JPH08246163A - 金属表面への撥液性付与方法 - Google Patents
金属表面への撥液性付与方法Info
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- JPH08246163A JPH08246163A JP16059095A JP16059095A JPH08246163A JP H08246163 A JPH08246163 A JP H08246163A JP 16059095 A JP16059095 A JP 16059095A JP 16059095 A JP16059095 A JP 16059095A JP H08246163 A JPH08246163 A JP H08246163A
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- JP
- Japan
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- metal
- water
- metal surface
- contact angle
- liquid repellency
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D—PROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05D5/00—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures
- B05D5/08—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain an anti-friction or anti-adhesive surface
- B05D5/083—Processes for applying liquids or other fluent materials to surfaces to obtain special surface effects, finishes or structures to obtain an anti-friction or anti-adhesive surface involving the use of fluoropolymers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
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- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 表面に微細な凹凸構造を有し、水に対する接
触角が30度以下となる親水性金属表面の全部又は一部
に撥液性物質をコーティングすることにより金属表面に
撥液性を付与する方法。 【効果】 本発明によれば、簡便な操作で種々の金属表
面に優れた撥液性を付与することができる。
触角が30度以下となる親水性金属表面の全部又は一部
に撥液性物質をコーティングすることにより金属表面に
撥液性を付与する方法。 【効果】 本発明によれば、簡便な操作で種々の金属表
面に優れた撥液性を付与することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属表面への撥液性付
与方法に関し、詳しくは撥液性が要求される製品、例え
ば、テーブル、盆、流し台等の台所用製品、道路標識等
の掲示板、携帯用電気製品、熱交換器用フィンなどの金
属表面の表面処理に適用し得る撥液性付与方法に関する
ものである。
与方法に関し、詳しくは撥液性が要求される製品、例え
ば、テーブル、盆、流し台等の台所用製品、道路標識等
の掲示板、携帯用電気製品、熱交換器用フィンなどの金
属表面の表面処理に適用し得る撥液性付与方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、フッ素樹脂やシリコーン樹脂
等を用いてコーティングするなどの化学的処理により、
金属表面に撥水性を付与することが行われている。より
複雑な方法としては、ポリテトラフルオロエチレンオリ
ゴマー粒子を共析分散した複合メッキ皮膜を金属表面に
形成する方法(特開平4−285119号公報)などが
提案されている。
等を用いてコーティングするなどの化学的処理により、
金属表面に撥水性を付与することが行われている。より
複雑な方法としては、ポリテトラフルオロエチレンオリ
ゴマー粒子を共析分散した複合メッキ皮膜を金属表面に
形成する方法(特開平4−285119号公報)などが
提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
処理方法では金属表面に十分に満足し得る撥液性を付与
することが困難であるか、あるいは作業工程が複雑なも
のとなり、またコーティングに用いるフッ素系化合物は
高価であるため、製品が高価なものになるという問題が
ある。例えば平滑な金属面にフッ素樹脂やシリコーン樹
脂でコーティングした場合には、水の接触角にして10
0〜110度程度の撥液性しか得られない。
処理方法では金属表面に十分に満足し得る撥液性を付与
することが困難であるか、あるいは作業工程が複雑なも
のとなり、またコーティングに用いるフッ素系化合物は
高価であるため、製品が高価なものになるという問題が
ある。例えば平滑な金属面にフッ素樹脂やシリコーン樹
脂でコーティングした場合には、水の接触角にして10
0〜110度程度の撥液性しか得られない。
【0004】従って、本発明の目的は金属表面に安価か
つ簡便に、高度な撥液性を付与することができる方法を
提供することにある。
つ簡便に、高度な撥液性を付与することができる方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような実情におい
て、本発明者は鋭意検討を行った結果、基材表面に大き
い周期の凹凸構造と、その構造の中に小さい周期の凹凸
構造を含む多段凹凸構造を形成させることにより、撥液
性が向上することを見出し、先に特許出願した(特願平
5−336424号)。そして、更に検討を重ねたとこ
ろ、金属表面に微細な凹凸構造を有し、水に対する接触
角が30度以下となる親水性金属表面を疎液性物質によ
り処理すれば、金属表面に対して優れた撥液性が付与で
きることを見出し、本発明を完成するに至った。
て、本発明者は鋭意検討を行った結果、基材表面に大き
い周期の凹凸構造と、その構造の中に小さい周期の凹凸
構造を含む多段凹凸構造を形成させることにより、撥液
性が向上することを見出し、先に特許出願した(特願平
5−336424号)。そして、更に検討を重ねたとこ
ろ、金属表面に微細な凹凸構造を有し、水に対する接触
角が30度以下となる親水性金属表面を疎液性物質によ
り処理すれば、金属表面に対して優れた撥液性が付与で
きることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、表面に微細な凹凸構
造を有し、水に対する接触角が30度以下となる親水性
金属表面を疎液性物質により処理することを特徴とする
金属表面への撥液性付与方法を提供するものである。
造を有し、水に対する接触角が30度以下となる親水性
金属表面を疎液性物質により処理することを特徴とする
金属表面への撥液性付与方法を提供するものである。
【0007】本発明において撥液性表面とは、金属表面
の液体に対する接触角が90度より大きくなる場合をい
い、このような表面を撥液性表面という。本発明の対象
は必ずしも水が付着する表面に限定されるものではな
く、アルコール、油、界面活性剤を含む液体との接触角
を増大させるためにも適用されるものである。その際、
金属表面の最終的なコーティング処理に用いる撥液性物
質は、当該液体に対して接触角が90度より大きくなる
物質である。
の液体に対する接触角が90度より大きくなる場合をい
い、このような表面を撥液性表面という。本発明の対象
は必ずしも水が付着する表面に限定されるものではな
く、アルコール、油、界面活性剤を含む液体との接触角
を増大させるためにも適用されるものである。その際、
金属表面の最終的なコーティング処理に用いる撥液性物
質は、当該液体に対して接触角が90度より大きくなる
物質である。
【0008】撥液性金属表面を作製する際に用いる、水
に対する接触角が30度以下となる親水性金属表面の微
細な凹凸構造としては、平面視で凹凸構造1cm2あたり
の実表面積が十分大きくなる構造が概して好ましい。し
かしながら、凹凸の高さを通常の液滴の大きさ(〜2m
m)程度あるいはそれ以上に大きくすることによって、
凹凸表面の実表面積を増やしても、撥液性が向上するも
のでもない。撥液性に影響するのは、液滴と接触し得る
凹凸構造のごく表面近傍での実表面の稠密度、すなわち
単位体積あたりの実表面積であり、これが大きいことが
撥液性にとって好ましいのである。
に対する接触角が30度以下となる親水性金属表面の微
細な凹凸構造としては、平面視で凹凸構造1cm2あたり
の実表面積が十分大きくなる構造が概して好ましい。し
かしながら、凹凸の高さを通常の液滴の大きさ(〜2m
m)程度あるいはそれ以上に大きくすることによって、
凹凸表面の実表面積を増やしても、撥液性が向上するも
のでもない。撥液性に影響するのは、液滴と接触し得る
凹凸構造のごく表面近傍での実表面の稠密度、すなわち
単位体積あたりの実表面積であり、これが大きいことが
撥液性にとって好ましいのである。
【0009】この観点から、表面の微細な凹凸構造とし
ては、その高さが300μm 以下、より好ましくは30
μm 以下であることが好ましい。そして、この条件のも
とに、平面視で凹凸構造1cm2あたりの実表面積が大き
いこと、具体的には3cm2以上となることが好ましい。
ただし、この実表面積が大きくなりすぎると、凹凸構造
が薄片状や細線状となり、金属表面の機械的強度が低下
することになるため好ましくない。従って、金属表面の
強度を維持する観点から、凹凸構造実表面積は20cm2
未満であることが好ましい。また、凹凸構造の全実表面
積を有効に使うために、凹凸表面の接触率、すなわちそ
の凹凸表面に平滑な剛体をあてたときの凹凸構造の接触
面積が、剛体表面1cm2あたり0.2cm2以下であること
が好ましい。
ては、その高さが300μm 以下、より好ましくは30
μm 以下であることが好ましい。そして、この条件のも
とに、平面視で凹凸構造1cm2あたりの実表面積が大き
いこと、具体的には3cm2以上となることが好ましい。
ただし、この実表面積が大きくなりすぎると、凹凸構造
が薄片状や細線状となり、金属表面の機械的強度が低下
することになるため好ましくない。従って、金属表面の
強度を維持する観点から、凹凸構造実表面積は20cm2
未満であることが好ましい。また、凹凸構造の全実表面
積を有効に使うために、凹凸表面の接触率、すなわちそ
の凹凸表面に平滑な剛体をあてたときの凹凸構造の接触
面積が、剛体表面1cm2あたり0.2cm2以下であること
が好ましい。
【0010】なお、本発明において実表面積とは、BE
T法により測定した表面積をいう。このBET法は、
S.Brunauer、P.H.Emmett及びE.
Tellerによって提唱されたBET吸着式を利用
し、固体表面への気体分子(窒素ガス、クリプトンガ
ス)の吸着に基づいて、固体の表面積を算出する方法で
ある。また、凹凸構造の高さ、幅及び接触面積は固体の
断面SEM写真から画像解析により測定した。
T法により測定した表面積をいう。このBET法は、
S.Brunauer、P.H.Emmett及びE.
Tellerによって提唱されたBET吸着式を利用
し、固体表面への気体分子(窒素ガス、クリプトンガ
ス)の吸着に基づいて、固体の表面積を算出する方法で
ある。また、凹凸構造の高さ、幅及び接触面積は固体の
断面SEM写真から画像解析により測定した。
【0011】以上のことから、金属表面に形成された微
細な凹凸構造の幅及び高さの範囲は1nm〜300μm 、
特に50nm〜30μm が好ましく、その構造は均一でな
くともよい。また、凹凸構造の形状は特に限定されるも
のではなく、りん片状、角柱状、円柱状、角錐状、円錐
状、針状などのいずれでもよい。更にそれらの形状が複
雑に組み合わさってできた、2次元以上3次元未満のフ
ラクタル次元を持つフラクタル構造又は自己アファイン
構造であってもよい。
細な凹凸構造の幅及び高さの範囲は1nm〜300μm 、
特に50nm〜30μm が好ましく、その構造は均一でな
くともよい。また、凹凸構造の形状は特に限定されるも
のではなく、りん片状、角柱状、円柱状、角錐状、円錐
状、針状などのいずれでもよい。更にそれらの形状が複
雑に組み合わさってできた、2次元以上3次元未満のフ
ラクタル次元を持つフラクタル構造又は自己アファイン
構造であってもよい。
【0012】このような親水性金属表面の作製方法に特
に制限はなく、人工的に加工したものでも、また自然に
存在するものでもよい。特に、人工的に加工する方法と
しては、(1)金属表面を研磨又は切削の機械加工を行
う方法、(2)酸又はアルカリの溶液に金属表面を浸漬
する方法、(3)金属を腐蝕させる方法、(4)金属を
電極として用い、電気分解を利用する方法、(5)金属
の鋳造による方法が挙げられる。
に制限はなく、人工的に加工したものでも、また自然に
存在するものでもよい。特に、人工的に加工する方法と
しては、(1)金属表面を研磨又は切削の機械加工を行
う方法、(2)酸又はアルカリの溶液に金属表面を浸漬
する方法、(3)金属を腐蝕させる方法、(4)金属を
電極として用い、電気分解を利用する方法、(5)金属
の鋳造による方法が挙げられる。
【0013】上記(1)の具体的方法としては、紙やす
りや金属やすりでヤスリ掛けする方法、サンドブラス
ト、あるいはカッターによってV溝やクロスハッチを金
属表面に切削加工する方法などが挙げられる。
りや金属やすりでヤスリ掛けする方法、サンドブラス
ト、あるいはカッターによってV溝やクロスハッチを金
属表面に切削加工する方法などが挙げられる。
【0014】上記(2)の方法は、例えば次のような工
程によって実施することができる。塩酸等の酸と水とを
混合し、pH1〜6の間の適当なpHになるように濃度を調
整し、この溶液中に対象とする金属板を浸漬し、所定温
度で所定時間保持することにより、金属表面に微細な凹
凸構造が形成される。また、アルカリを用いる場合は水
酸化ナトリウム等と水とを混合し、pH8〜14の間の適
当なpHになるように濃度を調整し、この溶液中に対象と
する金属板を浸漬し、所定温度で所定時間保持すること
により、金属表面に微細な凹凸構造が形成される。
程によって実施することができる。塩酸等の酸と水とを
混合し、pH1〜6の間の適当なpHになるように濃度を調
整し、この溶液中に対象とする金属板を浸漬し、所定温
度で所定時間保持することにより、金属表面に微細な凹
凸構造が形成される。また、アルカリを用いる場合は水
酸化ナトリウム等と水とを混合し、pH8〜14の間の適
当なpHになるように濃度を調整し、この溶液中に対象と
する金属板を浸漬し、所定温度で所定時間保持すること
により、金属表面に微細な凹凸構造が形成される。
【0015】上記(3)の方法としては、水蒸気を含む
雰囲気中で、対象とする金属板を所定温度で所定時間保
持し、自然腐蝕させる方法がある。
雰囲気中で、対象とする金属板を所定温度で所定時間保
持し、自然腐蝕させる方法がある。
【0016】上記(4)の方法としては、電解質溶液中
に、対象とする金属板を陽極あるいは陰極として浸漬
し、両極間に所定電圧を所定温度で所定時間、印加する
方法がある。その際、対象とする金属板から金属を溶出
させ凹凸構造を形成させる方法と、対象とする金属板に
電解質溶液中の金属あるいは他の物質を析出させ凹凸構
造を形成させる方法の二通りがある。前者には電解研
磨、後者には電気めっき、電着塗装などの例がある。
に、対象とする金属板を陽極あるいは陰極として浸漬
し、両極間に所定電圧を所定温度で所定時間、印加する
方法がある。その際、対象とする金属板から金属を溶出
させ凹凸構造を形成させる方法と、対象とする金属板に
電解質溶液中の金属あるいは他の物質を析出させ凹凸構
造を形成させる方法の二通りがある。前者には電解研
磨、後者には電気めっき、電着塗装などの例がある。
【0017】上記(5)の方法は、たとえば次のような
工程によって実施することができる。表面に微細な凹凸
を有する鋳型に、対象とする金属をその融点以上に加熱
して融解させた液体状金属にして流し込み、それを冷
却、固化させることによって、鋳型の微細な凹凸構造を
表面に移し取った金属表面を得ることができる。
工程によって実施することができる。表面に微細な凹凸
を有する鋳型に、対象とする金属をその融点以上に加熱
して融解させた液体状金属にして流し込み、それを冷
却、固化させることによって、鋳型の微細な凹凸構造を
表面に移し取った金属表面を得ることができる。
【0018】本発明で用いる金属は、上記(1)〜
(5)の処理によって微細な凹凸構造が形成されるもの
であれば特に限定されるものではないが、上記(2)〜
(4)の処理に適した金属としては、亜鉛、ニッケル、
鉄、アルミニウム又はこれらの合金、ステンレス等が挙
げられる。
(5)の処理によって微細な凹凸構造が形成されるもの
であれば特に限定されるものではないが、上記(2)〜
(4)の処理に適した金属としては、亜鉛、ニッケル、
鉄、アルミニウム又はこれらの合金、ステンレス等が挙
げられる。
【0019】上記のような、表面に微細な凹凸構造を有
する金属表面は、そこに十分な凹凸構造が形成されれ
ば、水に対する接触角30度以下となる親水性金属表面
となる。本発明においては、このような親水性金属表面
を疎液性物質でコーティングすることによって撥液性表
面を得ることができる。このときのコーティング層の厚
さは、表面の微細な凹凸をなくさない程度に薄ければ何
れでもよいが、特に100nm以下が好ましい。また、こ
れら疎液性物質による処理に先だって又は同時にクロメ
ート処理などの防錆処理を施すことができる。
する金属表面は、そこに十分な凹凸構造が形成されれ
ば、水に対する接触角30度以下となる親水性金属表面
となる。本発明においては、このような親水性金属表面
を疎液性物質でコーティングすることによって撥液性表
面を得ることができる。このときのコーティング層の厚
さは、表面の微細な凹凸をなくさない程度に薄ければ何
れでもよいが、特に100nm以下が好ましい。また、こ
れら疎液性物質による処理に先だって又は同時にクロメ
ート処理などの防錆処理を施すことができる。
【0020】親水性金属表面を疎水性物質でコーティン
グする方法として、代表的には種々のカップリング剤で
金属表面を処理する方法がある。本発明で用いる疎液性
物質としては、金属表面の官能基(例えばヒドロキシル
基等)と反応し、疎水基等を持つ物質であれば何でもよ
く、限定されるものではないが、例えばシランカップリ
ング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系
カップリング剤、イソシアネート系カップリング剤、ジ
ルコニウム系カップリング剤などが挙げられる。
グする方法として、代表的には種々のカップリング剤で
金属表面を処理する方法がある。本発明で用いる疎液性
物質としては、金属表面の官能基(例えばヒドロキシル
基等)と反応し、疎水基等を持つ物質であれば何でもよ
く、限定されるものではないが、例えばシランカップリ
ング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系
カップリング剤、イソシアネート系カップリング剤、ジ
ルコニウム系カップリング剤などが挙げられる。
【0021】シランカップリング剤としては具体的には
次の式(1)のトリクロロアルキルシラン、式(2)の
トリメトキシアルキルシラン、式(3)のトリエトキシ
アルキルシラン等が挙げられる。
次の式(1)のトリクロロアルキルシラン、式(2)の
トリメトキシアルキルシラン、式(3)のトリエトキシ
アルキルシラン等が挙げられる。
【0022】
【化1】
【0023】上記式(1)〜(3)の化合物では金属表
面の官能基と反応する反応部(それぞれCl基、OCH
3基、OC2H5基)が3箇所と、疎水性を付与するため
の疎水部(長鎖アルキル基)が1箇所であるが、例えば
疎水部が2〜3箇所あってもよく、それぞれの疎水部の
構造が異なっていてもよい。また、次の式(4)のフッ
化アルキルトリクロロシランのように疎水部の水素原子
の一部又は全部がフッ素原子で置き換わっていてもよ
い。
面の官能基と反応する反応部(それぞれCl基、OCH
3基、OC2H5基)が3箇所と、疎水性を付与するため
の疎水部(長鎖アルキル基)が1箇所であるが、例えば
疎水部が2〜3箇所あってもよく、それぞれの疎水部の
構造が異なっていてもよい。また、次の式(4)のフッ
化アルキルトリクロロシランのように疎水部の水素原子
の一部又は全部がフッ素原子で置き換わっていてもよ
い。
【0024】
【化2】
【0025】チタネート系カップリング剤としては、以
下の例に限定されるものではないが、代表的なものとし
ては、下記式(5)で示すイソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート、イソプロピルトリオクチノルチタネ
ート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチ
タネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロスル
フェート)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジア
リルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)
ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホス
フェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオク
チルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプ
ロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、ジ
イソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられる。
また、これらカップリング剤中の疎水基の水素原子の一
部あるいは全部がフッ素原子で置き換わっていてもよ
い。
下の例に限定されるものではないが、代表的なものとし
ては、下記式(5)で示すイソプロピルトリイソステア
ロイルチタネート、イソプロピルトリオクチノルチタネ
ート、イソプロピルトリドデシルベンゼンスルホニルチ
タネート、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロスル
フェート)チタネート、テトラオクチルビス(ジトリデ
シルホスファイト)チタネート、テトラ(2,2−ジア
リルオキシメチル−1−ブチル)ビス(ジトリデシル)
ホスファイトチタネート、ビス(ジオクチルパイロホス
フェート)オキシアセテートチタネート、ビス(ジオク
チルパイロホスフェート)エチレンチタネート、イソプ
ロピルトリ(ジオクチルホスフェート)チタネート、ジ
イソステアロイルエチレンチタネート等が挙げられる。
また、これらカップリング剤中の疎水基の水素原子の一
部あるいは全部がフッ素原子で置き換わっていてもよ
い。
【0026】
【化3】
【0027】アルミニウム系カップリング剤の代表的な
ものとしては、次の式(6)のアセトアルコキシアルミ
ニウムジイソプロピレートが挙げられる。
ものとしては、次の式(6)のアセトアルコキシアルミ
ニウムジイソプロピレートが挙げられる。
【0028】
【化4】
【0029】シランカップリング剤を用いた処理は、例
えば次のようにして行われる。ヘキサデカンにクロロホ
ルムと四塩化炭素を混合したものをモレキュラーシーブ
で乾燥し、この乾燥した溶媒にシランカップリング剤を
適量加えて処理液とする。この処理液に、乾燥雰囲気中
で凹凸構造を有する金属を適当な温度で所定時間浸漬す
ることで行われる。浸漬後、クロロホルム洗浄、水洗浄
を経て乾燥する。
えば次のようにして行われる。ヘキサデカンにクロロホ
ルムと四塩化炭素を混合したものをモレキュラーシーブ
で乾燥し、この乾燥した溶媒にシランカップリング剤を
適量加えて処理液とする。この処理液に、乾燥雰囲気中
で凹凸構造を有する金属を適当な温度で所定時間浸漬す
ることで行われる。浸漬後、クロロホルム洗浄、水洗浄
を経て乾燥する。
【0030】チタネート系カップリング剤又はアルミニ
ウム系カップリング剤を用いた処理は、例えば次のよう
にして行われる。トルエンをモレキュラーシーブ等で乾
燥し、この乾燥したトルエンにチタネート系カップリン
グ剤あるいはアルミニウム系カップリング剤を適量加え
て処理液とする。この処理液に、乾燥雰囲気下で凹凸構
造を有する金属を適当な温度で所定時間浸漬することで
行われる。浸漬後、適当な有機溶媒あるいは洗浄用の活
性剤を含む水溶液で洗浄後、水で洗浄して適当な条件下
で乾燥する。
ウム系カップリング剤を用いた処理は、例えば次のよう
にして行われる。トルエンをモレキュラーシーブ等で乾
燥し、この乾燥したトルエンにチタネート系カップリン
グ剤あるいはアルミニウム系カップリング剤を適量加え
て処理液とする。この処理液に、乾燥雰囲気下で凹凸構
造を有する金属を適当な温度で所定時間浸漬することで
行われる。浸漬後、適当な有機溶媒あるいは洗浄用の活
性剤を含む水溶液で洗浄後、水で洗浄して適当な条件下
で乾燥する。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、簡便な操作で種々の金
属表面に優れた撥液性を付与することができる。
属表面に優れた撥液性を付与することができる。
【0032】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
【0033】実施例1及び比較例1 サイズ10cm×5cm、厚さ0.3mmの亜鉛板(ニラコ社
製)を粗さ1200番の紙ヤスリで磨くことで表面に凹
凸構造(高さ5μm 、幅1〜50μm 、平面視で1cm2
あたりの実表面積3.3cm2、接触面積0.0026c
m2)を形成し、1H,1H,2H,2H−パーフルオロ
オクチルトリクロロシラン(PCR社製)を用いてカッ
プリング処理を行い、表面を撥水化した。カップリング
処理はヘキサデカン(東京化成社製)300g、四塩化
炭素(関東化学社製、特級)30g、クロロホルム(関
東化学社製、特級)30gを混合してモレキュラーシー
ブ3Aで脱水した溶媒に1H,1H,2H,2H−パー
フルオロオクチルトリクロロシラン約1gを加え、亜鉛
板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬することによ
り行った。カップリング処理後、クロロホルム300ml
で2回洗浄後、自然乾燥し、それを更に水洗浄後、自然
乾燥させた。
製)を粗さ1200番の紙ヤスリで磨くことで表面に凹
凸構造(高さ5μm 、幅1〜50μm 、平面視で1cm2
あたりの実表面積3.3cm2、接触面積0.0026c
m2)を形成し、1H,1H,2H,2H−パーフルオロ
オクチルトリクロロシラン(PCR社製)を用いてカッ
プリング処理を行い、表面を撥水化した。カップリング
処理はヘキサデカン(東京化成社製)300g、四塩化
炭素(関東化学社製、特級)30g、クロロホルム(関
東化学社製、特級)30gを混合してモレキュラーシー
ブ3Aで脱水した溶媒に1H,1H,2H,2H−パー
フルオロオクチルトリクロロシラン約1gを加え、亜鉛
板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬することによ
り行った。カップリング処理後、クロロホルム300ml
で2回洗浄後、自然乾燥し、それを更に水洗浄後、自然
乾燥させた。
【0034】金属表面の蒸留水に対する接触角は光学式
接触角計測定装置(協和界面科学社製、CA−A型)を
用いて測定した。すなわち図1(a)、(b)に示すよ
うに試験試料1を上記光学式接触角計の試料台2に載置
し、液滴滴下用のシリンジ3に蒸留水を0.5ml入れ、
シリンジ3の針の先に直径1mmの液滴4を作った。液滴
4と試験試料1との間を約1cmに保ち、シリンジ3に振
動を与えて針先の液滴4を試験試料1の上に落下させ
た。液滴4を落下させた後、液滴4と試験試料1との間
の接触角(θ)を測定した。
接触角計測定装置(協和界面科学社製、CA−A型)を
用いて測定した。すなわち図1(a)、(b)に示すよ
うに試験試料1を上記光学式接触角計の試料台2に載置
し、液滴滴下用のシリンジ3に蒸留水を0.5ml入れ、
シリンジ3の針の先に直径1mmの液滴4を作った。液滴
4と試験試料1との間を約1cmに保ち、シリンジ3に振
動を与えて針先の液滴4を試験試料1の上に落下させ
た。液滴4を落下させた後、液滴4と試験試料1との間
の接触角(θ)を測定した。
【0035】平らな亜鉛板上での水の接触角は79度で
あったが、亜鉛板を紙ヤスリで磨くことにより、水に対
する接触角が29度まで減少し、親水性表面となった。
その親水性表面をシランカップリング処理することによ
って、水に対する接触角が141度となるような撥水性
表面が得られた。
あったが、亜鉛板を紙ヤスリで磨くことにより、水に対
する接触角が29度まで減少し、親水性表面となった。
その親水性表面をシランカップリング処理することによ
って、水に対する接触角が141度となるような撥水性
表面が得られた。
【0036】比較例として水の接触角が79度である平
らな亜鉛板表面を同様なシランカップリング処理したと
ころ、水に対する接触角は105度にしかならず、十分
な撥水性は得られなかった。また、この亜鉛板表面の凹
凸の高さは1μm 以下、幅は300μm 以上、平面視で
1cm2あたりの実表面積は1.0〜1.2cm2、接触面積
は0.6cm2以上であった。
らな亜鉛板表面を同様なシランカップリング処理したと
ころ、水に対する接触角は105度にしかならず、十分
な撥水性は得られなかった。また、この亜鉛板表面の凹
凸の高さは1μm 以下、幅は300μm 以上、平面視で
1cm2あたりの実表面積は1.0〜1.2cm2、接触面積
は0.6cm2以上であった。
【0037】実施例2 サイズ10cm×5cm、厚さ0.3mmの亜鉛板(ニラコ社
製)を、塩酸でpHを3に調整した水溶液に3日間室温で
浸漬した。表面を電子顕微鏡(日立社製、FE−SE
M、S−4000)を用いて観察したところ、図2のよ
うに微細な凹凸構造が形成されていた。この凹凸構造の
高さは2〜50μm 、幅は0.5〜25μm 、平面視で
1cm2あたりの実表面積は16.2cm2、接触面積は0.
0043cm 2であった。
製)を、塩酸でpHを3に調整した水溶液に3日間室温で
浸漬した。表面を電子顕微鏡(日立社製、FE−SE
M、S−4000)を用いて観察したところ、図2のよ
うに微細な凹凸構造が形成されていた。この凹凸構造の
高さは2〜50μm 、幅は0.5〜25μm 、平面視で
1cm2あたりの実表面積は16.2cm2、接触面積は0.
0043cm 2であった。
【0038】表面の撥液化はオクタデシルトリクロロシ
ラン(東京化成社製)を用いたカップリング処理により
行った。カップリング処理は、ヘキサデカン(東京化成
社製)300g、四塩化炭素(関東化学社製、特級)3
0g、クロロホルム(関東化学社製、特級)30gを混
合した溶媒をモレキュラーシーブ3Aで脱水後、オクタ
デシルトリクロロシラン約1gを加え、その処理液に亜
鉛板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬することに
より行った。処理後、クロロホルム300mlで二回洗浄
し、室温で自然乾燥を行った。乾燥後、サンプルを水で
洗い、再び室温で自然乾燥させた。
ラン(東京化成社製)を用いたカップリング処理により
行った。カップリング処理は、ヘキサデカン(東京化成
社製)300g、四塩化炭素(関東化学社製、特級)3
0g、クロロホルム(関東化学社製、特級)30gを混
合した溶媒をモレキュラーシーブ3Aで脱水後、オクタ
デシルトリクロロシラン約1gを加え、その処理液に亜
鉛板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬することに
より行った。処理後、クロロホルム300mlで二回洗浄
し、室温で自然乾燥を行った。乾燥後、サンプルを水で
洗い、再び室温で自然乾燥させた。
【0039】このようにして得られた亜鉛板試料の水及
びグリセリンに対する接触角を、光学式接触角測定装置
(協和界面科学社製、CA−A型)を用いて測定した。
平らな亜鉛板上での水の接触角は79度であったが、そ
れを酸に浸漬することにより、水に対する接触角が16
度まで減少し、親水性表面となった。その親水性表面を
シランカップリング処理することによって、水に対する
接触角が160度、グリセリンに対する接触角が155
度となるような撥液性表面が得られた。
びグリセリンに対する接触角を、光学式接触角測定装置
(協和界面科学社製、CA−A型)を用いて測定した。
平らな亜鉛板上での水の接触角は79度であったが、そ
れを酸に浸漬することにより、水に対する接触角が16
度まで減少し、親水性表面となった。その親水性表面を
シランカップリング処理することによって、水に対する
接触角が160度、グリセリンに対する接触角が155
度となるような撥液性表面が得られた。
【0040】実施例3及び比較例2 サイズ10cm×5cm、厚さ0.3mmのアルミニウム板
(ニラコ社製)を、水道水700mlに水酸化ナトリウム
30gを加えてアルカリ水溶液としたものに室温で3時
間浸漬した。表面の構造を電子顕微鏡(日立社製、FE
−SEM、S−4000)を用いて観察したところ、図
3のように微細な凹凸構造が形成されていた。この凹凸
構造の高さは2μm 、幅は1〜20μm 、平面視で1cm
2あたりの実表面積は4.3cm2、接触面積は0.001
5cm2であった。
(ニラコ社製)を、水道水700mlに水酸化ナトリウム
30gを加えてアルカリ水溶液としたものに室温で3時
間浸漬した。表面の構造を電子顕微鏡(日立社製、FE
−SEM、S−4000)を用いて観察したところ、図
3のように微細な凹凸構造が形成されていた。この凹凸
構造の高さは2μm 、幅は1〜20μm 、平面視で1cm
2あたりの実表面積は4.3cm2、接触面積は0.001
5cm2であった。
【0041】表面の撥水化はイソプロピルトリイソステ
アロイルチタネート(品種:KR−TTS、味の素社
製)を用いたカップリング処理により行った。カップリ
ング処理は、モレキュラーシーブ3A(和光社製)を用
いて脱水したトルエン(和光社製、特級)300mlにK
R−TTS約5gを混合し、その処理液にアルミニウム
板を温度100℃で5時間浸漬することにより行った。
カップリング処理後、トルエン300mlで二回洗浄し、
室温で乾燥後、更に水で洗浄し、室温で自然乾燥させ
た。
アロイルチタネート(品種:KR−TTS、味の素社
製)を用いたカップリング処理により行った。カップリ
ング処理は、モレキュラーシーブ3A(和光社製)を用
いて脱水したトルエン(和光社製、特級)300mlにK
R−TTS約5gを混合し、その処理液にアルミニウム
板を温度100℃で5時間浸漬することにより行った。
カップリング処理後、トルエン300mlで二回洗浄し、
室温で乾燥後、更に水で洗浄し、室温で自然乾燥させ
た。
【0042】このようにして得られたアルミニウム板試
料の水に対する接触角を光学式接触角測定装置(協和界
面科学社製、CA−A型)を用いて測定した。平らなア
ルミニウム板上での水の接触角は70度であったが、そ
れをアルカリ溶液に浸漬することにより水に対する接触
角が3度以下にまで減少し、親水性表面となった。その
親水性表面をチタネート系カップリング剤で処理するこ
とによって、水に対する接触角が158度となるような
撥水性表面が得られた。
料の水に対する接触角を光学式接触角測定装置(協和界
面科学社製、CA−A型)を用いて測定した。平らなア
ルミニウム板上での水の接触角は70度であったが、そ
れをアルカリ溶液に浸漬することにより水に対する接触
角が3度以下にまで減少し、親水性表面となった。その
親水性表面をチタネート系カップリング剤で処理するこ
とによって、水に対する接触角が158度となるような
撥水性表面が得られた。
【0043】比較例として、水の接触角が70度である
平らなアルミニウム板表面に同様なカップリング処理を
したところ、水に対する接触角は110度にしかなら
ず、十分な撥水性は得られなかった。また、このアルミ
ニウム板表面の凹凸の高さは1μm 以下、幅は300μ
m 以上、平面視で1cm2あたりの実表面積は1.1cm2、
接触面積は0.5cm2以上であった。
平らなアルミニウム板表面に同様なカップリング処理を
したところ、水に対する接触角は110度にしかなら
ず、十分な撥水性は得られなかった。また、このアルミ
ニウム板表面の凹凸の高さは1μm 以下、幅は300μ
m 以上、平面視で1cm2あたりの実表面積は1.1cm2、
接触面積は0.5cm2以上であった。
【0044】実施例4及び比較例3 サイズ10cm×5cm、厚さ0.3mmの鉄板(ニラコ社
製)を、濃度3重量%の食塩水に浸漬し、取り出して空
気中で2週間放置することで表面を腐蝕させて微細な凹
凸構造(高さ2〜20μm 、幅0.5〜30μm 、平面
視で1cm2あたりの実表面積13.7cm2、接触面積0.
005cm2)を形成し、オクタデシルトリクロロシラン
(東京化成社製)を用いてカップリング処理を行い、表
面を撥水化した。カップリング処理は、ヘキサデカン
(東京化成社製)300g、四塩化炭素(関東化学社
製、特級)30g、クロロホルム(関東化学社製、特
級)30gを混合してモレキュラーシーブ3Aで脱水し
た溶媒にオクタデシルトリクロロシラン約1gを加え、
鉄板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬することに
より行った。カップリング処理後、クロロホルム300
mlで2回洗浄後、自然乾燥させた。
製)を、濃度3重量%の食塩水に浸漬し、取り出して空
気中で2週間放置することで表面を腐蝕させて微細な凹
凸構造(高さ2〜20μm 、幅0.5〜30μm 、平面
視で1cm2あたりの実表面積13.7cm2、接触面積0.
005cm2)を形成し、オクタデシルトリクロロシラン
(東京化成社製)を用いてカップリング処理を行い、表
面を撥水化した。カップリング処理は、ヘキサデカン
(東京化成社製)300g、四塩化炭素(関東化学社
製、特級)30g、クロロホルム(関東化学社製、特
級)30gを混合してモレキュラーシーブ3Aで脱水し
た溶媒にオクタデシルトリクロロシラン約1gを加え、
鉄板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬することに
より行った。カップリング処理後、クロロホルム300
mlで2回洗浄後、自然乾燥させた。
【0045】このようにして得られた鉄板試料の水に対
する接触角を光学式接触角測定装置(協和界面科学社
製、CA−A型)を用いて測定した。平らな鉄板上での
水の接触角は83度であったが、それを自然腐蝕させる
ことにより水に対する接触角が3度以下まで減少し、親
水性表面となった。その親水性表面をシラン系カップリ
ング剤で処理することによって、水に対する接触角が1
60度となるような撥水性表面が得られた。
する接触角を光学式接触角測定装置(協和界面科学社
製、CA−A型)を用いて測定した。平らな鉄板上での
水の接触角は83度であったが、それを自然腐蝕させる
ことにより水に対する接触角が3度以下まで減少し、親
水性表面となった。その親水性表面をシラン系カップリ
ング剤で処理することによって、水に対する接触角が1
60度となるような撥水性表面が得られた。
【0046】比較例として、水の接触角が83度である
平らな鉄板表面に同様なカップリング処理をしたとこ
ろ、水に対する接触角は103度にしかならず、十分な
撥水性は得られなかった。また、この鉄板表面の凹凸の
高さは1μm 以下、幅は300μm 以上、平面視で1cm
2あたりの実表面積は1.0〜1.2cm2、接触面積は
0.5cm2以上であった。
平らな鉄板表面に同様なカップリング処理をしたとこ
ろ、水に対する接触角は103度にしかならず、十分な
撥水性は得られなかった。また、この鉄板表面の凹凸の
高さは1μm 以下、幅は300μm 以上、平面視で1cm
2あたりの実表面積は1.0〜1.2cm2、接触面積は
0.5cm2以上であった。
【0047】実施例5 サイズ10cm×5cm、厚さ1mmの亜鉛板(ニラコ社製)
二枚を、0.01mol/l−塩化亜鉛水溶液中に電極と
して42mmの間隔をおいて対向させて設置し、直流安定
化電源(インステックス社製、GPS−3030)によ
り両極間に1.0Vの定電圧を5時間印加した。その結
果、陰極の亜鉛板表面に塩化亜鉛水溶液中の亜鉛イオン
が析出した。その陰極表面の微細構造を電子顕微鏡(日
立社製、FE−SEM、S−4000)で観察したとこ
ろ、図4のように微細な凹凸構造が形成されていた。こ
の凹凸構造の高さは1〜20μm 、幅は0.2〜30μ
m、平面視で1cm2あたりの実表面積は15.3cm2、接
触面積は0.011cm2であった。
二枚を、0.01mol/l−塩化亜鉛水溶液中に電極と
して42mmの間隔をおいて対向させて設置し、直流安定
化電源(インステックス社製、GPS−3030)によ
り両極間に1.0Vの定電圧を5時間印加した。その結
果、陰極の亜鉛板表面に塩化亜鉛水溶液中の亜鉛イオン
が析出した。その陰極表面の微細構造を電子顕微鏡(日
立社製、FE−SEM、S−4000)で観察したとこ
ろ、図4のように微細な凹凸構造が形成されていた。こ
の凹凸構造の高さは1〜20μm 、幅は0.2〜30μ
m、平面視で1cm2あたりの実表面積は15.3cm2、接
触面積は0.011cm2であった。
【0048】撥液化はオクタデシルトリクロロシラン
(東京化成社製)を用いたカップリング処理により行っ
た。カップリング処理は、ヘキサデカン(東京化成社
製)300g、四塩化炭素(関東化学社製、特級)30
g、クロロホルム(関東化学社製、特級)30gを混合
してモレキュラーシーブ3Aで脱水した溶媒にオクタデ
シルトリクロロシラン約1gを加え、陰極として用いた
亜鉛板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬すること
により行った。カップリング処理後、クロロホルム30
0mlで2回洗浄後、自然乾燥させた。
(東京化成社製)を用いたカップリング処理により行っ
た。カップリング処理は、ヘキサデカン(東京化成社
製)300g、四塩化炭素(関東化学社製、特級)30
g、クロロホルム(関東化学社製、特級)30gを混合
してモレキュラーシーブ3Aで脱水した溶媒にオクタデ
シルトリクロロシラン約1gを加え、陰極として用いた
亜鉛板を室温乾燥窒素雰囲気下で12時間浸漬すること
により行った。カップリング処理後、クロロホルム30
0mlで2回洗浄後、自然乾燥させた。
【0049】このようにして得られた亜鉛板試料の水、
グリセリン(関東化学社製、特級)ぬれ指数標準液N
o.54、及びNo.48(和光社製)に対する接触角
を光学式接触角測定装置(協和界面科学社製、CA−A
型)を用いて測定した。平らな亜鉛板上での水の接触角
は79度であったが、それを電気分解処理することによ
り水に対する接触角が3度以下にまで減少し、親水性表
面となった。その親水性表面をシランカップリング剤で
処理することによって、各種液体に対する接触角が表1
に示す値となるような撥液性表面が得られた。
グリセリン(関東化学社製、特級)ぬれ指数標準液N
o.54、及びNo.48(和光社製)に対する接触角
を光学式接触角測定装置(協和界面科学社製、CA−A
型)を用いて測定した。平らな亜鉛板上での水の接触角
は79度であったが、それを電気分解処理することによ
り水に対する接触角が3度以下にまで減少し、親水性表
面となった。その親水性表面をシランカップリング剤で
処理することによって、各種液体に対する接触角が表1
に示す値となるような撥液性表面が得られた。
【0050】
【表1】
【0051】実施例6 実施例5において亜鉛板の代りにサイズ10cm×5cm、
厚さ1mmのアルミニウム板(ニラコ社製)2枚を、塩化
亜鉛水溶液の代りに25N−硫酸50mlとイオン交換水
1リットルを混合したものを用いた以外は実施例5と同
様に設置し、直流安定化電源(インステック社製、GP
S−3030)を用いて電極電流密度10mA/cm2で3
時間通電した。その結果、陽極のアルミニウム板表面か
らアルミニウムが溶出し、表面に微細な凹凸構造が形成
された。その陽極表面の微細構造を電子顕微鏡(日立社
製、FE−SEM、S−4000)を用いて観察したと
ころ、図5のように微細な凹凸構造が形成されていた。
この凹凸構造の高さは2μm 、幅は1〜1.5μm 、平
面視で1cm2あたりの実表面積は14.7cm2、接触面積
は0.0072cm2であった。
厚さ1mmのアルミニウム板(ニラコ社製)2枚を、塩化
亜鉛水溶液の代りに25N−硫酸50mlとイオン交換水
1リットルを混合したものを用いた以外は実施例5と同
様に設置し、直流安定化電源(インステック社製、GP
S−3030)を用いて電極電流密度10mA/cm2で3
時間通電した。その結果、陽極のアルミニウム板表面か
らアルミニウムが溶出し、表面に微細な凹凸構造が形成
された。その陽極表面の微細構造を電子顕微鏡(日立社
製、FE−SEM、S−4000)を用いて観察したと
ころ、図5のように微細な凹凸構造が形成されていた。
この凹凸構造の高さは2μm 、幅は1〜1.5μm 、平
面視で1cm2あたりの実表面積は14.7cm2、接触面積
は0.0072cm2であった。
【0052】撥液化は1H,1H,2H,2H−パーフ
ルオロオクチルトリクロロシラン(PCR社製)を用い
たカップリング処理により行った。カップリング処理
は、ヘキサデカン(東京化成社製)300g、四塩化炭
素(関東化学社製、特級)30g、クロロホルム(関東
化学社製、特級)30gを混合してモレキュラーシーブ
3Aで脱水した溶媒に1H,1H,2H,2H−パーフ
ルオロオクチルトリクロロシラン約1gを加え、陽極と
して用いたアルミニウム板を室温乾燥窒素雰囲気下で1
2時間浸漬することにより行った。カップリング処理
後、クロロホルム300mlで2回洗浄後、乾燥し、再び
水洗浄後、室温で自然乾燥させた。
ルオロオクチルトリクロロシラン(PCR社製)を用い
たカップリング処理により行った。カップリング処理
は、ヘキサデカン(東京化成社製)300g、四塩化炭
素(関東化学社製、特級)30g、クロロホルム(関東
化学社製、特級)30gを混合してモレキュラーシーブ
3Aで脱水した溶媒に1H,1H,2H,2H−パーフ
ルオロオクチルトリクロロシラン約1gを加え、陽極と
して用いたアルミニウム板を室温乾燥窒素雰囲気下で1
2時間浸漬することにより行った。カップリング処理
後、クロロホルム300mlで2回洗浄後、乾燥し、再び
水洗浄後、室温で自然乾燥させた。
【0053】このようにして得られたアルミニウム板試
料の水、グリセリン(関東化学社製、特級)、ぬれ指数
標準液No.54及びNo.48(和光社製)に対する
接触角を光学式接触角測定装置(協和界面科学社製、C
A−A型)を用いて測定した。平らなアルミニウム板上
での水の接触角は70度であったが、それを電気分解処
理することにより水に対する接触角が3度以下にまで減
少し、親水性表面となった。その親水性表面をシランカ
ップリング剤で処理することによって、各種液体に対す
る接触角が表2に示す値となるような撥液性表面が得ら
れた。
料の水、グリセリン(関東化学社製、特級)、ぬれ指数
標準液No.54及びNo.48(和光社製)に対する
接触角を光学式接触角測定装置(協和界面科学社製、C
A−A型)を用いて測定した。平らなアルミニウム板上
での水の接触角は70度であったが、それを電気分解処
理することにより水に対する接触角が3度以下にまで減
少し、親水性表面となった。その親水性表面をシランカ
ップリング剤で処理することによって、各種液体に対す
る接触角が表2に示す値となるような撥液性表面が得ら
れた。
【0054】
【表2】
【図1】(a)及び(b)は接触角測定装置の要部の構
成及び接触角を示す図である。
成及び接触角を示す図である。
【図2】本発明の実施例における酸処理された亜鉛板表
面の金属組織を示す顕微鏡写真である。
面の金属組織を示す顕微鏡写真である。
【図3】本発明の実施例におけるアルカリ処理されたア
ルミニウム板表面の金属組織を示す顕微鏡写真である。
ルミニウム板表面の金属組織を示す顕微鏡写真である。
【図4】本発明の実施例における電気分解処理された陰
極における亜鉛板表面の金属組織を示す顕微鏡写真であ
る。
極における亜鉛板表面の金属組織を示す顕微鏡写真であ
る。
【図5】本発明の実施例における電気分解処理された陽
極におけるアルミニウム板表面の金属組織を示す顕微鏡
写真である。
極におけるアルミニウム板表面の金属組織を示す顕微鏡
写真である。
1 試験試料 2 試料台 3 シリンジ 4 液滴
Claims (5)
- 【請求項1】 表面に微細な凹凸構造を有し、水に対す
る接触角が30度以下となる親水性金属表面の全部又は
一部に撥液性物質をコーティングすることを特徴とする
金属表面への撥液性付与方法。 - 【請求項2】 微細な凹凸構造の高さが300μm 以下
であり、平面視で該凹凸構造1cm2あたりの実表面積が
3cm2以上であり、該凹凸構造表面に平滑な剛体をあて
たときの接触面積が剛体表面1cm2あたり0.2cm2以下
である請求項1記載の金属表面への撥液性付与方法。 - 【請求項3】 平面視で微細な凹凸構造1cm2あたりの
実表面積が3cm2以上20cm2未満である請求項2記載の
金属表面への撥液性付与方法。 - 【請求項4】 微細な凹凸構造がフラクタル構造又は自
己アファイン構造である請求項2又は3記載の金属表面
への撥液性付与方法。 - 【請求項5】 微細な凹凸構造を金属表面に作製する手
段が、研磨又は切削の機械加工を金属表面に施す方法、
酸又はアルカリの溶液に金属表面を浸漬する方法、金属
を腐食させる方法、金属を電極として用い、電気分解を
利用する方法又は金属を鋳造する方法である請求項1〜
4のいずれかの項記載の金属表面への撥液性付与方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16059095A JPH08246163A (ja) | 1995-01-11 | 1995-06-27 | 金属表面への撥液性付与方法 |
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