JPH08247164A - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ

Info

Publication number
JPH08247164A
JPH08247164A JP5550895A JP5550895A JPH08247164A JP H08247164 A JPH08247164 A JP H08247164A JP 5550895 A JP5550895 A JP 5550895A JP 5550895 A JP5550895 A JP 5550895A JP H08247164 A JPH08247164 A JP H08247164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peripheral surface
outer peripheral
inner ring
sleeve
coil spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5550895A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Takahashi
鉄也 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP5550895A priority Critical patent/JPH08247164A/ja
Publication of JPH08247164A publication Critical patent/JPH08247164A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単で、しかも回転に伴う摩耗が少ない構造
を得る。 【構成】 合成樹脂製の内輪18の中間部外周面に、鋼
板製で欠円筒状のスリーブ22を外嵌する。このスリー
ブ22に捩りコイルばね21を外嵌する。この捩りコイ
ルばね21の弾力により、上記内輪18の中間部外周面
とスリーブ22の内周面とを摩擦係合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトルクリミッタ
は、例えば複写機や各種プリンタ等に内蔵され、紙が2
枚以上まとめて後方に送られない様にする自動給紙装置
に組み込んで利用する。
【0002】
【従来の技術】複写機や各種プリンタの自動給紙装置
は、シート状に切断され重ね合わされた状態でカセット
等に収納された紙を1枚ずつ、印字部等が存在する後方
に送らなければならない。ところが、薄い紙をカセット
から取り出す場合、1枚ずつ安定して取り出す事は難し
く、しばしば2枚以上まとめて取り出す場合が生じる。
この様な場合でも、印字部の前でまとまって取り出され
た紙を分離し、印字部には紙が1枚ずつ送り込まれる様
に、図6に示す様な分離機構を設けている。この分離機
構は、モータで駆動される駆動ローラ1と、トルクリミ
ッタ5を介して回転駆動される従動ローラ2とから成
る。
【0003】この分離機構を構成する駆動ローラ1と従
動ローラ2とのうち、駆動ローラ1は、図6で時計方向
に回転するモータの駆動軸3に固定して、この駆動軸3
と同期して回転させる。又、駆動軸3と同方向(図6で
時計方向)に回転する枢軸4と従動ローラ2との間に
は、トルクリミッタ5を設ける。そして、駆動、従動、
両ローラ1、2の外周面を被覆したゴム筒同士を、弾性
的に当接させる。
【0004】この様に構成する為、駆動ローラ1の外周
面と従動ローラ2の外周面との間に強い摩擦力が働いた
場合には、トルクリミッタ5のスリップにより、従動ロ
ーラ2が駆動ローラ1と逆方向(図6の反時計方向)に
回転する。これに対し、両ローラ1、2の間に滑り易い
面が存在した場合には、この面が滑る事により、従動ロ
ーラ2が、駆動ローラ1と同方向(図6の時計方向)に
回転する。
【0005】従って、駆動、従動、両ローラ1、2の間
に紙が1枚のみ送り込まれた場合には、この紙の両面
と、両ローラ1、2の外周面を覆うゴム筒との間に働く
強い摩擦力により、両ローラ1、2が互いに逆方向に回
転し、両ローラ1、2の間に挟まれた紙を後方(図6の
左方)に送る。これに対し、図6に示す様に、駆動、従
動、両ローラ1、2の間に2枚の紙6a、6bが重ね合
わされた状態で送り込まれた場合には、駆動ローラ1の
外周面を覆うゴム筒と一方の紙6aの表面とに働く強い
摩擦力により、この紙6aのみを後方に送る。
【0006】この場合に於いて、互いに重ね合わされた
2枚の紙6a、6b同士の間に働く摩擦力は、駆動、従
動、両ローラ1、2の外周面と各紙6a、6bの表面と
の間に働く摩擦力、及び従動ローラ2と枢軸4との間に
設けたトルクリミッタ5のトルクに比べて遥かに弱い。
この為、両紙6a、6bの合わせ面同士が滑り、駆動ロ
ーラ1の外周面を覆うゴム筒と直接接触した紙6aのみ
が後方に送られる。そして、従動ローラ2の外周面を覆
うゴム筒と接触した紙6bは、枢軸4と同方向に回転す
る従動ローラ2により、前方(図6の右方)に送り返さ
れて、2枚の紙の分離が行なわれる。
【0007】ところで、上述の様な自動給紙装置の枢軸
4と従動ローラ2との間等に組み込まれる従動ローラ用
トルクリミッタ5として従来から、特開平5−1066
41号公報、同5−126160号公報に記載された構
造のものが知られている。図7〜8は、このうちの特開
平5−106641号公報に記載されたトルクリミッタ
を示している。
【0008】円筒状の内輪7は、その一端縁(図7〜8
の右端縁)に切り欠き8を有する。自動給紙装置の分離
機構の組立時にこの内輪7は、上記枢軸4(図6)に外
嵌し、この枢軸4を直径方向に挿通したピン(図示せ
ず)と上記切り欠き8とを係合させる。従ってこの内輪
7は、上記枢軸4の周囲に回転不能に組み付けられる。
又、この内輪7の周囲には円筒状の外輪9を、この内輪
7と同心に支持している。即ち、この外輪9の一端(図
7〜8の右端)開口部内側に嵌着した円環状の蓋体10
の内周面を、上記内輪7の一端部(図7〜8の右端部)
外周面に摺接させると共に、上記外輪9の他端部(図7
〜8の左端部)に形成した段部11を、上記内輪7の他
端部(図7〜8の左端部)外周面に摺接させている。
【0009】上述の様に、互いに同心に、且つ相対回転
自在に組み合わされた内輪7の外周面と外輪9の内周面
との間には、捩りコイルばね12を装着している。この
捩りコイルばね12は、1本の線材を巻回して成り、互
いに連続した小径部13と大径部14とを有する。そし
て、このうちの小径部13を上記内輪7に弾性的に外嵌
し、大径部14を上記外輪9に弾性的に内嵌している。
【0010】上述の様に構成されるトルクリミッタの作
用に就いて、内輪7が駆動輪で、外輪9が従動輪である
場合を例にして説明する。内輪7が捩りコイルばね12
の巻き方向と逆方向(例えば図8の矢印α方向)に回転
する場合には、上記小径部13の内周縁と内輪7の外周
面との摩擦力に基づいてこの小径部13の内径が縮まる
傾向となる。従って、小径部13の内周縁と内輪7の外
周面との間に十分な摩擦力が作用し、この内輪7と上記
捩りコイルばね12とが一体に回転する。
【0011】この捩りコイルばね12の大径部14は上
記外輪9の内周面に弾性的に内嵌されているので、上記
捩りコイルばね12の回転に伴ってこの外輪9が回転す
る。そして、この外輪9を回転させる事に対する負荷が
大きくなると、上記内輪7からこの捩りコイルばね12
に加えられる回転力に基づき、上記大径部14の径が縮
まる傾向となって、この大径部14の外周縁と上記外輪
9の内周面との当接圧が低下する。この結果、これら外
周縁と内周面との間に作用する摩擦力が次第に小さくな
る。そして、上記内輪7に加えられた回転トルクと、上
記外周縁と内周面との間に働く摩擦力とが釣り合う状態
で、これら外周縁と内周面とが滑り、上記外輪9が上記
内輪7に対して相対回転し始める。この様に外輪9が内
輪7に対して回転し始める状態での回転トルクが、トル
クリミッタの設定トルクになる。尚、この設定トルク
は、上記捩りコイルばね12の弾力、線径並びに大径部
14の巻き数(上記外周縁と内周面との摩擦面積)を変
える事により、調節自在である。
【0012】反対に、上記内輪7が、上記捩りコイルば
ね12の巻き方向(例えば図8の矢印β方向)に回転す
る場合には、上記内輪7の外周面と上記小径部13の内
周縁との摩擦力に基づき、この小径部13の内径が広が
る傾向となる。この結果、上記内輪7の外周面と小径部
13の内周縁との間に働く摩擦力が低減し、内輪7が捩
りコイルばね12に対して空転する。この結果、この内
輪7の回転が捩りコイルばね12及び外輪9に伝達され
なくなる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
従来のトルクリミッタの場合には、次に述べる様な、解
決すべき問題点がある。即ち、内輪7が図8の矢印α方
向に回転する状態で外輪9が回転する事に対して大きな
抵抗が加わった場合には、この外輪9の内周面と捩りコ
イルばね12の大径部14の外周縁とが擦れ合う。反対
に、上記内輪7が図8の矢印β方向に回転する状態で外
輪9が回転する事に対して抵抗が加わると、内輪7の外
周面と上記捩りコイルばね12の小径部13の内周縁と
が擦れ合う。一方、断面が円形の線材を巻回して成る捩
りコイルばね12の大径部14の外周縁と上記外輪9の
内周面との接触面積、並びに小径部13の内周縁と上記
内輪7の外周面との接触面積は狭い。従って、これら各
周面と各周縁との摺接部に大きな面圧が作用し、この摺
接部に著しい摩耗が発生する。
【0014】この様な著しい摩耗の発生は、特開平5−
106641号公報に記載された構造の場合に限らず、
特開平5−126160号公報に記載された構造のもの
でも、同様に生じる。著しい摩耗を防止する為には、内
輪7の外周面と外輪9の内周面との間の空間内に潤滑油
を封入して、上記摺接部を潤滑する事が考えられる。し
かしながら、この様な構造にすると、トルクリミッタの
設定トルクを大きくする事が難しくなるだけでなく、上
記空間を密封構造にする必要が生じる。密封構造にする
場合には、摺動部をシールする為のOリング等、余分な
部品並びにその組付作業が必要になり、トルクリミッタ
の製作費を高くする原因となる為、好ましくない。
【0015】これに対して従来から、図9に示す様に、
入力側円筒15の外周面と出力側円筒16の外周面とに
掛け渡して、断面が矩形の線材を巻回して成る捩りコイ
ルばね17を設けたトルクリミッタが知られている。こ
の図9に示したトルクリミッタの場合には、上記捩りコ
イルばね17の形状が理想的に造られ、この捩りコイル
ばね17の内周縁が完全に単一円筒面上に位置すれば、
この捩りコイルばね17の内周縁と上記各円筒15、1
6の外周面との接触面積を十分に確保できて、著しい摩
耗が発生する事を防止できる。但し、この様に、捩りコ
イルばね17の形状を理想的に造る事は難しく、現実的
な解決手段とはなり得ない。仮に理想的な形状を得よう
とすれば、上記捩りコイルばね17並びにこの捩りコイ
ルばね17を組み込んだトルクリミッタの製作費が極め
て高くなってしまう。
【0016】本発明のトルクリミッタは、この様な事情
に鑑みて発明したもので、余分な部品を追加する事な
く、しかも構成部品の製作費を高くする事なく、異常摩
耗を防止できるトルクリミッタを提供するものである。
【0017】
【課題を解決する為の手段】本発明のトルクリミッタ
は、円筒状で表面が合成樹脂により覆われ、軸に対して
回転しない外周面と、金属板により欠円筒状に造られ、
この外周面と摩擦係合する内周面を有する金属製のスリ
ーブと、コイル部を有し、このコイル部の径を弾性的に
広げその内周縁を上記スリーブの外周面に弾性的に接触
させた状態で上記スリーブに外嵌された捩りコイルばね
と、この捩りコイルばねの周囲に、上記軸と同心に支持
された円筒状の外輪と、この外輪と上記スリーブとの間
に設けられてこれら両部材の相対回転を阻止する回り止
め手段とを備える。
【0018】
【作用】上述の様に構成される本発明のトルクリミッタ
の場合、捩りコイルばねのコイル部がスリーブの外周面
を抑え付ける事で、このスリーブの内周面と軸に対して
回転しない円筒状の外周面とを摩擦係合させる。そし
て、これら両周面の間に働く摩擦力により、トルクリミ
ッタの設定トルクが規制される。これら両周面同士の摩
擦面積は十分に確保できるので、特に潤滑油等を封入し
なくても、使用に伴って摩擦面に著しい摩耗が発生する
事はない。従って、大きな設定トルクを容易に得られる
だけでなく、製作費の低廉化も図れる。
【0019】又、摩擦面である軸に対して回転しない外
周面は合成樹脂製である為、この外周面を有する部材
(軸又は軸に外嵌された内輪)を安価に製作できる。
又、この部材の外周面とスリーブの内周面とは、合成樹
脂と金属とが擦れ合う為、擦れ合い面で焼き付きが発生
しにくくなり、合成樹脂同士を擦れ合わせる場合に比べ
て優れた摺動特性を得られる(限界PV値が高くな
る)。
【0020】
【実施例】図1〜5は本発明の実施例を示している。円
筒状の内輪18は、66ナイロン(ポリアミド66)、
46ナイロン(ポリアミド46)、11ナイロン(ポリ
アミド11)、ポリアセタール等の合成樹脂を射出成形
する事により、一体成形されている。この内輪18は、
前記図6に示す様な自動給紙機構を構成する枢軸4の先
端部に、この枢軸4に対する回転を不能に装着する。こ
の為に上記内輪18の軸方向一端(図1〜2の左端)に
は、直径方向に亙って1対の切り欠き19、19を形成
している。上記内輪18を上記枢軸4に外嵌した状態で
これら各切り欠き19、19には、枢軸4を直径方向に
貫通してこの枢軸4の外周面から突出した係止ピン(図
示せず)の両端部を係合させる。従って、図示の実施例
の場合には、この内輪18の外周面が、軸に対して回転
しない外周面となる。
【0021】又、この内輪18の中間部外周面一端寄り
(図1〜2の左端寄り)部分には、外向フランジ状の鍔
部20を形成している。この鍔部20は、後述する捩り
コイルばね21及びスリーブ22の位置決めを図る。更
に、上記内輪18の軸方向他端(図1〜2の右端)には
小径部23を形成している。そして、この小径部23
に、円筒状の外輪24の端部内周面に形成した円筒部2
5を、摺動自在に外嵌している。
【0022】この外輪24は、ポリアセタール等の合成
樹脂を射出成形する事により、一体成形されている。こ
の外輪24の一端部内周面には係止溝26を全周に亙っ
て形成し、この係止溝26に、蓋体27の外周縁に形成
した係止突条34を係合させている。この蓋体27は、
上記内輪18の一端寄り外周面にがたつきなく外嵌でき
る内径を有する。従ってこの蓋体27は、上記外輪24
の一端開口部を塞ぐと共に、この外輪24の一端を上記
内輪18に対して回転自在に支持する。尚、上記係止突
条34と係止溝26とは、必ずしも全周に亙って形成す
る必要はない、例えば、これら係止突条34と係止溝2
6とをそれぞれ直径方向反対位置に、それぞれ四分の一
円弧ずつ形成して互いに係合させる事もできる。この様
に形成すれば、特に接着剤等を使用しなくても、上記外
輪24と蓋体27との相対回転を確実に防止できて、外
輪24と蓋体27との嵌合部の摩耗を防止できる。
【0023】又、この外輪24の他端部には、内向フラ
ンジ状の折れ曲がり部28を形成している。そして、こ
の折れ曲がり部28の内側面(図1の左側面)内周縁部
に、上記円筒部25を形成している。上記折れ曲がり部
28の内周縁の一部及び円筒部25は、上記内輪18の
小径部23にがたつきなく外嵌している。従って、これ
ら折れ曲がり部28及び円筒部25は、上記外輪24の
他端を上記内輪18に対して回転自在に支持する。尚、
上記円筒部25の直径方向反対側2個所位置には切り欠
き30、30を形成している。更に、上記折れ曲がり部
28の外側面には、直径方向に亙る切り欠き溝31、3
1を形成している。この切り欠き溝31、31は、上記
外輪24をハウジング(例えば図6に示した従動ローラ
2)に内嵌した状態で、このハウジングの内面に形成し
た凸部と係合し、これら外輪24とハウジングとの相対
回転を阻止する。
【0024】又、前記内輪18の中間部外周面にはスリ
ーブ22を外嵌している。このスリーブ22は、鋼板等
の金属板を丸める事で欠円筒状に形成されている。この
スリーブ22は、軸方向一端縁(図1の左端縁)を前記
鍔部20の内側面(図1の右側面)に、当接若しくは近
接させた状態で、上記内輪18の中間部外周面に外嵌し
ている。又、このスリーブ22の他端縁で直径方向反対
側2個所位置には、それぞれ舌片32、32を突設して
いる。これら各舌片32、32は、それぞれ上記円筒部
25に形成した切り欠き30、30に係合させて、上記
外輪24とスリーブ22との相対回転を阻止する回り止
め手段を構成している。従って、上記内輪18と外輪2
4との相対回転時には、上記スリーブ22の内周面と内
輪18の中間部外周面とが摩擦し合う。
【0025】更に、上記スリーブ22の外周面には、捩
りコイルばね21を外嵌している。この捩りコイルばね
21はコイル部33を有し(図示の例ではコイル部33
のみで構成されている)、このコイル部33の径を弾性
的に広げた状態で、上記スリーブ22に外嵌している。
従って上記コイル部33の内周縁は、上記スリーブ22
の外周面に弾性的に接触している。
【0026】上述の様に構成される本発明のトルクリミ
ッタの場合、捩りコイルばね21のコイル部33がスリ
ーブ22の外周面を抑え付ける事で、このスリーブ22
の内周面と内輪18の外周面とを摩擦係合させる。そし
て、これら両周面間に働く摩擦力により、トルクリミッ
タの設定トルクが規制される。これら両周面同士の摩擦
面積は十分に確保できるので、特に潤滑油等を封入しな
くても、使用に伴って摩擦面に著しい摩耗が発生する事
はない。従って、大きな設定トルクを容易に得られるだ
けでなく、製作費の低廉化も図れる。尚、必要とすれば
上記両周面同士の間にグリース等を塗布する事で、上記
設定トルクを調節すると共に摩耗をより低減させる事は
自由である。この場合でも、摩擦面の摩耗が発生しにく
い構造の為、塗布するグリースの量は少なくて済み、グ
リースの漏洩防止の為に特に面倒なシールを必要とする
事はない。
【0027】又、上記内輪18は合成樹脂製である為、
この内輪18を安価に製作できる。又、この内輪18の
外周面とスリーブ22の内周面とは、合成樹脂と金属と
が擦れ合う為、擦れ合い面で焼き付きが発生しにくくな
り、合成樹脂同士を擦れ合わせる場合に比べて優れた摺
動特性を得られる(限界PV値が高くなる)。尚、枢軸
4(図6)を合成樹脂製とした場合には、上記内輪18
を省略し、この枢軸4の外周面と上記スリーブ22の内
周面とを直接接触させる事もできる。
【0028】更に、図示の実施例では、捩りコイルばね
21をコイル部33のみで構成した構造を示した。従っ
て図示の実施例の場合には、内輪18と外輪24との相
対回転方向に関係なく、これら両部材18、24同士が
相対回転し始める設定トルクは同じとなる。図6に示す
様な自動給紙機構に組み込むトルクリミッタの場合に
は、この様な構造で機能的に問題がない。但し、回転方
向により設定トルクを変えたい(所定方向のみスリップ
させたい)場合には、上記捩りコイルばね21の一端若
しくは両端に係止部を設け、この係止部を上記内輪18
と外輪24との一方又は双方に係止する事もできる。こ
の様に構成すれば、所定回転方向では上記コイル部33
の径が大きくなる傾向となって、上記内輪18と外輪2
4との相対回転が低トルクで行なわれる様になる。これ
に対して、反対回転方向では上記コイル部33の径が小
さくなる傾向となって、上記内輪18と外輪24との相
対回転が行なわれにくくなる。
【0029】
【発明の効果】本発明のトルクリミッタは、以上に述べ
た通り構成され作用する為、潤滑油封入等の面倒な加工
をする事なく、著しい摩耗が発生する事を防止できる。
従って、設定トルクを大きくする事が容易で、しかも部
品点数の低減と組立作業の簡略化による製作費低減とを
図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面図。
【図2】この実施例に使用する内輪の斜視図。
【図3】同じくスリーブの斜視図。
【図4】蓋体の斜視図。
【図5】外輪の断面図。
【図6】トルクリミッタを組み込んだ紙送り機構部分の
側面図。
【図7】従来から知られたトルクリミッタの第1例を示
す断面図。
【図8】同分解斜視図。
【図9】従来から知られたトルクリミッタの第2例を示
す断面図。
【符号の説明】
1 駆動ローラ 2 従動ローラ 3 駆動軸 4 枢軸 5 トルクリミッタ 6a、6b 紙 7 内輪 8 切り欠き 9 外輪 10 蓋体 11 段部 12 捩りコイルばね 13 小径部 14 大径部 15 入力側円筒 16 出力側円筒 17 捩りコイルばね 18 内輪 19 切り欠き 20 鍔部 21 捩りコイルばね 22 スリーブ 23 小径部 24 外輪 25 円筒部 26 係止溝 27 蓋体 28 折れ曲がり部 30 切り欠き 31 切り欠き溝 32 舌片 33 コイル部 34 係止突条

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状で表面が合成樹脂により覆われ、
    軸に対して回転しない外周面と、金属板により欠円筒状
    に造られ、この外周面と摩擦係合する内周面を有する金
    属製のスリーブと、コイル部を有し、このコイル部の径
    を弾性的に広げその内周縁を上記スリーブの外周面に弾
    性的に接触させた状態で上記スリーブに外嵌された捩り
    コイルばねと、この捩りコイルばねの周囲に、上記軸と
    同心に支持された円筒状の外輪と、この外輪と上記スリ
    ーブとの間に設けられてこれら両部材の相対回転を阻止
    する回り止め手段とを備えるトルクリミッタ。
JP5550895A 1995-03-15 1995-03-15 トルクリミッタ Pending JPH08247164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5550895A JPH08247164A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 トルクリミッタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5550895A JPH08247164A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 トルクリミッタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08247164A true JPH08247164A (ja) 1996-09-24

Family

ID=13000626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5550895A Pending JPH08247164A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 トルクリミッタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08247164A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11125266A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Mita Ind Co Ltd トルクリミッタ及びシート捌き部の逆方向ローラ構造
US6015349A (en) * 1997-05-16 2000-01-18 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Power transmission mechanism for compressors
WO2011108364A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 Ntn株式会社 トルクリミッタおよびその再生方法
JP2020153484A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 株式会社オリジン 継ぎ手部材を備えたトルクリミッタ

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6015349A (en) * 1997-05-16 2000-01-18 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Power transmission mechanism for compressors
JPH11125266A (ja) * 1997-10-20 1999-05-11 Mita Ind Co Ltd トルクリミッタ及びシート捌き部の逆方向ローラ構造
WO2011108364A1 (ja) * 2010-03-04 2011-09-09 Ntn株式会社 トルクリミッタおよびその再生方法
JP2011202798A (ja) * 2010-03-04 2011-10-13 Ntn Corp トルクリミッタおよびその再生方法
CN102713326A (zh) * 2010-03-04 2012-10-03 Ntn株式会社 转矩限制器及其再生方法
JP2020153484A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 株式会社オリジン 継ぎ手部材を備えたトルクリミッタ
WO2020195224A1 (ja) * 2019-03-22 2020-10-01 株式会社オリジン 継ぎ手部材を備えたトルクリミッタ
CN113597519A (zh) * 2019-03-22 2021-11-02 株式会社欧利生 具有接合构件的转矩限制器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0792107B2 (ja) トルクリミッタ
US5947210A (en) Power screwdriver
US5271486A (en) Torque limiter
US5234089A (en) Torque limiter
EP0368526B1 (en) Clutch
JPH0859005A (ja) 給紙分離装置
JPH08247164A (ja) トルクリミッタ
JPH09112568A (ja) トルクリミッタおよびクラッチ
JPH07259877A (ja) トルクリミッタ
JPH07301248A (ja) トルクリミッタ
JP6832325B2 (ja) 回転許容装置
US20020195306A1 (en) Oneway clutch device
JPH03256944A (ja) 用紙重送阻止ローラ
JP2534150Y2 (ja) 一方向クラッチ
JP2002155973A (ja) 双方向トルクリミッタ
JPH0971345A (ja) 圧接ローラ
JPH11257368A (ja) トルクリミッタ付きローラ
JP2002302282A (ja) プリンタ等の給紙装置
US20080101841A1 (en) Image Generating Apparatus
JP2005344858A (ja) トルクリミッタ
JP3526098B2 (ja) 釣用リールの一方向クラッチ取付機構および釣用リールの一方向クラッチ装置
JP2611925B2 (ja) ワンウエイクラッチ
JPH07174160A (ja) 一方向トルクリミッタ
JPH11336786A (ja) トルクリミッタ
JPH0542265Y2 (ja)