JPH08247637A - 断熱扉 - Google Patents

断熱扉

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JPH08247637A
JPH08247637A JP5439595A JP5439595A JPH08247637A JP H08247637 A JPH08247637 A JP H08247637A JP 5439595 A JP5439595 A JP 5439595A JP 5439595 A JP5439595 A JP 5439595A JP H08247637 A JPH08247637 A JP H08247637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
heat insulating
insulating material
cfc
cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP5439595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Morikiyo
和宏 森清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Refrigeration Co filed Critical Matsushita Refrigeration Co
Priority to JP5439595A priority Critical patent/JPH08247637A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、冷蔵庫の断熱扉の断熱材にフロン
123またはフロン141bを発泡剤とするウレタン断
熱材を用いた場合、キャップドア材に環状アモルファス
ポリオレフィンを使用し、従来の高い意匠性を維持しな
がら、前記フロン123またはフロン141b断熱材の
強いケミカルアタックでキャップドアが割れる問題を解
消し、キャップドア材の表面処理を行うことにより、フ
ロン123またはフロン141b断熱材に対して強い接
着性を有し、構造体としての強度を有する断熱扉を提供
するものである。 【構成】 キャップドア材を環状アモルファスポリオレ
フィンで射出成形した断熱扉、またキャップドア材のフ
ロン123またはフロン141b断熱材に接する面にプ
ライマーを塗布、プラズマ処理した断熱扉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫、ショーケース
などに使用される断熱扉に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫扉は外観意匠向上のため、
高鮮映の扉表鉄板とその周縁に挿入したラウンドフォル
ムの射出成形でできた樹脂キャップドアと発泡断熱材か
ら成り立つが、発泡断熱材の発泡剤であるフロン11
(トリクロロフルオロメタン)は、塩素をふくんでいる
こと、分解速度が遅いことからオゾン層破壊の原因物質
として全世界でその使用が制限され、フロン規制の対象
となっており、国際的な削減努力が必要となってきてい
る。
【0003】そこで、代替の新規発泡剤としてフロン1
23(1,1−ジクロロ2,2,2−フルオロエタン)
を用いた断熱材(以下フロン123断熱材と呼ぶ)また
はフロン141b(1,1−ジクロロ1−フルオロエタ
ン)を用いた断熱材(以下フロン141b断熱材と呼
ぶ)を適用せざるを得なくなっている。
【0004】以下、図面を参照しながら、上述したフロ
ン123またはフロン141b断熱材で一体発泡した冷
蔵庫の断熱扉について説明する。
【0005】図3〜図6は従来例を示す。まず、1は冷
蔵庫であり、2はその断熱扉である(3図参照)。断熱
扉2は、高鮮映の扉表鉄板3と、その周縁に挿入したA
BS樹脂製のコの字状断面のキャップドア4と、前記キ
ャップドア4と鉄板3で構成された箱型空間5に一体発
泡したフロン123またはフロン141b断熱材6から
構成される(図4参照)。
【0006】前記扉表鉄板3の左右を折り曲げ、左右辺
にキャップドア4を挿入しており、基本構成としては、
前記の構成を示している。
【0007】ここで、発泡剤のフロン123とフロン1
41bの挙動を説明すると、フロン123またはフロン
141b断熱材6の気泡7中にあるフロン123または
フロン141bは、フロン123の沸点が27.5℃で
フロン141bの沸点が32.0℃であるため、通常の
冷蔵庫使用状態では、庫外側ではガス状態で存在し、庫
内側では液状態で存在し、中間域では気液2相で存在す
るが、いずれの状態であっても、分子構造的に水素原子
があるため極性が強く、ベンゼン環などの極性基を有す
るABS樹脂と親和性が強く、非常に溶解しやすい性質
がある。表1に、前記ABS樹脂の特性値を示す。
【0008】この中で、耐フロン性を示す材料程膨潤度
が低く、臨界歪値が大きいという性質がある。次にフロ
ン123またはフロン141bの樹脂へのケミカルアタ
ックの状態を説明する。
【0009】まず、フロン123またはフロン141b
分子を○で示すと気泡7中のフロン123またはフロン
141bは厚さ約数ミクロンの気泡壁8を浸透し、キャ
ップドア4のABS樹脂へ膨潤し、ABSのアクリロニ
トリル・スチレン高分子、グラフト分子、さらにはブタ
ジエンゴム粒の間に侵入して、分子鎖を切断するため、
微小なクレーズ9が生じる(図5参照)。
【0010】この状態で、冷蔵庫の庫外と庫内の温度差
により、断熱扉1がバイメタル状に反ったり、断熱扉2
の開閉が原因で、キャップドア4に僅かな(0.数%程
度)歪が生じると、前記の微小なクレーズ9が拡大して
いき、しまいには約1mm以上の割れ10が無数に発生
するという問題点があった(図6参照)。
【0011】そのため、フロン123またはフロン14
1bに対して耐ストレスクラック性を有し、高い意匠性
を提供しているラウンドフォルムのドア意匠を維持する
キャップドア材、環状アモルファスポリオレフィン等に
する必要があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
に構成された断熱扉2は、キャップドア4が環状アモル
ファスポリオレフィンであり、膨潤度が極めて低く(表
1参照)、ポリオレフィンであるポリプロピレン等に近
い接着性を示すために、ウレタン断熱材5に対してもこ
の傾向を示し、ウレタン断熱材5に対して全く接着性を
示さず、断熱扉2の構造体としての強度が弱くなり、長
期の実使用において、断熱扉2の開閉によるキャップド
ア4のひねりなどで、断熱扉2から徐々にキャップドア
4が抜け落ち、ドアとしての役目を果たさない等の問題
点があった。
【0013】
【表1】
【0014】本発明は、上記問題点に鑑み、前記フロン
123またはフロン141bを発泡剤とする断熱材で一
体発泡しても、高い意匠性を提供しているラウンドフォ
ルムのドア意匠を維持しつつ、フロン123またはフロ
ン141bの強いケミカルアタック性に対してキャップ
ドアが割れず、しかもウレタン断熱材に対して接着性を
有する断熱扉を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の断熱扉は、扉表鉄板と、その周縁に挿入し
た環状アモルファスポリオレフィンで出来たコの字状断
面のキャップドアと、前記キャップドアと鉄板で構成さ
れた箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123
またはフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断
熱材からなる断熱扉で、前記キャップドアのウレタン断
熱材に接触する面にプライマーを塗布した構成を備えた
ものである。
【0016】また、扉表鉄板と、その周縁に挿入した環
状アモルファスポリオレフィンで出来たコの字状断面の
キャップドアと、前記キャップドアと鉄板で構成された
箱型空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123また
はフロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材
からなる断熱扉で、前記キャップドアのウレタン断熱材
に接触する面にプラズマ処理を施した構成を備えたもの
である。
【0017】
【作用】本発明は、上記した構成によって、キャップド
ア材を極性の低い環状アモルファスポリオレフィンで成
形し、キャップドアのフロン123またはフロン141
bに接する面にプライマーを塗布したため、アモルファ
スポリオレフィンが、非結晶質化でABSに近い成形収
縮率を持ち、かつオレフィンに近い耐薬品性を有し、従
来同等の成形品外観を維持しつつ、発泡剤のフロン12
3またはフロン141bの強いケミカルアタック性で、
樹脂の分子鎖が切断されることがないので、割れが防止
でき、またプライマーが塗布されているために、ウレタ
ンとの接着強度が得られ、断熱扉構造体としての強度が
得られるという効果がある。
【0018】また、キャップドア材を極性の低い環状ア
モルファスポリオレフィンで成形し、キャップドアのフ
ロン123またはフロン141bに接する面にプラズマ
処理を施したため、アモルファスポリオレフィンが、非
結晶質化でABSに近い成形収縮率を持ち、かつオレフ
ィンに近い耐薬品性を有し、従来同等の成形品外観を維
持しつつ、発泡剤のフロン123またはフロン141b
の強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断され
ることがないので、割れが防止でき、またプラズマ処理
が施されているために、ウレタンとの接着強度が得ら
れ、断熱扉構造体としての強度が得られるという効果が
ある。
【0019】
【実施例】図1〜図2は本発明の一実施例の断熱扉を示
す斜視図であり、図3〜図6で説明した従来例と同一構
成については、同一番号を付してその詳細な説明を省略
する。
【0020】本発明の一実施例につき説明すると、図1
において、11は、環状アモルファスポリオレフィンで
射出成形したキャップドアであり、14は、キャップド
ア11のウレタン断熱材5に接触する面に10μm以上
の厚さ塗布したプライマーである。
【0021】環状アモルファスポリオレフィンは、チー
グラーナッタ重合触媒のシングルサイト化により、重合
したもので、極性基の無いオレフィン樹脂を環状に重合
した非結晶性樹脂である。
【0022】キャップドア11に適用した場合、ポリプ
ロピレン等のオレフィン樹脂の持つ耐フロン性を保持し
ているため、発泡剤のフロン123またはフロン141
bの強いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断さ
れることがなく、割れが防止できるという効果があり、
かつ非結晶なので、ポリプロピレン等のオレフィン樹脂
の持つ成形収縮率の大きさからくる成形外観のヒケ13
がないという利点がある。
【0023】また、プライマー14を厚さ10μm以上
塗布することにより、環状アモルファスポリオレフィン
に接着性与え、ウレタン断熱材5と強い接着性を有し、
断熱扉2に構造体としての強度が得られる。
【0024】なお、プライマー14の厚みは、10μm
以下であると、プライマー塗布の不完全部が生じ、不完
全部より接着性の低下がみられるため、厚みは10μm
以上でなければならない。
【0025】また、他の実施例を図2を参考に説明する
と、15は、環状アモルファスポリオレフィンで射出成
形したキャップドア11のウレタン断熱材5に接触する
面に施したプラズマ処理である。
【0026】キャップドア11は、環状アモルファスポ
リオレフィンであるので、上述したように、耐フロン性
を有し、外観の意匠性も優れる。
【0027】また、キャップドア11のウレタン断熱材
5に接触する面に、プラズマ処理15を施したため、ウ
レタン断熱材5と強い接着性を有し、断熱扉2に構造体
としての強度が得られる。プラズマ処理15は、物質に
著しく高いエネルギーを吸収させ、物質を構成している
電荷を持った粒子が解離して電離気体状態となっている
プラズマを、キャップドア11のウレタン断熱材5に接
触する面に、照射することにより、その照射面を改質
し、接着性を付与することが出来る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明かな様に本発明の断熱
扉は、扉表鉄板と、その周縁に挿入した環状アモルファ
スポリオレフィンで出来たコの字状断面のキャップドア
と、前記キャップドアと鉄板で構成された箱型空間と、
箱型空間に一体発泡したフロン123またはフロン14
1bを発泡剤として用いたウレタン断熱材からなる断熱
扉で、前記キャップドアのウレタン断熱材に接触する面
にプライマーを塗布した構成であるため、ポリプロピレ
ン等のオレフィン樹脂の持つ耐フロン性を保持している
ため、発泡剤のフロン123またはフロン141bの強
いケミカルアタック性で、樹脂の分子鎖が切断されるこ
とがないので、割れが防止できるという効果があり、か
つポリプロピレン等のオレフィン樹脂の持つ成形収縮率
の大きさからくる成形外観のヒケが見られず、また、プ
ライマーにより、ウレタン断熱材と強い接着性が得ら
れ、断熱扉構造体としての強度が得られるという効果が
ある。
【0029】また、本発明の断熱扉は、扉表鉄板と、そ
の周縁に挿入した環状アモルファスポリオレフィンで出
来たコの字状断面のキャップドアと、前記キャップドア
と鉄板で構成された箱型空間と、箱型空間に一体発泡し
たフロン123またはフロン141bを発泡剤として用
いたウレタン断熱材からなる断熱扉で、前記キャップド
アのウレタン断熱材に接触する面にプラズマ処理を施し
た構成であるため、ポリプロピレン等のオレフィン樹脂
の持つ耐フロン性を保持しているため、発泡剤のフロン
123またはフロン141bの強いケミカルアタック性
で、樹脂の分子鎖が切断されることがないので、割れが
防止できるという効果があり、かつポリプロピレン等の
オレフィン樹脂の持つ成形収縮率の大きさからくる成形
外観のヒケが見られず、また、プラズマ処理により、ウ
レタン断熱材と強い接着性が得られ、断熱扉構造体とし
ての強度が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における断熱扉の断面図
【図2】本発明の他の実施例における断熱扉の断面図
【図3】従来例の冷蔵庫斜視図
【図4】従来例の断熱扉の一部切り欠き断面斜視図
【図5】従来例の断熱扉にフロン123またはフロン1
41b断熱材を発泡した場合のケミカルアタック模式図
【図6】従来例の断熱扉にフロン123またはフロン1
41b断熱材を発泡した場合のキャップドア斜視図
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 断熱扉 4 キャップドア 5 フロン123断熱材 10 割れ 11 環状アモルファスポリオレフィン樹脂のキャップ
ドア 14 プライマー 15 プラズマ処理

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉表鉄板と、その周縁に挿入した環状ア
    モルファスポリオレフィンからなるコの字状断面のキャ
    ップドアと、前記キャップドアと鉄板で構成された箱型
    空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフ
    ロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とか
    らなり、前記キャップドアのウレタン断熱材に接触する
    面にプライマーを塗布した冷蔵庫の断熱扉。
  2. 【請求項2】 扉表鉄板と、その周縁に挿入した環状ア
    モルファスポリオレフィンからなるコの字状断面のキャ
    ップドアと、前記キャップドアと鉄板で構成された箱型
    空間と、箱型空間に一体発泡したフロン123またはフ
    ロン141bを発泡剤として用いたウレタン断熱材とか
    らなり、前記キャップドアのウレタン断熱材に接触する
    面にプラズマ処理を施した構成の冷蔵庫の断熱扉。
JP5439595A 1995-03-14 1995-03-14 断熱扉 Pending JPH08247637A (ja)

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JP5439595A JPH08247637A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 断熱扉

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009065683A1 (de) * 2007-11-19 2009-05-28 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Tür für ein kältegerät

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009065683A1 (de) * 2007-11-19 2009-05-28 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Tür für ein kältegerät

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