JPH08240225A - 焼結含油軸受及びそれを備えた電動機 - Google Patents

焼結含油軸受及びそれを備えた電動機

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JPH08240225A
JPH08240225A JP4549195A JP4549195A JPH08240225A JP H08240225 A JPH08240225 A JP H08240225A JP 4549195 A JP4549195 A JP 4549195A JP 4549195 A JP4549195 A JP 4549195A JP H08240225 A JPH08240225 A JP H08240225A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impregnated bearing
sintered oil
hole
rotating body
electric motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4549195A
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English (en)
Inventor
Toru Nakanishi
徹 中西
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低速回転の場合でも摩擦ロスなどが無く円滑
に回転体を回転駆動することが可能な焼結含油軸受及び
それを備えた電動機を得る。 【構成】 回転体1の軸2が挿入される孔3aと、一端
に回転体1のスラスト荷重を受けるスラスト受部3bを
有する焼結含油軸受及びそれを備えた電動機。スラスト
受部3bの端面には、凹部3cと、凹部3cを除いて目
潰しが施された摺動面3dを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフロッピーディ
スクドライブ装置等に適用可能な焼結含油軸受及びそれ
を備えた電動機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばフロッピーディスクドライブ装置
に使用される電動機では、軸受として一般にボールベア
リングが使用され、ロータや軸などからなる回転体の、
スラスト方向の荷重をボールベアリングで受けていた。
ボールベアリングは、性能的に何ら問題点はないが、高
価であるため、軸受の部分のコスト高騰の原因となって
いた。
【0003】コスト高騰を解消する手段として、軸受に
ボールベアリングではなく焼結含油軸受を使用した電動
機が提案されている。このような電動機の例について図
面を参照しながら説明する。図6において、基板28は
中央に孔28aを有しており、この孔28aには焼結含
油軸受23が取り付けられている。焼結含油軸受23は
中央に孔23aを、外周面には鍔部23fを有してお
り、鍔部23fよりも下側の部分が孔28aに挿入さ
れ、鍔部23fの下端面が孔28aの縁部と当接してい
る。
【0004】基板28上で、上記鍔部23fの外周側に
はスペーサ29が取り付けられている。スペーサ29の
上面にはステータコア31が載置されている。ステータ
コア31は、複数枚の磁性板を積層することによって構
成されており、外周には複数の突極を有し、各突極には
コイル32が巻回されている。また、ステータコア31
を構成する磁性板のうち、最も下側の磁性板31aの内
周縁部が他の磁性板に比べて焼結含油軸受23側に延設
されており、鍔部23fの上端面と当接されている。従
って、ねじ30を基板28の下側から挿入して、先端部
を磁性板31aの焼結含油軸受23側に延設された部分
にねじ込むことにより、焼結含油軸受23、コイル3
2、及びスペーサ29が基板28上に固定されている。
【0005】焼結含油軸受23によって回転体21が回
転自在に支持されている。回転体21は、軸22、ハブ
台24、ロータケース25、駆動マグネット26から構
成されており、軸22が焼結含油軸受23の孔23aに
対して挿通されている。軸22の上端部には、例えばフ
ロッピーディスク等の各種媒体が載置されるハブ台24
が嵌合固定されている。ハブ台24の外周面にはかしめ
等によってロータケース25が取り付けられている。ロ
ータケース25はカップ状で、ステータコア31を上側
から覆っている。また、ロータケース25の周壁内面に
は駆動マグネット26が取り付けられており、この駆動
マグネット26の内周面は、一定の間隙をおいてステー
タコア31の外周面と向かい合っている。
【0006】回転体21の一部である軸22は、焼結含
油軸受23の孔23aの内周面によってラジアル方向に
支持されると共に、軸22の上端部に取り付けられたハ
ブ台24が焼結含油軸受23の上端面でスラスト方向に
支持され、回転体は回転自在となっている。従って、ス
テータコア31の突極に巻回されたコイルを通電制御
し、駆動マグネット26を付勢することにより、回転体
21は回転駆動される。
【0007】焼結含油軸受23の回転体21のスラスト
荷重を受ける上端面には、図7に示すように、孔23a
側から外周側にかけて複数のスパイラル状の溝23bが
形成されている。溝23bは、孔23a側が幅寸法が小
さく、外周側に近づくほど幅寸法が大きくなるような設
定となっている。従って、回転体21が回転すると、溝
23bによって、焼結含油軸受23に含油された潤滑油
による動圧が生じ、回転体21が上方に持ち上げられ、
ハブ台24の下端面が焼結含油軸受23と摩擦すること
なく回転体21が回転駆動される。
【0008】また、軸受23の上端面にはスパイラル状
の溝23bの代わりに、図8(a)に示すように、孔2
3aを中心として放射状のテーパランド23cが形成さ
れている場合もある。テーパーランド23cは、図8
(b)に示すように、一側部にテーパー状の面23dを
有しており、このテーパー状の面23dと隣接するテー
パランド23cとで、断面形状が鋭角状の溝23eが生
じている。この溝23eも、孔23a側が幅寸法が小さ
く、外周側に近づくほど幅寸法が大きくなるような設定
となっている。従って、回転体21の回転により溝23
eによって動圧が生じ、回転体21が上方に持ち上げら
れる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記電動機は、焼結含
油軸受23にスパイラル状の溝23bやテーパランド2
3cを形成して動圧を得、この動圧によって回転体21
を持ち上げる構成となっている。しかし、上記電動機
は、回転速度が低い場合には動圧が働かず、ハブ台24
とポーラスを有する焼結含油軸受23が摺動し、摩擦ロ
スが増大してしまう。特に、焼結含油軸受23は無数の
ポーラスを有するため、摩擦ロスは極めて大きい。従っ
て、上記電動機を回転速度の低いフロッピーディスクド
ライブ装置等に用いるのは難しかった。
【0010】焼結含油軸受23の上端面にスパロール加
工により目潰しを施してポーラスを無くし、焼結含油軸
受23に対するハブ台24の摺動性を良好にする手もあ
るが、焼結含油軸受23の上端面をにスパロール加工を
施すと、この部分に対する潤滑油の供給がストップする
ため、最終的には摩擦力が上昇してしまう欠点があっ
た。
【0011】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、低速回転の場合でも摩
擦ロスなどが無く円滑に回転体を回転駆動することが可
能な焼結含油軸受及びそれを備えた電動機を提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転体の軸が挿入される孔と、一端で回転体のスラスト
荷重を受けるスラスト受部とを有する焼結含油軸受であ
って、スラスト受部の端面には、凹部と、凹部を除いて
目潰しが施された摺動面を有していることを特徴とす
る。請求項2記載の発明は、スラスト受部が、孔の開口
側の縁部に形成された突出状の部分となっており、その
端面に凹部と、凹部を除いて目潰しが施された摺動面を
有していることを特徴とする。請求項3記載の発明は、
回転体の軸が挿入される孔と、一端で回転体のスラスト
荷重を受けるスラスト受部とを有する焼結含油軸受を備
えた電動機であって、スラスト受部の端面には、凹部
と、凹部を除いて目潰しが施された摺動面を有している
ことを特徴とする。請求項4記載の発明は、回転体の軸
が挿入される孔と、一端で回転体のスラスト荷重を受け
るスラスト受部とを有する焼結含油軸受を備えた電動機
であって、スラスト受部が、孔の開口側の縁部に形成さ
れた突出状の部分となっており、その端面に凹部と、凹
部を除いて目潰しが施された摺動面を有していることを
特徴とする。
【0013】
【作用】焼結含油軸受の一端のスラスト受部に凹部を形
成すると共に、スラスト受部の凹部を除いた箇所に目潰
しを施した。焼結含油軸受に対する回転体の摺動性がよ
く円滑に回転駆動されると共に、凹部によって潤滑油が
焼結含油軸受内部と摺動面との間を循環し、摺動面には
常に一定の量の潤滑油が供給されるため、回転体は、低
速回転時であっても摩擦ロス等が生じることなく長期に
渡って円滑に回転駆動される。
【0014】
【実施例】以下、本発明にかかる焼結含油軸受及びそれ
を備えた電動機の実施例について図面を参照しながら説
明する。図1ないし図3において、基板8は中央に孔8
aを有しており、この孔8aには焼結含油軸受3が取り
付けられている。焼結含油軸受3は中央に軸線方向の孔
3aを、外周面3eには鍔部3fを有している。焼結含
油軸受3の上端部で、孔3aの縁部には突出状のスラス
ト受部3bが形成されている。スラスト受部3bの外周
面は円錐状となっており、また、スラスト受部3bの上
端面には複数の凹部3cが周方向に一定の間隔で形成さ
れている。なお、凹部3cの平面形状は円状で深さ寸法
が0.02〜0.1mmとなるように設定されている。
さらに、スラスト受部3bの上端面には凹部3cを除き
スパロール加工等によって目潰しが施されて摺動面3d
となっている。
【0015】焼結含油軸受3の鍔部3fよりも下側の部
分は、基板8の孔8aに挿入され、鍔部3fの下端面が
孔8aの縁部と当接している。基板8上で、鍔部3fの
外周側にはスペーサ9が取り付けられている。スペーサ
9の上面にはステータコア11が載置されている。ステ
ータコア11は、複数枚の磁性板を積層することによっ
て構成されており、外周には複数の突極を有し、各突極
にはコイル12が巻回されている。また、ステータコア
11を構成する磁性板のうち、最も下側の磁性板11a
は他の磁性板に比べて内周側の縁部が焼結含油軸受3側
に延設されており、この延設された部分の先端部は折り
曲げられて、鍔部3fの上端面と当接されている。従っ
て、ねじ10を基板28の下側から挿入して、先端部を
磁性板11aにねじ込むことにより、焼結含油軸受3、
コイル11及びスペーサ9は、基板8上に固定されてい
る。
【0016】焼結含油軸受3によって回転体1が回転自
在に支持されている。回転体1は、軸2と、ハブ台4、
ロータケース5、駆動マグネット6から構成されてお
り、軸22が焼結含油軸受3の孔3aに対して挿通され
ている。軸2の上端部には、例えばフロッピーディスク
等の各種媒体が載置されるハブ台4が嵌合固定されてい
る。ハブ台4の下側で軸2の外周には座金7が取り付け
られており、座金7の下端面が焼結含油軸受3の摺動面
3dと当接され、ハブ台4が焼結含油軸受3上に載置さ
れた形態となっている。ハブ台4の外周面にはかしめ等
によりロータケース5が取り付けられている。ロータケ
ース5はカップ状で、ステータコア11を上側から覆っ
ている。また、ロータケース5の周壁内面には駆動マグ
ネット6が取り付けられており、この駆動マグネット6
の内周面が、一定の間隙をおいてステータコア11の外
周面と向かい合っている。
【0017】回転体1は、その一部を構成する軸2が焼
結含油軸受3の孔3aの内周面によってラジアル方向に
支持されるとともに、軸2の上端部に取り付けられたハ
ブ台4の座金7が、スラスト受部3bの上端面、即ち、
凹部3cを除いて目潰しが施された摺動面3dと当接し
てスラスト方向に支持され、回転自在となっている。従
って、ステータコア11の突極に巻回されたコイルを通
電制御し、駆動マグネット6を付勢することにより、摺
動面3d上をハブ台7が摺動し、回転体1は回転駆動さ
れる。
【0018】上記焼結含油軸受3は、孔3aの一端側の
縁部に突出状のスラスト受部3bを有し、しかもスラス
ト受部3bの端面には複数の凹部3cと、凹部3cを除
いて目潰しが施された摺動面3dを有している。従っ
て、ハブ台4(座金7)と目潰しが施された摺動面3d
の摺動性は良好であり、低速回転時であっても円滑に回
転体1を回転駆動することができる。また、摺動面3d
上に形成された複数の凹部3cの内部は、スパロール加
工が施されず、無数のポーラスが露出している。従っ
て、焼結含油軸受3内に含まれる潤滑油を、凹部3cか
ら摺動面3dに対して供給することができ、ハブ台4と
摺動面3dの摩擦力を低下させ、さらに円滑な回転を得
ることができる。
【0019】なお、図2に符号Bで示すように、凹部3
cから染み出た潤滑油は、スラスト受部3b外周面の円
錐状の部分から焼結含油軸受3の内部に戻った後、再び
凹部3cから摺動面3dに対して供給される経路を何回
も繰り返して循環するため、摺動面3dは油切れを起こ
すことがなく、ハブ台4を長期に渡って円滑にしかも安
定的に摺動させることができる。また、上記焼結含油軸
受3を電動機に用いることにより、部品コストの低減に
寄与することができる。
【0020】また、複数形成された凹部3cの平面形状
は、図4に示すように円弧状の長穴であってもよい。ま
た、スラスト受部3bの上端面に形成される凹部3cの
個数は1つでもよい。なお、このような場合、スラスト
受部3bの上端面全体に潤滑油を満たすために、図5に
示すように、凹部3cの形状は、孔3aの外周に形成さ
れた星形で環状に連通した形状とするのが好ましい。
【0021】なお、本発明にかかる焼結含油軸受は、電
動機に限らず、各種回転体を回転自在に支持する軸受と
して適用可能である。また、本発明にかかる焼結含油軸
受を備えた電動機は、ディスクドライブ用に限られるも
のではなく、各種用途の電動機として適用可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、焼結含油軸受は、一端
に回転体のスラスト荷重を受けるスラスト受部とを有
し、しかも、スラスト受部の端面には凹部と、凹部を除
いて目潰しが施された摺動面を有しているため、この摺
動面により回転体を低速回転時であっても円滑に回転駆
動させることが可能となる。また、摺動面には凹部を有
し、凹部の内部から潤滑油が摺動面に対して供給される
ため、回転体に油切れが生ずることなく、長期に渡って
安定した回転が可能となる。さらに、請求項2および請
求項4記載の発明は、スラスト受部が軸受の孔の開口側
縁部に形成された突出状の部分であるので、潤滑油が凹
部→摺動面→外周面→凹部の経路で循環して、摺動面の
油切れの防止をさらに確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電動機の実施例を示す断面図。
【図2】同上電動機に適用される焼結含油軸受の実施例
を示す断面図。
【図3】同上平面図。
【図4】本発明にかかる電動機に適用される焼結含油軸
受の別の実施例を示す平面図。
【図5】本発明にかかる電動機に適用される焼結含油軸
受のさらに別の実施例を示す平面図。
【図6】従来の電動機の例を示す断面図。
【図7】同上電動機に適用される焼結含油軸受の例を示
す平面図。
【図8】従来の電動機に適用される焼結含油軸受の別の
例を示す平面図。
【符号の説明】
1 回転体 2 軸 3 焼結含油軸受 3a 孔 3b スラスト受部 3c 凹部 3d 摺動面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体の軸が挿入される孔と、一端で回
    転体のスラスト荷重を受けるスラスト受部とを有する焼
    結含油軸受であって、 上記スラスト受部の端面には、凹部と、該凹部を除いて
    目潰しが施された摺動面を有していることを特徴とする
    焼結含油軸受。
  2. 【請求項2】 上記スラスト受部は、上記孔の開口側の
    縁部に形成された突出状の部分であり、その端面に凹部
    と、該凹部を除いて目潰しが施された摺動面を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載の焼結含油軸受。
  3. 【請求項3】 回転体の軸が挿入される孔と、一端で回
    転体のスラスト荷重を受けるスラスト受部とを有する焼
    結含油軸受を備えた電動機であって、 上記スラスト受部の端面は、凹部と、該凹部を除いて目
    潰しが施された摺動面を有していることを特徴とする電
    動機。
  4. 【請求項4】 上記スラスト受部は、上記孔の開口側の
    縁部に形成された突出状の部分であり、その端面に凹部
    と、該凹部を除いて目潰しが施された摺動面を有してい
    ることを特徴とする請求項3記載の電動機。
JP4549195A 1995-03-06 1995-03-06 焼結含油軸受及びそれを備えた電動機 Pending JPH08240225A (ja)

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JPH08240225A true JPH08240225A (ja) 1996-09-17

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JP (1) JPH08240225A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100516745B1 (ko) * 1996-12-25 2006-01-12 엔티엔 가부시키가이샤 동압형다공질오일함유베어링및베어링장치

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