JPH08242157A - スイッチング装置 - Google Patents

スイッチング装置

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JPH08242157A
JPH08242157A JP7044326A JP4432695A JPH08242157A JP H08242157 A JPH08242157 A JP H08242157A JP 7044326 A JP7044326 A JP 7044326A JP 4432695 A JP4432695 A JP 4432695A JP H08242157 A JPH08242157 A JP H08242157A
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JP
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resistor
fet
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transistor
current
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JP7044326A
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English (en)
Inventor
Manabu Hayakawa
学 早川
Kenzo Hirano
健三 平野
Makoto Shichi
信 志知
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源投入時のフラッシュオン現象を簡単な構
成で防止できる上に、オフ遅延時間をも短縮できるスイ
ッチング装置を提供する。 【構成】 電源VDから負荷Lへの電流経路にドレイン
とソースが直列に接続されたFET145と、そのゲー
ト−ソース間に接続された抵抗器147と、FET14
5のゲート−ソース間に駆動電圧を与えるフォトボルカ
プラ149とを備えた出力回路1において、抵抗器14
7とFET145のゲートとの間に抵抗器3を設け、エ
ミッタとコレクタがFET145のゲート−ソース間に
接続されたトランジスタ5が、FET145の接合容量
Cgd,Cgsに抵抗器3,147を介して電流が流れると
オンするように構成する。すると、FET145のドレ
イン−ソース間に電圧の立ち上がりが発生するか、或い
はFET145への駆動電圧が停止すると、トランジス
タ5がオンしてFET145が強制的にオフされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源から負荷への電流
経路をトランジスタによりスイッチングして、負荷の通
電と非通電とを切り換えるスイッチング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のスイッチング装置
は、例えばプログラマブルコントローラにおいて、被制
御装置側へ制御信号を出力するための出力回路として用
いられており、図5に示すようなものが知られている。
尚、図5に例示する各出力回路は、出力用トランジスタ
としてFET(電界効果トランジスタ)を用いた場合の
ものである。
【0003】まず、図5(A)に示す出力回路101
は、電源VD及び電源VDのマイナス側に接続された負
荷としての出力検出部Lを備えた被制御装置103に接
続される、所謂ソース出力型のものである。この出力回
路101は、電源VDのプラス側と、出力検出部Lの電
源VDとは反対側と、電源VDのマイナス側とに、3つ
の端子P,O,Mを介して接続される。そして、電源V
Dのプラス側(端子P)にソースが接続されると共に出
力検出部Lの電源VDとは反対側(端子O)にドレイン
が接続されるPチャンネルのFET105と、FET1
05のソースとゲート間に接続されてFET105のゲ
ートを電源VDのプラス側にプルアップするオフ駆動用
の抵抗器107と、FET105のゲートにコレクタが
接続されると共に電源VDのマイナス側(端子M)にエ
ミッタが接続されたフォトトランジスタ109a及びフ
ォトトランジスタ109aを発光により駆動するLED
109bからなるオン駆動用のフォトカプラ109と、
フォトカプラ109のLED109bを制御結果に応じ
て発光させるマイクロコンピュータ等からなる内部回路
111と、を備えている。
【0004】そして、このソース出力型の出力回路10
1において、内部回路111がフォトカプラ109のL
ED109bを発光させていない時には、FET105
のゲートとソース間が抵抗器107によって同電位に保
持されるため、FET105がオフ状態となって、被制
御装置103側の出力検出部Lには電流が流れない。
【0005】一方、内部回路111がLED109bを
発光させると、フォトカプラ109のフォトトランジス
タ109aがオンして、抵抗器107に電流が流れ、こ
れによりFET105のゲート−ソース間に電位差が生
じて、FET105がオンする。すると、電源VDから
FET105のソースとドレインを介して出力検出部L
に電流が流れ、被制御装置103側では、出力検出部L
に電流が流れたことを検出して、内部回路111の制御
結果を検出する。
【0006】次に、図5(B)に示す出力回路121
は、電源VD及び電源VDのプラス側に接続された出力
検出部Lを備えた被制御装置123に接続される、所謂
シンク出力型のものである。この出力回路121も、電
源VDのプラス側と、出力検出部Lの電源VDとは反対
側と、電源VDのマイナス側とに、3つの端子P,O,
Mを介して接続される。そして、電源VDのマイナス側
(端子M)にソースが接続されると共に出力検出部Lの
電源VDとは反対側(端子O)にドレインが接続される
NチャンネルのFET125と、FET125のゲート
とソース間に接続されてFET125のゲートを電源V
Dのマイナス側にプルダウンするオフ駆動用の抵抗器1
27と、電源VDのプラス側(端子P)にコレクタが接
続されると共にFET125のゲートにエミッタが接続
されたフォトトランジスタ129a及びフォトトランジ
スタ129aを発光により駆動するLED129bから
なるオン駆動用のフォトカプラ129と、フォトカプラ
129のLED129bを制御結果に応じて発光させる
内部回路131と、を備えている。
【0007】そして、このシンク出力型の出力回路12
1において、内部回路131がフォトカプラ129のL
ED129bを発光させていない時には、FET125
のゲートとソース間が抵抗器127によって同電位に保
持されるため、FET125がオフ状態となって、被制
御装置123側の出力検出部Lには電流が流れない。
【0008】一方、内部回路131がLED129bを
発光させると、フォトカプラ129のフォトトランジス
タ129aがオンして、抵抗器127に電流が流れ、こ
れによりFET125のゲート−ソース間に電位差が生
じて、FET125がオンする。すると、電源VDから
出力検出部LにFET125のドレインとソースを介し
て電流が流れ、被制御装置123側では、出力検出部L
に電流が流れたことを検出して、内部回路131の制御
結果を検出する。
【0009】つまり、ソース出力型の出力回路101
は、電源VDから出力検出部Lへの電流経路を、出力検
出部Lのプラス側(ハイサイド)でスイッチングするよ
うにしており、シンク出力型の出力回路121は、電源
VDから出力検出部Lへの電流経路を、出力検出部Lの
マイナス側(ロウサイド)でスイッチングするようにし
ている。
【0010】一方、図5(C)に示す出力回路141
は、独立出力型と呼ばれるものであり、上述したソース
出力型及びシンク出力型の何れの出力形式でも使用する
ことができる。尚、図5(C)は、被制御装置143側
において出力検出部Lが電源VDのマイナス側に設けら
れた場合、即ちソース出力型の出力形式を採った場合を
示している。
【0011】この出力回路141は、電源VDのプラス
側と出力検出部Lの電源VDとは反対側とに、2つの端
子P,Oを介して接続される。そして、電源VDのプラ
ス側(端子P)にドレインが接続されると共に出力検出
部Lの電源VDとは反対側(端子O)にソースが接続さ
れるNチャンネルのFET145と、FET145のゲ
ートとソース間に接続されたオフ駆動用の抵抗器147
と、FET145のゲートからソースの方向へ向けて順
方向に且つ抵抗器147と並列に接続されたフォトダイ
オードアレイ149a及び発光によってフォトダイオー
ドアレイ149aに起電力を発生させるLED149b
からなるオン駆動用のフォトボルカプラ149と、フォ
トボルカプラ149のLED149bを制御結果に応じ
て発光させる内部回路151と、を備えている。
【0012】そして、この独立出力型の出力回路141
において、内部回路151がフォトボルカプラ149の
LED149bを発光させていない時には、FET14
5のゲートとソース間が抵抗器147によって同電位に
保持されるため、FET145がオフ状態となって、被
制御装置143側の出力検出部Lには電流が流れない。
【0013】一方、内部回路151がLED149bを
発光させると、フォトボルカプラ149のフォトダイオ
ードアレイ149aに電圧が発生し、これによりFET
145のゲート−ソース間に電位差が生じて、FET1
45がオンする。すると、電源VDからFET145の
ドレインとソースを介して出力検出部Lに電流が流れ、
被制御装置143側では、出力検出部Lに電流が流れた
ことを検出して、内部回路151の制御結果を検出す
る。
【0014】ここで、上記のような出力回路101,1
21,141では、電源VDを投入した状態で被制御装
置103,123,143を接続したとき、或いは被制
御装置103,123,143を接続した状態で電源V
Dを投入したときに、FET105,125,145が
瞬間的にオン状態となって誤出力してしまい、被制御装
置103,123,143が誤動作するという問題があ
った。
【0015】これは、出力用トランジスタとしてのFE
T105,125,145のドレイン−ソース間に、急
峻に立ち上がる電圧が印加されると、図5に示すよう
に、ゲート−ドレイン間の接合容量Cgdに、オフ駆動用
の抵抗器107,127,147を介して電流Ifが流
れ、接合容量Cgdが充電されるまでの間、FET10
5,125,145のゲート−ソース間に電位差が生じ
てFET105,125,145がオンしてしまう、所
謂フラッシュオン現象が発生するからである。
【0016】尚、図5(C)に示したような独立出力型
の出力回路141に使用されているフォトボルカプラ1
49は、駆動能力が数十μA程度と非常に小さいため、
FET145のゲート−ソース間に設けられる抵抗器1
47の抵抗値は数百kΩ以上に設定しなければならな
い。よって、特にこの場合には、僅かな電流でFET1
45のゲート−ソース間に電圧が発生してしまい、且つ
ゲート−ソース間の接合容量Cgsの放電時間が長くなる
ため、フラッシュオン現象が顕著に現れてしまう。
【0017】そこで、このようなフラッシュオン現象を
防止することのできる構成として、従来より、例えば特
開平5−37322号公報に開示されているようなもの
がある。この技術について、図5(B)に示したシンク
出力型を例に挙げて説明すると、例えば図6に示すよう
に、この技術が適用された出力回路161では、電源V
Dのプラス側に接続される端子PとFET125のソー
スとの間にコンデンサ163を接続すると共に、FET
125のソースとコンデンサ163との接続点から電源
VDのマイナス側に接続される端子Mへの経路に抵抗器
165を設け、更に、その抵抗器165と並列に、コン
デンサ163の端子間電圧が所定値以上になった場合に
抵抗器165をバイパスするためのバイパス回路167
を設けるようにしている。
【0018】そして、このように構成された出力回路1
61においては、被制御装置123が接続されるか、或
いは電源VDが投入された直後には、未充電のコンデン
サ163によってFET125のソースが電源VDのプ
ラス側と同電位になる。そしてその後は、時間の経過に
伴ってコンデンサ163が抵抗器165を介して充電さ
れていき、FET125のソース側の電圧が徐々に低下
していく。そして、更にその後、コンデンサ163の端
子間電圧が所定値以上になると、バイパス回路167が
短絡して、FET125のソースと電源VDのマイナス
側とを結ぶ経路から抵抗器165を排除するようにして
いる。
【0019】よって、この出力回路161に電源VDが
加えられた場合には、FET125のドレイン−ソース
間に加えられる電圧は、急峻でなく徐々に増加すること
となり、FET125が瞬間的にオン状態となるフラッ
シュオン現象が防止される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の出力回路161では、電流経路に設けられた抵抗器
165をバイパスするためのバイパス回路167が必要
であり、通常このバイパス回路167は、リレーやトラ
ンジスタによって構成される。
【0021】そして、バイパス回路167をリレーで構
成した場合には、それだけで装置が大型化してしまう。
また、バイパス回路167をトランジスタで構成した場
合にも、そのトランジスタとしては、出力用トランジス
タ(上記例ではFET125)と同等以上の通電能力を
有するものを使用しなければならず、特に負荷としての
出力検出部Lの抵抗値が小さい場合や電源VDの電圧が
大きな場合等、通電電流が大きい場合に、やはり装置が
大型化してしまう。
【0022】一方、上記従来の出力回路101,12
1,141,161では、FET105,125,14
5がオン状態からオフするまでの時間、即ちオフ遅延時
間が大きいという問題もある。ここで、オフ遅延時間に
ついて、図5(C)に示した独立出力型の場合を例に挙
げて図7及び図2を用いて説明する。
【0023】まず、FET145をオン状態からオフさ
せる時には、内部回路151はLED149bの発光を
停止し、フォトダイオードアレイ149aでの電圧発生
を停止させる。すると、図7(A)の2つの矢印に示す
ように、まず、FET145のゲート−ソース間の接合
容量Cgsとゲート−ドレイン間の接合容量Cgdとが抵抗
器147を介して放電され、FET145のゲート−ソ
ース間電圧が所定のオフ電圧にまで低下して、FET1
45のドレイン−ソース間電圧が大きくなる(即ちオン
状態からオフ状態へ変化し始める)。ところがこの時、
ドレイン−ソース間電圧の立ち上がり変化によって、図
7(B)の矢印に示すように、ゲート−ドレイン間の接
合容量Cgdに抵抗器147を介して電流が流れ、ゲート
−ソース間の接合容量Cgsの放電が妨げられる。
【0024】つまり、オフ遅延時間は、図2におけるT
Dで示すように、FET145の接合容量Cgs及び接合
容量Cgdが放電して、FET145のゲート−ソース間
電圧Vgsが所定のオフ電圧Vthに低下するまでの時間T
1と、FET145のドレイン−ソース間電圧の立ち上
がり変化によってゲート−ドレイン間の接合容量Cgdが
充電され、接合容量Cgsの放電が妨げられている時間T
2との和になるのであるが、上記従来の出力回路10
1,121,141,161では、このオフ遅延時間T
Dが大きいため、より高速のスイッチング動作を実現す
ることができなかったのである。
【0025】尚、上記各問題は、出力用トランジスタと
してFETを使用した場合だけではなく、バイポーラト
ランジスタを用いた場合、或いはFETとバイポーラト
ランジスタとを複合化して両者の特徴を合せ持つように
形成されたIGBT(Insulated−Gate
Bipolar Transistor)を用いた場合
についても全く同様である。
【0026】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、簡単な構成でフラッシュオン現象を防止でき
る上に、オフ遅延時間を短縮して高速のスイッチング動
作が可能なスイッチング装置を提供することを目的とし
ている。
【0027】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の本発明は、電源から所定
の負荷へ電流を供給するための電流経路に、ドレインと
ソース又はコレクタとエミッタからなる2つの出力端子
が直列に接続された出力用トランジスタと、該出力用ト
ランジスタのゲート又はベースからなる駆動端子に所定
の駆動電圧又は駆動電流を供給して、該出力用トランジ
スタをオンさせる駆動手段と、該駆動手段と前記駆動端
子との間に一端が接続され、他端が前記2つの出力端子
のうちソース又はエミッタに接続されたオフ駆動用抵抗
器と、を備えたスイッチング装置において、前記オフ駆
動用抵抗器と前記駆動端子との間の経路に設けられ、前
記出力用トランジスタにおける前記駆動端子と前記各出
力端子との間の容量成分に、前記オフ駆動用抵抗器を介
して電流が流れたか否かを検出する電流検出手段と、該
電流検出手段により前記電流が流れていると検出されて
いるときに、前記駆動端子の電圧を前記出力用トランジ
スタがオフする電圧レベルに強制的に保持する電圧制御
手段と、を備えたことを特徴とするスイッチング装置を
要旨としている。
【0028】また、請求項2に記載の本発明は、請求項
1に記載のスイッチング装置において、前記電流検出手
段及び前記電圧制御手段は、前記オフ駆動用抵抗器と前
記駆動端子との間の経路に直列に接続された電流検出用
抵抗器と、前記容量成分に前記電流検出用抵抗器及び前
記オフ駆動用抵抗器を介して電流が流れたときに発生す
る前記電流検出用抵抗器の両端電位差が所定値以上であ
るときに、前記出力用トランジスタの駆動端子を前記2
つの出力端子のうちソース又はエミッタに短絡させる第
2のトランジスタと、からなることを特徴とするスイッ
チング装置を要旨としている。
【0029】そして、請求項3に記載の本発明は、請求
項2に記載のスイッチング装置において、前記電流検出
用抵抗器に対して並列に、且つ、前記駆動手段による前
記駆動端子への駆動電圧又は駆動電流の供給方向を順方
向として、ダイオードを接続したこと、を特徴とするス
イッチング装置を要旨としている。
【0030】
【作用及び発明の効果】上記のように構成された請求項
1に記載のスイッチング装置においては、電源から所定
の負荷へ電流を供給するための電流経路に、出力用トラ
ンジスタのドレインとソース又はコレクタとエミッタか
らなる2つの出力端子が直列に接続されており、駆動手
段が、出力用トランジスタのゲート又はベースからなる
駆動端子に所定の駆動電圧又は駆動電流を供給して、出
力用トランジスタをオンさせる。すると、電源から負荷
へ、出力用トランジスタの2つの出力端子を介して電流
が流れる。
【0031】また、駆動手段が駆動電圧又は駆動電流の
供給を停止すると、出力用トランジスタの駆動端子(ゲ
ート又はベース)と、2つの出力端子のうちソース又は
エミッタとが、オフ駆動用抵抗器によって同電位に保持
されるため、出力用トランジスタがオフ状態となって、
負荷への通電が停止する。
【0032】つまり、請求項1に記載のスイッチング装
置においては、駆動手段の動作・非動作に応じて出力用
トランジスタがオン・オフされ、このトランジスタのス
イッチング動作によって負荷への通電と非通電とが制御
される。ここで、オフ駆動用抵抗器と出力用トランジス
タの駆動端子との間の経路には、電流検出手段が設けら
れており、この電流検出手段は、出力用トランジスタに
おける駆動端子と各出力端子との間の容量成分(接合容
量)に、オフ駆動用抵抗器を介して電流が流れたか否か
を検出する。そして、電流検出手段によって前記電流が
流れていると検出されているときに、電圧制御手段が、
出力用トランジスタの駆動端子の電圧を、当該トランジ
スタがオフする電圧レベルに強制的に保持する。
【0033】このような請求項1に記載のスイッチング
装置において、電源の投入時や高周波ノイズの発生時
等、出力用トランジスタの2つの出力端子間に急峻に立
ち上がる電圧が印加されると、出力用トランジスタの駆
動端子(ゲート又はベース)と出力端子のうちドレイン
又はコレクタとの間の容量成分に、オフ駆動用抵抗器を
介して充電電流が流れ、この電流によって駆動端子と出
力端子のうちソース又はエミッタとの間(オフ駆動用抵
抗器の両端)に電位差が発生して、出力用トランジスタ
がオンしようとする。
【0034】ところが、出力用トランジスタの容量成分
にオフ駆動用抵抗器を介して電流が流れると、その電流
が電流検出手段によって検出され、電圧制御手段が、駆
動端子の電圧を出力用トランジスタがオフする電圧レベ
ルに強制的に保持するため、出力用トランジスタがオン
してしまうことが防止される。
【0035】従って、請求項1に記載のスイッチング装
置によれば、図6に例示した従来装置のように、出力用
トランジスタの出力端子と電源及び負荷とを結ぶ電流経
路に追加部品を全く設ける必要なく、フラッシュオン現
象を防止することができ、装置の大型化を招くことな
く、信頼性を向上させることができる。
【0036】そして更に、請求項1に記載のスイッチン
グ装置によれば、出力用トランジスタのオフ遅延時間を
も短縮することができる。つまり、出力用トランジスタ
をオン状態からオフさせるために、駆動手段が駆動電圧
又は駆動電流の供給を停止すると、出力用トランジスタ
の駆動端子(ゲート又はベース)とソース又はエミッタ
との間の容量成分には、それまで充電されていた電荷を
放電するための放電電流が、オフ駆動用抵抗器を介して
流れる。すると、その放電電流が電流検出手段によって
検出され、電圧制御手段が、駆動端子の電圧を出力用ト
ランジスタのオフする電圧レベルに強制的に保持するの
である。よって、駆動手段が駆動電圧又は駆動電流の供
給を停止すると、即座に出力用トランジスタがオフされ
ることとなり、これによって、出力用トランジスタのオ
フ遅延時間を極めて小さくすることができるのである。
【0037】そして、請求項1に記載のスイッチング装
置によれば、このようにオフ遅延時間を短縮することが
できるため、スイッチング動作の高速化が可能となり、
しかも、出力用トランジスタがリニアにオン状態となっ
ている時間(上述したT2)を無くすことができるた
め、トランジスタのスイッチング損失を極めて小さくす
ることができる。
【0038】次に、請求項2に記載のスイッチング装置
では、請求項1に記載のスイッチング装置において、電
流検出手段及び電圧制御手段が、オフ駆動用抵抗器と出
力用トランジスタの駆動端子との間の経路に直列に接続
された電流検出用抵抗器と、第2のトランジスタと、か
ら構成されており、第2のトランジスタは、出力用トラ
ンジスタの容量成分に電流検出用抵抗器及びオフ駆動用
抵抗器を介して電流が流れたときに発生する電流検出用
抵抗器の両端電位差が所定値以上であるときに、出力用
トランジスタの駆動端子を2つの出力端子のうちソース
又はエミッタに短絡させる。
【0039】つまり、請求項2に記載のスイッチング装
置において、出力用トランジスタの2つの出力端子間に
急峻に立ち上がる電圧が印加された時には、出力用トラ
ンジスタの駆動端子(ゲート又はベース)とドレイン又
はコレクタとの間の容量成分に、電流検出用抵抗器及び
オフ駆動用抵抗器を介して充電電流が流れる。また、駆
動手段が駆動電圧又は駆動電流の供給を停止して出力用
トランジスタをオフさせる時には、出力用トランジスタ
の駆動端子とソース又はエミッタとの間の容量成分に、
電流検出用抵抗器及びオフ駆動用抵抗器を介して電荷を
放電させるための放電電流が流れる。
【0040】よって、請求項2に記載のスイッチング装
置では、このような電流が流れたときに発生する電流検
出用抵抗器の両端電位差が所定値以上であるときに、第
2のトランジスタがオンして、出力用トランジスタの駆
動端子をソース又はエミッタに短絡させ、これによって
出力用トランジスタを強制的にオフさせるようにしてい
る。
【0041】従って、請求項2に記載のスイッチング装
置によれば、抵抗器とトランジスタを追加して設けると
いった簡単な構成によって、フラッシュオン現象の防止
と、オフ遅延時間の短縮とを達成することができ、しか
も、追加して設けるトランジスタは、負荷に流すべき通
電電流の大きさに関わらず、小さな通電能力のもので良
い。
【0042】次に、請求項3に記載のスイッチング装置
では、請求項2に記載のスイッチング装置において、電
流検出用抵抗器に対して並列に、且つ、駆動手段による
駆動端子への駆動電圧又は駆動電流の供給方向を順方向
として、ダイオードを接続するようにしており、この構
成によって、第2のトランジスタの動作感度を向上させ
て、出力用トランジスタをより素早くオフさせることが
できる。
【0043】即ち、請求項2に記載のスイッチング装置
では、電流検出用抵抗器の両端に発生した電位差に応じ
て第2のトランジスタをオンさせることにより、出力用
トランジスタを強制的にオフさせるようにしているた
め、電流検出用抵抗器に僅かな電流が流れたときにでも
第2のトランジスタをオンさせるためには、電流検出用
抵抗器の抵抗値を大きく設定することとなる。
【0044】ところが、電流検出用抵抗器の抵抗値を大
きく設定し過ぎると、駆動手段から出力用トランジスタ
の駆動端子へ供給される駆動電圧又は駆動電流が大きく
制限されてしまい、出力用トランジスタのオン遅延時間
が逆に大きくなってしまう。そこで、請求項3に記載の
スイッチング装置では、電流検出用抵抗器と並列にダイ
オードを設け、駆動手段からの駆動電圧又は駆動電流
が、電流検出用抵抗器を介すことなくダイオードを経由
して、出力用トランジスタの駆動端子へ供給されるよう
にしており、この構成によって、電流検出用抵抗器の抵
抗値を大きく設定しても、出力用トランジスタのオン遅
延時間には影響がないようにしている。
【0045】従って、請求項3に記載のスイッチング装
置によれば、第2のトランジスタの動作感度を極力大き
く設定して、フラッシュオン現象の防止とオフ遅延時間
の短縮とを、より高いレベルで達成することができる。
【0046】
【実施例】以下に本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。まず、図1は、第1実施例のプログラマ
ブルコントローラの出力回路1を表す回路図である。こ
の出力回路1は、図5(C)に示した独立出力型の従来
の出力回路141に本発明を適用したものであり、図1
において、図5(C)と同一の部材については同一の符
号を付している。そして、出力回路1の基本的構成及び
その動作については、図5(C)に示した出力回路14
1と同一であるため詳細な説明は省略し、以下、構成及
び作用の相違点を中心に説明する。
【0047】尚、図1において、(A)は、電源VDを
投入した状態で被制御装置143を出力回路1に接続す
るか、或いは被制御装置143を出力回路1に接続した
状態で電源VDを投入した場合の動作を表しており、
(B)は、FET145がオン状態からオフされる場合
の動作を表している。
【0048】図1に示すように、第1実施例の出力回路
1は、図5(C)に示した出力回路141に対して、更
に、抵抗器147とFET145のゲートとの間に接続
された電流検出用抵抗器としての抵抗器3と、FET1
45のゲートにエミッタが接続され、FET145のソ
ースにコレクタが接続され、抵抗器3と抵抗器147と
の接続点にベースが接続された、第2のトランジスタと
してのPNP形トランジスタ(以下、単にトランジスタ
という)5と、抵抗器3と抵抗器147との接続点にア
ノードが接続されると共にFET145のゲートにカソ
ードが接続されたダイオード7と、を追加して備えてい
る。
【0049】尚、本第1実施例の出力回路1において
は、フォトボルカプラ149が駆動手段に対応してお
り、抵抗器147がオフ駆動用抵抗器に対応しており、
抵抗器3とトランジスタ5が電流検出手段及び電圧制御
手段に対応している。そして、このように構成された出
力回路1において、電源VDを投入した状態で被制御装
置143を接続するか、或いは被制御装置143を接続
した状態で電源VDを投入すると、FET145の出力
端子間、即ちドレイン−ソース間に、急峻に立ち上がる
電圧が印加される。
【0050】すると、図1(A)に示すように、FET
145のゲート−ドレイン間の接合容量Cgdには、ドレ
インからゲート方向の充電電流I1が、抵抗器3及び抵
抗器147を介して流れることとなるが、この充電電流
I1によって抵抗器3の両端、即ちトランジスタ5のエ
ミッタ−ベース間に電位差が生じるため、トランジスタ
5のエミッタ−ベース間にベース電流が流れてトランジ
スタ5がオンする。
【0051】よって、このときFET145のゲート−
ソース間は、図1(A)の電流I2に示すように、トラ
ンジスタ5によってほぼ短絡されるため、FET145
がオンしてしまうことが防止される。そして、FET1
45の接合容量Cgdが充電されて充電電流I1が減少
し、抵抗器3の両端電位差が小さくなると、トランジス
タ5はオフすることとなるが、この時既に、抵抗器14
7へは電流が流れない状態となっているため、FET1
45のゲート−ソース間には電位差が生じずに、FET
145がオンしてしまうことはない。
【0052】このように、本実施例の出力回路1によれ
ば、上記のような電源投入時にFET145が瞬間的に
オンしてしまう現象、即ちフラッシュオン現象を、抵抗
器3とトランジスタ5を設けるだけで防止することがで
き、しかも、追加して設けるトランジスタ5は、出力検
出部Lに流すべき通電電流の大きさに関わらず小さな通
電能力のものでよい。また、本実施例の出力回路1によ
れば、高周波ノイズによってFET145のドレイン−
ソース間に急峻な電圧の立ち上がりが印加された場合
も、同様の動作で誤動作を防止することができる。
【0053】次に、当該出力回路1が通常作動されてお
り、FET145がオン状態からオフされる場合の動作
について説明する。まず、内部回路151がLED14
9bの発光を停止し、フォトダイオードアレイ149a
での電圧発生を停止させると、図1(B)に示すよう
に、FET145のゲート−ソース間の接合容量Cgsに
は、FET145のオン時に充電されていた電荷を放電
するための放電電流I3が、抵抗器3及び抵抗器147
を介して流れることとなる。
【0054】すると、この場合にも、接合容量Cgsの放
電電流I3によって抵抗器3の両端に電位差が生じるた
め、トランジスタ5がオンして、FET145のゲート
−ソース間がほぼ短絡される。よって、図1(B)の電
流I4に示すように、接合容量Cgsに充電されていた電
荷がトランジスタ5を介して急速に放電され、この結
果、FET145が即座にオフ状態となる。
【0055】即ち、本第1実施例の出力回路1によれ
ば、図2に示すように、内部回路151がLED149
bの発光を停止してフォトダイオードアレイ149aで
の電圧発生を停止させると(図2において制御信号:O
N→OFF)、トランジスタ5の動作遅れ時間td後に
は、FET145がオフすることとなり、これによって
FET145のオフ遅延時間が大幅に短縮される。
【0056】以上のように、本実施例の出力回路1によ
れば、FET145のフラッシュオン現象を簡単な構成
で防止することができる上に、オフ遅延時間をも、ほと
んど無視できる程度にまで短縮することができる。そし
て、これによりFET145のスイッチング動作を高速
化することができ、また、FET145がリニアにオン
状態となっている時間(図2におけるT2)を無くすこ
とができるため、FET145のスイッチング損失を低
減することができる。
【0057】尚、特に、本実施例の出力回路1に使用さ
れているフォトボルカプラ149は、駆動能力が数十μ
A程度と非常に小さいため、FET145の接合容量C
gsを速やかに充電してFET145のオン遅延時間を小
さくするためには、抵抗器147の抵抗値を数百kΩ以
上に設定しなければならない。よって、僅かな充電電流
I1でもFET145のゲート−ソース間に電圧が発生
してしまい、また、ゲート−ソース間の接合容量Cgsの
放電時間も長くなってしまうため、フラッシュオン現象
が顕著に現れてしまう上に、オフ遅延時間も大きくなっ
てしまう。
【0058】ところが、上述したように本実施例の出力
回路1では、抵抗器3及びトランジスタ5によってフラ
ッシュオン現象の防止とオフ遅延時間の短縮とを実現す
ることができるため、抵抗器147の抵抗値をできるだ
け大きく設定して、オン遅延時間を短縮することができ
る。
【0059】一方、更に、本実施例の出力回路1におい
ては、抵抗器3に対して並列に、且つ、フォトボルカプ
ラ149によるFET145のゲートへの電圧供給方向
を順方向として、ダイオード7を設けるようにしている
ため、トランジスタ5の動作感度を向上させて、FET
145をより素早くオフさせることができる。
【0060】即ち、本実施例の出力回路1では、抵抗器
3の両端に発生した電位差に応じてトランジスタ5をオ
ンさせることにより、FET145を強制的にオフさせ
るようにしているため、抵抗器3に僅かな電流I1,I
3が流れたときにでもトランジスタ5をオンさせるため
には、抵抗器3の抵抗値をできるだけ大きく設定するこ
ととなる。
【0061】ところが、抵抗器3の抵抗値を大きく設定
し過ぎると、FET145をオンさせる時に、フォトダ
イオードアレイ149aからFET145のゲート−ソ
ース間に印加される電圧及び電流が大きく制限されて接
合容量Cgsの充電が遅れてしまい、この結果、FET1
45のオン遅延時間が逆に大きくなってしまう。
【0062】そこで、本実施例の出力回路1では、抵抗
器3と並列にダイオード7を設け、フォトダイオードア
レイ149aからの電圧が、抵抗器3を介すことなくダ
イオード7を経由して、FET145のゲート−ソース
間に印加されるようにしており、この構成によって、抵
抗器3の抵抗値を大きく設定しても、接合容量Cgsを速
やかに充電させることができ、延いてはFET145を
即座にオンさせることができるようにしている。
【0063】従って、本実施例の出力回路1によれば、
抵抗器3の抵抗値を極力大きく設定することにより、フ
ラッシュオン現象の防止とオフ遅延時間の短縮とを、よ
り高いレベルで達成することができる。次に、図3は、
第2実施例のプログラマブルコントローラの出力回路1
1を表す回路図である。この出力回路11は、図5
(A)に示したソース出力型の従来の出力回路101に
本発明を適用したものであり、図3において、図5
(A)と同一の部材については同一の符号を付してい
る。そして、出力回路11の基本的構成及びその動作に
ついては、図5(A)に示した出力回路101と同一で
あるため詳細な説明は省略し、以下、構成及び作用の相
違点を中心に説明する。
【0064】尚、図3において、(A)は、電源VDを
投入した状態で被制御装置103を出力回路11に接続
するか、或いは被制御装置103を出力回路11に接続
した状態で電源VDを投入した場合の動作を表してお
り、(B)は、FET105がオン状態からオフされる
場合の動作を表している。
【0065】図3に示すように、第2実施例の出力回路
11は、図5(A)に示した出力回路101に対して、
更に、抵抗器107とFET105のゲートとの間に接
続された電流検出用抵抗器としての抵抗器13と、FE
T105のゲートにエミッタが接続され、FET105
のソースにコレクタが接続され、抵抗器13と抵抗器1
07との接続点にベースが接続された、第2のトランジ
スタとしてのNPN形トランジスタ(以下、単にトラン
ジスタという)15と、FET105のゲートにアノー
ドが接続されると共に抵抗器13と抵抗器107との接
続点にカソードが接続されたダイオード17と、を追加
して備えている。
【0066】尚、本第2実施例の出力回路11において
は、フォトカプラ109が駆動手段に対応しており、抵
抗器107がオフ駆動用抵抗器に対応しており、抵抗器
13とトランジスタ15が電流検出手段及び電圧制御手
段に対応している。そして、このように構成された出力
回路11においても、電源VDを投入した状態で被制御
装置103を接続するか、或いは被制御装置103を接
続した状態で電源VDを投入すると、FET105のソ
ース−ドレイン間に、急峻に立ち上がる電圧が印加され
る。
【0067】すると、図3(A)に示すように、FET
105のゲート−ドレイン間の接合容量Cgdには、ゲー
トからドレイン方向の充電電流I5が、抵抗器13及び
抵抗器107を介して流れることとなるが、この充電電
流I5によって抵抗器13の両端、即ちトランジスタ1
5のベース−エミッタ間に電位差が生じるため、トラン
ジスタ15のベース−エミッタ間にベース電流が流れて
トランジスタ15がオンする。
【0068】よって、このときFET105のゲート−
ソース間は、図3(A)の電流I6に示すように、トラ
ンジスタ15によってほぼ短絡されるため、FET10
5がオンしてしまうことが防止される。そして、FET
105の接合容量Cgdが充電されて充電電流I5が減少
し、抵抗器13の両端電位差が小さくなると、トランジ
スタ15はオフすることとなるが、この時既に、抵抗器
107へは電流が流れない状態となっているため、FE
T105のゲート−ソース間には電位差が生じずに、F
ET105がオンしてしまうことはない。
【0069】次に、当該出力回路11が通常作動されて
おり、FET105がオン状態からオフされる場合の動
作について説明する。まず、内部回路111がLED1
09bの発光を停止し、フォトトランジスタ109aの
駆動を停止させると、図3(B)に示すように、FET
105のゲート−ソース間の接合容量Cgsには、FET
105のオン時に充電されていた電荷を放電するための
放電電流I7が、抵抗器13及び抵抗器107を介して
流れることとなる。
【0070】すると、この場合にも、接合容量Cgsの放
電電流I7によって抵抗器13の両端に電位差が生じる
ため、トランジスタ15がオンして、FET105のゲ
ート−ソース間がほぼ短絡される。よって、図3(B)
の電流I8に示すように、接合容量Cgsに充電されてい
た電荷がトランジスタ15を介して急速に放電され、こ
の結果、FET105が即座にオフ状態となる。
【0071】このように、本第2実施例の出力回路11
によっても、抵抗器13とトランジスタ15とを追加し
て設けるといった簡単な構成で、FET105のフラッ
シュオン現象を防止することができる上に、オフ遅延時
間をも、ほどんど無視できる程度にまで短縮することが
でき、スイッチング動作の高速化と、スイッチング損失
の低減を実現することができる。
【0072】そして更に、本第2実施例の出力回路11
においても、抵抗器13に対して並列に、且つ、フォト
トランジスタ109aによるFET145のゲートへの
電圧供給方向を順方向として、ダイオード17を設ける
ようにしているため、フォトトランジスタ109aのオ
ン時に(即ち、FET105をオンさせる時に)、FE
T105の接合容量Cgsを、抵抗器13を介すことなく
ダイオード17を経由して速やかに充電させることがで
きる。
【0073】従って、抵抗器13の抵抗値を大きく設定
しても、FET105のオン遅延時間が大きくなってし
まうことが防止され、延いては、トランジスタ15の動
作感度を極力大きくさせて、フラッシュオン現象の防止
とオフ遅延時間の短縮とを、より高いレベルで達成する
ことができる。
【0074】次に、図4は、第3実施例のプログラマブ
ルコントローラの出力回路21を表す回路図である。こ
の出力回路21は、図5(B)に示したシンク出力型の
従来の出力回路121に本発明を適用したものであり、
図4において、図5(B)と同一の部材については同一
の符号を付している。そして、出力回路21の基本的構
成及びその動作については、図5(B)に示した出力回
路121と同一であるため詳細な説明は省略し、以下、
構成及び作用の相違点を中心に説明する。尚、図4にお
いて、(A)は、電源VDを投入した状態で被制御装置
123を出力回路21に接続するか、或いは被制御装置
123を出力回路21に接続した状態で電源VDを投入
した場合の動作を表しており、(B)は、FET125
がオン状態からオフされる場合の動作を表している。
【0075】図4に示すように、第3実施例の出力回路
21は、図5(B)に示した出力回路121に対して、
更に、抵抗器127とFET125のゲートとの間に接
続された電流検出用抵抗器としての抵抗器23と、FE
T125のゲートにエミッタが接続され、FET125
のソースにコレクタが接続され、抵抗器23と抵抗器1
27との接続点にベースが接続された、第2のトランジ
スタとしてのPNP形トランジスタ(以下、単にトラン
ジスタという)25と、抵抗器23と抵抗器127との
接続点にアノードが接続されると共にFET125のゲ
ートにカソードが接続されたダイオード27と、を追加
して備えている。
【0076】尚、本第3実施例の出力回路21において
は、フォトカプラ129が駆動手段に対応しており、抵
抗器127がオフ駆動用抵抗器に対応しており、抵抗器
23とトランジスタ25が電流検出手段及び電圧制御手
段に対応している。そして、このように構成された出力
回路21の動作は、内部回路131がフォトカプラ12
9によってFET125をオンさせる点以外は、第1実
施例の出力回路1の動作と全く同一である。そして、こ
のような第3実施例の出力回路21によっても、抵抗器
23とトランジスタ25を追加して設けるといった簡単
な構成で、FET125のフラッシュオン現象を防止す
ることができる上に、オフ遅延時間をも短縮することが
できる。
【0077】また、第3実施例の出力回路21において
も、抵抗器23に対して並列に、且つ、フォトトランジ
スタ129aによるFET125のゲートへの電圧供給
方向を順方向として、ダイオード27を設けるようにし
ているため、FET125をオンさせる時に、FET1
25の接合容量Cgsを、抵抗器23を介すことなくダイ
オード27を経由して速やかに充電させることができ
る。よって、トランジスタ25の動作感度を極力大きく
させて、フラッシュオン現象の防止とオフ遅延時間の短
縮とを、より高いレベルで達成することができる。
【0078】尚、上記各実施例の出力回路1,11,2
1は、FETによって出力検出部Lの通電及び非通電を
切り換えるようにしたものであったが、FETに代え
て、バイポーラトランジスタや、FETとバイポーラト
ランジスタとを複合化したIGBTを用いてもよい。
【0079】そして、出力用トランジスタとしてバイポ
ーラトランジスタを用いた場合には、上記各実施例の出
力回路1,11,21において、駆動端子としてのゲー
トがベースとなり、出力端子としてのドレイン及びソー
スが、夫々、コレクタ及びエミッタとなる点だけが異な
り、また、出力用トランジスタとしてIGBTを用いた
場合には、駆動端子としてのゲートはそのままで、出力
端子としてのドレイン及びソースが、夫々、コレクタ及
びエミッタとなる点だけが異なる。
【0080】一方、上記各実施例では、FET105,
125,145を強制的にオフさせるための第2のトラ
ンジスタとして、バイポーラトランジスタ5,15,2
5を用いたが、それらに代えてFETやIGBTを用い
てもよい。また、上記各実施例は、本発明のスイッチン
グ装置をプログラマブルコントローラの出力回路に適用
したものであったが、本発明は、例えばランプやソレノ
イド等といった様々な負荷をスイッチング駆動するため
の駆動回路に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の出力回路を表す回路図である。
【図2】 第1実施例の出力回路におけるオフ動作時の
作用を説明する説明図である。
【図3】 第2実施例の出力回路を表す回路図である。
【図4】 第3実施例の出力回路を表す回路図である。
【図5】 本発明の前提となる技術及びフラッシュオン
現象を説明する説明図である。
【図6】 従来装置を説明する説明図である。
【図7】 トランジスタのオフ遅延時間を説明する説明
図である。
【符号の説明】
1,11,21…出力回路 5,15,25…トラン
ジスタ 3,13,23,107,127,147…抵抗器 103,123,143…被制御装置 7,17,2
7…ダイオード 105,125,145…FET 109,129…
フォトカプラ 111,131,151…内部回路 149…フォト
ボルカプラ L…出力検出部 VD…電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から所定の負荷へ電流を供給するた
    めの電流経路に、ドレインとソース又はコレクタとエミ
    ッタからなる2つの出力端子が直列に接続された出力用
    トランジスタと、 該出力用トランジスタのゲート又はベースからなる駆動
    端子に所定の駆動電圧又は駆動電流を供給して、該出力
    用トランジスタをオンさせる駆動手段と、 該駆動手段と前記駆動端子との間に一端が接続され、他
    端が前記2つの出力端子のうちソース又はエミッタに接
    続されたオフ駆動用抵抗器と、 を備えたスイッチング装置において、 前記オフ駆動用抵抗器と前記駆動端子との間の経路に設
    けられ、前記出力用トランジスタにおける前記駆動端子
    と前記各出力端子との間の容量成分に、前記オフ駆動用
    抵抗器を介して電流が流れたか否かを検出する電流検出
    手段と、 該電流検出手段により前記電流が流れていると検出され
    ているときに、前記駆動端子の電圧を前記出力用トラン
    ジスタがオフする電圧レベルに強制的に保持する電圧制
    御手段と、 を備えたことを特徴とするスイッチング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスイッチング装置にお
    いて、 前記電流検出手段及び前記電圧制御手段は、 前記オフ駆動用抵抗器と前記駆動端子との間の経路に直
    列に接続された電流検出用抵抗器と、 前記容量成分に前記電流検出用抵抗器及び前記オフ駆動
    用抵抗器を介して電流が流れたときに発生する前記電流
    検出用抵抗器の両端電位差が所定値以上であるときに、
    前記出力用トランジスタの駆動端子を前記2つの出力端
    子のうちソース又はエミッタに短絡させる第2のトラン
    ジスタと、 からなることを特徴とするスイッチング装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスイッチング装置にお
    いて、 前記電流検出用抵抗器に対して並列に、且つ、前記駆動
    手段による前記駆動端子への駆動電圧又は駆動電流の供
    給方向を順方向として、ダイオードを接続したこと、 を特徴とするスイッチング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003273714A (ja) * 2002-03-14 2003-09-26 Fuji Electric Co Ltd 負荷駆動回路および負荷駆動回路を有する半導体装置
JP2016127363A (ja) * 2014-12-26 2016-07-11 株式会社デンソーウェーブ 信号出力回路

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