JPH0824787A - 起振装置 - Google Patents

起振装置

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JPH0824787A
JPH0824787A JP15852494A JP15852494A JPH0824787A JP H0824787 A JPH0824787 A JP H0824787A JP 15852494 A JP15852494 A JP 15852494A JP 15852494 A JP15852494 A JP 15852494A JP H0824787 A JPH0824787 A JP H0824787A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転部分や摺動部分を持たず、きわめて簡単
に構成できて安価な起振装置を提供する。 【構成】 電磁駆動部1と、電磁駆動部1のヨーク部4
によって形成された空間5内に浮上り状態で往復移動可
能に支持された帯磁部材6とを備える。帯磁部材6は永
久磁石61と帯磁性を有する金属部材62,62とでな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起振装置、特に携帯呼
出し専用器(所謂ポケットベル)や携帯電話器などの移
動通信手段に利用される小型の起振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の起振装置としては、超小
型モータの回転軸に偏心回転部材を取り付け、この偏心
回転部材の回転に伴う重心位置の変化によって振動を発
生させるものが知られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、超小型
モータや偏心回転部材を用いた従来の起振装置は、超小
型モータといった構成部品の個々のコストが高くつき、
また、回転部分や摺動部分が多くあるので振動を起こす
ことを目的とするものであっても、振動に伴う音の発生
を抑制しにくかった。本発明は以上の事情に鑑みてなさ
れたものであり、回転部分や摺動部分を皆無にすること
が可能であり、きわめて簡単に構成できて安価な起振装
置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る起振装置
は、コイル部で取り囲まれた鉄心から延び出て空間を形
成するヨーク部を備えた電磁駆動部と、電磁駆動部のヨ
ーク部によって形成された上記空間内に浮上り状態で往
復移動可能に支持された帯磁部材と、を備えるというも
のである。この構成を備えた起振装置において、請求項
2に記載した起振装置のように、帯磁部材が永久磁石と
その永久磁石におけるその往復移動方向に位置する両面
側に配備された帯磁性を有する金属部材とでなる構成を
採用することが可能である。また、請求項3に記載した
起振装置のように、ヨーク部がコイル部を取り囲む筒形
に形成されており、このヨーク部から帯磁部材の往復移
動方向に対して直角または略直角に交差する方向に延び
出しかつその往復移動方向にのみ撓み変形可能な支持杆
の先端部に帯磁部材が固定され、この支持杆によって帯
磁部材が電磁駆動部のヨーク部によって形成された上記
空間内に浮上り状態で往復移動可能に支持されているこ
とも可能である。さらに、本発明に係る起振装置は、請
求項4や請求項5、請求項6に記載したように構成する
ことも可能である。
【0005】
【作用】本発明に係る起振装置によると、電磁駆動部の
ヨーク部の極性が高速で切り換わると、帯磁部材とヨー
ク部との間で引付け作用や反発作用が生じ、それらの作
用の影響で帯磁部材がヨーク部により形成されている空
間内で浮き上がったまま往復移動する。そして、このよ
うな帯磁部材の往復移動に伴う重心位置の高速での変化
により振動が発生する。それにもかかわらず、帯磁部材
や電磁駆動部に摺動部分や回転部分がないので摺動や回
転に伴う音が発生しない。特に、請求項2に記載したよ
うに構成された起振装置は、永久磁石の大きさを小さく
することができるにもかかわらず、永久磁石の両面側に
配備された帯磁性を有する金属部材の作用によって磁気
効率を高めることができ、請求項3に記載したように構
成された起振装置は、帯磁部材を浮上り状態に支持する
ための構造が簡略化される。また、請求項4や請求項5
に記載したように構成された起振装置は、帯磁部材が板
ばね材でなる支持杆によって支持されているので、この
支持杆のばね力を適切に定めておくことにより、必ずし
も帯磁部材を水平に往復移動させる必要がなくなる。す
なわち、帯磁部材の往復移動方向がたとえば垂直になっ
ている場合であっても、支持杆のばね力によって帯磁部
材がその往復移動経路の中間部に保持されるようにして
おけば、帯磁部材とヨーク部との間で生じる引付け作用
や反発作用の影響で帯磁部材が往復移動し、それに伴う
重心位置の高速での変化により振動が発生する。本発明
に係る起振装置が請求項6に記載したように構成されて
いると、上述した支持杆が不要になる。
【0006】
【実施例】図1は請求項1、請求項2、請求項3および
請求項4に係る発明の実施例による起振装置の平面図、
図2は図1のII−II線に沿う断面図である。この起
振装置において、電磁駆動部1には、合成樹脂でなるボ
ビン21に導体でなる線材22を巻装することにより構
成されたコイル部2と、コイル部2のボビン21の中心
孔23に挿入されてコイル部2により取り囲まれている
鉄心3と、円板部41が鉄心3に加締め結合されかつ円
筒状(多角筒形であってもよい)の胴部42がコイル部
2を取り囲むように上記円板部41の外周部から一体に
立ち上げられた鉄などの帯磁性を有する金属材料でなる
ヨーク部4とが備わっている。この電磁駆動部1におい
ては、コイル部2の線材22に電源を接続することによ
ってヨーク部4における胴部42の180度隔てた2箇
所の極性が同一極性に磁化する。そして、電源として交
流電源を選ぶと、ヨーク部4における胴部42の180
度隔てた2箇所の極性がN極とS極とに交互に高速で切
り換わる。また、コイル部2の線材22に接続する電源
の種類によっては、ヨーク部4における胴部42の18
0度隔てた2箇所の極性をN(S)極−無極−N(S)
極−無極というように磁化状態と非磁化状態とに交互に
切り換えることも可能である。ヨーク部4における胴部
42で囲まれた空間5に帯磁部材6が配備されている。
この帯磁部材6は永久磁石61とその永久磁石61の両
面に配備された鉄などの帯磁性を有する金属部材(磁性
体)62,63とでなり、その平面視形状は矩形であ
る。そして、上記ヨーク部4の胴部42には軸方向端部
の180度隔てた2箇所に凹入部43,44が形成され
ており、これらの凹入部43,44のそれぞれに、板ば
ね材でなる一対の支持杆71,72のそれぞれの基端部
に具備された円形のカール部73,74が保持されてい
る。また、支持杆71,72の先端部のそれぞれには互
いに反対方向に屈曲された一対ずつの取付片部75,7
5,76,76が具備されており、これらの取付片部7
5,75,76,76が上記帯磁部材6の両側面に各別
に固着されている。すなわち、帯磁部材6は一対の支持
杆71,72の先端部相互間に保持されている。ここ
で、板ばね材でなる一対の支持杆71,72は、その幅
方向を鉄心3の軸方向に合わせてあり、また、上記凹入
部43,44は上記カール部73,74を胴部42の軸
心に対する遠近方向、すなわち出退方向(矢印A,Bで
示してある)に移動可能に保持している。そして、上記
帯磁部材6が上記支持杆71,72によって上記鉄心3
に対してわずかな隙間(ギャップ)8を隔てて支持され
ていると共に、支持杆71,72に何らの外力も加わっ
ていない状態では、図2に示したように鉄心3の軸線L
−Lが帯磁部材6の中心を通過する。この構成である
と、帯磁部材6は、ヨーク部4によって形成された上記
空間5内に浮上り状態で支持杆71,72のばね力に抗
して直線経路を往復移動可能である。したがって、上記
支持杆71,72はヨーク部4の胴部42から帯磁部材
4の往復移動方向に対して直角または略直角に交差する
方向に延び出ている。このように構成された起振装置に
おいて、たとえば交流電源をコイル部2の線材22に接
続すると、ヨーク部4における胴部42の180度隔て
た2箇所、具体的には、帯磁部材6の左側の磁極面(N
極に磁化されているものとする)64と右側の磁極面
(S極に磁化されているものとする)65とにそれぞれ
対向する2箇所の極性がN極とS極とに交互に高速で切
り換わる。そのため、支持杆71,72によって支持さ
れた帯磁部材6とヨーク部4の胴部42との間で引付け
作用や反発作用が生じ、それらの作用の影響で帯磁部材
6が空間5内で浮き上がったまま直線経路を矢印Cよう
に往復移動する。そして、このような帯磁部材6の往復
移動に伴う重心位置の高速での変化により振動が発生す
る。なお、帯磁部材6が往復移動するときには、支持杆
71,72のカール部73,74が図1の矢印A,Bで
示すように凹入部43,44に対する出退方向に移動す
る。また、ヨーク部4での極性の切換わりが高速で行わ
れることにより、帯磁部材6が往復移動する範囲は空間
5内におさまる。したがって、帯磁部材6がヨーク部6
の胴部42と干渉したりすることはない。図1には帯磁
部材6の2つの磁極面64,65の移動限界を仮想線で
示してあり、また、支持杆71,72の揺動角度をθで
示してある。この実施例では、帯磁部材6が板ばね材で
なる支持杆71,72によって支えられているので、帯
磁部材6が往復移動を行う直線経路が水平でなくても、
たとえば垂直になっても帯磁部材6の往復移動に支障を
生じることはない。また、帯磁部材6や電磁駆動部1に
摺動部分や回転部分がないので、摺動や回転に伴う音は
発生しない。以上の説明では電源として交流電源を用い
たものを説明したが、上述したように、ヨーク部4にお
ける胴部42の180度隔てた2箇所の極性をN(S)
極−無極−N(S)極−無極というように磁化状態と非
磁化状態とに交互に切り換え得るような電源を採用する
ことも可能であり、そのような場合にも帯磁部材6が往
復移動して振動が発生する。この実施例では、帯磁部材
6を永久磁石61の両面側に金属部材62,63を配備
して構成してあるけれども、帯磁部材6を永久磁石だけ
で構成してもよい。また、図2に仮想線で示したように
ケース9で全体を覆ってもよい。図3は請求項5に係る
発明の実施例による起振装置の平面図である。この起振
装置においては1つの支持杆7で帯磁部材6を保持して
ある。すなわち、支持杆7はその両端部のそれぞれにカ
ール部77,78を備えており、これらのカール部7
7,78が、帯磁部材6の往復移動経路を挾む両側でヨ
ーク部4の胴部42に180度隔てて具備された各別の
凹入部43,44に出退方向移動可能に保持されてい
る。そして、支持杆7の中間部(実施例では中央部)に
帯磁部材6が保持されている。ここで、帯磁部材6は、
一対の永久磁石61,61とそれらの外面側に配備され
た帯磁性を有する金属部材62,63とでなる。その他
の構成は図1や図2で説明したものと同様であるので、
同一部分に同一符号を附して詳細な説明を省略する。こ
のような起振装置においても、図1や図2で説明したも
のと同等の作用が奏される。図4は請求項6に係る発明
の実施例による起振装置の平面図、図5は図1のV−V
線に沿う断面図である。この実施例では、帯磁部材6
が、被磁性材料、具体的に合成樹脂製のボビン21に形
成された溝部25内に直線経路を往復移動可能に保持さ
れている。したがって、上述した支持杆7,71,72
は不要である。この実施例において、その他の構成は図
1や図2で説明したものと同様であるので、同一部分に
同一符号を附して詳細な説明を省略する。このような起
振装置においても、図1や図2で説明したものと同等の
作用が奏される。ただし、この実施例では、帯磁部材6
が往復移動するときに溝部25の溝壁面と擦れ合うけれ
ども、溝壁面は合成樹脂面であるから帯磁部材6が往復
移動するときに生じる摺動音はそれほど大きくなく、実
際上は問題にならない程度に小さい。図6は請求項6に
係る発明の他の実施例による起振装置の縦断側面図であ
る。この実施例では、帯磁部材6の2つの磁極面64,
65のそれぞれと溝部25の壁面との間にそれぞれコイ
ルばねでなるばね体26,27を介在させて帯磁部材6
を中立位置に保持させてある。この実施例において、そ
の他の構成は図4や図5で説明したものと同様であるの
で、同一部分に同一符号を附して詳細な説明を省略す
る。この実施例では、帯磁部材6がばね体26,27に
よって支えられているので、帯磁部材6が往復移動を行
う溝部25内の直線経路が水平でなくても、たとえば垂
直になっても帯磁部材6の往復移動に支障を生じること
はない。また、このような起振装置においても図1や図
2で説明したものと同等の作用が奏される。
【0007】
【発明の効果】請求項1、請求項2、請求項3、請求項
4または請求項5に記載した構成を有する発明に係る起
振装置は、帯磁部材が、浮上がり状態のまま鉄心の磁化
方向に対し直交方向に往復移動するので、空間ギャップ
による磁気ロスが最少限度に抑えられて効率のよい起振
動作が行われる。そして、帯磁部材が摺動部分や回転部
分を持たないので摺動や回転に伴う音が発生しなくな
り、このことが起振動作を効率を高めることに役立つ。
その上、電磁駆動部と帯磁部材とにより構成されるの
で、構造の簡単な起振装置を安価に提供することが可能
である。請求項6に記載したように構成されていても同
様な効果が発揮される。また、請求項2や請求項3に記
載したように構成すると、安価な帯磁性を有する金属部
材を永久磁石の両面側に配備することによって高価な永
久磁石の大きさを小さくすることができるので、それだ
け帯磁部材のコストが低減され、そのことが起振装置の
価格を安く抑えることに役立つ。請求項4や請求項5に
記載したように構成すると、必ずしも帯磁部材を水平に
往復移動させる必要がなくなる。そのため、携帯呼出し
専用器や携帯電話器などのような移動通信手段に好適に
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、請求項2、請求項3および請求項4
に係る発明の実施例による起振装置の平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】請求項5に係る発明の実施例による起振装置の
平面図である。
【図4】請求項6に係る発明の実施例による起振装置の
平面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】請求項6に係る発明の他の実施例による起振装
置の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 電磁駆動部 2 コイル部 3 鉄心 4 ヨーク部 5 空間 6 帯磁部材 7,71,72 支持杆 25 溝部 61 永久磁石 62 金属部材 43,44 凹入部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル部で取り囲まれた鉄心から延び出
    て空間を形成するヨーク部を備えた電磁駆動部と、電磁
    駆動部のヨーク部によって形成された上記空間内に浮上
    り状態で往復移動可能に支持された帯磁部材と、を備え
    ることを特徴とする起振装置。
  2. 【請求項2】 帯磁部材が永久磁石とその永久磁石にお
    けるその往復移動方向に位置する両面側に配備された帯
    磁性を有する金属部材とでなる請求項1記載の起振装
    置。
  3. 【請求項3】 ヨーク部がコイル部を取り囲む筒形に形
    成されており、このヨーク部から帯磁部材の往復移動方
    向に対して直角または略直角に交差する方向に延び出し
    かつその往復移動方向にのみ撓み変形可能な支持杆の先
    端部に帯磁部材が固定され、この支持杆によって帯磁部
    材が電磁駆動部のヨーク部によって形成された上記空間
    内に浮上り状態で往復移動可能に支持されている請求項
    1または請求項2記載の起振装置。
  4. 【請求項4】 支持杆が板ばね材によって構成されてお
    り、一対の支持杆のそれぞれの基端部が、帯磁部材の往
    復移動経路を挾む両側でヨーク部に具備された各別の凹
    入部に出退方向移動可能に保持され、かつ一対の支持杆
    の先端部相互間に帯磁部材が保持されている請求項3記
    載の起振装置。
  5. 【請求項5】 支持杆が板ばね材によって構成されてお
    り、1つの支持杆の一端部と他端部とが、帯磁部材の往
    復移動経路を挾む両側でヨーク部に具備された各別の凹
    入部に出退方向移動可能に保持され、かつその支持杆の
    中間部に帯磁部材が保持されている請求項3記載の起振
    装置。
  6. 【請求項6】 帯磁部材が、非磁性材料で形成された溝
    部内に往復移動可能に保持されている請求項1または請
    求項2記載の起振装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010026883A1 (ja) * 2008-09-05 2010-03-11 三洋電機株式会社 リニアモータおよびリニアモータを備えた携帯機器
WO2010035400A1 (ja) * 2008-09-26 2010-04-01 三洋電機株式会社 振動モータおよびそれを用いた携帯端末装置
WO2010103831A1 (ja) * 2009-03-10 2010-09-16 三洋電機株式会社 振動モータ及び携帯機器
CN109689226A (zh) * 2016-09-13 2019-04-26 阿尔卑斯阿尔派株式会社 振动致动器以及电子设备
CN111817524A (zh) * 2020-07-31 2020-10-23 歌尔股份有限公司 激励振动组件和电子终端

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