JPH08244690A - パラシュート操縦訓練用シミュレータ - Google Patents

パラシュート操縦訓練用シミュレータ

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JPH08244690A
JPH08244690A JP4947595A JP4947595A JPH08244690A JP H08244690 A JPH08244690 A JP H08244690A JP 4947595 A JP4947595 A JP 4947595A JP 4947595 A JP4947595 A JP 4947595A JP H08244690 A JPH08244690 A JP H08244690A
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JP
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failure
parachute
descent
training
trainee
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JP4947595A
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English (en)
Inventor
Kouji Fukugahaku
功治 福ヶ迫
Takeo Hashizume
武男 橋爪
Yoshiji Matsuura
由次 松浦
Takanobu Naruo
孝信 鳴尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラシュート開傘時のパラシュート故障を降
下訓練者に模擬体験させるパラシュート操縦訓練用シミ
ュレータを提供する。 【構成】 パラシュート開傘時のパラシュート故障を降
下訓練者に模擬体験させるパラシュート操縦訓練用シミ
ュレータにおいて、降下訓練者23を矢倉状の架台21
に吊り下げる吊り下げ手段24と、この吊り下げ手段2
4を揺動および急降下させてパラシュート開傘時の故障
を生成させる故障生成手段109と、降下訓練者23の
前方に設けられ故障の内容を表示する表示手段110
と、故障の状況が設定され、その設定に応じて故障生成
手段109を作動させると共にその状況を表示手段11
0に表示させる故障制御手段36とを備えたことを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パラシュート操縦訓練
用シミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】図9はパラシュート操縦訓練用シミュレ
ータの従来例を示す図である(特開平3−126476
号公報)。
【0003】同図に示すシミュレータは、風洞装置1の
竪型風洞部1Aの途中に、降下口2が設けられている。
訓練を受ける人員3は、竪型風洞部1Aの頂部に設けた
吊り下げ装置4に安全索5及び模擬用のパラシュート6
の誘導索を装備した後、降下台7上から降下口2を経由
して竪型風洞部1A内に降下するようになっている。竪
型風洞部1Aの下面、すなわち降下した人員3の眼下に
は平面状のスクリーン8が設けられている。
【0004】このようなシミュレータにおいて、パラシ
ュート開傘時はパラシュート6及び誘導索10を介して
吊り下げ装置4に吊り下げられた人員3は目標地からの
ずれを誘導索10を実際の降下時と同様に操作する。そ
して、その操作量に応じた降下の方向を、眼下のスクリ
ーン8上の景観を移動させることで模擬し、最終的に目
標地に降下するようにしている。尚、9は景観装置であ
り、11はシミュレータ装置である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のパラシュート操縦訓練用シミュレータは、パラ
シュートが完全に開傘した場合の降下訓練を行うことが
できるものの、パラシュートが故障した場合(ラインの
捩じれ、ラインの断線、不完全開傘等)を想定した訓練
を行うことができない。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、パラシュート開傘時のパラシュート故障を降下訓練
者に模擬体験させるパラシュート操縦訓練用シミュレー
タを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、パラシュート開傘時のパラシュート故障を
降下訓練者に模擬体験させるパラシュート操縦訓練用シ
ミュレータにおいて、降下訓練者を矢倉状の架台に吊り
下げる吊り下げ手段と、この吊り下げ手段を揺動および
急降下させてパラシュート開傘時の故障を生成させる故
障生成手段と、降下訓練者の前方に設けられ故障の内容
を表示する表示手段と、故障の状況が設定され、その設
定に応じて故障生成手段を作動させると共にその状況を
表示手段に表示させる故障制御手段とを備えたものであ
る。
【0008】上記構成に加え本発明は、架台に降下訓練
者の脚部を保持して吊り下げ手段とで降下訓練者を水平
にしてスカイダイビング状態に保持する脚部支持手段が
設けられ、故障制御手段は、開傘動作がなされたとき、
脚部支持手段を解除した直後に設定された故障状況に応
じて故障生成手段を作動させるようにしてもよい。
【0009】上記構成に加え本発明は、架台の降下訓練
者の下側に降下訓練者が待機するスライド自在なフロア
が設けられ、そのフロアから降下訓練者が飛び下りて吊
り下げ手段で吊り下げられたとき、故障制御手段が故障
生成手段を作動させるように制御するようにしてもよ
い。
【0010】
【作用】上記構成によれば、設定されたパラシュート故
障の状況に応じて故障制御手段が故障生成手段を作動さ
せると、降下訓練者が急降下時の衝撃や水平方向の衝撃
を受け、パラシュートの不開傘あるいは不完全開傘やラ
インの切れや捩じれ等の故障を模擬体験することができ
る。特に開傘時にパラシュート故障が生じると降下訓練
者がパニックに陥るので、臨場感が増加する。降下訓練
者は急降下あるいは揺動されるときに、表示手段より故
障の状況を把握することができるので、故障の状況に応
じた処理を行うことができる。
【0011】また、降下訓練者を水平にしてスカイダイ
ビング状態に保持する脚部支持手段が設けられている場
合には、自由降下開傘方式のパラシュートの開傘時の故
障訓練を行うことができる。
【0012】さらに架台の下側に降下訓練者が待機する
スライド自在なフロアが設けられている場合には、自動
索開傘方式のパラシュートの飛び下り時の故障訓練を行
うことができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0014】図2は本発明のパラシュート操縦訓練用シ
ミュレータの一実施例の外観斜視図である。
【0015】同図に示すように訓練室20内には矢倉状
の架台21が配置されている。その架台21の上部は前
方(図では右側)に張出しており、その張出部22には
降下訓練者(以下「訓練者」という。)23が吊り下げ
手段としてのライザ24で吊り下げられている。張出部
22内には操縦機構部25が設けれており、操縦機構部
25からパラシュート操作用のコントロールライン26
が訓練者23の手元に吊り下げられている。操縦機構部
の訓練者23の後方には訓練者23をスカイダイビング
状態に保持するときに使用される脚部支持索100が吊
り下げられている。
【0016】訓練者23の前方には訓練室20の天井か
ら床にかけて訓練者23の前面及び下面を覆うようにパ
ーシャルドーム型のスクリーン27が配置されている。
架台21の張出部22の上と架台21の中央部にはこの
スクリーン27に降下映像を投影するプロジェクタ28
が複数台(上下6台あるが限定されない)取付けられて
いる。スクリーン27にはプロジェクタ28からのマル
チチャンネル映像が投影され、連続的に広範囲な視界が
得られるようになっている。
【0017】架台21の中央部には訓練者23がライザ
24を装着したり取外したり待機したりするのに使用す
るスライド自在なフロア101が設けられている。
【0018】訓練室20には教官室29が隣接して設け
られており、教官室29内にはワークステーション3
0、映像モニタ31、監視用モニタ32及びプリンタ3
4等が設けられている。教官室29には計算機室35が
隣接して設けられており、計算機室35には故障制御手
段としてのホストコンピュータ36、模擬音響発生装置
37、模擬映像発生装置38及び電源装置39が設けら
れている。
【0019】図1は図2に示したパラシュート操縦訓練
用シミュレータの操縦機構部周辺のA−A線矢視図であ
る。尚、説明を簡単にするためプロジェクタ28は省略
されている。
【0020】同図に示すように、張出部22の上部中央
には前後(紙面に垂直な方向)左右に移動自在な板状の
台座102が設けられている。この台座102の一端
(図では左側)には紙面に水平な方向に揺動させるエア
シリンダ103が設けられ、台座102の他端(図では
紙面の裏側)には紙面に垂直な方向に台座102を揺動
させるエアシリンダ104が設けられている。
【0021】台座102の中央にはピストンロッド10
5aが上側になるようにエアシリンダ105が垂直に設
けられている。エアシリンダ105の基部には4本のロ
ッド106が互いに直交するように水平に取り付けられ
ており、ロッド106の先端にはプーリ107がそれぞ
れ設けられている。エアシリンダ105のピストンロッ
ド105aの先端には4本のワイヤ108が斜め下向き
に取り付けられており、各ワイヤ108の下端には、ラ
イザ24の操作量(張力)を検出するライザ用センサ
(例えばストレンゲージ)と衝撃を吸収するスプリング
とからなるユニットSUが取り付けられている。
【0022】張出部22の上部、下部及び台座102に
はライザ24が貫通できる穴22a、22b、102a
が形成されており、ライザ24はこれらの穴22a、2
2b及びプーリ107を経てユニットSUの下端に取り
付けられている。ライザ24はエアシリンダ105のピ
ストンロッド105aの伸縮により昇降できるようにな
っている。特にピストンロッド105aは急激に伸縮で
きるようになっているため、ライザ24で吊り下げられ
た訓練者23は急降下を体験できるようになっている。
【0023】これらエアシリンダ103、104、10
5、ロッド106、プーリ107及びワイヤ108で故
障生成手段109が構成されている。
【0024】110はパラシュートの故障の内容を文字
あるいは画像で表示するモニタであり、張出部22の下
側の訓練者23の前面上方に設置されている(モニタ1
10は図では訓練者23の前面上方に設置されているが
限定されず、訓練者23の視界内設置されていればよ
い。)。
【0025】他方、張出部22内の底面22bにはライ
ザ24及びコントロールライン26を通すための複数の
穴22cが形成されている。底面22bの両側には一対
のテンションドラムTDが設けられており、テンション
ドラムTDにはコントロールライン26がそれぞれ巻き
付けられている。コントロールライン26の下端にはト
グルTGが取付けられている。このコントロールライン
26は使用しないときは操縦機構25内に巻き上げら
れ、使用するときは訓練者23の手元まで降下するよう
に昇降自在になっている。テンションドラムTDの回転
軸にはコントロールライン用センサとして、例えばエン
コーダSCが取付けられており、エンコーダSCは回転
数をコントロールライン26の操作量として検出するよ
うになっている。
【0026】ところでストレンゲージSRと、エンコー
ダSCとは同時に作動することはなく、予め設定された
パラシュートの種別(タイプ)に見合った方の出力信号
がホストコンピュータ36に入力されるようになってい
る。
【0027】ここで、パラシュートの種別について説明
する。
【0028】図3は従来の自由降下開傘方式のパラシュ
ートの外観図である。
【0029】同図に示すパラシュートは、主に王冠状
(開傘時)の主傘P1と、主傘P1の上部に接続された
誘導傘S1と、上端が主傘P1の外周部に接続された複
数のラインL1と、複数のラインL1を4分割して束ね
る4本のライザR1とを有している(以下「Aタイプ」
という。)。これらの主傘P1、誘導傘S1、ラインL
1及びライザR1は降下前は折畳まれており、人員M1
が背負うコンテナ(図には見えない)内に収容されてい
る。
【0030】このパラシュートは、人員M1が航空機等
から降下してスカイダイビング状態になったときにリッ
プコードRCを引くことにより開傘するものである。す
なわち、人員M1がリップコードRCを引くと、最初に
誘導傘S1が開傘する。この誘導傘S1がコンテナ内の
主傘P1、ラインL1及びライザR1を引き出し、所定
時間後開傘するようになっている。
【0031】主傘P1の開傘後は、ライザR1に吊り下
げられた人員M1が4本のライザR1のいずれかを引く
と、主傘P1のライザ側の部分が変形し抗力等が変化す
るので、ライザR1を引いた方向にパラシュートが旋回
する。
【0032】すなわち、このパラシュートはライザR1
で操縦するようになっている。
【0033】これに対して図4に示したパラシュートに
は、図3に示したパラシュートのような誘導傘及びリッ
プコードがなく、代わりに主傘P1に自動索環ARが自
動索CWを介して接続されている。
【0034】自動索環ARは、機内上部に設けられた自
動索環用レール(図示せず)に降下前に引っ掛けておく
ようになっている。人員M1が航空機から飛び出すと、
主傘P1、ラインL1及びライザR1が自動索CWでコ
ンテナから引き出される。主傘P1がコンテナから引き
出されると、自動索の分離部(図示せず)が分離して、
所定時間後自動的に主傘P1が開傘するようになってい
る(自動索開傘方式)。
【0035】開傘後の操作は図3に示したパラシュート
と同様である。
【0036】これに対してライザR1とは別にコントロ
ールラインCLを設け、このコントロールラインCLを
引くことで操縦するものが開発されている(例えばパラ
グライダ)。
【0037】図5はコントロールライン操縦方式のパラ
シュート(以下「Bタイプ」という。)の外観図であ
る。
【0038】同図に示すパラシュートは、主に断面が翼
型で四角形の主傘P2と、主傘P2の上部に連結索CW
で接続された誘導傘S2と、上端が主傘P2の外周部に
接続された複数のラインL2と、複数のラインL2を4
分割して束ねる4本のライザR2と、主傘P2の端部に
接続され人員M2の手元まで延長され下端にトグルTG
が取付けられたコントロールラインCLとを有してい
る。
【0039】このBタイプのパラシュートも図3に示し
たパラシュートと同様に、人員M1がリップコードRC
を引くことにより開傘するようになっている(自由降下
開傘方式)。
【0040】ライザR2に吊り下げられた人員M2がい
ずれか一方のコントロールラインCLを引くと、コント
ロールラインCLが接続された側の部分(主傘右後部あ
るいは左後部)が変形し抗力等が変化するのでコントロ
ールラインCLを引いた方向にパラシュートが旋回す
る。
【0041】すなわち、このパラシュートはコントロー
ルラインCLで進行方向を操作するようになっている。
【0042】また、主傘P2の断面が翼型を有している
ので浮力が得られ滑空性能が非常に良い。そのためグラ
イダーのような飛行を行うことができる。
【0043】以上においてパラシュートには操作方式に
よりAタイプとBタイプとの2種類に分類でき、開傘方
式により自由降下開傘方式と自動索開傘方式との2種類
に分類できる 図1及び図2において、例えばホストコンピュータ36
に「Aタイプ」の種別が入力されている場合にはライザ
24と、ストレンゲージSRとが使用されるので、ホス
トコンピュータ36にはストレンゲージSRの出力信号
が入力される。また、ホストコンピュータ36に「Bタ
イプ」の種別が入力されている場合には表1に示すよう
にライザ24と、コントロールライン26と、エンコー
ダSCとが使用されるので、ホストコンピュータ36に
はエンコーダSCの出力信号が入力される。
【0044】次に実施例の作用を述べる。
【0045】まず訓練前に、教官が教官室29のホスト
コンピュータ36に故障訓練の内容を予め設定しておく
が、ここでパラシュート故障について述べる。
【0046】Bタイプのパラシュート(図5)の主な故
障について列挙する。
【0047】・誘導傘S2が訓練者23に絡まっている
か、コンテナから出て来ない状態。
【0048】・誘導傘S2が機能していない状態。
【0049】・主傘P2がコンテナから出て来ない状
態。
【0050】・主傘P2が膨らまない状態。
【0051】・主傘P2が不完全に膨らんでいる状態。
【0052】・スライダSLが上から下がらない状態。
【0053】・コントロールラインL2が切れた状態。
【0054】・ライザR2が切れた状態。
【0055】・ライザR2が捩じれた状態。
【0056】・主傘P2に亀裂、破れがある状態。
【0057】Aタイプ(図4)のパラシュートの主な故
障について列挙する。
【0058】・主傘P1が不開傘の状態。
【0059】・異常開傘の状態 ・故障開傘の状態(主傘P1の破損、ライザR1の切
断) 以上のようにパラシュート故障には種々挙げられるが、
本シミュレータでは、パラシュート故障の内主傘の部分
故障を対象としている。これは、各々の主傘故障を厳密
に区別して模擬することは困難なためであり、以下の方
法により現示するようにした。
【0060】(1) 主傘故障発生を認識させるため訓練者
に衝撃を加える。
【0061】(2) 急降下や旋回等の簡易運動模擬を行
う。
【0062】(3) 主傘故障の状況をモニタ110に文字
あるいは映像により表示する(文字では故障の種類や状
況を示し、映像では故障ときの主傘P1(P2)の動画
像あるいは静止画像を利用する)。
【0063】まず、自由降下開傘方式のBタイプ(図
5)のパラシュートの故障訓練について説明する。尚、
図6は自由降下開傘方式、Bタイプのパラシュート故障
訓練を説明するための説明図であり、図7は図1に示し
た故障生成手段の動作を示す図である。
【0064】フロア101が架台21の前方(スクリー
ン27側)にスライドした後、訓練者23がライザ24
を肩部に取り付け、脚部支持索100を両足に取り付け
る。訓練者23が水平状態になると(図6(a))、教
官室29の教官(図示せず)はフロア101を元の位置
に戻し、故障訓練が開始される。尚、訓練者23は臨場
感を出すため模擬コンテナDCを背負っている。この模
擬コンテナDCは実際のコンテナと同じ大きさ、重量を
有しているがパラシュートは内蔵しなくてもよい。
【0065】訓練が開始されると、訓練者23がスカイ
ダイビング状態のままリップコードLCを引いて、主傘
開傘動作を行う。この動作による信号は教官部29の教
官卓で表示、記録されるようになっている。ホストコン
ピュータ36が主傘開傘動作を図示しないセンサで検出
すると、脚部支持索100を解除する。
【0066】訓練者23が水平状態から垂直状態になる
と同時に、エアシリンダ105を作動させてピストンロ
ッド105aを急激に収縮させることにより(図6
(a)、(b))ライザ24の見掛け上の長さ(張出部
22から訓練者23までの距離)が急激に長くなること
により訓練者23が急降下時の衝撃が与えられる。
【0067】エアシリンダ103、104を作動させて
訓練者23を揺動することにより横方向や前後方向の衝
撃を体験できる。
【0068】スクリーン27に旋回映像を表示すること
により訓練者23が旋回感を体験できる。モニタ110
には故障状況が文字あるいは映像で表示されるので、訓
練者23はパラシュート故障の状況を把握することがで
きる。この表示は教官の操作による(図6(b))。
【0069】訓練者23はパラシュート故障の状況を認
識した後、必要な対処措置をとる。対抗措置で応じ切れ
ないときは最終的に主傘を切り離し、予め装着してある
図示しない予備傘開傘のため予備傘のリップコードを引
く。主傘の切り離し、予備傘開傘の動作は図示しないセ
ンサにより検出され、センサからの信号は教官卓で表
示、記録できるようになっている。
【0070】予備傘のリップコードが引かれると、エア
シリンダ105が作動してピストンロッド105aが伸
長する。ピストンロッド105aが伸長するとライザ2
4が上昇して訓練者23が通常の訓練位置に戻り、コン
トロールライン26が訓練者23の手元まで降りてパラ
シュート故障訓練が終了する。(図6(c))。
【0071】自動索開傘方式のAタイプ(図4)のパラ
シュートの故障訓練の場合について説明する。尚、図8
は自動索開傘方式のAタイプのパラシュートの故障訓練
を説明するための説明図である。
【0072】この場合には脚部支持索100は使用しな
い。訓練者23はフロア101の上でライザ24を装着
した後、フロア101から飛び降りる(図8(a))。
【0073】訓練者23がフロア101から飛び出すと
同時に、前述と同様にエアシリンダ105のピストンロ
ッド105aを収縮させてライザ24を急激に下げて訓
練者23に衝撃を与えたり、エアシリンダ103、10
4を作動させて訓練者23に揺動を与える。スクリーン
27上には急降下や旋回を模擬した映像を表示する。モ
ニタ110にはパラシュート故障の状況を文字あるいは
映像で表示する。この表示は教官の操作による。
【0074】訓練者23はパラシュート故障の状況を認
識し、必要な対処措置をとり、最終的には予備傘開傘の
ため予備傘のリップコードを引く。予備傘開傘の動作に
よる信号は教官卓で表示、記録される(図8(b))。
【0075】訓練者23が予備傘のリップコードを引く
ことにより、エアシリンダ105が作動してピストンロ
ッド105aが伸長して訓練者23が通常の位置に引き
上げられてパラシュート故障訓練が終了する(図8
(c))。
【0076】以上において本実施例によれば、設定され
た故障の状況に応じてホストコンピュータ36が故障生
成手段19を作動させることによりパラシュート故障を
模擬体験できる。すなわち、エアシリンダ105を作動
させることにより訓練者23が急降下を体験でき、エア
シリンダ103を作動させることにより横方向の衝撃を
体験でき、エアシリンダ104を作動させることにより
前後方向の衝撃を体験できる。スクリーン27に旋回映
像を表示させることにより旋回状態を体験できる。
【0077】また、脚部支持索100を使用することに
よりスカイダイビング状態からのパラシュート故障を模
擬体験できる。さらに架台21に訓練者23が待機する
スライド自在のフロア101を使用することにより、飛
び下り時のパラシュート故障訓練を模擬体験することが
できる。
【0078】訓練者23は揺動されるときに、モニタ1
10により故障の状況を把握することができ、故障の状
況に応じた処理を行うので、パラシュート開傘時のパラ
シュート故障を模擬体験することができる。
【0079】尚、本実施例では自由降下開傘方式のBタ
イプのパラシュート及び自動索開傘方式のAタイプのパ
ラシュートの場合で説明したが、これに限定されるもの
ではなく、自由降下開傘式のAタイプのパラシュートの
場合でも同様の効果が得られる。また本実施例では故障
生成手段にエアシリンダを用いたが、これに限定される
ものではなくソレノイドを用いてもよい。
【0080】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0081】(1) 降下訓練者を吊り下げる吊り下げ手段
を揺動させてパラシュート開傘時の故障を生成させ、降
下訓練者に故障の内容を表示するので、パラシュート開
傘時のパラシュート故障を降下訓練者に模擬体験させる
ことができる。
【0082】(2) 降下訓練者を水平にしてスカイダイビ
ング状態に保持する脚部支持手段が設けられている場合
には、自由降下開傘方式のパラシュートの開傘時の故障
訓練を行うことができる。
【0083】(3) 架台に降下訓練者が待機するスライド
自在なフロアが設けられている場合には、自動索開傘方
式のパラシュートの飛び下り時(開傘時)の故障訓練を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示したパラシュート操縦訓練用シミュレ
ータの操縦機構部周辺のA−A線矢視図である。
【図2】本発明のパラシュート操縦訓練用シミュレータ
の一実施例の外観斜視図である。
【図3】従来の自由降下開傘方式のパラシュートの外観
図である。
【図4】自動索開傘方式のパラシュートの外観図であ
る。
【図5】コントロールライン操作式のパラシュートの外
観図である。
【図6】自由降下開傘方式、Bタイプのパラシュート故
障訓練を説明するための説明図である。
【図7】図1に示した故障生成手段の動作を示す図であ
る。
【図8】自動索開傘方式のAタイプのパラシュートの故
障訓練を説明するための説明図である。
【図9】パラシュート操縦訓練用シミュレータの従来例
を示す図である。
【符号の説明】
21 架台 23 降下訓練者(訓練者) 24 吊り下げ手段(ライザ) 26 コントロールライン 36 故障制御手段 100 脚部支持索 109 故障生成手段 101 フロア 103、104、105 エアシリンダ 110 表示手段(モニタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 由次 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 鳴尾 孝信 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラシュート開傘時のパラシュート故障
    を降下訓練者に模擬体験させるパラシュート操縦訓練用
    シミュレータにおいて、上記降下訓練者を矢倉状の架台
    に吊り下げる吊り下げ手段と、この吊り下げ手段を揺動
    および急降下させてパラシュート開傘時の故障を生成さ
    せる故障生成手段と、降下訓練者の前方に設けられ故障
    の内容を表示する表示手段と、故障の状況が設定され、
    その設定に応じて上記故障生成手段を作動させると共に
    その状況を上記表示手段に表示させる故障制御手段とを
    備えたことを特徴とするパラシュート操縦訓練用シミュ
    レータ。
  2. 【請求項2】 上記架台に降下訓練者の脚部を保持して
    上記吊り下げ手段とで降下訓練者を水平にしてスカイダ
    イビング状態に保持する脚部支持手段が設けられ、上記
    故障制御手段は、開傘動作がなされたとき、上記脚部支
    持手段を解除した直後に設定された故障状況に応じて上
    記故障生成手段を作動させる請求項1記載のパラシュー
    ト操縦訓練用シミュレータ。
  3. 【請求項3】 上記架台の降下訓練者の下側に上記降下
    訓練者が待機するスライド自在なフロアが設けられ、そ
    のフロアから降下訓練者が飛び下りて吊り下げ手段で吊
    り下げられたとき、上記故障制御手段が上記故障生成手
    段を作動させるように制御する請求項1記載のパラシュ
    ート操縦訓練用シミュレータ。
JP4947595A 1995-03-09 1995-03-09 パラシュート操縦訓練用シミュレータ Pending JPH08244690A (ja)

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