JPH0824762A - 毛束カット刷毛及び液体の塗布方法 - Google Patents

毛束カット刷毛及び液体の塗布方法

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JPH0824762A
JPH0824762A JP16952994A JP16952994A JPH0824762A JP H0824762 A JPH0824762 A JP H0824762A JP 16952994 A JP16952994 A JP 16952994A JP 16952994 A JP16952994 A JP 16952994A JP H0824762 A JPH0824762 A JP H0824762A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、壁面の目地等の溝に対して、
シーリング用プライマー、塗料さらに溶剤系接着材等の
液体を効率よく且つ確実に塗布することができる刷毛及
び塗布方法を提案することにある。 【構成】本発明は、毛束幅方向の両側面または一側面を
上方から下方にかけて穂先がくさび型となるようにカッ
トし、前記毛束の幅方向の両側面または一側面に傾斜塗
布面を形成した毛束カット刷毛であり、またこの毛束カ
ット刷毛を用いて、傾斜塗布面を液体を塗布すべき面の
凹部側面にあてることにより液体を塗布する液体の塗布
方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の壁面等にシーリ
ング用プライマー、塗料さらに溶剤系接着材等の液体を
塗布する刷毛及びその刷毛を使用した塗布方法に関する
ものであって、平らな面のみならず、目地等の溝に対し
ても液体を効率よく塗布することができる刷毛及び塗布
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、塗料等の液体を塗布する刷毛は、
広い面積に均一に液体を塗布できるように、毛束の穂先
が一定の長さに揃えてある。このような刷毛を使用して
箱目地、V溝または壁入隅部等の凹部に液体を塗布する
際には、図5に示すように、刷毛51の毛束52を溝5
5と平行に挿入し、毛束52の長手方向に刷毛51を動
かして塗布を行っていた。特に、液体の塗布面に形成さ
れた凹部である溝55の側面55aに塗料等を塗布する
際には、毛束52の穂先52aがあたりにくいために、
刷毛51を傾けて塗布作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な塗布作業を行うと、塗布すべき面の凹部の幅や形状に
よって、毛束の穂先が凹部側面にうまくあたらない場合
があり、溝側面部への塗装ムラが問題となっていた。そ
して、この場合、別に用意した小型の刷毛を用いて再度
塗布作業を行う必要があり、時間がかかり、作業効率が
よくないという問題点があった。
【0004】また、特にシーリング用プライマーを塗布
する場合など、外壁面等の凹部が巾5mm以下になる場
合があるが、このような場合、溝側面に刷毛の穂先をあ
てることがさらに難しくなり、プライマー塗布作業の品
質不良が生じ、シーリング材付着不足による雨漏りの原
因となるなどの問題点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は平らな面のみなら
ず、外壁面の目地や入隅部等の凹部に対しても液体を効
率よく塗布することができる刷毛及び塗布方法を提案す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る毛
束カット刷毛は、毛束幅方向の両側面または一側面を上
方から下方にかけて穂先がくさび型となるようにカット
し、この毛束の幅方向の両側面または一側面に傾斜塗布
面を形成した毛束カット刷毛を構成して上記課題を解決
している。
【0007】また、本発明は、毛束の幅方向の両側面ま
たは一側面を上方から下方にかけて穂先がくさび型とな
るようにカットし、この毛束の幅方向の両側面または一
側面に傾斜塗布面を形成した毛束カット刷毛を用い、傾
斜塗布面を液体を塗布すべき面に形成される凹部側面に
あてることにより液体を塗布する液体の塗布方法を提案
する。
【0008】
【作用】本発明の毛束カット刷毛は、先端が細くなった
くさび型の毛束の穂先が凹部に入り込み、凹部内に塗料
等の液体を容易に塗布することを可能とする。特に、毛
束幅方向の両側面または一側面に形成された傾斜塗布面
が、凹部側面にあたるために、溝が細い場合も毛束の穂
先が溝の側面にあたり、液体をむらなく塗布する。さら
に、毛束の側面形状は通常の刷毛と変わらないため十分
な刷毛の含みを有し、平らな面の塗装作業に対しても使
用することができる。
【0009】さらに、本発明の上記毛束カット刷毛を用
いた液体の塗布方法によれば、毛束の両側面または一側
面に形成された傾斜塗布面を溝側面にあてるように液体
を塗布するために、凹部側面をむらなく塗ることができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図を用いて本発明の毛束カット刷毛及
び同毛束カット刷毛を用いた液体の塗布方法を説明す
る。図1は本発明の第1実施例の刷毛の側面図であり、
図2は第1実施例の刷毛の一部斜視図である。
【0011】図1(a),(b),(c) 及び図2に示すように、
本実施例の刷毛1は、ハンドル2に毛束3を取り付けて
なり、ハンドル2と毛束3の結合部に金環4を巻き付け
て毛束3を束ねている。ハンドル2は毛束3に対して傾
斜しており、筋違刷毛としている。また、毛の材質は、
アクリル樹脂毛若しくは馬毛を用いているが、使用用途
によって毛の太さ、やわらかさ等に関して最適なものが
選択される。特にALC板等の粗面には、馬毛が適して
いる。
【0012】毛束3の両側面は、所定部分を斜めにカッ
トし、この部分に傾斜塗布面5、6が形成している。な
お、図1の側面図において、ハンドル2が傾斜する側が
毛束3のアゴ3aとなり、反対側がアタマ3bとなる。
なお、毛束3の寸法は、ハンドル2との結合部で幅L1
が70mm、厚さL2が13mm程度であり、毛束3の長さ
L3は60mm程度である。
【0013】傾斜塗布面5、6は、毛束3のアゴ3a上
方からアタマ3b下方に向かって毛束3を斜めにカット
することにより形成されている。毛束3のアゴ3aは穂
先が尖ったくさび型とし、アタマ3bは通常の刷毛と同
様に所定の厚さを保っている。すなわち、図1(c) に示
すように刷毛1のアタマ3bのカット量を小さくし、液
体の含みを確保する。また、図1(b) に示すようにアゴ
3aのカット量を大きくし、先端を尖らせて目地幅が小
さくても毛束3先端が容易に目地等に入り込むことがで
きる形状としてある。なお、毛束3のカット量はアゴ3
aで45〜50mm程度であり(C1)、アタマ3bで5
〜10mm程度である(C2)。
【0014】次に、図3を用いて、上記刷毛1を使用し
たシーリング用プライマーの塗布方法を説明する。同図
に示す溝55は、ALC板(軽量気泡コンクリート板)
を用いて壁Wを構築した際、各ALC板間に形成される
幅5mm乃至15mm程度の目地であり、V溝となってい
る。なお、シーリング用プライマーは、板間の目地の止
水のために行われるシーリング材の打設作業に先立って
行われるもので、シーリング材のALC板への付着を良
好にするためのものである。
【0015】プライマーの液体を壁Wの溝55に塗布す
る場合、穂先を尖らせたアゴ3aを溝に挿入し、次にア
タマ3bを溝に挿入する。刷毛1の長手方向を溝55と
平行に置き、溝55に沿って刷毛1を往復させて塗布作
業を行う。刷毛1を往復させる際は、穂先の先端が溝5
5に良好に入り込むように、毛束3のアタマ3b方向に
刷毛1を動かしてプライマーを溝55内に置いていく。
そして、プライマーの含みを有するアタマ3bが溝55
側面、隙間等にむらなく塗布する。
【0016】図3(A) に示すように、このとき、アゴ3
aのカット量が大きく角度が小さい穂先が幅のせまいA
LC板の合わせ目55aまで入り込み、同部分にプライ
マーを塗布することが可能となる。また、さらに刷毛1
を溝55に押し付けるように動かせば、図3(B) に示す
ように、毛束3の傾斜塗布面5、6が溝55の垂直側面
55bに当たり、この部分にもプライマーを確実に塗布
する。さらに、図3(C) に示すように、刷毛1を一方に
ひねるようにして動かすことによって、一方の傾斜塗布
面5、6を溝55の垂直側面55b及び傾斜側面55c
にあてることができ、プライマーをむらなく塗布する。
【0017】このように、本実施例の刷毛1を用いるこ
とによって、溝55の側面を再塗装するための別の刷毛
を用いることなく、溝55内にプライマーをむらなく塗
布することができ、作業効率を向上させることができ
る。特に、本実施例の刷毛1は、アゴ3aのカット量を
大きくしており、幅の狭い凹部であっても容易に液体を
塗布することができる。また、毛束3のアタマ3bをカ
ット量を押さえ、通常の刷毛幅と同じ程度に残してある
ので、プライマーの含みを確保することができ、塗布能
力に優れる。
【0018】なお、図3においては、プライマーの塗布
作業について説明したが、その他、塗料や溶剤系接着材
等の塗布作業にも用いることができ、塗料の塗布作業の
ように、通常の刷毛のように平らな塗布面を塗装する際
にも、同じ刷毛1を用いて通常の刷毛と同様に塗布作業
を行うことができる。従って、平らな面から目地等の溝
までをこの刷毛1一本で塗装することができ、この点に
おいても作業効率を向上させることができる。
【0019】次に、本発明の第2実施例を図4を用いて
説明する。本実施例は第1実施例の刷毛で設けた傾斜塗
布面を毛束の一側面のみに形成したものである。
【0020】図4に示すように、本実施例の刷毛21
は、第1実施例と同様に、ハンドル22に毛束23を取
り付けてなり、ハンドル22と毛束23の結合部に金環
24を巻き付けて毛束23を束ねている。そして、毛束
23の一側面を斜めにカットし、傾斜塗布面25を形成
している。
【0021】塗布面25は毛束23のアゴ23a上方か
らアタマ23b下方に向かって毛束23を斜めに切断す
ることによって形成されており、毛束23のアゴ23a
は穂先が尖ったくさび型となる。この刷毛23によって
も、溝の側面を容易に塗装することができ、第1実施例
の刷毛と同様な効果を得ることができる。
【0022】なお、本発明の刷毛について、第1及び第
2実施例を上げて説明したが、本発明の刷毛はこれらに
限られるものではなく、例えば、毛束のアタマは一切カ
ットすることのない形状としてもよい。また、毛束をカ
ットする角度、傾斜塗布面の面積等は多様に変化させる
ことができる。さらに、第1及び第2実施例とも筋違刷
毛について説明したが、平刷毛や寸筒刷毛について同様
な傾斜塗布面を形成することができるのはもちろんであ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明の毛束カット刷毛およびこの毛束
カット刷毛を用いた液体の塗布方法によれば、刷毛の含
みが失われないため、熟練者でなくとも、溝側面、入隅
部、目地側面等の凹部に対しプライマー、塗装等の液体
をむらなく塗布することができ、すくない作業時間で多
くの面積、目地長さを塗装することができ、作業効率を
向上させるとともに作業品質の維持を図ることができ
る。
【0024】また、溝の液体塗布作業に際し、溝幅の大
きさを問わず、別の小型の刷毛を用いずとも一種類の刷
毛で対応でき、さらに、小型の刷毛と違い刷毛の含みが
失われないために、平らな塗布面に対しても通常の刷毛
と同様に塗布作業を行うことができ、作業効率を向上さ
せることもできる。
【0025】さらに、本発明の刷毛を使用することによ
り、何種類もの刷毛を用意する必要がなく、また上記し
たように施工時間も短縮することもできるために、建築
コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例にかかる刷毛の側面図である。
【図2】第1実施例にかかる刷毛の部分斜視図である。
【図3】第1実施例にかかる刷毛を用いたプライマーの
塗布方法の説明図である。
【図4】第2実施例にかかる刷毛の部分斜視図である。
【図5】従来の刷毛を用いた溝に対する液体塗布方法の
説明図である。
【符号の説明】
1、21・・・刷毛 2、22・・・ハンドル 3、23・・・毛束 5、6、25・・・傾斜塗布面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗料等の液体を塗布する刷毛であって、毛
    束幅方向の両側面または一側面を上方から下方にかけて
    穂先がくさび型となるようにカットし、前記毛束幅方向
    の両側面または一側面に傾斜塗布面を形成したことを特
    徴とする毛束カット刷毛。
  2. 【請求項2】塗料等の液体を塗布する刷毛であって、毛
    束の幅方向の両側面または一側面を上方から下方にかけ
    て穂先がくさび型となるようにカットし、前記毛束の幅
    方向の両側面または一側面に傾斜塗布面を形成した毛束
    カット刷毛を用い、前記傾斜塗布面を液体を塗布すべき
    面に形成される凹部側面にあてることにより液体を塗布
    する液体の塗布方法。
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