JPH08245385A - 高血圧症およびうっ血性心不全の治療 - Google Patents
高血圧症およびうっ血性心不全の治療Info
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- JPH08245385A JPH08245385A JP8018677A JP1867796A JPH08245385A JP H08245385 A JPH08245385 A JP H08245385A JP 8018677 A JP8018677 A JP 8018677A JP 1867796 A JP1867796 A JP 1867796A JP H08245385 A JPH08245385 A JP H08245385A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、高血圧症および/またはうっ血性
心不全の治療用組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の治療用組成物は、 アンギオテ
ンシンII拮抗剤である2−ブチル−6,7,8,9−テ
トラヒドロ−3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)[1,1'−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3−
ジアザスピロ[4.4]ノナン−4−オンまたはその医薬
的に許容しうる塩と、選択的中性エンドペプチダーゼ抑
制剤または二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤との
組合せから成ることを特徴とする。
心不全の治療用組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の治療用組成物は、 アンギオテ
ンシンII拮抗剤である2−ブチル−6,7,8,9−テ
トラヒドロ−3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イ
ル)[1,1'−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3−
ジアザスピロ[4.4]ノナン−4−オンまたはその医薬
的に許容しうる塩と、選択的中性エンドペプチダーゼ抑
制剤または二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤との
組合せから成ることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高血圧症およびうっ
血性心不全の治療、更に詳しくは、特定のアンギオテン
シンII拮抗剤と、選択的中性エンドペプチダーゼ抑制
剤または二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤との組
合せから成る上記治療用組成物に関する。
血性心不全の治療、更に詳しくは、特定のアンギオテン
シンII拮抗剤と、選択的中性エンドペプチダーゼ抑制
剤または二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤との組
合せから成る上記治療用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ダローらのヨーロッパ特許出願No.4
98361に、アンギオテンシンII拮抗剤またはレニ
ン抑制剤と中性エンドペプチダーゼ抑制剤の組合せによ
る、高血圧症またはうっ血性心不全の治療が開示されて
いる。マツモトらの「JASN」(1993年9月)には、
アンギオテンシンII遮断剤であるDUP753と、中
性エンドペプチダーゼ抑制剤であるカンドキサトリル(c
andoxatril)の併用療法がうっ血性心不全および腎不全
の治療に使用しうる旨開示されている。
98361に、アンギオテンシンII拮抗剤またはレニ
ン抑制剤と中性エンドペプチダーゼ抑制剤の組合せによ
る、高血圧症またはうっ血性心不全の治療が開示されて
いる。マツモトらの「JASN」(1993年9月)には、
アンギオテンシンII遮断剤であるDUP753と、中
性エンドペプチダーゼ抑制剤であるカンドキサトリル(c
andoxatril)の併用療法がうっ血性心不全および腎不全
の治療に使用しうる旨開示されている。
【0003】バーンハートらの米国特許No.5270
317に、アンギオテンシンII拮抗作用を有する一連
のN−置換複素環式誘導体が開示されている。バーンハ
ートらの開示によれば、上述の化合物は、種々の心臓血
管疾患、特に高血圧症、心不全、および静脈不全の治
療、並びに緑内障、糖尿病網膜症および中枢神経系の各
種疾患の治療に使用しうるとなっている。また、かかる
化合物は、精神安定剤、β−遮断化合物、カルシウム拮
抗剤、あるいは利尿剤などの他の活性作用物質と共に使
用できることも開示されている。
317に、アンギオテンシンII拮抗作用を有する一連
のN−置換複素環式誘導体が開示されている。バーンハ
ートらの開示によれば、上述の化合物は、種々の心臓血
管疾患、特に高血圧症、心不全、および静脈不全の治
療、並びに緑内障、糖尿病網膜症および中枢神経系の各
種疾患の治療に使用しうるとなっている。また、かかる
化合物は、精神安定剤、β−遮断化合物、カルシウム拮
抗剤、あるいは利尿剤などの他の活性作用物質と共に使
用できることも開示されている。
【0004】デラネイらの米国特許No.472281
0および5223516に、選択的中性エンドペプチダ
ーゼ抑制剤が記載され、そしてデラネイらのU.K.特許
出願No.2207351およびハスランジャーらの米
国特許No.4749688の開示によれば、高血圧症
の治療のため、選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤単
独使用または該抑制剤とアンギオテンシン変換酵素抑制
剤との併用使用が示されている。選択的中性エンドペプ
チダーゼ抑制剤とアンギオテンシン変換酵素抑制剤の組
合せ投与によるうっ血性心不全の治療が、セイモアの米
国特許No.5225401に開示されている。
0および5223516に、選択的中性エンドペプチダ
ーゼ抑制剤が記載され、そしてデラネイらのU.K.特許
出願No.2207351およびハスランジャーらの米
国特許No.4749688の開示によれば、高血圧症
の治療のため、選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤単
独使用または該抑制剤とアンギオテンシン変換酵素抑制
剤との併用使用が示されている。選択的中性エンドペプ
チダーゼ抑制剤とアンギオテンシン変換酵素抑制剤の組
合せ投与によるうっ血性心不全の治療が、セイモアの米
国特許No.5225401に開示されている。
【0005】フリンらの米国特許No.536697
3、ヨーロッパ特許出願No.481522およびPC
T特許出願WO93/16103およびWO94/10
193、ワルシャウスキーらのヨーロッパ特許出願N
o.534363、534396および534492、
フォーニィ−ザルスキーのヨーロッパ特許出願No.5
24553、カラニュウスキーらのヨーロッパ特許出願
No.599444、カラニュウスキーのヨーロッパ特
許出願No.595610、ロブルらのヨーロッパ特許
出願No.629627、ロブルの米国特許No.536
2727およびヨーロッパ特許出願No.657453
には、中性エンドペプチダーゼおよびアンギオテンシン
変換酵素抑制活性の両方を有する化合物が開示されてい
る。
3、ヨーロッパ特許出願No.481522およびPC
T特許出願WO93/16103およびWO94/10
193、ワルシャウスキーらのヨーロッパ特許出願N
o.534363、534396および534492、
フォーニィ−ザルスキーのヨーロッパ特許出願No.5
24553、カラニュウスキーらのヨーロッパ特許出願
No.599444、カラニュウスキーのヨーロッパ特
許出願No.595610、ロブルらのヨーロッパ特許
出願No.629627、ロブルの米国特許No.536
2727およびヨーロッパ特許出願No.657453
には、中性エンドペプチダーゼおよびアンギオテンシン
変換酵素抑制活性の両方を有する化合物が開示されてい
る。
【0006】
【発明の構成と効果】本発明は、アンギオテンシンII
拮抗剤である2−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロ
−3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イル)[1,1'
−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3−ジアザスピ
ロ[4.4]ノナン−4−オンが、以下に記載の選択的中
性エンドペプチダーゼ抑制剤または二元作用中性エンド
ペプチダーゼ抑制剤と相剰的に作用して、心臓の前負荷
および後負荷を減少せしめ、かつナトリウム排泄増加を
増大せしめるという知見に基づくものである。このアン
ギオテンシンII拮抗剤と選択的または二元作用中性エ
ンドペプチダーゼ抑制剤との組合せは、左心室拡張終期
圧(LVEDP)および左心室収縮期圧(LVSP)におけ
る重要な減少をもたらし、これらの減少は、それぞれ単
独使用の治療によって生じるものに比べて大きいもので
あった。このように、この特定のアンギオテンシンII
拮抗剤と選択的または二元作用中性エンドペプチダーゼ
抑制剤との組合せは、高血圧症および/またはうっ血性
心不全の治療に有用である。
拮抗剤である2−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロ
−3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イル)[1,1'
−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3−ジアザスピ
ロ[4.4]ノナン−4−オンが、以下に記載の選択的中
性エンドペプチダーゼ抑制剤または二元作用中性エンド
ペプチダーゼ抑制剤と相剰的に作用して、心臓の前負荷
および後負荷を減少せしめ、かつナトリウム排泄増加を
増大せしめるという知見に基づくものである。このアン
ギオテンシンII拮抗剤と選択的または二元作用中性エ
ンドペプチダーゼ抑制剤との組合せは、左心室拡張終期
圧(LVEDP)および左心室収縮期圧(LVSP)におけ
る重要な減少をもたらし、これらの減少は、それぞれ単
独使用の治療によって生じるものに比べて大きいもので
あった。このように、この特定のアンギオテンシンII
拮抗剤と選択的または二元作用中性エンドペプチダーゼ
抑制剤との組合せは、高血圧症および/またはうっ血性
心不全の治療に有用である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で用いるアンギオテンシン
II拮抗剤は、文献でSR47436、BMS1862
95、またはイアベサータン(irbesartan)として知られ
ている化合物、すなわち、式:
II拮抗剤は、文献でSR47436、BMS1862
95、またはイアベサータン(irbesartan)として知られ
ている化合物、すなわち、式:
【化6】 で示される2−ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−
3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イル)[1,1'−
ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3−ジアザスピロ
[4.4]ノナン−4−オンおよびその医薬的に許容しう
る塩(たとえばカリウム塩およびナトリウム塩)である。
これらのアンギオテンシンII拮抗剤およびそれらの製
造法については、バーンハートらの米国特許No.52
70317に開示されている。
3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−イル)[1,1'−
ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3−ジアザスピロ
[4.4]ノナン−4−オンおよびその医薬的に許容しう
る塩(たとえばカリウム塩およびナトリウム塩)である。
これらのアンギオテンシンII拮抗剤およびそれらの製
造法については、バーンハートらの米国特許No.52
70317に開示されている。
【0008】本発明で使用する選択的中性エンドペプチ
ダーゼ抑制剤は、式:
ダーゼ抑制剤は、式:
【化7】 (式中、R2は炭素数1〜7のアルキル、トリフルオロ
メチル、フェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェ
ニルまたは−(CH2)1-4−置換フェニル;R3は水素、炭
素数1〜7のアルキル、フェニル、置換フェニル、−
(CH2)1- 4−フェニルまたは−(CH2)1-4−置換フェニ
ル;R1はヒドロキシ、炭素数1〜7のアルコキシ、また
はNH2;nは1〜15の整数であり;および置換フェニ
ルとは、炭素数1〜4の低級アルキル、炭素数1〜4の
低級アルコキシ、炭素数1〜4の低級アルキルチオ、ヒ
ドロキシ、Cl、BrまたはFから選ばれる置換基を有
するフェニルを指称する)で示される化合物およびその
医薬的に許容しうる塩である。
メチル、フェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェ
ニルまたは−(CH2)1-4−置換フェニル;R3は水素、炭
素数1〜7のアルキル、フェニル、置換フェニル、−
(CH2)1- 4−フェニルまたは−(CH2)1-4−置換フェニ
ル;R1はヒドロキシ、炭素数1〜7のアルコキシ、また
はNH2;nは1〜15の整数であり;および置換フェニ
ルとは、炭素数1〜4の低級アルキル、炭素数1〜4の
低級アルコキシ、炭素数1〜4の低級アルキルチオ、ヒ
ドロキシ、Cl、BrまたはFから選ばれる置換基を有
するフェニルを指称する)で示される化合物およびその
医薬的に許容しうる塩である。
【0009】上記式IIにおいて、R2がベンジル;R3
が水素;nが1〜9の整数;およびR1がヒドロキシであ
る選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤が好ましい。本
発明での使用に最も好ましい、式IIの選択的中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤は、文献でSQ28603として
報告されている、R2がベンジル;R3が水素;nが1;お
よびR1がヒドロキシのものである。R2がトリフルオロ
メチル以外である式IIの選択的中性エンドペプチダー
ゼ抑制剤の製造法は、デラネイらの米国特許No.47
22810に開示されている。R2がトリフルオロメチ
ルである式IIの選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤
の製造法は、デラネイらの米国特許No.522351
6に開示されている。
が水素;nが1〜9の整数;およびR1がヒドロキシであ
る選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤が好ましい。本
発明での使用に最も好ましい、式IIの選択的中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤は、文献でSQ28603として
報告されている、R2がベンジル;R3が水素;nが1;お
よびR1がヒドロキシのものである。R2がトリフルオロ
メチル以外である式IIの選択的中性エンドペプチダー
ゼ抑制剤の製造法は、デラネイらの米国特許No.47
22810に開示されている。R2がトリフルオロメチ
ルである式IIの選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤
の製造法は、デラネイらの米国特許No.522351
6に開示されている。
【0010】本発明での使用に好適な二元作用中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤は、中性エンドペプチダーゼ抑制
活性とアンギオテンシン変換酵素抑制活性の両方を有す
る化合物である。特に、式:
ドペプチダーゼ抑制剤は、中性エンドペプチダーゼ抑制
活性とアンギオテンシン変換酵素抑制活性の両方を有す
る化合物である。特に、式:
【化8】 (式中、pは1または2;XはOまたはS;mは0または
1;YはCH2、SまたはO、但し、mが1のときのみY
はSまたはO;R4は水素、炭素数1〜7のアルキル、フ
ェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェニル、−
(CH2)1-4−置換フェニル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、−(CH2)1-4−炭素数3〜7のシクロアルキル、
ヘテロアリール、または−(CH2)1-4−ヘテロアリー
ル;R5は水素、炭素数1〜7のアルキル、−(CH2)1-4
−フェニル、または−(CH2)1-4−置換フェニルであ
り;置換フェニルとは、炭素数1〜4の低級アルキル、
炭素数1〜4の低級アルコキシ、炭素数1〜4の低級ア
ルキルチオ、ヒドロキシ、Cl、BrまたはFから選ば
れる置換基を有するフェニルを指称し;およびヘテロア
リールとは、1または2個のOおよびS原子および/ま
たは1〜4個のN原子を含有する(但し、環中のヘテロ
原子の総数は4またはそれ以下)5員または6員の単環
式基、および上記5員または6員のヘテロアリール環が
ベンゼンまたはピリジル環に縮合した二環式基を指称す
る)で示される二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤
およびその医薬的に許容しうる塩が有用である。
1;YはCH2、SまたはO、但し、mが1のときのみY
はSまたはO;R4は水素、炭素数1〜7のアルキル、フ
ェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェニル、−
(CH2)1-4−置換フェニル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、−(CH2)1-4−炭素数3〜7のシクロアルキル、
ヘテロアリール、または−(CH2)1-4−ヘテロアリー
ル;R5は水素、炭素数1〜7のアルキル、−(CH2)1-4
−フェニル、または−(CH2)1-4−置換フェニルであ
り;置換フェニルとは、炭素数1〜4の低級アルキル、
炭素数1〜4の低級アルコキシ、炭素数1〜4の低級ア
ルキルチオ、ヒドロキシ、Cl、BrまたはFから選ば
れる置換基を有するフェニルを指称し;およびヘテロア
リールとは、1または2個のOおよびS原子および/ま
たは1〜4個のN原子を含有する(但し、環中のヘテロ
原子の総数は4またはそれ以下)5員または6員の単環
式基、および上記5員または6員のヘテロアリール環が
ベンゼンまたはピリジル環に縮合した二環式基を指称す
る)で示される二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤
およびその医薬的に許容しうる塩が有用である。
【0011】上記式IIIにおいて、R4がベンジル、
シクロプロピルメチル、または炭素数3〜5の直鎖もし
くは分枝鎖アルキル;pが1または2;XがOまたはS;
mが0または1;YがCH2、SまたはO、但し、mが1
のときYがSまたはO;R5が水素である二元作用中性エ
ンドペプチダーゼ抑制剤が好ましい。本発明での使用に
最も好ましい、式IIIの二元作用中性エンドペプチダ
ーゼ抑制剤は、R4がベンジル;pが2;YがS;mが1;
YがCH2;R5が水素のものである。式IIIの二元作
用中性エンドペプチダーゼ抑制剤は、ロブルらのヨーロ
ッパ特許出願No.629627に開示されている。
シクロプロピルメチル、または炭素数3〜5の直鎖もし
くは分枝鎖アルキル;pが1または2;XがOまたはS;
mが0または1;YがCH2、SまたはO、但し、mが1
のときYがSまたはO;R5が水素である二元作用中性エ
ンドペプチダーゼ抑制剤が好ましい。本発明での使用に
最も好ましい、式IIIの二元作用中性エンドペプチダ
ーゼ抑制剤は、R4がベンジル;pが2;YがS;mが1;
YがCH2;R5が水素のものである。式IIIの二元作
用中性エンドペプチダーゼ抑制剤は、ロブルらのヨーロ
ッパ特許出願No.629627に開示されている。
【0012】また本発明で使用する中性エンドペプチダ
ーゼ抑制剤として、式:
ーゼ抑制剤として、式:
【化9】 (式中、Aは
【化10】
【化11】 R4,R5およびpは前記と同意義;R7およびR8は共に水
素、もしくは共に炭素数1〜7のアルキル、またはR7
が水素でR8が炭素数1〜7のアルキル、フェニル、−
(CH2)1-4−フェニル、あるいは−(CH2)1-4−置換フ
ェニル、またはR7とR8はそれらが結合する炭素と共に
合して、炭素数3〜5のシクロアルキルを形成;R9は水
素または炭素数1〜7のアルキル;およびZはオキソま
たは2つの水素である)で示される二元作用エンドペプ
チダーゼ抑制剤およびその医薬的に許容しうる塩も有用
である。
素、もしくは共に炭素数1〜7のアルキル、またはR7
が水素でR8が炭素数1〜7のアルキル、フェニル、−
(CH2)1-4−フェニル、あるいは−(CH2)1-4−置換フ
ェニル、またはR7とR8はそれらが結合する炭素と共に
合して、炭素数3〜5のシクロアルキルを形成;R9は水
素または炭素数1〜7のアルキル;およびZはオキソま
たは2つの水素である)で示される二元作用エンドペプ
チダーゼ抑制剤およびその医薬的に許容しうる塩も有用
である。
【0013】式IVにおいて、R4がベンジル;R7およ
びR8が共にメチル;R9が水素またメチル、特に水素;p
が1または2;およびZがオキソである二元作用中性エ
ンドペプチダーゼ抑制剤が好ましい。式IVの化合物お
よびその製造法については、ヨーロッパ特許出願No.
599444およびU.S.特許出願No.160540
(1993年12月1日出願)に開示されている。
びR8が共にメチル;R9が水素またメチル、特に水素;p
が1または2;およびZがオキソである二元作用中性エ
ンドペプチダーゼ抑制剤が好ましい。式IVの化合物お
よびその製造法については、ヨーロッパ特許出願No.
599444およびU.S.特許出願No.160540
(1993年12月1日出願)に開示されている。
【0014】アンギオテンシンII拮抗剤である2−ブ
チル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3−[[2'−(1H
−テトラゾール−5−イル)[1,1'−ビフェニル]−4
−イル]メチル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−
4−オンと、選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤また
は二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤とは、両成分
を含有する単一の投与剤形で投与されてよく、あるいは
別々の投与剤形でほぼ同時に投与、または注意して調整
したスケジュールで分離投与されてよい。分離投与の場
合、両成分を数分内からほぼ4時間までの間隔をあけて
投与することができる。
チル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3−[[2'−(1H
−テトラゾール−5−イル)[1,1'−ビフェニル]−4
−イル]メチル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン−
4−オンと、選択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤また
は二元作用中性エンドペプチダーゼ抑制剤とは、両成分
を含有する単一の投与剤形で投与されてよく、あるいは
別々の投与剤形でほぼ同時に投与、または注意して調整
したスケジュールで分離投与されてよい。分離投与の場
合、両成分を数分内からほぼ4時間までの間隔をあけて
投与することができる。
【0015】選択的または二元作用中性エンドペプチダ
ーゼ抑制剤は、1日当り約0.03〜1000mg/体
重(kg)範囲の投与量で投与することができ、1日当り
約0.3〜300mg/体重(kg)範囲の投与量が好ま
しい。アンギオテンシンII拮抗剤は、約0.001〜
50mg/体重(kg)範囲の投与量で投与でき、約0.
1〜10mg/体重(kg)範囲の投与量が好ましい。両
成分は共に経口、非経口のいずれでも、あるいは一方が
経口で他方が非経口で投与することができる。各成分
は、その活性の持続時間並びに放置されるうっ血性心不
全および/または高血圧症のひどさに応じて、1日当り
1回投与または2〜4回の分割投与してもよい。
ーゼ抑制剤は、1日当り約0.03〜1000mg/体
重(kg)範囲の投与量で投与することができ、1日当り
約0.3〜300mg/体重(kg)範囲の投与量が好ま
しい。アンギオテンシンII拮抗剤は、約0.001〜
50mg/体重(kg)範囲の投与量で投与でき、約0.
1〜10mg/体重(kg)範囲の投与量が好ましい。両
成分は共に経口、非経口のいずれでも、あるいは一方が
経口で他方が非経口で投与することができる。各成分
は、その活性の持続時間並びに放置されるうっ血性心不
全および/または高血圧症のひどさに応じて、1日当り
1回投与または2〜4回の分割投与してもよい。
【0016】これらの成分は、許容医薬実務に従って、
上述の量で、生理学的に許容しうるビヒクル、担体、賦
形剤、結合剤、保存剤、安定化剤、フレーバー等と共に
個々の種類の単位投与剤形で調合することができる。錠
剤に混和しうるアジュバントの具体例としては、トラガ
カントゴム、アカシアゴム、コーンスターチまたはゼラ
チンなどの結合剤;リン酸二カルシウムまたはセルロー
スなどの賦形剤;コーンスターチ、ポテトスターチ、ア
ルギン酸などの崩壊剤;ステアリン酸またはステアリン
酸マグネシウムなどの潤滑剤;スクロース、アスパルタ
ーメ(aspartame)、ラクトースまたはサッカリンなどの
甘味剤;オレンジ、ペパーミント、冬緑油またはチェリ
ーなどのフレーバーが挙げられる。単位投与剤形がカプ
セルのとき、上述の物質以外に脂肪油などの液状担体を
含有してもよい。コーチング(剤皮)としてあるいは単位
投与剤の物理的形状を変性するために、他の種々の物質
を存在させてもよい。たとえば、錠剤またはカプセルを
シェラックもしくはシュガーあるいは両方でコーテイン
グしてもよい。シロップのエリキシルは、活性成分、担
体として水、アルコール等、安定化剤としてグリセロー
ル、甘味剤としてスクロース、保存剤としてメチルおよ
びプロピルパラベン、染料およびフレーバー(たとえば
チェリーまたはオレンジ)を含有することができる。
上述の量で、生理学的に許容しうるビヒクル、担体、賦
形剤、結合剤、保存剤、安定化剤、フレーバー等と共に
個々の種類の単位投与剤形で調合することができる。錠
剤に混和しうるアジュバントの具体例としては、トラガ
カントゴム、アカシアゴム、コーンスターチまたはゼラ
チンなどの結合剤;リン酸二カルシウムまたはセルロー
スなどの賦形剤;コーンスターチ、ポテトスターチ、ア
ルギン酸などの崩壊剤;ステアリン酸またはステアリン
酸マグネシウムなどの潤滑剤;スクロース、アスパルタ
ーメ(aspartame)、ラクトースまたはサッカリンなどの
甘味剤;オレンジ、ペパーミント、冬緑油またはチェリ
ーなどのフレーバーが挙げられる。単位投与剤形がカプ
セルのとき、上述の物質以外に脂肪油などの液状担体を
含有してもよい。コーチング(剤皮)としてあるいは単位
投与剤の物理的形状を変性するために、他の種々の物質
を存在させてもよい。たとえば、錠剤またはカプセルを
シェラックもしくはシュガーあるいは両方でコーテイン
グしてもよい。シロップのエリキシルは、活性成分、担
体として水、アルコール等、安定化剤としてグリセロー
ル、甘味剤としてスクロース、保存剤としてメチルおよ
びプロピルパラベン、染料およびフレーバー(たとえば
チェリーまたはオレンジ)を含有することができる。
【0017】
【実施例】次に実施例を挙げて、本発明をより具体的に
説明する。なお、実施例中、BMS186295とはS
R47436、すなわち、2−ブチル−6,7,8,9−
テトラヒドロ−3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−
イル)[1,1'−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3
−ジアザスピロ[4.4]ノナン−4−オンを指称し、そ
してSQ28603とは(±)−N−[2−(メルカプトメ
チル)−1−オキソ−3−フェニルプロピル]−β−アラ
ニンを指称する。
説明する。なお、実施例中、BMS186295とはS
R47436、すなわち、2−ブチル−6,7,8,9−
テトラヒドロ−3−[[2'−(1H−テトラゾール−5−
イル)[1,1'−ビフェニル]−4−イル]メチル]−1,3
−ジアザスピロ[4.4]ノナン−4−オンを指称し、そ
してSQ28603とは(±)−N−[2−(メルカプトメ
チル)−1−オキソ−3−フェニルプロピル]−β−アラ
ニンを指称する。
【0018】実施例1 本例に記載の実験は、生後約260日で平均体重115
gの、BIO TO−2系統の雄ハムスターで行った。
これらのハムスターは、異なる段階の心不全を通じて、
ハムスターらの中で規則的に進行する遺伝子形態の心筋
症が発現する。生後240〜300日では、心筋症ハム
スターの特徴は、対照ハムスターと比べて、平均動脈圧
が低く、心拍出量の40%減および腎血流の減少であ
る。それらは、心充満圧の上昇、心室機能の低下、抹消
血管抵抗の増大を示し、かつプラスマ心房ナトリウム排
泄増加性ペプチド濃度の8〜10倍増を有する。この年
令のほとんどのハムスターは、目にあまる末梢浮腫また
は高いプラスマ・レニン活性を有しないので、心筋症ハ
ムスターは代償心不全にあると考えられる。実験は、手
短な麻酔を用いる心臓血管カテーテルの配置の3時間後
に、意識があり、拘束されていない心筋症ハムスターに
ついて行った。カテーテルは、平均動脈圧、左心室拡張
終期圧、左心室収縮期圧および心拍数の測定を可能なら
しめ、かつ作用物質の静脈内投与のための手段を付与し
た。
gの、BIO TO−2系統の雄ハムスターで行った。
これらのハムスターは、異なる段階の心不全を通じて、
ハムスターらの中で規則的に進行する遺伝子形態の心筋
症が発現する。生後240〜300日では、心筋症ハム
スターの特徴は、対照ハムスターと比べて、平均動脈圧
が低く、心拍出量の40%減および腎血流の減少であ
る。それらは、心充満圧の上昇、心室機能の低下、抹消
血管抵抗の増大を示し、かつプラスマ心房ナトリウム排
泄増加性ペプチド濃度の8〜10倍増を有する。この年
令のほとんどのハムスターは、目にあまる末梢浮腫また
は高いプラスマ・レニン活性を有しないので、心筋症ハ
ムスターは代償心不全にあると考えられる。実験は、手
短な麻酔を用いる心臓血管カテーテルの配置の3時間後
に、意識があり、拘束されていない心筋症ハムスターに
ついて行った。カテーテルは、平均動脈圧、左心室拡張
終期圧、左心室収縮期圧および心拍数の測定を可能なら
しめ、かつ作用物質の静脈内投与のための手段を付与し
た。
【0019】a)アンギオテンシンIIに対する昇圧応
答の抑制 アンギオテンシンIIに対する昇圧応答を少なくとも2
時間にわたってほぼ完全にブロックしうるBMS186
295の用量生活規制を判定するため、意識のある心筋
症ハムスターで予備実験を行った。アンギオテンシンI
I(0.9%塩化ナトリウム中100mg/kg,i.v.
溶解、1ml/kg)の2つのチャレンジに対する昇圧
応答を測定した。このアンギオテンシンII用量は、平
均動脈圧の30%増以上をもたらした。かかる予備実験
に基づき、5匹の心筋症ハムスターに対し、BMS18
6295を30μモル/kg,i.v.で投与した後、1
分当り1μモル/kgの連続的i.v.輸液で投与した。
BMS186295のボーラス注射に続いて150分以
内に、アンギオテンシンIIのチャレンジを10〜30
分間隔で繰返した。結果を下記表1に示す。
答の抑制 アンギオテンシンIIに対する昇圧応答を少なくとも2
時間にわたってほぼ完全にブロックしうるBMS186
295の用量生活規制を判定するため、意識のある心筋
症ハムスターで予備実験を行った。アンギオテンシンI
I(0.9%塩化ナトリウム中100mg/kg,i.v.
溶解、1ml/kg)の2つのチャレンジに対する昇圧
応答を測定した。このアンギオテンシンII用量は、平
均動脈圧の30%増以上をもたらした。かかる予備実験
に基づき、5匹の心筋症ハムスターに対し、BMS18
6295を30μモル/kg,i.v.で投与した後、1
分当り1μモル/kgの連続的i.v.輸液で投与した。
BMS186295のボーラス注射に続いて150分以
内に、アンギオテンシンIIのチャレンジを10〜30
分間隔で繰返した。結果を下記表1に示す。
【表1】 分 平均動脈圧の変化(mmHg) −20 29±2 −10 31±3 BMS186295の30μモル/kg,i.v.投与後1μモル/kg/分,i .v.の投与 10 3±2 20 2±1 30 3±2 40 2±1 50 1±1 60 4±1 70 5±2 80 4±1 90 3±1 120 3±1 150 2±1
【0020】b)BMS186295、SQ2860
3、およびこれら作用物質の組合せの心臓血管作用 この一連の実験において、意識のある心筋症ハムスター
グループの左心室拡張終期圧、左心室収縮期圧および心
拍数の基底線値を測定した。薬物製剤またはビヒクルを
静脈内に投与し、次いで最後の作用物質の投与後90分
以内に、30分間隔で測定を繰返した。BMS1862
95を30μモル/kg,i.v.(0.3ml)で投与した
後、1分当り1μモル/kg(0.01ml/分)の連続
的i.v.輸液で投与した。BMS186295は0.0
28M水酸化カリウム中に調製し、次いで0.17M水
酸化カリウムの最終濃度に希釈した。水酸化カリウム溶
液(0.17M)を、ビヒクルグループに0.3mlで静脈
内投与した後、0.01ml/分の連続的輸液で投与し
た。SQ28603を0.84%重炭酸ナトリウムに溶
解し、30μモル/kg,i.v.で投与した。このSQ
28603用量は以前に、このモデルでの90分以内
に、プラスマ心房ナトリウム排泄増加性ペプチド濃度の
倍加をもたらすことが示された。1グループの心筋症ハ
ムスターは、BMS186295およびSQ28603
の組合せを受け入れた。このグループでは、BMS18
6295を上述の同じ用量生活規制に従って投与し、B
MS186295のボーラス注射の30分後に、SQ2
8603を30μモル/kg,i.v.で投与した。
3、およびこれら作用物質の組合せの心臓血管作用 この一連の実験において、意識のある心筋症ハムスター
グループの左心室拡張終期圧、左心室収縮期圧および心
拍数の基底線値を測定した。薬物製剤またはビヒクルを
静脈内に投与し、次いで最後の作用物質の投与後90分
以内に、30分間隔で測定を繰返した。BMS1862
95を30μモル/kg,i.v.(0.3ml)で投与した
後、1分当り1μモル/kg(0.01ml/分)の連続
的i.v.輸液で投与した。BMS186295は0.0
28M水酸化カリウム中に調製し、次いで0.17M水
酸化カリウムの最終濃度に希釈した。水酸化カリウム溶
液(0.17M)を、ビヒクルグループに0.3mlで静脈
内投与した後、0.01ml/分の連続的輸液で投与し
た。SQ28603を0.84%重炭酸ナトリウムに溶
解し、30μモル/kg,i.v.で投与した。このSQ
28603用量は以前に、このモデルでの90分以内
に、プラスマ心房ナトリウム排泄増加性ペプチド濃度の
倍加をもたらすことが示された。1グループの心筋症ハ
ムスターは、BMS186295およびSQ28603
の組合せを受け入れた。このグループでは、BMS18
6295を上述の同じ用量生活規制に従って投与し、B
MS186295のボーラス注射の30分後に、SQ2
8603を30μモル/kg,i.v.で投与した。
【0021】各グループ間の年令、体重および基底線値
の差を、分散分析で評価した。各グループ間の基底線か
らの変化差を、測定および対比の繰返しとの共分散分析
で評価した。各変数の基底線値を共変量(covariate)と
して用いた。有意性の水準はP<0.05とした。全て
のデーターは、平均値の平均±標準誤差で表示する。
の差を、分散分析で評価した。各グループ間の基底線か
らの変化差を、測定および対比の繰返しとの共分散分析
で評価した。各変数の基底線値を共変量(covariate)と
して用いた。有意性の水準はP<0.05とした。全て
のデーターは、平均値の平均±標準誤差で表示する。
【表2】 (左心室拡張終期圧)(mmHg) 分 ビヒクル SQ28603 BMS186295 BMS186295+SQ28603 基底線 19±2 18±3 17±2 21±2 BMS186295 18±2 14±3 18±2 20±2 SQ28603 30 19±1 14±2 16±2 12±1 60 18±1 17±3 16±2 11±2 90 16±2 16±3 18±3 10±1
【表3】 (基底線からの変化)(mmHg) 最終処置後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 BMS186295+SQ28603 30 1±1 4±1* −1±1 −10±2* 60 −1±1 −1±2 −1±1 −10±3*+ 90 −3±1 −2±1 1±2 −11±3*+
【表4】 (左心室収縮期圧)(mmHg) 分 ビヒクル SQ28603 BMS186295 BMS186295+SQ28603 基底線 111±3 117±5 112±2 107±3 BMS186295 111±3 108±5 111±1 104±4 SQ28603 30 111±5 109±5 114±2 92±2 60 108±3 105±4 111±2 88±5 90 105±5 105±5 112±5 89±4
【0022】
【表5】 (基底線からの変化)(mmHg) 最終処置後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 BMS186295+SQ28603 30 −1±3 −8±1* 2±2 −16±3*+ 60 −3±1 −12±3* −1±2 −20±4*+ 90 −6±4 −12±2 1±5 −18±4*
【表6】 (心拍数)(鼓動数/分) 分 ビヒクル SQ28603 BMS186295 BMS186295+SQ28603 基底線 350±10 378±12 338±16 364±6 BMS186295 365±8 380±7 364±14 366±12 SQ28603 30 347±15 381±9 363±20 366±11 60 345±15 366±9 367±18 353±10 90 354±13 378±8 369±28 351±9
【表7】 (基底線からの変化)(mmHg) 最終処置後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 BMS186295+SQ28603 30 −3±15 3±8 25±9 1±6 60 −5±15 −13±12* 29±7* −11±9 90 7±13 −1±9 44±11* −14±5 *) P<0.05対ビヒクル +) P<0.05対SQ28603
【0023】結果の考察 BMS186295の投与後のアンギオテンシンIIに
対する昇圧応答は、該抑制剤の投与前の17%応答より
低くかった。これらの結果から、生活規制用量のBMS
186295の投与により、アンギオテンシンIIに対
する昇圧応答のほぼ完全な抑制の達成が認められ、かつ
アンギオテンシンIIレセプタの有効な遮断が示唆され
る。BMS186295とSQ28603の組合せは、
それぞれ単独処置の場合より大きい心臓血管作用をもた
らす。特別に、上記組合せは、心拍数のかなりの変化も
なく、左心室拡張終期圧および左心室収縮期圧の重要な
減少を起こす。SQ28603は小さな減少をもたらす
が、BMS186295は心臓血管圧の測定に関して重
要な作用を有しない。このように、BMS186295
およびSQ28603の組合せは、代償心不全を持つ心
筋症ハムスターにおいて有益な血流力学効果をもたら
す。
対する昇圧応答は、該抑制剤の投与前の17%応答より
低くかった。これらの結果から、生活規制用量のBMS
186295の投与により、アンギオテンシンIIに対
する昇圧応答のほぼ完全な抑制の達成が認められ、かつ
アンギオテンシンIIレセプタの有効な遮断が示唆され
る。BMS186295とSQ28603の組合せは、
それぞれ単独処置の場合より大きい心臓血管作用をもた
らす。特別に、上記組合せは、心拍数のかなりの変化も
なく、左心室拡張終期圧および左心室収縮期圧の重要な
減少を起こす。SQ28603は小さな減少をもたらす
が、BMS186295は心臓血管圧の測定に関して重
要な作用を有しない。このように、BMS186295
およびSQ28603の組合せは、代償心不全を持つ心
筋症ハムスターにおいて有益な血流力学効果をもたら
す。
【0024】実施例2 本例に記載の実験は、前もっての片側腎摘出および残っ
た腎動脈の狭窄によって高血圧症になったイヌで行っ
た。このモデルは、プラスマ・レニン活性の正常な基底
水準が特徴で、かつアンギオテンシン変換酵素抑制剤お
よびA1レセプタ拮抗剤の抗高血圧活性に対し比較的に
抵抗する。さらに1−腎臓−1−クリップ(1K1C)の
高血圧症イヌは、心房ナトリウム排泄増加性ペプチドの
正常なプラスマ濃度を有し、かつ中性エンドペプチダー
ゼ抑制剤に対して降圧応答を発現しそこなう。
た腎動脈の狭窄によって高血圧症になったイヌで行っ
た。このモデルは、プラスマ・レニン活性の正常な基底
水準が特徴で、かつアンギオテンシン変換酵素抑制剤お
よびA1レセプタ拮抗剤の抗高血圧活性に対し比較的に
抵抗する。さらに1−腎臓−1−クリップ(1K1C)の
高血圧症イヌは、心房ナトリウム排泄増加性ペプチドの
正常なプラスマ濃度を有し、かつ中性エンドペプチダー
ゼ抑制剤に対して降圧応答を発現しそこなう。
【0025】標準イヌ用三角布で軽く拘束し、絶食した
1K1Cの高血圧症イヌにおいて、以下に示す実験を行
った。グールド−スタハム(Gould-Statham)圧力変換
器による血圧測定のため、皮下口を経由して内在動脈カ
テーテルを接近させた。グールドのチャート・ライター
に平均動脈圧(MAP)を連続的に記録し、Po−Ne−
Mahデータ取得装置を用いて電子工学的に蓄積した。
各実験中、尿量の測定のため、ホーレイ(Foley)膀胱カ
テーテルにより、20分間隔で尿を採集した。イオン選
択電極を用いて尿中のナトリウムおよびカリウム濃度を
測定し、尿排泄速度(μEq/分)を算出した。外因性ク
レアチニンおよびパラアミノ馬尿酸(PAH)の腎クリア
ランスによってそれぞれ、糸球体濾過速度(GFR)およ
び有効な腎プラスマ流量(ERPF)を測定した。分光測
光アッセイにより、尿およびプラスマの連続的サンプル
のクレアチニンおよびPAHの濃度を測定し、標準処方
でクリアランスを算出した。
1K1Cの高血圧症イヌにおいて、以下に示す実験を行
った。グールド−スタハム(Gould-Statham)圧力変換
器による血圧測定のため、皮下口を経由して内在動脈カ
テーテルを接近させた。グールドのチャート・ライター
に平均動脈圧(MAP)を連続的に記録し、Po−Ne−
Mahデータ取得装置を用いて電子工学的に蓄積した。
各実験中、尿量の測定のため、ホーレイ(Foley)膀胱カ
テーテルにより、20分間隔で尿を採集した。イオン選
択電極を用いて尿中のナトリウムおよびカリウム濃度を
測定し、尿排泄速度(μEq/分)を算出した。外因性ク
レアチニンおよびパラアミノ馬尿酸(PAH)の腎クリア
ランスによってそれぞれ、糸球体濾過速度(GFR)およ
び有効な腎プラスマ流量(ERPF)を測定した。分光測
光アッセイにより、尿およびプラスマの連続的サンプル
のクレアチニンおよびPAHの濃度を測定し、標準処方
でクリアランスを算出した。
【0026】別々のラジオイムノアッセイによる動脈ナ
トリウム排泄増加性ペプチド(ANP)、環式GMPおよ
びプラスマ・レニン活性(PRA)のプラスマ濃度の測定
のため、コントロール期間の最後とその後60分間隔
で、動脈血液サンプルを抜き取った。プラスマおよび尿
サンプルを保存し、標準ラジオイムノアッセイ操作に従
って、アッセイを行った。環式GMPおよびANPの尿
排泄速度を算出し、それぞれpモル/分およびfモル/
分で表示した。4匹の1K1Cの高血圧症イヌを、30
μモル/kg,i.v.のBMS186295および30
μモル/kg,i.v.のSQ28603の組合せで処置
した。1K1Cの高血圧症イヌの別途3グループにおい
て、ビヒクル(0.84%重炭酸ナトリウム)、30μモ
ル/kg,i.v.のSQ28603および30μモル/
kg,i.v.のBMS186295をテストした(n=4
〜5/処置)。各実験において、2つの20分コントロ
ール期間中に、基底線測定値を得た。次いで、治療剤の
1つを投与し、3時間にわたって20分間隔でサンプリ
ングを続けた。
トリウム排泄増加性ペプチド(ANP)、環式GMPおよ
びプラスマ・レニン活性(PRA)のプラスマ濃度の測定
のため、コントロール期間の最後とその後60分間隔
で、動脈血液サンプルを抜き取った。プラスマおよび尿
サンプルを保存し、標準ラジオイムノアッセイ操作に従
って、アッセイを行った。環式GMPおよびANPの尿
排泄速度を算出し、それぞれpモル/分およびfモル/
分で表示した。4匹の1K1Cの高血圧症イヌを、30
μモル/kg,i.v.のBMS186295および30
μモル/kg,i.v.のSQ28603の組合せで処置
した。1K1Cの高血圧症イヌの別途3グループにおい
て、ビヒクル(0.84%重炭酸ナトリウム)、30μモ
ル/kg,i.v.のSQ28603および30μモル/
kg,i.v.のBMS186295をテストした(n=4
〜5/処置)。各実験において、2つの20分コントロ
ール期間中に、基底線測定値を得た。次いで、治療剤の
1つを投与し、3時間にわたって20分間隔でサンプリ
ングを続けた。
【0027】イヌ間の変動性を最小化するため、各デー
タポイントを、そのパラメーターの平均対照値からの変
化で表示した。各処置間の有意差は、測定繰返しの分散
分析で確認した。対比を判断して、ビヒクル効果からの
有意差を確認し、かつSQ28603およびBMS18
6295の組合せと、個々の処置とを比較した。結果を
平均値±SEMで示す。結果
タポイントを、そのパラメーターの平均対照値からの変
化で表示した。各処置間の有意差は、測定繰返しの分散
分析で確認した。対比を判断して、ビヒクル効果からの
有意差を確認し、かつSQ28603およびBMS18
6295の組合せと、個々の処置とを比較した。結果を
平均値±SEMで示す。結果
【表8】 表8:平均動脈圧(mmHg) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 132±3 132±8 157±7 140±3 対照からの変化 20 3±1 6±1 −1±1 2±2 40 3±2 9±3* −10±1* 2±1+§ 60 2±1 8±3* −8±2* 0±2+§ 80 6±2 8±2 −5±2* −1±3* 100 6±2 5±3 −4±1* 1±2+ 120 6±2 3±4 −1±2* 2±2 140 7±2 4±2 −1±2* 6±2+ 160 5±2 5±2 0±2 9±3+ 180 6±3 7±3 −1±3* 6±4+ BMS186295は、意識のある1K1C高血圧症イ
ヌにおいて平均動脈圧(MAP)をかなりに減少するが
(表8)、SQ28603は初めのうちはMAPを増大し
た。BMS186295およびSQ28603の組合せ
効果は、ビヒクル効果と首尾一貫した差はなかった。
ヌにおいて平均動脈圧(MAP)をかなりに減少するが
(表8)、SQ28603は初めのうちはMAPを増大し
た。BMS186295およびSQ28603の組合せ
効果は、ビヒクル効果と首尾一貫した差はなかった。
【0028】
【表9】 表9:ナトリウム排泄(μEq/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 60±14 40±20 18±2 18±6 対照からの変化 20 −17±10 13±4 23±9 62±31*+§ 40 −16±12 21±16* 41±13* 83±34*+§ 60 −12±14 14±9* 36±8* 87±18*+§ 80 −11±14 25±13* 27±6* 70±16*+§ 100 −12±11 24±12* 22±3* 54±12*+§ 120 −16±13 35±19* 30±4* 60±21*+§ 140 −10±14 39±18* 28±7* 69±22*+§ 160 −4±15 44±19* 30±7* 68±16*+ 180 −3±13 44±18* 30±2* 74±19*+§
【表10】 表10:尿量(ml/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 0.64±0.14 0.38±0.13 0.43±0.16 0.36±0.13 対照からの変化 20 -0.20±0.12 0.29±0.31* 0.01±0.07 0.32±0.17* 40 -0.27±0.14 0.15±0.13* 0.09±0.14* 0.51±0.22*+§ 60 -0.26±0.14 0.18±0.14* 0.12±0.07* 0.51±0.11*+§ 80 -0.26±0.15 0.21±0.15* 0.05±0.06* 0.34±0.08*+ 100 -0.23±0.14 0.07±0.08* -0.02±0.09* 0.14±0.08* 120 -0.30±0.13 0.12±0.13* -0.02±0.10* 0.20±0.07* 140 -0.25±0.14 0.20±0.10* -0.07±0.12* 0.26±0.09*+ 160 -0.23±0.15 0.24±0.11* -0.07±0.16 0.16±0.03*+ 180 -0.22±0.14 0.17±0.06* -0.02±0.07* 0.17±0.03* BMS186295とSQ28603はそれぞれ個々
に、意識のある1K1C高血圧症イヌにおいて、ナトリ
ウム排泄(表9)および尿量(表10)を増大した。BMS
186295とSQ28603の組合せに対するナトリ
ウム排泄増加性応答は、両化合物のいずれか単独投与の
活性より大であった。BMS186295およびSQ2
8603の同時注射後3時間の間で排出されるナトリウ
ム量の増加(12.6±3.4mEq/3時間)は、BMS
186295とSQ28603のそれぞれに対するナト
リウム排泄増加性応答(5.4±1.0mEq/3時間お
よび5.2±2.3mEq/3時間)の合計にほぼ等しか
った。
に、意識のある1K1C高血圧症イヌにおいて、ナトリ
ウム排泄(表9)および尿量(表10)を増大した。BMS
186295とSQ28603の組合せに対するナトリ
ウム排泄増加性応答は、両化合物のいずれか単独投与の
活性より大であった。BMS186295およびSQ2
8603の同時注射後3時間の間で排出されるナトリウ
ム量の増加(12.6±3.4mEq/3時間)は、BMS
186295とSQ28603のそれぞれに対するナト
リウム排泄増加性応答(5.4±1.0mEq/3時間お
よび5.2±2.3mEq/3時間)の合計にほぼ等しか
った。
【0029】
【表11】 表11:糸球体濾過速度(ml/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 50±4 39±5 45±10 46±4 対照からの変化 20 −2±2 6±11 −4±2 −8±7§ 40 0±4 3±2 −2±5 6±3+ 60 2±3 6±5 6±0 11±2* 80 0±3 5±2 5±2 7±1* 100 4±3 5±4 3±4 4±4 120 −1±2 5±1 4±3 12±2*§ 140 1±2 7±4 0±5 9±1* 160 5±4 9±5 0±7 6±2 180 5±3 10±4 0±4 5±5
【表12】 表12:有効な腎プラスマ流量(ml/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=3) (n=4) 対照 144±18 123±15 127±41 142±30 対照からの変化 20 −25±10 6±38 −68±30* −84±19*§ 40 −27±17 −5±15 −54±35 −64±27*§ 60 −25±16 3±20 −35±24 −51±21§ 80 30±18 −20±6 −13±9 −45±21+ 100 −26±14 −25±10 −1±10 −41±23+ 120 −41±14 −15±6 −8±17* −15±8 140 −32±12 −11±12 8±3* −12±12 160 −21±13 −1±12 −14±12 −28±14 180 −21±15 −4±9 −12±11 −23±16 BMS186295とSQ28603の組合せは、ビヒ
クルの効果と比較したときに、たとえ有効な腎プラスマ
流量(表12)が増加しなくとも、3時間のテスト中に数
度にわたってGFR(表11)をかなりに増大した。GF
R単独の増加は、分数ナトリウム排泄における0.26
±0.07%から1.28±0.29%へのかなりの上昇
によって示されるように、ナトリウム排泄増加性応答の
全体を説明するものではなかった。
クルの効果と比較したときに、たとえ有効な腎プラスマ
流量(表12)が増加しなくとも、3時間のテスト中に数
度にわたってGFR(表11)をかなりに増大した。GF
R単独の増加は、分数ナトリウム排泄における0.26
±0.07%から1.28±0.29%へのかなりの上昇
によって示されるように、ナトリウム排泄増加性応答の
全体を説明するものではなかった。
【0030】
【表13】 表13:ANP排泄(fモル/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 1.2±0.1 1.9±0.2 1.5±0.6 1.5±0.4 対照からの変化 20 -0.1±0.1 20.8±4.9* -0.7±0.5 3.7±1.5 40 -0.1±0.1 24.0±4.6* -0.6±0.5 13.8±2.2 60 -0.1±0.1 45.2±24.2* -0.2±0.3 40.7±21.1*+ 80 -0.1±0.1 55.5±19.7* -0.4±0.3 30.3±8.1*+§ 100 -0.0±0.1 41.0±12.3* -0.6±0.4 27.0±10.9*+ 120 -0.2±0.1 48.3±21.5* -0.5±0.4 39.4±13.7*+ 140 -0.0±0.1 41.8±14.2* -0.6±0.4 37.2±14.9*+ 160 0.3±0.2 36.9±12.4* -0.5±0.4 30.1±12.4*+ 180 0.0±0.2 29.0±7.9* -0.6±0.4 33.2±10.0*+§
【表14】 表14:環式GMP排泄(pモル/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 1106±85 1017±180 1122±389 1030±70 対照からの変化 20 -177±172 106±295 -372±240 -202±144 40 -185±41 101±280 -277±255 164±94 60 -78±207 338±206 -150±203 432±174 80 -205±231 226±154 -309±199 313±144 100 -180±129 128±178 -266±193 106±97 120 -229±121 117±220 -283±236 139±66 140 -52±195 121±182 -449±206 194±156 160 -24±223 100±246 -391±199 229±62 180 76±246 343±170 -611±346 316±59 ANPの尿排泄(表13)は、SQ28603単独の投
与後にかなりに増大し、BMS186295との組合せ
において、NEP抑制剤がANPの低下を防ぐことを示
した。生物学的ANPレセプタの第2メッセンジャーで
ある環式GMP(表14)は、SQ28603単独(+3
2±28nモル/3時間)またはBMS186295お
よびSQ28603の組合せ(+34±12nモル/3
時間)を受容するイヌにおいて増大する傾向にあった
が、応答の変動性のために、これらの変化はビヒクル
(−21±15nモル/3時間)と比較して統計上の意
義に達しなかった。これらのデータは、腎ANPの保護
がナトリウム排泄増加性応答に寄与することを示唆し
た。BMS186295単独投与では、ANP排泄に強
い影響を及ぼさず、あるいはSQ28603に対するA
NP応答を変えなかった。従って、BMS186295
およびSQ28603の組合せに対する増大応答が、A
NPの腎代謝または結果として生じる環式GMPの蓄積
に関するアンギオテンシンII拮抗剤の付加的効果に由
来すると考えることはできない。
与後にかなりに増大し、BMS186295との組合せ
において、NEP抑制剤がANPの低下を防ぐことを示
した。生物学的ANPレセプタの第2メッセンジャーで
ある環式GMP(表14)は、SQ28603単独(+3
2±28nモル/3時間)またはBMS186295お
よびSQ28603の組合せ(+34±12nモル/3
時間)を受容するイヌにおいて増大する傾向にあった
が、応答の変動性のために、これらの変化はビヒクル
(−21±15nモル/3時間)と比較して統計上の意
義に達しなかった。これらのデータは、腎ANPの保護
がナトリウム排泄増加性応答に寄与することを示唆し
た。BMS186295単独投与では、ANP排泄に強
い影響を及ぼさず、あるいはSQ28603に対するA
NP応答を変えなかった。従って、BMS186295
およびSQ28603の組合せに対する増大応答が、A
NPの腎代謝または結果として生じる環式GMPの蓄積
に関するアンギオテンシンII拮抗剤の付加的効果に由
来すると考えることはできない。
【0031】
【表15】 表15:プラスマ・レニン活性(pモルAI/ml/分) 処理後 の時間(分) ビヒクル SQ28603 BMS186295 SQ28603+BMS186295 (n=5) (n=4) (n=4) (n=4) 対照 0.45±0.10 0.16±0.02 0.55±0.07 -/90±0.09 対照からの変化 60 -0.09±0.07 -0.07±0.05 1.28±0.51* 0.39±0.42+ 120 -0.04±0.11 -0.02±0.05 1.49±0.57* 0.58±0.44*+ 180 -0.03±0.11 -0.01±0.7 1.24±0.62* 0.36±0.16+ 最後に、BMS186295はPRA(表15)をかなり
に増大し、このことは、アンギオテンシン・レセプタ拮
抗剤がレニン放出に関するアンギオテンシンIIの負の
フィードバックを妨げることを示した。SQ28603
存在下のBMS186295に対する小さなPRA応答
は、ANPレベルの増大によるレニン放出の抑制に由来
すると考えられる。また一方では、BMS186295
は、その降圧活性およびこれによるレニン分泌の増大の
ために、腎内圧受容器をも賦活しているものと思われ
る。なお、表8〜15中、 *)ビヒクルと比較したP<0.05 +)BMS186295と比較したP<0.05 *+)*ビヒクルまたは+BMS186295と比較した
P<0.05 §)SQ28603と比較したP<0.05 *§)*ビヒクルまたは§SQ28603と比較したP
<0.05 *+§)*ビヒクル、+BMS186295または§SQ
28603と比較したP<0.05
に増大し、このことは、アンギオテンシン・レセプタ拮
抗剤がレニン放出に関するアンギオテンシンIIの負の
フィードバックを妨げることを示した。SQ28603
存在下のBMS186295に対する小さなPRA応答
は、ANPレベルの増大によるレニン放出の抑制に由来
すると考えられる。また一方では、BMS186295
は、その降圧活性およびこれによるレニン分泌の増大の
ために、腎内圧受容器をも賦活しているものと思われ
る。なお、表8〜15中、 *)ビヒクルと比較したP<0.05 +)BMS186295と比較したP<0.05 *+)*ビヒクルまたは+BMS186295と比較した
P<0.05 §)SQ28603と比較したP<0.05 *§)*ビヒクルまたは§SQ28603と比較したP
<0.05 *+§)*ビヒクル、+BMS186295または§SQ
28603と比較したP<0.05
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/195 A61K 31/195 31/20 31/20 31/215 31/215 31/23 31/23 31/535 31/535 31/54 31/54 31/55 31/55 45/06 AED 45/06 AED C07C 323/52 7419−4H C07C 323/52 323/56 323/56 C07D 223/12 C07D 223/12 403/10 235 403/10 235 498/04 111 498/04 111 116 116 513/04 371 513/04 371 375 375 391 391 C12N 9/99 C12N 9/99 C07D 498/04 112 //(A61K 31/415 45:00) (C07D 403/10 235:02 257:04) (72)発明者 アンドレア・アン・セイモアー アメリカ合衆国08530ニュージャージー州 ランバートビル、ウッデンズ・レイン67番 (72)発明者 ニック・シー・トリポッド アメリカ合衆国18940ペンシルベニア州ニ ュータウン、ウォーター・リリー・ウェイ 5番
Claims (12)
- 【請求項1】 アンギオテンシンII拮抗剤である2−
ブチル−6,7,8,9−テトラヒドロ−3−[[2'−(1
H−テトラゾール−5−イル)[1,1'−ビフェニル]−
4−イル]メチル]−1,3−ジアザスピロ[4.4]ノナン
−4−オンまたはその医薬的に許容しうる塩と、選択的
中性エンドペプチダーゼ抑制剤または二元作用中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤との組合せから成ることを特徴と
する高血圧症および/またはうっ血性心不全の治療用組
成物。 - 【請求項2】 エンドペプチダーゼ抑制剤が、式: 【化1】 (式中、R2は炭素数1〜7のアルキル、トリフルオロメ
チル、フェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェニ
ルまたは−(CH2)1-4−置換フェニル;R3は水素、炭素
数1〜7のアルキル、フェニル、置換フェニル、−(C
H2)1-4−フェニルまたは−(CH2)1-4−置換フェニル;
R1はヒドロキシ、炭素数1〜7のアルコキシ、または
NH2;およびnは1〜15の整数である)で示される選
択的中性エンドペプチダーゼ抑制剤またはその医薬的に
許容しうる塩である請求項1に記載の治療用組成物。 - 【請求項3】 R2がベンジル;R3が水素;nが1〜9の
整数;およびR1がヒドロキシである請求項2に記載の治
療用組成物。 - 【請求項4】 R2がベンジル;R3が水素;nが1;およ
びR1がヒドロキシである請求項2に記載の治療用組成
物。 - 【請求項5】 エンドペプチダーゼ抑制剤が、式: 【化2】 (式中、pは1または2;XはOまたはS;mは0または
1;YはCH2、SまたはO、但し、mが1のときのみY
はSまたはO;R4は水素、炭素数1〜7のアルキル、フ
ェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェニル、−
(CH2)1-4−置換フェニル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、−(CH2)1-4−炭素数3〜7のシクロアルキル、
ヘテロアリール、または−(CH2)1-4−ヘテロアリー
ル;およびR5は水素、炭素数1〜7のアルキル、−(C
H2)1-4−フェニル、または−(CH2)1-4−置換フェニ
ルである)で示される二元作用中性エンドペプチダーゼ
抑制剤またはその医薬的に許容しうる塩である請求項1
に記載の治療用組成物。 - 【請求項6】 R4がベンジル、シクロプロピルメチ
ル、または炭素数3〜5の直鎖もしくは分枝鎖アルキ
ル;pが1または2;XがOまたはS;mが0または1;Y
がCH2、SまたはO、但し、mが1のときYがSまた
はO;およびR5が水素である請求項5に記載の治療用組
成物。 - 【請求項7】 R4がベンジル;pが2;YがS;mが1;
YがCH2;およびR5が水素である請求項5に記載の治
療用組成物。 - 【請求項8】 エンドペプチダーゼ抑制剤が、式: 【化3】 (式中、Aは 【化4】 【化5】 pは1または2;R4は水素、炭素数1〜7のアルキル、
フェニル、置換フェニル、−(CH2)1-4−フェニル、−
(CH2)1-4−置換フェニル、炭素数3〜7のシクロアル
キル、−(CH2)1-4−炭素数3〜7のシクロアルキル、
ヘテロアリール、または−(CH2)1-4−ヘテロアリー
ル;R5は水素、炭素数1〜7のアルキル、−(CH2)1-4
−フェニル、または−(CH2)1-4−置換フェニル;R7
およびR8は共に水素、もしくは共に炭素数1〜7のア
ルキル、またはR7が水素でR8が炭素数1〜7のアルキ
ル、フェニル、−(CH2)1-4−フェニル、あるいは−
(CH2)1-4−置換フェニル、またはR7とR8はそれらが
結合する炭素と共に合して、炭素数3〜5のシクロアル
キルを形成;R9は水素または炭素数1〜7のアルキル;お
よびZはオキソまたは2つの水素である)で示される二
元作用エンドペプチダーゼ抑制剤である請求項1に記載
の治療用組成物。 - 【請求項9】 R4がベンジル;R7およびR8が共にメチ
ル;R9が水素またはメチル、特に水素;pが1または2;
およびZがオキソである請求項8に記載の治療用組成
物。 - 【請求項10】 アンギオテンシンII拮抗剤と選択的
中性エンドペプチダーゼ抑制剤または二元作用中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤とが、単一の投与剤形に存在する
請求項1に記載の治療用組成物。 - 【請求項11】 アンギオテンシンII拮抗剤と選択的
中性エンドペプチダーゼ抑制剤または二元作用中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤とが、ほぼ同時に投与される別々
の投与剤形に存在する請求項1に記載の治療用組成物。 - 【請求項12】 アンギオテンシンII拮抗剤と選択的
中性エンドペプチダーゼ抑制剤または二元作用中性エン
ドペプチダーゼ抑制剤とが、数分内からほぼ4時間まで
の間隔をあけて分離投与される別々の投与剤形に存在す
る請求項1に記載の治療用組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US38636695A | 1995-02-08 | 1995-02-08 | |
| US386366 | 1995-02-08 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245385A true JPH08245385A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=23525298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8018677A Withdrawn JPH08245385A (ja) | 1995-02-08 | 1996-02-05 | 高血圧症およびうっ血性心不全の治療 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0726072A3 (ja) |
| JP (1) | JPH08245385A (ja) |
| AU (1) | AU4339896A (ja) |
| CA (1) | CA2168066A1 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005514441A (ja) * | 2002-01-17 | 2005-05-19 | ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト | バルサルタンおよびnep阻害剤を含む医薬組成物 |
| JP2010518003A (ja) * | 2007-02-02 | 2010-05-27 | セラヴァンス, インコーポレーテッド | 二重作用性抗高血圧剤 |
| JP4824754B2 (ja) * | 2005-11-09 | 2011-11-30 | ノバルティス アーゲー | アンギオテンシン受容体遮断剤とnep阻害剤との医薬組成物 |
| JP2021514977A (ja) * | 2018-03-09 | 2021-06-17 | 武漢朗来科技発展有限公司 | 薬物製剤及びその応用 |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6770640B1 (en) | 1998-12-31 | 2004-08-03 | Aventis Pharmaceuticals Inc. | 1-Carboxymethyl-2-oxo-azepan derivatives useful as selective inhibitors of MMP-12 |
| US7468390B2 (en) | 2002-01-17 | 2008-12-23 | Novartis Ag | Methods of treatment and pharmaceutical composition |
| DE602005025755D1 (de) | 2004-06-04 | 2011-02-17 | Teva Pharma | Irbesartan enthaltende pharmazeutische zusammensetzung |
| WO2007045663A2 (en) * | 2005-10-19 | 2007-04-26 | Novartis Ag | Combination of an ati receptor antagonist and a np inhibitor fro treating ia hypertension and heartfailure |
| TWI448284B (zh) | 2007-04-24 | 2014-08-11 | Theravance Inc | 雙效抗高血壓劑 |
| TWI406850B (zh) | 2007-06-05 | 2013-09-01 | Theravance Inc | 雙效苯并咪唑抗高血壓劑 |
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