JPH08244390A - 枚葉物ホルダ及び枚葉物立て装置 - Google Patents

枚葉物ホルダ及び枚葉物立て装置

Info

Publication number
JPH08244390A
JPH08244390A JP5238795A JP5238795A JPH08244390A JP H08244390 A JPH08244390 A JP H08244390A JP 5238795 A JP5238795 A JP 5238795A JP 5238795 A JP5238795 A JP 5238795A JP H08244390 A JPH08244390 A JP H08244390A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate portion
wafer
holder
sheet
front plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5238795A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamada
由博 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Riken Co Ltd
Original Assignee
Tokai Riken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Riken Co Ltd filed Critical Tokai Riken Co Ltd
Priority to JP5238795A priority Critical patent/JPH08244390A/ja
Publication of JPH08244390A publication Critical patent/JPH08244390A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 枚葉物の先端部分が倒れ、折曲ることを防止
し、枚葉物を見栄えよく掲示する。 【構成】 ちらし、パンフレット等の枚葉物mの下方部
分を収容し、枚葉物mを立てた状態で保持する枚葉物ホ
ルダ10において、前後に間隔を置いて対向する前面板
部11及び背面板部12であって、それらのうちの少な
くとも一方が横断面において円弧状に形成された前面板
部11及び背面板部12と、これらの両側を相互に結合
する一対の側板部13と、これらの下端部を相互に結合
する底板部14とを具備する。枚葉物mは前面板部11
及び背面板部10との間で横断面が円弧状になるように
湾曲されるので、曲げに対する強度が高められ、その先
端部分が倒れて折曲ることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はちらし、パンフレット、
カタログ等の枚葉物の下方部分を収容してこれを立てた
状態で保持し、それによって枚葉物を取出可能に掲示す
る枚葉物ホルダ及びこの枚葉物ホルダを使用した枚葉物
立て装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、郵便局、銀行、旅行代理店、家
電製品販売店等の各種営業所または店舗、或いは展示場
等においては、多くのちらし(ビラ)、パンフレット、
カタログ等が用意され、来客者に供することができるよ
うに陳列されている。そして、これらの印刷物の紙片ま
たはシート、またはその折畳み物、または小冊子等から
なる枚葉物はそれ自体では自立できないために、これら
の枚葉物の陳列には、枚葉物の下方部分を収容して枚葉
物を立てた状態で保持する枚葉物ホルダ、またはこれを
備えた枚葉物立て装置が用いられている。なお、この枚
葉物ホルダまたは枚葉物立て装置は、ちらし立て、或い
はパンフレット立て、パンフレット台、パンフレットス
タンド、更にはカタログ立て、カタログスタンド等と呼
称されている。
【0003】図17は従来の枚葉物立て装置の一例を部
分的に示す斜視図であり、また、図18はこの図17の
X−X線に沿った断面図である。
【0004】図17及び図18のように、全体を1で示
すこの従来の枚葉物立て装置はスタンド型として形成さ
れており、床面に立置可能な架台を形成するフレーム2
と、このフレーム2の横杆3に取外し可能に装着された
枚葉物ホルダ4とを備える。なお、この枚葉物ホルダ4
はフレーム2の上下に沿って複数段に備えられるが、図
17及び図18ではその一段分だけが示されている。そ
して、この枚葉物ホルダ4は前面板部4aと、背面板部
4bと、一対の側板部(中間壁部を含む)4cと、底板
部4dとを備え(図18参照)、これらは透明なアクリ
ル樹脂等から一体に形成されている。また、背面板部4
bの裏側には掛止部5が一体に形成され、この掛止部5
を横杆3に係合することによって、このホルダ4はフレ
ーム2に固定的に組付けられる。なお、ここでは、フレ
ーム2は少し傾斜して形成されているため、枚葉物ホル
ダ4は少しだけ傾斜した状態で組付けられている。
【0005】このように枚葉物ホルダ4は形成されてお
り、ちらしやパンフレット等の枚葉物mは、前面板部4
aと背面板部4bとの間に形成される偏平で深底な容器
状または箱状の収容空間に差入れられ、それ自体の剛性
によって立てられた状態で(少しだけ傾斜して)保持さ
れる。そのため、枚葉物mは人目に付くように掲示さ
れ、しかも、前面板部4aが透明であるので、枚葉物m
の全内容が表示される。またここで、前面板部4aは枚
葉物mの大きさよりも上下の幅が小さく形成されてい
る。したがって、枚葉物mの取出は、前面板部4aより
も上方に突き出ている枚葉物mの上方部分を手で摘んで
抜出すことによって、容易に行うことができる。
【0006】なお、枚葉物立て装置としては、上記のよ
うなものとは別に、その枚葉物ホルダ4に相当する部分
をワイヤから形成したものも従来からよく知られてい
る。そしてこの場合、ワイヤから形成される枚葉物ホル
ダ4は、一般にフレーム2と一体に形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の枚葉物ホルダ4
は以上のように形成されており、ちらし等の枚葉物mは
その下方部分が枚葉物ホルダ4に収容され、それ自体の
強度によって立てられた状態に保持される。またこの場
合、枚葉物ホルダ4は傾斜して設置されているため、枚
葉物mはその背面板部4bによって支持される。
【0008】しかしながら、紙等からなる枚葉物mは曲
げに対する強度が弱く、変形が生じ易いために、枚葉物
mが何度も取出される間に、図17及び図18に示すよ
うに、枚葉物mの上端部分が前方側に倒れて折曲り(紙
折れ)を生じる傾向がある。この傾向は、枚葉物mの強
度が少なく、また枚葉物ホルダ4の傾斜が少ないほど、
より生じ易い。また、枚葉物ホルダ4に収容された枚葉
物mが残り少なくなると、このホルダ4の収容空間が広
くなるために、枚葉物mがその内部で変形し、折曲るこ
ともある。そして、枚葉物ホルダ4に収容された枚葉物
mにこのような折曲りが生じると、枚葉物mの内容が掲
示されなくなるだけでなく、その見栄え外観性が損なわ
れ、また場合によれば、それに表示された商品等の内容
自体に対する印象も悪化させる。そのため、このような
枚葉物mの折曲りに対する改善が強く要望されていた。
【0009】なお、この枚葉物mの折曲りを防止するた
めに、透明なアクリル樹脂板等からなる剛性のある透明
板を枚葉物mの上に重ねることが、一部において行われ
ている。即ち、この透明板は枚葉物mの大きさにほぼ相
当するものであって、前面板部4aと枚葉物mの間に介
入されて、枚葉物mを上から押さえ、または枚葉物mの
前面側の表面を支持することによって、その折曲りを防
止するものである。しかし、このように透明板を介入す
ることによって枚葉物mの折曲りは防止されるが、枚葉
物mの取出は、枚葉物ホルダ4の前面板部4aが枚葉物
mを完全に収容する大きさに形成された場合と同様に、
容易ではなくなる。また、その透明板の透明性にも限界
があり、枚葉物mの鮮明な表示が阻害される。更に、そ
の透明板は枚葉物ホルダ4とは独立した部材であるた
め、紛失し易い不具合もある。
【0010】そこで、本発明は枚葉物の折曲り(紙折
れ)を防止することができる枚葉物ホルダ及びそれを使
用した枚葉物立て装置の提供を課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる枚葉物
ホルダは、前後に間隔を置いて対向する前面板部と背面
板部であって、これらの前面板部及び背面板部のうちの
少なくとも一方が横断面において円弧状に湾曲して形成
された前面板部及び背面板部と、これらの前面板部及び
背面板部の両側を相互に結合する一対の側板部と、これ
らの前面板部及び背面板部の下部を相互に結合する底板
部とを具備するものである。
【0012】請求項2にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1において、前面板部と背面板部とが共に横断面におい
て円弧状に湾曲して形成されているものである。
【0013】請求項3にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1において、前面板部が横断面において円弧状に湾曲し
て形成されると共に、背面板部が平坦状に形成されてい
るものである。
【0014】請求項4にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1において、背面板部が横断面において円弧状に湾曲し
て形成されると共に、前面板部が平坦状に形成されてい
るものである。
【0015】請求項5にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項4のいずれか1項において、底板部が前後
に傾斜しているものである。
【0016】請求項6にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項5のいずれか1項において、背面板部が枚
葉物の縦長さに対応する高さを有するものである。
【0017】請求項7にかかる枚葉物ホルダは、請求項
6において、背面板部がその上端に切欠開口部を有する
ものである。
【0018】請求項8にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項7のいずれか1項において、少なくとも前
面板部が透明な樹脂材料から形成されているものであ
る。
【0019】請求項9にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項8のいずれか1項において、横断面におい
て円弧状に湾曲して形成された前面板部及び背面板部の
湾曲が、前方側に凸状となる湾曲であるものである。
【0020】請求項10にかかる枚葉物立て装置は、前
後に間隔を置いて対向する前面板部と背面板部であっ
て、これらの前面板部及び背面板部のうちの少なくとも
一方が横断面において円弧状に湾曲して形成された前面
板部及び背面板部と、これらの前面板部及び背面板部の
両側を相互に結合する一対の側板部と、これらの前面板
部及び背面板部の下部を相互に結合する底板部と、背面
板部に一体に設けられた掛止部とを具備する枚葉物ホル
ダと、その枚葉物立てホルダの掛止部と係合可能な取付
杆が横設されたフレームとを具備するものである。
【0021】
【作用】請求項1においては、枚葉物ホルダの前面板部
及び背面板部のうちの少くとも一方が横断面において円
弧状に湾曲して形成されているので、この枚葉物ホルダ
に差入れられた枚葉物は、その横断面において円弧状に
湾曲して形成された前面板部または背面板部で支持され
ることによって、横断面が同様に円弧状になるように湾
曲される。そのため、枚葉物はその断面形状係数が高め
られ、曲げに対する強度が高められる。つまり、所謂コ
シが強くなる。その結果、その折曲り(紙折れ)を防止
することができる。
【0022】請求項2においては、枚葉物ホルダの前面
板部と背面板部が共に横断面において円弧状に湾曲して
形成されているので、枚葉物は、これらの前面板部と背
面板部との間で横断面が円弧状になるようにより確実に
湾曲される。そのため、請求項1と同様に、枚葉物は曲
げに対する強度が高められるため、その折曲り(紙折
れ)を防止することができる。
【0023】請求項3においては、前面板部が横断面に
おいて円弧状に湾曲して形成されているので、枚葉物
は、この前面板部に添うことによって横断面が円弧状に
なるように湾曲される。そのため、請求項1と同様に、
枚葉物は曲げに対する強度が高められるため、その折曲
り(紙折れ)を防止することができる。
【0024】請求項4においては、背面板部が横断面に
おいて円弧状に湾曲して形成されているので、枚葉物
は、この背面板部に添うことによって横断面が円弧状に
なるように湾曲される。そのため、請求項1と同様に、
枚葉物は曲げに対する強度が高められるため、その折曲
り(紙折れ)を防止することができる。
【0025】請求項5においては、底板部が前後に傾斜
しているので、束状に重なり合った多数枚の枚葉物を枚
葉物ホルダに差入れた場合、それらの枚葉物の上端の高
さはその傾斜に従って漸次増加または減少し、隣接する
枚葉物の間に段差が生じる。そのため、請求項1乃至請
求項4の作用に加えて、重なり合った多数枚の枚葉物を
1枚ずつ容易に分離し、取出すことができる。
【0026】請求項6においては、背面板部が枚葉物の
縦長さに対応する高さを有するため、枚葉物の全体を裏
側から支持することができる。そのため、請求項1乃至
請求項5の作用に加えて、枚葉物が後方側に倒れ込み、
折曲ることを確実に防止することができる。
【0027】請求項7においては、背面板部がその上端
に切欠開口部を有するので、枚葉物が背面板部に密着し
ている場合においても、その切欠開口部に指を差入れて
枚葉物を容易に摘むことができる。そのため、請求項6
の作用に加えて、背面板部が枚葉物の縦長さに対応する
高さであって、枚葉物が背面板部に密着している場合に
おいても、その枚葉物を容易に取出すことができる。
【0028】請求項8においては、少なくとも前面板部
が透明な樹脂材料から形成されているため、枚葉物ホル
ダに収容された枚葉物の下方部分の内容もその前面板部
を通して見ることができる。そのため、請求項1乃至請
求項7の作用に加えて、枚葉物の全内容を表示し、掲示
することができる。
【0029】請求項9においては、横断面において円弧
状に湾曲して形成された前面板部及び背面板部の湾曲が
前方側に凸状となる湾曲であるため、枚葉物は前方側に
凸状に湾曲される。そのため、請求項1乃至請求項8の
作用に加えて、枚葉物をより外観性よく掲示することが
できる。
【0030】請求項10においては、枚葉物ホルダの前
面板部及び背面板部のうちの少くとも一方が横断面にお
いて円弧状に湾曲して形成されているので、請求項1と
同様に、この枚葉物ホルダに収容された枚葉物の折曲り
(紙折れ)を防止することができる。そのため、この枚
葉物ホルダを、その掛止部をフレームの取付杆に係合す
ることによって組付けて枚葉物立て装置を形成し、枚葉
物を見栄えよく掲示することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0032】〔第一実施例〕図1は本発明の第一実施例
の枚葉物ホルダを、枚葉物を収容した状態で示す斜視図
である。また、図2は図1の枚葉物ホルダの正面図であ
る。図3は図2のA−A線断面図である。図4は、図2
のB−B線断面図である。なお、図5は図1の枚葉物ホ
ルダを上部から見て示す平面図である。
【0033】図1乃至図5のように、全体を10で示す
本第一実施例の枚葉物ホルダは、後述するフレームを備
えるスタンド装置に組付けて使用されるものであり、全
体がアクリル樹脂等の透明な樹脂材料から一体に形成さ
れている。そして、この枚葉物ホルダ10は、基本的に
は従来の枚葉物ホルダ4と同様に、前後に間隔を置いて
対向する前面板部11及び背面板部12と、これらの両
側を相互に結合し閉塞する一対の側板部13と、これら
の下端部を相互に結合し閉塞する底板部14とを備え、
枚葉物mの下部部分を収容し、枚葉物mを立てた状態で
保持する偏平で底の深い容器状または箱状に形成されて
いる。ここで、背面板部12の幅と高さはB5版または
A4版等の一般的な枚葉物mの横長さと縦長さに対応す
る寸法に形成され(図1では、枚葉物mは少し小さく描
かれている)、また、前面板部11は背面板部12の約
半分の高さに形成されている。ただし、これらの寸法は
適宜に決めることができる。また、これらの前面板部1
1と背面板部12との間隔、即ち側板部13の幅も任意
に定めることができるが、一般には10mm〜50mm
程度とされる。
【0034】そして、これらの前面板部11及び背面板
部12は、従来のような平板状ではなく、幅方向にアー
ル状に湾曲して形成されている。即ち、図4及び図5に
よく示されるように、前面板部11及び背面板部12は
共に横断面が円弧状に形成され、また、ここでは前方側
に凸状に、即ち幅方向の中央部が前方側に膨むように湾
曲されている。したがって、このホルダ10に収容され
た枚葉物mは、図1のように、これらの前面板部11と
背面板部12との間で支持されることによって、横断面
が円弧状になるように同様に湾曲された状態で保持され
る。そのため、枚葉物mの曲げに対する強度が高められ
るので、その上端部分が前方側に倒れ込んで、折曲り
(紙折れ)を生じることが防止される。
【0035】この前面板部11及び背面板部12の湾曲
の曲率については、これが大きいほど、枚葉物mをより
湾曲させることができ、それによって、枚葉物mの曲げ
に対する強度をより高めることができる。しかしなが
ら、その曲率を余り大きくすると、枚葉物mの表示内容
が見辛くなり、また枚葉物mが取出し難くなる。そのた
め、前面板部11及び背面板部12をアール状に湾曲さ
せる程度は、枚葉物mの種類、大きさ等にもよるが、一
般には、曲率半径として枚葉物ホルダ10の幅の0.7
倍〜2.5倍程度が好ましく、また1.0倍〜2.0倍
程度がより好ましい。
【0036】また、本実施例の枚葉物ホルダ10におい
ては、底板部14は前後の一方向側に傾斜するように形
成され、ここでは、前方側である前面板部11の下端縁
から後方側である背面板部12の下端縁にかけて漸次低
くなるように傾斜されている。そのため、このホルダ1
0に収容された枚葉物mには、上端に高さの差が生じ、
この例では一番前方側の枚葉物mが最も高く、後方側ほ
ど漸次段差をもって低くなっている。したがって、枚葉
物mの取出に際しては、一番前方側の枚葉物mの上端に
指を引掛けて前方に引倒すことによって、その枚葉物m
を後方側の枚葉物mと容易に分離することができ、次い
で、その分離した枚葉物mを摘んで引出すことができ
る。こうして、枚葉物ホルダ10に重なり合って保持さ
れた枚葉物mを、一度に2枚またはそれ以上同時に摘む
ことなく、前方側から1枚ずつ容易に取出すことができ
る。また、このように底板部14を傾斜させることによ
って、枚葉物ホルダ10に収容された最後の1枚の枚葉
物mも湾曲した背面板部12に添わせることができ、そ
れによって上記のような湾曲した状態に確実に保持する
ことができる。
【0037】そして、この底板部14を傾斜させる角度
は枚葉物ホルダ10の配置の状態等に応じて適宜定める
ことができ、その角度を大きくするほど隣接する枚葉物
m間の段差を大きくすることができる。しかし、その角
度が余り大きすぎると、枚葉物mの上端の見栄えが悪く
なることがあり、また、底板部14と前面板部11また
は背面板部12との間が楔状となって、枚葉物mの下端
がその楔状空間に詰る可能性がある。そのため、底板部
14を傾斜させる角度は、一般には10度〜50度程度
が好ましく、20度〜40度がより好ましい(ただし、
この角度は、前面板部11及び背面板部12と直角な平
面に対する角度である)。
【0038】なお、本実施例の枚葉物ホルダ10におい
て、背面板部12の上部には切欠開口部15が形成さ
れ、これによって軽量化と材料の節約とを図ると共に、
枚葉物mの取出を容易にしている。即ち、背面板部12
が枚葉物mよりも高く形成され、そして枚葉物mがその
背面板部12に密着している場合であっても、その切欠
開口部15に指を差入れることができるため、その枚葉
物mを容易に摘み、取出すことができる。また、本実施
例では、側板部13は、前面板部11と背面板部12と
の間だけでなく、背面板部12の上端に至るまでその背
面板部12の側端に沿って延長して形成されている。こ
の側板部13の延長部分は、枚葉物ホルダ10に収容し
た枚葉物mが傾いたりすることを防止する隔壁として作
用するだけでなく、背面板部12を曲げに対して強化す
る補強としても作用する。更に、本実施例の枚葉物ホル
ダ10には、これを以下のスタンド装置に装架し組付け
るための取付手段として、掛止部16が一体に設けられ
ている。なおこの掛止部16は、特に図3乃至図5のよ
うに、カギ状の形状を有し、背面板部12の裏側の両側
に一体に形成されている。
【0039】図6は上記の枚葉物ホルダ10を組付ける
ためのスタンド装置の一例を示す斜視図である。また、
図7はこのスタンド装置の要部の構造を分解して示す説
明図である。そして、図8はこのスタンド装置に枚葉物
ホルダ10を組付けて形成した枚葉物立て装置を示す正
面図であり、また、図9はこの枚葉物立て装置の側面図
である。
【0040】図6のように、全体を20で示すスタンド
装置は床面等に設置して使用されるものであり、比較的
大型に形成されている。そして、このスタンド装置20
は、複数個の枚葉物ホルダ10を組付けるためのフレー
ム21を備えている。具体的には、このフレーム21は
中空角材から縦長の枠状に形成され、これに、枚葉物ホ
ルダ10を取付けるための取付杆22が上下に複数本
(本例では7本)横設されている。この取付杆22は、
図8のように、少し太めのワイヤを一平面内においてク
ランク状に屈曲形成したものからなり、その屈曲の方向
がフレーム21の上下方向と一致するように、両端が溶
接等によりフレーム21の両側に固着されている。な
お、このフレーム21には、その上端部に看板としての
ロゴ板23が、また下端部にマガジンラック24が、そ
れぞれ取付けられている。
【0041】このようにフレーム21は形成されてお
り、枚葉物ホルダ10は、それに設けられた掛止部16
をフレーム21の取付杆22に引掛けることによって容
易に装着される。そしてこの場合、取付杆22がクラン
ク状に屈曲形成されているため、枚葉物ホルダ10はそ
の屈曲部によって背面板部12側から支持される。また
ここで、取付杆22の上下の間隔は、枚葉物ホルダ10
の上下の長さよりも短くされ、本例ではその長さの約半
分とされている。そのため、枚葉物ホルダ10は上下に
重なって配列されるので、取付杆22に装着された各枚
葉物ホルダ10は、取付杆22の屈曲部によって一方向
への回動が阻止される一方、他方向への回動は隣接する
枚葉物ホルダ10との係合によって阻止されるため、固
定的に保持されることができる。しかも、取付杆22は
適度な弾性を有するので、枚葉物ホルダ10はガタツキ
がなく保持される。こうして本実施例の枚葉物立て装置
では、図8及び図9のように、枚葉物ホルダ10が2列
7段の配列でフレーム21に組付けられている。
【0042】また、本実施例のスタンド装置20は、上
記のフレーム21を傾斜角度調節可能に固定支持する基
台25を備えている。即ち、略方形の基台25の後方の
両側角部には一対の支柱26が垂設され、この支柱26
の上端にフレーム21のほぼ中央部が回動可能に結合さ
れている。図7は、このフレーム21と支柱26との結
合部の構造を詳細に示している。
【0043】図7のように、フレーム21のほぼ中央部
には、結合板27が後方側に延出するように一体に付設
されている。そしてこの結合板27には、締付ネジ29
のネジ部を通す長孔28が、フレーム21と平行して形
成されている。他方、支柱26の上端部には、締付ネジ
29と螺合するネジ穴30が形成されている。したがっ
て、締付ネジ29を、結合板27の長孔28を通して支
柱26のネジ穴30に螺入し、次いで締付けることによ
って、結合板27を支柱26に結合することができ、そ
れによって、フレーム21は支柱26を介して基台25
に固定される。なお、この結合構造は、スタンド装置2
0の左右の両側において同じである。
【0044】こうして、フレーム21を任意の傾斜角度
で基台25に対して固定することができる。そして、フ
レーム21の傾斜角度を変える場合は、締付ネジ29を
一旦緩めてフレーム21を所望の傾斜状態にした後、再
度締付ネジ29を締付けることによって、容易に行うこ
とができる。なおこの場合、フレーム21の結合板27
の長孔28は十分な長さに形成されているため、フレー
ム21は常にその下端が基台25上に載置された状態で
固定される。
【0045】ただ、このような結合構造であると、締付
ネジ29が緩んでフレーム21の傾斜角度が変わる可能
性もある。そのため、図6及び図9のように、フレーム
21の下部と支柱26との間に、チェーン31等を長さ
調節可能に張設することが好ましい。また本実施例で
は、フレーム21を垂直にした場合にその下端が係止さ
れるように、基台25上に断面L字形の止め金(ストッ
パ)32が固着されている。そのため、締付ネジ29が
緩んだ場合であっても、フレーム21の下端はその止め
金32によって係止され、フレーム21は傾斜すること
なく、垂直状態に確実に維持される。このように、フレ
ーム21をそれの最も普通の傾斜状態或いは保管時の状
態に維持する手段を、別途設けることもできる。そし
て、これらの場合、締付ネジ29による支柱26と結合
板27との結合は、フレーム21の所定の傾斜角度を維
持するためと言うよりは、フレーム21を基台に対して
ガタツキなく固定するためになされる。
【0046】更に、上記の基台25には、その下面の前
方側にゴム脚33が左右一対備えられると共に、後端側
にはキャスタ34が左右に一対備えられている。そのた
め、本実施例のフレーム21は、ゴム脚33と床面との
摩擦力によって所定の場所に固定的に配置されることが
できる。また、このフレーム21を後方に少し傾けて、
一対のキャスタ34のみが床面と接する状態とすること
によって、任意の場所に容易に移動させることができ
る。なお、キャスタ34としては、小形で大きな荷重を
支えることができる双輪キャスタが好ましい。
【0047】このように、本実施例の枚葉物立て装置は
床面に設置されるスタンド形式として形成され、枚葉物
mの下方部分を収容し、これを立てた状態で保持する枚
葉物ホルダ10と、これを複数個取付可能なフレーム2
1を備えるスタンド装置20とからなる。そして、この
枚葉物ホルダ10は、前後に間隔を置いて対向し、横断
面が円弧状に湾曲して形成された前面板部11及び背面
板部12と、これらの前面板部11と背面板部12の両
側を相互に結合する一対の側板部13と、これらの前面
板部11と背面板部12の下端部を相互に結合する底板
部14とを具備し、偏平で深底な容器状に形成されてい
る。
【0048】したがって、前面板部11及び背面板部1
2は横断面が円弧状に形成され、アール状に湾曲されて
いるので、これらの間に収容された枚葉物mは横断面が
同様に円弧状になるように湾曲され、曲げに対する強度
が高められる。そのため、その折曲り(紙折れ)を防止
することができるので、枚葉物mを見栄えよく掲示する
ことができる。また、このように枚葉物mの曲げに対す
る強度を強くすることができるので、前面板部11の高
さを少なくして、枚葉物mを枚葉物ホルダ10の上方に
大きく露出させることができる。そのため、枚葉物mの
外観性と内容の表示性を高めることができ、また枚葉物
mの取出も容易になる。
【0049】また、本実施例の枚葉物ホルダ10におい
ては、その底板部14が前後に傾斜するように形成さ
れ、前方側である前面板部11の下端縁から後方側であ
る背面板部12の下端縁にかけて漸次低くなるように傾
斜されている。
【0050】したがって、枚葉物ホルダ10に収容され
た枚葉物mの上端には、前方側から後方側にかけて漸次
高さが低くなるように段差が生じる。そのため、一番前
方側の1枚の枚葉物mを後方側の枚葉物mと容易に分離
することができので、枚葉物ホルダ10に重なり合って
保持された枚葉物mを、2枚以上一度に取出すことな
く、前方側から1枚ずつ摘んで容易に取出すことができ
る。
【0051】更に、本実施例の枚葉物ホルダ10におい
ては、背面板部12が枚葉物mの縦長さに対応する高
さ、即ち、底板部44との結合部から上端までの長さを
有している。したがって、このホルダ10に収容された
枚葉物mはその全体が背面板部12によって支持される
ので、これが後方側に倒れ込み、折曲ることを確実に防
止することができる。またこの場合、背面板部12の上
部には切欠開口部15が形成されているので、枚葉物m
がその背面板部12に密着している場合であっても、こ
の切欠開口部15に指を差入れてその枚葉物mを容易に
摘み、取出すことができる。
【0052】また他方、本実施例の枚葉物立て装置にお
いては、枚葉物ホルダ10をスタンド装置20のフレー
ム21に取付け、組付ける手段として、枚葉物ホルダ1
0の背面板部12にカギ状の掛止部16を一体に設ける
と共に、フレーム21にその掛止部16と係合可能な取
付杆22を横設している。
【0053】したがって、枚葉物ホルダ10は、その掛
止部16を取付杆22に引掛けるだけでフレーム21に
容易に取付け、組付けることができる。また、枚葉物ホ
ルダ10が破損しまたは汚損した場合、その枚葉物ホル
ダ10のみを交換することができる。更に、取付杆22
を多数段に設けることによって、多くの枚葉物ホルダ1
0を自由な配列で取付け、組付けることができる。また
この場合、上述のように枚葉物mの折曲りが防止される
ので、枚葉物ホルダ10に収容した枚葉物mを上下に重
ね合わせて配列することができ、枚葉物立て装置の全体
をコンパクトに形成することができる。
【0054】更に、本実施例のスタンド装置20におい
ては、支柱26が垂設された基台25を備え、その支柱
26の上端に上記のフレーム21のほぼ中央部が回動可
能に結合されている。
【0055】したがって、フレーム21の傾斜角度を任
意に調節することができ、それによって、枚葉物立て装
置の設置場所等に応じて枚葉物mを最も見易い状態に調
節することができると共に、保管時には設置スペースを
最小になるように調節することができる。また、基台2
5にはゴム脚33とキャスタ34とが備えられているた
め、枚葉物立て装置を任意の場所に容易に移動し、そし
てその場所に固定的に設置することができる。
【0056】ところで、本実施例の枚葉物立て装置にお
いて、枚葉物ホルダ10を組付けるためのスタンド装置
20は、そのホルダ10の掛止部16と係合可能な取付
杆22が横設されたフレーム21を備えるものであれば
よく、ここに示した例以外にも適宜の変更が可能であ
る。例えば、そのフレーム21自体を、床面等に設置可
能な基部を含むものとして形成することもできる。ま
た、その取付杆22からなる枚葉物ホルダ10をフレー
ム21に取付けるための手段も適宜変更することがで
き、そしてそれに応じて枚葉物ホルダ10の取付部を変
更することができる。例えば、枚葉物ホルダ10にネジ
穴を形成すると共にフレーム21に適当な取付部材を付
設することによって、枚葉物ホルダ10をフレーム21
に組付可能とすることができる。
【0057】また、本実施例の枚葉物ホルダ10では、
その前面板部11と背面板部12とを共に横断面が円弧
状になるようにアール状に湾曲させているが、それらの
一方のみをアール状に湾曲させ、他方は単なる平板状に
形成することもできる。
【0058】図10は本実施例の枚葉物ホルダ10の別
の例を、図4と同様に示す断面図である。また、図11
は本実施例の枚葉物ホルダ10の更に別の例を示す同様
な断面図である。
【0059】図10のように、別例としての枚葉物ホル
ダ10aは、前面板部11が横断面において円弧状に湾
曲して形成されると共に、背面板部12が平坦状に形成
されたものである。この枚葉物ホルダ10aの場合、こ
れに収容された枚葉物mは前面板部11側に添うことに
よって横断面が円弧状になるように湾曲される。また、
後方側、即ち背面板部12側に位置する枚葉物mは湾曲
されないこともあるが、その枚葉物mが前方側に倒れて
折曲ることは、湾曲されて曲げ強度が高められた前方側
の枚葉物mによって阻止される。そのため、枚葉物m
は、その折曲りが防止され、立った状態で保持される。
ただし、この枚葉物ホルダ10aの場合は、これを前方
側に少し傾斜させた状態で使用するか、または底板部1
4を前面板部11側が低くなるように傾斜させることが
好ましく、それによって枚葉物mを前面板部11に確実
に添わせ、良好に湾曲させることができる。そして、こ
のホルダ10aは、前面板部11と背面板部12との間
隔が中央部で広いため、枚葉物mを取出し易い効果があ
る。
【0060】また、図11の更に別例の枚葉物ホルダ1
0bは、背面板部12が横断面において円弧状に湾曲し
て形成されると共に、前面板部11が平坦状に形成され
ているものである。したがって、このホルダ10bに収
容された枚葉物mは、この背面板部12に添うことによ
って横断面が円弧状になるように湾曲される。したがっ
て、上記と同様に、枚葉物mは曲げに対する強度が高め
られ、その折曲りが防止される。しかしながら、この枚
葉物ホルダ10bの場合は、これを後方側に十分に傾斜
させた状態で使用するか、または底板部14を背面板部
12側が低くなるように十分に傾斜させることが好まし
く、それによって前方側に位置する枚葉物mに対しても
良好に湾曲を付与することができる。そして、この枚葉
物ホルダ10bは、前面板部11が平坦状であるため、
このホルダ10bを横に並列した場合に凹凸の無い均一
な表面が得られる効果がある。
【0061】このように、前面板部11と背面板部12
のいずれか一方のみを横断面が円弧状になるように湾曲
させることができる。そして、これらによっても同様
に、枚葉物mを湾曲させ、その折曲りを防止することが
できる。しかし、図1乃至図5の実施例の枚葉物ホルダ
10のように、前面板部11と背面板部12とを共に湾
曲させることによって、収容された枚葉物mをより確実
に湾曲させ、その折曲りをより確実に防止することがで
きる。
【0062】ところでまた、本実施例の枚葉物ホルダ1
0、またその別例の枚葉物ホルダ10a,10bでは、
前面板部11及び背面板部12を前方側に凸状となるよ
うに湾曲させているが、これとは逆に、前方側が凹状と
なるように湾曲させることもできる。ただ、横断面が円
弧状に湾曲された枚葉物mを前方から見る場合、その湾
曲が前方側に凹状であるよりも凸状である方が、一般に
は外観性がよく、見栄えがよい。そのため、枚葉物mの
湾曲が前方側に凸状となるように、本実施例及びその別
例のように、前面板部11及び背面板部12の湾曲は前
方側に凸状となるように形成することが好ましい。な
お、この前面板部11と背面板部12の湾曲は、一定の
曲率を有する完全な湾曲である必要はなく、楕円或いは
同様な湾曲であることができる。
【0063】更に、本実施例の枚葉物ホルダ10では、
底板部14を背面板部12側が低くなるように傾斜させ
ているが、この傾斜は必ずしも必要なものではなく、底
板部14を単に前面板部11または背面板部12に対し
て直角に形成することもできる。しかし、底板部14を
このように前後に傾斜させることによって、前述のよう
に枚葉物mを容易に取出すことができる効果がある。ま
たこの場合、底板部14の傾斜の方向は適宜決めること
ができるが、上記の別例の枚葉物ホルダ10a,10b
の場合を含めて、枚葉物ホルダ10が傾斜した状態で使
用される場合には、底板部14の傾斜は下方側となる前
面板部11または背面板部12の側が低くなるように形
成することが好ましい。これによって、枚葉物mをその
自重によりそれらの下方側となる前面板部11または背
面板部12に確実に添わせ、これに湾曲を与えることが
できる。
【0064】また本実施例では、前面板部11、背面板
部12、一対の側板部13、及び底板部14を含む枚葉
物ホルダ10を透明なアクリル樹脂等から一体に形成し
たが、半透明或いは不透明な樹脂材料から形成すること
もでき、更には金属板等から形成することもできる。し
かし、少なくとも前面板部11を透明な樹脂材料から形
成することによって、枚葉物ホルダ10内に収容された
枚葉物mの下方部分も透視できるため、枚葉物mの全内
容を表示し、掲示することができる効果がある。また、
枚葉物ホルダ10の全体を樹脂材料から形成することに
よって、射出成形等の方法で容易に且つ多量に製造でき
る効果がある。なおこれらの場合、前面板部11等の各
部は完全な板状である必要はなく、枚葉物mの抜け出し
を防止可能な支持面を形成できるものであれば、適宜の
切欠または開口を有するものであることができる。
【0065】〔第二実施例〕図12は本発明の第二実施
例の枚葉物ホルダを示す斜視図であり、また、図13は
そのC−C線断面図である。更に、図14はその枚葉物
ホルダを上から見て示す平面図である。
【0066】図12乃至図14のように、全体を40で
示す本実施例の枚葉物ホルダは壁面や柱等に取付けて使
用する壁掛形式に形成したものである。そして、このち
らしやパンフレット等の枚葉物の下部部分を収容し、枚
葉物を立てた状態で保持する枚葉物ホルダ40は、第一
実施例の枚葉物ホルダ10と同様に、間隔を置いて対向
する前面板部41及び背面板部42と、これらの両側を
相互に結合し閉塞する一対の側板部43と、これらの下
端部を相互に結合し閉塞する底板部44とを備え、偏平
で深底の容器状に形成されている。なお、図12と図1
3には、この枚葉物ホルダ40に収容保持された枚葉物
mが一点鎖線で示されている。
【0067】また、この枚葉物ホルダ40には、これを
壁面等に取付け、固定支持するための取付部45が設け
られている。本実施例において、この取付部45は最も
簡単な形態に形成され、背面板部42を上方に延長し、
これにネジまたは釘等の固着要素が挿通可能な取付孔4
6を設けている。なお、この取付部45の強度を十分な
ものとし、また枚葉物ホルダ40を強化するために、取
付部45とこれに連続する背面板部42の中央部は肉厚
に形成されている。そして、これらの枚葉物ホルダ40
の本体部と取付部45とは、本実施例の場合、透明なア
クリル樹脂等から一体成形によって形成されている。
【0068】ここで、本実施例の枚葉物ホルダ40にお
いては、図1乃至図5の枚葉物ホルダ10とは異なり、
前面板部41のみが横断面が円弧状に湾曲して形成さ
れ、背面板部42は単に平板状に形成されている。しか
も、図10の枚葉物ホルダ10aとも異なり、前面板部
41と背面板部42とは平行ではなく、それらの間隔は
上部側ほど大きくされている。つまり、前面板部41が
前方側に傾斜し、前面板部41と背面板部42との間の
空間は上方に広がるように形成されている。しかし、こ
の枚葉物ホルダ40の効果は、第一実施例の場合と同様
である。即ち、本実施例の壁掛形式の枚葉物ホルダ40
の使用状態では、図12及び図13のように、背面板部
42は壁面等に沿ってほぼ垂直な状態となる一方、前面
板部41は前方側に傾斜する。したがって、この枚葉物
ホルダ40に差入れられた枚葉物mは、前面板部41に
沿って前方側に傾斜した状態で収容され、その自重によ
り前面板部41の湾曲に従ってアール状に湾曲する。そ
のため、枚葉物mは曲げに対する強度が増加されるの
で、その上端部分が前方側に倒れ込み、折曲り(紙折
れ)を生じることが防止される。
【0069】なお、この前面板部41を湾曲させる程度
は第一実施例の場合と同様であり、曲率半径とした場
合、枚葉物ホルダ40の幅の0.7倍〜2.5倍程度が
一般に好ましい。また、前面板部41を前方側に傾斜さ
せることは、枚葉物mを良好に湾曲させるためにも必要
であるが、枚葉物ホルダ40に収容された枚葉物mの上
端の後方に十分な空間を形成し、枚葉物mの取出を容易
にする効果もある。そして、この前面板部41を傾斜さ
せる角度は、背面板部42または鉛直面に対して、5〜
30度程度が一般に好ましい。これ以上の角度とするこ
とも可能ではあるが、枚葉物mが前方から見難くなる。
【0070】また、本実施例の枚葉物ホルダ40におい
ては、第一実施例の場合と同様に、底板部44が前後の
方向に傾斜して形成されている。本実施例において、こ
の傾斜は前面板部41側が低くなるように形成され、ま
た、前面板部41となす角度が90度よりも小さくなる
ように形成されている。そのため、この枚葉物ホルダ4
0に収容された枚葉物mの上端は後方側ほど漸次高くな
ると共に、隣接する枚葉物mとの間に段差が生じる。し
たがって、枚葉物mの取出に際しては、一番後方側の枚
葉物mの上端に指を引掛けて後方に倒すことによって、
その枚葉物mを前方側の枚葉物mと容易に分離すること
ができ、次いで、その分離した枚葉物mを摘んで引出す
ことができる。この場合、枚葉物mの上端の後方側には
前述のように十分な空間があるため、この枚葉物mの取
出は容易である。こうして、枚葉物ホルダ40内に重な
り合って収容された枚葉物mを、一度に2枚またはそれ
以上同時に摘むことなく、後方側から1枚ずつ容易に取
出すことができる。
【0071】なお、底板部44の前面板部41となす角
度を90度よりも大きくすることによっても、枚葉物m
の上端に、前方側から後方側に漸次低くなる同様の段差
のある傾斜を形成することができる。しかしこの場合に
は、枚葉物mが枚葉物ホルダ40内で折曲りを生じる可
能性がある。即ち、特に底板部44が背面板部42側に
傾斜している場合には、枚葉物mの下端が前面板部41
から離れて背面板部42側に移動するが、背面板部42
は平板状であるため、枚葉物mの下端部が湾曲されない
からである。したがって、底板部44の前面板部41と
なす角度は、本実施例では90度以下とすることが好ま
しい。そして、枚葉物mの上端に上記の段差のある傾斜
を効果的に形成するためには、その底板部44を傾斜さ
せる角度は、第一実施例の場合と同様に、前面板部41
に垂直な平面に対して10度〜50度程度が一般に好ま
しく、20度〜40度がより好ましい(なお、底板部4
4の前面板部41となす角度は、90度からこの傾斜角
度を差引いた角度となる)。また、このように底板部4
4を傾斜させることによって、枚葉物mをその自重によ
り前面板部41側に密着させることができ、枚葉物mに
良好に湾曲を付与することができる。ただし本実施例の
場合、前面板部41自体が傾斜しているため、その底板
部44を傾斜させる角度は少なめとすることが好まし
い。
【0072】このように、枚葉物mを収容し、立てた状
態で保持する本実施例の枚葉物ホルダ40は、壁面や柱
等に取付けて使用する壁掛形式に形成したものである。
そして、この枚葉物ホルダ40は、間隔を置いて対向す
る前面板部41及び背面板部42と、これらの両側を相
互に結合する一対の側板部43と、これらの下端部を相
互に結合する底板部44と、壁面等に取付け、固定支持
するための取付部45とを備え、前面板部41はその横
断面が円弧状に形成されると共に、前方側に傾斜してい
る。
【0073】したがって、枚葉物ホルダ40に収容され
た枚葉物mは、前面板部41によって傾斜した状態で支
持され、その自重により前面板部41の湾曲に従ってア
ール状に湾曲する。その結果、枚葉物mは曲げに対する
強度が増加され、その上部部分が前方側に倒れて、折曲
ることを防止することができる。そのため、枚葉物mを
見栄え良く掲示することができる。また、このように枚
葉物mの曲げに対する強度を強くすることができるの
で、前面板部41の高さを少なくして、枚葉物mを枚葉
物ホルダ40の上方に大きく露出させることができるた
め、枚葉物mの内容の表示性とその外観性を高めること
ができる。更に、枚葉物mは傾斜した状態で枚葉物ホル
ダ40に収容され保持されるので、その上端の後方には
十分な空間が形成されるため、枚葉物mを容易に取出す
ことができる。
【0074】また、本実施例の枚葉物ホルダ40では、
底板部44を前面板部41となす角度が90度よりも小
さくなるように傾斜させている。即ち、前面板部41の
側が低くなるように傾斜させている。
【0075】したがって、枚葉物ホルダ40に収容され
た枚葉物mの上端には、前方側から後方側にかけて漸次
高さが高くなるように段差が生じる。そのため、一番後
方側の1枚の枚葉物mを前方側の枚葉物mと容易に分離
することができるので、枚葉物ホルダ40に重なり合っ
て保持された枚葉物mを、2枚以上一度に取出すことな
く、後方側から1枚ずつ摘んで容易に取出すことができ
る。
【0076】ところで、本実施例の枚葉物ホルダ40に
おいて、これを壁面等に固定支持するための取付部は、
具体的には、取付孔46を有する取付部45として枚葉
物ホルダ40と一体に形成されているが、この取付部4
5はこの例以外にも適宜のものとすることができる。例
えば、その取付部45をカギ状の掛止部(第一実施例の
枚葉物ホルダ10の掛止部16と同様なもの)として形
成すると共に、壁面等の側にはこの掛止部と係合可能な
取付杆を横設することによって、この枚葉物ホルダ40
を懸架により壁面等に取付け、固定支持させることがで
きる。
【0077】また、本実施例の枚葉物ホルダ40では背
面板部42を単なる平板状に形成しているが、前面板部
41と同様に、横断面が円弧状となるように湾曲させて
もよい。またこの場合、その湾曲した背面板部42を前
方側に傾斜させることもできる。更に、本実施例の枚葉
物ホルダ40では前面板部41が前方側に凸となるよう
に湾曲されているが、これとは反対に前面板部41を前
方側に凹となるように湾曲させることもできる。しか
し、本実施例のように、背面板部42を平板状とし、ま
た壁面等に取付けられた場合にほぼ鉛直になるようにす
ると共に、前面板部41の湾曲を前方側に凸状となるよ
うにすることによって、枚葉物mの上端の後方側に広い
空間を形成することができ、それによって、枚葉物mの
取出が容易になる。
【0078】更に、本実施例では、底板部44を前面板
部41となす角度が90度より小さくなるように前方側
に傾斜させている。しかし、この傾斜は必ずしも必要で
はなく、底板部44の前面板部41となす角度は90度
とすることができる。また、必要に応じて、その角度を
90度よりも大きくすることもできる。ただし、前述の
ように、枚葉物mを立った状態で良好に保持するために
は、その角度は90度以下とすることが好ましい。
【0079】なお、枚葉物ホルダ40形状、材料等に関
するその他の技術的詳細は、第一実施例の枚葉物ホルダ
10の場合と同様である。ただ本実施例の場合、背面板
部42は枚葉物mを少なくとも直接には支持しないた
め、その高さは枚葉物mの下部部分を取囲む最少のもの
とすることができる。
【0080】〔第三実施例〕図15は本発明の第三実施
例の枚葉物立て装置を示す斜視図であり、また、図16
はそのD−D線断面図である。
【0081】図15及び図16のように、本第三実施例
の枚葉物立て装置は、テーブルまたはカウンタ等に置い
て使用する卓上形式に形成したものである。そして、こ
の枚葉物立て装置はちらし、パンフレット等の枚葉物の
下部部分を収容し、枚葉物を立てた状態で保持する枚葉
物ホルダ50を備え、このホルダ50は、第一実施例及
び第二実施例と同様に、間隔を置いて対向する前面板部
51及び背面板部52と、これらの両側を相互に結合し
閉塞する一対の側板部53と、これらの下端部を相互に
結合し閉塞する底板部54とを備え、偏平で底の深い容
器状に形成されている。ただし、本実施例においては、
この枚葉物ホルダ50は一単位の枚葉物ホルダを横方向
に2個並列した形態に形成され、透明なアクリル樹脂等
の樹脂材料から全体が一体に形成されている。また、こ
の枚葉物ホルダ50は本質的には前後のないものであ
り、前面板部51と背面板部52とは実質的に同じ形状
及び大きさに形成されているが、ここでは、このホルダ
50に収容された枚葉物が湾曲されて凸状となる側を前
側としている。なお、この枚葉物mについては、図15
に一点鎖線によって示されている。
【0082】また、本実施例の枚葉物立て装置は、この
枚葉物ホルダ50を垂直状態に支持する台座55を備え
ている。そして、この台座55は不透明な樹脂材料等か
ら形成され、枚葉物ホルダ55の下端が嵌入される凹部
56を有する。したがって、枚葉物ホルダ50は、その
下端がこの凹部56内に嵌入されることによって、台座
55上に垂直状態で支持される。なお、この嵌入による
固定のため、枚葉物ホルダ50の前面板部51と背面板
部52、及び側板部53の下端は、底板部54よりも下
方に少しだけ延長されている。
【0083】ここで、この枚葉物ホルダ50の各単位に
おいて、前面板部51及び背面板部52は、共に幅方向
にアール状に湾曲して形成され、横断面が円弧状に形成
されている。なお本例では、その湾曲は前方側に凸とな
るようにされている。そのため、第一実施例の場合と同
様に、この枚葉物ホルダ50に収容された枚葉物mは、
これらの湾曲した前面板部51と背面板部52との間で
同様に湾曲される。即ち、枚葉物mには前面板部51及
び背面板部52の湾曲に従った湾曲が付与され、横断面
が円弧状になる。その結果、枚葉物mは曲げに対する強
度が増加されるため、枚葉物ホルダ50から上方に突き
出したその上部部分が前方側または後方側に倒れ込み、
折曲り(紙折れ)を生じることが防止される。なお、こ
の前面板部51及び背面板部52を湾曲させる程度は、
第一実施例の枚葉物ホルダ10の場合と同様に、曲率半
径として、枚葉物ホルダ10の幅の0.7倍〜2.5倍
程度が一般に好ましく、また1.0倍〜2.0倍程度が
より好ましい。
【0084】また、本実施例において、枚葉物ホルダ5
0の底板部54は前後の一方向側に傾斜するように形成
され、ここでは、前方側である前面板部51から後方側
である背面板部52にかけて漸次高くなるように傾斜さ
れている。そのため、この枚葉物ホルダ50に収容され
た枚葉物mには上端に高さの差が生じ、この例では一番
前方側の枚葉物mが最も低く、後方側ほど漸次段差をも
って低くなっている。したがって、枚葉物mの取出に際
しては、一番後方側の枚葉物mの上端に指を引掛けて後
方に引倒すことによって、その枚葉物mを前方側の枚葉
物mと容易に分離することができ、次いで、その分離し
た枚葉物mを摘んで引出すことができる。なお、中間
の、または一番前方側の枚葉物mを取出す場合も、同様
にして容易に行うことができる。こうして、枚葉物ホル
ダ50に重なり合って保持された枚葉物mを、一度に2
枚またはそれ以上同時に摘むことなく、1枚ずつ容易に
取出すことができる。また、このように底板部54を傾
斜させることによって、枚葉物mをその自重により前面
板部51側に移動させ、前面板部51に密着させること
ができる。そのため、枚葉物ホルダ50に残った最後の
1枚の枚葉物mをも確実に湾曲させることができるだけ
でなく、前面板部51に添わせて直立状態に保持するこ
とができる。なお、この底板部54を傾斜させる角度
は、第一実施例の枚葉物ホルダ10の場合と同様に、前
面板部11及び背面板部12と直角な平面に対して、一
般に10度〜50度程度が好ましく、20度〜40度程
度がより好ましい。
【0085】このように、本実施例の枚葉物立て装置は
卓上形式に形成したものであり、枚葉物mの下方部分を
収容し、立てた状態で保持する枚葉物ホルダ50と、こ
のホルダ50を支持する台座55とを備える。そして、
この枚葉物ホルダ50は、間隔を置いて対向する前面板
部51及び背面板部52と、これらの両側を相互に結合
する一対の側板部53と、これらの下端部を相互に結合
する底板部54とを備え、前面板部51と背面板部52
とが共に横断面において円弧状に湾曲して形成されてい
る。
【0086】したがって、枚葉物ホルダ50に収容され
た枚葉物mは、アール状に湾曲した前面板部51と背面
板部52とによって、その湾曲に従って横断面が円弧状
になるように湾曲され、曲げに対する強度が増加され
る。そのため、枚葉物ホルダ50から突き出たその上部
部分の紙折れを防止することができるので、枚葉物mを
見栄え良く掲示することができる。また、このように枚
葉物mの曲げに対する強度を強くすることができるの
で、前面板部51及び背面板部52の高さを少なくし
て、枚葉物mを枚葉物ホルダ50の上方に大きく突出さ
せることができる。そのため、枚葉物mの外観性と内容
の表示性を高めることができ、また枚葉物mの取出も容
易になる。
【0087】また、本実施例の枚葉物ホルダ50では、
上記のように前面板部51と背面板部52とをアール状
に湾曲させることに加えて、底板部54を前後に傾斜さ
せている。本実施例の場合では、特に、前面板部51か
ら背面板部52にかけて高くなるように傾斜させてい
る。
【0088】したがって、枚葉物ホルダ50に収容され
た枚葉物mの上端は、底板部54が傾斜しているため漸
次高さが増減し、本実施例では前方側から後方側に漸次
高くなり、隣接する枚葉物mとの間に段差が生じる。そ
のため、重なり合った多数枚の枚葉物mを1枚ずつ容易
に分離し、取出すことができる。また、本実施例の場
合、前面板部51側が低くなるように底板部54を傾斜
させているので、枚葉物mはその自重により前面板部5
1側に移動し、前面板部51に添って密着する。したが
って、枚葉物ホルダ50に収容された枚葉物mは、最後
の1枚になっても確実に湾曲が付されると共に直立した
状態に保持される。
【0089】ところで、本実施例の枚葉物ホルダ50で
は前面板部51と背面板部52の両方を幅方向にアール
状に湾曲させているが、これらの一方は単に平板状に形
成することもできる。特に、底板部54を前面板部51
側が低くなるように傾斜させた本実施例の場合では、枚
葉物ホルダ50に収容された枚葉物mの少なくとも下端
部は確実に湾曲されるため、背面板部52は平板状に形
成することができる。しかし、枚葉物mの折曲り(紙折
れ)を確実に防止するためには、それらの両方を湾曲さ
せることが好ましい。また、本実施例では底板部54を
前面板部51側が低くなるように形成しているが、この
傾斜の方向は任意に決めることができ、背面板部52側
が低くなるように形成することもできる。更に、このよ
うな傾斜は特に設けないこともでき、その場合には、枚
葉物ホルダ50に収容された枚葉物mの上端は平坦に揃
ったものとなる。
【0090】また、本実施例では、枚葉物ホルダ50を
一単位の枚葉物ホルダが横方向に一体に2個並列された
形態に形成したが、単に単一の枚葉物ホルダとして形成
することも、或いは3以上の枚葉物ホルダの単位からな
るものとして形成することも適宜可能である。また、複
数の単位の枚葉物ホルダからなるものと形成する場合、
並列だけでなく、前後に或いは上下に段状に配列するこ
ともできる。そして、これらの場合、枚葉物ホルダを支
持し或いは固定保持するための台座55または同様なも
のは、その枚葉物ホルダの配列に応じて適宜設計するこ
とができる。更に、本実施例では枚葉物ホルダ50と台
座55とを別体に形成しているが、例えば、その台座5
5を脚部のようなものとして、枚葉物ホルダ50の下部
に一体に形成することができる。
【0091】ところでまた、本実施例の枚葉物立て装置
は前後のないものとして形成され、枚葉物ホルダ50が
垂直に支持されると共に、前面板部51と背面板部52
とが同じ形状に形成されているが、その枚葉物ホルダ5
0を傾斜させ、或いは背面板部52の高さを高くする等
によって、前後の方向性のある枚葉物立て装置とするこ
ともできる。しかし、枚葉物立て装置を前後のないもの
として形成することによって、両側から利用できる利点
がある。ただし、湾曲された枚葉物mの場合、見られる
側に凹状であるよりは凸状である方が、一般にはその表
示内容がより見易く、また外観性もよい。
【0092】なお、枚葉物ホルダ50の形状、材料等に
関するその他の技術的詳細は、第一実施例の枚葉物ホル
ダ10の場合と同様であり、上述以外にも適宜の変更が
可能である。しかし、材料に関しては、卓上形式であり
また前後が実質的にない本実施例の枚葉物立て装置で
は、枚葉物ホルダ50は全体を透明な樹脂材料から形成
することが好ましい。それによって、枚葉物mの全内容
を前後に表示し、掲示することができ、また、射出成形
等の方法で容易に且つ多量に製造できる。
【0093】なお、本実施例の円弧状の湾曲は、意匠面
となる正面とその裏面の曲率を厚みに応じて減じた曲率
としたものであるが、本発明を実施する場合には、そこ
にレンズ効果を持たせるように、厚みを変化させること
もできる。また、表面を意匠的に単一の曲面としない複
数曲面とすることもでき、このときにもレンズ効果を持
たせることもできる。
【0094】
【発明の効果】以上のように、請求項1にかかる枚葉物
ホルダは、前後に間隔を置いて対向する前面板部と背面
板部であって、これらの前面板部及び背面板部のうちの
少なくとも一方が横断面において円弧状に湾曲して形成
された前面板部及び背面板部と、これらの前面板部及び
背面板部の両側を相互に結合する一対の側板部と、これ
らの前面板部及び背面板部の下部を相互に結合する底板
部とを具備するものである。
【0095】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
前面板部及び背面板部の少なくとも一方が横断面におい
て円弧状に湾曲して形成されているので、この枚葉物ホ
ルダに差入れられ、収容された枚葉物は、それらの湾曲
した前面板部または背面板部に添い、支持されることよ
って、同様に横断面が円弧状になるように湾曲される。
そのため、枚葉物の曲げに対する強度を高めることがで
きるので、その先端部分が倒れて折曲り(紙折れ)が生
じることを防止でき、枚葉物を見栄えよく掲示すること
ができる。
【0096】請求項2にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1において、前面板部と背面板部とが共に横断面におい
て円弧状に湾曲して形成されているものである。
【0097】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
これに収容された枚葉物は、それらの湾曲した前面板部
と背面板部との間で横断面が円弧状になるように湾曲さ
れる。そのため、請求項1と同様に、枚葉物の曲げに対
する強度を高めることができるため、その折曲り(紙折
れ)を防止することができる。そして、この枚葉物ホル
ダの場合は、枚葉物をより確実に湾曲させることができ
る効果がある。
【0098】請求項3にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1において、前面板部が横断面において円弧状に湾曲し
て形成されると共に、背面板部が平坦状に形成されてい
るものである。
【0099】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
これに収容された枚葉物は、その湾曲した前面板部に添
うことによって横断面が円弧状になるように湾曲され
る。そのため、請求項1と同様に、枚葉物の曲げに対す
る強度を高めることができるため、その折曲り(紙折
れ)を防止することができる。そして、この枚葉物ホル
ダは、前方側に傾斜して使用される場合に特に適してい
る。
【0100】請求項4にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1において、背面板部が横断面において円弧状に湾曲し
て形成されると共に、前面板部が平坦状に形成されてい
るものである。
【0101】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
これに収容された枚葉物は、その湾曲した背面板部に添
うことによって横断面が円弧状になるように湾曲され
る。そのため、請求項1と同様に、枚葉物の曲げに対す
る強度を高めることができるため、その折曲り(紙折
れ)を防止することができる。そして、この枚葉物ホル
ダは、後方側に傾斜して使用される場合に特に適してい
る。
【0102】請求項5にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項4のいずれか1項において、底板部が前後
に傾斜しているものである。
【0103】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
これに収容された枚葉物の上端の高さはその底板部の傾
斜に従って漸次増加または減少し、隣接する枚葉物の間
に段差が生じる。そのため、請求項1乃至請求項4の効
果に加えて、重なり合った多数枚の枚葉物を1枚ずつ容
易に分離し、取出すことができる効果がある。また、底
板部を湾曲した前面板部または背面板部の側に低くなる
ように傾斜させた場合には、枚葉物はそれの自重によっ
てそれらの湾曲した前面板部または背面板部に添うの
で、枚葉物を確実に湾曲させ、その曲げ強度を高めるこ
とができる効果がある。
【0104】請求項6にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項5のいずれか1項において、背面板部が枚
葉物の縦長さに対応する高さを有するものである。
【0105】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
その背面板部によって枚葉物の全体を裏側から支持する
ことができるため、請求項1乃至請求項5の効果に加え
て、枚葉物が後方側に倒れ込み、折曲ることを確実に防
止することができる効果がある。
【0106】請求項7にかかる枚葉物ホルダは、請求項
6において、背面板部がその上端に切欠開口部を有する
ものである。
【0107】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
枚葉物が背面板部に密着している場合においても、その
切欠開口部に指を差入れて枚葉物を容易に摘むことがで
きるので、請求項7の効果に加えて、その枚葉物を容易
に取出すことができる効果がある。
【0108】請求項8にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項7のいずれか1項において、少なくとも前
面板部が透明な樹脂材料から形成されているものであ
る。
【0109】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
これに収容された枚葉物の下方部分もその透明な前面板
部を通して見ることができるため、請求項1乃至請求項
7の効果に加えて、枚葉物の全内容を表示し、掲示する
ことができる効果がある。
【0110】請求項9にかかる枚葉物ホルダは、請求項
1乃至請求項8のいずれか1項において、横断面におい
て円弧状に湾曲して形成された前面板部及び背面板部の
湾曲が、前方側に凸状となる湾曲であるものである。
【0111】したがって、この枚葉物ホルダによれば、
これに収容された枚葉物は前方側に凸状になるように湾
曲される。そのため、請求項1乃至請求項8の効果に加
えて、枚葉物をより外観性よく掲示することができる効
果がある。
【0112】そして、請求項10にかかる枚葉物立て装
置は、前後に間隔を置いて対向する前面板部と背面板部
であって、これらの前面板部及び背面板部のうちの少な
くとも一方が横断面において円弧状に湾曲して形成され
た前面板部及び背面板部と、これらの前面板部及び背面
板部の両側を相互に結合する一対の側板部と、これらの
前面板部及び背面板部の下部を相互に結合する底板部
と、背面板部に一体に設けられた掛止部とを具備する枚
葉物ホルダと、その枚葉物立てホルダの掛止部と係合可
能な取付杆が横設されたフレームとを具備するものであ
る。
【0113】したがって、この枚葉物立て装置によれ
ば、枚葉物ホルダの前面板部及び背面板部のうちの少く
とも一方が横断面において円弧状に湾曲して形成されて
いるので、請求項1と同様に、この枚葉物ホルダに収容
された枚葉物の折曲り(紙折れ)を防止することができ
る。そのため、この枚葉物ホルダをその掛止部をフレー
ムの取付杆に係合することによって組付けて、枚葉物を
見栄えよく掲示することができる。また、フレームの取
付杆を多段に設けることによって多数の枚葉物ホルダが
組付けられた枚葉物立て装置を得ることができる。そし
てこの場合、枚葉物の折曲りを防止できるため、枚葉物
ホルダを多段に重ねて配列できるので、コンパクトな枚
葉物立て装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第一実施例の枚葉物ホルダ
を、枚葉物を収容した状態で示す斜視図である。
【図2】 図2は図1の枚葉物ホルダの正面図である。
【図3】 図3は図2のA−A線断面図である。
【図4】 図4は図2のB−B線断面図である。
【図5】 図5は図1の枚葉物ホルダを上から見た平面
図である。
【図6】 図6は図1の枚葉物ホルダを組付けるための
スタンド装置の一例を示す斜視図である。
【図7】 図7は図6のスタンド装置の要部の構造を分
解して示す説明図である。
【図8】 図8は図6のスタンド装置に枚葉物ホルダを
組付けて形成した枚葉物立て装置を示す正面図である。
【図9】 図9は図8の枚葉物立て装置の側面図であ
る。
【図10】 図10は本発明の第一実施例の枚葉物ホル
ダの別の例を、図4と同様に示す断面図である。
【図11】 図11は本発明の第一実施例の枚葉物ホル
ダの更に別の例を、図4と同様に示す断面図である。
【図12】 図12は本発明の第二実施例の枚葉物ホル
ダを示す斜視図である。
【図13】 図13は図12のC−C線断面図である。
【図14】 図14は図12の枚葉物ホルダを上から見
た平面図である。
【図15】 図15は本発明の第三実施例の枚葉物立て
装置を示す斜視図である。
【図16】 図16は図15のD−D線断面図である。
【図17】 図17は従来の枚葉物立て装置の一例を部
分的に示す斜視図である。
【図18】 図18は図17のX−X線に沿った断面図
である。
【符号の説明】
10,40,50 枚葉物ホルダ 11,41,51 前面板部 12,42,52 背面板部 13,43,53 側板部 14,44,54 底板部 15 切欠開口部 16 掛止部 20 スタンド装置 21 フレーム 22 取付杆 m 枚葉物(ちらし、パンフレット等)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後に間隔を置いて対向する前面板部と
    背面板部であって、前記前面板部及び背面板部のうちの
    一方以上が横断面において円弧状に湾曲して形成された
    前面板部及び背面板部と、 前記前面板部及び背面板部の両側を相互に結合する一対
    の側板部と、 前記前面板部及び背面板部の下部を相互に結合する底板
    部とを具備することを特徴とする枚葉物ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記前面板部と前記背面板部とが共に横
    断面において円弧状に湾曲して形成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の枚葉物ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記前面板部が横断面において円弧状に
    湾曲して形成されると共に、前記背面板部が平坦状に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の枚葉物
    ホルダ。
  4. 【請求項4】 前記背面板部が横断面において円弧状に
    湾曲して形成されると共に、前記前面板部が平坦状に形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の枚葉物
    ホルダ。
  5. 【請求項5】 前記底板部が前後に傾斜していることを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載
    の枚葉物ホルダ。
  6. 【請求項6】 前記背面板部が、枚葉物の縦長さに対応
    する高さを有することを特徴とする請求項1乃至請求項
    5のいずれか1項に記載の枚葉物ホルダ。
  7. 【請求項7】 前記背面板部がその上端に切欠開口部を
    有することを特徴とする請求項6に記載の枚葉物ホル
    ダ。
  8. 【請求項8】 少なくとも前記前面板部が透明な樹脂材
    料から形成されていることを特徴とする請求項1乃至請
    求項7のいずれか1項に記載の枚葉物ホルダ。
  9. 【請求項9】 前記横断面において円弧状に湾曲して形
    成された前面板部及び背面板部の湾曲が、前方側に凸状
    となる湾曲であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    8のいずれか1項に記載の枚葉物ホルダ。
  10. 【請求項10】 前後に間隔を置いて対向する前面板部
    と背面板部であって、前記前面板部及び背面板部のうち
    の少なくとも一方が横断面において円弧状に形成された
    前面板部及び背面板部と、 前記前面板部及び背面板部の両側を相互に結合する一対
    の側板部と、 前記前面板部及び背面板部の下部を相互に結合する底板
    部と、 前記背面板部に一体に設けられた掛止部とを具備する枚
    葉物ホルダと、 前記枚葉物立てホルダの掛止部と係合可能な取付杆が横
    設されたフレームとを具備することを特徴とする枚葉物
    立て装置。
JP5238795A 1995-03-13 1995-03-13 枚葉物ホルダ及び枚葉物立て装置 Pending JPH08244390A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238795A JPH08244390A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 枚葉物ホルダ及び枚葉物立て装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5238795A JPH08244390A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 枚葉物ホルダ及び枚葉物立て装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08244390A true JPH08244390A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12913405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5238795A Pending JPH08244390A (ja) 1995-03-13 1995-03-13 枚葉物ホルダ及び枚葉物立て装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08244390A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008024A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Anyk:Kk パソコン用カレンダー装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007008024A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Anyk:Kk パソコン用カレンダー装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102368931B (zh) 模块式重力滚动货架装置
US11978367B2 (en) Sustainable a-frame display
US20010047972A1 (en) Display rack with slidable member
CA2177796C (en) Compact, high visibility display rack and configuration
US5394997A (en) Rack for newspapers
US7909184B2 (en) Capsule merchandising cage
US6142315A (en) Display rack
US6484894B2 (en) Merchandiser display fixture
US6783011B2 (en) Merchandise hanger
US6702126B2 (en) Display rack stand for hairbrush
USD483656S1 (en) Under shelf merchandise support bracket
US5484064A (en) Document holder
US6457689B1 (en) Sign support having offset pivot
US6050425A (en) Storage rack for recording media
EP0500729B1 (en) A display or sales shelf for use in shelf systems
KR102081575B1 (ko) 타일 샘플장
JP2000157352A (ja) 本立て
JPH0810113A (ja) 陳列棚装置
JP2001197980A (ja) 組立式ラック
US20070045145A1 (en) Horizontally nestable document holder
JP3390373B2 (ja) 携帯電話機の店頭陳列用スタンド
JPH0130104Y2 (ja)
JP7740938B2 (ja) 物品支持部材、及び什器
JP3204071B2 (ja) 偏平商品の陳列棚
KR200202607Y1 (ko) 다단식 상품진열대