JPH08248111A - 無線標識システム - Google Patents

無線標識システム

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Publication number
JPH08248111A
JPH08248111A JP7052615A JP5261595A JPH08248111A JP H08248111 A JPH08248111 A JP H08248111A JP 7052615 A JP7052615 A JP 7052615A JP 5261595 A JP5261595 A JP 5261595A JP H08248111 A JPH08248111 A JP H08248111A
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Application number
JP7052615A
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English (en)
Inventor
Motomitsu Yano
基光 矢野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝達する情報量の向上と見逃しによる情報の
欠落の防止、さらには必要な情報だけを選択的に抽出す
る無線標識システムを提供すること。 【構成】 無線標識10は、送信すべき情報を記憶する
情報記憶部11、記憶された情報に所定の変調を施す情
報変調部12、拡散符号発生器13により発生された拡
散符号で情報変調信号を拡散する乗算器14、RF部1
6およびアンテナ17を備え、受信装置20は、アンテ
ナ21およびRF部22、符号同期部23、拡散符号発
生器24により発生された拡散符号で受信した散信信号
から所望の拡散信号のみを拡散復調する乗算器25、拡
散復調された信号を元の情報に復調する情報復調部2
6、表示部28、記憶部29で構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交通標識や地図案内な
どの情報を無線伝送する無線標識と受信装置からなる無
線標識システムに係り、特に拡散符号によるスペクトラ
ム拡散を用いて無線伝送する無線標識システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、標識の代表的なものとして、
交通標識、案内板、看板などがある。これらの標識で
は、提供される情報が文字や記号、絵などによって書か
れている。これら標識は、1つだけ単独で設置されてい
たり、あるいは交通標識などのように数m〜数kmぐら
いごとにさまざまな種類の情報の標識が設置されている
こともある。いずれの場合も、標識の数十cm〜数十m
ぐらいの範囲にいる情報の享受者が、視覚により情報を
認識している。
【0003】また、広い意味で無線を用いた標識として
は、無線ブイやビーコンなどがある。しかし、これらの
標識は、電波のある/なしにより判断できる2値の情報
しか提供することができない。
【0004】さらに、無線を用いて、音声、画像、文字
などの情報伝達手段には放送システムがある。しかし、
放送では対象となる範囲が広すぎるため、標識のように
非常に小さな範囲を対象とするには向いていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在ある標識、案内板
や看板などは直接書かれている。文字、記号、絵などの
情報を情報の享受者である人間がおもに視覚により認識
し判断している。このため、現在ある標識にはいくつか
の問題点がある。
【0006】その1つは伝達できる情報量が非常に少な
いことである。そもそも標識は、一目見ただけで情報を
伝達できるように簡略化された文字や記号などを用いて
いる場合が多いため、情報量が必然的に少なくなる。ま
た、標識自体の物理的な大きさの制限があるため、情報
量を多くするために文字、記号を小さくしてしまうと、
逆に情報の認識率が下がって誤認の原因になってしま
う。
【0007】また、見えにくい場所などに設置してある
標識を見逃してしまうことがよくある。見逃しを防ぐた
めには、同じ標識を複数台設置し、いずれかを認識して
もらうことにより情報を伝達する手段がとられる。これ
は、標識の設置台数の安易な増加を招いている。
【0008】さらに、分散して設置された複数の標識を
同時に認識することは困難である。しかしながら、一つ
の標識に関連性の少ない複数の情報が含まれると混乱を
招いてしまう。
【0009】そして一番の問題点は、このように多種多
様の標識が氾濫する中で希望する情報はごく一部であ
り、多くの場合、その情報を得るためには必要の無い標
識を含めて周囲の標識をすべて認識して希望の情報を抽
出する必要があることである。これらは、自動車などで
高速で移動している場合に顕著な問題点である。
【0010】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は情報を無線で伝送する無線標識とその受
信装置により、伝達する情報量の向上と見逃しによる情
報の欠落の防止、さらには必要な情報だけを選択的に抽
出する無線標識システムを提供することである。
【0011】さらに、本発明の別の目的は、マルチパス
などの干渉に強く、他の通信システムに干渉を与えにく
い無線標識システムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、無線標識と受信装置とを備える無線標
識システムであって、前記無線標識は、送信すべき情報
を記憶する記憶手段と、この記憶手段により記憶された
情報に所定の変調を施す情報変調手段と、この情報変調
手段により変調の施された情報変調信号を予め定められ
た拡散符号により拡散する拡散変調手段と、この拡散変
調手段により拡散された拡散信号を無線により送信する
送信手段とを具備し、前記受信装置は、前記無線標識か
ら送信された拡散信号を受信する受信手段と、この受信
手段により受信された拡散信号から所望の拡散信号のみ
を所定の拡散符号を用いて拡散復調する拡散復調手段
と、この拡散復調手段により拡散復調された信号を元の
情報に復調する情報復調手段と、この情報復調手段によ
り復調された情報を表示または記憶する手段とを具備す
る。 第2の発明は、無線標識と受信装置とを備える無
線標識システムであって、前記無線標識は、送信すべき
情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段により記憶さ
れた情報に所定の変調を施す情報変調手段と、この情報
変調手段により変調の施された情報変調信号を予め定め
られた第1の拡散符号により拡散する拡散変調手段と、
前記受信装置から送信される第2の拡散符号を受信する
受信手段と、この受信手段により受信された第2の拡散
符号と前記第1の拡散符号とを比較し、一致したときに
前記拡散変調手段により拡散された拡散信号を無線によ
り送信する送信手段とを具備し、前記受信装置は、前記
第2の拡散符号を送信する送信手段と、前記無線標識か
ら送信された拡散信号を受信する受信手段と、この受信
手段により受信された拡散信号から所望の拡散信号のみ
を前記第2の拡散符号を用いて拡散復調する拡散復調手
段と、この拡散復調手段により拡散復調された信号を元
の情報に復調する情報復調手段と、この情報復調手段に
より復調された情報を表示または記憶する手段とを具備
する。
【0013】これらの発明において、情報を複数のグル
ープに分類し、各グループごとに固有の拡散符号を割り
当てるようにしてもよく、無線標識は、複数のグループ
に分類された情報の中から、任意の異なるグループに属
する情報を複数多重して送信し、受信装置は、所望の情
報の属するグループに割り当てられた拡散符号を用いて
情報を選択的に復調するようにしてもよく、同一グルー
プに属する情報を同一の拡散符号を用いて拡散変調を行
う複数の無線標識は、それぞれの送信信号が相互に干渉
を与えないように、距離あるいは時間的に分離されてい
るようにしてもよく、異なるグループに属する情報であ
っても、それぞれの無線標識からの送信信号が相互に干
渉を与えないように、距離的あるいは時間的に分離され
ていれば、異なるグループに同一の拡散符号を割り当て
るようにしてもよく、情報は、外部情報源から通信装置
を介して無線標識に送信され、記憶手段に記憶されるよ
うにしてもよい。
【0014】
【作用】本発明によれば、情報を無線で伝送する無線標
識とその受信装置により、伝達する情報量の向上と見逃
しによる情報の欠落の防止、さらには必要な情報だけを
選択的に抽出する無線標識をシステムを提供することが
できる。さらには、無線伝送方式に拡散符号によるスペ
クトラム拡散を用いることにより、マルチパスなどの干
渉に強く、他の通信システムに干渉を与えにくい無線標
識システムが実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面を用いて
説明する。
【0016】図1は本発明の一実施例に係る無線標識シ
ステムの構成を示す図である。同図に示す本無線標識シ
ステムは、少なくとも1台の無線標識10と複数の受信
装置20から構成される。
【0017】無線標識10は、送信すべき情報を記憶す
る情報記憶部11、情報記憶部11により記憶された情
報に所定の変調を施す情報変調部12、予め定められた
拡散符号を発生する拡散符号発生器13、情報変調部1
2により変調の施された情報変調信号と拡散符号発生器
13により発生された拡散符号とで乗算を行い、情報変
調信号を拡散する乗算器14、各部を統括的に制御する
制御部15、拡散された拡散信号を無線により送信する
RF部16およびアンテナ17で構成される。受信装置
20は、無線標識10から送信された拡散信号を受信す
るアンテナ21およびRF部22、受信信号に含まれる
拡散符号の時間遅れを正しく推定し、その推定値の進
み、遅れに応じて極性の変化する制御信号を発生する符
号同期部23、所定の拡散符号を発生する拡散符号発生
器24、RF部22により受信された受信信号と拡散符
号発生器24により発生された拡散符号とで乗算を行
い、受信された拡散信号から所望の拡散信号のみを拡散
復調する乗算器25、この乗算器25により拡散復調さ
れた信号を元の情報に復調する情報復調部26、各部を
統括的に制御する制御部27、情報復調部26により復
調された情報を表示する表示部28、情報復調部26に
より復調された情報を記憶する記憶部29で構成され
る。
【0018】上記のような構成において、無線標識10
では、ROMやRAMなどの情報記憶部11に記憶され
ている伝達すべき情報を読み出して、情報変調部12で
PSKやFSKなど無線伝送に適した情報変調を行う。
情報変調は、原理的にどのような変調方式を用いても構
わない。そして、情報変調信号に拡散符号発生器13に
より生成されるある定められた拡散符号を情報変調信号
に乗算して拡散変調し、RF部16にて周波数変換、波
形整形、増幅をして所定の周波数、所定の送信レベルに
てアンテナ17から連続的に送信する。
【0019】ここで、拡散符号は 1)多くの情報に対して符号を割り当てられるように種
類が多く、 2)異なる情報の信号と区別がつくように相互相関が小
さい、 3)所望の情報を確実に捕らえ同期確率が用意にできる
ように、同じ信号に対しては鋭い相関特性をもち、 4)関係のない第3者に受信されたり、また干渉を与え
たりしないように出来るだけランダムで周期の長い符号
が要求される。
【0020】このような条件を満足する符号として、シ
フトレジスタなどを用いて発生させるM系列やGold符号
などの符号が考えられる。拡散変調は、狭帯域の情報変
調信号を広帯域な信号で変調し、スペクトラム拡散を行
うための変調である。拡散符号は、情報とは無関係で独
立している。また、拡散変調も情報変調とは独立してい
る。
【0021】受信装置20は、無線標識10から送信さ
れた信号をアンテナ21で受信し、RF部22にて波形
整形、増幅、周波数変換する。ここで受信された信号は
無線標識の拡散符号により帯域が広げられている。拡散
符号同期部23は、拡散符号の同期を確立したり、確立
した同期を追跡するために、受信信号に含まれる拡散符
号の時間遅れを正しく推定し、その推定値の進み、遅れ
に応じて極性の変化する制御信号を発生する。拡散符号
同期部23としては、無線標識10側で情報変調、拡散
変調された信号を受信装置側でIFの段階で復調するこ
となくPN信号の同期を確立するためにノンコヒーレン
ト遅延ロックループなどを用いる。
【0022】いま、受信装置20に予め設定されている
拡散符号と信号の送信元の無線標識10の拡散符号が同
一であれば、符号の自己相関特性から同期部で符号の同
期を確立し拡散符号を乗算することにより受信信号が拡
散復調される。また、受信装置20の拡散符号と無線標
識10の拡散符号が異なる場合は、符号の相互相関特性
から受信信号の拡散復調は行われない。すなわち、拡散
符号により選択的に希望信号の再生が行われる。拡散復
調された信号は情報復調部26により元の情報に再生さ
れ、表示部28に文字、音声、画像などにより表示され
る。また、再生された情報は必要に応じて記憶部29に
記録される。
【0023】上述した方法により、無線標識10と当該
無線標識の電波の届く送信エリア内に存在する受信装置
20との間で、拡散符号を用いた情報の取捨が可能であ
る。図2は情報の内容によってグループ化された無線標
識を示している。
【0024】同図に示すように、無線標識1、2、3、
・・・nを情報の内容によってグループ1、グループ
2、・・・グループnといったように複数のグループに
分類し、それぞれのグループには固有の拡散符号PN
1、PN2、・・・PNnをそれぞれ割り当てる。この
例で、無線標識1と無線標識4のように情報の内容は異
なっていても、同一のグループとして設定することも可
能である。また、無線標識1と無線標識5のように同じ
内容であれば当然同じ情報グループに分類される。
【0025】それぞれのグループに属する無線標識は割
り当てられた拡散符号を用いて、前述の手順で拡散変調
を行い、無線で送信する。また、受信装置20は、所望
の情報が属するグループに対応した拡散符号により、受
信信号の拡散復号を行い、情報の再生を行う。
【0026】いま図3のように配置された無線標識1〜
4があり、各無線標識1〜4から連続的に情報が送信さ
れている場合、拡散符号PN1を用いる受信装置20は
エリアA内においては無線標識1からの情報aを得るこ
とができるが、エリアB内においては無線標識2からの
情報bは受けることができない。またエリアD内におい
ては無線標識4からの情報dを得ることができる。受信
装置のユーザは必要となる情報グループの情報だけを受
信し、他のグループの情報は排除することができる。
【0027】異なるグループの無線標識が同時に存在す
る場合、例えば図4のように拡散符号PN1と使用する
無線標識1と拡散符号PN2を使用する無線標識2と
が、互いの送信エリアの一部あるいは全体が重複し、さ
らに同一の周波数帯の電波を使用する場合においても、
前述した拡散符号の相関特性により、それぞれの無線標
識1、2からの情報は同一の拡散符号を使用する受信装
置20−1または20−2のみで再生されるので、相互
の情報が干渉することを防げる。
【0028】さらに、拡散変調を行った信号は、狭帯域
の信号よりも帯域あたりの電力レベルが相対的に小さく
なるため他システムに対して与える干渉レベルが小さく
なり、自分の信号に対しても処理利得(拡散比)の分だ
け干渉に強いシステムが実現できる。
【0029】図5に複数のグループに属する情報を拡散
符号により多重して送信する方法、および1台の受信装
置で複数のグループの中から希望のグループの情報を選
択して受信する方法の構成例を示す。この場合も、少な
くとも1台の無線標識10と複数の受信装置20から構
成される。以下、図1と異なる点について説明する。図
5に示す無線標識10は、情報記憶部11、複数の情報
変調部12a〜12n、複数の拡散符号を発生する拡散
符号発生器13、複数の乗算器14a〜14n、制御部
15、RF部16とアンテナ17、乗算器14a〜14
nの出力を加算する加算器18で構成される。
【0030】情報記憶部11に記憶されている情報は、
前述の情報グループごとに分類されている。また、情報
変調部12a〜12n、拡散符号発生器13は情報グル
ープの数に対応した系統が用意されている。
【0031】受信装置20は、アンテナ21、RF部2
2、符号同期部23、拡散符号発生器24、乗算器2
5、情報復調部26、制御部27、表示部28、情報記
憶部29、入力部30、符号変換部31とで構成され
る。
【0032】上記のような構成において、無線標識10
は、情報記憶部11に記憶されている伝達すべき情報を
読み出して、情報グループ1、グループ2、・・・グル
ープnに対応した系統に分配し、それぞれの系統の情報
変調部12a〜12nで情報変調を行う。情報変調は、
どのような変調方式を用いても構わないがすべての系統
で同じ変調方式をとる。次に、情報変調信号に、当該情
報グループに対して割り当てられた拡散符号PN1、P
N2、・・・PNnを発生する拡散符号発生器13によ
り拡散符号を乗算して拡散変調を行う。各系統の情報の
読み出し、情報変調、拡散変調はそれぞれ独立に行われ
る。各系統の出力を加算器18により加算した後、RF
部16により増幅をして所定の周波数、所定の送信レベ
ルにてアンテナ17から連続的に送信する。
【0033】受信装置20が図1に示した構成とほぼ同
様の構成で情報グループに属する情報を受信するために
は、受信すべき情報が拡散変調されている拡散符号と同
じ拡散符号を発生させる必要がある。このため、入力部
30から入力した情報グループの番号や、情報のキーワ
ードなどから符号変換部31にて対応する拡散符号に変
換し、拡散復調に必要な拡散符号を発生させる。この符
号変換のための情報グループと拡散符号のマッピングは
あらかじめ与えられている。それ以外の動作は図1に示
した受信装置と同様である。
【0034】以上の方法により、無線標識10は複数の
情報グループの多重送信が可能となり、受信装置20は
図1に示した構成とほぼ同様の構成で所望のグループの
情報を選択的に受信することが可能となる。
【0035】次に、同じ情報グループに属する、すなわ
ち同じ拡散符号で拡散変調を行う無線標識の配置例につ
いて説明する。
【0036】図6に示すように、同じ情報グループ
(1)に属する情報を送信する無線標識1、無線標識4
が同じ送信周波数f1で、同じ拡散符号PN1を用いて
それぞれの情報を送信する場合、各無線標識1、4は互
いの送信エリアr1、r2が重ならないようにRF部1
6の送信出力レベルを調整する。これにより、受信装置
20はA地点で無線標識1からの情報、B地点では無線
標識2からの情報のみを受信できることになる。
【0037】また、図7に示すように同じ情報グループ
(1)に属する情報を送信する無線標識1と無線標識4
が同じ周波数f1で、同じ拡散符号PN1を用いてそれ
ぞれの情報を送信する場合、互いの送信エリアが重複し
ていて、無線標識の送信出力レベルの調整が不可能な場
合は、図8のようにグループ内で送信エリアが重複して
いる無線標識が同期して送信タイミングを時間的にずら
すことにより、相互の情報の干渉を避けることができ
る。
【0038】無線標識の送信エリアに対して十分に大き
な距離が離れている無線標識システム間や、建物内など
ローカルに使用される無線標識システム間では、拡散符
号の再利用の観点から、同じ拡散符号を異なる情報グル
ープに割り当てることが考えられる。
【0039】例えば、ある建物A内のみで使用する無線
標識システムの任意の情報グループに拡散符号PN1を
割り当て、他の建物B内のみで使用する無線標識システ
ムの任意の情報グループに拡散符号PN1を割り当てて
も、受信装置の符号変換部がそれぞれの場合における情
報グループと拡散符号のマッピングを管理することによ
り情報の区別が可能であり、拡散符号の再利用が可能と
なる。
【0040】図9は外部情報源からの情報を無線標識が
送信する例を示している。
【0041】同図に示すように、外部情報源40から、
送信すべき情報または情報の一部が有線あるいは無線の
通信回線42を介して伝送される。無線標識10は、通
信インタフェース41を介して外部情報源40からの情
報を情報記憶部11に取り込み、該情報を送信する。外
部情報源40からの情報は、図10に示すように、多重
している情報グループの中の一部の情報であったり、無
線標識10にすでに記憶してある情報の更新情報であっ
たり、あるいは付加情報であることも考えられる。
【0042】図11は本発明の他の実施例に係る無線標
識システムの構成を示す図である。同図に示す無線標識
システムもまた少なくとも1台の無線標識10と複数の
受信装置20から構成される。
【0043】無線標識10は、情報記憶部11、情報変
調部12、拡散符号発生器13、乗算器14、制御部1
5、RF部16とアンテナ17の他に、符号同期部52
を備える。
【0044】受信装置20は、アンテナ21、RF部2
2、符号同期部23、拡散符号発生器24、乗算器2
5、情報復調部26、制御部27、表示部28、情報記
憶部29の他に、PNセンス機能部51を備える。
【0045】PNセンス機能部51は、符号同期部23
にて受信信号と拡散符号の相関値があるしきい値を越え
て、当該拡散符号で拡散されたデータが存在する場合に
制御部27に対し通知をするものである。
【0046】すなわち、受信装置20は、外部から受信
した信号と拡散符号発生器24から発生される所定の拡
散符号列の相関を常時監視している。いま、情報を受信
しようとする受信装置20は、PNセンス機能部51で
キャリア検出を行い同一拡散符号の信号が検出されなか
った場合、拡散符号発生器24から発生される拡散符号
のみをRF部22にて所定の周波数に変換し帯域制限、
送信出力レベルの調整を行った後、アンテナ21から送
信する。このとき、PNセンス機能部51にて当該拡散
符号の信号が検出されたならば拡散符号の送信は行わ
ず、受信信号の拡散復調、情報復調を行う。
【0047】この受信信号が他の受信装置20から送信
されたものならば拡散符号のみで情報は含まれていない
ので、情報復調はできない。無線標識10からの信号の
場合については後述する。
【0048】一方、無線標識10は、受信装置20が送
信した拡散符号をアンテナ17から受信すると、RF部
16にて波形整形、レベル調整、周波数変換を行う。次
に、無線標識10に予め設定されている拡散符号と受信
信号の拡散符号が同一であれば、符号の自己相関特性か
ら符号同期部52で符号の同期が確立される。また、無
線標識10の拡散符号と受信信号の拡散符号が異なる場
合には、符号の相互相関特性により同期が確立されな
い。符号の同期が確立されると、無線標識10は、RO
MやRAMなどの情報記憶部11に記憶されている伝達
すべき情報を読み出して、情報変調部12でPSKやF
SKなど無線伝送に適した情報変調を行う。次に、拡散
符号発生器13により生成される拡散符号を情報変調信
号に乗算して拡散変調し、RF部16にて周波数変換、
波形整形、増幅をして所定の周波数、所定の送信レベル
にてアンテナ17から送信する。
【0049】受信装置20は、無線標識10から送信さ
れたデータをアンテナ21で受信し、RF部22にて波
形整形、増幅、周波数変換する。自分が送信を要求した
無線標識10からの信号であれば、符号の同期が確立さ
れ、拡散復調、情報復調を行い、再生された情報は、表
示部28に文字、音声、画像などにより表示される。ま
た、再生された情報は必要に応じて記憶部29に記憶さ
れる。
【0050】上述した方法により、受信装置20からの
要求により無線標識10から送信された情報を再生する
ことができる。
【0051】図12は無線標識が拡散符号により情報を
多重している例を示す。
【0052】図11で示した例と同様に、受信装置20
は、外部から受信した信号と拡散符号発生器24から発
生される所定の拡散符号列の相関を常時監視している。
この拡散符号は、入力部30から入力された情報のグル
ープ番号やキーワードなどを基に符号変換部31にて対
応する拡散符号に変換したものである。
【0053】いま、情報を受信しようとする受信装置2
0は、PNセンス機能部51でキャリア検出を行い同一
拡散符号の信号が検出されなかった場合、拡散符号発生
器24から発生される拡散符号のみをRF部22にて所
定の周波数に変換し帯域制限、送信出力レベルの調整を
行ったのちアンテナ21から送信する。このとき、PN
センス機能部51にて当該拡散符号の信号が検出された
ならば、拡散符号の送信は行わず、受信信号の拡散復
調、情報復調を行う。この受信信号が他の受信装置20
から送信されたものならば拡散符号のみで情報は含まれ
ていないので、情報復調はできない。無線標識10から
の信号の場合については後述する。
【0054】一方、無線標識10は、受信装置20が送
信した拡散符号をアンテナ17から受信すると、RF部
16にて波形整形、レベル調整、周波数変換を行う。I
F信号は、無線標識で多重している情報グループに対応
するすべてについて符号同期部52でそれぞれの拡散符
号との相関が調べられ、いずれかの拡散符号と同一であ
ると判断されると、情報記憶部11に記憶された拡散符
号に対応する情報グループの情報を読み出して、情報変
調部12a〜12nでPSKやFSKなど無線伝送に適
した情報変調を行った後、当該拡散符号を情報変調信号
に乗算して拡散変調し、RF部16にて周波数変換、波
形整形、送信レベルの調整を行いアンテナ17から送信
する。
【0055】無線標識10が受信した信号が、複数の拡
散符号が重畳された信号であっても拡散符号の相関特性
により個々に分離され、その拡散符号に該当する情報の
みを情報記憶部11から読み出して、独立の系統で情報
変調、拡散変調を行い加算器18にて加算し多重して送
信することができる。
【0056】受信装置20は、無線標識10から送信さ
れたデータをアンテナ21で受信し、RF部22にて波
形整形、増幅、周波数変換する。自分が送信を要求した
無線標識からの信号であれば、符号の同期が確立され、
拡散復調、情報復調を行い、再生された情報は、表示部
28に文字、音声、画像などにより表示される。また、
再生された情報は必要に応じて記憶部29に記憶され
る。
【0057】上述した方法により、受信装置20からの
要求により情報が多重された無線標識10から送信され
た情報を再生することができる。
【0058】以上説明したきた無線標識は、従来からあ
る文字や記号や絵などで書かれた標識の情報と同じ情報
を無線で送信し強調すること、文字などの標識では伝え
きれない詳細な情報を無線で送信し補足すること、ある
いは逆に無線標識で送信する情報を従来からある文字な
どの標識の情報で補足することなど、無線標識と従来か
らある標識を組み合わせて効果的に用いることが考えら
れる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
情報を無線で伝送する無線標識とその受信装置により、
伝達する情報量の向上と見逃しによる情報の欠落の防
止、さらには必要な情報だけを選択的に抽出する無線標
識をシステムを提供することができる。さらには、無線
伝送方式に拡散符号によるスペクラム拡散を用いること
により、マルチパスなどの干渉に強く、他の通信システ
ムに干渉を与えにくい無線標識システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線標識システムの構成を示す図
である。
【図2】本発明に係る情報の内容によってグループ化さ
れた無線標識を示す表である。
【図3】本発明に係る無線標識報をグループ化したとき
の作用を示す図である。
【図4】本発明に係る拡散符号による選択的受信例を示
す図である。
【図5】本発明に係る拡散符号による情報の多重送信の
場合のシステム構成例を示す図である。
【図6】本発明に係る同一情報グループの無線標識の配
置例を示す図である。
【図7】本発明に係る同一情報グループの無線標識の配
置例を示す図である。
【図8】本発明に係る送信エリアの重なる無線標識の送
信タイミングを示す図である。
【図9】本発明に係る外部情報源からの情報を送信する
場合の無線標識の構成例を示す図である。
【図10】本発明に係る外部情報源からの情報を送信す
る場合の無線標識の他の構成例を示す図である。
【図11】本発明の他の実施例に係る無線標識システム
の構成を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例に係る無線標識システム
の構成を示す図である。
【符号の説明】
10…無線標識 11…情報記憶部 12…情報変調部 13…拡散符号発生器 14…乗算器 15…制御部 16…RF部 17…アンテナ 20…受信装置 21…アンテナ 22…RF部 23…符号同期部 24…拡散符号発生器 25…乗算器 26…情報復調部 27…制御部 28…表示部 29…情報記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線標識と受信装置とを備える無線標識
    システムであって、(a)前記無線標識は、 送信すべき情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された情報に所定の変調を施す
    情報変調手段と、 この情報変調手段により変調の施された情報変調信号を
    予め定められた拡散符号により拡散する拡散変調手段
    と、 この拡散変調手段により拡散された拡散信号を無線によ
    り送信する送信手段とを具備し、(b)前記受信装置
    は、 前記無線標識から送信された拡散信号を受信する受信手
    段と、 この受信手段により受信された拡散信号から所望の拡散
    信号のみを所定の拡散符号を用いて拡散復調する拡散復
    調手段と、 この拡散復調手段により拡散復調された信号を元の情報
    に復調する情報復調手段と、 この情報復調手段により復調された情報を表示または記
    憶する手段とを具備することを特徴とする無線標識シス
    テム。
  2. 【請求項2】 無線標識と受信装置とを備える無線標識
    システムであって、(a)前記無線標識は、 送信すべき情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された情報に所定の変調を施す
    情報変調手段と、 この情報変調手段により変調の施された情報変調信号を
    予め定められた第1の拡散符号により拡散する拡散変調
    手段と、 前記受信装置から送信される第2の拡散符号を受信する
    受信手段と、 この受信手段により受信された第2の拡散符号と前記第
    1の拡散符号とを比較し、一致したときに前記拡散変調
    手段により拡散された拡散信号を無線により送信する送
    信手段とを具備し、(b)前記受信装置は、 前記第2の拡散符号を送信する送信手段と、 前記無線標識から送信された拡散信号を受信する受信手
    段と、 この受信手段により受信された拡散信号から所望の拡散
    信号のみを前記第2の拡散符号を用いて拡散復調する拡
    散復調手段と、 この拡散復調手段により拡散復調された信号を元の情報
    に復調する情報復調手段と、 この情報復調手段により復調された情報を表示または記
    憶する手段とを具備することを特徴とする無線標識シス
    テム。
  3. 【請求項3】 情報を複数のグループに分類し、各グル
    ープごとに固有の拡散符号を割り当てることを特徴とす
    る請求項1または2記載の無線標識システム。
  4. 【請求項4】 無線標識は、複数のグループに分類され
    た情報の中から、任意の異なるグループに属する情報を
    複数多重して送信し、 受信装置は、所望の情報の属するグループに割り当てら
    れた拡散符号を用いて情報を選択的に復調することを特
    徴とする請求項3記載の無線標識システム。
  5. 【請求項5】 同一グループに属する情報を同一の拡散
    符号を用いて拡散変調を行う複数の無線標識は、それぞ
    れの送信信号が相互に干渉を与えないように、距離ある
    いは時間的に分離されていることを特徴とする請求項3
    または4記載の無線標識システム。
  6. 【請求項6】 異なるグループに属する情報であって
    も、それぞれの無線標識からの送信信号が相互に干渉を
    与えないように、距離的あるいは時間的に分離されてい
    れば、異なるグループに同一の拡散符号を割り当てるこ
    とを特徴とする請求項3または4記載の無線標識システ
    ム。
  7. 【請求項7】 情報は、外部情報源から通信装置を介し
    て無線標識に送信され、記憶手段に記憶されることを特
    徴とする請求項1乃至6記載の無線標識システム。
JP7052615A 1995-03-13 1995-03-13 無線標識システム Withdrawn JPH08248111A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016174875A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 国立大学法人九州工業大学 生体信号センサ

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