JPH08241708A - アルカリマンガン電池用正極合剤の製造方法 - Google Patents

アルカリマンガン電池用正極合剤の製造方法

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JPH08241708A
JPH08241708A JP4267595A JP4267595A JPH08241708A JP H08241708 A JPH08241708 A JP H08241708A JP 4267595 A JP4267595 A JP 4267595A JP 4267595 A JP4267595 A JP 4267595A JP H08241708 A JPH08241708 A JP H08241708A
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JP
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mixture
positive electrode
added
additive
electrode mixture
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Application number
JP4267595A
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English (en)
Inventor
Osamu Yamaguchi
修 山口
Haruhiko Takei
晴彦 竹井
Shigeo Miwa
繁男 美和
Kuniyoshi Nishida
国良 西田
Takeshi Mochizuki
武史 望月
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FDK Corp
Original Assignee
FDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低圧力で所望とする成形圧力が得られ金型な
どのプレス成形機に対する負荷が小さくて済み、かつ収
率の高いアルカリマンガン電池用正極合剤の製造方法を
提供する。 【構成】 電解二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
池用正極合剤の製造方法において、以下の〜の通り
所定の粉末状前記添加剤を前記混合物に対して所定量添
加する。 水酸化カリウムを3.8重量%以下添加 炭酸カリ
ウムを2.9重量%以下添加 クロム酸カリウムを
3.1重量%以下添加 水酸化ナトリウムを1.9重
量%以下添加 硝酸ナトリウムを2.6重量%以下添
加 チオ硫酸ナトリウムを2.0重量%以下添加
硫酸ニッケルを2.1重量%以下添加

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリマンガン電池
用正極合剤の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリマンガン電池に用いる正極合剤
の製造方法としては、まず電解二酸化マンガン,黒鉛の
素材などを混合した後、ロール圧延機で板状に圧延した
上で粉砕して造粒し、金型などのプレス成形機でプレス
成形することで所定形状の正極合剤を得るようにしてい
る。
【0003】そして、得られた正極合剤を加圧成形して
正極とした後、図8に示すような円筒形アルカリマンガ
ン電池のケース1内にゲル状亜鉛負極5など他の電池部
品とともに装填する。
【0004】このような正極合剤にあっては電池性能を
向上させるため電池ケース1内の限られた空間に可能な
限り正極を充填しなければならずこのため所定の成形密
度や粒度が必要であった。
【0005】そのため、所望とする成形密度を得るため
にプレス成形時に過大な成形圧力を必要としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た製造方法にあっては、成形圧力が過大なため金型の劣
化、消耗が激しく寿命が短縮してしまうため金型を頻繁
に交換しなけらばならないという問題があった。
【0007】また、造粒後の正極合剤中に占める所望と
する粒度の割合、即ち収率は決して高くはなく改善が望
まれていた。
【0008】本発明は以上の問題を解決するものであっ
て、低圧力で所望とする成形圧力が得られ金型などのプ
レス成形機に対する負荷が小さくて済み、かつ収率の高
いアルカリマンガン電池用正極合剤の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
池用正極合剤の製造方法において、以下の〜の通り
所定の粉末状添加剤を前記混合物に対して所定量添加し
てなるものである。
【0010】水酸化カリウムを3.8重量%以下の範
囲で添加する。 炭酸カリウムを2.9重量%以下の範囲で添加する。 クロム酸カリウムを3.1重量%以下の範囲で添加す
る。 水酸化ナトリウムを1.9重量%以下の範囲で添加す
る。 硝酸ナトリウムを2.6重量%以下の範囲で添加す
る。 チオ硫酸ナトリウムを2.0重量%以下の範囲で添加
する。 硫酸ニッケルを2.1重量%以下の範囲で添加する。
【0011】
【作用】粉末状添加剤を正極合剤に添加したことによ
り、従来よりも低い成形圧力で所定の成形密度を得るこ
とができ金型などのプレス成形機への負荷を低減するこ
とができるとともに、収率を向上できる。
【0012】上記のメカニズムは以下に説明する通りで
ある。
【0013】粉末状添加剤が二酸化マンガンや黒鉛など
の粒子表面に存在する水分を吸収するためその粘度が増
大する。この粘度の増大した添加剤がバインダーとして
機能して正極合剤の粒子と粒子との境界に介在すること
により正極合剤粒子間の結合状態が向上するとともに正
極合剤粒子間及び粒子と金型の摩擦も低減する。即ち、
成形時における正極合剤の滑りが良好となるとともに正
極合剤粒子間の結合性もよいため低い成形圧力でも圧縮
密度が増し所定の成形密度を得ることができ成形金型へ
の負荷が低減する。
【0014】また、造粒時においても正極合剤の滑りが
良好で粒子間の結合性もよいため造粒性が向上して収率
が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るアルカリマンガン電池用
正極合剤の製造方法の第1〜7実施例を図面を用いて詳
細に説明する。
【0016】各実施例は以下の各工程からなっており
の混練工程が本発明の要部をなし他の工程は従来と同様
である。 正極合剤を構成する電解二酸化マンガン、黒鉛及び粉
末状の添加剤を混合して練り混ぜる混練工程: の混合物をロール圧延機を用いて板状に圧延したの
ち微粉砕して粒度250〜850μmに造粒する造粒工
程: 金型(プレス成形機)を用いて成形密度3.27〜
3.31g/ccでリング状のペレットに成形する成形工
程: まず、第1実施例を説明する。
【0017】本実施例では上記の混練工程において粉
末状添加剤として水酸化カリウムを混合物に対して0.
2〜4.0重量%の割合で添加した。
【0018】このとき、粉末状水酸化カリウムの添加量
に対する上記の造粒工程で得られた正極合剤中に占め
る粒度250〜850μmの粒子の割合、即ち収率の特
性を測定した。その結果、図1(a)に示すように従来
の無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特に
0.5重量%以上では収率を60%以上にすることがで
きた。
【0019】また、粉末状水酸化カリウムの添加量に対
する上記の成形工程での成形密度3.27〜3.31
g/ccを得るための成形圧力特性を測定した。その結
果、図1(b)に示すように従来の無添加の場合と比べ
て明らかに成形圧力を低下させることができ、特に0.
5重量%以上では成形圧力を従来の約60%以下に低下
させることができた。
【0020】次に、上記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて以下の〜の工程を経て図8に示すよ
うなLR6型のアルカリマンガン電池を作製した。 得られたペレット状正極合剤を加圧成形して正極7と
する成形工程: 複数個の正極7を電池の金属製ケース1に圧入して積
層し、引き続きセパレータ6を内周部に嵌合する工程: 水酸化カリウム水溶液からなる電解液の注液、及び所
定時間放置する工程: ゲル状亜鉛負極5を注入する工程: アルカリマンガン電池のケース1の開口部を封口する
組立工程:
【0021】このようにして得られたアルカリマンガン
電池の粉末状水酸化カリウム添加量に対する放電持続時
間特性を測定したところ、図1(c)のグラフに示すよ
うな結果が得られた。この測定はグラフ中に黒点印でプ
ロットした各ポイントに対応するパラメータに対応して
作製された各54個のアルカリマンガン電池を対象にし
て行なわれた。このときの放電持続時間は20℃の温度
下で10オームの負荷に接続して終止電圧0.90Vと
したときの初度連続放電時間とした。その結果、連続放
電持続時間が17.2時間以上であるのは粉末状水酸化
カリウムの添加量が3.8重量%以下の範囲であり図1
(a)、(b)の前記結果と合わせて実用上、この範囲
の添加量が好ましい。
【0022】次に、第2実施例を説明する。
【0023】本実施例では前記の混練工程において粉
末状添加剤として炭酸カリウムを混合物に対して0.2
〜4.0重量%の割合で添加した。
【0024】このとき、粉末状炭酸カリウムの添加量に
対する上記の造粒工程で得られた正極合剤の収率特性
を測定した。その結果、図2(a)に示すように従来の
無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特に0.
5重量%以上では収率を60%以上にすることができ
た。
【0025】また、粉末状炭酸カリウムの添加量に対す
る上記の成形工程での成形密度3.27〜3.31g
/ccを得るための成形圧力特性を測定した。その結
果、図2(b)に示すように従来の無添加の場合と比べ
て明らかに成形圧力を低下させることができ、特に0.
5重量%以上では成形圧力を従来の約60%以下に低下
させることができた。
【0026】次に、前記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて前記第1実施例と同様にようにLR6型
のアルカリマンガン電池を作製した。
【0027】得られたアルカリマンガン電池の粉末状炭
酸カリウム添加量に対する放電持続時間特性を第1実施
例と同じ条件で測定した。その結果、図2(c)に示す
ような測定結果が得られ連続放電持続時間が17.2時
間以上であるのは粉末状炭酸カリウムの添加量が2.9
重量%以下の範囲であり図2(a)、(b)の前記結果
と合わせて実用上、この範囲の添加量が好ましい。
【0028】次に、第3実施例を説明する。
【0029】本実施例では前記の混練工程において粉
末状添加剤としてクロム酸カリウムを混合物に対して
0.2〜4.0重量%の割合で添加した。
【0030】このとき、粉末状クロム酸カリウムの添加
量に対する上記の造粒工程で得られた正極合剤の収率
特性を測定した。その結果、図3(a)に示すように従
来の無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特に
0.5重量%以上では収率を60%以上にすることがで
きた。
【0031】また、粉末状クロム酸カリウムの添加量に
対する上記の成形工程での成形密度3.27〜3.3
1g/ccを得るための成形圧力特性を測定した。その
結果、図3(b)に示すように従来の無添加の場合と比
べて明らかに成形圧力を低下させることができ、特に
0.5重量%以上では成形圧力を従来の約60%以下に
低下させることができた。
【0032】次に、前記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて前記第1実施例と同様にようにLR6型
のアルカリマンガン電池を作製した。
【0033】得られたアルカリマンガン電池の粉末状ク
ロム酸カリウムの添加量に対する放電持続時間特性を第
1実施例と同じ条件で測定した。その結果、図3(c)
に示すような測定結果が得られ連続放電持続時間が1
7.2時間以上であるのは粉末状クロム酸カリウムの添
加量が3.1重量%以下の範囲であり図3(a)、
(b)の前記結果と合わせて実用上、この範囲の添加量
が好ましい。
【0034】次に、第4実施例を説明する。
【0035】本実施例では前記の混練工程において粉
末状添加剤として水酸化ナトリウムを混合物に対して
0.2〜4.0重量%の割合で添加した。
【0036】このとき、粉末状水酸化ナトリウムの添加
量に対する上記の造粒工程で得られた正極合剤の収率
特性を測定した。その結果、図4(a)に示すように従
来の無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特に
0.5重量%以上では収率を60%以上にすることがで
きた。
【0037】また、粉末状水酸化ナトリウムの添加量に
対する上記の成形工程での成形密度3.27〜3.3
1g/ccを得るための成形圧力特性を測定した。その
結果、図4(b)に示すように従来の無添加の場合と比
べて明らかに成形圧力を低下させることができ、特に
0.5重量%以上では成形圧力を従来の約60%以下に
低下させることができた。
【0038】次に、前記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて前記第1実施例と同様にようにLR6型
のアルカリマンガン電池を作製した。
【0039】得られたアルカリマンガン電池の粉末状水
酸化ナトリウムの添加量に対する放電持続時間特性を第
1実施例と同じ条件で測定した。その結果、図4(c)
に示すような測定結果が得られ連続放電持続時間が1
7.2時間以上であるのは粉末状水酸化ナトリウムの添
加量が1.9重量%以下の範囲であり図4(a)、
(b)の前記結果と合わせて実用上、この範囲の添加量
が好ましい。
【0040】次に、第5実施例を説明する。
【0041】本実施例では前記の混練工程において粉
末状添加剤として硝酸ナトリウムを混合物に対して0.
2〜4.0重量%の割合で添加した。
【0042】このとき、粉末状硝酸ナトリウムの添加量
に対する上記の造粒工程で得られた正極合剤の収率特
性を測定した。その結果、図5(a)に示すように従来
の無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特に
0.5重量%以上では収率を55%以上にすることがで
きた。
【0043】また、粉末状硝酸ナトリウムの添加量に対
する上記の成形工程での成形密度3.27〜3.31
g/ccを得るための成形圧力特性を測定した。その結
果、図5(b)に示すように従来の無添加の場合と比べ
て明らかに成形圧力を低下させることができ、特に0.
5重量%以上では成形圧力を従来の約60%以下に低下
させることができた。
【0044】次に、前記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて前記第1実施例と同様にようにLR6型
のアルカリマンガン電池を作製した。
【0045】得られたアルカリマンガン電池の粉末状硝
酸ナトリウムの添加量に対する放電持続時間特性を第1
実施例と同じ条件で測定した。その結果、図5(c)に
示すような測定結果が得られ連続放電持続時間が17.
2時間以上であるのは粉末状硝酸ナトリウムの添加量が
2.6重量%以下の範囲であり図5(a)、(b)の前
記結果と合わせて実用上、この範囲の添加量が好まし
い。
【0046】次に、第6実施例を説明する。
【0047】本実施例では前記の混練工程において粉
末状添加剤としてチオ硫酸ナトリウムを混合物に対して
0.2〜4.0重量%の割合で添加した。
【0048】このとき、粉末状チオ硫酸ナトリウムの添
加量に対する上記の造粒工程で得られた正極合剤の収
率特性を測定した。その結果、図6(a)に示すように
従来の無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特
に0.5重量%以上では収率を55%以上にすることが
できた。
【0049】また、粉末状チオ硫酸ナトリウムの添加量
に対する上記の成形工程での成形密度3.27〜3.
31g/ccを得るための成形圧力特性を測定した。そ
の結果、図6(b)に示すように従来の無添加の場合と
比べて明らかに成形圧力を低下させることができ、特に
0.5重量%以上では成形圧力を従来の約70%以下に
低下させることができた。
【0050】次に、前記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて前記第1実施例と同様にようにLR6型
のアルカリマンガン電池を作製した。
【0051】得られたアルカリマンガン電池の粉末状チ
オ硫酸ナトリウムの添加量に対する放電持続時間特性を
第1実施例と同じ条件で測定した。その結果、図6
(c)に示すような測定結果が得られ連続放電持続時間
が17.2時間以上であるのは粉末状チオ硫酸ナトリウ
ムの添加量が2.0重量%以下の範囲であり図6
(a)、(b)の前記結果と合わせて実用上、この範囲
の添加量が好ましい。
【0052】次に、第7実施例を説明する。
【0053】本実施例では前記の混練工程において粉
末状添加剤として硫酸ニッケルを混合物に対して0.2
〜4.0重量%の割合で添加した。
【0054】このとき、粉末状硫酸ニッケルの添加量に
対する上記の造粒工程で得られた正極合剤の収率特性
を測定した。その結果、図7(a)に示すように従来の
無添加の場合と比べて明らかに収率が向上し、特に0.
5重量%以上では収率を55%以上にすることができ
た。
【0055】また、粉末状硫酸ニッケルの添加量に対す
る上記の成形工程での成形密度3.27〜3.31g
/ccを得るための成形圧力特性を測定した。その結
果、図7(b)に示すように従来の無添加の場合と比べ
て明らかに成形圧力を低下させることができ、特に0.
5重量%以上では成形圧力を従来の約70%以下に低下
させることができた。
【0056】次に、前記〜の工程を経て得られた正
極合剤を用いて前記第1実施例と同様にようにLR6型
のアルカリマンガン電池を作製した。
【0057】得られたアルカリマンガン電池の粉末状硫
酸ニッケルの添加量に対する放電持続時間特性を第1実
施例と同じ条件で測定した。その結果、図7(c)に示
すような測定結果が得られ連続放電持続時間が17.2
時間以上であるのは粉末状硫酸ニッケルの添加量が2.
1重量%以下の範囲であり図7(a)、(b)の前記結
果と合わせて実用上、この範囲の添加量が好ましい。
【0058】以上各実施例で説明したように、粉末状添
加剤を正極合剤に添加すると、この添加剤が二酸化マン
ガンや黒鉛などの粒子表面に存在する水分を吸収するた
めその粘度が増大する。この粘度の増大した添加剤がバ
インダーとして機能して正極合剤の粒子と粒子との境界
に介在することにより正極合剤粒子間の結合状態が向上
するとともに正極合剤粒子間及び粒子と金型の摩擦も低
減する。即ち、成形時における正極合剤の滑りが良好と
なるとともに正極合剤粒子間の結合性もよいため低い成
形圧力でも圧縮密度が増し所定の成形密度を得ることが
でき成形金型への負荷が低減する。
【0059】また、造粒時においても正極合剤の滑りが
良好で粒子間の結合性もよいためより造粒性が向上して
収率が向上する。
【0060】さらに、本実施例の方法で製造された正極
合剤を用いたアルカリマンガン電池の放電性能は実用上
損なわれることはない。
【0061】なお、各実施例の粉末状添加剤を水溶液の
状態で正極合剤中に混合しても、本発明と同様の効果を
奏することはできない。即ち、成形時に正極合剤中の水
分が金型と圧縮された正極合剤との境界面に滲みだすた
め金型と正極合剤との摩擦が大きくなる。この摩擦に抗
して成形するためには成形圧力を大きくせざるを得ず低
く抑えることができない。したがって、金型に対する負
荷を低減することができない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本願発明にあって
は、粉末状添加剤を正極合剤に添加したことにより、こ
の正極合剤を用いたアルカリマンガン電池の放電性能を
損なうことなく以下の効果を奏することができる。
【0063】金型などのプレス成形機の劣化消耗を低減
でき生産性を向上できる。
【0064】また、正極合剤の収率を向上でき歩留まり
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉末状水酸化カリウムの添加量に
対する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン電池
の特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧力特
性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図2】本発明に係る粉末状炭酸カリウムの添加量に対
する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン電池の
特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧力特
性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図3】本発明に係る粉末状クロム酸カリウムの添加量
に対する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン電
池の特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧力
特性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図4】本発明に係る粉末状水酸化ナトリウムの添加量
に対する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン電
池の特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧力
特性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図5】本発明に係る粉末状硝酸ナトリウムの添加量に
対する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン電池
の特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧力特
性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図6】本発明に係る粉末状チオ硫酸ナトリウムの添加
量に対する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン
電池の特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧
力特性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図7】本発明に係る粉末状硫酸ニッケルの添加量に対
する正極合剤及びこれを用いたアルカリマンガン電池の
特性を示し、(a)は収率特性、(b)は成形圧力特
性、(c)は放電持続時間特性を示す。
【図8】従来及び本発明に係る製造方法による正極合剤
を用いた円筒形アルカリマンガン電池の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電池ケース 3 封口ガスケット 1a 導電膜 4 集電棒 1b メタラベル 5 ゲル状亜鉛負極 1c 絶縁ワッシャー 6 セパレータ 2 負極端子板 7 正極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 国良 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内 (72)発明者 望月 武史 東京都港区新橋5丁目36番11号 富士電気 化学株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状の水酸化カリウムを該混合物に対して添加し、その添
    加量を該混合物に対して3.8重量%以下の範囲として
    なることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極合剤
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状の炭酸カリウムを該混合物に対して添加し、その添加
    量を該混合物に対して2.9重量%以下の範囲としてな
    ることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極合剤の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状のクロム酸カリウムを該混合物に対して添加し、その
    添加量を該混合物に対して3.1重量%以下の範囲とし
    てなることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極合
    剤の製造方法。
  4. 【請求項4】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状の水酸化ナトリウムを該混合物に対して添加し、その
    添加量を該混合物に対して1.9重量%以下の範囲とし
    てなることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極合
    剤の製造方法。
  5. 【請求項5】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状の硝酸ナトリウムを該混合物に対して添加し、その添
    加量を該混合物に対して2.6重量%以下の範囲として
    なることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極合剤
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状のチオ硫酸ナトリウムを該混合物に対して添加し、そ
    の添加量を該混合物に対して2.0重量%以下の範囲と
    してなることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極
    合剤の製造方法。
  7. 【請求項7】 二酸化マンガンに導電剤の黒鉛と添加剤
    とを混合し、この混合物を造粒した後、金型などのプレ
    ス成形機で所定形状に成形してなるアルカリマンガン電
    池用正極合剤の製造方法において、該添加剤として粉末
    状の硫酸ニッケルを該混合物に対して添加し、その添加
    量を該混合物に対して2.1重量%以下の範囲としてな
    ることを特徴とするアルカリマンガン電池用正極合剤の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0809312A1 (de) * 1996-05-23 1997-11-26 VARTA Batterie Aktiengesellschaft Verfahren zur Herstellung einer galvanischen Zelle

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