JPH08241686A - 滑り軸受けを有する回転陽極x線管 - Google Patents

滑り軸受けを有する回転陽極x線管

Info

Publication number
JPH08241686A
JPH08241686A JP8009150A JP915096A JPH08241686A JP H08241686 A JPH08241686 A JP H08241686A JP 8009150 A JP8009150 A JP 8009150A JP 915096 A JP915096 A JP 915096A JP H08241686 A JPH08241686 A JP H08241686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
lubricant
axis
section
peripheral surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP8009150A
Other languages
English (en)
Inventor
Axel Vetter
フェター アクセル
Leo P M Tielemans
ペー エム ティーレマンス レオ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Philips Electronics NV filed Critical Philips Electronics NV
Publication of JPH08241686A publication Critical patent/JPH08241686A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/10Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load
    • F16C17/102Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure
    • F16C17/107Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for both radial and axial load with grooves in the bearing surface to generate hydrodynamic pressure with at least one surface for radial load and at least one surface for axial load
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/107Grooves for generating pressure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/04Electrodes ; Mutual position thereof; Constructional adaptations therefor
    • H01J35/08Anodes; Anti cathodes
    • H01J35/10Rotary anodes; Arrangements for rotating anodes; Cooling rotary anodes
    • H01J35/101Arrangements for rotating anodes, e.g. supporting means, means for greasing, means for sealing the axle or means for shielding or protecting the driving
    • H01J35/1017Bearings for rotating anodes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2240/00Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
    • F16C2240/40Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2235/00X-ray tubes
    • H01J2235/10Drive means for anode (target) substrate
    • H01J2235/1046Bearings and bearing contact surfaces
    • H01J2235/106Dynamic pressure bearings, e.g. helical groove type

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的長時間にわたる運転後にも、好ましく
ない運転条件下においても滑り軸受けの支持能を保証す
る。 【解決手段】 潤滑剤ギャップを仕切る回転可能な軸受
け部分9の周面が、回転軸線15に対して対称的な横断
面を有しており、潤滑剤ギャップを仕切る固定の軸受け
部分8の周面81の横断面が、回転軸線15に対して非
対称的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転陽極X線管で
あって、回転陽極を支承するために役立つ滑り軸受けが
設けられており、該滑り軸受けが、固定の軸受け部分
と、回転軸線を中心にして回転可能な軸受け部分とを有
しており、該2つの軸受け部分が潤滑剤を介して互いに
協働して、軸方向の支承力を吸収するために回転軸線に
対して直角に延びる軸受け面を有しており、該軸受け面
が、両軸受け部分相互間の潤滑剤ギャップを形成する周
面に移行しており、軸受け面の内のそれぞれ一方に条溝
パターンが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような形式の回転陽極X線管は欧州
特許出願公開第378273号明細書(=米国特許第5
068885号明細書)に基づき公知である。この公知
の回転陽極X線管の場合、条溝パターンが、互いに収斂
する条溝から構成されている。。これらの条溝は直線状
に延びているのではなく、逆向きの回転方向を有する2
つの螺線(対数螺線)の円弧部分に相応して延びてい
る。従って、このような滑り軸受けは螺線条溝付き軸受
けと呼ぶこともできる。この軸受けが規定された回転方
向で回転すると、対を成す条溝が合流する領域に、軸受
けの支持能を規定する潤滑剤圧力が生ぜしめられる。こ
の公知の軸受けの場合、両軸方向軸受けの間に設けられ
た円筒形の潤滑剤ギャップの寸法(ほぼ0.5mm)
が、条溝パターンの領域における軸受け面相互間の距離
(典型的なものでは0.02mm)に比べて大きいの
で、このような潤滑剤ギャップは潤滑剤リザーバとして
役立つ。この潤滑剤リザーバからは潤滑剤を条溝パター
ンの領域に搬送することができる。
【0003】しかしながら、好ましくない運転状態下で
数時間の運転したのちには、軸方向に作用する支承力に
対する軸受けの支持能が減退する恐れがあることが判っ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の、滑り軸受けを有する回転陽極X線管を
改良して、比較的長時間にわたる運転後にも、好ましく
ない運転条件下においても滑り軸受けの支持能を保証す
るような回転陽極X線管を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、潤滑剤ギャップを仕切る回転可能
な軸受け部分の周面が、回転軸線に対して対称的な横断
面を有しており、潤滑剤ギャップを仕切る固定の軸受け
部分の周面の横断面が、回転軸線に対して非対称的であ
るようにした。
【0006】
【発明の効果】本発明をもたらした研究により、軸受け
が長時間にわたって、鉛直方向の回転軸線において高回
転数(>3000rpm)で回転すると、支持能が減退
することが明らかになった。以下にこのことを説明す
る。
【0007】螺線条溝付き軸受けが回転することによ
り、潤滑剤が、螺線条溝が合流する領域に送り込まれ
る。軸受けが適正に寸法づけられかつその周辺条件が理
想的なものである場合、このようなポンプ作用は高速回
転数時にも、遠心力作用に抗して潤滑剤を前記条溝パタ
ーン領域に案内するのに十分である。しかしながら、こ
のような軸受けの運転中に不安定が生じるのは避けられ
ない。このような不安定は、例えば片側でのみ支承され
た回転陽極の不釣り合いによって生ぜしめられる。この
ような不釣り合いにより、鉛直方向の回転軸線の場合、
軸受けの個々の個所において流体力学的な条件が一時的
に変化して、潤滑剤の最小量が外方に向かって流れ、潤
滑剤ギャップに達する恐れがある。このような場合、軸
方向力を吸収する軸受け面の外側領域において、潤滑剤
のないキャビティが形成される。潤滑剤ギャップから、
遠心力作用に抗して、キャビティを埋めるように軸受け
面に潤滑剤を案内することは簡単にはできない。
【0008】遠心力は回転軸線の水平方向位置において
も同じように潤滑剤に対して作用するにもかかわらず、
回転軸線のこの位置においてはこのようなキャビティが
生じることはない。それというのは潤滑剤が潤滑剤ギャ
ップから重力の作用下で条溝パターン領域に再び達する
ことができるからである。このことは、潤滑剤ギャップ
の滑り軸受けの上側が回転陽極の重量により数μmだけ
狭くされるとさらに助成される。従って水平方向の回転
軸線によって何時間にもわたって回転陽極を運転したあ
とでも、この回転陽極は著しく支持能を減退させること
なく鉛直方向の回転軸線により多少の時間(ほぼ1時
間)運転することができる。
【0009】両軸受け部分から成る本発明による構成に
より、流体力学的な半径方向滑り軸受けと同様に、潤滑
剤ギャップ内の潤滑剤圧力が、ギャップ幅が減小するよ
うな領域において増大する。これにより、潤滑剤はこの
ような領域から、軸方向支承力を吸収するための、回転
軸線に対して直角に延びる軸受け面に吐出される。こう
して潤滑剤は条溝パターンに再び達し、支持領域内に送
り込まれる。固定の軸受け部分の横断面が回転軸線に対
して非対称的なので、つまり、ギャップ横断面が回転軸
線に対して非対称的なので、潤滑剤が潤滑剤ギャップか
ら軸受け面に永続的に送り込まれる。こうして、潤滑剤
が軸受け面から潤滑剤ギャップ内に達し、この潤滑剤ギ
ャップから再び軸受け面に戻るような潤滑剤循環が達成
される。
【0010】念のために述べておくが、欧州特許第26
5005号明細書に基づき既に公知の軸受け系は、互い
に軸方向の間隔を置いて配置された2つの流体力学的な
軸受けを有しており、これらの軸受けの軸受け面が条溝
パターンを備えており、両軸受けの間には、互いに直角
を成す室壁を有する室が設けられている。この円筒形の
壁部分は互いに偏心的に配置されている。これにより軸
受けの回転時に所定の圧力が潤滑剤に形成される。この
圧力は軸方向に互いにずらされた両軸受けに潤滑剤を搬
送する。この公知の軸受け系の目的は、両半径方向軸受
けを出来る限り互いに接近させることである。潤滑剤循
環が達成される訳ではないので、この室には場合によっ
ては潤滑剤を補充しなければならない。軸方向支承力を
吸収する螺線条溝付き軸受けおよびこれに伴う、本発明
により解決しようとする問題については、この開示され
た刊行物においては述べられていない。
【0011】回転軸線に対して非対称的な横断面を固定
の軸受け部分に与えるための可能性は種々多様である。
例えば周面が円筒形状を有しており、軸方向に延びる突
起またはリブを有していてよい。この場合、不必要な摩
擦ロスを招く強い渦流が潤滑剤ギャップに生じる恐れが
ある。この点に関して本発明による有利な構成では、固
定の軸受け部分の、潤滑剤ギャップを仕切る周面が、回
転軸線に対して偏心的な円形横断面を有している。
【0012】本発明の別の有利な構成では、両軸受け部
分が、軸方向の支承力を吸収する第1の区分に加えて、
半径方向の支承力を吸収するための第2の区分を有して
おり、この第2の区分が、回転軸線に対して同心的な円
筒形の周面を有しており、これらの周面の内の一方に条
溝パターンが設けられており、回転可能な軸受け部分の
第2の区分の周面が、互いにかつ回転軸線に対して同心
的であり、固定の軸受け部分の第1の区分の周面が第2
の区分の周面に対して偏心的である。つまり、回転可能
な軸受け部分が両区分において、互いにかつ回転軸線に
対して同心的な円筒形の周面を有しているのに対し、固
定の軸受け部分は第2の区分においては、回転軸線に対
して同心的な円筒形の周面を有し、かつ第1の区分にお
いては回転軸線に対して(かつ他方の、つまり第2の区
分の円筒形の周面に対しても)偏心的な周面を有してい
る訳である。
【0013】軸方向の支承力のために有効な条溝パター
ンの内側領域には、 X線管の運転中または始動中に、
残留ガスが溜まる恐れがある。このような残留ガスが大
量にこの個所に生じた場合には、この残留ガスは軸受け
を破壊する恐れがある。本発明のさらに別の有利な構成
において、固定の軸受けに、通路または通路系が設けら
れており、この通路または通路系が、回転時に潤滑剤低
圧力が生じるような潤滑剤ギャップ部分を、軸方向支承
力のために有効な条溝パターンの内側領域に接続するた
めに役立つことにより、残留ガスがこのような危険領域
から導出される。このような手段により、さらに他の作
用によって、残留ガスが潤滑剤低圧力領域に集まること
ができる。固定の軸受け部分に、通路または通路系が設
けられており、この通路または通路系が、回転時に潤滑
剤低圧力が生じるような潤滑剤ギャップの部分をX線管
の真空スペースに接続するために役立つことにより、こ
のような残留ガスを除去することができる。こうしてX
線管の真空スペースに達した残留ガスは、X線管の始動
中にポンププロセスによって、または後の運転中にゲッ
ターによって中和することができる。
【0014】本発明のさらに別の有利な構成では、固定
の軸受け部分に、通路または通路系が設けられており、
この通路または通路系が、回転時に潤滑剤高圧力が生じ
るような潤滑剤ギャップ部分を、軸方向支承力のために
有効な条溝パターンの内側領域に接続するために役立
つ。このような通路もしくは通路系は、潤滑剤ギャップ
から軸受け面への潤滑剤の付加的な戻し案内を生ぜしめ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明を図面に示した実施の
形態について説明する。
【0016】図1に示した回転陽極X線管は金属製のバ
ルブ1を有している。このバルブには、第1の絶縁体を
介して陰極3が固定されており、第2の絶縁体4を介し
て、回転軸線15を中心にして回転可能な回転陽極が固
定されている。この回転陽極は陽極ディスク5を有して
いる。この陽極ディスクの前記陰極3に対向する面が、
高電圧が加えられたときにX線を生ぜしめる。このX線
は、有利にはベリリウムから成る、バルブに設けられた
射出窓6を通して放射することができる。陽極ディスク
5は軸受け装置を介して支持体7に結合されている。こ
の支持体は第2の絶縁体4に固定されている。この軸受
け装置は、支持体7に固着された軸受けシャフト8と、
軸受けシャフト8を取り囲む軸受けシェル9の形の回転
可能な軸受け部分とを有している。この軸受けシェルの
下端部は、軸受けシェルの上端部に結合された陽極ディ
スク5を駆動するためのロータ10を有している。この
軸受けシャフト8と軸受けシェル9とは、モリブデン合
金(TZM)から製造されている。しかしながらその代
わりにモリブデンまたはタングステン−モリブデン合金
が使用されてもよい。
【0017】軸受けシャフト8の上端部には、軸方向に
互いにずらされた杉綾状の2つの条溝パターン11が半
径方向の支承力を吸収するために設けられている。条溝
パターン11と軸受けシェル9との間の円筒状のギャッ
プには液状の潤滑剤、有利にはガリウム合金が充填され
ている。ギャップ幅は、例えば条溝の深さに相当し、実
際には10μm〜30μmであってよい。回転陽極が規
定された方向に回転すると、潤滑剤は、条溝が対を成し
て合流するような、条溝パターンの領域に搬送される。
この領域において潤滑剤中には、軸受けに半径方向に作
用する力を吸収することができるような圧力が形成され
る。
【0018】半径方向力を吸収するための条溝パターン
11を備えた領域に続いて、軸受けシャフト8は数mm
の厚さの区分14を有している。この区分14の直径は
軸受けシャフト8の残りの部分の直径よりも著しく大き
い。その下側には、軸受けシャフト8の上側部分の直径
に少なくともほぼ相当する直径を有する区分が形成され
ている。この区分は支持体7に結合されている。軸受け
シェル9の内輪郭は区分14に適合されている。軸受け
シェル9はこのような領域では複数部分から形成されて
いなければならない。これらの部分は、潤滑剤が流出し
ないように互いに結合されていなければならない。
【0019】区分14の上側および下側における各自由
端面(軸受け面)82,83、または軸受けシェル9に
おいてこれらの自由端面に対向して位置する面(軸受け
面)92,93は、条溝パターンを備えている。これら
の条溝パターンは、軸方向に作用する支承力を吸収する
ための(螺線条溝付きの)軸受けとして、それぞれ他方
の軸受け部分の対向して位置する面と協働する。図2
(a)はこのような条溝パターン16を示す平面図であ
る。矢印12は、軸受け効果が得られるように軸受けシ
ェルが回転しなければならない方向を示している。ただ
しこの矢印の方向は条溝パターンが軸受けシェル9に設
けられている場合に当てはまる。これに対して条溝パタ
ーンが、軸受けシャフト8の区分14の対向して位置す
る端面に設けられている場合には、回転方向は逆になら
なければならない。回転軸線15に対して同心的な条溝
パターンは、互いに収斂する条溝から形成されている。
これらの条溝は、逆向きの回転方向を有する2つの螺線
(対数螺線)の円弧部分として延びていると有利であ
る。
【0020】回転陽極が規定された方向に回転すると、
潤滑剤が、条溝が合流する条溝パターン領域に送り込ま
れる。このような領域において潤滑剤には、軸受けに軸
方向に作用する力を吸収することができるような圧力が
形成される。原理的にはこのような螺線条溝付き軸受け
は、潤滑剤に作用する遠心力が補償され、かつ鉛直方向
の回転軸線において高回転数で運転される場合にも軸受
けのギャップが充填されたままであるように寸法設定す
ることができる。しかしながら、実際の運転時には、例
えば不釣り合いやこれに伴う両軸受け部分の僅かな相対
傾動により、このような最適な条件から局所的かつ一時
的にずれが生じる恐れがある。このことは、潤滑剤が外
方に向かって流れて潤滑剤ギャップに達する要因とな
り、鉛直方向の回転軸線による軸受けの運転続行時に
は、この潤滑剤は、潤滑剤が出発した条溝パターン16
の領域にもはや戻ることはない。
【0021】本発明によれば、固定の軸受け部分8の区
分14は、その円筒形の周面が回転軸線15に対して偏
心的に位置するように成形されている。このことは図2
(b)から明らかである。この図2(b)は軸受けシャ
フトの区分14の概略的な平面図であり、さらにこの領
域における軸受けシェル9の内輪郭をも示している。さ
らに図3において2つの軸受け部分の、回転軸線15を
含む断面図が示されている。軸受けシャフトの区分14
の周面が符号81によって示されており、これに対向し
て位置する、軸受けシェルの周面が符号91によって示
されている。この軸受けシェルの周面91の位置が回転
軸線15に対して同心的であり、軸受けシャフトの周面
81の位置が偏心的であるので、軸受けシャフトの周面
81と軸受けシェルの周面91との間に形成された潤滑
剤ギャップの幅が円周に沿って徐々にに変化する。
【0022】回転方向で見てこのギャップの最小部分の
手前に位置する領域において、潤滑剤の最大圧力が生じ
る。これに対して、対向して位置する領域、つまり最大
ギャップ幅を有する個所の手前の領域においては、潤滑
剤の最小圧力が生じ、場合によってはキャビティが潤滑
剤に形成される。潤滑剤の最大圧力領域では、潤滑剤は
軸方向に押し退けられるので、潤滑剤は、区分14の両
側の、回転軸線に対して直角に延びる軸受け面相互間
に、条溝パターン16のポンプ作用が生じるような領域
に達する。こうして、特に鉛直方向の軸線において高回
転数で運転される場合、潤滑剤が軸受け面82,92も
しくは軸受け面83,93から潤滑剤ギャップに搬送さ
れ、さらにこの潤滑剤ギャップから再び前記軸受け面相
互間に戻されるような潤滑剤循環が得られる。つまり潤
滑剤の流入と流出との釣り合いが生ぜしめられる訳であ
る。
【0023】念のために述べておくが、図2および図3
は、特に潤滑剤領域において、ジオメトリックな関係を
実際の比率で示している訳ではない。条溝パターン1
1,16と、これらに対向して位置する各軸受け面との
間隔は実際には10〜30μmであるのに対して、軸受
けシャフトの周面81と軸受けシェルの周面91との相
互間隔は最も狭い個所でほぼ0.1mmであり、最も広
い個所でほぼ0.9mmである。従って、潤滑剤ギャッ
プにおける潤滑剤の量は条溝パターン11,16の領域
におけるものよりも極めて多いので、潤滑剤ギャップは
潤滑剤のためのリザーバとして役立つことができる。
【0024】潤滑剤が軸受け、一般的に云って下側の軸
受け面82,93の領域から出ると、周面81,91相
互間のギャップの偏心性に基づき、潤滑剤は軸受け面の
領域に移送される。さらに、潤滑剤の最大圧力個所にお
いて、潤滑剤ギャップの下側部分を区分14の上端面の
内側に接続するような通路17が設けられていてよい。
このような潤滑剤のための通路の直径は、毛管作用が生
じて潤滑剤が通路から簡単には流出できないほど小さい
ことが望ましい。
【0025】軸受けに潤滑剤が軸受けの製造プロセス中
または軸受けの通常運転中に充填される場合、潤滑剤に
含有される残留ガスが、潤滑剤の最小圧力の領域に、例
えば上側の軸方向軸受け(82,92)と下側の半径方
向軸受けとの間の移行ゾーンに溜まることがある。この
ことが広範囲にわたって生じると、軸受け面が損傷され
る恐れがある。このような損傷は通路18を形成するこ
とによって防止することができる。この通路は軸受けの
このような領域を、陽極ディスクの回転時に潤滑剤最小
圧力が生じるような潤滑剤ギャップ部分に接続する。
【0026】これにより、残留ガスは潤滑剤ギャップに
達することができる。この場所から、潤滑剤から残留ガ
スを完全に除去するためにさらに別の通路19が設けら
れている。この通路は潤滑剤ギャップの上側を、軸受け
シャフトの下端部の周囲の潤滑剤のない領域に、つまり
X線管の真空スペースに接続している。こうしてX線管
内に流出した残留ガスは、製造プロセス中に真空ポンプ
によって除去される。これらの残留ガスが後のX線管運
転中に生じた場合には、これらのガスはX線管に設けら
れたゲッターによって無害にされる。
【0027】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば軸受けシェル9は陽極ディスク5に結合さ
れる代わりにX線管のバルブ1に結合されてもよく、軸
受けシャフト8はX線管のバルブ1に結合される代わり
に陽極ディスク5に固着されてもよい。この場合軸受け
シェル9が固定され、軸受けシャフト8が回転すること
になる。さらに周面91は回転軸線15に対して偏心的
でなければならず、周面81は同心的でなければならな
い。通路17〜19は固定の軸受けシェルに設けられて
いなければならない。しかしながら、図3に示した潤滑
手段領域の内側および外側の各個所は、軸受けシェルに
設けられた真直ぐな通路を介して接続することはできな
い。従って、軸受けシェルには、唯1つの通路の代わり
に、互いに交差する複数の通路から成る通路系を有して
いることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が使用される回転陽極X線管を示す図で
ある。
【図2】軸方向支承力を吸収する条溝パターンを示す図
(a)と回転軸線に対して直角に示した断面図(b)で
ある。
【図3】本発明により構成された滑り軸受けを、回転軸
線を含んだ状態で示す断面図である。
【符号の説明】
1 バルブ、 3 陰極、 4 絶縁体、 5 陽極デ
ィスク、 6 射出窓、 7 支持体、 8 軸受けシ
ャフト、 9 軸受けシェル、 10 ロータ、 11
条溝パターン、 12 矢印、 14 区分、 15
回転軸線、16 条溝パターン、 17,18,19
通路、 81 周面、 82,83軸受け面、 91
周面、 92,93 軸受け面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転陽極X線管であって、回転陽極を支
    承するために役立つ滑り軸受けが設けられており、該滑
    り軸受けが、固定の軸受け部分(8)と、回転軸線(1
    5)を中心にして回転可能な軸受け部分(9)とを有し
    ており、該2つの軸受け部分が潤滑剤を介して互いに協
    働して、軸方向の支承力を吸収するために回転軸線に対
    して直角に延びる軸受け面(82,92;83,93)
    を有しており、該軸受け面が、両軸受け部分相互間の潤
    滑剤ギャップを形成する周面(81,91)に移行して
    おり、軸受け面の内のそれぞれ一方に条溝パターン(1
    6)が設けられている形式のものにおいて、 潤滑剤ギャップを仕切る回転可能な軸受け部分(9)の
    周面が、回転軸線(15)に対して対称的な横断面を有
    しており、潤滑剤ギャップを仕切る固定の軸受け部分
    (8)の周面(81)の横断面が、回転軸線(15)に
    対して非対称的であることを特徴とする、滑り軸受けを
    有する回転陽極X線管。
  2. 【請求項2】 固定の軸受け部分(8)の、潤滑剤ギャ
    ップを仕切る周面(81)が、回転軸線(15)に対し
    て偏心的な円形横断面を有している、請求項1記載の回
    転陽極X線管。
  3. 【請求項3】 両軸受け部分が、軸方向の支承力を吸収
    する第1の区分に加えて、半径方向の支承力を吸収する
    ための第2の区分を有しており、該第2の区分が、回転
    軸線に対して同心的な円筒形の周面を有しており、該周
    面の内の一方に条溝パターン(11)が設けられてお
    り、回転可能な軸受け部分(8)の両区分の周面が、互
    いにかつ回転軸線に対して同心的であり、固定の軸受け
    部分の第1の区分の周面(81)が第2の区分の周面に
    対して偏心的である、請求項1または2記載の回転陽極
    X線管。
  4. 【請求項4】 固定の軸受け部分(8)に通路(18)
    または通路系が設けられており、該通路または通路系
    が、回転時に潤滑剤低圧力が生じるような潤滑剤ギャッ
    プの部分を、軸方向の支承力のために有効な条溝パター
    ン(16)の内側領域に接続するために役立つ、請求項
    1から3までのいずれか1項記載の回転陽極X線管。
  5. 【請求項5】 固定の軸受け部分(8)に通路(19)
    または通路系が設けられており、該通路または通路系
    が、回転時に潤滑剤低圧力が生じるような潤滑剤ギャッ
    プの部分をX線管の真空スペースに接続するために役立
    つ、請求項1から4までのいずれか1項記載の回転陽極
    X線管。
  6. 【請求項6】 固定の軸受け部分(8)に通路(17)
    または通路系が設けられており、該通路または通路系
    が、回転時に潤滑剤高圧力が生じるような潤滑剤ギャッ
    プの部分を、軸方向の支承力のために有効な条溝パター
    ン(16)の内側領域に接続するために役立つ、請求項
    1から5までのいずれか1項記載の回転陽極X線管。
JP8009150A 1995-01-25 1996-01-23 滑り軸受けを有する回転陽極x線管 Ceased JPH08241686A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19502207A DE19502207A1 (de) 1995-01-25 1995-01-25 Drehanoden-Röntgenröhre mit einem Gleitlager
DE19502207.6 1995-01-25

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08241686A true JPH08241686A (ja) 1996-09-17

Family

ID=7752271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8009150A Ceased JPH08241686A (ja) 1995-01-25 1996-01-23 滑り軸受けを有する回転陽極x線管

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5602898A (ja)
EP (1) EP0724283B1 (ja)
JP (1) JPH08241686A (ja)
DE (2) DE19502207A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1076351A1 (en) * 1999-08-10 2001-02-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotary anode type X-ray tube and X-ray tube apparatus provided with X-ray tube
WO2021192334A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 キヤノン電子管デバイス株式会社 すべり軸受ユニット及び回転陽極型x線管
JP2022128417A (ja) * 2021-02-22 2022-09-01 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー 捕捉されるガスを減少させるx線管の液体金属軸受構造
JP2024505304A (ja) * 2021-02-04 2024-02-05 クノル-ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両、特に商用車用のステアリングシステム

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19733274A1 (de) * 1997-08-01 1999-02-04 Philips Patentverwaltung Drehanoden-Röntgenröhre mit einem Gleitlager
US6377658B1 (en) 2001-07-27 2002-04-23 General Electric Company Seal for liquid metal bearing assembly
JP2009081069A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Toshiba Corp 回転陽極型x線管
US9972472B2 (en) * 2014-11-10 2018-05-15 General Electric Company Welded spiral groove bearing assembly
DE102016220748B3 (de) * 2016-10-21 2017-12-07 Siemens Healthcare Gmbh Röntgenstrahler
US10438767B2 (en) 2017-11-30 2019-10-08 General Electric Company Thrust flange for x-ray tube with internal cooling channels
US11020067B1 (en) * 2020-02-12 2021-06-01 GE Precision Healthcare LLC Hydrodynamic bearing system and method for manufacturing the hydrodynamic bearing system
CN114429891B (zh) * 2021-12-28 2024-01-30 安徽工程大学 一种用于医学ct机轴承的冷却装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL8602565A (nl) * 1986-10-13 1988-05-02 Philips Nv Lagersysteem met een aktief reservoir tussen twee op axiale afstand van elkaar geplaatste hydrodynamische lagers.
DE3900729A1 (de) 1989-01-12 1990-07-19 Philips Patentverwaltung Drehanoden-roentgenroehre mit einem gleitlager, insbesondere einem spiralrillenlager
CN1019926C (zh) * 1990-10-05 1993-02-17 东芝株式会社 旋转阳极型x射线管
DE4222225A1 (de) * 1992-07-07 1994-01-13 Philips Patentverwaltung Gleitlager für eine Drehanoden-Röntgenröhre
DE4339817A1 (de) * 1993-11-23 1995-05-24 Philips Patentverwaltung Drehanoden-Röntgenröhre mit einem Gleitlager

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1076351A1 (en) * 1999-08-10 2001-02-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotary anode type X-ray tube and X-ray tube apparatus provided with X-ray tube
US6314161B1 (en) 1999-08-10 2001-11-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotary anode type x-ray tube and x-ray tube apparatus provided with x-ray tube
WO2021192334A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 キヤノン電子管デバイス株式会社 すべり軸受ユニット及び回転陽極型x線管
JP2021157874A (ja) * 2020-03-25 2021-10-07 キヤノン電子管デバイス株式会社 すべり軸受ユニット及び回転陽極型x線管
US12431317B2 (en) 2020-03-25 2025-09-30 Canon Electron Tubes & Devices Co., Ltd. Sliding bearing unit and rotary anode type X-RAY tube
JP2024505304A (ja) * 2021-02-04 2024-02-05 クノル-ブレムゼ ジステーメ フューア ヌッツファールツォイゲ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 車両、特に商用車用のステアリングシステム
JP2022128417A (ja) * 2021-02-22 2022-09-01 ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー 捕捉されるガスを減少させるx線管の液体金属軸受構造

Also Published As

Publication number Publication date
US5602898A (en) 1997-02-11
DE19502207A1 (de) 1996-08-01
EP0724283B1 (de) 1998-08-05
EP0724283A1 (de) 1996-07-31
DE59600389D1 (de) 1998-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08241686A (ja) 滑り軸受けを有する回転陽極x線管
JP2960089B2 (ja) 回転陽極x線管
USRE39190E1 (en) Compliant foil fluid film radial bearing
JP3425189B2 (ja) スリーブ軸受よりなる回転アノードx線管
FI105496B (fi) Kiertotiivisteillä varustetut nesterengaspumput
US7324629B2 (en) Rotary anode type X-ray tube
CN1039561C (zh) 旋转阳极x射线管
JP2002251970A (ja) 回転陽極型x線管
CN120432370B (zh) 采用液态金属轴承的x射线球管
WO1991014874A1 (en) Journal bearing with high stiffness
JPH0719005A (ja) ラビリンスシール装置
JP2007016884A (ja) 軸受機構およびx線管
JP3754512B2 (ja) 回転陽極型x線管
JP2786319B2 (ja) 可変速スクロール圧縮機
JP2002245958A (ja) 回転陽極型x線管およびその製造方法
JP5812973B2 (ja) ジャーナル軸受及び蒸気タービン
JP3593372B2 (ja) 動圧流体軸受手段を備えたモータ
JP3824921B2 (ja) 回転陽極型x線管装置およびその制御方法
JP4421126B2 (ja) 回転陽極型x線管
JP3872630B2 (ja) 動圧流体軸受装置及び電動機
JP3693749B2 (ja) スラスト動圧軸受
US11181142B2 (en) Bearing system
JPS62159783A (ja) スクロ−ル圧縮機
JPH10294072A (ja) 回転陽極型x線管
JPS5846254Y2 (ja) 動圧形球面軸受

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050613

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050803

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20060106