JPH08243620A - 熱間仕上圧延機の温度制御装置 - Google Patents
熱間仕上圧延機の温度制御装置Info
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- JPH08243620A JPH08243620A JP7047491A JP4749195A JPH08243620A JP H08243620 A JPH08243620 A JP H08243620A JP 7047491 A JP7047491 A JP 7047491A JP 4749195 A JP4749195 A JP 4749195A JP H08243620 A JPH08243620 A JP H08243620A
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- rolled material
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Abstract
(57)【要約】
【目的】急加減速圧延においても圧延機出側の圧延材の
温度を目標温度に制御すると共に、圧延材の先、尾端部
の温度変化を低減して圧延材の全長に亘って高精度の温
度制御をすることのできる熱間圧延機の温度制御装置を
提供する。 【構成】熱間仕上圧延機の圧延スタンド間に複数の圧延
材冷却装置を設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数を
変更するに当たり、圧延速度演算部(70)は圧延材を通板
する前に、圧延材の圧延条件に基づき、各圧延スタンド
の圧延速度パターンを演算し、噴射数演算部(71)は演算
された圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧延機の入
側における圧延材の長手方向の複数の位置に対して、熱
間仕上圧延機の出側の圧延材の温度を目標温度にするた
めの圧延材冷却装置の噴射数を演算する一方、圧延材位
置トラッキング部(72)が圧延中に、圧延材の長手方向の
各位置を追跡すると、圧延材冷却装置噴射数制御部(73)
は追跡された圧延材位置が熱間仕上圧延機を通過する間
に、噴射数演算部で演算された噴射数の圧延材冷却装置
で冷却されるように圧延材冷却装置を入り/切りする。
温度を目標温度に制御すると共に、圧延材の先、尾端部
の温度変化を低減して圧延材の全長に亘って高精度の温
度制御をすることのできる熱間圧延機の温度制御装置を
提供する。 【構成】熱間仕上圧延機の圧延スタンド間に複数の圧延
材冷却装置を設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数を
変更するに当たり、圧延速度演算部(70)は圧延材を通板
する前に、圧延材の圧延条件に基づき、各圧延スタンド
の圧延速度パターンを演算し、噴射数演算部(71)は演算
された圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧延機の入
側における圧延材の長手方向の複数の位置に対して、熱
間仕上圧延機の出側の圧延材の温度を目標温度にするた
めの圧延材冷却装置の噴射数を演算する一方、圧延材位
置トラッキング部(72)が圧延中に、圧延材の長手方向の
各位置を追跡すると、圧延材冷却装置噴射数制御部(73)
は追跡された圧延材位置が熱間仕上圧延機を通過する間
に、噴射数演算部で演算された噴射数の圧延材冷却装置
で冷却されるように圧延材冷却装置を入り/切りする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の圧延スタンドを
連続配置し、加熱された鋼板等をこれらの圧延スタンド
で順次圧延する熱間仕上圧延機(以下、単に、熱間圧延
機とも言う)に係り、特に、この熱間圧延機の出側の圧
延材温度を目標値に制御する温度制御装置に関する。
連続配置し、加熱された鋼板等をこれらの圧延スタンド
で順次圧延する熱間仕上圧延機(以下、単に、熱間圧延
機とも言う)に係り、特に、この熱間圧延機の出側の圧
延材温度を目標値に制御する温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱された圧延材を圧延する圧延機、例
えば、鋼板を圧延する熱間圧延機では、圧延製品の材質
および寸法精度を向上させるうえで圧延機出側の圧延材
温度を目標値に制御することが非常に重要である。
えば、鋼板を圧延する熱間圧延機では、圧延製品の材質
および寸法精度を向上させるうえで圧延機出側の圧延材
温度を目標値に制御することが非常に重要である。
【0003】圧延機出側の圧延材温度を制御する従来の
方法として次の二つがあった。その一つ目は、圧延材の
長手方向の温度低下、すなわち、サーマルランダウンを
補償し、圧延機出側の圧延材温度を一定にするべく圧延
材速度を増大させる、いわゆるズーミング技術である。
これは熱間圧延機内での圧延材の温度降下量は、圧延材
が熱間圧延機を通過する時間にほぼ比例する関係を利用
した技術であり、熱間圧延機の加速率は、例えば、圧延
材に換算して10メートル/分/秒(以下、mpm/s
と略記する)というような値である。
方法として次の二つがあった。その一つ目は、圧延材の
長手方向の温度低下、すなわち、サーマルランダウンを
補償し、圧延機出側の圧延材温度を一定にするべく圧延
材速度を増大させる、いわゆるズーミング技術である。
これは熱間圧延機内での圧延材の温度降下量は、圧延材
が熱間圧延機を通過する時間にほぼ比例する関係を利用
した技術であり、熱間圧延機の加速率は、例えば、圧延
材に換算して10メートル/分/秒(以下、mpm/s
と略記する)というような値である。
【0004】その二つ目は、熱間圧延機の出側に設けた
温度計によって圧延材温度を測定し、この測定温度と目
標値との差に応じて圧延速度を修正するフィードバック
制御である。圧延速度の変更による圧延材の温度変化は
全スタンドで発生するため、第1スタンドでの温度変化
が温度計に現われるまでかなりの時間を要する。例え
ば、熱間圧延機のスタンド数が7である場合、第1スタ
ンドから温度計までの圧延材の移動時間は10秒以上要
している。このため、上記フィードバック制御の制御応
答は非常に遅く、従って、緩やかな温度変化の修正に使
用される。
温度計によって圧延材温度を測定し、この測定温度と目
標値との差に応じて圧延速度を修正するフィードバック
制御である。圧延速度の変更による圧延材の温度変化は
全スタンドで発生するため、第1スタンドでの温度変化
が温度計に現われるまでかなりの時間を要する。例え
ば、熱間圧延機のスタンド数が7である場合、第1スタ
ンドから温度計までの圧延材の移動時間は10秒以上要
している。このため、上記フィードバック制御の制御応
答は非常に遅く、従って、緩やかな温度変化の修正に使
用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生産性を向上させる目
的で圧延速度を前記ズーミングにおける加速率以上の速
度変化率で加速し、高速で圧延する方法が採用されるよ
うになっている。この場合、例えば、最終スタンドで6
00mpmの速度で通板し、通板後40mpm/sの加
速率で1400mpmまで加速して圧延し、100mp
m/sの減速率で尻抜け速度まで減速させて尻抜けさせ
るような圧延が行われる。このような急加減速の圧延で
は、圧延速度を操作量とする上記の温度制御は適用でき
ず、他を操作端とする出側温度制御の技術が必要とな
る。さらに、このような急加減速圧延では、圧延速度の
変化による圧延機出側の圧延材の温度変化が温度制御に
対する大きな外乱となるため、これに対処する温度制御
方式が望まれる。
的で圧延速度を前記ズーミングにおける加速率以上の速
度変化率で加速し、高速で圧延する方法が採用されるよ
うになっている。この場合、例えば、最終スタンドで6
00mpmの速度で通板し、通板後40mpm/sの加
速率で1400mpmまで加速して圧延し、100mp
m/sの減速率で尻抜け速度まで減速させて尻抜けさせ
るような圧延が行われる。このような急加減速の圧延で
は、圧延速度を操作量とする上記の温度制御は適用でき
ず、他を操作端とする出側温度制御の技術が必要とな
る。さらに、このような急加減速圧延では、圧延速度の
変化による圧延機出側の圧延材の温度変化が温度制御に
対する大きな外乱となるため、これに対処する温度制御
方式が望まれる。
【0006】また、圧延材が熱間圧延機に到達するまで
に行われる圧延や搬送により、圧延材の先端部と尾端部
の温度は他の定常部に比べて降下している。従って、定
常部に対する温度制御方式を先、尾端に適用した場合に
は出側目標値を確保することは困難であると予想され、
圧延材の全長に亘って熱間圧延機の出側の温度を目標値
に制御するためには、温度降下の大きい先、尾端部の制
御には定常部とは別の方法が必要になると言える。
に行われる圧延や搬送により、圧延材の先端部と尾端部
の温度は他の定常部に比べて降下している。従って、定
常部に対する温度制御方式を先、尾端に適用した場合に
は出側目標値を確保することは困難であると予想され、
圧延材の全長に亘って熱間圧延機の出側の温度を目標値
に制御するためには、温度降下の大きい先、尾端部の制
御には定常部とは別の方法が必要になると言える。
【0007】本発明の目的は、急加減速圧延においても
圧延機出側の圧延材の温度を目標値に制御すると共に、
圧延材の先、尾端部の温度変化を低減して圧延材の全長
に亘って高精度の温度制御をすることのできる熱間仕上
圧延機の温度制御装置を提供するにある。
圧延機出側の圧延材の温度を目標値に制御すると共に、
圧延材の先、尾端部の温度変化を低減して圧延材の全長
に亘って高精度の温度制御をすることのできる熱間仕上
圧延機の温度制御装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の熱間仕
上圧延機の温度制御装置は、複数の圧延スタンドがタン
デムに配置された熱間仕上圧延機によって加熱された鋼
板等を圧延するに当たり、圧延スタンド間に、それぞれ
圧延材に対して冷却水を個別に噴射し得る複数の圧延材
冷却装置を設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数を変
更することによって熱間仕上圧延機の出側における圧延
材の温度を目標値に制御するものであって、圧延材を通
板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、各圧延スタン
ドの時間に関連付けた圧延速度パターンを演算する圧延
速度演算部と、演算された圧延速度パターンに基づき、
熱間仕上圧延機の入側における圧延材の長手方向の複数
の位置に対して、熱間仕上圧延機の出側の圧延材の温度
を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射数を演算す
る噴射数演算部と、圧延中に、圧延材の長手方向の各位
置を追跡する圧延材位置トラッキング部と、追跡された
圧延材位置が熱間仕上圧延機を通過する間に、噴射数演
算部で演算された噴射数の圧延材冷却装置で冷却される
ように圧延材冷却装置を入り/切りする圧延材冷却装置
噴射数制御部と、を備える。
上圧延機の温度制御装置は、複数の圧延スタンドがタン
デムに配置された熱間仕上圧延機によって加熱された鋼
板等を圧延するに当たり、圧延スタンド間に、それぞれ
圧延材に対して冷却水を個別に噴射し得る複数の圧延材
冷却装置を設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数を変
更することによって熱間仕上圧延機の出側における圧延
材の温度を目標値に制御するものであって、圧延材を通
板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、各圧延スタン
ドの時間に関連付けた圧延速度パターンを演算する圧延
速度演算部と、演算された圧延速度パターンに基づき、
熱間仕上圧延機の入側における圧延材の長手方向の複数
の位置に対して、熱間仕上圧延機の出側の圧延材の温度
を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射数を演算す
る噴射数演算部と、圧延中に、圧延材の長手方向の各位
置を追跡する圧延材位置トラッキング部と、追跡された
圧延材位置が熱間仕上圧延機を通過する間に、噴射数演
算部で演算された噴射数の圧延材冷却装置で冷却される
ように圧延材冷却装置を入り/切りする圧延材冷却装置
噴射数制御部と、を備える。
【0009】請求項2に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を設け、
これらの圧延材冷却装置の噴射数を変更することによっ
て熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温度を目標値
に制御するものであって、圧延材を通板する前に、圧延
材の圧延条件に基づき、各圧延スタンドの時間に関連付
けた圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速
度パターンを演算すると共に、圧延時間を演算する圧延
速度演算部と、演算された圧延速度と出側板厚の積のパ
ターンもしくは圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧
延機の出側の圧延材の温度を目標値にするための圧延材
冷却装置の噴射数をパターンの屈折点に対応させて演算
する噴射数パターン演算部と、圧延中に、圧延速度と出
側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンの実績
値を検出し、圧延速度演算部で演算された圧延速度と出
側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンと、所
定のタイミングからの経過時間及び噴射数パターン演算
部で演算された噴射数とに基づき、圧延速度と出側板厚
の積の実績値もしくは圧延速度の実績値、及び経過時間
に応じた圧延材冷却装置の噴射数を演算し、この噴射数
の圧延材冷却装置で冷却されるように圧延材冷却装置を
入り/切りする圧延材冷却装置噴射数制御部と、を備え
る。
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を設け、
これらの圧延材冷却装置の噴射数を変更することによっ
て熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温度を目標値
に制御するものであって、圧延材を通板する前に、圧延
材の圧延条件に基づき、各圧延スタンドの時間に関連付
けた圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速
度パターンを演算すると共に、圧延時間を演算する圧延
速度演算部と、演算された圧延速度と出側板厚の積のパ
ターンもしくは圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧
延機の出側の圧延材の温度を目標値にするための圧延材
冷却装置の噴射数をパターンの屈折点に対応させて演算
する噴射数パターン演算部と、圧延中に、圧延速度と出
側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンの実績
値を検出し、圧延速度演算部で演算された圧延速度と出
側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンと、所
定のタイミングからの経過時間及び噴射数パターン演算
部で演算された噴射数とに基づき、圧延速度と出側板厚
の積の実績値もしくは圧延速度の実績値、及び経過時間
に応じた圧延材冷却装置の噴射数を演算し、この噴射数
の圧延材冷却装置で冷却されるように圧延材冷却装置を
入り/切りする圧延材冷却装置噴射数制御部と、を備え
る。
【0010】請求項3に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水の噴射圧力を変更できる圧延材冷却装置を設け、こ
れらの圧延材冷却装置の噴射圧力を変更することによっ
て熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温度を目標値
に制御するものであって、圧延材を通板する前に、圧延
材の圧延条件に基づき、各圧延スタンドの時間に関連付
けた圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速
度パターンを演算すると共に、圧延時間を演算する圧延
速度演算部と、演算された圧延速度と出側板厚の積のパ
ターンもしくは圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧
延機の出側の圧延材の温度を目標値にするための圧延材
冷却装置の噴射圧力をパターンの屈折点に対応させて演
算する噴射圧力パターン演算部と、圧延中に、圧延速度
と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンの
実績値を検出し、圧延速度演算部で演算された圧延速度
と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターン
と、所定のタイミングからの経過時間及び噴射圧力パタ
ーン演算部で演算された噴射圧力とに基づき、圧延速度
と出側板厚の積の実績値もしくは圧延速度の実績値、及
び経過時間に応じた圧延材冷却装置の噴射圧力を演算
し、この噴射圧力で冷却されるように圧延材冷却装置の
圧力を制御する圧延材冷却装置噴射圧力制御部と、を備
える。
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水の噴射圧力を変更できる圧延材冷却装置を設け、こ
れらの圧延材冷却装置の噴射圧力を変更することによっ
て熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温度を目標値
に制御するものであって、圧延材を通板する前に、圧延
材の圧延条件に基づき、各圧延スタンドの時間に関連付
けた圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速
度パターンを演算すると共に、圧延時間を演算する圧延
速度演算部と、演算された圧延速度と出側板厚の積のパ
ターンもしくは圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧
延機の出側の圧延材の温度を目標値にするための圧延材
冷却装置の噴射圧力をパターンの屈折点に対応させて演
算する噴射圧力パターン演算部と、圧延中に、圧延速度
と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンの
実績値を検出し、圧延速度演算部で演算された圧延速度
と出側板厚の積のパターンもしくは圧延速度パターン
と、所定のタイミングからの経過時間及び噴射圧力パタ
ーン演算部で演算された噴射圧力とに基づき、圧延速度
と出側板厚の積の実績値もしくは圧延速度の実績値、及
び経過時間に応じた圧延材冷却装置の噴射圧力を演算
し、この噴射圧力で冷却されるように圧延材冷却装置の
圧力を制御する圧延材冷却装置噴射圧力制御部と、を備
える。
【0011】請求項4に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、請求項1又は2に記載の要素の他に、圧延材
を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、圧延材の
先端部及び尾端部の温度変化を低減し熱間仕上圧延機の
出側における圧延材の温度を目標値に近付けるための先
尾端補償噴射数、及びこの噴射数で圧延する先尾端補償
圧延材長を演算する先尾端補償演算部と、圧延中に、先
尾端補償演算部で演算された先尾端補償圧延材長の間、
先尾端補償噴射数だけ圧延材冷却装置を噴射する先尾端
補償制御部と、を備え、先尾端補償圧延材長の間、圧延
材冷却装置噴射数制御部の制御に優先させて、先尾端補
償制御部により圧延材冷却装置を入り/切りする構成に
なっている。
御装置は、請求項1又は2に記載の要素の他に、圧延材
を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、圧延材の
先端部及び尾端部の温度変化を低減し熱間仕上圧延機の
出側における圧延材の温度を目標値に近付けるための先
尾端補償噴射数、及びこの噴射数で圧延する先尾端補償
圧延材長を演算する先尾端補償演算部と、圧延中に、先
尾端補償演算部で演算された先尾端補償圧延材長の間、
先尾端補償噴射数だけ圧延材冷却装置を噴射する先尾端
補償制御部と、を備え、先尾端補償圧延材長の間、圧延
材冷却装置噴射数制御部の制御に優先させて、先尾端補
償制御部により圧延材冷却装置を入り/切りする構成に
なっている。
【0012】請求項5に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を設け、
これらの圧延材冷却装置の噴射数及び噴射圧力を変更す
ることによって熱間仕上圧延機の出側における圧延材の
温度を目標値に制御するものであって、圧延材を通板す
る前に、圧延材の圧延条件に基づき、各圧延スタンドの
時間に関連付けた圧延速度と出側板厚の積のパターンも
しくは圧延速度パターンを演算する圧延速度演算部と、
演算された圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは
圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧延機の出側の圧
延材の温度を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射
圧力をパターンの屈折点に対応させて演算する噴射圧力
パターン演算部と、圧延中に、圧延速度と出側板厚の積
のパターンもしくは圧延速度パターンの実績値を検出
し、圧延速度演算部で演算された圧延速度と出側板厚の
積のパターンもしくは圧延速度パターンと、所定のタイ
ミングからの経過時間及び噴射圧力パターン演算部で演
算された噴射圧力とに基づき、圧延速度と出側板厚の積
の実績値もしくは圧延速度の実績値、及び経過時間に応
じた圧延材冷却装置の噴射圧力を演算し、この噴射圧力
で冷却されるように圧延材冷却装置の圧力を制御する圧
延材冷却装置噴射圧力制御部と、圧延材を通板する前
に、圧延材の圧延条件に基づき、圧延材の先端部及び尾
端部の温度変化を低減し熱間仕上圧延機の出側における
圧延材の温度を目標値に近付けるための先尾端補償噴射
数、及びこの噴射数で圧延する先尾端補償圧延材長を演
算する先尾端補償演算部と、圧延中に、先尾端補償演算
部で演算された先尾端補償圧延材長の間、先尾端補償噴
射数だけ圧延材冷却装置を噴射する先尾端補償制御部
と、を備え、先尾端補償圧延材長の間、圧延材冷却装置
噴射圧力制御部の制御に優先させて、先尾端補償制御部
により圧延材冷却装置を入り/切りする構成になってい
る。
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を設け、
これらの圧延材冷却装置の噴射数及び噴射圧力を変更す
ることによって熱間仕上圧延機の出側における圧延材の
温度を目標値に制御するものであって、圧延材を通板す
る前に、圧延材の圧延条件に基づき、各圧延スタンドの
時間に関連付けた圧延速度と出側板厚の積のパターンも
しくは圧延速度パターンを演算する圧延速度演算部と、
演算された圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは
圧延速度パターンに基づき、熱間仕上圧延機の出側の圧
延材の温度を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射
圧力をパターンの屈折点に対応させて演算する噴射圧力
パターン演算部と、圧延中に、圧延速度と出側板厚の積
のパターンもしくは圧延速度パターンの実績値を検出
し、圧延速度演算部で演算された圧延速度と出側板厚の
積のパターンもしくは圧延速度パターンと、所定のタイ
ミングからの経過時間及び噴射圧力パターン演算部で演
算された噴射圧力とに基づき、圧延速度と出側板厚の積
の実績値もしくは圧延速度の実績値、及び経過時間に応
じた圧延材冷却装置の噴射圧力を演算し、この噴射圧力
で冷却されるように圧延材冷却装置の圧力を制御する圧
延材冷却装置噴射圧力制御部と、圧延材を通板する前
に、圧延材の圧延条件に基づき、圧延材の先端部及び尾
端部の温度変化を低減し熱間仕上圧延機の出側における
圧延材の温度を目標値に近付けるための先尾端補償噴射
数、及びこの噴射数で圧延する先尾端補償圧延材長を演
算する先尾端補償演算部と、圧延中に、先尾端補償演算
部で演算された先尾端補償圧延材長の間、先尾端補償噴
射数だけ圧延材冷却装置を噴射する先尾端補償制御部
と、を備え、先尾端補償圧延材長の間、圧延材冷却装置
噴射圧力制御部の制御に優先させて、先尾端補償制御部
により圧延材冷却装置を入り/切りする構成になってい
る。
【0013】請求項6に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置と、熱間
仕上圧延機の出側で圧延材の温度を検出する温度計とを
設け、この温度計の検出温度に応じて圧延材冷却装置の
噴射数を変更することによって熱間仕上圧延機の出側に
おける圧延材の温度を目標値に制御するものであって、
温度計で検出した圧延材温度実績値の目標値に対する偏
差を演算すると共に、この温度の偏差と予め設定した閾
値とを比較し、偏差が閾値より大きく、かつ、温度実績
値が目標値より高いとき圧延材冷却装置の噴射数を増加
し、偏差が閾値より大きく、かつ、温度実績値が目標値
より低いときに圧延材冷却装置の噴射数を減少させるフ
ィードバック制御部と、を備える。
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対して冷
却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置と、熱間
仕上圧延機の出側で圧延材の温度を検出する温度計とを
設け、この温度計の検出温度に応じて圧延材冷却装置の
噴射数を変更することによって熱間仕上圧延機の出側に
おける圧延材の温度を目標値に制御するものであって、
温度計で検出した圧延材温度実績値の目標値に対する偏
差を演算すると共に、この温度の偏差と予め設定した閾
値とを比較し、偏差が閾値より大きく、かつ、温度実績
値が目標値より高いとき圧延材冷却装置の噴射数を増加
し、偏差が閾値より大きく、かつ、温度実績値が目標値
より低いときに圧延材冷却装置の噴射数を減少させるフ
ィードバック制御部と、を備える。
【0014】請求項7に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、請求項6に記載のフィードバック制御部のフ
ィードバック制御の制御ピッチを、前回の制御タイミン
グにおいて入り/切りされた圧延材冷却装置のうち、最
も上流の冷却装置から圧延機出側の温度計までの圧延材
移動時間より大きい値としたものである。
御装置は、請求項6に記載のフィードバック制御部のフ
ィードバック制御の制御ピッチを、前回の制御タイミン
グにおいて入り/切りされた圧延材冷却装置のうち、最
も上流の冷却装置から圧延機出側の温度計までの圧延材
移動時間より大きい値としたものである。
【0015】請求項8に記載の熱間仕上圧延機の温度制
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対する噴
射圧力を変更できる圧延材冷却装置と、熱間仕上圧延機
の出側で圧延材の温度を検出する温度計とを設け、この
温度計の検出温度に応じて圧延材冷却装置の噴射圧力を
変更することによって熱間仕上圧延機の出側における圧
延材の温度を目標値に制御するものであって、温度計で
検出した圧延材温度実績値と目標値との偏差を積分し、
その積分値に基づいて冷却水圧力修正量を演算し、温度
偏差がゼロになるように圧延材冷却装置の冷却水噴射圧
力を修正するフィードバック制御部と、を備える。
御装置は、複数の圧延スタンドがタンデムに配置された
熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延するに
当たり、圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対する噴
射圧力を変更できる圧延材冷却装置と、熱間仕上圧延機
の出側で圧延材の温度を検出する温度計とを設け、この
温度計の検出温度に応じて圧延材冷却装置の噴射圧力を
変更することによって熱間仕上圧延機の出側における圧
延材の温度を目標値に制御するものであって、温度計で
検出した圧延材温度実績値と目標値との偏差を積分し、
その積分値に基づいて冷却水圧力修正量を演算し、温度
偏差がゼロになるように圧延材冷却装置の冷却水噴射圧
力を修正するフィードバック制御部と、を備える。
【0016】
【作用】以下、本発明の原理を説明した後で、その作用
を説明する。図8は圧延スタンド間に2台の圧延材冷却
装置を設置した例を示している。同図中、1A,1Bは
第1スタンドの圧延ロールで、2A,2Bは第2スタン
ドの圧延ロールであり、これらの圧延ロールによって圧
延材3が圧延されている。これらのスタンド間に圧延材
冷却装置4,5が設けられている。圧延材冷却装置4,
5は圧延材3の上面と下面にそれぞれ冷却水を噴射して
圧延材3を冷却するものである。
を説明する。図8は圧延スタンド間に2台の圧延材冷却
装置を設置した例を示している。同図中、1A,1Bは
第1スタンドの圧延ロールで、2A,2Bは第2スタン
ドの圧延ロールであり、これらの圧延ロールによって圧
延材3が圧延されている。これらのスタンド間に圧延材
冷却装置4,5が設けられている。圧延材冷却装置4,
5は圧延材3の上面と下面にそれぞれ冷却水を噴射して
圧延材3を冷却するものである。
【0017】ここで、圧延材3は第1スタンドの入側で
Hの板厚を有し、第1スタンドの圧延ロール1A,1B
で圧延されてhの板厚となり、第2スタンドの圧延ロー
ル2A,2Bで圧延されてさらに小さな板厚となる。こ
のとき、第1スタンドの入側の圧延材温度をT1,第2
スタンドの入側の圧延材温度をT5とすると、温度T1
の部位から温度T5の部位までを、圧延材に対する熱の
収支状態に応じて四つの領域に区分できる。領域1は圧
延材3が圧延ロール1A,1Bで圧延されている領域
で、圧延材の加工発熱、ロールと圧延材との摩擦発熱、
ロールと圧延材との間での熱伝達が行われる。領域2及
び領域4は、圧延材冷却装置の前後の空冷領域で、圧延
材と大気との間で熱伝達が行われる。領域3は圧延材冷
却装置による水冷領域で、圧延材と冷却水間で熱伝達が
行われる。これらの領域の始、終端部の圧延材温度をそ
れぞれT2,T3,T4としたとき、これらの各部の温
度は下記の関係式で表される。 (領域1) T2=T1+ΔTD +ΔTF −ΔTR …(1) ただし ΔTD :圧延材の加工発熱による温度上昇量 ΔTF :圧延材とロールとの間の摩擦発熱による温度上
昇量 ΔTR :ロールへの熱伝達による温度降下量 である。また、これらの温度上昇量及び温度降下量は次
式で表わされる。
Hの板厚を有し、第1スタンドの圧延ロール1A,1B
で圧延されてhの板厚となり、第2スタンドの圧延ロー
ル2A,2Bで圧延されてさらに小さな板厚となる。こ
のとき、第1スタンドの入側の圧延材温度をT1,第2
スタンドの入側の圧延材温度をT5とすると、温度T1
の部位から温度T5の部位までを、圧延材に対する熱の
収支状態に応じて四つの領域に区分できる。領域1は圧
延材3が圧延ロール1A,1Bで圧延されている領域
で、圧延材の加工発熱、ロールと圧延材との摩擦発熱、
ロールと圧延材との間での熱伝達が行われる。領域2及
び領域4は、圧延材冷却装置の前後の空冷領域で、圧延
材と大気との間で熱伝達が行われる。領域3は圧延材冷
却装置による水冷領域で、圧延材と冷却水間で熱伝達が
行われる。これらの領域の始、終端部の圧延材温度をそ
れぞれT2,T3,T4としたとき、これらの各部の温
度は下記の関係式で表される。 (領域1) T2=T1+ΔTD +ΔTF −ΔTR …(1) ただし ΔTD :圧延材の加工発熱による温度上昇量 ΔTF :圧延材とロールとの間の摩擦発熱による温度上
昇量 ΔTR :ロールへの熱伝達による温度降下量 である。また、これらの温度上昇量及び温度降下量は次
式で表わされる。
【0018】
【数1】 ただし C1 ,C2 ,C3 :定数 pm :平均圧延圧力 H :入側板厚 h :出側板厚 μ :圧延材とロールとの摩擦係数 vrm :圧延材とロールとの相対速度差 tr :圧延材とロールとの接触時間 Tm :圧延材平均温度 TR :ロール温度 hm :平均板厚 である。 (領域2)圧延材が空冷される領域であり、その終端部
の温度T3は始端部の温度T2を用いて次のように表わ
される。
の温度T3は始端部の温度T2を用いて次のように表わ
される。
【0019】 T3=TA +(T2−TA )・exp(−C4 ・αA ・tA2/h)…(5) ただし TA :大気温度 C4 :定数 αA :熱伝達率 tA2:領域2を圧延材が通過する時間 である (領域3)圧延材が冷却装置により水冷される領域であ
り、その終端部の温度T4は始端部の温度T3を用いて
次のように表わされる。
り、その終端部の温度T4は始端部の温度T3を用いて
次のように表わされる。
【0020】
【数2】 ただし ΔTc :圧延材冷却装置による温度降下量 C5 :定数 n :冷却装置の噴射数 ps :噴射圧力 V :圧延材速度 である。また、圧延材速度Vは次式によって表わされ
る。
る。
【0021】 V=VR ・(1+f) …(8) ただし VR :第1スタンドのロール周速 f :第1スタンドの圧延材の先進率 である。
【0022】図8において、圧延材冷却装置4,5の噴
射圧力が等しくそれぞれ個別に入り/切りできるものと
すると、いずれか一方を噴射した場合n=1,両方を噴
射した場合n=2,両方とも切りとした場合n=0とな
る。
射圧力が等しくそれぞれ個別に入り/切りできるものと
すると、いずれか一方を噴射した場合n=1,両方を噴
射した場合n=2,両方とも切りとした場合n=0とな
る。
【0023】(7) 式から明らかなように、圧延材冷却装
置による温度降下量は噴射数nと噴射圧力ps との積に
比例し、板厚hと圧延材速度Vとの積に反比例する。 (領域4)圧延材が空冷される領域であり、その終端部
の温度T5は始端部の温度T4を用いて次のように表わ
される。
置による温度降下量は噴射数nと噴射圧力ps との積に
比例し、板厚hと圧延材速度Vとの積に反比例する。 (領域4)圧延材が空冷される領域であり、その終端部
の温度T5は始端部の温度T4を用いて次のように表わ
される。
【0024】 T5=TA +(T4−TA )・exp(−C4 ・αA ・tA4/h)…(9) ただし tA4:領域4を圧延材が通過する時間 である。
【0025】以上、(1) 式から(9) 式を用いて第1スタ
ンド入側から第2スタンド入側までの各領域の終端部の
温度をその始端部の温度を用いて表わした。さらに、ス
タンド数が増した場合には、(1) 式乃至(9) 式を適用す
ることによって同様に表わすことができる。
ンド入側から第2スタンド入側までの各領域の終端部の
温度をその始端部の温度を用いて表わした。さらに、ス
タンド数が増した場合には、(1) 式乃至(9) 式を適用す
ることによって同様に表わすことができる。
【0026】図9に7スタンドで構成される熱間圧延機
を示す。ここで、第1スタンド11、第2スタンド12、
…、第7スタンド17が図面の左から右にタンデムに配置
され、圧延材3がこれらのスタンドで順次圧延される。
第1スタンドと第2スタンドとの間に、圧延材3の上面
に冷却水を噴射する圧延材冷却装置18と、圧延材3の下
面に冷却水を噴射する圧延材冷却装置19とが設けられて
いる。以下、同様にして第2スタンドと第3スタンドと
の間に圧延材冷却装置20,21が設けられ、…、第6スタ
ンドと第7スタンドとの間に圧延材冷却装置28,29が設
けられている。そして、これらの圧延材冷却装置18〜29
の冷却動作の入り/切りを個別に行うために、圧延材冷
却装置18〜29に対応して開/閉バルブ30〜41が設けられ
ている。また、熱間圧延機の入側で圧延材3の温度を検
出する入側温度計42が、熱間圧延機の出側で圧延材3の
温度を検出する出側温度計43がそれぞれ設けられてい
る。なお、この例では、各圧延材冷却装置18〜29には共
通の冷却水供給源から冷却水が供給され、その圧力が圧
力制御装置44によって制御されるようになっている。
を示す。ここで、第1スタンド11、第2スタンド12、
…、第7スタンド17が図面の左から右にタンデムに配置
され、圧延材3がこれらのスタンドで順次圧延される。
第1スタンドと第2スタンドとの間に、圧延材3の上面
に冷却水を噴射する圧延材冷却装置18と、圧延材3の下
面に冷却水を噴射する圧延材冷却装置19とが設けられて
いる。以下、同様にして第2スタンドと第3スタンドと
の間に圧延材冷却装置20,21が設けられ、…、第6スタ
ンドと第7スタンドとの間に圧延材冷却装置28,29が設
けられている。そして、これらの圧延材冷却装置18〜29
の冷却動作の入り/切りを個別に行うために、圧延材冷
却装置18〜29に対応して開/閉バルブ30〜41が設けられ
ている。また、熱間圧延機の入側で圧延材3の温度を検
出する入側温度計42が、熱間圧延機の出側で圧延材3の
温度を検出する出側温度計43がそれぞれ設けられてい
る。なお、この例では、各圧延材冷却装置18〜29には共
通の冷却水供給源から冷却水が供給され、その圧力が圧
力制御装置44によって制御されるようになっている。
【0027】一般に、熱間圧延機の入側における圧延材
の温度は通常1000℃程度であり、上記(1) 式から
(9) 式に示したロールバイト内での熱伝達、空冷による
熱伝達、圧延材冷却装置の水冷による熱伝達によって圧
延材温度が変化し、熱間圧延機の出側で圧延材の温度は
850℃程度となる。いま、(1) 式乃至(9) 式におい
て、定数、熱伝達率、入側及び出側の板厚、大気温度が
一定であるとすると、熱間圧延機出側の温度FDTが変
化する要因は入側温度FET、圧延速度V、圧延材冷却
装置の噴射数n及びその噴射圧力ps である。ここで、
圧延材のロールとの間の摩擦係数、ロールとの接触時
間、空冷時間、平均圧延圧力、ロール温度等は圧延材温
度及び圧延速度の関数として決定される。
の温度は通常1000℃程度であり、上記(1) 式から
(9) 式に示したロールバイト内での熱伝達、空冷による
熱伝達、圧延材冷却装置の水冷による熱伝達によって圧
延材温度が変化し、熱間圧延機の出側で圧延材の温度は
850℃程度となる。いま、(1) 式乃至(9) 式におい
て、定数、熱伝達率、入側及び出側の板厚、大気温度が
一定であるとすると、熱間圧延機出側の温度FDTが変
化する要因は入側温度FET、圧延速度V、圧延材冷却
装置の噴射数n及びその噴射圧力ps である。ここで、
圧延材のロールとの間の摩擦係数、ロールとの接触時
間、空冷時間、平均圧延圧力、ロール温度等は圧延材温
度及び圧延速度の関数として決定される。
【0028】そこで、本発明では圧延材冷却装置の噴射
数あるいは噴射圧力を操作することにより入側温度FE
T及び圧延速度Vが変化しても目標とする出側温度を実
現する。
数あるいは噴射圧力を操作することにより入側温度FE
T及び圧延速度Vが変化しても目標とする出側温度を実
現する。
【0029】請求項1に記載の熱間圧延機の温度制御装
置について説明する。圧延速度Vと圧延時間tとは図1
0に示す関係がある。すなわち、圧延材3は通板速度V
THで熱間圧延機に噛込まれ、その後予め定められたタイ
ミングで最高速度VTOP まで加速される。その後、圧延
材3の残りの長さがある値になったタイミングで尻抜け
速度VOFF まで減速され、圧延材尾端部が熱間圧延機を
抜けて圧延が終了する。このような圧延速度パターン
は、一般に、対象とする圧延材によって異なり、圧延開
始前までに決定される。従って、圧延材3の長手方向位
置と圧延速度とを対応させることができ、圧延材の長手
方向のある位置が入側温度計42の位置から出側温度計43
の位置まで移動する間の圧延材の温度履歴は上記(1) 〜
(9) 式を用いて算出することができる。そこで、圧延材
の長手方向の複数の位置に対してそれぞれ出側温度FD
Tが目標値もしくは目標値に最も近い値になる圧延材冷
却装置の噴射数nを決定して操作する。噴射数nを決定
する場合には噴射圧力は固定とする。
置について説明する。圧延速度Vと圧延時間tとは図1
0に示す関係がある。すなわち、圧延材3は通板速度V
THで熱間圧延機に噛込まれ、その後予め定められたタイ
ミングで最高速度VTOP まで加速される。その後、圧延
材3の残りの長さがある値になったタイミングで尻抜け
速度VOFF まで減速され、圧延材尾端部が熱間圧延機を
抜けて圧延が終了する。このような圧延速度パターン
は、一般に、対象とする圧延材によって異なり、圧延開
始前までに決定される。従って、圧延材3の長手方向位
置と圧延速度とを対応させることができ、圧延材の長手
方向のある位置が入側温度計42の位置から出側温度計43
の位置まで移動する間の圧延材の温度履歴は上記(1) 〜
(9) 式を用いて算出することができる。そこで、圧延材
の長手方向の複数の位置に対してそれぞれ出側温度FD
Tが目標値もしくは目標値に最も近い値になる圧延材冷
却装置の噴射数nを決定して操作する。噴射数nを決定
する場合には噴射圧力は固定とする。
【0030】そこで先ず、圧延前に噴射数演算部によ
り、圧延材先端からLi (i=1〜j)の位置について
噴射数ni (i=1〜j)を決定する。圧延開始後Li
の点を圧延材位置トラッキング部でトラッキングし、熱
間圧延機を通過する間に噴射数ni の圧延材冷却装置に
より冷却されるように圧延材冷却装置噴射数制御部がそ
の噴射数を操作する。圧延材位置のトラッキングは各ス
タンドのロール回転数を用いた公知の技術で実現でき
る。例えば、ni =5で図9において圧延材冷却装置18
〜22が噴射している状態からni+1 =7に変更する場合
には、Li+1 点が圧延材冷却装置23に到達したタイミン
グで圧延材冷却装置23を噴射し、さらに、Li+1 点が圧
延材冷却装置24の位置に到達したタイミングで圧延材冷
却装置24を噴射する。これとは逆に、ni =7で図9に
おいて圧延材冷却装置18〜24が噴射している状態からn
i+1 =5に変更する場合は、Li+1 点が圧延材冷却装置
23の位置に到達したタイミングで圧延材冷却装置23を切
りとし、さらに、Li+1 の点が圧延材冷却装置24の位置
に到達したタイミングで圧延材冷却装置24を切りにす
る。このように、圧延材を全長に亘って冷却装置の噴射
数を操作することによって熱間圧延機の出側の温度を目
標値に制御することができる。
り、圧延材先端からLi (i=1〜j)の位置について
噴射数ni (i=1〜j)を決定する。圧延開始後Li
の点を圧延材位置トラッキング部でトラッキングし、熱
間圧延機を通過する間に噴射数ni の圧延材冷却装置に
より冷却されるように圧延材冷却装置噴射数制御部がそ
の噴射数を操作する。圧延材位置のトラッキングは各ス
タンドのロール回転数を用いた公知の技術で実現でき
る。例えば、ni =5で図9において圧延材冷却装置18
〜22が噴射している状態からni+1 =7に変更する場合
には、Li+1 点が圧延材冷却装置23に到達したタイミン
グで圧延材冷却装置23を噴射し、さらに、Li+1 点が圧
延材冷却装置24の位置に到達したタイミングで圧延材冷
却装置24を噴射する。これとは逆に、ni =7で図9に
おいて圧延材冷却装置18〜24が噴射している状態からn
i+1 =5に変更する場合は、Li+1 点が圧延材冷却装置
23の位置に到達したタイミングで圧延材冷却装置23を切
りとし、さらに、Li+1 の点が圧延材冷却装置24の位置
に到達したタイミングで圧延材冷却装置24を切りにす
る。このように、圧延材を全長に亘って冷却装置の噴射
数を操作することによって熱間圧延機の出側の温度を目
標値に制御することができる。
【0031】次に、請求項2に記載の熱間圧延機の温度
制御装置について説明する。これは、圧延速度の変化に
よる熱間圧延機の出側の圧延材の温度変化を、板厚と圧
延材速度の積HVもしくは圧延材速度Vに応じて噴射数
nを操作することにより制御し、熱間圧延機の入側の圧
延材の温度変化による熱間圧延機の出側の圧延材の温度
変化は圧延時間に応じて噴射数を操作することにより制
御する。これは(7) 式から明らかなように、水冷による
温度降下量ΔTc が板厚と圧延材速度との積に反比例す
ること、また、マスフロー一定則から各スタンドの出側
の板厚と圧延材速度との積は等しく、板厚の変化を無視
すればHVはVで代用できることによる。さらに、熱間
圧延機入側温度の変化は圧延材長手方向の空冷による温
度降下量の違いが支配的であると考えられること、ま
た、空冷による温度降下量は圧延時間にほぼ比例するこ
とによる。
制御装置について説明する。これは、圧延速度の変化に
よる熱間圧延機の出側の圧延材の温度変化を、板厚と圧
延材速度の積HVもしくは圧延材速度Vに応じて噴射数
nを操作することにより制御し、熱間圧延機の入側の圧
延材の温度変化による熱間圧延機の出側の圧延材の温度
変化は圧延時間に応じて噴射数を操作することにより制
御する。これは(7) 式から明らかなように、水冷による
温度降下量ΔTc が板厚と圧延材速度との積に反比例す
ること、また、マスフロー一定則から各スタンドの出側
の板厚と圧延材速度との積は等しく、板厚の変化を無視
すればHVはVで代用できることによる。さらに、熱間
圧延機入側温度の変化は圧延材長手方向の空冷による温
度降下量の違いが支配的であると考えられること、ま
た、空冷による温度降下量は圧延時間にほぼ比例するこ
とによる。
【0032】例えば図10において、X1 〜X6 の各点
における板厚と圧延材速度との積HVi (i=1〜6)
もしくは圧延材速度Vi 、圧延材の先端が第1スタンド
に到達してからの時間ti 、噴射数ni を圧延前に噴射
数パターン演算部が決定する。図10の例ではX1 〜X
2 ,X3 〜X4 及びX5 〜X6 の間は圧延速度Vは一定
であるため、板厚及び先進率を一定と仮定すればHVi
もしくはVi は一定であり、熱間圧延機の入側の温度の
変化に対してのみ制御する。すなわち、(10)〜(12)式に
示すように圧延時間に応じて噴射数を決定し操作する。
における板厚と圧延材速度との積HVi (i=1〜6)
もしくは圧延材速度Vi 、圧延材の先端が第1スタンド
に到達してからの時間ti 、噴射数ni を圧延前に噴射
数パターン演算部が決定する。図10の例ではX1 〜X
2 ,X3 〜X4 及びX5 〜X6 の間は圧延速度Vは一定
であるため、板厚及び先進率を一定と仮定すればHVi
もしくはVi は一定であり、熱間圧延機の入側の温度の
変化に対してのみ制御する。すなわち、(10)〜(12)式に
示すように圧延時間に応じて噴射数を決定し操作する。
【0033】
【数3】 一方、X2 〜X3 間及びX4 〜X6 間は加減速期間であ
り、HVもしくはVに応じて(13)〜(16)式により噴射数
を決定し操作する。
り、HVもしくはVに応じて(13)〜(16)式により噴射数
を決定し操作する。
【0034】
【数4】 次に、請求項3に記載の熱間圧延機の温度制御装置につ
いて説明する。これは、圧延速度の変化による熱間圧延
機の出側の圧延材の温度変化は、板厚と圧延材速度の積
HVもしくは圧延材速度Vに応じて噴射圧力ps を操作
することにより制御し、熱間圧延機の入側の圧延材の温
度変化による出側の圧延材の温度変化は圧延時間に応じ
て噴射圧力を操作することによって制御する。
いて説明する。これは、圧延速度の変化による熱間圧延
機の出側の圧延材の温度変化は、板厚と圧延材速度の積
HVもしくは圧延材速度Vに応じて噴射圧力ps を操作
することにより制御し、熱間圧延機の入側の圧延材の温
度変化による出側の圧延材の温度変化は圧延時間に応じ
て噴射圧力を操作することによって制御する。
【0035】例えば、図10において、X1 〜X6 の各
点における板厚と圧延材速度との積HVi (i=1〜
6)もしくはVi 、圧延材先端が第1スタンドに到達し
てからの圧延時間ti 、噴射圧力psiを圧延前に決定す
る。図10の例ではX1 〜X2,X3 〜X4 及びX5 〜
X6 の間は圧延速度Vは一定であるため、板厚及び先進
率を一定と仮定すればHVi もしくはVi は一定であ
り、熱間圧延機の入側の温度の変化に対してのみ制御す
る。すなわち、(17)〜(19)式に示すように圧延時間に応
じて噴射圧力を決定し操作する。
点における板厚と圧延材速度との積HVi (i=1〜
6)もしくはVi 、圧延材先端が第1スタンドに到達し
てからの圧延時間ti 、噴射圧力psiを圧延前に決定す
る。図10の例ではX1 〜X2,X3 〜X4 及びX5 〜
X6 の間は圧延速度Vは一定であるため、板厚及び先進
率を一定と仮定すればHVi もしくはVi は一定であ
り、熱間圧延機の入側の温度の変化に対してのみ制御す
る。すなわち、(17)〜(19)式に示すように圧延時間に応
じて噴射圧力を決定し操作する。
【0036】
【数5】 一方、X2 〜X3 間及びX4 〜X6 間は加減速期間であ
り、HVもしくはVに応じて噴射圧力を決定し操作す
る。
り、HVもしくはVに応じて噴射圧力を決定し操作す
る。
【0037】
【数6】 次に、請求項4に記載の熱間圧延機の温度制御装置につ
いて説明する。図11は熱間圧延機の入側における圧延
材長さと入側温度FETとの関係を模式的に示した図で
ある。この図において、圧延材先端部とは圧延材の先端
からX点迄の間、尾端部とはY点から圧延材尾端までを
言う。粗圧延機での圧延やテーブル搬送など熱間圧延機
に送られてくる迄の工程における先、尾端部温度降下量
は定常部に比べて大きく、図11に示すように一般には
急激な温度低下となっている。この温度低下量をΔ
THE,ΔTTE、及びこれらの温度低下を伴う先、尾端部
の材料長LHE,LTEは実測あるいは操業データの統計的
処理によって既知の値とすることができる。
いて説明する。図11は熱間圧延機の入側における圧延
材長さと入側温度FETとの関係を模式的に示した図で
ある。この図において、圧延材先端部とは圧延材の先端
からX点迄の間、尾端部とはY点から圧延材尾端までを
言う。粗圧延機での圧延やテーブル搬送など熱間圧延機
に送られてくる迄の工程における先、尾端部温度降下量
は定常部に比べて大きく、図11に示すように一般には
急激な温度低下となっている。この温度低下量をΔ
THE,ΔTTE、及びこれらの温度低下を伴う先、尾端部
の材料長LHE,LTEは実測あるいは操業データの統計的
処理によって既知の値とすることができる。
【0038】ここでは、個別に噴射できる複数の圧延材
冷却装置を備えた熱間圧延機において、先、尾端部に対
する圧延材冷却装置の噴射数を定常部とは別に決定し操
作することによって先、尾端部の温度低下を低減し、定
常部は請求項1又は請求項2に記載の方法で噴射数を操
作する。例えば、先端部の入側温度のX点の入側温度か
らα・ΔTHE(α=0〜1)だけ低下した値とし、上記
(1) 〜(9) 式を用い熱間圧延機の出側温度が目標値に最
も近くなる圧延材冷却装置数nHEを決定する。同様に、
尾端部の入側温度をY点の入側温度からβ・ΔTTE(β
=0〜1)だけ低下した値とし、尾端部に対する圧延材
冷却装置噴射数nTEを決定する。通板前に噴射数は先端
部の噴射数nHEに設定され、圧延材の通板開始後に図1
0のX点が各圧延材冷却装置直下に到達したタイミング
でX点の噴射数nx に変更する。nx は請求項1あるい
は2の方法で決定される値である。例えば、nHE=3,
nx =6の場合、図8において通板前に圧延材冷却装置
18,19,20が噴射する。この状態で通板しX点が圧延材
冷却装置21に到達したタイミングで圧延材冷却装置22,
23を噴射する。これにより、先端部は三つの圧延材冷却
装置で冷却され、A点以降は六つの圧延材冷却装置で冷
却される。これ以降、Y点までの定常部は請求項1ある
いは2の方法により噴射数nが操作される。例えば、Y
点での噴射数nY =6,nTE=2で、Y点において図8
の圧延材冷却装置18,19,20が噴射している場合、Y点
が圧延材冷却装置20,21の直下に到達したタイミングで
これらの圧延材冷却装置を切りにし、Y点が圧延材冷却
装置22,23の直下に到達したタイミングでこれらの圧延
材冷却装置を切りにする。これによりY点迄は六つの圧
延材冷却装置で冷却され、Y点から尾端までは二つの圧
延材冷却装置18,19で冷却されることになり、尾端部の
温度低下が低減される。
冷却装置を備えた熱間圧延機において、先、尾端部に対
する圧延材冷却装置の噴射数を定常部とは別に決定し操
作することによって先、尾端部の温度低下を低減し、定
常部は請求項1又は請求項2に記載の方法で噴射数を操
作する。例えば、先端部の入側温度のX点の入側温度か
らα・ΔTHE(α=0〜1)だけ低下した値とし、上記
(1) 〜(9) 式を用い熱間圧延機の出側温度が目標値に最
も近くなる圧延材冷却装置数nHEを決定する。同様に、
尾端部の入側温度をY点の入側温度からβ・ΔTTE(β
=0〜1)だけ低下した値とし、尾端部に対する圧延材
冷却装置噴射数nTEを決定する。通板前に噴射数は先端
部の噴射数nHEに設定され、圧延材の通板開始後に図1
0のX点が各圧延材冷却装置直下に到達したタイミング
でX点の噴射数nx に変更する。nx は請求項1あるい
は2の方法で決定される値である。例えば、nHE=3,
nx =6の場合、図8において通板前に圧延材冷却装置
18,19,20が噴射する。この状態で通板しX点が圧延材
冷却装置21に到達したタイミングで圧延材冷却装置22,
23を噴射する。これにより、先端部は三つの圧延材冷却
装置で冷却され、A点以降は六つの圧延材冷却装置で冷
却される。これ以降、Y点までの定常部は請求項1ある
いは2の方法により噴射数nが操作される。例えば、Y
点での噴射数nY =6,nTE=2で、Y点において図8
の圧延材冷却装置18,19,20が噴射している場合、Y点
が圧延材冷却装置20,21の直下に到達したタイミングで
これらの圧延材冷却装置を切りにし、Y点が圧延材冷却
装置22,23の直下に到達したタイミングでこれらの圧延
材冷却装置を切りにする。これによりY点迄は六つの圧
延材冷却装置で冷却され、Y点から尾端までは二つの圧
延材冷却装置18,19で冷却されることになり、尾端部の
温度低下が低減される。
【0039】次に、請求項5に記載の熱間圧延機の温度
制御装置について説明する。ここでは、冷却水の噴射圧
力が可変であり個別に噴射できる複数の圧延材冷却装置
を備えた熱間圧延機において、先、尾端部に対する圧延
材冷却装置の噴射数を定常部とは別に決定することで、
先、尾端部の温度低下を抑制し、定常部は噴射圧力を操
作する温度制御を行う。噴射圧力を操作する温度制御の
場合噴射数は固定とする。この噴射数は噴射圧力の変更
による温度制御可能範囲を考慮して圧延開始前に決定さ
れる。また、図11における定常部開始点Xにおける噴
射圧力psxと定常部終了点Yにおける噴射圧力psyも圧
延開始前に決定される。先端部は定常部開始点Xにおけ
る噴射圧力psxで、また尾端部は定常部終了点Yにおけ
る噴射圧力psyで圧延される。このような状態におい
て、図11に示すような先、尾端部の温度変化を抑制す
る先端部と尾端部の噴射数を請求項4と同様に決定す
る。例えば、図9において定常部では圧延材冷却装置18
〜29を全て噴射し、先端部の噴射数nHE=8、尾端部の
噴射数nTE=10の場合、通板前に圧延材冷却装置18〜
25が噴射されて圧延が開始され、定常部開始点Xが圧延
材冷却装置26,27に到達したタイミングでこれらの圧延
材冷却装置を噴射し、定常部開始点Xが圧延材冷却装置
28,29に到達したタイミングでこれらの圧延材冷却装置
を噴射する。また、尾端部については定常部終了点Yが
圧延材冷却装置28,29に到達したタイミングでこれら圧
延材冷却装置を切りにする。これにより先、尾端部につ
いては定常部とは異なる噴射数で圧延され、温度低下を
抑制することができる。
制御装置について説明する。ここでは、冷却水の噴射圧
力が可変であり個別に噴射できる複数の圧延材冷却装置
を備えた熱間圧延機において、先、尾端部に対する圧延
材冷却装置の噴射数を定常部とは別に決定することで、
先、尾端部の温度低下を抑制し、定常部は噴射圧力を操
作する温度制御を行う。噴射圧力を操作する温度制御の
場合噴射数は固定とする。この噴射数は噴射圧力の変更
による温度制御可能範囲を考慮して圧延開始前に決定さ
れる。また、図11における定常部開始点Xにおける噴
射圧力psxと定常部終了点Yにおける噴射圧力psyも圧
延開始前に決定される。先端部は定常部開始点Xにおけ
る噴射圧力psxで、また尾端部は定常部終了点Yにおけ
る噴射圧力psyで圧延される。このような状態におい
て、図11に示すような先、尾端部の温度変化を抑制す
る先端部と尾端部の噴射数を請求項4と同様に決定す
る。例えば、図9において定常部では圧延材冷却装置18
〜29を全て噴射し、先端部の噴射数nHE=8、尾端部の
噴射数nTE=10の場合、通板前に圧延材冷却装置18〜
25が噴射されて圧延が開始され、定常部開始点Xが圧延
材冷却装置26,27に到達したタイミングでこれらの圧延
材冷却装置を噴射し、定常部開始点Xが圧延材冷却装置
28,29に到達したタイミングでこれらの圧延材冷却装置
を噴射する。また、尾端部については定常部終了点Yが
圧延材冷却装置28,29に到達したタイミングでこれら圧
延材冷却装置を切りにする。これにより先、尾端部につ
いては定常部とは異なる噴射数で圧延され、温度低下を
抑制することができる。
【0040】次に、請求項6に記載の熱間圧延機の温度
制御装置について説明する。これは熱間圧延機の出側の
温度実績値の目標値からのズレの修正を目的とし、熱間
圧延機の出側温度計による検出値と目標値を比較し、そ
の偏差に応じて圧延材冷却装置の噴射数を操作するフィ
ードバック制御を行うものである。
制御装置について説明する。これは熱間圧延機の出側の
温度実績値の目標値からのズレの修正を目的とし、熱間
圧延機の出側温度計による検出値と目標値を比較し、そ
の偏差に応じて圧延材冷却装置の噴射数を操作するフィ
ードバック制御を行うものである。
【0041】図12にその制御系のブロック図を示す。
熱間圧延機出側の温度目標値と実績温度との偏差はサン
プラー50を経由して閾値設定部51に入力される。閾値設
定部51には温度偏差と噴射数修正量との関係が予め設定
されており、温度偏差が閾値を越えた場合に噴射数修正
量Δnが出力され、加算部52において積算されΔncが
出力される。例えば、実績温度が目標値より高い場合圧
延材冷却装置28噴射数を増加させ、低い場合は噴射数を
減少させる。このΔnc が上記請求項1又は2による定
常部の噴射数に加算され、目標値とのズレを修正する噴
射数に変更される。閾値を決定する場合、噴射数を増減
することによる熱間圧延機の出側の温度変化量が必要と
なるが、これは上記(1) 〜(9) 式を用いて算出すること
ができるし、圧延中に圧延材冷却装置を入り/切りし、
これによる熱間圧延機の出側の温度変化を測定すること
で知ることができる。
熱間圧延機出側の温度目標値と実績温度との偏差はサン
プラー50を経由して閾値設定部51に入力される。閾値設
定部51には温度偏差と噴射数修正量との関係が予め設定
されており、温度偏差が閾値を越えた場合に噴射数修正
量Δnが出力され、加算部52において積算されΔncが
出力される。例えば、実績温度が目標値より高い場合圧
延材冷却装置28噴射数を増加させ、低い場合は噴射数を
減少させる。このΔnc が上記請求項1又は2による定
常部の噴射数に加算され、目標値とのズレを修正する噴
射数に変更される。閾値を決定する場合、噴射数を増減
することによる熱間圧延機の出側の温度変化量が必要と
なるが、これは上記(1) 〜(9) 式を用いて算出すること
ができるし、圧延中に圧延材冷却装置を入り/切りし、
これによる熱間圧延機の出側の温度変化を測定すること
で知ることができる。
【0042】次に、請求項7に記載の熱間圧延機の温度
制御装置について説明する。これは、図12に示したフ
ィードバック制御系のサンプラー50の動作ピッチの決定
法に関するものである。
制御装置について説明する。これは、図12に示したフ
ィードバック制御系のサンプラー50の動作ピッチの決定
法に関するものである。
【0043】フィードバック制御系の制御応答は対象プ
ロセスのムダ時間が一つの決定要因となる。特に、図9
に示したように、圧延材冷却装置を入り/切りする非連
続的な制御系では制御結果を検出後、次の操作量を決定
する方式が一般に用いられ、操作端からフィードバック
信号の検出までのムダ時間より長い制御ピッチが選択さ
れる。
ロセスのムダ時間が一つの決定要因となる。特に、図9
に示したように、圧延材冷却装置を入り/切りする非連
続的な制御系では制御結果を検出後、次の操作量を決定
する方式が一般に用いられ、操作端からフィードバック
信号の検出までのムダ時間より長い制御ピッチが選択さ
れる。
【0044】ここで、ムダ時間Td は操作された圧延材
冷却装置直下の圧延材が熱間圧延機の出側温度計の直下
に到達するまでの時間であり、圧延材冷却装置から出側
温度計までの距離とスタンド出側における圧延材速度に
よって決まる。従って、最も上流の圧延材冷却装置18の
ムダ時間より長い値にサンプラー50の動作ピッチを選択
すれば制御系は安定である。しかし、他のスタンド間に
ある圧延材冷却装置を操作した場合には長すぎる動作ピ
ッチとなり、制御応答も遅いものになってしまう。請求
項7の装置では操作される圧延材冷却装置からムダ時間
に応じて次の動作ピッチを決定する。
冷却装置直下の圧延材が熱間圧延機の出側温度計の直下
に到達するまでの時間であり、圧延材冷却装置から出側
温度計までの距離とスタンド出側における圧延材速度に
よって決まる。従って、最も上流の圧延材冷却装置18の
ムダ時間より長い値にサンプラー50の動作ピッチを選択
すれば制御系は安定である。しかし、他のスタンド間に
ある圧延材冷却装置を操作した場合には長すぎる動作ピ
ッチとなり、制御応答も遅いものになってしまう。請求
項7の装置では操作される圧延材冷却装置からムダ時間
に応じて次の動作ピッチを決定する。
【0045】例えば、図9において圧延材冷却装置26が
操作された場合のムダ時間Td26 は
操作された場合のムダ時間Td26 は
【0046】
【数7】 ただし L26 :圧延材冷却装置26と第6スタンドとの間の距離 L6 :第6スタンドと第7スタンドとの間の距離 LFDT :第7スタンドと出側温度計との間の距離 Vi :第iスタンド出側圧延材速度 である。圧延材速度は(8) 式で表され、ロール周速実績
値と先進率計算値を用い圧延材速度実績値を演算するこ
とができる。図12のサンプラー動作ピッチ決定部53は
フィードバック制御により同時に操作された圧延材冷却
装置のうち、最も上流の冷却装置のムダ時間を(24)式を
用いて演算し、これにより長い値を次の動作ピッチとし
サンプラー50を操作する。
値と先進率計算値を用い圧延材速度実績値を演算するこ
とができる。図12のサンプラー動作ピッチ決定部53は
フィードバック制御により同時に操作された圧延材冷却
装置のうち、最も上流の冷却装置のムダ時間を(24)式を
用いて演算し、これにより長い値を次の動作ピッチとし
サンプラー50を操作する。
【0047】次に、請求項8に記載の熱間圧延機の温度
制御装置について説明する。これは熱間圧延機の出側の
温度実績値の目標値からのズレの修正を目的とし、出側
温度計による検出値と目標値を比較し、その偏差に応じ
て圧延材冷却装置の噴射圧力を操作するフィードバック
制御をするものである。その制御系のブロック図を示す
と図13のようになる。すなわち、熱間圧延機出側の温
度目標値と実績温度との偏差ΔTはサンプラー60を経由
してPI制御部61に入力される。PI制御部61は温度偏
差をゼロにするような噴射圧力修正量Δps を演算して
噴射圧力制御装置に加える。
制御装置について説明する。これは熱間圧延機の出側の
温度実績値の目標値からのズレの修正を目的とし、出側
温度計による検出値と目標値を比較し、その偏差に応じ
て圧延材冷却装置の噴射圧力を操作するフィードバック
制御をするものである。その制御系のブロック図を示す
と図13のようになる。すなわち、熱間圧延機出側の温
度目標値と実績温度との偏差ΔTはサンプラー60を経由
してPI制御部61に入力される。PI制御部61は温度偏
差をゼロにするような噴射圧力修正量Δps を演算して
噴射圧力制御装置に加える。
【0048】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によって詳
細に説明する。図1は請求項1に記載の熱間圧延機の温
度制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図で
ある。ここでは、図9に示したと同様、7スタンドで構
成される熱間圧延機で圧延される圧延材3の温度を制御
対象としている。すなわち、第1スタンド11、第2スタ
ンド12、…、第7スタンド17がタンデムに配置され、圧
延材3がこれらのスタンドで順次圧延される。第1スタ
ンドと第2スタンドとの間に、圧延材3の上面に冷却水
を噴射する圧延材冷却装置18と、圧延材3の下面に冷却
水を噴射する圧延材冷却装置19とが設けられている。以
下、同様にして第2スタンドと第3スタンドとの間に圧
延材冷却装置20,21が設けられ、…、第6スタンドと第
7スタンドとの間に圧延材冷却装置28,29が設けられて
いる。そして、これらの圧延材冷却装置18〜29の圧延動
作の入り/切りを個別に行うために、圧延材冷却装置18
〜29に対応して開/閉バルブ30〜41が設けられている。
各圧延材冷却装置18〜29には共通の冷却水供給源から圧
力ps の冷却水が供給されるようになっている。
細に説明する。図1は請求項1に記載の熱間圧延機の温
度制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図で
ある。ここでは、図9に示したと同様、7スタンドで構
成される熱間圧延機で圧延される圧延材3の温度を制御
対象としている。すなわち、第1スタンド11、第2スタ
ンド12、…、第7スタンド17がタンデムに配置され、圧
延材3がこれらのスタンドで順次圧延される。第1スタ
ンドと第2スタンドとの間に、圧延材3の上面に冷却水
を噴射する圧延材冷却装置18と、圧延材3の下面に冷却
水を噴射する圧延材冷却装置19とが設けられている。以
下、同様にして第2スタンドと第3スタンドとの間に圧
延材冷却装置20,21が設けられ、…、第6スタンドと第
7スタンドとの間に圧延材冷却装置28,29が設けられて
いる。そして、これらの圧延材冷却装置18〜29の圧延動
作の入り/切りを個別に行うために、圧延材冷却装置18
〜29に対応して開/閉バルブ30〜41が設けられている。
各圧延材冷却装置18〜29には共通の冷却水供給源から圧
力ps の冷却水が供給されるようになっている。
【0049】そして、開閉バルブ30〜41を制御するため
に、圧延材を通板する前に圧延機の圧延速度パターンを
決定する圧延速度演算部70と、この圧延速度パターンを
用いて、圧延機出側の圧延材の温度を目標値にするため
の圧延材冷却装置の噴射数を決定する噴射数演算部71
と、圧延中に圧延材の長手方向位置をトラッキングする
圧延材位置トラッキング部72と、トラッキングによる圧
延材の位置と演算された圧延材冷却装置の噴射数に従っ
て開閉バルブ30〜41を開閉する圧延材冷却装置噴射数制
御部73とを備えている。
に、圧延材を通板する前に圧延機の圧延速度パターンを
決定する圧延速度演算部70と、この圧延速度パターンを
用いて、圧延機出側の圧延材の温度を目標値にするため
の圧延材冷却装置の噴射数を決定する噴射数演算部71
と、圧延中に圧延材の長手方向位置をトラッキングする
圧延材位置トラッキング部72と、トラッキングによる圧
延材の位置と演算された圧延材冷却装置の噴射数に従っ
て開閉バルブ30〜41を開閉する圧延材冷却装置噴射数制
御部73とを備えている。
【0050】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて以下に説明する。先ず、圧延速度演算部70は次に
圧延する圧延材の圧延条件に従って圧延開始前に、図1
0に示すような、圧延速度パターンを決定する。ここ
で、圧延条件とは圧延材の材種、各スタンドの出側目標
板厚や熱間圧延機出側目標値等の目標データ、熱間圧延
機入側における圧延材の寸法(厚み、幅、長さ)や圧延
材長手方向の温度等のデータ、各スタンドのロール径等
の機械データである。これらの値を用い公知の圧延理論
式により圧延パワー及び圧延荷重等を算出し、種々の制
約条件を満足するように圧延速度パターンを決定する方
法、あるいは、予め、複数の圧延速度パターンを決定し
て記憶しておき、圧延条件に応じて最適な圧延速度パタ
ーンを索引する方法などにより決定できる。このように
して決定された圧延速度バターンは噴射数演算部71に送
り込まれる。
ついて以下に説明する。先ず、圧延速度演算部70は次に
圧延する圧延材の圧延条件に従って圧延開始前に、図1
0に示すような、圧延速度パターンを決定する。ここ
で、圧延条件とは圧延材の材種、各スタンドの出側目標
板厚や熱間圧延機出側目標値等の目標データ、熱間圧延
機入側における圧延材の寸法(厚み、幅、長さ)や圧延
材長手方向の温度等のデータ、各スタンドのロール径等
の機械データである。これらの値を用い公知の圧延理論
式により圧延パワー及び圧延荷重等を算出し、種々の制
約条件を満足するように圧延速度パターンを決定する方
法、あるいは、予め、複数の圧延速度パターンを決定し
て記憶しておき、圧延条件に応じて最適な圧延速度パタ
ーンを索引する方法などにより決定できる。このように
して決定された圧延速度バターンは噴射数演算部71に送
り込まれる。
【0051】噴射数演算部71は圧延速度パターンに基づ
き複数の圧延材長手方向位置Li (i=1〜j)に対し
て上記(1) 〜(9) 式を用いて目標の熱間圧延機出側温度
を達成する圧延材冷却装置18〜29に対する噴射数ni を
決定し、Li とni を圧延材冷却装置噴射数制御部73に
加えると共に、Li を圧延材位置トラッキング部72に加
える。圧延開始後、圧延材位置トラッキング部72は各ス
タンドのロール周速VRiと公知の圧延理論式で予め計算
された各スタンドの先進率fi から上記(8) 式により各
スタンドの出側圧延材速度を演算し、それを圧延材冷却
装置噴射数制御部73に加える。圧延材冷却装置噴射数制
御部73は、このトラッキング信号と噴射数演算部71から
の噴射数データni に従って、該当する圧延材冷却装置
の開閉バルブ30〜41を開/閉制御する。
き複数の圧延材長手方向位置Li (i=1〜j)に対し
て上記(1) 〜(9) 式を用いて目標の熱間圧延機出側温度
を達成する圧延材冷却装置18〜29に対する噴射数ni を
決定し、Li とni を圧延材冷却装置噴射数制御部73に
加えると共に、Li を圧延材位置トラッキング部72に加
える。圧延開始後、圧延材位置トラッキング部72は各ス
タンドのロール周速VRiと公知の圧延理論式で予め計算
された各スタンドの先進率fi から上記(8) 式により各
スタンドの出側圧延材速度を演算し、それを圧延材冷却
装置噴射数制御部73に加える。圧延材冷却装置噴射数制
御部73は、このトラッキング信号と噴射数演算部71から
の噴射数データni に従って、該当する圧延材冷却装置
の開閉バルブ30〜41を開/閉制御する。
【0052】本実施例によれば、急加減速圧延が行われ
た場合でも圧延材の全長に亘って目標値に近い熱間圧延
機の出側温度を確保することができる。
た場合でも圧延材の全長に亘って目標値に近い熱間圧延
機の出側温度を確保することができる。
【0053】図2は請求項2に記載の熱間圧延機の温度
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図1と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図1と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備えている。
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図1と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図1と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備えている。
【0054】そして、開閉バルブ30〜41を制御するため
に、圧延材を通板する前に圧延機の圧延速度パターンも
しくは圧延速度と出側板厚の積(以下、HVとも言う)
のパターン及び圧延時間を演算する圧延速度演算部74
と、その演算結果に基づいて圧延機出側の圧延材の温度
を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射数を演算す
る噴射数パターン演算部75と、演算された噴射数に基づ
き、開閉バルブ30〜41を開閉して圧延材冷却装置を入り
/切りする圧延材冷却装置噴射数制御部76とを備えてい
る。
に、圧延材を通板する前に圧延機の圧延速度パターンも
しくは圧延速度と出側板厚の積(以下、HVとも言う)
のパターン及び圧延時間を演算する圧延速度演算部74
と、その演算結果に基づいて圧延機出側の圧延材の温度
を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射数を演算す
る噴射数パターン演算部75と、演算された噴射数に基づ
き、開閉バルブ30〜41を開閉して圧延材冷却装置を入り
/切りする圧延材冷却装置噴射数制御部76とを備えてい
る。
【0055】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて以下に説明する。圧延速度演算部74は、図1に示
した圧延速度演算部70と同様に、圧延速度パターンを決
定し、噴射数パターン演算部75に加えると共に、例え
ば、図10におけるX1 〜X6 に対する第7スタンドの
HV、すなわち、HV7 =V7 ・h7 もしくはV7 と、
圧延材3が第1スタンド11に噛込まれてからの圧延時間
t1 〜t6とを演算し圧延材冷却装置噴射数制御部76に
加える。噴射数パターン演算部75はX1 〜X6 の各点に
おいて熱間圧延機出側での目標値を実現するために圧延
材冷却装置噴射数n1 〜n6 を演算し、圧延材冷却装置
噴射数制御部76に加える。
ついて以下に説明する。圧延速度演算部74は、図1に示
した圧延速度演算部70と同様に、圧延速度パターンを決
定し、噴射数パターン演算部75に加えると共に、例え
ば、図10におけるX1 〜X6 に対する第7スタンドの
HV、すなわち、HV7 =V7 ・h7 もしくはV7 と、
圧延材3が第1スタンド11に噛込まれてからの圧延時間
t1 〜t6とを演算し圧延材冷却装置噴射数制御部76に
加える。噴射数パターン演算部75はX1 〜X6 の各点に
おいて熱間圧延機出側での目標値を実現するために圧延
材冷却装置噴射数n1 〜n6 を演算し、圧延材冷却装置
噴射数制御部76に加える。
【0056】圧延材冷却装置噴射数制御部76は、圧延開
始後、現在のどの圧延状態であるかを、図2には記載し
ていないが、例えば、圧延材位置トラッキング信号を用
いて判断し、(10)〜(16)式により圧延材冷却装置噴射数
nを演算し、該当する圧延材冷却装置の開閉バルブ30〜
41を開閉制御する。圧延材冷却装置噴射数制御部76が噴
射数を演算する際に、HVを用いるか、あるいはVを用
いるかは予め選択しておく。また、(13)〜(16)式のHV
及びVとして、ここでは、第7スタンドのロール速度実
績値VR7、先進率計算値f7 、出側板厚h7 が入力さ
れ、そして(8) 式で圧延材速度V7 を演算し、(13),(1
5)式によりこの圧延材速度V7 と出側板厚実績値h7 と
の積HV7 を演算し、HVとして使用する。出側板厚実
績値は圧延荷重実績値とロールギャップ実績値とを用
い、公知のゲージメータ式で演算することができる。
始後、現在のどの圧延状態であるかを、図2には記載し
ていないが、例えば、圧延材位置トラッキング信号を用
いて判断し、(10)〜(16)式により圧延材冷却装置噴射数
nを演算し、該当する圧延材冷却装置の開閉バルブ30〜
41を開閉制御する。圧延材冷却装置噴射数制御部76が噴
射数を演算する際に、HVを用いるか、あるいはVを用
いるかは予め選択しておく。また、(13)〜(16)式のHV
及びVとして、ここでは、第7スタンドのロール速度実
績値VR7、先進率計算値f7 、出側板厚h7 が入力さ
れ、そして(8) 式で圧延材速度V7 を演算し、(13),(1
5)式によりこの圧延材速度V7 と出側板厚実績値h7 と
の積HV7 を演算し、HVとして使用する。出側板厚実
績値は圧延荷重実績値とロールギャップ実績値とを用
い、公知のゲージメータ式で演算することができる。
【0057】かくして、本実施例により急加減速が行わ
れた場合でも圧延材の全長に亘って目標値に近い熱間圧
延機出側温度が得られる。
れた場合でも圧延材の全長に亘って目標値に近い熱間圧
延機出側温度が得られる。
【0058】図3は請求項3に記載の熱間圧延機の温度
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図1と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図1と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備えている。なお、圧延材
冷却装置18〜29に冷却水を供給する共通の経路に、供給
圧力ps を制御する圧力制御装置44が設けられている。
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図1と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図1と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備えている。なお、圧延材
冷却装置18〜29に冷却水を供給する共通の経路に、供給
圧力ps を制御する圧力制御装置44が設けられている。
【0059】この圧力制御装置44を制御するために、熱
間圧延機の圧延速度パターン、もしくは圧延速度と出側
板厚との積、および圧延時間を演算する圧延速度演算部
74と、その演算結果に応じて熱間圧延機出側の圧延材温
度を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射圧力を演
算する噴射圧力パターン演算部77と、圧延速度演算部74
および噴射圧力パターン演算部77の各演算結果に基づい
て冷却水の噴射圧力を操作する圧延材冷却装置噴射数制
御部78とを備えている。
間圧延機の圧延速度パターン、もしくは圧延速度と出側
板厚との積、および圧延時間を演算する圧延速度演算部
74と、その演算結果に応じて熱間圧延機出側の圧延材温
度を目標値にするための圧延材冷却装置の噴射圧力を演
算する噴射圧力パターン演算部77と、圧延速度演算部74
および噴射圧力パターン演算部77の各演算結果に基づい
て冷却水の噴射圧力を操作する圧延材冷却装置噴射数制
御部78とを備えている。
【0060】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて以下に説明する。先ず、開閉バルブ30〜41は、図
示を省略の制御部により圧延材3が熱間圧延機の入側に
到達した適当なタイミングで一斉に開放され、圧延材3
が熱間圧延機を抜けた後一斉に閉成される。一方、圧延
速度演算部74は、図1の圧延速度演算部70と同様に圧延
速度パターンを決定し噴射圧力パターン演算部77に加え
ると共に、例えば、図10におけるX1 〜X6 に対する
第7スタンドのHV、すなわち、HV7 =V7 ・h7 も
しくはV7 と、圧延材3が第1スタンド11に噛込まれて
からの圧延時間t1 〜t6 とを演算し圧延材冷却装置噴
射圧力制御部78に加える。次に、噴射圧力パターン演算
部77はX1 〜X6 の各点において熱間圧延機出側で目標
値を達成するための圧延材冷却装置噴射圧力ps1〜ps6
を演算し、圧延材冷却装置噴射圧力制御部78に加える。
ついて以下に説明する。先ず、開閉バルブ30〜41は、図
示を省略の制御部により圧延材3が熱間圧延機の入側に
到達した適当なタイミングで一斉に開放され、圧延材3
が熱間圧延機を抜けた後一斉に閉成される。一方、圧延
速度演算部74は、図1の圧延速度演算部70と同様に圧延
速度パターンを決定し噴射圧力パターン演算部77に加え
ると共に、例えば、図10におけるX1 〜X6 に対する
第7スタンドのHV、すなわち、HV7 =V7 ・h7 も
しくはV7 と、圧延材3が第1スタンド11に噛込まれて
からの圧延時間t1 〜t6 とを演算し圧延材冷却装置噴
射圧力制御部78に加える。次に、噴射圧力パターン演算
部77はX1 〜X6 の各点において熱間圧延機出側で目標
値を達成するための圧延材冷却装置噴射圧力ps1〜ps6
を演算し、圧延材冷却装置噴射圧力制御部78に加える。
【0061】次に、圧延材冷却装置噴射圧力制御部78
は、圧延開始後現在どの圧延状態であるかを図3には記
載していない、例えば、圧延材位置トラッキング信号を
用いて判断し、(17)〜(23)式により圧延材冷却装置噴射
圧力ps を演算し、圧力制御装置44に目標圧力信号を加
える。圧力制御装置44はこの信号に従い圧延材冷却装置
に供給する冷却水の圧力を変更する。制御部78制御部78
が噴射圧力を決定する際、HVを用いるか、あるいは、
Vを用いるかは予め選択しておく。また、(17)〜(23)式
のHVおよびVとして図3の実施例では第7スタンドの
値を用いている。すなわち、圧延材冷却装置噴射圧力制
御部78には第7スタンドのロール周速度実績値VR7、先
進率計算値f7 、出側板厚実績値h7 が入力され、そし
て(8) 式で圧延材速度V7 を演算し、(20),(22)式によ
りこの圧延材速度V7 と出側板厚実績値h7 との積HV
7 を演算し、HVとして使用する。また、Vを用いる場
合はV7 を(21),(23)式のVとして使用する。出側板厚
実績値は圧延荷重実績値とロールギャップ実績値とを用
い公知のゲージメータ式で演算できる。
は、圧延開始後現在どの圧延状態であるかを図3には記
載していない、例えば、圧延材位置トラッキング信号を
用いて判断し、(17)〜(23)式により圧延材冷却装置噴射
圧力ps を演算し、圧力制御装置44に目標圧力信号を加
える。圧力制御装置44はこの信号に従い圧延材冷却装置
に供給する冷却水の圧力を変更する。制御部78制御部78
が噴射圧力を決定する際、HVを用いるか、あるいは、
Vを用いるかは予め選択しておく。また、(17)〜(23)式
のHVおよびVとして図3の実施例では第7スタンドの
値を用いている。すなわち、圧延材冷却装置噴射圧力制
御部78には第7スタンドのロール周速度実績値VR7、先
進率計算値f7 、出側板厚実績値h7 が入力され、そし
て(8) 式で圧延材速度V7 を演算し、(20),(22)式によ
りこの圧延材速度V7 と出側板厚実績値h7 との積HV
7 を演算し、HVとして使用する。また、Vを用いる場
合はV7 を(21),(23)式のVとして使用する。出側板厚
実績値は圧延荷重実績値とロールギャップ実績値とを用
い公知のゲージメータ式で演算できる。
【0062】図4は請求項4に記載の熱間圧延機の温度
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図2と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図2と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備えている。なお、各圧延
材冷却装置18〜29には共通の冷却水供給源から圧力ps
の冷却水が供給されるようになっている。
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図2と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図2と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備えている。なお、各圧延
材冷却装置18〜29には共通の冷却水供給源から圧力ps
の冷却水が供給されるようになっている。
【0063】そして、開閉バルブ30〜41を制御するため
に、図2に示したものと同一の構成の圧延速度演算部7
4、噴射数パターン演算部75および圧延材冷却装置噴射
数制御部76を備え、さらに、圧延材の先、尾端部の圧延
材冷却装置の噴射数を決定する先尾端補償演算部79、圧
延材の位置をトラッキングする圧延材位置トラッキング
部72および先、尾端部の通過に際して開閉バルブ30〜41
を操作する先尾端補償制御部80が付加された構成になっ
ている。
に、図2に示したものと同一の構成の圧延速度演算部7
4、噴射数パターン演算部75および圧延材冷却装置噴射
数制御部76を備え、さらに、圧延材の先、尾端部の圧延
材冷却装置の噴射数を決定する先尾端補償演算部79、圧
延材の位置をトラッキングする圧延材位置トラッキング
部72および先、尾端部の通過に際して開閉バルブ30〜41
を操作する先尾端補償制御部80が付加された構成になっ
ている。
【0064】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて、特に、図2と構成を異する部分を中心にして以
下に説明する。先尾端補償演算部79は、先、尾端部の圧
延材冷却装置の噴射数nHE,nTEを決定するが、この演
算に用いる先、尾端部材長LHE,LTEおよび温度降下量
ΔTHE,ΔTTEは圧延材の材種、板厚などの圧延条件を
パラメータとした先尾端補償演算部79内のテーブルから
索引し決定する。また先、尾端部圧延時の圧延速度は圧
延速度演算部74から入力される。先尾端補償演算部79は
これらのデータを用い噴射数nHE,nTEを決定し先尾端
補償制御部80に加えると共に、先、尾端部材長LHE,L
TEを圧延材位置トラッキング部72に加える。
ついて、特に、図2と構成を異する部分を中心にして以
下に説明する。先尾端補償演算部79は、先、尾端部の圧
延材冷却装置の噴射数nHE,nTEを決定するが、この演
算に用いる先、尾端部材長LHE,LTEおよび温度降下量
ΔTHE,ΔTTEは圧延材の材種、板厚などの圧延条件を
パラメータとした先尾端補償演算部79内のテーブルから
索引し決定する。また先、尾端部圧延時の圧延速度は圧
延速度演算部74から入力される。先尾端補償演算部79は
これらのデータを用い噴射数nHE,nTEを決定し先尾端
補償制御部80に加えると共に、先、尾端部材長LHE,L
TEを圧延材位置トラッキング部72に加える。
【0065】通板開始前、先尾端補償制御部80は先端部
の噴射数nHEの圧延材冷却装置を決定し、該当する開閉
バルブを開放する。圧延開始後、圧延材位置トラッキン
グ部72は先端部材長LHEに該当する圧延材位置(定常部
開始点)を追跡し、各圧延材冷却装置に到達したタイミ
ング信号を圧延材冷却装置噴射数制御部76に加える。圧
延材冷却装置噴射数制御部76は、定常部開始点の噴射数
nx に該当する圧延材冷却装置に前記定常部開始点が到
達したタイミングで開閉バルブ30〜41を操作する。ま
た、同様に圧延材位置トラッキング部72は尾端部材長L
TEに該当する圧延材位置(定常部終了点)を追跡し、各
圧延材冷却装置に到達したタイミング信号を先尾端補償
制御部80に出力する。先尾端補償制御部80は定常部終了
点の噴射数nY と尾端部噴射数nTEとから操作すべき圧
延材冷却装置を決定し、定常部終了点が該当する圧延材
冷却装置に到達したタイミングでその開閉バルブを操作
する。これにより、先、尾端部の温度変化を抑制するこ
とができる。
の噴射数nHEの圧延材冷却装置を決定し、該当する開閉
バルブを開放する。圧延開始後、圧延材位置トラッキン
グ部72は先端部材長LHEに該当する圧延材位置(定常部
開始点)を追跡し、各圧延材冷却装置に到達したタイミ
ング信号を圧延材冷却装置噴射数制御部76に加える。圧
延材冷却装置噴射数制御部76は、定常部開始点の噴射数
nx に該当する圧延材冷却装置に前記定常部開始点が到
達したタイミングで開閉バルブ30〜41を操作する。ま
た、同様に圧延材位置トラッキング部72は尾端部材長L
TEに該当する圧延材位置(定常部終了点)を追跡し、各
圧延材冷却装置に到達したタイミング信号を先尾端補償
制御部80に出力する。先尾端補償制御部80は定常部終了
点の噴射数nY と尾端部噴射数nTEとから操作すべき圧
延材冷却装置を決定し、定常部終了点が該当する圧延材
冷却装置に到達したタイミングでその開閉バルブを操作
する。これにより、先、尾端部の温度変化を抑制するこ
とができる。
【0066】図5は請求項5に記載の熱間圧延機の温度
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図3と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図3と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備え、かつ、圧延材冷却装
置18〜29に冷却水供給する共通の経路に、供給圧力ps
を制御する圧力制御装置44を備えている。
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図3と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図3と全く同様な構成の
熱間圧延機と、冷却系統とを備え、かつ、圧延材冷却装
置18〜29に冷却水供給する共通の経路に、供給圧力ps
を制御する圧力制御装置44を備えている。
【0067】また、開閉バルブ30〜41を制御するため
に、図3に示したものと同一の構成の圧延速度演算部7
4、噴射圧力パターン演算部77および圧延材冷却装置噴
射圧力制御部78を備え、さらに、圧延材の先、尾端部の
圧延材冷却装置の噴射数を決定する先尾端補償演算部7
9、圧延材の位置をトラッキングする圧延材位置トラッ
キング部72および先、尾端部の通過に際して開閉バルブ
30〜41を操作する先尾端補償制御部80が付加された構成
になっている。
に、図3に示したものと同一の構成の圧延速度演算部7
4、噴射圧力パターン演算部77および圧延材冷却装置噴
射圧力制御部78を備え、さらに、圧延材の先、尾端部の
圧延材冷却装置の噴射数を決定する先尾端補償演算部7
9、圧延材の位置をトラッキングする圧延材位置トラッ
キング部72および先、尾端部の通過に際して開閉バルブ
30〜41を操作する先尾端補償制御部80が付加された構成
になっている。
【0068】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて、特に、図2と構成を異にする部分を中心にして
以下に説明する。先尾端補償演算部79は、先、尾端部の
圧延材冷却装置の噴射数nHE,nTEを決定し先尾端補償
制御部81に加えると共に、先、尾端部材長LHE,LTEを
決定し圧延材位置トラッキング部72に加える。先尾端補
償演算部79には、噴射数nHEの演算に必要な先、尾端部
の圧延速度が圧延速度演算部74から、また、定常部開始
点および定常部終了点の噴射圧力psx,psyが噴射圧力
パターン演算部77からそれぞれ入力される。
ついて、特に、図2と構成を異にする部分を中心にして
以下に説明する。先尾端補償演算部79は、先、尾端部の
圧延材冷却装置の噴射数nHE,nTEを決定し先尾端補償
制御部81に加えると共に、先、尾端部材長LHE,LTEを
決定し圧延材位置トラッキング部72に加える。先尾端補
償演算部79には、噴射数nHEの演算に必要な先、尾端部
の圧延速度が圧延速度演算部74から、また、定常部開始
点および定常部終了点の噴射圧力psx,psyが噴射圧力
パターン演算部77からそれぞれ入力される。
【0069】通板開始前、先尾端補償制御部81は先端部
の噴射数nHEの圧延材冷却装置を決定し、該当する開閉
バルブを開放する。圧延開始後、圧延材位置トラッキン
グ部72は先端部材長LHEに該当する圧延材位置(定常部
開始点)を追跡し、各圧延材冷却装置に到達したタイミ
ング信号を先尾端補償制御部81に加える。先尾端補償制
御部81は、予め決定された定常部の噴射数に該当する圧
延材冷却装置に前記定常部開始点が到達したタイミング
で開閉バルブを操作する。定常部は固定の噴射数のもと
で圧延材冷却装置噴射圧力制御部78により噴射圧力を操
作する温度制御が行われる。圧延材位置トラッキング部
72は尾端部材長LTEに該当する圧延材位置(定常部終了
点)を追跡し、各冷却装置に到達したタイミング信号を
先尾端補償制御部81に加える。先尾端補償制御部81は定
常部の噴射数と尾端部噴射数nTEとから操作すべき圧延
材冷却装置を決定し、定常部終了点が該当する圧延材冷
却装置に到達したタイミングでその開閉バルブを操作す
る。これにより、先、尾端部の温度変化を抑制すること
ができる。
の噴射数nHEの圧延材冷却装置を決定し、該当する開閉
バルブを開放する。圧延開始後、圧延材位置トラッキン
グ部72は先端部材長LHEに該当する圧延材位置(定常部
開始点)を追跡し、各圧延材冷却装置に到達したタイミ
ング信号を先尾端補償制御部81に加える。先尾端補償制
御部81は、予め決定された定常部の噴射数に該当する圧
延材冷却装置に前記定常部開始点が到達したタイミング
で開閉バルブを操作する。定常部は固定の噴射数のもと
で圧延材冷却装置噴射圧力制御部78により噴射圧力を操
作する温度制御が行われる。圧延材位置トラッキング部
72は尾端部材長LTEに該当する圧延材位置(定常部終了
点)を追跡し、各冷却装置に到達したタイミング信号を
先尾端補償制御部81に加える。先尾端補償制御部81は定
常部の噴射数と尾端部噴射数nTEとから操作すべき圧延
材冷却装置を決定し、定常部終了点が該当する圧延材冷
却装置に到達したタイミングでその開閉バルブを操作す
る。これにより、先、尾端部の温度変化を抑制すること
ができる。
【0070】図6は請求項6および7にそれぞれ記載の
熱間圧延機の温度制御装置に対応する実施例の構成を示
すブロック図である。図中、図2と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図2と
同様な構成の熱間圧延機と、冷却系統とを備え、かつ、
圧延材冷却装置18〜29に一定の圧力ps の冷却水が供給
される。
熱間圧延機の温度制御装置に対応する実施例の構成を示
すブロック図である。図中、図2と同一の要素には同一
の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図2と
同様な構成の熱間圧延機と、冷却系統とを備え、かつ、
圧延材冷却装置18〜29に一定の圧力ps の冷却水が供給
される。
【0071】また、定常部の温度制御として、図2に示
した圧延速度演算部74、噴射数パターン演算部75および
圧延材冷却装置噴射数制御部76を備え、さらに、熱間圧
延機の出側に設けられた出側温度計43による検出値の目
標値からのズレを補正するように、噴射数補正量Δnc
を演算して圧延材冷却装置噴射数制御部76に加えるフィ
ードバック制御部82を備えている。
した圧延速度演算部74、噴射数パターン演算部75および
圧延材冷却装置噴射数制御部76を備え、さらに、熱間圧
延機の出側に設けられた出側温度計43による検出値の目
標値からのズレを補正するように、噴射数補正量Δnc
を演算して圧延材冷却装置噴射数制御部76に加えるフィ
ードバック制御部82を備えている。
【0072】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて、図2と構成を異する部分を中心にして以下に説
明する。
ついて、図2と構成を異する部分を中心にして以下に説
明する。
【0073】熱間圧延機の出側に設けられた出側温度計
43によって検出された出側温度実績値はフィードバック
制御部82に加えられる。フィードバック制御部82には出
側温度目標値も加えられている。
43によって検出された出側温度実績値はフィードバック
制御部82に加えられる。フィードバック制御部82には出
側温度目標値も加えられている。
【0074】フィードバック制御部82においては、図1
2を用いて説明した如く、温度目標値と実績温度との偏
差を、サンプラー50を経由して閾値設定部51に入力す
る。閾値設定部51には温度偏差と噴射数修正量との関係
が予め設定されており、温度偏差が閾値を越えた場合に
噴射数修正量Δnが出力され、加算部52において積算さ
れて噴射数補正量Δnc が出力される。例えば、実績温
度が目標値より高い場合には噴射数を増加し、低い場合
は噴射数を減少する。
2を用いて説明した如く、温度目標値と実績温度との偏
差を、サンプラー50を経由して閾値設定部51に入力す
る。閾値設定部51には温度偏差と噴射数修正量との関係
が予め設定されており、温度偏差が閾値を越えた場合に
噴射数修正量Δnが出力され、加算部52において積算さ
れて噴射数補正量Δnc が出力される。例えば、実績温
度が目標値より高い場合には噴射数を増加し、低い場合
は噴射数を減少する。
【0075】閾値を決定する場合、噴射数を増減するこ
とによる熱間圧延機の出側の温度変化量が必要となる
が、これは上記(1) 〜(9) 式を用いて算出することがで
きるし、圧延中に圧延材冷却装置を入り/切りし、これ
による熱間圧延機の出側の温度変化を測定することで知
ることができる。
とによる熱間圧延機の出側の温度変化量が必要となる
が、これは上記(1) 〜(9) 式を用いて算出することがで
きるし、圧延中に圧延材冷却装置を入り/切りし、これ
による熱間圧延機の出側の温度変化を測定することで知
ることができる。
【0076】また、フィードバック制御系の制御応答は
対象プロセスのムダ時間が一つの決定要因となる。特
に、図9に示したように、圧延材冷却装置を入り/切り
する非連続的な制御系では制御結果を検出後、次の操作
量を決定する方式が一般に用いられ、操作端からフィー
ドバック信号の検出までのムダ時間より長い制御ピッチ
が選択される。
対象プロセスのムダ時間が一つの決定要因となる。特
に、図9に示したように、圧延材冷却装置を入り/切り
する非連続的な制御系では制御結果を検出後、次の操作
量を決定する方式が一般に用いられ、操作端からフィー
ドバック信号の検出までのムダ時間より長い制御ピッチ
が選択される。
【0077】ここで、ムダ時間Td は操作された圧延材
冷却装置直下の圧延材が熱間圧延機の出側温度計の直下
に到達するまでの時間であり、圧延材冷却装置から出側
温度計までの距離とスタンド出側における圧延材速度に
よって決まる。従って、最も上流の圧延材冷却装置18の
ムダ時間より長い値にサンプラー50の動作ピッチを選択
すれば制御系は安定である。しかし、他のスタンド間に
ある圧延材冷却装置を操作した場合には長すぎる動作ピ
ッチとなり、制御応答も遅いものになってしまう。そこ
で、操作された圧延材冷却装置からムダ時間に応じて次
の動作ピッチを決定する。圧延材速度は(8) 式で表さ
れ、ロール周速実績値と先進率計算値を用い圧延材速度
実績値を演算することができる。図12のサンプラー動
作ピッチ決定部53はフィードバック制御により同時に操
作された圧延材冷却装置のうち、最も上流の冷却装置の
ムダ時間を(24)式のように演算し、これにより長い値を
次の動作ピッチとしサンプラー50を操作する。
冷却装置直下の圧延材が熱間圧延機の出側温度計の直下
に到達するまでの時間であり、圧延材冷却装置から出側
温度計までの距離とスタンド出側における圧延材速度に
よって決まる。従って、最も上流の圧延材冷却装置18の
ムダ時間より長い値にサンプラー50の動作ピッチを選択
すれば制御系は安定である。しかし、他のスタンド間に
ある圧延材冷却装置を操作した場合には長すぎる動作ピ
ッチとなり、制御応答も遅いものになってしまう。そこ
で、操作された圧延材冷却装置からムダ時間に応じて次
の動作ピッチを決定する。圧延材速度は(8) 式で表さ
れ、ロール周速実績値と先進率計算値を用い圧延材速度
実績値を演算することができる。図12のサンプラー動
作ピッチ決定部53はフィードバック制御により同時に操
作された圧延材冷却装置のうち、最も上流の冷却装置の
ムダ時間を(24)式のように演算し、これにより長い値を
次の動作ピッチとしサンプラー50を操作する。
【0078】かくして、この実施例によれば、熱間圧延
機出側の温度実績値と目標値との偏差が低減され、圧延
材の全長に亘って高精度な温度制御が可能となる。
機出側の温度実績値と目標値との偏差が低減され、圧延
材の全長に亘って高精度な温度制御が可能となる。
【0079】図7は請求項8に記載の熱間圧延機の温度
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図3と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図3と同様な構成の熱間
圧延機と、冷却系統とを備え、かつ、圧延材冷却装置18
〜29に冷却水供給する共通の経路に、供給圧力ps を制
御する圧力制御装置44を備えている。
制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図であ
る。図中、図3と同一の要素には同一の符号を付してそ
の説明を省略する。ここでは、図3と同様な構成の熱間
圧延機と、冷却系統とを備え、かつ、圧延材冷却装置18
〜29に冷却水供給する共通の経路に、供給圧力ps を制
御する圧力制御装置44を備えている。
【0080】また、図3に示した圧延速度演算部74、噴
射圧力パターン演算部77および圧延材冷却装置噴射圧力
制御部78の他に、熱間圧延機の出側に設けられた出側温
度計43による検出値の目標値からのズレを補正するよう
に、噴射圧力補正量Δps を演算して圧延材冷却装置噴
射圧力制御部78の噴射圧力信号ps を補正して圧力制御
装置44に加えるフィードバック制御部83を備えている。
射圧力パターン演算部77および圧延材冷却装置噴射圧力
制御部78の他に、熱間圧延機の出側に設けられた出側温
度計43による検出値の目標値からのズレを補正するよう
に、噴射圧力補正量Δps を演算して圧延材冷却装置噴
射圧力制御部78の噴射圧力信号ps を補正して圧力制御
装置44に加えるフィードバック制御部83を備えている。
【0081】上記のように構成された本実施例の動作に
ついて、図3と構成を異する部分を中心にして、図13
をも用いて以下に説明する。
ついて、図3と構成を異する部分を中心にして、図13
をも用いて以下に説明する。
【0082】熱間圧延機出側の出側温度計43により検出
された出側温度実績値はフィードバック制御部83に加え
られる。フィードバック制御部83には出側温度目標値も
入力されており、図13に示したフィードバック制御を
実施する。すなわち、熱間圧延機出側の温度目標値と実
績温度との偏差ΔTはサンプラー60を経由してPI制御
部61に入力される。PI制御部61は温度偏差をゼロにす
るような噴射圧力修正量Δps を演算する。フィードバ
ック制御部83の出力である噴射圧力修正量Δps は、圧
延材冷却装置噴射圧力制御部78の出力である噴射圧力p
s に加算され、新しい噴射圧力目標値として圧力制御装
置44に送られる。圧力制御装置44はこの新しい噴射圧力
目標値に従い圧延材冷却装置18〜29の噴射圧力を修正す
る。
された出側温度実績値はフィードバック制御部83に加え
られる。フィードバック制御部83には出側温度目標値も
入力されており、図13に示したフィードバック制御を
実施する。すなわち、熱間圧延機出側の温度目標値と実
績温度との偏差ΔTはサンプラー60を経由してPI制御
部61に入力される。PI制御部61は温度偏差をゼロにす
るような噴射圧力修正量Δps を演算する。フィードバ
ック制御部83の出力である噴射圧力修正量Δps は、圧
延材冷却装置噴射圧力制御部78の出力である噴射圧力p
s に加算され、新しい噴射圧力目標値として圧力制御装
置44に送られる。圧力制御装置44はこの新しい噴射圧力
目標値に従い圧延材冷却装置18〜29の噴射圧力を修正す
る。
【0083】かくして、この実施例によれば、熱間圧延
機出側の温度の実績値と目標値との偏差が低減され、圧
延材の全長に亘って高精度の温度制御をすることができ
る。
機出側の温度の実績値と目標値との偏差が低減され、圧
延材の全長に亘って高精度の温度制御をすることができ
る。
【0084】
【発明の効果】以上の説明により明らかな如く、本発明
によれば、熱間仕上圧延機の急加減速および圧延機入側
における圧延材長手方向の温度変化による圧延機出側の
温度の変化を抑制すると共に、圧延材の全長に亘って目
標値に制御することができ、圧延製品の品質向上が達成
できる。
によれば、熱間仕上圧延機の急加減速および圧延機入側
における圧延材長手方向の温度変化による圧延機出側の
温度の変化を抑制すると共に、圧延材の全長に亘って目
標値に制御することができ、圧延製品の品質向上が達成
できる。
【図1】請求項1に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図2】請求項2に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図3】請求項3に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図4】請求項4に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図5】請求項1に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図6】請求項6および7に記載の熱間仕上圧延機の温
度制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
度制御装置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図7】請求項8に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
置に対応する実施例の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の原理を説明するために、熱間仕上圧延
機における圧延材を領域分けして示した説明図。
機における圧延材を領域分けして示した説明図。
【図9】本発明の原理を説明するために、熱間仕上圧延
機と併せて示した圧延材冷却装置およびその系統図。
機と併せて示した圧延材冷却装置およびその系統図。
【図10】本発明の原理を説明するために、圧延時間と
圧延速度との関係を示した線図。
圧延速度との関係を示した線図。
【図11】本発明の原理を説明するために、圧延材長と
圧延機の入側温度との関係を示した線図。
圧延機の入側温度との関係を示した線図。
【図12】本発明の請求項6,7の原理を説明するため
に、主要な要素の具体的構成例を示したブロック図。
に、主要な要素の具体的構成例を示したブロック図。
【図13】本発明の請求項8に記載の原理を説明するた
めに、主要な要素の具体的構成例を示したブロック図。
めに、主要な要素の具体的構成例を示したブロック図。
1A,1B,2A,2B 圧延ロール 11〜17 圧延スタンド 18〜29 圧延材冷却装置 30〜41 開閉バルブ 42 入側温度計 43 出側温度計 44 圧力制御装置 70,74圧延速度演算部 71 噴射数演算部 72 圧延材位置トラッキング部 73,76 圧延材冷却装置噴射数制御部 75 噴射数パターン演算部 78 圧延材冷却装置噴射圧力制御部 79 先尾端補償演算部 80,81 先尾端補償制御部 82,83 フィードバック制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前 田 一 郎 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鐵株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 曽 家 幹 雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 橋 本 高 男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内
Claims (8)
- 【請求項1】複数の圧延スタンドがタンデムに配置され
た熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延する
に当たり、前記圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対
して冷却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を
設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数を変更すること
によって前記熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温
度を目標値に制御する熱間仕上圧延機の温度制御装置で
あって、 圧延材を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、前
記各圧延スタンドの時間に関連付けた圧延速度パターン
を演算する圧延速度演算部と、 演算された圧延速度パターンに基づき、前記熱間仕上圧
延機の入側における圧延材の長手方向の複数の位置に対
して、前記熱間仕上圧延機の出側の圧延材の温度を目標
値にするための前記圧延材冷却装置の噴射数を演算する
噴射数演算部と、 圧延中に、圧延材の長手方向の各位置を追跡する圧延材
位置トラッキング部と、 追跡された圧延材位置が前記熱間仕上圧延機を通過する
間に、前記噴射数演算部で演算された噴射数の前記圧延
材冷却装置で冷却されるように前記圧延材冷却装置を入
り/切りする圧延材冷却装置噴射数制御部と、 を備えた熱間仕上圧延機の温度制御装置。 - 【請求項2】複数の圧延スタンドがタンデムに配置され
た熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延する
に当たり、前記圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対
して冷却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を
設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数を変更すること
によって前記熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温
度を目標値に制御する熱間仕上圧延機の温度制御装置で
あって、 圧延材を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、前
記各圧延スタンドの時間に関連付けた圧延速度と出側板
厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンを演算する
と共に、圧延時間を演算する圧延速度演算部と、 演算された前記圧延速度と出側板厚の積のパターンもし
くは圧延速度パターンに基づき、前記熱間仕上圧延機の
出側の圧延材の温度を目標値にするための前記圧延材冷
却装置の噴射数を前記パターンの屈折点に対応させて演
算する噴射数パターン演算部と、 圧延中に、圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは
圧延速度パターンの実績値を検出し、前記圧延速度演算
部で演算された圧延速度と出側板厚の積のパターンもし
くは圧延速度パターンと、所定のタイミングからの経過
時間及び前記噴射数パターン演算部で演算された噴射数
とに基づき、圧延速度と出側板厚の積の実績値もしくは
圧延速度の実績値、及び前記経過時間に応じた前記圧延
材冷却装置の噴射数を演算し、この噴射数の前記圧延材
冷却装置で冷却されるように前記圧延材冷却装置を入り
/切りする圧延材冷却装置噴射数制御部と、 を備えた熱間仕上圧延機の温度制御装置。 - 【請求項3】複数の圧延スタンドがタンデムに配置され
た熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延する
に当たり、前記圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対
して冷却水の噴射圧力を変更できる圧延材冷却装置を設
け、これらの圧延材冷却装置の噴射圧力を変更すること
によって前記熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温
度を目標値に制御する熱間仕上圧延機の温度制御装置で
あって、 圧延材を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、前
記各圧延スタンドの時間に関連付けた圧延速度と出側板
厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンを演算する
と共に、圧延時間を演算する圧延速度演算部と、 演算された前記圧延速度と出側板厚の積のパターンもし
くは圧延速度パターンに基づき、前記熱間仕上圧延機の
出側の圧延材の温度を目標値にするための前記圧延材冷
却装置の噴射圧力を前記パターンの屈折点に対応させて
演算する噴射圧力パターン演算部と、 圧延中に、圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは
圧延速度パターンの実績値を検出し、前記圧延速度演算
部で演算された圧延速度と出側板厚の積のパターンもし
くは圧延速度パターンと、所定のタイミングからの経過
時間及び前記噴射圧力パターン演算部で演算された噴射
圧力とに基づき、圧延速度と出側板厚の積の実績値もし
くは圧延速度の実績値、及び前記経過時間に応じた前記
圧延材冷却装置の噴射圧力を演算し、この噴射圧力で冷
却されるように前記圧延材冷却装置の圧力を制御する圧
延材冷却装置噴射圧力制御部と、 を備えた熱間仕上圧延機の温度制御装置。 - 【請求項4】圧延材を通板する前に、圧延材の圧延条件
に基づき、圧延材の先端部及び尾端部の温度変化を低減
し前記熱間仕上圧延機の出側における圧延材の温度を目
標値に近付けるための先尾端補償噴射数、及びこの噴射
数で圧延する先尾端補償圧延材長を演算する先尾端補償
演算部と、 圧延中に、前記先尾端補償演算部で演算された先尾端補
償圧延材長の間、前記先尾端補償噴射数だけ前記圧延材
冷却装置を噴射する先尾端補償制御部と、 を備え、先尾端補償圧延材長の間、前記圧延材冷却装置
噴射数制御部の制御に優先させて、前記先尾端補償制御
部により前記圧延材冷却装置を入り/切りする請求項1
又は2に記載の熱間仕上圧延機の温度制御装置。 - 【請求項5】複数の圧延スタンドがタンデムに配置され
た熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延する
に当たり、前記圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対
して冷却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置を
設け、これらの圧延材冷却装置の噴射数及び噴射圧力を
変更することによって前記熱間仕上圧延機の出側におけ
る圧延材の温度を目標値に制御する熱間仕上圧延機の温
度制御装置であって、 圧延材を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、前
記各圧延スタンドの時間に関連付けた圧延速度と出側板
厚の積のパターンもしくは圧延速度パターンを演算する
圧延速度演算部と、 演算された前記圧延速度と出側板厚の積のパターンもし
くは圧延速度パターンに基づき、前記熱間仕上圧延機の
出側の圧延材の温度を目標値にするための前記圧延材冷
却装置の噴射圧力を前記パターンの屈折点に対応させて
演算する噴射圧力パターン演算部と、 圧延中に、圧延速度と出側板厚の積のパターンもしくは
圧延速度パターンの実績値を検出し、前記圧延速度演算
部で演算された圧延速度と出側板厚の積のパターンもし
くは圧延速度パターンと、所定のタイミングからの経過
時間及び前記噴射圧力パターン演算部で演算された噴射
圧力とに基づき、圧延速度と出側板厚の積の実績値もし
くは圧延速度の実績値、及び前記経過時間に応じた前記
圧延材冷却装置の噴射圧力を演算し、この噴射圧力で冷
却されるように前記圧延材冷却装置の圧力を制御する圧
延材冷却装置噴射圧力制御部と、 圧延材を通板する前に、圧延材の圧延条件に基づき、圧
延材の先端部及び尾端部の温度変化を低減し前記熱間仕
上圧延機の出側における圧延材の温度を目標値に近付け
るための先尾端補償噴射数、及びこの噴射数で圧延する
先尾端補償圧延材長を演算する先尾端補償演算部と、 圧延中に、前記先尾端補償演算部で演算された先尾端補
償圧延材長の間、前記先尾端補償噴射数だけ前記圧延材
冷却装置を噴射する先尾端補償制御部と、 を備え、先尾端補償圧延材長の間、前記圧延材冷却装置
噴射圧力制御部の制御に優先させて、前記先尾端補償制
御部により前記圧延材冷却装置を入り/切りする熱間仕
上圧延機の温度制御装置。 - 【請求項6】複数の圧延スタンドがタンデムに配置され
た熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延する
に当たり、前記圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対
して冷却水を個別に噴射し得る複数の圧延材冷却装置
と、前記熱間仕上圧延機の出側で圧延材の温度を検出す
る温度計とを設け、この温度計の検出温度に応じて前記
圧延材冷却装置の噴射数を変更することによって前記熱
間仕上圧延機の出側における圧延材の温度を目標値に制
御する熱間仕上圧延機の温度制御装置であって、 前記温度計で検出した圧延材温度実績値の目標値に対す
る偏差を演算すると共に、この温度の偏差と予め設定し
た閾値とを比較し、前記偏差が前記閾値より大きく、か
つ、温度実績値が目標値より高いとき前記圧延材冷却装
置の噴射数を増加し、前記偏差が前記閾値より大きく、
かつ、温度実績値が目標値より低いときに前記圧延材冷
却装置の噴射数を減少させるフィードバック制御部と、 を備えたことを特徴とする熱間仕上圧延機の温度制御装
置。 - 【請求項7】前記フィードバック制御部のフィードバッ
ク制御の制御ピッチを、前回の制御タイミングにおいて
入り/切りされた前記圧延材冷却装置のうち、最も上流
の冷却装置から圧延機出側の温度計までの圧延材移動時
間より大きい値とする請求項6に記載の熱間仕上圧延機
の温度制御装置。 - 【請求項8】複数の圧延スタンドがタンデムに配置され
た熱間仕上圧延機によって加熱された鋼板等を圧延する
に当たり、前記圧延スタンド間に、それぞれ圧延材に対
する噴射圧力を変更できる圧延材冷却装置と、前記熱間
仕上圧延機の出側で圧延材の温度を検出する温度計とを
設け、この温度計の検出温度に応じて前記圧延材冷却装
置の噴射圧力を変更することによって前記熱間仕上圧延
機の出側における圧延材の温度を目標値に制御する熱間
仕上圧延機の温度制御装置であって、 前記温度計で検出した圧延材温度実績値と目標値との偏
差を積分し、その積分値に基づいて冷却水圧力修正量を
演算し、温度偏差がゼロになるように前記圧延材冷却装
置の冷却水噴射圧力を修正するフィードバック制御部
と、 を備えた熱間仕上圧延機の温度制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7047491A JPH08243620A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 熱間仕上圧延機の温度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7047491A JPH08243620A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 熱間仕上圧延機の温度制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08243620A true JPH08243620A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12776596
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7047491A Pending JPH08243620A (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 熱間仕上圧延機の温度制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08243620A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008221282A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱延鋼板の製造装置及び製造方法 |
| US7926316B2 (en) | 2007-01-30 | 2011-04-19 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Temperature control device for hot rolling mill |
| JP2012170963A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 熱間圧延ラインの制御装置 |
| US11033942B2 (en) | 2016-08-09 | 2021-06-15 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Rolling mill exit side temperature control system |
| CN118371541A (zh) * | 2024-06-26 | 2024-07-23 | 本溪钢铁(集团)信息自动化有限责任公司 | 热轧带钢终轧温度的控制方法、装置和电子设备 |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP7047491A patent/JPH08243620A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7926316B2 (en) | 2007-01-30 | 2011-04-19 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Temperature control device for hot rolling mill |
| JP2008221282A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱延鋼板の製造装置及び製造方法 |
| JP2012170963A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp | 熱間圧延ラインの制御装置 |
| US11033942B2 (en) | 2016-08-09 | 2021-06-15 | Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial Systems Corporation | Rolling mill exit side temperature control system |
| CN118371541A (zh) * | 2024-06-26 | 2024-07-23 | 本溪钢铁(集团)信息自动化有限责任公司 | 热轧带钢终轧温度的控制方法、装置和电子设备 |
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