JPH08244929A - 廃棄物処理用シュート - Google Patents

廃棄物処理用シュート

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JPH08244929A
JPH08244929A JP7460295A JP7460295A JPH08244929A JP H08244929 A JPH08244929 A JP H08244929A JP 7460295 A JP7460295 A JP 7460295A JP 7460295 A JP7460295 A JP 7460295A JP H08244929 A JPH08244929 A JP H08244929A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 設置容易で且つ粉塵をたてずに、高所から地
上に廃材を降ろすことができる廃棄物処理用シュートの
提供。 【構成】 下方に行くに従って縮径された円錐台形の筒
体からなるシュート部材2を備え、このシュート部材2
の上端部に、径方向外側に延在する鍔部21が形成さ
れ、この鍔部21を貫通してチェーン3が設けられ、こ
のチェーン3の一端に、チェーン3同士を係合するフッ
ク31が設けられ、前記シュート部材2の上部開口22
に他のシュート部材2の下端部が挿入可能とされると共
にそれぞれのチェーン3同士が連結されて、複数個のシ
ュート部材2が長手方向に連結可能とされてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンションやビルの
内装工事等において、取り崩して不要となったモルタル
等の廃材を地上に降ろすのに使用される廃棄物処理用シ
ュートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マンションやビルの内装工事にお
いて取り崩されて不要となったモルタル等の廃材は、エ
レベーターやクレーン等によって地上に降ろされてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、エレベーターやクレーン等の大掛かりな設備
が必要であり、コスト高を招くという問題があった。ま
た、前記従来の方法では、設備を設置するのに比較的広
い場所を要するという問題もあった。さらに、従来の方
法では、廃棄物を除去する際に、周辺にほこりをまき散
らしてしまうだけでなく、モーターやエンジン等の動力
による騒音もあるので、周囲の住人や通行人等に迷惑を
かけてしまうという問題もあった。この発明は、これら
の課題を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明に係る廃棄物処理用シュート1は、下方に
行くに従って縮径された円錐台形の筒体からなるシュー
ト部材2を備え、このシュート部材2の上端部に、径方
向外側に延在する鍔部21が形成され、この鍔部21を
貫通してチェーン3が設けられ、このチェーン3の一端
に、チェーン3同士を係合するフック31が設けられ、
前記シュート部材2の上部開口22に他のシュート部材
2の下端部が挿入可能とされると共にそれぞれのチェー
ン3同士が連結されて、複数個のシュート部材2が長手
方向に連結可能とされてなることを特徴としている。
【0005】また、好ましくは、上記構成に加えて、前
記シュート部材2の鍔部21に、チェーン吊下穴23
が、前記鍔部21を上下方向に貫通して形成されると共
に前記シュート部材2の直径方向に対向して形成され、
各チェーン吊下穴23に、上端にチェーン3のリンク3
0と係合可能なフック31を連結された前記チェーン3
が吊り下げられ、各チェーン3は、それぞれ同一長さで
且つ前記シュート部材2の長手寸法よりもやや短い長さ
とされ、最上部のシュート部材2に、このシュート部材
2の鍔部21の下部を支持する環状の保持部材5が外嵌
され、この保持部材5には、その直径方向に対向して係
合部材51が平行に設けられ、この係合部材51と係合
する受部材41が、ビルの窓枠11等から外方に突出し
て設けられてなることを特徴とする廃棄物処理用シュー
ト1である。
【0006】さらに好ましくは、上記構成に加えて、前
記受部材41が断面矩形状の筒材からなり、この受部材
41の基端部に、調節部材42が長手方向に進退可能に
嵌挿され、この調節部材42から下方に延びて、固定部
材43が設けられ、前記受部材41に、前記受部材41
の下部から基端側に傾斜した傾斜部材44を介して、左
右方向に延在する固定バー45が設けられ、前記受部材
41に対して前記調節部材42を固定する固定手段46
により、前記固定部材43と前記固定バー45との間で
壁12を跨いで、前記受部材41が窓枠11に固定さ
れ、前記受部材41の離間距離が前記係合部材51の離
間距離に等しく設けられ、前記係合部材51の内側寸法
が前記受部材41に適合する大きさとされてなり、最上
部のシュート部材2の上部に、その開口22を取り囲む
と共に、正面及び上面に開放された壁状のガイドフェン
ス81が上方に突出して設けられてなることを特徴とす
る廃棄物処理用シュート1である。
【0007】
【作用】この発明の廃棄物処理用シュート1は、下方に
行くに従って縮径された円錐台形の筒体からなるシュー
ト部材2が長手方向に複数個連結されてなる。シュート
部材2の連結は、各シュート部材2の鍔部21から吊り
下げられたチェーン3同士を連結することにより行われ
る。チェーン3の一端にはフック31が連結されてなる
ので、そのフック31を他のシュート部材2のチェーン
リンク30に引掛けることにより、シュート部材2同士
を容易に連結することができる。このようにして構成さ
れた廃棄物処理用シュート1は、最上部のシュート部材
2がビルの窓枠11等に固定されて使用される。なお、
最上部のシュート部材2に環状の保持部材5を外嵌し、
この保持部材5の係合部材51を窓枠11から外方に突
出して設けられた受部材41に係合する構成とすれば、
容易で確実に最上部のシュート部材2を窓枠11等に固
定することができる。しかも、保持部材5は、シュート
部材2の下部から嵌め込んで設けることができ、これに
よってシュート部材2の鍔部21を受けて窓枠11にシ
ュート部材2を保持する。
【0008】さらに、受部材41が断面矩形状の筒材か
らなり、この受部材41の基端部に調節部材42が長手
方向に進退可能に嵌挿され、この調節部材42から下方
に延びて固定部材43が設けられ、受部材41に、受部
材41の下部から基端側に傾斜した傾斜部材44を介し
て左右方向に延在する固定バー45が設けられてなる構
成の場合は、受部材41を窓枠11に容易に設置するこ
とができる。つまり、この構成の場合、固定部材43と
固定バー45との間で壁12を跨いだ状態で、受部材4
1に対して調節部材42を固定手段46で固定すること
により受部材41を設置できる。そして、二つの受部材
41をその離間距離が前記係合部材51の離間距離に等
しくなるように設け、この受部材41に係合部材51を
嵌合することによりシュート部材2を固定することがで
きる。受部材41に最上部のシュート部材2を固定した
状態では、受部材41に下方への荷重が付加されるが、
受部材41の下部には、その基端側に傾斜した傾斜部材
44を介して固定バー45が設けられているので、この
固定バー45が壁面を室内側に押圧しつつ受部材41は
窓枠11に確実に固定されることとなる。その上、係合
部材51の内側寸法が受部材41に適合する大きさとし
ておけば、両者は確実に係合されて使用時に揺動するこ
とがない。
【0009】このようにして設置された廃棄物処理用シ
ュート1は、窓枠11等に固定された最上部のシュート
部材2の上部の開口22からガレキ等を投入して使用さ
れる。投入された廃材は、各シュート部材2の内部を順
に落下して行き、地上に落とされる。この際、廃棄物は
各シュート部材2の中を通過して下方に落下するので、
周囲にホコリをまき散らすこともない。なお、最上部の
シュート部材2に、その開口22を取り囲むと共に正面
及び上面に開放された壁状のガイドフェンス81を上方
に突出して設けてなる構成の場合は、このガイドフェン
ス81が廃材を開口22に入れる際の案内となるので、
誤って廃材を直接地上に落下させたりする危険が回避さ
れる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の廃棄物処理用シュートにつ
いて、さらに詳細に説明する。図1は、この発明の廃棄
物処理用シュート1におけるシュート部材2の一実施例
を示す斜視図である。また、図2と図3とはそれぞれ、
図1のシュート部材2の正面図と右側面図であり、図4
は、図3におけるA−A断面図である。この発明の廃棄
物処理用シュート1は、このようなシュート部材2が長
手方向に複数個連結されて使用される。この実施例のシ
ュート部材2は、下方に行くに従って若干縮径された細
長い円錐台形状の筒体からなる。その大きさは、長手寸
法が直径寸法の2〜3倍とすることが好ましく、この実
施例では上下方向寸法が1100mm、上端部の直径が
500mm、下端部の直径が400mmに形成されてな
る。シュート部材2は、耐摩耗性や耐衝撃性等の耐久性
を有し且つ軽量な材料によって形成されてなる。この実
施例のシュート部材2は、ポリエチレンによって形成さ
れてなるが、ポリプロピレン等の他の樹脂材料や、鉄鋼
材料等の金属材料であっても上記の条件を満たすもので
あれば好適に使用される。
【0011】シュート部材2の上部には、径方向外側に
突出する鍔部21が一体形成されており、この鍔部21
には2本のチェーン3がシュート部材2の直径方向に対
向して吊り下げられている。各チェーン3は、長円環状
の金属製リンク30が複数個連結されたリンクチェーン
からなる。チェーン3の上端のリンク30にはフック3
1が連結されており、このフック31は鍔部21を上下
方向に貫通して形成されたチェーン吊下穴23を挿通し
て設けられている。また、フック31は、シュート部材
2の鍔部21より上部に、チェーン吊下穴23よりも径
大に形成された屈曲部31aを有しており、これによっ
てチェーン3が鍔部21から下方に脱落するのが防止さ
れている。さらに、フック31は、シュート部材2の鍔
部21よりも下部に、やはりチェーン吊下穴23よりも
径大な係止部31bが形成されており、チェーン3が鍔
部21から上方に抜けてしまうことも防止されている。
そして、この係止部31bの下部に形成されたリング3
1cに、チェーン3の上端のリンク30が連結されてい
る。なお、リング31cを屈曲部31aに対して回動自
在に設けてなる構成とすれば、チェーンのねじれを防止
することができて便利である。
【0012】フック31の屈曲部31aには、通常はそ
の開放部を閉塞するように構成された外れ防止具31A
が設けられている。この実施例の外れ防止具31Aは、
フック31の屈曲部31aの基端部に枢支軸によって揺
動可能に設けられてなり、その先端部がフック31の屈
曲部31aの径方向内側から外側に向かって常に付勢さ
れており、フック31の屈曲部31aの開放端部に当接
するように構成されてなる。これにより、フック31に
別のシュート部材2のチェーン3のリンク30を連結す
る際には、外れ防止具31Aの先端部を付勢力に対抗し
てフック31の屈曲部31aの径方向内側に押圧して移
動させることにより、屈曲部31a内にリンク30を入
れて、両者30,31を連結することができる。しか
も、両者30,31の連結後には、前記付勢力によって
外れ防止具31Aがフック31の屈曲部31aの開放部
を閉塞するので、その連結が解除されるおそれはない。
その上、リンク30がフック31から外れようとして外
れ防止具31Aを径方向外側に押圧しても、外れ防止具
31Aの先端部がフック31の開放端部に当接されてそ
れ以上径方向外側には移動することができないので、通
常の使用状態で両者30,31の連結が解除されるおそ
れはない。
【0013】シュート部材2に吊り下げられる2本のチ
ェーン3は、それぞれシュート部材2の長さよりもやや
短い長さで、且つ同じ長さのものが使用されている。こ
のようなシュート部材2が長手方向に複数個連結されて
廃棄物処理用シュート1が構成される。シュート部材2
同士の連結は、シュート部材2の下端部を別のシュート
部材2の上部開口22に挿入して、上側のシュート部材
2から垂れ下がっているチェーン3の下端のリンク30
に、下側のシュート部材2のチェーン3の上部に連結さ
れたフック31を引掛けることにより行われる。このよ
うにして、各シュート部材2のチェーン3を連結するこ
とによって、複数個のシュート部材2を長手方向に複数
個連結し、その最上部のシュート部材2をビルの窓枠1
1等に固定して使用される。最上部のシュート部材2の
窓枠11への設置は、窓枠11の下部に設けられる窓枠
取付具4により行われる。
【0014】図5は、この実施例の窓枠取付具4を示す
斜視図である。また、図6は、その窓枠取付具4がビル
の窓枠11に設置された状態を示す斜視図である。これ
らの図に示すように、この実施例の窓枠取付具4は、一
対の取付部材4A,4Aからなり、各取付部材4Aは、
窓枠11から室外側に突出して、壁面12に垂直に設け
られる断面矩形筒状の受部材41と、この受部材41の
基端部に進退可能に嵌挿される調節部材42と、この調
節部材42の基端部から下方に延在して設けられる固定
部材43と、前記受部材41の下部から基端側下方に傾
斜した傾斜部材44を介して、受部材41の基端部の下
部において左右方向に延在して設けられる固定バー45
とからなる。そして、受部材41に嵌挿される調節部材
42は、受部材41の内側寸法に適合する大きさとされ
ており、受部材41の基端部と調節部材42とには、そ
れぞれ同じ大きさの貫通穴41aが左右方向に複数個貫
通して形成されており、この貫通穴41aに棒状の係止
部材46を嵌入することにより、両者41,42を位置
決めすることができる。また、前記固定バー45として
は、図5に示すような円形パイプであってもよいし、図
6に示すような後方に開放した断面コ字形状部材からな
る構成であってもよい。
【0015】そして、このような取付部材4Aを2個、
図6に示すように、窓枠11に平行に設置して使用され
る。設置に際しては、受部材41に対して調節部材42
を進退させて係止部材46によって両者41,42を固
定することにより行われる。これにより、固定部材43
と固定バー45との間で壁12を跨いで、好ましくは両
者43,45の間で壁12を挟持するのである。なお、
上記実施例では、窓枠取付具4が2つの取付部材4Aを
平行に設置してなる構成を示したが、2つの取付部材4
Aは予め所定間隔で連結されて1つの部材からなる構成
としてもよい。また、受部材41と固定部材43との固
定は、上記実施例のような係止部材46による構成に限
らず、例えば固定部材43に、受部材41の長手方向に
進退可能に螺合されたボルトを設け、このボルトを締め
ることによりボルトの先端部と固定バー45との間で壁
12を挟持して固定する構成としてもよい。さらに、窓
枠取付具4は、窓枠11に限らず、ベランダの塀等にも
設置可能である。このようにして設置された窓枠取付具
4には、最上部のシュート部材2が固定される。この固
定は、最上部のシュート部材2に嵌め込まれた保持部材
5によって行われる。
【0016】図7は、この実施例の保持部材5を示す斜
視図である。この実施例の保持部材5は、シュート部材
2の鍔部21の外径寸法とほぼ等しい径の円環状に形成
されてなり、その下端部は径方向内側に突出して鍔受部
52が形成されている。その鍔受部52の内径寸法は、
シュート部材2の鍔部21の内径寸法とほぼ等しい径に
形成されており、鍔受部52上に鍔部21を係止するよ
うにされてなる。また、保持部材5には、直径方向に対
向して係合部材51が平行に固着されている。この係合
部材51は、下面に開口した断面コ字形状部材からな
り、その内側寸法は前記窓枠取付具4の受部材41に適
合する大きさとされている。また、係合部材51の離間
間隔は、前記窓枠取付具4の受部材41同士の離間間隔
に等しく形成されている。保持部材5をシュート部材2
に装着するには、保持部材5をシュート部材2の下部か
ら嵌め込むことにより行われる。シュート部材2に装着
された保持部材5は、その鍔受部52がシュート部材2
の鍔部21の下部に当接されると共に、円環状部の内周
面によってシュート部材2の鍔部21を保持する。シュ
ート部材2を窓枠取付具4の所まで引き上げるには、ウ
インチ6により行われる。
【0017】図8は、この実施例において使用されるウ
インチ6を示す斜視図であり、窓枠取付具4に設けられ
た状態を示している。この実施例のウインチ6は、ウイ
ンチ本体6Aが脚部材6Bに設けられてなる。ウインチ
本体6Aは、両側端面61が径方向外側に鍔状に突出形
成された円柱形状のリールからなり、このリール6Aに
は、リール6Aを回転させるハンドル62が設けられて
なり、金属線からなるケーブル10が巻き取られて使用
される。また、リール6Aは通常、ラチェット爪等から
なる逆転防止機構によって、ケーブル10を巻き取る方
向にのみハンドル62で回転させることができる構成と
なっている。つまり、通常の使用状態では、ケーブル1
0を引き出す方向にリール6Aが回転しようとしても、
ラチェット爪がリール6Aの一部を係止することによっ
て、リール6Aの回転が阻止されるものであり、逆にケ
ーブル10をリール6Aに巻き取ろうとしてハンドル6
2を回転させる場合には、リール6Aを容易に回転させ
ることができるものである。これにより、リール6Aを
巻き取る際にハンドル62から手を離しても、リール6
Aに巻き取られたケーブル10が引き出されてシュート
部材2が落下することがなく、便利で安全である。
【0018】リール6Aが設けられる脚部材6Bは、上
部の結合部63から下方に四股に分かれてなる。この四
股に分かれた各脚部64は、左右2本ずつに区分され、
それらの離間距離が受部材41同士の離間間隔と等しい
間隔とされている。また、各脚部64の下端部には、第
2係合部材65が固着されており、この第2係合部材6
5は、前記保持部材5の係合部材51の場合と同様に、
下方に開放した断面コ字形状部材からなり、その内径寸
法が受部材41と適合する大きさとされている。ウイン
チ6を窓枠取付具4に設置するには、第2係合部材65
を受部材41に装着することにより行われる。そして、
好ましくは、止めネジ等によって、第2係合部材65と
受部材41とを確実に固定する。受部材41の先端部に
は係止部41bが上方に突出して形成されており、受部
材41に沿って第2係合部材65が移動した場合でも、
受部材41から第2係合部材65が外れるおそれはな
い。脚部材6Bの結合部63には、滑車66が設けられ
ており、この滑車66を介して前記リール6Aのケーブ
ル10がシュート部材2に固定されて使用される。
【0019】シュート部材2へのケーブル10の固定
は、ケーブル10の先端を単にシュート部材2の鍔部2
1に設けられたフック31や、最上部のシュート部材2
の鍔部21に嵌め込まれた保持部材5に固定する等して
もよいが、図9に示される吊上補助具7を使用するのが
好適である。この吊上補助具7は、金属製の角材からな
り、その下端面の両端部に、シュート部材2のチェーン
3の離間間隔に等しい間隔でリング71が設けられてな
ると共に、長手方向中央部の上面に、ケーブル10の係
止部72が形成されてなる。よって、各リング71をシ
ュート部材2のチェーン3の上部に設けられた各フック
31に引掛けると共に、係止部72にケーブル10の先
端を固定して使用することができる。そして、この後、
ウインチ6のハンドル62を回転させることにより、シ
ュート部材2を巻き上げるのである。
【0020】シュート部材2の巻き上げに際しては、巻
き上げ作業と並行して最下部のシュート部材2の下部
に、さらに別のシュート部材2を連結しながら巻き上げ
作業を行ってもよいし、複数個のシュート部材2を予め
連結しておいて一気に巻き上げてもよいことはもちろん
である。なお、この実施例のシュート部材2の周側面の
上部には、径方向外側に突出する2つの膨出部24がシ
ュート部材2の直径方向に対向して一体形成されてなる
ので、図3の二点鎖線で示すように、シュート部材2の
膨出部を他のシュート部材2の鍔部21の内周部に当接
させてシュート部材2に別のシュート部材2を挿入する
ことによって、シュート部材2同士を重ね合わせること
ができるので便利である。このようにして窓枠取付具4
の高さまでシュート部材2を巻き上げた後、ウインチ6
を窓枠取付具4から取り外すと共に、最上部のシュート
部材2に嵌合された保持部材5の係合部材51を受部材
41に係合することにより、シュート部材2を窓枠取付
具4に固定する。そして、好ましくは、止めネジ等によ
って、係合部材51と受部材41とを確実に固定する。
この場合においても、受部材41の先端部に突出形成さ
れた係止部41bによって、受部材41に沿って係合部
材51が移動した場合でも、受部材41から係合部材5
1が外れるおそれはない。
【0021】このようにして、この発明の廃棄物処理用
シュート1が建物に設置されるのであるが、さらに好ま
しくは、最上部のシュート部材2にホッパー部材8を設
置して使用される。図10は、この実施例のホッパー部
材8を示す斜視図であり、図11は、このホッパー部材
8が最上部のシュート部材2に設けられた状態を示す斜
視図である。ホッパー部材8は、筒状の挿入筒82の上
部にガイドフェンス81が一体形成されてなる。挿入筒
82は、下方に行くに従って若干縮径した円錐台形状の
筒からなり、その外形寸法がシュート部材2の上部の開
口22に適合する大きさとされている。また、挿入筒8
2の上部は径方向外側に張り出して水平部83が形成さ
れると共に、その水平部83から上方にガイドフェンス
81が突出形成されている。ガイドフェンス81は、挿
入筒82の開口部84の周囲に形成されると共に、上面
及び正面側に開放して形成されてなる。そして、ホッパ
ー部材8は、挿入筒82を最上部のシュート部材2の開
口22に挿入することにより、シュート部材2に設置さ
れる。なお、ホッパー部材8はシュート部材2と別体に
形成して、最上部のシュート部材2にホッパー部材8を
設ける構成に限らず、挿入筒82がシュート部材2に挿
入された形状に予め両者2,8が一体形成されてなる構
成としてもよい。また、上記実施例のホッパー部材8
は、ポリエチレンからなるものであるが、金属材料によ
り形成すると寿命を延ばすことができる。
【0022】図12は、この発明の廃棄物処理用シュー
ト1がマンションに設置された使用状態を示す斜視図で
ある。この廃棄物処理用シュート1は、内装工事で出た
モルタル等の廃棄物をシュート部材2の内部を順に通過
させることにより使用される。最上部のシュート部材2
にホッパー部材8を設けておけば、廃棄物をシュート部
材2に投入する際に、シュート部材2の開口22へのガ
イドとすることができるので、廃棄物がシュート部材2
の開口22に入らずに直接地上に落下してしまうという
危険が回避できる。廃棄物処理用シュート1に投入され
た廃棄物は、各シュート部材2を順に下方に落下して行
き、最下部のシュート部材2の開口22から出ることと
なる。そして、好ましくは、廃棄物処理用シュート1の
下部を収納容器9に挿入しておくことが好ましい。
【0023】図13は、廃棄物処理用シュート1の下部
が収納容器9に挿入された状態を示す斜視図である。こ
の図に示すように、収納容器9は、上方に開口した箱体
からなり、上部の開口部に廃棄物処理用シュート1の下
端部を挿入した後、収納容器9の開口をビニールシート
等によって形成されたカバー91で封鎖して使用され
る。これにより、防塵効果をさらに高めることができ
る。収納容器9は、上記構成のものの他、予め上面が板
材によって蓋をされてなると共に、その上面にシュート
部材2のテーパー面と適合する大きさの開口を形成され
てなる構成としてもよく、この場合、廃棄物を取り出す
蓋を側面や上面に形成しておけばよい。さらに、図12
に示すように、収納容器9を予めトラック90等の荷台
に設置しておけば、その処理を容易に行うことができる
ので便利である。
【0024】図14は、シュート部材2の内面に設けら
れるガードカバー2Xである。このガードカバー2X
は、金属又はポリエチレン等からなり、シュート部材2
の円筒状の内面と適合する大きさの曲面に形成されてな
り、その上部には断面コ字形状の引掛具29が2個固着
されてなる。そして、このガードカバー2Xは、通常の
シュート部材2の内面に挿入された後、引掛具29をシ
ュート部材2の上端縁に引掛けることにより設けられ
る。シュート部材2にガードカバー2Xを設けることに
より、シュート部材2に廃棄物が当たることによる衝撃
や摩滅から守り、シュート部材2の耐久性をさらに向上
させることができる。
【0025】なお、この発明の廃棄物処理用シュート1
は、図15に示すように、途中の階にも窓枠取付具4に
よって投入口を設けることも可能である。この場合、途
中の階の窓枠取付具4のホッパー部材8には、図10に
示すように、ガイドフェンス81に金属棒85を架け渡
すことが好ましい。これにより、ホッパー部材8の剛性
を高めて、廃棄物を投入する際にガイドフェンス81に
当てた場合でも、ガイドフェンス81の変形を防止する
ことができるだけでなく、上側のシュート部材2から落
下して来る廃棄物を開口22に案内してその水平部83
に衝突してしまう不都合を回避することもできる。
【0026】また、途中の階にも投入口を設けるには、
上記の構成に限らず、例えば、図16に示すようなシュ
ート部材2Aを用いてもよい。このシュート部材2A
は、通常のシュート部材2の側面に別のシュート部材2
の上部を連結してなる構成であり、全体として逆ト字形
状で、投入口22が2つ設けられてなる。このシュート
部材2Aは、途中の階の窓の高さに対応する位置に連結
されて使用され、これにより途中の階からも廃棄物を投
入することができることとなる。しかも、このようにす
ることにより、シュート部材2Aを支持するための窓枠
取付具4等を別途設ける必要がなく、適当な箇所にチェ
ーン3によって連結するだけで中間投入口を得ることが
できる。さらに、廃棄物処理用シュート1の使用時に
は、図17に示すように、各シュート部材2の内部にケ
ーブル10やロープを通して使用してもよい。
【0027】
【発明の効果】このように、この発明の廃棄物処理用シ
ュート1は、円筒状のシュート部材2をチェーン3で連
結してなる構成であるので、構造が極めて簡単で処理作
業のコストを低減することができる。また、各シュート
部材2は、ビルの壁面に沿って吊り下げられて設置され
るので、狭い場所でも設置することが可能である。さら
に、この廃棄物処理用シュート1は、モーター等の動力
が不要であるから、これによる騒音が少なく、しかも、
廃棄物が円筒状のシュート部材2内を順に落下すること
により、周囲にほこりをまき散らすことも少ない。よっ
て、周囲の人に迷惑をかけるおそれが少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の廃棄物処理用シュートのシュート部
材の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のシュート部材の正面図であり、一部を切
断して示している。
【図3】図1のシュート部材の右側面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】この発明の廃棄物処理用シュートの窓枠取付具
の一実施例を示す斜視図である。
【図6】図5の窓枠取付具が窓枠に設置された状態を示
す斜視図である。
【図7】この発明の廃棄物処理用シュートの保持部材の
一実施例を示す斜視図である。
【図8】この発明の廃棄物処理用シュートのウインチの
一実施例の設置状態を示す斜視図である。
【図9】この発明の廃棄物処理用シュートの吊上補助具
の一実施例を示す斜視図である。
【図10】この発明の廃棄物処理用シュートのホッパー
部材の一実施例を示す斜視図である。
【図11】図10のホッパー部材の使用状態を示す斜視
図である。
【図12】この発明の廃棄物処理用シュートの使用状態
を示す斜視図である。
【図13】この発明の廃棄物処理用シュートの収納容器
の一実施例を示す斜視図であり、使用状態を示してい
る。
【図14】この発明の廃棄物処理用シュートのガードカ
バーの一実施例を示す斜視図である。
【図15】この発明の廃棄物処理用シュートの使用状態
を示す斜視図であり、途中の階に投入口(ホッパー部
材)を設置した状態を示す。
【図16】この発明の廃棄物処理用シュートのシュート
部材の他の実施例を示す斜視図である。
【図17】この発明の廃棄物処理用シュートの使用状態
を示す側面図である。
【符号の説明】 1 廃棄物処理用シュート 2 シュート部材 2A 逆ト字型シュート部材 2X ガードカバー 3 チェーン 4 窓枠取付具 4A 取付部材 5 保持部材 6 ウインチ 7 吊上補助具 8 ホッパー部材 9 収納容器 10 ケーブル,ロープ 11 窓枠 12 壁(壁面) 21 鍔部 22 開口(投入口) 23 チェーン吊下穴 30 リンク 31 フック 41 受部材 42 調節部材 43 固定部材 44 傾斜部材 45 固定バー 46 固定手段(係止部材) 51 係合部材 81 ガイドフェンス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に行くに従って縮径された円錐台形
    の筒体からなるシュート部材を備え、 このシュート部材の上端部に、径方向外側に延在する鍔
    部が形成され、 この鍔部を貫通してチェーンが設けられ、 このチェーンの一端に、チェーン同士を係合するフック
    が設けられ、 前記シュート部材の上部開口に他のシュート部材の下端
    部が挿入可能とされると共にそれぞれのチェーン同士が
    連結されて、複数個のシュート部材が長手方向に連結可
    能とされてなることを特徴とする廃棄物処理用シュー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記シュート部材の鍔部に、チェーン吊
    下穴が、前記鍔部を上下方向に貫通して形成されると共
    に前記シュート部材の直径方向に対向して形成され、 各チェーン吊下穴に、上端にチェーンのリンクと係合可
    能なフックを連結された前記チェーンが吊り下げられ、 各チェーンは、それぞれ同一長さで且つ前記シュート部
    材の長手寸法よりもやや短い長さとされ、 最上部のシュート部材に、このシュート部材の鍔部の下
    部を支持する環状の保持部材が外嵌され、 この保持部材には、その直径方向に対向して係合部材が
    平行に設けられ、 この係合部材を係合する受部材が、ビルの窓枠等から外
    方に突出して設けられてなることを特徴とする請求項1
    に記載の廃棄物処理用シュート。
  3. 【請求項3】 前記受部材が断面矩形状の筒材からな
    り、 この受部材の基端部に、調節部材が長手方向に進退可能
    に嵌挿され、 この調節部材から下方に延びて、固定部材が設けられ、 前記受部材に、前記受部材の下部から基端側に傾斜した
    傾斜部材を介して、左右方向に延在する固定バーが設け
    られ、 前記受部材に対して前記調節部材を固定する固定手段に
    より、前記固定部材と前記固定バーとの間で壁を跨い
    で、前記受部材が窓枠に固定され、 前記受部材の離間距離が前記係合部材の離間距離に等し
    く設けられ、 前記係合部材の内側寸法が前記受部材に適合する大きさ
    とされてなり、 最上部のシュート部材の上部に、その開口を取り囲むと
    共に、正面及び上面に開放された壁状のガイドフェンス
    が上方に突出して設けられてなることを特徴とする請求
    項2に記載の廃棄物処理用シュート。
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