JPH08242454A - グローバル動きパラメタ検出方法 - Google Patents
グローバル動きパラメタ検出方法Info
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- JPH08242454A JPH08242454A JP4274495A JP4274495A JPH08242454A JP H08242454 A JPH08242454 A JP H08242454A JP 4274495 A JP4274495 A JP 4274495A JP 4274495 A JP4274495 A JP 4274495A JP H08242454 A JPH08242454 A JP H08242454A
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- motion vector
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブロック単位の動きベクトルMVを用い最小
二乗誤差法によりパン及びズームのパラメタを推定する
方法において、推定精度をあまり落とさずに必要な処理
量を減らす。 【構成】 符号化対象フレーム(2)の各基準位置ブロッ
クのMV検出の推定される信頼度が低いときは、代わり
に、基準位置周囲の候補位置よりMV検出の推定される
信頼度が高いブロックを探す。選んだ各ブロックと符号
化参照フレーム(1)の対応した各参照領域の画像データ
よりMVを検出し(11)、それを用い最小二乗誤差法で
パンパラメタe,fとズームパラメタmを推定する。
e,m,fより展開したMV(15)と検出MV(12)の差が
大きいブロックについて代替ブロックを探し、最終的な
パラメタ推定をする。
二乗誤差法によりパン及びズームのパラメタを推定する
方法において、推定精度をあまり落とさずに必要な処理
量を減らす。 【構成】 符号化対象フレーム(2)の各基準位置ブロッ
クのMV検出の推定される信頼度が低いときは、代わり
に、基準位置周囲の候補位置よりMV検出の推定される
信頼度が高いブロックを探す。選んだ各ブロックと符号
化参照フレーム(1)の対応した各参照領域の画像データ
よりMVを検出し(11)、それを用い最小二乗誤差法で
パンパラメタe,fとズームパラメタmを推定する。
e,m,fより展開したMV(15)と検出MV(12)の差が
大きいブロックについて代替ブロックを探し、最終的な
パラメタ推定をする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画像のグローバル動
きのパラメタの検出に係り、特に、グローバル動きのう
ちのパン(水平及び垂直方向の平行移動)とズーム(拡
大、縮小)を表わすパラメタの検出に関する。
きのパラメタの検出に係り、特に、グローバル動きのう
ちのパン(水平及び垂直方向の平行移動)とズーム(拡
大、縮小)を表わすパラメタの検出に関する。
【0002】本発明は、デジタル動画像の通信、蓄積、
放送等々、動画の動き補償フレーム間予測によるデータ
量圧縮の必要な分野に利用でき、特に処理量の軽減が重
視される小型デジタルビデオカメラ等のための動画像符
号化システムに利用するのに好適である。
放送等々、動画の動き補償フレーム間予測によるデータ
量圧縮の必要な分野に利用でき、特に処理量の軽減が重
視される小型デジタルビデオカメラ等のための動画像符
号化システムに利用するのに好適である。
【0003】
【従来の技術】通常、動画像データ圧縮には動き補償フ
レーム間予測法が使われる(MPEG、H.261
等)。この動き補償フレーム間予測法では、画面内を複
数のブロックに分割し、復号済みの別のフレームの画像
との間でそれぞれ平行移動ベクトルを検出し、その動き
ベクトル情報とともに、動きベクトル分ずらした位置の
画像から予測して差分を符号化する。
レーム間予測法が使われる(MPEG、H.261
等)。この動き補償フレーム間予測法では、画面内を複
数のブロックに分割し、復号済みの別のフレームの画像
との間でそれぞれ平行移動ベクトルを検出し、その動き
ベクトル情報とともに、動きベクトル分ずらした位置の
画像から予測して差分を符号化する。
【0004】ところで、パン(水平,垂直方向の平行移
動)やズーム(拡大または縮小)のようなカメラ操作に
よって画面全体が動いた場合、画面内の殆どのブロック
で動きベクトルが発生し、その動きベクトル情報のデー
タ量も大きくなる。ここにおいて、パンやズームすなわ
ち画面の平行移動、拡大・縮小のパラメタを抽出し、こ
のパラメタのみを伝送すれば、動きベクトル情報の伝送
データ量を削減できる。また、ズームシーンにおいて
は、ブロック単位の平行移動では正確な動きを補償する
ことは本来できないが、ズームのパラメタが正確に抽出
されれば、ズームパラメタを用いて画素単位で動きベク
トルを展開することによって、正確な補償も可能とな
る。
動)やズーム(拡大または縮小)のようなカメラ操作に
よって画面全体が動いた場合、画面内の殆どのブロック
で動きベクトルが発生し、その動きベクトル情報のデー
タ量も大きくなる。ここにおいて、パンやズームすなわ
ち画面の平行移動、拡大・縮小のパラメタを抽出し、こ
のパラメタのみを伝送すれば、動きベクトル情報の伝送
データ量を削減できる。また、ズームシーンにおいて
は、ブロック単位の平行移動では正確な動きを補償する
ことは本来できないが、ズームのパラメタが正確に抽出
されれば、ズームパラメタを用いて画素単位で動きベク
トルを展開することによって、正確な補償も可能とな
る。
【0005】画像情報からパンやズームのパラメタを抽
出する手法がいくつか提案されている。その一つは、画
像を複数のブロックに分割し、各ブロックの動きベクト
ルを求めた後、これら動きベクトルのすべてを用いて最
小二乗推定によりパンとズームのパラメタを推定する方
法である(特開平3−191688号)。この方法は、
本発明と直接関連するので、次に簡単に説明する。
出する手法がいくつか提案されている。その一つは、画
像を複数のブロックに分割し、各ブロックの動きベクト
ルを求めた後、これら動きベクトルのすべてを用いて最
小二乗推定によりパンとズームのパラメタを推定する方
法である(特開平3−191688号)。この方法は、
本発明と直接関連するので、次に簡単に説明する。
【0006】画面全体が動いたときの画素毎の動きベク
トルは、次の(1)式のように6個のパラメタa〜fで
表現できる。
トルは、次の(1)式のように6個のパラメタa〜fで
表現できる。
【0007】
【数1】
【0008】ただし、(x,y)は画素の位置(x座
標,y座標)、(Vx,Vy)は画素の動きベクトル
(水平方向成分,垂直方向成分)である。ここで、
標,y座標)、(Vx,Vy)は画素の動きベクトル
(水平方向成分,垂直方向成分)である。ここで、
【0009】
【数2】
【0010】この(2)式において、 p1=(a+d)/2 p2=(−b+c)/2 p3=(a−d)/2 p4=(b+c)/2 であり、p1はズームパラメタ、p2は回転パラメタ、
p3は縦横歪みパラメタ、p4は斜め歪みパラメタ、e
とfは水平方向と垂直方向のパンパラメタである。
p3は縦横歪みパラメタ、p4は斜め歪みパラメタ、e
とfは水平方向と垂直方向のパンパラメタである。
【0011】ここで、a〜fのうちズームパラメタm=
(a+d/2)とパンパラメータe,fのみを使用した
次の(3)式のモデルを考える。したがって、b=c=
0、p2=p3=P4=0である。
(a+d/2)とパンパラメータe,fのみを使用した
次の(3)式のモデルを考える。したがって、b=c=
0、p2=p3=P4=0である。
【0012】
【数3】
【0013】そして、予め検出した各ブロックの動きベ
クトルを(3)式に当てはめ、最小二乗誤差法により
m,e,fの各パラメタを推定することを考える。図1
3は、この推定アルゴリズムを示す簡略化したC言語ソ
ースリストである。
クトルを(3)式に当てはめ、最小二乗誤差法により
m,e,fの各パラメタを推定することを考える。図1
3は、この推定アルゴリズムを示す簡略化したC言語ソ
ースリストである。
【0014】図13において、(Y_WIDTH,Y_HEIGHT)
は画素単位の画面の水平方向,垂直方向のサイズ、ME_B
LK_SZは正方ブロックの一辺のサイズで、これらは予め
指定される。(MB_X_SIZE,MB_Y_SIZE)はブロック単位
の画面の水平方向,垂直方向のサイズである。(x,y)
はブロックの中心画素の位置のx,y座標、(vx,v
y)はブロック中心画素の動きベクトルの垂直方向,水
平方向の成分であり、これは予め代表ブロックについて
求められて三次元の配列mvとして与えれている。zoom
_param(=gmc_params[D])は(3)式のmに相当し、g
mc_params[E]は(3)式のeに相当し、gmc_params[F]
は(3)式のfに相当するもので、これらが、ここで求
めようとするものである。
は画素単位の画面の水平方向,垂直方向のサイズ、ME_B
LK_SZは正方ブロックの一辺のサイズで、これらは予め
指定される。(MB_X_SIZE,MB_Y_SIZE)はブロック単位
の画面の水平方向,垂直方向のサイズである。(x,y)
はブロックの中心画素の位置のx,y座標、(vx,v
y)はブロック中心画素の動きベクトルの垂直方向,水
平方向の成分であり、これは予め代表ブロックについて
求められて三次元の配列mvとして与えれている。zoom
_param(=gmc_params[D])は(3)式のmに相当し、g
mc_params[E]は(3)式のeに相当し、gmc_params[F]
は(3)式のfに相当するもので、これらが、ここで求
めようとするものである。
【0015】ここに示された処理の概略は次のとおりで
ある。最初の2行はブロック単位の画面サイズを定義す
るためのプリプロセッサ制御文である。次の2行は各種
変数を0に初期化する部分である。次の入れ子構造のf
or文の部分は、ブロックの垂直方向番号blno_yを0か
ら1ずつインクリメントしつつ(ブロック行を上から下
へ順に移動しながら)、ブロックの水平方向番号bloc_x
を0から1ずつインクリメントし(ブロック行中のブロ
ックを左から右へ順に選択しながら)、各ブロックの中
心画素の位置(x,y)を求め、その画素位置の動きベ
クトルの垂直方向成分と水平方向成分を配列mvより読
み出して変数vy,vxに代入し、また各種変数のイン
クリメント、加算の操作を繰り返し、画面の右下のブロ
ックまで処理すると終了する。 次の2行で配列変数gmc
_params[B]とgmc_parms[C]を0クリアし、次の7行で配
列変数gmc_params[A]=gmc_params[D]を求めるための倍
精度演算を行なう。そして、次の3行で目的の3つのパ
ラメータを得る。
ある。最初の2行はブロック単位の画面サイズを定義す
るためのプリプロセッサ制御文である。次の2行は各種
変数を0に初期化する部分である。次の入れ子構造のf
or文の部分は、ブロックの垂直方向番号blno_yを0か
ら1ずつインクリメントしつつ(ブロック行を上から下
へ順に移動しながら)、ブロックの水平方向番号bloc_x
を0から1ずつインクリメントし(ブロック行中のブロ
ックを左から右へ順に選択しながら)、各ブロックの中
心画素の位置(x,y)を求め、その画素位置の動きベ
クトルの垂直方向成分と水平方向成分を配列mvより読
み出して変数vy,vxに代入し、また各種変数のイン
クリメント、加算の操作を繰り返し、画面の右下のブロ
ックまで処理すると終了する。 次の2行で配列変数gmc
_params[B]とgmc_parms[C]を0クリアし、次の7行で配
列変数gmc_params[A]=gmc_params[D]を求めるための倍
精度演算を行なう。そして、次の3行で目的の3つのパ
ラメータを得る。
【0016】なお、ブロックの配置は画面中心点に関し
て対称であるので、パラメタ計算に全ブロックの動きベ
クトルを使用する場合、図13に示した推定式中のsum_
xとsum_yは0となり、推定式はより簡単になる。特開平
3−191688号公報では、この場合について上記方
法がより簡潔な形で述べられている。
て対称であるので、パラメタ計算に全ブロックの動きベ
クトルを使用する場合、図13に示した推定式中のsum_
xとsum_yは0となり、推定式はより簡単になる。特開平
3−191688号公報では、この場合について上記方
法がより簡潔な形で述べられている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】さて、特公平3−19
1688号のパラメタ推定方法は、画面の分割ブロック
のすべてについて動きベクトルを求め、その全部をグロ
ーバル動きパラメタ推定に用いることが前提となってい
る。これは、通常の動画像符号化では、ブロック単位の
動き補償予測のため何等かの方法で既にブロック単位の
動きベクトルが求められているのが普通であるというこ
とが背景になっている。
1688号のパラメタ推定方法は、画面の分割ブロック
のすべてについて動きベクトルを求め、その全部をグロ
ーバル動きパラメタ推定に用いることが前提となってい
る。これは、通常の動画像符号化では、ブロック単位の
動き補償予測のため何等かの方法で既にブロック単位の
動きベクトルが求められているのが普通であるというこ
とが背景になっている。
【0018】しかし、ブロック単位の動き検出処理は、
符号化処理全体の処理量の大半を占めるので、従来のよ
うに、すべてのブロックについて動き検出を行なうこと
は、処理量の面で、簡易な構成の動画像符号化システム
には負担が大きいという問題があった。
符号化処理全体の処理量の大半を占めるので、従来のよ
うに、すべてのブロックについて動き検出を行なうこと
は、処理量の面で、簡易な構成の動画像符号化システム
には負担が大きいという問題があった。
【0019】かかる問題点を解決することが本発明の主
要な課題である。すなわち、本発明の目的は、より少な
い処理量で、動画像のグローバル動きパラメータを十分
な精度で求める手段を提供し、以てグローバル動き補償
をする簡易な構成の動画像符号化システムの実現を可能
にすることである。
要な課題である。すなわち、本発明の目的は、より少な
い処理量で、動画像のグローバル動きパラメータを十分
な精度で求める手段を提供し、以てグローバル動き補償
をする簡易な構成の動画像符号化システムの実現を可能
にすることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画面内の全ブロックの動き
ベクトルをパン及びズームのパラメタの推定に用いるの
ではなく、一定のルールに従って選択した一部のブロッ
クの動きベクトルだけをパン及びズームのパラメタの推
定に用いることを特徴とするものである。請求項2乃至
10の各項記載の発明の主たる特徴は、パン及びズーム
のパラメタの推定に用いられるブロックの選択に係わる
ものである。
め、請求項1記載の発明は、画面内の全ブロックの動き
ベクトルをパン及びズームのパラメタの推定に用いるの
ではなく、一定のルールに従って選択した一部のブロッ
クの動きベクトルだけをパン及びズームのパラメタの推
定に用いることを特徴とするものである。請求項2乃至
10の各項記載の発明の主たる特徴は、パン及びズーム
のパラメタの推定に用いられるブロックの選択に係わる
ものである。
【0021】すなわち、請求項2記載の発明は、画面内
の複数ブロックより水平方向及び垂直方向に一定数ブロ
ックおきに一部のブロックを代表ブロックとして選択
し、代表ブロックとして選択されたブロックについての
み、その動きベクトルを検出して、それをパン及びズー
ムのパラメタの推定に用いることを特徴とするものであ
る。
の複数ブロックより水平方向及び垂直方向に一定数ブロ
ックおきに一部のブロックを代表ブロックとして選択
し、代表ブロックとして選択されたブロックについての
み、その動きベクトルを検出して、それをパン及びズー
ムのパラメタの推定に用いることを特徴とするものであ
る。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明と同様に、画面内の複数ブロックより水平及び垂直方
向に一定数ブロックおきに一部のブロックを代表ブロッ
クとして選択するが、選択されたブロックの中で、動き
ベクトルの検出の信頼度が低いと推定されるブロックは
代表ブロックより除外し、残った代表ブロックについて
のみ、その動きベクトルを検出して、それをパン及びズ
ームのパラメタの推定に用いることを特徴とするもので
ある。
明と同様に、画面内の複数ブロックより水平及び垂直方
向に一定数ブロックおきに一部のブロックを代表ブロッ
クとして選択するが、選択されたブロックの中で、動き
ベクトルの検出の信頼度が低いと推定されるブロックは
代表ブロックより除外し、残った代表ブロックについて
のみ、その動きベクトルを検出して、それをパン及びズ
ームのパラメタの推定に用いることを特徴とするもので
ある。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明と同様に、一定数ブロックおきに代表ブロックとして
選択したブロックの中で、動きベクトルの検出の信頼度
が低いと推定されるブロックを代表ブロックより除外す
るが、除外されたブロックの周囲の予め定められた位置
に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推定されるブ
ロックが存在するときには、そのブロックを代表ブロッ
クとし、最終的に代表ブロックとされたブロックについ
てのみ、その動きベクトルを検出してパン及びズームの
パラメタの推定に用いることを特徴とするものである。
明と同様に、一定数ブロックおきに代表ブロックとして
選択したブロックの中で、動きベクトルの検出の信頼度
が低いと推定されるブロックを代表ブロックより除外す
るが、除外されたブロックの周囲の予め定められた位置
に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推定されるブ
ロックが存在するときには、そのブロックを代表ブロッ
クとし、最終的に代表ブロックとされたブロックについ
てのみ、その動きベクトルを検出してパン及びズームの
パラメタの推定に用いることを特徴とするものである。
【0024】請求項5記載の発明は、画面内の複数ブロ
ックの中より一定のルールによって一部のブロックを代
表ブロックとして選択し、選択されたブロックについ
て、動きベクトルの検出をし、得られた動きベクトルを
用いて最小二乗誤差法によりパン及びズームのパラメタ
を推定する。推定されたパン及びズームのパラメタか
ら、代表ブロックとして選択されたブロックの動きベク
トルを展開し、代表ブロックとして選択されたブロック
の中で、展開された動きベクトルと検出された動きベク
トルとの差が所定の閾値を超えるブロックは代表ブロッ
クより除外する。そして、除外されずに残った代表ブロ
ックとしてのブロックについて検出された動きベクトル
だけを用いて、最小二乗誤差法により最終的なパン及び
ズームのパラメタを推定することを特徴とするものであ
る。
ックの中より一定のルールによって一部のブロックを代
表ブロックとして選択し、選択されたブロックについ
て、動きベクトルの検出をし、得られた動きベクトルを
用いて最小二乗誤差法によりパン及びズームのパラメタ
を推定する。推定されたパン及びズームのパラメタか
ら、代表ブロックとして選択されたブロックの動きベク
トルを展開し、代表ブロックとして選択されたブロック
の中で、展開された動きベクトルと検出された動きベク
トルとの差が所定の閾値を超えるブロックは代表ブロッ
クより除外する。そして、除外されずに残った代表ブロ
ックとしてのブロックについて検出された動きベクトル
だけを用いて、最小二乗誤差法により最終的なパン及び
ズームのパラメタを推定することを特徴とするものであ
る。
【0025】請求項6記載の発明は、画面内の複数ブロ
ックより水平方向及び垂直方向に一定数ブロックおきに
一部のブロックを代表ブロックとして選択し、代表ブロ
ックとして選択されたブロックの中で、動きベクトルの
検出の信頼度が低いと推定されるブロックを代表ブロッ
クより除外し、除外されたブロックの周囲の予め定めら
れた位置に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推定
されるブロックが存在するときには、そのブロックを代
表ブロックとする。この段階において代表ブロックとさ
れたブロックについて、動きベクトルの検出をし、得ら
れた動きベクトルを用いて最小二乗誤差法によりパン及
びズームのパラメタを推定する。推定されたパン及びズ
ームのパラメタから、代表ブロックとされたブロックの
動きベクトルを展開し、代表ブロックとされたブロック
の中で、展開された動きベクトルと検出された動きベク
トルとの差が所定の閾値を超えるブロックは代表ブロッ
クより除外する。除外されたブロックの周囲の予め定め
られた位置に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推
定されるブロックが存在するときには、この信頼度が高
いと推定されたブロックの動きベクトルを検出し、この
検出された動きベクトルと、先に推定されたパラメタに
より展開された、当該信頼度が高いと推定されたブロッ
クに対応する動きベクトルとの差が所定の閾値以下のと
きは、当該信頼度が高いと推定されたブロックを代表ブ
ロックとする。そして、この段階において代表ブロック
とされたブロックについて検出された動きベクトルだけ
を用いて、最小二乗誤差法により最終的なパン及びズー
ムのパラメタを推定する。
ックより水平方向及び垂直方向に一定数ブロックおきに
一部のブロックを代表ブロックとして選択し、代表ブロ
ックとして選択されたブロックの中で、動きベクトルの
検出の信頼度が低いと推定されるブロックを代表ブロッ
クより除外し、除外されたブロックの周囲の予め定めら
れた位置に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推定
されるブロックが存在するときには、そのブロックを代
表ブロックとする。この段階において代表ブロックとさ
れたブロックについて、動きベクトルの検出をし、得ら
れた動きベクトルを用いて最小二乗誤差法によりパン及
びズームのパラメタを推定する。推定されたパン及びズ
ームのパラメタから、代表ブロックとされたブロックの
動きベクトルを展開し、代表ブロックとされたブロック
の中で、展開された動きベクトルと検出された動きベク
トルとの差が所定の閾値を超えるブロックは代表ブロッ
クより除外する。除外されたブロックの周囲の予め定め
られた位置に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推
定されるブロックが存在するときには、この信頼度が高
いと推定されたブロックの動きベクトルを検出し、この
検出された動きベクトルと、先に推定されたパラメタに
より展開された、当該信頼度が高いと推定されたブロッ
クに対応する動きベクトルとの差が所定の閾値以下のと
きは、当該信頼度が高いと推定されたブロックを代表ブ
ロックとする。そして、この段階において代表ブロック
とされたブロックについて検出された動きベクトルだけ
を用いて、最小二乗誤差法により最終的なパン及びズー
ムのパラメタを推定する。
【0026】請求項3,4または6記載の発明におい
て、ブロックの動きベクトルの検出の信頼度の高低を推
定する必要がある。請求項7,8,9及び10記載の発
明は、この動きベクトルの検出の信頼度の推定に関する
もので、動きベクトルの検出の信頼度の推定のために、
ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの
大きさを用いる。請求項8記載の発明の特徴は、対象と
なる動画像がインタレース画像である場合に、ブロック
内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさを
求める際に、勾配ベクトルの垂直方向成分については1
ラインおきに勾配を計算することである。請求項9記載
の発明の特徴は、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトル
の分布の広がりの大きさの評価値として、ブロック内全
画素の勾配ベクトルの平均の方向と、これに直交する方
向について、勾配ベクトルの分布を覆うところの、これ
ら方向の軸に直交する最小の矩形の面積を用いることで
ある。請求項10記載の発明の特徴は、ブロック内の輝
度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさの評価値
として、勾配ベクトルの分布を覆うところの水平及び垂
直方向軸に直交する最小の矩形の面積と、勾配ベクトル
の分布を覆うところの水平及び垂直方向軸を45度回転
させた軸に直交する最小の矩形の面積のうちの小さいほ
うの面積を用いることである。
て、ブロックの動きベクトルの検出の信頼度の高低を推
定する必要がある。請求項7,8,9及び10記載の発
明は、この動きベクトルの検出の信頼度の推定に関する
もので、動きベクトルの検出の信頼度の推定のために、
ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの
大きさを用いる。請求項8記載の発明の特徴は、対象と
なる動画像がインタレース画像である場合に、ブロック
内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさを
求める際に、勾配ベクトルの垂直方向成分については1
ラインおきに勾配を計算することである。請求項9記載
の発明の特徴は、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトル
の分布の広がりの大きさの評価値として、ブロック内全
画素の勾配ベクトルの平均の方向と、これに直交する方
向について、勾配ベクトルの分布を覆うところの、これ
ら方向の軸に直交する最小の矩形の面積を用いることで
ある。請求項10記載の発明の特徴は、ブロック内の輝
度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさの評価値
として、勾配ベクトルの分布を覆うところの水平及び垂
直方向軸に直交する最小の矩形の面積と、勾配ベクトル
の分布を覆うところの水平及び垂直方向軸を45度回転
させた軸に直交する最小の矩形の面積のうちの小さいほ
うの面積を用いることである。
【0027】
【作用】請求項1乃至10の各項記載の発明によれば、
画面内の選択された一部のブロックの動きベクトルだけ
を、予め検出するか、またはブロックの選択後もしくは
ブロックの選択過程で検出するだけでパン及びズームの
パラメタを推定できるため、動きベクトル検出の処理量
を削減することができる。
画面内の選択された一部のブロックの動きベクトルだけ
を、予め検出するか、またはブロックの選択後もしくは
ブロックの選択過程で検出するだけでパン及びズームの
パラメタを推定できるため、動きベクトル検出の処理量
を削減することができる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、パラメタ推
定に用いるブロックの選択のための処理量を少なくで
き、また、選択されたブロック以外の動きベクトルの検
出は全く必要とされないので、処理量の大幅削減が可能
である。ブロック選択は、例えば、画面を垂直方向にN
等分割、垂直方向にM分割し、分割領域の中心位置にあ
るブロックを選択する方法とすることができる。その一
例を図14に示す。図14において、縦横線は画面の分
割線であり、一つの一つのブロックは方形格子によって
示されている。黒ベタの格子は分割領域の中心位置(以
下、基本選択位置と呼ぶことにする)にあるブロックを
意味し、請求項2記載の発明によれば、基本選択位置に
あるブロックが、パラメタ推定のための代表ブロックと
して選択される。
定に用いるブロックの選択のための処理量を少なくで
き、また、選択されたブロック以外の動きベクトルの検
出は全く必要とされないので、処理量の大幅削減が可能
である。ブロック選択は、例えば、画面を垂直方向にN
等分割、垂直方向にM分割し、分割領域の中心位置にあ
るブロックを選択する方法とすることができる。その一
例を図14に示す。図14において、縦横線は画面の分
割線であり、一つの一つのブロックは方形格子によって
示されている。黒ベタの格子は分割領域の中心位置(以
下、基本選択位置と呼ぶことにする)にあるブロックを
意味し、請求項2記載の発明によれば、基本選択位置に
あるブロックが、パラメタ推定のための代表ブロックと
して選択される。
【0029】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様にして代表ブロックとして選択されたブ
ロックの動きベクトルの検出を実際に行なう前に、動き
ベクトルの検出の信頼度を推定し、推定された信頼度が
低いブロックを除いたブロックについてのみ動きベクト
ルの検出を行なう。このように、推定される信頼度の低
いブロックの動きベクトルをパラメタ推定に用いないの
で、パラメタの検出精度が向上する。
載の発明と同様にして代表ブロックとして選択されたブ
ロックの動きベクトルの検出を実際に行なう前に、動き
ベクトルの検出の信頼度を推定し、推定された信頼度が
低いブロックを除いたブロックについてのみ動きベクト
ルの検出を行なう。このように、推定される信頼度の低
いブロックの動きベクトルをパラメタ推定に用いないの
で、パラメタの検出精度が向上する。
【0030】請求項7乃至10の各項記載の発明によれ
ば、動きベクトル検出の信頼度の推定に、ブロック内の
輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさが用い
られる。ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の
広がりは、例えば図15のようになる。図15は、ブロ
ック内の各画素の輝度勾配をxy平面にプロットし、各
プロット点を原点と直線で結んだものである。
ば、動きベクトル検出の信頼度の推定に、ブロック内の
輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさが用い
られる。ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の
広がりは、例えば図15のようになる。図15は、ブロ
ック内の各画素の輝度勾配をxy平面にプロットし、各
プロット点を原点と直線で結んだものである。
【0031】このようなブロック内の輝度信号の勾配ベ
クトルの分布の広がりの大きさと、動きベクトル検出の
信頼度(実際に動きベクトル検出を行なったときに得ら
れる動きベクトルの信頼性の度合)との間には、次に述
べるような定性的な関係がある。
クトルの分布の広がりの大きさと、動きベクトル検出の
信頼度(実際に動きベクトル検出を行なったときに得ら
れる動きベクトルの信頼性の度合)との間には、次に述
べるような定性的な関係がある。
【0032】ブロック内の輝度変化が平坦である場合、
そのブロックの動きベクトル検出の信頼度は低いが、勾
配ベクトルの分布の広がりは小さくなる。直線状のエッ
ジ成分のみを含むブロックの場合も、このエッジ方向の
動きベクトルの成分は特定できないため動きベクトル検
出の信頼度が低くいが、勾配ベクトルは同一方向に揃う
ので、その分布の広がりは小さくなる。なお、規則的テ
クスタャの場合も動きベクトル検出の信頼度が低いが、
この信頼度の低さはブロック内の輝度信号の勾配ベクト
ルの分布の広がりの大きさに反映されない。このこと
は、背景に隠れていた部分が出て来たときのように参照
画素上に対応する部分が存在しない場合も同様である。
そのブロックの動きベクトル検出の信頼度は低いが、勾
配ベクトルの分布の広がりは小さくなる。直線状のエッ
ジ成分のみを含むブロックの場合も、このエッジ方向の
動きベクトルの成分は特定できないため動きベクトル検
出の信頼度が低くいが、勾配ベクトルは同一方向に揃う
ので、その分布の広がりは小さくなる。なお、規則的テ
クスタャの場合も動きベクトル検出の信頼度が低いが、
この信頼度の低さはブロック内の輝度信号の勾配ベクト
ルの分布の広がりの大きさに反映されない。このこと
は、背景に隠れていた部分が出て来たときのように参照
画素上に対応する部分が存在しない場合も同様である。
【0033】このような関係があるので、請求項7乃至
10の各項記載の発明によれば動きベクトル検出の信頼
度を推定することができる。
10の各項記載の発明によれば動きベクトル検出の信頼
度を推定することができる。
【0034】インターレス画像の場合、動き部分で、1
ライン毎に、1/60秒だけ時間がずれた画像が櫛状に
現われるため、輝度信号の勾配ベクトルの垂直方向成分
を求める際に垂直方向に隣接する画素を使用して勾配を
計算すると、得られた勾配ベクトルの分布の広がりの大
きさが大きくなりやすく、その結果、動きベクトル検出
の信頼度が高めに推定されるという不都合がある。請求
項8記載の発明によれば、同じパリティのフィールド画
像のみが用いられるため、そのような不都合は解消され
る。
ライン毎に、1/60秒だけ時間がずれた画像が櫛状に
現われるため、輝度信号の勾配ベクトルの垂直方向成分
を求める際に垂直方向に隣接する画素を使用して勾配を
計算すると、得られた勾配ベクトルの分布の広がりの大
きさが大きくなりやすく、その結果、動きベクトル検出
の信頼度が高めに推定されるという不都合がある。請求
項8記載の発明によれば、同じパリティのフィールド画
像のみが用いられるため、そのような不都合は解消され
る。
【0035】請求項9記載の発明及び請求項10記載の
発明は、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の
広がりの大きさを大雑把に評価する。すなわち、請求項
9記載の発明では、例えば図16に示すように、ブロッ
ク内全画素の勾配ベクトルの平均の方向(軸1001の
方向)と、これに直交する方向(軸1002の方向)に
ついて、勾配ベクトルの分布を覆うところの、各軸10
01,1002と直交する最小の矩形1003の面積
を、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広が
りの大きさの評価値として用いる。なお、この矩形10
03は原点に対して対称にとる。また、勾配ベクトルの
平均の方向(1001)と、それを180度回転した方
向は本質的に同じであるので、例えば、勾配ベクトルの
うちx−y平面の左半分のもの(x<0)を180度回
転してx−y平面の右半分に揃えたうえで、平均ベクト
ルをとることができる。
発明は、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の
広がりの大きさを大雑把に評価する。すなわち、請求項
9記載の発明では、例えば図16に示すように、ブロッ
ク内全画素の勾配ベクトルの平均の方向(軸1001の
方向)と、これに直交する方向(軸1002の方向)に
ついて、勾配ベクトルの分布を覆うところの、各軸10
01,1002と直交する最小の矩形1003の面積
を、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広が
りの大きさの評価値として用いる。なお、この矩形10
03は原点に対して対称にとる。また、勾配ベクトルの
平均の方向(1001)と、それを180度回転した方
向は本質的に同じであるので、例えば、勾配ベクトルの
うちx−y平面の左半分のもの(x<0)を180度回
転してx−y平面の右半分に揃えたうえで、平均ベクト
ルをとることができる。
【0036】請求項10記載の発明では、例えば図17
に示すように、勾配ベクトルの分布を覆う、x,y軸
(水平方向軸,垂直方向軸)に直交する最小の矩形10
05の面積と、勾配ベクトルの分布を覆う、x,y軸を
45度回転した軸1006,1007に直交する最小の
矩形1008の面積のうち小さいほうの面積(図17で
は矩形1005の面積)を、ブロック内の輝度信号の勾
配ベクトルの分布の広がりの大きさの表価値として用い
る。なお、矩形1005,1008は原点に対して対称
にとる。この評価方法は請求項9記載の発明の評価方法
を簡略化したもので、水平,垂直方向と45度斜め方向
のみのエッジ成分を評価するものである。請求項4記載
の発明によれば、請求項3記載の発明と同様にして代表
ブロックとして選択されたブロックの中から動きベクト
ルの検出の信頼度が低いと推定されたブロックを除く
が、その周囲の所定位置に動きベクトル検出の信頼度の
高いブロックが見つかるときには、それを削除されたブ
ロックの代わりに代表ブロックとする。例えば図14に
示すように、基本選択位置ブロックの周囲に候補選択位
置ブロック(網掛け格子で示されている)を設定してお
き、基本選択位置ブロックが代表ブロックから除外され
たときに、その周囲の候補選択位置ブロックの中に動き
ベクトル検出の信頼度が高いと推定されるものがあれ
ば、そのブロックを削除された代表ブロックの代わりに
代表ブロックとする。請求項4記載の発明によれば、パ
ラメタ推定に用いるブロック数が過少になることを防止
し、パラメタ推定の精度を維持できる。
に示すように、勾配ベクトルの分布を覆う、x,y軸
(水平方向軸,垂直方向軸)に直交する最小の矩形10
05の面積と、勾配ベクトルの分布を覆う、x,y軸を
45度回転した軸1006,1007に直交する最小の
矩形1008の面積のうち小さいほうの面積(図17で
は矩形1005の面積)を、ブロック内の輝度信号の勾
配ベクトルの分布の広がりの大きさの表価値として用い
る。なお、矩形1005,1008は原点に対して対称
にとる。この評価方法は請求項9記載の発明の評価方法
を簡略化したもので、水平,垂直方向と45度斜め方向
のみのエッジ成分を評価するものである。請求項4記載
の発明によれば、請求項3記載の発明と同様にして代表
ブロックとして選択されたブロックの中から動きベクト
ルの検出の信頼度が低いと推定されたブロックを除く
が、その周囲の所定位置に動きベクトル検出の信頼度の
高いブロックが見つかるときには、それを削除されたブ
ロックの代わりに代表ブロックとする。例えば図14に
示すように、基本選択位置ブロックの周囲に候補選択位
置ブロック(網掛け格子で示されている)を設定してお
き、基本選択位置ブロックが代表ブロックから除外され
たときに、その周囲の候補選択位置ブロックの中に動き
ベクトル検出の信頼度が高いと推定されるものがあれ
ば、そのブロックを削除された代表ブロックの代わりに
代表ブロックとする。請求項4記載の発明によれば、パ
ラメタ推定に用いるブロック数が過少になることを防止
し、パラメタ推定の精度を維持できる。
【0037】さて、画像の性質によっては、動きベクト
ル検出の信頼度は高く、実際に正しい動きベクトルが検
出されたブロックが、グローバルな動きと無関係に動い
ている部分のものである可能性がある。このような背景
のグローバルな動きと違う動きをする部分の動きベクト
ルをパラメタ推定に用いないのが望ましい。しかし、こ
のような望ましくないブロックの判定は、実際に動きベ
クトルを検出してはじめて可能である。
ル検出の信頼度は高く、実際に正しい動きベクトルが検
出されたブロックが、グローバルな動きと無関係に動い
ている部分のものである可能性がある。このような背景
のグローバルな動きと違う動きをする部分の動きベクト
ルをパラメタ推定に用いないのが望ましい。しかし、こ
のような望ましくないブロックの判定は、実際に動きベ
クトルを検出してはじめて可能である。
【0038】請求項5または6記載の発明によれば、そ
のような望ましくないブロックを代表ブロックから除外
するため、代表ブロックとして選択されたブロックにつ
いてブロックマッチング法等の従来技術によって動きベ
クトルを検出し、その動きベクトルを用いて最小二乗誤
差法によりパン及びズームのパラメタを推定する。そし
て、このパラメタを展開して動きベクトルを求め、これ
と実際に検出された動きベクトルとの差が所定の閾値を
超えるブロックは、上記の望ましくないブロックと判断
し、代表ブロックから除外する。請求項6記載の発明に
よれば、さらに、除外されたブロックについて、同様の
方法によって代表ブロックにふさわしい代替のブロック
を見つける操作を行なう。このようにして最終的に代表
ブロックとされたブロックについて検出された動きベク
トルを用い、最小二乗誤差法によりパラメタの最終推定
が行なわれる。
のような望ましくないブロックを代表ブロックから除外
するため、代表ブロックとして選択されたブロックにつ
いてブロックマッチング法等の従来技術によって動きベ
クトルを検出し、その動きベクトルを用いて最小二乗誤
差法によりパン及びズームのパラメタを推定する。そし
て、このパラメタを展開して動きベクトルを求め、これ
と実際に検出された動きベクトルとの差が所定の閾値を
超えるブロックは、上記の望ましくないブロックと判断
し、代表ブロックから除外する。請求項6記載の発明に
よれば、さらに、除外されたブロックについて、同様の
方法によって代表ブロックにふさわしい代替のブロック
を見つける操作を行なう。このようにして最終的に代表
ブロックとされたブロックについて検出された動きベク
トルを用い、最小二乗誤差法によりパラメタの最終推定
が行なわれる。
【0039】このように、グローバル動きと無関係な動
き部分のブロックを代表ブロックから排除することによ
って、より高精度のパラメタ推定が可能となる。一旦代
表ブロックとされたブロックで最終的に除外されたブロ
ックについて検出された動きベクトルは無駄になり、そ
の検出処理は無駄な処理となる。しかし、それ以外の排
除されなかったブロックについては、動きベクトルの検
出を1回行なうだけでよく、得られた動きベクトルはパ
ラメタ最終推定に利用されるので、動きベクトル検出処
理量がそれほど増加する心配はない。
き部分のブロックを代表ブロックから排除することによ
って、より高精度のパラメタ推定が可能となる。一旦代
表ブロックとされたブロックで最終的に除外されたブロ
ックについて検出された動きベクトルは無駄になり、そ
の検出処理は無駄な処理となる。しかし、それ以外の排
除されなかったブロックについては、動きベクトルの検
出を1回行なうだけでよく、得られた動きベクトルはパ
ラメタ最終推定に利用されるので、動きベクトル検出処
理量がそれほど増加する心配はない。
【0040】また、請求項5記載の発明と請求項6記載
の発明とを比較によれば、前者は代表ブロックから除外
されたブロックの代替ブロックを補充しないので、処理
量の面では後者より有利である。しかし、代表ブロック
から除外されたブロックの部分の動きベクトルを利用し
ない分、パラメタ推定の精度の面では後者に劣る可能性
がある。
の発明とを比較によれば、前者は代表ブロックから除外
されたブロックの代替ブロックを補充しないので、処理
量の面では後者より有利である。しかし、代表ブロック
から除外されたブロックの部分の動きベクトルを利用し
ない分、パラメタ推定の精度の面では後者に劣る可能性
がある。
【0041】
【実施例】以下、MPEG符号化に適用された本発明の
いくつかの実施例について、添付図面を参照し詳細に説
明する。まず図1を参照し、各実施例に係る処理系の一
例について説明する。なお、MPEG符号化手段は従来
と同様のものでよく、これは図1には示されていない。
いくつかの実施例について、添付図面を参照し詳細に説
明する。まず図1を参照し、各実施例に係る処理系の一
例について説明する。なお、MPEG符号化手段は従来
と同様のものでよく、これは図1には示されていない。
【0042】図1において、参照フレーム画像メモリ1
は参照フレームの画像データを記憶するためのメモリで
あり、符号化対象フレーム画像メモリ2は符号化対象フ
レームの画像データを記憶するためのメモリである。選
択ブロック位置アドレス生成回路3は選択ブロック位置
アドレスを発生する回路であり、参照領域画像読み出し
回路4は選択ブロック位置アドレスに従って参照フレー
ム画像メモリ1より参照領域の画像データを読み出す回
路であり、選択ブロック画像読み出し回路5は選択ブロ
ック位置アドレスに従って符号化対象フレーム画像メモ
リ2より選択ブロックの画像データを読み出す回路であ
る。読み出された参照領域画像データは参照領域画像メ
モリ6に一時的に記憶され、また、読み出された選択ブ
ロックの画像データは選択ブロック画像メモリ7に一時
的に記憶される。
は参照フレームの画像データを記憶するためのメモリで
あり、符号化対象フレーム画像メモリ2は符号化対象フ
レームの画像データを記憶するためのメモリである。選
択ブロック位置アドレス生成回路3は選択ブロック位置
アドレスを発生する回路であり、参照領域画像読み出し
回路4は選択ブロック位置アドレスに従って参照フレー
ム画像メモリ1より参照領域の画像データを読み出す回
路であり、選択ブロック画像読み出し回路5は選択ブロ
ック位置アドレスに従って符号化対象フレーム画像メモ
リ2より選択ブロックの画像データを読み出す回路であ
る。読み出された参照領域画像データは参照領域画像メ
モリ6に一時的に記憶され、また、読み出された選択ブ
ロックの画像データは選択ブロック画像メモリ7に一時
的に記憶される。
【0043】評価器8は、メモリ7の選択ブロック画像
データより同ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの広
がりの大きさの評価値を求める回路である。閾値判定器
9は、評価器8により得られた評価値と閾値メモリ(#
1)10に格納されている閾値とを比較し、評価値≦閾
値のときに選択ブロック位置アドレス生成回路3に対し
リジェクト信号R1を出力するものである。
データより同ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの広
がりの大きさの評価値を求める回路である。閾値判定器
9は、評価器8により得られた評価値と閾値メモリ(#
1)10に格納されている閾値とを比較し、評価値≦閾
値のときに選択ブロック位置アドレス生成回路3に対し
リジェクト信号R1を出力するものである。
【0044】MV検出回路11は、メモリ6,7より画
像データを読み込み、ブロックマッチング法等によって
ブロック単位の動きベクトル(MV)を検出する回路で
ある。検出MVメモリ12は、MV検出回路11によっ
て得られたMVを記憶するためのメモリである。グロー
バル動きパラメタ推定回路13は、メモリ12より動き
パラメタを読み込んで最小二乗誤差法によりパン(水平
方向及び垂直方向)パラメタe,fとズームパラメタm
を推定するための回路である。
像データを読み込み、ブロックマッチング法等によって
ブロック単位の動きベクトル(MV)を検出する回路で
ある。検出MVメモリ12は、MV検出回路11によっ
て得られたMVを記憶するためのメモリである。グロー
バル動きパラメタ推定回路13は、メモリ12より動き
パラメタを読み込んで最小二乗誤差法によりパン(水平
方向及び垂直方向)パラメタe,fとズームパラメタm
を推定するための回路である。
【0045】MV展開回路14は推定されたパラメタを
展開することによって動きベクトルを求める回路であ
り、ここで得られた動きベクトルは展開MVメモリ15
に一時的に記憶される。MV差判定回路16は、展開M
Vメモリ15より読み込んだ動きベクトルと、検出MV
メモリ12より読み込んだ動きベクトルとの差を、閾値
メモリ(#2)17に格納されている閾値と比較し、動
きベクトル差>閾値のときに検出MVメモリ12に対す
るリジェクトブロックアドレスR2を出力する。このリ
ジェクトブロックアドレスR2は、スイッチ18を介し
て選択ブロック位置アドレス生成回路3へも供給するこ
とができる。
展開することによって動きベクトルを求める回路であ
り、ここで得られた動きベクトルは展開MVメモリ15
に一時的に記憶される。MV差判定回路16は、展開M
Vメモリ15より読み込んだ動きベクトルと、検出MV
メモリ12より読み込んだ動きベクトルとの差を、閾値
メモリ(#2)17に格納されている閾値と比較し、動
きベクトル差>閾値のときに検出MVメモリ12に対す
るリジェクトブロックアドレスR2を出力する。このリ
ジェクトブロックアドレスR2は、スイッチ18を介し
て選択ブロック位置アドレス生成回路3へも供給するこ
とができる。
【0046】<実施例1>図2は本実施例の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。各ステップの処理
内容を、図1のブロック図を適宜参照しつつ説明する。
の概略を示すフローチャートである。各ステップの処理
内容を、図1のブロック図を適宜参照しつつ説明する。
【0047】ステップ100(MV検出ブロック基本選
択):選択ブロック位置アドレス生成回路3で、画面の
水平分割数と垂直分割数を入力として、図14に黒ベタ
格子で示された基本選択位置のブロックのアドレスを生
成する。ここでは、ブロックのサイズは16×16画
素、画面サイズは704×480画素、画面の領域分割
は水平方向が6等分割、垂直方向が4等分割である。た
だし、整数個のブロック毎の分割になるように、画面の
周囲1ブロックラインを除いて領域分割をする。
択):選択ブロック位置アドレス生成回路3で、画面の
水平分割数と垂直分割数を入力として、図14に黒ベタ
格子で示された基本選択位置のブロックのアドレスを生
成する。ここでは、ブロックのサイズは16×16画
素、画面サイズは704×480画素、画面の領域分割
は水平方向が6等分割、垂直方向が4等分割である。た
だし、整数個のブロック毎の分割になるように、画面の
周囲1ブロックラインを除いて領域分割をする。
【0048】選択ブロック画像読み出し回路5によっ
て、符号化対象フレーム画像メモリ2より基本選択位置
のブロックの画像データが順に読み出され選択ブロック
画像メモリ7に格納される。これと同時に、読み出され
た基本選択位置ブロックに対応する参照領域(通常、ブ
ロックのアドレスの周囲±N画素に選ばれる)の画像デ
ータが参照領域画像読み出し回路6によって参照フレー
ム画像メモリ1から読み出され参照領域画像メモリ6に
格納される。
て、符号化対象フレーム画像メモリ2より基本選択位置
のブロックの画像データが順に読み出され選択ブロック
画像メモリ7に格納される。これと同時に、読み出され
た基本選択位置ブロックに対応する参照領域(通常、ブ
ロックのアドレスの周囲±N画素に選ばれる)の画像デ
ータが参照領域画像読み出し回路6によって参照フレー
ム画像メモリ1から読み出され参照領域画像メモリ6に
格納される。
【0049】ここまでの説明から理解されるように、本
ステップでのブロック選択を特許請求の範囲の記載と対
応させるならば、水平及び垂直方向に一定ブロック数間
隔で定められた基本選択位置にあるブロックを、代表ブ
ロックとして選択するわけである。
ステップでのブロック選択を特許請求の範囲の記載と対
応させるならば、水平及び垂直方向に一定ブロック数間
隔で定められた基本選択位置にあるブロックを、代表ブ
ロックとして選択するわけである。
【0050】ステップ110(MV検出ブロック1次選
択):このステップと前ステップは、全ての基本選択位
置に関して、繰り返し実行される(この繰り返しは図2
には明示されていない)。
択):このステップと前ステップは、全ての基本選択位
置に関して、繰り返し実行される(この繰り返しは図2
には明示されていない)。
【0051】評価器8において、メモリ7に格納された
基本選択位置ブロックの画像データを用いて、同ブロッ
ク内の輝度信号の勾配ベクトルの広がりの大きさの評価
値を求める。この評価値と閾値メモリ(#1)10に格
納されている閾値との比較判定を閾値判定器9で行な
う。評価値が閾値より大きいときは、この基本選択位置
のブロックの動きベクトル検出の信頼度は高いと推定さ
れるので、この基本選択位置はMV検出ブロック1次選
択位置とされ、閾値判定器9からはリジェクト信号R1
は出力されない。
基本選択位置ブロックの画像データを用いて、同ブロッ
ク内の輝度信号の勾配ベクトルの広がりの大きさの評価
値を求める。この評価値と閾値メモリ(#1)10に格
納されている閾値との比較判定を閾値判定器9で行な
う。評価値が閾値より大きいときは、この基本選択位置
のブロックの動きベクトル検出の信頼度は高いと推定さ
れるので、この基本選択位置はMV検出ブロック1次選
択位置とされ、閾値判定器9からはリジェクト信号R1
は出力されない。
【0052】評価値が閾値以下であるならば、この基本
選択位置ブロックの動きベクトルの検出の信頼度は低い
と推定されるので、この基本選択位置はMV検出ブロッ
ク1次選択位置とはされず、閾値判定器9からリジェク
ト信号R1が出力される。
選択位置ブロックの動きベクトルの検出の信頼度は低い
と推定されるので、この基本選択位置はMV検出ブロッ
ク1次選択位置とはされず、閾値判定器9からリジェク
ト信号R1が出力される。
【0053】リジェクト信号R1が出力された場合、選
択ブロック位置アドレス生成回路3にて、入力された候
補位置パターンに従って、この基本選択位置の周囲の複
数の候補位置の中の一つを選び、その候補位置のブロッ
クのアドレスを発生し、この候補位置のブロックの画像
データが選択ブロック画像読み出し回路3により符号化
対象フレーム画像メモリ2から読み出されて選択ブロッ
ク画像メモリ7に格納される。同時に、このブロックに
対応した参照領域の画像データも参照フレーム画像メモ
リ1より参照領域画像メモリ6に読み出される。
択ブロック位置アドレス生成回路3にて、入力された候
補位置パターンに従って、この基本選択位置の周囲の複
数の候補位置の中の一つを選び、その候補位置のブロッ
クのアドレスを発生し、この候補位置のブロックの画像
データが選択ブロック画像読み出し回路3により符号化
対象フレーム画像メモリ2から読み出されて選択ブロッ
ク画像メモリ7に格納される。同時に、このブロックに
対応した参照領域の画像データも参照フレーム画像メモ
リ1より参照領域画像メモリ6に読み出される。
【0054】このブロックについて、評価器8で輝度信
号の勾配ベクトルの広がりの大きさの評価値を求め、閾
値判定器9でこの評価値について閾値判定を行なう。評
価値>閾値であるならば、この候補位置のブロックは動
きベクトル検出の信頼度が高いと推定されるので、この
候補位置がMV検出ブロック1次選択位置とされる。し
かし、評価値≦閾値ならば、閾値判定器9からリジェク
ト信号R1が再び出力される。選択ブロック位置アドレ
ス生成回路3では、候補位置パターンに従って、前回選
んだ候補位置の次の候補位置を選び、その位置のブロッ
クのアドレスを発生する。このブロックの画像データが
選択ブロック画像メモリ7に読み出され、同様の表価値
の判定が行なわれる。対応した参照領域の画像データも
同時に読み出される。
号の勾配ベクトルの広がりの大きさの評価値を求め、閾
値判定器9でこの評価値について閾値判定を行なう。評
価値>閾値であるならば、この候補位置のブロックは動
きベクトル検出の信頼度が高いと推定されるので、この
候補位置がMV検出ブロック1次選択位置とされる。し
かし、評価値≦閾値ならば、閾値判定器9からリジェク
ト信号R1が再び出力される。選択ブロック位置アドレ
ス生成回路3では、候補位置パターンに従って、前回選
んだ候補位置の次の候補位置を選び、その位置のブロッ
クのアドレスを発生する。このブロックの画像データが
選択ブロック画像メモリ7に読み出され、同様の表価値
の判定が行なわれる。対応した参照領域の画像データも
同時に読み出される。
【0055】リジェクト信号R1が出力されなければ、
その候補位置がMV検出ブロック1次選択位置とされる
が、リジェクト信号R1が出力されたならば、次の候補
位置のブロックの画像データが読み出されて評価値の判
定が行なわれる。最後の候補位置まで進み、それに対し
てもリジェクト信号R1が出力された場合には、当該基
本選択位置に関してはMV検出ブロック1次選択位置は
求められないことになる。
その候補位置がMV検出ブロック1次選択位置とされる
が、リジェクト信号R1が出力されたならば、次の候補
位置のブロックの画像データが読み出されて評価値の判
定が行なわれる。最後の候補位置まで進み、それに対し
てもリジェクト信号R1が出力された場合には、当該基
本選択位置に関してはMV検出ブロック1次選択位置は
求められないことになる。
【0056】図3は、ここまで説明したMV検出ブロッ
ク1次選択処理の内容を簡略化して示したフローチャー
トである。
ク1次選択処理の内容を簡略化して示したフローチャー
トである。
【0057】なお、候補位置は基本選択位置に周囲に必
要個数設定すればよいが、本実施例では図14に網掛け
格子で示した8個の候補位置が設定される。候補位置の
個数を多くすれば、基本選択位置に代わりMV検出ブロ
ック1次選択位置が見つからないケースは少なくなるの
で、パラメタ推定精度の面では有利といえる。しかし反
面、MV検出ブロック1次選択処理のための時間が増加
する可能性がある。
要個数設定すればよいが、本実施例では図14に網掛け
格子で示した8個の候補位置が設定される。候補位置の
個数を多くすれば、基本選択位置に代わりMV検出ブロ
ック1次選択位置が見つからないケースは少なくなるの
で、パラメタ推定精度の面では有利といえる。しかし反
面、MV検出ブロック1次選択処理のための時間が増加
する可能性がある。
【0058】ここで、本ステップの処理内容を特許請求
の範囲の記載と対応させれば、次のとおりである。前ス
テップで選択されたブロックの動きベクトル検出の信頼
度を、輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさ
を評価値によって推定し、それが低いときには当該ブロ
ックを代表ブロックから除外し、その周囲に予め定めた
位置にあるブロックの中から動きベクトルの信頼度が高
いと推定されるブロックを探し、見つかったならば、そ
のブロックを除外されたブロックに代えて代表ブロック
とする。
の範囲の記載と対応させれば、次のとおりである。前ス
テップで選択されたブロックの動きベクトル検出の信頼
度を、輝度信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさ
を評価値によって推定し、それが低いときには当該ブロ
ックを代表ブロックから除外し、その周囲に予め定めた
位置にあるブロックの中から動きベクトルの信頼度が高
いと推定されるブロックを探し、見つかったならば、そ
のブロックを除外されたブロックに代えて代表ブロック
とする。
【0059】さて、評価器8において輝度信号の勾配ベ
クトルの分布の広がりの評価値を求めるが、評価値を求
めるためのアルゴリズムの例を次に説明する。
クトルの分布の広がりの評価値を求めるが、評価値を求
めるためのアルゴリズムの例を次に説明する。
【0060】まず、ブロック内の各画素での輝度信号の
勾配を求める必要がある。そのアルゴリズムは、ノンイ
ンターレス画像の場合、C言語で図4のように記述する
ことができる。ここで、ME_BLK_SIZEはブロックのサイ
ズであり、本実施例ではブロックは16×16画素であ
るので、図4のC言語ソースリストの1行目のプリプロ
セッサ制御文でME_BLK_SIZE=16に定義する。MBImgは
ブロック内の各画素の輝度値の配列である。i,jはブ
ロック内の画素の水平,垂直方向の相対的位置である。
図4の入れ子構造のfor文において、i及びjをME_B
LK_SZ-1に達するまで0から1ずつインクリメントしな
がら、整数演算によって、各画素でのx(水平)方向の
勾配grad[i][j][HORZ]とy(垂直)方向の勾配grad[i]
[j][VERT]が求められる。
勾配を求める必要がある。そのアルゴリズムは、ノンイ
ンターレス画像の場合、C言語で図4のように記述する
ことができる。ここで、ME_BLK_SIZEはブロックのサイ
ズであり、本実施例ではブロックは16×16画素であ
るので、図4のC言語ソースリストの1行目のプリプロ
セッサ制御文でME_BLK_SIZE=16に定義する。MBImgは
ブロック内の各画素の輝度値の配列である。i,jはブ
ロック内の画素の水平,垂直方向の相対的位置である。
図4の入れ子構造のfor文において、i及びjをME_B
LK_SZ-1に達するまで0から1ずつインクリメントしな
がら、整数演算によって、各画素でのx(水平)方向の
勾配grad[i][j][HORZ]とy(垂直)方向の勾配grad[i]
[j][VERT]が求められる。
【0061】なお、対象画像がインタレース画像の場合
には、y(垂直)方向の勾配については1ラインおきに
輝度値の差をとり、それを1/2倍して求める。したが
って、この場合のアルゴリズムは、C言語で記述すれば
図5のように表現できる。1ラインおきに輝度値の差を
とる関係から、一つの目のfor文の終了条件がME_BLK
_SZ-2に変更され、またgrad[i][j][VERT]の演算式が変
更される。
には、y(垂直)方向の勾配については1ラインおきに
輝度値の差をとり、それを1/2倍して求める。したが
って、この場合のアルゴリズムは、C言語で記述すれば
図5のように表現できる。1ラインおきに輝度値の差を
とる関係から、一つの目のfor文の終了条件がME_BLK
_SZ-2に変更され、またgrad[i][j][VERT]の演算式が変
更される。
【0062】このようにして求めた各画素での勾配を用
いて、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広
がりの表価値(ブロックの動きベクトルの検出の推定さ
れる信頼度)を求める。そのためのアルゴリズムの例を
簡略化したC言語ソースリストとして図6と図7に示
す。*reliableが目的の評価値である。abs()は絶対値を
求める関数、MIN()は最大値を求める関数である。
いて、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広
がりの表価値(ブロックの動きベクトルの検出の推定さ
れる信頼度)を求める。そのためのアルゴリズムの例を
簡略化したC言語ソースリストとして図6と図7に示
す。*reliableが目的の評価値である。abs()は絶対値を
求める関数、MIN()は最大値を求める関数である。
【0063】図6に示したアルゴリズムでは、図16に
示した矩形1003に相当する矩形の面積の1/4の値
を表価値として求める(請求項9に相当)。図7に示し
たアルゴリズムでは、図17に示した矩形1005,1
008に相当する矩形の小さいほうの面積の1/4の値
を表価値として求める(請求項10に相当)。
示した矩形1003に相当する矩形の面積の1/4の値
を表価値として求める(請求項9に相当)。図7に示し
たアルゴリズムでは、図17に示した矩形1005,1
008に相当する矩形の小さいほうの面積の1/4の値
を表価値として求める(請求項10に相当)。
【0064】ステップ120(グローバル動きパラメタ
1次推定):前ステップで決定されたMV検出ブロック
1次選択位置のブロック(この段階までに代表ブロック
とされたブロック)のアドレスが選択ブロック位置アド
レス生成回路3で生成され、それら各ブロックと対応し
た参照領域の画像データがそれぞれ、選択ブロック画像
読み出し回路5及び参照領域画像読み出し回路4によっ
て、符号化対象フレーム画像メモリ4及び参照フレーム
画像メモリ1より順次読み出され、選択ブロック画像メ
モリ7及び参照領域画像メモリ6を介してMV検出回路
11に入力される。MV検出回路11では、入力された
ブロックと参照領域の画像データから、ブロックマッチ
ング法等によって、当該ブロックの動きベクトルを検出
する。検出された動きベクトルとブロックのアドレスは
検出MVメモリ12に格納される。
1次推定):前ステップで決定されたMV検出ブロック
1次選択位置のブロック(この段階までに代表ブロック
とされたブロック)のアドレスが選択ブロック位置アド
レス生成回路3で生成され、それら各ブロックと対応し
た参照領域の画像データがそれぞれ、選択ブロック画像
読み出し回路5及び参照領域画像読み出し回路4によっ
て、符号化対象フレーム画像メモリ4及び参照フレーム
画像メモリ1より順次読み出され、選択ブロック画像メ
モリ7及び参照領域画像メモリ6を介してMV検出回路
11に入力される。MV検出回路11では、入力された
ブロックと参照領域の画像データから、ブロックマッチ
ング法等によって、当該ブロックの動きベクトルを検出
する。検出された動きベクトルとブロックのアドレスは
検出MVメモリ12に格納される。
【0065】全てのMV検出ブロック1次選択位置のブ
ロックについて動きベクトルが得られると、グローバル
動きパラメタ推定回路13において、それら動きベクト
ル(代表MV)を用い、最小二乗誤差法によりパンパラ
メタe,fとズームパラメタmが推定される。
ロックについて動きベクトルが得られると、グローバル
動きパラメタ推定回路13において、それら動きベクト
ル(代表MV)を用い、最小二乗誤差法によりパンパラ
メタe,fとズームパラメタmが推定される。
【0066】図8は、この推定アルゴリズムを示す簡略
化したC言語ソースリストである。図8において、mvは
代表MVの配列、Y_WIDTH,Y_HEIGHTは画素単位の画面
の水平方向,垂直方向のサイズである。ME_BLK_SZはブ
ロックの一辺のサイズでり、ここでは1行目の制御文で
16と定義される。MB_X_SIZE,MB_Y_SIZEはブロック単
位の画面の水平方向,垂直方向のサイズであり、2行目
と3行目の制御文で定義される。DEF_MV_SPLT_Xは画面
の水平分割数(水平方向の代表MV数)、DEF_MV_SPLT_
Yは画面の垂直分割数(垂直方向の代表MV数)であ
り、それぞれ4行目と5行目の制御文で6と4に定義さ
れる。(x,y)はブロックの中心画素の位置、(vx,
vy)はブロック中心画素の動きベクトルの垂直方向,
水平方向の成分である。gmc_params[E],gmc_params[F]
は目的の水平,垂直方向のパンパラメタ(前出の(3)
式のe,f)であり、zoom_params(=gmc_params[D])
は目的のズームパラメタ((3)式のm)である。
化したC言語ソースリストである。図8において、mvは
代表MVの配列、Y_WIDTH,Y_HEIGHTは画素単位の画面
の水平方向,垂直方向のサイズである。ME_BLK_SZはブ
ロックの一辺のサイズでり、ここでは1行目の制御文で
16と定義される。MB_X_SIZE,MB_Y_SIZEはブロック単
位の画面の水平方向,垂直方向のサイズであり、2行目
と3行目の制御文で定義される。DEF_MV_SPLT_Xは画面
の水平分割数(水平方向の代表MV数)、DEF_MV_SPLT_
Yは画面の垂直分割数(垂直方向の代表MV数)であ
り、それぞれ4行目と5行目の制御文で6と4に定義さ
れる。(x,y)はブロックの中心画素の位置、(vx,
vy)はブロック中心画素の動きベクトルの垂直方向,
水平方向の成分である。gmc_params[E],gmc_params[F]
は目的の水平,垂直方向のパンパラメタ(前出の(3)
式のe,f)であり、zoom_params(=gmc_params[D])
は目的のズームパラメタ((3)式のm)である。
【0067】この処理の概略は次のとおりである。各種
変数を初期化した後、入れ子構造のfor文の部分で、
ブロックの垂直方向番号blno_yと水平方向番号bloc_xを
インクリメントしながら、各ブロックの中心画素の位置
(x,y)を求め、その画素位置の動きベクトルの垂直
方向成分と水平方向成分を配列mvより読み出して(実
際にはメモリ15より読み出す)、これを変数vy,v
xに代入し、また各種変数のインクリメント、加算の操
作を繰り返す。これを終了後、パラメタを算出する。
変数を初期化した後、入れ子構造のfor文の部分で、
ブロックの垂直方向番号blno_yと水平方向番号bloc_xを
インクリメントしながら、各ブロックの中心画素の位置
(x,y)を求め、その画素位置の動きベクトルの垂直
方向成分と水平方向成分を配列mvより読み出して(実
際にはメモリ15より読み出す)、これを変数vy,v
xに代入し、また各種変数のインクリメント、加算の操
作を繰り返す。これを終了後、パラメタを算出する。
【0068】ステップ130(MV展開1次):MV展
開回路14において、前ステップで得られたパラメタ
e,f,mを前出(3)式に代入し、各MV検出ブロッ
ク1次選択位置のブロックの動きベクトルを展開する。
展開された動きベクトルは展開MVメモリ15に格納さ
れる。
開回路14において、前ステップで得られたパラメタ
e,f,mを前出(3)式に代入し、各MV検出ブロッ
ク1次選択位置のブロックの動きベクトルを展開する。
展開された動きベクトルは展開MVメモリ15に格納さ
れる。
【0069】ステップ140(MV検出ブロック2次選
択):MV差判定回路16において、各MV検出ブロッ
ク1次選択位置のブロックについて、展開MVメモリ1
5内のパラメタ展開された動きベクトルと、検出MVメ
モリ12内の検出された動きベクトルとの差(例えば、
動きベクトルのx,y成分の差の絶対値の和)を、閾値
メモリ(#2)17に格納されている閾値と比較する。
動きベクトル差<閾値ならば、当該ブロックはMV検出
ブロック2次選択位置のブロックに入れるべきと判断さ
れるので、MV差判定回路16は何もしない。つまり、
当該ブロックの検出動きベクトルは有効なものとして検
出MVメモリ12内に保存されることになる。
択):MV差判定回路16において、各MV検出ブロッ
ク1次選択位置のブロックについて、展開MVメモリ1
5内のパラメタ展開された動きベクトルと、検出MVメ
モリ12内の検出された動きベクトルとの差(例えば、
動きベクトルのx,y成分の差の絶対値の和)を、閾値
メモリ(#2)17に格納されている閾値と比較する。
動きベクトル差<閾値ならば、当該ブロックはMV検出
ブロック2次選択位置のブロックに入れるべきと判断さ
れるので、MV差判定回路16は何もしない。つまり、
当該ブロックの検出動きベクトルは有効なものとして検
出MVメモリ12内に保存されることになる。
【0070】しかし、動きベクトル差≧閾値ならば、当
該ブロックはMV検出ブロック2次選択位置のブロック
から除外すべきと判断されるので、MV差判定回路16
は当該ブロック(リジェクトブロック)のアドレスを検
出MVメモリ12へ送り、検出MVメモリ12より当該
ブロックの検出動きベクトルを削除する。この時に、リ
ジェクトブロックの代替ブロックを探すモードと探さな
いモードを選ぶことができる。
該ブロックはMV検出ブロック2次選択位置のブロック
から除外すべきと判断されるので、MV差判定回路16
は当該ブロック(リジェクトブロック)のアドレスを検
出MVメモリ12へ送り、検出MVメモリ12より当該
ブロックの検出動きベクトルを削除する。この時に、リ
ジェクトブロックの代替ブロックを探すモードと探さな
いモードを選ぶことができる。
【0071】代替ブロックを探さないモードが選ばれる
と、図1中のスイッチ18は図示のように開いた状態と
なり、リジェクトブロックアドレスを選択ブロック位置
アドレス生成回路3へは与えられず、格別の処理は行な
われない。
と、図1中のスイッチ18は図示のように開いた状態と
なり、リジェクトブロックアドレスを選択ブロック位置
アドレス生成回路3へは与えられず、格別の処理は行な
われない。
【0072】一方、代替ブロックを探すモードが選ばれ
たときには、図1中のスイッチ18は閉じた状態とさ
れ、リジェクトブロックアドレスは選択ブロック位置ア
ドレス生成回路3へも送られ、次に述べる処理が行なわ
れる。
たときには、図1中のスイッチ18は閉じた状態とさ
れ、リジェクトブロックアドレスは選択ブロック位置ア
ドレス生成回路3へも送られ、次に述べる処理が行なわ
れる。
【0073】選択ブロック位置アドレス生成回路3にお
いて、当該リジェクトブロックに対応する代替ブロック
位置アドレスを生成する。リジェクトブロックが基本選
択位置のブロックであったときには、候補位置パターン
従って最初の候補位置から順に代替ブロック位置を選
ぶ。リジェクトブロックがある候補位置のブロックであ
ったときは、候補位置パターンに従って、その次の候補
位置から順に代替ブロックを選ぶ。この代替ブロックに
ついて、ステップ110と同様な動きベクトル検出の信
頼度の評価を行なう。信頼度が低いと判断されたときは
閾値判定器9からリジェクト信号R1が出るので、選択
ブロック位置アドレス生成回路3で次の代替ブロックの
アドレスが生成され、そのブロックについて同様の評価
が行なわれる。代替ブロックの読み出し時に、対応した
参照領域も同時に読み出される。
いて、当該リジェクトブロックに対応する代替ブロック
位置アドレスを生成する。リジェクトブロックが基本選
択位置のブロックであったときには、候補位置パターン
従って最初の候補位置から順に代替ブロック位置を選
ぶ。リジェクトブロックがある候補位置のブロックであ
ったときは、候補位置パターンに従って、その次の候補
位置から順に代替ブロックを選ぶ。この代替ブロックに
ついて、ステップ110と同様な動きベクトル検出の信
頼度の評価を行なう。信頼度が低いと判断されたときは
閾値判定器9からリジェクト信号R1が出るので、選択
ブロック位置アドレス生成回路3で次の代替ブロックの
アドレスが生成され、そのブロックについて同様の評価
が行なわれる。代替ブロックの読み出し時に、対応した
参照領域も同時に読み出される。
【0074】このようにして、動きベクトル検出の信頼
度が高いと推定される代替ブロックが見つかると、この
代替ブロックの動きベクトルをMV検出回路11で検出
し、検出した動きベクトルを検出MVメモリ12に格納
する。そして、この検出動きベクトルと、展開MVメモ
リ15内の当該リジェクトブロックの展開動きベクトル
との差の判定がMV差判定回路16で行なう。動きベク
トル差<閾値ならば、当該代替ブロックがリジェクトブ
ロックの代わりにMV検出ブロック2次選択位置とされ
る。
度が高いと推定される代替ブロックが見つかると、この
代替ブロックの動きベクトルをMV検出回路11で検出
し、検出した動きベクトルを検出MVメモリ12に格納
する。そして、この検出動きベクトルと、展開MVメモ
リ15内の当該リジェクトブロックの展開動きベクトル
との差の判定がMV差判定回路16で行なう。動きベク
トル差<閾値ならば、当該代替ブロックがリジェクトブ
ロックの代わりにMV検出ブロック2次選択位置とされ
る。
【0075】しかし、ここでも動きベクトル差≧閾値と
なったときには、当該代替ブロックのアドレスがリジェ
クトブロックアドレスとして、検出MVメモリ12へ送
られて対応の検出動きベクトルが削除され、また選択ブ
ロック位置アドレス生成回路3へも送られ、次の候補位
置から代替ブロックを探す処理を続ける。最後の候補位
置まで進んでも有効な代替ブロックが見つからない場合
には、リジェクトブロックに対応する分割領域では、パ
ラメタ最終推定に用いるブロックは選ばれないことにな
る。
なったときには、当該代替ブロックのアドレスがリジェ
クトブロックアドレスとして、検出MVメモリ12へ送
られて対応の検出動きベクトルが削除され、また選択ブ
ロック位置アドレス生成回路3へも送られ、次の候補位
置から代替ブロックを探す処理を続ける。最後の候補位
置まで進んでも有効な代替ブロックが見つからない場合
には、リジェクトブロックに対応する分割領域では、パ
ラメタ最終推定に用いるブロックは選ばれないことにな
る。
【0076】図9は、代替ブロックを探すモードにおけ
る上述のMV検出ブロック2次選択処理の内容を簡略化
して示したフローチャートである。
る上述のMV検出ブロック2次選択処理の内容を簡略化
して示したフローチャートである。
【0077】代替ブロックを探すモードは、探さないモ
ードに比べて処理量が増加する可能性はあるが、代表す
るブロックのない分割領域が生じにくい分、最終的なパ
ラメタ推定精度を上げることができる。
ードに比べて処理量が増加する可能性はあるが、代表す
るブロックのない分割領域が生じにくい分、最終的なパ
ラメタ推定精度を上げることができる。
【0078】ステップ150(グローバル動きパラメタ
2次推定):これは本発明の最終処理ステップである。
グローバル動きパラメタ推定回路13において、検出M
Vメモリ12に格納されているMV検出ブロック2次選
択位置及びその位置のブロックり検出動きベクトルを用
いて、前記ステップ120と同じ処理により、グローバ
ル動きのパンパラメタe,f及びズームパラメタmを推
定する。これがパラメタの最終的な推定結果である。
2次推定):これは本発明の最終処理ステップである。
グローバル動きパラメタ推定回路13において、検出M
Vメモリ12に格納されているMV検出ブロック2次選
択位置及びその位置のブロックり検出動きベクトルを用
いて、前記ステップ120と同じ処理により、グローバ
ル動きのパンパラメタe,f及びズームパラメタmを推
定する。これがパラメタの最終的な推定結果である。
【0079】ステップ160(MV展開(2次)),ス
テップ170(MPEG符号化):MV展開回路14に
より、前ステップで推定されたパラメタe,f,mを用
い前出(3)式に従って全てのブロックの動きベクトル
を展開し、展開MVメモリ15に格納する(ステップ1
60)。この展開動きベクトルを使用し、図示しない公
知の符号化手段によってMPEG符号化を行なう(ステ
ップ170)。
テップ170(MPEG符号化):MV展開回路14に
より、前ステップで推定されたパラメタe,f,mを用
い前出(3)式に従って全てのブロックの動きベクトル
を展開し、展開MVメモリ15に格納する(ステップ1
60)。この展開動きベクトルを使用し、図示しない公
知の符号化手段によってMPEG符号化を行なう(ステ
ップ170)。
【0080】<実施例2>図10は本実施例の処理の流
れの概略を示すフローチャートである。本実施例は前記
実施例1の処理を簡略化したものであるので、前記実施
例1との相違点を中心に処理内容を説明する。
れの概略を示すフローチャートである。本実施例は前記
実施例1の処理を簡略化したものであるので、前記実施
例1との相違点を中心に処理内容を説明する。
【0081】ステップ400、ステップ410及びステ
ップ420はそれぞれ図2のステップ100、ステップ
110及びステップ120と同一の処理ステップであ
る。ステップ430及びステップ440はそれぞれ図2
のステップ160及びステップ170と同じ処理ステッ
プであるが、ステップ430はステップ420により推
定されたパンパラメタ及びズームパラメタを最終的な推
定結果として用いる。
ップ420はそれぞれ図2のステップ100、ステップ
110及びステップ120と同一の処理ステップであ
る。ステップ430及びステップ440はそれぞれ図2
のステップ160及びステップ170と同じ処理ステッ
プであるが、ステップ430はステップ420により推
定されたパンパラメタ及びズームパラメタを最終的な推
定結果として用いる。
【0082】本実施例は、図2のステップ130,14
0,150に相当する処理ステップが省かれているので
(MV差判定回路16に関係した動作は行なわれな
い)、その分、前記実施例1より処理量は減るという利
点がある。しかし、前記実施例に比べ、背景のグローバ
ルな動きと異なる動き部分のブロックがパラメタ推定の
ための代表ブロックとして最終的に選ばれる危険性が増
加する分、パラメタの推定精度の面では不利である。し
たがって、本実施例は前記実施例1ほどのパラメタ推定
精度を必要としないが、一層の処理量削減が望まれる場
合に好適である。
0,150に相当する処理ステップが省かれているので
(MV差判定回路16に関係した動作は行なわれな
い)、その分、前記実施例1より処理量は減るという利
点がある。しかし、前記実施例に比べ、背景のグローバ
ルな動きと異なる動き部分のブロックがパラメタ推定の
ための代表ブロックとして最終的に選ばれる危険性が増
加する分、パラメタの推定精度の面では不利である。し
たがって、本実施例は前記実施例1ほどのパラメタ推定
精度を必要としないが、一層の処理量削減が望まれる場
合に好適である。
【0083】<実施例3>本実施例は前記実施例2をさ
らに簡略化したもので、図11は本実施例の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。
らに簡略化したもので、図11は本実施例の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。
【0084】図11において、ステップ500は図2の
ステップ100と同じ処理ステップである。ステップ5
10は図2のステップ110に対応する処理ステップで
あり、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの広がりの
大きさの評価値を用いて、基本選択位置のブロックの動
きベクトル検出の信頼度を評価し、信頼度が低いと判断
したブロックはパラメタ推定のための代表ブロックから
除外するが、ステップ110とは異なり、除外したブロ
ックの代替のブロックを探す操作は行なわない(閾値判
定器9からリジェクト信号R1が出力されても、選択ブ
ロック位置アドレス生成回路3は候補位置のブロックの
アドレスを生成する動作は行なわず、除外されたブロッ
クが無視されるだけである)。図11のステップ52
0,530,540は図2のステップ120,160,
170と同じ処理ステップである。
ステップ100と同じ処理ステップである。ステップ5
10は図2のステップ110に対応する処理ステップで
あり、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの広がりの
大きさの評価値を用いて、基本選択位置のブロックの動
きベクトル検出の信頼度を評価し、信頼度が低いと判断
したブロックはパラメタ推定のための代表ブロックから
除外するが、ステップ110とは異なり、除外したブロ
ックの代替のブロックを探す操作は行なわない(閾値判
定器9からリジェクト信号R1が出力されても、選択ブ
ロック位置アドレス生成回路3は候補位置のブロックの
アドレスを生成する動作は行なわず、除外されたブロッ
クが無視されるだけである)。図11のステップ52
0,530,540は図2のステップ120,160,
170と同じ処理ステップである。
【0085】本実施例は、ステップ510において除外
したブロックの代替ブロックを探さないため、前記実施
例2に比べ、パラメタ推定に用いられるブロックの個数
が減少してパラメタ推定精度が悪化する虞があるが、処
理量は減少する。したがって、本実施例は、処理量の削
減を優先する用途に好適である。
したブロックの代替ブロックを探さないため、前記実施
例2に比べ、パラメタ推定に用いられるブロックの個数
が減少してパラメタ推定精度が悪化する虞があるが、処
理量は減少する。したがって、本実施例は、処理量の削
減を優先する用途に好適である。
【0086】<実施例4>本実施例は前記実施例3をさ
らに簡略化したもので、図12は本実施例の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。
らに簡略化したもので、図12は本実施例の処理の流れ
の概略を示すフローチャートである。
【0087】図12において、ステップ600及びステ
ップ610はそれぞれ図2のステップ100及びステッ
プ120と同一の処理ステップである。ステップ620
及びステップ630はそれぞれ図2のステップ160及
びステップ170と同じ処理ステップである。
ップ610はそれぞれ図2のステップ100及びステッ
プ120と同一の処理ステップである。ステップ620
及びステップ630はそれぞれ図2のステップ160及
びステップ170と同じ処理ステップである。
【0088】本実施例は、基本選択位置のブロックがそ
のままパラメタ推定のための代表ブロックとされるの
で、動きベクトル検出の信頼度の低いブロックの動きパ
ラメタがパラメタ推定に用いられる危険性が高い分、そ
れほど高いパラメタ推定精度を期待できない場合がある
が、処理量は極めて少ない。評価器8、閾値判定器9、
MV差判定回路16、それらの周辺ハードウエアは不要
となる。したがって、本実施例は、処理量の削減、処理
の高速化及びハードウエアの削減を最優先する用途に適
するといえよう。
のままパラメタ推定のための代表ブロックとされるの
で、動きベクトル検出の信頼度の低いブロックの動きパ
ラメタがパラメタ推定に用いられる危険性が高い分、そ
れほど高いパラメタ推定精度を期待できない場合がある
が、処理量は極めて少ない。評価器8、閾値判定器9、
MV差判定回路16、それらの周辺ハードウエアは不要
となる。したがって、本実施例は、処理量の削減、処理
の高速化及びハードウエアの削減を最優先する用途に適
するといえよう。
【0089】以上、本発明のいくつかの実施例について
説明したが、それらの変形や組合せも可能であることは
当業者にとって明白であろう。また、本発明のパラメタ
推定方法は、動画像符号化以外の目的にも応用できるこ
とは当然である。
説明したが、それらの変形や組合せも可能であることは
当業者にとって明白であろう。また、本発明のパラメタ
推定方法は、動画像符号化以外の目的にも応用できるこ
とは当然である。
【0090】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
乃至10の各項記載の発明は、動画像のグローバル動き
パラメタ推定処理のネックとなってぃた動きベクトル検
出のための処理量の削減を、パラメタ推定精度をそれほ
ど落とすことなく、達成でき、したがって、処理量の削
減が重要な小型のデジタルビデオカメラのような、グロ
ーバル動きのみ補償する簡易な動画像符号化システムの
実現に大きく寄与するものである。
乃至10の各項記載の発明は、動画像のグローバル動き
パラメタ推定処理のネックとなってぃた動きベクトル検
出のための処理量の削減を、パラメタ推定精度をそれほ
ど落とすことなく、達成でき、したがって、処理量の削
減が重要な小型のデジタルビデオカメラのような、グロ
ーバル動きのみ補償する簡易な動画像符号化システムの
実現に大きく寄与するものである。
【0091】請求項2記載の発明によれば、パラメタ推
定に用いるブロックの選択のための処理量が少なく、選
択されたブロック以外の動きベクトルの検出は全く必要
とされないので、処理量の大幅削減と処理の高速化が可
能となる。
定に用いるブロックの選択のための処理量が少なく、選
択されたブロック以外の動きベクトルの検出は全く必要
とされないので、処理量の大幅削減と処理の高速化が可
能となる。
【0092】請求項3記載の発明によれば、動きベクト
ルを検出する前に、動きベクトルの検出の信頼度を推定
し、信頼度が高いと推定されるブロックのみ用いてグロ
ーバル動きパラメタの推定を行なうので、動きベクトル
検出のための処理量を削減しつつ、高精度なパラメタ推
定が可能となる。
ルを検出する前に、動きベクトルの検出の信頼度を推定
し、信頼度が高いと推定されるブロックのみ用いてグロ
ーバル動きパラメタの推定を行なうので、動きベクトル
検出のための処理量を削減しつつ、高精度なパラメタ推
定が可能となる。
【0093】請求項4記載の発明によれば、パラメタ推
定に用いるブロック数が過少になることを防止し、パラ
メタ推定の精度を維持できる。
定に用いるブロック数が過少になることを防止し、パラ
メタ推定の精度を維持できる。
【0094】請求項5または6記載の発明によれば、背
景のグローバルな動きと違う動きをする部分のブロック
の動きベクトルがパラメタ推定に用いられることによる
パラメタ推定精度の悪化を防止できる。さらに、請求項
6記載の発明によれば、そのような部分のブロックの代
替ブロックを探すことにより、パラメタ推定に用いられ
るブロックが過少になることを避けることができるた
め、より高精度のパラメタ推定が可能である。
景のグローバルな動きと違う動きをする部分のブロック
の動きベクトルがパラメタ推定に用いられることによる
パラメタ推定精度の悪化を防止できる。さらに、請求項
6記載の発明によれば、そのような部分のブロックの代
替ブロックを探すことにより、パラメタ推定に用いられ
るブロックが過少になることを避けることができるた
め、より高精度のパラメタ推定が可能である。
【0095】請求項7乃至10の各項記載の発明によれ
ば、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広が
りの大きさ、または、その評価値によって、ブロックの
動きベクトルを実際に検出することなく、動きベクトル
検出の信頼度を簡易に評価し、パラメタ推定に用いるの
に適したブロックを効率的に選択することができる。
ば、ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布の広が
りの大きさ、または、その評価値によって、ブロックの
動きベクトルを実際に検出することなく、動きベクトル
検出の信頼度を簡易に評価し、パラメタ推定に用いるの
に適したブロックを効率的に選択することができる。
【図1】本発明を実施するための処理系の一例を示すブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】実施例1の処理の流れを示す概略フローチャー
トである。
トである。
【図3】図2中のステップ110の処理内容を簡略化し
て示すフローチャートである。
て示すフローチャートである。
【図4】ブロック内の各画素での輝度信号の勾配を定義
するためのアルゴリズムの一例を記述したC言語ソース
リストを示す図である。
するためのアルゴリズムの一例を記述したC言語ソース
リストを示す図である。
【図5】インターレス画像の場合のブロック内の各画素
での輝度信号の勾配を定義するためのアルゴリズムの一
例を記述したC言語ソースリストを示す図である。
での輝度信号の勾配を定義するためのアルゴリズムの一
例を記述したC言語ソースリストを示す図である。
【図6】ブロックの輝度信号の勾配ベクトルの分布の広
がりの大きさの評価値を求めるためのアルゴリズムの一
例を記述したC言語ソースリストを示す図である。
がりの大きさの評価値を求めるためのアルゴリズムの一
例を記述したC言語ソースリストを示す図である。
【図7】ブロックの輝度信号の勾配ベクトルの分布の広
がりの大きさの評価値を求めるためのアルゴリズムの他
の例を記述したC言語ソースリストを示す図である。
がりの大きさの評価値を求めるためのアルゴリズムの他
の例を記述したC言語ソースリストを示す図である。
【図8】図2中のステップ120におけるグローバル動
きパラメタ推定アルゴリズムの一例を記述したC言語ソ
ースリストを示す図である。
きパラメタ推定アルゴリズムの一例を記述したC言語ソ
ースリストを示す図である。
【図9】図2中のステップ140の処理内容を簡略化し
て示すフローチャートである。
て示すフローチャートである。
【図10】実施例2の処理の流れを示す概略フローチャ
ートである。
ートである。
【図11】実施例3の処理の流れを示す概略フローチャ
ートである。
ートである。
【図12】実施例4の処理の流れを示す概略フローチャ
ートである。
ートである。
【図13】最小二乗誤差法によるグローバル動きパラメ
タの推定アルゴリズムを記述したC言語ソースリストを
示す図である。
タの推定アルゴリズムを記述したC言語ソースリストを
示す図である。
【図14】パラメタ推定のための代表ブロックの選択に
関連した画面領域分割、基本選択位置及び候補選択位置
の例を示す図である。
関連した画面領域分割、基本選択位置及び候補選択位置
の例を示す図である。
【図15】ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布
の広がりの例を示す図である。
の広がりの例を示す図である。
【図16】ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布
の広がりの大きさの評価方法の一例を説明するための図
である。
の広がりの大きさの評価方法の一例を説明するための図
である。
【図17】ブロック内の輝度信号の勾配ベクトルの分布
の広がりの大きさの評価方法の他の一例を説明するため
の図である。
の広がりの大きさの評価方法の他の一例を説明するため
の図である。
1 参照フレーム画像メモリ 2 符号化対象フレーム画像メモリ 3 選択ブロック位置アドレス生成回路 4 参照領域画像読み出し回路 5 選択ブロック画像読み出し回路 6 参照域画像メモリ 7 選択ブロック画像メモリ 8 評価器 9 閾値判定器 10 閾値メモリ(#1) 11 MV検出回路 12 検出MVメモリ 13 グローバル動きパラメタ推定回路 14 MV展開回路 15 展開MVメモリ 16 MV差判定回路 17 閾値メモリ(#2)
Claims (10)
- 【請求項1】 動画像の各フレームの画面を複数ブロッ
クに分割し、ブロック単位の動きベクトルからグローバ
ル動きの中のパン及びズームを表わすパラメタを最小二
乗誤差法により推定するグローバル動きパラメタ検出方
法において、 画面内の複数ブロックより一定のルールによって選択し
た一部のブロックの動きベクトルのみをパン及びズーム
のパラメタの推定に用いることを特徴とするグローバル
動きパラメタ検出方法。 - 【請求項2】 動画像の各フレームの画面を複数ブロッ
クに分割し、ブロック単位の動きベクトルからグローバ
ル動きの中のパン及びズームを表わすパラメタを最小二
乗誤差法により推定するグローバル動きパラメタ検出方
法において、 画面内の複数ブロックより水平方向及び垂直方向に一定
数ブロックおきに一部のブロックを代表ブロックとして
選択し、 代表ブロックとして選択されたブロックについてのみ、
その動きベクトルを検出して、それをパン及びズームの
パラメタを推定に用いることを特徴とするグローバル動
きパラメタ検出方法。 - 【請求項3】 動画像の各フレームの画面を複数ブロッ
クに分割し、ブロック単位の動きベクトルからグローバ
ル動きの中のパン及びズームを表わすパラメタを最小二
乗誤差法により推定するグローバル動きパラメタ検出方
法において、 画面内の複数ブロックより水平方向及び垂直方向に一定
ブロック数おきに一部のブロックを代表ブロックとして
選択し、 代表ブロックとして選択されたブロックの中で、動きベ
クトルの検出の信頼度が低いと推定されるブロックを代
表ブロックより除外し、 除外されずに残った代表ブロックについてのみ、その動
きベクトルを検出して、それをパン及びズームのパラメ
タの推定に用いることを特徴とするグローバル動きパラ
メタ検出方法。 - 【請求項4】 動画像の各フレームの画面を複数ブロッ
クに分割し、ブロック単位の動きベクトルからグローバ
ル動きのなかのパン及びズームを表わすパラメタを最小
二乗誤差法により推定するグローバル動きパラメタ検出
方法において、 画面内の複数ブロックより水平方向及び垂直方向に一定
数ブロックおきに一部のブロックを代表ブロックとして
選択し、 代表ブロックとして選択されたブロックの中で、動きベ
クトルの検出の信頼度が低いと推定されるブロックを代
表ブロックより除外し、 代表ブロックより除外されたブロックの周囲の予め定め
られた位置に、動きベクトルの検出の信頼度が高いと推
定されるブロックが存在するときには、そのブロックを
代表ブロックとし、 最終的に代表ブロックとされたブロックについてのみ、
その動きベクトルを検出してパン及びズームのパラメタ
の推定に用いることを特徴とするグローバル動きパラメ
タ検出方法。 - 【請求項5】 動画像の各フレームの画面を複数ブロッ
クに分割し、ブロック単位の動きベクトルからグローバ
ル動きのなかのパン及びズームを表わすパラメタを最小
二乗誤差法により推定するグローバル動きパラメタ検出
方法において、 画面内の複数ブロックより一定のルールによって一部の
ブロックを代表ブロックとして選択し、 代表ブロックとして選択されたブロックについて、動き
ベクトルの検出をし、得られた動きベクトルを用いて最
小二乗誤差法によりパン及びズームのパラメタを推定
し、 推定されたパン及びズームのパラメタから、代表ブロッ
クとして選択されたブロックの動きベクトルを展開し、 代表ブロックとして選択されたブロックの中で、展開さ
れた動きベクトルと検出された動きベクトルとの差が所
定の閾値を超えるブロックは代表ブロックより除外し、 除外されずに残った代表ブロックとしてのブロックにつ
いて検出された動きベクトルだけを用いて最小二乗誤差
法により最終的なパン及びズームのパラメタを推定する
ことを特徴とするグローバル動きパラメタ検出方法。 - 【請求項6】 動画像の各フレームの画面を複数ブロッ
クに分割し、ブロック単位の動きベクトルからグローバ
ル動きのなかのパン及びズームを表わすパラメタを最小
二乗誤差法により推定するグローバル動きパラメタ検出
方法において、 (a)画面内の複数ブロックより水平方向及び垂直方向
に一定数ブロックおきに一部のブロックを代表ブロック
として選択し、 (b)代表ブロックとして選択されたブロックの中で、
動きベクトルの検出の信頼度が低いと推定されるブロッ
クを代表ブロックより除外し、除外されたブロックの周
囲の予め定められた位置に、動きベクトルの検出の信頼
度が高いと推定されるブロックが存在するときには、そ
のブロックを代表ブロックとし、 (c)この段階において代表ブロックとされたブロック
について、動きベクトルの検出をし、得られた動きベク
トルを用いて最小二乗誤差法によりパン及びズームのパ
ラメタを推定し、 (e)推定されたパン及びズームのパラメタから、代表
ブロックとされたブロックの動きベクトルを展開し、代
表ブロックとされたブロックの中で、展開された動きベ
クトルと検出された動きベクトルとの差が所定の閾値を
超えるブロックは代表ブロックより除外し、除外された
ブロックの周囲の予め定められた位置に、動きベクトル
の検出の信頼度が高いと推定されるブロックが存在する
ときには、当該信頼度が高いと推定されたブロックの動
きベクトルを検出し、この動きベクトルと、当該信頼度
が高いと推定されたブロックに対応する前記(c)で展
開された動きベクトルとの差が所定の閾値以下のとき
は、当該信頼度が高いと推定されたブロックを代表ブロ
ックとし、 (f)この段階において代表ブロックとされたブロック
について検出された動きベクトルだけを用いて最小二乗
誤差法により最終的なパン及びズームのパラメタを推定
することを特徴とするグローバル動きパラメタ検出方
法。 - 【請求項7】 請求項3,4または6記載のグローバル
動きパラメタ検出方法において、ブロックの動きベクト
ルの検出の信頼度を推定するために、ブロック内の輝度
信号の勾配ベクトルの分布の広がりの大きさを用いるこ
とを特徴とするグローバル動きパラメタ検出方法。 - 【請求項8】 請求項7記載のグローバル動きパラメタ
検出方法において、対象となる動画像がインタレース画
像である場合には、ブロック内の輝度信号の勾配ベクト
ルの分布の広がりの大きさを求める際に、勾配ベクトル
の垂直方向成分については1ラインおきに勾配を計算す
ることを特徴とするグローバル動きパラメタ検出方法。 - 【請求項9】 請求項7記載のグローバル動きパラメタ
検出方法において、ブロック内の輝度信号の勾配ベクト
ルの分布の広がりの大きさの評価値として、ブロック内
全画素の勾配ベクトルの平均の方向と、これに直交する
方向について、勾配ベクトルの分布を覆うところの、こ
れら方向の軸に直交する最小の矩形の面積を用いること
を特徴とするグローバル動きパラメタ検出方法。 - 【請求項10】 請求項7記載のグローバル動きパラメ
タ検出方法において、ブロック内の輝度信号の勾配ベク
トルの分布の広がりの大きさの評価値として、勾配ベク
トルの分布を覆うところの水平及び垂直方向軸に直交す
る最小の矩形の面積と、勾配ベクトルの分布を覆うとこ
ろの水平及び垂直方向軸を45度回転させた軸に直交す
る最小の矩形の面積のうちの小さいほうの面積を用いる
ことを特徴とするグローバル動きパラメタ検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4274495A JPH08242454A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | グローバル動きパラメタ検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4274495A JPH08242454A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | グローバル動きパラメタ検出方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08242454A true JPH08242454A (ja) | 1996-09-17 |
Family
ID=12644533
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4274495A Pending JPH08242454A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | グローバル動きパラメタ検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08242454A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999021135A1 (en) * | 1997-10-16 | 1999-04-29 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method of deciding presence of global motion by using 2-dimensional translational motion vectors and linear regression |
| CN1053547C (zh) * | 1997-01-10 | 2000-06-14 | 广播电影电视部广播科学研究院 | 用节目制作参数进行图象运动估计的装置及其方法 |
| CN1055187C (zh) * | 1996-10-07 | 2000-08-02 | 广播电影电视部广播科学研究院 | 视频节目制作参数的提取方法及其系统 |
| JP2002544723A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法及び装置ならびにコンピュータプログラム製品及びコンピュータリーダブル格納媒体 |
| CN109495756A (zh) * | 2018-05-24 | 2019-03-19 | 曜科智能科技(上海)有限公司 | 基于旋转缩放的自适应运动搜索方法 |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP4274495A patent/JPH08242454A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1055187C (zh) * | 1996-10-07 | 2000-08-02 | 广播电影电视部广播科学研究院 | 视频节目制作参数的提取方法及其系统 |
| CN1053547C (zh) * | 1997-01-10 | 2000-06-14 | 广播电影电视部广播科学研究院 | 用节目制作参数进行图象运动估计的装置及其方法 |
| WO1999021135A1 (en) * | 1997-10-16 | 1999-04-29 | Electronics And Telecommunications Research Institute | Method of deciding presence of global motion by using 2-dimensional translational motion vectors and linear regression |
| JP2002544723A (ja) * | 1999-05-07 | 2002-12-24 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法及び装置ならびにコンピュータプログラム製品及びコンピュータリーダブル格納媒体 |
| JP4796696B2 (ja) * | 1999-05-07 | 2011-10-19 | プレゼント インヴェストメンツ エルエルシー | ディジタル化された画像のコンピュータ支援動き補償のための方法及び装置ならびにコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
| CN109495756A (zh) * | 2018-05-24 | 2019-03-19 | 曜科智能科技(上海)有限公司 | 基于旋转缩放的自适应运动搜索方法 |
| CN109495756B (zh) * | 2018-05-24 | 2022-11-01 | 曜科智能科技(上海)有限公司 | 基于旋转缩放的自适应运动搜索方法 |
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