JPH08246038A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPH08246038A
JPH08246038A JP7070804A JP7080495A JPH08246038A JP H08246038 A JPH08246038 A JP H08246038A JP 7070804 A JP7070804 A JP 7070804A JP 7080495 A JP7080495 A JP 7080495A JP H08246038 A JPH08246038 A JP H08246038A
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JP
Japan
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heating
heating coil
loop
current transformer
work
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Application number
JP7070804A
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English (en)
Inventor
Hiyoshi Watanabe
日吉 渡邊
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Fuji Electronics Industry Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electronics Industry Co Ltd filed Critical Fuji Electronics Industry Co Ltd
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Publication of JPH08246038A publication Critical patent/JPH08246038A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P10/25Process efficiency

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  • General Induction Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱コイルとカレントトランスとの接続を非
接触状態で行うことにより、定期的な保守或いは交換を
不必要とする。 【構成】 1台のカレントトランス200と、カレント
トランス200から給電される2個の加熱コイル100
A、100Bとを有しており、各加熱コイル100A、
100BがワークWを順次加熱する。カレントトランス
200の出力端子210のループ状端子部220と各加
熱コイル100A、100Bの給電導体140A、14
0Bのループ状導体部141A、141Bとを相対的に
移動させる移動機構300を有している。移動機構30
0は、ループ状端子部220と2個の加熱コイル100
A、100Bのループ状導体部141A、141Bとを
所定の間隔を有して順次対向させるものであり、対向し
たループ状端子部220とループ状導体部141A、1
41Bとの間の二次誘導でもって加熱コイル00A、1
00Bに電流を流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波加熱装置、詳しく
は1台のカレントトランスから交互に給電される複数個
の加熱コイルを有する高周波加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、以前に実願平4−410
11号を出願した。この出願に係る高周波焼入装置は、
図8に示すように、1台のカレントトランス40と、こ
のカレントトランス40から給電される2個の加熱コイ
ル10、20と、この2個の加熱コイル10、20に対
して交互に給電するための2つの接触片51(ただし、
図面には1つのみ示してある)とを有している。
【0003】2個の加熱コイル10、20の接続導体4
1、42をカレントトランス40の出力端子に接続し、
前記接続導体41、42をシリンダ53で駆動される2
つの接触片51で交互に短絡させることによって加熱コ
イル10、20に対して交互に給電するように構成され
ている。
【0004】なお、図面中、30は冷却液LをワークW
に向かって噴射する冷却ジャケット、44は接続導体4
1、42の間に設けられ両者を絶縁する絶縁部材であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実願平4−41011号に係る高周波焼入装置には以
下のような問題点がある。すなわち、接触片51は接続
導体41、42に形成された凸部41a、42b、43
a、43bに接触させるものであるため、接続を繰り返
すと接触片51や凸部41a、42b、43a、43b
に摩耗や肌荒れが生じ、その結果、接触片51と凸部4
1a、42b、43a、43bとの間でスパークが生じ
たり、接続不良が発生したりする。このため、この高周
波焼入装置では短絡手段の定期的な保守或いは交換が必
要であり、その時間的ロスやコスト高を招いていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、加熱コイルとカレントトランスとの接続を非接触状
態で行うことにより、従来の高周波加熱装置で必要とし
ていた定期的な保守或いは交換を不必要とし、その時間
的ロスやそれに伴うコスト高を解消した高周波加熱装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高周波加熱
装置は、1台のカレントトランスと、このカレントトラ
ンスから給電される複数個の加熱コイルとを有してお
り、各加熱コイルがワークを順次加熱する高周波加熱装
置であって、カレントトランスの出力端子と各加熱コイ
ルの給電導体とを相対的に移動させ、前記出力端子と給
電導体とを所定の間隔をもって対向させる移動機構を備
えており、対向した出力端子と給電導体との間の二次誘
導でもって加熱コイルに電流を流すように構成されてい
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る高周波加
熱装置の構成を示す概略的側面図、図2はこの高周波加
熱装置に用いられる加熱コイルの概略的斜視図、図3は
この高周波加熱装置に用いられるカレントトランスの出
力端子と加熱コイルの給電端子とが対向した状態を示す
図1のA−A線断面図、図4はこの高周波加熱装置に用
いられるカレントトランスの出力端子と加熱コイルの給
電端子とが対向した状態を示す概略的断面図、図5は他
の移動機構を用いた高周波加熱装置の構成を示す概略的
側面図である。
【0009】また、図6は本発明の第2の実施例に係る
高周波加熱装置の構成を示す概略的側面図、図7は本発
明の第3の実施例に係る高周波加熱装置の構成を示す概
略的平面図である。
【0010】第1の実施例に係る高周波加熱装置は、1
台のカレントトランス200と、このカレントトランス
200から給電される2個の加熱コイル100A、10
0Bとを有しており、各加熱コイル100A、100B
が交互にワークWを加熱する高周波加熱装置であって、
カレントトランス200を移動させることによりカレン
トトランス200の出力端子210のループ状端子部2
20と各加熱コイル100A、100Bの給電導体14
0A、140Bのループ状導体部141A、141Bの
うちいずれか一方とを所定の間隔をもって対向させる移
動機構300を備えている。
【0011】カレントトランス200には1台の高周波
電源 (図示省略) が接続されている。かかるカレントト
ランス200の外面には、後述する移動機構300を構
成するガイド310が設けられている。
【0012】また、前記カレントトランス200の出力
端子210の先端には、ループ状になったループ状端子
部220が設けられている。かかるループ状端子部22
0は、断面略ロ字形状の中空パイプで構成されており、
図4に示すように、その内側面221以外の3面は磁性
体からなる断面略コ字形状のコア230でカバーされて
いる。
【0013】前記移動機構300は、カレントトランス
200に設けられた前記ガイド310の他に、このガイ
ド310が嵌まり込むボールネジ部材320と、このボ
ールネジ部材320を回転駆動する駆動源330とを有
している。
【0014】一方の加熱コイル100Aは、図2に示す
ように、半開放鞍型のものであって、加熱すべきワーク
Wの形状に対応した一対の加熱導体110Aと、この一
対の加熱導体110Aを一端側で接続する略1/2円弧
状の接続導体120Aと、前記加熱導体110Aの他端
側に接続される略1/4円弧状の一対の接続導体130
Aと、この接続導体130Aに接続される給電導体14
0Aとを有している。
【0015】前記給電導体140Aは、略ループ状に形
成されたループ状導体部141Aと、このループ状導体
部141Aを前記接続導体130Aに接続するための一
対の接続導体部142Aとから構成されている。
【0016】前記ループ状導体部141Aは、図3に示
すように、その外径が前記ループ状端子部220の内径
より所定寸法だけ小さく設定されている。さらに、図4
に示すように、当該ループ状導体部141Aの外側面1
41a以外の3面は磁性体からなる断面略コ字形状のコ
ア150でカバーされている。
【0017】また、前記接続導体部142Aは、直角方
向に折曲された略L字形状に形成されており、加熱コイ
ル100Aの外側に向かって突出されている。従って、
ループ状導体部141Aは、加熱導体110Aの真上で
はなく斜め上側に位置することになる。
【0018】かかる加熱コイル100Aは、中空の角パ
イプから構成されており、ワークWの加熱中に加熱コイ
ル100A自体が過熱されないように図外の冷却液供給
機構と接続され、内部を冷却液が循環するようになって
いる。
【0019】また、当該加熱コイル100Aの周囲に
は、加熱したワークWを冷却するための冷却液を噴射す
る冷却ジャケット (図示省略) が加熱導体110Aと平
行して設置されている。
【0020】さらに、この加熱コイル100Aは、図外
の上下動機構によってワークWを加熱する加熱位置と、
ワークWを冷却或いは搬出入する退避位置との間で上下
動させれらる。すなわち、加熱位置にコイル100Aが
あるとワークWの搬出入が困難であり、冷却ジャケット
(図示省略) からの冷却液が加熱コイル100Aにかか
るため効率的な冷却が困難になるため、ワークWの搬出
入と冷却とは加熱コイル100Aが退避位置にあるとき
に行うようになっているのである。
【0021】なお、もう一方の加熱コイル100Bも上
述した加熱コイル100Aと同様に構成されている。こ
こで、加熱位置にある2つの加熱コイル100A、10
0Bのループ状導体部141A、141Bの2つの中心
を結ぶ直線L上には、前記ループ状端子部220の中心
が位置している。そして、前記移動機構300は、ルー
プ状端子部220の中心が常に直線Lの上に位置するよ
うにカレントトランス200を移動させるようになって
いる。
【0022】この2つの加熱コイル100A、100B
は、それぞれのループ状導体部141A、141Bが向
かい合うように設置されている。また、カレントトラン
ス200は、ループ状端子部220が2つのループ状導
体部141A、141Bの間に位置するように、詳しく
は両者とも加熱位置にある2つの加熱コイル100A、
100Bのループ状導体部141A、141Bの2つの
中心を結ぶ直線L上に前記ループ状端子部220の中心
が位置するように設置されている(図1(A)参照)。
【0023】次に、上述した高周波加熱装置によるワー
クWの加熱について説明する。まず、一方の加熱コイル
100Aを退避機構によって退避位置に移動させ、一対
のワークセンタ400によってワークWを支持する。そ
して、加熱コイル100Aを退避位置から加熱位置に戻
す。
【0024】カレントトランス200を移動機構300
によって加熱コイル100A側に移動させ、カレントト
ランス200の出力端子210のループ状端子部220
が加熱コイル100Aの給電端子140Aのループ状導
体部141Aに所定の間隔を有して対向させる。すなわ
ち、図3及び図4に示すように、ループ状端子部220
の内側面221と、ループ状導体部141Aの外側面1
41aとが所定の間隔を有して対向するのである。な
お、このコア230、150を設けるのは発生した磁力
線を集中させることにより、加熱コイル100A、10
0Bにより効率的に電流を流すためである。また、図3
においては、説明のためにコア230、150の表示は
省略している。
【0025】この状態で高周波電源からカレントトラン
ス200への給電が開始される。すると、出力端子21
0のループ状端子部220の周囲に生じた磁界によりル
ープ状導体部141A、ひいては加熱コイル100Aに
二次誘導による電流が流れる。かかる二次誘導による電
流によりワークWが加熱される。
【0026】ワークWの所定の加熱が完了したならば、
カレントトランス200への給電を停止するとともに、
移動機構300によりカレントトランス200もう一方
の加熱コイル100B側へと移動させる。なお、加熱コ
イル100AによるワークWの加熱を行っている間に、
もう一方の加熱コイル100Bは、図示しない上下動機
構により上下動させられて次の加熱すべきワークWが所
定の位置にセットされているものとする。
【0027】もう一方の加熱コイル100Bでも上述し
たのと同様の手順でワークWの加熱が行われる。そし
て、加熱コイル100BでのワークWの加熱が行われて
いる間に、加熱コイル100Aは前記上下動機構によっ
て加熱位置から退避位置に移動させられ、冷却ジャケッ
トからの冷却液の噴射を受ける。その後、ワークセンタ
400の一方が退避しワークWを搬出する。
【0028】このようにして2個の加熱コイル100
A、100Bが交互にワークWを加熱して焼入を施すよ
うになっている。
【0029】なお、上述した第1の実施例では、移動機
構300をガイド310、ボールネジ部材320及び駆
動源330で構成されるとして説明したが、本発明がこ
れに限定されるわけではない。カレントトランス200
のループ状端子部220を複数個の加熱コイルのループ
状導体部の間で移動させることができるものであればよ
い。
【0030】例えば、カレントトランス200にループ
状端子部220を固定的に取り付けるのではなく、図5
に示すように、出力端子210とループ状端子部220
との間をフレキシブルケーブル250で接続し、カレン
トトランス200は固定しておき、ループ状端子部22
0のみを移動させるようにしてもよい。このようにルー
プ状端子部220のみを移動させるようにしておけば、
カレントトランス200全体を移動させる場合より小さ
な駆動源で済むのでコスト的にもスペース的にも有利に
なる。
【0031】次に、第2の実施例に係る高周波加熱装置
について図6を参照しつつ説明する。第1の実施例に係
る高周波加熱装置では、カレントトランス200が移動
することによって、2個の加熱コイル100A、100
Bのループ状導体部141Aと出力端子210のループ
状端子部220とを交互に対向させるようにしたが、第
2の実施例に係る高周波加熱装置では、カレントトラン
ス200は固定しておき、2個の加熱コイル100A、
100Bを移動させることにより、2個の加熱コイル1
00A、100Bのループ状導体部141Aとループ状
端子部220とを交互に対向させるようにしている。
【0032】上述したのと同様の2個の加熱コイル10
0A、100Bのループ状導体部141A、141Bが
向かい合わせになるように配置し、その間にカレントト
ランス200のループ状端子部220を配置した基本的
な構造は、第1の実施例に係る高周波加熱装置と同一で
ある。
【0033】ただし、この第2の実施例に係る高周波加
熱装置では、向かい合う2個の加熱コイル100A、1
00Bの間の距離が、加熱すべきワークWの長さ寸法よ
り若干大きく設定されている必要がある。
【0034】また、移動機構500が2個の加熱コイル
100A、100Bを移動させる点が第1の実施例に係
る高周波加熱装置と相違する点である。この第2の実施
例に係る高周波加熱装置における移動機構500は、2
個の加熱コイル100A、100Bの間の距離を一定に
保ちながら、2個の加熱コイル100A、100Bを図
6上における左右方向に移動させるものである。
【0035】具体的には、この移動機構500は、2個
の加熱コイル100A、100Bが一定の間隔を有して
取り付けられるスライダ510と、このスライダ510
を左右方向に往復移動させる駆動源 (図示省略) とを有
しているのである。
【0036】すなわち、この移動機構500によると、
2個の加熱コイル100A、100Bを図6上において
最も左側に移動させた場合には、右側の加熱コイル10
0Aのループ状導体部141Aが、ループ状端子部22
0の内側に入り込むようになっており(図6(A)参
照、ただし同図ではループ状導体部141Aはループ状
端子部220の内側にあるため表されていない)、最も
右側に移動させた場合には左側の加熱コイル100Bの
ループ状導体部141Bが、ループ状端子部220の内
側に入り込むようになっている(図6(B)参照、ただ
し同図ではループ状導体部141Bはループ状端子部2
20の内側にあるため表されていない)。
【0037】しかも上述したように、2個の加熱コイル
100A、100Bの間の距離が、加熱すべきワークW
の長さ寸法より若干大きく設定されているので、図6
(A)に示すように、加熱コイル100AでワークWを
加熱している場合には、加熱コイル100Bで加熱され
るべき又は加熱されたワークWは加熱コイル100Aと
加熱コイル100Bとの間に位置するので、ワークWの
搬出入を容易に行うことができる。逆に、加熱コイル1
00BでワークWを加熱している場合は、加熱コイル1
00Aで加熱されたワークWの搬出及び次に加熱コイル
100Aで加熱されるべきワークWの搬入を容易に行う
ことができる(図6(B)参照)。
【0038】例えば、前記スライダ510としては、2
個の加熱コイル100A、100Bを側面側から連結す
る側面カバー(図6では二点鎖線で示している)が考え
られる。かかるスライダ510は、2個の加熱コイル1
00A、100Bをそれぞれ側面側からカバーする一対
のカバー部511と、このカバー部511を上端部で連
結する連結部512とを有しており、全体として逆偏平
凹字形状に形成されている。
【0039】このように、スライダ510が全体として
逆偏平凹字形状に形成されているのは、加熱されていな
いワークWの搬出入や加熱されたワークWへの冷却液の
噴射等を容易にするためである。従って、連結部512
の長さはワークWより若干大きめに設定されいてる。
【0040】次に、図7を参照しつつ第3の実施例につ
いて説明する。上述した第1及び第2の実施例では2個
の加熱コイル100A、100Bとしたが、本発明がこ
れに限定されるわけではない。
【0041】例えば、図7に示すように、1台のカレン
トトランス200と、このカレントトランス200から
給電される3個の加熱コイル100A、100B、10
0Cとを有しており、各加熱コイル100A、100
B、100CがワークWを順次加熱する高周波加熱装置
であって、カレントトランス200の出力端子210の
ループ状端子部220と各加熱コイル100A、100
B、100Cの給電導体140A、140B、140C
のループ状導体部141A、141B、141Cとを相
対的に移動させる移動機構600を備えている。
【0042】また、前記移動機構600は、3個の加熱
コイル100A、100B、100Cが放射状に配置さ
れた回転テーブル610と、この回転テーブル610を
回転駆動させる駆動手段 (図示省略) と、前記加熱コイ
ル100A、100B、100Cのループ状導体部14
1A、141B、141Cをカレントトランス200の
ループ状端子部220に対向させるべく、各加熱コイル
100A、100B、100Cを回転テーブル610上
で進退移動させる進退移動手段620とを有している。
【0043】3個の加熱コイル100A、100B、1
00Cは、上述した第1の実施例等における加熱コイル
100A等と同様に構成されているので、その詳細な説
明は省略する。
【0044】かかる加熱コイル100A、100B、1
00Cを移動させる移動機構600を構成する回転テー
ブル610は、120°おきに3個の切込部611A、
611B、611Cが設けられている。この回転テーブ
ル610は、裏面中央において図示しない駆動手段の駆
動軸が連結されており、図7の矢印αに示すように12
0°ずつ間欠的に回転駆動されるようになっている。
【0045】一方、前記切込部611A、611B、6
11Cには、進退移動手段620を構成するスライダ6
21A、621B、621Cがそれぞれ加熱位置と退避
位置との間でスライド可能に取り付けられており、その
先端部が進退移動手段620を構成する図示しない駆動
手段によって回転テーブル610の中心或いは外縁部に
向かって、図7の矢印βに示すように進退移動するよう
になっている。
【0046】前記スライダ621A、621B、621
Cの上面には、各加熱コイル100A、100B、10
0Cが1個ずつ取り付けられている。当該加熱コイル1
00A、100B、100Cは、そのループ状導体部1
41A、141B、141Cが回転テーブル610の中
心側を向くように放射状に配置されていることになる。
【0047】また、回転テーブル610の上方にはカレ
ントトランス200が設けられており、このカレントト
ランス200のループ状端子部220は、各加熱コイル
加熱コイル100A、100B、100Cのループ状導
体部141A、141B、141Cと同じ高さで回転テ
ーブル610の中心近傍に位置している。
【0048】なお、以下の説明では、各加熱コイル10
0A、100B、100Cがループ状端子部220と向
き合う位置を加熱ステーション位置と、この加熱ステー
ション位置から図7において時計方向に120°回転し
た位置を冷却ステーション位置と、この冷却ステーショ
ン位置から時計方向に120°回転した位置を搬出入ス
テーション位置とする。
【0049】また、前記スライダ621A、621B、
621Cの加熱位置とは、スライダ621A、621
B、621Cが最も回転テーブル610の中心に近づい
た位置であり、この位置にあるスライダ621A、62
1B、621Cに設けられた加熱コイル100A、10
0B、100Cのループ状導体部141A、141B、
141Cは、カレントトランス200のループ状端子部
220の内側に入り込むようになっている。
【0050】また、前記スライダ621A、621B、
621Cの退避位置とは、スライダ621A、621
B、621Cが最も回転テーブル610の中心から遠ざ
かった位置であり、この位置では各加熱コイル100
A、100B、100CはワークWの冷却や搬出入のた
めにスライダ621A、621B、621Cの上からさ
らに上方に移動するようになっている。
【0051】次に、このように構成された第3の実施例
に係る高周波加熱装置の動作について説明する。なお、
図7ではスライダ621Bが加熱ステーション位置にな
り、このスライダ621Bに設けられた加熱コイル10
0Bは退避位置にある。まず、搬出入ステーション位置
において退避位置にあるスライダ621A上の加熱コイ
ル100Aを上方に移動させ加熱すべきワークWをセッ
トする。
【0052】次に、回転テーブル610を120°間欠
回転駆動させ、ワークWがセットされたスライダ621
Aを加熱ステーション位置に移動させる。この間欠回転
を行っている間に加熱コイル100Aを下方に移動さ
せ、加熱コイル100AがワークWを加熱できるように
する。
【0053】回転テーブル610が120°間欠回転駆
動されて、加熱ステーション位置に達すると、スライダ
621Aが退避位置から加熱位置にまで移動する。この
加熱位置への移動によって、加熱コイル100Aのルー
プ状導体部141Aは、図4に示したのと同様に、ルー
プ状端子部220の内側に入り込み、ループ状導体部1
41Aの内側面141aがループ状端子部220の外側
面221と所定の間隔を有して対向する。
【0054】この状態でカレントトランス200に高周
波電流を供給すると、ループ状端子部220の周囲に生
じた磁界によりループ状導体部220、ひいては加熱コ
イル100Aに二次誘導による電流が流れ、ワークWの
加熱が行われる。
【0055】所定の加熱が完了したならば、スライダ6
21Aは加熱位置から退避位置に移動する。そして、回
転テーブル610が120°間欠回転駆動され、加熱の
完了したワークWがセットされたスライダ621Aは冷
却ステーション位置へと移動させられる。この冷却ステ
ーション位置では、加熱コイル100Aは上昇してお
り、ワークWに向かって図外の冷却ジャケットから冷却
液が噴射され、ワークWが冷却されて焼入が完了する。
【0056】ワークWの冷却が完了したならば、回転テ
ーブル610が120°間欠回転駆動され、搬出入ステ
ーション位置に戻る。この搬出入ステーション位置で
は、焼入が完了したワークWが搬出され、次に、加熱す
べき新たなワークWがセットされるのである。
【0057】なお、3個のスライダ621A、621
B、621Cが位置する搬出入ステーション位置、加熱
ステーション位置及び冷却ステーション位置では各作
業、すなわちワークWの搬出入作業、ワークWの加熱作
業及びワークWの冷却作業が並行して行われていること
は勿論である。
【0058】なお、この第3の実施例では、3個の加熱
コイル100A、100B、100Cとしたが、本発明
がこれに限定されるものではなく、2個或いは4個以上
の加熱コイルがある場合にも応用することができるのは
勿論である。
【0059】また、この第3の実施例では、回転テーブ
ル610の上に放射状に配置された3個の加熱コイル1
00A、100B、100Cの中心側にカレントトラン
ス200のループ状端子部220が設けられるとした
が、逆にループ状端子部220を外側に設けてもよい。
この場合には、各加熱コイル100A、100B、10
0Cはループ状導体部141A、141B、141Cは
外側を向くように回転テーブル610の上(実際には各
スライダ621A、621B、621Cの上)に設置す
る必要がある。
【0060】このように設置した場合には、各スライダ
621A、621B、621Cは外側に向かって移動す
るようにしなければならない。このため以下のような利
点が生じる。すなわち、上述のように中心に向かって各
スライダ621A、621B、621Cが移動するもの
であると、万が一なんらかの誤動作で2個以上のスライ
ダが同時に中心側に向かって移動すると、加熱コイルが
スペース的な問題から干渉してしまい作業がストップす
るおそれがある。しかし、各スライダ621A、621
B、621Cが外側に向かって移動するものであれば、
万が一2個の以上のスライダが同時に移動したとしても
干渉は生じないので作業をストップさせるおそれがない
のである。
【0061】
【発明の効果】本発明に係る高周波加熱装置は、1台の
カレントトランスと、このカレントトランスから給電さ
れる複数個の加熱コイルとを有しており、各加熱コイル
がワークを順次加熱する高周波加熱装置であって、カレ
ントトランスの出力端子と各加熱コイルの給電導体とを
相対的に移動させる移動機構を備えており、前記移動機
構は、前記出力端子と複数個の加熱コイルの給電導体と
を所定の間隔を有して順次対向させるものであり、対向
した出力端子と給電導体との間の二次誘導でもって加熱
コイルに電流を流すように構成してある。
【0062】このため、加熱コイルに対する給電をカレ
ントトランスとの間で非接触で行うことができるので、
接触に伴うスパークの発生や、接続不良が生じない。こ
のため、従来の高周波焼入装置では必要であった定期的
な保守或いは交換作業が不要になり、交換作業に伴う時
間的ロスやコスト高を解消することができる。
【0063】また、前記出力端子と給電導体とには、ル
ープ状に形成された部分があり、いずれか一方が他方の
内側に嵌まり込むことで所定の間隔をもって対向するよ
うに構成されているので、発生した磁力線を漏れなく加
熱コイルの起電力として利用することができるので、非
常に効率的である。
【0064】また、前記移動機構は、カレントトランス
又は各加熱コイルの少なくともいずれか一方を移動させ
ることによって出力端子と給電端子とを所定の間隔をも
って対向させるように構成されている。このため、高周
波加熱装置の設置場所や加熱コイルの数等に応じて各部
品、機構の最適な配置を行うことができる。
【0065】また、前記移動機構は、各加熱コイルを移
動させるものであって、加熱位置にある加熱コイルの給
電導体のみをカレントトランスの出力端子と対向させる
ようにしている。従って、加熱位置にない加熱コイルで
は加熱されたワークの冷却と、ワークの搬出入を行うこ
とができるので、効率的にワークの加熱を行うことがで
きる。
【0066】さらに、前記移動機構は、複数個の加熱コ
イルが放射状に配置された回転テーブルと、この回転テ
ーブルを回転駆動させる駆動手段と、前記加熱コイルの
給電端子をカレントトランスの出力端子に対向させるべ
く、各加熱コイルを回転テーブル上で進退移動させる進
退移動手段とを有している。このように構成すると、3
個以上の加熱コイルを有する場合に適した構成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る高周波加熱装置の
構成を示す概略的側面図である。
【図2】この高周波加熱装置に用いられる加熱コイルの
概略的斜視図である。
【図3】この高周波加熱装置に用いられるカレントトラ
ンスの出力端子と加熱コイルの給電端子とが対向した状
態を示す図1のA−A線断面図である。
【図4】この高周波加熱装置に用いられるカレントトラ
ンスの出力端子と加熱コイルの給電端子とが対向した状
態を示す概略的断面図である。
【図5】他の移動機構を用いた高周波加熱装置の構成を
示す概略的側面図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る高周波加熱装置の
構成を示す概略的側面図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る高周波加熱装置の
構成を示す概略的平面図である。
【図8】従来のこの種の高周波加熱装置の概略的構成を
示す図面であって、同図(A)は概略的平面図、同図
(B)は概略的側面図である。
【符号の説明】
100A、100B 加熱コイル 200 カレントトランス 210 出力端子 300 移動機構 W ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1台のカレントトランスと、このカレン
    トトランスから給電される複数個の加熱コイルとを有し
    ており、各加熱コイルがワークを順次加熱する高周波加
    熱装置において、カレントトランスの出力端子と各加熱
    コイルの給電導体とを相対的に移動させる移動機構を具
    備しており、前記移動機構は、前記出力端子と複数個の
    加熱コイルの給電導体とを所定の間隔を有して順次対向
    させるものであり、対向した出力端子と給電導体との間
    の二次誘導でもって加熱コイルに電流を流すことを特徴
    とする高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記出力端子と給電導体とには、ループ
    状に形成された部分があり、いずれか一方が他方の内側
    に嵌まり込むことで所定の間隔をもって対向することを
    特徴とする請求項1記載の高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記移動機構は、カレントトランス又は
    各加熱コイルの少なくともいずれか一方を移動させるこ
    とによって出力端子と給電端子とを所定の間隔をもって
    対向させることを特徴とする請求項1又は2記載の高周
    波加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記移動機構は、各加熱コイルを移動さ
    せるものであって、加熱位置にある加熱コイルのみの給
    電導体をカレントトランスの出力端子と対向させること
    を特徴とすることを特徴とする請求項1又は2記載の高
    周波加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記移動機構は、複数個の加熱コイルが
    放射状に配置された回転テーブルと、この回転テーブル
    を回転駆動させる駆動手段と、前記加熱コイルの給電端
    子をカレントトランスの出力端子に対向させるべく、各
    加熱コイルを回転テーブル上で進退移動させる進退移動
    手段とを具備したことを特徴とする請求項1、2又は4
    記載の高周波加熱装置。
JP7070804A 1995-03-02 1995-03-02 高周波加熱装置 Pending JPH08246038A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008144242A (ja) * 2006-12-13 2008-06-26 Fuji Giken:Kk シリンダブロックの焼入装置、シリンダブロックの製造方法
JP2010205531A (ja) * 2009-03-03 2010-09-16 Fuji Electronics Industry Co Ltd 高周波加熱装置の加熱コイル管理装置及び加熱コイル管理方法

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