JPH08247448A - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

Info

Publication number
JPH08247448A
JPH08247448A JP4710295A JP4710295A JPH08247448A JP H08247448 A JPH08247448 A JP H08247448A JP 4710295 A JP4710295 A JP 4710295A JP 4710295 A JP4710295 A JP 4710295A JP H08247448 A JPH08247448 A JP H08247448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
air
area
combustion
flame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4710295A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Tsuboi
信義 坪井
Kazuyuki Ito
和行 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP4710295A priority Critical patent/JPH08247448A/ja
Publication of JPH08247448A publication Critical patent/JPH08247448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Control Of Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃焼診断の高速化を図り、かつ低NOxで燃
焼の安定化を図った燃焼制御装置を提供すること。 【構成】 燃焼制御装置は、燃焼器200と、燃焼器2
00内に形成される火炎を撮像するカメラ820と、画
像取込部804と、領域設定部805と、演算部806
と、画像処理部808と、画像処理モニタ810と、カ
メラ820の露光制御を行なう露光制御回路850と、
燃料量制御部816と、空気量制御部818とを有して
いる。画像取込部804を介して得られた火炎の画像の
うち画像処理対象となる画像領域が領域設定部805に
より設定され、この画像処理対象領域の輝度に応じて露
光制御回路850によりカメラ820の露光量が制御さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラにより燃焼火炎
を撮像し、この撮像信号を画像処理して得られた結果に
基づいて燃焼状態を制御する燃焼制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃焼火炎を映像として観測するシ
ステムについてはすでに多くの公知例、例えば特開昭62
-237221号、特開昭62−80430号公報などがある。これら
は火炎発光波長全体(可視光領域の輝度)の輝度分布を
基に燃焼状態を診断しようとするもので、本発明のよう
に特定波長を用いるものと本質的に異なる。
【0003】一方、火炎の特定波長の輝度分布を取り込
んで分光分析に用いる例としては、カメラに取り込む火
炎発光のスペクトルのうち燃焼反応に深い係りを持つラ
ジカルのスペクトルを観測するために特定の波長を選択
的に抽出するために光学フィルタを用いていた。 この
ようにカメラを分光に実際に使用した例としては、例え
ば、特開平3−207912号公報記載のガスタービン燃焼器
の火炎分光映像装置がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に掲載されて
いる火炎分光映像装置で行う分光のように、複数のフィ
ルタを切り換えて使用する場合には、フィルタ駆動のた
めの機構が必要となり、構造上、複雑になるという問題
が有った。
【0005】また、この分光とは別に、燃焼状態によっ
て、発光輝度が異なり、露光が過大となり、画像処理に
用いるデータが飽和する問題があった。これを避けるた
めには、カメラ、画像処理装置等の機器のダイナミック
レンジを大きくすることが考えられるが、装置がコスト
高となり、また取扱う数値の桁数が大きくなり、画像処
理時間が長くなるという問題があった。
【0006】この画像処理時間は火炎の燃焼状態観測シ
ステムのモニタとしてのみ利用するとしても当然高速処
理が望まれる。さらに、燃焼状態観測結果を用いて、燃
焼制御装置を構築するには火炎画像の高速演算処理が大
きな課題であった。
【0007】本発明は、広い範囲の火炎の発光輝度に対
して、一定のダイナミックレンジのカメラを用いて、カ
メラのシャッタースピード等により露光量を制御する手
段を持ち、火炎の発光輝度状態に対応する。これにより
演算桁数を低く押える。さらに画像処理領域を設定する
ことにより演算時間を短くすることが可能となり、燃焼
診断の高速化が実現できるとともにこの診断装置を用い
て燃焼器を制御する燃焼制御装置を提供することを目的
とする。
【0008】また、本発明は上記燃焼制御装置を用い
て、低NOx燃焼を実現する火力発電用プラントを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼制御装置
は、空気と燃料とを用いて火炎を形成する燃焼器と、該
燃焼器内の火炎のラジカルの発光輝度を測定する手段
と、前記発光輝度から燃焼器に導入される前記空気と燃
料との燃空比を演算する手段と、前記燃空比から前記燃
焼器に導入する燃料と空気とを制御する手段とを有する
ものであって、演算領域を限定する手段と前記発光輝度
を測定する手段と、露光量制御装置とを有することを特
徴とする。
【0010】演算領域を限定する手段として、予め取り
込んだ1画面に対して火炎の生成付近に例えば、中心座
標と半径を与えることで、2次元平面を座標で指定する
ことが出来る。
【0011】更に、本発明の燃焼制御装置は、前記演算
領域を限定する手段として、予め取り込んだ1画面に対
して、一定値以上の輝度を有する領域を1画面上のアド
レスとして記憶することにより、火炎の生成付近に2次
元平面を座標で指定する手段を有することを特徴とす
る。
【0012】前記、領域の限定は、画像入力信号を用い
て、自動的に行うことを特徴とする。更に、本発明の燃
焼器制御装置は、前記発光輝度を認識する手段とカメラ
のシャッタースピードを制御する手段を有することを特
徴とする。
【0013】また、本発明の燃焼器制御装置は、前記発
光輝度を認識する手段とカメラの絞り径を制御する手段
を有することを特徴とする。
【0014】ここで、ラジカルの発光輝度の測定は光学
系と機構系、電気系を含めて、検出系と総称すると、本
発明の燃焼器制御方法は、ガスタービンを駆動する燃焼
器内の火炎を検出系により測定すること、該測定された
発光輝度から前記燃焼器に導入される燃料と空気との比
を演算すること、前記比から前記燃焼器に導入する燃料
と空気との量を制御することを有し、前記検出系が飽和
しない範囲に、前記検出系が有するカメラの露光量、シ
ャッタースピード及び/又は絞り径を制御することを有
することを特徴とする。
【0015】更に、本発明は、ガスタービンを駆動する
燃焼器内の火炎におけるラジカルの発光輝度を画像処理
によって測定し、該測定された発光輝度から前記燃焼器
に導入される燃料量と空気量との比を演算し、前記燃空
比から前記燃焼器に導入する燃料量と空気量とを制御す
る燃焼制御装置であって、前記画像処理を施す領域の発
光輝度のうち最大輝度が所定の値を超えたとき、前記画
像を導きだす手段の露光量、シャッタースピード及び/
又は絞り径を上記最大輝度が測定系のダイナミックレン
ジ内に入るように制御することを特徴とする。
【0016】また、火力発電プラントには、本発明に係
る上記燃焼器制御装置を備えることが好ましい。
【0017】本発明の第1の態様としては、撮像面上に
複数の受光素子を備えるとともに、該一つの受光単位に
含まれる各受光素子は、その検出波長範囲が異なるこ
と、各受光素子の光検出信号を各々分離して出力するカ
メラを有している。
【0018】上記一つの受光単位を構成する受光素子
は、上記撮像面上において隣接して配置されていること
が好ましく、上記一つの受光単位を構成する受光素子全
体での検出波長範囲は、可視光領域全体をカバーしてい
ることが好ましい。
【0019】また、ある特定波長の光を観測するカメラ
において、上記各受光単位中には、上記特定波長付近に
おいて高い検出感度を有する受光素子が含まれることが
好ましい。上記特定波長としては、CHラジカルと、C
2 ラジカルと、OHラジカルとの発光波長のうちの少な
くとも一つが含まれることが好ましい。
【0020】上記受光素子からの検出信号が測定領域の
いずれかで一定値をオーバーした場合にカメラの露光量
を減少させる手段を有することが好ましい。
【0021】露光量を減少させる手段は、露光オーバー
を検出するソフトあるいはハードの画像処理装置、露光
オーバーを検出したとき該検出信号を出力する入出力イ
ンターフェース、カメラ露光制御回路を有し、カメラは
リモートコントロール端子を有し、該リモートコントロ
ール端子に電圧、パルス幅等を与えることにより実行す
ることを特徴とする。
【0022】上記カメラの露光調整はシャッタースピー
ド、絞り径、CCDの感度を変えるチャージ時間の変
更、電圧変更のいずれかにより行われる。
【0023】露光量の適正化に伴い、検出信号と燃空比
の関係を示す検量線が異なるので、前記露光量変更に対
応した検量線を用いて、燃空比の演算を行うことを特徴
とする。
【0024】本発明の第2の態様としては、上記第1の
態様のカメラと、画像処理装置への入力信号が一定値を
超えたときシャッター速度を速く、一定値を割ったとき
シャッター速度を遅くする信号を発生するソフトあるい
はハードを有することを特徴とする。
【0025】該シャッタースピード変更の信号が発生さ
れたときカメラコントロール端子にカメラコントロール
モードに応じた信号を発生する露光量制御回路を備えた
ことを特徴とするシステムが提供される。
【0026】本発明の第3の態様としては、発光強度に
応じて露光条件を変更したとき、それに対応した検量線
を有し、露光条件と対応した検量線を用いて燃空比を演
算することを特徴とする。
【0027】上記第1の態様のカメラと、該カメラの出
力信号を用いて、R、G、B信号をそれぞれ合成する合
成手段と、を備えたことを特徴とする分光システムが提
供される。
【0028】本発明の第4の態様としては、撮像面上に
複数の受光素子を備えるとともに、各受光素子の光検出
信号を各々分けて出力するカメラにおいて、その検出波
長範囲に、CHラジカルの発光波長を含むが、C2 ラジ
カルおよびOHラジカルの発光波長は含まない第1の受
光素子と、その検出波長範囲に、C2 ラジカルの発光波
長を含むが、CHラジカルおよびOHラジカルの発光波
長は含まない第2の受光素子の二つを有すること、該カ
メラはコントロール端子を有することを特徴とするカメ
ラが提供される。
【0029】CHの発光波長と燃空比の関係を示す検量
線とC2 の発光波長と燃空比の関係を示す検量線から燃
空比を演算する。
【0030】さらに前記CH、C2 の信号の比をとるこ
とにより発光強度と燃空比の関係をより正確に求めるこ
とが出来る。
【0031】本発明の第5の態様としては、上記第1の
態様のカメラと、該カメラの適正露光の出力信号を用い
て、R、G、B信号をそれぞれ合成する合成手段と、を
備えたことを特徴とする分光システムが提供される。
【0032】本発明の第6の態様としては、CHの波長
に近いいわゆる光の3原色のB、C2 の波長に近い3原
色のG、この他に3原色R付近に検出感度を有する3つ
のの受光素子を備えるとともに、各受光素子の検出信号
を各々分けて出力するカメラを用いて、隣接した複数の
受光素子を一つの受光単位とし、該一つの受光単位に
は、通常のカラーテレビの感度曲線に一致した感度曲線
を備えたカラー画像用の受光素子と、各受光素子の検出
波長範囲が互いに重ならない分光分析用の受光素子と、
が含まれること、を特徴とするカメラが提供される。
【0033】本発明の第7の態様としては、燃焼場の燃
空比の均一性(燃空比の分布)から火炎の燃焼状態を評
価するための燃焼評価装置において、火炎を撮影するカ
メラと、上記カメラの出力信号を用いて露光調整を行う
ための露光制御回路を備え、該カメラの出力信号を用い
て火炎画像を表示する表示手段と、上記カメラの出力信
号を用いて火炎の燃焼性を評価するための物理量を求め
る演算手段と、を有することを特徴とする燃焼評価装置
が提供される。
【0034】本発明の第8の態様としては、燃料と空気
とを燃焼させるバーナと、上記バーナに燃料および空気
を供給する供給手段と、上記バーナに供給される燃料と
空気とのうちの、少なくとも一方の供給量を調整する調
整手段と、火炎を撮影するカメラと、上記カメラの出力
信号を用いて火炎画像を表示する表示手段と、上記カメ
ラの出力信号を用いて火炎の燃焼性を評価するための物
理量(空気量、燃料量、湿度、空気温度等)を求める演
算手段と、上記演算手段の求めた上記物理量に応じて上
記調整手段を制御する制御手段と、を有することを特徴
とする燃焼制御システムが提供される。
【0035】本発明の第9の態様としては、燃料と空気
とを燃焼させるバーナと、上記バーナに燃料および空気
を供給する供給手段と、上記バーナに供給される燃料と
空気とのうちの、少なくとも一方の供給量を調整する調
整手段と、火炎を撮影するカメラと、上記カメラの出力
信号を用いて火炎画像を表示する表示手段と、上記カメ
ラの出力信号を用いて火炎の燃焼性を評価するための物
理量を求める演算手段と、上記演算手段の求めた上記物
理量に応じて上記調整手段を制御する制御手段と、を有
することを特徴とする火力発電用プラントが提供され
る。
【0036】また、本発明は、カメラの出力信号が一定
値を超えたとき、カメラの露光量を減少させることを特
徴とする自動露光燃空比評価装置にある。
【0037】さらに、本発明は、撮像面上に複数の受光
素子を備えるとともに、各受光素子の光検出信号を各々
分けて出力するカメラから入力する画像処理装置であっ
て、画像処理を施す領域の数値が一定値を超えたとき、
カメラのシャッタースピード/およびあるいは絞り径を
変えて一定値以下にすることを特徴とする。
【0038】さらに、画像処理を施す領域の数値が一定
値を超え、カメラのシャッタースピード/およびあるい
は絞り径を変更する信号が発生されたとき、それに応じ
てカメラを遠隔から操作する電圧、パルス幅を持つ信号
を発生し、該機構を制御することが望ましい。
【0039】さらに、画像処理を施す領域の数値が一定
値を超えたとき、露光量と燃空比の関係を示す検量線の
変更とカメラのシャッタースピード/およびあるいは絞
り径を変更する信号をそれぞれ発生する画像処理装置を
有することが望ましい。
【0040】さらに、燃焼条件の空気量および燃料量測
定手段とラジカル発光強度を対比して、燃空比とラジカ
ル発光の関係を示す検量線を自動的に作製することが望
ましい。
【0041】さらに、露光オーバーの場合は露光量を適
切にした状態で、燃焼条件の空気量および燃料量測定手
段とラジカル発光強度を対比して、燃空比とラジカル発
光の関係を示す検量線を自動的に作製することが望まし
い。
【0042】さらに、カメラの出力信号が一定範囲から
逸脱したとき、CCDのチャージ時間を増減させ、出力
信号が一定範囲に入るようにすることが望ましい。
【0043】さらに、カメラの出力信号が一定範囲から
逸脱したとき、光学フィルターの減衰度を増減させるこ
とが望ましい。
【0044】さらに、カメラの出力信号が一定値を超え
たとき、CCDの印加電圧を増減させることが望まし
い。
【0045】
【作用】上記構成の燃焼制御装置では、露光調整手段に
よって、各受光素子各々の出力信号が飽和すること無し
に一定検出波長範囲で燃焼による発光強度を検出するこ
とができる。そして、合成手段により受光素子R、G、
Bの各受光素子の出力信号を合成することによって、通
常のカラー画像を得ることができる。
【0046】火炎の燃焼状態の評価には、波長431n
m付近に高感度を有する受光素子B、517nm付近に
高感度を有する受光素子Gの少なくとも一つを上記特定
波長としておけば、燃焼に伴って生じる反応中間体ラジ
カルの発光強度を検出することができる。
【0047】さらに、画像処理を施す領域の輝度が一定
値を超えたとき、シャッターおよび/あるいは絞りを変
更するので、発光強度が強くなっても、飽和現象は生じ
ない。従来装置のように露光量を一定にした状態で燃焼
器の火炎の発光輝度の測定を行なうと、発光強度の強い
領域や全体的に強くなった場合には、検出信号に歪を生
ずるために飽和しない場合の検量線を用いて、燃空比の
演算を行うと当然誤差が生ずる。
【0048】本発明では露光調整を自動的に行い、また
それに対応した検量線を用いた演算を実行することによ
り、発光強度に関係無く精度の高い測定が出来る。特
に、燃焼器のバーナは安定燃焼のため拡散燃焼とNOx
低減のため予混合燃焼を併用する場合が多く、この燃焼
方式の違いは発光強度に大きな差がある。このためこの
双方を正確に測定するためには露光の適正化が必要であ
る。また、露光の適正化を図ったR、G、Bの受光素子
の出力信号を用いることによって、ハレーションの無い
カラー画像を得ることができる。
【0049】また、燃焼器では負荷要求に応じて空気
量、燃料量が制御されて、火炎の発光強度が変わる。こ
れに応じてカメラの露光条件を変えると実際の発光強度
と受光素子の受光量は変わる。この検出感度の違いを補
正するためにそれぞれの露光条件における各受光素子が
検出する信号強度と燃料量、空気量の計測結果から求ま
る燃空比の関係を示す検量線を作製する必要がある。こ
れは試運転時に行って記憶しておくことが出来る。
【0050】また、営業運転時に逐次、燃焼条件の実測
値から検量線を作製することもできる。いずれにしても
露光条件と対応した検量線を用いて、演算することによ
り、精度の高い測定が可能となる。
【0051】ところで、上記した露光条件の変更を実施
しないで露光条件一定で測定するには、測定レンジを大
きくするか、検出感度を低くするかが考えられるが、い
ずれも次の欠点がある。測定レンジを大きくするには検
出器からA/D変換器、演算器の桁数を多くする必要が
あり、機器のコストが高くなるだけでなく、演算時間が
長くなり実用的でない。また、検出感度を低くするのは
分解能が悪くなる。このように露光条件を適切にするこ
とにより、表示手段に表示された火炎画像による燃焼状
態の監視と、演算手段の算出した物理量を用いた評価と
が可能になる。さらに、本発明では画像処理領域を予め
設定して、その領域のみについて画像処理のための演算
を行うようにしたので、演算回数が減少し、上記演算時
間を大幅に短縮することが可能になる。この画像処理領
域は負荷の少ない時や複数個存在する燃焼器の稼働状況
の異なるときに取り込んだ火炎の輝度による画像情報か
ら一定値を超えた領域を認識することにより自動的に設
定できる。
【0052】また、上記した設定領域のうちさらに、こ
の領域を代表する一部を抜粋することにより、その部分
を利用して燃焼状態の認識を高速化して、燃料量/空気
量の流量比を制御することができる。
【0053】また、燃焼器に導入する燃料量と空気量を
制御する制御手段は、燃焼器に供給された空気量、燃料
量、湿度、空気温度等の物理量を用いて燃料量及び空気
量を調整する調整手段を制御する。これにより供給手段
による燃焼器への燃料、空気の供給量を正確に調整する
ことができる。
【0054】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0055】図1、図2には本発明に係る燃焼制御装置
の一実施例の構成が示されている。これらの図におい
て、燃焼器200はF1燃焼器284およびF2燃焼器
272を備え、火炎241を形成する。
【0056】前記F1燃焼器284およびF2燃焼器2
72より形成される火炎241の発光画像を、カメラ8
20で採光する。このカメラは、赤画像信号(R信
号)、緑画像信号(G信号)、青画像信号(B信号)が
それぞれ単独でも、合成でも出力できる、いわゆるRG
B対応の電子カメラである。
【0057】本実施例に係る燃焼制御装置は、1台のカ
メラで複数のバーナの燃焼性を評価、制御する点を特徴
とするものである。カメラの視野は該複数のバーナの火
炎を見るために図に示すように燃焼器の軸方向、好まし
くは軸上に設置するの良い。また、カメラ820の出力
するRGB信号は、上記カラーモニタ802等への出力
と並行して、画像取り込み部804および演算部806
へ送られている。演算部806では、G信号、B信号を
用いて燃焼状態を評価するための燃空比算出処理等が行
われる。該燃空比算出処理については、図6を用いて後
ほど詳細に説明する。
【0058】演算部806により処理された信号は、画
像処理部808に至る。ここでは、例えば燃焼状態を評
価するための物理量画像(画像処理して得られた燃焼状
態を示す画像)について、擬似カラー表示処理、任意の
強度以上と以下を2分化する2値化処理、2値化処理し
た画像についての面積算出、位置算出、境界のみを線で
結ぶエッジ処理、エッジで囲まれた領域の面積算出、エ
ッジ長算出、測定領域内の全画素の受光強度の平均値及
び分散算出等を行う。入力物理量画像について、以上の
ような特徴量として算出された結果は、比較部814、画
像処理結果のモニタ装置810へ出力される。
【0059】画像処理結果の画像処理モニタ810で
は、主に燃焼状態を評価するための物理量画像につい
て、擬似カラー表示処理された結果が表示されるが、上
記処理結果像でもよい。従って、画像処理モニタ810
に映し出されている炎と、カラーモニタ802が映しだ
している炎とは同一の炎についての映像ではあるが、そ
の表示画像はカラーモニタ802とは異なったものとな
る。なお、画像取り込み部804、演算部806、画像
処理部808等による処理結果は、図2記載の処理結果
を記憶する記憶部812に記憶され、後日利用すること
ができる。
【0060】比較部814では、記憶部826に予め記
憶されている理想的な燃焼火炎の特徴量データと、実際
に入力された実燃焼火炎の特徴量データとが比較され
る。実際の燃焼火炎と理想的な燃焼火炎との差異が大き
な場合には、任意の範囲内で一致するような制御信号が
燃料量制御部816、空気量制御部818等へ出力され
る。
【0061】燃料量制御部816、空気量制御部818
は、これらの制御信号に従って、燃焼器200内に燃料
を供給する燃料量制御弁256を、燃焼器200内に空
気を供給する空気量制御弁270、271の開度を変更
する。例えば、空気が不足している場合には、空気量制
御部818は、供給する空気量を増加させる。これによ
り、常に最適な燃焼状態を保つことができる。
【0062】本実施例は、燃焼状態を適正な露光条件で
検出するための構成(つまり、カメラ820、露光制御
回路850、演算部806等)とそれに応じた演算を高
速で演算するための領域設定部805を持つことを特徴と
するものである。この領域設定部は本図ではこの位置に
記載してあるが、画像取り込み部804から比較部81
4までの間であれば他の位置にあっても同様な効果が得
られる。
【0063】また、実際には演算を行うときに領域と対
応した記憶部のアドレスを利用して、その領域内の演算
のみをソフト的に行うことも可能であり、カメラの視野
全体の演算に比べて高速に実施できる手段となる。した
がって、ソフト的な手段も当然本発明に含まれる。これ
らの燃焼状態を検出する燃焼診断によって、燃焼条件を
制御することを特徴とするものである。したがって、こ
れ以降においては、特徴点を中心に説明する。
【0064】燃焼器200はガスタービン燃焼器であ
り、空気中に燃料を噴出する拡散燃焼のF1燃焼器28
4と空気と燃料を予め混合した状態でノズルから噴出す
る予混合燃焼のF2燃焼器272がある。もちろん、F
1燃焼器284、F2燃焼器272とも予混合燃焼の燃
焼器であっても良い。カメラからの撮像結果のうち、燃
空比分布画像は、画像処理モニタ810に表示され、F
1燃焼器284とF2燃焼器272で形成される火炎帯
の燃空比分布全体が同時に測定できる。したがって、本
実施例においては、同時に複数のバーナの燃焼状態を評
価し、管理できる効果がある。F1燃焼器284で形成
される火炎243やF2燃焼器272で形成される火炎
241は、それぞれの火炎では均一の燃空比で燃焼する
ことが望ましいが、なんらかの原因で不均一になってい
る場合が有る。
【0065】本実施例によれば、燃焼器284、272
で形成される火炎において燃空比が不均一となっている
事実、およびその不均一となっている火炎の領域を特定
することができる。
【0066】図2は画像処理、表示、および記録に関す
る装置の説明図である。カメラ820の出力する信号
は、赤画像信号(R信号)、緑画像信号(G信号)、青
画像信号(B信号)独立に出力される型式で、通常のR
GB入力端子のカラーモニタ802で合成されて火炎の
カラー画像が監視用として出力される。したがって、カ
ラーモニタ802には、肉眼で見た場合と同様の炎の映
像が映し出される。また、同時に無処理の元画像とし
て、画像記憶装置824に記憶される。したがって、後
日、この画像を再生することができる。
【0067】本実施例に係る燃焼制御装置を構成するカ
メラ820は、赤画像信号(R信号)、緑画像信号(G信
号)、青画像信号(B信号)がそれぞれ単独でも、合成
した信号としてでも出力できる、いわゆるRGB対応の
電子カメラである。
【0068】カメラ820の相対検出感度は、図3に示
すとおり、青画像は波長450nmに、緑画像は波長5
10nmに、赤画像は波長600nmに最大感度を有し
ている。したがって、後述する図4に示す火炎の発光ス
ペクトルと重ね合わせて考えると判るとおり、カメラ8
20で炎を撮像した場合、青画像信号(B信号)として
得られる画像は主にCHラジカルの光であり、緑画像信
号(G信号)として得られる画像は主にC2ラジカルの
光である。
【0069】上記各画像信号の検出感度の幅は、極めて
狭いものではなく有る程度の幅を有している。したがっ
て、例えば、青色を検出する受光素子は波長450nm
の光だけではなく、450nm付近の光もある程度検出
する特性を備えている。しかし、火炎の光は、図4に示
した波長以外の成分は微弱なため、分析を行う際に問題
となることはない。
【0070】さらに、本実施例のカメラ820は受光素
子全体としてみた場合、可視光域全体について光を検出
できるようになっている。
【0071】次に、演算部806によりなされる火炎の
燃空比算定の原理を説明する。
【0072】“燃空比”とは、Qf/Qaで規定されるも
のである。ここで、Qfは供給された燃料量であり、Qa
は供給された空気量である。
【0073】燃空比条件を変えて測定した、火炎の発光
スペクトルの一例を図4に示す。
【0074】図4において、燃空比条件1が空気が過剰
な場合(実線で示されている)、燃空比条件2が空気が
不足した状態である(破線で示されている)。この図を
見れば判るように、反応中間体であるOHラジカル、C
Hラジカル、C2ラジカルの強い発光(OHラジカル:
310nm、CHラジカル:431nm、C2 ラジカ
ル:517nm)が観察され、燃空比条件でそれらの強
度が変化することが判る。すなわち、各ラジカルの発光
強度と燃空比の関係を調べておけば、ラジカルの発光強
度から燃空比を知ることができる。
【0075】図5は燃空比に対する各ラジカルの発光強
度を示したものである。横軸の燃空比を当量で示すのは
燃料量と空気量とが完全燃焼するときの理論値である。
この当量より左側が空気過剰領域であり、当量から離れ
るほど空気過剰率は高くなる。
【0076】OHラジカル、CHラジカル、C2ラジカ
ルともに空気過剰になるほど(燃料量が少ないほど)発
光強度は低下する。この図から何れかのラジカルの発光
強度を測定すれば燃空比は求められる。
【0077】しかし、単に一つのラジカルの発光強度の
みを調べたのでは、火炎を観察する窓の汚れや測定系の
ゲイン変動に起因した発光強度の測定誤差が生じる場合
がある。これを無くすためには各ラジカル間の発光強度
の比を求め、この比を用いると、窓の汚れやゲイン変動
による影響を相殺することができる。
【0078】CH/C2ラジカル間の発光強度比と燃空
比の関係を調べた結果を図6のシャッタースピード1/
60の線で示す。この線は燃空比を変えて、CHラジカ
ルとC2 ラジカルの発光強度を測定して、それぞれの発
光強度比で示したものである。
【0079】このように発光強度比を求めることによっ
て、前記した測定誤差を無くし、火炎の燃空比を知るこ
とができる。なお、OHラジカルは紫外光なので、通常
市販の材質が石英以外のガラス材料の光学部品類では、
減衰してしまう。そこで、扱いやすい光として、可視光
域の光であるCHラジカルとC2ラジカルの発光を用い
る、すなわち431nmと517nmの光の強度を調べ
て、燃空比を求めるのが実用的である。
【0080】ところで、前記したF1燃焼器、F2燃焼
器はその燃焼方式の違いにより、発光輝度が大きく異な
る。また、燃焼器は発電機に要求される負荷により、燃
空比は同一でも空気量及び燃料量が異なるため発光輝度
が変わる。このため、図6に示した燃空比とCH/C2
ラジカル間の発光強度比から燃空比の不均一を求める分
解能を持たせるには測定系のダイナミックレンジを大き
くする必要がある。
【0081】しかし、測定系のダイナミックレンジを大
きくするには、A/D変換器、演算装置のビット数を増
やす必要があり、コスト高になるばかりでなく、演算時
間が長くなり、実用的でない。本発明では、A/D変換
器、演算装置のビット数を増やさず、ダイナミックレン
ジを見掛け上、増やすようにしている。
【0082】図7は露光オーバーの場合にシャッター、
絞り径などにより適正露光に制御する場合の説明図であ
る。図7は燃空比が同一の場合でも燃料量、空気量が多
く発光強度が大きい場合を示しており、A/D変換回路
等の飽和現象が起きる例を示している。CHラジカルの
発光強度は、飽和領域にありカメラからの画像信号は斜
線部で飽和する。このためCH/C2 は飽和しないとき
の発光強度比と異なる。このような画像信号を用いて、
図6に示したような燃空比の演算を行うと当然演算誤差
が生ずる。そのためシャッタースピードを変えるなど適
正露光条件で火炎を撮像することにより図8に示すよう
にCH/C2は直線性を有し、演算誤差のない正しい燃
空比の分布が得られる。
【0083】図9は適正露光を得るための手段の一つを
示す例である。燃焼条件により燃焼器における発光強度
は異なり、カメラから画像処理装置に取り込まれる画像
信号は露光オーバーあるいは露光不足となる場合があ
る。しかし、カメラから取り込まれる画像信号が一定値
を超えた場合、フローチャートのようにシャッタースピ
ードを速くするSSUP指令出力が出され、シャッター
制御回路により、カメラのシャッタースピードが速めら
れる。逆にカメラから取り込まれる画像信号が一定値を
以下になった場合、フローチャートのようにシャッター
スピードを遅くするSSDN指令出力が出され、シャッ
ター制御回路により、カメラのシャッタースピードが遅
められる。このようにして燃焼条件の違いにより発光強
度が異なっても、画像処理装置に取り込まれる画像信号
は一定範囲内の歪の無いデータとなる。ここで、露光条
件を変えることにより歪の無いデータが得られる。
【0084】このように露光条件を変えた場合の燃空比
演算は、露光条件ごとに求めた燃空比と発光強度比から
求める。前述したようにカメラから出力される青画像信
号(B信号)と緑画像信号(G信号)の検出強度比か
ら、CHラジカルとC2 ラジカルの発光強度比を求め、
この強度比と燃空比の相関関係から燃空比を演算する。
この燃空比は該強度比の算出を1受光単位毎につまり、
画面上、青画素と緑画素との間で同一の受光単位ごと
に、かつ、画面全体あるいは、所望の領域のみについて
行えば、燃空比分布画像を得ることができる。
【0085】図10、図11は演算時間の短縮化を図る
ために領域を限定する説明図である。図10は画像処理
領域を設定する領域設定部805の処理内容を示すフロ
ーチャートの一例である。カメラ820から取り込まれ
る画像は、火炎とカメラ820の対物レンズの相対位
置、レンズ仕様により異なる。このため図10のフロー
チャートにおいて最初は領域自動設定では無い方の処理
の流れが選択される。
【0086】前述したように燃焼状態により火炎の発光
輝度が異なるので、例えばF1燃焼器284の火炎のみ
が燃焼している状態で火炎画像を取り込み、カメラ82
0の視野全体の輝度を取り込む。この時、当然、カメラ
視野全体のうち火炎の部分は輝度が高く、その他の部分
は低い。
【0087】そこで、カメラ視野全体のうち輝度が一定
値を超えている領域のみを取り出し、F1領域とする。
F2領域はF1燃焼器284およびF2燃焼器272の
火炎が同時に燃焼している状態であっても、先にF1領
域が設定されていると、このアドレスを削減することに
より、輝度が一定値を越えている領域のアドレスをF2
領域として設定できる。一度この領域を記憶しておけ
ば、その後は取り込んだ火炎に対して、その領域だけの
演算を行うことができる。
【0088】図11は画像処理領域を自動設定する際の
領域設定部805の処理内容を示すフローチャートであ
る。同図に示すように領域自動設定では既設定領域を参
考にするかしないかでフローチャート上で処理の流れが
変わる。通常は既設定の領域を参考にして、閾値以上の
輝度を示す領域のアドレスを抽出し、そのアドレスが既
設定の領域と比較して、その位置や面積が大略一致する
場合を新たな領域とする。これは火炎を取り込むレンズ
位置が少しずれた場合、火炎輝度が変わった場合などに
自動的に領域を変更するときに効果的である。
【0089】自動設定のフローチャートで既設定の領域
を参考にしないときは、アドレスの比較を行わないで閾
値Th1、Th2を越える輝度を示すアドレスをそれぞ
れF1領域、F2領域とする。
【0090】一度この領域を記憶しておけば、その後は
取り込んだ火炎に対して、その領域だけの演算を行うこ
とができる。例えば燃空比の分布を求める場合、設定領
域のみのCHラジカルとC2ラジカルの発光強度比を求
め、この発光強度比と燃空比の相関関係から燃空比を演
算すると演算時間が短縮される。
【0091】図12はF1燃焼器284の火炎のみが取
り込まれた場合であり、容易に領域の設定は可能であ
る。
【0092】図13はF1燃焼器284の火炎とF2燃
焼器272の火炎が同時に取り込まれた場合である。予
めF1領域が設定できていない場合は次のように行う。
これらの火炎は燃料と空気の混合状態が異なるため輝度
が異なり、この輝度の違いを利用して、閾値を適当に設
定することにより、分別できる。
【0093】以上のように、本実施例の自動露光および
領域設定が可能な燃空比評価装置では、1台のカメラを
用いて、通常のカラー画像による火炎の監視と、燃空比
の分布画像を求めることができる。しかも、この燃空比
の分布画像を得るに必要な時間は短く、かつその、精度
も良い。
【0094】また、装置の操作も容易である。したがっ
て、燃料量及び空気量をより精密に制御することがで
き、環境性に優れ、かつ、燃焼効率の高い燃焼システム
を得ることができる。また、カメラが一台であるためピ
ントの調整は容易である。
【0095】本実施例のカメラ820は、そのまま広く
火炎の燃焼状態を測定するのに使用可能である。この場
合、火炎のもととなる燃料は、天然ガス、重油等様々な
液体、気体の燃料について適用することができる。これ
は、これらの燃料はいずれもC、H等の元素を含み、火
炎部分においては、CHラジカル等の発光を伴っている
からである。但し、Cを含んでいても石炭等のような固
体燃料は、燃焼の際に、ラジカル発光の他に輻射熱も放
出するため、カメラ820をそのまま適用するのではな
く、別途、なんらかの対策を施す必要がある。カメラの
受光素子の感度曲線等を変更すれば、他のあらゆる燃焼
状態の評価に使用できるのは言うまでもない。
【0096】次に本発明に係る燃焼制御装置の他の実施
例について説明する。
【0097】本実施例に係る燃焼制御装置は、評価領域
に対して1台のカメラで複数のバーナの燃焼性を評価、
制御する点を特徴とするものである。
【0098】図2の燃焼器200はガスタービン燃焼器
であり、F1燃焼器284とF2燃焼器272とを有し
ている。カメラ820からの撮像結果に基づいて画像処
理を行い、演算された燃空比分布画像は、画像処理モニ
タ810に表示され、F1燃焼器284とF2燃焼器2
72で形成される火炎帯の燃空比分布全体が同時に測定
できる。したがって、本実施例においては、同時に複数
のバーナの燃焼状態を評価し、管理できる効果がある。
【0099】F1燃焼器284で形成される火炎243
やF2燃焼器272で形成される火炎241は、それぞ
れの火炎帯では均一の燃空比で燃焼することが望ましい
が、なんらかの原因で燃空比の分布が不均一になってい
る場合が有る。本実施例によれば、不均一となっている
事実、およびその不均一となっている場所を特定するこ
とができる。
【0100】図12、図13に示すように、F1燃焼器
284内側の燃焼状態を評価する際には、画面上、この
火炎243の映っている領域のデータを用いて判断し、
F2燃焼器272の燃焼状態を評価する際には、火炎2
41の映っている領域のみを用いて判断する。
【0101】図14はF1燃焼器284とその燃焼火炎
243の画像処理結果を示す図である。同図において1
〜8はノズル番号であり、同図に示すようにノズル2、
ノズル5の燃空比が他のノズルの燃空比と異なるときは
図14の左の図のように画像処理による燃空比の不均一
があきらかとなる。この図では判りやすいようにノズル
単位で説明したが、同一ノズルにおける燃空比の不均一
も測定可能である。これは火炎の発光分布を露光量が適
正状態下に取り込むと火炎の発光分布のダイナミックレ
ンジが大きくとれ、分解能が高くなるためである。した
がって、この燃空比の不均一を解消すべく、燃料量、空
気量の調整等を行うことができる。あるいは、この不均
一の原因が燃焼器自体の構造的なものであれば、改造個
所も明らかになる。炎を均一に燃焼させることは、燃焼
効率の向上につながり、また、排出ガス中の窒素酸化物
濃度も低減できるので、燃空比分布の測定は非常に効果
的である。
【0102】なお、測定対象が複数あり、かつ、その光
の波長が測定対象によって異なっているような場合、例
えばF1燃焼器284には炭化水素系の燃料を使用し、
F2燃焼器272には炭化水素を含まない燃料を使用す
る場合には、CCDの撮像面上の位置に応じて前記シャ
ッター速度、絞り径の少なくとも一方を変更することに
より感度特性を変えても良い。言うまでもなく、F1燃
焼器284を測定するときの感度特性は、F1燃焼器2
84の光を観測するに適したものとする。
【0103】一方、周辺領域の測定をするときの感度特
性は、F2燃焼器272に適したものとする。
【0104】上記実施例の説明ではカラー画像用のモニ
タと、分光分析用のモニタとを別々に設けていたが、テ
レビモニタを1台としてもよい。この場合でも、両機能
の切り換えは装置内での信号処理の内容(あるいはモニ
タに出力する信号の選択)を変更するだけでよいため、
故障等の生じる可能性はほとんどない。また、操作も容
易である。
【0105】上記実施例の説明においては、CCDを使
用したカメラを前提として説明を行ったが、これに限定
されるものではない。撮像面上において、画素毎に検出
波長範囲を異なるものとすることができるカメラであれ
ば、他の原理あるいは他の方式によって光を検出するカ
メラにも適用可能であることは言うまでもない。
【0106】図15は、本発明の燃焼制御装置を備えた
火力発電プラントの制御システムの一実施例の構成を示
す概略図である。同図において燃焼条件の空気温度は空
気温度センサ282、空気圧力は空気圧力センサ27
8、空気湿度は空気湿度センサ286、燃料発熱量は燃
料発熱センサ254で測定されて、燃焼条件・燃焼結果
マップ708に取り込まれる。
【0107】また、空気量、燃料量は図10で述べた測
定結果を取り込むのが好ましいが、代替値として空気流
量制御信号716、燃料流量制御信号718を取り込ん
でもよい。これらの燃焼条件と空気量、燃料量に対する
燃焼器200の燃焼状況に関して画像処理装置808か
らの信号が取り込まれる。
【0108】また、排ガスセンサ280、あるいは燃空
比センサ281で測定されて、燃焼条件・燃焼結果マッ
プ708にそれぞれ対比して取り込まれる。
【0109】燃空比は低いほどNOxも低いことが知ら
れているが、その反面、失火する確率も高くなる。この
ため得られた燃空比から空気量、燃料量を増減する指令
が与えられている。この燃空比とNOx、失火を発生し
ない安定燃焼の限界は燃焼条件ごとに逐次、記憶され
て、実機としての燃焼器の制御指令用のマップとして、
利用できる。
【0110】このようにして、燃焼条件と負荷要求に対
するこの燃焼器特有の最適な燃料量、空気量の指令値が
燃焼条件・燃焼結果マップ708に記憶されていく。前
記したように燃焼条件はそれぞれの条件の組合せで無数
にあるので、燃焼状況に有意差のない範囲は同一の条件
と見做して取扱う。
【0111】ホストコンピュータ700は負荷要求や予
め入力されている基本制御計画に基づき、稼働指令およ
び負荷指令を出力する。MPUー1(全体制御)701
は稼働指令および負荷指令を受けて、燃料流量、空気流
量を決定し、流量指令値を出力する。ここで、燃焼条件
の空気温度、湿度、等は各センサで適宜測定されて、マ
ップ参照のポインタになる。
【0112】燃焼条件に変化があった場合にはポインタ
が、直ちに燃焼条件に対応した燃焼条件・燃焼結果マッ
プ708を参照して流量制御信号に変換し、燃料量、空
気量を適正に調整する。
【0113】本実施例では、燃焼条件の変化する速度を
考慮して、燃焼条件のサンプリングタイムに差を持たせ
た。すなわち、温湿度の変化はゆるやかであるのでサン
プリングを遅く、負荷要求に対してはサンプリングを速
くした。
【0114】ところで燃料発熱量は通常遅い変化である
が、燃料タンクの安全弁が作動したときの燃料発熱量は
高くなる。NOx値は空気中の窒素が高温にさらされた
ときに生じるので、発熱量が高い燃料ガスの場合は一般
に燃空比は低くするのが良い。この発熱量変化は安全弁
から燃焼器までの配管の長さに依存する時定数を以っ
て、燃焼器に達する。この時定数は装置によって固有で
あるので、安全弁の動作を検出して、割込み制御ができ
る。燃料タンクの安全弁の動作が復帰したら、一定の時
定数を持たせて通常の燃空比の指令値に戻る。ここで
は、図示していないが安全弁の動作信号を元に割込みを
発生して、時定数を合わせた燃料流量制御信号718を
出力できる。
【0115】安全弁の動作信号を使わない手段として、
発熱量サンプリングタイムを速くすることによる対応も
可能である。
【0116】ここでは安全弁の動作に対して、燃料量を
増減する制御について述べたが、空気量を制御しても良
い。
【0117】また、安全弁からのガスを別配管に逃すこ
とも有効な手段である。実際には安全弁が動作したと
き、あるいは液化天然ガス(LNG)組成の違いを含め
て、燃料発熱量の変化は代表性状として2〜5程度を表
あるいはマップとして準備しておけば十分である。これ
により、燃料発熱量に対応した燃空比を出力できる。
【0118】ところで、ここまでは定格回転時の流量の
制御について述べてきたが、発電機400の起動時には
燃焼器200に圧縮空気を送りこむ圧縮機100の回転
数が変化するため、圧縮機100の空気圧力が変化す
る。このため、発電機400起動時の流量制御は定格時
とは異なるパターンとする必要がある。このため起動時
には起動パターン710を別途設けて、起動時の流量制
御を行う。この起動パターンも空気量、温度、湿度、圧
力、燃料発熱量などの燃焼条件の違い、起動条件の違い
を保持している。
【0119】次にメモリ領域のデフォルト値712は学
習するマップ708に対して、試運転時に設計値を入力
しておく領域である。これは過去の燃焼器のデータベー
スから同型の燃焼器の最適値を試運転前に入力する領域
である。この領域はバックアップのためにROMを用い
るか、あるいはRAMにする場合、簡単に書替ができな
いプロテクトを掛けておくのが良い。新たな燃焼器の運
転当初はこの指令値を利用して、燃焼条件と負荷要求に
対する流量制御を行う。
【0120】前記したようにカメラによる画像情報から
燃空比を演算して、その燃空比とNOxの相関が得られ
るので、カメラ情報をリアルタイムでフィードバックし
て最適な燃空比に制御することができる。この他、例え
ばNOxの値をリアルタイムでフィードバックして、最
適な燃空比に制御することが考えられるが、NOxセン
サの耐熱性から本発明ではタービン300の出口に設置
して置くのが、実用的であるため、燃空比とNOxの実
測値には時間的な遅れがある。このようにNOxのみに
よるフィードバック制御は困難であり、前記した燃焼条
件と燃焼結果を学習しておいて、オフラインで過去のデ
ータを利用することもできる。
【0121】この他、本発明の燃焼制御装置に使用され
るR、G、B出力の分光カメラは例えば、プラズマ化学
プロセスにおけるプロセス管理への適用が考えられる。
プラズマ化学プロセスとは、発光を伴うラジカルを反応
に使用して、物質を合成するプロセスであり、発光を伴
うラジカルの分布状態が製品の性状を大きく左右する。
したがって、このラジカルの分布状態を常に監視しつ
つ、プロセスチャンバ内圧や原料供給量等を制御する必
要がある。
【0122】しかしながら、現状においては、ラジカル
発光強度分布の監視を行うことはまれであり、通常は、
単に完成品を検査するのみである。そのため、現状にお
いては、不合格性状を示す割合が高い。現状において、
ラジカルの発光強度分布の監視をほとんど行っていない
のは、従来のカメラを使用したのでは、装置が複雑化す
るからである。すなわち、従来のカメラでは、レンズの
前に、特定波長域の光のみを通過させるフィルタを配置
しなければならない。さらに、監視するラジカルが2種
類以上有る場合や、また、通常のカラー画像をも得たい
場合には、フィルタの切り換えなどを行うための機械的
な駆動機構を設けるか、カメラを複数台使用しなければ
ならない。
【0123】駆動機構等を設けた場合には、故障等の生
じる可能性も大きく、また取扱も面倒になる。
【0124】またカメラを複数台、使用する構成とした
場合には、複数のカメラで、常に、同一の発光部分を捉
えなければならないが、これは非常に困難である。な
お、ここで言う従来カメラとは、R、G、Bの検出波長
域が互いに重なりあって、全可視波長域を検出波長域と
するものを指す。本発明の分光カメラと露光制御回路を
用いた分光システムは、このような問題を伴うことなく
適用することができる。したがって、常にラジカル発光
強度分布の監視を行うことができ、品質を高めることが
できる。
【0125】次に図16に火力発電装置全体の概略構成
を示す。同図において燃料は燃料タンク244から供給
され、気化器248で気化されて燃料供給管264へ送
られる。燃料は、発熱量測定装置260で測定され、燃
料量制御弁256で流量を制御され、ガスタービン燃焼
器200へ送られる。ここで、使用する燃料がLNGな
ど沸点の低い燃料の場合には、燃料タンク244中で燃
料の一部が気化し、燃料タンク244内の圧力が上昇す
る。このとき燃料タンク244の破壊を防ぐため、タン
ク内の圧力を燃料タンク内圧力ゲージ装置246で測定
し、タンク内の圧力が制限値を越えると燃料タンク内圧
力安全弁252を開き、タンク内の気体の一部を燃料供
給管264へ放出する。
【0126】タンク内で気化した気体は沸点の低い成分
が多く、通常供給される燃料の組成とは異なるため、燃
料タンク内圧力安全弁252を開くと燃料組成、発熱量
が変動する。このため発熱量測定装置260は圧力安全
弁252の下流側に設けられる。
【0127】一方、空気290は空気流量センサ230
で空気流量を、空気湿度センサ232で湿度を測定され
た後、空気圧縮機100に吸入され、高圧空気となる。
高圧空気は空気入口圧力センサ233で圧力を、ガスタ
ービン燃焼器入口空気温度センサ228で温度を測定さ
れた後、ガスタービン燃焼器200へ送られる。
【0128】なお、ここで大気温度及び湿度と空気圧縮
機100の特性とから空気圧縮機100に吸入される空
気量が計算できる場合、また、空気圧縮機100に吸入
される空気量が一定となるような制御装置が備えられて
いる場合には、空気流量センサ230は必ずしも必要で
はない。
【0129】ガスタービン燃焼器200は外筒274と
内筒286から構成され、外筒274と内筒286の間
を高圧空気271が流れ、燃焼用空気としてF2予混合
燃焼器260へ供給される。高圧空気292の一部は内
筒冷却用空気として燃焼室へ供給される。燃焼室の下流
側には稀釈空気量制御装置が設けられている。
【0130】ガスタービンの負荷が小さいときには燃焼
用空気の一部を稀釈空気として燃焼器下流側に放出す
る。燃料は燃料ノズルから供給され、燃焼用空気と混合
された後、F2の燃焼器272で燃焼される。F2燃焼
器272に設けられた保炎器242の作用により保炎器
の下流に高温気体の循環流が形成され、この循環流から
の熱により予混合火炎が安定化される。予混合火炎から
発生した気体は、内筒冷却用空気、稀釈空気と混合され
高温燃焼空気288となり、トランジションピース26
1を経てガスタービン300へ導かれる。ガスタービン
300、及びガスタービン300と接続された空気圧縮
機100、及び発電機400を駆動した高温燃焼空気2
88は低温の燃焼排ガス506となり、排煙脱硝装置へ
導かれる。低温の燃焼排ガス中の窒素酸化物は排煙脱硝
装置中でアンモニアとして反応し、窒素へ転換される。
【0131】低温の燃焼排ガス506はまた、廃熱回収
ボイラ502へ導かれる。廃熱回収ボイラ502で発生
した蒸気504により蒸気タービン500が駆動され
る。この蒸気タービンもまた、発電機400と接続され
ている。蒸気タービン500を駆動した蒸気は復水器5
08で水となり、再び廃熱回収ボイラ502へ供給され
る。なお、ここで廃熱回収ボイラと排煙脱硝装置の位置
は逆でもよい。燃焼排ガスは廃熱回収ボイラを経て煙突
で他のガスタービンからの排ガスと混合され、大気中に
放出される。
【0132】図17は火炎画像処理領域の一部の輝度を
用いて露光量を制御する説明図である。火炎輝度による
露光制御は図9に示すような手段により、正確に行うこ
とができるが、限定した領域のみの輝度を監視するとし
ても一定の時間を要する。このため、画像処理を行う領
域全体でなく、領域の代表的な輝度を示す一部の領域の
信号を用いて、露光制御を行うものである。これにより
燃焼器の負荷変動時にも速やかに適当な露光制御が実現
できる。
【0133】
【発明の効果】本発明による燃焼制御装置では、発光強
度が著しく異なる燃焼器の燃焼状態を1台のカメラで、
ハレーションを起こすこと無く、測定することができ
る。
【0134】また、人間の肉眼により認識できる画像に
近いカラー画像と、特定波長の光のみを抽出した燃空比
の演算ができるので、コスト的に有利である。
【0135】また、波長毎の分光に際して、カメラ外付
けのフィルタ等を使用しないため、故障等も少なく、操
作も通常のカメラと同様である。
【0136】本発明の分光システムを例えば燃焼制御装
置に適用すれば、カラー画像と、燃空比等に基づく観察
との両方を行うことができる。また、焦点調整といった
単純な光学調整のみで、火炎の燃焼性を短時間に空間的
に評価できる。したがって、、火炎診断を正しく行うこ
とができ、燃焼制御の精度も向上する。さらに、これら
の装置を適用することで環境性に優れ、燃焼効率の高い
燃焼システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃焼制御装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1に示した本発明に係る燃焼制御装置の要部
の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る燃焼制御装置に用いられるカメラ
の相対検出感度を示す特性図である。
【図4】火炎の発光スペクトルを示す図である。
【図5】火炎の燃空比と各ラジカルの発光強度との関係
を示す特性図である。
【図6】ラジカル間の発光強度比と燃空比との関係を示
す図である。
【図7】露光条件を変更しない場合の検出信号と燃空比
の関係を示す説明図である。
【図8】露光条件を変えた場合の検出信号と燃空比の関
係を示す説明図である。
【図9】本発明に係る燃焼制御装置に用いられるカメラ
の露光量制御回路の処理内容を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明に係る燃焼制御装置の画像処理領域を
設定する領域設定手段の処理内容の一例を示すフローチ
ャートである。
【図11】本発明に係る燃焼制御装置の画像処理領域を
設定する領域設定手段の処理内容の他の例を示すフロー
チャートである。
【図12】本発明に係る燃焼制御装置の画像処理領域の
一例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る燃焼制御装置の画像処理領域の
他の例を示す説明図である。
【図14】本発明に係る燃焼制御装置の画像処理手段に
よる画像処理結果を示す説明図である。
【図15】本発明に係る燃焼制御装置を用いた燃焼制御
システムの全体構成を示すブロック図である。
【図16】本発明に係る燃焼制御装置を用いた火力発電
システムの全体構成を示す図である。
【図17】本発明に係る燃焼制御装置に用いられるカメ
ラの露光量制御を画像処理領域の一部の領域の輝度デー
タを用いて行なう例を示す説明図である。
【符号の説明】
200 燃焼器 241 火炎 256 燃料制御弁 270 空気制御弁 271 空気制御弁 272 F2燃焼器 284 F1燃焼器 802 カラーモニタ 810 画像処理モニタ 804 画像取り込み部 805 領域設定部 806 演算部 808 画像処理部 812 記憶部 814 比較部 816 燃料量制御部 818 空気量制御部 820 カメラ 821 ミラー 822 光ファイバ 824 画像記憶装置 826 記憶部 850 露光制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成する燃焼器と、該燃焼器内の火炎のラジカルの発光
    輝度を測定する発光輝度測定手段と、前記発光輝度に基
    づいて燃焼器に導入される前記空気量と燃料量との燃空
    比を演算する燃空比演算手段と、前記火炎の燃焼状態を
    表示する表示手段と、前記燃空比から前記燃焼器に導入
    する燃料量と空気量とを制御する制御手段とを有する燃
    焼制御装置において、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に
    対し、領域を限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により設定された領域の画像について画
    像処理を行う画像処理手段とを有することを特徴とする
    燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成する燃焼器と、該燃焼器内の火炎のラジカルの発光
    輝度を測定する発光輝度測定手段と、前記発光輝度に基
    づいて燃焼器に導入される前記空気量と燃料量との燃空
    比を演算する燃空比演算手段と、前記火炎の燃焼状態を
    表示する表示手段と、前記燃空比から前記燃焼器に導入
    する燃料量と空気量とを制御する制御手段とを有する燃
    焼制御装置において、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に
    ついて、カメラからの撮像信号を取り込み、単位領域毎
    の輝度データを記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されている輝度データのうち一定値以
    上の輝度を示す輝度データが格納されているアドレスに
    対応する単位領域により形成される前記カメラ視野の領
    域に限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により限定された領域について画像処理
    を行う画像処理手段とを有することを特徴とする燃焼制
    御装置。
  3. 【請求項3】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成する燃焼器と、該燃焼器内の火炎のラジカルの発光
    輝度を測定する発光輝度測定手段と、前記発光輝度に基
    づいて燃焼器に導入される前記空気量と燃料量との燃空
    比を演算する燃空比演算手段と、前記火炎の燃焼状態を
    表示する表示手段と、前記燃空比から前記燃焼器に導入
    する燃料量と空気量とを制御する制御手段とを有する燃
    焼制御装置において、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に
    ついて、カメラからの撮像信号を取り込み、単位領域毎
    の輝度データを記憶する記憶手段と、 該記憶手段に記憶されている輝度データのうち第1の閾
    値以上の輝度を示す輝度データが格納されているアドレ
    スに対応する単位領域により形成される前記カメラ視野
    の領域を第1の領域として限定すると共に、前記記憶手
    段における前記カメラの全視野領域に対応する記憶エリ
    アより前記既設定の領域に対応する記憶エリアを削除し
    た記憶エリアに格納された輝度データのうち第2の閾値
    以上の輝度を示す輝度データが格納されているアドレス
    に対応する単位領域により形成される領域を第2の領域
    として限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により限定された複数の各領域について
    画像処理を行う画像処理手段とを有することを特徴とす
    る燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】 前記領域設定手段は、複数の領域の設定
    を前記表示手段の表示画面上に輪郭線の連結された領域
    として表示させることを特徴とする請求項3に記載の燃
    焼制御装置。
  5. 【請求項5】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成するガスタービンを駆動する燃焼器と、該燃焼器内
    の火炎のラジカルの発光輝度を測定する発光輝度測定手
    段と、前記発光輝度に基づいて燃焼器に導入される前記
    空気量と燃料量との燃空比を演算する燃空比演算手段
    と、前記火炎の燃焼状態を表示する表示手段と、前記燃
    空比から前記燃焼器に導入する燃料量と空気量とを制御
    する制御手段とを有する燃焼制御装置において、前記発
    光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に対し、
    領域を限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により設定された領域の画像について画
    像処理を行う画像処理手段と、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの露光量を画像
    処理対象領域の発光輝度に応じて調整する露光量制御手
    段とを有することを特徴とする燃焼制御装置。
  6. 【請求項6】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成するガスタービンを駆動する燃焼器と、該燃焼器内
    の火炎のラジカルの発光輝度を測定する発光輝度測定手
    段と、前記発光輝度に基づいて燃焼器に導入される前記
    空気量と燃料量との燃空比を演算する燃空比演算手段
    と、前記火炎の燃焼状態を表示する表示手段と、前記燃
    空比から前記燃焼器に導入する燃料量と空気量とを制御
    する制御手段とを有する燃焼制御装置において、前記発
    光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に対し、
    領域を自動的に限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により設定された領域の画像について画
    像処理を行う画像処理手段と、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの露光量を画像
    処理対象領域の発光輝度に応じて自動的に調整する露光
    量制御手段とを有することを特徴とする燃焼制御装置。
  7. 【請求項7】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成するガスタービンを駆動する燃焼器と、該燃焼器内
    の火炎のラジカルの発光輝度を測定する発光輝度測定手
    段と、前記発光輝度に基づいて燃焼器に導入される前記
    空気量と燃料量との燃空比を演算する燃空比演算手段
    と、前記火炎の燃焼状態を表示する表示手段と、前記燃
    空比から前記燃焼器に導入する燃料量と空気量とを制御
    する制御手段とを有する燃焼制御装置において、前記発
    光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に対し、
    領域を限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により設定された領域の画像について画
    像処理を行う画像処理手段と、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの露光量を画像
    処理対象領域の発光輝度に応じて調整する露光量制御手
    段と、 異なる複数の燃焼方式により形成される複数の火炎にそ
    れぞれ対応した領域の前記カメラの露光量と燃空比の関
    係を示す検量線を自動的に求める演算手段とを有するこ
    とを特徴とする燃焼制御装置。
  8. 【請求項8】 空気と燃料とを混合して燃焼させ火炎を
    形成する燃焼器と、該燃焼器内の火炎のラジカルの発光
    輝度を測定する発光輝度測定手段と、前記発光輝度に基
    づいて燃焼器に導入される前記空気量と燃料量との燃空
    比を演算する燃空比演算手段と、前記火炎の燃焼状態を
    表示する表示手段と、前記燃空比から前記燃焼器に導入
    する燃料量と空気量とを制御する制御手段とを有する燃
    焼制御装置において、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの全視野領域に
    対し、領域を限定する領域設定手段と、 該領域設定手段により設定された領域の画像について画
    像処理を行う画像処理手段と、 前記発光輝度測定手段を構成するカメラの露光量を画像
    処理対象領域の一部の領域の発光輝度に応じて調整する
    露光量制御手段とを有することを特徴とする燃焼制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかに記載の燃焼
    制御装置を備えた火力発電プラント。
JP4710295A 1995-03-07 1995-03-07 燃焼制御装置 Pending JPH08247448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4710295A JPH08247448A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 燃焼制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4710295A JPH08247448A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 燃焼制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08247448A true JPH08247448A (ja) 1996-09-27

Family

ID=12765822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4710295A Pending JPH08247448A (ja) 1995-03-07 1995-03-07 燃焼制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08247448A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370348B1 (ko) * 1998-03-31 2003-03-28 두산중공업 주식회사 연소진단용화염영상특징추출방법및장치
JP2008114384A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Kanto Auto Works Ltd イトロ添加剤吐出量制御装置
JP2017072503A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社メイテック 煙点測定装置及び煙点測定方法
JP2018017413A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 リンナイ株式会社 燃焼装置
KR20230112308A (ko) * 2022-01-20 2023-07-27 성균관대학교산학협력단 기계학습을 사용한 연소기의 연소 모니터링 방법 및 장치
JP2024041461A (ja) * 2022-09-14 2024-03-27 国立大学法人東海国立大学機構 燃焼診断装置、燃焼診断システムおよび燃焼診断装置プログラム
WO2026058607A1 (ja) * 2024-09-13 2026-03-19 川崎重工業株式会社 燃焼判定システム、ボイラおよび燃焼判定方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370348B1 (ko) * 1998-03-31 2003-03-28 두산중공업 주식회사 연소진단용화염영상특징추출방법및장치
JP2008114384A (ja) * 2006-10-31 2008-05-22 Kanto Auto Works Ltd イトロ添加剤吐出量制御装置
JP2017072503A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 株式会社メイテック 煙点測定装置及び煙点測定方法
JP2018017413A (ja) * 2016-07-25 2018-02-01 リンナイ株式会社 燃焼装置
KR20230112308A (ko) * 2022-01-20 2023-07-27 성균관대학교산학협력단 기계학습을 사용한 연소기의 연소 모니터링 방법 및 장치
JP2024041461A (ja) * 2022-09-14 2024-03-27 国立大学法人東海国立大学機構 燃焼診断装置、燃焼診断システムおよび燃焼診断装置プログラム
WO2026058607A1 (ja) * 2024-09-13 2026-03-19 川崎重工業株式会社 燃焼判定システム、ボイラおよび燃焼判定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5547369A (en) Camera, spectrum analysis system, and combustion evaluation apparatus employing them
CN101641581B (zh) 用于摄像机支持地检测气态的化学反应产物的辐射强度的方法以及该方法的应用和相应的设备
Vattulainen et al. A system for quantitative imaging diagnostics and its application to pyrometric in-cylinder flame-temperature measurements in large diesel engines
Svensson et al. Calibration of an RGB, CCD Camera and Interpretation of its Two-Color Images for KL and Temperature
US10378957B2 (en) System and method for measuring coal burner flame temperature profile using optical device
JP2011080754A (ja) 燃焼機器制御のための画像センシングシステム、ソフトウェア、装置、及び方法
Trindade et al. Characterization of combustion chemiluminescence: an image processing approach
CN106644102A (zh) 一种基于彩色ccd相机的碳氢火焰温度测量方法
Huang et al. Transient two-dimensional temperature measurement of open flames by dual-spectral image analysis
US10656095B2 (en) Systems and methods for wavelength spectrum analysis for detection of various gases using a treated tape
US4756684A (en) Combustion monitor method for multi-burner boiler
JPH08247448A (ja) 燃焼制御装置
JP5918993B2 (ja) 高彩度色光生成装置及び色再現評価方法
JPH07133927A (ja) 燃焼器制御装置
JP7394617B2 (ja) 空気比推定システム、空気比制御システム、並びに未燃検知システム又は失火検知システム
JPS6225934B2 (ja)
Gallo et al. A study of in-cylinder soot oxidation by laser extinction measurements during an EGR-sweep in an optical diesel engine
JPH09203664A (ja) 色合い検査装置
CN110285445A (zh) 基于燃烧当量比控制燃料及空气供给量的方法、系统及装置
KR100240228B1 (ko) H.s.i 색모델을 이용한 발전설비용 버너화염 감시진단장치
CN110298130B (zh) 基于空燃当量比优化燃烧器燃料和空气供给结构空间分布的方法
JPS60263012A (ja) 火炎監視方法
JP2021039065A (ja) 温度分布測定方法および測定装置
JPH02157515A (ja) ガスタービン燃焼器の火炎分光映像装置
JP2024041461A (ja) 燃焼診断装置、燃焼診断システムおよび燃焼診断装置プログラム