JPH08245675A - セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーとそれらからのオリゴマーの製造方法 - Google Patents
セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーとそれらからのオリゴマーの製造方法Info
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- JPH08245675A JPH08245675A JP7052326A JP5232695A JPH08245675A JP H08245675 A JPH08245675 A JP H08245675A JP 7052326 A JP7052326 A JP 7052326A JP 5232695 A JP5232695 A JP 5232695A JP H08245675 A JPH08245675 A JP H08245675A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Saccharide Compounds (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高重合度のセロオリゴ糖の製造方法、及び該
セロオリゴ糖の原料モノマーとして優れている新規なセ
ロトリオース並びにセロテトラオースモノマーを提供す
る。 【構成】 セロオリゴ糖の原料モノマーとして、新規な
フッ化β−D−セロトリオシル及びフッ化β−D−セロ
テトラオシルを開発した。これらのいずれかのモノマー
に、アセトニトリルと緩衝液との混合液中でセルラーゼ
を作用させることによってセロオリゴ糖を得る。
セロオリゴ糖の原料モノマーとして優れている新規なセ
ロトリオース並びにセロテトラオースモノマーを提供す
る。 【構成】 セロオリゴ糖の原料モノマーとして、新規な
フッ化β−D−セロトリオシル及びフッ化β−D−セロ
テトラオシルを開発した。これらのいずれかのモノマー
に、アセトニトリルと緩衝液との混合液中でセルラーゼ
を作用させることによってセロオリゴ糖を得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なセロトリオース
並びにセロテトラオースモノマー及びこれらを出発原料
とし、これらにセルラーゼを作用させることを特徴とす
るセロオリゴマーの製造方法に関するものである。
並びにセロテトラオースモノマー及びこれらを出発原料
とし、これらにセルラーゼを作用させることを特徴とす
るセロオリゴマーの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルロースは紙、パルプの原料として使
用される他、セルロースアセテート、エチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等、様々な機能性を有するセルロース誘導体の出発原料
として用いられる等、工業原料として極めて重要であ
る。
用される他、セルロースアセテート、エチルセルロー
ス、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等、様々な機能性を有するセルロース誘導体の出発原料
として用いられる等、工業原料として極めて重要であ
る。
【0003】また、セルロースよりも分子量の低いセロ
オリゴ糖も食品添加物、医薬品、臨床試験用酵素基質な
どの分野での利用が期待されている。
オリゴ糖も食品添加物、医薬品、臨床試験用酵素基質な
どの分野での利用が期待されている。
【0004】一方、従来より、フッ化β−D−セロビオ
シルについては、久保ら(日本大学獣医学部学術研究報
告書、41、9 、1984)により知られている。また、この
フッ化β−D−セロビオシルを出発原料としてこれにセ
ルラーゼを作用させることによりセルロースオリゴマー
が得られることも知られている(特願平1−23961
1号)
シルについては、久保ら(日本大学獣医学部学術研究報
告書、41、9 、1984)により知られている。また、この
フッ化β−D−セロビオシルを出発原料としてこれにセ
ルラーゼを作用させることによりセルロースオリゴマー
が得られることも知られている(特願平1−23961
1号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】セルロースは、一般に
木材、綿等の天然繊維素材より、単離、精製することに
より、得られているが、森林資源の保護の面から、これ
に代わる製造方法が求められている。一方、セロオリゴ
糖については、前記した如くフッ化β−D−セロビオシ
ルにセルラーゼを作用させて製造されることが報告され
ているが、この方法では、重合度の高いセロオリゴ糖を
生成することは困難である。
木材、綿等の天然繊維素材より、単離、精製することに
より、得られているが、森林資源の保護の面から、これ
に代わる製造方法が求められている。一方、セロオリゴ
糖については、前記した如くフッ化β−D−セロビオシ
ルにセルラーゼを作用させて製造されることが報告され
ているが、この方法では、重合度の高いセロオリゴ糖を
生成することは困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記問題
点を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、新規なセロト
リオース並びにセロテトラオースモノマーを合成するこ
とに成功し、さらにこれらを出発原料とし、これにセル
ラーゼを作用することにより比較的、高重合度のセロオ
リゴ糖を製造することに成功し、本発明に想到したもの
である。
点を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、新規なセロト
リオース並びにセロテトラオースモノマーを合成するこ
とに成功し、さらにこれらを出発原料とし、これにセル
ラーゼを作用することにより比較的、高重合度のセロオ
リゴ糖を製造することに成功し、本発明に想到したもの
である。
【0007】すなわち、本発明は、下記構造式で示され
るセロトリオースモノマーであるフッ化β−セロトリオ
シルを提供するものである。
るセロトリオースモノマーであるフッ化β−セロトリオ
シルを提供するものである。
【化3】
【0008】また、本発明は、下記構造式で示されるセ
ロテトラオースモノマーであるフッ化β−D−セロテト
ラオシルを提供するものである。
ロテトラオースモノマーであるフッ化β−D−セロテト
ラオシルを提供するものである。
【化4】
【0009】また、本発明は、後述する反応式Iで示さ
れる一連の工程を含むフッ化β−D−セロトリオシルの
製造方法を提供するものである。また、本発明は、後述
する反応式IIで示される一連の工程を含むフッ化β−D
−セロテトラオシルの製造方法を提供するものである。
さらに本発明は、前記フッ化β−D−セロトリオシル又
はフッ化β−D−セロテトラシルに、アセトニトリルと
緩衝液との混合液中で、セルラーゼを作用させることを
含むセロオリゴ糖の製造方法を提供するものである。
れる一連の工程を含むフッ化β−D−セロトリオシルの
製造方法を提供するものである。また、本発明は、後述
する反応式IIで示される一連の工程を含むフッ化β−D
−セロテトラオシルの製造方法を提供するものである。
さらに本発明は、前記フッ化β−D−セロトリオシル又
はフッ化β−D−セロテトラシルに、アセトニトリルと
緩衝液との混合液中で、セルラーゼを作用させることを
含むセロオリゴ糖の製造方法を提供するものである。
【化5】
【化6】
【0010】フッ化β−D−セロトリオシル(16)の製
造法 セロトリオースモノマーすなわちフッ化β−D−セロト
リオシル(16)は、以下の反応式(I)で示される経路
により合成することができる。以下に、この反応式Iに
従って概略を説明する。なお以下の説明において物質名
の後にかっこ書きで示した数字は、反応式I中において
示した化学式の番号である。
造法 セロトリオースモノマーすなわちフッ化β−D−セロト
リオシル(16)は、以下の反応式(I)で示される経路
により合成することができる。以下に、この反応式Iに
従って概略を説明する。なお以下の説明において物質名
の後にかっこ書きで示した数字は、反応式I中において
示した化学式の番号である。
【0011】セロビオースオクタアセテート(1)のク
ロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下反応させること
を含む工程により、臭化2,3,6,2′,3′,
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオ
シル(2)を得る。次にグルコース(3)をピリジン
中、無水酢酸と反応させることを含む工程により、グル
コースペンタアセテート(4)を得る。
ロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下反応させること
を含む工程により、臭化2,3,6,2′,3′,
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオ
シル(2)を得る。次にグルコース(3)をピリジン
中、無水酢酸と反応させることを含む工程により、グル
コースペンタアセテート(4)を得る。
【0012】次にグルコースペンタアセテート(4)の
クロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下反応させるこ
とを含む工程により、臭化2,3,4,6−テトラ−O
−アセチル−α−D−グルコピラノシル(5)を得る。
クロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下反応させるこ
とを含む工程により、臭化2,3,4,6−テトラ−O
−アセチル−α−D−グルコピラノシル(5)を得る。
【0013】次に臭化2,3,4,6−テトラ−O−ア
セチル−α−D−グルコピラノシル(5)をベンジルア
ルコール中で、酸化銀及び無水硫酸カルシウムを反応さ
せることを含む工程により、ベンジル2,3,4,6−
テトラ−O−アセチル−α−D−グリコピラノシド
(6)を得る。
セチル−α−D−グルコピラノシル(5)をベンジルア
ルコール中で、酸化銀及び無水硫酸カルシウムを反応さ
せることを含む工程により、ベンジル2,3,4,6−
テトラ−O−アセチル−α−D−グリコピラノシド
(6)を得る。
【0014】次に2,3,4,6−テトラ−O−アセチ
ル−α−D−グルコピラノシド(6)をメタノール中、
ナトリウムメトキシドと反応させることを含む工程によ
り、ベンジルβ−D−グルコピラノシド(7)を得る。
ル−α−D−グルコピラノシド(6)をメタノール中、
ナトリウムメトキシドと反応させることを含む工程によ
り、ベンジルβ−D−グルコピラノシド(7)を得る。
【0015】次にベンジルβ−D−グルコピラノシド
(7)をベンズアルデヒドジメチルアセタールと反応さ
せることを含む工程により、ベンジル4,6−O−ベン
ジリデン−β−D−グルコピラノシド(8)を得る。次
にベンジル4,6−O−ベンジリデン−β−D−グルコ
ピラノシド(8)を水素化ナトリウム、引き続いて臭化
ベンジルと反応させることを含む工程により、ベンジル
2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデン
−β−D−グルコピラノシド(9)を得る。
(7)をベンズアルデヒドジメチルアセタールと反応さ
せることを含む工程により、ベンジル4,6−O−ベン
ジリデン−β−D−グルコピラノシド(8)を得る。次
にベンジル4,6−O−ベンジリデン−β−D−グルコ
ピラノシド(8)を水素化ナトリウム、引き続いて臭化
ベンジルと反応させることを含む工程により、ベンジル
2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデン
−β−D−グルコピラノシド(9)を得る。
【0016】次に、ベンジル2,3−ジ−O−ベンジル
−4,6−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシ
ド(9)を水素化シアノホウ素ナトリウム並びにHCl
と反応させることを含む工程により、2,3,6−トリ
−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシド(10)を得
る。
−4,6−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシ
ド(9)を水素化シアノホウ素ナトリウム並びにHCl
と反応させることを含む工程により、2,3,6−トリ
−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシド(10)を得
る。
【0017】次にトリクロロメタンスルホン酸銀、1,
1,3,3−テトラメチル尿素及びベンジル2,3,6
−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシド(1
0)のジクロロメタン懸濁液に臭化2,3,6,2′,
3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−セロビ
オシル(2)のジクロロメタン溶液を滴下反応させるこ
とを含む工程により、ベンジル2,3,6−トリ−O−
ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシド(11)を得る。
1,3,3−テトラメチル尿素及びベンジル2,3,6
−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシド(1
0)のジクロロメタン懸濁液に臭化2,3,6,2′,
3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−セロビ
オシル(2)のジクロロメタン溶液を滴下反応させるこ
とを含む工程により、ベンジル2,3,6−トリ−O−
ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシド(11)を得る。
【0018】次に、ベンジル2,3,6−トリ−O−ベ
ンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β
−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシド(11)をパラジウム−
カーボン触媒下、水添反応させることを含む工程によ
り、4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕グ
ルコピラノース(12)を得る。
ンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β
−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシド(11)をパラジウム−
カーボン触媒下、水添反応させることを含む工程によ
り、4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕グ
ルコピラノース(12)を得る。
【0019】次に、4−O−〔2,3,6−トリ−O−
アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコ
ピラノシル〕−D−グルコピラノース(12)をピリジン
中、無水酢酸と反応させることを含む工程により、セロ
トリオースウンデカアセテート(13)を得る。次にセロ
トリオースウンデカアセテート(13)のクロロホルム溶
液にHBr酢酸溶液を滴下反応させることを含む工程に
より、臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グル
コピラノシル(14)を得る。
アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコ
ピラノシル〕−D−グルコピラノース(12)をピリジン
中、無水酢酸と反応させることを含む工程により、セロ
トリオースウンデカアセテート(13)を得る。次にセロ
トリオースウンデカアセテート(13)のクロロホルム溶
液にHBr酢酸溶液を滴下反応させることを含む工程に
より、臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グル
コピラノシル(14)を得る。
【0020】次に、臭化2,3,6−トリ−O−アセチ
ル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β、D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−
β−D−グルコピラノシル(14)をアセトニトリル中
で、フッ化銀と反応させることを含む工程により、フッ
化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−〔2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル(15)を得る。
ル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β、D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−
β−D−グルコピラノシル(14)をアセトニトリル中
で、フッ化銀と反応させることを含む工程により、フッ
化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−〔2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル(15)を得る。
【0021】次に、フッ化2,3,6−トリ−O−アセ
チル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4
−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−
D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕
−β−D−グルコピラノシル(15)をメタノール中、ナ
トリウムメトキシドと反応させることを含む工程によ
り、β−D−セロトリオシル(16)を得る。
チル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4
−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−
D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕
−β−D−グルコピラノシル(15)をメタノール中、ナ
トリウムメトキシドと反応させることを含む工程によ
り、β−D−セロトリオシル(16)を得る。
【0022】フッ化β−D−セロテトラオシル(13)の
製造法 セロテトラオースモノマーすなわち、フッ化β−D−セ
ロテトラオシル(13)は、以下の反応式(II)で示され
る経路により合成される。
製造法 セロテトラオースモノマーすなわち、フッ化β−D−セ
ロテトラオシル(13)は、以下の反応式(II)で示され
る経路により合成される。
【化7】
【化8】
【0023】以下に、この反応式(II)に従って、概略
を説明する。なお、以下の説明において、物質名の後に
かっこ書きで示した数字は、反応式(II)中において、
示した化学式の番号である。
を説明する。なお、以下の説明において、物質名の後に
かっこ書きで示した数字は、反応式(II)中において、
示した化学式の番号である。
【0024】セロビオースオクタアセテート(1)のク
ロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下反応させること
を含む工程により、臭化2,3,6,2′,3′,
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオ
シル(2)を得る。
ロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下反応させること
を含む工程により、臭化2,3,6,2′,3′,
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオ
シル(2)を得る。
【0025】次に、臭化2,3,6,2′,3′,
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオ
シル(2)をベンジルアルコール中、炭酸銀並びに、無
水硫酸カルシウムと反応させることを含む工程により、
ベンジル2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ
−O−アセチル−β−D−セロビオシド(3)を得る。
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオ
シル(2)をベンジルアルコール中、炭酸銀並びに、無
水硫酸カルシウムと反応させることを含む工程により、
ベンジル2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ
−O−アセチル−β−D−セロビオシド(3)を得る。
【0026】次に、ベンジル2,3,6,2′,3′,
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−β−D−セロビオ
シド(3)をメタノール中、ナトリウムメトキシドと反
応させることを含む工程によりベンジルβ−D−セロビ
オシド(4)を得る。次にベンジルβ−D−セロビオシ
ド(4)をベンズアルデヒドジメチルアセタールと反応
させることを含む工程により、ベンジル4′,6′−O
−ベンジリデン−β−D−セロビオシド(5)を得る。
4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−β−D−セロビオ
シド(3)をメタノール中、ナトリウムメトキシドと反
応させることを含む工程によりベンジルβ−D−セロビ
オシド(4)を得る。次にベンジルβ−D−セロビオシ
ド(4)をベンズアルデヒドジメチルアセタールと反応
させることを含む工程により、ベンジル4′,6′−O
−ベンジリデン−β−D−セロビオシド(5)を得る。
【0027】次に、ベンジル4′,6′−O−ベンジリ
デン−β−D−セロビオシド(5)に水素化ナトリウ
ム、引き続いて臭化ベンジルを滴下反応させることを含
む工程によりベンジル2,3,6,2′,3′−ペンタ
−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン−β−
D−セロビオシド(6)を得る。
デン−β−D−セロビオシド(5)に水素化ナトリウ
ム、引き続いて臭化ベンジルを滴下反応させることを含
む工程によりベンジル2,3,6,2′,3′−ペンタ
−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン−β−
D−セロビオシド(6)を得る。
【0028】次に、ベンジル2,3,6,2′,3′−
ペンタ−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン
−β−D−セロビオシド(6)を水素化シアノホウ素ナ
トリウム並びにHClと反応させること含む工程によ
り、ベンジル2,3,6,2′,3′,6′−ヘキサ−
O−ベンジル−β−D−セロビオシド(7)を得る。
ペンタ−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン
−β−D−セロビオシド(6)を水素化シアノホウ素ナ
トリウム並びにHClと反応させること含む工程によ
り、ベンジル2,3,6,2′,3′,6′−ヘキサ−
O−ベンジル−β−D−セロビオシド(7)を得る。
【0029】次にトリクロロメタンスルホン酸、1,
1,3,3−テトラメチル尿素、及びベンジル2,3,
6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル−β−D
−セロビオシド(7)のジクロロメタン懸濁液に臭化
2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O−ア
セチル−α−セロビオシル(2)のジクロロメタン溶液
を滴下反応させることを含む工程により、ベンジル2,
3,6−トリ−O−ベンジル−4−O−〔2,3,6−
トリ−O−ベンジル−4−O−{2,3,6−トリ−O
−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−
アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グル
コピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D
−グルコピラノシド(8)を得る。
1,3,3−テトラメチル尿素、及びベンジル2,3,
6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル−β−D
−セロビオシド(7)のジクロロメタン懸濁液に臭化
2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O−ア
セチル−α−セロビオシル(2)のジクロロメタン溶液
を滴下反応させることを含む工程により、ベンジル2,
3,6−トリ−O−ベンジル−4−O−〔2,3,6−
トリ−O−ベンジル−4−O−{2,3,6−トリ−O
−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−
アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グル
コピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D
−グルコピラノシド(8)を得る。
【0030】次に、ベンジル2,3,6−トリ−O−ベ
ンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベンジル−
4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシド
(8)をパラジウム−カーボン触媒下、水添反応させる
ことを含む工程により、4−O−〔4−O−{2,3,
6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−
テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−
β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノース(9)を得る。
ンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベンジル−
4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシド
(8)をパラジウム−カーボン触媒下、水添反応させる
ことを含む工程により、4−O−〔4−O−{2,3,
6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−
テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−
β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノース(9)を得る。
【0031】次に、4−O−〔4−O−{2,3,6−
トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テト
ラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−
D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕
−β−D−グルコピラノース(9)をピリジン中、無水
酢酸と反応させることを含む工程により、セロテトラオ
ーステトラデカアセテート(10)を得る。
トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テト
ラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−
D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕
−β−D−グルコピラノース(9)をピリジン中、無水
酢酸と反応させることを含む工程により、セロテトラオ
ーステトラデカアセテート(10)を得る。
【0032】次に、セロテトラオーステトラデカアセテ
ート(10)のクロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下
反応させることを含む工程により臭化2,3,6−トリ
−O−アセチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ア
セチル−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β
−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル(11)を得る。
ート(10)のクロロホルム溶液にHBr酢酸溶液を滴下
反応させることを含む工程により臭化2,3,6−トリ
−O−アセチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ア
セチル−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β
−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル(11)を得る。
【0033】次に、臭化2,3,6−トリ−O−アセチ
ル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル
(11)をアセトニトリル中で、フッ化銀と反応させるこ
とを含むことにより、フッ化2,3,6−トリ−O−ア
セチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル
(12)を得る。
ル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル
(11)をアセトニトリル中で、フッ化銀と反応させるこ
とを含むことにより、フッ化2,3,6−トリ−O−ア
セチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル
(12)を得る。
【0034】次に、フッ化2,3,6−トリ−O−アセ
チル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4
−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル
(12)をメタノール中に、ナトリウムメトキシドと反応
させることを含む工程により、β−D−セロテトラオシ
ル(13)を得る。
チル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4
−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−
D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル
(12)をメタノール中に、ナトリウムメトキシドと反応
させることを含む工程により、β−D−セロテトラオシ
ル(13)を得る。
【0035】セロオリゴ糖の製造法 上記したフッ化β−D−セロトリオシル、又はフッ化β
−D−セロテトラオシルを、セルラーゼの存在下で重合
し、下記構造式のセロオリゴ糖が生成する。
−D−セロテトラオシルを、セルラーゼの存在下で重合
し、下記構造式のセロオリゴ糖が生成する。
【化9】
【0036】なお、セロオリゴ糖の具体的製造法は次の
通りである。すなわち、フッ化β−D−セロトリオシル
またはフッ化β−D−セロテトラオシルをアセトニトリ
ルと緩衝液(例えば酢酸緩衝溶液)の混合液に溶かした
ものに、セルラーゼを緩衝液(例えば酢酸緩衝液)に溶
かしたものを加え攪拌下で反応させる。反応終了後、反
応液に過剰量のアセトニトリルを加え、加熱することに
より、セルラーゼを失活させ、次いで、溶媒を除去した
ものを精製・分離することによりセロオリゴ糖が得られ
る。
通りである。すなわち、フッ化β−D−セロトリオシル
またはフッ化β−D−セロテトラオシルをアセトニトリ
ルと緩衝液(例えば酢酸緩衝溶液)の混合液に溶かした
ものに、セルラーゼを緩衝液(例えば酢酸緩衝液)に溶
かしたものを加え攪拌下で反応させる。反応終了後、反
応液に過剰量のアセトニトリルを加え、加熱することに
より、セルラーゼを失活させ、次いで、溶媒を除去した
ものを精製・分離することによりセロオリゴ糖が得られ
る。
【0037】
【実施例】実施例1 フッ化β−D−セロトリオシル(16)の製造方法(上記
反応式Iを参照して説明する)臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O
−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応式Iの
(2)〕 セロビオースオクタアセテート〔反応式Iの(1)〕
(25.0g,36.84mmol)のクロロホルム溶
液(125ml)に、30%臭化水素酢酸溶液(37.
5ml)をクロロホルム(25ml)で希釈した混合溶
液を0℃で滴下し、5時間攪拌した。TLCにより反応
終了を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が中性
になるまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無水硫
酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポレートして、白
色粉末状の臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−
ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応式
Iの(2)〕(25.61g,36.61mmol,9
9.37%)を得た。
反応式Iを参照して説明する)臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O
−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応式Iの
(2)〕 セロビオースオクタアセテート〔反応式Iの(1)〕
(25.0g,36.84mmol)のクロロホルム溶
液(125ml)に、30%臭化水素酢酸溶液(37.
5ml)をクロロホルム(25ml)で希釈した混合溶
液を0℃で滴下し、5時間攪拌した。TLCにより反応
終了を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が中性
になるまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無水硫
酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポレートして、白
色粉末状の臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−
ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応式
Iの(2)〕(25.61g,36.61mmol,9
9.37%)を得た。
【0038】グルコースペンタアセテート〔反応式Iの
(4)〕 グルコース〔反応式Iの(3)〕(20.0g,11
1.0mmol)、無水酢酸(92ml)、ピリジン
(133ml)を加え、室温で20時間攪拌した。TL
Cにより反応終了を確認した後、氷水600ml中に攪
拌しながら加え再沈澱させる。これをろ過してグルコー
スペンタアセテート〔反応式Iの(4)〕(40.75
g,104.4mmol,94.05%)を得た。
(4)〕 グルコース〔反応式Iの(3)〕(20.0g,11
1.0mmol)、無水酢酸(92ml)、ピリジン
(133ml)を加え、室温で20時間攪拌した。TL
Cにより反応終了を確認した後、氷水600ml中に攪
拌しながら加え再沈澱させる。これをろ過してグルコー
スペンタアセテート〔反応式Iの(4)〕(40.75
g,104.4mmol,94.05%)を得た。
【0039】臭化2,3,4,6−テトラ−O−アセチ
ル−α−D−グルコピラノシル〔反応式Iの(5)〕 グルコースペンタアセテート〔反応式Iの(4)〕(2
0.0g,50.24mmol)のクロロホルム溶液
(160ml)に、30%臭化水素酢酸溶液(60m
l)をクロロホルム(40ml)で希釈した混合溶液を
0℃で滴下し、6時間攪拌した。TLCにより反応終了
を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が中性にな
るまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無水硫酸ナ
トリウムにより乾燥した後、エバポレートして、白色粉
末状の臭化2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α
−D−グルコピラノシル〔反応式Iの(5)〕(20.
34g,49.46mmol、96.53%)を得た。
ル−α−D−グルコピラノシル〔反応式Iの(5)〕 グルコースペンタアセテート〔反応式Iの(4)〕(2
0.0g,50.24mmol)のクロロホルム溶液
(160ml)に、30%臭化水素酢酸溶液(60m
l)をクロロホルム(40ml)で希釈した混合溶液を
0℃で滴下し、6時間攪拌した。TLCにより反応終了
を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が中性にな
るまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無水硫酸ナ
トリウムにより乾燥した後、エバポレートして、白色粉
末状の臭化2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−α
−D−グルコピラノシル〔反応式Iの(5)〕(20.
34g,49.46mmol、96.53%)を得た。
【0040】ベンジル2,3,4,6−テトラ−O−ア
セチル−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(6)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、臭化2,3,4,6−テトラ
−O−アセチル−α−D−グルコピラノシル〔反応式I
の(5)〕(30.53g,74.24mmol)、酸
化銀(35.0g,151.03mmol)、及び粉末
状の無水硫酸カルシウム(140g,150℃、30分
乾燥)をベンジルアルコール(160ml)に懸濁さ
せ、100℃で還流させながら3時間攪拌した。TLC
により反応終了を確認した後、セライトろ過により銀触
媒と硫酸カルシウムを除去した。減圧下、溶媒を除去し
た後、エーテル/水中で再結晶させ、得られた白色結晶
をヘキサンで洗浄しながらろ別することにより、ベンジ
ル2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシド〔反応式Iの(6)〕(18.94g,
43.20mmol,58.19%)を得た。
セチル−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(6)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、臭化2,3,4,6−テトラ
−O−アセチル−α−D−グルコピラノシル〔反応式I
の(5)〕(30.53g,74.24mmol)、酸
化銀(35.0g,151.03mmol)、及び粉末
状の無水硫酸カルシウム(140g,150℃、30分
乾燥)をベンジルアルコール(160ml)に懸濁さ
せ、100℃で還流させながら3時間攪拌した。TLC
により反応終了を確認した後、セライトろ過により銀触
媒と硫酸カルシウムを除去した。減圧下、溶媒を除去し
た後、エーテル/水中で再結晶させ、得られた白色結晶
をヘキサンで洗浄しながらろ別することにより、ベンジ
ル2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシド〔反応式Iの(6)〕(18.94g,
43.20mmol,58.19%)を得た。
【0041】ベンジルβ−D−グルコピラノシド〔反応
式Iの(7)〕 ベンジル2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−
D−グルコピラノシド〔反応式Iの(6)〕(18.8
0g,42.88mmol)を10分間脱気後、アルゴ
ン置換を行い、無水メタノール(200ml)に溶解さ
せた。これにナトリウムメキシドのメタノール溶液
(0.334M,6.2ml)を加え、室温で2時間攪
拌した。TLCにより反応終了を確認した後、適当量の
イオン交換樹脂Amberlite IR-120(H+ ) を加え攪拌し
た。反応溶液が中性であることを確認した後、メタノー
ルで洗浄しながらろ過し、イオン交換樹脂を除いた。ろ
液は減圧下溶媒を除去し、白色粉末状のベンジルβ−D
−グルコピラノシド〔反応式Iの(7)〕(12.09
g,44.73mmol)とした。
式Iの(7)〕 ベンジル2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−
D−グルコピラノシド〔反応式Iの(6)〕(18.8
0g,42.88mmol)を10分間脱気後、アルゴ
ン置換を行い、無水メタノール(200ml)に溶解さ
せた。これにナトリウムメキシドのメタノール溶液
(0.334M,6.2ml)を加え、室温で2時間攪
拌した。TLCにより反応終了を確認した後、適当量の
イオン交換樹脂Amberlite IR-120(H+ ) を加え攪拌し
た。反応溶液が中性であることを確認した後、メタノー
ルで洗浄しながらろ過し、イオン交換樹脂を除いた。ろ
液は減圧下溶媒を除去し、白色粉末状のベンジルβ−D
−グルコピラノシド〔反応式Iの(7)〕(12.09
g,44.73mmol)とした。
【0042】ベンジル4,6−O−ベンジリデン−β−
D−グルコピラノシド〔反応式Iの(8)〕 ベンジルβ−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(7)〕(11.99g,44.36mmol)のTH
F溶液(100ml)に、ベンズアルデヒドジメチルア
セタール(10.1g,66.36mmol)とp−ト
ルエンスルホン酸−水和物(0.506g,2.660
mmol)を加え室温で11時間攪拌した。TLCによ
り反応終了を確認した後、トリエチルアミン(2ml)
を加え中和した。減圧下、溶媒を除去し、残渣をヘキサ
ン/水で洗浄することにより、白色結晶ベンジル4,6
−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反応
式Iの(8)〕(13.80g,38.51mmol,
86.81%)を得た。
D−グルコピラノシド〔反応式Iの(8)〕 ベンジルβ−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(7)〕(11.99g,44.36mmol)のTH
F溶液(100ml)に、ベンズアルデヒドジメチルア
セタール(10.1g,66.36mmol)とp−ト
ルエンスルホン酸−水和物(0.506g,2.660
mmol)を加え室温で11時間攪拌した。TLCによ
り反応終了を確認した後、トリエチルアミン(2ml)
を加え中和した。減圧下、溶媒を除去し、残渣をヘキサ
ン/水で洗浄することにより、白色結晶ベンジル4,6
−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反応
式Iの(8)〕(13.80g,38.51mmol,
86.81%)を得た。
【0043】ベンジル2,3−ジ−O−ベンジル−4,
6−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反
応式Iの(9)〕 アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(60%,4.6
0g,115.0mmol)を石油エーテルで数回洗浄
し、ミネラルオイルを除いた後DMF(20ml)を加
える。ここにベンジル4,6−O−ベンジリデン−β−
D−グルコピラノシド〔反応式Iの(8)〕(13.7
2g,3828mmol)のDMF溶液(80ml)を
滴下し、室温で1時間攪拌した。その後臭化ベンジル
(13.67ml,114.8mmol)を0℃で滴下
し、室温で1時間30分攪拌した。TLCにより反応終了
を確認した後、メタノールを加え未反応の水素化ナトリ
ウムを処理し、エバポレートした。これをクロロホルム
で希釈し、冷食塩水で分液した後、有機層を集め無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。さらに減圧下、溶媒を除去し
て得られる残渣をエタノール中で再結晶させ、白色結晶
ベンジル2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベン
ジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(9)〕(17.35g,32.21mmol,84.
14%)を得た。
6−O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反
応式Iの(9)〕 アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(60%,4.6
0g,115.0mmol)を石油エーテルで数回洗浄
し、ミネラルオイルを除いた後DMF(20ml)を加
える。ここにベンジル4,6−O−ベンジリデン−β−
D−グルコピラノシド〔反応式Iの(8)〕(13.7
2g,3828mmol)のDMF溶液(80ml)を
滴下し、室温で1時間攪拌した。その後臭化ベンジル
(13.67ml,114.8mmol)を0℃で滴下
し、室温で1時間30分攪拌した。TLCにより反応終了
を確認した後、メタノールを加え未反応の水素化ナトリ
ウムを処理し、エバポレートした。これをクロロホルム
で希釈し、冷食塩水で分液した後、有機層を集め無水硫
酸ナトリウムで乾燥した。さらに減圧下、溶媒を除去し
て得られる残渣をエタノール中で再結晶させ、白色結晶
ベンジル2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベン
ジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(9)〕(17.35g,32.21mmol,84.
14%)を得た。
【0044】ベンジル2,3,6−トリ−O−ベンジル
−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの(10)〕 ベンジル2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベン
ジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(9)〕(17.21g,31.95mmol)、水素
化シアノホウ素ナトリウム(25.0g,397.8m
mol)、及び粉末状のモレキュラーシーブ3A(4
0.0g)をTHP(150ml)中に懸濁させ、室温
下、塩化水素飽和エーテル(100ml)を滴下し、H
2 が発生しなくなるまで攪拌した。TLCにより反応終
了を確認した後、水を加えて未反応の水素化シアノホウ
素ナトリウムを処理した。エーテルで洗浄しながらセラ
イトろ過し、モレキュラシーブを除去した。ろ液を飽和
食塩水で分液し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下、溶媒を除去した。ろ液を飽和食塩水で分液し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下、溶媒を除去した
後、フラッシュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸
エチル/ヘキサン=1/4)により精製し、白色結晶ベ
ンジル2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グル
コピラノシド〔反応式Iの(10)〕(11.15g,2
0.62mmol,64.54%)
−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの(10)〕 ベンジル2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベン
ジリデン−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの
(9)〕(17.21g,31.95mmol)、水素
化シアノホウ素ナトリウム(25.0g,397.8m
mol)、及び粉末状のモレキュラーシーブ3A(4
0.0g)をTHP(150ml)中に懸濁させ、室温
下、塩化水素飽和エーテル(100ml)を滴下し、H
2 が発生しなくなるまで攪拌した。TLCにより反応終
了を確認した後、水を加えて未反応の水素化シアノホウ
素ナトリウムを処理した。エーテルで洗浄しながらセラ
イトろ過し、モレキュラシーブを除去した。ろ液を飽和
食塩水で分液し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧
下、溶媒を除去した。ろ液を飽和食塩水で分液し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下、溶媒を除去した
後、フラッシュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸
エチル/ヘキサン=1/4)により精製し、白色結晶ベ
ンジル2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グル
コピラノシド〔反応式Iの(10)〕(11.15g,2
0.62mmol,64.54%)
【0045】ベンジル2,3,6−トリ−O−ベンジル
−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−
グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β
−D−グルコピラノシド(11)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、−78℃において、トリフル
オロメタンスルホン酸銀(1.799g,7.002m
mol,1時間乾燥)、1,1,3,3−テトラメチル
尿素(0.9ml,7.515mmol)及びベンジル
2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラ
ノシド〔反応式Iの(10)〕(1.839g,3.40
1mmol)のジクロロメタン(20ml)懸濁液に、
臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O
−アセチル−α−セロビオシル(2)(2.547g,
3.614mmol)のジクロロメタン溶液(8ml)
を滴下しながら攪拌した。滴下終了後、室温して11時
間攪拌した。TLCにより反応終了を確認後、セライト
ろ過により銀触媒を除去した。ろ液を冷食塩水で分液
し、集めた有機層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥し
た。溶液をエバポレートし、フラッシュカラムクロマト
グラフ(展開溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=7/9)に
より精製し、白色粉末状のベンジル2,3,6−トリ−
O−ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセ
チル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチ
ル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラ
ノシル〕−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの(1
1)〕(1.458g,1.258mmol.36.9
9%)を得た。
−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−
グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β
−D−グルコピラノシド(11)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、−78℃において、トリフル
オロメタンスルホン酸銀(1.799g,7.002m
mol,1時間乾燥)、1,1,3,3−テトラメチル
尿素(0.9ml,7.515mmol)及びベンジル
2,3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラ
ノシド〔反応式Iの(10)〕(1.839g,3.40
1mmol)のジクロロメタン(20ml)懸濁液に、
臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O
−アセチル−α−セロビオシル(2)(2.547g,
3.614mmol)のジクロロメタン溶液(8ml)
を滴下しながら攪拌した。滴下終了後、室温して11時
間攪拌した。TLCにより反応終了を確認後、セライト
ろ過により銀触媒を除去した。ろ液を冷食塩水で分液
し、集めた有機層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥し
た。溶液をエバポレートし、フラッシュカラムクロマト
グラフ(展開溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=7/9)に
より精製し、白色粉末状のベンジル2,3,6−トリ−
O−ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセ
チル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチ
ル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラ
ノシル〕−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの(1
1)〕(1.458g,1.258mmol.36.9
9%)を得た。
【0046】4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチ
ル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノ
シル〕グルコピラノース〔反応式Iの(12)〕 パラジウム−カーボン(10%)(0.768g)とメ
タノール(2ml)の混合物を約30秒間脱気した後水
素置換を行った。この操作を10回前後繰り返した後、
水素雰囲気下、常圧でベンジル2,3,6−トリ−O−
ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの(11)〕
(2.000g,1.725mmol)のTHF(12
ml)/メタノール(10ml)混合溶液を注入し、4
時間攪拌した。TLCにより反応終了を確認後、セライ
トろ過により、パラジウム触媒を除去し、減圧下、溶媒
を除去して白色粉末状の4−O−〔2,3,6−トリ−
O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グ
ルコピラノシル〕−D−グルコピラノース〔反応式Iの
(12)〕(1.288g,1.613mmol)を得
た。
ル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノ
シル〕グルコピラノース〔反応式Iの(12)〕 パラジウム−カーボン(10%)(0.768g)とメ
タノール(2ml)の混合物を約30秒間脱気した後水
素置換を行った。この操作を10回前後繰り返した後、
水素雰囲気下、常圧でベンジル2,3,6−トリ−O−
ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシド〔反応式Iの(11)〕
(2.000g,1.725mmol)のTHF(12
ml)/メタノール(10ml)混合溶液を注入し、4
時間攪拌した。TLCにより反応終了を確認後、セライ
トろ過により、パラジウム触媒を除去し、減圧下、溶媒
を除去して白色粉末状の4−O−〔2,3,6−トリ−
O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グ
ルコピラノシル〕−D−グルコピラノース〔反応式Iの
(12)〕(1.288g,1.613mmol)を得
た。
【0047】セロトリオースウンデカアセテート〔反応
式Iの(13)〕 4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−D−
グルコピラノース〔反応式Iの(12)〕(1.288
g,1.613mmol)を無水酢酸(4.5ml)、
ピリジン(9ml)に溶解させ微量の4−ジメチルアミ
ノピリジンを加え室温で14時間30分攪拌した。TL
Cにより反応終了を確認後、トルエンを加え共沸により
溶媒を除去し薄黄色粉末状のセロトリオースウンデカア
セテート〔反応式Iの(13)〕(1.512g,1.5
64mmol,96.96%)を得た。
式Iの(13)〕 4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−D−
グルコピラノース〔反応式Iの(12)〕(1.288
g,1.613mmol)を無水酢酸(4.5ml)、
ピリジン(9ml)に溶解させ微量の4−ジメチルアミ
ノピリジンを加え室温で14時間30分攪拌した。TL
Cにより反応終了を確認後、トルエンを加え共沸により
溶媒を除去し薄黄色粉末状のセロトリオースウンデカア
セテート〔反応式Iの(13)〕(1.512g,1.5
64mmol,96.96%)を得た。
【0048】臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4
−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−
グルコピラノシル〔反応式Iの(14)〕 セロトリオースウンデカアセテート〔反応式Iの(1
3)〕(1.509g,1.561mmol)のクロロ
ホルム溶液(32ml)に30%臭化水素酢酸溶液
(2.8ml)をクロロホルム(3ml)で希釈した混
合溶液を0℃で滴下し、5時間30分反応させた。TL
Cにより反応終了を確認した後、クロロホルムで希釈
し、液性が中性になるまで冷食塩水で分液した。集めた
有機層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポ
レートして、白色粉末状の臭化2,3,6−トリ−O−
アセチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式Iの(14)〕
(1.661g,1.681mmol)を得た。
−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−
グルコピラノシル〔反応式Iの(14)〕 セロトリオースウンデカアセテート〔反応式Iの(1
3)〕(1.509g,1.561mmol)のクロロ
ホルム溶液(32ml)に30%臭化水素酢酸溶液
(2.8ml)をクロロホルム(3ml)で希釈した混
合溶液を0℃で滴下し、5時間30分反応させた。TL
Cにより反応終了を確認した後、クロロホルムで希釈
し、液性が中性になるまで冷食塩水で分液した。集めた
有機層を無水硫酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポ
レートして、白色粉末状の臭化2,3,6−トリ−O−
アセチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式Iの(14)〕
(1.661g,1.681mmol)を得た。
【0049】フッ化2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−
D−グルコピラノシル〔反応式Iの(15)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、微粉砕したフッ化銀(1.9
07g,15.03mmol,140℃,1時間脱気乾
燥)に臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グ
ルコピラノシル〔反応式Iの(14)〕(1.661g,
1.681mmol)のアセトニトリル溶液(25m
l)を加え、室温で14時間攪拌した。TLCにより反
応終了後、セライトろ過により、銀触媒を除去し、さら
に減圧下、溶媒を除去して黒褐色の結晶を得た。これを
フラッシュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチ
ル/ヘキサン=8/7)により精製し、白色粉末状のフ
ッ2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−〔2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル〔反応式Iの(15)〕(0.824g,0.8
89mmol,52.89%)を得た。
4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グ
ルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−
D−グルコピラノシル〔反応式Iの(15)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、微粉砕したフッ化銀(1.9
07g,15.03mmol,140℃,1時間脱気乾
燥)に臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グ
ルコピラノシル〔反応式Iの(14)〕(1.661g,
1.681mmol)のアセトニトリル溶液(25m
l)を加え、室温で14時間攪拌した。TLCにより反
応終了後、セライトろ過により、銀触媒を除去し、さら
に減圧下、溶媒を除去して黒褐色の結晶を得た。これを
フラッシュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチ
ル/ヘキサン=8/7)により精製し、白色粉末状のフ
ッ2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−〔2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル〔反応式Iの(15)〕(0.824g,0.8
89mmol,52.89%)を得た。
【0050】フッ化β−D−セロトリオシル〔反応式I
の(16)〕 フッ化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グ
ルコピラノシル〔反応式Iの(15))(0.824g,
0.889mmol)を1時間30分間脱気後、アルゴ
ン置換を行い、メタノール(26ml)に溶解させた。
これにナトリウムメトキシドのメタノール溶液(0.4
37M,0.61ml)を加え、0℃で4時間攪拌し
た。TLCにより反応終了を確認後、適当量のイオン交
換樹脂Amberlite IR-120(H+ ) を加え攪拌した。反応溶
液が中性であることを確認した後、イオン交換樹脂をろ
別した。減圧下溶媒を除去し、薄黄色粉末状のフッ化β
−D−セロトリオシル〔反応式Iの(16)〕(0.45
0g,0.889mmol,100%)を得た。
の(16)〕 フッ化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グ
ルコピラノシル〔反応式Iの(15))(0.824g,
0.889mmol)を1時間30分間脱気後、アルゴ
ン置換を行い、メタノール(26ml)に溶解させた。
これにナトリウムメトキシドのメタノール溶液(0.4
37M,0.61ml)を加え、0℃で4時間攪拌し
た。TLCにより反応終了を確認後、適当量のイオン交
換樹脂Amberlite IR-120(H+ ) を加え攪拌した。反応溶
液が中性であることを確認した後、イオン交換樹脂をろ
別した。減圧下溶媒を除去し、薄黄色粉末状のフッ化β
−D−セロトリオシル〔反応式Iの(16)〕(0.45
0g,0.889mmol,100%)を得た。
【0051】得られたフッ化β−D−セロトリオシル
(16)の 1HNMR,13CNMRは次の通りである(各
々図1,図2に示す)。1 HNMR(250MHz,D2 O):δ5.06(1
H,dd,H−1,J 1,F =52.5,J1,F =7.1
2),4.32(2H,t,H−1′,H−1″),
3.8−3.0(18H,m,suger −H)13 CNMR(62.5MHz,D2 O):δ109.7
3(d,C−1,J1,F =210.8),103.4
0(C−1″),103.15(C−1′),79.2
3(C−4),78.41(C−4′),76.81
(C−5″),76.32(C−3″),75.65
(C−5,C−5′),74.14(C−3,C
3″),73.75(C−2′),73.42(C−
2″),70.28(C−4″),61.40(C−
6″),60.57(d,C−6,C−6′)
(16)の 1HNMR,13CNMRは次の通りである(各
々図1,図2に示す)。1 HNMR(250MHz,D2 O):δ5.06(1
H,dd,H−1,J 1,F =52.5,J1,F =7.1
2),4.32(2H,t,H−1′,H−1″),
3.8−3.0(18H,m,suger −H)13 CNMR(62.5MHz,D2 O):δ109.7
3(d,C−1,J1,F =210.8),103.4
0(C−1″),103.15(C−1′),79.2
3(C−4),78.41(C−4′),76.81
(C−5″),76.32(C−3″),75.65
(C−5,C−5′),74.14(C−3,C
3″),73.75(C−2′),73.42(C−
2″),70.28(C−4″),61.40(C−
6″),60.57(d,C−6,C−6′)
【0052】実施例2 フッ化β−D−セロテトラオシル(16)の製造方法(上
記反応式IIを参照して説明する)臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O
−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応式IIの
(2)〕 セロビオースオクタアセテート〔反応式IIの(1)〕
(25.0g,36.84mmol)のクロロホルム溶
液(125ml)に、30%臭化水素酢酸溶液(37.
5ml)をクロロホルム(25ml)で希釈した混合溶
液を0℃で滴下し、5時間反応させた。TLCにより反
応終了を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が中
性になるまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無水
硫酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポレートして、
白色粉末状の臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′
−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応
式IIの(2)〕(25.61g,36.61mmol,
99.37%)を得た。
記反応式IIを参照して説明する)臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O
−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応式IIの
(2)〕 セロビオースオクタアセテート〔反応式IIの(1)〕
(25.0g,36.84mmol)のクロロホルム溶
液(125ml)に、30%臭化水素酢酸溶液(37.
5ml)をクロロホルム(25ml)で希釈した混合溶
液を0℃で滴下し、5時間反応させた。TLCにより反
応終了を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が中
性になるまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無水
硫酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポレートして、
白色粉末状の臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′
−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セロビオシル〔反応
式IIの(2)〕(25.61g,36.61mmol,
99.37%)を得た。
【0053】ベンジル2,3,6,2′,3′,4′,
6′−ヘプタ−O−アセチル−β−D−セロビオシド
〔反応式IIの(3)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、臭化2,3,6,2′,
3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セ
ロビオシル〔反応式IIの(2〕(25.61g,36.
61mmol)、炭酸銀(31.50g,114.2m
mol)、及び粉末状の無水硫酸カルシウム(111.
8g,150℃,30分乾燥)をベンジルアルコール
(133ml)に懸濁させ、還流させながら2時間攪拌
した。TLCにより反応終了を確認した後、セライトろ
過により銀触媒と硫酸カルシウムを除去した。減圧下、
溶媒を除去した後、エタノールより再結晶させ、得られ
た白色結晶をろ別することのより、ベンジル2,3,
6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−
α−D−セロビオシド〔反応式IIの(3〕(16.56
g,22.79mmol,62.25%)を得た。
6′−ヘプタ−O−アセチル−β−D−セロビオシド
〔反応式IIの(3)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、臭化2,3,6,2′,
3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セ
ロビオシル〔反応式IIの(2〕(25.61g,36.
61mmol)、炭酸銀(31.50g,114.2m
mol)、及び粉末状の無水硫酸カルシウム(111.
8g,150℃,30分乾燥)をベンジルアルコール
(133ml)に懸濁させ、還流させながら2時間攪拌
した。TLCにより反応終了を確認した後、セライトろ
過により銀触媒と硫酸カルシウムを除去した。減圧下、
溶媒を除去した後、エタノールより再結晶させ、得られ
た白色結晶をろ別することのより、ベンジル2,3,
6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−
α−D−セロビオシド〔反応式IIの(3〕(16.56
g,22.79mmol,62.25%)を得た。
【0054】ベンジルβ−D−セロビオシド〔反応式II
の(4)〕 ベンジル2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ
−O−アセチル−α−D−セロビオシド〔反応式IIの
(3)〕(16.56g,22.79mmol)を10
分間脱気後、アルゴン置換を行い、無水メタノール(1
96ml)に溶解させた。これにナトリウムメトキシド
のメタノール溶液(0.660M,3.0ml)を加
え、室温で4時間30分攪拌した。TLCにより反応終
了を確認した後、適当量のイオン交換樹脂Amberlite IR
-120(H+ ) を加え攪拌した。反応溶液が中性であること
を確認後、メタノールで洗浄しながらろ過し、イオン交
換樹脂を除いた。ろ液は減圧下溶媒を除去し、白色粉末
状のベンジルβ−D−セロビオシド〔反応式IIの
(4)〕(8.29g,19.17mmol,84.1
2%)とした。
の(4)〕 ベンジル2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ
−O−アセチル−α−D−セロビオシド〔反応式IIの
(3)〕(16.56g,22.79mmol)を10
分間脱気後、アルゴン置換を行い、無水メタノール(1
96ml)に溶解させた。これにナトリウムメトキシド
のメタノール溶液(0.660M,3.0ml)を加
え、室温で4時間30分攪拌した。TLCにより反応終
了を確認した後、適当量のイオン交換樹脂Amberlite IR
-120(H+ ) を加え攪拌した。反応溶液が中性であること
を確認後、メタノールで洗浄しながらろ過し、イオン交
換樹脂を除いた。ろ液は減圧下溶媒を除去し、白色粉末
状のベンジルβ−D−セロビオシド〔反応式IIの
(4)〕(8.29g,19.17mmol,84.1
2%)とした。
【0055】ベンジル4′,6′−O−ベンジリデン−
β−D−セロビオシド〔反応式IIの(5)〕 ベンジルβ−D−セロビオシド〔反応式IIの(4)〕
(8.29g,19.17mmol)のアセトニトリル
溶液(100ml)に、ベンズアルデヒドジメチルアセ
タール(5.88g,38.63mmol)とp−トル
エンスルホン酸一水和物(0.270g,1.419m
mol)を加え還流させながら2時間攪拌した。TLC
により反応終了を確認した後、トリエチルアミン(2m
l)を加え中和した。減圧下、溶媒を除去し残渣をメタ
ノール/ヘキサン混合溶媒中で再結晶させ、白色結晶ベ
ンジル4′,6′−O−ベンジリデン−β−D−セロビ
オシド〔反応式IIの(5)〕(4.05g,7.781
mmol,40.59%)を得た。
β−D−セロビオシド〔反応式IIの(5)〕 ベンジルβ−D−セロビオシド〔反応式IIの(4)〕
(8.29g,19.17mmol)のアセトニトリル
溶液(100ml)に、ベンズアルデヒドジメチルアセ
タール(5.88g,38.63mmol)とp−トル
エンスルホン酸一水和物(0.270g,1.419m
mol)を加え還流させながら2時間攪拌した。TLC
により反応終了を確認した後、トリエチルアミン(2m
l)を加え中和した。減圧下、溶媒を除去し残渣をメタ
ノール/ヘキサン混合溶媒中で再結晶させ、白色結晶ベ
ンジル4′,6′−O−ベンジリデン−β−D−セロビ
オシド〔反応式IIの(5)〕(4.05g,7.781
mmol,40.59%)を得た。
【0056】ベンジル2,3,6,2′,3′−ペンタ
−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン−β−
D−セロビオシド〔反応式IIの(6)〕 アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(60%,2.5
0g,61.22mmol)を石油エーテルで4回洗浄
し、ミネラルオイルを除いた後、ベンジル4′,6′−
O−ベンジリデン−β−D−セロビオシド〔反応式IIの
(5)〕(4.05g,7.781mmol)のDMF
溶液(76ml)を滴下し、室温で1時間10分攪拌し
た。その後臭化ベンジル(7.4ml,62.13mm
o)を0℃で滴下し、室温で1時間30分攪拌した。T
LCにより反応終了を確認した後、メタノールを加え未
反応の水素化ナトリウムを処理し、エバポレートした。
これをクロロホルムで希釈し、冷食塩水で分液した後、
有機層を集め無水硫酸ナトリウムで乾燥した。さらに減
圧下、溶媒を除去して得られる残渣をアセトン中で再結
晶させ、白色結晶ベンジル2,3,6,2′,3′−ペ
ンタ−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン−
β−D−セロビオシド〔反応式IIの(6)〕(6.12
g,6.301mmol,80.98%)を得た。
−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン−β−
D−セロビオシド〔反応式IIの(6)〕 アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(60%,2.5
0g,61.22mmol)を石油エーテルで4回洗浄
し、ミネラルオイルを除いた後、ベンジル4′,6′−
O−ベンジリデン−β−D−セロビオシド〔反応式IIの
(5)〕(4.05g,7.781mmol)のDMF
溶液(76ml)を滴下し、室温で1時間10分攪拌し
た。その後臭化ベンジル(7.4ml,62.13mm
o)を0℃で滴下し、室温で1時間30分攪拌した。T
LCにより反応終了を確認した後、メタノールを加え未
反応の水素化ナトリウムを処理し、エバポレートした。
これをクロロホルムで希釈し、冷食塩水で分液した後、
有機層を集め無水硫酸ナトリウムで乾燥した。さらに減
圧下、溶媒を除去して得られる残渣をアセトン中で再結
晶させ、白色結晶ベンジル2,3,6,2′,3′−ペ
ンタ−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデン−
β−D−セロビオシド〔反応式IIの(6)〕(6.12
g,6.301mmol,80.98%)を得た。
【0057】ベンジル2,3,6,2′,3′,6′−
ヘキサ−O−ベンジル−β−D−セロビオシド〔反応式
IIの(7)〕 ベンジル2,3,6,2′,3′−ペンタ−O−アセチ
ル−4′,6′−O−ベンジリデン−β−D−セロビオ
シド〔反応式IIの(6)〕(6.12g,6.301m
mol)、水素化シアノホウ素ナトリウム(3.80
g,60.47mmol)、及び粉末状のモレキュラー
シーブ3A(18.80g)をTHF(84.8ml)
中に懸濁させ、室温下、塩化水素飽和エーテル(80m
l)を滴下し、2時間攪拌した。TLCにより反応終了
を確認した後、水を加えて未反応の水素化シアノホウ素
ナトリウムを処理した。デカントにより有機層を集めた
後、セライトろ過し、モレキュラシーブを除いた。これ
をエーテルで希釈し、飽和食塩水で分液し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下、溶媒を除去した後、フラ
ッシュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチル/
ヘキサン=1/5)により精製し、白色結晶、ベンジル
2,3,6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル
−β−D−セロビオシド〔反応式IIの(7)〕(1.0
59g,1.088mmol,17.27%)を得た。
ヘキサ−O−ベンジル−β−D−セロビオシド〔反応式
IIの(7)〕 ベンジル2,3,6,2′,3′−ペンタ−O−アセチ
ル−4′,6′−O−ベンジリデン−β−D−セロビオ
シド〔反応式IIの(6)〕(6.12g,6.301m
mol)、水素化シアノホウ素ナトリウム(3.80
g,60.47mmol)、及び粉末状のモレキュラー
シーブ3A(18.80g)をTHF(84.8ml)
中に懸濁させ、室温下、塩化水素飽和エーテル(80m
l)を滴下し、2時間攪拌した。TLCにより反応終了
を確認した後、水を加えて未反応の水素化シアノホウ素
ナトリウムを処理した。デカントにより有機層を集めた
後、セライトろ過し、モレキュラシーブを除いた。これ
をエーテルで希釈し、飽和食塩水で分液し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。減圧下、溶媒を除去した後、フラ
ッシュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチル/
ヘキサン=1/5)により精製し、白色結晶、ベンジル
2,3,6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル
−β−D−セロビオシド〔反応式IIの(7)〕(1.0
59g,1.088mmol,17.27%)を得た。
【0058】ベンジル2,3,6−トリ−O−ベンジル
−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベンジル−4−O
−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシド〔反応式
IIの(8)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、−78℃において、トリフル
オロメタンスルホン酸銀(0.997g,3.880m
mol,1時間乾燥)、1,1,3,3−テトラメチル
尿素(0.5ml,4.175mmol)及びベンジル
2,3,6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル
−β−D−セロビオシド〔反応式IIの(7)〕(1.0
54g,1.083mmol)のジクロロメタン(11
ml)懸濁液に、臭化2,3,6,2′,3′,4′,
6′−ヘプタ−O−アセチル−α−セロビオシル(2)
(2.550g,3.574mmol)のジクロロメタ
ン溶液(8ml)を滴下しながら攪拌した。滴下終了
後、室温にて、15時間攪拌した。TLCにより反応終
了を確認後、セライトろ過により銀触媒を除去した。ろ
過を冷食塩水で分液し、集めた有機層を無水硫酸ナトリ
ウムにより乾燥させた。溶液をエバポレートし、フラッ
シュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチル/ヘ
キサン=7/9)により精製し、白色粉末状のベンジル
2,3,6−トリ−O−ベンジル−4−O−〔2,3,
6−トリ−O−ベンジル−4−O−{2,3,6−トリ
−O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−
O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−
グルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β
−D−グルコピラノシド〔反応式IIの(8)〕(1.1
09g,0.6967mmol,64.36%)を得
た。
−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベンジル−4−O
−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシド〔反応式
IIの(8)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、−78℃において、トリフル
オロメタンスルホン酸銀(0.997g,3.880m
mol,1時間乾燥)、1,1,3,3−テトラメチル
尿素(0.5ml,4.175mmol)及びベンジル
2,3,6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル
−β−D−セロビオシド〔反応式IIの(7)〕(1.0
54g,1.083mmol)のジクロロメタン(11
ml)懸濁液に、臭化2,3,6,2′,3′,4′,
6′−ヘプタ−O−アセチル−α−セロビオシル(2)
(2.550g,3.574mmol)のジクロロメタ
ン溶液(8ml)を滴下しながら攪拌した。滴下終了
後、室温にて、15時間攪拌した。TLCにより反応終
了を確認後、セライトろ過により銀触媒を除去した。ろ
過を冷食塩水で分液し、集めた有機層を無水硫酸ナトリ
ウムにより乾燥させた。溶液をエバポレートし、フラッ
シュカラムクロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチル/ヘ
キサン=7/9)により精製し、白色粉末状のベンジル
2,3,6−トリ−O−ベンジル−4−O−〔2,3,
6−トリ−O−ベンジル−4−O−{2,3,6−トリ
−O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−
O−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−
グルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β
−D−グルコピラノシド〔反応式IIの(8)〕(1.1
09g,0.6967mmol,64.36%)を得
た。
【0059】4−O−〔4−O−{2,3,6−トリ−
O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グ
ルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−
D−グルコピラノース〔反応式IIの(9)〕 パラジウム−カーボン(10%)(0.565g)とメ
タノール(2ml)の混合物を約30秒間脱気した後水
素置換を行った。この操作を10回前後繰り返した後、
水素雰囲気下、常圧でベンジル2,3,6−トリ−O−
ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベンジル
−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−
グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β
−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシド
〔反応式IIの(8)〕(1.093g,0.6867m
mol)のTHF(10ml)/メタノール(8ml)
混合溶液を注入し、3時間半攪拌した。TLCにより反
応終了を確認後、セライトろ過により、パラジウム触媒
を除去し、減圧下、溶媒を除去して白色粉末状の4−O
−〔4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−
β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノー
ス〔反応式IIの(9)〕(0.691g,0.719m
mol)を得た。
O−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O
−アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グ
ルコピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−
D−グルコピラノース〔反応式IIの(9)〕 パラジウム−カーボン(10%)(0.565g)とメ
タノール(2ml)の混合物を約30秒間脱気した後水
素置換を行った。この操作を10回前後繰り返した後、
水素雰囲気下、常圧でベンジル2,3,6−トリ−O−
ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベンジル
−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−
グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β
−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシド
〔反応式IIの(8)〕(1.093g,0.6867m
mol)のTHF(10ml)/メタノール(8ml)
混合溶液を注入し、3時間半攪拌した。TLCにより反
応終了を確認後、セライトろ過により、パラジウム触媒
を除去し、減圧下、溶媒を除去して白色粉末状の4−O
−〔4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−
β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノー
ス〔反応式IIの(9)〕(0.691g,0.719m
mol)を得た。
【0060】セロテトラオーステトラデカアセテート
〔反応式IIの(10)〕 4−O−〔4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノース〔反応式IIの(9)〕(0.674g,0.7
01mmol)を無水酢酸(2.2ml)、ピリジン
(4.5ml)に溶解させ微量の4−ジメチルアミノピ
リジンを加え室温で16時間攪拌した。TLCにより反
応終了を確認後、トルエンを加え共沸により溶媒を除去
し、セロテトラオーステトラデカアセテート〔反応式II
の(10)〕(0.910g,0.725mmol)を得
た。
〔反応式IIの(10)〕 4−O−〔4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノース〔反応式IIの(9)〕(0.674g,0.7
01mmol)を無水酢酸(2.2ml)、ピリジン
(4.5ml)に溶解させ微量の4−ジメチルアミノピ
リジンを加え室温で16時間攪拌した。TLCにより反
応終了を確認後、トルエンを加え共沸により溶媒を除去
し、セロテトラオーステトラデカアセテート〔反応式II
の(10)〕(0.910g,0.725mmol)を得
た。
【0061】臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4
−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式
IIの(11)〕 セロテトラオーステトラデカアセテート〔反応式IIの(1
0)〕(0.881g,0.702mmol)のクロロホ
ルム溶液(18ml)に30%臭化水素酢酸溶液(1.
5ml)をクロロホルム(1.5ml)で希釈した混合
溶液を0℃で滴下し、7時間反応させた。TLCにより
反応終了を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が
中性になるまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無
水硫酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポレートし
て、白色粉末状の臭化2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式
IIの(11)〕(0.886g,0.694mmol,9
8.86%)を得た。
−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式
IIの(11)〕 セロテトラオーステトラデカアセテート〔反応式IIの(1
0)〕(0.881g,0.702mmol)のクロロホ
ルム溶液(18ml)に30%臭化水素酢酸溶液(1.
5ml)をクロロホルム(1.5ml)で希釈した混合
溶液を0℃で滴下し、7時間反応させた。TLCにより
反応終了を確認した後、クロロホルムで希釈し、液性が
中性になるまで冷食塩水で分液した。集めた有機層を無
水硫酸ナトリウムにより乾燥した後、エバポレートし
て、白色粉末状の臭化2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式
IIの(11)〕(0.886g,0.694mmol,9
8.86%)を得た。
【0062】フッ化2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式
IIの(12)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、微粉砕したフッ化銀(1.9
10g,15.05mmol,140℃,1時間脱気乾
燥)に臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−{2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピ
ラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式IIの
(11)〕(0.825g,0.647mmol)のアセ
トニトリル溶液(25ml)を加え、室温で16時間攪
拌した。TLCにより反応終了を確認した後、セライト
ろ過により、銀触媒を除去し、さらに減圧下、溶媒を除
去して褐色のシロップを得た。これをフラッシュカラム
クロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=3
/2)により精製し白色粉末状のフッ化2,3,6−ト
リ−O−アセチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−
アセチル−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル〔反応式IIの(12)〕(0.440g,0.3
62mmol,56.0%)を得た。
4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
{2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グ
ルコピラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式
IIの(12)〕 暗所、アルゴン雰囲気下、微粉砕したフッ化銀(1.9
10g,15.05mmol,140℃,1時間脱気乾
燥)に臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−{2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピ
ラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式IIの
(11)〕(0.825g,0.647mmol)のアセ
トニトリル溶液(25ml)を加え、室温で16時間攪
拌した。TLCにより反応終了を確認した後、セライト
ろ過により、銀触媒を除去し、さらに減圧下、溶媒を除
去して褐色のシロップを得た。これをフラッシュカラム
クロマトグラフ(展開溶媒;酢酸エチル/ヘキサン=3
/2)により精製し白色粉末状のフッ化2,3,6−ト
リ−O−アセチル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−
アセチル−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシル〔反応式IIの(12)〕(0.440g,0.3
62mmol,56.0%)を得た。
【0063】フッ化β−D−セロテトラオシル〔反応式
IIの(13)〕 フッ化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−{2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピ
ラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式IIの
(12)〕(0.278g,0.229mmol)を10
分間脱気後、アルゴン置換を行い、メタノール(6m
l)に溶解させた。これにナトリウムメトキシドのメタ
ノール溶液(0.121M,0.54ml)を加え、0
℃で4時間攪拌した。反応進行と共に生成物が析出し反
応系は不均一となる。TLCにより反応終了を確認後、
適当量のイオン交換樹脂Amberlite IR-120(H+ ) を加え
攪拌した。反応溶液が中性であることを確認した後、イ
オン交換樹脂をろ別した。メタノール不溶部は水に溶解
させた。減圧下メタノールを除去し、更に凍結乾燥させ
ることにより、白色粉末状のフッ化β−D−セロテトラ
オシル〔反応式IIの(13)〕(0.153g,0.22
9mmol,100%)を得た。
IIの(13)〕 フッ化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−{2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピ
ラノシル〕−β−D−グルコピラノシル〔反応式IIの
(12)〕(0.278g,0.229mmol)を10
分間脱気後、アルゴン置換を行い、メタノール(6m
l)に溶解させた。これにナトリウムメトキシドのメタ
ノール溶液(0.121M,0.54ml)を加え、0
℃で4時間攪拌した。反応進行と共に生成物が析出し反
応系は不均一となる。TLCにより反応終了を確認後、
適当量のイオン交換樹脂Amberlite IR-120(H+ ) を加え
攪拌した。反応溶液が中性であることを確認した後、イ
オン交換樹脂をろ別した。メタノール不溶部は水に溶解
させた。減圧下メタノールを除去し、更に凍結乾燥させ
ることにより、白色粉末状のフッ化β−D−セロテトラ
オシル〔反応式IIの(13)〕(0.153g,0.22
9mmol,100%)を得た。
【0064】フッ化β−D−セロテトラオシルの 1HN
MR,13CNMRは次の通りである(各々を図3,図4
に示す)。1 HNMR(250MHz,D2 O):δ5.08(1
H,dd,H−1,J 1,F =53.2,J1,F =6.9
5),4.33(3H,t,H−1′,H−1″,H−
1′′′),3.82−3.15(24H,m,suger
−H)13 CNMR(62.5MHz,D2 O):δ109.7
3(dd,C−1,J 1,F =211.9),103.4
0(C−1′′′),103.18(C−1′,C−
1″),79.25(C−4),79.13(C−
4′,C−4″),76.82(C−5′′′),7
6.33(C−3′′′),75.66(C−5,C−
5′,C−5″),74.87(C−2,C−3′,C
−3″),73.98(C−2′′′),73.76
(C−2″,C−2′)70.30(C−4),61.
42(C−6′′′),60.73(C−6,C−
6′,C−6″)
MR,13CNMRは次の通りである(各々を図3,図4
に示す)。1 HNMR(250MHz,D2 O):δ5.08(1
H,dd,H−1,J 1,F =53.2,J1,F =6.9
5),4.33(3H,t,H−1′,H−1″,H−
1′′′),3.82−3.15(24H,m,suger
−H)13 CNMR(62.5MHz,D2 O):δ109.7
3(dd,C−1,J 1,F =211.9),103.4
0(C−1′′′),103.18(C−1′,C−
1″),79.25(C−4),79.13(C−
4′,C−4″),76.82(C−5′′′),7
6.33(C−3′′′),75.66(C−5,C−
5′,C−5″),74.87(C−2,C−3′,C
−3″),73.98(C−2′′′),73.76
(C−2″,C−2′)70.30(C−4),61.
42(C−6′′′),60.73(C−6,C−
6′,C−6″)
【0065】実施例3 実施例1で得られたフッ化β−D−セロトリオシル5m
gをアセトニトリル0.26mlと酢酸緩衝液(0.0
1M,pH5)0.074mlとの混合液に溶解させ
た。別容器にTrichoderma viride由来のセルラーゼ0.
01mgをクエン酸緩衝溶液(0.05M,pH3.
5)0.058mlに加えたものを調製し、これをβ−
D−セロトリオシル溶液に加え温度30℃で1時間、マ
グネチックスターラーにより攪拌した。反応終了後、反
応液に過剰量のアセトニトリルを加え、100℃油浴中
に10分間浸すことによりセルラーゼを失活させ、エバ
ポレーターにより溶媒を除去し、粗反応生成物を得た。
次にこの粗反応生成物を高性能液体クロマトグラフィー
により分解しセロオリゴ糖2mgを得た。得られたオリ
ゴ糖のアセチル化物の 1HNMRは次の通りであった。
gをアセトニトリル0.26mlと酢酸緩衝液(0.0
1M,pH5)0.074mlとの混合液に溶解させ
た。別容器にTrichoderma viride由来のセルラーゼ0.
01mgをクエン酸緩衝溶液(0.05M,pH3.
5)0.058mlに加えたものを調製し、これをβ−
D−セロトリオシル溶液に加え温度30℃で1時間、マ
グネチックスターラーにより攪拌した。反応終了後、反
応液に過剰量のアセトニトリルを加え、100℃油浴中
に10分間浸すことによりセルラーゼを失活させ、エバ
ポレーターにより溶媒を除去し、粗反応生成物を得た。
次にこの粗反応生成物を高性能液体クロマトグラフィー
により分解しセロオリゴ糖2mgを得た。得られたオリ
ゴ糖のアセチル化物の 1HNMRは次の通りであった。
【0066】セロオリゴ糖アセチル化物の 1HNMRス
ペクトル 重合によって生成したセロオリゴ糖をアセチル化し、C
DCl3 中で測定した(図5に示す)。各ピークは以下
のように解析される。 6.3ppm(還元末端グルコースユニットのH1プロ
トン、α体) 5.7ppm(還元末端グルコースユニットのH1プロ
トン、β体) 3.0〜5.5ppm(上記以外のグルコース環プロト
ン) 1.8〜2.5ppm(アセチルのメチルプロトン)
ペクトル 重合によって生成したセロオリゴ糖をアセチル化し、C
DCl3 中で測定した(図5に示す)。各ピークは以下
のように解析される。 6.3ppm(還元末端グルコースユニットのH1プロ
トン、α体) 5.7ppm(還元末端グルコースユニットのH1プロ
トン、β体) 3.0〜5.5ppm(上記以外のグルコース環プロト
ン) 1.8〜2.5ppm(アセチルのメチルプロトン)
【0067】実施例4 実施例2で得られたβ−D−セロテトラオシル5mgを
アセトニトリル0.20mlと酢酸緩衝液(0.01
M,pH5)0.04mlとの混合液に溶解させた。別
容器にTrichoderma viride由来のセルラーゼ0.01m
gをクエン酸緩衝溶液(0.05M,pH3.5)0.
058mlに加えたものを調製し、これをβ−D−セロ
テトラオシル溶液に加え、温度30℃で1時間、マグネ
チックスターラーにより攪拌した。反応終了後、反応液
に過剰量のアセトニトリルを加え、100℃油浴中に1
0分間浸すことによりセルラーゼを失活させ、エバポレ
ーターにより溶媒を除去し、粗反応生成物を得た。次に
この粗反応生成物を高性能液体クロマトグラフィーによ
り分解し、実施例3で得られたものと同様のオリゴ糖2
mlを得た。
アセトニトリル0.20mlと酢酸緩衝液(0.01
M,pH5)0.04mlとの混合液に溶解させた。別
容器にTrichoderma viride由来のセルラーゼ0.01m
gをクエン酸緩衝溶液(0.05M,pH3.5)0.
058mlに加えたものを調製し、これをβ−D−セロ
テトラオシル溶液に加え、温度30℃で1時間、マグネ
チックスターラーにより攪拌した。反応終了後、反応液
に過剰量のアセトニトリルを加え、100℃油浴中に1
0分間浸すことによりセルラーゼを失活させ、エバポレ
ーターにより溶媒を除去し、粗反応生成物を得た。次に
この粗反応生成物を高性能液体クロマトグラフィーによ
り分解し、実施例3で得られたものと同様のオリゴ糖2
mlを得た。
【0068】
【発明の効果】上記したところから明かなように、本発
明によれば、高重合度のセロオリゴ糖の製造方法、及び
該セロオリゴ糖の原料モノマーとして優れている新規な
セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーが提供
される。本発明を実施することによって得られるセロオ
リゴ糖は、食品添加物、医薬品、臨床試験用酵素基質な
どの分野で利用可能である。
明によれば、高重合度のセロオリゴ糖の製造方法、及び
該セロオリゴ糖の原料モノマーとして優れている新規な
セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーが提供
される。本発明を実施することによって得られるセロオ
リゴ糖は、食品添加物、医薬品、臨床試験用酵素基質な
どの分野で利用可能である。
【図1】図1は、本発明によって得られたフッ化―β−
D−セロトリオシルの 1H NMRの結果を示すグラフ
である。
D−セロトリオシルの 1H NMRの結果を示すグラフ
である。
【図2】図2は、本発明によって得られたフッ化―β−
D−セロトリオシルの13C NMRの結果を示すグラフ
である。
D−セロトリオシルの13C NMRの結果を示すグラフ
である。
【図3】図3は、本発明によって得られたフッ化―β−
D−セロテトラオシルの 1HNMRの結果を示すグラフ
である。
D−セロテトラオシルの 1HNMRの結果を示すグラフ
である。
【図4】図4は、本発明によって得られたフッ化―β−
D−セロテトラオシルの13CNMRの結果を示すグラフ
である。
D−セロテトラオシルの13CNMRの結果を示すグラフ
である。
【図5】図5は、本発明によって得られたセロオリゴ糖
アセチル化物の 1H NMRの結果を示すグラフであ
る。
アセチル化物の 1H NMRの結果を示すグラフであ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 下記構造式で示されるフッ化β−D−セ
ロトリオシル。 【化1】 - 【請求項2】 下記構造式で示されるフッ化β−D−セ
ロテトラオシル。 【化2】 - 【請求項3】 セロビオースオクタアセテートを出発原
料とし、臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘ
プタ−O−アセチル−α−D−セロビオシルを合成し、
別に、グルコースを出発原料とし、グルコースペンタア
セテート、臭化2,3,4,6−テトラ−O−アセチル
−α−D−グルコピラノシル、ベンジル2,3,4,6
−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシド、
ベンジルβ−D−グルコピラノシド、ベンジル4,6−
O−ベンジリデン−β−D−グルコピラノシド、ベンジ
ル2,3−ジ−O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデ
ン−β−D−グルコピラノシドを経て、ベンジル2,
3,6−トリ−O−ベンジル−β−D−グルコピラノシ
ドを合成し、さらにこのベンジル2,3,6−トリ−O
−ベンジル−β−D−グルコピラノシド及び前に合成し
た2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O−
アセチル−α−D−セロビオシルを出発原料としてベン
ジル2,3,6−トリ−O−ベンジル−4−O−〔2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシド、4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル
−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−
β−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル〕グルコピラノース、セロトリオースウンデカアセテ
ート、臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−
〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,
3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピ
ラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グ
ルコピラノシル、フッ化2,3,6−トリ−O−アセチ
ル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−
O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β−D
−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシル〕−
β−D−グルコピラノシルを経てフッ化β−D−セロト
リオシルを得ることより成る請求項1のフッ化β−D−
セロトリオシルの製造方法。 - 【請求項4】 セロビオースオクタアセテートを出発原
料とし、臭化2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘ
プタ−O−アセチル−α−D−セロビオシル、ベンジル
2,3,6,2′,3′,4′,6′−ヘプタ−O−ア
セチル−β−D−セロビオシド、ベンジルβ−D−セロ
ビオシド、ベンジル4′,6′−O−ベンジリデン−β
−D−セロビオシド、ベンジル2,3,6,2 ′,3′
−ペンタ−O−アセチル−4′,6′−O−ベンジリデ
ン−β−D−セロビオシドを経て、ベンジル2,3,
6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル−β−D
−セロビオシドを合成し、別にこのベンジル2,3,
6,2′,3′,6′−ヘキサ−O−ベンジル−β−D
−セロビオシドと前に合成した臭化2,3,6,2′,
3′,4′,6′−ヘプタ−O−アセチル−α−D−セ
ロビオシルを出発原料としてベンジル2,3,6−トリ
−O−ベンジル−4−O−〔2,3,6−トリ−O−ベ
ンジル−4−O−{2,3,6−トリ−O−アセチル−
4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−アセチル−β
−D−グルコピラノシル)−β−D−グルコピラノシ
ル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D−グルコピ
ラノシド、4−O−〔4−O−{2,3,6−トリ−O
−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−
アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グル
コピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D
−グルコピラノース、セロテトラオーステトラデカアセ
テート、臭化2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O
−〔2,3,6−トリ−O−アセチル−4−O−{2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−(2,3,4,
6−テトラ−O−アセチル−β−D−グルコピラノシ
ル)−β−D−グルコピラノシル}−β−D−グルコピ
ラノシル〕−β−D−グルコピラノシル、フッ化2,
3,6−トリ−O−アセチル−4−O−〔2,3,6−
トリ−O−アセチル−4−O−{2,3,6−トリ−O
−アセチル−4−O−(2,3,4,6−テトラ−O−
アセチル−β−D−グルコピラノシル)−β−D−グル
コピラノシル}−β−D−グルコピラノシル〕−β−D
−グルコピラノシルを経て、フッ化β−D−セロテトラ
オシルを得ることより成る請求項2のフッ化β−D−セ
ロテトラオシルの製造方法。 - 【請求項5】 アセトニトリルと緩衝液との混合液中
で、請求項1のフッ化β−D−セロトリオシル、又は請
求項2のフッ化β−D−セロテトラオシルにセルラーゼ
を作用させることを特徴とするセロオリゴ糖の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05232695A JP3884494B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーとそれらからのオリゴマーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05232695A JP3884494B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーとそれらからのオリゴマーの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245675A true JPH08245675A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3884494B2 JP3884494B2 (ja) | 2007-02-21 |
Family
ID=12911677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05232695A Expired - Fee Related JP3884494B2 (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | セロトリオース並びにセロテトラオースモノマーとそれらからのオリゴマーの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3884494B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011093471A1 (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-04 | タカノ株式会社 | ネオポンコラノール類の製造方法 |
| CN104478953A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-04-01 | 川渝中烟工业有限责任公司 | 一种具有蜜甜香韵的烟用香味释放剂的制备方法 |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP05232695A patent/JP3884494B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011093471A1 (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-04 | タカノ株式会社 | ネオポンコラノール類の製造方法 |
| CN104478953A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-04-01 | 川渝中烟工业有限责任公司 | 一种具有蜜甜香韵的烟用香味释放剂的制备方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3884494B2 (ja) | 2007-02-21 |
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