JPH08245604A - 統合されたエポキシ化法 - Google Patents

統合されたエポキシ化法

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JPH08245604A
JPH08245604A JP8068912A JP6891296A JPH08245604A JP H08245604 A JPH08245604 A JP H08245604A JP 8068912 A JP8068912 A JP 8068912A JP 6891296 A JP6891296 A JP 6891296A JP H08245604 A JPH08245604 A JP H08245604A
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methanol
hydrogen peroxide
epoxidation
isopropanol
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JP8068912A
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Guy L Crocco
エル クロッコ ガイ
Jr John C Jubin
シー ジュビン ジュニア ジョン
John G Zajacek
ジー ザジャセック ジェン
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Arco Chemical Technology LP
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07D301/00Preparation of oxiranes
    • C07D301/02Synthesis of the oxirane ring
    • C07D301/03Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds
    • C07D301/12Synthesis of the oxirane ring by oxidation of unsaturated compounds, or of mixtures of unsaturated and saturated compounds with hydrogen peroxide or inorganic peroxides or peracids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オレフィンのエポキシ化反応においてエポキ
シドに対する選択率を高めることができる統合された方
法を提供する。 【解決手段】 第2級アルコールの酸素分子による酸
化、ケトン副生成物の分離、およびチタンシリカライト
触媒とメタノール含有希釈剤の存在下でのケトン不含酸
化生成物によるオレフィンのエポキシ化を含んでなる統
合された方法によりエポキシドを製造し、その際、エポ
キシ化反応混合物から回収されたメタノールをエポキシ
化工程で用いるメタノール含有希釈剤の供給源として再
利用する。 【効果】 メタノール含有希釈剤の使用によりエポキシ
ドに対する選択率が向上し、しかも回収したメタノール
の再循環により操業コストが低くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、統合されたエポキ
シド製造法に関するものである。特に、本発明は、エポ
キシ化反応混合物から回収されたメタノールを、エポキ
シ化工程において過酸化水素供給源として用いられる濃
厚酸化剤流を希釈するために用いることを特徴とする、
チタンシリカライト触媒によるエポキシ化法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】エポキシドを製造するための多くの異な
る方法が開発されている。一つの方法は、過酸化水素に
よるオレフィン酸化を触媒するためにある種のチタンシ
リカライト材料を使用するというものである。この方法
は例えば米国特許第4,833,260号に開示されて
おり、そこにはプロピレンをプロピレンオキシドに転化
する方法(実施例35)が記述されている。イソプロパ
ノール/水の混合物を酸素と135℃で反応させて過酸
化水素を含有する混合物を生成させ、その後この混合物
は、中間処理または分別を行うことなく、プロピレンの
チタンシリカライト触媒エポキシ化に直接使用される。
【0003】米国特許第5,384,418号は、やは
りチタンシリカライト触媒エポキシ化においてイソプロ
パノール酸化から生じる過酸化水素を利用する統合され
たエポキシド製造法を開示しているが、同時にエポキシ
化での使用に先立ってイソプロパノール酸化剤から実質
的に全部のアセトンを分離することが有利であると教示
している。この特許はさらに、エポキシ化反応器への希
望のH2 2 供給濃度を達成するために、分離したアセ
トンの水素化により得られるイソプロパノールを用いて
イソプロパノール酸化剤を希釈し得ることも示唆してい
る。いくつかの条件の下では、エポキシ化において比較
的希薄な(すなわち、1〜10重量%の)最大過酸化水
素濃度を維持することが望ましい。なんとなれば、より
高い過酸化水素濃度はより低いエポキシド選択率の原因
となるからである。しかし、この特許はかかる方法での
補助溶媒(イソプロパノールと共沸混合物として存在し
うる、水以外の溶媒)の使用を示唆していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、今回、
エポキシ化ゾーンへの過酸化水素供給物を事実上希釈す
るために、メタノールを含有する再循環流を使用するこ
とが有利であることを見いだした。上記再循環流の希釈
効果と、この流れ中のメタノール(理論上は他の溶媒も
希釈剤として使用しうる)の存在という考えられる2つ
の理由のために、エポキシドの選択率が向上する。つま
り、エポキシドに対するより高い選択率は、希釈剤が例
えばイソプロパノールではなくメタノールを含む場合に
実現される。その上、このような補助溶媒法の操業コス
トは、エポキシ化後にイソプロパノールとメタノールを
簡単に分離して、連続法の異なる工程で使用するために
別個に再循環させることができるので、驚くほど低くな
ることがわかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明の概要 本発明は、次の工程: (a)液相中でC3 −C4 第2級アルコールと酸素分子
を反応させてC3 −C4 第2級アルコール、該C3 −C
4 第2級アルコールに対応するC3 −C4 ケトンおよび
過酸化水素を含む酸化剤混合物を形成すること; (b)酸化剤混合物から実質的に全部のC3 −C4 ケト
ンを分離してC3 −C4 第2級アルコール、過酸化水素
および1重量%未満のC3 −C4 ケトンを含む濃厚過酸
化水素含有流を得ること; (c)濃厚過酸化水素含有流とC2 −C4 オレフィンと
をチタンシリカライト触媒およびメタノール含有希釈剤
の存在下で反応させてC2 −C4 オレフィンに対応する
2 −C4 エポキシド、水、メタノールおよびC3 −C
4 第2級アルコールを含むエポキシ化反応混合物を形成
すること; (d)エポキシ化反応混合物から実質的に全部のC2
4 エポキシドを分離して水、C3 −C4 第2級アルコ
ール、メタノールおよび1重量%未満のC2 −C4 エポ
キシドを含む第1の粗製アルコール流を形成すること; (e)第1の粗製アルコール流から実質的に全部のメタ
ノールを分離して水、C3 −C4 第2級アルコールおよ
び1重量%未満のメタノールを含む第2の粗製アルコー
ル流を形成すること;および (f)工程(e)で分離したメタノールの少なくとも一
部を工程(c)において希釈剤の少なくとも一部として
使用するために再循環すること;を含んでなる統合され
たエポキシ化法を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において使用するのに適し
たC3 −C4 第2級アルコールとしては、イソプロパノ
ール(イソプロピルアルコール)とsec−ブタノール
(sec−ブチルアルコール)が挙げられる。
【0007】第2級アルコールを空気などの適当な供給
源からの酸素分子(O2 )と反応させると酸化剤混合物
が得られ、該混合物は一般には過剰の第2級アルコー
ル、第2級アルコールの酸化により生成されかつ該アル
コールと同じ炭化水素骨格を有するC3 −C4 ケトン
(例:アセトンまたは2−ブタノン)、過酸化水素およ
び水を含有する。酸化されるべき出発物質はアルコール
のほかに少量のケトンおよび/または水を含んでいても
よい。例えば、水とイソプロパノールの共沸混合物(イ
ソプロパノール87.8重量%、水12.2重量%)が
有利に使用される。ある実施態様において、オキシダイ
ザー供給物は5〜20重量%の水、80〜95重量%の
イソプロパノール、1重量%未満のメタノールおよび3
重量%未満のアセトンを含有するものである。一般に
は、酸化条件は40〜90重量%の第2級アルコール、
約5〜25重量%の過酸化水素、5〜35重量%のケト
ンおよび0〜35重量%の水を含む酸化剤混合物をもた
らすように調整する。第2級アルコールの部分転化(例
えば、5〜50%の転化)を行って、本方法の後続の工
程において未反応の第2級アルコールを過酸化水素の担
体または溶媒として利用できるようにする。そのために
は一般に約0.25〜4時間の滞留、保持または反応時
間で十分である。酸化反応は触媒の不在下または存在下
(例えば、少量の過酸化物またはt−ブチルヒドロペル
オキシドのようなヒドロペルオキシドを導入する)のい
ずれかで実施する。適度な酸化速度とするために、一般
に50〜200℃(より好ましくは100〜180℃)
の温度を採用する。供給ガス(酸素のほかに窒素のよう
な不活性希釈ガスを含みうる)の酸素分圧の好ましい範
囲は1〜250psia(より好ましくは5〜50ps
ia、最も好ましくは10〜30psia)である。酸
化反応ゾーンにおける全圧は、反応混合物の諸成分を液
相中に維持するのに十分なものとすべきである(通常は
50〜1000psiaで十分である)。異なる温度に
保持された複数の酸化反応ゾーンを用いることができ
る。アルコールの酸化は、例えば連続攪拌タンク反応器
(CSTR)を用いて、連続方式で行ってもよい。
【0008】本方法のエポキシ化工程で使用する前に、
酸化剤混合物から実質的に全部のケトンを分離または除
去する。分別法を含めて、この目的に適する公知の分離
法または技術を利用することができる。
【0009】しかし、好ましくは、酸化剤混合物を分別
蒸留に供することによってケトンを気化させ、塔頂流と
して酸化剤混合物からケトンを分離する。それゆえ、か
かる方法によって得られた濃厚過酸化水素含有流は塔底
物フラクションから成る。こうした分別は加熱および/
または減圧(大気圧以下)によって促進させることがで
きる。これにより得られる濃厚過酸化水素含有流中のケ
トン濃度は1重量%未満(より好ましくは0.5重量%
未満)とすべきである。ペルオキシ特性を有するケトン
/過酸化水素付加物の形成を最小限にするため、酸素分
子による酸化後直接この分離を行うことが最も好適であ
る。従って、オキシダイザーゾーンを去る酸化剤混合物
は、貯蔵または残留させることなく、蒸留塔に送ること
が好ましい。酸化剤混合物からのケトンの迅速かつ完全
な除去を達成するために、若干の第2級アルコールおよ
び/または水を塔頂から取り除くことも望ましいだろ
う。ある実施態様において、例えば、塔頂流は10〜8
0モル%のケトン、15〜60モル%の第2級アルコー
ルおよび5〜30モル%の水を含みうる。しかし、安全
性の理由から、塔底物フラクション中の過酸化水素を濃
縮しすぎないように、また塔頂流中にかなりの量の過酸
化水素が含まれないように注意を払う必要がある。蒸留
工程での滞留時間も重要となる。滞留時間は酸素分子に
よる酸化の間に生成したケトン/過酸化水素反応生成物
の実質的な逆転を達成し、その後の脂肪族ケトン過酸化
物のレベルを全体で0.5重量%未満に至らせるのに十
分でなければならない。しかし、過酸化水素の分解を避
けるために長すぎる滞留時間は回避すべきである。本発
明の好ましい実施態様では、90〜130℃(より好ま
しくは100〜120℃)で10〜45分(より好まし
くは15〜30分)の滞留時間が採用される。これらの
条件の下では、酸化剤混合物中の過酸化水素の損失を最
小限(<2%)に抑えるとともに、望ましいケトンの除
去と存在するケトン過酸化物の転化を容易に達成しうる
ことが判明した。過酸化水素の分解またはケトン過酸化
物の形成を触媒しうる化学種を除去または中和するよう
に蒸留塔を慎重に不動態化しかつ/また酸化剤混合物を
処理することによって、改善された結果が得られるかも
しれない。抽出蒸留法も有利に用いられる。酸化剤混合
物中に含まれる過酸化水素の有意な損失なしに該混合物
のケトン含量を低減させることのできる他の分離法、例
えば吸収、向流抽出、膜分離なども使用できる。多段を
用いる分別法が特に適している。
【0010】酸化剤からのケトンの除去の結果として、
過酸化水素の濃度が増加する。こうして、濃厚過酸化水
素含有流は一般に5〜30重量%のH2 2 を含有す
る。本発明の一実施態様では、上記流れが10重量%以
上のH2 2 を含むだろう。
【0011】本発明方法のエポキシ化工程において、濃
厚過酸化水素含有流をC2 −C4 オレフィンおよび触媒
として有効な量のチタンシリカライトと25〜120℃
(より好ましくは40〜80℃)の温度で接触させる
と、基質が目的のエポキシドに転化される。メタノール
含有希釈剤も存在させ、その際エポキシ化反応混合物か
ら回収されたメタノールを希釈剤の少なくとも一部とし
て利用する。希釈剤の残部は、もしあれば、新鮮なメタ
ノール、酸化剤混合物から分離したケトンの水素化によ
り得られた第2級アルコールもしくは新鮮な第2級アル
コールまたは他のこの種の溶媒でありうる。好ましく
は、希釈剤は主要量(例えば、70%以上)がメタノー
ル(主として再循環メタノールであって、新鮮なメタノ
ールの量はメタノール回収に伴う作業損失を補充するの
に必要とされる量に限られる)よりなるものである。用
いる希釈剤の量は(存在するオレフィンの量を除いて)
エポキシ化反応混合物中のメタノール濃度5〜60重量
%を達成するのに十分なものとする。
【0012】適当なC2 −C4 オレフィンとしては、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレン、2−
ブテンなどが挙げられる。所望するのであれば、オレフ
ィンの混合物をエポキシ化することもできる。過酸化水
素量に対するオレフィン量は特に決まっていないもの
の、オレフィン対過酸化水素のモル比は好ましくは約1
00:1から1:10とする。より好ましくは、オレフ
ィン対過酸化水素のモル比は1:2から10:1の範囲
で、最も好ましくは1:1から6:1の範囲である。本
発明方法の一実施態様において、(エポキシ化されるオ
レフィンを除いて)エポキシ化反応器への供給物は1〜
10重量%の過酸化水素、5〜40重量%のメタノー
ル、30〜85重量%の第2級アルコールおよび1〜2
5重量%の水を含有する。
【0013】本方法のエポキシ化工程において触媒とし
て有用なチタンシリカライトは、モレキュラーシーブ
(分子ふるい)の格子骨格構造におけるケイ素原子の一
部の代わりにチタンが用いてあるゼオライト物質のクラ
スを含むものである。このような物質は当技術分野で公
知である。特に好適なチタンシリカライトには、“TS
−1”(ZSM−5アルミノシリケートゼオライトに類
似したMFIトポロジーを有する)、“TS−2”(Z
SM−11アルミノシリケートゼオライトに類似したM
ELトポロジーを有する)および“TS−3”(ベルギ
ー特許第1,001,038号に記載されている)と一
般的に呼ばれているモレキュラーシーブのクラスが含ま
れる。また、ゼオライトβと同形の骨格構造を有するチ
タン含有モレキュラーシーブも使用するのに適してい
る。チタンシリカライトは格子骨格構造中にチタンとシ
リカ以外の非酸素元素を含まないことが好ましいが、少
量のホウ素、鉄、アルミニウム、ガリウムなどが存在し
てもよい。
【0014】本発明方法において使用するのに適したエ
ポキシ化触媒は、次の実験式xTiO2 :(1−x)S
iO2 (式中、xは0.0001〜0.500である)
に相当する組成を有するものである。より好ましくは、
xの値は0.01〜0.125である。チタンシリカラ
イトの格子骨格構造中のSi:Tiのモル比は有利には
9.5:1から99:1である(最も好ましくは、9.
5:1から60:1)。比較的チタンに富むシリカライ
トの使用が望ましいかもしれない。
【0015】用いる触媒の量は限定的なものではない
が、特に短時間で目的のエポキシ化反応を実質的に成し
遂げるように十分な量とすべきである。触媒の最適量
は、触媒の活性、採用する反応器または反応システムの
タイプ(すなわち、バッチ式か連続式)だけでなく反応
温度、オレフィンの反応性および濃度、過酸化水素の濃
度、有機溶媒の種類および濃度を含めて、さまざまな要
因に左右されるだろう。しかし、一般には、バッチ式エ
ポキシ化では、触媒の量はオレフィン1モルあたり0.
001〜10gである。固定床システムでは、触媒の最
適量は固定床を通る反応物の流速に影響される(一般に
は、約1〜100モルH2 2 /kg触媒/時であ
る)。
【0016】触媒は粉末、ペレット、微小球、押出材、
一体形または他の適当な物理的形態で利用される。チタ
ンシリカライトとともにバインダー(共ゲル)または担
体を使用することが有利でありうる。担持または結合さ
れた触媒は、当技術分野で知られた、一般的にゼオライ
ト触媒にとって有効な方法により製造することができ
る。好ましくは、バインダーまたは担体は本質的に非酸
性であり、過酸化水素の非選択的分解またはエポキシド
の開環を触媒しないものである。触媒は、米国特許第
4,937,216号に記述されるごとく、表面の酸度
を低下させるためにアルカリ性(塩基性)物質またはシ
リル化剤で処理することができる。
【0017】エポキシ化反応温度は好ましくは25〜1
20℃(より好ましくは40〜80℃)であり、この温
度は、本発明の方法において過酸化水素の非選択的分解
を最小限に抑えつつ、かなり短時間のうちにオレフィン
のエポキシドへの選択的転化を達成するのに十分である
ことがわかった。一般に、この反応は、適度な選択率と
調和させて、可能なかぎり高い過酸化水素の転化率、好
ましくは50%以上、より好ましくは90%以上、最も
好ましくは99%以上を達成するように実施することが
有利である。最適反応温度は、他の要因もあるが、とり
わけ、触媒の濃度および活性、基質の反応性、反応物の
濃度、用いる溶媒の種類に影響されるだろう。前記の変
動要因に応じて、反応または滞留時間は一般に約10分
から48時間が適している。この反応は大気圧または高
圧(一般的には、1〜100気圧)で行うことが好まし
い。一般には、反応成分を液体混合物として維持するこ
とが望ましい。例えば、大気圧でエポキシ化温度より低
い沸点を有するプロピレンのようなオレフィンを用いる
場合は、液相中で所望濃度のプロピレンを維持するのに
十分な過圧を用いるべきである。例えば、約60℃の反
応温度では、圧力を約190〜220psigに維持す
ることが有利である。
【0018】本発明のエポキシ化法は、固定床、輸送
床、攪拌スラリー反応器またはCSTR反応器のような
適当なタイプの反応容器または装置を使ってバッチ式、
連続式または半連続式で行うことができる。過酸化水素
を用いて金属触媒エポキシ化を実施するための公知の方
法もおおむね使用に適している。こうして、反応物は一
度に全部を合わせても、順次合わせてもよい。例えば、
過酸化水素、希釈剤および/またはオレフィンを反応ゾ
ーンに漸増的にまたは異なる地点で加えることができ
る。しかし、一般には、未反応の過酸化水素が反応ゾー
ン内のあらゆる地点で10重量%を越えないように各種
成分の添加を制御することが有利である。
【0019】濾過のような適当な方法によりエポキシ化
反応混合物から分離した後(例えば、スラリー反応器を
利用する場合)、回収されたチタンシリカライト触媒は
後続のエポキシ化反応において経済的に再利用すること
ができる。触媒を固定床の形で配置する場合、エポキシ
化反応ゾーンから流れとして取り出されたエポキシ化生
成物は本質的に触媒を含まず、触媒はエポキシ化反応ゾ
ーン内に保持される。エポキシドを連続的に製造する本
方法の実施態様では、使用済み触媒の全部または一部を
定期的にまたは常時再生して、最適活性および選択率を
維持するようにすることが望ましい。適当な再生方法は
公知であり、例えば焼成および溶媒処理が含まれる。
【0020】オレフィンと過酸化水素を所望の転化レベ
ルにまで反応させたら、水、メタノール、C2 −C4
ポキシドおよびC3 −C4 第2級アルコールを含むエポ
キシ化反応混合物をさらに処理して該混合物から実質的
に全部のエポキシドを分離し、水、メタノール、C3
4 第2級アルコールおよび1重量%未満のC2 −C4
エポキシドを含む第1の粗製アルコール流を形成させ
る。第1の粗製アルコール流を適当な分離法で処理し
て、そこから実質的に全部のメタノールを取り除くこと
により第2の粗製アルコール流を形成させる。かかる分
離は蒸留手段(例:分別蒸留)により非常に簡単に行う
ことができる。なぜなら、生成されるエポキシドや希釈
剤として利用されるメタノールよりも沸点が実質的に高
くなるように第2級アルコールを選択することができ、
それゆえ塔底物フラクションとして第2級アルコールを
回収できるからである。メタノールは気化して塔頂から
回収される。オレフィンは一般にエポキシド、第2級ア
ルコールおよびメタノールよりも沸点が低いので、エポ
キシ化反応混合物中の未反応オレフィンも蒸留によって
容易に分離し得る。ある実施態様において、過剰のオレ
フィンはフラッシュ蒸留によってエポキシドと一緒に分
離することができる。その後、分別蒸留または凝縮を用
いてエポキシドからオレフィンを分離する。他の実施態
様では、まず最初にエポキシ化反応混合物からオレフィ
ンを取り出し、その後でエポキシドを分離する。
【0021】第1の粗製アルコール流から実質的に全部
(例えば>95%、より好ましくは>99%)のメタノ
ールを除去することが重要である。なぜならば、第2級
アルコールとともに運ばれるメタノールは、第1の粗製
アルコール流中に含まれる第2級アルコールの酸素分子
による酸化の間にギ酸に転化されやすいからである。こ
のような酸は、エポキシ化反応において過酸化水素供給
源として酸化剤混合物を用いる場合にエポキシド選択率
に有害な影響を及ぼし得るので、第2級アルコール酸化
における酸生成を最小限に抑えることが一般に望まし
い。
【0022】ある種の条件のもとでは、第2級アルコー
ルのチタンシリカライト触媒酸化の結果としてエポキシ
化の間に少量のケトン副生成物が形成される可能性があ
る。そのケトン副生成物がアセトンである場合は、所望
により、メタノールの回収に先立って分別蒸留などによ
り第1の粗製アルコール流からアセトンを分離すること
ができる。ケトン副生成物が2−ブタノンであるとき
は、メタノールの回収後に第2の粗製アルコール流から
同様にそれを分離し得る。このように分離されたケトン
副生成物は再利用のために水素化によってもとの第2級
アルコールに転化することができる。
【0023】その後、第1の粗製アルコール流から得ら
れたメタノールは、少なくとも一部分がエポキシ化工程
において希釈剤の少なくとも一部として使用するために
再循環される。本発明方法の重要な利点は、満足のゆく
結果を得るために、回収されたメタノールをエポキシ化
での再利用に先立ってさらに精製したり処理したりする
必要がまったくないことである。分別蒸留により、上記
流れの他の成分からのメタノールの実質的に完全な分離
が容易に達成される。
【0024】第2の粗製アルコール流は酸化工程におい
て第2級アルコールの供給源として使用するために再循
環され得る。好ましくは、最初に、第2の粗製アルコー
ル流を分別蒸留のような手段によりさらに分離して、エ
ポキシ化の間に過酸化水素からの共生成物として形成さ
れた分量の水を塔底物フラクションの形で取り出し、精
製された第2級アルコールを(一般には、水との共沸混
合物として)塔頂から回収する。
【0025】水素化工程において、酸化剤混合物から分
離されたケトンは、遷移金属水素化触媒の存在下で水素
と反応させることにより、もとの第2級アルコールに転
化される。遷移金属触媒および水素ガスを用いる接触水
素化によりアセトンや2−ブタノンといった脂肪族ケト
ンをその対応する第2級脂肪族アルコールに転化する方
法は公知である。
【0026】水素化触媒としての遷移金属はパラジウ
ム、白金、クロム(例えば、亜クロム酸銅の形)、ロジ
ウム、ニッケルまたはルテニウムが最適である。水が存
在する場合は、ラネーニッケルまたはモリブデン促進ニ
ッケルを使用することが特に有利である。水素化は液相
でも気相でもうまく進行する。
【0027】水素化の温度、水素圧および触媒濃度は、
ケトンの過度の還元を起こすことなく、実施可能な短い
反応時間(すなわち、およそ15分から12時間)でケ
トンの第2級アルコールへの実質的(すなわち、80%
以上、より好ましくは95%以上)転化を達成するよう
に選択される。最適な水素化条件は選ばれた触媒のタイ
プおよびケトンの反応性に応じて変化するものの、ケト
ン水素化に関する従来技術に基づいて最小限の実験作業
によって当業者が簡単に決定しうる。一般的には、約2
0〜175℃の温度と約0.5〜100気圧の水素圧を
用いるのが適している。好ましくは、H2 対ケトンのモ
ル比を約1:1から4:1とする。用いる触媒の量は有
利には重量毎時空間速度を0.1〜10gケトン/g触
媒/時とするのに十分な量である。
【0028】水素化工程は、塔頂流を遷移金属水素化触
媒および水素と緊密に接触させることのできる適当な反
応容器または装置を使ってバッチ式、半バッチ式、連続
式または半連続式で行うことができる。通常、触媒の性
状は不均質であるから、固定床またはスラリー型の反応
器を用いることが特に便利である。細流床システムも使
用可能である。
【0029】
【実施例】図1は、プロピレンを接触エポキシ化してプ
ロピレンオキシドを製造する本発明の統合されたエポキ
シ化法の一実施態様を示すものである。第2級アルコー
ルを含む流れをライン1を経てアルコール酸化ゾーン2
に送り、そこで第2級アルコールを酸素分子と部分的に
反応させて過酸化水素、ケトンおよび剰余の第2級アル
コールを含む酸化剤混合物を形成する。酸素分子はライ
ン3から導入された空気または純粋なO2 もしくは希釈
したO2 により供給される。
【0030】過酸化水素、ケトンおよび第2級アルコー
ルを含む酸化剤混合物はゾーン2からライン4を経て酸
化剤蒸留ゾーン5に送る。ゾーン5で酸化剤混合物を分
別蒸留にかける。ケトンを(いくつかの場合には、一部
の第2級アルコールと一緒に)塔頂から取り出し、ライ
ン7を経て水素化ゾーン6に送る。過酸化水素と第2級
アルコールを含む塔底物フラクション(すなわち、濃厚
過酸化水素含有流)はエポキシ化において使用するため
にライン8を経て前方へ送る。
【0031】エポキシ化すべきオレフィンはライン9お
よび10によってエポキシ化ゾーン11に供給する。図
1に示した特定の実施態様では、ライン8および21も
ライン9から分離された地点でライン10に入る。しか
し、各種の供給物流をエポキシ化ゾーン11に導入する
他の多くの方法が実施可能である。例えば、ライン8お
よび21の内容物を、ライン10に入る前に共通のライ
ンの中で合体させてもよい。また、オレフィン、再循環
メタノール(希釈剤)および濃厚過酸化水素含有流を別
々にエポキシ化ゾーン11に直接導入してもよい。それ
ゆえ、濃厚過酸化水素含有流をメタノールで希釈するこ
とが最終結果であるという条件で、各種反応成分をエポ
キシ化ゾーンに導入するための正確な方法は特に決まっ
ていない。
【0032】チタンシリカライト触媒はゾーン11に固
定床として配置することが好ましいが、スラリー配置も
採用しうる。オレフィン、濃厚過酸化水素含有流および
希釈剤はゾーン11内でチタンシリカライトと接触させ
て所望の反応温度で、少なくとも一部のオレフィンを対
応するC3 −C4 エポキシドに転化するのに十分な時間
維持する。その結果、過酸化水素の大半または全部が消
費されて、共生成物として水が形成される。このように
製造されたエポキシ化反応混合物はライン12を通して
オレフィン回収ゾーン13に送り、そこで未反応のオレ
フィンを蒸留などの適当な手段で分離し、ライン14お
よび10を経てエポキシ化ゾーン11へ再循環させる。
エポキシ化反応混合物の残部はライン15を経由してエ
ポキシド精製ゾーン16に送り、そこでプロピレンオキ
シドを蒸留などの適当な手段で分離し、ライン17によ
り取り出す。エポキシ化反応混合物からエポキシドと未
反応オレフィンを取り除くと、イソプロパノール、メタ
ノール、より重質の物質(例えば、水、酸類、グリコー
ル類など、あるにしてもごくわずかのプロピレンオキシ
ド)を含む第1の粗製アルコール流が得られる。第1の
粗製アルコール流はエポキシド精製ゾーン16からライ
ン18を経て送り、粗製アルコール精製ゾーン19に導
入する。ゾーン19内で、蒸留などの適当な手段により
第1の粗製アルコール流からメタノールを分離する。分
離されたメタノール(例えば、蒸留中に軽質フラクショ
ンとして塔頂から取り出される)は希釈剤として使用す
るためにライン20および21を経てエポキシ化ゾーン
11に再循環させる。必要ならば、ライン22を通る補
充用メタノールを再循環メタノールと一緒に合わせても
よい。
【0033】ゾーン19において第1の粗製アルコール
流からメタノールを分離することにより生成された第2
の粗製アルコール流は、ライン23を経て第2級アルコ
ール精製ゾーン24に送られる。第2級アルコール精製
ゾーン24を作動させて、精製された第2級アルコール
(または、いくつかの実施態様では、第2級アルコール
と水の共沸混合物)を塔頂で取り出し、エポキシ化の間
に過酸化水素からの共生成物として形成された水の少な
くとも一部とより重質のエポキシ化副生成物(酸類、グ
リコール類)を含有する水性流を塔底物フラクションと
して生成させ、ライン25により抜き取る。精製された
第2級アルコールはライン28および1を経てアルコー
ル酸化ゾーン2に返送する。補充用の第2級アルコール
をライン29を用いて導入してもよい。
【0034】酸化剤蒸留ゾーン5からの塔頂流はライン
7を経て水素化ゾーン6に送り、そこで塔頂流を担持ル
テニウムまたはモリブデン促進ラネーニッケルのような
適当な水素化触媒(好ましくは、ゾーン6の内部に固定
床として配置される)の存在下で水素(ライン26によ
り導入される)と反応させて、ケトンの少なくとも一
部、好ましくは実質的に全部(例えば、95%以上)を
もとの第2級アルコールに転化させる。所望により、ゾ
ーン6からライン27を経て抜き取られた水素化流は
(例えば、アルコール精製ゾーン24において)さらに
精製してもよいし、あるいはアルコール酸化ゾーン2に
直接返送してもよい。
【0035】先の記載から、当業者は、本発明の本質的
特徴を容易に認識し、本発明の精神および範囲から逸脱
することなく、さまざまな使用法、条件および態様へ本
発明を適合させるべく本発明を変更および修飾すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の適当な実施態様を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
2 アルコール酸化ゾーン 5 酸化剤蒸留ゾーン 6 水素化ゾーン 11 エポキシ化ゾーン 13 オレフィン回収ゾーン 16 エポキシド精製ゾーン 19 粗製アルコール精製ゾーン 24 第2級アルコール精製ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョン シー ジュビン ジュニア アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19382 ウエスト チェスター サミット ハウ ス 144 (72)発明者 ジェン ジー ザジャセック アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19333 デボンクローブリー ロード 669

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程: (a)液相中でC3 −C4 第2級アルコールと酸素分子
    を反応させてC3 −C4 第2級アルコール、該C3 −C
    4 第2級アルコールに対応するC3 −C4 ケトンおよび
    過酸化水素を含む酸化剤混合物を形成すること; (b)酸化剤混合物から実質的に全部のC3 −C4 ケト
    ンを分離してC3 −C4 第2級アルコール、過酸化水素
    および1重量%未満のC3 −C4 ケトンを含む濃厚過酸
    化水素含有流を得ること; (c)濃厚過酸化水素含有流とC2 −C4 オレフィンと
    をチタンシリカライト触媒およびメタノール含有希釈剤
    の存在下で反応させてC2 −C4 オレフィンに対応する
    2 −C4 エポキシド、水、メタノールおよびC3 −C
    4 第2級アルコールを含むエポキシ化反応混合物を形成
    すること; (d)エポキシ化反応混合物から実質的に全部のC2
    4 エポキシドを分離して水、C3 −C4 第2級アルコ
    ール、メタノールおよび1重量%未満のC2 −C4 エポ
    キシドを含む第1の粗製アルコール流を形成すること; (e)第1の粗製アルコール流から実質的に全部のメタ
    ノールを分離して水、C3 −C4 第2級アルコールおよ
    び1重量%未満のメタノールを含む第2の粗製アルコー
    ル流を形成すること;および (f)工程(e)で分離したメタノールの少なくとも一
    部を工程(c)において希釈剤の少なくとも一部として
    使用するために再循環すること;を含んでなる統合され
    たエポキシ化法。
  2. 【請求項2】 工程(b)で酸化剤混合物から分離され
    たC3 −C4 ケトンをC3 −C4 第2級アルコールに水
    素化する、請求項1に記載の統合されたエポキシ化法。
  3. 【請求項3】 C2 −C4 オレフィンがプロピレンであ
    る、請求項1に記載の統合されたエポキシ化法。
  4. 【請求項4】 C3 −C4 第2級アルコールがイソプロ
    パノールである、請求項1に記載の統合されたエポキシ
    化法。
  5. 【請求項5】 濃厚過酸化水素含有流が5重量%より多
    く30重量%より少ない過酸化水素を含有する、請求項
    1に記載の統合されたエポキシ化法。
  6. 【請求項6】 工程(c)において、希釈剤の量が、濃
    厚過酸化水素含有流と希釈剤の合計重量に対して1〜1
    0重量%の過酸化水素濃度を与えるのに十分な量であ
    る、請求項1に記載の統合されたエポキシ化法。
  7. 【請求項7】 チタンシリカライトがMFI、MELま
    たはゼオライトβのトポロジーを有する、請求項1に記
    載の統合されたエポキシ化法。
  8. 【請求項8】 チタンシリカライトが化学式xTi
    2 :(1−x)SiO2 (式中、xは0.01〜0.
    125である)に相当する組成を有する、請求項1に記
    載の統合されたエポキシ化法。
  9. 【請求項9】 分離工程(b)を蒸留により行い、それ
    により実質的に全部のC3 −C4 ケトンを気化させかつ
    塔頂流として酸化剤混合物から分離する、請求項1に記
    載の統合されたエポキシ化法。
  10. 【請求項10】 工程(a)を50〜200℃の温度で
    行う、請求項1に記載の統合されたエポキシ化法。
  11. 【請求項11】 工程(c)を25〜120℃の温度で
    行う、請求項1に記載の統合されたエポキシ化法。
  12. 【請求項12】 工程(a)で使用するために、第2の
    粗製アルコール流中の少なくとも一部のC3 −C4 第2
    級アルコールを再循環する追加工程を含む、請求項1に
    記載の統合されたエポキシ化法。
  13. 【請求項13】 工程(a)で使用するために再循環す
    る前に、第2の粗製アルコール流中の少なくとも一部の
    水をC3 −C4 第2級アルコールから分離する、請求項
    12に記載の統合されたエポキシ化法。
  14. 【請求項14】 次の工程: (a)液相中でイソプロパノールと酸素分子を50〜2
    00℃で反応させてイソプロパノール、アセトンおよび
    過酸化水素を含む酸化剤混合物を形成すること; (b)酸化剤混合物を蒸留にかけ、それにより実質的に
    全部のアセトンを気化させかつ塔頂流として酸化剤混合
    物から分離して、イソプロパノール、5重量%より多く
    30重量%より少ない過酸化水素および1重量%未満の
    アセトンを含む濃厚過酸化水素含有流を得ること; (c)濃厚過酸化水素含有流とプロピレンとをチタンシ
    リカライト触媒およびメタノール含有希釈剤の存在下に
    40〜80℃で反応させて、水、プロピレンオキシド、
    メタノールおよびイソプロパノールを含むエポキシ化反
    応混合物を形成すること; (d)蒸留によりエポキシ化反応混合物から実質的に全
    部のプロピレンオキシドを分離して水、メタノール、イ
    ソプロパノールおよび1重量%未満のプロピレンオキシ
    ドを含む第1の塔底物流を形成すること; (e)蒸留により第1の塔底物流から実質的に全部のメ
    タノールを分離して、水、イソプロパノールおよび1重
    量%未満のメタノールを含む第2の塔底物流を形成する
    こと; (f)工程(e)で分離したメタノールの少なくとも一
    部を工程(c)において希釈剤の少なくとも一部として
    使用するために再循環すること; (g)第2の塔底物流から少なくとも一部の水を分離し
    て粗製イソプロパノール流を形成すること; (h)工程(b)で酸化剤混合物から分離したアセトン
    をイソプロパノールに水素化すること;および (i)粗製イソプロパノール流と工程(h)で得られた
    イソプロパノールを工程(a)において使用するために
    再循環すること;を含んでなる統合されたエポキシ化
    法。
  15. 【請求項15】 工程(h)をパラジウム、白金、ルテ
    ニウム、クロム、ロジウムおよびニッケルよりなる群か
    ら選ばれる遷移金属を含む水素化触媒の存在下に20〜
    175℃、水素圧0.5〜100気圧で行う、請求項1
    4に記載の統合されたエポキシ化法。
  16. 【請求項16】 チタンシリカライト触媒を固定床の形
    で配置する、請求項14に記載の統合されたエポキシ化
    法。
  17. 【請求項17】 工程(c)におけるプロピレン:過酸
    化水素のモル比が1:2〜10:1である、請求項14
    に記載の統合されたエポキシ化法。
  18. 【請求項18】 メタノールがエポキシ化反応混合物の
    5〜60重量%を占める、請求項14に記載の統合され
    たエポキシ化法。
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