JPH08242026A - 圧電振動子及びこれを具備する圧電振動子デバイス並びに該デバイスを具備する回路装置 - Google Patents

圧電振動子及びこれを具備する圧電振動子デバイス並びに該デバイスを具備する回路装置

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JPH08242026A
JPH08242026A JP7044570A JP4457095A JPH08242026A JP H08242026 A JPH08242026 A JP H08242026A JP 7044570 A JP7044570 A JP 7044570A JP 4457095 A JP4457095 A JP 4457095A JP H08242026 A JPH08242026 A JP H08242026A
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piezoelectric
piezoelectric element
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electrodes
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Masaki Yanai
雅紀 谷内
Masaaki Ono
正明 小野
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同調回路を必要とせず、かつ、加工が容易で
安価な高調波を利用した圧電振動子を提供する。 【構成】 厚み縦振動モードの電気機械結合係数の値が
厚み滑べり振動モードの電気機械結合係数の値よりも充
分に大きい圧電素子(10)と、該圧電素子の厚み縦振
動の高調波エネルギーを閉じ込めるように配置された一
対の電極(11、12)とを有する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器のクロック信号
生成やフィルタ等に使用される振動子に関し、より特定
すれば、圧電体を利用した圧電振動子に関する。マイク
ロコンピュータなどの多くの電子機器は、振動子を具備
する。振動子は、電子機器の動作を規定するためのクロ
ック信号の生成や、信号のフィルタリング等に用いられ
る。一般に、振動子として、圧電体を利用した圧電振動
子が多く用いられる。
【0002】近年の電子機器の処理速度の向上に伴い、
より高い周波数のクロック信号を生成することが要求さ
れている。このため、クロック信号生成用の振動子にお
いては特に、微細加工技術等、高周波化のための技術開
発が活発化している。圧電振動子は、圧電体に電極を設
け、この電極に電圧を印加することで圧電体を振動(共
振)させる素子である。圧電振動子は、Qが高く、温度
変化の影響や経時変化が少なく、コイルとコンデンサを
用いたLC回路よりも利点が多い。依って、クロック信
号生成や各種フィルタ等に利用されている。
【0003】
【従来の技術】一般に、圧電振動子としては、水晶を利
用したものが多い。通常、振動子の1次共振(主共振と
もいう)を利用する。振動周波数(発振周波数)は、振
動子の厚みに依存する。振動子を高周波化するには、振
動子の厚みを薄くする。ところが、薄板加工技術の限界
により、1次共振では周波数に限界があり、クロック信
号の高周波化に対応できない。また、振動子の板厚を薄
くすればするほど、高度な加工技術を必要とし、製造コ
ストは飛躍的に増大する。
【0004】そこでこの問題点を解決するために、1次
共振とともに発生している高調波を利用することが考え
られる。例えば、3次高調波を利用すれば、同一の振動
子板の厚みで3倍の周波数が得られる。図25は、水晶
振動子の3次高調波を利用した発振回路である。この発
振回路は、水晶振動子1、インバータ2、コンデンサC
1、C2及びコイルL、コンデンサC3、入力端子3及
び出力端子4を有する。入力端子に直流電圧を与え、出
力端子4から発振信号を得る。コイルLとコンデンサC
3は同調回路を構成し、水晶振動子1の3次高調波に共
振する。なお、1次共振周波数を出力させるためには、
コイルLとコンデンサC3を必要としない。コイルLと
コンデンサC3は主として、共振周波数を高くする作用
を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水晶振
動子を用いた図25に示す構成では、3次高調波を取り
出すためにコイルLを設ける必要があり、装置が大型化
し、コスト高になるという問題点がある。
【0006】従って、本発明は上記従来技術の問題点を
解決し、同調回路を必要とせず、かつ、加工が容易で安
価な高調波を利用した圧電振動子を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1は、厚み縦振動
モードの電気機械結合係数の値が厚み滑べり振動モード
の電気機械結合係数の値よりも充分に大きい圧電素子
と、該圧電素子の厚み縦振動の高調波エネルギーを閉じ
込めるように配置された一対の電極とを有する圧電振動
子である。
【0008】請求項2では、前記圧電素子は、36゜Y
カットLiNbO3 結晶であり、前記一対の電極の各々
は、前記圧電素子の厚みをHとすると、少なくとも2H
の長さ及び幅を有する。請求項3では、前記圧電素子
は、36゜YカットLiNbO3 結晶であり、前記圧電
素子が自由振動する長さは、該圧電素子の厚みをHとす
ると、少なくとも3.5Hの長さ及び幅を有する。
【0009】請求項4では、前記圧電素子は、36゜Y
カットLiNbO3 結晶であり、前記一対の電極の各々
の端部と前記圧電素子の端部との幅方向の距離は、前記
圧電素子の厚みをHとすると、少なくとも0.4Hであ
る。請求項5では、前記一対の電極の各々は、前記圧電
素子の対向する面のほぼ中央に位置している。
【0010】請求項6では、前記高調波エネルギーは、
3次高調波エネルギーである。請求項7は、外部接続用
電極が形成された基板と、該基板上に搭載された圧電素
子とを有し、該圧電素子は、厚み縦振動モードの電気機
械結合係数の値が厚み滑べり振動モードの電気機械結合
係数の値よりも充分に大きい圧電素子と、該圧電素子の
厚み縦振動の高調波エネルギーを閉じ込めるように配置
された一対の電極とを有し、該一対の電極は前記外部接
続用電極に接続されている圧電振動子デバイスである。
【0011】請求項8では、前記基板は前記外部接続用
電極に接続する配線パターンを有し、前記圧電素子の一
対の電極は、導電性接着剤で該配線パターン上に支持さ
れている。請求項9では、前記圧電振動子デバイスは更
に、前記基板上に設けられたコンデンサを有し、前記一
対の電極は該コンデンサを介して前記外部接続用電極に
接続されている。
【0012】請求項10では、前記コンデンサは、前記
基板上に設けられた誘電体膜を含む。請求項11では、
前記基板は誘電体基板であり、前記一対の電極は該誘電
体基板を介して電気的に前記外部接続用電極に接続され
ている。
【0013】請求項12では、前記外部接続電極は、前
記圧電振動子が設けられている前記基板の面に対向する
面に設けられている。請求項13では、前記外部接続電
極は、前記基板の側面に設けられている。請求項14で
は、前記基板は凹部を有し、前記圧電振動子は該凹部内
に設けられている。
【0014】請求項15では、前記圧電振動子デバイス
は、前記基板上に設けられ、前記圧電振動子を封止する
キャップを有する。請求項16では、前記圧電振動子デ
バイスは、前記基板上に設けられ、前記圧電振動子を封
止する誘電体のキャップを有し、前記一対の電極は該誘
電体基板を介して電気的に前記外部接続用電極の一部に
接続されている。
【0015】請求項17では、前記配線パターンは、櫛
形電極を含む。請求項18では、前記外部接続用電極は
複数のリードを有する。請求項19では、前記複数のリ
ードは、シングル−イン−ライン配列である。請求項2
0では、前記圧電振動子デバイスは更に、前記基板を支
持するモールドパッケージを有する。
【0016】請求項21では、前記圧電素子は、36゜
YカットLiNbO3 結晶である。請求項22では、前
記高調波エネルギーは3次高調波エネルギーである。請
求項23は、配線パターンを有する回路基板と、該回路
基板上に搭載され、前記配線パターンに接続する回路素
子と、前記回路基板上に搭載され、前記回路バターンに
接続する圧電振動子デバイスと、前記配線パターンに接
続される外部端子とを有し、前記圧電振動子デバイス
は、外部接続用電極が形成された基板と、該基板上に搭
載された圧電素子とを有し、該圧電素子は、厚み縦振動
モードの電気機械結合係数の値が厚み滑べり振動モード
の電気機械結合係数の値よりも充分に大きい圧電素子
と、該圧電素子の厚み縦振動の高調波エネルギーを閉じ
込めるように配置された一対の電極とを有し、該一対の
電極は前記外部接続用電極に接続されている回路装置で
ある。
【0017】請求項24では、前記回路装置は、前記回
路基板の周囲を覆うケースを有する。請求項25では、
前記圧電素子は、36゜YカットLiNbO3 結晶であ
る。請求項26では、前記高調波エネルギーは3次高調
波エネルギーである。
【0018】
【作用】請求項1では、圧電素子の振動は主として、厚
み縦振動モードとなる。この場合、電極は厚み縦振動の
高調波エネルギーを閉じ込めるように配置されている。
よって、高調波で(振動)発振する圧電振動子となる。
請求項6は、3次高調波であることを規定している。
【0019】請求項2〜5は厚み縦モードの高調波振動
を起こすための好ましい条件を規定する。請求項7〜2
2は、請求項1の圧電振動子を用いたデバイスを規定し
ている。また、請求項23〜26は、圧電振動子デバイ
スを有する回路装置を規定している。
【0020】
【実施例】まず、本発明の原理を説明する。図1は、本
発明による圧電振動子の一例を示す斜視図である。図示
する圧電振動子は、板状の圧電素子10及び一対の電極
11、12を有する。圧電素子10は例えば、LiNb
3 結晶の36゜Yカットであり、電極11及び12は
その中央両面に設けられている。なお、外部接続のため
の引き出し電極13及び14が、それぞれ電極11及び
12(以下、駆動電極という)と一体に図示するように
形成されている。この構成で、以下に詳述する2次元の
周波数下降形エネルギー閉じ込めを行う。
【0021】図2に示すように、36゜YカットLiN
bO3 結晶は、厚み滑べり振動モードの電気機械結合係
数κが0であり、純粋な厚み縦振動モードで振動する。
図2の横軸はX軸方向の回転角を示し、縦軸は結合係数
κを示す。また、実線は厚み縦振動モードを示し、一点
鎖線は厚み滑べり振動モードを示す。ここで、厚み滑べ
り振動モードでは、板に沿った伝搬方向の主変位をもつ
波が生成する。また、厚み縦振動モードでは、板面の厚
み方向に主変位をもつ波が生成する。本発明では、厚み
滑べり振動モードの電気機械結合係数κが0の振動子を
利用することを第1の特徴とする。
【0022】なお、図2によれば、θ=90゜や122
゜付近でも厚み滑べり振動モードの電気機械結合係数κ
が0となるが、このときの厚み縦振動モードの電気機械
結合係数κはθ=36゜の時よりも小さい。よって、L
iNbO3 結晶の場合には、36゜Yカットを利用する
ことが好ましい。また、図2に示すような特性は、Li
NbO3 結晶の36゜Yカット以外にも、LiTaO3
結晶などの3方晶系や、圧電セラミクス材料などでも得
られる。なお、3次高調波振動子として作用するため
に、圧電材料のポアソン比は1/3以下であることが好
ましい。要するに、圧電素子10は、厚み縦振動モード
の電気機械結合係数の値が厚み滑べり振動モードの電気
機械結合係数の値よりも充分に大きい圧電素子でること
が必要である。
【0023】次に、エネルギー閉じ込めについて説明す
る。図3は、周波数上昇形エネルギー閉じ込め構造
(a)とその分散曲線(b)を示す。また、図4は、周
波数低下形エネルギー閉じ込め構造(a)とその分散曲
線(b)を示す。図3及び図4は、「弾性波素子技術ハ
ンドブック」、日本学術振興会弾性波素子技術、第15
0委員会編、オーム社、pp82−pp89に詳しい。
図3、4において、ω0 は電極部における厚み振動波
(厚み滑べり振動波、厚み縦振動、厚みねじれ振動波を
含む)の角周波数、ω’0 は無電極部における厚み振動
波の角周波数、κは電極部における板に沿う方向の波
数、κ’は無電極部における板に沿う方向の波数であ
る。
【0024】36゜YカットLiNbO3 結晶のような
ポアソン比1/3以下での厚み縦振動波の主振動は、図
3(b)に示すように板に沿う方向の端数κ、κ’がカ
ットオフ周波数ω、ω’0 より高周波側で虚数になる。
また、これに対し、高調波では図4(b)に示すよう
に、κ、κ’がカットオフ周波数ω0 やω’0 より低周
波側で虚数となる。すなわち、図4(a)の構造とした
場合、高調波はω0 からω’0 の範囲で、κが実数、
κ’が虚数となる境界条件が成立し、電極部へのエネル
ギー閉じ込めが可能である。しかしながら、主振動では
図4(c)に示すように、κが実数、κ’が虚数となる
境界条件が成立せず、電極部より振動エネルギーを取り
出すことが困難になる。主振動のエネルギーが閉じ込め
を行うには、ω’0 を下げ、κが実数、κ’が虚数とな
る境界条件を作る必要があり、その手法として図3
(a)のような構造となる。
【0025】以上のように、図3及び図4から、主共振
と高調波は、その振動エネルギーの閉じ込め形の違いに
より、いずれか一方のエネルギーの閉じ込めを行った場
合、それと異なる振動エネルギーの閉じ込めが必要な振
動波は電極外へ漏洩し、その振動が抑圧される。よっ
て、圧電素子10を厚み縦振動モードで動作させ、かつ
電極配置を図4(a)に示すようにすることで、高調波
が電極部に閉じ込められ、主共振の振動は無電極部へ漏
洩し抑圧される。すなわち、図1の電極構成は、図4
(a)に示す電極構成に基づく。
【0026】図5は、図1に示す36゜YカットLiN
bO3 結晶の圧電振動子の主共振並びに3次及び5次高
調波の共振特性を示すグラフである。前述したように、
圧電素子10は36゜YカットLiNbO3 結晶であ
る。図中、横軸は周波数、縦軸は減衰量を示し、縦軸の
下方向に減衰量が大となる。また、特性曲線中、上向き
のピークを持つ曲線は周波数特性を示し、下向きのピー
クを持つ曲線は位相特性を示す。主共振の周波数特性上
のピークP1は、3次高調波のピークP3及び5次高調
波のピークP5よりも相当に小さい(減衰している)。
これは、前述したように、高調波が電極部に閉じ込めら
れ、主共振の振動は無電極部へ漏洩し抑圧されることを
示している。5次高調波のピークP5は3次高調波と同
様に励振が大きいが、発振回路の利得が高周波側で低下
することを利用すれば、同調回路等の特別な回路を付け
なくても3次の発振が可能である。
【0027】次に、図1に示す駆動電極11、12の圧
電素子10(36゜YカットLiNbO3 結晶)の厚み
に対する大きさと共振抵抗及びQ値との関係について、
図6を参照して説明する。図6は、この関係を示すグラ
フである。図6の横軸は図1に示す駆動電極長lと圧電
素子10の厚みHとの比l/Hを示す。なお、電極長l
は各駆動電極11、12の幅lW と長さlL とが等しい
場合(l=lW =lL)である。図6の左側の縦軸は共
振抵抗Rsを示し、右側の2つの縦軸はそれぞれQ値と
容量比rを示す。なお、容量比rは、圧電振動子の等価
回路上、並列接続されたコンデンサの比を表す。共振抵
抗Rs、Q値及び容量比rが所望の値となるようなl/
Hを選択すればよい。図6から、比l/Hが2以上であ
れば、3次高調波の共振抵抗Rsは1次高調波のそれよ
りも充分に小さく、またQ値及び容量比rも実用上要求
される条件を充分に満足する値である。
【0028】次に、圧電素子10の自由振動長と共振抵
抗との関係について説明する。図7は図1に示す圧電振
動子を矢印Aから見た正面図である。なお、図面を簡単
にするために、電極11及び12は省略してある。圧電
振動子を基板等に搭載する場合には、Agペースト等の
導電性接着剤層15及び16を用いる。導電性接着剤層
15及び16はそれぞれ、図1に示す電極11及び12
に接触している。導電性接着剤層15及び16はそれぞ
れ、固定部15a及び16aを有する。この固定部15
a及び16aが基板に接触し、圧電振動子を基板上に支
持する。この固定部15a及び16aを設けたことで、
圧電素子10が自由に振動できる部分の長さLF (自由
振動長)と共振抵抗Rsとの関係は図8に示すようにな
る。
【0029】図8において、横軸は比LF /Hを示し、
縦軸は共振抵抗を示す。また、圧電素子10は36゜Y
カットLiNbO3 結晶である。比LF /Hが少なくと
も3.5以上あれば、3次高調波の共振抵抗Rsは充分
に小さい。この時の1次共振の共振抵抗Rsは極めて大
きい。なお、測定の関係上、3.5よりも小さい比L F
/Hの場合の共振抵抗Rsは得られていないが、図8の
特性曲線から、3.5以下の場合、例えばLF /H=2
であっても、3次高調波の共振抵抗Rsは実用上問題は
ない。前述した図6に示すl/H=2において、共振抵
抗Rsは充分に小さいことからも判る。
【0030】なお、図8から、自由振動長LF が3.5
Hから4Hの範囲では1次共振の共振抵抗Rsは相当に
大きいので、この範囲であれば、不要振動である1次共
振(主共振)を充分に抑圧することができる。次に、圧
電素子の端部と電極の幅方向端部との間の距離とスプリ
アスとの関係について説明する。
【0031】図9、10及び11の(a)はそれぞれ、
測定で使用した圧電振動子の平面図である。図9(a)
に示す圧電振動子は、正方形の圧電素子(36゜Yカッ
トLiNbO3 結晶)の対角線上に駆動電極を有する。
図10(a)に示す圧電振動子は、図9(a)の圧電素
子の対向する2つのコーナーを削ったような形状を有す
る。図11(a)に示す圧電振動子は、図10(a)に
示す圧電素子の対向する2つのコーナーを更に削ったよ
うな形状を有する。
【0032】図9、10及び11の(b)はそれぞれ、
対応する圧電振動子の周波数及び位相特性を示す図であ
る。なお、これらの図中、横軸は周波数を示し、縦軸は
減衰量を示す。図9(b)に示すように、圧電素子の端
部と電極の幅方向端部との距離が1.5H(Hは圧電素
子の厚み)の場合には、スプリアスはまったくなく、周
波数特性及び位相特性は極めて良い。
【0033】図10(a)の圧電振動子では、距離をそ
れぞれ0.7H及び0.8Hとしている。この場合の周
波数特性及び位相特性には、図10(b)に示すよう
に、○で囲んだ部分に小さなスプリアスSpが存在す
る。図11(a)の圧電振動子では、距離をそれぞれ
0.4H及び0.9Hと設定している。図11(b)に
示すように、○で囲んだ部分にかなりの大きさのスプリ
アスSpが観測されている。よって、36゜YカットL
iNbO3 結晶の場合には少なくとも、幅方向駆動電極
端部から圧電素子の端部までの距離を0.4H以上の長
さとすることで、スプリアスの少ない共振が得られる。
【0034】なお、図9、10及び11では実験の都合
上、駆動電極が圧電素子の対角線上に位置する圧電振動
子であるが、図1に示すような構成であっても同様のこ
とが言える。 図12は、図10又は図11の構成で、
駆動電極の幅lが圧電素子(36゜YカットLiNbO
3 結晶)の厚み2倍(l=2H)の場合における圧電素
子の幅比W/Hと共振抵抗Rsとの関係を示す図であ
る。圧電素子の幅Wが3.5H以上あれば、共振抵抗R
sは約80オームより小さくなり、共振抵抗によるQ値
の低下を避けることができる。
【0035】以上、36゜YカットLiNbO3 結晶を
用いた場合の測定結果を示したが、他の圧電材料を用い
た場合でも同様の傾向を示すので、各々の圧電材料毎に
同様に好ましいパラメータ値を選択することができる。
以上の通り、従来のような同調回路を必要とせず、か
つ、加工が容易で安価な高調波圧電振動子が得られる。
【0036】次に、図1に示す圧電振動子(以下、圧電
振動子20という)を用いた圧電振動子デバイスについ
て説明する。図13は、圧電振動子20を有する圧電振
動子デバイスの第1の構成例の一部切欠き部分を含む斜
視図である。図示する圧電振動子デバイスは、チップ化
されたデバイスである。図1に示すように構成された圧
電振動子20はアルミナ(Al23 )等のセラミック
の基板21上に搭載され、前述のAgペースト等の導電
性接着剤層15及び16で、基板21上に形成された配
線パターンに電気的に接続されるとともに、基板21上
に支持されている。圧電振動子20を封止するように、
キャップ23が設けられている。キャップ23は、絶縁
性接着剤層22で基板21上に固定されている。絶縁性
接着剤としては、例えばエポキシ系接着剤がある。ま
た、低融点ガラスを用いても良い。キャップ23は、ア
ルミナや耐熱プラスチック等で形成されている。
【0037】図14は、図13中の各部を詳細に示す図
であり、(a)図はキャップ23を取り外した状態の上
面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。また、
図15は、図13及び14に示す圧電振動子デバイスの
等価回路図である。基板21上には、配線パターン(上
面導体層)24及び25が形成されている。配線パター
ンは、例えばAg−PdやAg−Pt等の導体の厚膜で
ある。この配線パターン24及び25上には圧電振動子
20が搭載され、導電性接着剤層15及び16で基板2
1上にギャップを持って支持されるとともに、引き出し
電極13及び14(14は図示なし)を介して駆動電極
11及び12(12は図示なし)にそれぞれ電気的に接
続されている。なお、圧電素子10の下面の駆動電極1
2に接続される引き出し電極14は、上面まで引き延ば
され上面の引き出し電極14aと導電性接着剤層15に
接続されている。
【0038】基板21の対向する側面には、導電性膜が
設けられたスルーホール26及び27が形成されてい
る。また、基板21の下面には、外部接続用電極として
機能する配線パターン(下面導体層)30及び31が設
けられている。配線パターン30及び31は例えば導体
厚膜であり、スルーホール26及び27を介して配線パ
ターン24及び25に電気的に接続されている。また、
基板21の別の対向する側面には、スルーホール28及
び29が設けられている。このスルーホール28及び2
9は、第1の構成例では特別な意味を持たないので省略
可能である。ただし、このスルーホール28及び29を
設けることで、いろいろなタイプのデバイスで基板を共
通化することができる。
【0039】図15は、図13及び図14に示す圧電振
動子デバイスの等価回路図である。基板21の下面に設
けられた配線パターン30及び31が、外部接続用端子
として機能する。図16は、圧電振動子20を有する圧
電振動子デバイスの第2の構成例を示す図である。図1
6(a)は、キャップを取り除いた状態の圧電振動子デ
バイスの上面図、図16(b)は側面図、図16(c)
は下面図である。なお、図16において、前述した構成
要素と同一のものには同一の参照番号を付している。図
16に示す圧電振動子デバイスは、図17の等価回路図
に示すように、圧電振動子20に接続されるコンデンサ
(負荷容量)C1及びC2を内蔵したことを特徴とす
る。
【0040】基板21は、上面中央部分に導体の厚膜等
で形成される配線パターン43を有する。この配線パタ
ーン43は、導体48及び49が形成されたスルーホー
ル50及び51を介して、基板21の下面中央部分に形
成された配線パターン(下面導体)51に接続されてい
る。この配線パターン51は、グランド電位等の基準電
位を受ける外部接続用端子として機能する。配線パター
ン43上及び基板21の上面部分に、誘電体厚膜40が
形成されている。誘電体厚膜40は、例えばTiBaO
3 、PZT、BTO等の強誘電体からなる。誘電体厚膜
40の対向する上面部分には、導体の厚膜等で形成され
る配線パターン46及び47が形成されている。この配
線パターン46及び47はそれぞれ、基板21上に形成
された配線パターン24及び25にそれぞれ接続されて
いる。よって、誘電体厚膜40上の配線パターン46及
び47はそれぞれ、基板21の下面に形成された配線パ
ターン30及び31に接続されている。
【0041】圧電素子20の引き出し電極13及び14
aは、それぞれ導電性接着剤層41及び42により配線
パターン46及び47に接続されるとともに、誘電体厚
膜40上にギャップをもって支持されている。誘電体厚
膜40、配線パターン43及び46で図17に示すコン
デンサC1が形成され、導電体厚膜40、配線パターン
43及び47でコンデンサC2が形成される。なお、図
13に示すキャップ23と同様のキャップが、絶縁性接
着剤で基板21上に取り付けられる。
【0042】以上のように、負荷容量C1及びC2を内
蔵した小型で高い発振周波数の圧電振動子デバイスが提
供できる。次に、圧電振動子20を有する圧電振動子デ
バイスの第3の構成例を、図18を参照して説明する。
図18(a)は、キャップを取り除いた状態の圧電振動
子デバイスの第3の構成例の上面図、図18(b)は側
面図、図18(c)は下面図である。なお、図18にお
いて、前述した構成要素と同一のものには同一の参照番
号を付している。図18に示す圧電振動子デバイスは、
図17の等価回路図を、図16に示す構成とは別の構成
で実現することを特徴とする。
【0043】基板51は、例えばTiBaO3 、PZ
T、BTO等の強誘電体からなる。この基板51の上面
には、配線パターン24及び25が構成されるととも
に、これらに各々接続されるAg−PdやAg−Pt等
の導体厚膜の配線パターン52及び53が形成されてい
る。振動素子20は、導電性接着剤層15及び16で配
線パターン52及び53に接続されると共に、強誘電体
基板51上にギャップをもって支持されている。強誘電
体基板51と配線パターン45及び52で図17に示す
コンデンサC1が形成され、強誘電体基板51と配線パ
ターン45及び53でコンデンサC2が形成される。
【0044】図18に示す構成は、図16に示す構成よ
りも薄型化が可能である。次に、圧電振動子20を有す
る圧電振動子デバイスの第4の構成例を、図19及び図
20を参照して説明する。第4の構成例は、いわゆるリ
ードレスチップキャリア構造を有し、図15に示す等価
回路を有する。樹脂やセラミクス等のチップキャリア
(基板)61は階段状の凹部を有し、ここに圧電振動子
20が収容される。圧電振動子20を取り付け、かつそ
の状態でその下面にギャップ61aができるように、チ
ップキャリア61内部の凹部は階段状になっている。導
体厚膜又はメッキ等の配線パターン64及び65が、チ
ップキャリア61の内部から側面を通り下面まで延びて
いる。チップキャリア61の内側にある配線パターン6
4の部分は導電性接着剤層66で圧電振動子20の一方
の引き出し電極に接続され、チップキャリア61の内側
にある配線パターン65の部分は導電性接着剤層67で
圧電振動子20の他方の引き出し電極に接続されてい
る。チップキャリア61の下面にある配線パターン64
の部分及び65の部分は、外部接続用端子として機能す
る。板状のキャップ62は、絶縁性接着剤層63でチッ
プキャリア61上に固定されている。
【0045】次に、圧電振動子20を有する圧電振動子
デバイスの第5の構成例を、図21及び図22を参照し
て説明する。第5の構成例は、第4の構成例をベースと
し、図17に示す等価回路を実現するものである。な
お、図21及び22中、図19及び図20と同一の構成
要素には同一の参照番号を付してある。
【0046】誘電体で形成されたチップキャリア61上
に、例えばTiBaO3 、PZT、BTO等の強誘電体
で形成されたキャップ71が設けられている。キャップ
71の上面には導体厚膜等の配線パターン(電極)72
が設けられ、下面には導体厚膜等の配線パターン76及
び77が設けられている。チップキャリア61の下面に
は導体厚膜等の配線パターン75が形成され、接続用導
体パターン75で配線パターン72と接続されている。
配線パターン76は配線パターン64に接続され、配線
パターン77は配線パターン65に接続されている。
【0047】強誘電体キャップ71と配線パターン72
及び76で図17に示すコンデンサC1が形成され、強
誘電体キャップ71と配線パターン72及び77で図1
7に示すコンデンサC2が形成される。また、チップキ
ャリア71も誘電体で形成されており、チップキャリア
71と配線パターン64及び74、またチップキャリア
71と配線パターン65及び74でもコンデンサが形成
される。
【0048】次に、圧電振動子20を有する圧電振動子
デバイスの第6の構成例を、図23を参照して説明す
る。前述の第1ないし第5の構成例が表面実装タイプで
あったのに対し、第6の構成例は圧電振動子20を挿入
部品として利用するものである。図22に示すデバイス
は、シングル・インライン・パッケージ構成である。
【0049】負荷容量付キャップ81は、アルミナ等の
基板82、櫛形の対向電極83及び2つの強誘電体膜8
4を有する。強誘電体膜84は、前述の場合と同様、T
iBaO3 、PZT、BTO等からなる。櫛形の対向電
極83は基板82の下面上に形成され、対向電極の下側
に強誘電体膜84が形成されている。強誘電体膜84の
下面上には、Agペースト等の導電性接着剤層86を用
いて圧電振動子20がギャップを介して支持されてい
る。
【0050】3本のリードフレーム87は、モールドケ
ース89の貫通部分を介して外部に露出している。リー
ドフレーム87の外部に露出した部分には、はんだメッ
キ88が施されている。リードフレーム87は、はシー
ル部材85でモールドケース89内部に固定されてい
る。また、リードフレーム87のインナー部分は幅広に
形成されており、この部分で圧電振動子20を支持して
いる。
【0051】図24は、前述した圧電振動子デバイスを
具備する回路装置であるICカード90を示す図であ
る。ICカードはPCMCIA規格等で規定されてお
り、樹脂等のケース内に配線基板、搭載部品、集積回路
等が収容されており、例えば、幅55mm、長さ85m
m、厚み5mmの大きさを有する。ICカードは電子機
器内に挿入されて使用される。ICカードと同様のカー
ドとしてメモリカードがある。
【0052】図24に示すICカード90は、樹脂等の
ケース92内に配線基板91及び本発明の圧電振動子デ
バイス100並びにマイクロコンピュータやメモリ等の
電子部品93を有する。また、コンピュータ本体との接
続用に、ソケット94を有する。厚みHは5mm以下で
ある。この点で、ICカード90は通常の回路基板とは
異なる。なお、便宜上、回路基板91上の配線パターン
の図示は省略してある。圧電振動子デバイス100は、
マイクロコンピュータ93の動作を規定するクロック信
号を生成するために用いられる。
【0053】なお、回路装置はICカードに限られず、
通常の回路基板でも同様に構成できる。以上、本発明の
実施例を説明した。本発明は上記実施例に限定されず、
他の実施例や種々の変形例等を含む。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6に記
載の発明によれば、同調回路を必要とせず、かつ、加工
が容易で安価な高調波圧電振動子を提供することができ
る。また、請求項7〜22に記載の発明によれば、同調
回路を必要とせず、かつ、加工が容易で安価な上記高調
波振動子を有する圧電振動子デバイスを提供することが
できる。
【0055】更に、請求項23〜26に記載の発明によ
れば、上記圧電振動子デバイスを有する回路装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を示す斜視図である。
【図2】36゜YカットLiNbO3 結晶のX軸方向の
回転角と結合係数との関係を示すグラフである。
【図3】周波数上昇形エネルギー閉じ込め構造とその分
散曲線を示す図である。
【図4】周波数低下形エネルギー閉じ込め構造とその分
散曲線を示す図である。
【図5】主共振及び高調波の共振特性を示す図である。
【図6】駆動電極の大きさと共振抵抗、Q値及び容量比
との関係を示すグラフである。
【図7】圧電振動子の固定と自由振動部を示す図であ
る。
【図8】圧電振動子の自由振動長と共振抵抗との関係を
示す図である。
【図9】圧電素子の端部と電極の幅方向端部との距離が
周波数特性及び位相特性に与える影響を示す図である。
【図10】圧電素子の端部と電極の幅方向端部との距離
が周波数特性及び位相特性に与える影響を示す図であ
る。
【図11】圧電素子の端部と電極の幅方向端部との距離
が周波数特性及び位相特性に与える影響を示す図であ
る。
【図12】圧電振動子幅比と共振抵抗との関係を示すグ
ラフである。
【図13】本発明の圧電振動子を有する圧電振動子デバ
イスの第1の構成例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図14】図13に示す圧電振動子デバイスでキャップ
を取り除いた状態を示す図である。
【図15】図13及び図14に示す圧電振動子デバイス
の等価回路図である。
【図16】本発明の圧電振動子を有する圧電振動デバイ
スの第2の構成例を示す図である。
【図17】図16に示す圧電振動子デバイスの等価回路
図である。
【図18】本発明の圧電振動子を有する圧電振動子デバ
イスの第3の構成例を示す図である。
【図19】本発明の圧電振動子を有する圧電振動子デバ
イスの第4の構成例を示す斜視図である。
【図20】図19に示す圧電振動子デバイスの断面図で
ある。
【図21】本発明の圧電振動子を有する圧電振動子デバ
イスの第5の構成例を示す斜視図である。
【図22】図21に示す圧電振動子デバイスの断面図で
ある。
【図23】本発明の圧電振動子を有する圧電振動子デバ
イスの第6の構成例を示す分解斜視図である。
【図24】本発明の圧電振動子デバイスを有するICカ
ードの一部切り欠き斜視図である。
【図25】水晶振動子の3次高調波を利用した従来の発
振回路である。
【符号の説明】
10 圧電素子 11、12 電極 13、14 引き出し電極

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み縦振動モードの電気機械結合係数の
    値が厚み滑べり振動モードの電気機械結合係数の値より
    も充分に大きい圧電素子と、 該圧電素子の厚み縦振動の高調波エネルギーを閉じ込め
    るように配置された一対の電極とを有することを特徴と
    する圧電振動子。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子は、36゜YカットLiN
    bO3 結晶であり、前記一対の電極の各々は、前記圧電
    素子の厚みをHとすると、少なくとも2Hの長さ及び幅
    を有することを特徴とする請求項1記載の圧電振動子。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子は、36゜YカットLiN
    bO3 結晶であり、 前記圧電素子が自由振動する長さは、該圧電素子の厚み
    をHとすると、少なくとも3.5Hの長さ及び幅を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の圧電振動子。
  4. 【請求項4】 前記圧電素子は、36゜YカットLiN
    bO3 結晶であり、 前記一対の電極の各々の端部と前記圧電素子の端部との
    幅方向の距離は、前記圧電素子の厚みをHとすると、少
    なくとも0.4Hであることを特徴とする請求項1記載
    の圧電振動子。
  5. 【請求項5】 前記一対の電極の各々は、前記圧電素子
    の対向する面のほぼ中央に位置していることを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれか一項記載の圧電振動子。
  6. 【請求項6】 前記高調波エネルギーは、3次高調波エ
    ネルギーであることを特徴とする請求項1ないし5記載
    の圧電振動子。
  7. 【請求項7】 外部接続用電極が形成された基板と、 該基板上に搭載された圧電素子とを有し、 該圧電素子は、厚み縦振動モードの電気機械結合係数の
    値が厚み滑べり振動モードの電気機械結合係数の値より
    も充分に大きい圧電素子と、該圧電素子の厚み縦振動の
    高調波エネルギーを閉じ込めるように配置された一対の
    電極とを有し、該一対の電極は前記外部接続用電極に接
    続されていることを特徴とする圧電振動子デバイス。
  8. 【請求項8】 前記基板は前記外部接続用電極に接続す
    る配線パターンを有し、 前記圧電素子の一対の電極は、導電性接着剤で該配線パ
    ターン上に支持されていることを特徴とする請求項7記
    載の圧電振動子デバイス。
  9. 【請求項9】 前記圧電振動子デバイスは更に、前記基
    板上に設けられたコンデンサを有し、 前記一対の電極は該コンデンサを介して前記外部接続用
    電極に接続されていることを特徴とする請求項7記載の
    圧電振動子デバイス。
  10. 【請求項10】 前記コンデンサは、前記基板上に設け
    られた誘電体膜を含むことを特徴とする請求項9記載の
    圧電振動子デバイス。
  11. 【請求項11】 前記基板は誘電体基板であり、前記一
    対の電極は該誘電体基板を介して電気的に前記外部接続
    用電極に接続されていることを特徴とする請求項7記載
    の圧電振動子デバイス。
  12. 【請求項12】 前記外部接続電極は、前記圧電振動子
    が設けられている前記基板の面に対向する面に設けられ
    ていることを特徴とする請求項7記載の圧電振動子デバ
    イス。
  13. 【請求項13】 前記外部接続電極は、前記基板の側面
    に設けられていることを特徴とする請求項7記載の圧電
    振動子デバイス。
  14. 【請求項14】 前記基板は凹部を有し、前記圧電振動
    子は該凹部内に設けられていることを特徴とする請求項
    7記載の圧電振動子デバイス。
  15. 【請求項15】 前記圧電振動子デバイスは、前記基板
    上に設けられ、前記圧電振動子を封止するキャップを有
    することを特徴とする請求項7ないし14のいずれか一
    項記載の圧電振動子デバイス。
  16. 【請求項16】 前記圧電振動子デバイスは、前記基板
    上に設けられ、前記圧電振動子を封止する誘電体のキャ
    ップを有し、前記一対の電極は該誘電体基板を介して電
    気的に前記外部接続用電極の一部に接続されていること
    を特徴とする請求項7記載の圧電振動子デバイス。
  17. 【請求項17】 前記配線パターンは、櫛形電極を含む
    ことを特徴とする請求項8記載の圧電振動子デバイス。
  18. 【請求項18】 前記外部接続用電極は複数のリードを
    有することを特徴とする請求項17記載の圧電振動子デ
    バイス。
  19. 【請求項19】 前記複数のリードは、シングル−イン
    −ライン配列であることを特徴とする請求項18記載の
    圧電振動子デバイス。
  20. 【請求項20】 前記圧電振動子デバイスは更に、前記
    基板を支持するモールドパッケージを有することを特徴
    とする請求項19記載の圧電振動子デバイス。
  21. 【請求項21】 前記圧電素子は、36゜YカットLi
    NbO3 結晶であることを特徴とする請求項7ないし2
    0のいずれか一項記載の圧電振動子デバイス。
  22. 【請求項22】 前記高調波エネルギーは3次高調波エ
    ネルギーであることを特徴とする請求項7ないし21の
    いずれか一項記載の圧電振動子デバイス。
  23. 【請求項23】 配線パターンを有する回路基板と、 該回路基板上に搭載され、前記配線パターンに接続する
    回路素子と、 前記回路基板上に搭載され、前記回路バターンに接続す
    る圧電振動子デバイスと、 前記配線パターンに接続さ
    れる外部端子とを有し、 前記圧電振動子デバイスは、外部接続用電極が形成され
    た基板と、該基板上に搭載された圧電素子とを有し、 該圧電素子は、厚み縦振動モードの電気機械結合係数の
    値が厚み滑べり振動モードの電気機械結合係数の値より
    も充分に大きい圧電素子と、該圧電素子の厚み縦振動の
    高調波エネルギーを閉じ込めるように配置された一対の
    電極とを有し、 該一対の電極は前記外部接続用電極に接続されているこ
    とを特徴とする回路装置。
  24. 【請求項24】 前記回路装置は、前記回路基板の周囲
    を覆うケースを有することを特徴とする請求項23記載
    の回路装置。
  25. 【請求項25】 前記圧電素子は、36゜YカットLi
    NbO3 結晶であることを特徴とする請求項23または
    24記載の回路装置。
  26. 【請求項26】 前記高調波エネルギーは3次高調波エ
    ネルギーであることを特徴とする請求項23ないし25
    のいずれか一項記載の回路装置。
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