JPH0824003B2 - ショートアーク放電灯の発光点位置調整方法 - Google Patents

ショートアーク放電灯の発光点位置調整方法

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JPH0824003B2
JPH0824003B2 JP62166665A JP16666587A JPH0824003B2 JP H0824003 B2 JPH0824003 B2 JP H0824003B2 JP 62166665 A JP62166665 A JP 62166665A JP 16666587 A JP16666587 A JP 16666587A JP H0824003 B2 JPH0824003 B2 JP H0824003B2
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和人 河合
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は分光光度計、液体クロマトグラフ、顕微鏡用
光源などの測光用光源として用いられるショートアーク
放電灯の発光点位置調整方法に関するものである。
「従来の技術」 一般に、キセノンショートアークランプ、水銀キセノ
ンランプ、超高圧水銀ランプなどのショートアーク型放
電灯は、点光源で輝度、色温度が高く、紫外から可視、
赤外にわたって連続スペクトルを放射するので、分光光
度計をはじめとする各種測光用光源に多用されてきてい
る。
しかるに、ショートアーク型放電灯を、楕円面反射鏡
などの集光用光学装置と組合せてショートアーク型放電
灯の光を集光する場合、反射鏡と放電灯間のセッティン
グには、非常に高い精度を必要とし、例えば第6図に示
すように、楕円面反射鏡(1)の第1焦点位置(F1
に、アーク発光点(A)が位置するように、ショートア
ーク放電灯(2)の正極側口金(3)をランプホルダ
(4)の取付け孔(5)に差込み、ねじ(6)で固定す
る。光を精度よく集光するには、セッティング精度は楕
円面反射鏡(1)の設計条件(第1焦点位置F1、第2焦
点位置F2、楕円面反射鏡径Dなど)によって変化する
が、一般に、X,Y,Zの3軸ともに0.2〜0.3mmを必要とす
る。このような精度は部品の製造時や装置の組立時の精
度だけで出すことはほとんど不可能である。
そこで、従来は、第6図および第7図に示すように、
ランプホルダ(4)のランプ固定位置を中心にして中心
角120度ずつに3個の位置調整用第1、第2、第3ねじ
(7a)(7b)(7c)を挿入し、それぞれコイルばね(8
a)(8b)(8c)を介して反射鏡ハウジング(9)に進
退自在に取付けていた。
このような構成において、 (1)Z軸方向の調整は第1、第2、第3の3本のねじ
(7a)(7b)(7c)を同一方向に進退する。
(2)Y軸方向の調整は第1の1本のねじ(7a)の方向
と第2、第3の2本のねじ(7b)(7c)の方向を互いに
逆方向に進退する。
(3)X−Y軸方向の調整は、第2の1本のねじ(7b)
の方向と第1、第3の2本のねじ(7a)(7c)の方向、
または第3の1本のねじ(7c)の方向と第1、第2の2
本のねじ(7a)(7b)の方向とを互いに逆方向に進退す
る。
「発明が解決しようとする問題点」 以上のような調整方法は精度よく位置出しができる反
面、装置が容量的にも重要的にも大がかりとなるという
問題点があった。また、製造されたショートアーク放電
灯は、発光点の位置精度が個々に異なるため、放電灯の
交換の都度上述のような面倒な調整をしなければならな
かった。なお、放電灯の交換は使用者が行なわなければ
ならないが、パワーメータで計測しながら調整したり、
集光点ではかなり大きなパワーとなって極めて危険を伴
うなど不慣れな者にとっては調整が困難である。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、上述のような問題点を解決するためになさ
れたもので、反射鏡のハウジングに着脱自在に取り付け
られた標準ショートアーク放電灯を点灯し、その光出力
が最大となるように前記反射鏡の位置を調整し、この位
置調整後に前記反射鏡を前記ハウジングに固定するとと
もに前記標準ショートアーク放電灯を離脱して標準反射
鏡装置を作成し、この標準反射鏡装置に位置調整用のア
ダプタを着脱自在に取り付け、このアダプタに未調整シ
ョートアーク放電灯の一方の端子を臨ませ、前記未調整
ショートアーク放電灯を点灯し、その光出力が最大とな
るように前記未調整ショートアーク放電灯の発光点位置
を調整し、この位置調整後に前記未調整ショートアーク
放電灯の一方の端子を前記アダプタに固着してアダプタ
付ショートアーク放電灯を形成してなることを特徴とす
るものである。
「作用」 予め標準のショートアーク放電灯(例えば発光点位置
を精度よく合わせた放電灯)を用意し、この標準ショー
トアーク放電灯を反射鏡のハウジングに取り付ける(例
えば位置調整用のアダプタを用いて取り付ける)。そし
て、この標準ショートアーク放電灯を点灯し、その光出
力が最大となるように反射鏡の位置を調整し、この位置
調整後に反射鏡をハウジングに固定するとともに標準シ
ョートアーク放電灯をハウジングから離脱して標準反射
鏡装置を作成する。この標準反射鏡装置の予め決定され
た位置(例えば標準ショートアーク放電灯取付用のアダ
プタの位置)に、位置調整用のアダプタを着脱自在に取
り付ける。つぎに、このアダプタに未調整ショートアー
ク放電灯の一方の端子を臨ませ(例えばアダプタの中心
取付孔にショートアーク放電灯の正極側の口金を挿入
し)、この状態で未調整ショートアーク放電灯を点灯
し、その光出力が最大となるように未調整ショートアー
ク放電灯の発光点の位置を調整し、この位置調整後に未
調整ショートアーク放電灯の一方の端子をアダプタに固
着してアダプタ付ショートアーク放電灯を形成する。す
ると、ショートアーク放電灯は正確に位置決めされた状
態でアダプタに取付けられる。このアダプタ付きのショ
ートアーク放電灯はそのまま他の反射鏡装置に取付けれ
ば正確に位置が設定される。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1図において、(2)は発光点の位置調整を必要と
するショートアーク放電灯で、このショートアーク放電
灯(2)を正極側口金(3a)と負極側口金(3b)のう
ち、一方、例えば正極側口金(3a)には位置調整用アダ
プタ(10)が正確に位置調整を行った後無機質の接着剤
(11)で固定されている。この位置調整用アダプタ(1
0)は口金(3a)の直径の数倍の直径を有する基板部(1
2)とこの基板部(12)の中心部に一体に形成された支
持筒部(13)とからなり、この支持筒部(13)の貫通孔
(14)は口金(3a)よりやや大きく突設され、また、こ
の支持筒部(13)には約120度間隔で3本の仮止めねじ
(15a)(15b)(15c)が設けられている。前記基板部
(12)には、反射鏡(1)のハウジング(9)への取付
けねじ(16a)(16b)(16c)とバナナジャック(17)
が取付けられている。
つぎに、各放電灯(2)に位置調整用アダプタ(10)
を正確に固着する順序を説明する。
(1)まず、第4図に示すように、予め発光点位置が精
度良く出るように位置調整用アダプタ(18)を放電灯
(19)の正極側口金(20)に固着した標準の放電灯(1
9)を用意する。
(2)この標準の放電灯(19)を、反射鏡(1)のハウ
ジング(9)に鎖線のように取付ける。この状態で放電
灯(19)を点灯する。
(3)放電灯(19)の安定後、ハウジング(9)内の反
射鏡(1)の位置を左右に動かし、石英ファイバ(21)
の出力端にて最大出力となるように調整する。調整後、
この反射鏡(1)をハウジング(9)に接着剤等で固着
する。このようにして標準の反射鏡装置(22)を構成す
る。この標準の反射鏡装置(22)を用いて以下の方法に
より未調整の各ショートアーク放電灯(2)の発光点の
位置決めを行う。
(4)まず、第5図に示すように、前記標準の反射鏡装
置(22)のハウジング(9)に、位置調整用アダプタ
(10)をねじ(16a)(16b)(16c)で固定する。
(5)つぎに、発光点未調整の放電灯(2)を第5図の
鎖線位置のようにX,Y,Zステージ(23)に取付けて前記
アダプタ(10)に設けた支持筒部(13)の貫通孔(14)
に向って実線のように移動して遊嵌する。
(6)この状態で放電灯(2)を点灯し、点灯が安定し
た後、放電灯(2)のX軸、Y軸、Z軸方向の調整をし
て最大出力位置を決定する。決定した後仮止めねじ(15
a)(15b)(15c)で放電灯(2)の口金(3a)を仮固
定する。
(7)仮固定後、放電灯(2)を消灯し、放電灯(2)
が冷却してから、アダプタ付き放電灯(2)を標準の反
射鏡装置(22)から外し、貫通孔(14)と口金(3a)と
の隙間に耐熱性を有する無機接着剤(11)を流し込み硬
化させて完全に固着させたものが放電灯カートリッジと
なる。
前記実施例では、円筒形の口金(3a)を円筒形の支持
筒部(13)に遊嵌し、3本のねじ(15a)(15b)(15
c)で仮固定した。しかし、これに限られるものではな
く、第3図に示すように、口金(3a)を4角形とし、4
本のねじ(15a)(15b)(15c)(15d)で保持すること
もでき、この方がねじ(15a)…と口金(3a)との接触
面積が増えセッティングが容易になるとともに、セッテ
ィング後のずれがなくなる。
前記実施例では口金(3a)をアダプタ(10)に固定す
るのに、予め仮止めねじ(15a)…を用いたが、この仮
止めねじを用いずに、紫外線硬化接着剤、瞬間接着剤な
ど硬化が迅速に行なわれる接着剤を用いて最初から完全
固着するようにしてもよい。
前記実施例では反射鏡を楕円面としたが、これに限ら
れるものではなく、放物面反射鏡、レンズなど、光学的
精度を必要とする光学系に、ショートギャップを有する
光源として使用した場合でも同様に利用できる。
「発明の効果」 本発明は上述のように構成したので、ショートアーク
放電灯における発光点の位置がそれぞれの放電灯によっ
て異なっていても、個々に位置調整してアダプタを取付
けることによってすべて規格化された放電灯が得られ
る。したがって、ショートアーク放電灯の発光点を反射
鏡の所定位置(例えば焦点位置)に設定する場合、従来
のように複雑な装置を用いた発光点の位置調整をする必
要がなく、素人でも精度よくセッティングできる。ちな
みに、本発明の方法によれば、20本の放電灯の光出力強
度をそれぞれ石英ファイバの出力端にて測定したとこ
ろ、すべての放電灯において、平均値±10%の範囲であ
った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるショートアーク放電灯の発光点位
置調整方法の一実施例を実施する装置を示す断面図、第
2図は第1図における位置調整用アダプタの正面図、第
3図はアダプタの他の例の正面図、第4図は標準の反射
鏡装置の断面図、第5図は発光点位置調整方法の説明
図、第6図は従来装置の断面図、第7図は第6図のラン
プホルダの正面図である。 (1)……反射鏡、(2)……ショートアーク放電灯、
(3)(3a)(3b)……口金、(4)……ランプホル
ダ、(5)……取付け孔、(6)(7a)(7b)(7c)…
…ねじ、(8a)(8b)(8c)……コイルねじ、(9)…
…反射鏡ハウジング、(10)……位置調整用アダプタ、
(11)……接着剤、(12)……基板部、(13)……支持
筒部、(14)……貫通孔、(15a)(15b)(15c)(15
d)……仮止めねじ、(16a)(16b)(16c)……取付け
ねじ、(17)……バナナジャック、(18)……標準の位
置調整用アダプタ、(19)……標準の放電灯、(20)…
…口金、(21)……石英ファイバ、(22)……標準の反
射鏡装置、(23)……X,Y,Zステージ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鏡のハウジングに着脱自在に取り付け
    られた標準ショートアーク放電灯を点灯し、その光出力
    が最大となるように前記反射鏡の位置を調整し、この位
    置調整後に前記反射鏡を前記ハウジングに固定するとと
    もに前記標準ショートアーク放電灯を離脱して標準反射
    鏡装置を作成し、この標準反射鏡装置に位置調整用のア
    ダプタを着脱自在に取り付け、このアダプタに未調整シ
    ョートアーク放電灯の一方の端子を臨ませ、前記未調整
    ショートアーク放電灯を点灯し、その光出力が最大とな
    るように前記未調整ショートアーク放電灯の発光点位置
    を調整し、この位置調整後に前記未調整ショートアーク
    放電灯の一方の端子を前記アダプタに固着してアダプタ
    付ショートアーク放電灯を形成してなることを特徴とす
    るショートアーク放電灯の発光点位置調整方法。
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