Ln)xF2+x(ただしMはPbおよ
び/またはCdである)または(Pb,Cd)LnF3+xの何れかの
誘導体であり、それらはそれぞれ立方晶系ホタル石状結
晶である。(Lnはランタナイド系列の希土類金属であ
る。)何れの場合にも、それは結晶内における希土類金
属の場所を示す。
【0027】またX線回折解析によって、結晶のサイズ
は約100〜300オングストロ−ム(10-30nm、0.01-0.03μ
m)であり、また材料の結晶含有量は約25〜30容量%で
あることが示された。これらの値は透過電子マイクログ
ラフィで確認された。
【0028】25〜300℃の温度範囲にわたる本発明のガ
ラス・セラミック材料の線熱膨張係数が95〜112×10-7/
℃の間で測定された。このガラス・セラミックスの密度
は約5.7〜5.9g/cm3の範囲であり、そしてそれらの屈折
率は約1.74〜1.76の間であった。
【0029】Prをド−プされた場合には、100マイクロ
秒以上の蛍光寿命が一般的であるが、幾つかの例では約
160マイクロ秒まで測定され、その値はPr3+をド−プし
たZBLANが提示する値よりの50%以上長い。
【0030】
【実施例】下記の表Iは本発明者等の実験室での研究の
結果としてえられた本発明を示すカチオンパ−セントン
で示された多数のガラス組成の記録したものである。25
グラム・ロットのバッチが純粋な酸化物、フッ化物、塩
化物、および硫化物で作成され、それらの成分を混合す
るために手動で回転され、そして30cm3プラチナるつぼ
に注入された。各バッチは200ppmPrF3をド−プされた。
そのるつぼが1000〜1200℃の間の温度で0.5時間動作す
る炉内に移動された。配合、混合および溶融のすべてが
乾燥した窒素中のグロ−ブボックス内で行なわれた。こ
れらのガラスは不活性状態で溶融する必要はないが、カ
ドミウムの濃度が高いことによって金属を閉じ込めるこ
とが行なわれるがために、安全が問題となる。
【0031】溶融した後では、ほとんどの組成が清澄
で、適度に流体状で、静止いた液体であるように見え
た。スチ−ルブロック上に注がれると、得られたスラブ
が小さい破片に分割するが、この破片化の原因はその中
に幾つかの結晶が形成されることによるものと推測され
る。5×1×1cmの寸法を有する大きいバ−は、粉砕する
ことなしに、鍛造することができるが、それは物品の容
積が大きいために冷却時に受ける部分的な焼きなましに
よるものと理論づけられている。材料がテストのために
切断されかつ研磨されるべき時には、さらに完全な焼き
なましが必要とされる。
【0032】上記で見られたように、各ガラス・サンプ
ルに適用される結晶化熱処理は、結晶化ピ−クの位置が
DSC曲線から探知された後で決定された。そのガラス
・サンプルはピ−クに近い温度に加熱され、その温度に
対する露呈時間はピ−ク結晶化温度に対して用いられた
熱処理温度に依存する。
【0033】表Iでは、ガラス組成がベ−スガラスAお
よびBとして作成されており、成分の種々の置換がカチ
オンパ−セントで記録されている。上述のように、結晶
化熱処理はピ−ク結晶化温度を中心とした温度範囲より
なる。組成の各変化がガラスのTgおよびピ−ク結晶化温
度の両方を変動させることになりうるから、各組成の熱
処理が変化する。℃で表わされる各組成に対する熱処理
範囲は、結晶化ピ−クの開始とそれの終端の間の温度間
隔を包含する。幾つかの組成に対する熱処理範囲の幅が
表Iに報告されている。最後に、結晶化した生成物が所
要の光学的清澄性を提示するかどうか、およびそれが単
一相の極端に微細な粒状の結晶を含んでいるかどうかも
記録されている(有/無)。
【0034】 表I ベ−スガラス 置換 熱処理 生成物 1002-27-1 1 B 無 442-463 有 1002-31-4 2 A 無 455-466 有 1002-3-3 3 A Al2O3を7.5 ZnOで 無 1002-7-2 4 A PbF2を5 LiFで 無 1002-7-3 5 A PbF2を5 NaFで 無 1002-7-4 6 A PbF2を5 ZrF4で 無 1002-7-5 7 A PbF2を5 HfF4で 有 1002-7-6 8 A PbF2を5 SnF2で 無 1002-7-7 9 A SiO2を5 SnOで 無 1002-7-8 10 A SiO2を5 ZrO2で 無 1002-7-9 11 A SiO2を2.5 Ta2O5で 無 1002-9-1 12 A SiO2を2.5 Nb2O5で 無 1002-9-3 13 A PbF2を5 GdF3で 有 1002-11-1 14 A PbF2を2 GdF3で 有 1002-11-3 15 A PbF2を5 LuF3で 有 1002-11-4 16 A PbF2を2 InF3で 439-456 有 1002-11-5 17 A PbF2を2 NbO2.5で 410-451 有 1002-11-7 18 A SiO2を5 PO2.5で 461-477 有 934-149-5 19 B ZnF2を5 RbF 無 934-149-6 20 B ZnF2を5 SrF2 無 934-149-7 21 B ZnF2を5 BaF2 無 934-149-8 22 B ZnF2を5 CaF2 無 934-149-9 23 B ZnF2を5 LaF3 無 934-151-1 24 B ZnF2を5 InF3 469-492 有 934-151-2 25 A AlO1.5を5 BO1.5で 403-420 有 934-151-3 26 A SiO2を10 GeO2で 465-479 有 934-151-5 27 A CdF2を2.5 CdSで 448-461 有 934-151-6 28 A SiO2を1 TiO2で 445-458 有 1002-55-5 29 B CdF2を3 CdCl2で 440-460 有
【0035】ベ−スガラスBについて化学分析が行なわ
れた。それに対するバッチがプラチナるつぼ内において
1000℃で30分溶融された。
【0036】 元 素 バッチ、重量% 溶融、重量% Si 6.9 5.3 Al 3.3 3.6 Cd 26.7 28.9 Pb 28.9 30.6 Y 2.9 3.3 Zn 2.7 3.0 F 17.8 12.8
【0037】これらのデ−タは、溶融時には本質的にSi
とFだけが失われることを示唆している。F/Si比損失が4
に近いので、SiF4は現在の溶融条件下では主たる揮発性
生成物を構成すると結論づけるのが論理的であると考え
られる。
【0038】本発明のガラスは失透に対する耐性が強い
ので、大きいプリフォ−ムを作成することができる。し
たがって、プリフォ−ムの作成時におけるコアとクラッ
ドの間における境界での結晶化は光導波路を作成するた
めに最も一般的に用いられる方法では回避される。この
特質が、本発明のガラス・セラミックスより低い屈折率
を有するが、光ファイバ導波路の製造を可能にするよう
に本発明の前駆体ガラスおよびガラス・セラミックスに
適合し得る線熱膨張係数、遷移温度、および粘度特性を
提示するクラッド・ガラスを発見するための研究につな
がった。
【0039】本発明者等は、必要な特性を提示するK2O-
PbO-B2O3-SiO2系の一群のガラスを見出した。このよう
にして、それらのガラスは、1.67-1.73の間の屈折率、2
5-300℃の温度範囲にわたる98-110×10-7/℃の線熱膨張
係数、390-425℃間の遷移温度、および475-525℃間の軟
化点を提示する。使用可能なガラスの組成範囲が、酸化
物をベ−スにして重量%で表わして、下記に示されてい
る。 SiO2 23-30 B2O3 1-10 Al2O3 0-3 PbO 49-60 Li2O 0-1 Na2O 0-2 K2O 5-11 BaO 0-8
【0040】使用可能なガラス組成の例が、酸化物をベ
−スとして重量パ−セントで表わして、表IIに示されて
いる。その表には、屈折率(n)、×10-7/℃で表わさ
れた25-300℃の温度範囲にわたる線熱膨張係数(Ex
p)、およびそれそれ℃で表わされた軟化点(S.P.)お
よび遷移温度(Tg)も示されている。
【0041】バッチ成分が1000グラムのロットで調合さ
れ、タ−ビュラ・ミキサで完全に混合され、そしてプラ
チナるつぼにチャ−ジされる。るつぼは、1200℃で動作
する炉内に入れられ、そしてバッチが3時間溶融され
た。溶融物がカクテル混合(cocktail mixed)され、そ
してスチ−ルプレ−ト上に注がれて、約6"×6"×0.5"
(〜15×15×1.25cm)の寸法を有するガラス・パッティ
−が形成された。最後に、それらのパッティ−が400℃
でアニ−ルされた。
【0042】 表II 1 2 3 4 5 6 SiO2 26.0 25.5 24.4 29.2 27.2 26.0 PbO 58.0 52.3 50.6 54.0 54.0 58.0 K2O 9.0 10.3 11.4 7.7 7.7 8.0 B2O3 3.0 3.0 3.0 6.0 8.0 2.0 Li2O -- -- -- 0.5 0.5 -- BaO -- 4.9 6.6 -- -- 2.0 Al2O3 3.0 3.0 3.0 -- -- 2.0 Na2O -- -- -- 1.6 1.6 -- Sb2O3 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 n 1.722 1.713 1.713 1.699 1.701 1.7175 Exp 97-109 97-113 103-118 98-116 95-110 92-104 S.P. -- -- -- 504 502 550 Tg 425 423 426 399 398 421
【0043】Sb2O3はそれの微細化剤としての通常の機
能を発揮するためにガラスに含まれた。それに代えてAs
2O3、ハロゲン化物、および硫化物のような他の微細化
剤を用いてもよいことが理解されるであろう。K2Oに代
えて少量のLi2Oおよび/またはNa2Oを用いてもよい。こ
のような置換はガラスの化学的耐性を改善することがで
きる。同様に、ガラスの屈折率を修正するためにPbOに
代えて少量のBaOを用いてもよい。
【0044】最も好ましい透明なガラス・セラミックは
200 ppm PrF3をド−プされたガラスBよりなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G02B 6/00 376 G02B 6/00 376B 6/12 H01S 3/17 H01S 3/17 G02B 6/12 N (72)発明者 ロ−レン ケイ コ−ネリウス アメリカ合衆国ニューヨーク州14870、ペ インテッド ポスト、デイビス ストリ− ト 140 (72)発明者 マ−ク アンドリュウ ニュ−ハウス アメリカ合衆国ニューヨーク州14830、コ −ニング、ワタウガ アベニュウ 225 (72)発明者 ポ−ル ア−サ− ティック アメリカ合衆国ニューヨーク州14830、コ −ニング、レノックス ドライブ 517

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本質的に、カチオンパ−セントで表わし
    て、 (a) SiO2 20-35 PbF2 19-23 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CaF2 19-34 または (b) SiO2 20-35 PbF2 15-25 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CdF2 21-31 ZnF2 3-7 よりなる、高い光学的清澄性を提示しかつ本質的に1つ
    のみの結晶相を含んだ透明なガラス・セラミック。
  2. 【請求項2】 0-7%BO1.5、0-12%GeO2、0-7%PO2.5
    0-3%TiO2、0-7%GaF3、0-7%HfF4、0-7%InF3、0-11%
    LuF3、0-11%DyF3、0-3%CdCl2、および0-5%CdSよりな
    るグル−プから選択された表示された配分の少なくとも
    1つの成分を全体で17カチオン%まで含んでいる請求項
    1のガラス・セラミック。
  3. 【請求項3】 本質的に、カチオンパ−セントで表わし
    て、 SiO2 20-35 PbF2 19-23 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CaF2 19-34 よりなる、高い光学的清澄性を提示しかつ本質的に1つ
    のみの結晶相を含んだ透明なガラス・セラミックよりな
    るコアと、 本質的に、酸化物ベ−スで重量パ−セントで表わして、 SiO2 23-30 B2O3 1-10 Al2O3 0-3 PbO 49-60 Li2O 0-1 Na2O 0-2 K2O 5-11 BaO 0-8 よりなる透明なガラスよりなるクラッドを具備した光フ
    ァイバ導波路。
  4. 【請求項4】 本質的に、カチオンパ−セントで表わし
    て、 SiO2 20-35 PbF2 15-25 AlO1.5 10-20 YF3 3-7 CdF2 21-31 ZnF2 3-7 よりなる、高い光学的清澄性を提示しかつ本質的に1つ
    のみの結晶相を含んだ透明なガラス・セラミックよりな
    るコアと、 本質的に、酸化物ベ−スで重量パ−セントで表わして、 SiO2 23-30 B2O3 1-10 Al2O3 0-3 PbO 49-60 Li2O 0-1 Na2O 0-2 K2O 5-11 BaO 0-8 よりなる透明なガラスよりなるクラッドを具備した光フ
    ァイバ導波路。
  5. 【請求項5】 前記ガラス・セラミックがさらに0-7%B
    O1.5、0-12%GeO2、0-7%PO2.5、0-3%TiO2、0-7%Ga
    F3、0-7%HfF4、0-7%InF3、0-11%LuF3、0-11%DyF3
    0-3%CdCl2、および0-5%CdSよりなるグル−プから選択
    された表示された配分の少なくとも1つの成分を全体の
    17カチオン%まで含んでいる請求項3または4の光ファ
    イバ導波路。
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