JPH08239848A - 鋼製壁パネルを用いた地下室 - Google Patents

鋼製壁パネルを用いた地下室

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JPH08239848A
JPH08239848A JP7046904A JP4690495A JPH08239848A JP H08239848 A JPH08239848 A JP H08239848A JP 7046904 A JP7046904 A JP 7046904A JP 4690495 A JP4690495 A JP 4690495A JP H08239848 A JPH08239848 A JP H08239848A
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Saburo Noda
三郎 野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストで耐久性に優れた地下室構法を提供
する。 【構成】 現場打ちの床コンクリート(25)と鋼製壁パネ
ル(3)によって、地下室の床及び周壁を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地下室であって、特
に鋼製パネルを用いたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地下室の構築方法としては、
以下のような種々のものが開発されている。
【0003】(1).現場施工による鉄筋コンクリート造
であって、これは、ラーメン構造のものと壁式構造に大
別することが出来る。 (2).工業化構法によるプレキャストコンクリート造で
あって、これは、パネル式とユニット式に大別できる。 (3).工業化構法によるスチール造であって、同様に、
パネル式とユニット式に大別できる。 (4).2×4構法による木構造であって、これは、わが
国では実用化されていない。 (5).高分子材料によるカプセル構造であって、特に小
規模のものに適しており、レジンコンクリートやFRP
等が用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構法では、
次のような問題点がある。
【0005】まず、現場施工による鉄筋コンクリート造
では、敷地条件に柔軟に対応できる利点がある半面、品
質管理、コスト管理にばらつきが大きく、高度の技術が
要求され、小規模の地下室にはコスト高となる。
【0006】プレキャストコンクリート造は、部材の品
質の均質性、施工性などに優れているが、接合部の水密
施工が困難であるとともに、部材の重量から揚重機、搬
送車量等が大型になり、小回りがきかず、狭い道路では
搬入作業が出来ないといった問題がある。
【0007】工業化構法によるスチール構造は、工業化
によるメリットを最大限に生かしたシステムであるが、
防錆耐久性に不安がある。また、鋼製で一種の箱を構成
するものであるため、一般的構法に比べて2〜3割のコ
スト高となる。
【0008】2×4は、木構造であるため、本質的にわ
が国には不向きである。また、カプセル構造は、小規模
の地下室に向いた構法であるが、耐久性に問題がある。
【0009】この発明は、これら従来の欠点を解消し
て、低コストで耐久性に優れた地下室構法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、鋼製フレームを備えた壁パネルと現場
打ちコンクリートの床とから構成されるものである。
【0011】また、請求項2の発明では、前記鋼製フレ
ームを、上下一対の鋼製横枠と左右一対の鋼製縦枠とか
らなる枠状に構成するものである。
【0012】更に、この出願の請求項3の発明では、上
記において、現場打ちされる礎版コンクリートの上面
に、前記壁パネルを載せる断面概略コの字型の鋼製土台
が、開放部が内向きとなるようにして設置されるととも
に、その土台の下部フランジの上面から礎版コンクリー
ト上面に跨るようにして、防水シートが敷設されている
ことを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明の地下室は、まず、床部分を現場打ち
のコンクリートで施工した後、その上に壁パネルを設置
して施工するものであり、床部分は一体のコンクリート
からなるから、継ぎ目部分の防水は全く考慮する必要が
ない。また、床コンクリートと鋼製壁パネルとの接合部
及び壁パネル同士の接合部分は、適切な防水シールを介
在させることで充分な防水施工が可能である。
【0014】特に、床部分のコンクリートは現場打ちで
あるといっても、地盤を掘削などした地下部分の底部に
フラットに打設するのみであるから、大がかりな型枠組
み、大量のコンクリートの混練といった作業が不要で、
精度等の品質管理も容易であるから、前記従来の工業化
によるスチール構造の地下室のように大型の床パネルを
搬送する費用などを勘案すれば、比較的低コストに施工
できる。
【0015】
【実施例】図1において、(1)は、地盤を掘削した地下
底部に現場打ちされた礎版コンクリート、(2)は、この
礎版コンクリート(1)の上面に設置される断面概略コの
字型の鋼製土台を示している。この土台(2)は、図3で
も示すように、コの字型の開放部が内向きとなるように
して、地下室の外周壁に沿って設置され、この土台(2)
の上面に、その外周壁を構成する鋼製壁パネル(3)が固
定される。その際、壁パネル(3)の裏面と土台(2)の上
部フランジ(4)上面との間に、水分を吸収して密着性を
高める膨潤性のパッキンからなるシール材(5)が介装さ
れている。
【0016】壁パネル(3)の上面には、前記と同じ膨潤
性のシール材(6)を介して、H形鋼からなる外周梁(7)
が設置されて、その壁パネル(3)へ固定されている。ま
た、この外周梁(7)間に、その外周梁(7)よりも小断面
のH形鋼製天井梁(8)が渡され、この天井梁(8)と、外
周梁(7)のウエブ側面に取り付けた断面L字形の受金具
(9)との間に、屋根材などに用いられる鋼製折板材(10)
が設置されて、その上面に無筋コンクリートからなる屋
根コンクリート(11)が打設されている。更に、この屋根
コンクリート(11)の上面には、外周梁(7)及び天井梁
(8)の上部フランジ(12)(13)の下側に納まるようにし
て、発泡樹脂からなる断熱材(14)が張り付けられてい
る。
【0017】壁パネル(3)の外側には、前記外周梁(7)
の下部フランジから土台(2)の外側面に跨って、保護層
パネル(15)が張り付けられて、この保護層パネル(15)の
外側面が、地下室外周を囲む地盤と接触するようにして
ある。この保護層パネル(15)は、硬質発泡樹脂などから
なる断熱板(17)と、その断熱板(17)外側面に張り付けた
金属製の薄肉表面板(18)とからなるものである。(16)
は、保護層パネル(15)の地上露出面と、前記断熱材(14)
の外側面を覆うようにして設置されるプレキャストコン
クリート板からなる化粧板を示している。
【0018】(19)は、外周梁(17)の上面に載置される地
上階の建物の軸組、(20)は、その軸組(19)の外側に取り
付けられる外壁パネルである。
【0019】次に、前記礎版コンクリート(1)の上面に
は、鋼製土台(2)によって囲まれる空間部分に床コンク
リート(25)が打設されるが、その前に、礎版コンクリー
ト(1)の上面には、鋼製土台(2)の下部フランジ(26)の
上面まで跨るようにして、防水シート(27)が敷設されて
いる。そして、この防水シート(27)の上面及び前記下部
フランジ(26)を覆うようにして、ポリウレタン樹脂など
の発泡樹脂からなる断熱板(28)が、設置されるととも
に、その上面に床コンクリート(25)が現場打ちして打設
される。この床コンクリート(25)の上面に、モルタル(3
0)及びタイル(31)等からなる地下室の床面が施工され
る。
【0020】図2は、上記壁パネル(3)の構造を示して
いる。図において、(33)(34)は、Cチャンネルからなる
上下一対の横枠、(35)(35)は、同じくCチャンネルから
なる左右一対の縦枠であって、これらの端部が相互に接
合されてこの発明の枠状の鋼製フレーム(36)を構成して
いる。また、上下の横枠(33)(34)間には、断面の小さい
Cチャンネルからなるスタッド材(37)(37)…が、互いに
背中合わせに配置したものを2個一対として、左右方向
に間隔をおいて取付けられている。これらのスタッド材
(37)(37)…は、フレーム(36)の幅方向の一方、即ち、図
1のように室内側に偏って接合されるとともに、その室
外側に断面コ字型の凹凸状に折り曲げ形成された折曲げ
鋼板からなるキーストンプレート(38)が、その裏面が前
記スタッド材(37)に当接し、かつ、その周囲がフレーム
(36)内にはまるようにして貼付けられて、その周囲を前
記横枠(33)(34)及び縦枠(35)の内周面に溶接されてい
る。(39)は、ステンレスの薄板を、その周縁部を同じ方
向に折り曲げて概略皿状に形成した防水板であって、前
記キーストンプレート(38)の表面側から、フレーム(36)
へ前記折曲端縁部(40)を嵌合させるようにして取付け
て、溶接等によって固着している。
【0021】上記の構成からなる外壁パネル(3)は、図
1で示すように、防水板(39)からなる防水層が室外側と
なるようにして、前記土台(2)の上面に設置して固定さ
れるものであり、このとき、この防水板(39)は、室内側
と室外側とを遮断する防水層となるとともに、面内剪断
力と鉛直荷重に抵抗する。他方、キーストンプレート(3
8)は、外からの土圧に抵抗する。従って、外壁パネル
は、その外側の面が防水能力の高い金属製の防水板(39)
によって全面が覆われたいることから、この部分からの
地下水の侵入の心配はなく、その外壁パネル(3)と土台
(2)との間には、前記のように膨潤性のシール材(5)が
設けられていることから、防水性の高い構造が得られ
る。更に、外壁パネル(3)の外側の保護層パネル(15)
は、断熱性を確保するとともに、防水板(39)や土台(2)
の腐食を防ぐための保護層となるものである。また、土
台(2)には、耐錆性能に優れたステンレス或いはクロム
鋼等が用いられる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、床部
分を現場打ちのコンクリートとし、側壁部分を鋼製の壁
パネルで構成していることから、前述したように、壁パ
ネルと床コンクリートとの間は適切なシール材によって
充分な防水を施すことができるとともに、これら壁パネ
ル及び床コンクリート部分は、隙間のない構造とするこ
とによって、防水性能に優れた構造を容易に実現するこ
とができ、防水施工のためのコストも低コストに実施で
きる。加えて、床部分は現場打ちのコンクリートで施工
されるが、地下室の周壁部分までもコンクリートで現場
打ちする場合に比較して、遙かに低コストに実施でき、
また、施工期間も短くできる効果が得られる。また、全
体を鋼構造で構成するものに比較しても、低コストに施
工し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す地下室の要部の縦断面
図である。
【図2】地下室の壁パネルの分解斜視図である。
【図3】図1の要部の拡大図である。
【符号の説明】
(1) 礎版コンクリート (2) 土台 (3) 壁パネル (25) 床コンクリート (33) 横枠 (34) 横枠 (35) 縦枠 (36) フレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製フレームを備えた壁パネルと現場打
    ちコンクリートの床とから構成される鋼製パネルを用い
    た地下室。
  2. 【請求項2】 前記鋼製フレームは、上下一対の鋼製横
    枠と左右一対の鋼製縦枠とからなる枠状であることを特
    徴とする請求項1の鋼製壁パネルを用いた地下室。
  3. 【請求項3】 現場打ちされる礎版コンクリートの上面
    に、前記壁パネルを載せる断面概略コの字型の鋼製土台
    が、開放部が内向きとなるようにして設置されるととも
    に、その土台の下部フランジの上面から礎版コンクリー
    ト上面に跨るようにして、防水シートが敷設されている
    請求項1の鋼製壁パネルを用いた地下室。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113684865A (zh) * 2021-08-12 2021-11-23 中国建筑第八工程局有限公司 一种披挂式外墙防水结构及施工方法
CN119288062A (zh) * 2024-11-15 2025-01-10 中铁房地产集团北方有限公司 装配式地下室系统和制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113684865A (zh) * 2021-08-12 2021-11-23 中国建筑第八工程局有限公司 一种披挂式外墙防水结构及施工方法
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