JPH0824544B2 - 食肉用の調味料 - Google Patents
食肉用の調味料Info
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- JPH0824544B2 JPH0824544B2 JP4137558A JP13755892A JPH0824544B2 JP H0824544 B2 JPH0824544 B2 JP H0824544B2 JP 4137558 A JP4137558 A JP 4137558A JP 13755892 A JP13755892 A JP 13755892A JP H0824544 B2 JPH0824544 B2 JP H0824544B2
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- meat
- seasoning
- kiwifruit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食肉(牛肉、豚肉、鶏肉
及び羊肉)を調理する際の味付けに使用する焼肉のた
れ、ソース及び粉末状の調味料で、味付けのほかに調理
加工の過程で食肉の肉質を軟らかくし食べ易くする機能
も有する調味料に関するものである。
及び羊肉)を調理する際の味付けに使用する焼肉のた
れ、ソース及び粉末状の調味料で、味付けのほかに調理
加工の過程で食肉の肉質を軟らかくし食べ易くする機能
も有する調味料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】昨今食
生活が豊かになり栄養面から見て動物性蛋白質の摂取量
が増加の傾向にある。特に、総務庁の家計調査年報に見
られる様に、牛肉の消費量は年々増加している。牛肉の
消費量の中で多い輸入肉は、種類及び部位によって肉質
が硬く、食べ難く、又不味な肉が多く見られる。これら
のものは、特に冷凍の牛肉、豚肉、鶏肉及び羊肉に多
い。
生活が豊かになり栄養面から見て動物性蛋白質の摂取量
が増加の傾向にある。特に、総務庁の家計調査年報に見
られる様に、牛肉の消費量は年々増加している。牛肉の
消費量の中で多い輸入肉は、種類及び部位によって肉質
が硬く、食べ難く、又不味な肉が多く見られる。これら
のものは、特に冷凍の牛肉、豚肉、鶏肉及び羊肉に多
い。
【0003】これらの肉質の硬いものを軟らかくして美
味しく食べられる方法が、食品市場から強く求められて
おり、又貴重な蛋白質資源を大切に利用する上からも重
要な課題の一つであった。
味しく食べられる方法が、食品市場から強く求められて
おり、又貴重な蛋白質資源を大切に利用する上からも重
要な課題の一つであった。
【0004】本発明は、食肉を軟らかくすると言われて
いるパインアップル及びメロンの生果肉汁及び各種蛋白
分解酵素を使用した食肉類の軟化試験を行って来た。そ
して蛋白分解酵素類は、食肉を充分軟らかくする事が出
来たが、この至適時間で加熱又は急速凍結して軟化を止
めなければ、肉の表面がペースト状になったり中心部が
とけたり及び苦味が発生し商品性を損うといった大きな
欠点が認められた。又特に業務用の食肉加工に使用する
焼肉のたれでは、加工場で焼肉のたれを添加しチルドの
温度帯で量販店等の店頭に置かれた場合、軟化を止める
事が不可能で実用化は難しかった。
いるパインアップル及びメロンの生果肉汁及び各種蛋白
分解酵素を使用した食肉類の軟化試験を行って来た。そ
して蛋白分解酵素類は、食肉を充分軟らかくする事が出
来たが、この至適時間で加熱又は急速凍結して軟化を止
めなければ、肉の表面がペースト状になったり中心部が
とけたり及び苦味が発生し商品性を損うといった大きな
欠点が認められた。又特に業務用の食肉加工に使用する
焼肉のたれでは、加工場で焼肉のたれを添加しチルドの
温度帯で量販店等の店頭に置かれた場合、軟化を止める
事が不可能で実用化は難しかった。
【0005】又パインアップル生果肉の濃縮物は食肉の
軟化が可能であったが、蛋白分解酵素類と全く同じ現象
となり成功しなかった。又メロンの方は高価でかつ軟化
の効果にバラツキがあり不可能であった。
軟化が可能であったが、蛋白分解酵素類と全く同じ現象
となり成功しなかった。又メロンの方は高価でかつ軟化
の効果にバラツキがあり不可能であった。
【0006】一方キウィフルーツについては、以前から
弁当に蒲鉾と一緒に入れると蒲鉾が溶けた等の事実が知
られており、そこで本発明者はキウィフルーツを焼肉の
たれ等の調味料へ利用する試験を進めて来た。
弁当に蒲鉾と一緒に入れると蒲鉾が溶けた等の事実が知
られており、そこで本発明者はキウィフルーツを焼肉の
たれ等の調味料へ利用する試験を進めて来た。
【0007】その結果、キウィフルーツ生果肉の果汁
は、明らかに食肉を軟化させたが、焼肉のたれ及びソー
ス等の組成材料の一つとして配合した場合、組成材料の
配合比率が制限され軟化する効力が低下するし、又果汁
の配合比率を高めると、風味が悪く実用とならなかっ
た。
は、明らかに食肉を軟化させたが、焼肉のたれ及びソー
ス等の組成材料の一つとして配合した場合、組成材料の
配合比率が制限され軟化する効力が低下するし、又果汁
の配合比率を高めると、風味が悪く実用とならなかっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、キウィフルーツ
生果肉磨砕物及び生果肉の果汁を種々の方法で濃縮した
結果、これらの濃縮方法によっては、焼肉のたれ、ソー
ス及び調味料に配合した際に実用的な調味加工条件下
で、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉及び羊肉等)を美味しく味
付けし、かつ食肉の肉質を充分軟らかくする事が可能な
機能を有する焼肉のたれ、ソース類及び調味料(ステー
キシーズニング類)を見い出すに至った。
生果肉磨砕物及び生果肉の果汁を種々の方法で濃縮した
結果、これらの濃縮方法によっては、焼肉のたれ、ソー
ス及び調味料に配合した際に実用的な調味加工条件下
で、食肉(牛肉、豚肉、鶏肉及び羊肉等)を美味しく味
付けし、かつ食肉の肉質を充分軟らかくする事が可能な
機能を有する焼肉のたれ、ソース類及び調味料(ステー
キシーズニング類)を見い出すに至った。
【0009】
【実施例】以下に本発明をさらに詳しく説明する。
【0010】最適濃縮温度の決定のための試験 まずキウィフルーツの生果肉磨砕物の濃縮温度条件が食
肉軟化への効力に及ぼす影響を調べる為に以下の試験を
行った。
肉軟化への効力に及ぼす影響を調べる為に以下の試験を
行った。
【0011】キウィフルーツ生果肉磨砕物を容器に入れ
減圧又は常圧で加熱攪拌しながら水分を除去し乾燥し
た。この際の濃縮温度は、70℃、60℃及び10℃と
し、得られた濃縮物No.1、No.2及びNo.3の水分を
分析した結果は表1の通りである。
減圧又は常圧で加熱攪拌しながら水分を除去し乾燥し
た。この際の濃縮温度は、70℃、60℃及び10℃と
し、得られた濃縮物No.1、No.2及びNo.3の水分を
分析した結果は表1の通りである。
【0012】
【表1】
【0013】次に、表1の条件で得られたキウィフルー
ツ生果肉濃縮物(以下キウィフルーツ濃縮物という)、
三種類の各20%水溶液を調製した。そして食肉軟化を
調べる試料としては、冷凍牛肉(もも肉)を半解凍し、
形状を厚さ0.5cm×幅3cm×長さ7cmとした試料肉を
調製した。
ツ生果肉濃縮物(以下キウィフルーツ濃縮物という)、
三種類の各20%水溶液を調製した。そして食肉軟化を
調べる試料としては、冷凍牛肉(もも肉)を半解凍し、
形状を厚さ0.5cm×幅3cm×長さ7cmとした試料肉を
調製した。
【0014】この試料肉重量100部に対し、先の20
%キウィフルーツ濃縮物水溶液を、30部添加し冷蔵庫
(10℃)中で15時間漬込処理を行い試料肉A,B,
Cとした。漬込終了後、これら試料肉A,B,Cを電気
オーブンで200℃7分間、加熱調理し官能検査試料に
供した。
%キウィフルーツ濃縮物水溶液を、30部添加し冷蔵庫
(10℃)中で15時間漬込処理を行い試料肉A,B,
Cとした。漬込終了後、これら試料肉A,B,Cを電気
オーブンで200℃7分間、加熱調理し官能検査試料に
供した。
【0015】官能検査の評価法は、パネルが試料肉を口
中で咀しゃくし、(1) ブランクの試料肉、即ち試料Dを
0点とし、これに比べ、(2) 硬い +1点、(3) 大変硬
い+2点、(4) 軟らかい −1点、(5) 大変軟らかい
−2点の5点法にて7名のパネルで行った。試料の調製
法及び官能検査結果は表2の通りである。
中で咀しゃくし、(1) ブランクの試料肉、即ち試料Dを
0点とし、これに比べ、(2) 硬い +1点、(3) 大変硬
い+2点、(4) 軟らかい −1点、(5) 大変軟らかい
−2点の5点法にて7名のパネルで行った。試料の調製
法及び官能検査結果は表2の通りである。
【0016】
【表2】
【0017】表2の官能検査結果から見て、試料肉A
(キウィフルーツ濃縮温度70℃のもの使用)が、+
0.29点(対照の0点とほぼ同じ)、試料B(濃縮温
度60℃のもの使用)が、−0.86点で評点の軟らか
い(−1点)とほぼ同じであり、試料C(濃縮温度10
℃のもの使用)が、−1.86点で評点の大変軟らかい
(−2点)とほぼ同じであった。この事から、食肉を軟
化させる効力を保持しながら、キウィフルーツ生果肉磨
砕物を濃縮する必要条件は60℃以下である事が分かっ
た。効力の点で好ましくは、10℃以下が最良である。
(キウィフルーツ濃縮温度70℃のもの使用)が、+
0.29点(対照の0点とほぼ同じ)、試料B(濃縮温
度60℃のもの使用)が、−0.86点で評点の軟らか
い(−1点)とほぼ同じであり、試料C(濃縮温度10
℃のもの使用)が、−1.86点で評点の大変軟らかい
(−2点)とほぼ同じであった。この事から、食肉を軟
化させる効力を保持しながら、キウィフルーツ生果肉磨
砕物を濃縮する必要条件は60℃以下である事が分かっ
た。効力の点で好ましくは、10℃以下が最良である。
【0018】実施例−1 今日実用に供されている焼肉のたれ配合処方に上記試験
による最良な濃縮温度で得たキウィフルーツ濃縮物を加
えたものと、無添加のブランクのものとの二種類の焼肉
のたれ及び焼肉のたれ使用時の漬込時間(8時間と24
時間)をとり上げた二元配置型の試験を行い牛肉軟化へ
の上記要因の効果を調べた。
による最良な濃縮温度で得たキウィフルーツ濃縮物を加
えたものと、無添加のブランクのものとの二種類の焼肉
のたれ及び焼肉のたれ使用時の漬込時間(8時間と24
時間)をとり上げた二元配置型の試験を行い牛肉軟化へ
の上記要因の効果を調べた。
【0019】試料肉の牛肉は、冷凍牛肉(もも肉)を半
解凍の状態で、形状は厚さ0.6cm×幅3cm×長さ7cm
とし、この試料肉の重量100部に対し、表3のように
調製した焼肉のたれA1 ,A2 を重量で30部添加し、
冷蔵庫(10℃)に所定の漬込時間(8時間、24時
間)おいた
解凍の状態で、形状は厚さ0.6cm×幅3cm×長さ7cm
とし、この試料肉の重量100部に対し、表3のように
調製した焼肉のたれA1 ,A2 を重量で30部添加し、
冷蔵庫(10℃)に所定の漬込時間(8時間、24時
間)おいた
【0020】漬込終了後直ちに急速凍結し、この試料
を、社団法人日本食肉協会に依頼しテクスチャー(硬
さ、凝集性及び弾力性)を測定した。試料肉のテクスチ
ャーの測定の前に、試料肉を包装し高温槽で水温85℃
として15分加熱した。
を、社団法人日本食肉協会に依頼しテクスチャー(硬
さ、凝集性及び弾力性)を測定した。試料肉のテクスチ
ャーの測定の前に、試料肉を包装し高温槽で水温85℃
として15分加熱した。
【0021】測定法は、測定機にテンシプレッサーを使
用し、測定原理は、試料肉をその厚みが一定変形する迄
加圧し、その間の最大応力、所要エネルギー及び繰返し
変形時の応力の比率を測定するものである。尚、測定は
各試験水準につき5回繰返し行い、平均値を求めた。測
定値及びその分散分析結果を表4から表8に示した。
用し、測定原理は、試料肉をその厚みが一定変形する迄
加圧し、その間の最大応力、所要エネルギー及び繰返し
変形時の応力の比率を測定するものである。尚、測定は
各試験水準につき5回繰返し行い、平均値を求めた。測
定値及びその分散分析結果を表4から表8に示した。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】 (註、*;試料肉の厚さ 0.6cmに対し加圧して0.4cmに
変形させるに要する応力)
変形させるに要する応力)
【0024】
【表5】牛肉の硬さの分散分析表(表4の測定値によ
る) (註、*-1 は、分散の小さい要因Bの漬込時間を誤差の
分散にプールした。 *-2 は、分散比 21.67が、F表(1,2;5%)=18.5
に比べ危険率5%で有意差のある事を示す)
る) (註、*-1 は、分散の小さい要因Bの漬込時間を誤差の
分散にプールした。 *-2 は、分散比 21.67が、F表(1,2;5%)=18.5
に比べ危険率5%で有意差のある事を示す)
【0025】表4及び表5の通り、要因Aの焼肉のたれ
種類に有意差があり、本発明で得られた焼肉のたれは、
牛肉の硬さを小さくする事が分った。今回の測定法の
「硬さ」は、口中で噛む時の硬さと相関性が高く、常用
されている方法である。又要因Bの漬込時間には有意差
がない。即ち8時間で充分軟らかくなっており又漬込時
間8時間及び24時間ではその硬さが1.36kg/cm2
及び1.35kg/cm2 と殆ど差が認められない。
種類に有意差があり、本発明で得られた焼肉のたれは、
牛肉の硬さを小さくする事が分った。今回の測定法の
「硬さ」は、口中で噛む時の硬さと相関性が高く、常用
されている方法である。又要因Bの漬込時間には有意差
がない。即ち8時間で充分軟らかくなっており又漬込時
間8時間及び24時間ではその硬さが1.36kg/cm2
及び1.35kg/cm2 と殆ど差が認められない。
【0026】この性質が本発明で得た焼肉のたれの特長
である。即ち業務用の焼肉のたれは、惣菜加工業者の作
業時間帯が午前中加工処理し、夕方惣菜店店頭に並ぶも
のと、夕方加工が終了し、翌日の夕方店頭に並ぶものが
あり、長い方の時間は約24時間である。即ち約24時
間たっても軟らかくなり過ぎずに美味しく食べられる点
は、従来の蛋白分解酵素類が時間が長くなると軟らかく
なり過ぎて制御する方法がなかったのに比べ、本発明に
よれば実用化の可能な事を示している。
である。即ち業務用の焼肉のたれは、惣菜加工業者の作
業時間帯が午前中加工処理し、夕方惣菜店店頭に並ぶも
のと、夕方加工が終了し、翌日の夕方店頭に並ぶものが
あり、長い方の時間は約24時間である。即ち約24時
間たっても軟らかくなり過ぎずに美味しく食べられる点
は、従来の蛋白分解酵素類が時間が長くなると軟らかく
なり過ぎて制御する方法がなかったのに比べ、本発明に
よれば実用化の可能な事を示している。
【0027】
【表6】 (註、*;表4の註で示した試験と同様に試料を0.4
cmとする変形を2回繰返し行い、1回目の変形に要した
エネルギーで2回目の変形に要したエネルギーを割った
比。食物を口中で咀しゃくしかみくだく食感と相関性が
高い)
cmとする変形を2回繰返し行い、1回目の変形に要した
エネルギーで2回目の変形に要したエネルギーを割った
比。食物を口中で咀しゃくしかみくだく食感と相関性が
高い)
【0028】
【表7】 (註、*-1 は、分散の小さい要因Bの漬込時間を誤差の
分散にプールした。 *-2 は、分散比 41.55が、F表(1,2;5%)=18.5
に比べ危険率5%で有意差のある事を示す)
分散にプールした。 *-2 は、分散比 41.55が、F表(1,2;5%)=18.5
に比べ危険率5%で有意差のある事を示す)
【0029】表6及び表7の通り、要因Aの焼肉のたれ
種類に有意差があり、本発明により得られた焼肉のたれ
は、牛肉の凝集性を小さくする事が分った。即ち、本発
明により得られた焼肉のたれで漬込んだ牛肉は、口中で
咀しゃくする時より小さな咀しゃくのエネルギーで細か
くなる事を示している。
種類に有意差があり、本発明により得られた焼肉のたれ
は、牛肉の凝集性を小さくする事が分った。即ち、本発
明により得られた焼肉のたれで漬込んだ牛肉は、口中で
咀しゃくする時より小さな咀しゃくのエネルギーで細か
くなる事を示している。
【0030】
【表8】 (註、*;表4の註で示した試験と同様に試料を0.4
cmとする変形を2回繰返し行い、1回目の変形に要した
応力で2回目の変形に要した応力を割った百分率)
cmとする変形を2回繰返し行い、1回目の変形に要した
応力で2回目の変形に要した応力を割った百分率)
【0031】
【表9】 (註、*は、分散比 180.7が、F表(1,1;5%)=
161 に比べ危険率5%で有意差のある事を示す)
161 に比べ危険率5%で有意差のある事を示す)
【0032】表8及び表9の通り、要因Aの焼肉のたれ
種類に有意差があり、本発明により得られた焼肉のたれ
は、牛肉の弾力性を小さくする事が分った。以上の通
り、本発明に係る焼肉のたれのものが、通常の焼肉のた
れのものに比べ測定項目「硬さ」「凝集性」及び「弾力
性」の点で、いずれも有意差があり小さくなっている。
種類に有意差があり、本発明により得られた焼肉のたれ
は、牛肉の弾力性を小さくする事が分った。以上の通
り、本発明に係る焼肉のたれのものが、通常の焼肉のた
れのものに比べ測定項目「硬さ」「凝集性」及び「弾力
性」の点で、いずれも有意差があり小さくなっている。
【0033】この結果は一般消費者の肉食感への嗜好性
である、より軟らかい食感(「硬さ」が小さい)の肉を
好み、繊維性が丈夫で何回噛んでも細かくなりずらい肉
より早く細かくなる(「凝集性」が小さい)ものを好
み、肉を繰返し噛む時、早く軟らかくなる(「弾力性」
が小さい)肉を好む点と一致し、冷凍の硬い牛肉の食感
を改良する点からも有効である。
である、より軟らかい食感(「硬さ」が小さい)の肉を
好み、繊維性が丈夫で何回噛んでも細かくなりずらい肉
より早く細かくなる(「凝集性」が小さい)ものを好
み、肉を繰返し噛む時、早く軟らかくなる(「弾力性」
が小さい)肉を好む点と一致し、冷凍の硬い牛肉の食感
を改良する点からも有効である。
【0034】実施例−2 次に食肉の種類として豚肉を選び及び食肉用調味料には
ステーキシーズニングを選び、豚肉の軟化試験を行っ
た。ステーキシーズニング調味料は表10の配合処方に
より、又試料肉にはスーパーマーケットで入手した冷凍
成形スライス肉(豚かた肉、厚さ約1cm、重量約60
g)を使用した。
ステーキシーズニングを選び、豚肉の軟化試験を行っ
た。ステーキシーズニング調味料は表10の配合処方に
より、又試料肉にはスーパーマーケットで入手した冷凍
成形スライス肉(豚かた肉、厚さ約1cm、重量約60
g)を使用した。
【0035】
【表10】
【0036】表10の配合処方で得たステーキシーズニ
ングを使い、表11の試験条件で豚肉軟化試験を行っ
た。即ち表11の試料A及びBは、同じ配合処方のステ
ーキシーズニングであるキウィフルーツ濃縮物を配合し
ていない表10のNo.1を使用したものであり、試料C
は表10のNo.2のキウィフルーツ濃縮物を配合したス
テーキシーズニングを使用した。
ングを使い、表11の試験条件で豚肉軟化試験を行っ
た。即ち表11の試料A及びBは、同じ配合処方のステ
ーキシーズニングであるキウィフルーツ濃縮物を配合し
ていない表10のNo.1を使用したものであり、試料C
は表10のNo.2のキウィフルーツ濃縮物を配合したス
テーキシーズニングを使用した。
【0037】試験条件に従い調製した試料肉は、電気オ
ーブン200℃、15分加熱調理し、官能検査試料に供
した。官能検査法は、「三点識別法」を使った。即ち検
査の実施要領は「次の三つの試料肉を噛んで比較し食感
(硬さ、軟らかさ)の点で異なるものを一つ選んで下さ
い」であり官能検査結果は表11の通りであった。
ーブン200℃、15分加熱調理し、官能検査試料に供
した。官能検査法は、「三点識別法」を使った。即ち検
査の実施要領は「次の三つの試料肉を噛んで比較し食感
(硬さ、軟らかさ)の点で異なるものを一つ選んで下さ
い」であり官能検査結果は表11の通りであった。
【0038】
【表11】
【0039】この結果を三点識別法の検定法(パネル9
名中8名が、偶然に当る確率の値と統計上の危険率5%
による仮説検定)に従うと、有意差が認められ、本発明
により得られたステーキシーズニングは、豚肉を軟らか
くする効果のある事が分った。なお焼肉のたれ及びステ
ーキシーズニング配合処方の組成材料として酸化防止剤
(アスコルビン酸)の使用は漬込時間を長くしても退色
防止と食肉軟化効果を保持する上で必要である。
名中8名が、偶然に当る確率の値と統計上の危険率5%
による仮説検定)に従うと、有意差が認められ、本発明
により得られたステーキシーズニングは、豚肉を軟らか
くする効果のある事が分った。なお焼肉のたれ及びステ
ーキシーズニング配合処方の組成材料として酸化防止剤
(アスコルビン酸)の使用は漬込時間を長くしても退色
防止と食肉軟化効果を保持する上で必要である。
【0040】実施例−3 次に実施例−2に準じ、食肉の種類に鶏肉を選び、本発
明の調味料が鶏肉の軟化に効果があるか試験を行った。
試料肉には、冷凍鶏肉(廃鶏胸肉)を解凍し、表皮及び
脂肪を除去した後、1個約12gに切ったものを使用し
た。調味料には表3の焼肉のたれA1 及びA2を用い、
試験条件及び官能検査の方法は、実施例−2と同様に行
った。なお試験条件は表12の通りである。
明の調味料が鶏肉の軟化に効果があるか試験を行った。
試料肉には、冷凍鶏肉(廃鶏胸肉)を解凍し、表皮及び
脂肪を除去した後、1個約12gに切ったものを使用し
た。調味料には表3の焼肉のたれA1 及びA2を用い、
試験条件及び官能検査の方法は、実施例−2と同様に行
った。なお試験条件は表12の通りである。
【0041】
【表12】
【0042】官能検査は、パネル7名中6名が試料Aを
軟らかいと評価したが、「三点識別法」の検定法に従う
と、危険率5%で有意差があり、試料Aの食感の軟らか
い事が分った。
軟らかいと評価したが、「三点識別法」の検定法に従う
と、危険率5%で有意差があり、試料Aの食感の軟らか
い事が分った。
【0043】本発明により得られた焼肉のたれは、牛肉
だけではなく鶏肉も軟らかくするものである。同様な試
験を羊肉について行ったが、全く同じ結果であったので
省略する。
だけではなく鶏肉も軟らかくするものである。同様な試
験を羊肉について行ったが、全く同じ結果であったので
省略する。
【0044】実施例−4 調味料の種類にバーベキューソースを選び、さらにバー
ベキューソースのpHが異なると、食肉を軟らかくする
効果に差異があるかどうかを試験した。バーベーキュー
ソースの配合処方は、表13の通りである。
ベキューソースのpHが異なると、食肉を軟らかくする
効果に差異があるかどうかを試験した。バーベーキュー
ソースの配合処方は、表13の通りである。
【0045】
【表13】
【0046】試料肉は冷凍牛肉(もも肉)を半解凍し、
形状を厚さ0.5cm×幅3cm×長さ7cmに調製した。こ
の試料肉に対し表13の配合処方のバーベキューソース
を用い、表14の試験条件に従い試験を行い、得られた
試料肉を電気オーブンで200℃、7分間加熱調理し官
能検査試料に供した。
形状を厚さ0.5cm×幅3cm×長さ7cmに調製した。こ
の試料肉に対し表13の配合処方のバーベキューソース
を用い、表14の試験条件に従い試験を行い、得られた
試料肉を電気オーブンで200℃、7分間加熱調理し官
能検査試料に供した。
【0047】官能検査法では、食感として試料肉を口中
で咀しゃくし(1) 対照、即ち第13表のバーベキューソ
ースNo.5(キウィフルーツ濃縮物無添加)で処理した
試料Eを0点とし、これに比べ(2) 硬い+1点、(3) 大
変硬い+2点、(4) 軟らかい−1点、(5) 大変軟らかい
−2点の5点法で行い、あわせて風味の評価を行った。
試験条件及び官能検査結果は、表14の通りである。
で咀しゃくし(1) 対照、即ち第13表のバーベキューソ
ースNo.5(キウィフルーツ濃縮物無添加)で処理した
試料Eを0点とし、これに比べ(2) 硬い+1点、(3) 大
変硬い+2点、(4) 軟らかい−1点、(5) 大変軟らかい
−2点の5点法で行い、あわせて風味の評価を行った。
試験条件及び官能検査結果は、表14の通りである。
【0048】
【表14】
【0049】本発明により得られたバーベキューソース
のpHと牛肉の軟化の程度は、pH3.5の試料Bが食
感の評点−1.67点及びpH6.5の試料Cが−2点
で、大変軟らかいの評点−2点とほぼ同程度であり、こ
のpHの範囲では牛肉を充分軟らかくする事が分った。
尚、上記実施例1〜3中の焼肉のたれ及びステーキシー
ズニング調味料のpHはこの範囲に入っているものであ
る。
のpHと牛肉の軟化の程度は、pH3.5の試料Bが食
感の評点−1.67点及びpH6.5の試料Cが−2点
で、大変軟らかいの評点−2点とほぼ同程度であり、こ
のpHの範囲では牛肉を充分軟らかくする事が分った。
尚、上記実施例1〜3中の焼肉のたれ及びステーキシー
ズニング調味料のpHはこの範囲に入っているものであ
る。
【0050】また表14からpH7.1の試料Dは、−
1.33点で食感がかなり軟らかくなっている。一方p
H3.1の試料Aは、+0.33点でブランクの試料E
と同程度の食感であった。バーベキューソースのpH
と、試料肉の風味の点では、pH3.1の試料Aは食肉
用の調味料として酸味が強すぎて、消費者が食べた場合
食肉の酸敗と混同する恐れがあり不適当であり、pH
7.1の試料は、渋味が強く食品として適当でない事が
分った。以上から本発明の食肉用の調味料としては、食
肉への軟化効果及び風味の点から、調味料のpHは3.
5〜6.5の範囲にある事が必要条件である。
1.33点で食感がかなり軟らかくなっている。一方p
H3.1の試料Aは、+0.33点でブランクの試料E
と同程度の食感であった。バーベキューソースのpH
と、試料肉の風味の点では、pH3.1の試料Aは食肉
用の調味料として酸味が強すぎて、消費者が食べた場合
食肉の酸敗と混同する恐れがあり不適当であり、pH
7.1の試料は、渋味が強く食品として適当でない事が
分った。以上から本発明の食肉用の調味料としては、食
肉への軟化効果及び風味の点から、調味料のpHは3.
5〜6.5の範囲にある事が必要条件である。
【0051】
【発明の効果】本発明の食肉用の調味料は食肉を軟化さ
せる働きがあり、特にその軟化作用が硬い肉に選択的に
働き、軟らかい肉には働かないのが特徴であり、特に輸
入冷凍肉に対して有効である。しかも軟化作用の進行が
極めて遅く5mm厚の食肉に対しては約5時間、12mm厚
の食肉に対しては約8時間で軟化効果が発揮される。又
本発明の食肉用の調味料は元来ソース素材のキウィを利
用しているので食味性にも優れている利点がある。更に
又本発明の調味料のpH3.5〜6.5はキウィの酵素
活性域とも一致する利点も有する。
せる働きがあり、特にその軟化作用が硬い肉に選択的に
働き、軟らかい肉には働かないのが特徴であり、特に輸
入冷凍肉に対して有効である。しかも軟化作用の進行が
極めて遅く5mm厚の食肉に対しては約5時間、12mm厚
の食肉に対しては約8時間で軟化効果が発揮される。又
本発明の食肉用の調味料は元来ソース素材のキウィを利
用しているので食味性にも優れている利点がある。更に
又本発明の調味料のpH3.5〜6.5はキウィの酵素
活性域とも一致する利点も有する。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記(a)(b)(c)(d)(e)の
条件でキウィフルーツ生果肉中の水分を濃縮除去し、水
分を68%以下とした濃縮物を組成成分に使用した食肉
用の調味料。 (a) キウィフルーツ生果肉中の水分除去の濃縮の際
の温度は60℃以下とすること。 (b) 調味料の組成成分としては醤油、味噌、砂糖、
食塩、みりん、油、香辛料、アミノ酸系調味料、肉及び
野菜エキスのいずれか一つ或いは二つ以上が使用される
こと。 (c) キウィフルーツ生果肉の濃縮物を5%以上配合
すること。 (d) 調味料のpHは3.5〜6.5の範囲にあるこ
と。 (e) 調味料の水分が5〜70%の範囲にあること。 - 【請求項2】 醤油、味噌、砂糖、食塩、みりん、油、
香辛料、アミノ酸系調味料、肉及び野菜エキスのいずれ
か一つ或いは二つ以上が使用された調味料の組成成分の
他に酸化防止剤を配合した請求項1記載の食肉用の調味
料。 - 【請求項3】 キウィフルーツ生果肉の濃縮物がフリー
ズドドライ粉末、エキス、ペーストのいずれかである請
求項1記載の食肉用の調味料。 - 【請求項4】 食肉が焼肉、ステーキ、トンカツ用の食
肉である請求項1記載の食肉用調味料。 - 【請求項5】 食肉が輸入冷凍肉である請求項1記載の
食肉用調味料。 - 【請求項6】 キウィフルーツ生果肉の濃縮物からなる
組成成分と、醤油、味噌、砂糖、食塩、みりん、油、香
辛料、アミノ酸系調味料、肉及び野菜エキスのいずれか
一つ或いは二つ以上が使用された調味料の組成成分とを
同時に又は各別に食肉に適用する請求項1記載の調味料
を用いた食肉の調味法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137558A JPH0824544B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 食肉用の調味料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4137558A JPH0824544B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 食肉用の調味料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06253771A JPH06253771A (ja) | 1994-09-13 |
| JPH0824544B2 true JPH0824544B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15201531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4137558A Expired - Lifetime JPH0824544B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 食肉用の調味料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824544B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040051825A (ko) * | 2002-12-13 | 2004-06-19 | 정문수 | 고기소스 및 그 소스를 이용한 고기 숙성방법 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52148655A (en) * | 1976-06-02 | 1977-12-10 | Sugyo Kk | Method of producing dried fish meat paste product |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4137558A patent/JPH0824544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06253771A (ja) | 1994-09-13 |
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