JPH08247276A - 自動変速機のロックアップ制御装置 - Google Patents
自動変速機のロックアップ制御装置Info
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- JPH08247276A JPH08247276A JP5238895A JP5238895A JPH08247276A JP H08247276 A JPH08247276 A JP H08247276A JP 5238895 A JP5238895 A JP 5238895A JP 5238895 A JP5238895 A JP 5238895A JP H08247276 A JPH08247276 A JP H08247276A
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- lock
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 車速変動によるロックアップ制御のON/O
FFハンチング現象の発生を防止しつつ、ロックアップ
制御領域を拡大する。 【構成】 変速マップ上でロックアップOFFラインA
をロックアップONラインBに対して低車速側に設定
し、ロックアップ制御の実行に関して車両増速時と減速
時とでヒステリシスを持たせるようにした自動変速機の
ロックアップ制御装置において、ヒステリシス領域Sh
内にロックアップONラインを低車速側に移行させたロ
ックアップ拡張ラインCを設定するとともに、車両増速
時、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動の
可能性の有無を判定し、この車速変動の可能性無しと判
定した際にはロックアップ拡張ラインに基づいてロック
アップ制御を行う一方、車速変動の可能性有りと判定し
た際には元のロックアップONラインに基づいてロック
アップ制御を実行することを特徴とする。
FFハンチング現象の発生を防止しつつ、ロックアップ
制御領域を拡大する。 【構成】 変速マップ上でロックアップOFFラインA
をロックアップONラインBに対して低車速側に設定
し、ロックアップ制御の実行に関して車両増速時と減速
時とでヒステリシスを持たせるようにした自動変速機の
ロックアップ制御装置において、ヒステリシス領域Sh
内にロックアップONラインを低車速側に移行させたロ
ックアップ拡張ラインCを設定するとともに、車両増速
時、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動の
可能性の有無を判定し、この車速変動の可能性無しと判
定した際にはロックアップ拡張ラインに基づいてロック
アップ制御を行う一方、車速変動の可能性有りと判定し
た際には元のロックアップONラインに基づいてロック
アップ制御を実行することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機のロック
アップ制御装置、特に、変速マップ上でロックアップO
FFラインをロックアップONラインに対して低車速側
に設定することにより、ロックアップ制御の実行に関し
て車両増速時と減速時とでヒステリシスを持たせるよう
にしたロックアップ制御装置に関する。
アップ制御装置、特に、変速マップ上でロックアップO
FFラインをロックアップONラインに対して低車速側
に設定することにより、ロックアップ制御の実行に関し
て車両増速時と減速時とでヒステリシスを持たせるよう
にしたロックアップ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、自動車等の車両に搭載さ
れる自動変速機は、一般に、トルクコンバータと変速歯
車機構とを組合せ、エンジン出力軸からの動力をトルク
コンバータを介して変速歯車機構に伝達し、この変速歯
車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ等の複数の
摩擦要素の選択的作動によって切り換えて所定の変速段
に自動的に変速するように構成されている。ところが、
上記トルクコンバータは、内部に密封した作動流体を介
して動力伝達を行う一種の流体伝動装置であるので、そ
の入出力要素間には不可避的にある程度の相対回転(ス
リップ)が生じる。従って、このスリップの分だけ動力
伝達効率が低下することとなる。そこで、トルクコンバ
ータの入出力要素間(例えば、エンジン出力軸とトルク
コンバータのタービンシャフトとの間)に、両者を直結
させ得るクラッチ(所謂ロックアップクラッチ)を設
け、トルクコンバータのトルク増大機能およびトルク変
動吸収機能が余り必要とされない運転状態においては、
上記ロックアップクラッチを締結することによって入出
力要素間のスリップを無くし、動力伝達効率の向上を図
るようにした、所謂、ロックアップ制御装置を備えたも
のが考案されており、自動車の燃費特性を高めるものと
して幅広く採用されている。
れる自動変速機は、一般に、トルクコンバータと変速歯
車機構とを組合せ、エンジン出力軸からの動力をトルク
コンバータを介して変速歯車機構に伝達し、この変速歯
車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ等の複数の
摩擦要素の選択的作動によって切り換えて所定の変速段
に自動的に変速するように構成されている。ところが、
上記トルクコンバータは、内部に密封した作動流体を介
して動力伝達を行う一種の流体伝動装置であるので、そ
の入出力要素間には不可避的にある程度の相対回転(ス
リップ)が生じる。従って、このスリップの分だけ動力
伝達効率が低下することとなる。そこで、トルクコンバ
ータの入出力要素間(例えば、エンジン出力軸とトルク
コンバータのタービンシャフトとの間)に、両者を直結
させ得るクラッチ(所謂ロックアップクラッチ)を設
け、トルクコンバータのトルク増大機能およびトルク変
動吸収機能が余り必要とされない運転状態においては、
上記ロックアップクラッチを締結することによって入出
力要素間のスリップを無くし、動力伝達効率の向上を図
るようにした、所謂、ロックアップ制御装置を備えたも
のが考案されており、自動車の燃費特性を高めるものと
して幅広く採用されている。
【0003】かかるロックアップ制御装置を備えた自動
変速機では、例えば車速とエンジン負荷等に応じて変速
状態を定めた変速マップ上でロックアップ制御を行うべ
きロックアップ制御領域が設定され、車速およびエンジ
ン負荷がこの領域内にあるときにロックアップクラッチ
が締結され、ロックアップ制御が実行される。ところ
が、このロックアップ制御領域を設定するに際して、ロ
ックアップ制御の開始を規定するロックアップONライ
ンとロックアップ制御の解除を規定するロックアップO
FFラインとを一致させて設定したのでは、車速がこの
ラインをまたいで増速および減速の変動を繰り返したよ
うな場合、ロックアップ制御のON/OFFが車速変動
に応じて頻繁に繰り返される所謂ハンチングが生じるこ
ととなり、自動変速機の変速フィーリングに悪影響を及
ぼし、車両の乗り心地が損なわれるという難点がある。
変速機では、例えば車速とエンジン負荷等に応じて変速
状態を定めた変速マップ上でロックアップ制御を行うべ
きロックアップ制御領域が設定され、車速およびエンジ
ン負荷がこの領域内にあるときにロックアップクラッチ
が締結され、ロックアップ制御が実行される。ところ
が、このロックアップ制御領域を設定するに際して、ロ
ックアップ制御の開始を規定するロックアップONライ
ンとロックアップ制御の解除を規定するロックアップO
FFラインとを一致させて設定したのでは、車速がこの
ラインをまたいで増速および減速の変動を繰り返したよ
うな場合、ロックアップ制御のON/OFFが車速変動
に応じて頻繁に繰り返される所謂ハンチングが生じるこ
ととなり、自動変速機の変速フィーリングに悪影響を及
ぼし、車両の乗り心地が損なわれるという難点がある。
【0004】このため、変速マップ上で上記ロックアッ
プOFFラインをロックアップONラインに対して低車
速側に設定することにより、ロックアップ制御の実行に
関して車両増速時と減速時とでヒステリシスを持たせる
ようにすることが、従来から行われている。このヒステ
リシス領域が設けられたものでは、車両がロックアップ
ONラインをまたいで増速されてロックアップ制御が開
始された後、車両が上記ロックアップOFFラインをま
たいで減速されて上記ロックアップONラインを下回る
車速となった場合でも、車速がヒステリシス領域内にあ
り上記ロックアップOFFライン上の値を下回らない限
りはロックアップ制御が解除されることは無く、ある程
度の範囲内での車速変動によるロックアップ制御のON
/OFFハンチング現象の発生を有効に防止することが
できる。尚、このロックアップ制御のON/OFFの切
換頻度の問題に関して、例えば特開昭56−16795
0号公報では、車両の走行負荷(つまり車両加速度)に
応じて変速マップを切り換えてロックアップ制御パター
ンを変更し、例えば坂道などではロックアップONライ
ンを高車速側に移行して設定することにより、ON/O
FFの切換頻度を減速させ、乗り心地を向上させるよう
にしたものが開示されている。
プOFFラインをロックアップONラインに対して低車
速側に設定することにより、ロックアップ制御の実行に
関して車両増速時と減速時とでヒステリシスを持たせる
ようにすることが、従来から行われている。このヒステ
リシス領域が設けられたものでは、車両がロックアップ
ONラインをまたいで増速されてロックアップ制御が開
始された後、車両が上記ロックアップOFFラインをま
たいで減速されて上記ロックアップONラインを下回る
車速となった場合でも、車速がヒステリシス領域内にあ
り上記ロックアップOFFライン上の値を下回らない限
りはロックアップ制御が解除されることは無く、ある程
度の範囲内での車速変動によるロックアップ制御のON
/OFFハンチング現象の発生を有効に防止することが
できる。尚、このロックアップ制御のON/OFFの切
換頻度の問題に関して、例えば特開昭56−16795
0号公報では、車両の走行負荷(つまり車両加速度)に
応じて変速マップを切り換えてロックアップ制御パター
ンを変更し、例えば坂道などではロックアップONライ
ンを高車速側に移行して設定することにより、ON/O
FFの切換頻度を減速させ、乗り心地を向上させるよう
にしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、車両
の燃費特性のより一層の向上が求められ、その一環とし
て、ロックアップ制御領域をできるだけ拡張することが
考えられている。しかしながら、このロックアップ制御
領域を拡張する場合、ロックアップONラインをただ単
に低車速側に移行させたのでは、その分だけ上記ヒステ
リシス領域が狭められることとなり、車速変動によるロ
ックアップ制御のハンチング現象の発生を有効に防止す
ることができなくなるという問題があった。
の燃費特性のより一層の向上が求められ、その一環とし
て、ロックアップ制御領域をできるだけ拡張することが
考えられている。しかしながら、このロックアップ制御
領域を拡張する場合、ロックアップONラインをただ単
に低車速側に移行させたのでは、その分だけ上記ヒステ
リシス領域が狭められることとなり、車速変動によるロ
ックアップ制御のハンチング現象の発生を有効に防止す
ることができなくなるという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、車速変動によるロッ
クアップ制御のON/OFFハンチング現象の発生を防
止しつつ、ロックアップ制御領域を拡大することができ
る自動変速機のロックアップ制御装置を提供することを
目的としてなされたものである。
クアップ制御のON/OFFハンチング現象の発生を防
止しつつ、ロックアップ制御領域を拡大することができ
る自動変速機のロックアップ制御装置を提供することを
目的としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、変速マップ
上でロックアップOFFラインをロックアップONライ
ンに対して低車速側に設定することにより、ロックアッ
プ制御の実行に関して車両増速時と減速時とでヒステリ
シスを持たせるようにした自動変速機のロックアップ制
御装置において、上記ヒステリシス領域内にロックアッ
プONラインを低車速側に移行させたロックアップ拡張
ラインを設定するとともに、車両増速時、該ロックアッ
プ拡張ラインをまたいでの車速変動の可能性の有無を判
定する判定手段を設け、該判定手段が上記車速変動の可
能性無しと判定した際には、上記ロックアップ拡張ライ
ンに基づいてロックアップ制御を行う一方、上記判定手
段が上記車速変動の可能性有りと判定した際には、元の
ロックアップONラインに基づいてロックアップ制御を
実行するようにしたものである。
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、変速マップ
上でロックアップOFFラインをロックアップONライ
ンに対して低車速側に設定することにより、ロックアッ
プ制御の実行に関して車両増速時と減速時とでヒステリ
シスを持たせるようにした自動変速機のロックアップ制
御装置において、上記ヒステリシス領域内にロックアッ
プONラインを低車速側に移行させたロックアップ拡張
ラインを設定するとともに、車両増速時、該ロックアッ
プ拡張ラインをまたいでの車速変動の可能性の有無を判
定する判定手段を設け、該判定手段が上記車速変動の可
能性無しと判定した際には、上記ロックアップ拡張ライ
ンに基づいてロックアップ制御を行う一方、上記判定手
段が上記車速変動の可能性有りと判定した際には、元の
ロックアップONラインに基づいてロックアップ制御を
実行するようにしたものである。
【0008】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
判定手段は、車両増速時、上記ロックアップ拡張ライン
を越える直前もしくは越える際の加速度が所定値以上の
場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変
動の可能性は無いと判定することを特徴としたものであ
る。
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
判定手段は、車両増速時、上記ロックアップ拡張ライン
を越える直前もしくは越える際の加速度が所定値以上の
場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変
動の可能性は無いと判定することを特徴としたものであ
る。
【0009】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1または第2の発明にお
いて、上記判定手段は、車両増速時、上記ロックアップ
OFFラインよりも低車速領域から上記ロックアップ拡
張ラインを越えるまでの所要時間が所定値以下の場合
に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動の
可能性は無いと判定することを特徴としたものである。
第3の発明という)は、上記第1または第2の発明にお
いて、上記判定手段は、車両増速時、上記ロックアップ
OFFラインよりも低車速領域から上記ロックアップ拡
張ラインを越えるまでの所要時間が所定値以下の場合
に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動の
可能性は無いと判定することを特徴としたものである。
【0010】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記判定手段には所定のサンプリング周期で車速を
検出する車速検出手段からの検出信号が入力され、上記
判定手段は、前回サンプリング時の車速がロックアップ
OFFラインよりも低く、かつ、今回サンプリング時の
車速が上記ロックアップ拡張ラインよりも高い場合に、
該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動の可能
性は無いと判定することを特徴としたものである。
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記判定手段には所定のサンプリング周期で車速を
検出する車速検出手段からの検出信号が入力され、上記
判定手段は、前回サンプリング時の車速がロックアップ
OFFラインよりも低く、かつ、今回サンプリング時の
車速が上記ロックアップ拡張ラインよりも高い場合に、
該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動の可能
性は無いと判定することを特徴としたものである。
【0011】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記判定手段には車速が上記ロックアップOFFラ
インを越えた時にONされるタイマ手段が付設されてお
り、上記判定手段は、上記タイマ手段がONされた後ロ
ックアップ拡張ラインに至るまでの時間が所定値以下の
場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変
動の可能性は無いと判定することを特徴としたものであ
る。
(以下、第5の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記判定手段には車速が上記ロックアップOFFラ
インを越えた時にONされるタイマ手段が付設されてお
り、上記判定手段は、上記タイマ手段がONされた後ロ
ックアップ拡張ラインに至るまでの時間が所定値以下の
場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変
動の可能性は無いと判定することを特徴としたものであ
る。
【0012】また、更に、本願の請求項6に係る発明
(以下、第6の発明という)は、上記第1〜第5の発明の
いずれか一において、上記ロックアップ拡張ラインは、
エンジン負荷が所定値以下の領域においてその拡張領域
が設定されることを特徴としたものである。
(以下、第6の発明という)は、上記第1〜第5の発明の
いずれか一において、上記ロックアップ拡張ラインは、
エンジン負荷が所定値以下の領域においてその拡張領域
が設定されることを特徴としたものである。
【0013】
【発明の作用および効果】本願の第1の発明によれば、
ヒステリシス領域内に上記ロックアップ拡張ラインを設
定するとともに上記判定手段を設けたので、車両増速
時、上記ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動
の可能性の有無、つまりロックアップ拡張ラインに基づ
いてロックアップ制御を行った場合にハンチングが生じ
る可能性の有無を判定することにより、ロックアップ拡
張ラインの適用の可否(つまりロックアップ制御領域拡
張の可否)を判断することができる。そして、上記判定
手段が車速変動の可能性無しと判定した際にはロックア
ップ拡張ラインに基づいてロックアップ制御を行う一
方、上記判定手段が車速変動の可能性有りと判定した際
には、元のロックアップONラインに基づいてロックア
ップ制御を実行するようにしたので、ロックアップ制御
のON/OFFハンチング現象の発生を確実に防止した
上で、このハンチング現象が発生する可能性がない場合
にはロックアップ制御領域を拡張し、車両の燃費特性の
向上を図ることができる。
ヒステリシス領域内に上記ロックアップ拡張ラインを設
定するとともに上記判定手段を設けたので、車両増速
時、上記ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速変動
の可能性の有無、つまりロックアップ拡張ラインに基づ
いてロックアップ制御を行った場合にハンチングが生じ
る可能性の有無を判定することにより、ロックアップ拡
張ラインの適用の可否(つまりロックアップ制御領域拡
張の可否)を判断することができる。そして、上記判定
手段が車速変動の可能性無しと判定した際にはロックア
ップ拡張ラインに基づいてロックアップ制御を行う一
方、上記判定手段が車速変動の可能性有りと判定した際
には、元のロックアップONラインに基づいてロックア
ップ制御を実行するようにしたので、ロックアップ制御
のON/OFFハンチング現象の発生を確実に防止した
上で、このハンチング現象が発生する可能性がない場合
にはロックアップ制御領域を拡張し、車両の燃費特性の
向上を図ることができる。
【0014】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記判定手段は、車両増速時、上記ロックア
ップ拡張ラインを越える直前もしくは越える際の加速度
が所定値以上の場合(つまり、この加速度が一定以上大
きく、通常、その直後に急に減速されることがない場
合)には、上記ロックアップ拡張ラインをまたいでの車
速変動の可能性は無いと判定するようにしたので、比較
的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング現象
発生の可能性を判定することができる。
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記判定手段は、車両増速時、上記ロックア
ップ拡張ラインを越える直前もしくは越える際の加速度
が所定値以上の場合(つまり、この加速度が一定以上大
きく、通常、その直後に急に減速されることがない場
合)には、上記ロックアップ拡張ラインをまたいでの車
速変動の可能性は無いと判定するようにしたので、比較
的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング現象
発生の可能性を判定することができる。
【0015】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。特に、上記判定手段は、車両増速時、上
記ロックアップOFFラインよりも低車速領域から上記
ロックアップ拡張ラインを越えるまでの所要時間が所定
値以下の場合(つまり、所定値以下の短い期間に加速が
行われ、通常、その直後に急に減速されることがない場
合)には、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速
変動の可能性は無いと判定するようにしたので、比較的
簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング現象発
生の可能性を判定することができる。
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。特に、上記判定手段は、車両増速時、上
記ロックアップOFFラインよりも低車速領域から上記
ロックアップ拡張ラインを越えるまでの所要時間が所定
値以下の場合(つまり、所定値以下の短い期間に加速が
行われ、通常、その直後に急に減速されることがない場
合)には、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速
変動の可能性は無いと判定するようにしたので、比較的
簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング現象発
生の可能性を判定することができる。
【0016】また、更に、本願の第4の発明によれば、
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、上記判定手段には所定のサンプリング
周期で車速を検出する車速検出手段からの検出信号が入
力され、上記判定手段は、前回サンプリング時の車速が
ロックアップOFFラインよりも低く、かつ、今回サン
プリング時の車速が上記ロックアップ拡張ラインよりも
高い場合(つまり、サンプリング周期以下の短い期間
に、ロックアップOFFライン未満からロックアップ拡
張ラインに至る加速が行われ、通常、その直後に急に減
速されることがない場合)には、該ロックアップ拡張ラ
インをまたいでの車速変動の可能性は無いと判定するよ
うにしたので、上記車速検出手段からの検出信号を利用
して、比較的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハン
チング現象発生の可能性を判定することができる。
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、上記判定手段には所定のサンプリング
周期で車速を検出する車速検出手段からの検出信号が入
力され、上記判定手段は、前回サンプリング時の車速が
ロックアップOFFラインよりも低く、かつ、今回サン
プリング時の車速が上記ロックアップ拡張ラインよりも
高い場合(つまり、サンプリング周期以下の短い期間
に、ロックアップOFFライン未満からロックアップ拡
張ラインに至る加速が行われ、通常、その直後に急に減
速されることがない場合)には、該ロックアップ拡張ラ
インをまたいでの車速変動の可能性は無いと判定するよ
うにしたので、上記車速検出手段からの検出信号を利用
して、比較的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハン
チング現象発生の可能性を判定することができる。
【0017】また、更に、本願の第5の発明によれば、
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、上記判定手段には車速が上記ロックア
ップOFFラインを越えた時にONされるタイマ手段が
付設されており、上記判定手段は、上記タイマ手段がO
Nされた後ロックアップ拡張ラインに至るまでの時間が
所定値以下の場合(つまり、この所定値以下の短い期間
に、ロックアップOFFラインからロックアップ拡張ラ
インに至る加速が行われ、通常、その直後に急に減速さ
れることがない場合)には、該ロックアップ拡張ライン
をまたいでの車速変動の可能性は無いと判定するように
したので、上記タイマ手段のタイマ値を利用して、比較
的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング現象
発生の可能性を判定することができる。
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、上記判定手段には車速が上記ロックア
ップOFFラインを越えた時にONされるタイマ手段が
付設されており、上記判定手段は、上記タイマ手段がO
Nされた後ロックアップ拡張ラインに至るまでの時間が
所定値以下の場合(つまり、この所定値以下の短い期間
に、ロックアップOFFラインからロックアップ拡張ラ
インに至る加速が行われ、通常、その直後に急に減速さ
れることがない場合)には、該ロックアップ拡張ライン
をまたいでの車速変動の可能性は無いと判定するように
したので、上記タイマ手段のタイマ値を利用して、比較
的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング現象
発生の可能性を判定することができる。
【0018】また、更に、本願の第6の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第5の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記ロ
ックアップ拡張ラインはエンジン負荷が所定値以下の領
域においてその拡張領域が設定されるようにしたので、
例えば坂道走行時など、エンジン負荷がある程度以上大
きく、本来、急な加減速が繰り返される可能性が有る場
合には、上記ロックアップ拡張領域が設定されることは
ない。すなわち、ロックアップ制御領域を不必要に拡張
することなく、エンジン負荷が一定以下の場合(つま
り、燃費特性の向上に大きく影響を及ぼす、例えば、所
謂モード走行などの場合)にのみロックアップ制御領域
を拡張することができる。
基本的には、上記第1〜第5の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記ロ
ックアップ拡張ラインはエンジン負荷が所定値以下の領
域においてその拡張領域が設定されるようにしたので、
例えば坂道走行時など、エンジン負荷がある程度以上大
きく、本来、急な加減速が繰り返される可能性が有る場
合には、上記ロックアップ拡張領域が設定されることは
ない。すなわち、ロックアップ制御領域を不必要に拡張
することなく、エンジン負荷が一定以下の場合(つま
り、燃費特性の向上に大きく影響を及ぼす、例えば、所
謂モード走行などの場合)にのみロックアップ制御領域
を拡張することができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1は本実施例に係る自動変速機
10の機械的構成の骨組みを概略的に説明するスケルト
ン図であるが、この図に示すように、上記自動変速機1
0は、主たる構成要素として、トルクコンバータ20
と、該トルクコンバータ20の出力により駆動される変
速歯車機構30と、該機構30の動力伝達経路を切り換
えるクラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素41〜45
及びワンウェイクラッチ46とを有し、これらにより
D,S,Lレンジ等の前進走行レンジにおける各変速段
(例えば1〜4速)と、Rレンジにおける後退速とが得
られるようになっている。
いて詳細に説明する。図1は本実施例に係る自動変速機
10の機械的構成の骨組みを概略的に説明するスケルト
ン図であるが、この図に示すように、上記自動変速機1
0は、主たる構成要素として、トルクコンバータ20
と、該トルクコンバータ20の出力により駆動される変
速歯車機構30と、該機構30の動力伝達経路を切り換
えるクラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素41〜45
及びワンウェイクラッチ46とを有し、これらにより
D,S,Lレンジ等の前進走行レンジにおける各変速段
(例えば1〜4速)と、Rレンジにおける後退速とが得
られるようになっている。
【0020】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機
ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持され
てトルク増大作用を行うステータ25とを備えており、
エンジン出力軸1の回転が、ケース21及びポンプ22
並びに作動油を介してターブン23に伝達され、該ター
ビン23の回転がタービンシャフト27を介して変速歯
車機構30側に出力されるようになっている。尚、この
トルクコンバータ20の反エンジン側には、該トルクコ
ンバータ20のケース21を介してエンジン出力軸1で
駆動されるオイルポンプ12が配置されている。
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ変速機
ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持され
てトルク増大作用を行うステータ25とを備えており、
エンジン出力軸1の回転が、ケース21及びポンプ22
並びに作動油を介してターブン23に伝達され、該ター
ビン23の回転がタービンシャフト27を介して変速歯
車機構30側に出力されるようになっている。尚、この
トルクコンバータ20の反エンジン側には、該トルクコ
ンバータ20のケース21を介してエンジン出力軸1で
駆動されるオイルポンプ12が配置されている。
【0021】また、上記トルクコンバータ20には、そ
の入出力要素間(つまり、この場合、エンジン出力軸1
とトルクコンバータ20のタービン23との間)に、両
者1,23を直結させ得るクラッチ26(所謂ロックア
ップクラッチ)が設けられている。そして、トルクコン
バータ20のトルク増大機能およびトルク変動吸収機能
が余り必要とされない運転状態においては、上記ロック
アップクラッチ26を締結してエンジン出力軸1とター
ビン23とを直結することにより、作動油を介しての動
力伝達に伴う両者1,23間の不可避的な相対回転(ス
リップ)を無くし、動力伝達効率の向上、ひいては燃費
特性の向上を図ることができるようになっている。
の入出力要素間(つまり、この場合、エンジン出力軸1
とトルクコンバータ20のタービン23との間)に、両
者1,23を直結させ得るクラッチ26(所謂ロックア
ップクラッチ)が設けられている。そして、トルクコン
バータ20のトルク増大機能およびトルク変動吸収機能
が余り必要とされない運転状態においては、上記ロック
アップクラッチ26を締結してエンジン出力軸1とター
ビン23とを直結することにより、作動油を介しての動
力伝達に伴う両者1,23間の不可避的な相対回転(ス
リップ)を無くし、動力伝達効率の向上、ひいては燃費
特性の向上を図ることができるようになっている。
【0022】一方、上記変速歯車機構30は、例えば、
第1,第2の二つの遊星歯車機構31,32を有してお
り、これら遊星歯車機構31,32は、それぞれ、サン
ギヤ31a,32aと、これらのサンギヤ31a,32a
に噛み合った複数のピニオン31b,32bと、これら
のピニオン31b,32bを支持するピニオンキャリヤ
31c,32cと、ピニオン31b,32bに噛み合った
リングギヤ31d,32dとで構成されている。そし
て、上記タービンシャフト27と第1遊星歯車機構31
のサンギヤ31aとの間にフォワードクラッチ41が、
同じくタービンシャフト27と第2遊星歯車機構32の
サンギヤ32aとの間にリバースクラッチ42が、また
タービンシャフト27と第2遊星歯車機構32のピニオ
ンキャリヤ32cとの間に3−4クラッチ43がそれぞ
れ介設されると共に、第2遊星歯車機構32のサンギヤ
32aを固定し得る2−4ブレーキ44が配置されてい
る。さらに、第1遊星歯車機構31のリングギヤ31d
と第2遊星歯車機構32のピニオンキャリヤ32cとが
連結されて、これらと変速機ケース11との間にローリ
バースブレーキ45とワンウェイクラッチ46とが並列
に配置されていると共に、第1遊星歯車機構31のピニ
オンキャリヤ31cと第2遊星歯車機構32のリングギ
ヤ32dとが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。そして、この出力ギヤ13の回転が伝動ギ
ヤ2,3,4及び差動機構5を介して左右の車軸6,7に
伝達されるようになっている。
第1,第2の二つの遊星歯車機構31,32を有してお
り、これら遊星歯車機構31,32は、それぞれ、サン
ギヤ31a,32aと、これらのサンギヤ31a,32a
に噛み合った複数のピニオン31b,32bと、これら
のピニオン31b,32bを支持するピニオンキャリヤ
31c,32cと、ピニオン31b,32bに噛み合った
リングギヤ31d,32dとで構成されている。そし
て、上記タービンシャフト27と第1遊星歯車機構31
のサンギヤ31aとの間にフォワードクラッチ41が、
同じくタービンシャフト27と第2遊星歯車機構32の
サンギヤ32aとの間にリバースクラッチ42が、また
タービンシャフト27と第2遊星歯車機構32のピニオ
ンキャリヤ32cとの間に3−4クラッチ43がそれぞ
れ介設されると共に、第2遊星歯車機構32のサンギヤ
32aを固定し得る2−4ブレーキ44が配置されてい
る。さらに、第1遊星歯車機構31のリングギヤ31d
と第2遊星歯車機構32のピニオンキャリヤ32cとが
連結されて、これらと変速機ケース11との間にローリ
バースブレーキ45とワンウェイクラッチ46とが並列
に配置されていると共に、第1遊星歯車機構31のピニ
オンキャリヤ31cと第2遊星歯車機構32のリングギ
ヤ32dとが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。そして、この出力ギヤ13の回転が伝動ギ
ヤ2,3,4及び差動機構5を介して左右の車軸6,7に
伝達されるようになっている。
【0023】上記自動変速機10には、ロックアップク
ラッチ26及びその他の各クラッチやブレーキ等の摩擦
要素41〜45に設けられた油圧室に対して作動圧を給
排する油圧制御回路が付設されている。該油圧制御回路
は、具体的には図示しなかったが、基本的な構成要素と
して、上記オイルポンプ12から吐出された作動油の圧
力を所定のライン圧(制御元圧)に調整するレギュレータ
バルブ,手動操作によってレンジの切り換えを行うため
のマニュアルバルブ及び基本的には変速段に応じて油路
を切り換える例えば複数のシフトバルブ等を備えるとと
もに、これらシフトバルブを作動させるための、或は上
記各各摩擦要素41〜45の油圧室に供給される作動圧
の制御をするための、ON/OFF式もしくはデューテ
ィ制御式の複数のソレノイドバルブ 等が備えられてい
る。
ラッチ26及びその他の各クラッチやブレーキ等の摩擦
要素41〜45に設けられた油圧室に対して作動圧を給
排する油圧制御回路が付設されている。該油圧制御回路
は、具体的には図示しなかったが、基本的な構成要素と
して、上記オイルポンプ12から吐出された作動油の圧
力を所定のライン圧(制御元圧)に調整するレギュレータ
バルブ,手動操作によってレンジの切り換えを行うため
のマニュアルバルブ及び基本的には変速段に応じて油路
を切り換える例えば複数のシフトバルブ等を備えるとと
もに、これらシフトバルブを作動させるための、或は上
記各各摩擦要素41〜45の油圧室に供給される作動圧
の制御をするための、ON/OFF式もしくはデューテ
ィ制御式の複数のソレノイドバルブ 等が備えられてい
る。
【0024】また、上記自動変速機10には、図2に示
すように、油圧制御回路50に備えられた各ソレノイド
バルブ51を制御するコントローラ60が設けられてお
り、該コントローラ60には、当該車両の車速を検出す
る車速センサ61,エンジン負荷としてのスロットル開
度を検出するスロットル開度センサ62、あるいは運転
者によって選択されたシフト位置(レンジ)を検出する
シフト位置センサ63等からの検出信号が入力されるよ
うになっている。上記コントローラ60は、例えばマイ
クロコンピュータを主要部として構成され、基本的には
車速とスロットル開度等の運転状態に応じて変速段やロ
ックアップ制御状態等を規定した変速マップを備えてお
り、上記各センサ61,62,63からの信号が示す当
該車両あるいはエンジンの運転状態等に応じて上記変速
マップに従った変速段やロックアップ制御状態等を実現
すべく各ソレノイドバルブ51に制御信号を出力する。
そして、各ソレノイドバルブ51がこの制御信号に従っ
てそれぞれON/OFF又はデューティ制御(ON/O
FFを極めて短い周期で繰り返す制御)されることによ
り、上記油圧制御回路50における油路の切り換えおよ
びロックアップクラッチ26及び他の摩擦要素41〜4
5の締結/解除が行われ、自動的に変速あるいはロック
アップ制御のON/OFFが行われるようになってい
る。
すように、油圧制御回路50に備えられた各ソレノイド
バルブ51を制御するコントローラ60が設けられてお
り、該コントローラ60には、当該車両の車速を検出す
る車速センサ61,エンジン負荷としてのスロットル開
度を検出するスロットル開度センサ62、あるいは運転
者によって選択されたシフト位置(レンジ)を検出する
シフト位置センサ63等からの検出信号が入力されるよ
うになっている。上記コントローラ60は、例えばマイ
クロコンピュータを主要部として構成され、基本的には
車速とスロットル開度等の運転状態に応じて変速段やロ
ックアップ制御状態等を規定した変速マップを備えてお
り、上記各センサ61,62,63からの信号が示す当
該車両あるいはエンジンの運転状態等に応じて上記変速
マップに従った変速段やロックアップ制御状態等を実現
すべく各ソレノイドバルブ51に制御信号を出力する。
そして、各ソレノイドバルブ51がこの制御信号に従っ
てそれぞれON/OFF又はデューティ制御(ON/O
FFを極めて短い周期で繰り返す制御)されることによ
り、上記油圧制御回路50における油路の切り換えおよ
びロックアップクラッチ26及び他の摩擦要素41〜4
5の締結/解除が行われ、自動的に変速あるいはロック
アップ制御のON/OFFが行われるようになってい
る。
【0025】尚、ここで、上記各クラッチやブレーキ等
の摩擦要素41〜45及びワンウェイクラッチ46の作
動状態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示す
ようになる。この表1において、○印は当該摩擦要素が
締結される場合を示している。また、(○)印は所謂Lレ
ンジの場合においてのみ締結されることを示している。
更に、2−4ブレーキ44のS/A(サーボアプライ:
締結室側)の欄における●印は、油圧は供給されるがS
/R(サーボリリース:解放室側)にも同時に油圧が供
給されるために、摩擦要素44(2−4ブレーキ)とし
ては締結されることはなく、格別の作用は行わないこと
を示している。
の摩擦要素41〜45及びワンウェイクラッチ46の作
動状態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示す
ようになる。この表1において、○印は当該摩擦要素が
締結される場合を示している。また、(○)印は所謂Lレ
ンジの場合においてのみ締結されることを示している。
更に、2−4ブレーキ44のS/A(サーボアプライ:
締結室側)の欄における●印は、油圧は供給されるがS
/R(サーボリリース:解放室側)にも同時に油圧が供
給されるために、摩擦要素44(2−4ブレーキ)とし
ては締結されることはなく、格別の作用は行わないこと
を示している。
【0026】
【表1】
【0027】ところで、上記自動変速機10では、変速
マップ上でロックアップ制御領域を設定するに際して、
図3に示すように、ロックアップ制御の解除を規定する
ロックアップOFFラインAを、ロックアップ制御の開
始を規定するロックアップONラインBに対して低車速
側に設定することにより、ロックアップ制御の実行に関
して車両増速時と減速時とでヒステリシスを持たせるよ
うにしている。かかるヒステリシス領域Shを設けるこ
とにより、車両がロックアップONラインBをまたいで
増速されてロックアップ制御が開始された後、車両が上
記ロックアップONラインBをまたいで減速されて該ロ
ックアップONラインBを下回る車速となった場合で
も、車速がヒステリシス領域Sh内にあり上記ロックア
ップOFFラインA上の値を下回らない限りはロックア
ップ制御が解除されることは無く、ある程度の範囲内で
の車速変動によるロックアップ制御のON/OFFハン
チング現象の発生を有効に防止することができる。
マップ上でロックアップ制御領域を設定するに際して、
図3に示すように、ロックアップ制御の解除を規定する
ロックアップOFFラインAを、ロックアップ制御の開
始を規定するロックアップONラインBに対して低車速
側に設定することにより、ロックアップ制御の実行に関
して車両増速時と減速時とでヒステリシスを持たせるよ
うにしている。かかるヒステリシス領域Shを設けるこ
とにより、車両がロックアップONラインBをまたいで
増速されてロックアップ制御が開始された後、車両が上
記ロックアップONラインBをまたいで減速されて該ロ
ックアップONラインBを下回る車速となった場合で
も、車速がヒステリシス領域Sh内にあり上記ロックア
ップOFFラインA上の値を下回らない限りはロックア
ップ制御が解除されることは無く、ある程度の範囲内で
の車速変動によるロックアップ制御のON/OFFハン
チング現象の発生を有効に防止することができる。
【0028】また、特に、本実施例では、車両の燃費特
性のより一層の向上を図るために、上記ヒステリシス領
域Sh内にロックアップONラインBを低車速側に移行
させたロックアップ拡張ラインCが設定され、かつ、こ
の場合において、車速変動によるロックアップ制御のハ
ンチング現象の発生を有効に防止することができるよう
に、上記コントローラ60内で、車両増速時、上記ロッ
クアップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の可能性の
有無が判定されるようになっている。そして、上記車速
変動の可能性無しと判定された際には上記ロックアップ
拡張ラインCに基づいてロックアップ制御を行う一方、
上記車速変動の可能性有りと判定された際には、元のロ
ックアップONラインBに基づいてロックアップ制御を
実行するように設定されている。
性のより一層の向上を図るために、上記ヒステリシス領
域Sh内にロックアップONラインBを低車速側に移行
させたロックアップ拡張ラインCが設定され、かつ、こ
の場合において、車速変動によるロックアップ制御のハ
ンチング現象の発生を有効に防止することができるよう
に、上記コントローラ60内で、車両増速時、上記ロッ
クアップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の可能性の
有無が判定されるようになっている。そして、上記車速
変動の可能性無しと判定された際には上記ロックアップ
拡張ラインCに基づいてロックアップ制御を行う一方、
上記車速変動の可能性有りと判定された際には、元のロ
ックアップONラインBに基づいてロックアップ制御を
実行するように設定されている。
【0029】以下、上記自動変速機10のロックアップ
制御について、図4〜図6のフローチャートを参照しな
がら説明する。尚、以下の制御は基本的には全て上記コ
ントローラ60内で行われる。車両が走行を開始して自
動変速機10が作動し始めると、図4にその基本的な制
御フローを示すように、ロックアップ制御がスタートし
た後、まず、ステップ#1で、当該車両の運転状態が変
速マップ上で何処に位置するかを場合分けするための制
御フラグが設定される。そして、次に、ステップ#2
で、当該車両の運転状態に応じて(つまり上記制御フラ
グに応じて)ロックアップ制御がON状態とされるべき
か、あるいはOFF状態とされるべきかが判定され、こ
の判定結果に基づいてロックアップ制御が実行されるよ
うになっている。
制御について、図4〜図6のフローチャートを参照しな
がら説明する。尚、以下の制御は基本的には全て上記コ
ントローラ60内で行われる。車両が走行を開始して自
動変速機10が作動し始めると、図4にその基本的な制
御フローを示すように、ロックアップ制御がスタートし
た後、まず、ステップ#1で、当該車両の運転状態が変
速マップ上で何処に位置するかを場合分けするための制
御フラグが設定される。そして、次に、ステップ#2
で、当該車両の運転状態に応じて(つまり上記制御フラ
グに応じて)ロックアップ制御がON状態とされるべき
か、あるいはOFF状態とされるべきかが判定され、こ
の判定結果に基づいてロックアップ制御が実行されるよ
うになっている。
【0030】上記ステップ#1の制御フラグの設定は、
図5のフローチャートに従って行われる。すなわち、ま
ず、ステップ#11で、車速センサ61からの車速
(V)信号およびスロットル開度センサ62からのスロ
ットル開度(β)信号などの各種データの読み込みが行
われる。また、ステップ#12で、変速マップ上におい
てロックアップOFFラインAに対応する基準車速V
a,ロックアップONラインBに対応する基準車速Vb
およびロックアップ拡張ラインCに対応する基準車速V
c(Va<Vc<Vb)がそれぞれ算出される。
図5のフローチャートに従って行われる。すなわち、ま
ず、ステップ#11で、車速センサ61からの車速
(V)信号およびスロットル開度センサ62からのスロ
ットル開度(β)信号などの各種データの読み込みが行
われる。また、ステップ#12で、変速マップ上におい
てロックアップOFFラインAに対応する基準車速V
a,ロックアップONラインBに対応する基準車速Vb
およびロックアップ拡張ラインCに対応する基準車速V
c(Va<Vc<Vb)がそれぞれ算出される。
【0031】本実施例では、上記ロックアップ拡張ライ
ンCは、スロットル開度βが所定値β0以下の領域にお
いてのみその拡張領域Sxが設定され、例えば坂道走行
時など、エンジン負荷が(従ってスロットル開度βが)
ある程度以上大きく、本来、急な加減速が繰り返される
可能性が有る場合には、上記ロックアップ拡張領域Sx
が設定されることはないようになっている。すなわち、
ロックアップ制御領域が不必要に拡張されることはな
く、エンジン負荷が一定以下の場合(つまり、燃費特性
の向上に大きく影響を及ぼす、例えば、所謂モード走行
などの場合)にのみロックアップ制御領域が拡張される
ようになっている。また、上記基準車速Va,Vb,V
cは、上記所定値β0以下の予め設定されたスロットル
開度β1(β1≦β0)における各ラインA,B,C上の
車速として定められる。尚、上記ロックアップ拡張ライ
ンCは、ロックアップOFFラインAとロックアップO
NラインBの間のヒステリシス領域Sh内において、そ
の基準車速Vcが、Va<Vc<Vbを満たすように適
宜設定される。
ンCは、スロットル開度βが所定値β0以下の領域にお
いてのみその拡張領域Sxが設定され、例えば坂道走行
時など、エンジン負荷が(従ってスロットル開度βが)
ある程度以上大きく、本来、急な加減速が繰り返される
可能性が有る場合には、上記ロックアップ拡張領域Sx
が設定されることはないようになっている。すなわち、
ロックアップ制御領域が不必要に拡張されることはな
く、エンジン負荷が一定以下の場合(つまり、燃費特性
の向上に大きく影響を及ぼす、例えば、所謂モード走行
などの場合)にのみロックアップ制御領域が拡張される
ようになっている。また、上記基準車速Va,Vb,V
cは、上記所定値β0以下の予め設定されたスロットル
開度β1(β1≦β0)における各ラインA,B,C上の
車速として定められる。尚、上記ロックアップ拡張ライ
ンCは、ロックアップOFFラインAとロックアップO
NラインBの間のヒステリシス領域Sh内において、そ
の基準車速Vcが、Va<Vc<Vbを満たすように適
宜設定される。
【0032】次に、ステップ#13で、現在の車速Vが
ロックアップOFFラインAの基準車速Vaを越えてい
る(V>Va)か否かが判定され、これがYESの場合
には、ステップ#14で制御フラグF1(t)に1が立
てられる。一方、ステップ#13での判定結果がNOの
場合には、ステップ#15で制御フラグF1(t)が0
にセットされる。すなわち、制御フラグF1(t)は、
車速VがロックアップOFFラインAの基準車速Vaを
越えているか否かを示すフラグであり、越えている場合
に1が立てられる。尚、制御フラグF1(t)における
tは時間を示し、t=tは現在時間に対するものである
ことを示している。以下に述べる制御フラグF2
(t),F3(t)についても同様である。
ロックアップOFFラインAの基準車速Vaを越えてい
る(V>Va)か否かが判定され、これがYESの場合
には、ステップ#14で制御フラグF1(t)に1が立
てられる。一方、ステップ#13での判定結果がNOの
場合には、ステップ#15で制御フラグF1(t)が0
にセットされる。すなわち、制御フラグF1(t)は、
車速VがロックアップOFFラインAの基準車速Vaを
越えているか否かを示すフラグであり、越えている場合
に1が立てられる。尚、制御フラグF1(t)における
tは時間を示し、t=tは現在時間に対するものである
ことを示している。以下に述べる制御フラグF2
(t),F3(t)についても同様である。
【0033】更に、ステップ#16で、現在の車速Vが
ロックアップONラインBの基準車速Vbを越えている
(V>Vb)か否かが判定され、これがYESの場合に
は、ステップ#17で制御フラグF2(t)に1が立て
られる。一方、ステップ#16での判定結果がNOの場
合には、ステップ#18で制御フラグF2(t)が0に
セットされる。すなわち、制御フラグF2(t)は、車
速VがロックアップONラインBの基準車速Vbを越え
ているか否かを示すフラグであり、越えている場合に1
が立てられる。そして、更に、ステップ#19で、現在
の車速Vがロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcを
越えている(V>Vc)か否かが判定され、これがYE
Sの場合には、ステップ#20で制御フラグF3(t)
に1が立てられる。一方、ステップ#19での判定結果
がNOの場合には、ステップ#21で制御フラグF3
(t)が0にセットされるようになっている。すなわ
ち、制御フラグF3(t)は、車速Vがロックアップ拡
張ラインCの基準車速Vcを越えているか否かを示すフ
ラグであり、越えている場合に1が立てられる。
ロックアップONラインBの基準車速Vbを越えている
(V>Vb)か否かが判定され、これがYESの場合に
は、ステップ#17で制御フラグF2(t)に1が立て
られる。一方、ステップ#16での判定結果がNOの場
合には、ステップ#18で制御フラグF2(t)が0に
セットされる。すなわち、制御フラグF2(t)は、車
速VがロックアップONラインBの基準車速Vbを越え
ているか否かを示すフラグであり、越えている場合に1
が立てられる。そして、更に、ステップ#19で、現在
の車速Vがロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcを
越えている(V>Vc)か否かが判定され、これがYE
Sの場合には、ステップ#20で制御フラグF3(t)
に1が立てられる。一方、ステップ#19での判定結果
がNOの場合には、ステップ#21で制御フラグF3
(t)が0にセットされるようになっている。すなわ
ち、制御フラグF3(t)は、車速Vがロックアップ拡
張ラインCの基準車速Vcを越えているか否かを示すフ
ラグであり、越えている場合に1が立てられる。
【0034】また、上記ステップ#2のロックアップ制
御ON/OFFの判定は、図6のフローチャートに従っ
て行われる。尚、本実施例では、車速Vを検出する車速
センサ61は、所定のサンプリング周期(例えば25ミ
リセカンド[msec.])で車速Vを検出し、その検
出信号を上記コントローラ60に入力するようになって
いる。また、この図6のフローチャートにおいて、「t
−1」は前回サンプリング時に対するものを表し、
「t」は今回サンプリング時に対するものを表してい
る。まず、ステップ#31で、車速VがロックアップO
FFラインAの基準車速Vaを越えているか否かを示す
制御フラグF1について、前回サンプリング時(t−
1)に0にセットされていた(F1(t−1)=0)か
否か、つまり、前回サンプリング時における車速Vt-1
≦基準車速Vaであったか否かが判定される。この判定
結果がYESの場合には、ステップ#32で、車速Vが
ロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcを越えている
か否かを示す制御フラグF3について、今回サンプリン
グ時(t)に1が立てられた(F3(t)=1)か否
か、つまり、車速Vt>基準車速Vcとなったか否かが
判定される。
御ON/OFFの判定は、図6のフローチャートに従っ
て行われる。尚、本実施例では、車速Vを検出する車速
センサ61は、所定のサンプリング周期(例えば25ミ
リセカンド[msec.])で車速Vを検出し、その検
出信号を上記コントローラ60に入力するようになって
いる。また、この図6のフローチャートにおいて、「t
−1」は前回サンプリング時に対するものを表し、
「t」は今回サンプリング時に対するものを表してい
る。まず、ステップ#31で、車速VがロックアップO
FFラインAの基準車速Vaを越えているか否かを示す
制御フラグF1について、前回サンプリング時(t−
1)に0にセットされていた(F1(t−1)=0)か
否か、つまり、前回サンプリング時における車速Vt-1
≦基準車速Vaであったか否かが判定される。この判定
結果がYESの場合には、ステップ#32で、車速Vが
ロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcを越えている
か否かを示す制御フラグF3について、今回サンプリン
グ時(t)に1が立てられた(F3(t)=1)か否
か、つまり、車速Vt>基準車速Vcとなったか否かが
判定される。
【0035】このステップ#32での判定結果がYES
の場合には、1サンプリング周期の間に、車速Vが、ロ
ックアップOFFラインAの基準車速Va以下(Vt-1
≦Va)の値からロックアップ拡張ラインCの基準車速
Vcを越える値(Vt>Vc)まで上昇しており、通
常、かかる急加速の後に急減速が行われることはないの
で、ロックアップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の
可能性(つまり、ロックアップ制御のON/OFFハン
チングの生じる可能性)は無いものと判定される。そし
て、ステップ#36で、ロックアップ制御状態を示すロ
ックアップフラグFLU(t)に1が立てられ、ステップ
#37でロックアップ制御ON状態とされる。その後、
ステップ#40で時間tがインクリメントされ、次回の
サンプリングのために、t=t+1にセットされるよう
になっている。
の場合には、1サンプリング周期の間に、車速Vが、ロ
ックアップOFFラインAの基準車速Va以下(Vt-1
≦Va)の値からロックアップ拡張ラインCの基準車速
Vcを越える値(Vt>Vc)まで上昇しており、通
常、かかる急加速の後に急減速が行われることはないの
で、ロックアップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の
可能性(つまり、ロックアップ制御のON/OFFハン
チングの生じる可能性)は無いものと判定される。そし
て、ステップ#36で、ロックアップ制御状態を示すロ
ックアップフラグFLU(t)に1が立てられ、ステップ
#37でロックアップ制御ON状態とされる。その後、
ステップ#40で時間tがインクリメントされ、次回の
サンプリングのために、t=t+1にセットされるよう
になっている。
【0036】一方、上記ステップ#31での判定結果が
NO(前回サンプリング時においてVt-1>Va)の場
合、あるいはステップ#32での判定結果がNO(今回
サンプリング時においてVt≦Vc)の場合には、ステ
ップ#33で、今回サンプリング時のF1フラグが0に
セットされている(F1(t)=0、つまりVt≦V
a)か否かが判定され、この判定結果がYESの場合に
は、ロックアップOFFラインAをまたいで減速した
か、あるいは少なくとも急加速ではないので、ロックア
ップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の可能性(つま
り、ロックアップ制御のON/OFFハンチングの生じ
る可能性)が有るものと判定される。そして、ステップ
#38で、ロックアップ制御状態を示すロックアップフ
ラグFLU(t)が0にセットされ、ステップ#39でロ
ックアップ制御OFF状態とされる。その後、上記ステ
ップ#40が実行される。
NO(前回サンプリング時においてVt-1>Va)の場
合、あるいはステップ#32での判定結果がNO(今回
サンプリング時においてVt≦Vc)の場合には、ステ
ップ#33で、今回サンプリング時のF1フラグが0に
セットされている(F1(t)=0、つまりVt≦V
a)か否かが判定され、この判定結果がYESの場合に
は、ロックアップOFFラインAをまたいで減速した
か、あるいは少なくとも急加速ではないので、ロックア
ップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の可能性(つま
り、ロックアップ制御のON/OFFハンチングの生じ
る可能性)が有るものと判定される。そして、ステップ
#38で、ロックアップ制御状態を示すロックアップフ
ラグFLU(t)が0にセットされ、ステップ#39でロ
ックアップ制御OFF状態とされる。その後、上記ステ
ップ#40が実行される。
【0037】また、上記ステップ#33での判定結果が
NOの場合には、ステップ#34で、車速Vがロックア
ップONラインBの基準車速Vbを越えているか否かを
示す制御フラグF2について、今回サンプリング時に0
にセットされた(F2(t)=0、つまりVt≦Vb)
か否かが判定され、この判定結果がNO(Vt>Vb)
の場合には、車速VtがロックアップONラインBの基
準車速Vbを越えているので、ステップ#36以降の各
ステップが実行される。更に、ステップ#34での判定
結果がYESの場合には、ステップ#35で、前回サン
プリング時にロックアップ制御ON状態(FLU(t−
1)=1)であったか否かが判定され、この判定結果が
YESの場合にはロックアップ制御ON状態が継続され
る(ステップ#36〜ステップ#40)。一方、上記ス
テップ#35での判定結果がNOの場合には、ロックア
ップ制御OFF状態が継続される(ステップ38〜ステ
ップ#40)ようになっている。
NOの場合には、ステップ#34で、車速Vがロックア
ップONラインBの基準車速Vbを越えているか否かを
示す制御フラグF2について、今回サンプリング時に0
にセットされた(F2(t)=0、つまりVt≦Vb)
か否かが判定され、この判定結果がNO(Vt>Vb)
の場合には、車速VtがロックアップONラインBの基
準車速Vbを越えているので、ステップ#36以降の各
ステップが実行される。更に、ステップ#34での判定
結果がYESの場合には、ステップ#35で、前回サン
プリング時にロックアップ制御ON状態(FLU(t−
1)=1)であったか否かが判定され、この判定結果が
YESの場合にはロックアップ制御ON状態が継続され
る(ステップ#36〜ステップ#40)。一方、上記ス
テップ#35での判定結果がNOの場合には、ロックア
ップ制御OFF状態が継続される(ステップ38〜ステ
ップ#40)ようになっている。
【0038】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、ヒステリシス領域Sh内に上記ロックアップ拡張ラ
インCを設定するとともに、車両増速時、上記ロックア
ップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の可能性の有
無、つまりロックアップ拡張ラインに基づいてロックア
ップ制御を行った場合にハンチングが生じる可能性の有
無を判定するようにしたので、ロックアップ拡張ライン
Cの適用の可否(つまりロックアップ制御領域拡張の可
否)を判断することができる。そして、車速変動の可能
性無しと判定された際にはロックアップ拡張ラインCに
基づいてロックアップ制御を行う一方、車速変動の可能
性有りと判定された際には、元のロックアップONライ
ンBに基づいてロックアップ制御を実行するようにした
ので、ロックアップ制御のON/OFFハンチング現象
の発生を確実に防止した上で、このハンチング現象が発
生する可能性がない場合にはロックアップ制御領域を拡
張し、車両の燃費特性の向上を図ることができるのであ
る。
ば、ヒステリシス領域Sh内に上記ロックアップ拡張ラ
インCを設定するとともに、車両増速時、上記ロックア
ップ拡張ラインCをまたいでの車速変動の可能性の有
無、つまりロックアップ拡張ラインに基づいてロックア
ップ制御を行った場合にハンチングが生じる可能性の有
無を判定するようにしたので、ロックアップ拡張ライン
Cの適用の可否(つまりロックアップ制御領域拡張の可
否)を判断することができる。そして、車速変動の可能
性無しと判定された際にはロックアップ拡張ラインCに
基づいてロックアップ制御を行う一方、車速変動の可能
性有りと判定された際には、元のロックアップONライ
ンBに基づいてロックアップ制御を実行するようにした
ので、ロックアップ制御のON/OFFハンチング現象
の発生を確実に防止した上で、このハンチング現象が発
生する可能性がない場合にはロックアップ制御領域を拡
張し、車両の燃費特性の向上を図ることができるのであ
る。
【0039】特に、本実施例によれば、車両増速時、上
記ロックアップOFFラインAよりも低車速領域から上
記ロックアップ拡張ラインCを越えるまでの所要時間が
所定値以下の場合(つまり、所定値以下の短い期間に加
速が行われ、通常、その直後に急に減速されることがな
い場合)、あるいは換言すれば、上記ロックアップ拡張
ラインCを越える直前もしくは越える際の加速度が所定
値以上の場合には、該ロックアップ拡張ラインをまたい
での車速変動の可能性は無いと判定するようにしたの
で、比較的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチ
ング現象発生の可能性を判定することができる。
記ロックアップOFFラインAよりも低車速領域から上
記ロックアップ拡張ラインCを越えるまでの所要時間が
所定値以下の場合(つまり、所定値以下の短い期間に加
速が行われ、通常、その直後に急に減速されることがな
い場合)、あるいは換言すれば、上記ロックアップ拡張
ラインCを越える直前もしくは越える際の加速度が所定
値以上の場合には、該ロックアップ拡張ラインをまたい
での車速変動の可能性は無いと判定するようにしたの
で、比較的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチ
ング現象発生の可能性を判定することができる。
【0040】また、特に、本実施例では、上記コントロ
ーラ60に所定のサンプリング周期で車速を検出する車
速センサ61からの検出信号が入力され、前回サンプリ
ング時の車速Vt-1がロックアップOFFラインAの基
準車速Va以下で、かつ、今回サンプリング時の車速V
tが上記ロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcより
も高い場合(つまり、サンプリング周期以下の短い期間
に、ロックアップOFFラインAの基準車速Va以下の
値からロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcにまで
至る加速が行われ、通常、その直後に急に減速されるこ
とがない場合)には、該ロックアップ拡張ラインCをま
たいでの車速変動の可能性は無いと判定するようにした
ので、上記車速センサ61からの検出信号を利用して、
比較的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング
現象発生の可能性を判定することができる。
ーラ60に所定のサンプリング周期で車速を検出する車
速センサ61からの検出信号が入力され、前回サンプリ
ング時の車速Vt-1がロックアップOFFラインAの基
準車速Va以下で、かつ、今回サンプリング時の車速V
tが上記ロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcより
も高い場合(つまり、サンプリング周期以下の短い期間
に、ロックアップOFFラインAの基準車速Va以下の
値からロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcにまで
至る加速が行われ、通常、その直後に急に減速されるこ
とがない場合)には、該ロックアップ拡張ラインCをま
たいでの車速変動の可能性は無いと判定するようにした
ので、上記車速センサ61からの検出信号を利用して、
比較的簡単かつ確実に、ロックアップ制御のハンチング
現象発生の可能性を判定することができる。
【0041】また、更に、本実施例によれば、上記ロッ
クアップ拡張ラインCはスロットル開度βが(つまりエ
ンジン負荷が)所定値β0以下の領域においてその拡張
領域Sxが設定されるようにしたので、例えば坂道走行
時など、エンジン負荷がある程度以上大きく、本来、急
な加減速が繰り返される可能性が有る場合には、上記ロ
ックアップ拡張領域Sxが設定されることはない。すな
わち、ロックアップ制御領域を不必要に拡張することな
く、エンジン負荷が一定以下の場合(つまり、燃費特性
の向上に大きく影響を及ぼす、例えば、所謂モード走行
などの場合)にのみロックアップ制御領域を拡張するこ
とができるのである。
クアップ拡張ラインCはスロットル開度βが(つまりエ
ンジン負荷が)所定値β0以下の領域においてその拡張
領域Sxが設定されるようにしたので、例えば坂道走行
時など、エンジン負荷がある程度以上大きく、本来、急
な加減速が繰り返される可能性が有る場合には、上記ロ
ックアップ拡張領域Sxが設定されることはない。すな
わち、ロックアップ制御領域を不必要に拡張することな
く、エンジン負荷が一定以下の場合(つまり、燃費特性
の向上に大きく影響を及ぼす、例えば、所謂モード走行
などの場合)にのみロックアップ制御領域を拡張するこ
とができるのである。
【0042】尚、上記実施例は、ロックアップ制御のO
N/OFF判定を行うに際して、予め設定された所定の
サンプリング周期における速度変化によって急加速の有
無を判定し、ロックアップ制御のハンチング発生の可能
性を判定するようにしたものであったが、この替わり
に、計時タイマを用いて所定の速度変化を得るに要する
時間が所定値以下であるか否かを調べ、急加速の有無を
判定するようにしても良い。以下、この発明のロックア
ップ制御のON/OFF判定についての他の実施例を、
図7及び図8のフローチャートに基づいて説明する。
尚、この他の実施例で用いられるタイマは、例えば、タ
イマONに伴ってある初期値が設定され、時間経過に伴
ってタイマ値が減じられて行くように構成された、所謂
ダウンタイマである。
N/OFF判定を行うに際して、予め設定された所定の
サンプリング周期における速度変化によって急加速の有
無を判定し、ロックアップ制御のハンチング発生の可能
性を判定するようにしたものであったが、この替わり
に、計時タイマを用いて所定の速度変化を得るに要する
時間が所定値以下であるか否かを調べ、急加速の有無を
判定するようにしても良い。以下、この発明のロックア
ップ制御のON/OFF判定についての他の実施例を、
図7及び図8のフローチャートに基づいて説明する。
尚、この他の実施例で用いられるタイマは、例えば、タ
イマONに伴ってある初期値が設定され、時間経過に伴
ってタイマ値が減じられて行くように構成された、所謂
ダウンタイマである。
【0043】上記ON/OFF判定プロセスが開始され
ると、まず、ステップ#51で、前回サンプリング時に
おける制御フラグF1(t−1)が0にセットされてい
たか否かが判定され、この判定結果がYESの場合に
は、ステップ#52で、今回サンプリング時における制
御フラグF1(t)に1が立てられているか否かが判定
される。そして、この判定結果がYESの場合、つま
り、前回サンプリング時にはロックアップOFFライン
Aの基準車速Va以下であった車速Vが、今回サンプリ
ング時にこの基準車速Vaを越えた場合には、ステップ
#53でダウンタイマに初期値Toがセットされる(タ
イマ値T=To)。本実施例では、この初期値Toは、
例えば図9に示すようなマップに基づき、スロットル開
度βの値に応じて設定される。この図9の例では、スロ
ットル開度βが比較的大きい領域では、開度βが大きく
なるほど初期値Toも大きい値に設定される。
ると、まず、ステップ#51で、前回サンプリング時に
おける制御フラグF1(t−1)が0にセットされてい
たか否かが判定され、この判定結果がYESの場合に
は、ステップ#52で、今回サンプリング時における制
御フラグF1(t)に1が立てられているか否かが判定
される。そして、この判定結果がYESの場合、つま
り、前回サンプリング時にはロックアップOFFライン
Aの基準車速Va以下であった車速Vが、今回サンプリ
ング時にこの基準車速Vaを越えた場合には、ステップ
#53でダウンタイマに初期値Toがセットされる(タ
イマ値T=To)。本実施例では、この初期値Toは、
例えば図9に示すようなマップに基づき、スロットル開
度βの値に応じて設定される。この図9の例では、スロ
ットル開度βが比較的大きい領域では、開度βが大きく
なるほど初期値Toも大きい値に設定される。
【0044】次に、ステップ#55で、今回サンプリン
グ時における制御フラグF2(t)が0にセットされて
いるか否かが判定され、この判定結果がYESの場合、
つまり、車速VがロックアップONラインBの基準車速
Vb以下である場合には、ステップ#56で、タイマ値
Tが正(T>0)であるか否かが判定される。このステ
ップ#56での判定結果がYESの場合には、更に、ス
テップ#57で、制御フラグF3(t)に1が立てられ
ているか否か(つまり、車速Vがロックアップ拡張ライ
ンCの基準車速Vcを越えたか否か)が判定される。
グ時における制御フラグF2(t)が0にセットされて
いるか否かが判定され、この判定結果がYESの場合、
つまり、車速VがロックアップONラインBの基準車速
Vb以下である場合には、ステップ#56で、タイマ値
Tが正(T>0)であるか否かが判定される。このステ
ップ#56での判定結果がYESの場合には、更に、ス
テップ#57で、制御フラグF3(t)に1が立てられ
ているか否か(つまり、車速Vがロックアップ拡張ライ
ンCの基準車速Vcを越えたか否か)が判定される。
【0045】そして、このステップ#57での判定結果
がYESの場合には、車速Vが上記ロックアップOFF
ラインAを越えてダウンタイマがONされた後、ロック
アップ拡張ラインCの基準車速Vcに上昇するまでの時
間が所定値(タイマ初期値To)以下であり、つまり、
この所定値以下の短い期間に、ロックアップOFFライ
ンAの基準車速Vaからロックアップ拡張ラインCの基
準車速Vcにまで至る加速が行われ、通常、その直後に
急に減速されることがないので、該ロックアップ拡張ラ
インCをまたいでの車速変動の可能性は無いと判定さ
れ、ステップ#59でロックアップフラグFLU(t)に
1が立てられ、ロックアップ制御ON状態とされる(ス
テップ#60)。尚、上記ステップ#55での判定結果
がNOの場合(つまり、車速VがロックアップONライ
ンBの基準車速Vbを越えている場合)には、ステップ
#56およびステップ#57をスキップしてこのステッ
プ#59が実行される。その後、ステップ#64でタイ
マ値Tが0になったか否かが判定され、この判定結果が
YESの場合には、ステップ#66で時間tがインクリ
メントされ、次回のサンプリングのために、t=t+1
にセットされる。尚、ステップ#64での判定結果がN
Oの場合には、ステップ#65でタイマ値Tが1だけ減
じられた上でステップ#66が実行されるようになって
いる。
がYESの場合には、車速Vが上記ロックアップOFF
ラインAを越えてダウンタイマがONされた後、ロック
アップ拡張ラインCの基準車速Vcに上昇するまでの時
間が所定値(タイマ初期値To)以下であり、つまり、
この所定値以下の短い期間に、ロックアップOFFライ
ンAの基準車速Vaからロックアップ拡張ラインCの基
準車速Vcにまで至る加速が行われ、通常、その直後に
急に減速されることがないので、該ロックアップ拡張ラ
インCをまたいでの車速変動の可能性は無いと判定さ
れ、ステップ#59でロックアップフラグFLU(t)に
1が立てられ、ロックアップ制御ON状態とされる(ス
テップ#60)。尚、上記ステップ#55での判定結果
がNOの場合(つまり、車速VがロックアップONライ
ンBの基準車速Vbを越えている場合)には、ステップ
#56およびステップ#57をスキップしてこのステッ
プ#59が実行される。その後、ステップ#64でタイ
マ値Tが0になったか否かが判定され、この判定結果が
YESの場合には、ステップ#66で時間tがインクリ
メントされ、次回のサンプリングのために、t=t+1
にセットされる。尚、ステップ#64での判定結果がN
Oの場合には、ステップ#65でタイマ値Tが1だけ減
じられた上でステップ#66が実行されるようになって
いる。
【0046】一方、上記ステップ#51での判定結果が
NOの場合には、ステップ#54で、今回サンプリング
時の制御フラグF1(t)が0にセットされているか否
かが判定され、この判定結果がYESの場合には、車速
VがロックアップOFFラインAの基準車速Va以下で
あるので、タイマ値Tを0にセット(ステップ#61)
した上で、ステップ#62でロックアップフラグF
LU(t)が0にセットされ、ロックアップ制御OFF状
態とされる(ステップ#63)。そして、上記ステップ
#64以降の各ステップが実行されるようになってい
る。尚、上記ステップ#54での判定結果がNO(車速
Vt>基準車速Va)の場合には、ステップ#55以降
の各ステップが実行される。また、上記ステップ#52
での判定結果がNO(車速Vt≦基準車速Va)の場合
には、ステップ#61以降の各ステップが実行される。
NOの場合には、ステップ#54で、今回サンプリング
時の制御フラグF1(t)が0にセットされているか否
かが判定され、この判定結果がYESの場合には、車速
VがロックアップOFFラインAの基準車速Va以下で
あるので、タイマ値Tを0にセット(ステップ#61)
した上で、ステップ#62でロックアップフラグF
LU(t)が0にセットされ、ロックアップ制御OFF状
態とされる(ステップ#63)。そして、上記ステップ
#64以降の各ステップが実行されるようになってい
る。尚、上記ステップ#54での判定結果がNO(車速
Vt>基準車速Va)の場合には、ステップ#55以降
の各ステップが実行される。また、上記ステップ#52
での判定結果がNO(車速Vt≦基準車速Va)の場合
には、ステップ#61以降の各ステップが実行される。
【0047】更に、上記ステップ#56での判定結果が
NOの場合あるいはステップ#57での判定結果がNO
の場合には、ステップ#58で、前回サンプリング時に
おいてロックアップフラグFLU(t−1)に1が立てら
れていたか否かが判定され、この判定結果がYESの場
合には、上記ステップ#59以降の各ステップを実行し
ロックアップ制御ON状態が継続される。一方、ステッ
プ#58の判定結果がNOの場合には、上記ステップ#
61以降の各ステップを実行しロックアップ制御OFF
状態が継続されるようになっている。
NOの場合あるいはステップ#57での判定結果がNO
の場合には、ステップ#58で、前回サンプリング時に
おいてロックアップフラグFLU(t−1)に1が立てら
れていたか否かが判定され、この判定結果がYESの場
合には、上記ステップ#59以降の各ステップを実行し
ロックアップ制御ON状態が継続される。一方、ステッ
プ#58の判定結果がNOの場合には、上記ステップ#
61以降の各ステップを実行しロックアップ制御OFF
状態が継続されるようになっている。
【0048】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、基本的には、上記図1〜図6で示された実施例と同
様の効果を奏することができる。特に、車速Vが上記ロ
ックアップOFFラインAを越えた時にONされるダウ
ンタイマを設け、このタイマがONされた後、車速Vが
ロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcに至るまでの
時間が所定値(タイマ初期値To)以下の場合(つま
り、この所定値以下の短い期間に、ロックアップOFF
ラインAからロックアップ拡張ラインCに至る加速が行
われ、通常、その直後に急に減速されることがない場
合)には、該ロックアップ拡張ラインCをまたいでの車
速変動の可能性は無いと判定するようにしたので、上記
タイマのタイマ値を利用して、比較的簡単かつ確実に、
ロックアップ制御のハンチング現象発生の可能性を判定
することができるのである。
ば、基本的には、上記図1〜図6で示された実施例と同
様の効果を奏することができる。特に、車速Vが上記ロ
ックアップOFFラインAを越えた時にONされるダウ
ンタイマを設け、このタイマがONされた後、車速Vが
ロックアップ拡張ラインCの基準車速Vcに至るまでの
時間が所定値(タイマ初期値To)以下の場合(つま
り、この所定値以下の短い期間に、ロックアップOFF
ラインAからロックアップ拡張ラインCに至る加速が行
われ、通常、その直後に急に減速されることがない場
合)には、該ロックアップ拡張ラインCをまたいでの車
速変動の可能性は無いと判定するようにしたので、上記
タイマのタイマ値を利用して、比較的簡単かつ確実に、
ロックアップ制御のハンチング現象発生の可能性を判定
することができるのである。
【0049】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図1】 本発明の実施例に係る自動変速機の機械的構
成を示すスケルトン図である。
成を示すスケルトン図である。
【図2】 上記自動変速機の制御システムを示すブロッ
ク構成図である。
ク構成図である。
【図3】 上記自動変速機のロックアップ制御特性を示
す変速マップの要部拡大線図である。
す変速マップの要部拡大線図である。
【図4】 上記自動変速機のロックアップ制御の基本フ
ローを説明するためのフローチャートである。
ローを説明するためのフローチャートである。
【図5】 上記ロックアップ制御における制御フラグの
設定フローを説明するためのフローチャートである。
設定フローを説明するためのフローチャートである。
【図6】 上記ロックアップ制御のON/OFFの判定
を説明するためのフローチャートである。
を説明するためのフローチャートである。
【図7】 上記ロックアップ制御のON/OFFの判定
についての他の実施例を説明するためのフローチャート
の一部である。
についての他の実施例を説明するためのフローチャート
の一部である。
【図8】 上記ロックアップ制御のON/OFFの判定
についての他の実施例を説明するためのフローチャート
の一部である。
についての他の実施例を説明するためのフローチャート
の一部である。
【図9】 上記他の実施例に係るタイマ初期値の設定用
マップを示す線図である。
マップを示す線図である。
10…自動変速機 26…ロックアップクラッチ 50…油圧制御回路 60…コントローラ(判定手段) 61…車速センサ(車速検出手段) A…ロックアップOFFライン B…ロックアップONライン C…ロックアップ拡張ライン Sh…ヒステリシス領域 Sx…ロックアップ拡張領域 T…タイマ値 To…タイマ初期値 V…車速 Vt…今回サンプリング時における車速 Vt-1…前回サンプリング時における車速 β…スロットル開度 β0…スロットル開度所定値
Claims (6)
- 【請求項1】 変速マップ上でロックアップOFFライ
ンをロックアップONラインに対して低車速側に設定す
ることにより、ロックアップ制御の実行に関して車両増
速時と減速時とでヒステリシスを持たせるようにした自
動変速機のロックアップ制御装置において、 上記ヒステリシス領域内にロックアップONラインを低
車速側に移行させたロックアップ拡張ラインを設定する
とともに、車両増速時、該ロックアップ拡張ラインをま
たいでの車速変動の可能性の有無を判定する判定手段を
設け、該判定手段が上記車速変動の可能性無しと判定し
た際には、上記ロックアップ拡張ラインに基づいてロッ
クアップ制御を行う一方、上記判定手段が上記車速変動
の可能性有りと判定した際には、元のロックアップON
ラインに基づいてロックアップ制御を実行することを特
徴とする自動変速機のロックアップ制御装置。 - 【請求項2】 上記判定手段は、車両増速時、上記ロッ
クアップ拡張ラインを越える直前もしくは越える際の加
速度が所定値以上の場合に、該ロックアップ拡張ライン
をまたいでの車速変動の可能性は無いと判定することを
特徴とする請求項1記載の自動変速機のロックアップ制
御装置。 - 【請求項3】 上記判定手段は、車両増速時、上記ロッ
クアップOFFラインよりも低車速領域から上記ロック
アップ拡張ラインを越えるまでの所要時間が所定値以下
の場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速
変動の可能性は無いと判定することを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の自動変速機のロックアップ制
御装置。 - 【請求項4】 上記判定手段には所定のサンプリング周
期で車速を検出する車速検出手段からの検出信号が入力
され、上記判定手段は、前回サンプリング時の車速がロ
ックアップOFFラインよりも低く、かつ、今回サンプ
リング時の車速が上記ロックアップ拡張ラインよりも高
い場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたいでの車速
変動の可能性は無いと判定することを特徴とする請求項
3記載の自動変速機のロックアップ制御装置。 - 【請求項5】 上記判定手段には車速が上記ロックアッ
プOFFラインを越えた時にONされるタイマ手段が付
設されており、上記判定手段は、上記タイマ手段がON
された後ロックアップ拡張ラインに至るまでの時間が所
定値以下の場合に、該ロックアップ拡張ラインをまたい
での車速変動の可能性は無いと判定することを特徴とす
る請求項3記載の自動変速機のロックアップ制御装置。 - 【請求項6】 上記ロックアップ拡張ラインは、エンジ
ン負荷が所定値以下の領域においてその拡張領域が設定
されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
一に記載の自動変速機のロックアップ制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5238895A JPH08247276A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5238895A JPH08247276A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08247276A true JPH08247276A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12913430
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5238895A Pending JPH08247276A (ja) | 1995-03-13 | 1995-03-13 | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08247276A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011052758A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Jatco Ltd | 自動変速機の制御装置 |
| US10290411B2 (en) | 2005-03-30 | 2019-05-14 | Strattec Security Corporation | Residual magnetic devices and methods |
-
1995
- 1995-03-13 JP JP5238895A patent/JPH08247276A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10290411B2 (en) | 2005-03-30 | 2019-05-14 | Strattec Security Corporation | Residual magnetic devices and methods |
| JP2011052758A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Jatco Ltd | 自動変速機の制御装置 |
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