JPH08241212A - タスク管理装置及びその制御方法 - Google Patents

タスク管理装置及びその制御方法

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JPH08241212A
JPH08241212A JP6892795A JP6892795A JPH08241212A JP H08241212 A JPH08241212 A JP H08241212A JP 6892795 A JP6892795 A JP 6892795A JP 6892795 A JP6892795 A JP 6892795A JP H08241212 A JPH08241212 A JP H08241212A
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JP6892795A
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Inventor
Setsuo Abe
節夫 阿部
Katsunori Ito
克典 伊藤
Mitsutaka Oshibe
光孝 押部
Takeshi Sato
健 佐藤
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Kokusai Denki Electric Inc
Original Assignee
Kokusai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リアルタイム処理を必要とする複数のタスク
を効率よく管理することができるタスク管理装置及びそ
の制御方法を提供する。 【構成】 タスク監視手段1が受信したタスクの優先度
を決定し、その決定に従ってタスク状態管理手段21が
タスク状態管理テーブル2内で優先度毎にデイジーチェ
イン状に接続したタスク構造体4に当該タスクのアドレ
スを格納し、タスク状態管理テーブル2の実行可能状態
タスクポインタ12内で優先度が最も高く最先のタスク
を実行中タスクポインタ11に複写し、タスク処理部3
が実行中タスクポインタ11に示すアドレスのタスク処
理を実行するタスク管理装置及びその制御方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イベントドリブン方式
のタスク処理装置におけるタスク管理装置及びその制御
方法に係り、特に、異なる回線に同じ優先度を与えるこ
とを可能にすることによって、優先度の高い複数のイベ
ント処理のためのタスクを待たせることなく処理するこ
とができ、それによってリアルタイム処理が必要なイベ
ント処理のためのタスクを複数管理できるタスク管理装
置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のタスク管理装置について図8を使
って説明する。図8は、コードレス電話機から受け取っ
たイベントを処理する従来のイベントドリブン方式のタ
スク管理装置の動作を表す説明図である。イベントドリ
ブン方式とは、一連のイベントを監視して反応するタス
ク処理の様式である。
【0003】例えば、コードレス電話機からのイベント
は、音声を送受信するイベントのほか、電話受信イベン
ト、電話回線切断イベントなどがあるが、ここでは説明
を簡単にするために、コードレス電話機からのイベント
はすべて音声データの受信イベントであるとする。従来
のタスク管理装置は、各回線に固定された優先度を設
け、待ち行列にある優先度の高いタスクから順に処理す
るものである。
【0004】具体的には、図8に示すように、回線1に
は優先度1、回線2には優先度2、回線3には優先度
3、回線4には優先度4があらかじめ設定されている場
合について説明する。優先度は数字が小さいほど優先順
位が高いものである。
【0005】まず、回線4でデータを受信する(s1)
と、コードレス電話機の制御手段であるタスク管理装置
は、回線4のタスク処理(回線4で受信したデータに関
するタスク処理)を開始する。この回線4のタスク処理
が終了しないうちに、回線3でデータを受信する(s
2)と、回線3の優先度が回線4の優先度より高いため
に、回線4のタスクは待ち行列に入り、回線3のタスク
処理が開始される。尚、回線4のタスク処理は、処理途
中で中断されて待ち行列に入り、回線3のタスク処理が
終了すると他の優先度の高い回線においてデータが受信
されない限り中断部分から処理が再開されるものであ
る。
【0006】次に、回線3のタスク処理が終了しないう
ちに、回線1でデータを受信される(s3)と、回線1
の優先度が回線3の優先度より高いために、回線3のタ
スクは待ち行列に入り、タスク1の処理が開始される。
次に、回線1のタスク処理が終了しないうちに、回線2
がデータを受信する(s4)と、回線1の優先度が回線
2の優先度より高いために、回線2のタスクは待ち行列
に入り、回線1のタスク処理が続けられる。
【0007】回線1のタスク処理が終了する(s5)
と、待ち行列の中で最も優先度の高い回線2のタスクの
処理が開始され、回線2のタスクは待ち行列から除かれ
る。更に、回線2のタスク処理が終了する(s6)と、
待ち行列の中で最も優先度の高い回線3のタスクの処理
が開始され、回線3のタスクは待ち行列から除かれる。
【0008】ここで、回線3の処理が終了しないうち
に、再び回線1でデータを受信する(s7)と、回線1
の優先度が回線3の優先度より高いために、回線3のタ
スクは再び待ち行列に入り、回線1のタスク処理が開始
される。
【0009】回線1のタスク処理が終了する(s8)
と、待ち行列の中で最も優先度の高い回線3のタスク処
理が開始され、回線3のタスクは待ち行列から除かれ
る。回線3のタスク処理が終了する(s9)と、待ち行
列に残っている回線4のタスク処理が開始され、回線4
のタスクは待ち行列から除かれる。回線4のタスク処理
が終了する(s10)と、すべての処理が終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のタスク管理装置では、異なる回線におけるタスクに
同一の優先度を設定することができないために、優先度
の最も高いタスク以外では処理が開始されるまでに長い
時間がかかることがあり、リアルタイムの処理を必要と
する複数のイベントを処理するタスクを管理することが
できないという問題点があった。
【0011】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、リアルタイム処理を必要とする複数のタスクを管理
することができるタスク管理装置及びその制御方法を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、タスク管理装置に
おいて、実行中のタスクのアドレスを示す実行中タスク
ポインタと、優先度毎に実行可能な状態のタスクのアド
レスを示す実行可能状態タスクポインタとを具備するタ
スク状態管理テーブルと、タスクの優先度を決定するタ
スク監視手段と、前記タスク状態管理テーブルにおける
実行中タスクポインタが示すアドレスのタスクを実行す
るタスク処理部と、同一優先度の実行可能状態タスクポ
インタにデイジーチェイン状に接続し、次の順番待ちの
タスクのアドレス情報を保持するタスク構造体と、前記
タスク監視手段の優先度の決定に従って当該優先度のタ
スクのアドレスを実行可能状態タスクポインタ又はそれ
に接続するタスク構造体に格納し、優先度が高い実行可
能状態タスクポインタのアドレスを前記実行中タスクポ
インタに複写するタスク状態管理手段とを有することを
特徴としている。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、請求項1記載のタスク管理装置の制
御方法において、タスク監視手段がタスクの優先度を決
定し、タスク状態管理手段が当該決定の優先度の実行可
能状態タスクポインタの空き状態に応じて前記実行可能
状態タスクポインタ又はそれに接続するタスク構造体に
前記タスクのアドレスを格納して、優先度が高い実行可
能状態タスクポインタのアドレスを実行中タスクポイン
タに複写し、タスク処理手段が前記実行中タスクポイン
タに示すタスクを実行することを特徴としている。
【0014】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、請求項1記載のタスク管理装置にお
いて、タスク状態管理手段が、前記タスク処理部でのタ
スク処理が終了すると当該タスクの優先度のタスク状態
管理テーブルにおける実行可能状態タスクポインタを空
にし、前記実行可能状態タスクポインタに接続するタス
ク構造体があればそのアドレス情報を前記実行可能状態
タスクポインタに格納し、その後、優先度が高い実行可
能状態タスクポインタのアドレスを前記実行中タスクポ
インタに複写するタスク状態管理手段であることを特徴
としている。
【0015】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項3記載のタスク管理装置の制
御方法において、タスク処理部でのタスク処理が終了す
ると、タスク状態管理手段が、処理が終了したタスクの
優先度の実行可能状態タスクポインタを空にし、前記実
行可能状態タスクポインタに接続するタスク構造体があ
ればそのアドレス情報を前記実行可能状態タスクポイン
タに格納し、その後、優先度が高い実行可能状態タスク
ポインタのアドレスを実行中タスクポインタに複写し、
前記タスク処理手段が前記実行中タスクポインタに示す
タスクを実行することを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1,2記載の発明によれば、タスク監視
手段で決定された優先度のタスク状態管理テーブルの実
行可能状態タスクポインタの空き状態に応じて実行可能
状態タスクポインタ又はそれに接続するタスク構造体に
当該タスクのアドレスを格納して、優先度が高い実行可
能状態タスクポインタのアドレスを実行中タスクポイン
タに複写し、タスク処理手段が実行中タスクポインタに
示すタスクを実行するタスク管理装置及びその制御方法
としているので、優先度の高い複数のイベント処理のた
めのタスクをあまり待たせることなく、効率的なタスク
処理を実現できる。
【0017】請求項3,4記載の発明によれば、タスク
状態管理手段が、処理終了タスクの優先度の実行可能状
態タスクポインタを空にし、その実行可能状態タスクポ
インタに接続するタスク構造体があればそのアドレス情
報を当該実行可能状態タスクポインタに格納し、その
後、優先度が高い実行可能状態タスクポインタのアドレ
スを実行中タスクポインタに複写し、タスク処理手段が
実行中タスクポインタに示すタスクを実行する請求項1
記載のタスク管理装置及びその制御方法としているの
で、優先度の高い複数のイベント処理のためのタスクを
あまり待たせることなく、効率的なタスク処理を実現で
きる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例に係るタスク管理装置につ
いて、図面を参照しながら説明する。本発明の一実施例
に係るタスク管理装置は、従来のタスク管理装置に置き
換えて利用されるものであり、従来と同様に例として、
コードレス電話機のイベントを処理する場合について説
明する。
【0019】本発明の一実施例に係るタスク管理装置及
びその制御方法は、優先度毎にタスクのアドレスを格納
したタスク状態管理テーブルと、そのテーブルの優先度
毎にデイジーチェイン状に接続し、待ちタスクのアドレ
スを格納したタスク構造体とを設け、タスク状態管理テ
ーブルの優先度に従ってタスク処理部がタスク処理を行
い、また新規のタスクについては優先度に従ってタスク
状態管理手段がタスク状態管理テーブル又はタスク構造
体にアドレスを格納するもので、優先度の高い複数のタ
スクを効率的に処理できるものである。
【0020】図1は、本発明の一実施例に係るタスク管
理装置の構成ブロック図である。本実施例のタスク管理
装置は、図1に示すように、受信したデータ毎に優先度
を決めるタスク監視手段1と、同一優先度に分類され、
時間的に後に起動されたタスクのアドレス及び各タスク
のプログラムカウンタを内蔵したタスク構造体4と、実
行中のタスクのアドレスを指す実行中タスクポインタ及
び同一優先度に分類されたタスクのうち最先に受信した
タスク構造体4のアドレスを指す実行可能状態タスクポ
インタを内蔵するタスク状態管理テーブル2と、タスク
状態管理テーブル2及びタスク構造体4に内蔵されたポ
インタを書き換えるタスク状態管理手段21と、実行中
タスクポインタが指すタスク構造体4のプログラムカウ
ンタが指すプログラムを実行するタスク処理部3とから
構成されている。
【0021】次に、本実施例のタスク管理装置の各部の
働きを説明する。タスク監視手段1は、予め設定された
優先度に関する情報を基に、受信したデータ毎にタスク
の優先度を決定するものである。
【0022】タスク状態管理テーブル2は、実行中のタ
スク構造体4のアドレスを指し示す実行中タスクポイン
タ11と、同一優先度を持つタスクの内、最先に受信し
たタスクのアドレスを示す実行可能状態タスクポインタ
12とから構成されている。従って、実行可能状態タス
クポインタ12には、優先度1,2,…,の順でポイン
タが構成され、更に各ポインタには最先に受信したタス
クのアドレスが格納されている。
【0023】タスク構造体4は、同一優先度毎に分類さ
れており、時間的に後続のタスク構造体4のアドレスを
指すアドレス格納部41と、タスク処理のプログラムの
アドレスを指すプログラムカウンタ42とから構成され
ている。アドレス格納部41は、もし後続のタスクがな
ければ「NULL」になっている。
【0024】タスク処理部3は、タスク状態管理テーブ
ル2の実行中タスクポインタ11に格納されたアドレス
が指し示すタスク構造体4に内蔵されたプログラムカウ
ンタ42が指しているプログラムを実行してタスク処理
を実行するものである。尚、タスク処理部3は、実行中
タスクポインタ11に処理対象のタスクが格納される
と、タスク状態管理手段21によって起動されるもので
ある。
【0025】タスク状態管理手段21は、タスク監視手
段1によって起動され、データを受信してタスクを待ち
行列に入れる要求があると、タスク構造体4を新規に生
成し、タスク監視手段1で決定されている優先度を基に
して、タスク状態管理テーブル2又は既に生成されたタ
スク構造体4に新規に生成したタスク構造体4がデイジ
ーチェイン状につながるように実行可能状態タスクポイ
ンタ12又は先に待ち行列にあるタスク構造体4のアド
レス格納部41を書き換えるものである。
【0026】また、タスク状態管理手段21は、タスク
処理部3によって起動され、処理が終了したタスクのア
ドレスをタスク状態管理テーブル2から削除し、タスク
状態管理テーブル2の実行中タスクポインタ11に待ち
行列にあるタスク構造体4の中で最も優先度が高いもの
の内で最先に受信したもののアドレスを複写するもので
ある。
【0027】次に、タスク状態管理手段21の動作につ
いて図3〜図7を用いて具体的に説明する。図3〜図7
は、タスク状態管理手段21の動作を例示するための説
明図である。本来ならば、実行可能状態タスクポインタ
は4つ以上の優先度の分類に対応しているが、図3〜図
7では説明を簡略化するために3つの優先度に分類する
場合について図示している。
【0028】まず、同一優先度のタスクが待ち行列に入
っていない状態(当該優先度のタスク状態管理テーブル
2の実行可能状態タスクポインタ12が空の状態)でタ
スクを待ち行列に入れる要求があった時に、タスク状態
管理テーブル2内が完全に空の場合と、優先度の低いタ
スクが既に実行中である場合と、優先度の高いタスクが
既に実行されている場合とに分けて説明する。
【0029】第一に、タスク状態管理テーブル2が完全
に空である場合は、タスク状態管理手段21は、タスク
状態管理テーブル2に内蔵されている該当する優先度の
実行可能状態タスクポインタ12と実行中タスクポイン
タ11に新規に生成したタスク構造体4のアドレスを複
写する。
【0030】例えば、図3に示すように、すべての実行
可能状態タスクポインタ12が「NULL」であった場
合に、新しく生成されたTCB2-1が指す優先度2のタ
スクが待ち行列に入る場合を示しており、図3におい
て、タスク状態管理手段21は、優先度2に対応する実
行可能状態タスクポインタ12を「NULL」から「T
CB2-1」に書き換え、同時に実行中タスクポインタ1
1も「TCB2-1」に書き換える。そして、TCB2-1
のタスクがタスク処理部3で実行される。
【0031】第二に、優先度の低いタスクが既に実行中
である場合には、タスク状態管理手段21はタスク状態
管理テーブル2に内蔵されている該当する優先度の実行
可能状態タスクポインタ12と実行中タスクポインタ1
1に新規に生成したタスク構造体4のアドレスを複写す
る。ここで、実行中であった優先度の低いタスクは、後
に優先度の高い全てのタスクのタスク処理が終了してか
らタスク処理を続けられることになる。
【0032】例として、図4に示すように、TCB2-1
が指す優先度2のタスクが既に実行中である時に、TC
B1-1が指す優先度1のタスクが待ち行列に入る場合を
示しており、図4において、タスク状態管理手段21
は、優先度1に対応する実行可能状態タスクポインタ1
2を「TCB2-1」から「TCB1-1」に書き換え、同
時に実行中タスクポインタ11も「TCB1-1」に書き
換える。そして、TCB1-1のタスクがタスク処理部3
で実行される。
【0033】第三に、優先度の高いタスクが既に実行さ
れている場合には、タスク状態管理手段21は、該当す
る優先度の実行可能状態タスクポインタ12に新規に生
成したタスク構造体4のアドレスを複写する。新規に待
ち行列に入った優先度の低いタスクは、後に優先度の高
い全てのタスクのタスク処理が終了してからタスク処理
が開始されることになる。
【0034】例として、図5に示すように、TCB1-1
が指す優先度1のタスクとTCB2-1が指す優先度2の
タスクがすでに待ち行列に入っている時に、TCB3-1
が指す優先度3のタスクが待ち行列に入る場合を示して
おり、図5において、タスク状態管理手段21は、優先
度3に対応する実行可能状態タスクポインタ12を「N
ULL」から「TCB3-1」に書き換える。
【0035】次に、同一優先度のタスクが待ち行列に既
に入っている状態で新規のタスクを待ち行列に入れる要
求があった時のタスク状態管理手段21の動作を説明す
る。タスク状態管理手段21は、該当する優先度の待ち
行列にある最後のタスク構造体4に内蔵されているアド
レス格納部41に新規に生成したタスク構造体4へのア
ドレスを複写する。
【0036】例として、図6に示すように、TCB1-1
が指す優先度1のタスクとTCB2-1が指す優先度2の
タスクとTCB3-1が指す優先度3のタスクが既に待ち
行列に入っている時に、TCB2-2が指す優先度2のタ
スクが待ち行列に入る場合を示しており、図6におい
て、タスク状態管理手段21は、TCB2-1が指すタス
ク構造体4のアドレス格納部41を「NULL」から後
続のタスクへのアドレス「TCB2-2」に書き換える。
同一優先度のタスクはこのようにして、該当する優先度
の実行可能状態タスクポインタ12にデイジーチェイン
状にリンクされるものである。
【0037】次に、タスク状態管理テーブル2に内蔵さ
れている実行中タスクポインタが指しているタスクのタ
スク処理が終了したときのタスク状態管理手段21の動
作を説明する。タスク状態管理手段21は、実行中のタ
スク処理が終了すると、実行中タスクポインタ11が示
すアドレスのタスク構造体4(タスク処理が終了したタ
スク構造体4)のアドレス格納部41の内容を実行可能
状態タスクポインタ12に複写して、タスク処理が終了
したタスク構造体4を削除する。
【0038】そして、タスク状態管理手段21は、優先
度が高い実行可能状態タスクポインタ12を調べ、実行
可能状態タスクポインタ12が「NULL」でなけれ
ば、その実行可能状態タスクポインタ12が示すタスク
構造体4のアドレスで実行中タスクポインタ11の内容
を書き換える。すると、実行中タスクポインタ11が示
すアドレスのタスク構造体4におけるプログラムカウン
タ42のタスクがタスク処理部3で実行されることにな
る。
【0039】また、調べて実行可能状態タスクポインタ
12が「NULL」であれば、タスク状態管理手段21
は、次に優先度が高い実行可能状態タスクポインタ12
を調べ、上記と同様の処理を行うものである。
【0040】そして、全ての実行可能状態タスクポイン
タ12が「NULL」であれば、タスク状態管理手段2
1は、タスク状態管理テーブル2に処理すべきタスクが
存在しないと判断して、実行中タスクポインタ11の内
容を「NULL」に書き変えて処理を終了する。尚、タ
スク状態管理手段21は、新たにタスクが受信される
と、タスク監視手段1により起動されるものである。
【0041】例えば、この場合のタスク状態管理手段2
1の動作を図7を用いて具体的に説明する。図7では、
アドレスTCB1-1が指す優先度1のタスクの処理が終
了した状態を示しており、この時、タスク状態管理手段
21は、まず、優先度1のTCB1-1の示しているタス
ク構造体4に内蔵されているアドレス格納部41の内容
である「NULL」を当該優先度1の実行可能状態タス
クポインタ12に複写する。
【0042】次に、タスク状態管理手段21は、優先度
1の実行可能状態タスクポインタ12を調べ、優先度1
の実行可能状態タスクポインタ12が「NULL」にな
っていることから、優先度1の待ち行列にはタスクが存
在しないと判断して、次に優先度2の実行可能状態タス
クポインタ12を調べる。
【0043】そして、優先度2の実行可能状態タスクポ
インタ12は、「NULL」ではなく、「TCB2-1」
を示しているので、タスク状態管理手段21は、優先度
2のタスクへのアドレス「TCB2-1」を実行中タスク
ポインタ11に複写する。これにより、TCB2-1のタ
スクがタスク処理部3により実行される。
【0044】次に、本実施例のタスク管理装置によるタ
スク管理方法について、図2を参照しながら説明する。
図2は、本実施例のタスク管理装置によるコードレス電
話機のイベント処理の流れを示す説明図である。図2に
示す例において、回線1から3までには優先度1が回線
4には優先度2が割り当てられている。
【0045】まず、優先度2の回線4がデータを受信す
ると、本実施例のタスク管理装置に内蔵されているタス
ク状態管理手段21は、タスク状態管理テーブル2の優
先度2の実行可能状態タスクポインタ12に回線4のタ
スクへのアドレス「TCB2-1」を複写し、同時に実行
中タスクポインタ11にも「TCB2-1」を複写するの
で、タスク処理部3は、回線4のタスク処理を行う(s
30)。そして、待ちタスクは無い状態である。
【0046】次に、回線4のタスク処理が終了しないう
ちに、回線3がデータを受信すると、タスク状態管理手
段21は、タスク状態管理テーブル2の優先度1の実行
可能状態タスクポインタ12に回線3のタスクへのアド
レス「TCB1-1」を複写し、TCB1-1の指すタスク
の優先度がTCB2-1の指すタスクの優先度より高いた
めに、実行中タスクポインタ11にも「TCB2-1」を
複写することとなり、タスク処理部3は、回線4のタス
クを待たせて回線3のタスク処理を行う(s31)。
【0047】次に、回線3のタスク処理が終了しないう
ちに、回線1がデータを受信すると、タスク状態管理手
段21は、回線1のタスクへのアドレス「TCB1-2」
を回線3のタスクへのアドレス「TCB1-1」が指すタ
スク構造体4のアドレス格納部41に複写して、回線1
のタスクを回線3のタスクの後にデイジーチェイン状に
待ち行列に入れるが、実行中タスクポインタ11の書き
換えは行わないので、回線1,4のタスクを待たせて回
線3のタスク処理が続行される(s32)。
【0048】次に、回線3のタスク処理が終了しないう
ちに、回線2がデータを受信すると、タスク状態管理手
段21は、同じように回線2のタスクへのアドレス「T
CB1-3」を回線1へのアドレス「TCB1-2」が指す
タスク構造体4のアドレス格納部41に複写して、回線
2のタスクを回線1のタスクの後にデイジーチェイン状
に待ち行列に入れるが、実行中タスクポインタ11の書
き換えは行わないので、回線2,1,4のタスクを待た
せて回線3のタスク処理が続行される(s33)。
【0049】次に、回線3のタスク処理が終了すると、
タスク状態管理手段21は、回線3のタスクへのアドレ
ス「TCB1-1」のタスク構造体4のアドレス格納部4
1に格納されている「TCB1-2」(タスク1のアドレ
ス)をタスク状態管理テーブル2の優先度1の実行可能
状態タスクポインタ12に複写し、同時に実行中タスク
ポインタ11にもTCB1-2を複写するので、回線1の
タスク処理が行われる(s34)。次に、回線1のタス
ク処理が終了すると、同じようにして回線1のタスクに
デイジーチェイン状につながれた回線2のタスク処理が
行われる(s35)。
【0050】また、回線2のタスク処理が終了しないう
ちに、回線1がデータを受信すると、回線1のタスクは
回線2のタスクの次にデイジーチェイン状に待ち行列に
入り、回線2のタスク処理が続行される(s36)。回
線2のタスク処理が終了すると、回線2のタスクにデイ
ジーチェイン状につながれた回線1のタスク処理が行わ
れる(s37)。回線1のタスク処理が終了すると、処
理s30までで行われていた優先度の低い回線4のタス
ク処理が続行される(s38)。回線4のタスク処理が
終了すると、待ち行列は空となり(s39)、タスク状
態管理手段21での処理が終了する。
【0051】本実施例のタスク管理装置及びその制御方
法によれば、同一優先度に分類されたタスクを起動時間
順(受信順)に処理できるようにしているので、リアル
タイム処理を必要とする優先度の高いタスクをあまり待
たせることなく、複数タスクを効率的に管理することが
できる効果がある。
【0052】
【発明の効果】請求項1,2記載の発明によれば、タス
ク監視手段で決定された優先度のタスク状態管理テーブ
ルの実行可能状態タスクポインタの空き状態に応じて実
行可能状態タスクポインタ又はそれに接続するタスク構
造体に当該タスクのアドレスを格納して、優先度が高い
実行可能状態タスクポインタのアドレスを実行中タスク
ポインタに複写し、タスク処理手段が実行中タスクポイ
ンタに示すタスクを実行するタスク管理装置及びその制
御方法としているので、優先度の高い複数のイベント処
理のためのタスクをあまり待たせることなく、効率的な
タスク処理を実現できる効果がある。
【0053】請求項3,4記載の発明によれば、タスク
状態管理手段が、処理終了タスクの優先度の実行可能状
態タスクポインタを空にし、その実行可能状態タスクポ
インタに接続するタスク構造体があればそのアドレス情
報を当該実行可能状態タスクポインタに格納し、その
後、優先度が高い実行可能状態タスクポインタのアドレ
スを実行中タスクポインタに複写し、タスク処理手段が
実行中タスクポインタに示すタスクを実行する請求項1
記載のタスク管理装置及びその制御方法としているの
で、優先度の高い複数のイベント処理のためのタスクを
あまり待たせることなく、効率的なタスク処理を実現で
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るタスク管理装置の構成
ブロック図である。
【図2】本実施例のタスク管理装置によるコードレス電
話機のイベント処理の流れを示す説明図である。
【図3】本実施例のタスク管理装置におけるタスク状態
管理手段21の動作を例示するための説明図である。
【図4】本実施例のタスク管理装置におけるタスク状態
管理手段21の動作を例示するための説明図である。
【図5】本実施例のタスク管理装置におけるタスク状態
管理手段21の動作を例示するための説明図である。
【図6】本実施例のタスク管理装置におけるタスク状態
管理手段21の動作を例示するための説明図である。
【図7】本実施例のタスク管理装置におけるタスク状態
管理手段21の動作を例示するための説明図である。
【図8】コードレス電話機のタスク処理における従来の
タスク管理装置の動作を表す説明図である。
【符号の説明】
1…タスク監視手段、 2…タスク状態管理テーブル、
3…タスク処理部、4…タスク構造体、 21…タス
ク状態管理手段、 41…アドレス格納部、42…プロ
グラムカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健 秋田県南秋田郡天王町天王字長沼64 五洋 電子工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行中のタスクのアドレスを示す実行中
    タスクポインタと、優先度毎に実行可能な状態のタスク
    のアドレスを示す実行可能状態タスクポインタとを具備
    するタスク状態管理テーブルと、タスクの優先度を決定
    するタスク監視手段と、前記タスク状態管理テーブルに
    おける実行中タスクポインタが示すアドレスのタスクを
    実行するタスク処理部と、同一優先度の実行可能状態タ
    スクポインタにデイジーチェイン状に接続し、次の順番
    待ちのタスクのアドレス情報を保持するタスク構造体
    と、前記タスク監視手段の優先度の決定に従って当該優
    先度のタスクのアドレスを実行可能状態タスクポインタ
    又はそれに接続するタスク構造体に格納し、優先度が高
    い実行可能状態タスクポインタのアドレスを前記実行中
    タスクポインタに複写するタスク状態管理手段とを有す
    ることを特徴とするタスク管理装置。
  2. 【請求項2】 タスク監視手段がタスクの優先度を決定
    し、タスク状態管理手段が当該決定の優先度の実行可能
    状態タスクポインタの空き状態に応じて前記実行可能状
    態タスクポインタ又はそれに接続するタスク構造体に前
    記タスクのアドレスを格納して、優先度が高い実行可能
    状態タスクポインタのアドレスを実行中タスクポインタ
    に複写し、タスク処理手段が前記実行中タスクポインタ
    に示すタスクを実行することを特徴とする請求項1記載
    のタスク管理装置の制御方法。
  3. 【請求項3】 タスク状態管理手段が、前記タスク処理
    部でのタスク処理が終了すると当該タスクの優先度のタ
    スク状態管理テーブルにおける実行可能状態タスクポイ
    ンタを空にし、前記実行可能状態タスクポインタに接続
    するタスク構造体があればそのアドレス情報を前記実行
    可能状態タスクポインタに格納し、その後、優先度が高
    い実行可能状態タスクポインタのアドレスを前記実行中
    タスクポインタに複写するタスク状態管理手段であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のタスク管理装置。
  4. 【請求項4】 タスク処理部でのタスク処理が終了する
    と、タスク状態管理手段が、処理が終了したタスクの優
    先度の実行可能状態タスクポインタを空にし、前記実行
    可能状態タスクポインタに接続するタスク構造体があれ
    ばそのアドレス情報を前記実行可能状態タスクポインタ
    に格納し、その後、優先度が高い実行可能状態タスクポ
    インタのアドレスを実行中タスクポインタに複写し、前
    記タスク処理手段が前記実行中タスクポインタに示すタ
    スクを実行することを特徴とする請求項3記載のタスク
    管理装置の制御方法。
JP6892795A 1995-03-03 1995-03-03 タスク管理装置及びその制御方法 Pending JPH08241212A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7614053B2 (en) * 2004-02-20 2009-11-03 Sony Computer Entertainment Inc. Methods and apparatus for task management in a multi-processor system
US8028292B2 (en) 2004-02-20 2011-09-27 Sony Computer Entertainment Inc. Processor task migration over a network in a multi-processor system

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