JPH08244094A - シートの製造方法 - Google Patents
シートの製造方法Info
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- JPH08244094A JPH08244094A JP7052546A JP5254695A JPH08244094A JP H08244094 A JPH08244094 A JP H08244094A JP 7052546 A JP7052546 A JP 7052546A JP 5254695 A JP5254695 A JP 5254695A JP H08244094 A JPH08244094 A JP H08244094A
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Abstract
方向に垂直又はそれに近い状態で充填させたシートを生
産性よく安価に製造すること。 【構成】 樹脂及び/又はゴムと鱗片状粒子を含む混練
物を複数の帯状可塑物に押出成型しながらそれらをリッ
プで集成しシート化した後硬化させるか、又はシート化
しながら硬化させることを特徴とするシートの製造方
法、及び該方法において、帯状可塑物が縦長断面を有す
るものであることを特徴とするシートの製造方法。
Description
たシートの製造方法に関する。
熱性電子部品は、使用時に発生する熱を放散させるた
め、放熱フィンや金属板に電気絶縁性・熱伝導性シート
(以下、放熱シートという)を介して取り付けられてい
る。この放熱シートとしては、シリコーンゴムにBN粉
末を含有させたものが知られている。
にはBN粉末等の熱伝導性粉末の充填率を高めればよい
が、その場合は機械的強度が著しく低下するので高充填
には限度があった。BN粒子は鱗片状粒子であり、その
熱伝導性は鱗片状粒子の面方向で約60W/mK、垂直
方向で約3W/mK程度であり約20倍の異方性があ
る。従って、BN粒子の面方向とシートの厚み方向を同
じにする、すなわちBN粒子をシートの厚み方向に立た
せることによって放熱シートの熱伝導性を向上させるこ
とができる。しかし、従来のカレンダーロール法、ドク
ターブレード法、押出法等の成型法では、ダイス壁付近
に存在するBN粒子はシートの厚み方向に立つが、ダイ
ス壁付近以外に存在するBN粒子は寝てしまうので(図
13参照)、BN粒子の面方向がシート面方向と平行と
なったシートとなり(図2参照)、熱伝導性を十分に発
現させることができなかった。
れたシリコーンゴムを成型機で直接シート化するのでは
なく、あらかじめ鱗片状粒子の充填されたシリコーンゴ
ムを成型機でブロック化しそれを垂直方向にスライスさ
せて鱗片状粒子を直立に配向させることが知られている
(特公平6−38460号公報)が、この方法では多工
程が必要となるのでコスト高になるという問題があっ
た。
題を解決し、BN等の鱗片状粒子の面方向がシートの厚
み方向に垂直又はそれに近い状態で充填させたシートを
生産性よく安価に製造することを目的として種々検討し
た結果、複数の開口部を有するダイスを用いて複数の帯
状可塑物を押出成型しながらそれらをリップに供給し集
成してシート化すればよいことを見いだし、本発明を完
成させたものである。
脂及び/又はゴムと鱗片状粒子を含む混練物を複数の帯
状可塑物に押出成型しながらそれらをリップで集成しシ
ート化した後硬化させるか、又はシート化しながら硬化
させることを特徴とするシートの製造方法、及びこの製
造方法において、帯状可塑物が縦長断面を有するもので
あることを特徴とするシートの製造方法である。
る。
しては、付加反応により加硫する液状シリコーンゴム、
過酸化物を加硫に用いる熱加硫型ミラブルタイプのシリ
コーンゴム等のシリコーンゴム、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のオレフィン系樹脂、エポキシ樹脂などをあ
げることができるが、トランジスタ、サイリスタ等の発
熱面及び放熱フィン面との密着性が要求される放熱シー
トの場合には、柔軟性の高いゴム弾性を有するシリコー
ンゴムが最適である。
平面方向の最大広がり(最大径)に対する厚み方向の最
大膨らみ(最大厚み)が1未満であるものが一般的であ
り、その具体例をあげればBN、二硫化モリブデン、黒
鉛、雲母等であるが、BNが好適であるので以下それに
ついて更に詳しく説明する。
を有し、その熱伝導性は六角環状網目面方向(a軸)で
約60W/mK、六角環状網目面に対して垂直な方向
(c軸)で約3W/mK程度であって約20倍の異方性
がある。
大径(a軸方向)は、2〜150μmである。150μ
mをこえるとシート表面にBN粒子が突き出たり柔軟性
が損なわれたりして発熱性電子部品の発熱面及び放熱フ
ィン面との接触が悪くなる。また、BN粒子の最大厚み
(c軸方向)は、0.5μm以上であることが好まし
く、0.5μm未満では樹脂及び/又はゴムに充填させ
る際の圧力によって粒子が破壊する恐れがある。
アルカリ金属又はアルカリ土類金属ほう酸塩の存在下、
窒素雰囲気中、約2000℃の温度で3〜7時間加熱す
ることによって製造することができる。BN純度を高め
たいときには硝酸等の強酸で精製処理を行う。
/又はゴムの配合割合は、樹脂及び/又はゴム100重
量部に対し鱗片状粒子100〜500重量部特に250
〜350重量部であることが好ましい。100重量部未
満では鱗片状粒子をシートの厚み方向に直立又はそれに
近い状態で充填させることが困難となり、また500重
量部をこえるとシートの機械的強度が低下する。
ムとを必要により溶剤を用いてロールミル、ニーダー、
バンバリーミキサー等の混合機で混合した後、それを例
えば図4に示されるようなベント式押出機を用いてシー
トを製造するものであるが、その際、以下の工夫がなさ
れていることが特徴である。
横長断面の開口部12を有するダイス8(図5参照)で
直接シート化されるが、本発明では縦長断面の開口部及
び/又は縦/横比が通常のダイスよりも著しく大きい横
長断面の開口部の複数の開口部13を有するダイス9
(図6〜図9参照)で先ず複数の帯状可塑物を成型し、
次いでそれらを最終シートの断面形状となる横長断面の
開口部15を有するリップ10(図11参照)で集成し
シート化される。
ダイスの例を図6〜図9に示した。図6はダイスの斜視
図であり下部ダイス9aと上部ダイス9bで構成されて
いることを表す。また、図7〜図9は下部ダイス9aの
一例を示したものであり、(A)は正面図、(B)は平
面図である。図7の例は全体に一連の突起14を設けて
複数の開口部が形成されるようにしたものであり、図8
の例は入口付近に、また図9の例は出口付近にそれぞれ
一連の突起14を設けて複数の開口部が形成されるよう
にしたものである。上部ダイス9bの構造については、
図6に示したように断面コ字状の平板が一般的である
が、その内面に適宜数・適宜長さの突起が設けられたも
のであってもよい。
0.1以上の矩形であることが好ましい。特に、次工程
で帯状可塑物がリップ10で集成されシート化される
際、それぞれの帯状可塑物の幅広方向が最終シートの厚
み方向になることが最適であるので該縦/横比は1をこ
える矩形であることが望ましい。なお、開口部断面の形
状は必ずしも矩形である必要はなく、円形、楕円形、多
角形であってもよい。また、開口部の数としては数本〜
数十本が好ましい。
9を用いることによって、鱗片状粒子と樹脂及び/又は
ゴムを含む混合物(コンパウンド)は開口部の数に応じ
た複数の帯状可塑物に分割され、しかも従来のダイス8
を用いた場合よりも鱗片状粒子の立った割合が多い状態
で押出されてくる(図10参照)。
その押出された状態を保持しながらリップ10で集成さ
れシート化されることによって、鱗片状粒子がシートの
厚み方向に垂直又はそれに近い状態で充填されたシート
を成型することができる(図1及び図12参照)。
図11に示されるように横長断面の開口部15を有する
ものが使用される。その寸法は、先ず開口部15の長さ
については、複数の開口部を有するダイス9の開口部1
3の終点からリップ10までの長さと開口部15の長さ
との合計長さが上記開口部13の長さLに対して50%
以下となる長さが好ましい。50%をこえるとリップ1
0で複数の帯状可塑物を集成する際に鱗片状粒子が寝て
しまう恐れがある。このような観点から、複数の開口部
を有するダイス9とリップ10とは距離を置くことな
く、例えばリップ10付きダイス9とする等、両者を一
体化しておくことが望ましい。一方、リップ10の開口
部15の厚み(縦)と幅(横)の長さについては、所望
するシート厚みとシート幅となるように設計される。
1を通過させながら行ってもよく、またシート化後に別
に行ってもよい。シートの厚みとしては、シートが放熱
シートである場合には0.1〜1.0mmが適当であ
る。
られているゴム、樹脂用の押出機で十分であるが、コン
パウンドを押出すための混練部5は−100kPa程度
の真空下となるように設計されたもの(一般にベント式
と呼ばれる)であることが好ましく、それによって気孔
の少ない電気絶縁性の大きなシートを製造することがで
きる。
ップの材質についても一般のゴム、樹脂用のダイス材質
で十分であるが、複数の開口部を有するダイスの場合に
はその内面に設けられた突起によってコンパウンドの粘
度が通常のゴム、樹脂の押出に比べて高くなるので硬度
の高い材質、例えば超硬鋼、高張力鋼が好ましい。
に本発明を説明する。
「TSE29113U」)とBN粉末(電気化学工業社
製商品名「デンカボロンナイトライド」:平均粒子幅1
5μm、平均粒子厚み1μm)を表1に示す割合で配合
し、更に加硫剤(2、4−ジクロロパーオキサイド)
1.5重量部、難燃付与剤(白金含有イソプロピルアル
コール)1重量部、及び分散剤(日本ユニカー社製「商
品名A−173」)をBN粉末に対して1重量%を配合
し、市販ミキサー(神戸製鋼社製「BBミキサー」)を
用いて混合しコンパウンドを調製した。
料ホッパー6に入れ、開口部13(縦0.3mm、横
0.1mm、開口部長さ50mm)を25個有するダイ
ス9(図6及び図7参照)により25本の帯状可塑物を
押出成型しながら開口部15(縦0.3mm、横50m
m、長さ2mm)を有するリップ10に供給し集成して
シート化した後、250℃の熱空気雰囲気に保たれた加
熱ゾーン11内を2分間通過させ加硫・硬化させてシー
ト(幅50mm、厚み0.3mm)を製造した。なお、
リップ10はダイス9に接触させて配置した。
を使用するかわりに、ダイス8(開口部12の寸法:縦
0.3mm、横50mm、長さ50mm)によりコンパ
ウンドを直接押出成型しシート化したこと以外は、実施
例1〜2と同様にしてシートを製造した。
放熱シート(電気化学工業社製商品名「LC−30」)
を用いた。
ヒーターケースと銅板との間に挟み締付けトルク5kg
f−cmでセットした後、銅製ヒーターケースに電力1
5Wをかけて4分間保持した際の銅製ヒーターケースと
銅板との温度差を測定し、(1)式により熱抵抗を算出
した。 熱抵抗(℃/W)= 温度差(℃)/電力(W)・・・(1)
積6cm2 )を用いて(2)式により熱伝導率を算出し
た。
01に準じて測定した。
するため、シート面方向よりX線を入射し、得られたX
線回折図の(002)面、(100)面の比率よりBN
粒子の配向度を求めた。X線回折図の(002)面のピ
ーク面積は入射されたX線がBNの六角環状網目面に当
たっていることを示し、(100)面のピーク面積は入
射されたX線がBNの六角環状網目の側面に当たってい
ることを示すものであり、両者の比からシート内におけ
るBN粒子の配向度を知ることができる。一般的にはB
N粒子がランダムな方向に存在していれば(002)面
/(100)面=6.7であり、該値が小さいほどBN
粒子がシート面方向に対して直立した状態にあるもので
ある。
明の実施例1〜2によって製造されたシートは、通常の
ダイスを用いて製造された比較例1〜2のシートに比べ
て引張強さは同程度にあるにもかかわらず熱伝導性が大
幅に向上していることがわかる。また、市販品と比較し
ても熱伝導性に優れたシートであることがわかる。
向がシートの厚み方向に垂直又はそれに近い状態で多数
充填させてなるシートを生産性よく安価に製造すること
ができる。従って、近年、急速に進行している発熱性電
子部品の高密度化、小型化による熱伝導性の優れた放熱
シートの要求に対し十分対応できるものとなった。
填されている鱗片状粒子の配向状態を示す模試図。
填されている鱗片状粒子の配向状態を示す模試図。
図。
図。
図。
のであり、(A)は正面図、(B)は平面図。
すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図。
を示すものであり、(A)は正面図、(B)は平面図。
開口部における鱗片状粒子の配向状態を示す要部斜視
図。
図。
開口部における鱗片状粒子の配向状態を示す要部斜視
図。
る鱗片状粒子の配向状態を示す要部斜視図。
軸) L ダイスの複数の開口部の長さ
Claims (2)
- 【請求項1】 樹脂及び/又はゴムと鱗片状粒子を含む
混練物を複数の帯状可塑物に押出成型しながらそれらを
リップで集成しシート化した後硬化させるか、又はシー
ト化しながら硬化させることを特徴とするシートの製造
方法。 - 【請求項2】 帯状可塑物が縦長断面を有するものであ
ることを特徴とする請求項1記載のシートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05254695A JP3698451B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05254695A JP3698451B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | シートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244094A true JPH08244094A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3698451B2 JP3698451B2 (ja) | 2005-09-21 |
Family
ID=12917801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05254695A Expired - Fee Related JP3698451B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3698451B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000343577A (ja) * | 1999-06-02 | 2000-12-12 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 熱伝導性シリコーン成形物の製造方法 |
| JP2001172398A (ja) * | 1999-12-17 | 2001-06-26 | Polymatech Co Ltd | 熱伝導性成形体およびその製造方法 |
| JP2002114914A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-16 | Sekisui Chem Co Ltd | 耐火性樹脂組成物およびそのシート状成形体 |
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| DE112018003897B4 (de) | 2017-07-31 | 2022-12-29 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Wärmeleitender Kunststoffformartikel |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP05254695A patent/JP3698451B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3698451B2 (ja) | 2005-09-21 |
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