JPH08245276A - 異種材料の接合体及びその製作方法 - Google Patents
異種材料の接合体及びその製作方法Info
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- JPH08245276A JPH08245276A JP4997795A JP4997795A JPH08245276A JP H08245276 A JPH08245276 A JP H08245276A JP 4997795 A JP4997795 A JP 4997795A JP 4997795 A JP4997795 A JP 4997795A JP H08245276 A JPH08245276 A JP H08245276A
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- longitudinal elastic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接合界面に発生する応力集中を確実に低減
し、十分な強度を得る。 【構成】 縦弾性係数の大きいパイプ1にはパイプ2と
の接合界面6寄りの外周に溝5が設けられているので、
該溝5を設けた分だけパイプ1の断面積が小さくなる。
そのため、パイプ1がパイプ2に対する拘束力が低下す
ることとなるので、パイプ1とパイプ2との接合界面6
に発生する応力集中を確実に低減することができる。従
って、従来技術のように中間部材を用いることが不要に
なり、応力集中を確実に低減できるので、パイプ1と2
との接合構造を極低温用配管として使用しても、耐久強
度を十分維持することができる。
し、十分な強度を得る。 【構成】 縦弾性係数の大きいパイプ1にはパイプ2と
の接合界面6寄りの外周に溝5が設けられているので、
該溝5を設けた分だけパイプ1の断面積が小さくなる。
そのため、パイプ1がパイプ2に対する拘束力が低下す
ることとなるので、パイプ1とパイプ2との接合界面6
に発生する応力集中を確実に低減することができる。従
って、従来技術のように中間部材を用いることが不要に
なり、応力集中を確実に低減できるので、パイプ1と2
との接合構造を極低温用配管として使用しても、耐久強
度を十分維持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料特性の異なる二つ
の部材を互いに接合してなる接合体と、その製作方法に
係り、特に、超電導器に冷媒を供給する極低温用配管と
して使用されるのに好適なものに関する。
の部材を互いに接合してなる接合体と、その製作方法に
係り、特に、超電導器に冷媒を供給する極低温用配管と
して使用されるのに好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】材料特性の異なる二つの部材を接合して
なる接合体にあっては、これらの材料特性の違いから、
両者の接合境界に応力集中が発生するため、その応力集
中させることが提案され、実用に供されている。応力集
中を低減させて強度向上を図る結合体の従来技術とし
て、特開平6−48853号公報に示される技術のもの
がある。
なる接合体にあっては、これらの材料特性の違いから、
両者の接合境界に応力集中が発生するため、その応力集
中させることが提案され、実用に供されている。応力集
中を低減させて強度向上を図る結合体の従来技術とし
て、特開平6−48853号公報に示される技術のもの
がある。
【0003】この従来技術のものは一般的に知られてい
る二種類の異種材料を中間部材を介し、互いに接合する
ものである。即ち、図10(a)〜(e)に示すよう
に、セラミックス製の部材21と金属製の部材23とが
中間部8を介し夫々接合され、これらが何れも筒状をな
している。中間部材22は、その降伏応力がセラミック
ス製の部材21及び金属製の部材23の降伏応力よりも
小さい200MPa以下となるものであり、また外周面
がセラミックス製の部材21に向かって次第に外径が大
きくなるよう、軸方向に対する角度が特定の角度以上あ
るテーパ部24を有している。一方、金属製の部材23
における中間部材22との当接部部にはコーナー部25
が形成され、該コーナー部25は、中間部材22が双方
の部材21,23間に接合された後、中間部材22の外
周が切削されることによって形成される。
る二種類の異種材料を中間部材を介し、互いに接合する
ものである。即ち、図10(a)〜(e)に示すよう
に、セラミックス製の部材21と金属製の部材23とが
中間部8を介し夫々接合され、これらが何れも筒状をな
している。中間部材22は、その降伏応力がセラミック
ス製の部材21及び金属製の部材23の降伏応力よりも
小さい200MPa以下となるものであり、また外周面
がセラミックス製の部材21に向かって次第に外径が大
きくなるよう、軸方向に対する角度が特定の角度以上あ
るテーパ部24を有している。一方、金属製の部材23
における中間部材22との当接部部にはコーナー部25
が形成され、該コーナー部25は、中間部材22が双方
の部材21,23間に接合された後、中間部材22の外
周が切削されることによって形成される。
【0004】この従来技術は、セラミックス製の部材2
1と金属製の部材23とを直接接合した場合、最も縦弾
性係数の大きな部材21と部材23との接合界面に応力
集中が生じ、部材21が部材23を拘束して該部材23
が破壊することから、両部材21,9間に部材21側に
至るに従って次第に外径が大きくなるテーパ部24を有
する中間部材22を介在させ、セラミックス製の部材2
1からの拘束力を中間部材22で吸収緩和することによ
り、金属製の部材23に対する応力集中を低減し得るよ
うにしている。なお、溝加工により応力集中を低減する
定法技術としては、硬質材料と比較的柔らかい材料との
場合、加工しやすい材料、例えば従来技術にあっては金
属製側に溝加工(コーナー部25)を設けることは一般
的に知られている。
1と金属製の部材23とを直接接合した場合、最も縦弾
性係数の大きな部材21と部材23との接合界面に応力
集中が生じ、部材21が部材23を拘束して該部材23
が破壊することから、両部材21,9間に部材21側に
至るに従って次第に外径が大きくなるテーパ部24を有
する中間部材22を介在させ、セラミックス製の部材2
1からの拘束力を中間部材22で吸収緩和することによ
り、金属製の部材23に対する応力集中を低減し得るよ
うにしている。なお、溝加工により応力集中を低減する
定法技術としては、硬質材料と比較的柔らかい材料との
場合、加工しやすい材料、例えば従来技術にあっては金
属製側に溝加工(コーナー部25)を設けることは一般
的に知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、異種材料か
らなる二つの部材の接合体は、例えば超電導器に冷媒を
供給する極低温(77K)用の配管に利用した場合、そ
の冷却によって著しい収縮や引張負荷などが作用し、高
い集中荷重を受けるので、かなりの耐久強度をもつこと
が要請されている。
らなる二つの部材の接合体は、例えば超電導器に冷媒を
供給する極低温(77K)用の配管に利用した場合、そ
の冷却によって著しい収縮や引張負荷などが作用し、高
い集中荷重を受けるので、かなりの耐久強度をもつこと
が要請されている。
【0006】上記に示す従来技術では、中間部材22が
セラミックス製の部材21及び金属製の部材23間に設
けられているので、セラミックス製の部材21からの拘
束を中間部材22によって吸収緩和するので、金属製の
部材23に対する応力集中をある程度低減することがで
きる。しかしながら、強度の最も弱い中間部材22が前
述の如く、部材21から部材23側に至るに従い、次第
に小径となるテーパ状に形成されると共に、金属製9に
おける中間部材22のテーパ10との接続部分であるテ
ーパ端コーナー部25が形成されているので、中間部材
22においては、セラミックス製の部材21との間で発
生する応力集中が、テーパ端コーナー部25へ移動して
しまい、その結果、中間部材22のテーパ端コーナー部
25が金属製の部材23から破壊してしまい、結合体の
もつ本来の強度が十分発揮し得ない問題がある。
セラミックス製の部材21及び金属製の部材23間に設
けられているので、セラミックス製の部材21からの拘
束を中間部材22によって吸収緩和するので、金属製の
部材23に対する応力集中をある程度低減することがで
きる。しかしながら、強度の最も弱い中間部材22が前
述の如く、部材21から部材23側に至るに従い、次第
に小径となるテーパ状に形成されると共に、金属製9に
おける中間部材22のテーパ10との接続部分であるテ
ーパ端コーナー部25が形成されているので、中間部材
22においては、セラミックス製の部材21との間で発
生する応力集中が、テーパ端コーナー部25へ移動して
しまい、その結果、中間部材22のテーパ端コーナー部
25が金属製の部材23から破壊してしまい、結合体の
もつ本来の強度が十分発揮し得ない問題がある。
【0007】また、従来技術では、双方の部材21,2
3間に中間部材22を接合した後、該中間部材22と金
属製の部材23との双方を外周から切削することによっ
てテーパ部24及びテーパ端コーナー部25を形成して
いるが、三つの縦弾性係数がセラミックス製の部材21
>金属製の部材23>中間部材22の順に小さいもので
あり、接合状態で中間部材22及び部材23間に引張負
荷などが作用しているので、切削加工時、剛性の最も弱
い中間部材22のみならず、部材23にまで亀裂等が発
生するおそれがある。
3間に中間部材22を接合した後、該中間部材22と金
属製の部材23との双方を外周から切削することによっ
てテーパ部24及びテーパ端コーナー部25を形成して
いるが、三つの縦弾性係数がセラミックス製の部材21
>金属製の部材23>中間部材22の順に小さいもので
あり、接合状態で中間部材22及び部材23間に引張負
荷などが作用しているので、切削加工時、剛性の最も弱
い中間部材22のみならず、部材23にまで亀裂等が発
生するおそれがある。
【0008】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、材料特性の異なる部材を互いに接合しても、その
接合界面近傍に発生し得る応力集中を確実にかつ容易に
低減することができる異種材料の接合体を提供すること
にあり、そして、該接合体を的確に製作し得る異臭材料
の接合体の製作方法を提供することにある。また、本発
明の目的は、極低温用配管継手と利用しても、十分高い
強度を維持し得る異種材料の接合体を提供することにあ
り、そして、該接合体を的確に製作し得る異種材料の接
合体の製作方法を提供することにある。
鑑み、材料特性の異なる部材を互いに接合しても、その
接合界面近傍に発生し得る応力集中を確実にかつ容易に
低減することができる異種材料の接合体を提供すること
にあり、そして、該接合体を的確に製作し得る異臭材料
の接合体の製作方法を提供することにある。また、本発
明の目的は、極低温用配管継手と利用しても、十分高い
強度を維持し得る異種材料の接合体を提供することにあ
り、そして、該接合体を的確に製作し得る異種材料の接
合体の製作方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の1番目の接合体
においては、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小さ
い材質からなる一方の部材と、該部材の一端に同軸上で
接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大きい
材質からなる他方の部材と、前記一方の部材の外周部に
形成され、かつ前記他方の部材との接合界面寄りの位置
に配置された溝とを有している。
においては、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小さ
い材質からなる一方の部材と、該部材の一端に同軸上で
接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大きい
材質からなる他方の部材と、前記一方の部材の外周部に
形成され、かつ前記他方の部材との接合界面寄りの位置
に配置された溝とを有している。
【0010】また、本発明の2番目の接合体において
は、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小さい材質か
らなる筒状の第1部材と、該第1部材の一端に同軸上で
接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大きい
材質からなる筒状の第2部材と、前記第1部材と同材質
からなり、該第1部材の他端に連結される筒状の第3部
材と、前記第2部材と同材質からなり、該第2部材の他
端に連結される筒状の第4部材と、前記第1部材の外周
部に形成され、かつ前記第2部材との接合界面寄りの位
置に配置された溝とを有している。
は、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小さい材質か
らなる筒状の第1部材と、該第1部材の一端に同軸上で
接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大きい
材質からなる筒状の第2部材と、前記第1部材と同材質
からなり、該第1部材の他端に連結される筒状の第3部
材と、前記第2部材と同材質からなり、該第2部材の他
端に連結される筒状の第4部材と、前記第1部材の外周
部に形成され、かつ前記第2部材との接合界面寄りの位
置に配置された溝とを有している。
【0011】さらに、本発明の1番目の製作方法では、
a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい円柱状
の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくかつ線膨
張係数が小さい円柱状の第2部材とのうち、何れか一方
の部材と他方の部材を互いに軸方向に強圧的に接合する
工程と、b)その第1部材と第2部材とに軸方向に貫通
する孔を明けて第1部材と第2部材とを筒状に形成する
工程と、c)第1部材における第2部材との接合界面寄
りの外周部に、接合界面に発生し得る応力集中を緩和し
得る溝を形成する工程とを有している。
a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい円柱状
の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくかつ線膨
張係数が小さい円柱状の第2部材とのうち、何れか一方
の部材と他方の部材を互いに軸方向に強圧的に接合する
工程と、b)その第1部材と第2部材とに軸方向に貫通
する孔を明けて第1部材と第2部材とを筒状に形成する
工程と、c)第1部材における第2部材との接合界面寄
りの外周部に、接合界面に発生し得る応力集中を緩和し
得る溝を形成する工程とを有している。
【0012】またさらに、本発明の2番目の製作方法で
は、a′)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい
円柱状の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくか
つ線膨張係数が小さい円柱状の第2部材とのうち、何れ
か一方の部材と他方の部材を互いに軸方向に強圧的に接
合する工程と、b′)その第1部材と第2部材とに軸方
向に貫通する孔を明けて第1部材と第2部材とを筒状に
形成する工程と、c′)第1部材における第2部材との
接合界面寄りの外周部に、接合界面に発生し得る応力集
中を緩和し得る溝を形成する工程と、d)第1部材の先
端面に該第1部材と同材質からなる第3部材を連結する
と共に、第2部材の先端面に第2部材と同材質からなる
第4部材を連結する工程とを有している。
は、a′)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい
円柱状の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくか
つ線膨張係数が小さい円柱状の第2部材とのうち、何れ
か一方の部材と他方の部材を互いに軸方向に強圧的に接
合する工程と、b′)その第1部材と第2部材とに軸方
向に貫通する孔を明けて第1部材と第2部材とを筒状に
形成する工程と、c′)第1部材における第2部材との
接合界面寄りの外周部に、接合界面に発生し得る応力集
中を緩和し得る溝を形成する工程と、d)第1部材の先
端面に該第1部材と同材質からなる第3部材を連結する
と共に、第2部材の先端面に第2部材と同材質からなる
第4部材を連結する工程とを有している。
【0013】
【作用】本発明の1番目の接合体では、縦弾性係数が大
きくかつ線膨張係数の小さい材質からなる一方の部材
と、該部材の一端に同軸上で接合され、縦弾性係数が小
さくかつ線膨張係数の大きい材質からなる他方の部材
と、前記一方の部材の外周部に形成され、かつ前記他方
の部材との接合界面寄りの位置に配置された溝とを有し
ているので、該溝を設けた分だけ一方の部材の断面積が
小さくなる。そのため、一方の部材の他方の部材に対す
る拘束力が低下することとなるので、両部材間の接合界
面に発生する応力集中を確実にかつ容易に低減すること
ができ、接合体としての強度を維持し得る。
きくかつ線膨張係数の小さい材質からなる一方の部材
と、該部材の一端に同軸上で接合され、縦弾性係数が小
さくかつ線膨張係数の大きい材質からなる他方の部材
と、前記一方の部材の外周部に形成され、かつ前記他方
の部材との接合界面寄りの位置に配置された溝とを有し
ているので、該溝を設けた分だけ一方の部材の断面積が
小さくなる。そのため、一方の部材の他方の部材に対す
る拘束力が低下することとなるので、両部材間の接合界
面に発生する応力集中を確実にかつ容易に低減すること
ができ、接合体としての強度を維持し得る。
【0014】また、本発明の2番目の接合体では、縦弾
性係数が大きくかつ線膨張係数の小さい材質からなる筒
状の第1部材と、該第1部材の一端に同軸上で接合さ
れ、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大きい材質か
らなる筒状の第2部材と、前記第1部材と同材質からな
り、該第1部材の他端に連結される筒状の第3部材と、
前記第2部材と同材質からなり、該第2部材の他端に連
結される筒状の第4部材と、前記第1部材の外周部に形
成され、かつ前記第2部材との接合界面寄りの位置に配
置された溝とを有しているので、1番目の発明と同様
に、該溝を設けた分だけ第1部材の断面積が小さくな
る。そのため、第1部材の第2部材に対する拘束力が低
下することとなり、第1,第2の両部材間の接合界面に
発生する応力集中を確実に低減することができる。従っ
て、従来技術のように中間部材を用いることが不要にな
り、応力集中を確実に低減できるので、第1部材と第2
部材との接合体を極低温用配管継手として使用しても、
耐久強度を十分維持することができる。
性係数が大きくかつ線膨張係数の小さい材質からなる筒
状の第1部材と、該第1部材の一端に同軸上で接合さ
れ、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大きい材質か
らなる筒状の第2部材と、前記第1部材と同材質からな
り、該第1部材の他端に連結される筒状の第3部材と、
前記第2部材と同材質からなり、該第2部材の他端に連
結される筒状の第4部材と、前記第1部材の外周部に形
成され、かつ前記第2部材との接合界面寄りの位置に配
置された溝とを有しているので、1番目の発明と同様
に、該溝を設けた分だけ第1部材の断面積が小さくな
る。そのため、第1部材の第2部材に対する拘束力が低
下することとなり、第1,第2の両部材間の接合界面に
発生する応力集中を確実に低減することができる。従っ
て、従来技術のように中間部材を用いることが不要にな
り、応力集中を確実に低減できるので、第1部材と第2
部材との接合体を極低温用配管継手として使用しても、
耐久強度を十分維持することができる。
【0015】そして、本発明の1番目の製作方法では、
上述の如く、a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が
小さい円柱状の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小
さくかつ線膨張係数が小さい円柱状の第2部材とのう
ち、何れか一方の部材と他方の部材を互いに軸方向に強
圧的に接合する工程と、b)その第1部材と第2部材と
に軸方向に貫通する孔を明けて第1部材と第2部材とを
筒状に形成する工程と、c)第1部材における第2部材
との接合界面寄りの外周部に、接合界面に発生し得る応
力集中を緩和し得る溝を形成する工程とを有しているの
で、上記1番目の接合体を的確に製作し得る。
上述の如く、a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が
小さい円柱状の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小
さくかつ線膨張係数が小さい円柱状の第2部材とのう
ち、何れか一方の部材と他方の部材を互いに軸方向に強
圧的に接合する工程と、b)その第1部材と第2部材と
に軸方向に貫通する孔を明けて第1部材と第2部材とを
筒状に形成する工程と、c)第1部材における第2部材
との接合界面寄りの外周部に、接合界面に発生し得る応
力集中を緩和し得る溝を形成する工程とを有しているの
で、上記1番目の接合体を的確に製作し得る。
【0016】またさらに、本発明の2番目の製作方法で
は、上述の如く、a′)縦弾性係数が大きくかつ線膨張
係数が小さい円柱状の第1部材と第1部材より縦弾性係
数が小さくかつ線膨張係数が小さい円柱状の第2部材と
のうち、何れか一方の部材と他方の部材を互いに軸方向
に強圧的に接合する工程と、b′)その第1部材と第2
部材とに軸方向に貫通する孔を明けて第1部材と第2部
材とを筒状に形成する工程と、c′)第1部材における
第2部材との接合界面寄りの外周部に、接合界面に発生
し得る応力集中を緩和し得る溝を形成する工程と、d)
第1部材の先端面に該第1部材と同材質からなる第3部
材を連結すると共に、第2部材の先端面に第2部材と同
材質からなる第4部材を連結する工程とを有しているの
で、上記2番目の接合体を的確に実施し得る。
は、上述の如く、a′)縦弾性係数が大きくかつ線膨張
係数が小さい円柱状の第1部材と第1部材より縦弾性係
数が小さくかつ線膨張係数が小さい円柱状の第2部材と
のうち、何れか一方の部材と他方の部材を互いに軸方向
に強圧的に接合する工程と、b′)その第1部材と第2
部材とに軸方向に貫通する孔を明けて第1部材と第2部
材とを筒状に形成する工程と、c′)第1部材における
第2部材との接合界面寄りの外周部に、接合界面に発生
し得る応力集中を緩和し得る溝を形成する工程と、d)
第1部材の先端面に該第1部材と同材質からなる第3部
材を連結すると共に、第2部材の先端面に第2部材と同
材質からなる第4部材を連結する工程とを有しているの
で、上記2番目の接合体を的確に実施し得る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図9により説
明する。図1乃至図4は本発明による異種材料の接合体
の第1の実施例を示している。
明する。図1乃至図4は本発明による異種材料の接合体
の第1の実施例を示している。
【0018】図1に示す実施例は、ステンレス製のパイ
プ1と、これに接合すべきアルミ合金製のパイプ2とを
有している。
プ1と、これに接合すべきアルミ合金製のパイプ2とを
有している。
【0019】これらパイプ1及びパイプ2は、元々は円
柱状のものであり、該円柱素材の双方のうち、何れか一
方の円柱素材を高速回転させた状態で、他方の円柱素材
を強圧的に押し付けることにより円柱素材の双方が接合
される。そして、接合された円柱素材の双方に、機械加
工によって軸方向に貫通孔3を設けることにより、ステ
ンレス製のパイプ1及びアルミ合金製のパイプ2が形成
されるものである。ステンレス製のパイプ1は、アルミ
合金製のパイプ2に比較し、縦弾性係数が大きくかつ線
膨張係数の小さいものであり、アルミ合金製のパイプ2
はステンレス製のパイプ1に比較し、それとは逆の特性
をもっている。
柱状のものであり、該円柱素材の双方のうち、何れか一
方の円柱素材を高速回転させた状態で、他方の円柱素材
を強圧的に押し付けることにより円柱素材の双方が接合
される。そして、接合された円柱素材の双方に、機械加
工によって軸方向に貫通孔3を設けることにより、ステ
ンレス製のパイプ1及びアルミ合金製のパイプ2が形成
されるものである。ステンレス製のパイプ1は、アルミ
合金製のパイプ2に比較し、縦弾性係数が大きくかつ線
膨張係数の小さいものであり、アルミ合金製のパイプ2
はステンレス製のパイプ1に比較し、それとは逆の特性
をもっている。
【0020】その後、ステンレス製のパイプ1の端面に
は、これと同材質のパイプ1′が溶接4aによって連結
される一方、アルミ合金製のパイプ2の端面にもこれと
同材質のパイプ2′が同様に溶接4bにより連結され
る。なお、溶接されると、室温まで冷却されることとな
る。従って、実施例の接合体は、互いに接合されるステ
ンレス製のパイプ1及びアルミ合金製のパイプ2と、こ
れら各パイプの先端面に夫々連結されるパイプ1′及び
パイプ2′とで構成されている。
は、これと同材質のパイプ1′が溶接4aによって連結
される一方、アルミ合金製のパイプ2の端面にもこれと
同材質のパイプ2′が同様に溶接4bにより連結され
る。なお、溶接されると、室温まで冷却されることとな
る。従って、実施例の接合体は、互いに接合されるステ
ンレス製のパイプ1及びアルミ合金製のパイプ2と、こ
れら各パイプの先端面に夫々連結されるパイプ1′及び
パイプ2′とで構成されている。
【0021】しかして、本発明においては、前記ステン
レス製のパイプ1の外周に溝5が設けられている。該溝
5は、パイプ1においてパイプ2との接合界面6から若
干離れた位置の外周に設けられており、実施例では、パ
イプ1の外径,肉厚等の大きさにもよるが、接合界面6
から0.3mm程度離れた位置にあって、かつ半径が約
1mm程度の円弧形状をなしている。この溝5は、上述
した如き剛性の異なる異種材料の接合時にあっては、縦
弾性係数が大きく線膨張係数の小さいパイプ1に設けら
れると、そのぶんだけパイプ1の接合界面6側の断面積
が小さくなり、パイプ1が縦弾性係数の小さいかつ線膨
張係数の大きいパイプ2に対する拘束力を低下させ、そ
のため、接合界面6部分に発生する応力集中を低減し得
るようにしたものである。
レス製のパイプ1の外周に溝5が設けられている。該溝
5は、パイプ1においてパイプ2との接合界面6から若
干離れた位置の外周に設けられており、実施例では、パ
イプ1の外径,肉厚等の大きさにもよるが、接合界面6
から0.3mm程度離れた位置にあって、かつ半径が約
1mm程度の円弧形状をなしている。この溝5は、上述
した如き剛性の異なる異種材料の接合時にあっては、縦
弾性係数が大きく線膨張係数の小さいパイプ1に設けら
れると、そのぶんだけパイプ1の接合界面6側の断面積
が小さくなり、パイプ1が縦弾性係数の小さいかつ線膨
張係数の大きいパイプ2に対する拘束力を低下させ、そ
のため、接合界面6部分に発生する応力集中を低減し得
るようにしたものである。
【0022】このような接合構造のパイプは、例えば液
体窒素(−196℃)や液体ヘリウム(−269℃)の
ような冷媒を、図示しない超電導器に供給するための極
低温用配管継手として使用されるものである。
体窒素(−196℃)や液体ヘリウム(−269℃)の
ような冷媒を、図示しない超電導器に供給するための極
低温用配管継手として使用されるものである。
【0023】実施例は、上記の如き接合構造であるの
で、次に、その作用効果について述べる。
で、次に、その作用効果について述べる。
【0024】ステンレス製のパイプ1とアルミ合金製の
パイプ2とが、図1に示す如く接合され、しかもパイプ
1,2の端面にこれらと同材質のパイプ1′,2′が連
結されると、パイプ1とパイプ2とには、接合時の昇温
により、また溶接3a・3b時の昇温及び溶接後の室温
までの冷却により、さらには極低温用配管として使用さ
れることにより、縦弾性係数の大きいステンレス製のパ
イプ1が、縦弾性係数の小さいアルミ合金製のパイプ2
を拘束するので、双方1,2の接合界面4に高い応力集
中が発生しようとする。
パイプ2とが、図1に示す如く接合され、しかもパイプ
1,2の端面にこれらと同材質のパイプ1′,2′が連
結されると、パイプ1とパイプ2とには、接合時の昇温
により、また溶接3a・3b時の昇温及び溶接後の室温
までの冷却により、さらには極低温用配管として使用さ
れることにより、縦弾性係数の大きいステンレス製のパ
イプ1が、縦弾性係数の小さいアルミ合金製のパイプ2
を拘束するので、双方1,2の接合界面4に高い応力集
中が発生しようとする。
【0025】しかし、前述の如く、縦弾性係数の大きい
パイプ1にはパイプ2との接合界面6寄りの外周に溝5
が設けられているので、該溝5を設けた分だけパイプ1
の断面積が小さくなる。そのため、パイプ1がパイプ2
に対する拘束力が低下することとなるので、パイプ1と
パイプ2との接合界面6に発生する応力集中を確実に低
減することができ、しかも溝5をパイプ1に設けただけ
であるので、容易に低減することもできる。従って、従
来技術のように中間部材22を用いることが不要にな
り、応力集中を確実に低減できるので、パイプ1と2と
の接合体を極低温用配管継手として使用しても、耐久強
度を十分維持することができる。
パイプ1にはパイプ2との接合界面6寄りの外周に溝5
が設けられているので、該溝5を設けた分だけパイプ1
の断面積が小さくなる。そのため、パイプ1がパイプ2
に対する拘束力が低下することとなるので、パイプ1と
パイプ2との接合界面6に発生する応力集中を確実に低
減することができ、しかも溝5をパイプ1に設けただけ
であるので、容易に低減することもできる。従って、従
来技術のように中間部材22を用いることが不要にな
り、応力集中を確実に低減できるので、パイプ1と2と
の接合体を極低温用配管継手として使用しても、耐久強
度を十分維持することができる。
【0026】因みに、応力集中を低減できる実験結果を
図2乃至図4について説明する。ここで、図2(a),
(b)は、パイプ1に溝5を設けていない場合、パイプ
1と2とに冷却を作用させたときの説明図であり、同図
(c),(d)は、同条件の場合の引張負荷を作用させ
たときの説明図である。図2(a),(b)において、
ステンレス製のパイプ1の接合界面4上で黒丸にて示す
ように、かなり高い応力集中が発生し、それに対し、縦
弾性係数の小さいアルミ合金製のパイプ2の接合界面4
上でも、白丸にて示すように、パイプ1ほどではないも
のの結構高く、そのため、パイプ2が破壊するおそれが
ある。図2(c),(d)では、引張力に対しパイプ1
及びパイプ2の何れも強度が低く、引張強度の耐久性に
乏しいものである。図3(a),(b)は、パイプ2
(縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大きい)に溝5
を設けた場合、冷却を作用させたときの説明図であり、
同図(c),(d)は、同条件の場合の引張負荷を作用
させたときの説明図である。図3(a),(b)におい
て、パイプ1の接合界面4上での応力集中が、図2の場
合とほぼ同程度であり、かつパイプ2の接合界面4上で
の応力集中が若干変動するものの、全体的に図2と類似
しており、双方のパイプ1と2との接合界面上4の応力
集中を低減し得ないことがわかる。
図2乃至図4について説明する。ここで、図2(a),
(b)は、パイプ1に溝5を設けていない場合、パイプ
1と2とに冷却を作用させたときの説明図であり、同図
(c),(d)は、同条件の場合の引張負荷を作用させ
たときの説明図である。図2(a),(b)において、
ステンレス製のパイプ1の接合界面4上で黒丸にて示す
ように、かなり高い応力集中が発生し、それに対し、縦
弾性係数の小さいアルミ合金製のパイプ2の接合界面4
上でも、白丸にて示すように、パイプ1ほどではないも
のの結構高く、そのため、パイプ2が破壊するおそれが
ある。図2(c),(d)では、引張力に対しパイプ1
及びパイプ2の何れも強度が低く、引張強度の耐久性に
乏しいものである。図3(a),(b)は、パイプ2
(縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大きい)に溝5
を設けた場合、冷却を作用させたときの説明図であり、
同図(c),(d)は、同条件の場合の引張負荷を作用
させたときの説明図である。図3(a),(b)におい
て、パイプ1の接合界面4上での応力集中が、図2の場
合とほぼ同程度であり、かつパイプ2の接合界面4上で
の応力集中が若干変動するものの、全体的に図2と類似
しており、双方のパイプ1と2との接合界面上4の応力
集中を低減し得ないことがわかる。
【0027】図3(c),(d)において、パイプ1の
接合界面上4での応力集中が、若干下がっているもの
の、パイプ2の溝5を設けた部分にて引張応力が著しく
高くなっており、引張力によりパイプ2が溝5の部分か
ら破損しやくなることが理解できよう。
接合界面上4での応力集中が、若干下がっているもの
の、パイプ2の溝5を設けた部分にて引張応力が著しく
高くなっており、引張力によりパイプ2が溝5の部分か
ら破損しやくなることが理解できよう。
【0028】図4(a),(b)は、上記実施例のよう
にパイプ1に溝5を設けた場合、冷却を作用させたとき
の説明図であり、同図(c),(d)は同条件の場合の
引張負荷を作用させたときの説明図である。即ち、図4
(a),(b)において、パイプ1の接合界面4上での
応力集中が下がっている反面、パイプ1の溝5を設けた
部分での応力集中が見られるものの、その値も前記図2
(a),図3(a)に比較して低いものであり、従っ
て、冷却に対する耐久強度があることがわかる。図4
(c),(d)において、パイプ1の溝5を設けた部分
で応力集中が発生するものの、接合界面4上ではパイプ
1と2との双方の応力集中が下がっていることがわか
る。
にパイプ1に溝5を設けた場合、冷却を作用させたとき
の説明図であり、同図(c),(d)は同条件の場合の
引張負荷を作用させたときの説明図である。即ち、図4
(a),(b)において、パイプ1の接合界面4上での
応力集中が下がっている反面、パイプ1の溝5を設けた
部分での応力集中が見られるものの、その値も前記図2
(a),図3(a)に比較して低いものであり、従っ
て、冷却に対する耐久強度があることがわかる。図4
(c),(d)において、パイプ1の溝5を設けた部分
で応力集中が発生するものの、接合界面4上ではパイプ
1と2との双方の応力集中が下がっていることがわか
る。
【0029】以上の実験結果から、パイプ1と2との何
れにも溝5を設けない場合、また縦弾性係数が小さくか
つ線膨張係数の小さいパイプ2に溝5を設けた場合の夫
々では接合界面4上での応力集中を低減することができ
ず、実施例の如く、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数
の小さいパイプ1のみに溝5を設けた場合の方が有効で
あることがわかる。
れにも溝5を設けない場合、また縦弾性係数が小さくか
つ線膨張係数の小さいパイプ2に溝5を設けた場合の夫
々では接合界面4上での応力集中を低減することができ
ず、実施例の如く、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数
の小さいパイプ1のみに溝5を設けた場合の方が有効で
あることがわかる。
【0030】なお、図2〜図4に示す実験結果は、溝5
の大きさ,形状は勿論の他、パイプ1,2の外径寸法や
肉厚寸法等の違いによって若干変動するのは当然であ
る。
の大きさ,形状は勿論の他、パイプ1,2の外径寸法や
肉厚寸法等の違いによって若干変動するのは当然であ
る。
【0031】また、実施例では、接合体の製作時、前述
の如く、パイプ1を形成するための円柱状のものとパイ
プ2を形成するための円柱状のものとを予め接合し、次
いで、これに軸方向に貫通する貫通孔3を設けることに
よりパイプ1と2とを形成するので、パイプ1と2との
接合体を容易にかつ確実に製作し得る。その点におい
て、元々パイプのものを互いに接合させようとして高速
回転した場合、双方の接合界面に摩擦が発生しにくく、
高温となりにくいので、強圧的に押し付けても、互いに
接合させることができず、従って、実施例の如く円柱素
材のものを互いに接合した後で、パイプ状に形成すれ
ば、配管継手を容易かつ確実に製作し得る。
の如く、パイプ1を形成するための円柱状のものとパイ
プ2を形成するための円柱状のものとを予め接合し、次
いで、これに軸方向に貫通する貫通孔3を設けることに
よりパイプ1と2とを形成するので、パイプ1と2との
接合体を容易にかつ確実に製作し得る。その点におい
て、元々パイプのものを互いに接合させようとして高速
回転した場合、双方の接合界面に摩擦が発生しにくく、
高温となりにくいので、強圧的に押し付けても、互いに
接合させることができず、従って、実施例の如く円柱素
材のものを互いに接合した後で、パイプ状に形成すれ
ば、配管継手を容易かつ確実に製作し得る。
【0032】また、パイプの接合体の形成後、各パイプ
1,2の先端面に同一材質のパイプ1′,2′を形成す
るので、これらのパイプ1′,2′を夫々の配管に接続
すれば、異種材料であってかつ種々の角度からなる配管
系統に利用することができる。
1,2の先端面に同一材質のパイプ1′,2′を形成す
るので、これらのパイプ1′,2′を夫々の配管に接続
すれば、異種材料であってかつ種々の角度からなる配管
系統に利用することができる。
【0033】図5は本発明による異種材料の接合体の第
2の実施例を示している。この場合は、縦弾性係数が大
きくかつ線膨張係数の小さいパイプ1に溝5を形成して
いるが、この実施例において前記第1の実施例と異なる
のは、溝5の位置を変えたことにある。
2の実施例を示している。この場合は、縦弾性係数が大
きくかつ線膨張係数の小さいパイプ1に溝5を形成して
いるが、この実施例において前記第1の実施例と異なる
のは、溝5の位置を変えたことにある。
【0034】具体的に述べると、この溝5は、基本的に
はパイプ1においてパイプ2との接合界面6寄りの外周
位置に形成するものであるが、溝5の一端部5aがパイ
プ2に跨って形成されている。この場合、円弧形状をな
す溝5の一端部5aが、接合界面6を超えてパイプ2の
一端部(一部)まで食い込んで形成されている。但し、
溝5がパイプ1とパイプ2とに閉める断面積は、図示例
ではパイプ1の方が圧倒的に多いが、その差はパイプ1
とパイプ2との縦弾性係数,線膨張係数の差に応じ適宜
選定することが好ましい。
はパイプ1においてパイプ2との接合界面6寄りの外周
位置に形成するものであるが、溝5の一端部5aがパイ
プ2に跨って形成されている。この場合、円弧形状をな
す溝5の一端部5aが、接合界面6を超えてパイプ2の
一端部(一部)まで食い込んで形成されている。但し、
溝5がパイプ1とパイプ2とに閉める断面積は、図示例
ではパイプ1の方が圧倒的に多いが、その差はパイプ1
とパイプ2との縦弾性係数,線膨張係数の差に応じ適宜
選定することが好ましい。
【0035】この実施例によれば、縦弾性係数が大きく
かつ線膨張係数の小さいパイプ1に溝5を設けているの
で、特に、極低温となることによって冷却された場合、
パイプ1の接合界面6に発生する応力集中を吸収緩和す
ることができ、しかも該溝5の一端部5aが縦弾性係数
が小さくかつ線膨張係数の大きいパイプ2の一部まで若
干食い込んでいるので、パイプ2の接合界面6に発生す
る応力集中も吸収緩和することができ、従って、双方の
パイプ1,2の接合界面6に発生する応力集中をいっそ
う吸収緩和することができ、より高い強度を維持し得
る。
かつ線膨張係数の小さいパイプ1に溝5を設けているの
で、特に、極低温となることによって冷却された場合、
パイプ1の接合界面6に発生する応力集中を吸収緩和す
ることができ、しかも該溝5の一端部5aが縦弾性係数
が小さくかつ線膨張係数の大きいパイプ2の一部まで若
干食い込んでいるので、パイプ2の接合界面6に発生す
る応力集中も吸収緩和することができ、従って、双方の
パイプ1,2の接合界面6に発生する応力集中をいっそ
う吸収緩和することができ、より高い強度を維持し得
る。
【0036】図6は接合体の第3の実施例を示してい
る。この実施例では、パイプ1に薄い板厚からなる中間
部材7を介しパイプ2が接合され、これらパイプ1と中
間部材7とパイプ2との縦弾性係数が、1>2>7の関
係となっている。そして、パイプ1において中間部材7
との接合界面6a寄りの外周位置に溝5が設けられる一
方、パイプ2において中間部材7との接合界面6b寄り
の外周位置にも溝5が設けられている。
る。この実施例では、パイプ1に薄い板厚からなる中間
部材7を介しパイプ2が接合され、これらパイプ1と中
間部材7とパイプ2との縦弾性係数が、1>2>7の関
係となっている。そして、パイプ1において中間部材7
との接合界面6a寄りの外周位置に溝5が設けられる一
方、パイプ2において中間部材7との接合界面6b寄り
の外周位置にも溝5が設けられている。
【0037】そして、パイプ1と中間部材7間において
は両者間の接合界面6aに高い応力集中が発生しようと
するが、パイプ1に溝5が設けられることにより、接合
界面6aに発生する応力集中を吸収緩和し、かつ低減す
ることができる。また中間部材7とパイプ2間にはおい
ては両者間の接合界面6bに高い応力集中が発生しよう
とするが、パイプ2にも溝5が設けられることにより、
接合界面6bに発生する応力集中を吸収緩和し、かつ低
減することができる。この場合、中間部材7が軸方向に
長すぎると、中間部材7の耐久強度が低下し、変形する
するおそれもあるので、中間部材7の長さとしては、短
い方が好ましいが、短すぎると製作上の作業性が損なわ
れるおそれもあることから、それらの兼ね合いを考慮し
て適宜の長さに選定されるのが望ましい。
は両者間の接合界面6aに高い応力集中が発生しようと
するが、パイプ1に溝5が設けられることにより、接合
界面6aに発生する応力集中を吸収緩和し、かつ低減す
ることができる。また中間部材7とパイプ2間にはおい
ては両者間の接合界面6bに高い応力集中が発生しよう
とするが、パイプ2にも溝5が設けられることにより、
接合界面6bに発生する応力集中を吸収緩和し、かつ低
減することができる。この場合、中間部材7が軸方向に
長すぎると、中間部材7の耐久強度が低下し、変形する
するおそれもあるので、中間部材7の長さとしては、短
い方が好ましいが、短すぎると製作上の作業性が損なわ
れるおそれもあることから、それらの兼ね合いを考慮し
て適宜の長さに選定されるのが望ましい。
【0038】実施例によれば、パイプ1とパイプ2間に
中間部材7が介在し、それらパイプ1,2の接合界面6
a,6b寄りの外周位置に溝5,5を設けることによっ
て応力集中を低減でき、従って、中間部材7がパイプ1
及びパイプ2から受ける拘束力を大幅に抑制することが
でき、接合体としての十分な強度を確実に維持すること
ができ、極低温用の配管に確実に耐えることができる。
また、従来技術と同様に中間部材7を用いているもの
の、上述の如く、中間部材7の板厚を考慮すると共に、
溝5,溝5の位置も考慮しているので、中間部材や溝を
単に設けた従来技術と異なり、耐久性があってかつ合理
的構成の管継手を得ることができる。なお、図示実施例
では、ステンレス製のパイプ1に設けられた溝5と、ア
ルミ合金製のパイプ2に設けられた溝5とが同一の大き
さ及び形状に形成された例を示したが、それら溝の大き
さ及び形状は、パイプ1,2の構成材質の違いによって
任意に変更してもよい。
中間部材7が介在し、それらパイプ1,2の接合界面6
a,6b寄りの外周位置に溝5,5を設けることによっ
て応力集中を低減でき、従って、中間部材7がパイプ1
及びパイプ2から受ける拘束力を大幅に抑制することが
でき、接合体としての十分な強度を確実に維持すること
ができ、極低温用の配管に確実に耐えることができる。
また、従来技術と同様に中間部材7を用いているもの
の、上述の如く、中間部材7の板厚を考慮すると共に、
溝5,溝5の位置も考慮しているので、中間部材や溝を
単に設けた従来技術と異なり、耐久性があってかつ合理
的構成の管継手を得ることができる。なお、図示実施例
では、ステンレス製のパイプ1に設けられた溝5と、ア
ルミ合金製のパイプ2に設けられた溝5とが同一の大き
さ及び形状に形成された例を示したが、それら溝の大き
さ及び形状は、パイプ1,2の構成材質の違いによって
任意に変更してもよい。
【0039】このような接合体を製作するには、まずパ
イプ1を形成するための円柱素材のものに、前記第1の
実施例と同様にして高速回転させて中間部材7の円柱素
材を接合し、次いで、その中間部材7の円柱素材にも同
様にしてパイプ2の円柱素材を接合する。この場合、予
め、中間部材7の円柱素材をパイプ2の円柱素材に接合
後、これをパイプ1の円柱素材に接合してもよい。
イプ1を形成するための円柱素材のものに、前記第1の
実施例と同様にして高速回転させて中間部材7の円柱素
材を接合し、次いで、その中間部材7の円柱素材にも同
様にしてパイプ2の円柱素材を接合する。この場合、予
め、中間部材7の円柱素材をパイプ2の円柱素材に接合
後、これをパイプ1の円柱素材に接合してもよい。
【0040】そして、これらに機械加工により貫通孔3
を明けてパイプ1,中間部材7,パイプ2を形成すると
共に、そのパイプ1及び2の夫々に溝5,5を形成し、
その後、パイプ1,2の先端面にパイプ1′,2′を溶
接4a,4bすることにより行う。これにより、上記接
合体を的確に製作し得る。しかも、機械加工によってパ
イプ状に形成する工程において、パイプ1及びパイプ2
に溝5,5を夫々形成すれば、機械加工時の段取り、加
工後の後処理等に手間がかかることがない。
を明けてパイプ1,中間部材7,パイプ2を形成すると
共に、そのパイプ1及び2の夫々に溝5,5を形成し、
その後、パイプ1,2の先端面にパイプ1′,2′を溶
接4a,4bすることにより行う。これにより、上記接
合体を的確に製作し得る。しかも、機械加工によってパ
イプ状に形成する工程において、パイプ1及びパイプ2
に溝5,5を夫々形成すれば、機械加工時の段取り、加
工後の後処理等に手間がかかることがない。
【0041】図7は異種材料の接合体の第4の実施例を
示している。この実施例においてこれまで前述した実施
例と異なるのは、互いに異なる異種材料として、丸棒か
らなる二つの部材11,12を用い、これらの部材をH
IP(Hot Isostatic Pressin
g)接合したものである。即ち、二つの部材11,12
は、融点近くまで昇温され、その状態で1000気圧以
上もの高圧力が加圧されることにより、互いに接合され
ている。
示している。この実施例においてこれまで前述した実施
例と異なるのは、互いに異なる異種材料として、丸棒か
らなる二つの部材11,12を用い、これらの部材をH
IP(Hot Isostatic Pressin
g)接合したものである。即ち、二つの部材11,12
は、融点近くまで昇温され、その状態で1000気圧以
上もの高圧力が加圧されることにより、互いに接合され
ている。
【0042】そして、部材12に比較し、縦弾性係数が
大きくかつ線膨張係数が小さい部材11の接合界面16
寄りの外周位置に、応力集中を吸収緩和するために溝5
が形成されている。従って、丸棒からなる二つの部材1
1,12の接合体の場合にも、基本的には第1の実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
大きくかつ線膨張係数が小さい部材11の接合界面16
寄りの外周位置に、応力集中を吸収緩和するために溝5
が形成されている。従って、丸棒からなる二つの部材1
1,12の接合体の場合にも、基本的には第1の実施例
と同様の作用効果を得ることができる。
【0043】なお実施例では、丸棒からなる部材11,
12を接合した例を示したが、これに限らず、管状の部
材であっても、また長方形形状のような角形部材等にも
適用することができる。また、HIP接合する例を示し
たが、HIP接合の代わりとして、ろう付けによって接
合しても同様の効果を得ることができる。さらに、部材
11のみに溝16を設けた例を示し他が、溝16とし
て、図5にて示した第2の実施例を適用し、その一端部
を部材12の一部に食い込ませて形成してもよい。
12を接合した例を示したが、これに限らず、管状の部
材であっても、また長方形形状のような角形部材等にも
適用することができる。また、HIP接合する例を示し
たが、HIP接合の代わりとして、ろう付けによって接
合しても同様の効果を得ることができる。さらに、部材
11のみに溝16を設けた例を示し他が、溝16とし
て、図5にて示した第2の実施例を適用し、その一端部
を部材12の一部に食い込ませて形成してもよい。
【0044】図8及び図9は、溝の形状の種々の変形例
を示している。図8(a)に示す溝5は、図1及び図7
に示した実施例を適用したものであって、レの字形をな
しており、また同図(b)に示す溝5はV字形をなして
いる。図8(c)に示す溝50は図5に示す実施例を適
用したものであって、前記V字形の溝よりさらに大きい
角度で開口されたV字形をなしている。一方、図9に示
す溝50は、これまでの溝5と異なり、パイプを切欠い
た形状ではないが、パイプ1においてその一端となる接
合界面6寄りの位置から途中位置に至るに従い、次第に
外径が漸減するようにテーパ状に形成されている。そし
て、該テーパ状の溝50の先端からさらにパイプ1の他
端に向かい、外径が一様となるようにパイプ1が形成さ
れている。即ち、図9に示す溝50は、テーパ状をなす
ことにより、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大き
いパイプ2に対し、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数
が小さいパイプ1からの拘束力を小さくさせ、これによ
って応力集中を吸収緩和し得るようにしたものであり、
種々の形状が考えられる。
を示している。図8(a)に示す溝5は、図1及び図7
に示した実施例を適用したものであって、レの字形をな
しており、また同図(b)に示す溝5はV字形をなして
いる。図8(c)に示す溝50は図5に示す実施例を適
用したものであって、前記V字形の溝よりさらに大きい
角度で開口されたV字形をなしている。一方、図9に示
す溝50は、これまでの溝5と異なり、パイプを切欠い
た形状ではないが、パイプ1においてその一端となる接
合界面6寄りの位置から途中位置に至るに従い、次第に
外径が漸減するようにテーパ状に形成されている。そし
て、該テーパ状の溝50の先端からさらにパイプ1の他
端に向かい、外径が一様となるようにパイプ1が形成さ
れている。即ち、図9に示す溝50は、テーパ状をなす
ことにより、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大き
いパイプ2に対し、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数
が小さいパイプ1からの拘束力を小さくさせ、これによ
って応力集中を吸収緩和し得るようにしたものであり、
種々の形状が考えられる。
【0045】また図示実施例では、パイプ1,1′或い
は部材11として、一般的なSUS304からなるステ
ンレス製で、かつパイプ2,2′或いは部材12とし
て、アルミ合金製で形成されたものを用いた例を示した
が、これに限定されるものではなく、例えば極低温用配
管として、SUS306とアルミナ分散銅とのパイプ等
を用いることがあるので、これらの材質にも適用するこ
とができ、従って、本発明において、要は材質の異なる
二つのものを接合する種々のものに確実に適用すること
ができる。
は部材11として、一般的なSUS304からなるステ
ンレス製で、かつパイプ2,2′或いは部材12とし
て、アルミ合金製で形成されたものを用いた例を示した
が、これに限定されるものではなく、例えば極低温用配
管として、SUS306とアルミナ分散銅とのパイプ等
を用いることがあるので、これらの材質にも適用するこ
とができ、従って、本発明において、要は材質の異なる
二つのものを接合する種々のものに確実に適用すること
ができる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1及
び2によれば、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる一方の部材と、該部材の一端に同軸上
で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大き
い材質からなる他方の部材と、前記一方の部材の外周部
に形成され、かつ前記他方の部材との接合界面寄りの位
置に配置された溝とを有し、該溝により接合界面に発生
する応力集中を低減し得るように構成したので、接合体
としての強度を維持し得る効果がある。そして、請求項
3によれば、中間部材及び溝を設けることによっていっ
そう応力集中の低減効果をよりいっそう図ることができ
る効果がある。
び2によれば、縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる一方の部材と、該部材の一端に同軸上
で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大き
い材質からなる他方の部材と、前記一方の部材の外周部
に形成され、かつ前記他方の部材との接合界面寄りの位
置に配置された溝とを有し、該溝により接合界面に発生
する応力集中を低減し得るように構成したので、接合体
としての強度を維持し得る効果がある。そして、請求項
3によれば、中間部材及び溝を設けることによっていっ
そう応力集中の低減効果をよりいっそう図ることができ
る効果がある。
【0047】請求項4〜6によれば、筒状の部材であっ
ても、確実に強度を維持し得るので、極低温用の配管継
手として実用に耐え得る効果がある。
ても、確実に強度を維持し得るので、極低温用の配管継
手として実用に耐え得る効果がある。
【0048】さらに、請求項7〜9によれば、極低温用
の配管継手としての接合体を的確に製作し得ると云う効
果がある。
の配管継手としての接合体を的確に製作し得ると云う効
果がある。
【図1】本発明による異種材料の接合体の第1の実施例
を示す断面説明図。
を示す断面説明図。
【図2】双方のパイプに溝を設けていない場合、冷却を
作用させたときの接合体の表面の応力分布を示す説明図
(a)及びそれに対応する接合体の変形状態図(b)、
同じく引張負荷を作用させたときの接合体の表面の応力
分布を示す説明図(c)及びそれに対応する接合体の変
形状態図(d)。
作用させたときの接合体の表面の応力分布を示す説明図
(a)及びそれに対応する接合体の変形状態図(b)、
同じく引張負荷を作用させたときの接合体の表面の応力
分布を示す説明図(c)及びそれに対応する接合体の変
形状態図(d)。
【図3】縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大きいパ
イプに溝を設けた場合、冷却を作用させたときの接合体
の表面の応力分布を示す説明図(a)及びそれに対応す
る接合体の変形状態図(b)、同じく引張負荷を作用さ
せたときの接合体の表面の応力分布を示す説明図(c)
及びそれに対応する接合体の変形状態図(d)。
イプに溝を設けた場合、冷却を作用させたときの接合体
の表面の応力分布を示す説明図(a)及びそれに対応す
る接合体の変形状態図(b)、同じく引張負荷を作用さ
せたときの接合体の表面の応力分布を示す説明図(c)
及びそれに対応する接合体の変形状態図(d)。
【図4】縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さいパ
イプに溝を設けた場合、冷却を作用させたときの接合体
の表面の応力分布を示す説明図(a)及びそれに対応す
る接合体の変形状態図(b)、同じく引張負荷を作用さ
せたときの接合体の表面の応力分布を示す説明図(c)
及びそれに対応する接合体の変形状態図(d)。
イプに溝を設けた場合、冷却を作用させたときの接合体
の表面の応力分布を示す説明図(a)及びそれに対応す
る接合体の変形状態図(b)、同じく引張負荷を作用さ
せたときの接合体の表面の応力分布を示す説明図(c)
及びそれに対応する接合体の変形状態図(d)。
【図5】同じく本発明による異種材料の接合体の第2の
実施例を示す断面説明図。
実施例を示す断面説明図。
【図6】同じく異種材料の接合体の第3の実施例を示す
断面説明図。
断面説明図。
【図7】同じく異種材料の接合体の第4の実施例を示す
断面説明図。
断面説明図。
【図8】溝の種々の形状を夫々示す要部の断面説明図。
【図9】溝の他の形状を示す要部の断面説明図。
【図10】従来技術の接合体の要部を夫々示す説明図。
1,1′…縦弾性係数か大きくかつ線膨張係数が小さい
パイプ、2,2′…縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数
が大きいパイプ、3…貫通孔、4a,4b…溶接部、
6,6a,6b,16…接合界面、5,50…溝、5a
…溝の一端部、11…縦弾性係数が大きくかつ線膨張係
数が小さい丸棒の部材、12…縦弾性係数が小さくかつ
線膨張係数が大きい丸棒の部材。
パイプ、2,2′…縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数
が大きいパイプ、3…貫通孔、4a,4b…溶接部、
6,6a,6b,16…接合界面、5,50…溝、5a
…溝の一端部、11…縦弾性係数が大きくかつ線膨張係
数が小さい丸棒の部材、12…縦弾性係数が小さくかつ
線膨張係数が大きい丸棒の部材。
Claims (9)
- 【請求項1】 縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる一方の部材と、該部材の一端に同軸上
で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大き
い材質からなる他方の部材と、前記一方の部材の外周部
に形成され、かつ前記他方の部材との接合界面寄りの位
置に配置された溝とを有することを特徴とする異種材料
の接合体。 - 【請求項2】 縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる一方の部材と、該部材の一端に同軸上
で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数の大き
い材質からなる他方の部材と、前記一方の部材の外周部
に形成され、かつ前記他方の部材との接合界面寄りの位
置に配置された溝とを有し、かつ該溝の軸方向の一端部
は、前記他方の部材の一部に食い込んで形成されたこと
を特徴とする異種材料の接合体。 - 【請求項3】 縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる一方の部材と、該部材の一端に対し、
薄い厚みを有する中間部材を介し同軸上で接合され、縦
弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大きい材質からなる
他方の部材と、一方の部材における前記中間部材との接
合界面寄りの外周部,他方の部材における前記中間部材
との接合界面寄りの外周部に夫々形成された溝とを有す
ることを特徴とする異種材料の接合体。 - 【請求項4】 縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる筒状の第1部材と、該第1部材の一端
に同軸上で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係
数の大きい材質からなる筒状の第2部材と、前記第1部
材と同材質からなり、該第1部材の他端に連結される筒
状の第3部材と、前記第2部材と同材質からなり、該第
2部材の他端に連結される筒状の第4部材と、前記第1
部材の外周部に形成され、かつ前記第2部材との接合界
面寄りの位置に配置された溝とを有することを特徴とす
る異種材料の接合体。 - 【請求項5】 縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる筒状の第1部材と、該第1部材の一端
に同軸上で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係
数の大きい材質からなる筒状の第2部材と、前記第1部
材と同材質からなり、該第1部材の他端に連結される筒
状の第3部材と、前記第2部材と同材質からなり、該第
2部材の他端に連結される筒状の第4部材と、前記第1
部材の外周部に形成され、かつ前記第2部材との接合界
面寄りの位置に配置された溝とを有し、かつ該溝の軸方
向の一端部は、第2部材の一部に食い込んで形成された
ことを特徴とする異種材料の接合体。 - 【請求項6】 縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数の小
さい材質からなる筒状の第1部材と、該第1部材の一端
に対し、薄い厚みを有する筒状の中間部材を介し同軸上
で接合され、縦弾性係数が小さくかつ線膨張係数が大き
い材質からなる筒状の第2部材と、第1部材における前
記中間部材との接合界面寄りの外周部,他方の部材にお
ける前記中間部材との接合界面寄りの外周部に夫々形成
された溝と、前記第1部材と同材質からなり、該第1部
材の他端に連結される筒状の第3部材と、前記第2部材
と同材質からなり、該第2部材の他端に連結される筒状
の第4部材と、第1部材における前記中間部材との接合
界面寄りの外周部,第2部材における前記中間部材との
接合界面寄りの外周部に夫々形成された溝とを有するこ
とを特徴とする異種材料の接合体。 - 【請求項7】 各々が異種材料からなる二つの部材のう
ち、何れか一方の部材を高速回転した状態で該一方の部
材と他方の部材とを互いに軸方向に強圧的に接合してな
る異種材料の接合体の製造方法において、 a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい円柱状
の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくかつ線膨
張係数が小さい円柱状の第2部材とのうち、何れか一方
の部材と他方の部材を互いに軸方向に強圧的に接合する
工程と、 b)その第1部材と第2部材とに軸方向に貫通する孔を
明けて第1部材と第2部材とを筒状に形成する工程と、 c)第1部材における第2部材との接合界面寄りの外周
部に、接合界面に発生し得る応力集中を緩和し得る溝を
形成する工程とを有することを特徴とする異種材料の接
合体の製作方法。 - 【請求項8】 異種材料からなる二つの部材のうち、何
れか一方の部材を高速回転した状態で該一方の部材と他
方の部材とを互いに軸方向に強圧的に接合してなる異種
材料の接合体の製造方法において、 a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい円柱状
の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくかつ線膨
張係数が小さい円柱状の第2部材とのうち、何れか一方
の部材と他方の部材を互いに軸方向に強圧的に接合する
工程と、 b)その第1部材と第2部材とに軸方向に貫通する孔を
明けて第1部材と第2部材とを筒状に形成する工程と、 c)第1部材における第2部材との接合界面寄りの外周
部に、接合界面に発生し得る応力集中を緩和し得る溝を
形成する工程と、 d)第1部材の先端面に該第1部材と同材質からなる第
3部材を連結すると共に、第2部材の先端面に第2部材
と同材質からなる第4部材を連結する工程とを有するこ
とを特徴とする異種材料の接合体の製作方法。 - 【請求項9】 異種材料からなる二つの部材のうち、何
れか一方の部材を高速回転した状態で該一方の部材と他
方の部材とを互いに軸方向に強圧的に接合してなる異種
材料の接合体の製造方法において、 a)縦弾性係数が大きくかつ線膨張係数が小さい円柱状
の第1部材と第1部材より縦弾性係数が小さくかつ線膨
張係数が小さい円柱状の第2部材と該第1,第2部材よ
り剛性が弱い中間部材とのうち、第1部材と第2部材と
を中間部材を介し互いに軸方向に強圧的に接合する工程
と、 b)その第1部材,中間部材,第2部材に軸方向に貫通
する孔を明けて第1部材,中間部材,第2部材の各々を
筒状に形成する工程と、 c)第1部材における中間部材との接合界面寄りの外周
部に、接合界面に発生し得る応力集中を緩和し得る溝を
形成すると共に、第2部材における中間部材との接合界
面寄りの外周部に、接合界面に発生し得る応力集中を緩
和し得る溝を夫々形成する工程と、 d)第1部材の先端面に該第1部材と同材質からなる筒
状の第3部材を連結すると共に、第2部材の先端面に第
2部材と同材質からなる筒状の第4部材を連結する工程
とを有することを特徴とする異種材料の接合体の製作方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4997795A JPH08245276A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 異種材料の接合体及びその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4997795A JPH08245276A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 異種材料の接合体及びその製作方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245276A true JPH08245276A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12846086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4997795A Pending JPH08245276A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 異種材料の接合体及びその製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08245276A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005014052A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Japan Atom Energy Res Inst | 異種材の無溶解接合方法 |
| WO2017072918A1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | 株式会社小松製作所 | 機械部品およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP4997795A patent/JPH08245276A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005014052A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Japan Atom Energy Res Inst | 異種材の無溶解接合方法 |
| WO2017072918A1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | 株式会社小松製作所 | 機械部品およびその製造方法 |
| KR20180035896A (ko) * | 2015-10-29 | 2018-04-06 | 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 | 기계 부품 및 그 제조 방법 |
| CN108025389A (zh) * | 2015-10-29 | 2018-05-11 | 株式会社小松制作所 | 机械配件及其制造方法 |
| CN108025389B (zh) * | 2015-10-29 | 2020-06-23 | 株式会社小松制作所 | 机械配件及其制造方法 |
| US11338385B2 (en) | 2015-10-29 | 2022-05-24 | Komatsu Ltd. | Machine component and method for producing the same |
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